以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 22:51:28.52 ID:Uc9yZ77o0<> 代理 <>( ^ω^)ドラゴンクエストのようです('A`)
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 22:52:11.97 ID:JybcC9k80<> ほう <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 22:52:36.39 ID:hLnCUiyL0<> どういうことなの <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 22:54:29.32 ID:WUBcXmaq0<> 代理乙です。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 22:56:01.22 ID:JDVVZDEm0<> 支援 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 22:57:22.39 ID:WUBcXmaq0<>
いつのまにかまとまってた。ありがたや。
http://boonnovel.g.hatena.ne.jp/bbs/596?mode=tree
http://eksr.blog115.fc2.com/blog-entry-17.html
http://hookey.blog106.fc2.com/
では投下します。
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 22:57:55.42 ID:Uc9yZ77o0<> 支援 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 22:58:15.61 ID:WUBcXmaq0<>
第7話
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 22:59:18.92 ID:WUBcXmaq0<>
広く薄暗い、石畳の部屋。
燭台の火が、妖絶にユラユラと揺れる。
その広間の大きな扉を、ゴンゴンと叩く音が響く。
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:00:29.24 ID:WUBcXmaq0<>
川 ゚ -゚)「竜王様。よろしいでしょうか」
クーか。 入れ。
川 ゚ -゚)「失礼します」
川 ゚ -゚)「さきほど、配下の魔族より、報告がありました。
リムルダール付近の村・・・集落を滅ぼしたとの伝が」
ふむ。そうか。
川 ゚ -゚)「これで、人間の絶対数を減らせました。
人類滅亡たらしめ、世界掌握への道にまた一歩近づきました」
よくやった。
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:01:30.67 ID:MN/ZPsbW0<> わーい投下早くて嬉しいよ
でも無理すんなよ
支援 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:01:58.90 ID:WUBcXmaq0<>
川 ゚ -゚)「しかし、伐ったのは名も無き小さな集落」
川 ゚ -゚)「未だ、大規模の都市は、その陥落に手こずっている次第です」
川 ゚ -゚)「都合早めに墜としたい主要な町は、ラダトーム、メルキド」
川 ゚ -゚)「特にメルキドは、独自の防衛戦を張っている様子。先ほど、そちらも報告がありました」
うむ。
川 ゚ -゚)「そしてやはりラダトームは、一筋縄ではいきません。
軍事力が強く、こちらもそれなりの規模の襲撃隊を編制しなければ」
川 ゚ -゚)「しかし、あちらも兵力、兵糧、民の信心ともによわってきている様子」
川 ゚ -゚)「これも時間の問題でしょう」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:02:41.83 ID:7l9xELhL0<> いつのまに7話まで進んでたんだ…まとめ見てくる <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:02:53.60 ID:Uc9yZ77o0<> 支援だ <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:03:40.36 ID:WUBcXmaq0<>
わかった。隊の編制などは、そちに一任す。存分に暴れさせるがいい。
川 ゚ -゚)「は」
川 ゚ -゚)「・・・それと、竜王様のお命を狙う、それなりに腕のたつ人間が数名、
こちらに旅足を向けているとの報告も」
“人間”か・・・ ククク。
川 ゚ -゚)「・・・・・・」
川 ゚ -゚)「後ほど、わたしの魔力をもって確認してみます」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:04:59.28 ID:WUBcXmaq0<>
うむ。よきにはからえ。
クーや。
人間共の、希望をしぼり尽くせ。絶望で塗りつぶすのだ。
その絶望こそが、さらなるわしの力の源となる・・・
川 ゚ -゚)「・・・仰せのままに」
そちの働きには、期待しておるぞ。 クー。
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:05:55.97 ID:WUBcXmaq0<>
