- 4
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/14(日) 23:51:28.62 ID:xsjM66iE0
- ミ,,゚Д゚彡「はい!というわけで!
いきなりですみませんがががが
先日お受けした神具表テンプレのコーナー!」
(*゚∀゚)「わー」
ミ,,゚Д゚彡「まず、現在確認されている神具は」
破壊の剣(災いの杖 レーヴァテイン):('A`) ドクオ
聖徳の剣 アスカロン:(’e’) セントジョーンズ
太陽の剣 ガラティン:( ^ω^) 内藤ホライゾン
破砕の槌 ミョツルニル: ( ゚∀゚) ジョルジュ
求血の剣 ダインスレイフ: ( ・∀・) モララー
唸響く槍 グーングニル:( ФωФ) ロマネスク
月鏡の剣 アロンダイト: ξ゚听)ξ ツン
破滅の剣 ??????: 不明
黄金の剣 エクスカリバー: 剣、管理者共に消滅
戦呪の剣 ダインスレフ: 神破により消滅
神破の木 ミストルティン:求血により消滅
- 6
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/14(日) 23:55:07.93 ID:xsjM66iE0
ミ,,゚Д゚彡「と、こんな感じですね」
(*゚∀゚)「うん」
(* ー )「ハァハァ……いっぱいある…」
(,;゚Д゚)「おい、しぃ、帰って来い」
ミ,,゚Д゚彡「テンプレってこんなでいいのかなぁ…
一応詳細みたいなのも書いたけど、そっちはいいか」
ミ*゚∀゚彡「モッタイナイー」
- 7
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/14(日) 23:56:31.80 ID:xsjM66iE0
ミ,*´Д`彡「ああ、フーかわいいよフー」
ミ*゚∀゚彡「♪」
(*゚ー゚)「微笑ましいわねぇ」
(,,゚Д゚)「あー…ただ、なんか」
ミ,*゚Д゚彡「それでそれで! フーちゃんは男の子?それとも幼女?
幼女ならたまらんハァハァ」
(,,゚Д゚)「キャラ変わってんぞ」
ミ,;゚Д゚彡「はっ…! 俺は何を!?」
(*゚ー゚)「…フサ君って、やっぱりロリコンだったんだ…」
ミ,;゚Д゚彡「ちがっ…て、え? ちょ、やっぱり!?」
(*゚∀゚)「…わ、私は…」
ミ,;゚Д゚彡「?」
(*゚∀゚)「…小さいよ?」
ミli゚Д゚彡「うああああああああああ!!!」 ミ*゚∀゚彡「カイシ!」
- 8
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/14(日) 23:57:10.49 ID:xsjM66iE0
【 第22会 「訪れた限界」 】
ノノ* - )「…ぺ…に…さす…?」
(゚、゚ 川「……」
寒気が走るような砕ける音と。
気味の悪い水音。
赤く染まる伸ばした手は、弱々しく空を泳ぐばかり。
「ぁ…ぅ……ぅぅ…」
喉からは呻く音、そして空気が漏れ出すような甲高い音が響く
それでも、助けを求めるように、必死で手を伸ばし続ける
けれど届かない、身体を抉った剣が両者の間に壁となっているから。
- 9
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/14(日) 23:58:02.67 ID:xsjM66iE0
「…や……ぁ……」
直視できない、酷く歪んだ表情。
悲しむようで、悔やむようで、すがるような、そんな声を最後に。
少女から、ごぽ、と奇妙な音が響き
口元を鮮血に染めながら、手は突き出したまま、ゆっくりと身体が傾いていく
恐らく、少女は最後の最後まで、自分に何が起きたのか理解できない
あくまでも彼女へ触れようと、伸ばし続けた腕がそれを証明していた
そして、少女はペニサスに前のめりに倒れこむ
あともう少しで触れられるのに、手が届かないままに落ちていく
そんな状況で、既に意識の無い少女の足が
一歩だけ、進めたのは
緊張し、硬直から解き放たれた反動か、それとも何らかの奇跡だったのか
- 10
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 00:00:07.50 ID:LAjeHWsj0
それは分からない
だがそれでも、触れたのだ。
(゚、゚ 川「……」
けれど…彼女は当然のように受け止める事はしない
幼く、軽い体が自分に衝突して、自分を赤く染めながら
ずるずる崩れるように落ちていく、ただそれだけ。
何の興味関心は無いのだろう、現に…
(;´・ω・)「あ…」
彼女は首だけ回してこちらを見ると、体を向け
足元に伏せる体を石ころのように蹴り、そのまま歩を進めた。
- 11
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 00:01:14.71 ID:LAjeHWsj0
僕は動けない
動けない僕へ
すぐ目の前で立ち止まった彼女は、両手で剣を握り直し
前方に構えるとゆっくりと剣先を持ち上げていく。
色々な事が頭を過ぎった。
これまでの事、この先の事、皆の事、自分の事、彼女の事。
分かっては居るけど分かりたくない思考は、停止させようと脳裏に白い煙を作るが
それでも回転を止めない思考がすぐにクリアにしていく
それを嫌がる暇も無く、現状の整理が頭の中で片付いていく。
頭の中の『どうして?』という疑問符が消えていく。
死ぬ、このままじゃ殺される
逃げなくては
逃げる?
