- 2
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 21:54:13.80 ID:j7Z4H4WF0
ミ,,゚Д゚彡「ぶるぁあああああああああああああああ」
(,;゚Д゚)「うお!? な、なんだなんだ!?」
ミ,;゚Д゚彡「あわわわ、ナレーター若本だとおおおおお!?」
(,;゚Д゚)「…何の話だ」
ミ,,゚Д゚彡「ハヤテ」
(,,゚Д゚)「いいから始めろ馬鹿」
ミ,,゚Д゚彡「じゃああらすじからです」
- 3
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 21:54:38.46 ID:j7Z4H4WF0
ミ,,゚Д゚彡「ちっ…あらすじ、それは過去を振り返る行為」
川゚-゚)「あらすじ、それはかつてとこれからをつなげるこうい」
ミ,,゚Д゚彡「あーあーすばらしいー前回のあらすじー♪」
川゚-゚)「ゆめときーぼおーとあーすとーせいぎーをーたーたーえーるー」
ミ,,゚Д゚彡「日陽国を襲ったのは湖鏡の兵と二人の管理者」
川゚-゚)「おそいくるひげきをはらうため、たちあがるぶーん」
ミ,,゚Д゚彡「それは偶然か必然か…手にするは剣、覚醒するは脅威の二回行動」
川*゚-゚)「これでいどうごぶきもつかいほうだいだね」
ミ,,゚Д゚彡「これが勝利の鍵だああああああ!!!」
(,,゚Д゚)「…もう突っ込まねーぞ」
ミ,,;Д;彡「…」
川゚-゚)「?」
- 7
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 21:55:49.63 ID:j7Z4H4WF0
【 第12会 「戦う願いと守る誓い」 】
折れた刀身が地を転がった
男の目は驚愕に見開き、まるで呼吸する事さえ忘れたように固まっている
これは実際には一秒にも満たない時間
けど僕にはそれら全てがはっきりと認識できていた
( `ω´ω)「『寝てろ!!』」
振りぬいた手を返し、相手の懐に飛び込み
その勢いのまま柄を腹部に叩き込む、一人が微かに呻き声を上げ
すぐに視線を移し、地を蹴る、そこには金属片が散らばる中を立ちすくむ男
向けた柄を打ち上げ、男の顎がぐるんと跳ね上り回転
僅かな間を起き、微かに捻り出した様な声を上げながら男二人が順々に倒れ込んだ
( `ω´ω)「『オレの強さに、お前が泣いた!』」
- 9
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 21:56:34.76 ID:j7Z4H4WF0
倒れる二人を指指し、『僕』がそう言い放つ
同時に徐々に身体が重くなっていく
いや、重さを取り戻していく
先程まであった奇妙な感覚が薄れ、ようやく『僕』が戻ってくる
(;´ω`)「あ、え…今、僕は何を」
( ^^ω)(み な ぎ っ て き た!!)
(;´ω`)「え、えええ?」
(;´・ω・`)「ブーン…今のはいったい」
(;^ω^)「それがその、僕にもさっぱ」
(;^ω^ω)「『今ので驚いてもらっちゃ困るホマ』」
( ゚ω゚)「また!?」
(;´・ω・`)「えーと…どういう意味?」
(;^ω^)「いや今のは」
(;^ω^ω)「『精々テックセッターした段階ホマ、気力もまだ110程度
ここからがオレの本領、まあ大船に乗ったつもりでいるホマ!』」
(;´・ω・`)「よくわかんないけど、なんだか頼もしい事で…」
- 12
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 21:57:31.22 ID:j7Z4H4WF0
(;^ω^)「ちょ、ちょっと待つお! 違うんだお!
今のは僕じゃな」
(´・ω・`)「それで、ドクオ達は見つかった?」
( ^ω^ω)「『まだホマ、けど大丈夫、同じ太陽の下にある限り必ず見つけてみせる!』」
(´・ω・`)「ブーン…信じていいんだね?」
(;´ω`)「だから僕は」
( ^ω^ω)「『まがせろ!』」
(*´・ω・`)「ふふ、久しぶりに会ったと思えば随分頼もしくなったね
まるで別人の様だよ」
(;´ω`)(だから何でいつも僕の発言はスルーなんだお…)
( ^^ω)(来たぞ!)
