82 名前: ◆piEfblYWC. :2006/12/11(月) 01:20:43.57 ID:/yAHjX5c0
( ^ω^)「ジリリリリリリリ!!!!」

ξ゚听)ξ「うーん・・・うるさい・・・」

ベッドのふとんの中からツンの手がにゅっと、飛び出し、ベルの停止ボタンを押した。

( ^ω^)「・・・・・」

―5分後―

( ^ω^)「ジリリリリリリ!!!!」

从'ー'从「む・・・まだ眠たりねえ・・・」


( ^ω^)「リリリリリ!!!!」

ξ゚听)ξ「るっさいっての!!!!」

パシッ!

( ^ω^)(いたいお・・・・)
88 名前: ◆piEfblYWC. :2006/12/11(月) 01:25:12.94 ID:/yAHjX5c0
(´・ω・`)「あーあ今日はタカシさんの大事な日なのに」

('A`)「相変わらず寝起きの悪い夫婦だぜ」

川*゚ -゚)「毎朝毎朝、大変だな」

ミ,,゚Д゚彡「おい、目覚まし、もっと鳴らしてやれ」

(`・ω・´)「ふん、最初から全力で鳴らしてやればいいのに」

( ^ω^)「把握したお!リリリリリリリリリ!!!!!」

从'ー'从「ん・・・そういや今日は俺の初個展の日じゃねえか・・・」

タカシは目をこすりながらゆっくりと起き上がると、目覚まし時計を止めた。

89 名前: ◆piEfblYWC. :2006/12/11(月) 01:26:00.74 ID:/yAHjX5c0
ξ゚听)ξ 「あーそうだった・・・テレビも来るんだから気合入れてお化粧しなきゃ」

ツンはベッドから降りると洗面台へ歩いていく。

( ^ω^)「ふう・・・今日も任務完了したお」

('A`)「お疲れ」

(´・ω・`)「今朝は平均よりも25秒早かったね」

川*゚ -゚)「あと少しで新記録だったのに」

(`・ω・´)「まだまだ甘いね」

ミ,,゚Д゚彡「まあとりあえずGJだ」

( ^ω^)「ありがとだお」
91 名前: ◆piEfblYWC. :2006/12/11(月) 01:27:50.52 ID:/yAHjX5c0
ξ゚听)ξ 「あーあこのアパート家賃安いのはいいんだけど、洗面台が使いにくいのよね」

从'ー'从「まあ俺の個展がうまくいったら注文も増えるだろうし、それまでの辛抱さ」

2人は支度を済ませると、玄関へ向かう。

从'ー'从「おっと、腕時計忘れた」

(`・ω・´)「忘れるなっての」

ξ゚听)ξ 「あ、わたしも」

(´・ω・`)「まったく」
95 名前: ◆piEfblYWC. :2006/12/11(月) 01:33:36.72 ID:/yAHjX5c0
ふたりはそれぞれの腕時計をはめると、玄関のドアを開けた。

从'ー'从「じゃあ、留守番頼んだぜ。ギコ」

ξ゚听)ξ 「いってきまーす」

(´・ω・`)「じゃ、帰ったら今日あったこと報告するよ」

(`・ω・´)「いってくるぜい!」

( ^ω^)「いってらっしゃいだお」

川*゚ -゚)「個展で荒巻とからくり人形達にあったらよろしく」

ミ,,゚Д゚彡「俺からもよろしく言っておいてくれ」

('A`)「しがない壁時計だが彼もよろしく言ってましたと伝えてくれ・・・」
97 名前: ◆piEfblYWC. :2006/12/11(月) 01:39:12.46 ID:/yAHjX5c0

(´・ω・`)「わかった。たぶん来ると思うから伝えておくよ」

(`・ω・´)「じゃあな!」

( ^ω^)('A`)川*゚ -゚)ミ,,゚Д゚彡「いってらっしゃい!」

玄関のドアが閉まると、さっきまでとは打って変わったような静寂がやってくる。

部屋には時計たちが時を刻む音カチコチという以外、何も聞こえてはこない。

98 名前: ◆piEfblYWC. :2006/12/11(月) 01:40:26.21 ID:/yAHjX5c0
( ^ω^)「・・・・・個展うまくいくといいお・」

('A`)「・・・おう、一世一代のチャンスだからな」

川*゚ -゚)「・・・タカシなら大丈夫だろう」

ミ,,゚Д゚彡「あったりまえさ!なんつったって俺の生みの親だもんな」

('A`)「ところで目覚まし時計・・・」

( ^ω^)「なんだお、壁時計」

('A`)「俺の上にたまってるほこりが限界を超えそうなんだが・・・」

( ^ω^)川*゚ -゚)ミ,,゚Д゚彡「またかよ!」



( ^ω^)ブーンは目覚まし時計のようですーおわり―

ご愛読、本当にありがとうございました。
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