13 :作者 :2007/02/06(火) 00:02:51.34 ID:0Sy+KWQe0
第1話 


朝というものほど憂鬱なものは無いかもしれない。
たとえば雨が降っていたり、最高の夢を見て、まさにクライマックスに
移ろうというところで目が覚めたり、程よいまどろみの中、起き上がって
目が覚めるのが億劫であったりすれば、朝というものを鬱陶しく思うことも
あるかもしれない。だが朝とは基本的には爽やかなものだ。
窓を開ければ新鮮な空気が室内に流れ込み、室内にいる人間は必然的に
その新鮮な空気を吸い込み、新たな一日の始まりを受け入れる。

「今日も一日頑張ろう」

誰もがそう考えて通学や通勤に向かうのだ。だが、当然そこには例外が存在する。
朝というものに底知れぬ不快感を示すものもいるのだ。

14 :作者 :2007/02/06(火) 00:03:50.61 ID:0Sy+KWQe0
( ´ω`)「ふぅ……」


ごく平凡な公立高校のVIP高校。その中の一教室、まだ誰も登校していない教室の
窓際の席に座って一人。朝っぱらから窓の外を眺めているピッツァがいた。

ピッツァの名は内藤ホライゾン。友人からは『ブーン』と呼ばれている。
なぜ『ブーン』なのか。それはそのあだ名をつけられた本人でさえいまいち
理解していない様子。


( ´ω`)「今日はどうやってやり過ごすかお……」


そう呟いてピッツァは机に突っ伏して寝息を立て始めた。


15 :作者 :2007/02/06(火) 00:04:46.49 ID:0Sy+KWQe0
「……くん、内藤くん」

( ^ω-)「……お?」

「授業、始まるよ」

( ^ω^)「お…ありがとうだお」


指導要項らしき本を片手に持ち、それをちらちらと確認しながら黒板に文字を書いてゆく
教師。丸写ししているのがバレバレである。この辺りから、VIP高校の教育のレベルの低さを
垣間見る事が出来る。


キーンコーンカーンコーン…


( ^ω^)(休み時間だお…さて寝るk…)

「おーいブーン!!」

(;^ω^)(ま…まずったお!!)

( ^ω^)「な…なんだお?」


16 :作者 :2007/02/06(火) 00:06:01.75 ID:0Sy+KWQe0
「あのさー、この間新しいパーツ発売されたじゃん?」

( ^ω^)「あぁ、『ビーストマスター』の一式だおね?」

「そうそう、それそれ。今度誕生日に親に買ってもらおうかと思うんだけど…どう思う?」

( ^ω^)「あれはやめといた方がいいと思うお。値段と性能がまるでつりあってないお。
     あれは実戦に使うというより成金が観賞用に使うようなものだお」

「そうなのか…やっぱブーンに聞いといてよかったよ!じゃあさ、最近のパーツで…」

・・・・・

「色々ありがとな、ブーン!」

「やっぱりブーンはすごいよなぁ…」

「内藤君は本当にメダロットに詳しいよね〜」


男子生徒の買い物相談に乗っていたはずだったブーンの周りにはいつの間にかクラスメイト達が
輪を作っていた。

19 :作者 :2007/02/06(火) 00:07:42.65 ID:0Sy+KWQe0
「そういえばブーンはメダロット何使ってるんだ?まだ一回も見たこと無いけど」

( ^ω^)「かなりマイナーなメダロットだから言っても多分わかんないと思うお」

「内藤君がメダロッチつけてるとこ見たことない気がするなぁ。なんで?」

( ^ω^)「う…うちは親が厳しくてメダロッチは持ってっちゃダメって言われてるんだお」

「……ふーん……」

(;^ω^)「ご…ごめん、そろそろいいかお!?オヤジから宿題出されてるんだお!」

「宿題?」

(;^ω^)「『バルキスの定理』の証明だお」

「バル…?聞いたことないな。まぁいいや、頑張ってくれよ」


不審そうな表情を浮かべながら、クラスメイト達はそれぞれの席へと戻っていった。


(;^ω^)(なんとかやり過ごせたお…けどそろそろ限界だお…)