逃げられない
どうする、どうする、どうすれば
- 13
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 00:03:16.31 ID:LAjeHWsj0
(;´・ω・)「っっ!!」
気付き、全力で横に転がり飛ぶ。
そうこう考えている間に、彼女は振り上げた剣を打ち下ろしていた
どうにか寸での所で回避すると、僕が居た場所に火花が散り、甲高い金属音が鳴り。
同時に、ガシャッと背後でも音が鳴る。
(;´・ω・`)「…」
それは、剣だった。
彼女から貰った、願いが込められた剣。
苦しいとき、不安な時は、これを見て思い出して欲しいと、そう言ってくれた
けど、思い出すべき彼女は今、僕を殺そうとしている。
ならば、何を想えばいいのだろう
喉の奥が締め付けられ、目が熱く、泣きそうになった。
いっそ、自分もこのまま殺されてしまった方が楽なんじゃないだろうか
- 14
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 00:05:21.55 ID:LAjeHWsj0
(゚、゚ 川「――!」
(;´・ω・)「うっ!!」
そんな考えも浮かぶが、目の前にある恐怖にかられ
がむしゃらに逃げ続ける。
(;・∀・)
その奥では剣を杖代わりに、ふらついた様子で、それでも笑顔で眺める男の姿。
大きな祭壇の飾られた一室。
居るのは僕一人。
ここへは、破滅の剣の回収と、巫女の二人を迎えに来た所で起きた。
他の皆は既に神殿の外へと避難している。
つまり、誰一人としてこの状況を知る者は居ない。
全て仕組まれていたんだと気付いた。
そこで、恐怖とはまた別の不安が生まれた
助けは来ない、僕は殺され、終わる。
そうしたら…どうなるだろう…。
最悪の状況は、すぐに浮かんだ。
- 15
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 00:06:59.18 ID:LAjeHWsj0
(;`・ω・)「…っっ!!」
剣を引き抜いた。
何とかなるとは思えない、だけどこのまま死ぬ訳にはいかない
せめて誰かに伝えなければ、この状況を教えなければ、みんな死ぬ。
(;`・ω・)(逃げるんだ…逃げなきゃ…)
(;・∀・)「おー…いいね、やる気満々だね」
(゚、゚ 川「…」
男はこれから何か始まるのだと喜んでいる
ちょっとした見世物か何か、くらいにしか考えていないのだろう。
当然だ、彼女の剣は…自分が一番よく知っている
勝てる訳がない、現に…。
(;`・ω・)「く…うぁ!!」
(゚、゚ 川「………」
受け止めようと、必死で突き出した剣は容易く弾かれ、床を転がった。
続けてくる斬撃を転がりながら避け、再び剣を握る。
- 16
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 00:08:23.37 ID:LAjeHWsj0
(;`・ω・)(くそ…くそっ……!!)
そうして距離を開けつつ、剣を構えた
彼女は相変わらず無表情で、一歩一歩距離を詰めてくる。
合わせて後退しつつ、視線を移した
入り口は一つ、だがそこはとうに鍵をかけられ、閉ざされている
(;・∀・)「あははっ、がんばれがんばれ」
それに、何より、扉の前には奴が居た。
逃げ場が無い。
だが奴は満身創痍、立っているだけでやっとに見える
一か八か、一気に駆けて斬り伏せる事はできないだろうか?
