- 6 :
◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
21:58:47.39 ID:kbVh+P4i0
第7話
ブーンのメダロッチが機械的な音声でドクオの機能停止を告げた。一体何が起こったというのだろうか。
(`・ω・´)「ドクオの機能停止を確認!ロボトル続行不能!!勝者、フサギコ!!」
( ,,゚Д゚)「くくく……」
( ^ω^)「!?」
( ,,゚Д゚)「はーーっはっはっはっはっ!!!本当に傑作だ!!まさかあんな芝居を信じ込んじまうなんてよ!!」
( ^ω^)「ど…どういうことだお!?何がおかしいんだお!」
( ,,゚Д゚)「ははは、いい記念だ、教えてやるよ!お前のメダロットが爆発したのはフサギコの
頭部パーツ『ハンター』の射撃トラップにひっかかったからだよ!!」
( ^ω^)「射撃トラップ…!?…いつの間に…」
(;^ω^)「!!まさか……」
- 7 :
◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:00:35.34 ID:kbVh+P4i0
- ( ,,゚Д゚)「ああ、きっとその予想は当たってるぜ。フサギコと握手をした時にフサギコはお前の
メダロットに射撃トラップを仕込んでいたんだよ!!」
ξ゚听)ξ「ひ…卑怯者!!!」
( ,,゚Д゚)「あぁん?何が卑怯なんだこの台風ツインテール女!!」
ξ;;)ξ「台風……」
せめてドリルと言ってやってください
ミ,,゚Д゚彡「しかし戦いの最中に握手に応じるバカがいるとはなwww上手く行き過ぎて逆に心配だったっての」
( ,,゚Д゚)「ホントだぜゴルァwwww」
(#^ω^)「…ドクオの優しい気持ちを踏みにじったのかお……」
( ,,゚Д゚)「優しい?はっ、そういうのは『甘い』って言うんだよ!!『バカ』とも言えるかもな!!
はははは!!!」
(#^ω^)「お前っ!!!許さんお!!!」
( ,,゚Д゚)「けっ、やんのかピザが。かかってきやがr……」
- 8 :
◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:02:29.20 ID:kbVh+P4i0
- 「ギコ君!!!!」
( ,,゚Д゚)「ん?この声は……」
|
|
{ ! _,, -ェェュ、
|
ィ彡三ミヽ `ヽ ,ィハミミミミミミミミミヽ、|
彡'⌒ヾミヽ `ー /ililハilミilミliliミliliミ|
ヾ、 /iiiiイ!ヾヾミ、ミニ=ー-ミ|
_ `ー―' i!ハ:.:.\\_::::::::::::::/:.|
彡三ミミヽ i! ヽ:.:.:.:冫': :
:::/,,∠|
彡' ヾ、 _ノ i!::: ̄二ー:: :
::::ソ ・ ,| ギコ君♪
`ー ' {ヘラ' ・_>シ;テツ"''''"|
,ィ彡三ニミヽ __ノ ヽヘ`" 彡'
〈 |
彡' ` ̄ `\ ー-=ェっ |
_ __ ノ {ミ;ヽ、
⌒ |
,ィ彡'  ̄
ヾミミミミト-- ' |
ミ三彡' /⌒ / ̄ ̄ | :
::::::::::|
ィニニ=- ' / i `ー-(二つ
,ィ彡' { ミi
(二⊃
// / l ミii
ト、二)
彡' __,ノ | ミソ :..`ト-'
/ | ミ{ :.:.:..:|
ノ / ヾ\i、
:.:.:.:.:|
ィニ=-- '" / ヾヾiiヽ、
:.:.:.:.::::|
/ / `/ ̄ ̄7ハヾヾ
: .:.:.|
ノ _/ / / |:.