( ´ω`)(まさか今さら『実はメダロット持ってないんです』なて言えるわけないしお…)

21 :作者 :2007/02/06(火) 00:09:11.40 ID:0Sy+KWQe0
メダロット。

文明の発達によりロボット技術は飛躍的に発展した。
しかしどれだけ技術をつぎ込んでものんびり歩く二足歩行ロボットや作業用ロボット、
予めプログラムされた単語に対して音声を発する程度のロボットしか作る事ができなかった。
いや、それらのロボットを作り上げる技術は素晴らしいものに間違いはないだろう。
しかし人々は人工知能を搭載し、自在に走り回り、人間とコミュニケーションをとることの
出来るロボットを開発した。それと比べれば先に挙げたものなど玩具のように思えても
仕方が無いことなのかもしれない。

世界で初めてコンピュータが作られた時、それはすさまじい値段で販売されていたという。
それを購入できるものはまさに金持ちと呼ばれる人間であり、そうした珍しいものを
購入する事がステータスにさえなっていた。それはメダロットにおいても然り。
販売当初は法外とも思える価格で販売されていたメダロットだったが、量産が進むにつれて
価格は次第に低下。携帯電話と同じように「持っていることが普通」となっていた。

そんな誰もが持っているメダロットを持っていないブーン。年頃の少年にとってそういったことは
大きなコンプレックスになりうる。素直に「持っていない」といえばいいものを、この男は
いかにも厨二病な理由で自分を飾り付けていた。
実際、クラスメイト達も最近では気付き始めている様子。いや、もしかすると既に気付いていながら
気付いていないフリをしているだけなのかもしれない。そんな不安がブーンの心を蝕み、
学校でも消極的にならざるをえなくさせていた。

22 :作者 :2007/02/06(火) 00:10:56.56 ID:0Sy+KWQe0
ここで、一つの疑問が浮かび上がる。そう、なぜメダロットを持っていないはずのブーンが、
メダロットに関する相談を持ちかけてきたクラスメイトにこうまで的確なアドバイスをすることが
できたのか、という疑問である。


( ^ω^)(2ちゃんチェックしておいてよかったお…)


理由は至極簡単。「2ちゃんねる」と呼ばれる巨大掲示板サイトで予め情報を入手しておいたからだ。
2ちゃんねるは常に大量の情報で満たされており、その中には日常生活関する話題から
アンダーグラウンドな話題まで、ありとあらゆる情報が溢れ出んばかりに提供されているからだ。
そこには当然、メダロットに関する話題もあり、新製品の情報やメダロット関連の企業の裏情報
なども存在している。
ブーンは他人にはそのことは微塵も漏らさぬように、その2ちゃんねるを常にチェックしている。
ブーンが先ほどクラスメイトに対して与えたアドバイスも、2ちゃんねるの情報をそのまま
引用しただけに過ぎなかったのだ。
メダロットに関するさまざまな情報や知識を持ち、かつ家庭環境を捏造する事によって、ブーンは
「デキるメダロッター」を演じ続けているのだ。

そしてブーンは、これ以上クラスメイト達から情報提供を求められないように、自分の席で狸寝入りに
入ったのだった。
24 :作者 :2007/02/06(火) 00:12:36.77 ID:0Sy+KWQe0
( ^ω-)(そろそろ大丈夫かお…?)


既に帰りのホームルームも終わり、教室には誰もいない。しかし、先刻のようにクラスメイトから
自分のメダロット事情を尋ねられることを恐れたため、ずっと寝たフリをしていたのだった。


( ^ω^)(誰もいないお!!)


教室に誰もいないことを確認したブーンは手早く荷物をまとめ、なぜか忍び足で教室を後にする。
そしてブーンは教室の扉を慎重に、慎重に閉め終えた。その瞬間だった。


パシャパシャッ!!