無理だろう、ああしているのはきっと、余裕の表れだ
どうせ僕は死ぬから、強がる必要が無いからああしているのだろう
- 18
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 00:10:27.33 ID:LAjeHWsj0
(゚、゚ 川「…」
(li´・ω・)「ぐ、ううっ!!」
浅く、腕を斬られた
強烈な熱と、痛みが走る。
足元に転がっていたものを咄嗟に拾い、投げつけた
彼女は意外な事に、それには反応を示し、飛んでくる木片を手で受けた
その隙をついて更に後退、距離を取る。
それに例え奴をどうにかしても、鍵を開けて扉を開けてる間に、彼女に殺される。
絶体絶命、なんて言葉がある。
自分の今がそれだと、認めるしかない状況。
ならばたった一つの可能性に賭けるしかない
どうにか彼女を振り切り、扉の前の男を避わし、外へ出る
他にどうしようもない方法、間違いなく自分が死ぬであろう確信がある。
- 19
名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/15(月)
00:12:31.64 ID:LAjeHWsj0
(;`・ω・)「くっ…」
何度も剣を弾かれ、手は痺れてほとんど感覚が無い
ずっと動き続けて、緊張も重なり息が苦しい
既に傷つき、ボロボロの身体は痛みを訴え続ける
これ以上はもう持たない。
(;` ω )「……」
行くんだ、行け
行くしかない
怖くて、辛くて、今すぐ泣き叫んでしまいたい気持ちを抑え、タイミングを見計らい…。
(;・∀・)「んー?」
(;`・ω・)「うあああああああああああああああああああああああ!!!!」
一気に、扉の前、男に向けて駆け出した。
- 20
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 00:14:04.26 ID:LAjeHWsj0
( ・∀・)「まあ、それしか無いよねー」
奴は、それを見るなり姿勢を直し、黒い剣を構え直した。
ああ……やっぱり、そうなんだ
そして悟った。
ここまでか、と
これも罠…いや、単に唯一の逃げ道がこれで
奴はそれを待っていた、それだけの事。
- 21
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 00:15:57.00 ID:LAjeHWsj0
悔しかった、ここまで苦しんで耐えたのに
望み一つ無く僕は死ぬ
走りながら、気付けば目から熱い何かが流れていく。
僕は泣きながら、堪えきれない悔いを叫びながら、奴へと駆け。
男は笑いながら、本当に惜しみない言葉を送り、迎える姿勢を取る。
(♯`;ω;)「くそ…くそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
( ・∀・)「ははっ、お疲れ様ー」
そこへ響いた、激しく扉を叩く、ノックの音。
異変は、そこで起きた。
- 22
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 00:19:29.04 ID:LAjeHWsj0
…………。
( `ω´)「見えた!!」
ツンと共に、大急ぎで中央を目指したが
走る速さの違いから、気付けば僕は一人先行していて
ツンはその後ろから僕を追いかける形になったいた。
(;--ω)(遅かったか……)
その場に到着して見れば、神殿の辺りに配置されていた兵達は全て地に伏せ
駆け寄ってみるも、既に息がある者は居なかった。
(li ω )「そ、そんな……」
そんな様を見せられながらも、既に想いは倒れる彼等から離れ
ここに居る筈の仲間へと向けられた。
中はどうなっているんだ?
みんな無事なのか?
- 24
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 00:22:19.35 ID:LAjeHWsj0
いや、むしろどうやって無事で居ろと言うのだろう
残った皆じゃ、抵抗する暇もなく殺されてもおかしくない
もしかしたらもう……。
ざわざわと不安が募り、心に重くのしかかる。
ξ゚听)ξ「………何をしている、行くぞ」
遅れて到着したツンは、しゃがみ込む僕を見るなり言った。
そうだ……嘆いてる場合じゃない、まだそうだと決まった訳じゃないんだ。
胸に溜まったもやもやを吐き出すべく、その場で大きく深呼吸して
しっかりと立ち上がると振り返り、声には出さず、頷き返した。
ξ゚听)ξ「奴は破滅か、日陽の巫女が居る場所に向かった筈だ、場所は!」
(;^ω^)「こっちだお!」
内部へと駆け込み、僕が先行しつつ走り抜けた。
- 25
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 00:24:19.12 ID:LAjeHWsj0
異様に静かな空間に二人分の足音が響き
荘厳だった場所はいまや不気味さに満ちている。
ξ゚听)ξ「…ずいぶんと静かだな」
(li ω )「…」
それが余計に不安を煽り、気だけが焦っていく
一歩踏み出すのが恐ろしくて、時間が嫌に短く、目指す場所が遠く感じる。
そうして、薄暗い通路を進んでいくと。
「ああああああああああああああああああああああああああああ」
奥から何か、絶叫の様な音が反響した。
(;゚ω゚)「!!!!」
心臓が跳ね上がり、そのまま何処までも落ちていくような
そんな寒気を感じた。
- 27
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 00:27:33.88 ID:LAjeHWsj0
ξ゚听)ξ「この先か…」
(li`ω´)「!!」
堪らず叫びそうになる思いを必死で抑えこみ
更に加速しようと懸命に足を突き出す。
(そうだ内藤、一つ言っておく)
そして、脳裏には僕の焦る思考とは正反対の、至って平静な声が響いた。
(;`ω´)「なんだ!!」
ξ゚听)ξ「ん…?」
( --ω)(…落ち着け、急ぐのはいいが、焦った所でどうにもならん)
(;`ω´)「…っっ!」
( --ω)(いいか、これからの為にもよく覚えておけ
太陽の光が届かないこの場所じゃ、強化の力は完全には発揮できないぞ)
(;`ω´)(…は!?)