:.:.:.:.:.:.:|
- 9 :
◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:05:02.34 ID:kbVh+P4i0
(*,,゚Д゚)「し…しぃ!!お前どこに行ってたんだゴルァ!」
(`・ω・´)「あのー、ギコさん」
( ,,゚Д゚)「……なんだゴルァ」
(`・ω・´)「バトルシティ・アンティルールに則り、相手から奪うパーツを一つ、ダーツで決める事が……」
( ,,゚Д゚)「いらん」
(`・ω・´)「…はぁ……?」
- 10 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:07:15.41 ID:kbVh+P4i0
- , -─-
、 , -‐- 、
,, -'" `V
`‐、
/
\
./
\
/ ヽ
./
/
l ヽ
/ / / / ./ /
l | .l .lヽ
| l. l / / / ./ .l | |
l / / l l.〉 こんなレアメダロット、俺は36体持っているわ!!!
l、 | | l / / ./ ./ |. l |
./ ./ ./ | |./
l、| | l // ///| l / / ////
/ / .
l、l | /l///_/ l / //_|/_∠|
/ | / .
/⌒ヽ | \ `ー' ゝl // `ー' /|/⌒v'
| l⌒l l|  ̄ ̄"//|〉 ̄ ̄ ̄
.|/^_l.l
ヽゝ(ー| /| ´ \|
ll ),l'ノ
lヽ_ / | ┌───7 /._/
.l/ | l ̄ ̄ ̄/ /
/ ,ノ!
/ |.. V´ ̄∨ ./
/,.-‐'" .|
./ (;;) |\ `ー‐'´ /
/ |
| _|_\ /| ./
|
(| ,.-‐'" | \__/ .|/ _,.-─;
|/ .(;;) |─────┤ _,.-‐'":::::::::/
 ̄ |::::::::::::::::::::::::::::::|^l::::::::::::::::::/
(`・ω・´)「すごいぞー!かっこいいぞー!!」
- 11 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:08:39.95 ID:kbVh+P4i0
( ,,゚Д゚)「そういうわけだ。庶民のオンボロ旧式メダロットになんか興味はねぇ」
(#^ω^)「……!!」
(*゚ー゚)「今日は何をしてたの?」
( ,,゚Д゚)「なんもしてねーよ。ただここではないみたいだ」
(*゚ー゚)「もう気にしてないからいいって言ってるのに……」
( ,,゚Д゚)「それじゃあ俺の気がおさまらないんだよゴルァ!!」
(*゚ー゚)「……もう…」
ξ゚听)ξ「つながったわ!全て繋がったわ!!」
( ,,゚Д゚)「…なんだ、台風ツインテール」
ξ゚听)ξ「ヒントは3つ!」
- 13 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:10:39.39 ID:kbVh+P4i0
- ξ゚听)ξ「『突如殴りこんできた謎のメダロッター』!」
ξ゚听)ξ「『最近頻発してるスカートめくり事件』!」
ξ゚听)ξ「そして…『リオン=ジューダス』!!」
ξ゚听)ξ「これらのヒントから導き出される結論は一つ!!」
探偵学園ごっこを満喫したツンはギコにしぃと呼ばれた少女へと目をやる。
ξ゚听)ξ「あなたも……スカートめくりの被害者なのね」
( ,,゚Д゚)「……けっ」
(*゚ー゚)「恥ずかしい話ですけど…そうなんです。私はもういいって言ってるんですけどギコ君が…」
( ,,゚Д゚)「帰る」
(*゚ー゚)「あっ…ちょっとギコ君!!」
- 14 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:12:55.84 ID:kbVh+P4i0
- ((((((((( ,,゚Д゚)
スタスタスタスタ
(*゚ー゚)「ごめんなさい、ちょっと変わってる子なんですwああ見えて不器用な人で…」
ξ゚听)ξ「ううん、気にしてないわ。それよりもこれからは気をつけてね」
(*゚ー゚)「ありがとう。それじゃあ失礼します」
( ,,゚Д゚)「しぃ!何してる!行くぞゴルァ!!」
(*゚ー゚)「今行くよー!」
ぴょこり、と小さな体で精一杯可愛らしくお辞儀をしてしぃは校門を出て行き、小走りで去っていった。
恐らくはギコを追いかけていったのだろう。そしてVIP高校の校庭にはブーンとツン、少人数ではあるが
未だに残っている野次馬達。そして…大破したドクオ。
( ;ω;)「ドクオ…返事してお…ドクオー…うっうっ……」
- 15 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:14:51.74 ID:kbVh+P4i0
ξ゚听)ξ「あーもう気持ち悪いピザねホントに!!メダロッチに転送してあげなさいよ!!」
( ^ω^)「オーウ、忘れてた」
・・・・・・・・・・・・・
('A`)「酷い目に遭いましたね」
( ^ω^)「そーですね」
ξ゚听)ξ「それにしても強かったわねあのギコって奴…」
('A`)「ミサイル撃とうとした瞬間に意識が飛んでたんだけどどういうこと?」