(;´・ω・`)「誰か来るよ!」
(;´ω`)「お?」
それはいったいどこから湧いてきたのか
騒ぎを聞きつけた数人がぞろぞろとこちらへ向かってくるのが見える
- 14
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 21:58:44.65 ID:j7Z4H4WF0
( ^^ω)(行くぞ内藤ホライゾン!!)
( ゚ω゚)「!!」
瞬間、体に感じる違和感
( ゚ω゚)「あ…ぁ」
熱い、身体中が熱い、なんだこれは
(;´・ω・`)「 」
ショボの口がゆっくりと開かれ、僕の名を呼ぼうとしている
それが分かる
細く、ひたすら細く、感覚が研ぎ澄まされ
見据えた先には敵の姿
( ^^ω)(数は6…)
( `ω´)「おおおお!!」
僕は駆け出した
見える物全てはまるでコマ送りのように蠢き
刹那をも捉える認識力は世界をスローモーションに映しだす
そうして困惑の表情が並ぶ敵陣の中に切り込んでいく
- 16
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 21:59:33.51 ID:j7Z4H4WF0
誰よりも早い時の中
ただ立ちすくむ一人の構える剣に向けて一閃
金属音と共に回転しながら折れた刀身が空を舞う
軽く跳躍、腹部を真っ直ぐに僕の足が突き刺さった
(;`ω´ω)「『おま! 何を!?』」
着地と同時に地を蹴り体を後ろへ移動
先まで僕の居た場所を二つの剣影が走る
(;`ω´)「…っ」
後方の一人が足を踏み出した
振り向きざまに剣を振る
打ち下ろされた一撃を受け止める
(;`ω´ω)「『なにやってんだ! 何で斬らない!』」
更に体を捻る、弾かれた剣が横へ飛ぶ
(;`ω´)「だって…」
地を蹴る、男の横をすり抜け様に柄で殴りつけ
そのまま距離を取った
ゆっくりと二人、膝をついたのが見える
- 17
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:00:28.92 ID:j7Z4H4WF0
(;`ω´)「斬ったら死んじゃうお」
(♯`ω´ω)(んな…っ)
(♯^^ω)(何甘い事ぬかしてるんだ!
殺さなきゃお前が死ぬぞ!!)
(;`ω´)「で、でも!」
(♯^^ω)(でもじゃない!! オレはお前の心に応えた、お前も応えろ!
自分を捨てろ、守るな、戦え!!)
(;`ω´)「そんな事言ったって僕はただ…」
正面を睨み、構える
(♯`ω´)「みんなを守りたいだけなんだ!!」
(♯^^ω)(嘘つくなああああ!!)
残った数人が罵声の雄叫びを上げながら僕へ向かい寄る
(♯`ω´)「嘘じゃない!!」
一人が僕へ向けて横薙ぎの一撃を放つ
対し、剣を垂直に構え受け止めた反動で後退
(♯^^ω)(う・そ・だ! お前の願いは誰かを『救う』事だろ!!)
- 20
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:01:46.95 ID:j7Z4H4WF0
続いて更に正面から一人
(♯`´ω)(戦わずに救える物なんか無い!
まだ分からないのか!?)
(;`ω´)「う、るさいお!!」
斜め上からの斬撃、屈みながらそれを避け、踏み出す
(;`ω´)「さっきからなんなんだお!
お前が僕の何を知ってるって言うんだ!」
(;`´ω)(ばっ!!)
正面の男を殴りつけるように押し倒すとほぼ同時
不意に風を感じ、悪寒が走る
何時の間に回り込まれたのか後方に一人、僕へ向けて剣を突き出した
前へとかかる慣性を無理に踏み止め、横へ飛ぶ
足に一瞬電撃のような痛みが走り、男の刃が腕を掠めた
地面を滑るように着地
目線は正面を向いたまま体制を立て直す
(;`ω´)「っう゛…」
少し遅れてじくじくと痛みが始まり、血が滴る
だがそれ以上に熱い、腕が火でも噴いたように熱い
(;`´ω)(内藤!!)
