川 ゚ -゚)クールに決める逆転裁判のようです
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:38:09.57 ID:oUxuTfUO0
- Q:「逆転裁判」のパロをブーン系でやったらどうなるの?
A:こうなります
- 2 名前: 忍法帖【Lv=33,xxxPT】(1+0:15) :2013/03/25(月) 19:38:53.28 ID:oUxuTfUO0
- tesu
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:38:58.02 ID:aeXto93q0
- ほう
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:39:23.05 ID:OQ/2l6sE0
- ドクオ達は水の上に住むようです好きだったな
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:39:56.19 ID:oUxuTfUO0
-
「……どうして?」
「もう、何度も言っているだろ。俺はお前を愛せない」
「だから、……どうして……?」
「俺はお前以外に、好きな奴ができた。…ただ、それだけだ」
「わ、わたしのことは……?」
「だから、何度も言ったはずだ。……別れてくれ」
「…………嘘……。」
「カネは払う。いくらだ。言われたとおりの額を出そう」
「お、お金の問題じゃない! わたしは、わたしは――」
「しつこいぞ」
.
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:41:52.26 ID:oUxuTfUO0
-
「……ッ……!」
「いたずらに、お前の恋心を煽って……悪かったと、思ってる」
「カネが嫌なら、なにがいい。服か? 宝石か?」
「………。」
「だから……もう、別れてくれ。これ以上は、言わん」
「…………。」
.
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:42:39.23 ID:oUxuTfUO0
-
「……ギコくん、ばいばい」
「………ああ。また街とかで会ったら、挨拶でもするよ。……じぃ」
「……じゃ……」
「………」
「出て行った、か……」
「……あいつ、呼ばないとな」
「………」
.
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:43:44.94 ID:oUxuTfUO0
-
「もしもし。俺だ、ギコ」
「すまんが、もう一度、俺の家に来てくれないか」
「……さっき、言い忘れたことがあったんだ」
「留守電でメッセージを入れるより、直接話したい」
「………待ってるぞ」
『キロク シマシタ
. 2ガツ14ニチ 18ジ36プン』
.
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:44:37.29 ID:oUxuTfUO0
-
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川 ゚ -゚) クールに決める逆転裁判のようです
File.1 「 逆転のバレンタイン 」
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−1−
.
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:44:44.91 ID:Ke3g3TAkO
- >>4
あれって未完結だっけ
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:45:20.16 ID:9JrdJoLPO
- 気持ち悪いんで終了
はい終了
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:45:38.88 ID:oUxuTfUO0
-
最後の戦争が終わってから何年経つのだろうか。
かつてこの国が抱いていた窮乏や不安はいまやその面影すらなくし、
いまや、平和と怠惰が人々のなかにはびこるようになっていた。
民主主義、個人の尊重などを政府がかなりプッシュしてきた結果
なんの皮肉か、犯罪件数は数十年前よりも増加の一途しか辿らないようになってしまった。
だが、日々増える犯罪に、警察の捜査が追いつかない――ことは、ない。
ちいさな犯罪を切り捨て、大きな犯罪を優先して片付けるようになったため
犯人を検挙するに至るまでの経緯は、決して絶えることがなかった。
しかし、問題は警察ではなかった。
その、警察が検挙した犯人を裁く――つまり、裁判に、問題ができた。
犯罪件数が多すぎて、既存の司法制度ではとても処理しきれないようになったのだ。
そこで試験的に実施されるようになったのが、「序審法廷制度」と呼ばれるシステムだ。
それまでのように、刑罰の重さやその処置のとり方などを逐一最初から最後まで争っていると、
裁判所が一日にこなす仕事量よりも、舞い込んでくる犯罪件数のほうが上回る計算になったのである。
.
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:46:41.90 ID:oUxuTfUO0
-
序審法廷制度とは、文字通り「序審」が設けられたことが一番の特徴で、
まずはこの序審で、被告人にかかった容疑の事実関係を追究、
無実だったならその時点で釈放し、有罪だったなら後日改めてその刑罰を決める、というのだ。
あくまで追究するのは事実関係のみで、もし被告人がどう見ても犯人だった場合は
検察側がその証拠や証言を揃えれば法廷はそれで終了――となるし
逆に検察側の用意するそれがいささか立証能力に欠けるようであれば、無罪推定の原則が適用され釈放――となる。
序審は最長でたったの三日だ。
つまり、三日で、推定無罪の人を釈放することができるのだ。
このシステムのおかげで、推定無罪の人が被告人の事件を
本来裁判所でこなすべき仕事から抜くことができるようになったため、裁判所の仕事効率は格段に上昇した。
――だが、一見この画期的に見えるシステムには、ひとつ、大きな欠点があった。
「推定無罪をあらかた除外できる」というメリットは、言い換えれば
「有罪と認定されればそれを覆すのがおよそ不可能になる」という点であった。
もっと簡略的に言うなれば、弁護側は三日間で被告人の無罪を立証しなければならない。
「真実としては無罪だが、おそろしいほど自分に不利な証拠が並べられた場合は無実の罪を着せられることになる」。
これが、この「序審法廷制度」における、最大の欠点と言えるようになった。
.
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:47:58.63 ID:OQ/2l6sE0
- >>10
何を隠そう作者の自演を一番最初にスレ内で告発したのが俺だからな
最初は面白半分でコイツ、自演してるぞって言ったら何か大々的に騒動に発展して作者が蒸発したからちょっぴり勿体ない事したと思ってる
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:48:09.09 ID:oUxuTfUO0
-
川 ゚ -゚)「……だというのに、どうして」
素直クールは、この「序審法廷制度」のことを再認識しながら、そうため息をついた。
開廷まで、もう十分もない。
一通りの資料には目を通しており、物理的な準備は既にできていた。
だが、心の準備、がまったくできていなかった。
「なに暗い顔してるんですか」
川 ゚ -゚)「…ム」
クールは、後ろから肩を叩かれた。
その明るい声を聞いて、更に、クールの心の準備が整わなくなった。
今更触れるまでもない。
クールの憂鬱の原因は、声をかけてきた彼女、にあるのだから。
.
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:49:33.28 ID:Ke3g3TAkO
- >>14
おま
ここからって時に
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:49:53.78 ID:oUxuTfUO0
-
(*゚ー゚)「もう裁判はじまりますよ」
川 ゚ -゚)「……君は、すごく軽いんだな」
(*゚ー゚)「アイドルたるもの、いつでも笑顔! がモットーですから」
川 ゚ -゚)「周りから笑顔を吸い取って自分だけが笑顔になるのは、どうかと思うぞ」
(*゚ー゚)「あっはは。弁護士さん、面白いですね」
川 ゚ -゚)「ああ。まったくを持って “不” 愉快だ」
――比較的長身なクールよりも頭一個分ほど背の低いしぃは、そう言っては陽気にふるまった。
クールはもともと沈着な人なのだが、彼女が隣にいるせいで、よけいに口数が減りつつあったのだ。
口数を減らす代わりに、ため息をつく回数が増えたと感じられる。
クールは今すぐにでも、この裁判を放棄してはやく家に帰りたがっていた。
.
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:51:17.97 ID:oUxuTfUO0
-
川 ゚ -゚)「で、だ。……もう一度、訊くが」
(*゚ー゚)「またですか」
川 ゚ -゚)「最後の確認だ。……えっと、その」
(*゚ー゚)「…」
クールは、もう何周にも渡って目を通しておいた
資料の内容を脳裏に浮かべながら、言った。
川 ゚ -゚)「ほんとうに、君は……殺してない、のだな?」
(*゚ー゚)「…はい」
――猫乃ギコ殺害事件の被告人、椎名しぃはうなずいた。
担当弁護士の素直クールは、最終確認、を続ける。
.
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:52:11.97 ID:oUxuTfUO0
-
川 ゚ -゚)「あの日……二月十四日、君はなにをしていた」
(*゚ー゚)「……14時頃に、ギコくんとカレの家で待ち合わせして。
そこから15時40分ほどまで、遊んでいました」
川 ゚ -゚)「しかし、その日のうちにもう一度、君は被害者宅に足を運んだ。
そこらについて、もう一度言ってほしい」
(*゚ー゚)「………私は、殺してなんかいない」
川 ゚ -゚)「それを信じるためにも、このときのことを教えてほしい」
(*゚ー゚)「……」
川 ゚ -゚)「……」
.
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:53:12.05 ID:oUxuTfUO0
-
そこで、しぃ、クールともに黙った。
被告人第三控え室では、ほかに音を出す存在は無い。
そのため、とたんに、彼女ら二人は静寂につつまれることになった。
時計の針が音を刻む。
クールはどうしたものか、と思っていると、控え室の扉が開かれ、
続けて男――法廷係官の声が、聞こえた。
( `・д・)ゞ「まもなく開廷します。被告人、並びに弁護人は、裁判の用意をしてください」
川 ゚ -゚)「……行くぞ」
(*゚ー゚)「はい」
クールとしぃは、少しぎこちない様子でありながらも、
法廷係官に先導されては、この控え室をあとにした。
.
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:54:20.03 ID:CJhjrXuv0
- しえん
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:54:41.77 ID:uc6vMUgb0
- ブーン系懐かしい
支援
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:54:44.66 ID:Ke3g3TAkO
- 支援
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:55:52.58 ID:LKWhCVzC0
- つまんね
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:57:30.29 ID:oUxuTfUO0
-
◆
傍聴人のざわめく音が聞こえるのは、まだ開廷されていないからだ。
本来傍聴人とは、遺族や関係者のほかに、裁判に興味を持つ一般人で埋め尽くされるものだ。
法学部在住の学生なんかが、近年では傍聴が多くなっているらしい。
しかし、今日に限っては違った。
今日、傍聴席の多数を占めているのは、そんな人たちではなかった。
アイドル「しぃ」が被告人――ということに惹かれた野次馬やファン、で埋め尽くされていたのだ。
また、各メディアの報道陣も、この裁判の行く末を、不純な動機のもと心待ちにしている。
皆、被告人が著名なアイドルだから――という理由だけで傍聴席に就いていたのである。
開廷数分前に、クールとしぃが入廷して、所定の位置に就く。
しぃの登場を見てさまざまな声をかける傍聴人たちであったが、
直後に裁判長がやってきたのを見て、その声はとたんに消え失せてしまった。
裁判長が席に就いたところで、彼は、その威厳に満ちた口を開いた。
このときクールは、今までにないくらい、緊張していた。
.
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:58:19.76 ID:oUxuTfUO0
-
( ´∀`)「……えー、では」
川;゚ -゚)
( ´∀`)「これより、猫乃ギコ殺害事件の審理を、はじめます」
( ´∀`)「弁護側、及び検察側。準備はよろしいですかな?」
(=゚ω゚)ノ「検察側、いつでもいいよぅ!」
川;゚ -゚)
( ´∀`)「そうですか……ん? 弁護側、準備は?」
川;゚ -゚)
川 ゚ -゚)「…! あ、大丈夫……です」
(;*゚ー゚)「弁護士さん……」
.
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:59:10.41 ID:oUxuTfUO0
-
クールは、なんとか声を絞り出したものの、その声はどこかか細く聞こえた。
威勢がなく、聞くからに「大丈夫」でないのがわかるような声だった。
そのため、裁判長は首を傾げた。
( ´∀`)「はて。ほんとうに大丈夫ですか?」
(=゚ω゚)ノ「裁判長。彼女は確か、今日が “初” の法廷だそうですよぅ」
( ´∀`)「なんと! それはそれは、まあ……いいですなあ」
(=゚ω゚)ノ「この検事歴八年の伊予いようがいるからには、そこまで緊張しなくていいんだよぅ」
川 ゚ -゚)「(中途半端だな)」
(*゚ー゚)「中途半端ですね」
.
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 19:59:11.80 ID:CJhjrXuv0
- 紫煙
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:00:00.42 ID:oUxuTfUO0
-
ひょろひょろとした体躯を持ついよう検事は、そう言っては男にしては高い声で笑いだした。
だが、笑えるだけマシだ、とクールは内心で思っていた。
クールは、今回が、初の法廷なのだ。
しかも、その内容が殺人事件。
まして、依頼人が、著名なアイドルのしぃである。
クールのプレッシャーは、他人が理解できないほどには高まっていた。
が、裁判長はそれを気に留めることもなく、両手を叩いた。
彼の鳴らすその渇いた音で、法廷内を静まらせるのだ。
木槌を使わない代わりに、彼はこうやって、静粛を訴えるのである。
( ´∀`)「はいはい、静粛に。まあ、緊張せずに、のんびりして結構ですよ。ほっほっ」
川 ゚ -゚)「…」
.
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:00:47.87 ID:oUxuTfUO0
-
( ´∀`)「……では、開廷しましょう。まず、いよう検事」
(=゚ω゚)ノ「なんだよぅ」
( ´∀`)「早速ではありますが、冒頭陳述を」
(=゚ω゚)ノ「任せてくれよぅ!」
川 ゚ -゚)
(*゚ー゚)「……どう、しました」
川 ゚ -゚)「…胃が痛い」
(*゚ー゚)「は、はあ」
.
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:00:56.08 ID:9MnNLlNi0
- ふむ
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:01:46.52 ID:oUxuTfUO0
-
裁判長に促され、いようは、ゴホンと咳払いをした。
そして余裕に満ちた表情を浮かべ、彼は口を開く。
(=゚ω゚)ノ「これは、二月十四日……
. そう、世間の恋人たちがともに愛を語らう日に起こった、“惨劇” だったよぅ。
. そして被告人、椎名しぃもまた、その恋人たちの一人だった――ハズなんだよぅ」
(=゚ω゚)ノ「しかし、殺されたのは、被告人と交際関係にあったとされる人。
. 猫乃ギコ、二十八歳。…死ぬには、あまりにも若すぎる年齢だよぅ」
(=゚ω゚)ノ「本法廷において、検察側は被告人が有罪であることを間違いなく立証するよぅ。
. と、こんなところだよぅ」
( ´∀`)「わかりました。ところで……」
(=゚ω゚)ノ「?」
( ´∀`)「被害者が恋人だ、というのはいいのですが、ほら……被告人は、アイドルでしょう?
この恋仲は、世間一般で認められたカップルなのですかな?」
(=゚ω゚)ノ「さすがは裁判長、いいところに気がつきましたよぅ」
いようはそう言って、腕を組んだ。
スーツの袖の裾から細い腕が見える。
声の高さといい、あまり男性らしくはない男性だな、とクールは思った。
.
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:02:36.98 ID:oUxuTfUO0
-
(=゚ω゚)ノ「むろん、アイドルのしぃと言えば、世間的に有名なアイドルなんだよぅ。
. 彼女の交際は、事務所が許そうと、世間が許すハズないんだよぅ」
( ´∀`)「ということは……その、アレですかな」
( *´∀`)「……す、すきゃんだらすな交際だったわけですな!」
(=゚ω゚)ノ「そうだよぅ。だから、被告人には、彼女のプライベートを
. 調べるまでもなくその点において既に動機があるんですよぅ」
( ´∀`)「禁じられた恋……ソソりますねえ」
川 ゚ -゚)「(……おちゃめな人なんだな)」
( ´∀`)「そうとわかれば、早速証言に移ってもらいましょう。
いよう検事、最初の証人を召喚してくださいな」
(=゚ω゚)ノ「了解だよぅ!」
( ´∀`)「して、最初の証人は……?」
法廷の入り口を見ながら、裁判長は訊いた
「ふふん」と鼻を鳴らして、得意げにいようは答えた。
.
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:03:07.40 ID:MoHD9SyT0
- 逆裁パロディか
面白そう
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:04:03.45 ID:oUxuTfUO0
-
(=゚ω゚)ノ「これでも、新米弁護士さんに対する心遣いはあるんだよぅ」
川 ゚ -゚)「…私?」
(=゚ω゚)ノ「まず最初は、この事件の捜査を担当した刑事に、この事件のあらましを言ってもらうよぅ。
. そっちのほうが、有罪の立証も手早く済むし、一石二鳥なんだよぅ」
( ´∀`)「わかりました。係官、証人を」
裁判長が短く言うと、係官はすぐに応じた。
そして入り口からは、背丈の低く、柔和な顔を浮かべる「刑事」がやってきた。
( ><)
( ´∀`)「ふむ。お名前とご職業はなんですかな」
( ><)「はい! VIP県警捜査一課、刑事の稚内ワカンナインデスなんです!」
( ´∀`)「随分と元気がいい刑事さんなんですな」
( ><)「それほどでも……あるんです!」
川 ゚ -゚)「(うざいな)」
.
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:04:56.31 ID:oUxuTfUO0
-
( ´∀`)「そうですか、わかりました。じゃあ早速、証言のほうを」
(=゚ω゚)ノ「 《二月十四日の『惨劇』》 ……言ってやるんだよぅ!」
( ><)「ガッテンです!」
川 ゚ -゚)「……いよいよ、だな」
(;*゚ー゚)「べ、弁護士さん?」
川 ゚ -゚)「? どうした」
証言がはじまる、と実感して、クールは意気込みをした。
しかしそれを聞いて、しぃは青い顔で後ろにいるクールに話しかけた。
小声ではあるが、切羽詰った様子はクールにも充分伝わった。
.
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:05:49.64 ID:oUxuTfUO0
-
(*゚ー゚)「どうした」
(;*゚ー゚)「じゃないですよ! え、あなた、これが “初” の法廷だったんですか!?」
川;゚ -゚)「……うん」
(;*゚ー゚)「どど、どうして言ってくれなかったんですかっ!」
川;゚ -゚)「いやあ、言ったじゃないか。……… 『若いよ』って」
(;*゚ー゚)「若さ自慢をしただけじゃないですか!」
川 ゚ -゚)「まあ、なんとかなるだろう。君が無実なら、な」
(;*゚ー゚)「……そ、それはそうですが……」
ワカンナインデスは、証言をするに際して必要なものを用意しているようだ。
しぃはそれを横目で見やってから、クールに引き続き言葉を放った。
.
- 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:07:01.13 ID:oUxuTfUO0
-
(;*゚ー゚)「だ、大丈夫なんですか?」
川 ゚ -゚)「なにが」
(;*゚ー゚)「いまから、何をどうやればいいか……わかってるんですか?」
川 > -<)「ワカンナインデス」
(;*゚ー゚)「ふざけないでっ!」
川 ゚ -゚)「……まあ、やり方くらいならわかってるよ」
川 ゚ -゚)「…… “尋問” 、それが私の仕事だからな」
(*゚ー゚)「 “尋問” …?」
.
- 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:07:33.73 ID:fuMjGTwWO
- 予告してたやつか
支援
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:08:00.07 ID:oUxuTfUO0
-
「ああ」と言って、クールは続けた。
川 ゚ -゚)「証言のなかに潜むムジュンやウソに証拠品を突きつけて、証言を崩すのだ」
(*゚ー゚)「そうなんですか?」
川 ゚ -゚)「いま適当に考えた」
(;*゚ー゚)「! ふざけてるんですか!」
川 ゚ -゚)「冗談だ。これでも、司法試験にとおっているのだぞ、私は」
(;*゚−゚)「頼みますよ、ほんとうに……」
.
- 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:09:00.23 ID:oUxuTfUO0
-
( ><)「……あの、はじめていいですか?」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「? 私か?」
(=゚ω゚)ノ「おしゃべりは済んだかよぅ?」
川 ゚ -゚)「なに?」
言われて、クールは周囲を見回した。
裁判官、裁判長、検事、傍聴人、証人――
皆が、弁護席、それもクールとしぃの方に向けられていた。
夢中に話しすぎた――
そう思うと恥ずかしくなったのか、クールは顔が耳まで真っ赤になった。
「初々しくて、いいですなあ」と裁判長が言ったのを皮切りに、ワカンナインデスは口を開いた。
はやく証言したくてたまらないのだろう、そう思うと彼からも初々しさが感じ取れた。
見るからに若いのだ、職歴もきっと浅いのだろう。
.
- 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:10:22.66 ID:oUxuTfUO0
-
( ><)「 “惨劇” が起こったのは、二月十四日のことなんです。
被害者、猫乃ギコは、後頭部を銃で撃たれたことが直接的な死因となってるんです」
( ><)「死亡推定時刻は18時から19時、と解剖結果からわかったんですが……
犯行時刻は18時45分頃ではないか、という結果が捜査陣からあげられたんです」
( ><)「で、現場なんですが……」
川 ゚ -゚)「?」
ワカンナインデスが言葉を濁したかと思うと、彼は検事席にいるいように目配せをした。
それを合図に、いようが口を開く。
(=゚ω゚)ノ「これが現場の状況なんですよぅ。初心者の弁護人のために、簡略化した図を用意したんですよぅ」
( ><)「画面に注目してほしいんです!」
すると、弁護席と検事席の背後にある大きなモニターや
裁判官、裁判長の手元にあるちいさなモニターに、「それ」が映し出された。
(→ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_855.png)
.
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:12:18.94 ID:oUxuTfUO0
-
( ><)「これは、犯行現場……つまり猫乃宅のリビングを、上から描いたものなんです。
事件と関係のなさそうなものや血だまりなどなどは省いたんですが、
事件のあらましを説明するのにはまったく問題ないので安心してほしいんです」
( ´∀`)「そのほうがいいですな。血だまりなんて写されたら、倒れそうですぞ」
川 ゚ -゚)「(…… 『上画面』 か。何度も目を通しておいたが、念のためもう一度見ておこう)」
そう思って、クールが画面に目を遣る。
六つの楕円形でかたどられたのは、ギコの死体だ。
リビングの入り口からベランダ、テレビのほうに向かって倒れている。
( ´∀`)「しかし、いくつか気になることが」
( ><)「なんですか?」
( ´∀`)「まず、この×印はなんですか?」
( ><)「それは、“弾痕” なんです」
( ´∀`)「弾痕……」
.
- 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:14:14.49 ID:oUxuTfUO0
-
( ><)「一つが、台所の上にあった花瓶を。もう一つが、ソファーに。
被害者の命を奪ったのは、後者……つまり、ソファーのほうの弾なんです」
( ´∀`)「わかりました。もう一点、カウンターと冷蔵庫の下にある○印は?」
( ><)「それは、なんといいますか、カーテンみたいなものなんです」
( ´∀`)「カーテン?」
( ><)「廊下からこのリビングに入ると、まず最初に目に入るのが台所、カウンターなんですが……
このカーテンを閉めれば、それは視界から閉ざされることになるんですよ」
( ´∀`)「ほうほう」
( ><)「珍しかったので、一応図に載せておいたんです」
川 ゚ -゚)「……異議ありッッ!」
.
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:14:52.75 ID:9MnNLlNi0
- 意義あり入りましたっ!
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:15:30.90 ID:oUxuTfUO0
-
( ´∀`) !?
( ;><)「ひいいいいイイッ!!
. ……な、なんなんですか、いきなり!」
――突如として、クールは指を突きつけて、ワカンナインデスに怒鳴りかかった。
その声は女性にしては大きく、また声量はどうであれ
それまで法廷内は比較的静かだったため、彼女の声がひときわ大きく聞こえた。
結果、このタイミングでこの大きさの声を聞かされるとは
思ってもみなかったワカンナインデスが、露骨に驚いた。
泣きそうな顔をして、ワカンナインデスがクールの顔を見る。
当のクールは、なぜかそわそわとしていた。
川 ゚ -゚)「あ、えっと……」
川;゚ -゚)「べ、弁護側からも、質問が…ある!」
(*゚ー゚)「なら異議を唱えなくてよかったんじゃ……」
川;゚ -゚)「ど、どう止めればいいかわからなかったんだ」
.
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:16:44.19 ID:oUxuTfUO0
-
( ;><)「質問ですか? どうぞ」
川 ゚ -゚)「……その、だ」
川 ゚ -゚)「そ、その、カーテンは……開いてたのか?」
「なんだ、そんなこと」とワカンナインデスは返した。
予想外に規模の小さな質問だったので、今しがたの驚きの反動で、一気に安堵が生まれたのだ。
( ><)「開いてたんです。これで満足ですか?」
川 ゚ -゚)「あ、えっと……、……はぃ…」
( ><)「声がちいさいんです……」
(=゚ω゚)ノ「まあ、“初” なんだから許してあげるんだよぅ。
. 刑事、続きを頼むよぅ」
( ><)「わかったんです。えっと、どこまで行ったっけ……」
( ><)「……あ、そうそう。じゃあ、本筋に戻るんです」
.
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:16:58.90 ID:B64syToJO
- やだクーちゃん可愛い
- 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:18:06.85 ID:oUxuTfUO0
-
ワカンナインデスはそう言って、深呼吸をした。
彼は彼で、やはり緊張しているのだろう。
( ><)「……被害者は、被告人を18時36分に電話で呼び出したんです。
そして呼び出された被告人は、このリビングに案内されたと思われます。
そのときに被告人は、背後から、被害者に銃を向けて、二発撃ったんです」
( ><)「で、重要なのが、この二つの弾痕なんです」
( ´∀`)「見たところ、方向が違うようですが……」
( ><)「まず、一発目。リビングに入ると同時に、被害者に向けて一発。
このときははずれて、台所にある×印のところにそれは着弾したんです」
( ><)「撃たれたことで危機を感じた被害者は、そのまま逃げるようにベランダに向かったんです。
そのときに、被告人が二発目を撃ちました。ソファーに残った弾痕が、それなんです」
( ><)「それで、被害者は即死でした。あ、お手元の解剖記録の資料も見てほしいんです」
川 ゚ -゚)「( 『解剖記録』 ……これだな、うん)」
.
- 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:18:40.24 ID:INwjeVG/0
- 最近ブーンスレ見ないよな私怨
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:19:37.64 ID:oUxuTfUO0
-
ワカンナインデスが注意をそちらに向けたところで、クールもそれに目を遣った。
中に書かれてあることは、何度も読み、把握している。
死亡推定時刻は、18時から19時の間。
一発の弾丸により、即死したものであるようだ。
ほかには、額に打撲の痕も確認されたことが書かれていた。
中に目を通すまでもないクールは、そのまま一度さげた視線を、ワカンナインデスのほうに向けた。
彼は「いいですか」と言って、皆の注意を自分に向けさせる。
( ><)「そうして被害者を銃殺したあと、これがまた問題だった。
被告人はあろうことか、慌てて被害者宅から “逃走” したんです!」
川 ゚ -゚)「なに?」
その言葉を聞いて、クールをはじめ傍聴人や裁判官が少し動揺を見せた。
解説するように、ワカンナインデスが付け足す。
( ><)「目撃者がいたんです」
.
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:19:40.06 ID:LN+ivOa30
- 逆裁か!楽しみだ
- 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:20:34.04 ID:oUxuTfUO0
-
川;゚ -゚)「…っ!」
( ´∀`)「目撃者、とは?」
( ><)「とある雑誌記者で、被告人のスキャンダルを企んでいたそうなんです」
(*゚ー゚)「エビフライデーの記者か……」
川 ゚ -゚)「…ん? エビフライデー?」
(*゚ー゚)「私のことをしつこくつけまわしてくる、ゴシップ誌です」
川 ゚ -゚)「ほう……、……?」
川;゚ -゚)「ま、待て! ということは――」
( ><)「トーゼン! 写真、とられてますよ。はい、これ」
川;゚ -゚)「(…… 『目撃者の写真』 ……!)」
.
- 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:21:47.16 ID:oUxuTfUO0
-
ワカンナインデスがにやにやしながら提示したそれには、
確かにしぃのものとわかる後ろ姿が写っていた。
写真の左半分が電柱であることから、例の雑誌記者の写真と見て間違いないだろう。
ギコ宅から、この記者とは反対の方向に走り去るしぃの後ろ姿が確認される。
そして問題は、その時刻だった。
( ><)「この写真を撮られたのは、18時の46分。記録に残ってるから、間違いないんです」
( ><)「これは、犯行をした証拠こそ写ってませんが、時刻そのものが立派な証拠となってるんです」
( ´∀`)「そういえば、先ほど……」
( ><)『死亡推定時刻は18時から19時、と解剖記録からわかったんですが……
犯行時刻は18時45分頃ではないか、という結果が捜査陣からあげられたんです』
( ´∀`)「……とありましたが、コレは……」
(=゚ω゚)ノ「そのことで、検察側からは更に一点、証拠を提出するよぅ」
川;゚ -゚)「(ま、まだ増えるのか……)」
.
- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:23:25.89 ID:9MnNLlNi0
- このアウェイ感な
- 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:23:57.37 ID:oUxuTfUO0
-
( ´∀`)「どれ。……すまーとふぉん……とやらですかな?」
(=゚ω゚)ノ「そうだよぅ。これとこの目撃者の写真が、
. “この犯行は被告人にしかできなかった” ことを証明するんだよぅ」
そう言っていようが提出したのは、薄い桃色が映えるスマートフォンだった。
それを見せられて、クールは更に嫌な予感がしてきた。
(=゚ω゚)ノ「これは、被告人――椎名しぃのスマホだよぅ。
. ちなみに、裁判長はスマホのことをどこまでご存じだよぅ?」
( ´∀`)「持ち歩くぱそこん、と聞いたことがありますな。最近私もはじめたのですよ」
(=゚ω゚)ノ「充分だよぅ。でも、重要なのはその多彩な機能じゃなくて…… “電話機能そのもの” なんですよぅ」
( ´∀`)「というと?」
(=゚ω゚)ノ「ちょっと、これを聞いてほしいですよぅ」
いようが言うと、ただでさえ静かだった法廷内が、いっそう静かになった。
息遣いや布擦れの音すら聞こえない。
いようが何かしたかと思うと、法廷内に、ややノイズ混じりの音が流れ始めた。
.
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:25:10.85 ID:oUxuTfUO0
-
『もしもし。俺だ、ギコ』
『すまんが、もう一度、俺の家に来てくれないか』
『……さっき、言い忘れたことがあったんだ』
『留守電でメッセージを入れるより、直接話したい』
『………待ってるぞ』
『キロク シマシタ
. 2ガツ14ニチ 18ジ36プン』
.
- 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:27:05.79 ID:oUxuTfUO0
-
(=゚ω゚)ノ「……もう一度流すかよぅ?」
( ´∀`)「いえ、結構です。しかし、これはいったい……?」
(=゚ω゚)ノ「 『留守電のメッセージ』 だよぅ。今の声の主が、被害者だよぅ。
. どうやら被害者は、なにか用があって被告人を呼び出したそうなんですよぅ」
川 ゚ -゚)「ま、待った!」
(=゚ω゚)ノ「なんだよぅ?」
川;゚ -゚)「それは、ひ、被害者の携帯電話の発信履歴と
. 照らし合わせたが上での、しょ…そう、証拠なのか?」
(=゚ω゚)ノ「……」
川 ゚ -゚)「(…なんだ?)」
クールはたどたどしい口調で、その点を訊いた。
ただの時間稼ぎのつもりで、だ。
しかし、いようは黙った。
クールは「いい線を衝いていたのか?」と思った。
.
- 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:28:12.40 ID:INwjeVG/0
- これは悪い線のフラグ
- 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:28:22.99 ID:oUxuTfUO0
-
(=゚ω゚)ノ「…刑事」
( ><)「はッ! 目下捜索中なんです!」
川 ゚ -゚)「…… “捜索中” ?」
予想外の言葉を放たれ、クールは復唱して訊いた。
「ええ」と、ワカンナインデスは首肯した。
( ><)「きっと、被害者の携帯電話のデータが見られるのを恐れて
被告人が捨てたものだと思われるんです」
(=゚ω゚)ノ「 『目撃者の写真』 を見てもわかるように、
. 被告人には被害者のケータイを捨てる機会はあったよぅ。
. 動機を悟られないために、と考えれば、辻褄が合うよぅ」
川 ゚ -゚)「(…… 『紛失した携帯電話』 か。覚えておこう)」
(=゚ω゚)ノ「いいかよぅ?」
川;゚ -゚)「あ、えっと…はい」
.
- 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:29:33.03 ID:oUxuTfUO0
-
「よし」と言って、いようは本題に戻った。
(=゚ω゚)ノ「そして、こちらの問題もやはり 『時刻』 ですよぅ」
( ´∀`)「時刻…?」
(=゚ω゚)ノ「事件当日の、18時36分……」
(=゚ω゚)ノ「この証拠によって “このときまで被害者は生きていた” ということが証明されたよぅ」
(=゚ω゚)ノ「また一方で、この 『目撃者の写真』 により、被告人が逃げ出したのが18時46分だとわかってるよぅ」
(=゚ω゚)ノ「この間に犯行を行えたのは……」
(=゚ω゚)ノ「椎名、しぃ!」
(=゚ω゚)ノ「あなたしか、ありえないんだよぅ!」
.
- 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:30:39.60 ID:9MnNLlNi0
- いいね雰囲気ある
- 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:30:45.90 ID:CJhjrXuv0
- しえ
- 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:30:49.61 ID:oUxuTfUO0
-
いようは、そう言っては弁護席の前で座るしぃに指を突きつけた。
当のしぃはうつむいているも、どこか生気が感じられなかった。
川 ゚ -゚)「異議あり!」
川 ゚ -゚)「そ、その……」
(=゚ω゚)ノ「?」
川;゚ -゚)「……コホン」
川;゚ -゚)「………その時間帯に被告人が被害者宅を訪れた
. というだけで犯人だ、というのは、いささかトッピすぎやしないか……な?」
( ><)「訊かれても困るんです」
( ´∀`)「しかし、それはもっともです。ただの状況証拠にすぎませんからね」
川 ゚ -゚)「(ホッ)」
裁判長がクールに助勢する。
しかし、いようはククク、と不敵に笑んだ。
.
- 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:31:46.76 ID:INwjeVG/0
- 四円
- 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:31:53.72 ID:oUxuTfUO0
-
(=゚ω゚)ノ「ったく、弁護人も人が悪いよぅ」
川 ゚ -゚)「…」
(=゚ω゚)ノ「 “それだけではない” ……それをよく知っているのは、あなたじゃないかよぅ?」
( ´∀`)「……ということは、ある、のですね?」
( ´∀`)「…… “決定的な証拠” が」
(=゚ω゚)ノ「当然だよぅ。先に外側から固めて、確実に被告人の罪を立証しようとしてたんだよぅ」
(=゚ω゚)ノ「それを今から、引き続き刑事に証言してもらうよぅ。まかせたよぅ?」
( ><)「ガッテン!」
.
- 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:33:10.59 ID:oUxuTfUO0
-
川 ゚ -゚)「……」
(* - )
クールは、しぃを見る。
先ほどまでの明るい様子とは違い、どこか憂えているように見えた。
しかし、そんな彼女の様子など、クール以外誰も気に留めない。
ワカンナインデスは、相変わらずな様子で証言を再開させた。
( ><)「 『目撃者の写真』 と 『留守電のメッセージ』 から、犯行時刻は特定されたも同然なんです」
( ><)「だからこそ、この証拠品の持つチカラが、ゼッタイとなるんですよ」
( ><)「……コレ、です」
( ´∀`)「これは……ずばり?」
( ><)「 『拳銃』 ですよ、モチロン」
川;゚ -゚)「(……くッ!)」
.
- 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:33:29.13 ID:LN+ivOa30
- クールがんばれ
- 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:37:09.54 ID:oUxuTfUO0
-
ワカンナインデスは、ビニル袋に入った拳銃を提示した。
ちいさいが、しかし人間相手であれば殺傷力に問題はないであろうものだ。
その拳銃の持つ意味を、ワカンナインデスが説明しはじめた。
( ><)「現場に放り出されていたんですがねえ。
この拳銃の柄には、ちゃあんと残ってたんですよ……」
( ><)「被告人の指紋が、ね!」
.
- 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:39:09.24 ID:oUxuTfUO0
-
川;゚ -゚)「…ッ」
( ´∀`)「な、なんと!」
傍聴人が、そのことを聞いて、小声で話し始める。
その内容だが、どれも、「やっぱりしぃが殺したんだよ」などといった、
彼女の有罪を肯定するものばかりだった。
その言葉だけでしぃ本人には精神的ダメージを与えられるので、弁護側はいっそう不利となる。
クールは更にいっそう、苦い顔を浮かべた。
――彼女が、開廷前から憂えていた理由。
凶器の拳銃には、しぃの指紋がついていたのだ。
.
- 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:39:42.44 ID:aeXto93q0
- ほうほう
- 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:40:13.25 ID:oUxuTfUO0
-
( ><)「トーゼン、現場で見つかった二つの弾丸は、この拳銃から撃たれたものとなってます」
( ><)「センジョーコン?が一致したので、間違いないんです!」
川 ゚ -゚)「( “線条痕” ……おなじみ、だな)」
発砲するさい、弾丸は銃のなかにあるライフルラインを通る。
それによって、弾丸はちいさな傷を負うのだ。
それを線条痕と言い、その傷跡を調べれば、その弾丸がどの銃から撃たれたものかがわかる。
川;゚ -゚)「(しかし……これはまずいぞ)」
クールが憂慮している間も、法廷内では検察側優勢の空気が漂っていた。
裁判長が数回手を叩いて、そのざわめきを宥める。
しかしそれでも、空気が変わることはなかった。
.
- 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:40:39.74 ID:rOxMC0oNT
- 異議あり!
- 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:41:23.94 ID:oUxuTfUO0
-
( ><)「以上のことを踏まえて、もう一度あらましを言うんです」
( ><)「まず、被害者は18時36分に、被告人を呼び出すべく、留守電にメッセージを残した」
( ><)「そして被害者宅を訪れた被告人は、被害者に先導されてリビングに向かうが――」
( ><)「リビングに入ったと同時に、被告人が一発目を撃った!
しかしそれは被害者に命中せず、台所にあった花瓶に直撃」
( ><)「ベランダに逃げようとした被告人を後ろからもう一度撃ち――
……被害者は、儚くなって、おしまいなんです」
( ><)「慌てて、被告人は被害者宅から逃走。
18時46分、目撃者が写真とともにそれを見ました」
( ><)「……そうそう。これが、その台所の上にあった 『割れた花瓶』 です。
置かれていたところに跡があったから、
少なくとも一日は 『上画面』 の位置にあったと思われるんです。
あ、花はなかったんです」
ワカンナインデスは、大きな袋に入ったそれを提示した。
裁判長が受理したところで、ワカンナインデスの語調は戻る。
( ><)「どうです? これは、被告人が犯人じゃないとありえない犯行なんです」
.
- 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:44:00.50 ID:oUxuTfUO0
-
そう締めくくって、ワカンナインデスは口を閉じた。
クールが冷や汗を流す一方で、裁判長は何度も繰り返しうなずいていた。
裁判長の心証は、弁護側にとってよくない方向に動いたようだ。
( ´∀`)「よく、わかりました。確かに椎名さんにしか犯行はできないようですね」
川;゚ -゚)「い、異議ありっ!」
(=゚ω゚)ノ「……ちなみに、むやみに異議を唱えたら、その分ペナルティーを与えるよぅ」
川;゚ -゚)「…?」
(=゚ω゚)ノ「序審法廷制度にとって、遅延行為は一番のタブーなんだよぅ。
. だから、コンキョのない異議や指摘を繰り返したら、その時点で判決を下してもらうんだよぅ」
川;゚ -゚)「………くッ」
( ´∀`)「ちなみに、今の異議は?」
川;゚ -゚)「……まだ、弁護側には尋問の権利が残っている、ということだ」
( ´∀`)「シゴクもっともです。では、尋問に移りましょう」
( ><)「かかってこいなんです!」
.
- 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:45:11.84 ID:oUxuTfUO0
-
川;゚ -゚)「(……ついに、尋問だな)」
川;゚ -゚)「(だ、大丈夫……だよな?)」
川 ゚ -゚)「(とりあえず、大量に証拠品が出てきたから……情報をまとめるとしよう)」
.
- 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:46:30.73 ID:oUxuTfUO0
-
まず、問題となるのは 『拳銃』 だ。
拳銃にはしぃの指紋が残っている。
撃たれた弾は二発だけ、と資料には記されているように、
現場では二発、確かに発砲が確認されている。
一発が、台所の上にあった花瓶に直撃。
花瓶は硬かった、加えて微妙に掠めるように着弾したため、
弾丸は軌跡を大きくずらされ、近くに転がったらしい。
もう一発は、血を伴ってはソファーにめり込んでいた。
しぃが廊下からリビングに入って、ギコがベランダへ逃げようとするのを阻止して撃った――
この流れとなんら食い違いのなさそうな、弾丸だ。
『解剖記録』 も、また重要なデータである。
司法解剖による死亡推定時刻は、18時から19時。
後頭部を銃で撃たれたことで即死したようだが、
ほかにも額に殴打された痕が残っている、とある。
『拳銃』 だけなら「偶然触っただけ」などで言い逃れができたかもしれないが、
それを不可能にさせるのが、「犯行における時間的猶予」だった。
ギコがしぃを呼び出した18時36分から、『目撃者の写真』 で証明されている46分までの間。
その間に、しぃはギコ宅に足を運んでいる、というのだ。
弁護する立場でありながら、どうもしぃが無実であるとは思えなかった。
.
- 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:47:53.17 ID:LN+ivOa30
- どう逆転するのか
- 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:47:56.54 ID:oUxuTfUO0
-
川 ゚ -゚)「(……こんなものだろう)」
( ><)「どうしたんです? 降参ですか?」
『上画面』 、『解剖記録』 、『留守電のメッセージ』 、
『目撃者の写真』 、『割れた花瓶』 、そして『拳銃』 。
いきなり、どんと証拠が舞い込んできたなあ、とクールは思った。
それも、弁護側にとって不利でしかないようなものばかりだ。
しかし
川 ゚ -゚)「証言を聞いていて、気になったことがある」
( ><)「なんでも訊いてほしいんです!」
素直クールは、弁護士なのだ。
たとえどんな苦境に立たされていても、
彼女は弁護士である以上、歩みを止めるわけにはいかないのだ。
.
- 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:49:13.08 ID:oUxuTfUO0
-
川 ゚ -゚)「 『留守電のメッセージ』 だが……つまり、これは 『留守電』 なのだ」
( ><)「それがどうしたんですか」
川 ゚ -゚)「留守電につながった、ということは、被告人はすぐに電話をとれなかった、ということ」
川 ゚ -゚)「しかし、そこから十分以内に被告人は被害者宅を訪れ、殺害を済ませた、となる」
川 ゚ -゚)「…… “時間がかみ合わない” のだよ」
クールは落ち着いた声で、そう言った。
すると、前で落ち込んでいたしぃが、顔をあげては振り向き、横目でクールのほうを見た。
そのときの顔は、開廷前のそれに戻っていた。
.
- 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:50:19.24 ID:oUxuTfUO0
-
(*゚ー゚)「…」
川 ゚ -゚)「…?」
(*゚ー゚)「いまのツッコミ、かっこよかったです」
川 ゚ -゚)「……」
川* - )「…ま、まあ……こんなものさ」
照れて、クールは顔をうつむけた。
その間、法廷内の人がまた、弁護席を注視していた。
.
- 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:50:42.98 ID:CJhjrXuv0
- 何これ可愛い
紫煙
- 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:51:12.69 ID:oUxuTfUO0
-
( ><)「ええと……」
( ´∀`)「つまり、どういうことですかな?」
川 ゚ -゚)「まず、大前提として、犯行は 『留守電のメッセージ』 、つまり36分以降に行われたのだ。
しかし、一方で 『目撃者の写真』 にあるように、それは46分で終わっている」
川 ゚ -゚)「当時、被告人が家にいたとしたら……留守電を確認して、被害者宅に向かって……」
川;゚ -゚)「それだと、被害者宅に向かうまでに
. もっと時間を食うことが予想されるのでは、ない……ので、は…?」
(;*゚ー゚)「(最後まで自信もって!)」
やはり、“初” の弁護士なのだ――
そう思ってしぃが不安がったが、しかしクールの示した疑問はもっともだった。
しぃとて、ギコから呼び出されるということを予測していたわけではない。
むしろ予想外のことだったに違いないのだ、彼女を呼び出したのが “留守電” である以上は。
しかも、もし犯人がしぃだったとすると、彼女はそれを知ってから十分以内に現場を訪れて
銃を二回撃つ犯行をこなし、そのまま逃げ去っている。
予想外だった呼び出しの対応にしては、いささか「速すぎる」犯行じゃないか――
そう思ったがうえでの、弁護側の指摘だった。
.
- 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:51:18.03 ID:NuDsPvto0
- ブーン系久々だけど面白いな
- 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:51:23.70 ID:INwjeVG/0
- クーかわいい試演
- 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:52:40.23 ID:oUxuTfUO0
-
しかし。
ワカンナインデスは得意げな顔をして「やれやれなんです」と言った。
( ><)「あなた、依頼人と打ち合わせしたんですか?」
川 ゚ -゚)「…え?」
( ><)「この時間帯、被告人がいた場所。
それが、いまの指摘にカンペキな答えを示すんです」
( ´∀`)「それは話が早い。どこにいた、というのですかな?」
( ><)「近所のお菓子屋さんなんです。
18時36分、その店の防犯カメラに被告人が映っていたことが確認されてます」
( ´∀`)「? しかし、それがなんの――」
( ><)「そして、捜査陣、それも女性二人に協力してもらったんですが……」
( ><)「被害者宅からこのお菓子屋さんまで……徒歩五分。
信号もないし、走ればもっと短い時間で済むんですよ」
.
- 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:54:06.14 ID:oUxuTfUO0
-
( ´∀`)「…! なるほど」
(=゚ω゚)ノ「だから、被告人が店でその留守電を確認してから被害者宅に向かい、
. 犯行に及んで逃走――は、時間的に充分可能だったんですよぅ」
( ´∀`)「 『防犯カメラの映像』 、これは犯行が時間的に可能だったことを示す証拠となりますね。
受理しましょう」
川;゚ -゚)「(また証拠を増やしてしまった……!)」
その映像を法廷内のモニターに映し、皆で確認する。
確かにそこには、店内を歩き回るしぃの姿、
そしてスマートフォンを手に取る姿までもが映っていた。
18時37分、留守電に気づいたしぃは、すぐさま店を出た。
ここで防犯カメラの映像は終わっている。
.
- 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:54:46.29 ID:NuDsPvto0
- 言い逃れをしたらさらに厄介な証拠が増える
逆転裁判では良くあること
- 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:55:32.24 ID:oUxuTfUO0
-
( ><)「これで、弁護側の疑問には答えたんです。まだなにか、ありますか?」
川;゚ -゚)「ね、捏造じゃないんだろうな?」
( ><)
( ;><)「――ハア!? ぼ、僕が捏造したとでも言うんですか!?」
(=゚ω゚)ノ「異議ありィ! いまの発言は、検察側に対する冒涜ですよぅ!」
( ´∀`)「素直さん。認めたくない気持ちはわかりますが、
ちゃんと受け止めないと弁護士は務まりませんよ」
川;゚ -゚)「す、すまない」
(=゚ω゚)ノ「ちなみに、当時店内にいた店員からも証言をもらってるよぅ。
. 被告人はアイドル。ファンだった店員は、彼女が店を出る時間帯まで把握していたよぅ。
. その結果、『防犯カメラの映像』 と証言内容が合致していたよぅ」
( ´∀`)「素直さん、ナットクしましたか?」
川;゚ -゚)「………一応」
.
- 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 20:56:56.74 ID:iFTYmjHv0
- 個々のキャラの特徴を生かしていて面白い
- 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:01:31.57 ID:LN+ivOa30
- かなり不利だな
- 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:02:29.77 ID:9MnNLlNi0
- しえ
- 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:03:26.90 ID:CJhjrXuv0
- 424 名前:名も無きAAのようです :2013/03/25(月) 21:01:24
VIPで逆転裁判投下してたんですが猿に犯されました
どなたか郵送お願いします
- 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:03:57.86 ID:aeXto93q0
- なんだってー
- 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:04:29.97 ID:CJhjrXuv0
- さるってどうやったらとけるんだっけ
- 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:05:57.48 ID:aeXto93q0
- しばらく待つ
- 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:05:58.24 ID:CJhjrXuv0
- ほ
- 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:06:48.69 ID:oUxuTfUO0
-
(=゚ω゚)ノ「で、もう尋問はおしまいかよぅ?」
川;゚ -゚)「え、えっとだな……その。」
(=゚ω゚)ノ「無理して訊く必要もないんだよぅ。無いなら無い、って言ってほしいよぅ」
川 ゚ -゚)「ちなみに、無いと言ったら?」
( ´∀`)「即有罪」
川;゚ -゚)「ある! まだ、尋問は終わってない!」
.
- 99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:07:31.84 ID:CJhjrXuv0
- 復活キター
- 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:07:37.30 ID:NuDsPvto0
- もう諦めたくなるレベル
- 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:08:38.88 ID:oUxuTfUO0
-
(;*゚ー゚)「べべ、弁護士さん…っ。なにか、ないんですか?」
川;゚ -゚)「……なにか、とは」
開廷後まだ数十分ほどしか経っていないのにもかかわらず、
もう絶望しか見えない窮地にこの二人は立たされていた。
犯行そのものは、可能だった。
アイドルという身分だけで動機はあったも同然。
犯行に使われた拳銃にはしぃの指紋が。
二つの証拠により、犯行時刻まで特定されている。
こんな状況で、新米であり “初” のクールはなにをすればいいかわからなくなっていた。
その周章は目の前にいるしぃにも伝わったようで、
人事ではないしぃはクール以上に冷静を欠いていた。
.
- 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:10:25.33 ID:LN+ivOa30
- 詰んでるなぁ
- 103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:10:36.31 ID:9MnNLlNi0
- ひとりぼっちはつらいな
- 104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:10:41.68 ID:oUxuTfUO0
-
(;*゚ー゚)「私は……殺して、ない………。ほんとう、なんです」
川;゚ -゚)「しかし、こんなに証拠があっては……」
(;*゚ー゚)「……私には、わからないけど、」
川;゚ -゚)「…?」
(;*゚ー゚)「私は……やってない」
(*゚ー゚)「……だから。 “証拠のうちどれかはニセモノである” ……そう、思うんです」
.
- 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:13:10.66 ID:oUxuTfUO0
-
川;゚ -゚)「でも、検察側が捏造するなど……」
(*゚ー゚)「そうじゃなくって」
川 ゚ -゚)「…?」
(*゚ー゚)「 “見方が違う” …んだと、思います」
川 ゚ -゚)「見方?」
(*゚ー゚)「私は、殺して……ない」
(*゚ー゚)「でも、証拠品の数々がそれを示してる」
(*゚ー゚)「だとすると……」
(;*゚ー゚)「………アレ。なんて言えばいいんだろう……」
川 ゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)「………ダマされている……?」
.
- 106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:14:48.78 ID:C9g7Bo1a0
- 追いついた
支援
- 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:15:17.51 ID:oUxuTfUO0
-
(*゚ー゚)「! そう、それです!」
(*゚ー゚)「 “これは被告人が殺した何よりの証拠である” ……ってのは、
その証拠品にとって数ある見方のうちの一つに過ぎない……だから」
(*゚ー゚)「なんとか “違う。これは実はこういう意味だったのだ” とか言って、
テキトーにそれらしいデマカセでも言えば、たぶん……なんとか、なります」
川 ゚ -゚)「……」
しぃが、まくし立てるように、且つ小声で言ってくる。
それを聞き終えて、クールは腕を組み、「フム」と今しがたの言葉をまとめてみた。
すると、畢竟なにをすればいいのか、がわかった。
川;゚ -゚)「……わ、私に、ハッタリをかけろというのか!?」
.
- 108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:16:06.01 ID:v/wN51c70
- 支援
- 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:17:24.17 ID:oUxuTfUO0
-
(=゚ω゚)ノ「……あの。さすがに、法廷を無視してひそひそ話されると、こっちもハラが立つよぅ」
( ´∀`)「一応、あなたは “初” ということで今回は大目に見てますが……」
川 ゚ -゚)「……フッ。ちょっと、ジジツ関係を確認していただけだ」
( ´∀`)「ほう! して、そのジジツ関係、とは?」
川 ゚ -゚)「証拠品の “見方” を、ちょっと……ね」
(=゚ω゚)ノ「……まさか、また『捏造だー』とか言わないよぅ?」
川 ゚ -゚)「まさか。というのも、まだ開廷したばかりだというのに
大量の証拠品があがったのでね。一つひとつを検討したい。
……弁護側は、そう考えている」
( ´∀`)「 “初” にして、実にサマになっている弁護。……ムム、これは化けるかもしれませんねえ」
(=゚ω゚)ノ「いいよぅ。その度胸に免じて、いまの遅延行為は見逃してあげるよぅ」
川 ゚ -゚)「ははは」
川 ゚ -゚)
.
- 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:17:53.77 ID:LN+ivOa30
- 支援
- 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:18:57.01 ID:oUxuTfUO0
-
川;゚ -゚)「(……こうなったら、まずはハッタリで凌ぐしかない!)」
クールは破れかぶれになりながら、証拠品を見つめなおした。
いま手元にある証拠品やデータは、以下の十個だ。
『上画面』 。
弾痕の場所が記されている。
『解剖記録』 。
18時から19時までの間に、後頭部から発砲され即死。
額に生前できてまもない打撲の痕が確認されている。
『拳銃』 。
二発撃った形跡が。
柄にはしぃの指紋が残っている。
.
- 112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:19:04.48 ID:MoHD9SyT0
- 花瓶が怪しい
- 113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:19:21.30 ID:WAbifo1I0
- 今北支援
- 114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:20:16.76 ID:oUxuTfUO0
-
『割れた花瓶』 。
キッチンに置かれていた、一度目の発砲により割れた花瓶。
花が生けられていた痕跡はないが、一日以上は『上画面』の位置にあった。
『留守電のメッセージ』 。
18時36分のギコのメッセージが残されている。
内容はしぃを呼び出すもの。
『目撃者の写真』 。
週刊エビフライデーの記者が18時46分に撮った写真。
しぃがギコ宅から逃げる後ろ姿を激写。
『防犯カメラの映像』 。
18時37分にしぃが菓子屋を出ていく様が映されている。
そのとき勤めていた店員の証言とも合致。
『紛失した携帯電話』 。
猫乃ギコの携帯電話は現場から発見されなかった。
逃走のさいにしぃが捨てたものと考えられている。
『弁護士バッジ』 。
クールの歯形が少し残っている。
『しぃのブロマイド』 。
水着姿のしぃが半目で写っている。
.
- 115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:21:44.42 ID:iAJXplzG0
- しえん
- 116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:22:20.41 ID:v/wN51c70
- おもしろい
- 117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:22:26.67 ID:9MnNLlNi0
- バッジとブロマイドはなんだよwww
- 118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:22:55.68 ID:oUxuTfUO0
-
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「(……カンペキすぎる)」
カンペキ、といっても、プラスの意味ではなかった。
「カンペキにしぃの犯行を立証している」という意味である。
(=゚ω゚)ノ「どうしたよぅ?」
川 ゚ -゚)「あ…そ、そうだな」
――しかし、ここで苦境を感じているのを顔にすれば、「即有罪」となるだろう。
それだけは、弁護士として避けなければならない。
クールは、勝手に動く口と手に命運を預けるしかなかった。
.
- 119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:24:17.59 ID:I9AisQuM0
- 半目www
- 120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:26:20.12 ID:oUxuTfUO0
-
川 ゚ -゚)「(とりあえず……だ)」
川 ゚ -゚)「(いきなり完全無罪を立証するのは、ムリ。うん)」
川 ゚ -゚)「(一方で、ハンパなことをいちいち言ってたら、今度こそ遅延行為とみなされる)」
川;゚ -゚)「(……チエンが目的だってのにこれがケネンされちゃあ、本末転倒だな)」
川 ゚ -゚)「(それはいいとして……)」
(=゚ω゚)ノ「はやくするよぅ」
川;゚ -゚)「い、いま言う! 言うから!」
(=゚ω゚)ノ「……」
川 ゚ -゚)「(……そうだ!)」
川 ゚ -゚)「( “被告人にこの犯行はムリがあった”……とりあえず、コレでいこう )」
川 ゚ -゚)「(……考えながら)」
.
- 121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:28:12.16 ID:C9g7Bo1a0
- 弾痕怪しいな
- 122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:28:28.52 ID:oUxuTfUO0
-
川;゚ -゚)「犯行において重要となるのは、やはりその “弾丸の軌跡” だ」
(=゚ω゚)ノ「被害者がベランダに向かって逃げようとしたのを、弾丸は追いかけているよぅ」
川;゚ -゚)「しかし、よく考えてほしい」
(=゚ω゚)ノ「なにがだよぅ?」
川;゚ -゚)「これは、廊下からリビングに入ると同時に撃たれた、と見ていいのだな?」
(=゚ω゚)ノ「そうしないと、花瓶が割れたことに説明がつかないよぅ」
川 ゚ -゚)「…?」
言われて、クールはもう一度 『上画面』 を見た。
確かに、この「玄関前の廊下へ」とある矢印からでは、
この花瓶は冷蔵庫が障害物となって弾丸の軌跡にあわせることができない。
そのため、検察側は「リビングに入ろうとしたとき発砲した」と主張したのだろう。
リビングに差し掛かるところからなら、花瓶はぎりぎりではあるが撃つことができる。
それをクールもようやく理解することができた
.