( ^ω^)「ゲンスルーは爆弾魔(ボマー)だったってことだお」
('A`)「把握した」
- 16 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:16:52.50 ID:kbVh+P4i0
(#^ω^)「僕はあいつを許さないお」
('A`)「なんで?」
(#^ω^)「なんでも何も…!握手を装ってトラップを仕掛けるなんて卑怯すぎるお!!」
('A`)「…そうかな」
( ^ω^)「…ドクオ?」
('A`)「ロボトルってそういうもんじゃないの?油断した俺が悪いんじゃね?」
( ^ω^)「そ…それは……」
('A`)「ロボトル中は馴れ合ってるわけじゃないんだろうし」
( ^ω^)「だけど……」
('A`)「どっちだって負けたくないから必死でやる。そのための方法を模索する。間違ってはないだろ」
( ^ω^)「ドクオ……」
('A`)「………」
- 19 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:18:15.67 ID:kbVh+P4i0
( ^ω^)「さっきの衝撃で頭おかしくなったかお?ドクオがかっこよく見えるお」
('A`)「おならブー」
( ^ω^)「今の嘘」
('A`)「ウボァ」
( ^ω^)「…確かにそうかもしれないお。けど僕は…あんなやり方を遣わずに勝てる方法を見つけたいお」
ξ゚听)ξ「かっこつけんなくそピザ」
( ;ω;)「………」
ξ゚听)ξ「それより!本来の目的を忘れてないでしょうね?」
( ^ω^)「…?なんだっけかお?」
- 20 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:19:46.33 ID:kbVh+P4i0
_ - ―
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- 21 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:21:52.20 ID:kbVh+P4i0
ξ#゚听)ξ「さぁ、スカートめくりの犯人を捜しに行きましょうか!!」
(#)ω;)「はいですお!!平和なVIP町を取り戻しましょうお!!」
ξ゚听)ξ「……で?犯人の拠点になりそうな場所は見つかったかしら??」
( ^ω^)「あ、一応町の隅っこにある廃工じょ……」
ξ゚听)ξ「あ、でもそれだけじゃダメね。痴漢と同じように現行犯で捕まえなくちゃ」
( ^ω^)「……」
ξ゚听)ξ「ブーン、ちょっと私の家に集合」
(*^ω^)「おっおっww」
( ^ω^)(フラグktkrwwwwww)
- 23 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:23:48.66 ID:kbVh+P4i0
- ―ツンの家―
ξ゚听)ξ「はい、これはいて」
( ^ω^)「これは…スカートかお?」
ξ゚听)ξ「そ。おとり捜査ってやつよ」
( ^ω^)「なんで僕が。ツンだって制服なんだからそれでいいじゃないk…」
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- 24 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:25:33.26 ID:kbVh+P4i0
ξ#゚听)ξ「ふーん…あんたは私がスカートをめくられるのを見たいって訳ね…」
(#)ω;)「みた…いや、滅相もございませんお!ツンのために僕は喜んで生贄になりますお!!」
ξ゚听)ξ「じゃ、はいて」
( ^ω^)「お……」
ξ゚听)ξ「何してんのよ、さっさとはきなさい」
( ^ω^)「ファスナーが閉まらないお」
ξ゚听)ξ「ガムテープ貸してあげるからこれで留めなさい」
(;^ω^)「……」
数分後……
- 26 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:26:51.65 ID:kbVh+P4i0
- -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
/ /" `ヽ ヽ \
//, '/ ヽハ
、 ヽ
〃 {_{ ⌒ ⌒リ| l
│ i| ←※ブーン
レ!小l( ●) (●)从 |、i|
レ⊂⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ
ヽ、 ゝ._) j /
ヘ,、 __, イ
r ヽヽ::::::|ヽ`ー'´,1ー:::::ヽ、
{ V:::::::::∨yヽ/::::::::::/,1
|ノ''::"::::::::::ヽ/:::::::::::
r" /
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ゝ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丿/
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/"''ー―-----―'''"ヽ、
/ / i! | | ヽ
ヽ,
/ / | | ヽ ヽ、
ヽ.