- 32
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 00:31:42.68 ID:LAjeHWsj0
( --ω)(この剣はな、言ってしまえば太陽の光を吸収し、それをお前の力に変換しているんだ
だからそれが届かない場所では元になるエネルギーが不足する)
(;^ω^)(つ、つまり?)
( ^^ω)(今のお前は弱いから気をつけろ、って話だ)
(;^ω^)(んなっ、今更言うなお!!)
ξ゚听)ξ「どうした、太陽」
(;^ω^)「な、なんでもないですお!」
ふいに声をかけられ、ぎくりとした。
そうだ、確かに考えてみれば、先程まで全力で走ればすぐさま振り切っていたツンが
ずっとすぐ後ろをついてきている、これはそういう事なのだろう。
もしも今、ツンが僕を襲ったら、そう思うと今更ながら背筋が凍る。
- 35
名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/15(月)
00:36:48.32 ID:LAjeHWsj0
( `ω´)(でもそんなの関係ねえ、お!)
そうだ、そんな事は言っていられない。
「―――――――――――!!!」
更に声が聞こえてきた。
それがどこか、聞き覚えのある声であった事を必死で否定し
歯を食いしばり、必死で走り続けると…。
前方に、大きな扉が見えた。
(li`ω´)「あ、あそこだお!!」
ξ゚听)ξ「よし、どいていろ!」
(;^ω^)「な、何する気だお!?」
ξ゚ー゚)ξ「ふん、入る際にはノックするのが礼儀だろう!」
- 38
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 00:38:29.11 ID:LAjeHWsj0
ツンは、そう言うと走りながら、剣を腰元から引き抜き
煌く刀身を横に向け、大きく構えた。
ξ゚听)ξ「無幻――」
(;゚ω゚)「ぎょっ」
次いで浮かび上がった大量の刃
引鉄を引くように、腕を後方を向け。
ξ゚听)ξ「――空破斬!!」
握られた剣が、前方の空を斬り。
次々に生み出され、発射され。
それは、まるで空を泳ぐ魚群の如く
激しい連音を立て、前方の扉へと降り注ぐ。
飛来し、突き立ち、弾け、消滅する
その繰り返しが数秒間に渡り続いた。
- 50
名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/15(月)
00:44:58.56 ID:LAjeHWsj0
- >>45 訂正
そして残ったのは、穴だらけで、ズタボロになった扉の無惨な姿。
( ^^ω)(続くぞ!!)
(;^ω^)「…お? おお!」
走る過程に正面から感じていた、向かい風
それが今、静止した。
( ω )「エアロバリア、セット…」
イメージは回転、剣を中心に渦巻く竜巻
それに応えるように、高音を吹き鳴らす風が腕を巻き、剣に絡んでいく
(♯^ω^ω)「『ぶち破れ!!』」
もう、すぐ先にある扉へ向け。
(♯`ω´)「マグナムトルネェーーーーードッ!!」
横に向け、放たれた渦巻く烈風が暴れ狂い
前方にある物をまとめて飲み込み、扉をバラバラに分解させながら吹き飛ばした。
- 52
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 00:45:43.28 ID:LAjeHWsj0
(;^ω^)「!!」
そして、開いた扉のその先には。
(´;ω;`)「………え?」
ショボが一人、呆然とこちらを眺めていた。
(;^ω^)「ショボ!! 無事かお!?」
(´;ω;`)「あ、あ…ブーン……?」
そのまま走り抜け、ショボの元まで駆け寄った。
見ればどこも傷だらけで、ぼろぼろと涙を流している。
(;^ω^)「…いったいどうしt、お?」
ξ゚听)ξ「…む?」
- 56
名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/15(月)
00:48:57.37 ID:LAjeHWsj0
- >>54…訂正
と、そこへ近づく姿があった
ペニサスさんだ
あの人も無事だったんだと安心しかけてた所で
(゚、゚ 川「…」
(;`´ω)(お、おい! 何やってんだ!!)
(li゚ω゚)「危なっ!!」
(´;ω;)「っ!?」
彼女は事もなさげに手にした剣を掲げた
僕は咄嗟にショボを横に突き飛ばし
大きく前に出ると、落とされた剣を受け止めた。
(;^ω^)「な、なんで!
どうなってるんだお!?」
(;`ω´ω)「『ペニサス! おい何してる!!』」
(゚、゚ 川「…」
呼びかけては見たものの、ペニサスさんは何の反応も示さない
それなかりか、更に追撃の構えを取った。
- 58
名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/15(月)
00:49:34.18 ID:LAjeHWsj0
(゚、゚ 川「…!」
(;`´ω)(なんだ…正気じゃない…?)