- 123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:29:43.31 ID:NuDsPvto0
- やっぱり花瓶は裁判では重要だな(さんま)
- 124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:30:23.57 ID:oUxuTfUO0
-
(=゚ω゚)ノ「犯行場所がいささか特殊な気もするけど、
. 被告人はとにかく殺意に急かされていた、と考えればありえないことでもないよぅ」
(=゚ω゚)ノ「ほんとうはリビングに入ってから殺そうと思っていたけど、
. そこに至るまでの会話で殺意に満ち、リビングに入るところで射殺……
. なにもモンダイはないよぅ?」
川 ゚ -゚)「ああ」
(=゚ω゚)ノ「じゃあ、もうおしまい、でいいかよぅ?」
川 ゚ -゚)「え? あ……」
川;゚ -゚)「――待て! 違う!」
(=゚ω゚)ノ「? しかし、この弾痕はモンダイない、と弁護側は認めたよぅ?」
川;゚ -゚)「あ、ああ……(くそ! クチが滑ってしまった!)」
川;゚ -゚)「……た、…確かにモンダイないさ」
川;゚ -゚)「 “その弾痕は” ……な」
.
- 125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:32:13.48 ID:INwjeVG/0
- そうきたか
- 126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:33:15.98 ID:oUxuTfUO0
-
(=゚ω゚)ノ「? じゃあ、ソファーのほうの弾痕にモンダイがある、と言うのかよぅ?」
川;゚ -゚)「(言わないよ!)」
川 ゚ -゚)「そうだ! よく考えてみろ、伊予いよう検事!」
クールは真っ白な脳を一生懸命回転させつつも、机をバンと両手で叩いた。
ここに、クールの意識は介されていなかった。
川 ゚ -゚)「この、第二の弾痕!」
川 ゚ -゚)「それが、ソファーの位置に残るのはおかしい!」
――大きな声を発しつつ、クールは指をいように突きつけた。
しかし、当のいようはきょとんとしただけだった。
.
- 127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:35:15.72 ID:oUxuTfUO0
-
(=゚ω゚)ノ「…え?」
川 ゚ -゚)「この弾痕は、被害者――猫乃ギコの後頭部を貫いた上でできたのだな?」
(=゚ω゚)ノ「そ、そりゃそうだけど……」
(;=゚ω゚)ノ「―――あッ!!」
( ;><)「あ、あれ!?」
川;゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「……え?」
(*゚ー゚)「……まさか、いまの、全部ハッタリですか?」
川 ゚ -゚)「むろん」
(;*゚ー゚)「……」
.
- 128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:35:56.25 ID:INwjeVG/0
- しっかりしてくれ
- 129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:36:13.28 ID:v/wN51c70
- はったりみとめたwwww
- 130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:36:15.72 ID:wrWVghwp0
- お前近日じゃないじゃないかよ、今日なら今日って予告しとけよ
まあ、創作のおかげで今からリアルタイムで読めるからいいけど
- 131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:36:42.14 ID:oUxuTfUO0
-
とたんに顔色を変えたいようとワカンナインデスを見て、今度はクールがきょとんとした。
それを察知したのか、しぃは呆れたような顔を浮かべる。
いっそう、クールはわけがわからなくなった。
( ´∀`)「ど、どういうことですかな?」
(;=゚ω゚)ノ「……ソファーの弾痕の位置は、足元から四、五十センチもないところに発見されたよぅ」
(;=゚ω゚)ノ「一方の被害者の身長は、百七十センチはあるよぅ。弾痕は、その…… “後頭部” !」
川 ゚ -゚)「?」
川 ゚ -゚)
川;゚ -゚)「―――あッ! 確かに!」
(=゚ω゚)ノ「え?」
( ><)「え?」
.
- 132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:40:09.27 ID:oUxuTfUO0
-
川;゚ -゚)
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「――、確かに、被告人は背が低い」
川 ゚ -゚)「だからこそ―――」
川 ゚ -゚)「この弾丸の軌跡を作り出すのは、“不可能” なのだよ!!」
.
- 133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:41:10.54 ID:aeXto93q0
- うむ
- 134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:41:48.41 ID:oUxuTfUO0
-
( ;´∀`)「! ほんとうです! これはどういうことですかっ!」
川 ゚ -゚)「困るのだよ、常に犯行当時の動きを頭に入れてもらわないと」
(;=゚ω゚)ノ「き、気づかなかったよぅ……」
川 ゚ -゚)「フン」
(*゚ー゚)「……罪悪感、ありますか?」
川 ゚ -゚)「少しは」
そう言って、クールはもう一度、『上画面』 を見た。
いや、それが『上画面』だからこそこのことに気づかなかったのだ、とクールはたった今わかった。
ギコがいようほどの――百六十ほどの背丈だったとしても、この弾痕はおかしかった。
ソファーの着弾点とギコの銃創をつなぐことでできる直線、これの直線上にしぃの手がなければならないのだ。
まして、しぃの身長は百五十と少しである。
とても、この弾丸の軌跡を自然につくりだせるとは思えなかった。
.
- 135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:41:59.67 ID:9MnNLlNi0
- 綱渡りだなあwww
- 136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:43:22.14 ID:oUxuTfUO0
-
川 ゚ -゚)「……つまり」
川 ゚ -゚)「犯人は、被告人ではありえな――」
(=゚ω゚)ノ「――いことは、なかったよぅ」
川;゚ -゚)「…え?」
クールが、露骨に動揺する。
(=゚ω゚)ノ「まず、問題となるのは “被害者の銃創と凶器との距離” だよぅ」
(=゚ω゚)ノ「離れていれば離れているほど、拳銃の打点は高くないとだめだよぅ」
川;゚ -゚)「そ、そうだ。だから、背の低い被告人には――」
(=゚ω゚)ノ「でも、拳銃を高くかかげて撃てば、問題ないんだよぅ」
川;゚ -゚)「い、異議あり! それでも、ソファーの弾痕と銃創の高低差からすると、
. 被告人の場合、手を伸ばすどころか背伸びをしても届かないと思われる!」
(*゚−゚)「……身長、気にしてるのに」
.
- 137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:46:59.13 ID:LN+ivOa30
- このクーは推理もののゲームは苦手そうだな
- 138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:49:51.40 ID:9MnNLlNi0
- 猿っぽいな
- 139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:52:55.02 ID:rOxMC0oNT
- siexn
- 140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:53:36.95 ID:nKemsHcb0
- s
- 141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:55:34.45 ID:v/wN51c70
- さるしっし
- 142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:56:02.05 ID:UvLc9TY00
- しえ
- 143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:56:02.77 ID:oUxuTfUO0
-
(=゚ω゚)ノ「それは、被害者と加害者との間にキョリがあったら、だよぅ?」
川;゚ -゚)「どういう意味だ?」
(=゚ω゚)ノ「実を言うと、“被害者と加害者のキョリが近かった” ことを証明するデータがあるんだよぅ」
川;゚ -゚)「……なに?」
クールは嫌な予感がした。
とても、いようのこの口ぶりは、自分が先ほどしてみせた
「ハッタリ」とは違い、ちゃんと根拠を備えた者の見せるものであるように見えたのだ。
つまり、確かにあるのだ、その「データ」とやらが。
裁判長もそう思って、「ほう」と関心を示すような声を発した。
( ´∀`)「それは話が早い。提出してもらいましょう」
(=゚ω゚)ノ「 『解剖記録』 の、追加だよぅ」
川;゚ -゚)「 『解剖記録』 ……だと?」
.
- 144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:58:16.68 ID:UvLc9TY00
- なかなかすんなりはいかんな
- 145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 21:58:59.05 ID:LN+ivOa30
- さるは去ね
- 146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:00:30.25 ID:oUxuTfUO0
-
(=゚ω゚)ノ「そうだよぅ。今朝になっていきなり、VIP県警から届いたんだよぅ」
(=゚ω゚)ノ「最初は『どうしてこんなデータがいるのだ』と思ってたけど……
. ひょっとすると、彼はこれを予測して送ってくれたのかもしれないよぅ」
川;゚ -゚)「どんなデータだ!」
中途に焦らされ、クールはその「データ」に食いついた。
いようは相変わらずの様子で、その「データ」を提示した。
(=゚ω゚)ノ「簡単だよぅ。被害者の頭部と服の襟元から、硝煙反応が確認されたんだよぅ」
川;゚ -゚)「硝煙反応……」
( ´∀`)「受理します」
.
- 147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:02:30.03 ID:NuDsPvto0
- 何か今日のうちじゃ解決しなさそうな気がしてきた
- 148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:03:24.22 ID:v/wN51c70
- 何回かに分けての投下だろ
- 149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:04:09.93 ID:oUxuTfUO0
-
『解剖記録』 に新たなデータが、追加された。
それを見て、しぃは不思議そうな顔をした。
(*゚ー゚)「ショーエン反応?」
川 ゚ -゚)「……発砲したときに、近くにその痕跡が残るんだ。
これが見つかった、ということは、その近くで発砲がされた、という証明につながる」
(=゚ω゚)ノ「そうだよぅ。それから、次のようなことがわかったんだよぅ」
(=゚ω゚)ノ「 “加害者は被害者のすぐ近くから発砲した” 、と」
.
- 150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:06:19.72 ID:kQNbZlUn0
- どうやって近づいた
- 151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:06:37.63 ID:LN+ivOa30
- ハラハラするぜ
- 152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:07:04.25 ID:oUxuTfUO0
-
( ´∀`)「しかし……これがわかったところで、いったいなにが……」
(=゚ω゚)ノ「裁判長、弁護側の主張をまとめると、こうだよぅ」
(=゚ω゚)ノ「 “銃創とソファーの弾痕から、
. 被告人の身長ではこの弾丸の軌道を生むことはできなかった” 」
( ´∀`)「……!」
(=゚ω゚)ノ「でも、このデータがあるから、“別に不可能ではなかった” ということが新たにわかったんだよぅ」
(=゚ω゚)ノ「手を上に伸ばせば、被告人ほどの背丈でも充分犯行が可能だったと思われるよぅ」
( ´∀`)「確かに。それもそうですな」
裁判長の心証が、検察側に傾く。
クールの焦燥はいっそう強まった。
.
- 153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:07:18.88 ID:JMplVWOs0
- おk追いついた4円
- 154 名前:ありす ◆GFAlice/YU :2013/03/25(月) 22:09:15.66 ID:s+Uhn8KW0
- モナーやしぃが出てくるのってホント少なくなったよね。
頑張ってほしい。
- 155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:09:59.12 ID:oUxuTfUO0
-
川;゚ -゚)「異議あり! 可能不可能以前に、おかしいではないか、この状況だと!」
(=゚ω゚)ノ「なにがだよぅ?」
川;゚ -゚)「どうして、いちいち被告人が手をあげて発砲しなければならなかったのだ!」
(=゚ω゚)ノ「そのことだけど、よく考えてみるよぅ」
川;゚ -゚)「…?」
いようが神妙な口ぶりで言う。
(=゚ω゚)ノ「もしふつうの――二人ともが立っていた状況で発砲をしてみるとよぅ?」
(=゚ω゚)ノ「窓が割れて、周囲の人に殺害がすぐにばれてしまう危険性が生まれるよぅ」
川 ゚ -゚)「…」
川;゚ -゚)「……!」
.
- 156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:11:53.60 ID:oUxuTfUO0
-
(=゚ω゚)ノ「窓がいきなり割れた……それだけで、充分異常な出来事だよぅ。
. 野次馬が一人でも来てしまえば、逃げることすらできずに終わってしまうよぅ」
(=゚ω゚)ノ「だから被告人は、わざと高いところから撃つことで、
. 着弾点を室内にとどめておく必要があったんだよぅ」
川;゚ -゚)「………ッ」
( ´∀`)「弁護人、いかがですかな。
確かに、腕を掲げて発砲――とは珍しいことのようですが、
現状を考えるとむしろこちらのほうが合理的、とも捉えられますよ」
川;゚ -゚)「……」
――現状では、それは可能だった。
また一方で、そうしなければならない理由も提示された。
――これは、「モンダイなし」でいいのだろうか。
クールは一瞬、その点で悩んだ。
.
- 157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:14:04.07 ID:oUxuTfUO0
-
しかし。
川;゚ -゚)「……モンダイあり、だ」
なにがどうであれ、彼女はとにかく認めるわけにはいかないのだ。
.
- 158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:15:26.76 ID:kQNbZlUn0
- ソファー
- 159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:15:41.32 ID:UvLc9TY00
- 支援
- 160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:15:45.19 ID:oUxuTfUO0
-
(=゚ω゚)ノ「なにがだよぅ」
川;゚ -゚)「(……冷静になって考えてみれば、だ)」
川;゚ -゚)「(突き詰めると、疑問は “どうしてそんなことを” になるんだ)」
川;゚ -゚)「そもそも、そこまで後頭部に執着する理由がないのだよ」
(=゚ω゚)ノ「……?」
川;゚ -゚)「一度、足でも撃って動きを止める」
川;゚ -゚)「そうしてから撃つほうが “合理的” ではないのかな?」
.
- 161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:16:18.87 ID:rOxMC0oNT
- せやせや
- 162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:17:23.42 ID:oUxuTfUO0
-
(=゚ω゚)ノ「……被害者は、ベランダから逃げ出そうとしていた。
. だから、速く動かされる足を狙うのは難しいと咄嗟に判断したんだと思うよぅ」
(=゚ω゚)ノ「それに、検察側は “合理性” にはいっさい触れてないよぅ。
. 裁判長が勝手に言い出したことだよぅ」
( ;´∀`)「ほ!」
(=゚ω゚)ノ「非合理であろうが不条理であろうが
. “起こりえた” し “起こさざるを得なかった” し、そして “実際に起きた” んだよぅ。
. また、現状ではそうするしか方法がなかった、となっているよぅ」
(=゚ω゚)ノ「これが可能で理由付けもできた以上、
. それを否定するのに “合理性” を用いるのはいささか勉強不足だよぅ、弁護人」
川;゚ -゚)「……くッ…」
――そのとき、クールは、伊予いよう検事の本質をかいま見たような気がした。
たとえひょろひょろとした男性であっても、検事として働いて、ある程度のキャリアは積んでいるのだ。
新米ごときの自分が、しかも無根拠のハッタリで――と、あらためて、自らの劣勢をクールは感じた。
.
- 163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:18:11.79 ID:kQNbZlUn0
- 上を向いて下に付く
- 164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:18:14.91 ID:LN+ivOa30
- たしかに
- 165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:19:07.70 ID:oUxuTfUO0
-
(=゚ω゚)ノ「……以上だよぅ」
(=゚ω゚)ノ「もう、“検討” はおしまいかよぅ?」
川 ゚ -゚)「……検討?」
(;=゚ω゚)ノ「自分で言ったじゃないかよぅ!」
川 ゚ -゚)「……んー…、……あ、そうだな」
(=゚ω゚)ノ「頼むよぅ…ったく」
川 ゚ -゚)「……」
川;゚ -゚)「(ほかに、“情報が足りていない証拠” ……か)」
いようが寛大である今のうちに、とクールはもう一度証拠品のリストを見やった。
先ほどと何ら変わらぬ、やはり依然しぃの有罪を立証するかのようなものばかりだ。
――しかし、「まだ充分に審議が交わされていない証拠」があれば、
クールは、いようの言葉をヒントにそう考えた。
.
- 166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:20:46.28 ID:oUxuTfUO0
-
川 ゚ -゚)「(審議……)」
川 ゚ -゚)「(なにかないだろうか……)」
川 ゚ -゚)「…あ!」
(=゚ω゚)ノ「なんだよぅ? 降参かよぅ?」
川 ゚ -゚)「まだ、充分な審議を交わされていない証拠品があるではないか!」
(=゚ω゚)ノ「なんだよぅ、聞かせてほしいよぅ。こっちとしても、万全を期しておきたいよぅ」
いようの言葉を聞いて、クールは、びしっと指を突きつけた。
わざわざそんな所作を挟む必要は皆無に近いのだが、
この場に、それを注意する人は誰一人としていなかった。
川 ゚ -゚)「簡単だ」
川 ゚ -゚)「 『解剖記録』 だよ」
.
- 167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:21:27.42 ID:taFG+qB60
- ほっしゅ!
- 168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:22:44.38 ID:oUxuTfUO0
-
(=゚ω゚)ノ「? さっきの硝煙反応について、かよぅ? さっき説明したよぅ。
. 被告人が弾丸を室内にとどまらせるために――」
川 ゚ -゚)「違う。 “打撲” だ」
(=゚ω゚)ノ「打撲……」
( ´∀`)「そういえば、私も先ほどから気になっておりましたぞ。
なんですかな、この “打撲” とは」
(=゚ω゚)ノ「刑事」
( ><)「やっとしゃべらせてもらえるんです……」
悲しげな顔を浮かべているワカンナインデスに、いようは説明を促した。
これは検事よりも実際に捜査した刑事のほうが証言に信憑性を持てるためだ。
( ><)「その打撲ですが、事件と関係あるかは不明なんです。
ただ、大きなたんこぶと痕が残るほど患部を強く打っており、
またそれはできてまもない打撲だろう、と検死官も言ってたんです」
( ><)「だから、ひょっとするとどこかで転んで――って可能性も、否めないです」
川 ゚ -゚)「(これは……来たか?)」
.
- 169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:23:35.51 ID:4+gAc6570
- 久しぶりにブーン系見たわ懐かしい
支援
- 170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:24:46.52 ID:oUxuTfUO0
-
川 ゚ -゚)「異議あり! そんな『転んだかもしれない』などと憶測で語られては、 困 る ッ ! ! 」
( ;><)「こ、困るだけで異議を申し立てないでください!」
川;゚ -゚)「う……すまない」
(=゚ω゚)ノ「しかし、その考えは正しいよぅ」
( ´∀`)「ということは、検察側にはそれを証明するすべがある、と?」
( ´∀`)「 “この打撲は事件と関係ない” ……そう言える、証拠でもある、とか」
(=゚ω゚)ノ「そのことなんだけどよぅ」
( ´∀`)「?」
(=゚ω゚)ノ「実は、事件当日、被害者に会ったのは被告人だけではないんだよぅ」
.
- 171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:27:12.85 ID:UvLc9TY00
- ふむ
- 172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:28:35.99 ID:LN+ivOa30
- 紫煙
- 173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:28:40.40 ID:fuMjGTwWO
- 猿よけ
- 174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:30:31.46 ID:UvLc9TY00
- 猿発情期かよ盛ん過ぎ
- 175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:33:32.04 ID:C9g7Bo1a0
- ほしゅ
- 176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:34:46.57 ID:oUxuTfUO0
-
( ´∀`)「な、なんと!」
川;゚ -゚)「なに!?」
(;*゚ー゚)「えっ…?」
いようの、突然の言葉を聞いて、法廷内はざわめいた。
パン、パン、と裁判長が手を叩く。
しかし、騒ぎたくなる気持ちは裁判長も同じだった。
( ´∀`)「して、その人を、どうするつもりで」
(=゚ω゚)ノ「その証人に、額のことを話してもらうよぅ」
(=゚ω゚)ノ「もしそれが事件と無関係なら、最初からこの打撲はあった、ってことになるよぅ」
(=゚ω゚)ノ「それでもし、この打撲が事件と無関係――とわかれば、弁護側は尋問を終える。
. ……それで、弁護側は異議なし、かよぅ?」
川;゚ -゚)「……くッ……。(いい具合に、選択を強いてこられた……!)」
.
- 177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:35:29.99 ID:oUxuTfUO0
-
いようはあたかも、クールにチャンスをあげているように思える。
しかし、それは実際は逆であった。
これは、ここで弁護側に無理やり追究を諦めさせる計画を検察側が持ってきた、ということなのだ。
打撲が事件と関係があったところで、被告人が無実になる、というわけでもなさそうである以上
「打撲の追究を許す代わりに、その他の尋問は終わらせる」という条件を提示されたことになる。
クールは、この条件を呑むわけにはいかない。
そうすると、まんまといようの策略にはまったことになるからだ。
だが、それでも
川;゚ -゚)「………」
川;゚ -゚)「……い、……異議なし、…だ」
.
- 178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:35:43.04 ID:LN+ivOa30
- しえん
- 179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:36:52.87 ID:oUxuTfUO0
-
(=゚ω゚)ノ「そうかよぅ。じゃあ、証人召喚の準備をしたいよぅ」
( ´∀`)「わかりました。じゃあ、情報が多くなってきたことだし、
本法廷はここで、十分の休廷を挟みたいと思います。
弁護側、並びに検察側は今でた情報をまとめ、後半の審理に備えるように」
川;゚ -゚)
それでも、クールはこの条件を、呑むしかなかった。
打撲以外に、彼女が追究できそうなことはなかったから、だ。
もとより、絶望的なしぃの弁護。
だめでもともと、の精神で、クールはその条件を呑むことにしたのだった。
.
- 180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:37:52.77 ID:oUxuTfUO0
-
◆第一話 「逆転のバレインタイン」
つづく
.
- 181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:39:28.62 ID:CJhjrXuv0
- 続いちゃったよ
乙
- 182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:39:40.40 ID:oUxuTfUO0
- ほんとうは今日中に全部投下するつもりだったんだけど、猿に三度も犯された
残りパート2つ分残ってるんだけど、どうするべきですか
1:スレが残る限り投下する
2:また後日にする
避難所投下はなしの方向で
- 183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:40:34.80 ID:UvLc9TY00
- 区切りかー
乙
次も遭遇したい
- 184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:40:34.83 ID:NuDsPvto0
- >>1の予定によるだろ
明日があるなら後日にした方が良いし
余裕があるなら投下して欲しい
- 185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:40:43.99 ID:CJhjrXuv0
- 自分の好きなようにやればいいんじゃね?
- 186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:42:31.15 ID:BTYCtuTc0
- できれば1
- 187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:42:42.14 ID:aeXto93q0
- やりきってほしい
- 188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:43:21.83 ID:oUxuTfUO0
- >>184
ニートだからその点は大丈夫
じゃあちょっと休憩挟んで続き投下します
- 189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:45:17.77 ID:0TPNowr70
- C
- 190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:45:30.29 ID:UvLc9TY00
- マジか
楽しみだ
- 191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:48:05.62 ID:COK9OUeU0
- 出来る>>1だな
- 192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:51:08.84 ID:JMplVWOs0
- とりあえず乙
- 193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:53:27.10 ID:oUxuTfUO0
- あまり待たせるのもあれだし、再開
今から投下する法廷パート中編は、さっきのよりもちょっと長いです
- 194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:55:27.91 ID:LN+ivOa30
- ひとまず乙
続いて支援
- 195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 22:57:19.30 ID:AzVeUHQxP
- くっそつまらないんだが
こんなもん読んで楽しい楽しい言ってる奴はダウン症か?
- 196 名前:法廷記録 1/4:2013/03/25(月) 22:57:36.03 ID:oUxuTfUO0
-
◆法廷記録
→証拠品リスト
『弁護士バッジ』
クールの歯形が少し残っている。
『しぃのブロマイド』
水着姿のしぃが半目で写っている。
『上画面』
弾痕の場所が記されている。
《詳細》 はttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_855.png
『解剖記録』
18時から19時までの間に、後頭部から発砲され即死。
額に生前できてまもない打撲の痕が確認されている。後頭部から硝煙反応。
『拳銃』
二発撃った形跡が。
柄にはしぃの指紋が残っている。
.
- 197 名前:法廷記録 2/4:2013/03/25(月) 22:59:26.97 ID:oUxuTfUO0
-
『割れた花瓶』
キッチンに置かれていた、一度目の発砲により割れた花瓶。
花が生けられていた痕跡はないが、一日以上は 『上画面』 の位置にあった。
『留守電のメッセージ』
18時36分のギコのメッセージが残されている。
内容はしぃを呼び出すもの。 《詳細》 は下記。
『目撃者の写真』
週刊エビフライデーの記者が18時46分に撮った写真。
しぃがギコ宅から逃げる後ろ姿を激写。
『防犯カメラの映像』
18時37分にしぃが菓子屋を出ていく様が映されている。
そのとき勤めていた店員の証言とも合致。
『紛失した携帯電話』
猫乃ギコの携帯電話は現場から発見されなかった。
逃走のさいにしぃが捨てたものと考えられている。
.
- 198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:00:20.64 ID:UvLc9TY00
- こりゃ夜通しか
支援
- 199 名前:法廷記録 3/4:2013/03/25(月) 23:01:09.40 ID:oUxuTfUO0
-
→関係者リスト
川 ゚ -゚) 素直クール(26)
「猫乃ギコ殺害事件」の担当弁護士。
今回が “初” の法廷。
(*゚ー゚) 椎名しぃ(23)
人気絶頂のアイドル。
恋人殺害容疑がかけられている。
(,,゚Д゚) 猫乃ギコ(28)
本件の被害者。
「筋骨そこそこ隆々」な体つきをしている。
(=゚ω゚)ノ 伊予いよう(38)
検事歴八年の検事。
スロースターターで「いよいよ有罪」の異名を持つ。
( ´∀`) 裁判長(??)
ベテランの裁判長。
最近すまーとふぉんに夢中。
( ><) 稚内ワカンナインデス(26)
VIP県警捜査一課所属の新米刑事。
女性的で小心者だがお調子者でもある。
.
- 200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:01:51.23 ID:iAJXplzG0
- しえん
- 201 名前:法廷記録 4/4:2013/03/25(月) 23:02:39.09 ID:oUxuTfUO0
-
→ 『留守電のメッセージ』 の内容
『もしもし。俺だ、ギコ』
『すまんが、もう一度、俺の家に来てくれないか』
『……さっき、言い忘れたことがあったんだ』
『留守電でメッセージを入れるより、直接話したい』
『………待ってるぞ』
『キロク シマシタ
. 2ガツ14ニチ 18ジ36プン』
.
- 202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:04:30.57 ID:AzVeUHQxP
- >>198
お前身障か??w
どこがおもしれえんだこんなもん
/::::::::::/--{::::::::::Tヽ:::::::ヽ,
/::::::::::/:/ iiiiiャ:i:i:i:i:ヾヽ::::::::i
/::::/|:::/!!! ミ;=、、 }::::::::i
{::::r",,ゞィ ヨ ●ヾ_,1,.-,l
ヽ::イ●ノ / 、"'ーヘヽ r ノ:!
Y"" ,.゙・ ・'' ヽ、"" ""r'::::::ヽ
!" ( "'-三-''" ) ,.!:::::::::::::i
lヽ__,, ,:_,. -'":;:;:;:;:;:;ノ
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iヾー'二'ー'゙ / / |
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\ / @ @ \ ./
\( ノ \ ) \ ./
\ _/ \_ ノ\ \ ./
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\ l | \__/
\ ̄ u ヽ_ /
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| i Y ./
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ヽ / /| | /
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\ | /. ゙i/ /
__. ,-'''": : ‘----,,,,、
,i´ o゚。 o゚.。 . .:。゚。 . `'.
゙''¬---――''''''゙゙゙''―-┘
- 203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:05:53.84 ID:iAJXplzG0
- しえん
- 204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:06:08.89 ID:oUxuTfUO0
-
控え室に戻ったクールはあらためて、
今しがた自分が背負っていたプレッシャーの重さを認識させられた。
ほぼ有罪で間違いないしぃの窮境に、
それをわかっていながらもハッタリをかまし続けることに対する良心の呵責。
開廷前以上に、クールは「帰りたい」と思うようになっていた。
法廷係官がすぐそこにいるのにも関わらず、むすっとしたような顔になった。
川 ゚ -゚)「……しぃさん」
(*゚−゚)「……はい」
クールが言わんとすることを空気で察したのか、しぃも重苦しい顔をした。
今の彼女を見れば、とても彼女をアイドルとは認められないだろう。
しかし、アイドルとは得てしてそういうものなのだ。
.
- 205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:06:39.86 ID:AzVeUHQxP
- >>200
もっと大人になったほうがいいかと
職場や学校でこんなスレの糞駄文読んでるって言えますか?w
(´⌒Y⌒Y⌒)
| |
(⌒)____| ) 人从人从人从人从人从人从人从人从人从人从人
(__ノ ノ=`ー ヽ) <
| (゚) (゚) | < 馬鹿おめー!! 同じカレーなんか二度とできねぇ!!
| )○( | < 毎回、新作なんだよ!!