(;^ω^)「……っお…!?」


眩い光が突如ブーンを襲う。一瞬だけ視界がくらむがそれはすぐに元に戻り、謎の光の発信源を
ブーンに理解させた。

29 :作者 :2007/02/06(火) 00:13:55.69 ID:0Sy+KWQe0
ξ゚听)ξ「何してんのよ、こんな時間まで」

( ^ω^)「ツ…ツンじゃないかお。いや、ちょっと勉強を…」

ξ゚听)ξ「今日の休み時間は大変だったようね」

(;^ω^)「はうっ」


光の発信源はツンと呼ばれた女生徒が両手で大事そうに抱えているカメラだった。
どうやらフラッシュをたいてシャッターを切ったらしい。


ξ゚听)ξ「校内新聞の一面は『見栄っ張りメダロッター内藤ホライゾン。実はメダロットを
     持っていなかった!!』…かしらね」

( ^ω^)「えと……その…」


この女生徒、やけにブーンについて詳しい。これは間違いなく幼馴染フラグ。

30 :作者 :2007/02/06(火) 00:15:01.04 ID:0Sy+KWQe0
…まぁ、ブーンとツンが幼馴染であるというのは事実で、自宅も非常に近い。
お互いに両親が厳しくメダロットを持たせてもらえなかったため、小さい頃は
よく二人でメダロットごっこなるものをして遊んでいた仲だ。だが中学に入り、
思春期を迎えるにつれて会話の機会は激減。奇跡的に同じ高校に通う事となり、
少しずつではあるがこうした周囲に誰もいない状況でならば普通に会話を楽しむことが
できるようになっていた。


ξ゚听)ξ「口止め料はコンビニでフィルムを買ってくれればそれで手を打つわ」

( ^ω^)「な…なんで僕が買わなきゃいけないんだお!横暴だお!」

ξ゚听)ξ「さっきので2枚も無駄遣いしちゃったんだもん。責任とりなさいよね」

( ^ω^)「だいたいなんでデジカメ買わないんだお…そんなカメラ使ってる人もういないお…」

ξ゚听)ξ「やかましいっ!」


デュクシデュクシデュクシ…


( ゚ω゚)「はうっ!!!」


ティウンティウンティウン…

31 :作者 :2007/02/06(火) 00:15:33.02 ID:0Sy+KWQe0




         GAME\(^o^)/OVER






34 :作者 :2007/02/06(火) 00:16:40.38 ID:0Sy+KWQe0
ξ゚听)ξ「まぁそういうことよ。あんたがメダロット持ってないことをばらされたくなかったら
     大人しくお金出しなさいよ」

ξ///)ξ「べ…別にあんたと一緒に買い物行きたいわけじゃないんだからね!!」

( ^ω^)「はいはいツンデレツンデレ」


…というわけで、VIP高校付近のコンビニ。


( ^ω^)「そういえば学校の近くなのにここは一回も来たことないお」


自動ドアの前に立ち、ドアが開く。その瞬間、野太い怒号が響いた。


「またお前か長岡ぁぁぁーーーー!!!」


(;^ω^)「………?」

ξ゚听)ξ「あー…またやっちゃったのか。ほっとくわよ、ブーン。フィルム買ってきなさい」


35 :作者 :2007/02/06(火) 00:17:42.51 ID:0Sy+KWQe0
コンビニのエプロンを着て胸元に「店長」と書かれたプレートをつけている男が同じエプロンを着ている
青年を店内である事も忘れているかのように怒鳴りつけている。


「こんなパーツ勝手に発注しやがって!こんな旧式誰も買いやしねぇよ!また店を赤字にするつもりか!?
 この分の金はお前が自分で払っておけよ!わかったな!?」
  _
( ゚∀゚)「へいへい…わぁーったよ。ったく…」