( `ω´)「ど、どうなってるんだお!?」
なんだか分からないが、とにかく迎撃の構えを取るが
ペニサスは僕の事は見向きもせず、横へと視線を移した。
(;゚ω゚)「ショボ!!逃げろ!!」
追撃は横、僕に突き飛ばされ、倒れこんだショボへと向けられた
すぐさま割り込み、受け止めると、今度はそのままニ撃、三撃と続いていく。
ξ;゚听)ξ「…これは?」
「あららー、誰かと思えば…これは意外な人が居るね」
と、そんな様子を遠巻きに眺めるツンへと声をかける者が居た。
ξ;゚听)ξ「…!」
( ・∀・)「どうしてここに居るのかなー、それも…太陽君と一緒になんて」
- 60
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 00:50:23.05 ID:LAjeHWsj0
ξ゚听)ξ「…貴様こそ、どういうつもりだ」
( ・∀・)「何がかなー」
ξ♯゚听)ξ「ふざけるな!! あのペニサスの様子はなんだ!
それも……何故、奴が破滅を握っている!!」
( ・∀・)「ああ、ペニサスさんは、僕等の仲間になってくれるっていうからー」
ξ♯゚听)ξ「な…っ」
( ・∀・)「敵の大将が裏切る……どっかのお話でもあったよね、なんだっけ、ベータ?
……まあ、それはともかく効果的だよー、君等の勝利もめのまえだね」
ξ゚听)ξ「貴様、答えろ…いったい何を企んでいる」
( ・∀・)「何も?」
ξ♯゚听)ξ「答えろと言った、でなければ斬る」
ツンは剣を浅く、横に構えた。
だが、そんな様に怯む事無く、モララーは言う。
- 65
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 00:52:38.15 ID:LAjeHWsj0
( ・∀・)「あれれ、いいのかなそんな事して…折角与えられた最後のチャンスを捨てるの?」
ξ;゚听)ξ「…っ!」
その言葉に、発していた殺気が止まり
構えた剣がゆっくりと下げられていく。
( ・∀・)「あはは、そうそう、今回の事がうまく行かなかったら…
今度こそルファウスは同盟を切り、君等の国に攻め込んじゃうんだからねー」
ξ♯゚听)ξ「ぐっ……!!!」
( ・∀・)「そんな目で見ないでよ…ああ、じゃあそうだ、一つだけ教えてあげる」
ξ♯゚听)ξ「…」
( ・∀・)「ペニサスさんは今、とびっきりの呪いによって生き、動いている
そんな彼女があの剣の管理者となったら……どうなるかな?」
ξ;゚听)ξ「なっ!?」
ツンは体ごと向きを変え、聞こえてくる剣戟の音のする方を見た
そこでは、しゃがみこんだ少年を庇いつつ、迫り来る剣を必死で受け続ける姿があった。
- 68
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 00:57:01.95 ID:LAjeHWsj0
ξ;゚听)ξ「……貴様、まさか…」
( ・∀・)「そういうことー、あははははっ、いいと思わないこれ?」
ξ; )ξ「……下種め」
( ・∀・)「…んー?」
……。
(;`ω´)「じ、じゃあ! ペニサスさんは操られて!?」
(;´・ω・)「う、うん…」
(゚、゚ 川「…」
上下の連撃、横薙ぎ、突き、徐々に彼女の速度が上がっていく
まるで少しずつ、身体が慣れていくように。
- 70
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 00:58:57.70 ID:LAjeHWsj0
対して。
(;`ω´)「くぅっっ…!!」
(li`ω´)(瀬川…! なんか…なんか変だ)
(;`´ω)(どうした)
(li`ω´)(体が…体が重い、ち、力がはいらな…)
彼女が繰り出す一撃を受ける度に、体の芯に冷たい物が走る
そしてその度、まるで吸われる様に力が抜けていく。
(;`´ω)(これは…)
(li`ω´)「はあ、はあ、は――――っ」
ξ;゚听)ξ「太陽!! よせ、戦うな!!
あの剣を正面から受けるな!」
そこへ、ツンが割り込むように叫んだ。
(li`ω´)「そ、そんなこと……いわれて、も!」
- 72
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 01:00:09.96 ID:LAjeHWsj0
そりゃ戦いたくなんか無い、でも受けなきゃ殺される
必死で力を込め、振られた剣に合わせて打ち弾くが
ますます腕に力が入らなくなっていく。
(゚、゚ 川「 ハ、ア!! 」
ここに来て、初めて聞いた声と、上から、円を描く一撃。
受けたと同時にそれは起きた。
(li ω )「う…ぁ!?」
視界が反転、地面がぐるりと向きを変えていくような
眩暈にも似た錯覚、それが命取りだった。
全身の力が抜けた所へ、一気に押し込まれる
それをどうにか堪え、下へ受け流すも。
(li゚ω゚)「…っっ!!」
返す刃、真下から斬り上げる剣に、僕は思い切り反応が遅れた
- 73
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 01:03:01.17 ID:LAjeHWsj0
(゚、゚ 川「 アアアア!!! 」
そして叫ぶような声と共に迫る剣戟。
まずい、受けきれない。
そんな確信、それを…連続したいくつもの金属音が防いだ。
(li゚ω゚)「……え?」
ξ゚听)ξ「呆けるな、退け!!」
(li`ω´)「くっ…!」
見れば、散々僕を苦しめた、浮かび上がる複数の刃が受け止めていた。
いや、それどころか…浮かぶ刃がそのまま彼女へと降りかかり
完全に動きを封じている。
(li^ω^)「これは…ツン?」
( ・∀・)「…なーにしてんのかな…きみ自分の立場分かってる?