\ ∀ ノ <
\____/ VVWVWWVWVWVWVWVVVWVWWVWVWV
/⌒ ⌒\
/ 人 人 ノ゙\ \
\ \| l // /
\⊇ ノ ⊆/
, ( Y )⌒ヽ
/ 人_人___,人 ノ|
(__) ∪ヘ_ヘ(__) ヘ_ヘ ヘ_ヘ_
___ /`ー-'( ) ( )∴\ ___ /`ー-'( ) ( )∴\ __ /`ー-'( ) ( )∴\ _
// / ∴∵∴∵○∴∵・ヽ // / ∴∵∴∵○∴∵・ヽ // / ∴∵∴∵○∴∵・ヽ /
._) (_∵∴∵●???●∴_) (_∵∴∵●???●∴_) (_∵∴∵●???●∴_)
\∵∴∵∴∵∴∵/ \∵∴∵∴∵∴∵/ \∵∴∵∴∵∴∵/
- 206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:07:59.22 ID:oUxuTfUO0
-
川 ゚ -゚)「なによりもまず確認したいのが、『拳銃』 の指紋だ。
正直、これがある限り、いつまで経っても君への疑いは晴れないだろうと思う」
(*゚−゚)「……それ、ですか」
川 ゚ -゚)「殺したかどうか、はさておくとしよう」
川 ゚ -゚)「 “撃った” のか?」
(*゚−゚)「撃ってません」
しぃは頑なになって即答した。
クールはよけいにむすっとした。
.
- 207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:08:57.62 ID:AzVeUHQxP
- >>203
その頭の悪そうななんも考えてないレスでも人生無駄にしてるってことに気がついたら?
厨房が書いたような腐れ作文がほんとに楽しいんですかあ?w
三三三三三三三三三三三三三三三三ニ ! !ミミ
三三,. '"¨´  ̄ ̄`¨¨`"'' - ., | !ミミ
三/ ,,,, | |ニ
/ ;; / ;; , へ、. | |二
// Λ| :. |||||||||i |_ |三
 ̄ ̄ //彡ノ/;;;;;ベ :::.. ||||||||||ll ...:::: .:: ア二一--ニ
////::::::::::Λ ::: ||||||||||||::::::::: .:: 三三三三
///>:::::::::├<ヘヾ :::.ゝ;:.,:、; '/:::::: ::: ラ三三三
,' l|l <>‐┤::::::├<l | |l へ ,, ...::::: 三三三三
i l|l | >‐┤::::::├<| | || D ヾ l ゝ E三三三
! l|l | >‐┤::::::├<| | ||:.....::::::::::::::::ii:i::::::::::... |三三
! l|l | >‐┤::::::├<l | ||:::)::::::::""゙´ __ ゙゙:::: 三三三
::', l|l <>‐┤::::::├<! 川 :: / ``ヽ,ヽ :::: F三三ニ
..:::::::ヘヾ、\>:::::::::├<,' ノノ :: /:: iil} 彡三三三
- 208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:09:22.48 ID:NuDsPvto0
- この被告人の協力性の無さは逆裁4を思わせるなw
- 209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:10:33.39 ID:oUxuTfUO0
-
川 ゚ -゚)「なら、どうして指紋が残っている」
(*゚−゚)「………。」
川 ゚ -゚)「答え――」
(*゚−゚)「……カレの家に行ったとき」
川 ゚ -゚)「!」
(*゚−゚)「家に行ったら…… 『上画面』 の位置に、ギコくんが、頭から血を流して倒れてた。
わけがわからなくなって、なんとか、その現状…?を、把握しようとしたんです」
(*゚−゚)「そのときに、足元に 『拳銃』 が転がってたのが見えて……
何の気なしに…… “拾った” 、んです」
川 ゚ -゚)「…… “拾った” 、ねえ……」
クールは腕を組んだ。
自分が思っていたのと同じだったため、さして驚くことはなかったが。
しかし、それを聞いても、表情が晴れることはなかった。
しぃにかかっている容疑も、同様だ。
.
- 210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:10:41.48 ID:JMplVWOs0
- 逆裁4はオドロキ君以外全員アレだったからな
- 211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:11:13.73 ID:AzVeUHQxP
- >>208
くっだらねえ感想だな
そんなしょうもないレスでこんなチンカスくせえスレに参加して悦に入ってんだから救えねえなあw
いい加減そんなガキ臭い行為はやめて人間的に成長したら? どこがおもろいのこんなスレw
/⌒ヽ⌒ヽ ( __//. ヽ, , ) |ノ ( .八 /⌒ヽ⌒ヽ |( ノヘ /( __//. ヽ, )
| Y ヽ | i し 八 .| ( '~ヽ 八/ Y ヽ | ノヘ // / /
| 八 ヽ |ノ ( .八 /⌒ヽ⌒ヽ / 八 ヽ| / / /
( __//. ヽ, , ) .( '~ヽ 八/ Y ヽ ( __//. ヽ, , )| / / /
ヽ i し ゝヽ ヽ/⌒ヽ⌒ヽ / 八 ヽ | i し 八 .| | / /
ヽ( ( ゝ / Y ヽ( __//. ヽ, , ) |ノ ( .八 .〉| / ./
\'~ヽ/ 八 ヽ .,|ヽ,ヽヽ,-|ヽ,ヽヽ ( '~ヽ 八 |//
ヽ( __//. ヽ, , ) /(\`")ノi (\`")ノ ヽi// /
ヾ\\ヾ ゝ "-" ゝ "-" ,,,,;;::'''''ヽ/
ヾ\ヾ\ ,,,,;;::::::::::::::: __ ヽ/
ヾ\_ " !__ :::: '"ゞ'-' |/
==/ - '"-ゞ'-' ::::::.. |ー
//| ヽ ;:| ! ::::::: |
| " 、ヽ. ! ( ,-、 ,:‐、 |
\_.. i |
| i __,-'ニニニヽ . |、〜
/::: 〜 " ヾニ二ン" \
- 212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:12:22.16 ID:AzVeUHQxP
- >>210
くっさ
逆転裁判とか一体お前何歳だ?
川川川川川川リ.:.:リi.:.:.川.:.:,r''i:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;キ川川川川川川川川川
川川川川川川ル.:.:i!.:.:.川''~:;:;i':;:;,r-'''"iiiiiiiiiiiiiiiii||||||キ川川川川川川川川川
川川川川川川i!.:.:.i!.:.:从リ:;:;rノiiiir='''"~ヘ .:.:キ.:''‐キ川川川川川川川川川
川川川川川川i!.:.:.:ii.:川メiirノ'~ヾ i!.: キ川川川川川川川川川
川川川川川川i!,,r'i!|,,川'~ iノ ゙'! ,.. ノi キ川川川川川川川川川
川川川川川川リ.:.:/'~ヾi! i / ヽ ~'ヾノi 'キ川川川川川川川川川
川川川川川川i!.:.i! i ノ ;; .:.:.:... !ヾ キ川川川川川川川川
川川川川川川i!.:i!' ! ii Y' ,::::::,..i ノキ川川川川川川川川
川川川川川川i!.ノi! ii ノi )_::;_:;:;:;:;,,:::::: ''i / キ川川川川川川川川
川川川川川川乂リヽ i! ,ノi,;iiiiiiiii{、,,ノ}iiiiiiiiiiiiiiii;;;;;、 iノ / キ川川川川川川川
川川川川川川メ刈.:i!,riiii|||||||||||||{o}|||||||||||||||||iiォ, i /,,r''ハ川川川川川川
川川川川川川ノリリ./ii|||||||||||||||||||||||{。}|||||||||||||ii!‐=''~ノi,キ川川川川川川
川川川川川川i!リi!ii||||||||||||||||||||||{O}|||llll!r=='''~~ノ:;:彡i||:;キ川川川川川川
川川川川川川川キ'''''卅干''''~二二 ̄,,,,,,:;:;:;:;:;:;-'':;:ノ:;:;:;:;i!リ:;:キ川川川川川川
川川川川川川川リi!:;:;川ハ:;:;''''''‐‐'''".:.:.:.:.:.:.:〜:;:;:;/=:;:;ii|ヾ.キ川川川川川
川川川川川川川リi!三川.:.i!.:.:.:.:゙''"~-‐-:;:;:;‐:;:;:;:;:;:/:;:;=‐刈゙i.:キ川川川川川
川川川川川川川i!トミメ川二‐-:;:;:;〜:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i':;:;:;:;:;刈,rキキ川川川川川
川川川川川川川刈ミi!リ二i=三三三‐-:;:;:;:;=≡i三三刈彡iキ川川川川川
川川川川川川川刈ヾ乂゙干二二三三三二ニ≡i‐''彡刈メ.:.iキ川川川川川
川川川川川川川川ミ:;:;ii|:;:i!.:.:.:.:`~''''''''==''''''"~i'''''"~刈.:.:ヽ.:キ川川川川川
川川川川川川川川i!.:.:|!i.:.i!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i'.:.:.:.:.:刈.:.:.:i!,,キ川川川川川
- 213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:13:03.06 ID:oUxuTfUO0
-
(*゚−゚)「パニックだったなか、それが 『拳銃』 だってわかって……
怖くなって、そのまま、それを捨てて逃げ出したんです」
川 ゚ -゚)「警察には通報しなかったのか?」
(;*゚ー゚)「なッ…、できるわけないでしょ!」
川 ゚ -゚)「いや、でも君が無実なら恐れることは――」
(;*゚ー゚)「ギコくんとの関係がバレちゃうじゃないですかっ!」
川 ゚ -゚)
言われて、クールはぽかんとした。
「……え、それだけのこと?」
続けて、クールはそう思った。
.
- 214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:13:25.70 ID:COK9OUeU0
- ナルホド世代でもヤハリが大概アレだからまあ……
- 215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:14:33.01 ID:NuDsPvto0
- ヤハリは思い込みが激しすぎるだけで悪い奴じゃないんだがなぁ・・・
- 216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:14:49.11 ID:AzVeUHQxP
- >>214
気持ち悪いレスだな
リアルでもそんな話しかできないのか?ゲーム(笑)マンガ(笑)
ガキか
,.、,・ ,,'ヽ' γ⌒γ⌒/⌒/^ '・,.
:¨゛ ヾ;: ,ゝ`/~ /~ /~ '・, ,'・, . '・,.,
:ヾ´ ・ '・,.ヽ;:〈(_| | |~ |~ /・, . '・,.、,'
:ゝ ・ '・,.;:;;:::'''::/~ /~ /~ ~ /~ //・ '・,.、ヽ
:《 ・ '・,.()/)/~ /~ |~/~ |・ '・,.、 ,'・, ,'・,
ソ;: '・,.、:¨゛ヾ\〈,|,,、,,|,,、,,,,,|~,,,,、〈~/,'・,,'・, ::::ヽ
;;|;: '・,.、: //)/~ /~ |~/~ :;| ヽ: ヘ:
< ヽ:; _,,___ \〈,|,,、,,|,,、,,,,,|~,,,,/ _,,___ /:/: :ヽ
( \; /∴,,゙・;;^\ヾヽヾヽヘヘ//∴,,゙・;;;^\ ;| |:
\\ |;:「●;,,''“。∴・ | "ミヾ丶/ 「∴;, ,''゜∴,・ | ;:;| :|
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;:| ∴:: ・∵ ;,'・, /|
;:\ ,'・,∵,'・,,'・_,'・,..' ,.、∴ ./
''|'''―ゝ∵_∵°ノ―''''' / 入
_/`ー-、 ∵,'・, ,'・,,'・, / ,.-'" \
/ ,.-'" \: .,.-''" |::;
/ \ ____>、,.-''" ;;:: |
,,..-‐'''""" |/―――――\ /―――――、/丶ミヾ
\ / ゛゛ヾ
- 217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:15:35.11 ID:oUxuTfUO0
-
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「……ま、まあ… 『拳銃』 については、わかった」
(*゚ー゚)「……」
川 ゚ -゚)「次。 『紛失した携帯電話』 だが……心当たりは?」
(*゚ー゚)「………それって、ギコくんの、ですよね……?」
川 ゚ -゚)「ああ」
(*゚ー゚)「知らないですよ、そんなの」
川 ゚ -゚)「!」
.
- 218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:16:19.49 ID:AzVeUHQxP
- >>215
/-=・=- -=・=- -=・=- -\
/・=- -=・=- -=・=- -=・=- ヽ
|-=・=- -=・=- -=・=- -=・=- |
ヽ -=・=- -=・=- -=・=- -=・/
|- -=・=- -=・=- -=・=- -=|
|-=・=- -=・=- -=・=- -=・=|
| -=・=- -=・=- -=・=- -=・|
|=・=- -=・=- -=・=- -=・=-|
| -=・=- -=・=- -=・=- -=・|
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|-=・=- -=・=- -=・=- -=・=|
|=- -=・=- -=・=- -=・=- -=|
|-=・=- -=・=- -=・=- -=・=-|
|・=- -=・=- -=・=- ハ-=・= 〉
(⌒、-=・=- -=・=- -/=・=|=・=-|
ヽ=・l -=・=- -=・(-=・=-)=・/
|=-l -=・=- -=・/-=・=-=・=ヽ|
|- |=・=- -=・(-=・=-∪=・=)l
し|-=・=- -=・=-∠二ニつ・=|
|ヽ -=・=- -=|┴┴┴|=/
| =・\-=・=- -|-=・=-/ /
|-=・= \-=・=- |=・=-Y /
- 219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:16:48.29 ID:oUxuTfUO0
-
(*゚ー゚)「私、現場と拳銃を見て、びっくりしちゃって……そのまま、逃げたんですから」
川 ゚ -゚)「……じゃあ、携帯電話はどこに行ったんだ?」
(*゚ー゚)「真犯人が持ち去ったに決まってるじゃないですか!」
川 ゚ -゚)「真犯人、ねえ……」
クールは腕を組んだ。
そう都合よく「真犯人」など見つかるものか――といったような心情だ。
クールがそう思っていると、今度はしぃのほうから口を開いてきた。
おや、と思うと、彼女は先ほどまでには見られなかった、朗らかな笑顔を見せた。
.
- 220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:18:20.76 ID:kJK3P9RY0
- 逆転裁判やりたくなってくる
- 221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:18:28.07 ID:oUxuTfUO0
-
(*゚ー゚)「それはそうと弁護士さん」
川 ゚ -゚)「ム……なんだ」
(*゚ー゚)「事ある毎に『異議あり』って叫ぶのは、ナンセンスですよ」
川 ゚ -゚)「…」
川;゚ -゚)「…?」
(*゚ー゚)「せっかく若くて、私には敵わないにしても美人なんですから」
川 ゚ -゚)「ム」
(*゚ー゚)「もっと、『決めゼリフ』なんてものを作っておいたほうが、華がありますよ」
川 ゚ -゚)「私は、法に生きる人間だ。堅苦しくて結構」
(*゚ー゚)「私、一応アイドルだから。そこらへん気にするので、堅苦しいのはちょっと」
川 ゚ -゚)「あのなあ」
.
- 222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:19:17.34 ID:iAJXplzG0
- しえん
- 223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:19:42.73 ID:NuDsPvto0
- そんなこと言ってられないぐらい絶望的なんですがそれは
- 224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:19:44.58 ID:oUxuTfUO0
-
(*゚ー゚)「そこで! ひとつ、考えたんですよ。弁護士さんに合いそうで、
しかもインパクトが強い最高のフレーズを」
川 ゚ -゚)「…聞いてる?」
(* ー )「『クールにいこうではないか』」
.
- 225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:22:28.07 ID:oUxuTfUO0
-
川 ゚ -゚)「?」
(*゚ー゚)「――なんて、どうですか! こう、ヨユウたっぷりな素振りを交えて……」
しぃはそこで、「やれやれ」といいながら両方の手のひらを上に向けた。
ややうつむいて、首を左右に振る。
――私のマネのつもりか。
やがてそうわかると、クールは呆れたような顔を浮かべた。
じゃっかん目を細めて、彼女は無理やり話を本筋に戻した。
クールはもう一点、聞きたいことがあったのだ。
.
- 226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:22:29.37 ID:UvLc9TY00
- しぃが思ったよりアレだった
- 227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:23:48.29 ID:taFG+qB60
- しぃちゃん可愛いなぁ
- 228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:24:15.65 ID:oUxuTfUO0
-
川 ゚ -゚)「あと、次の証人は事件当日、被害者と会ったみたいだが――
(*゚−゚)「無視…」
川 ゚ -゚)「その人物について、心当たりはあるのか?」
(*゚ー゚)「心当たり?」
(*゚ー゚)「………。」
( `・д・)ゞ「時間です」
川 ゚ -゚)「……まあ、なんとかなるさ。行こう」
(*゚ー゚)「あ……はい」
.
- 229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:26:03.07 ID:oUxuTfUO0
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
川 ゚ -゚) クールに決める逆転裁判のようです
File.1 「 逆転のバレンタイン 」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
−2−
.
- 230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:28:26.34 ID:UvLc9TY00
- 支援
- 231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:29:24.57 ID:aeXto93q0
- し
- 232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:30:24.44 ID:oUxuTfUO0
-
時間の十分を過ぎると、すぐに法廷が再開された。
裁判長もいようも、定位置に就いている。
休廷前と変わっていたのは、証人席だった。
ワカンナインデス刑事が消え、いまそこには、誰もいなかった。
そこに、新たな――「事件当日に被害者と会っていた人物」を迎え入れるのだろう。
クールは、現状を打破するにはその証人だけが頼りとなるため、その人に期待を寄せていた。
検察側の証人のはずなのに弁護側がそれを期待するとは――と、クールは少ししてから、笑った。
裁判長の手が鳴らす乾いた音が、法廷内に鳴り響いた。
よく通る音であり、傍聴人は皆、その音ひとつでとたんに私語を慎んだ。
( ´∀`)「さて、再開しましょう。準備はいいですね」
川 ゚ -゚)「むろん…だ」
( ´∀`)「よろしい。じゃあ――」
(=゚ω゚)ノ「弁護側に無駄に遅延行為をされているため、ちゃっちゃと事を済ませるよぅ」
( ´∀`)「係官、次の証人を」
.
- 233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:30:39.04 ID:iAJXplzG0
- しえ?
- 234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:32:01.53 ID:COK9OUeU0
- おさる
- 235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:32:30.47 ID:oUxuTfUO0
-
裁判長の手の音。
続けて、スムーズに係官が動いた。
彼らも、「ちゃっちゃと」動くように指示されているのだろう。
クールはそうわかり、つまらなく思った。
爪゚ -゚)
.
- 236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:33:25.93 ID:iAJXplzG0
- しえん
- 237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:34:29.98 ID:oUxuTfUO0
-
( ´∀`)「証人。職業とお名前を」
爪゚ -゚)
爪゚ー゚)「……杉浦、じぃ。フリーターです」
川 ゚ -゚)「(……女、か……)」
杉浦じぃと名乗った彼女は、背がしぃ以上に低かった。
栗色の髪で顔つきも幼いのだが、かぶる帽子といい服といい、深緑一色である。
(=゚ω゚)ノ「証人が召喚された理由は、たった一つだよぅ」
(=゚ω゚)ノ「 《額の打撲痕は事件と関係があるのか》 ……そのことについて、証言してもらうためだよぅ」
(=゚ω゚)ノ「だから、証人の、それ以外のことに関しては深追いはやめてもらいたいよぅ」
(=゚ω゚)ノ「以上を踏まえた上で、まずは 《被害者との関係》 について証言してもらうよぅ」
( ´∀`)「関係……わかりました。お願いします」
爪゚ー゚)「……」
.
- 238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:35:10.33 ID:iAJXplzG0
- しえん
- 239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:36:22.21 ID:oUxuTfUO0
-
じぃは言われて、こくり、とうなずいた。
そして、そのちいさな口を、ゆっくりと開いた。
爪゚ー゚)「……わたしは、ギコくんの、恋人です」
.
- 240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:36:42.75 ID:NuDsPvto0
- >>7のじぃが誤字だと思ってたらじぃが出てきた
- 241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:37:47.69 ID:iAJXplzG0
- 二股か
- 242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:39:09.90 ID:oUxuTfUO0
-
川;゚ -゚)「!」
(;*゚−゚)「!!」
( ´∀`)「!!!」
――じぃの、そのはじめの一言で、法廷内が凍りついた。
傍聴人も、裁判官も、皆である。
川;゚ -゚)「い、異議あり! 証人!」
爪゚ー゚)「なんですか?」
川;゚ -゚)「そ、その…… “変人” の間違いじゃなくて?」
(=゚ω゚)ノ「異議ありィ! ソレはないよぅ、ソレは」
川;゚ -゚)「しかし、“恋人” と言えば……」
場内の人間が、クール――の、前にいる人物に視線を注いだ。
(;*゚−゚)「…? ……?」
.
- 243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:39:22.49 ID:AzVeUHQxP
- >>224
これ、きもちわるいんだけど
おまえらはこんなもんで鼻息荒くして興奮すんの?
理解できねー、貧民層の考えは本当に理解できん
ア ア l ,ィ/! / /l/!,l /厶, !! ア
ア ア i ,.lrH‐|'| /‐!-Lハ_ l /-!'|/l /`'メ、_iヽ
ア ア l | |_|_|_|/| / /__!__ |/!トi i/-- 、 レ!/ / ,-- レ、⌒Y⌒ヽ
ア ア _ゝ|/'/⌒ヽ ヽト、|/ '/ ̄`ヾ 、ヽト、N'/⌒ヾ (●) ,イ ̄`ヾ,ノ!
ア ア 「 l (●)(●) (●) ′ | | |(●)L! (●)(●) リ
ア ヽ | ヽ__(●) (●)、ヽ シ(●)! ! |ヽ_、ソ, (●)(●)(●)_ノ _ノ
-┐ ,√ ! (●)(●)(●)(●) リ l !  ̄ (●)(●)  ̄ 7/
レ'⌒ヽ/ ! | (●)〈(●)(●) _人__人ノ_ i(●)く(●)(●)(●) //!
人_,、ノL_,iノ! /! ヽ(●)r─‐- 、 「 L_ヽ r─‐- 、(●)u(●)/
/ / lト、 \ ヽ, -‐┤ ノ ギ 了\ ヽ, -‐┤(●)(●)/
ア ギ { / ヽ,ト、ヽ/!`hノ ) ャ |/! 「ヽ, `ー /) _ ‐'
ア ャ ヽ/ r-、‐' // / |-‐ く ア > / / `'//-‐、 /
ア ア > /\\// / /ヽ_ ! ア ( / / // / `ァ-‐ '
- 244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:40:40.75 ID:iAJXplzG0
- しえん
- 245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:43:02.26 ID:oUxuTfUO0
-
川;゚ -゚)「アイドルの、椎名しぃ――のハズ、だぞ!」
爪゚ー゚)「……」
( ´∀`)「これは、どういうことですかな?」
(=゚ω゚)ノ「検察側から説明するよぅ。
. 彼女は確かに、被害者の恋人だよぅ」
( ´∀`)「しかし、だとすると被告人は……」
(=゚ω゚)ノ「そう。被告人は、“二股” ……を、してたんだよぅ」
( ´∀`)「ふ…二股……」
そう聞かされて、裁判長は気難しい顔をした。
事の如何については納得がいったが、根本的なところでつまずいているような――そんな様子だった。
(=゚ω゚)ノ「確かに、二股は重要そうな情報だよぅ。
. でも今はそれは関係ないから、スルーしてほしいよぅ。
. 証人が、証言しづらくなったらどうするんだよぅ」
( ´∀`)「それもそうですね。はい、静粛にー」
.
- 246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:45:00.92 ID:iAJXplzG0
- しえん
- 247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:45:19.89 ID:oUxuTfUO0
-
川 ゚ -゚)「……しぃさん」
(;*゚−゚)「?」
川 ゚ -゚)「君と被害者は……どういう関係なんだ?」
(;*゚ー゚)「………」
川 ゚ -゚)「答え――」
(=゚ω゚)ノ「失礼したよぅ。では、本筋に戻るよぅ」
川 ゚ -゚)「……まあ、いいか」
(;*゚ー゚)「………。」
いようが言うと、クールは注意を再び証人、じぃへと向けた。
彼女は法廷内のざわめきに反し、一人だけ、ずっと平静を保っていた。
そのため、彼女だけが、この法廷から浮いているように見えた。
.
- 248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:46:10.41 ID:UvLc9TY00
- 支援
- 249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:46:21.70 ID:iAJXplzG0
- しえん
- 250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:47:07.55 ID:11Axkv3SP
- おもしろす
- 251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:49:15.32 ID:oUxuTfUO0
-
(=゚ω゚)ノ「証人は、被害者と恋人関係にあった。では、二月十四日もトーゼン……」
爪゚ー゚)「会いました」
(=゚ω゚)ノ「そのときのことを話してほしいよぅ。それも…… “額の痕” も踏まえて」
爪゚ー゚)「わかりました」
川 ゚ -゚)「(さて……どう出る?)」
.
- 252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:50:17.08 ID:AzVeUHQxP
- >>248-250
この頭の悪そうなレス、いや頭の悪いレスを見ろよ
このスレを読む人間ってこの程度の知性しかないんだぜ
親兄弟にこんなスレを楽しんじゃってまーすって言えるか? 現実から目を背けるなよ?逃げるなよブサイク共
// ν/λ_ / / //λ
_ 、_,#ν  ̄ ̄ ̄ \
/ 〃ν/λ ( ̄ヽ λ
/ /###/λ \● /λ
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- 253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:50:46.05 ID:iAJXplzG0
- しえん
- 254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:51:30.23 ID:oUxuTfUO0
-
爪゚ー゚)「わたし、午前中はバイトがあったので、カレと会ったのは午後からでした。
. 確か、16時をじゃっかん回ったくらいだと思います」
爪゚ー゚)「カレの自室で撮りだめされてた刑事ドラマとか観て……
. 確か、一時間経ったくらいだと思います」
爪゚ー゚)「その刑事ドラマに出てた主演の俳優さんのサインがあるって話になったんですが
. “リビングの棚に飾ってあった” ということで、二人でそっちに向かったんです」
爪゚ー゚)「でも、ほら、棚はソファーの後ろじゃないですか。
. しかも、植木鉢がその通路を邪魔してるし」
爪゚ー゚)「だから……棚の前に立とうとしたとき、植木鉢に足を引っ掛けて、
. カレは “転んだ” んです。そのときに、おでこをゴチン、って打って……」
爪゚ー゚)「冷蔵庫から保冷剤をとって、それでカレに応急処置をほどこして……
. で、そこから少ししてわたしは帰りました。その時間は、確か17時半頃頃です」
.
- 255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:52:15.05 ID:fuMjGTwWO
- 支援
- 256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:53:42.03 ID:oUxuTfUO0
-
( ´∀`)「ほう、転んで打った、と……」
( ´∀`)「わかりました。では素直さん、尋問を」
川 ゚ -゚)「……ふう」
(*゚ー゚)「なにが『ふう』なんですか……」
川 ゚ -゚)「なにをどう尋問すればいいかわからなくてな」
(;*゚ー゚)「んなッ! ……大問題じゃないですか!」
川 ゚ -゚)「案ずるな。ひとつだけ、はっきりしてることがある」
(*゚ー゚)「なんですか?」
川 ゚ -゚)「 《ムジュン》 ……がある、ということだ」
.
- 257 名前:暗黒騎士ガイア ◆1irdG.R4xM :2013/03/25(月) 23:54:59.63 ID:zrtvXoPF0
- 支援
読んでるぞ
- 258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:55:10.52 ID:11Axkv3SP
- 後頭部と額か…!!
- 259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:56:19.24 ID:oUxuTfUO0
-
(*゚ー゚)「! じゃあ、早くそれを “つきつけて” くださいよ!」
川;゚ -゚)「で、でも、証拠品をつきつけるって、どうすれば……」
(;*゚ー゚)「あんたそれでも弁護士か! 口頭で、その食い違いを指摘すりゃいいでしょ!」
川;゚ -゚)「そ、そういうものなのか……詳しいな」
(*゚ー゚)「考えるまでもないでしょ、ったく……」
(=゚ω゚)ノ「尋問なしなら、判決を下してもらうよぅ」
(=゚ω゚)ノ「 “額の打撲は転んでできた” ……事件との関連性は、皆無と見受けるよぅ」
(=゚ω゚)ノ「だから――」
川 ゚ -゚)「 異 議 あ り ッ ! ! 」
.