- 22
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:02:51.53 ID:j7Z4H4WF0
右方向から更に一人
そして先程後ろに居た一人も僕へ向く
(;`ω´)「こ、のぉ!!」
一人へ向けて地を蹴り、すぐさま距離を詰め、下方から一閃
弾かれた剣が僅かに破片を散らしながら宙へ投げ出され
(;^^ω)(おい左だ!!!)
横合いから僕へ向けて、振り下ろされた剣
(♯`ω´)「!!」
瞬時に避けられないと悟る
最早形振り構わず剣を打ち下ろす
金属音が響き
手にハッキリとした手応え
感じたのは伸縮性と小石を叩き割った様な破壊感
- 23
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:03:18.38 ID:j7Z4H4WF0
千切れ、砕ける異音と、連続して聞こえてくる卵を地に落とした様な音
僕へと降りかかる熱い何かは地に落ちた剣に赤い露球を作る
視界を覆う、赤
( ゚ω゚)「ぁ…」
目に映るのは異形の姿
腹部までめり込んだ剣
肩からの境目に出来た亀裂から上部と下部が僅かにずれた体
噴水の様に噴出し、雨の様に降り注ぐ
真っ赤な 血
( ω )「ぁ…あ、あ」
(;^^ω)(内藤! おい内藤!!
しっかりしろ!!)
「 うああああああああああああああああああああああああああああああああああ 」
- 25
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:05:06.10 ID:j7Z4H4WF0
……。
発せられる水蒸気
視界が淡い白に埋まる
(;'A`)「く…っ」
自らの手にある剣から溢れる炎が自らを襲う
これじゃあどうにもならない
…手はまだある、アレを使えばこの状況はすぐに打破できる
だけどその為には大量の水が必要になる、準備している余裕は無い
ひたすら自分を守りながら悔しさに唇を噛み締めた
(;'A`)(どうしたら、フッサールさんはいったいどうやって…)
俺じゃやはりこの剣を扱う事は出来ないのか?
あの人なら、彼の英雄なら、きっとこの程度何とかしてしまうはずなのに
教えを請うように思考するも打開策は浮かばず
どこからか楽しそうに笑う声が聞こえてくる
- 29
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:05:47.42 ID:j7Z4H4WF0
(♯'A`)「いや…」
こうなったら行くしかない、一か八か接近戦に持ち込めばきっと
そんな願いを胸に踏み出す
止め処なく炎は襲い来るが、最早気にせず駆け出した
(♯'A`)「うおおお!!」
( ・∀・)「お?」
その時、家屋の隙間から更に何人か飛び出てきた
それぞれがその手に剣を握っている
( ・∀・)「ざんねーん」
奴との間に壁を作るようにそれらが並び立つ
(♯'A`)「どけえええ!!!」
その人の壁に向けて剣を振るう
溢れた炎が向かうが、やはりそれてしまう
(;'A`)「く、くそ、ちくしょう!!」
立ち止まる
どうにもならない、何も出来ない
( ・∀・)「あははっ、無様だねー!」
- 30
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:07:29.16 ID:j7Z4H4WF0
( ・∀・)「…ん?」
「ガッ」
立ちはだかる壁の一人が奇妙な声を上げて倒れ込む
(;'A`)「え?」
続けて一人、もう一人と倒れていく
一瞬だけそれを視認した
何かが飛来し、敵を薙ぎ倒した、それは…
まるでいつかの如く、白き戦槌
_,
( ゚∀゚)「俺、遅れて参上!!」
('A`)「ジョルジュさん!!」
( ゚∀゚)「ドクオ! 無事か!?」
(;'A`)「あ、はいっ」
( ゚∀゚)「…悪いが、こっからは俺に任せてもらうぜ」
- 32
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:08:33.90 ID:j7Z4H4WF0
そう言うとジョルジュさんは俺の前に立ち
並び立つ他の人間を無視するように、奴と向き合った
( ゚∀゚)「遊びは終りだ、モララー」