あれは太陽の剣を持つ管理者で、君の敵だよ?」
ξ )ξ「…黙れ」
- 74
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 01:04:55.53 ID:LAjeHWsj0
ξ )ξ「今回の事は…もう成功したのだろう…
ならば私の行動を、貴様に制限される筋合いは無い…」
ξ゚听)ξ「違うか」
低く、一言だけ呟き
剣を真っ直ぐに突き出し、モララーへと向けた。
( ・∀・)「…言うね」
ξ゚听)ξ「…太陽、そこで倒れているのを連れて行け」
(li^ω^)「え…?」
未だ降り注ぐ剣を受けるペニサスをちらりと見ると
もう一度、眼前に立つモララーを見据えて、ツンが言った。
ξ゚听)ξ「…勘違いするな、今は見逃してやると言っているだけだ、いずれ決着はつける
だが今、私はこいつに用がある…貴様の相手まではしていられん」
- 75
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 01:06:09.79 ID:LAjeHWsj0
( ・∀・)「……」
(li^ω^)「で、でも…」
ξ )ξ「…これ以上語り合うつもりは無い、即刻消えなければ……殺す」
(li ω )「…!!」
( ・∀・)「そうー、へえー、逃がしちゃうんだー…それで?
何がしたいの?」
ξ゚ー゚)ξ「貴様のその疑惑に満ちた仮面の裏……やはり興味があってな」
( ・∀・)「…はは、あははははは!!
それ本気ー!?」
ξ゚听)ξ「確かめてみるか」
( ・∀・)「そうだねー…」
既に僕等からは視線を外し、二人は一触即発の雰囲気に突入している
この隙に逃げる?
いや、確かにそれが最善かもしれない…けど、そしたらツンはどうなる…?
どう見ても穏便に事が進むような状況じゃない、このままじゃ…
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名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 01:08:08.01 ID:LAjeHWsj0
(;`´ω)(内藤、奴の言うとおりにしろ…ここはもう…駄目だ)
(li ω )(でも…そんな事したら…ツンが)
(;`´ω)(アホゥ! 奴は敵だぞ!?)
(li゚ω゚)(でもさっき僕を助けてくれたんだぞ!?
こんな状況で放って置けるか!!)
(;`´ω)(状況を見ろ!!
ただでさえお前は弱体化してるんだ!
邪魔にしかならん!!)
(♯゚ω゚)「そんな事は無い!!僕はまだやれる!!」
僕は気付けば熱くなりきっていて、思わず怒声をそのまま口にした
その時。
(li゚ω゚ω)「『!!』」
刃が、頬を掠めた。
(li^ω^)(…い、今のは?)
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名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 01:09:08.80 ID:LAjeHWsj0
すぐにそれが何であるかを悟り
見れば、ツンは背中を向けたまま、剣で何かを示した。
(゚、゚ 川「…」
そこには、刃の雨をやり過ごし、静かにこちらを見つめる姿があった。
(; ω )「く…」
( --ω)(……分かるか、これが…お前の、人の限界だ)
(li ω )「…っ!!」
(li´・ω・)「……」
(li ω )(でも…でも……っ
約束したのに、渋澤さん達と…あんなにも、僕を認めてくれた人達と
自分の理想を最後まで貫くって。
なのに……なのに、いきなりこれか、どうにもならないっていうのか?
- 79
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 01:11:06.66 ID:LAjeHWsj0
折れて、曲げて、合わせて、見ないふりをして
そうやって生きていくしかできないのか?
僕にはやっぱり何も出来ないのか?
これが…限界?
そんなの嫌だ、だって僕は…
( --ω)(いいのか?)