/ i | ヽ ヽ ヽ、 ,ゝ
| | ヽ ヽ ヽ _,ゝ"
|__|__,.-|_,.-+─┴‐'",.入
| ____ | ヽ_,.-‐''"
ヽ
- 27 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:28:52.41 ID:kbVh+P4i0
- ( ^ω^)「似合うかお?wwwwwww」
ξ゚听)ξ「パツパツ、足太、キモ顔、デブ……最悪ね。っていうか何勝手にパッド使ってんのよ」
( ^ω^)「いや、たんすの中にあったもので」
ξ゚听)ξ「氏ね」
( ;ω;)「……」
ξ゚听)ξ「じゃ、それはいて適当にうろついてきて。外に出ましょ」
二人はツンの家を出る。その時だった。
「キャーー!!なんてこと!最近噂の変態メダロットにスカートめくりをされてしまったわー!!」
ξ゚听)ξ「くっ…一足遅かったようだわ!!声がしたのはあっちみたいね!急いで向かうわよ!!」
言い終わるか否か、ツンはつむじ風のように走って行った。その勢いから起こる風がツンの
スカートを舞い上がらせる。ツンのアナルがコンニチワしたが本人は気付いていないようだった。
( ^ω^)「いいもの見たお。ツンはノーパンなのかお」
- 28 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:33:10.21 ID:kbVh+P4i0
- ―廃工場付近―
ξ゚听)ξ「おかしいわね…被害者の証言だと犯人のメダロットはこっちに逃げてきたはずなんだけど…」
( ^ω^)「だからツン、廃工じょ…」
ξ゚听)ξ「あんたも適当に探しなさい!!あたしは他の目撃者を探すわ!!」
( ^ω^)(ちょっとは人の話を聞いて欲しいお)
( ^ω^)「まぁいいかお。廃工場の中に入って見るかお」
―廃工場内―
( ^ω^)「これは…」
VIP町にはかつてメダロットを生産していた工場があったらしい。工場は知らぬ間に原因不明の
閉鎖となった。だが今の工場内にはぼんやりとだが所々に明かりがともっている。
人の出入りなどないはずであるが、埃が降り積もった床には明らかに人間のものである足跡も
残されている。つい最近にここに出入りしたものがいるという、動かぬ証拠だ。
- 31 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:38:13.70 ID:kbVh+P4i0
- …と、ブーンがバーローしていると、工場の中央から話し声が聞こえてきた。
「今日もスカートをめくってきましたロボ」
「よくやったロボ!もっとスカートをめくって世界を明るくするロボ!!」
なんとそこには背中に大きなゼンマイ、前にはチャックのついた黄緑色のボディスーツに身を包んだ、
世間を騒がすある集団の団員の姿が!!
( ^ω^)(あれは…!悪のイタズラ集団のロボロボ団!?あいつらが犯人かお!けどどうしてこの町に…?)
付近を騒がせているスカートめくり犯を発見したブーン。気付かれないように、そろりそろりと音を立てずに、
物陰に隠れながらロボロボ団の様子をうかがう。ロボロボ団員は1人。そしてそのパートナーと思しき、
スカートめくりの実行犯であるメダロットが一体。勝算はある。あとはいつ、どのタイミングで飛び出るか。
ブーンは出て行くタイミングを見計らうことに集中しすぎていたせいで、新たに工場内へと入ってくる人影に
気付く事ができなかった。
- 32 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:40:00.14 ID:kbVh+P4i0
- (*゚ー゚)(迷子になっちゃった…どうしよう、ここどこ…?)
(*゚ー゚)(ん…?こんな所に女の子が……?)
(*゚ー゚)(ピザきめぇwwwwwwwwwww)
( ^ω^)(今だお!!)
( ^ω^) < まてい!!