- 260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:56:23.62 ID:AzVeUHQxP
- >>255>>253
つまらんからそんなクソみたいな短文支援になるんだな
反応するもんの一困りってか
' /:レ′ //::::::::::::::::rァ‥'  ̄L.ノ}ー-、:::::::::ヽ: :.ハ , }
/: :l //:::::::; ィ´/{ l' _/ _,.\::::::ヽ:.:ハ ,!
|: : | .//:::::::イrー''" ヽ _ ィ 「´ /_,,. ..,_ \:::ヽ:.ハ亅
|: : |//::::::::イ:::仁 ゝ/|::ハI| '.ィ'´{辷ノ Y⌒iヽヘ:ハト、
|: : {/:::::::/:::l| |厶人_∠ !l li| 〃:{i `¨’ } {_| い:.ハ」
|: :.||::::::/:::::l| T 丁 ̄`¨ 、|I | {l / ̄f_rヽ ゙ト┘ Z-‐|
', l: :.||:::/:{:::::l| :j_,⊥ミ-=ミヽ|{ U ヾ ト=┬=く=彳⌒ヽ li| _,!
; l: :|{/::::{:::::l|/ __ Y })) =、 ヽヾ、ヽ r‐ヘヽ ヽ、 }ii「 ヽ.
l:ィヘ:::|:::::li{ {廴) ! _ニレ' ' \ ヽ=イ _し〜' lliレo/ \
{ L.}`ー-lト`¨_,.ハ __ヽ fi {〉ノ _ュ/く冫 J|i_ イl ,
ヽ、 ヾ`_ l} }}\斗'…‐、` _r〜'´Y / ̄{_]ヽl:il:l::! ; , - ニ!
ハ 、 〈 卞ー-、 》} }} / 、__, ' VI ヽ __>く_{{ -一' 刋:l:::l / / /
! } \ V ⌒ヽ:ハー‐f¨ 〃L. ィ >ー个ーへ}_ (( `ヽ∴゚才⌒ー-イ ブ
し' 丶、\ヽ下ハ く;:〃゚ _v、 f_了 _/⌒Y^Y´Yl l ハ, ヽ ,
` く \ ー、o:ヘ }j ノ 弋壬{i. | __ム-l 「ヽごl,イ::入_ r‐- __ノ
`ーく \:::::::::\/ _ ル' `¨|_/ ヽ「} /!:::::::j|:::::l:::::l::::l ,
- 261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:56:40.58 ID:JMplVWOs0
- 半頃頃がムジュンしています!
- 262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:58:11.61 ID:NuDsPvto0
- ごろごろー
- 263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:58:13.13 ID:AzVeUHQxP
- >>257
なんだこいつ荒らしの風上にも置けないカスだなお前もう死んだほうがいいよ書いてたものもつまらなかったしな
,、r‐''''''''''''''''ー 、 俺は一緒に浣腸して糞を体中に塗りながら
,r' `' 、 お互いのけつの穴を攻めたり、
/ ヽ 舐めあいをするのが大好きや。
. / , ヽ 浣腸してお互いにちんぽを吸いながら、
,,' ; ,、、,_ ニニ ,、」、 糞を出しお互い糞まみれになろうや。
l. :;;;i ´ .._`ー ‐''"....| 又何回も何回も浣腸して一緒に
l:,;'"`'、, . ,;ィェ、.. ,rェ;〈 鬼畜のごとく変態になりたいぜ。
. ';i l :::i;;,, ::' "......::'''ン .., .:::'''"゙, 浣腸しお互いに肛門をなめあい、
l;゙、',.::l;;;i r ヽ. l, お互いの口の中に大量に糞を
l;;;;`‐;;;;;ヽ . './'ー'''ー‐' ', l;;;,, だしあおうぜ。出来れば3人でやれたら
. ,、rイ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ ,r";;二二二,ヽ, !;;;;:' 最高に興奮するぜ。ああ〜〜〜考えただけで
'.:.:.l ll ;;;;;;;;;;;;;;;;;' ,rニン"  ̄二´ `ノ;;;;;`-、 ちんぽがびんびんに勃起してくるぜ。
:.:.:.| l.l '';;;;;;;;;;;;;;' ,イ l''' l ` 出来れば年配のおっさんの糞が最高や。
:.:.:.:| ','、 ''''''''' , ‐---,ェr'".l.| | | 褌姿で小便の掛け合いや糞を相手の顔に
- 264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:59:02.83 ID:oUxuTfUO0
-
(;=゚ω゚)ノ「ひッ!!」
( ;´∀`)「こ、こら! 素直さん、声が大きすぎる!」
川;゚ -゚)「あ………も、申しわけない」
(;*゚ー゚)「(私が一番の被害者なんだけど……)」
クールが腹の底から声を出すと、法廷内にいたほかの皆がとたんに耳を塞いだ。
目の前にいたしぃは、とたんに目を見開き、呼吸を荒くさせていた。
それらを見て、クールはばつが悪そうな顔をしては後頭部を掻いた。
.
- 265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/25(月) 23:59:48.85 ID:oUxuTfUO0
-
川 ゚ -゚)「気を取り直して……」
川 ゚ -゚)「異議あり!」
(=゚ω゚)ノ「なんだよぅ?」
川 ゚ -゚)「 “額の打撲は転んでできた” ……それはほんとうなのだな?」
(=゚ω゚)ノ「現に証人がそう言ってるよぅ。ウソをつく必要もないよぅ」
川 ゚ -゚)「しかし、それは真っ赤なウソだ!」
(=゚ω゚)ノ「異議ありだよぅ。無根拠にワレワレを冒涜されてはたまらないよぅ」
川 ゚ -゚)「なら証拠品を提示しよう」
(=゚ω゚)ノ「?」
.
- 266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:00:38.24 ID:kkTiyRjSP
- し
- 267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:01:11.35 ID:fJTgQXGu0
-
そう言うと、クールはパネルを操作して、場内のモニターにあるものを移しだした。
白地に、簡潔なイラストが描かれている―― 『上画面』 。
川 ゚ -゚)「証言によれば、“被害者は植木鉢につまずいた” とあるが……」
川 ゚ -゚)「『花』は棚の左側!」
川 ゚ -゚)「これでは、つまずくことができないではないか!」
.
- 268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:02:50.16 ID:fJTgQXGu0
-
じぃの証言では、棚の前に立とうとするさい、
その前にあった植木鉢に足をとられ、そのまま転んだ――とあるが
『上画面』 を見る限りその場所に『花』はない以上、それに足をとられることがあるはずない。
そうとわかったとたん、クールの自信は一気に大きくなった。
もっとも、それが先ほどの叫び声にあったのだが――
( ´∀`)「そ、それはもっともです! これはどういうことですか!」
(=゚ω゚)ノ「言われると思ってたよぅ。ここで、検察側は新たな証拠品を提出するよぅ」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「え?」
するといようは、こうなることを最初から
わかっていたかのような様子でその「新たな証拠品」を提示した。
それを見てクールはあっけにとられた。
.
- 269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:03:45.34 ID:WYTcOkoX0
- デスヨネー
- 270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:04:35.79 ID:kkTiyRjSP
- いよぅの出し方うぜぇな、最初から証拠を確定させとけ
追加やら提出やら、駆け引きを楽しんでるとしか思えん
でも面白い支援
- 271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:04:54.05 ID:fJTgQXGu0
-
(=゚ω゚)ノ「実はこの植木鉢―― 『上画面』 でいうところの『花』は、《移動させられていた》 んだよぅ」
( ´∀`)「移動…?」
(=゚ω゚)ノ「土の跡が、 『上画面』 でいうところの
. 『ソファー』と『棚』の間の道を塞ぐような位置に見られたんだよぅ」
(=゚ω゚)ノ「これがその証拠だよぅ」
( ´∀`)「 『土の跡』 ですね。受理します」
提示された写真には確かに、そこに円を描くように土の跡が見えた。
また同時に、そこに長らく植木鉢が置かれていたであろうことを示すための白い円も見られた。
つまり、それは確かに、「ほんとうはそこに植木鉢があった」ことを示す証拠であったわけだ。
それを周囲にわからせてから、いようは続けた。
.
- 272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:06:35.36 ID:cmOxCD8L0
- しえん
- 273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:06:49.57 ID:fJTgQXGu0
-
(=゚ω゚)ノ「証言にあったように、被害者は棚からものを取り出そうと、
. ソファーと棚の間の道を進もうとしたんだよぅ」
(=゚ω゚)ノ「でもそこに植木鉢があったせいで転んでしまったんだよぅ。
. だから、証人は植木鉢を 『上画面』 の位置に動かした……違うかよぅ?」
爪゚ー゚)「そうです」
川;゚ -゚)「なに……?」
その二人のやり取りを見て、クールは異議を申し立てる前以上の苦境を感じた。
唯一、見つけることのできた反撃の糸口。
それは弁護側にとって有利なものではなく、むしろ、
検察側の作戦によって用意されたもの――となったのだから。
弁護側が指摘したのを好機にその証拠品を出すことで、
検察側は裁判長や裁判官に、強調することができる。
「被害者は確かに、その植木鉢に足をとられて転んだのだ」と。
.
- 274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:08:30.12 ID:fJTgQXGu0
-
( ´∀`)「だとすると、この打撲痕は事件とはまったくの無関係、と見てよろしいですね」
(=゚ω゚)ノ「そうだよう。これで立証終了だよぅ」
川;゚ -゚)「(……まずい!)」
(;*゚ー゚)「弁護士…さん……?」
そしてその検察側の作戦は、うまくいったようだ。
少なくとも裁判長の心証は、完全に検察側に傾いたようだからだ。
そうわかって、クールは焦らずにはいられなかった。
( ´∀`)「弁護側に反証がないようなら判決に移りたいのですが……」
川;゚ -゚)「異議あり! まだ反証は終わってない!」
(=゚ω゚)ノ「じゃあいますぐ言ってくれよぅ」
川;゚ -゚)「……っ!」
.
- 275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:10:40.08 ID:WYTcOkoX0
- とりあえずもうフル待ったしようぜ!
- 276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:11:06.30 ID:fJTgQXGu0
-
――しまった!
クールはつい、言ってからそのことを後悔した。
当然、いまの弁護側に、反証できるようなことはない。
ないが、判決を引き伸ばすために異議を申し立てた。
そこを、検察側に衝かれた。
これは言わば、「いますぐ反証してみせろ」「できなかったら即有罪だ」
――そう言っているようなものなのだ。
(=゚ω゚)ノ「まさか、反証材料がないのに反証がある、とか言ったよぅ?」
川;゚ -゚)「……い、……いや」
川;゚ -゚)「反証は………ある…。」
(=゚ω゚)ノ「そうかよぅ。じゃあ早くしてほしいよぅ」
いようが急かす。
クールはハッタリをかましていたとき以上に焦燥を感じた。
.
- 277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:13:19.44 ID:kkTiyRjSP
- これは焦るなぁ
- 278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:13:32.41 ID:fJTgQXGu0
-
川;゚ -゚)「(反証は……ない。それは、私が一番よく理解している。
. そもそも、見てわかるような隙など、最初から検察側が用意するハズがない)」
川;゚ -゚)「(とすると、やはり、この証言に明確な隙――反証の余地はない、ということだ。
. これだと、一方的に弁護側の不利、となるのだが……)」
川 ゚ -゚)「(……!)」
川 ゚ -゚)「(……そうだ!)」
(*゚ー゚)『 “これは被告人が殺した何よりの証拠である” ……ってのは、
その証拠品にとって数ある見方のうちの一つに過ぎない……だから』
(*゚ー゚)『なんとか “違う。これは実はこういう意味だったのだ” とかなんとか言って、
テキトーにそれらしいでまかせでも言えば、たぶん……なんとか、なります』
.
- 279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:14:25.57 ID:WYTcOkoX0
- そういやクールには師匠的な存在はいないのか
色々厳しいな
- 280 名前:クールポイズン ◆rW0AN4GtaZZv :2013/03/26(火) 00:14:29.54 ID:IjFXqXCRO
- 追い付いた
支援
- 281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:15:08.25 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「(なにも、ハッタリをかますだけが手じゃあない)」
川 ゚ -゚)「( “イチャモン” をでっち上げれば、なんとかなるかもしれないじゃないか!)」
(*゚−゚)「弁護士さん……ワルい顔になってますよ」
川;゚ -゚)「……すべては君のためにやってるんだぞ」
.
- 282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:16:18.93 ID:6wVv6XgL0
- 花瓶でぶん殴った?
- 283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:17:04.90 ID:kkTiyRjSP
- >>282 (゚Д゚)!
- 284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:17:59.46 ID:eZw9Ccjo0
- 視点の変更、発想の転換はたびたび言われるな
- 285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:19:21.87 ID:OrlZ7VXd0
- おいおい、まだ200のとこなんだけど最後までいくのか
わかった最後まで付き合おう
- 286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:21:38.15 ID:fJTgQXGu0
-
(=゚ω゚)ノ「……裁判長。どうやら、弁護側に反証は――」
川 ゚ -゚)「異議あり! 証人の言葉にひとつ、“明らかにおかしい点” を見つけた!」
(=゚ω゚)ノ「なんだって?」
( ´∀`)「それは面白い。言ってみなさい」
爪゚ー゚)「……」
(;*゚ー゚)「ほ、ホントですか!? いったい、どこに……」
川 ゚ -゚)「ホントなわけがなかろう」
(*゚−゚)
川 ゚ -゚)「でも……難癖をつけられる箇所は、あった」
そう言うと、クールはある証拠品を提示した。
何度か本法廷にてお目にかかっている、『解剖記録』である。
それを向かい、いように向けて突きつけた。
.
- 287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:24:16.72 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「証言によれば、被害者が額に打撲を負ったのは “17時30分” よりも、前!」
川 ゚ -゚)「しかし、『解剖記録』 によれば “できてまもない” とある」
川 ゚ -゚)「死亡推定時刻が “18時半以降” となっている以上、
この二つの間には “一時間以上” もの差があるではないか」
川 ゚ -゚)「 こ れ は 、 お か し い ッ ! 」
(;*゚ー゚)「だから……毎回毎回、強調するところおかしくないですか…?」
川;゚ -゚)「……そうかな」
.
- 288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:26:10.01 ID:kkTiyRjSP
- 誤差内じゃね
後は任せたおやすみ
- 289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:26:30.81 ID:fJTgQXGu0
-
弁護側の二人は冷や汗を浮かべていたが、
その間の周りの様子は、そんな彼女たちとは違っていた。
最初に声をあげたのは、裁判長だった。
( ´∀`)「確かに! 一時間の誤差を “できてまもない” と表記するとは、思えませんぞ!」
(;=゚ω゚)ノ「言葉のアヤってヤツですよぅ! 一時間ほどならきっと、“できてまもない” の範疇に……」
川;゚ -゚)「(……お? ひょっとすると、いまがチャンスじゃ……)」
川 ゚ -゚)「異議あり! “できてまもない” とは、明確な時間を示さない、あいまいな表現だ。
五、十分と僅かな時間だからこそ、こんなあいまいな表現が許されるのだろう」
川 ゚ -゚)「しかし、一時間ともなれば、そんなあいまいな表現は許されるべきではない。
明確な時間を表さなかった以上、この打撲痕は事件一時間前にできたものとは考えられない!」
( ´∀`)「もっともです。いったいこの “できてまもない” とは、どれほどまでの誤差を表すのでしょうか」
(;=゚ω゚)ノ「け、刑事に証言してもらうよぅ」
川 ゚ -゚)「(アレ……いいカンジ…?)」
.
- 290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:28:13.77 ID:fJTgQXGu0
-
いようが言ってまもなく、法廷係官がワカンナインデスを連れてきた。
彼も彼で、冷や汗を浮かべていた。
クールは自分ひとりだけが周囲から置いていかれているように思って、少し浮遊感を覚えた。
( ;><)「……」
(=゚ω゚)ノ「刑事! 額の打撲は、いったいいつできたんだよぅ!」
( ;><)「検死官の言い分によると、“できてまもない” んだそうです!」
(;=゚ω゚)ノ「だいたい目安何分くらいかは――」
検事と刑事のすれ違い、それを見てクールは「しめた」と思った。
クールはやや大きめな声で、ワカンナインデスに声をかけた。
川 ゚ -゚)「聞き方を変えよう、刑事」
( ;><)「はい?」
川 ゚ -゚)「 《一時間前にできた可能性を認めるのか》 ……争点はいま、そこなんだ」
.
- 291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:30:37.45 ID:IRywiI/E0
- しえ
- 292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:31:19.83 ID:fJTgQXGu0
-
ずばり核心を、いきなり衝いた。
場合によっては、この返答でいっそう弁護側が不利になるかもしれない。
しかし、かといって訊かないわけにはいかない。
大きな賭けにでたつもりで、クールは訊いてみた。
するとワカンナインデスは、予想外に軽い様子になった。
そして、決してその軽い様子から放たれるべきでない返事が返ってきた。
( ><)「一時間? そんなズレはないハズなんです」
BGM推奨
http://www.youtube.com/watch?v=gL-ZIbF6J6s
.
- 293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:32:21.17 ID:6wVv6XgL0
- うおおテンション上がってきた
- 294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:32:57.41 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「!」
(;=゚ω゚)ノ「!」
( ´∀`)「なんと! では……」
爪;゚ -゚)
( ´∀`)「どうして証言との間に “一時間” もの差があるのですか!」
.
- 295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:33:50.80 ID:fJTgQXGu0
-
すると今度は、ワカンナインデスが、
先ほどまでのクールの感じていた浮遊感を覚えるようになった。
(;=゚ω゚)ノ「ひょ、ひょっとすると、ここで転んだけど
そのときには大した打撲はできなかったんだと思われるよぅ!」
川 ゚ -゚)「異議あり! 証人は “保冷剤を使って処置を施した” のだ!
大きかれ小さかれ、なんらかの痕跡は残っている!」
(;=゚ω゚)ノ「…!」
(;*゚ー゚)「じゃ、じゃあ、“植木鉢に転んだときの打撲” は、いったいなんだったんですか!」
川 ゚ -゚)「……?」
.
- 296 名前: 忍法帖【Lv=6,xxxP】(1+0:15) :2013/03/26(火) 00:34:58.08 ID:LK+Y2tLz0
- 糞アフィさん転載禁止で
- 297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:35:44.80 ID:fJTgQXGu0
-
(;*゚ー゚)「確かに、ここには一時間のズレがある」
(;*゚ー゚)「けど、なら問題になるのは 《どうして一時間のズレがあるのか》 ですよ!」
川 ゚ -゚)「……一時間のズレ、か」
川 ゚ -゚)「考えられることは、ひとつ。
“なにかが間違っていた” んだ」
(*゚ー゚)「 “なにか” ……って?」
クールはうなずき、指折りしながら言った。
ひとつ、打撲の原因。
ふたつ、解剖記録。
みっつ、証言。
.
- 298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:39:13.48 ID:WYTcOkoX0
- BGMいいね、反撃タイムって感じがしてくる
- 299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:39:29.87 ID:fJTgQXGu0
-
(;=゚ω゚)ノ「異議ありィ! しかし、こんなこと、大した問題じゃあないよぅ!
本件はあくまで、後頭部からの銃撃を問う裁判で……」
川 ゚ -゚)「この打撲は、犯行時刻にまつわるという点においてヒジョーに重要な意味を持つ!
真相を究明するべきだ!」
( ´∀`)「検察側の異議を却下します。
《どうして一時間のズレがあるのか》 ……
判決を下す上で、確かに重要と呼べるポイントだと思いますからな」
川 ゚ -゚)「(ホッ)」
(;=゚ω゚)ノ「ぐ、ぐゥ……」
( ´∀`)「さて、素直さん。あなたには、わかりますか?」
( ´∀`)「 《どうして一時間のズレがあるのか》 ……その、理由を」
.
- 300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:41:02.91 ID:9IEWw1hN0
- いいぞクーちゃん
- 301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:41:27.41 ID:a6QQrYJO0
- うむ
- 302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:41:59.74 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「……言うまでも、ないだろう」
川 ゚ -゚)「裁判長!」
川 ゚ -゚)「証人は、ウソをついている!」
.
- 303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:46:05.34 ID:fp55S5HM0
- しえん
- 304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:48:57.58 ID:OrlZ7VXd0
- 久々AA荒らしを見たよ、あとガイアもいたみたいだ
最近AA使ってまで荒らしたやつは人体実験ぐらいだったかな?
つまらん作品にはこいつらはこない、作者は有名税だと思ってがんばれよ
- 305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:48:59.21 ID:Xsma3bca0
- またさるか?
試演
- 306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:49:07.75 ID:MJeFQLLi0
- 追いついた
BGMもつけたけどやっぱりおもしろいわブーン系は
- 307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:49:23.74 ID:fJTgQXGu0
-
爪;゚ -゚)「ッ!」
( ´∀`)「ウソ……」
川 ゚ -゚)「そもそも、捜査陣の捜査の結果、この植木鉢以外に
打撲の原因となるものの正体は明かされなかったのだ」
川 ゚ -゚)「だとすれば、“被害者は植木鉢につまずいて転んだ、だから打撲を負った” ……
このことに関しては、現時点では……ギモンに思えることはない」
川 ゚ -゚)「ならば、考えられる “ズレ” の原因は、たったひとつ!」
川 ゚ -゚)「証人は、ウソをついた!
彼女は、“もっと遅い時間” に被害者と会っていたのだ」
川 ゚ -゚)「答えろ、証人! 《いつ被害者と会っていた》 んだ!」
爪;゚ -゚)「……」
.
- 308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:50:18.99 ID:fJTgQXGu0
-
( ´∀`)「…!」
(;=゚ω゚)ノ「異議ありィ! 証人がウソをつく理由がないよぅ!」
川 ゚ -゚)「理由? あるではないか」
(;=゚ω゚)ノ「なんだって…?」
川 ゚ -゚)「……そもそも、この打撲痕ができたタイミングと
銃創ができたタイミングが別であることがおかしいのだ」
川 ゚ -゚)「 『解剖記録』 にあるように、“できてまもない” タイミングで、被害者は殺されたのだから!」
( ´∀`)「だとすると……」
( ;´∀`)「ッ!」
川 ゚ -゚)「そう。額の打撲は、被害者が殺される “寸前” ――つまり、真犯人によってつくられたのだ!」
.
- 309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:52:13.33 ID:fp55S5HM0
- しえん
- 310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:53:20.06 ID:fJTgQXGu0
-
(;=゚ω゚)ノ「異議ありィ! まさか、弁護側は……」
爪;゚ -゚)
(;=゚ω゚)ノ「証人を、真犯人として告発するのかよぅ!?」
.
- 311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:55:27.31 ID:X/nsYEk70
- 逆転裁判5はマジで頼んだぞ……カプコン……
- 312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:55:37.80 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「………」
(;=゚ω゚)ノ「答えろよぅ!」
川 ゚ -゚)「……」
川 ゚ -゚)「(……実際……どうなのだ?)」
川 ゚ -゚)「(しぃさんが犯人でない、というのを信じるなら……
犯行が可能だったのは、当日、被害者本人に会っていた……彼女しか考えられない)」
川 ゚ -゚)「(しかし、証拠は……ない。というより、打撲に関するナゾがあるだけで、
それ以外の状況はすべてがしぃさんを指し示してるんだ)」
川 ゚ -゚)「(この打撲のナゾひとつだけで……告発するべきなのだろうか?)」
.
- 313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:58:06.78 ID:fJTgQXGu0
-
(;=゚ω゚)ノ「……もう一度聞くよぅ」
(;=゚ω゚)ノ「弁護側は……証人を、告発するのかよぅ?」
川 ゚ -゚)「……」
(;*゚ー゚)「弁護士さん…?」
川 ゚ -゚)「………」
.
- 314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 00:59:31.17 ID:zRj+iJrgP
- ( ゙ミ;;;;;,_ ( )ノ
ヽ /;i;iミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,,, (
/;:;":;.:;i;i;i;i;'',',;^..::;;;;ヽ
i;i;;:...:,:.:.、;:..:,:.i;i; '',',;^:..:,:.:.ヽ
./ヾ,,..;::;;;::,;,::;):;:;:; .:v、;:;:;:;ヽ‐ゞヽ、
// // 从. i ', マ ,`ヽヽ.
i ,'. / /;;',.i ヘ ',', ヽ _,,i..............,,_
_,,.リ / λ .i∴: ii ! ', i i rf゛‐ = 三 = `"ゝ
. rf=〃.{ ,' i {.∴∵', !.ヽ ゝ i.} {‐ = 三 三 = ‐ ζ
. {=三. { i _',/.,∴∵∴ ', ',=‐マヽ i lリハ{≦==-=三=γ
{=三=', {;≡== ==;≡== ミヘ リ 二ゝ‐<´...,,,,イ´
`¨≧~=ヘ.-=・=-> <-=・=- ヘ/=, ‐マ{‐ = 三 ≡=‐.ァ
{=三=',ヾミ”"ノ⌒ ヽ ヽヾミ彡 リ i/`} }ソ{= = = ミ}
ゝ‐-=r',:%(.o⌒o .)”・:u。@ζ辷丿チ".,イ≡ _,.>ヘ
{=≡={.i;8@:::::l l::: :::・0”*・oて=彡< l {二=≦ ', .ム
ゝ‐ゝ=ゝ 、:"‐=‐^ンjiiiliィ i〃 i .ゝ==‐Ξ}.∨
く ィ´ ヽ.,.ゞ `ー'. ''" ,.上ァ.,_ ∨ヽゝ´_, -゙
ζ ', .,_', i::::::::::::::::::いゞソメ イ ≦
∨ i; 8@・ ゞ='´ ζ
_, -‐´ :。・;%:・;。‐- ..,_ _
,イ;:|li)゚∴o(●)∵゚゚◎・∴//8(●)`ヽ
.. .i(●).|l●)・゚・、゚;o(●).゚o・//。・; %(.i
. l;;;;゚゚;|lo¨:@∴゚丶!(●)・:゚.o//(:%(●):,'
l゚゚。゚'|l(●) |゚o (●)゚∴;゚,','゚∵゚゚゚◎゚゚゚ ,'
l∴゚/ ',◎∵o゚∴o゚∵ o/.i ・o゚(●)/
. l;。i ≧=‐-=ニ=孑≦´ ハ.;∴゙◎/
- 315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:00:49.42 ID:zRj+iJrgP
- .|::::::::;/:: :::::::::. :: .,|ミミ彡彡( ● )=ミ|||/"`i,
|/"/|:: / |ミミミミミミミ=ー"彡彡||,/" ,|
|l,"l,:|: ;::" ,|ミミ:::::i,||;;ミミミ彡彡||||||/ |
,l'ヾ,,,|: /(、_ |ミミミ::::::)///==||||||||||) ノ /
ノ:::::::::| ⌒=,_i,=-"ソ彡彡||三彡||||||l ` ,/
''""""l, i, _,,,,,,,,=-;;|彡ミミ三ミミ彡彡 ||||l',,,,/
ヽ;: ヾ-=,+-==i==二,ニ=:;,;:ミ三≡||/;
l;:. ヽヾ=,|,,,|,,,,|,,_|__,,i;=";i||彡|| ||||/
(.ヽ \_;::::::::::::::::::ヽ;:.. \ |::::::::::::;;;/彡////',::::::::::::::::::::/ ⌒)
(ヽ ヽ `ヽ、:::::::::::::\ 〜"'''=|=-||||彡彡ミ ////:::::::::::::::::/ ⌒)
_,,,ヽヽ `ヽ、::::::::`:、 \ヽーー'/ /::::::::::::::/ ⌒)
_,r'" ヽ ` 、::::::|ヽ、  ̄ ̄ _/::::::::::::::::::/ ノ
/ `ヽ、 ゙、 `;:::| \____/ ::::::::::::::::/ /|
/ ヽ `ヽ、 ◎ |:|ヽ /::::::::::::::::l / /
/ ヽ `ヽ、 o .|| ヽ / :::::::::::/ 〇 __//
| ヽ. | o 。 ゚ 。| ヽ, _,/ ::::::/ ◎ / /"ヽ
', l. | o o ◎ | ヽ、___,;r'" ::/ ◎ / ./ |
', `ヽ、 | 。◎ o | __/\-ーーーー/ // |
', ヽ | 〇 ◎゚ |-ー''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ o o /::、 |
| | o ◎ o 。 | ::::::::;::::::::::: /。 ◎ 。 0 / /
| _,;-ーー┤ o o o | ::::::::;:::::::::::. /。゚ o 。 o |_ /|
| _/。 o゚。。o゚/ o o 0 o | :::::::::;::::::::::: /o ゚ 。 〇。 | `ー、._ |
|/ ',o ゚ o 。 /。◎ o〇 0 。 .| ::::::::::;:::::::::::/◎◎ o 〇o Q | ゚。 oヽ、 |
ハ 。 ゚o゚/。゚o o O o .| :::::::::::;:::::::::/ ゚ 〇 ◎ O ゚ o / o / \|
/ ', o ゚/。o o o ゚ ◎ o.|.::::::::::;::::::::/o ゚。゚。 0 ゚ ◎ ゚。 |◎ /ー-ー"
/ ', 。|゚ 。 o ゚ O ◎ ゚ 。|:::::::::ハ:::::/ ゚ 。 ◎ 0 ◎ o ゚ |。/
ヽ ノ, o o 0 〇○ ゚ Q。o | |゚。〇 Q Q O 0 ゚ ./ハ、
- 316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:01:37.25 ID:fJTgQXGu0
-
BGMここまで
川 ゚ -゚)「それを確かめるために、弁護側は証人に更なる証言を求める」
(=゚ω゚)ノ「!」
( ´∀`)「というと……なにを証言してもらうのですかな?」
川 ゚ -゚)「おそらく彼女は、時間帯についてウソをついた」
川 ゚ -゚)「だから、ほんとうに被害者と会っていた時間帯と……そのときの行動。
この二つについて、証言してもらいたいと考えている」
(;=゚ω゚)ノ「……ということだよぅ。証人、頼まれてくれるかよぅ?」
爪゚ -゚)「……」
爪゚ー゚)「………わかりました」
.