(li ω )「…?」
( --ω)(お前の後ろに居る…友達を死なせても…)
(li゚ω゚)「!!!」
(li´・ω・)「…?」
(♯ ω )「くっ…〜〜〜〜っっ!!!」
(li´・ω・)「…ぁ」
ショボが何か呟き、ちらりと横を向けば…
ペニサスさんが至って普通に歩いてくるのが見えた。
- 81
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 01:13:39.17 ID:LAjeHWsj0
(li ω )「……ショボ、逃げよう…立てるか?」
(li´・ω・)「う、うん……って、え? 君…」
(; ω )「行くぞ!」
そのまま二人、一気に入り口を駆け抜けた
後方からはペニサスが追いかけてくる
(;´・ω・)「…このままじゃ…」
(♯ ω )「…エアロチャージ!!」
(;´・ω・)「う、わわ!!」
通路の先まで、一直線に流れる風の通り道。
追い風に煽られ、一気に走る速度が上がる、一歩の距離が変わり、飛ぶように駆けた。
(; ω )「他のみんなは!?」
(;´・ω・)「分からない…けど、外に出た筈だよ」
(; ω )「…っ…バラバラか」
- 83
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 01:15:46.17 ID:LAjeHWsj0
(;´・ω・)「あ、でも…もしかしたら、陸船の所まで戻ってるのかも!」
(;`ω´)「じゃあ、そこ目指す!!」
ランシップが止めてあるのは、町外れにある停船所だ
もしかしたら、もう避難の準備で向かっているかもしれない
そう思い、神殿の外まで出ると…
兵「おお、出てきたぞ!?」
兵「おい止まれー!!」
そこには、兵の人達が集まっていた
それも、何故か僕等に停止を促している。
(li ω )「ごめんなさい! 止まれないんだ!!」
- 84
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 01:17:17.62 ID:LAjeHWsj0
だが、いつ背後から追ってくるか分からない
僕等はそのまま群集を通り抜け
通り抜け様に、皆にも逃げたほうがいいと、そう言おうとして。
兵「待てよ!!湖鏡の人間はどうした!!」
それで、どういう事か分かった
要するに…僕がツンと居る所を見られたんだ
(;`ω´)「そ、それは…!」
この時、僕はすぐに弁解するべきだったのかもしれない
いや……した所で、無駄だったのかな…
それは分からないけど…ただ焦っていた僕は。
- 85
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 01:19:27.25 ID:LAjeHWsj0
(;`ω´)「あ、後で話すから!!
だからそれより今は皆ここから」
そう言って、ただ逃げる事しか考えていなくて。
(゚、゚ 川「 ミナ! キケ!!! 」
(li゚ω゚)「あっ…」
兵「ん…大将…?」
兵「なんだ…血まみれだぞ?」
いつの間にか、神殿の前に立つ彼女を前に、兵達は少し動揺している
そんな彼等へと…ペニサスは、はっきりと、声高々に叫んだ。
(゚、゚ 川「 ワレ等ガ、ニチ陽ノ巫女ガ殺サレタ!!
」
瞬間、静寂。
- 87
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 01:20:53.67 ID:LAjeHWsj0
(゚、゚ 川「 デンオウノ使者ノウラギリダ!! 全員ミツケダシ! コロセ!!!!! 」
少しの間が、あったと思う…そして、視線が全て、僕等へ向けられた
何か言うべきか、何を言うべきか、口はただ開閉を繰り返す事しかできなくて
(li゚ω゚)「…っ!!」
けどペニサスが、僕等へ向けてもう一度駆けたのを見て
僕等はほとんど反射的にその場を逃げ出してしまった。
ざわめきが、怒号に変わったのは、そのすぐ後だった…。
………。
- 89
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 01:24:33.31 ID:LAjeHWsj0
兵「居たか!」
兵「いや…こっちでも見ていない」
兵「まさかもう国外へ出たんじゃ?」
兵「いや…まだ停船所に連中のランシップがある、まだ何処かに隠れてるんだ」
兵「くそっ…あいつらぁ!! 最初から湖鏡と繋がってやがったのか!?」
兵「表顔はいい子ぶって…裏じゃ俺等をほくそえんでたってか…」
兵「許せねぇ…ぜってぇ見つけ出すぞ!!」
「「おお!!!!!!!!」」
一旦集まった兵達が再び散らばり
しばらくすると、家々の隙間にある物の影
ゴミやら木材やらが溜まった場所から、顔を出し、周囲を伺う。
(li ω )「…い、行ったみたいだお」
(li´・ω・)「…」
- 92
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 01:27:00.73 ID:LAjeHWsj0