.ノ^ yヽ、
ヽ,,ノ==l ノ
/ l |
"""~""""""~"""~"""~"
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )
- 34 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:42:05.03 ID:kbVh+P4i0
( ^ω^)「こっちみんなwwwww」
( ゚д゚ )「なんだロボ、お前は?腐女子かロボ?お、スカートを発見したロボ!あれもめくるロボ!!」
「任せてください!」
ロボロボ団のメダロットがブーンに迫る。片方の腕にはマジックハンド、もう片方の手にはデジタルカメラが
ガムテープで取り付けられている。まさにスカートめくりのためだけに作られたメダロット。これは
兵器と呼んでも過言ではない。
高速で迫るロボロボメダロット。その手が遂にブーンのスカートにかけられた!!
ぴらり。
( ^ω^)「あーはんっwwwwwあはんwwwwwwあはんwwww」
「………」
( ゚д゚ )「………」
( ゚д゚ )「ブリーフきめぇwwwwww」
- 35 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:44:00.00 ID:kbVh+P4i0
「というかマスター!こいつ男ですよ!!」
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )「moreきめぇwwwwwwwwww」
日本語訳…よりキモい
(#^ω^)「ちょwwwこっちみんなwwwww許さんお!メダロット転送だお!!!!」
- 37 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:46:57.63 ID:kbVh+P4i0
|
|
| …また?
('A`)
ノ(へへ────────────────
/
/
/
- 38 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:49:28.00 ID:kbVh+P4i0
(`・ω・´)「合意と見てよろしいですね!?」
工場内に放置されていたフォークリフトの運転席からミスターシャキンが飛び出してくる。
毎度毎度一体どうやって現れるのか。それはおいおい明らかになってゆくだろう。
('A`)「…ピザのミニスカきめぇ」
( ^ω^)「ちょまwwドクオまでwwwww」
(`・ω・´)「それでは準備はよろしいですね!?ロボトルーー……」
(`・ω・´)「ファイトぉぉぉぉぉ!!」
( ゚д゚ )「よーし、行くロボ!ロボロボスペシャル1stエディション!!」
「いや、無理です」
( ゚д゚ )「ど…どうしたロボ!?」
「僕には攻撃パーツがありません」
( ゚д゚ )「し…しまったロボ!!スカートめくり用にパーツを組み替えたままだロボ!!」
( ^ω^)「おっおっおっwwwwなぶり殺しにしてやるおwwww」
- 40 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:52:40.93 ID:kbVh+P4i0
('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)
('A`) しばらくお待ちください ('A`)
('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)('∀`)('A`)('A`)('A`)('A`)
- 41 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:53:16.87 ID:kbVh+P4i0
- (`・ω・´)「ロボロボスペシャル1stエディション機能停止!勝負あり!!」
(;゚д゚ )「やられたロボー」
(`・ω・´)「それでは恒例のダーツタイムです!!」
( ^ω^)「またたわしかお?」
(`・ω・´)「はい!そうなるように操作していますから!」
( ^ω^)「てめぇwwww」
(*゚ー゚)(…ん?誰か来たみたい…)
突如、工場の鉄扉が大きな音と共に開け放たれた。
(;^ω^)(ちょまうぇww誰か入ってきたおwwwwこんな格好を見られるわけにはいかないお!
隠れるお!!)
( ^ω^) 隠れなきゃ!!