- 317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:01:52.56 ID:zRj+iJrgP
- /: : / \/ |: : : :|、 : : : : : |: : : : : :ヽ
/: : : :/ \/ __ノ|: : :.|∧ ゝ:_:_:_: : |: : : : : : : : .
/:/: :.{: : :/ 八: : | ヽ \: : : | : : :|: : : : : :i
{:/: :/: :|: :/ /⌒ヽ \| /⌒ヽヽ:.:|: : : }: : :} : : |
. /: :/ : 八/ / } / O } 〉|: :/: : /: : .〈
/: :/: : : : / {_O ノ {_ ノ∧人:/: : /: : : :∧
| :/: : : : / しノ (O O) しし'/: : : : :/ :/ヽ: : : : |
|/: : : : :.{ r-〜く /: : : : :/:./ ノ : : |: :|
|: : : :/ :丶 |/ ', /: : : : :/: /Y: : : : :|: :|
| : : ∧: : : \ {/__} /: : : : :/: /: :|: : : : ハノ
\/ \: : : :>─r ァ t─ァ/: : : /: /: :/: :ノ/
/ \
| | | |
| | | |
|⌒\| |/⌒|
| | | | |
| \ ( ) / |
| |\___人____/| |
| | λ | |
。ρ。 ..( ヽ ブリュブリュブリュ
ρ ( )
m (____)
C|.| /⌒⌒⌒ヽ/~ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
/⌒ヽ⌒ヽ___ | ∴ヽ 3 )
- 318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:03:11.91 ID:zRj+iJrgP
- ∠--_、__,. , ---\
/:∠二、 ´_二二_'ヽ
__/ / ,. ― ミヽ /,. ―-、ヾ,マ、_
__/,、匸:| { ● }}={{ ● } |::] ,、ヽ__
r―/: :|├/ヘヽゝ--彡'―ヾミ ---'ノノヾ┤|: :├: 、
/: : : : :ハ Y `三三{_ _}三三´_ Yノ : ノ: : :}
V: : : : : :`| ({{ : : : : : : ≧≦: : : : : : : }}) |: : : : : ノ、
` ヾ: :_ -ヽ  ̄マ ̄ ̄  ̄ ̄タ ̄ / :: : : :}
■□■ \ ` ー---‐ ´ /ヽ
□■□■ ` ー .____, - '"
■□■ /  ̄ ̄丶
\ \ / 。 ハ l
\ \ / /__l l
\ \ / / _ ノ
\ \ / / ̄ ̄
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`ζ )
(( )、 、
、\ 丶
丶 \ \
\ \ ヽ
\ \ 丶
\ \ \
\ \ 丶
\ \ ヽ
- 319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:03:19.73 ID:fJTgQXGu0
-
(;*゚ー゚)「イキオイとノリで告発しとけばよかったんじゃあ……」
川 ゚ -゚)「証拠もないのにそんなことをすれば、よけいに弁護側が不利になるだけだ」
(;*゚ー゚)「……法曹界って、面倒なんですね」
川;゚ -゚)「め、面倒って……」
クールに「ウソ」を指摘されたとき、証人、じぃは少し動揺していた。
それを見てクールはとっさに、「しぃが犯人でなければじぃが犯人だ」と思ったが
しかし、それを心の底から信じることはできなかった。
状況だけを見れば依然として、明らかに弁護側が不利なのである。
そのなかの、せめて一つだけでも間違いだとされなければ、クールはとてもしぃの無罪を信じられないだろう。
そう考えているうちに、じぃの新しい証言がはじまった。
《どうしてウソをついたのか》 、そして 《ほんとうのこと》 に関する証言が。
.
- 320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:04:18.16 ID:zRj+iJrgP
- /:::)、
|:::::::l/ ヘラヘラ
, 、 人:::´\
|::::|_ /∠ヽ::::::::ヽ ))
|::://:::::::::ヽ:::::::::i
//  ̄|:::::::::||:::::::::|
// |:::::::::||:::::::::|
// ノ::::::::::Y:::::::::::ヽ
// ( :???:o 。 o°o:???)
// ( `ー一' ○ 、'ー‐ ')
// ゝ、 ゝ."ー=〓=-.'` /
// ` ` `二´' / やっとるようじゃの?
シャカ // / ̄ヽ - `ー、
シャカ // . / : ヽ.
[ ̄ ̄ ̄ ̄] . i ノ : i i
(( |||||||||||||||| )) |. ゚、 _ ノ ヽ_゚ ノ,、 |
|. | | | |
| ! ! | |
| / ; V /
|/ `、/
/ ((i)) \
- 321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:05:25.92 ID:zRj+iJrgP
- / NY\
/_____,,=─-.`、__
/ / \ ̄ヽ `‐、
| /iilllllii. oillllliiヽ | ̄〜
|y =・= r ‐、 =・= ∨、
r-r' i i | i / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
{ / ; ∵; ,|. : : 人; ∵; | { | ご自慢の同情支援はどうした? |
しi| `''" `ー- ' ー | _)__ ノヘ_______________/
|i〈 、_____, 〉 |r〜
,.ィ! ヽ\+┼┼+/ /::.::.:`ヽ
/.ノ::ヽ `ー‐‐'´ /::.:.:.::.:..:.`ー ._
/_'´::.::.:.::.:\ /:{::::.:.::.:.:...:.:.,.-‐‐`
'´⌒ヽ:::.:.::.:.::.:}、\____/_,.- ':.:.:./._
// :.:.::.:.:{: : ` ̄ ̄: :.:.:::ノ/::.:.:.〈:::.:.:.`フフーュ-、
__r'ー-' .::.‘ー- :._:ヽ: : : :_:.:,.-'´__;.__;/::.:.:.:.::.:.:./ . : :.`ヽ
ノ__ヽ::.\:.:.::.:. .ゝr:`ヽ;X´;-‐'ゝ'::._;.ノ,二ニー ._:;ノr、 . . : :,:.:.、:.ヽ
/. : : ヽ::.ー、:ヽ:.::.:.. ヾ- .j__ゝー'/;/rc;;8;';';;r;;';';ヽ.ヽ{ ヽ .::/ . : :`:.ヘ
/ . : : : : 、 \::.:.`ー .:.:..`ーァ‐'ヘ.く:ィー--.、c;'__;8:;';;';'\ヽ.l.:. : : : : : :.:ハ
jィ. : : : : : :{ : :`ー- :__;. -' . : : :.`ー{ ̄rヘー-\`くニ_´_,ィ {:. : :_:_:.:.:. : :.}
/.i : : : :.:.::,イヽ. . : : : : : : : :, -- :_: :t :.トヽ \ :. t ヽ. :. :.j::.:.ト、. . :`ヽ:.:.:j
/ . : :.:.:.:.'´: :j{ . . : : : : : :r'´0 0 ヽヽ| i \ ヽ:_ヽ. `ーく:..:.ハ:.i: : : : : :.:}
- 322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:05:52.84 ID:fp55S5HM0
- しえん
- 323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:06:20.46 ID:fJTgQXGu0
-
爪゚ー゚)「……あの日、確かにわたしは16時から17時半までギコくんと会ってました」
爪゚ー゚)「でも、そのときには彼は転ばなかったんです」
爪゚ー゚)「ほんとうは……18時過ぎ。そのときに、ギコくんともう一度会いました」
爪゚ー゚)「17時半頃、ドラマの話になったもののサインをどこに置いたのか忘れたみたいで……
. で、そのままわたしは帰ったんですが、少ししてサインの場所を思い出したんだそうです」
爪゚ー゚)「引き返すようにわたしはギコくんの家に行きました。
. それが、18時過ぎです」
爪゚−゚)「……で、家に着いて早々にリビングに行って、
. ………あとはさっき言ったように、植木鉢につまずいて転んだんです」
.
- 324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:06:48.28 ID:YxosSowQ0
- 支援
- 325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:06:48.56 ID:zRj+iJrgP
- 川 ゚ -゚)「理由? あるではないか」
今行けば彼女の便臭が嗅げるかも!・・・と思い僕もトイレに入りました。
(;=゚ω゚)ノ「ぐ、ぐゥ……」
あ り ま し た 。
温もりの残るナプ感激して広げると信じられない位の量の
生 レ バ ー が ドッサリと乗っていました。
その場で全部口に含み僕はまだ暖かい生レバーを全部、口に入れてしまいました。
( ´∀`)「さて、素直さん。あなたには、わかりますか?」
僕はナプキンをポケットに入れ出ました席に戻ると彼女はまだ居ました。
僕の方を見ています。少し頬っぺたが膨らんでいましたが、
まさか僕の口の中に自分の生理が入ってるなんて思うはずがありません!
僕はゆっくりと彼女の顔を見ながらホカホカの生レバーを味わい食べました。
- 326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:08:14.52 ID:fp55S5HM0
- しえん
- 327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:08:20.27 ID:zRj+iJrgP
- ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■■■■ |||| |||||__,,,|- ||| | '''|/| | | |\,,|''' ||| ,,,,,,||゙||| ||゙゙゙||||||■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■ ||||/|||゙ ,,,|,,|||--・''''゙゙ ゙ | |・- |- ,,,,,,|| || || ||||||■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■ |||| ,,|||-''' | | :::::: ,.:::: | |'''|-| 丿||||■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■ |||| ''' ゙ ,,,,,,,,,,, ::::: .:::'' ゙''- |||■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■ | リ三,, - 'i': : : : :゙:'ヽ. :: :::'' ,, -'':゙:゙:゙゙:':'ヽ-,, 彡 |||■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■ 'ヽ, |': :(●): :| 'ヽ::: .::'.'/ |: :(●): :| ゙''-,,,,,:::||■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■ -=-,,,丶|,,: :'''': :,,リ,-,,,|:::: ://.,,,,,,,|: : :''''' : リ/゙-ヾ 丿■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■ ゙・ ''゙゙, -・-゙'''''''''゙-=≡_丶 '''',ヾミミ゙゙''''__-'''_彡ヾ'''' /ソ■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■ ''|, ゙ ゙゙,-'''゙ ヽ-  ̄ ゙゙ | ,ノ゙■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■■■■ ||||i,, 1゙゙,,-ヽ,,,, ,/゙゙.. :ヽ, ..,,,,,゙゙゙リ /|||||||■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■■■■■■■■ :|| |||iゝ fリt^-'',',,・-..,┬,,,,...--・・,゙゙_ リ// /||| リノ■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■||||ゝ,,丶\::v || |:‖ -__w ヽリ゙リ゙|j:‖// /|リ■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■ ヽヾゝ''ヽヽ::,, --v,‖ :リ,,リ,゙,,,,,::://ノ /リ■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■ヾ|ヽ,゙ヽヽ,, ''|'''_ :::ソ/ /リ■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■ | ゙ヽ.\゙Vri ri | ‖iヾソノ / |■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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- 328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:09:15.55 ID:fJTgQXGu0
-
( ´∀`)「ほう、わかりました」
川;゚ -゚)「…! しかし、ならどうしてウソをついたというんだ!」
(=゚ω゚)ノ「問題は “時間帯” だよぅ」
川;゚ -゚)「……?」
( ´∀`)「時間……18時過ぎ、とのことですが」
(=゚ω゚)ノ「死亡推定時刻はあくまで18時から19時だよぅ。
. だから、自分の来訪の時間が死亡推定時刻とかぶっている、
. というのが精神的に嫌だったんだと思うよぅ」
( ´∀`)「しかし、『留守電のメッセージ』 によって証明されてますが、
18時36分までは被害者は生きていたのでしょう?」
(=゚ω゚)ノ「オンナゴコロ、ってやつですよぅ。証人、そうだよぅ?」
爪゚ー゚)「……はい」
.
- 329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:10:02.19 ID:zRj+iJrgP
- 漕醴醴醴醴醴鬱゚~ ゙゚『醴醴醴醴蠶,
灑醴醴醴醴鬱゚゙ . `『醴醴醴醴$
醴醴醴醴醴ケ.. ,, --──-- 、._.: 『醴醴醴歡
層醴醴醴歡 ,, --──-- 、._ / `ヽ ハ :::\ (濁醴醴歡
醴醴醴醴]['. / `ヽ ハ :::\ / ノ ,...---.、` 、 ::::ヽ:゙{[醴醴¶
層醴醴蠶[l' / ノ ,...---.、`、::::ヽ ,'`ゞ、 /、_ヽ;;;;;;;;ヽ ,ゝ‐、_:';゙(}醴醴†
濁醴醴鏖《', '`ゞ、 /、_ヽ;;;;;;;;ヽ :‐_:', | |;;;;;;;;●ー-;;| '´::::| 層躑
..f[醴醴醴』'| |;;;;;;;; ●ー:;;| .'´::::| '; ゝ;;;;;;;;;;;ヽノ .:::::,'i、.'僧歉
. ‘體醴醴廴'; ゝ;;;;;;;;;;;ヽノ ,.:::::,' ヽ .`゙―‐'" .::: 、_/.(.(.( i.j|]「
. ;tqi_゚゚¶醴†` ヽ `゙―‐'"::::: 、_./ ヽ、 -、 _...:::::::: ,/ l゙(|遁
. ゙}}' ゙マl'. ¶$. ヽ、 -、 _...:::::::: ,/ \_;__Y__;;::;_,/ ''、ii濬
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- 330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:10:54.52 ID:fJTgQXGu0
-
爪゚ー゚)「刑事さんから、死亡推定時刻のことは聞いていましたから……
. その、怖くて……とっさにウソをついちゃいました」
( ´∀`)「証言にウソをついたら偽証罪に問われるのですが……
大目に見てあげますかな。オンナゴコロ、いいですねえ……」
(=゚ω゚)ノ「(大目に見ていいのかよぅ……)」
(;*゚ー゚)「……弁護士さん…?」
川;゚ -゚)「……さっき、告発しとけばよかったかな?」
(;*゚−゚)「弁護士さん!」
.
- 331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:11:22.47 ID:zRj+iJrgP
- , -─-r─-、_, -- 、---、
_∠ _`__⌒Y ヽ _`ヽ- 、
/ _, -‐ '´ _ 、 `Y´ ̄`ヽ⌒ ヽ
イ , -┴<´ / / , ┴-、) _ `Y -、`ー、
/ | |/ / ヽ Y´ `ヽ ヽ ヽ
/ ヽ\, -‐-、l ( 、__ __ ヽ ート、 下、
/ ヽ\ ( ⌒X^ヽ ´ ̄` Y´ `く ト、 ハ Yハ
,′ ヽ i ⌒`ト、_ノ { (_ { Y } // ',
i | | ゝ ーイ ̄ ̄`ヽ、}ィ´ ̄`ヾ ノ :| | l
| | |_人 } } ┤ ⊥ | | |
| | | ` 「 / ー〈 _人 ノ_ l ゝ| | |
/ ⌒ヽ | | ( ヽ 」 ヽ 、| 厂´ 人__ | | l
′ ⌒ヽヽ ヽヽ } 厂`ゝ- i} ′ ´ ` // /
| { ,ヘL._ | |メ⌒ー〜^ゝ_人 __ノ^ヽ_八--┴< | h
l ゝヽ不:::::::;下┤::::;ィ ⌒ヽ::ヽ:::::ヾ:::::i}:::/::::::/:;ィ ⌒ヽ:::ノ|| /
\ 、⊥ト、::゙ヽ:::\{ (●) }:{:::`ヽ::l::;勹{:::::/:::{ (●) }:::://
`ヽ、フヽ\::::\::ゝ___ノ::_::::::∨二ヽ/ヽ::ゝ___ノノl |
ヽ ヽ\:::\::\::::::`ヽY_/し⌒Jレ::/:::/::/,イ!
ヽ ヽ\_::::ト、`ー-ミ/( ○,:○)ヾ:::イ::// /
\ `ヽ. i:::::}::l>:ト,-'ニニヽ彳::/::l / /
\ | lー≦彡:::>ヾ二ン"ム::メ::::| |i /
>上ヒ二:::::ノラ「ミT爪戈>┴'′
, -イ::::/〈::`卞ー-k┼十ァ个、ヽ
_/ `ー-、.∧::::ト、:::::/:::|:::':/:::ム,.-'" \ー-、
,.-'" \: \::::∨:::::|::/.,.-''" |
/. \ ~>、,.-''" |
,,..-‐'''"" ヾ ,.-''"| /――――、/
- 332 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:13:23.63 ID:fp55S5HM0
- しえん
- 333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:13:55.61 ID:a6QQrYJO0
- し
- 334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:14:02.63 ID:fJTgQXGu0
-
( ´∀`)「では、尋問を」
川 ゚ -゚)「……心得た」
そう返してから、クールは腕を組んだ。
証言のなかに気になる点があるならそれを訊く――それが尋問の基本である。
しかし。
先ほどとは違い、今度は、目立った点はなかった。
川 ゚ -゚)「………」
爪゚ー゚)「……」
川;゚ -゚)「………」
爪゚ー゚)「…?」
じぃと見つめ合う。
無垢な笑みを浮かべ、弁護側に目を遣る。
クールは、じぃのその眼差しを直視することができなかった。
.
- 335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:14:21.63 ID:zRj+iJrgP
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- 336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:15:57.53 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「……証言を聞いていて一つ、気になったことがある」
爪゚ー゚)「?」
川 ゚ -゚)「二度目の来訪……訪れたのは、18時頃とのことだが」
川 ゚ -゚)「 “家を出た” のはいったい何時ごろなのだろうか」
爪゚ー゚)「そのこと、ですか」
川 ゚ -゚)「(彼女が犯人なら、きっとここにもウソを盛るハズ……
そこを衝けば、ギワクの目を彼女にそらして、チャッカリ無罪なんてことが……)」
爪゚ー゚)「カレを氷で処置するのに時間をとられましたが……」
川 ゚ -゚)「とられましたが?」
爪゚ー゚)「確か、18時20分くらいだったと思います」
川 ゚ -゚)「! 待っ――」
(=゚ω゚)ノ「異議ありィ!」
川;゚ -゚)「…?」
.
- 337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:16:16.74 ID:zRj+iJrgP
- >>332>>333
くそつまらんからレスも口数が減ってんだな
笑える、お前らの駄作者への冷たい対応に笑えるw
↓↓↓
332 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/26(火) 01:13:23.63 (p)ID:fp55S5HM0(5)
しえん
333 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/26(火) 01:13:55.61 (p)ID:a6QQrYJO0(2)
し
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/::::::::::/ノ::::::::ノ::::::::ヽ:人::::::::::ヽ:::::::::::::::)))
(::::::::::/ ):::ノ::::ノ ) ソ ヾ::::::::::::丶::::ヽ
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(::::::::::/彡彡彡彡彡 ミミミミミミミ :::::::::::)〜
〜((:::::::// ̄ ̄ ̄ ̄ヽ===/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ |:::::::::)))
| =ロ ≧●≦ ‖ ‖ ≧●≦ ロ===
|:/ ‖ / /ノ ヽ \ ‖ ヽ|ヽ
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.( 。 ・:・‘。c .(● ●) ;”・u。*@・:、‘)ノ
( 。;・0”*・o;/ :●:l l::: U: \ :。・;%:・。. )
(; 8@ ・。:// ̄ ̄ ̄ ̄\:\.”・:。;・’0.)
.\。・:%,: )::::|. U■□U | ::::(: o`*:c /..
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〜((::::| ヽ ヽ:::: _- U:::::U⌒:: :::::::: -_ ノ::(
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- 338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:19:52.18 ID:fJTgQXGu0
-
――やはり!
予想通りの返答がきたのでそこを更に追究しようとすると、
それを見越していたのか、すぐに検察側が異議を唱えてきた。
そのため、クールは出ばなをくじかれたような気になった。
恨めしげな、しかし不安げな様子を顔一面に浮かべていように目を遣ると、彼は不敵な笑みを浮かべていた。
(=゚ω゚)ノ「さっき、弁護人が調子に乗って証人を告発したら提出しようと思ってたんだけど……」
川 ゚ -゚)「?」
(=゚ω゚)ノ「このさい、先に提出しておくよぅ。裁判長、新たな証拠品だよぅ」
( ´∀`)「なんですかな?」
(=゚ω゚)ノ「 『防犯カメラの映像』 だよぅ」
川 ゚ -゚)「防犯カメラ……?」
このときクールは、嫌な予感を覚えた。
.
- 339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:21:34.40 ID:zRj+iJrgP
- つまらないからレスが減る
つまらないから口数が減る
つまらないから読まれない
お 前 の 書 い た 話 つ ま ら な い ん だ が ?
ヨ儲諸隴躇醴蠶歎勺尓俎赴 レ ∴f醴蠶鬪にに 躇躇醴蠶蠶蠶蠶蠶
ヨ鐘諸薩讒蠢欟厂 ベ状抃 曲蠶蠶厂 ヨ繍蠶蠶臥に 躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶
f罐諸醴蠶蠶歎 マシ‥…ヲ冖ヘ .∴瀦醴蠶襲j 躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶
加罐讒蠶蠶欟厂 f ヘffヘ ∴f醴醴蠶甑 曲に 蠶蠶蠶蠶蠶蠶
溷霾醴蠶蠶勸 f ヘヘ f ∴ヨ繍醴蠶蠶鬮に に 庇蠶蠶∴蠶蠶蠶蠶蠶蠶
醴蠶蠶蠶蠶髟 f f ベ湖醴醴蠶蠶蠶庇 にに庇蠶蠶蠶.∴蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶欟 f f f繍蠶蠶蠶蠶蠶曲ffffffにf蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶歉 f ヲ 澁畄_迢艪蠶蠶蠶蠶蠶蠶甜川ff∴ ∴∴ff髏蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶髟 f ヲ コ醴蠶奴繍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶齡辷f ∴ff醴蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶鬮か .ベ苛ザベ繍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶醯己に⊇三介ff醴蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶髏鬮シ f 尽慵蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶自辷f躇f鐘f躇蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶醴勸 f 氾隅髏蠶蠶蠶蠶蠶靦ff雄躍躇f蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶醴訃 f ∴∴∴沿滋溷醴髏蠶髏髏韲譴f醴蠶蠶f蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶髟 f _山辷ムf蠡舐鑓躍醯罎體體體驩讎櫑f蠶蠶蠶f蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶a f f躍蠶蠶J蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶醯註珀雄醴醴f蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶廴 ヲ f醴蠶欟閇憊體醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶靦錐讒醴蠶曲蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶欟シ ヲ 禰蠶蠶蠢螽螽f醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶躍蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶監シ ∵ヴ門夢曠髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶a ヲ ∴シ∃愬嚶髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶f蠶蠶蠶躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶診 ヲ ベ沿u旦以迢u讒醴髏曠醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶f蠶蠶蠶躇髏蠶蠶蠶蠶蠶
- 340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:23:02.07 ID:fJTgQXGu0
-
( ´∀`)「しかし、それは先ほど……」
(=゚ω゚)ノ「違うよぅ。さっきのはお菓子屋さんのものだけど、
. こっちは違う店のもので、映っているのも違うものなんだよぅ」
川 ゚ -゚)「な、何が映っているんだ」
(=゚ω゚)ノ「よく訊いてくれたよぅ。これは、現場からそう遠くないところにあるコンビニのものだよぅ」
( ´∀`)「コンビニ……」
川 ゚ -゚)「もったいぶらないで、さっさと言いたまえ」
(=゚ω゚)ノ「きっと、後悔するよぅ?」
川 ゚ -゚)「……?」
(=゚ω゚)ノ「これは 『コンビニの防犯カメラの映像』 」
(=゚ω゚)ノ「これには、証人――じぃさんが、映っているんだよぅ」
(=゚ω゚)ノ「その時間帯は―――18時半から19時過ぎ!」
.
- 341 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:24:20.70 ID:fp55S5HM0
- しえん
- 342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:25:22.95 ID:fJTgQXGu0
-
川;゚ -゚)「な…っ!」
(;*゚ー゚)「えッ!」
( ´∀`)「さ、再生しましょう」
裁判長の言葉を皮切りに、その映像はすぐに再生された。
コンビニ店内を映すカメラが撮ったもので、客もまばらなその様子を捉えていた。
問題の18時30分――厳密に言えば29分――になると、店内に、ある人物が入ってきた。
特徴的な深緑色の服装をしている。
映像をズームするまでもなく、それがじぃであることがわかった。
その瞬間、クールの胸の鼓動が速くなっていった。
.
- 343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:26:26.70 ID:fp55S5HM0
- しえん
- 344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:27:38.29 ID:fJTgQXGu0
-
じぃは入ってうろちょろしたかと思えば、トイレに籠もった。
出てきたのは、18時38分だ。
そして、店内の品揃えなんかを確認している。
46分頃、雑誌コーナーに目が留まる。
そこから二十分ほどの間、彼女は雑誌を読みあさっていた。
そして店を出たのが、19時少し経ったところ。
じぃが店を出たところで、この映像は終わった。
そして正式に、証拠品として受理されることになった。
『コンビニの防犯カメラの映像』 。
18時29分から19時過ぎまでじぃの姿が映されている。
その間、店を出た様子は見られなかった。
.
- 345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:28:51.60 ID:DNExuEPf0
- 露骨なアリバイ工作すぎる…
- 346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:29:52.49 ID:fJTgQXGu0
-
川;゚ -゚)「これは……」
(=゚ω゚)ノ「そのときの店員にも話を聞いているよぅ。
. 証人はこのように女性にしては特徴的な服装だったから、印象も強かったみたいだよぅ」
爪゚ー゚)「コンビニには、いきました。間違いありません。
. トイレにも行ったし、雑誌も読みました」
(=゚ω゚)ノ「裏づけのために証言を頼むと、当時のコンビニはどんな様子でしたかよぅ?」
爪゚ -゚)「……被告席にいらっしゃる人の、恋愛ソングが流れていました」
(* - )
(=゚ω゚)ノ「そして実際に、当時のコンビニでは『爆発しやがれ』という、
. 被告人のヒット曲が流されていましたよぅ」
( ´∀`)「だとすると、証人にアリバイはできた、ということですね」
(=゚ω゚)ノ「当然だよぅ。そして、一方で捜査班からこのようなデータをもらってるよぅ」
(=゚ω゚)ノ「 “被害者宅からこのコンビニまでは歩いて十分ほどである” ……と」
川;゚ -゚)「…!」
.
- 347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:30:42.94 ID:zRj+iJrgP
- ,,,――--,,,,、 _,―''"゙゙゙"ヽ、
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│ │
.| iilllllii. oilllllii ゙l
゙l、 =・= r ‐、 =・= ,!
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| l゙゙l ; ∵; ,|. : : 人; ∵; ,l/
ヽ"'!i、 `''" `ー- ' ー .,,ii゙lノ
./)l゙゙l|゙'i、、 .ヾl)、 〈 、_____, 〉 ,/l゙.l゙
.l゙ .|| .l .| ゙l .,,,,,,゙l,.゙,j、 \+┼┼+/ ,/゙il゙‐゙
| .l| | .| ,,ト'゙ ,,/゙'゙.|'ヽ `ー‐‐'´ ,j彡` ,-,_
.l゙ `.,―'" / .l゙ .ヽ、 ⌒ ,|/` | ゙l .,,-'j,,、
.| ヽ ,レ'"゙⌒\,,,\,,、 ._,,-彡'"゙゙`ヽ ,! ゙l'゙,r,i´,|,、
゙l ..,i´ ,r i、 、 `゙゙゙'''''''~'"` .__./ 、゙li、 ./` .r'",,r!'~_,|,、
: ,!、.,、 _ ,r`|゙l,,彡-/'"'''ヽ,=,_,,,ノ゙‐'゙゙゙゙``.;,i".|l゙゙i、,,,rl" |!.'"._r'",,l゙
.j`.゙'"゙‐'`゙、r|,,,,-'''''rヘミ,,-―‐'i、/゙‐'"'''",,,|,rヘ-ヽ、,,!ミ,、._,il" .'",/`
.|ヽ、.,/`'''ノ ._,r_\,,,,,---''-、-‐'―'""゙i\.l,,,,=/" ゙l` ,/
..ヽ'''―-‐゙_,,,-'"` .゙l、 .,、 ,i、 ,, .,-,゙l,イ, ゙i、 ,,,_│ ._,,-‐゙
`''―-‐'゙` |,'=-"`''"`-,/``, .,i"' |'''゙`'" `、,r'"
l `゙""`―'゙`,''''"`,lヽ `ヽ,,,,-'''"
,!_,l" .,i、 /゙l,/'r" .)