川 ゚ -゚)「光栄です。竜王配下の名に恥じぬ働きを」
川 ゚ -゚)「――――――竜王直属配下、四天王・・・“だいまどうクー”の名にかけて」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:06:25.32 ID:Uc9yZ77o0<> しえん <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:07:08.73 ID:WUBcXmaq0<>
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:08:41.86 ID:WUBcXmaq0<>
『磯料理、タカオカ亭』
( ^ω^)「ガツガツ、ムシャムシャ!」
从 ゚∀从「へい、こちら追加ぁ〜〜」ガタッ
从 ゚∀从「海老と山菜の巻きもの揚げ、鱈の精巣の香草・塩胡椒シチュー」
从 ゚∀从「それに、猪肉と牡蛎・水菜の小鍋だよ」
( ^ω^)「お!きたお!」
<>
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします<>抹茶<>2011/01/14(金) 23:09:36.44 ID:/KMam1ch0<> リアルタイムで見れるなんて・・・
支援!! <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:09:57.80 ID:WUBcXmaq0<>
ブーンの前に、料理の皿が置かれる。
小鍋が、グツグツと煮えて湯気を醸す。
素晴らしい芳香――――――食べている今もなお、さらに食欲を刺激する香り。
唾液が口の中に溜まる。胃液の分泌を感じる。
从 ゚∀从「ふー、こんなもんでいいだろ」
(*^ω^)「むぉお!これも美味そうだお!」
( ^ω^)「どれどれ・・・あむ」ズズ・・・モグ トロリ
(*;゜ω゜)「・・・おおおぉ!うっ・・・うまああああい!!」バクバクシャクシャク
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:10:26.09 ID:MN/ZPsbW0<> いつみても美味しそうな料理だ…
支援 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:12:34.87 ID:WUBcXmaq0<>
从 ゚∀从「ホントによく食う奴だなぁ、作り甲斐があるよ」
( ^ω^)「ハインさんの料理が美味しすぎるんですお!」ゴクゴクバクバク
从* ゚∀从「わるい気はしないね!」
( ^ω^)「はぐ、はぐはぐ!」
*(‘‘)*「ブーンにいちゃん、よくたべる!」
( ^ω^)「ヘリカルちゃん。ブーンはよく食べるお」
タカオカ亭で、ブーンは夢のような味わいを貪っていた。
飯時は込むので、人の少ない時間帯を選んで、やってきている。
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:14:57.03 ID:WUBcXmaq0<>
( ;^ω^)「こ、この小鍋の深い味わいは・・・ これはなんだお」
从 ゚∀从「そいつぁ、魚醤だね。魚を発酵させてつくる調味料さ」
( ;^ω^)「魚を、発酵・・・?そんなもの、聞いた事ないお!」
从 ゚∀从「こいつぁ、伝説のロトの勇者がこの地に来た際に、
その一行の一人が、伝えていったものなんだ」
从 ゚∀从「なんでも、勇者がもといた世界の、とある島国の調味料だってね」
从 ゚∀从「この村に伝わる、秘伝の味付けさ」
(*^ω^)「すごいお。わくわくするお」
*(‘‘)*「おとなのおはなし、つまんない!外で遊んでくる!」
从 ゚∀从「あい、いってきな。子供は、かぜのこだね」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:16:50.14 ID:WUBcXmaq0<>
ブーンは、ジョルジュと別れガライに帰ってからも、
修行の為に岩山の洞窟とガライの町の往復を続けていた。
しばらく、この町に滞在していた。
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:16:52.63 ID:Uc9yZ77o0<> 支援じゃ <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2011/01/14(金) 23:18:29.04 ID:7l9xELhL0<> まさかのいしる <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:18:55.96 ID:WUBcXmaq0<>
( ;^ω^)「がふ、がふ。ばく、ばく!」
从 ゚∀从「おいおい、アンタが食い終わるまで、なくなりゃしねえんだからさ。
もうちょっとゆっくり食べたらどうなんだい」
( ^ω^)「大丈夫でふお!あむ」ムシャムシャ
( ;^ω^)「もごご、あぐ・・・あふぉ・・・」ドンドン
从; ゚∀从「ほれ、言わんこっちゃない。――――ほれ、水だよ」
(つ;^ω^)「ゴキュゴキュん・・・ っぷはぁっ!」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2011/01/14(金) 23:20:59.67 ID:xM4bV1j60<> きてたかしえん <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:21:12.91 ID:WUBcXmaq0<>