「文句があるのか長岡!?」
  _
( ゚∀゚)「ございませーん☆」


荒い息のまま肩を怒らせてレジの奥のスペースへ消えて行く店長の姿を見届けると、怒鳴られていた青年は
はぁ、と大きなため息を一つついた。


36 :作者 :2007/02/06(火) 00:18:36.54 ID:0Sy+KWQe0
ξ゚听)ξ「や、長岡さん」
  _
( ゚∀゚)「おう、ツンちゃんか。いらっしゃい」

ξ゚听)ξ「今度はなにやらかしたのよ?店長さんめちゃくちゃキレてたじゃない」
  _
( ゚∀゚)「いやな、発注リスト見てたら生産中止になってたはずのメダロットが一式だけ入荷されてた
     からさ、ついついノリで注文しちゃったんだよ」

ξ゚听)ξ「うーん…なんていうか、相変わらずね…」
_
(;゚∀゚)「ほっとけwwwところでとなりのピッツァは一体誰だ?」

(;^ω^)「なななな内藤ホライゾン通称ブーンですお以後よよよよろしくですお!!!!」
  _
( ゚∀゚)「あー…何を緊張してるのかわからんが…俺はバイトのジョルジュ長岡だ。ここの
    コンビニをお気に入りに登録しとくといいぜ。よろしくな!」

( ^ω^)「はぁ……」

( ^ω^)(変わった人だお…)

37 :作者 :2007/02/06(火) 00:19:54.37 ID:0Sy+KWQe0
ξ゚听)ξ「そうそう長岡さん聞いてよ!!こいつ高校生にもなるのに未だにメダロット持ってないのよww」
_
( ゚∀゚)「うはwwwマジかよwww天然記念物ものじゃねぇかwww保護保護wwww」

(#^ω^)「ちょwwwwwツンだってメダロット持ってなかったはずだお!!僕を馬鹿にする事は出来ないはずだお!!」

ξ゚听)ξ「ふっふーん……これ、なーんだ?」


そう言ってツンは左腕を掲げる。黒色をしたごつごつとしたデザインの大きめの腕時計がつけられている。
白く細い手首には不釣合いなほどの時計であるのだが…。


( ^ω^)「め…メダロッチ!!いつの間に…」

ξ゚听)ξ「つい最近よ。ここで買ったの」

( ^ω^)「ってことはメダロットも…」

ξ゚听)ξ「も・ち・ろ・ん(はぁと 悪いわねぇ。あんたの仲間はもうどこにもいないわーん」

(;^ω^)「……」
 _
(*゚∀゚)(……そうだっ!!)
39 :作者 :2007/02/06(火) 00:21:29.47 ID:0Sy+KWQe0
  _
( ゚∀゚)「少年、いや、ブーン!!!」

( ^ω^)「は…はひっ!?」
  _
( ゚∀゚)「俺の発注ミスで届いちまったメダロット、買わねぇか!?生産中止されてるやつだから
     本来ならプレミア値がつくところだが特別に格安で売ってやるよ!!」

( ^ω^)「え?え?」
  _
( ゚∀゚)「俺はお前が気に入っちまったんだ!一目見た瞬間から思ったぜ、あのメダロットは
     こいつに売るってな!!」

( ^ω^)「そ…そうですかお…けどうちはカーチャンが厳しいから…」
  _
( ゚∀゚)「今買っとかなきゃきっと一生後悔するぜ!!ほらほら、ティンペットとメダロッチもつけて…
     この値段だ!!」


そう言ってジョルジュは電卓のキーを数度叩いてブーンの目の前に突きつけた。


40 :作者 :2007/02/06(火) 00:22:32.71 ID:0Sy+KWQe0
( ^ω^)「ほ…ホントにこんなに安くていいんですかお!?」
  _
( ゚∀゚)「おうよ、男に二言はねぇ、持ってきな!」

( ^ω^)「買ったお!!」
  _ 
( ゚∀゚)「そうかそうか、お兄ちゃんは嬉しいぜ、ブーン!」 

( ^ω^)「あ…けどやぱりかーちゃんに怒られるからやめときますお……」
  _
( ゚∀゚)「そんなこと言うなよなぁー…実はこのKBTタイプの『メタルビートル』は俺も持っているんだが…」