( ・∀・)「終りなんてないよー、だいたい何を今更…」
( ・∀・)「やれ」
一言、そう言い放つ
その言葉で弾かれるように奴の前に立つ全員がこちらへ駆け出した
( ゚∀゚)「今更もクソもあるか」
ジョルジュさんは槌を振りかぶり
(♯゚∀゚)「俺は最初から最後までクライマックスなんだよ!!」
言葉と共に投擲
瞬きする間に先頭を走る一人が吹き飛ぶように後ろに倒れ込む
と同時に駆け出し、手を翳す
翳した先には空を舞う槌
それは見えない糸に引かれるように持ち主へと飛来した
- 34
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:09:59.33 ID:j7Z4H4WF0
それに怯む様子も無く、一人がジョルジュさんへと迫る
_,
( ゚∀゚)「甘い甘い」
飛来した槌を手にするのとほぼ同時
金属音と共に男が振るう剣を軽々と受け止めた
(♯゚∀゚)「チョコよりな!!」
男の剣を弾き返し、一撃
まるでガラスを割ったような音が響き、剣が砕け散る
そこへ更に二人が迫った
_,
( ゚∀゚)「ああ、ちまちまと…」
横に構えた槌が肥大
(♯゚∀゚)「ぅざってんだよぉ!!」
タイミングを計り、大きく横薙ぎる
巻き込まれるように3人の体が浮きあがり、異音が響く
空を切る轟音と共に、振りぬかれた大槌は背中で停止
吹き飛ばされた男達は家屋の壁に勢いよく衝突
壁に赤い線を作りながら地に滑り落ち、そのまま動かなくなった
- 37
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:11:44.67 ID:j7Z4H4WF0
「……」
そんな様子を見せつけられた残りの数人は固まった表情で立ち止まる
(♯゚∀゚)「ぁに見てんだ、死にてぇ奴ぁとっとと来い」
まるでどっかのチンピラのような態度でゆっくりと歩を進め
手には既に縮まった槌が握られている
残りの数人が歪んだ表情でジョルジュさんへ向け駆けた
……。
( ゚∀゚)「これで終りか?」
問いかけ
( ・∀・)「まあねー」
答える
(;'A`)「…」
目には悲惨な光景が映る
ジョルジュさんとモナーさん対峙する二人の他は全て地に平伏し、動かない
そのどれもが地を赤く染め、体が歪に折れ曲がっている
- 38
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:13:07.66 ID:j7Z4H4WF0
- 怖い、本気でそう思った
次から次へ、いとも簡単に人を殺していくその姿はまるで
(;'A`)(これが、化物…管理者)
_,
( -∀-)「覚悟しろ、モララー」
( ・∀・)「wktk」
(♯゚∀゚)「てめえは…」
( ・∀・)「あははははっ、怒らないでよー」
怒りを顕に睨みつける視線を意にも介せず、笑う
笑いながら、腰に下がる剣を一息で抜き放ち
黒色の刀身が翻り、その切っ先が向けられた
(♯゚∀゚)「殺す!」
大きく、何かの弾ける音が響いた
( ・∀・)「怖い怖い…んー?」
_,
( -∀-)「行くぜ…俺の必殺技」
- 39
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:14:01.67 ID:j7Z4H4WF0
音は徐々に早く、大きくなっていく
白い槌がぼんやりと青白い色に染まり
掘られた文字が金色に輝き、光を放つ
( ・∀・)「…トールハンマー、本気かいジョルジュ?」
_,
( -∀-)「……」
( ・∀・)「それを使えば、ただじゃ済まないよ?
下手すれば死」
_,
( ゚∀゚)「知らねえよ、そんな事は」
( ∀ )「……そう」
_,
( ゚∀゚)「覚悟しろ、お前がしてきた事の罪、俺がこの身を以って罰してやる」
( ∀ )「…」
(;'A`)「ぇ…ぁ…」
止めなきゃ、そうは思えど体が動かない
いつかの日が頭をよぎる
あれはあの人と同じ目だ
- 41
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:14:50.13 ID:j7Z4H4WF0
(;'A`)「ギ、コ…さ」
なら、俺には止められない、誰にも止められない
そしたらどうなる?
最後にはどうなった?