彡 サッ
- 43 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:56:03.65 ID:kbVh+P4i0
工場内へ踏み込んできたのは数人のセレクト隊の人間だった。そしてその先頭を歩いている、彼らの長らしき
人物が、工場の中央にいるロボロボ団の存在に気付いた。
( <●><●>) 「ロボロボ団、御用なんです。我らセレクト隊からは逃げられません。
セレクト隊公認メダロットセレクトスリー出動!ロボロボ団を捕らえるんです」
「とうっ!人呼んで『赤い彗星』セレクトレッド!!」
「はぁっ!人呼んで『青き流星』セレクトブルー!!」
「やぁっ!人呼んで『黄色いハンカチ』セレクトイエロー!!」
「「「3体あわせてセレクトスリー!!!」」」
もうね、お前らも信号機なのかと。スクリューズと同レベルの思考回路しかないのかと。
問い詰めたい。小一時間ほど問い詰めたい。お前らただ戦隊ものっぽく登場したいだけちゃうんかと。
戦隊ものってのはな、とにかく5色集まらなくちゃ始まらないんだよ。5人の戦隊に対して怪人や怪物は1人。
そんな殺伐とした空気の中でこそ戦隊もののそれぞれのカラーが映えるんだよ。こいつらてんでわかっちゃいねぇ。
子供向け番組のくせに正義の味方はたった一人によってたかって集団リンチ。そういうのが今の深刻な
いじめ問題に繋がるんちゃうんかと。今の時代は3on3。これ。ロボトルだって3対3し、3対3のバスケも
あるしベンチャー企業的な戦い方。つまりヒーロー3人対怪人3人。それでこそフェアになるんだよ。
オススメはこれ。ただこれにはチームワークちゅうもんが必要になってくる。その辺は素人にはオススメできない
諸刃の剣。これ大切。
- 44 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
22:58:56.71 ID:kbVh+P4i0
( ゚д゚ )「ロボー…もうすでにやられた後ロボ。くたくたロボ」
( <●><●>) 「ほう、誰かにやられた後なんですか。それは都合がいい、セレクトスリー!連れて行きなさい」
「「「アイアイサー」」」
( ゚д゚ )「ロボー……」
( <●><●>) 「ふむ、行きましたね。アサピー副隊長、私たちも帰りますよ」
(-@∀@)「あ、はい…しかしロボロボ団は誰にやられたんでしょうか?」
( <●><●>) 「そんなもの関係ないんです。努力は人のもの、手柄は私のもの。それだけで十分です」
(-@∀@)「うーん……それにしてもこの工場にはまだ誰かがいそうな気がするのですがね…」
(;^ω^)(ちょ…やばいお!絶対に見つかるわけには……)
( <●><●>) 「アサピー副隊長!何をモタモタしているんです。帰りますよ」
(-@∀@)「は…はぁ…」
- 46 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
23:01:36.82 ID:kbVh+P4i0
( ^ω^)「ふぅ…やっと出て行ってくれたかお。こんな格好じゃなければ飛び出して行って感謝されまくって
やるのにお…」
( ^ω^)「それにしても最近の戦隊ものは3人なのが流行りなのかお。知らんかったお」
( ^ω^)「まぁ、事件は解決したみたいだしこのスカートはもう必要ないからツンに返しに行くかお」
( ^ω^)「その前にツンのスカートで一発ヌいてくお」
・・・・・・・・・
- 47 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
23:03:01.42 ID:kbVh+P4i0
- ―ツンの家―
( ^ω^)「ツーン!スカートを返すおー!」
ξ゚听)ξ「 い り ま せ ん 」
( ^ω^)「…へ?」
ξ゚听)ξ「あんたのはいたスカートなんてはけるわけないでしょ!そんなものゴミ以下よ!」
( ;ω;)「ひどいお…言いすぎだお……なんでそんなに機嫌が悪いんだお?」
ξ゚听)ξ「べっつにー…犯人はロボロボ団って判明して急いでロボロボ団を探してたらもう既にセレクト隊に連行されてて
シャッターチャンスを逃したことがどうしようもなく気に食わないわけじゃないし」
( ^ω^)「それは僕じゃなくてセレクト隊に苛立つところだお……横暴だお」
_ - ―
= ̄  ̄`:, .∴ ' (
^ω)
ξ, -'' ̄ __――=', ・,‘ r⌒>
_/ /
/ -―  ̄ ̄  ̄"'" .
’ | y'⌒ ⌒i
/ ノ | / ノ
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j / ヽ | / / ,'
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- 48 : ◆ObOlQEBMAI :2007/02/20(火)
23:04:24.50 ID:kbVh+P4i0
- ξ#゚听)ξ「やかましい!あんたはそのスカートはいて外で犬のように鳴いてなさい!いい?これは罰よ!
手を抜いたらもっと酷い目に合わせてやるんだからね!!」
ξ///)ξ「べ、別にあんたを犬のようにこきつかってやりたいとか辛い時に癒して欲しいとかそんなこと
考えてないんだからね!!あんたは私の犬なの!それを自覚しなさい!!」
―ツンの家の前―
( ;ω;)「わおーんわおーん…わおーんわおーん……」
その後、ブーンは、近所の通報で駆けつけたセレクト隊に不審者として補導されるまで、女の子ルックのまま
犬のように鳴き続けていたんだとさ。
第7話 おしまい
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