(li´ω`)「どうして…誰も僕等を信じてくれないんだお…」
(´・ω・`)「……」
逃げ続ける中で、何度か対面し、説得を試みるも
その誰もが聞く耳持たず、完全に僕等の犯行だと思われていて
…理由を、何があったかを詳しく話すとか、そういう雰囲気でさえ無い
確かにそう長い期間ではなかった、けど…認めてくれたんだと思っていたのに…
信じられていたからこその反動と言うには、それはあまりに辛すぎた。
(li´ω`)「…ショボ?」
(´・ω・`)「…」
そして、ショボもずっとこの調子だ
何を話しかけても反応が無い…
(li´ω`)「どうしたらいいんだお…」
もう、はやく何処かへ逃げてしまいたい。
- 94
名前: ◆6Ugj38o7Xg
:2007/10/15(月) 01:31:43.55 ID:LAjeHWsj0
けれど、何処へ行けば良いのかもわからず
気持ちだけが堕ちていく、逃げて、逃げて…そして…僕は、どうなるんだろう
さっきの兵の人達の話から、どうやら他の皆も今の所無事なようだけど
それも、いつまで持つかわからない。
そうして、途方に暮れる僕へ…
「みーっけた…」
(;゚ω゚)「!?」
後ろから声がして、驚きのあまり体が反射的に振り向いた
…その先には。
(; ω )「…ぁ…」
<_プー゚)フ「よぉ、中々うまいじゃん、かくれんぼ」
_、_
( ,_ノ` )「…」
- 100 名前:
◆6Ugj38o7Xg :2007/10/15(月)
01:47:42.86 ID:LAjeHWsj0
<_プд゚)フ「たく…やれやれだよ…」
_、_
( ,_ノ` )「無駄口叩くな、とっとと連れてくぞ」
もう、よく見知った二人が…先を塞ぐ様に立っていた
それも、手には鈍く、銀色に輝く真剣が握られている
見た瞬間、泣きそうになった
この人達も…僕を、殺すつもりなのか
信じたくなくて、けど、平然と近づく姿があまりに怖くて
逃げようという気力さえ、既に無くしてしまった
何もかも…もう、どうでもいいと、そう思って、崩れ落ちそうになる僕を…
_、_
( ,_ノ` )「アホゥ!寝るな!!」
(;゚ω゚)「あだぁ!?」
あたま殴られた…痛い
(li ω )「???」
ていうか、あれ?
<_プー゚)フ「ほれ、早くしろ!見つかっちまう」
- 104 名前:
◆6Ugj38o7Xg :2007/10/15(月)
01:49:06.78 ID:LAjeHWsj0
(;^ω^)「え?え?」
<_プД゚)フ「うああああ、本当に寝惚けてんのか!?」
困惑する僕を他所に、二人は何でもない、本当に今まで通り
僕が知る、二人のままで…
(;^ω^)「え…?」
<_プー゚)フ「え?じゃねえ、逃げるんだよ!」
_、_
( ,_ノ` )「他の連中は既に集めてある、後はてめぇと、そこの二人だけだ…」
( ^ω^)「じ、じゃあ…」
_、_
( ,_ノ` )「…行くぞ」
二人とも、まるで安心しろ、とでも言うように笑ってくれた
僕はもう…堪えきれず、涙が溢れた。
風が吹く
追い風が、僕の心に吹き始めていた。
- 106 名前:
◆6Ugj38o7Xg :2007/10/15(月)
01:50:38.42 ID:LAjeHWsj0
【次回予告】ヘンシン!マジカルサクヤー!
- 108 名前:
◆6Ugj38o7Xg :2007/10/15(月)
01:52:38.39 ID:LAjeHWsj0
ミ,,゚Д゚彡「……書き溜め切れたのと、寝落ちはどっちが酷いのだろう」
ミ,;゚Д゚彡「…ごめんなさいでした」
ミ,,゚Д゚彡「ゲストさんお願いします」
>>109
- 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/15(月) 01:52:55.34 ID:G6v0zHMv0
- ξ゚听)ξ
- 113 名前:
◆6Ugj38o7Xg :2007/10/15(月)
02:04:39.15 ID:LAjeHWsj0
- ミ,,゚Д゚彡『さて! 次回のお話は!?』
ξ゚听)ξ『…叫ぶな、五月蝿い』
ミ,;゚Д゚彡『ひっ…』
<_プー゚)フ「諜報部は伊達じゃない、なめてもらっちゃ困る…ってね」
ミ,;゚Д゚彡『す、すみませんでした…』
ξ゚听)ξ『ふん、それより予告だろう…早くしたらどうだ?』
ミ,;゚Д゚彡『はい、ご主人様!!
どうにか日陽を抜けたブーン達だったが…?』
( ^ω^)「…なら僕は、越えてやる」
ミ,,゚Д゚彡『さらなる困難は続いていく!』
ξ゚听)ξ『そういえば…奴がした約束とやらは何だ?』
ミ,*゚Д゚彡『はいっ、それも次回で!』
ミ,,゚Д゚彡『って事で、次回!! 異世界でもう一度 第23会 「限界の先へ」 』
ξ*゚听)ξ『よ、読んでくれなきゃ…泣いちゃう、ぞ?』
ミli゚Д゚彡「――――――!!!!!!
つづく、、、I」
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