嫌な予感する、嫌な確信がある
( ・∀`)「――に、な――――ら」
_,
(;゚∀゚)「!!!」
考える間に、変化が起きた
_,
(;゚∀゚)「てめぇ…何言って」
- 42
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:15:36.53 ID:j7Z4H4WF0
( ・∀`)「ジョルジュ兄さんに殺されるなら僕は…」
_,
(;゚∀゚)「お前っ!?」
(;'A`)「モナー…さん?」
( ・∀`)「さあ、やってくれモナ」
そう告げ、ゆっくりと、一歩一歩近づいていく
対し、ジョルジュさんは何やら困惑した様子で一歩後退
_,
(;゚∀゚)「…ぁ…っ」
( ・∀`)「…」
そうして振り上げた槌を下ろす事なく
モナーさんが目前にまで歩み寄った
- 43
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:16:20.74 ID:j7Z4H4WF0
( ・∀・)「ジョルジュ…」
「だから、遊びに終りなんてないって言ったじゃないか」
(;゚∀゚)「しまっ――」
地を 血が 赤く染めた
- 45
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:18:37.95 ID:j7Z4H4WF0
崩れ落ちるジョルジュさんの姿
耳鳴り、頭が真っ白になっていく
眩暈に似た感覚、そして湧き上がる一つの感情
(♯'A`)「うぁあああああああああ!!!!」
咆哮、そして全力で駆ける
まるで怒りに応えるように握り締めた剣の炎は激しく燃え上がり
反復する呪いの言葉、黒い感情が胸に渦巻き、身体をも突き動かす
( ・∀・)「あーっはははははははははっ!!!」
(♯'A`)「モナアアアアア!!」
( ・∀・)「おっと」
(;'A`)「あ゛、ぐ…ぅ」
それは突然、腹部に衝撃、視界が反転、視界がぼやけ始める
なんだ、なに…が、おきた
なにを……され…
下を向けば、鳩尾の辺りに奴の拳が見えた
それだけ気付くと、俺の身体は無様に地面に膝をついた
- 47
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:19:44.75 ID:j7Z4H4WF0
( ・∀・)「君は殺さないよー、それでさ、もっと憎んでね」
(なに…を)
( ・∀・)「そうすれば…君こそが」
(なにをいって…)
( ・∀・)「ははっ、じゃあねー」
そうして、奴は向きなおす、その先には
(ジョル…ジュ…さ)
うまく呼吸が出来ない、苦しい、堪らず涙が零れた
( ・∀・)「今楽にしてあげるよー、ジョルジュ」
止めなきゃいけないのに
守らなきゃいけないのに
息が詰まる、立ち上がれない
ならば、と這うように横たわる彼の下へ向かうが追いつく筈も無い
- 48
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:21:05.90 ID:j7Z4H4WF0
(や、め…)
「やめろおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
( ;A;)「ぇ…」
( ・∀・)「んー?」
止めようとする俺の声を代弁する様に、その場に響く雄叫び
この声を俺はよく知っている
俺が信じる、救いの声
( ;A;)「ブー…」
( ;A;)「!?」
( ω )
そこに居たのは、輝く剣を手に
全身を血に塗れた 親友の姿だった
- 49
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:22:30.12 ID:j7Z4H4WF0
【次回予告】ミテミヌフリシタッテーシカケテクルダレカノエゴガー
- 51
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:23:31.34 ID:j7Z4H4WF0
ミ,;゚Д゚彡「タイムリミットが迫る!今日のゲストは!?」
>>53
- 53
名前: 自宅警備員(アラバマ州) :2007/04/02(月) 22:24:57.49 ID:9LvyOLao0
- ペニサス
- 55
名前: 女(栃木県) :2007/04/02(月) 22:29:55.65 ID:j7Z4H4WF0
ミ,,゚Д゚彡「さて次回は!?」
('、`*川「あ、私ですか? えーと…どうなってるんでしょう?」
ミ,;゚Д゚彡「何って…えーと、戦うんじゃないんですかね?」
('、`*川「誰とですか?」
ミ,;゚Д゚彡「モララーと言う輩とですよ!」
('、`*川「何でですか?」
ミ,;゚Д゚彡「色々あるんですよ!」
('、`*川「そうですか…」
ミ,;-Д-彡(…やり辛い)
('、`*川「次回、異世界でもう一度 第13会 「破滅」 」
ミ,,゚Д゚彡「読んでくれなきゃ…泣いちゃうぜ!!」
つづく、、、I
戻る