- 348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:31:07.76 ID:9IEWw1hN0
- 手に汗握るとはこのことか
- 349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:32:25.19 ID:fJTgQXGu0
-
(=゚ω゚)ノ「だから、証人の言う “被害者と会っていたのは
. 18時20分までだ” という証言はただしいんだよぅ」
川;゚ -゚)「異議あり! 走れば、もっと短い時間で……」
(=゚ω゚)ノ「異議ありィ! どのみち、入店した時間が決定的な証拠だよぅ。
. 18時29分に入店している限り、歩こうが走ろうが証人はアリバイ成立だよぅ」
川;゚ -゚)「なんだと……?」
クールは、しぃが犯人でないならじぃこそが犯人だ――
そう思っていたのだが、しかし現実は違っていたようだ。
しぃに関する証拠が彼女を事件と結びつけているのに対し、
じぃに関する証拠は彼女を事件から遠ざけているのだから。
クールはその証拠を見せられて、
先ほどまで感じていた胸の昂揚感を、根こそぎ奪われたような気になった。
.
- 350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:33:38.76 ID:G3xTzeMV0
- 不利だな
- 351 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:35:19.49 ID:fJTgQXGu0
-
(=゚ω゚)ノ「時間に関する証明は以上だよぅ。
. ほかになにか、尋問することはあるかよぅ?」
川;゚ -゚)「……」
(=゚ω゚)ノ「ないなら、今度こそ判決を……」
川;゚ -゚)「……無言をいちいち肯定と捉えていては、この先やっていけないぞ?」
(=゚ω゚)ノ「新人さんに言われる言葉じゃないよぅ……」
( ´∀`)「なら、尋問はまだ終わってない、と」
「ああ」と、クールは言った。
言ったのはいいが、言うまでもなく、これもただのハッタリだった。
「終わらせてはだめだ」という強迫観念だけが、今の彼女を動かしていた。
また、一方で。
検察側がことさらに早急な判決を望むのを、不審に思っていたのだ。
だから、クールは尋問の権利を手放すつもりはまったくなかった。
そして、ハッタリがばれないうちに、と
クールは再び、頭の中を空っぽにして、イキオイとノリだけで尋問を再開させた。
.
- 352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:38:30.37 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「えっと……そうだな」
川 ゚ -゚)「被害者は、転んで、おでこに打撲痕を残したのだな?」
爪゚ー゚)「はい」
川 ゚ -゚)「で、それを氷で癒した…」
爪゚ー゚)「そのとおりです」
川 ゚ -゚)「…」
川;゚ -゚)「……うーん」
(;*ぅ−t)「(もう見てられない…!)」
.
- 353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:40:06.47 ID:zRj+iJrgP
- 延々としえんとだけ書き込んでた奴が消えたら急に単発がwwwwwwwww
単発がなんか感想言い始めたよおおおおおおおおwwwwwwwwwwww
ぎゃははははははwwwwwwwwバレバレ自演バレバレwwwwwwwwwwww
303 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/26(火) 00:46:05.34 ID:fp55S5HM0(7)
しえん
309 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/26(火) 00:52:13.33 ID:fp55S5HM0(7)
しえん
341 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/26(火) 01:24:20.70 ID:fp55S5HM0(7)
しえん
343 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/26(火) 01:26:26.70 ID:fp55S5HM0(7)
しえん
350 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/26(火) 01:33:38.76 ID:G3xTzeMV0
不利だな
348 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/26(火) 01:31:07.76 (p)ID:9IEWw1hN0(2)
手に汗握るとはこのことか
- 354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:41:49.94 ID:a6QQrYJO0
- うむ
- 355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:41:55.05 ID:9IEWw1hN0
- 保守
- 356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:42:18.19 ID:DNExuEPf0
- 何が苦しいって、18:36にギコが生きてることなんだよなー
そこをひっくり返したいけど分からん
- 357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:42:33.46 ID:QaOC/Jba0
- やっぱVIPで投下すべきではないな。めんどくせぇ
- 358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:43:29.24 ID:fJTgQXGu0
-
川;゚ -゚)「……あ、…しょ、証人!」
爪゚ー゚)「は、はい」
川;゚ -゚)「氷、と一言に言うが、それはほんとうに保冷剤だけ、だったのか?」
爪゚ー゚)「へ?」
川;゚ -゚)「ほら……保冷剤のような冷たいものを素肌に当てると、だめじゃないか」
爪゚ー゚)「あ、ああ……」
川;゚ -゚)「そこらへんを、詳しく……その。聞かせてもらいたい」
(=゚ω゚)ノ「……ほんとうに、それが必要な尋問なのかよぅ?」
川 ゚ -゚)「打撲とそれにまつわる行動は、犯行時刻に関わってくる。
だから細かいところまで把握しておくべきだ、と弁護側は考える!」
(=゚ω゚)ノ「そ、そうかよぅ……もう勝手にするよぅ」
.
- 359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:43:52.07 ID:OrlZ7VXd0
- モララーはいつでてくるんだ?
- 360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:44:05.72 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「さて……そのあたり、どうなのだろうか」
爪゚ー゚)「どう、って言われても……」
爪゚ー゚)「……ああ。保冷剤は、一度水にさらしましたね」
川 ゚ -゚)「水?」
爪゚ー゚)「布は部屋にはなかったから……一応、水にさらすだけさらしておこう、って思って」
(=゚ω゚)ノ「献身的だよぅ」
川 ゚ -゚)「(水……)」
「水」となれば、おそらくそれは台所の蛇口から出したものだろう。
そう連想すると、台所関連で、クールの頭には別のものが浮かんだ。
なぜかそのとき、あそこにあった――
.
- 361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:44:10.48 ID:fp55S5HM0
- ほし
- 362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:45:25.07 ID:qyItyedJ0
- しえしえ
- 363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:46:16.28 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「そういえば、アレはそのときはどんな様子だったんだ」
爪゚ー゚)「 “アレ” ?」
川 ゚ -゚)「あの、花瓶」
爪゚−゚)「花瓶?」
川 ゚ -゚)「…え?」
爪゚−゚)「?」
クールが何気ない様子で訊くと、じぃは予想外の反応を示した。
首をかしげ、ぽかんとしている。
ここにきて、急に、互いの話がかみ合わなくなった。
それに気づいたクールは、じゃっかん速くなった胸の鼓動に気づかないふりをしつつも、言葉を速めていった。
.
- 364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:46:41.46 ID:fp55S5HM0
- お
- 365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:47:17.35 ID:9IEWw1hN0
- おっ?
- 366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:47:25.83 ID:fJTgQXGu0
-
川;゚ -゚)「 『?』 じゃなくて……」
川 ゚ -゚)「証人、そのとき、花瓶はなかったのか?」
爪;゚−゚)「え……? 花瓶…?」
川 ゚ -゚)「……!」
――そして、じぃの行動のぎこちなさの理由が、わかった。
クールはすぐさま、ようやく様になった「反証」に移った。
.
- 367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:48:00.63 ID:zRj+iJrgP
- 俺が自演を指摘してやった瞬間に急にID沢山出てきたなあwwwwwwwwwwwww
しかも某「しえn」とだけ書き込んでるIDが急に「ほし」と書き込みやがった
本当は)ID:fp55S5HM0(8)でしえんと書き込むべきだったがIDは書き込むまでわからないからそれが出来ないんだなあwwwwwwwwwww
ひゃはははははwwwwwwwwww
お前wwwwwwww行動wwwwwwwwわかりやすすぎwwwwwwwww
バレバレ自演でゴクローサンwwwwwwwwww
ごくろーさああああああああんwwwwwwwwwwひゃはははは自演野郎wwwwwwwwwww
354 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/26(火) 01:41:49.94 (p)ID:a6QQrYJO0(3)
うむ
355 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/26(火) 01:41:55.05 (p)ID:9IEWw1hN0(3)
保守
356 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :sage :2013/03/26(火) 01:42:18.19 (p)ID:DNExuEPf0(2)
何が苦しいって、18:36にギコが生きてることなんだよなー
そこをひっくり返したいけど分からん
357 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/26(火) 01:42:33.46 ID:QaOC/Jba0
やっぱVIPで投下すべきではないな。めんどくせぇ
359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/26(火) 01:43:52.07 (p)ID:OrlZ7VXd0(3)
モララーはいつでてくるんだ?
361 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/26(火) 01:44:10.48 (p)ID:fp55S5HM0(8)
ほし
- 368 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:48:28.65 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「待て! 証人、一度 『上画面』 を見てほしい」
そう言って場内のモニターに、その 『上画面』 を映す。
裁判長やいよう、しぃもその画面に目を遣った。
(→ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_859.png)
川 ゚ -゚)「冷蔵庫から保冷剤をとって、それを水にさらす、となれば……」
川 ゚ -゚)「必ず、証人は、『花瓶』 を見ることになるのだ」
.
- 369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:48:39.35 ID:G3xTzeMV0
- これは……
- 370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:49:20.67 ID:fJTgQXGu0
-
爪;゚−゚)「…え?」
川 ゚ -゚)「それを見てない、というのはムジュンしている!」
(;=゚ω゚)ノ「異議ありィ! たまたま見てなかった、というだけかもしれないよぅ!
しかも、だからどうしたって話だよぅ!」
川 ゚ -゚)「たまたま見ていなかった、わけがない!
この花瓶は、台所という、本来あるべきではない、似つかわしくない場所にあった。
台所に向かったのであれば、この存在に気づかないハズがないではないか!」
「だからどうした」には触れず、クールはそう言った。
――こうは言うもののしかし、クールは、この花瓶の話はどうでもよく思っていた。
ただとにかく、つけられるイチャモンがあればすべてつけておいて、
とにかく判決を引き伸ばそう――などと、思っていたのだから。
争点がどこに向かっているのか、しぃも裁判長もわからなかった。
ただ、クールのイキオイに圧倒されるだけだ。
.
- 371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:49:55.02 ID:fJTgQXGu0
-
(;=゚ω゚)ノ「しかし証人が花瓶の存在を知らなかった、ということは、
このときは花瓶はこの場所にはなかったんだよぅ!」
川 ゚ -゚)「なに…?」
(;=゚ω゚)ノ「弁護人の言うとおり、花瓶がこの場所にあった、というのはいささかヘンだよぅ。
つまり、犯行前……少なくとも証人と被害者がいたときは、花瓶は別の場所にあったんだよぅ!」
( ´∀`)「話がよくわかりませんが……、
“このとき花瓶は上画面の位置にはなかった”
これに何か、問題でもあるのですかな? 弁護人」
川 ゚ -゚)「( “このとき花瓶は上画面の位置にはなかった” ……)」
川 ゚ -゚)「(……この考え方で、問題はあるのか?)」
.
- 372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:50:09.85 ID:9IEWw1hN0
- クーちゃん頑張れ
- 373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:50:39.99 ID:zXs565UH0
- |∀・)支援
- 374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:51:21.75 ID:zRj+iJrgP
- お前らの浅知恵でやることなんか俺、簡単に見抜くぜ?
この世の中にはお前らの予想を超えた存在がいるってことを知っておきな
ぎゃはははははwwwwwwwwwwwwwwwww
つまんねー駄作に群がるゴミカスなんてこのとーりwwwwww
一捻りだっつーのwwwwwwwwwwwww
ぎゃははははははwwwwwwwwwwwwwwwww
- 375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:51:41.02 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「……いいや。問題はある!」
(=゚ω゚)ノ「証拠を出すよぅ!」
川 ゚ -゚)「証拠は、この 『割れた花瓶』 そのものだ!」
(;=゚ω゚)ノ「なんだって…?」
川 ゚ -゚)「休廷前の、刑事の証言を思い出してみろ!」
( ><)『……そうそう。これが、その台所の上にあった 「割れた花瓶」 です。
置かれていたところに跡があったから、
少なくとも一日は 「上画面」 の位置にあったと思われるんです。
あ、花はなかったんです』
(;=゚ω゚)ノ「あッ!」
( ´∀`)「……! となると、台所にある花瓶を見ていないと、辻褄が合いません!」
.
- 376 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:54:41.70 ID:zRj+iJrgP
- 完璧に論殺された気分はどうだ?雑魚ども
雑魚が百匹たかってきても俺には通用しないんだな
あ、一匹だったかww自演カスwwwwwww
ぎゃはははははwwwwwwwwwwwwwwwww
- 377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:55:21.27 ID:fJTgQXGu0
-
ワカンナインデスの証言を思い出すやいなや、
いようも裁判長も、とたんに目が見開かれた。
ここにきて、事の重大さがようやくわかったのだ。
そしてそれは、じぃも一緒だった。
爪;゚ー゚)「割れた……あ! 見ました! 『割れた花瓶』!」
川 ゚ -゚)「異議あり! 証人が 『割れた花瓶』 を見ることはできない!」
爪;゚ー゚)「え…?」
川 ゚ -゚)「そもそも、どうしてこの花瓶が割れていたのか?」
川 ゚ -゚)「簡単だ。犯人が撃った弾が、当たったからだ」
爪;゚ー゚)「…!」
川 ゚ -゚)「だから、犯行よりも前に被害者と会っている証人は、『割れた花瓶』 を見ることができない」
川 ゚ -゚)「そして同時に、“証人は台所で花瓶を見ていなかった” という証明につながったわけだ」
.
- 378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:55:58.81 ID:fJTgQXGu0
-
( ´∀`)「しかし……だとすると、いったいどうして証人は花瓶を見ていなかったのでしょう」
( ´∀`)「どうでしょう、弁護人。
《証人が花瓶を見ていなかった理由》 ……それを、証明できますか?」
川 ゚ -゚)「ム……(やはり、問題となるのはそこか……)」
爪;゚−゚)「花瓶は、割れ……いや、あった……、えっと」
川 ゚ -゚)「( “証人は花瓶を見ていなかった” 。
……じゃあ、“どうして見ていなかったのか” だと?)」
川 ゚ -゚)「(簡単だ。 “ほんとうは台所に向かっていなかったから” に違いない。
これを言えば、被害者の打撲の件について、錯乱させることが……)」
川;゚ -゚)「(………いや、待て。
. そもそも、リビングに足を運んでいるのに、どうして花瓶を見ていなかったんだ?
. 台所に向かわずとも、ふと目を向けるだけで花瓶を見ることはできるはずだっていうのに)」
川 ゚ -゚)「(まさか、彼女たちはリビング以外の場所で……いや、違う。
わざわざ、自ら犯行現場でのやり取りを証言したほどだ、この点にウソはないだろう)」
川 ゚ -゚)「(彼女たちは、実際にリビングに訪れた。しかし、花瓶は見ていない。
だとすると……)」
.
- 379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:58:14.77 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「……花瓶は、“なにかに隠されていた” …?」
.
- 380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 01:59:29.61 ID:zXs565UH0
- 冴えてきた!
- 381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:00:38.07 ID:OrlZ7VXd0
- 俺は>>367にあがってるやつには関係ないぞ
- 382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:01:11.33 ID:fJTgQXGu0
-
クールは次の瞬間、全身の鳥肌がわきたつのを実感した。
川 ゚ -゚)「…………あ」
川;゚ -゚)「あああああああああああッ!!」
(;*゚−゚)「ちょ…な、なんなんですか、さっきから!」
( ´∀`)「答えがでましたか?」
川;゚ -゚)「裁判長!」
( ;´∀`)「な、なんですか、さっきから」
川;゚ -゚)「ワレワレはひとつ、“大きなカン違い” を犯している!……かも」
(*゚−゚)「『かも』…」
.
- 383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:06:34.70 ID:a6QQrYJO0
- さるか
- 384 名前:ガイア ◆1irdG.R4xM :2013/03/26(火) 02:08:01.79 ID:YzlA8s5n0
- お前らが支援しないからだぞ
- 385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:09:20.45 ID:fJTgQXGu0
-
( ´∀`)「大きな……」
(=゚ω゚)ノ「カン違い?」
川;゚ -゚)「 『上画面』 だ!」
川;゚ -゚)「これは、正しい図ではない!」
.
- 386 名前:暗黒のガイア:2013/03/26(火) 02:09:25.16 ID:YzlA8s5n0
- 荒らしにちょっと言われたくらいで支援やめる人ってどうかとおもう
ブーン系民ならそこに投下がある限り夜を徹してでも支援するべきだろ?
学生はどうした?いないのか?
ブーン系高年齢か? ここは過疎の町か? ドーナツ化現象か?
- 387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:10:04.98 ID:zXs565UH0
- なんと
- 388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:10:40.57 ID:fJTgQXGu0
-
(;=゚ω゚)ノ「い、異議あり異議ありィ! それは捜査陣に対する冒涜だよぅ!」
( ´∀`)「いや……どうやら、弁護人に指摘してもらうほうが早いようですね」
裁判長は少しうつみきぎみになって、ため息をついた。
( ´∀`)「いいでしょう、弁護人。よくわかりませんが、とりあえず指摘してください」
( ´∀`)「 《上画面のどこがまちがっているのか》 ……指をさして!」
.
- 389 名前:ガイア:2013/03/26(火) 02:11:14.27 ID:YzlA8s5n0
- 昔は荒らしが一人入ればムキになって支援してきたり反論してきたりしたもんだがなあ
俺とか風雅、風神あたりが住人を完璧に論破するようになってからは噛み付いてくる奴も減ったもんだ
こまったもんだぜ
- 390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:11:18.98 ID:fp55S5HM0
- しえん
- 391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:11:42.14 ID:Xsma3bca0
- 川 ゚ -゚)
Σd ゚ -゚) 支援
- 392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:12:34.38 ID:fJTgQXGu0
-
クールはそこで、いま表示されている 『上画面』 をもう一度見た。
――間違いない。クールは、そう確信した。
確信した上で、クールは顔をあげ、裁判長のほうに顔を向けた。
川 ゚ -゚)「…… 『上画面』 にはひとつ、“足りないもの” があるのだよ」
( ´∀`)「足りない? ああ、そういえば、事件に
関係のなさそうなものは省略した、と刑事が言ってましたね」
川 ゚ -゚)「いいや。省略がどうこうではなくてだな」
( ´∀`)「……というと?」
川 ゚ -゚)「 “足りないもの” ………それは!」
川 ゚ -゚)「 『カーテン』 だッ!」
(→ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_860.png)
.
- 393 名前:ガイアさん:2013/03/26(火) 02:12:38.94 ID:YzlA8s5n0
- >>368
このヘッタクソな絵はどうにかならんかったのか
ペイントの図形描くやつじゃねえか
- 394 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:12:59.77 ID:fp55S5HM0
- ふむ
- 395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:13:22.57 ID:YzlA8s5n0
- >>392
わかりづらいんだよなあ
間違い探しか?お?
- 396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:14:21.44 ID:9IEWw1hN0
- いいぞいいぞ
- 397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:14:24.82 ID:fJTgQXGu0
-
( ´∀`)「か、カーテン…? しかし、どうし――」
(;=゚ω゚)ノ「いっ異議ありッ!! べ、弁護人! それだけはありえないよぅ!!」
川 ゚ -゚)「どうしてだ?」
(;=゚ω゚)ノ「どうしてもなにもないよぅ! もし 『カーテン』 が広がってたら……」
(→ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_861.png)
(;=゚ω゚)ノ「犯行時、花瓶を撃てなくなるよぅ!」
.
- 398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:15:07.35 ID:fp55S5HM0
- しえ
- 399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:17:05.81 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「……そうだ」
(;=゚ω゚)ノ「なんだって…?」
川 ゚ -゚)「ワレワレのしていた “カン違い” 」
川 ゚ -゚)「それは―――」
.
- 400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:17:37.23 ID:MJeFQLLi0
- C
- 401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:18:36.18 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「 “犯行現場” だったのだ!!」
BGM推奨
http://www.youtube.com/watch?v=gL-ZIbF6J6s
.
- 402 名前:暗黒騎士ガイア:2013/03/26(火) 02:18:41.20 ID:YzlA8s5n0
- なんだってーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
- 403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:19:18.47 ID:fp55S5HM0
- !
- 404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:19:53.94 ID:G3xTzeMV0
- 唐突なBGMでワロタ
- 405 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:20:21.30 ID:Xsma3bca0
- あえて俺は追求 〜とっつかまえて を流す
- 406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:20:27.99 ID:fJTgQXGu0
-
(;=゚ω゚)ノ「!?」
( ;´∀`)「犯行現場をカン違いしていた……ですって!?」
(;=゚ω゚)ノ「異議ありィ! なにをコンキョに――」
川 ゚ -゚)「問題となるのは、『カーテン』 だ!」
川 ゚ -゚)「証人は、花瓶を見ていなかった。それはどうしてか……」
(;=゚ω゚)ノ「たまたま見ていなかっただけだよぅ!」
川 ゚ -゚)「いいや、違う。そもそも、リビングに足を踏み入れただけで、
そのときの体の向きからしてみても、自然と見えるはずなんだ、花瓶は」
川 ゚ -゚)「とすると、“そのとき視界を遮るものがあった” と考えると、辻褄が合う」
(;=゚ω゚)ノ「しかし、花瓶の前には冷蔵庫がある!」
(;=゚ω゚)ノ「カーテンがなくとも、冷蔵庫があったから、花瓶は……」
川 ゚ -゚)「……そう」
(;=゚ω゚)ノ「?」
.
- 407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:20:58.15 ID:MJeFQLLi0
- >>405
お前は俺か
- 408 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:21:46.14 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「リビングに入るとき、に限定すれば、まだ可能性はあった」
川 ゚ -゚)「しかし証人は、自ら言ってしまったではないか」
川 ゚ -゚)「『冷蔵庫に向かい、そして台所の水を使った』、と!」
(;=゚ω゚)ノ「――ッ! し、しかし!
だったらどうして、それが “カーテンは閉まっていた” ということになるんだよぅ!」
川 ゚ -゚)「もしほんとうに証人が保冷剤を被害者に渡していたら、必ず花瓶は見るはずなんだ」
川 ゚ -゚)「なのに見ていなかった……ということは、“そもそも保冷剤は使ってなかった” と考えるべきなのだよ」
(;=゚ω゚)ノ「……!」
( ´∀`)「なら、どうして証人はウソを吐いたのですか!」
( ´∀`)「保冷剤を使った……など、と!」
川 ゚ -゚)「おそらくそれは、“被害者は転んだことで打撲を負った” というのを強調するためだ」
.
- 409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:23:00.21 ID:a6QQrYJO0
- わくわく
- 410 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:23:53.09 ID:fJTgQXGu0
-
(;=゚ω゚)ノ「……なら、示してもらうよぅ…!」
川 ゚ -゚)「なにを、だろうか」
(;=゚ω゚)ノ「本来 『犯行現場』 だと思っていた、リビングの入り口……」
(;=゚ω゚)ノ「しかし、『カーテン』 が広げられていたら、ここからの犯行は不可能なんだよぅ!」
( ´∀`)「もしそのまま撃てば、カーテンに弾痕がつく。しかし、そのようなデータはないですからな」
(;=゚ω゚)ノ「じゃあ、いったい……この花瓶は、どうやって割られたのか!」
(;=゚ω゚)ノ「 “ほんとうの犯行現場” を示してもらうよぅ!!」
.
- 411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:24:16.85 ID:9IEWw1hN0
- wktk
- 412 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:24:38.89 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「(…… “ほんとうの犯行現場” )」
川 ゚ -゚)「(これは大事なポイントだ。はずすわけにはいかない)」
川 ゚ -゚)「(考えてみればわかることだ。『カーテン』 が閉まっていた以上、
“廊下側では事件は起こらなかった” となる)」
川 ゚ -゚)「(じゃあ、残る、《犯行が可能だった場所》 ……)」
( ´∀`)「では、示してもらいましょう」
( ´∀`)「いったい、犯人は……どこから、この花瓶を撃ったのか!」
.
- 413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:25:19.11 ID:zv4dfueK0
- くっそ懐かしいな
支援
- 414 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:25:30.23 ID:fp55S5HM0
- きえん
- 415 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:25:58.82 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「……言うまでもない」
川 ゚ -゚)「『ベランダ』のほう……そこから、犯人は発砲したのだ!」
(;=゚ω゚)ノ「異議ありィ! きっと、そう言うと思っていたよぅ!」
川 ゚ -゚)「なに?」
(;=゚ω゚)ノ「こんなこと、言わなくてもわかるよぅ?」
(;=゚ω゚)ノ「ほんとうの犯行現場がそこだったなら……」
(;=゚ω゚)ノ「二発目!」
(;=゚ω゚)ノ「被害者の命を奪う弾を、撃つことができないよぅ!」
.
- 416 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:26:48.16 ID:fJTgQXGu0
-
( ´∀`)「確かに! 弾丸の軌道が、カンゼンに食い違っています!」
川 ゚ -゚)「……フ」
(;=゚ω゚)ノ「なにがおかしいよぅ!」
川 ゚ -゚)「むろん、そうなる。すると、答えは簡単だ」
川 ゚ -゚)「 “発砲は、二箇所に渡って行われた” 」
.
- 417 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:29:11.08 ID:fJTgQXGu0
-
(;=゚ω゚)ノ「なにィ!?」
( ;´∀`)「どういうことですか! …二箇所?」
川 ゚ -゚)「まず、犯人はベランダのほうから一発、被害者に向けて撃った。
その結果が、この 『割れた花瓶』 だ」
川 ゚ -゚)「その次に犯人は、『上画面』 の位置に被害者を運んで、もう一度……撃ったのだ!」
(;=゚ω゚)ノ「……?」
(;=゚ω゚)ノ「…さすがに、それはおかしいよぅ」
川 ゚ -゚)「なにがだ?」
(;=゚ω゚)ノ「被害者の命が奪われたのは、確かに二発目の弾なんだよぅ」
(;=゚ω゚)ノ「血痕は、『上画面』 の例の位置からしか検出されなかったんだから」
川 ゚ -゚)「…」
(;=゚ω゚)ノ「だとすると、一発目のあと!」
(;=゚ω゚)ノ「どうやって、被告人は二発目、『上画面』 の位置から被害者を撃ったって言うんだよぅ!」
.
- 418 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:31:03.12 ID:YzlA8s5n0
- なんか位置関係混乱してきたわ
眠いからだな。うん
- 419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:31:51.22 ID:fJTgQXGu0
-
――このときになって、クールは、ようやく
今までのナゾがひとつにつながったことを実感した。
川 ゚ -゚)「……そうなってくると、かねてからのギモンにも合点がいく」
(;=゚ω゚)ノ「ギモン…?」
川 ゚ -゚)「そもそも、証人がウソをついた、その根本はなんだっただろうか?」
(;=゚ω゚)ノ「コンポン…… “打撲” 云々の話だよぅ」
(;=゚ω゚)ノ「……! もしかして!」
クールは、大きくうなずいた。
.
- 420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:32:27.27 ID:fp55S5HM0
- しえん
- 421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:33:17.90 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「犯人はベランダの位置から一発、撃った」
川 ゚ -゚)「ここで被害者はおそらく、抵抗に出たのだろう。
被害者はガタイがいい。背を見せて逃げるよりは、生存確率が高まると思ったのだろうな」
(;=゚ω゚)ノ「抵抗……?」
川 ゚ -゚)「ああ。すると、二発目の照準を合わせる前に、犯人は相手に襲われてしまう。
こうなると……自然と、次の行動が見えてくるだろう?」
( ´∀`)「二発目を撃とうとする前に、接近された……」
(;=゚ω゚)ノ「……ま、まさか! 弁護人!」
(;=゚ω゚)ノ「 “拳銃の柄で被害者を殴った” とか、言うのかよぅ!?」
.