(*^ω^)「・・・ふう。 幸せだお」ホクホク
从 ゚∀从「あったく、アンタは食う事しか頭にないのかねぇ」
从 ゚∀从「だから、そんなにふとっちょな体になっちまうんだよ・・・」
ハインは、ブーンの二の腕をフニフニと触る。
しかし、予想とは裏腹に、どっしりとした、重厚な固さを秘めているように感じた。
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:22:18.17 ID:WUBcXmaq0<>
ブーンの体は、確かに大きい。
だがしかし、それはよく見ると、ただの肥満では無い事が見て取れる。
絞られ、隆々とした筋肉。
皮膚には、いくつもの小さな傷。
ブーンはこの冒険の中で、鍛え上げられていた。
いくつもの危険を乗り越えて。
幾度となく、“死線”をくぐり抜けてきた、それは戦士の証明であった。
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:23:05.04 ID:7l9xELhL0<> 戦士というより力士に、そう神の戦士に <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:23:28.78 ID:Uc9yZ77o0<> 私怨 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2011/01/14(金) 23:23:34.17 ID:xM4bV1j60<> 支援 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:24:34.19 ID:WUBcXmaq0<>
( ^ω^)「かえってきて、ハインさんのご飯を食べるのが唯一の楽しみだお」
从* ゚∀从「へへへ。そうかい」
从 ゚∀从「おまえは、味がわかるやつだな!」
从 ゚∀从「・・・おまえ、冒険者より、料理人の方が向いてるんじゃないか?フフフ」
( ^ω^)「・・・・・・」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:26:22.27 ID:JybcC9k80<> まとめ見てきた
支援 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:27:39.71 ID:WUBcXmaq0<>
( ^ω^)「・・・ブーンも、本当は、料理人になりたかったんだお」
从 ゚∀从「んん?」
( ^ω^)「カーチャンの体が良くなったら・・・小さくても良いから、店をはじめて」
( ^ω^)「ラダトームで・・・ カーチャンと、食堂でもやるのが夢だったお」
从 ゚∀从「ふうん・・・ ブーンのおっかさんは・・・」
( ω )「・・・・・・」
从 ゚∀从「・・・そうかい・・・」
从 ゚∀从「・・・・・・」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:28:45.51 ID:Uc9yZ77o0<> むう <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:28:53.23 ID:WUBcXmaq0<>
从 ゚∀从「だったらさ。この店で働きなよ」
( ^ω^)「お・・・」
从 ゚∀从「ちょうど今なら、人手も足りないんだ。手伝ってくれたら、助かるよ」
从 ゚∀从「あんてったって、ここは村一番の繁盛店だからね」
( ^ω^)「ハインさんのお店を・・・?」
从 ゚∀从「ああ」
( ^ω^)「・・・・・・」
从 ゚∀从「忙しさに目を回して、すぐみんなやめちまうんだ」
从 ゚∀从「その点、アンタなら体力もあるしさ」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:30:18.55 ID:WUBcXmaq0<>
从 ゚∀从「わたしの店の味、継いでみないかい?」
( ^ω^)「ハインさん・・・」
( ^ω^)「・・・すごくありがたい話だお」
( ^ω^)「厚意は感謝するお・・・でも、」
从 ゚∀从「・・・わかってる、旅の途中だってんだろ?」
( ^ω^)「・・・そうだお」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:31:56.79 ID:WUBcXmaq0<>
( ^ω^)「ブーンは・・・ブーンには、やり遂げなきゃいけない事があるんだお」
( ^ω^)「竜王を、たおす。その為に、旅をする。結末がどうなろうと・・・」
( ^ω^)「ブーンの力限りの事を、するんだお」
( ^ω^)「そう、心に決めたんだお。友と誓ったんだお」
( ^ω^)「やめるわけには・・・いかないお」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:32:26.90 ID:Uc9yZ77o0<> しえんしえん <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:34:10.54 ID:WUBcXmaq0<>
( ^ω^)「だから今は・・・」
从 ゚∀从「あー、わかってるさ。いってみただけさ」
从 ゚∀从「本気じゃあ、いってないって」
从 ゚∀从「ロトの勇者さんも、おんなじ事いってたもんな」
从 ゚∀从「旅に、命をかける」
( ^ω^)「・・・・・・」