( ^ω^)「持っているんだが……なんですかお?続きwktkだお」
  _
( ゚∀゚)「このメダロット持ってりゃモテモテだぞぉー?確かに旧式だがデザインにばかりこだわった
     最近のメダロットにはねぇ玄人好みの渋さや魅力があるんだよ」

( ^ω^)「モテモテになるなら買いますおwwwww」 
  _
( ゚∀゚)(おk、在庫処分完了wwwww)

41 :作者 :2007/02/06(火) 00:23:25.41 ID:0Sy+KWQe0
  _
( ゚∀゚)「毎度!!KBT型メダロット『メタルビートル』。大事にしてやってくれよ!!」


ブーンは頭部パーツ『ミサイル』を手に入れた!
    右腕パーツ『リボルバー』を手に入れた!
    左腕パーツ『サブマシンガン』を手に入れた!
    脚部パーツ『オチツカー』を手に入れた!

ブーンは男型ティンペットを手に入れた!



( ^ω^)「早速家に帰って組み立てるおwwwwwww」



                 /⌒ヽ
            ⊂二二二( ^ω^)二⊃
                 |   /
                 ( ヽノ
   ブーーーン         ノ>ノ
              三  レレ

44 :作者 :2007/02/06(火) 00:24:31.95 ID:0Sy+KWQe0
ブーン宅


(;^ω^)「はぁ…はぁ…なんとかカーチャンに見つからずに部屋まで持ち込めたお」

( ^ω^)「早速組み立てるおwwww」


派手な音を立てて大きな箱の包装紙を破いていくブーン。先ほど購入したものをすべて
床に並べてみると、自分がとうとうメダロットを手に入れたという幸福と、厳しい母親に内緒で
悪い事をしている背徳感のようなものが同時に彼の心を満たした。


( ^ω^)「説明書説明書……あったお!」

( ^ω^)「まず、服を脱ぎます」

( ^ω^)「…………」
48 :作者 :2007/02/06(火) 00:25:40.15 ID:0Sy+KWQe0
( ^ω^)「間違えたお。えーっとなになに…まずはパーツを図のようにティンペットにはめこみます…と」

( ^ω^)「『カチッ!』と音がするまでしっかりと押し込んでください。故障の原因になります…かお」

( ^ω^)「メダロットを組み立てる際のイメージはガイコツの模型(ティンペット)に少しずつ筋肉と皮膚(パーツ)
     を取り付けて行くような感じで…。グロいこと書きやがるおww」


カチャカチャ……


( ^ω^)「次のパーツで…最後だお」


カチッ


( ^ω^)「できたおwww確かに渋くてかっこいいおwww」

( ^ω^)「……ん?手書きのメッセージカードかお。なになに…?」

『KBT型メダロット、メタルビートルをよろしく!メダロットは友達だ!!byジョルジュ』

( ^ω^)「ジョルジュさん…ありがとうだお」

( ^ω^)「あとはメダロットに情報を送る腕時計型端末のメダロッチから命令を送るだけで…
    とうとう僕もメダロッターだおwwww」
50 :作者 :2007/02/06(火) 00:26:46.45 ID:0Sy+KWQe0
( ^ω^)「メタルビートル、起動だお!!!!」

(;^ω^)「……あれ?動かないお…メダロッチの電池が切れてるのかお…?」

( ^ω^)「………」

( ゚ω゚)「アッー!!メダルがねーーーーお!!!」


メダロットとは「メダルで動くロボット」の略称である。その名の通り、メダルと呼ばれる人工知能が
なければ機能しない。人間で例えるならば、頭の中に脳が存在しない状態ではその人間は何も動かないのと
同じである。つまり、今のブーンのメダロットはただの抜け殻状態だ。


( ゚ω゚)「ジョルジュさんのーーーーばーーーーかやろーーーーう!!!」



第1話  おしまい

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