- 422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:34:12.32 ID:ESatMb0t0
- ブーン系なんて久々にみた
最後にみたのあるふぁだから何年前だ
- 423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:35:29.30 ID:G3xTzeMV0
- この畳み掛ける感
- 424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:35:34.42 ID:fJTgQXGu0
-
( ;´∀`)「!」
川 ゚ -゚)「おそらく捜査陣は、このケースを考慮にいれてなかったのだろう」
川 ゚ -゚)「当初の 『上画面』 の位置からすると、拳銃を使った殴打のケースは想定されないからな」
(;=゚ω゚)ノ「……! と、いうことは……」
川 ゚ -゚)「犯人はここで、被害者を殴った」
川 ゚ -゚)「拳銃は言うまでもないが、重い。
思いっきり殴りつければ、成人男性を “キゼツ” させられるほどには、な」
(;=゚ω゚)ノ「き、キゼツさせた!?」
.
- 425 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:40:13.08 ID:zXs565UH0
- 支援
- 426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:41:42.35 ID:Xsma3bca0
- >>407
俺だった
- 427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:42:41.63 ID:YzlA8s5n0
- 殴るより引き金ちょいと引くほうが楽じゃね?
ランボーやシュワルツネッガーじゃあるまいし
- 428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:43:24.50 ID:fJTgQXGu0
-
(;=゚ω゚)ノ「………」
川 ゚ -゚)「これが――」
(;=゚ω゚)ノ「―――証拠」
川 ゚ -゚)「……?」
(;=゚ω゚)ノ「証拠は………あるのかよぅ!」
川 ゚ -゚)「証…拠……だと?」
(;=゚ω゚)ノ「 《発砲は二箇所に分けて行われていた》 ことを証明する、証拠だよぅ!」
(;=゚ω゚)ノ「いままでの話はゼンブ、弁護側の勝手な憶測だよぅ!」
川 ゚ -゚)「………」
.
- 429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:44:04.97 ID:MJeFQLLi0
- しぃどこにもいねえ
- 430 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:44:39.80 ID:fJTgQXGu0
-
すっかり興奮したいようは、大きな声で、弁護側にそううながした。
裁判長の目も、クールのほうに向けられる。
ここにきてクールは、ここが運命の分かれ道だ、と思った。
(;*゚ー゚)「証拠! あるんですか!?」
川 ゚ -゚)「証拠、証拠か……」
川 ゚ -゚)「……証拠は………」
川;゚ -゚)「…………ないな」
.
- 431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:47:17.47 ID:fJTgQXGu0
-
クールがちいさく言ったとき。
そのときの声は、先ほどまでの、威勢の良かった彼女のものとはまるで違っていた。
それまでを、イキオイとノリだけで進めていたのが、ばれたかのように。
とたんに、クールの張っていた虚勢は、もろく崩れていってしまったのだ。
その姿を見て、いようはそれまでの態度が一変、
ふん、と鼻を鳴らしては、その細い腕を組んだ。
(;=゚ω゚)ノ「……」
(=゚ω゚)ノ「……そうだよぅ」
川;゚ -゚)「…?」
.
- 432 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:47:52.29 ID:eZw9Ccjo0
- おさるさる
- 433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:48:20.35 ID:fp55S5HM0
- これ
- 434 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:48:42.67 ID:fJTgQXGu0
-
(=゚ω゚)ノ「そもそも、もし弁護側の立証しようとした方法で殺害が行われたとして……」
(=゚ω゚)ノ「証人の場合、どのみち犯行は不可能なんだよぅ」
(=゚ω゚)ノ「それは弁護側もじゅーぶんわかってるハズなんだよぅ」
川 ゚ -゚)「( 『留守電のメッセージ』 と 『コンビニの防犯カメラの映像』 ……っ)」
前者の証拠品により、それまで被害者のギコが存命だったこと。
後者の証拠品により、ギコの存命時には既にじぃが現場を離れていたこと。
その両方が証明されている以上、クールはいかなる場面においてでも、気をゆるませることはできなかった。
.
- 435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:50:40.89 ID:9IEWw1hN0
- ほしゅ
- 436 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:53:34.02 ID:fJTgQXGu0
-
(=゚ω゚)ノ「――そうなると、考えられることはただひとつ、だよぅ」
( ´∀`)「というと?」
いようは、すぅ、と息を吸った。
もう、調子は元に戻っているようだ。
そのため、いっそう、クールはあせった。
(=゚ω゚)ノ「花瓶は、証人の “カン違い” ……ってところだったんだよぅ」
( ´∀`)「しかし、台所に面したなら、必然的に……」
(=゚ω゚)ノ「だけど、弁護人が自分で言ったように、この花瓶はその場に不釣合いなもので、
. しかも花は生けられてなかったんだよぅ」
(=゚ω゚)ノ「証人が、初見でそれが花瓶だと見分けられた……
. そう考えること自体がおかしかったということだよぅ」
( ´∀`)「だとすると、この証人は――」
爪;゚ -゚)
.
- 437 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:54:14.96 ID:YzlA8s5n0
- もう少し1レスに詰め込んでもいいよなあこれ、長い
寝るわ、あばよ
ブーン系民は夜を徹して支援してやってくれたまえ
俺?俺は隠居の身だから(天笑)
- 438 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:54:38.08 ID:fJTgQXGu0
-
(=゚ω゚)ノ「まったくの無実、ケッパクですよぅ」
(=゚ω゚)ノ「証人。花瓶は、最初それが花瓶だとわからなかった。
. だから弁護人からの尋問のときに、答えあぐねていた。違うかよぅ?」
爪;゚ -゚)
爪゚ー゚)「……そうです。なんだかよくわからないものだったから……てっきり」
(=゚ω゚)ノ「…ということですよぅ」
( ´∀`)「ほほう」
.
- 439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:55:26.24 ID:fJTgQXGu0
-
川;゚ -゚)「(そんなハズはない!)」
川;゚ -゚)「(確かに、証人は花瓶を “見ることができなかった” んだ!
. だとすると、結果的に “発砲は二箇所に渡って行われた” ということにつながる!)」
川;゚ -゚)「(そうなれば……しぃさんに犯行は難しくなる――よって、無罪、……って、なるのに!)」
しぃは、アイドルという仕事からもわかるように、女性的な体つきをしており、腕なんか当然細い。
そんな彼女が、気絶したギコを運ぶとなれば、時間もかかる上に、そうする意味もわからなくなる。
弁護側としては、その点を衝けば、判決を揺るがすことができていたのだが――
そう主張するには、証拠が足りなかった。
そもそも、誰か――じぃ――が犯人だ、という決定的な証拠など、あるはずがないのだ。
あったなら、しぃがこうして審理にかけられることはなかった。
つまり、ここで覆すのは、もう――
.
- 440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:56:07.95 ID:fp55S5HM0
- しえん
- 441 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:57:02.16 ID:NjD+CVmd0
- 武者小路しえん
- 442 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:58:11.60 ID:fJTgQXGu0
-
( ´∀`)「多少の回り道をしてしまいましたが……もう、充分でしょう」
川;゚ -゚)「!」
裁判長が、クールの思考を妨げるかのように、言った。
その言葉を聞いて、クールはドキッとした。
( ´∀`)「被害者は、事件発生少し前に、植木鉢に転んで打撲を負った」
( ´∀`)「花瓶のことが少し気になりましたが……ただのカン違い、でしょう」
( ´∀`)「そして証人が帰ったあと、招かれた被告人はリビングに入ると同時に、発砲」
( ´∀`)「続けて逃げようとする被害者を、弾丸が外に飛び出さないように注意を払って射殺」
( ´∀`)「現状としては、これで充分のようです」
( ‐∀‐)「……そしてなにより、弁護側は状況証拠こそ指摘してきておりますが、
肝心な、“被告人が無罪である” ということをまったく立証できておりません」
( ´∀`)「もう、判決を下すのに充分です。私の決意も、かたまりました」
.
- 443 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 02:59:10.44 ID:G3xTzeMV0
- 逆転だ!
- 444 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:00:24.83 ID:fJTgQXGu0
-
川;゚ -゚)「えっ……?」
(;*゚ー゚)「…」
クールは、全身に汗が染み渡ってゆくのを、このときになってはじめて実感した。
舌が乾いてくる。
いま発せた、ささやきにも近いその一言は、どこか涙声のように聞こえた。
それを聞いて、しぃもいよいよ顔を歪ませていく。
「これから」のことを想像したのか、冤罪を主張しているからなのか――
それはわからないが、彼女はとにかく、腿の上に置いてあった手に力を籠め、スカートを握った。
( ´∀`)「弁護側、並びに検察側。
……もう、異論はないですね?」
(=゚ω゚)ノ「立証できる限りのことは立証したよぅ」
( ´∀`)「弁護側。素直さんは?」
裁判長が、こちらに目を遣る。
彼の顔を見て、クールは、自分の瞳が涙で厚くなってきているのがわかった。
.
- 445 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:00:25.88 ID:hcrYWfII0
- 殴打痕辺りは、基本的にかならずその形状を調べて、証拠物品と突き合わせるんじゃね?
だから、拳銃による殴打の跡ってなら、最初に分かってるはず
と言うのは無粋か
- 446 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:02:07.88 ID:fJTgQXGu0
-
川;゚ -゚)「………べ……弁護側は……」
( ´∀`)「……」
川; - )「えっと……その……!」
( ´∀`)「………」
( ´∀`)「……そういえば」
川;゚ -゚)「……?」
クールが、なにをどう言葉にすればいいかわからず、答えあぐねていた。
かみ殺した嗚咽が、声帯を震わせる。
すると、それを見かねたのか、裁判長はあたたかい声色で言葉をかけた。
.
- 447 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:02:10.42 ID:fp55S5HM0
- しえん
- 448 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:03:58.17 ID:9IEWw1hN0
- 眠いが支援
いいとこで落ちれるか
- 449 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:04:38.76 ID:fJTgQXGu0
-
( ´∀`)「あの、数年前に起こった、火事の事件」
川 ゚ -゚)「…!」
( ´∀`)「確か、被害にあった人の苗字が『素直』でしたが……
ひょっとすると、ひょっとするのですかね」
川 ゚ -゚)「……」
――数年前、火事、「素直」。
そのワードが並んだのを認識すると
クールの瞳を覆っていた涙は、すぅ、と消えていった。
クールは、裁判長の問いに答えない。
しかし、その目が、肯定をあらわしているかのように思えた。
( ´∀`)「おそらく、あのとき、あなたは現実を受け止められなかったのでしょう」
( ´∀`)「……そして、今回も」
川 ゚ -゚)「っ」
.
- 450 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:06:10.09 ID:a6QQrYJO0
- しえ
- 451 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:06:30.96 ID:NjD+CVmd0
- ダメだ寝る朝まで残ってるかな
- 452 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:10:04.39 ID:OVFfI2VY0
- ho
- 453 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:11:03.64 ID:fJTgQXGu0
-
( ´∀`)「確かに、受け止めたくない、認めたくないのはわかる」
( ´∀`)「ですが、《真実》 とは、そんな私情でもっていたずらにゆがめていいものではないのです」
( ´∀`)「法廷では、証拠がすべて」
川 ゚ -゚)「…!」
( ´∀`)「……手垢のついた、有名な言葉ですね」
( ´∀`)「つまり、法廷では、ただアヤシイからとか、ただ信じられないからとか……
そんな、ワレワレ人間が判断するようなものではなく、決して主観を介さない、
証拠品によってでのみ 《真実》 を語ってゆくものなのですよ」
( ´∀`)「……あなたは、よくがんばりました」
( ´∀`)「が、これ以上あなたが執着すると、今度は司法への冒涜につながります」
( ´∀`)「証言も検討した、証拠も検討した。もう、できる限りのことは、済ませました」
( ´∀`)「だから、以上をもって、判決を迎えるべきなのです」
.
- 454 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:12:53.16 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「……」
( ´∀`)「わかりましたか?」
川 ゚ -゚)「……」
――クールはこのとき、すっかり、目を覚ましていた。
先ほどまでの、生ぬるい池に浮かんでいたかのような感情はすっかり消え去り
気がつけば、凛と立っては、凛と前を見つめる自分へ、と戻っていた。
モナーの言葉も、一字一句違えることなく、聞くことができた。
できたからこそ、クールは、“不敵に笑った” 。
川 ゚ -゚)「……ああ、わかったよ」
( ´∀`)「そうですか。では――」
川 ゚ -゚)「弁護側には、まだ!」
川 ゚ -゚)「異議が残っていることを――な!」
.
- 455 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:13:09.20 ID:hcrYWfII0
- ふむ
- 456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:13:10.39 ID:Xsma3bca0
- 支援
- 457 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:13:39.90 ID:qcrGaHaei
- 面白い
- 458 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:13:57.71 ID:fp55S5HM0
- しえん
- 459 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:14:18.53 ID:9IEWw1hN0
- 支援
- 460 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:14:25.88 ID:fJTgQXGu0
-
( ´∀`)「…へ?」
(;=゚ω゚)ノ「な、なにを……」
(;*゚ー゚)「ほっ……ホントウですか!?」
川 ゚ -゚)「ウソに決まっている」
(*゚−゚)
川 ゚ -゚)「……が。まだ、“つけいる隙” は、あった」
(*゚ー゚)「!」
クールは、前――いようのほうに目を遣る。
ここにきての、いきなりの豹変に、いようはたじろいでいるようだった。
だから、そこを攻撃するべく、クールは指を突きつける。
.
- 461 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:15:54.59 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「検事!」
(;=゚ω゚)ノ「なんだよぅ!」
川 ゚ -゚)「……なぜ、黙ったままなのだ?」
(=゚ω゚)ノ「…へ?」
いようがきょとんとした顔をする。
最初は、彼は悪意を持ってそうしているのか――と思っていたクールだが、それを見て考えを改める。
しかし、故意だろうが事故だろうが、クールはただ、前に進むしかなかった。
決して、先ほど一瞬見せていた弱気な自分をさらけ出さないように、彼女は続けた。
川 ゚ -゚)「裁判長! まだ審理の余地は残されている!」
( ´∀`)「……と、いうと?」
川 ゚ -゚)「 《まだ充分に審議されていない証拠品》 ……が、まだ、あるではないか!」
( ´∀`)「な、なんと!」
.
- 462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:17:09.58 ID:qcrGaHaei
- そうか、ブロマイド!
- 463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:17:55.42 ID:G3xTzeMV0
- >(;*゚ー゚)「ほっ……ホントウですか!?」
>川 ゚ -゚)「ウソに決まっている」
>(*゚−゚)
ワロタ
- 464 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:18:22.03 ID:fp55S5HM0
- しえん
- 465 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:18:29.31 ID:9IEWw1hN0
- 今こそクールに決めるんだ!
- 466 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:18:44.61 ID:fJTgQXGu0
-
(*゚ー゚)「あるのですか!」
川 ゚ -゚)「た、たぶん」
(*゚−゚)「………弁護士さん」
川;゚ -゚)「い、いや……合ってる、とは……その。思う……ん、だけど」
( ´∀`)「それは面白い。いいでしょう。
……しかし、これで “最後” です」
川 ゚ -゚)「!」
裁判長が、念を押して、言う。
もうあとにはひかない――と決心したクールだったが、それを聞いてやはり、ドキッとしてしまった。
( ´∀`)「 《まだ充分に審議されていない証拠品》 。 それを、示してください!」
.
- 467 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:21:38.34 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「……ち」
( ´∀`)「ち?」
川 ゚ -゚)「その、動かされたという……植木鉢、だ」
( ´∀`)「な、なんと!」
( ´∀`)「――……それが、なにか」
川;゚ -゚)「(あ、あれー…)」
.
- 468 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:22:45.35 ID:G3xTzeMV0
- クールじゃないな
- 469 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:23:50.41 ID:ZUUUveaEO
- くっそ寝れねえ しえん
- 470 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:24:04.82 ID:eZw9Ccjo0
- やらかしましたー
- 471 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:24:05.36 ID:a6QQrYJO0
- うおおお
- 472 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:24:11.57 ID:fJTgQXGu0
-
(=゚ω゚)ノ「審議? 交わす必要がないよぅ」
川 ゚ -゚)「…なに?」
(=゚ω゚)ノ「植木鉢において重要なのは、植木鉢そのものではなく、あくまでその 『土の跡』 だよぅ」
(=゚ω゚)ノ「大方、植木鉢に、ほんとうに被害者が足をとられた痕跡でも調べようと思っているんだろうけど……
. 無駄だよぅ。痕跡がないことが証拠にはならないよぅ」
( ´∀`)「ちなみに、その植木鉢は、今、どこに……?」
(=゚ω゚)ノ「現場にあるよぅ。検察側にとっては、植木鉢なんてなんの立証能力も持っていないものなのだから」
川 ゚ -゚)「(……そう。 “検察側にとっては” 、意味のない証拠品だろう、植木鉢は)」
川 ゚ -゚)「(でも、それはあくまで、検察側の用意した仮定から見たら、の話だ!)」
川 ゚ -゚)「( “弁護側にとっては” ……まだ、検証の余地は、ある!)」
.
- 473 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:24:54.72 ID:OrlZ7VXd0
- ここからどんな屁理屈をもっていくのか
- 474 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:25:19.91 ID:fJTgQXGu0
-
( ´∀`)「もっともです。どうして、植木鉢の検証が必要となるのでしょうか?」
川 ゚ -゚)「……弁護側の主張を、思い出してほしい」
(=゚ω゚)ノ「 “発砲は二箇所に渡って行われていた” ……とかいう、アレかよぅ?」
川 ゚ -゚)「そうだ。あくまで、それが、弁護側の主張だ」
( ´∀`)「しかし、それがなにか」
川 ゚ -゚)「思い出してほしい」
川 ゚ -゚)「 “どうして、植木鉢は動かされたのか” ……を!」
( ´∀`)「それは……被害者が、足をとられて……」
(;=゚ω゚)ノ「……あああッ! まさか、弁護人――」
川 ゚ -゚)「……そう」
川 ゚ -゚)「 “合わない” のだよ。弁護側の主張からすると、な」
.
- 475 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:26:18.93 ID:hcrYWfII0
- ふむ
- 476 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:26:56.51 ID:fJTgQXGu0
-
( ´∀`)「ど、どういう意味ですか!」
川 ゚ -゚)「もし、弁護側の主張どおり、“発砲は二箇所に渡って行われていた” とすると……」
川 ゚ -゚)「植木鉢が動かされる理由が、ない!」
川 ゚ -゚)「額の打撲は、銃の柄によってつくられたからだ!」
( ´∀`)「!」
(;=゚ω゚)ノ「異議ありィ! その、弁護側の主張がただしい、という証拠を示してもらうよぅ!」
川 ゚ -゚)「まったく同じことが、検察側にも適応されるぞ」
(;=゚ω゚)ノ「なんだって……?」
川 ゚ -゚)「花瓶の件から、私は検察側の提示する仮定とは、まるで違う仮定を示した」
川 ゚ -゚)「そうなってしまった今、どちらが正しいのか……それは、ワレワレ人間には判断のしようがないのだよ!」
(;=゚ω゚)ノ「あッ!」
川 ゚ -゚)「……そう。」
.
- 477 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:28:28.47 ID:fJTgQXGu0
-
川 ゚ -゚)「法廷で 《真実》 を物語るのは、証拠品だけなのだ!」
( ´∀`)「…!」
クールのその発言を聞いて、裁判長は目を見開いた。
そして同時に、その言葉は彼にある一つの決断をさせた。
裁判長が、手を二回叩く。
加えて、彼はいようの名を呼んだ。
( ´∀`)「伊予検事! 至急、その植木鉢を本法廷に提出するのです」
(;=゚ω゚)ノ「な………」
( ´∀`)「そこに “なにか” があれば……
本法廷では、本件における見解を変えざるを得なくなりますからな」
(;=゚ω゚)ノ「……ッ!」
.
- 478 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:29:13.71 ID:hcrYWfII0
- 植木鉢なのか花瓶なのか
- 479 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:30:07.50 ID:QVSGWt3o0
- しえ
- 480 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:30:50.52 ID:fJTgQXGu0
-
( ´∀`)「ここで、休廷を……最後の休廷を、挟みたいと思います」
( ´∀`)「現場は、この裁判所から、そう遠くない。時間はかからないでしょう」
( ´∀`)「それまでの間に、弁護側、及び検察側は、
各自の持つ仮定について、いま一度検証を命じます」
(;=゚ω゚)ノ「……わかったよぅ。
刑事! わかったかよぅ? 植木鉢だよぅ!」
「わかんないんです!」
(;=゚ω゚)ノ「刑事ィィッ!!」
.
- 481 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:33:38.53 ID:fJTgQXGu0
-
――こうして。
素直クールは、かろうじてこの劣勢をくぐりぬけ
そして、今度こそ「最後」の審理を、休廷を挟んで迎えることになったのであった。
.
- 482 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:34:47.85 ID:ZUUUveaEO
- 熱くなってきたぜ
- 483 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:35:07.08 ID:fJTgQXGu0
-
◆第一話 「逆転のバレインタイン」
つづく
.
- 484 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:36:08.10 ID:fJTgQXGu0
- 今のより更に長い法廷パート後編が残ってるんですが
さすがにもうきついか。こっちも10回猿に犯されたし
- 485 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:36:38.93 ID:G3xTzeMV0
- つづく……だと……?
- 486 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:37:57.75 ID:ZUUUveaEO
- マジか まあこんな時間だしな
- 487 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:38:38.30 ID:Xsma3bca0
- 猿もお盛んだね
乙
- 488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:38:41.05 ID:a6QQrYJO0
- 見逃す訳にはいかねえなあ
いつ頃やるか詳しく
- 489 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:40:08.66 ID:9IEWw1hN0
- とりあえず乙!
- 490 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:40:18.70 ID:fJTgQXGu0
- とりあえず投下中目にとまったレスに
>殴打痕は銃の柄だったらわかるんじゃねーの
正直、これは悩んでました。が、なにをどうすれば自然になるかわからないから諦めた
「殴ったのは女性で力がなかったから、気絶させれたものの痕があいまいになったから判別不能だった」
とかなんとかで、大目に見ていただけたらうれしいです
>花瓶か植木鉢か
上画面左の「花」は制作時のミスです
◇に入ってる「花」はイコール『観葉植物』と考えてください
- 491 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:40:42.64 ID:X/nsYEk70
- 乙
素直クールの過去は一体…
- 492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:40:46.38 ID:fp55S5HM0
- おつ
- 493 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:42:49.73 ID:fJTgQXGu0
- さすがに自分も疲れてきたので今日は切り上げます。数々の支援、ほんとうに助かりました
後編は明日(今日)投下する予定です。時刻は…スレが残ってたら昼、残ってなかったら晩で
おつきあい、ありがとうございました
質問があったら次の機会に一緒に答えます
- 494 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:43:58.79 ID:4rPDeLQ30
- しえん
- 495 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:44:09.07 ID:9IEWw1hN0
- おk把握した
今はゆっくり寝てくれ
- 496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:44:52.45 ID:TZUfce0L0
- 乙、久々に見入ってた
- 497 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:45:31.55 ID:zRj+iJrgP
- >>493
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- 498 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:48:30.74 ID:eZw9Ccjo0
- いい展開だなあ
乙乙
- 499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:48:48.54 ID:zRj+iJrgP
- .| / ソ; '`、; \、:::;;|
.| ,/ ,=、 ,=、 ヽ、:;;|
.トナ i 0 i ,; ;i 0 i .`ゝ:;;|
.|1 .ゝイ ,i、 ;ゝイ :::;;|
.i` - ____トi圭____ y"i
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_ -‐ '" ゙ ー--、
/ ,.:‐v‐:.、 \
/ ; : / ゙´ ゙i .\
/ ( i lヽ l i
ヽ_ フ ハ ゙.ノ` |
\ !. ./ " ゙'' i. l_!/ \
.>、/ヽ. i ,ィ | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
/ l: ,! ; .; ! |_____________|
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\_ ./ | ; ; i! ( ノ |_____________|
゙`ヽ、. ! !l l、 ! ゙i、_| ̄ ̄ ̄ ̄  ̄|
゙ ー--、 | ! ; .| ヽl______________.|
\ ゙ー| !l ;. ! ̄ ゙̄ー" ゙̄ー―‐"、
\ ヽ,! ,: :.. |,,;; ,: \
_/ l . ,. '' \ \ ,; ;゙、ミ゙ \
l .:、 、 \ \ ,;: i;ミ゙;゙ \
L 、 \ \ \./
- 500 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:50:40.82 ID:cknNccmY0
- 支援
- 501 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:51:54.35 ID:a6QQrYJO0
- おk
- 502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 03:52:04.69 ID:zRj+iJrgP
- ,ゝ`/~ /~ /~ /⌒ / ̄\
_〈(_)| |~ |~ |~ |~ /^ \_ (●)
(丿 /~ /~ /~ /~ /~ /~ /~ /^\ / /
()/()/~ /~ |~ |~ |~ .|~ |~ |~ /⌒\/ /
へ^〈,|,,、,,|,,、,~|、、、|~,,,,,,,,|~,,,,、〈~,, 〈~ 〈~ |~ | /⌒|ヽノ
/ ) ( ;.o.';::.;:∴,,";∴゙∴:,,";∴゙∴:;;∴:\
/ ) ( ) :◎;:",,''o∴;;;",,;"::;:゙o,;;:・∴,,''∴:ヽ
/ <●> ( ∴",'O∴,;∴;;",,;;∴∴:;;;;;:";;∴ ,--'""ヽ
i ( ) ( ).;:∴,,".;∴゙◎o,;・∴ //二二ノ""^ソ
ヾ /ヽ_,mm/\彡";:`,,∴ ∴:::;∴", ヘ`\┼┼┼ ,!ヽ
ヾ/ 、 ヾ ( :゙o,;;:・∴,,''∴:◎゙,,゙;; \"ヽ-;:,,,,,,ノ/
( _ヾヾi i!i _,, - )ヾ__ミ∴";;,,";:`,,∴;",; / \,,,,,__,,,ノ
.i`ニ=-(((-一´ /ヽ /
i ''"(。 。)、`` / | :::|、
ヽ ´ /i_i_ ヽ / / ,r==、 ::::i \. ___
ヽ ゞ二ニン / / / ii,● l ::::|_/=|──/
`ー―''" \/ ゙'‐='" :::|
- 503 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 04:10:33.54 ID:ZUUUveaEO
- 保守って寝る
- 504 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 04:20:35.59 ID:UTFC+ny+0
- ほ
- 505 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 04:23:47.69 ID:OVFfI2VY0
- 乙っと
- 506 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 04:30:48.77 ID:zRj+iJrgP
- / \ / \ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
| (゚) (゚) | .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
| )●( | .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
\ ▽ ノフーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\__∪_/ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
゙^ー、,,,¨ - ''¨.─ :!., リ ノ
〔^ー-v、,,,_,: i゙「 } .,l゙
l! .´゙フ'ーv .,y ] '゙ミ
| ,/゙ .ミ;.´.‐ .] ミ,
| ノ′ ヽ 〔 ミ
} } ′ } {
.| .ミ .< 〔 〕
.{ \,_ _》、 .{ .}
___
/ \> ちんちんシュッ!シュッ!シュッ!<
/ \ / \ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
| (゚) (゚) | .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
| )●( | .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
\ ▽ ノフーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\__∪_/ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
\ ,゙r_ lア' .゙⌒>-vzト .ミノ′ 〕
.゙'=ミ:┐ .「 ./ .^〃 :、_ リ .}
゙\ア' .-- ,,ノ| 、 ゙ミ} :ト
゙^ー、,,,¨ - ''¨.─ :!., リ ノ
〔^ー-v、,,,_,: i゙「 } .,l゙
l! .´゙フ'ーv .,y ] '゙ミ
- 507 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 05:18:15.33 ID:81nT2qV90
- ほ
- 508 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 06:20:08.94 ID:N3USagiEO
- ん
- 509 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 06:29:06.33 ID:WEF9s1YX0
- だ
- 510 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 07:07:06.82 ID:hcrYWfII0
- そ
- 511 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 07:11:04.45 ID:NjD+CVmd0
- ぬn
- 512 名前:雷電 ◆l.AdlVTAC3Bm :2013/03/26(火) 07:30:07.44 ID:T0S+k++G0
- よむほ
- 513 名前:雷電 ◆l.AdlVTAC3Bm :2013/03/26(火) 07:42:41.57 ID:T0S+k++G0
- 読み終わった
面白い
- 514 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 08:15:17.59 ID:2v8rebIH0
- ほ
- 515 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 08:51:25.30 ID:ENSPl6S70
- ほ
- 516 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 08:55:55.04 ID:UoO8K2lK0
- ほす
- 517 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/26(火) 09:01:33.95 ID:UoO8K2lK0
- アゲ
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