从 ゚∀从「アンタも、勇者さんも、同じ目をしてる」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2011/01/14(金) 23:34:50.13 ID:xM4bV1j60<> C <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:34:57.42 ID:WUBcXmaq0<>
从 ゚∀从「でもね、アンタを死なせたくない」
从 ゚∀从「ホントは、そんな命を捨てるような危ない旅にはでてほしくないんだ」
从 ゚∀从「アンタは、この町の人間にも好かれてるからね」
从 ゚∀从「それに、アンタは味がわかる。そういう人間と一緒に仕事がしたい」
从 ゚∀从「それに・・・」
从 ゚∀从「・・・・・・」
从 ゚∀从「だから、ちょっといってみただけなんだ」
( ^ω^)「・・・・・・」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:35:25.96 ID:Uc9yZ77o0<> しえしえ <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:35:51.60 ID:WUBcXmaq0<>
从 ゚∀从「だから、帰っておいで。いつでも」
从 ゚∀从「戦いに疲れ、休みたいときでも」
从 ゚∀从「竜王を倒し、全てを清算した後でも」
从 ゚∀从「まってるよ。アンタの従業員枠は、開けておくからさ」
从 ゚∀从「ここは、アンタの第二の故郷だよ」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2011/01/14(金) 23:36:26.00 ID:xM4bV1j60<> イイハナシダナー <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:37:11.13 ID:5bai70wm0<> この旅が終わったら俺…支援 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:37:41.65 ID:JybcC9k80<> ちょっとドラクエ1取り出してくる <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:37:58.81 ID:WUBcXmaq0<>
( ^ω^)
( ω )
( ω )「・・・ハインさん」
( ω )「ありがとう・・・ございますお」
从 ゚∀从「おいおい、よせよ。大の大人が」
从 ゚∀从「男だろ?」ニパパ
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:39:20.06 ID:WUBcXmaq0<>
目頭が、熱くなる。
ここまで、自分の身を案じてくれる人間等、ラダトームにもそうはいなかった。
自分は、その身一つで、旅をしている。
だが一人ではない。孤独ではない。
この人のためにも。
この人が暮らす、この世界のためにも。
ブーンは決意を新たにする。
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:40:41.92 ID:Uc9yZ77o0<> しえーーん <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:41:35.17 ID:WUBcXmaq0<>
( ω )
( ^ω^)「・・・かえってきますお。必ず」
从 ゚∀从「おう」
从 ゚∀从「かえってこい」
从 ゚∀从「いろんなとこまわって、いろんな料理見て勉強してきな」
从 ゚∀从「旅中に、新メニューの一つでも考案してくれると、ありがたいねえ」
( ^ω^)「wwwwww」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:42:57.92 ID:WUBcXmaq0<>
从 ゚∀从「・・・そういや、アンタ、ロトの勇者さんを情報を仕入れてたね」
( ^ω^)「お」
从 ゚∀从「だったら、もうひとつ行くべき場所があるよ」
( ^ω^)「それは、どこだお?」
从 ゚∀从「うん、それはね・・・」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:43:44.22 ID:Uc9yZ77o0<> 紫煙 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:44:19.06 ID:WUBcXmaq0<>
从 ゚∀从「この村には、ガライの墓があるんだ」
从 ゚∀从「村の、創立者のね」
从 ゚∀从「そこは、恐ろしい魔物もいて、ちょいと危険な場所だから封印してあるけど」
从 ゚∀从「勇者さんも、そこに立ち寄ったみたいだよ」
( ^ω^)「ほお」
从 ゚∀从「でも、いったとおり今は封印してあって、
そこを開ける方法を知る人も今は、この村にはいないんだ」
从 ゚∀从「何か方法をみつけたら、度胸があるならいってきてみたらいいんじゃない?」
( ^ω^)「なるほど。ありがとうだお」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2011/01/14(金) 23:45:24.62 ID:xM4bV1j60<> しえ <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:45:35.81 ID:WUBcXmaq0<>
ブーンは、店を出た。
( ^ω^)「・・・いい、腹心地だお」
*(‘‘)*「あ、ブーンにいちゃん!はやくりゅうおうたおして!」
( ^ω^)「ヘリカルちゃん、前見て走るんだお、転ぶお」
( ^ω^)「・・・まかせとけ、お!」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:46:32.04 ID:WUBcXmaq0<>
(´・_ゝ・`)「や、ブーンさん。こんにちは」
( ^ω^)「こんにちはですお」
(´・_ゝ・`)「今日は、魚河岸にいいイカがあがったんだ。あとで来たらいいよ」
( ^ω^)「ありがとうございますお、時間があればいきますお」
(´・_ゝ・`)「おお、じゃあね」
(´・_ゝ・`)「・・・あ、それとね、ブーンさん」
( ^ω^)「お?」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:47:48.07 ID:7l9xELhL0<> クラーゴンか <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:47:57.03 ID:Uc9yZ77o0<> C <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:48:10.44 ID:WUBcXmaq0<>
(´・_ゝ・`)「こんな話を聞いてるかい?」
(´・_ゝ・`)「現ラダトーム王・・・アルス16世の、愛娘の姫君が」
(´・_ゝ・`)「魔物に連れ去られたという話は聞いているよね」
( ^ω^)「ああ、知ってますお。それなら、ラダトームでは有名な話ですお」
(´・_ゝ・`)「うむ。そのさらわれた姫様なんだけどね」
(´・_ゝ・`)「その姫様を、連れ去っていった魔物をみた」
(´・_ゝ・`)「その飛び去っていく、方向を見たって奴が、この村にいるんだ」
( ^ω^)「へえ」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:49:42.61 ID:WUBcXmaq0<>
(´・_ゝ・`)「もし、ロトの勇者さんがこの話を聞いていればだけど、」
(´・_ゝ・`)「きっと助けにいったんじゃないかな。
だから、一応ブーンさんには伝えておこうと思ってね」
( ^ω^)「なるほど。ありがとうございますお。
その、魔物をみたという方は、どこにいるんですお?」
(´・_ゝ・`)「ああ、それは・・・ ・・・のあたりに住んでる・・・」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:50:34.43 ID:Uc9yZ77o0<> シエン <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:50:47.85 ID:WUBcXmaq0<>
ブーンは、この町の人間と、大分親しくなっていた。
名前を覚えられ、声をかけられるまでになっていた。
ブーンがロトの勇者を追っているというのは、村の人間に広く知られていた。
なので、村の人はブーンをみれば、自分の知るロトの情報を、
あいさつがわりに伝えてくれるのだった。
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:53:04.28 ID:WUBcXmaq0<>
(´・_ゝ・`)「・・・――なんです」
( ^ω^)「ありがとうございますお。ぜひ、向かってみますお」
(´・_ゝ・`)「ああ。じゃあね。洞窟にいくなら気をつけて」
(´・_ゝ・`)「・・・ブーンさん・・・なにか、あなたにはどうも期待してしまう」
(´・_ゝ・`)「わたしのようなものが大儀な事は言えないが・・・ どうか世界を」
( ^ω^)「わかってますお」
( ^ω^)「さようならだお!」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:54:54.44 ID:Uc9yZ77o0<> 支援だよ <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:55:06.16 ID:WUBcXmaq0<>
ブーンは、あの岩山の洞窟を、完全に制覇していた。
もはや、あそこで修行をする必要は無いだろう。
( ^ω^)「さて・・・次は、何から始めるか・・・」
( ^ω^)
( ^ω^)「・・・どんな危険がまってることやら」
( ^ω^)「でも」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:56:23.53 ID:WUBcXmaq0<>
自分は、やれる。
( ^ω^)「・・・なんとなく、」
( ^ω^)「そんな気がするお」
次は、どこに向かう。
( ^ω^)「次は・・・」
( ^ω^)「マイラかお」
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:57:27.30 ID:WUBcXmaq0<>
いけ。すすむのだ。私の後を継ぐ者よ。
( ^ω^)「・・・なーんて」
( ^ω^)「声が聞こえてくるようだお」
( ^ω^)「アンタの影を追ううちに・・・」
( ^ω^)「・・・ロトの勇者・・・“モナー”・・・」
( ^ω^)「アンタを――――――」
――――――超えてみせるお。
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:58:00.09 ID:Uc9yZ77o0<> しえん <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/14(金) 23:59:21.65 ID:WUBcXmaq0<>
次は何処に向かう。
次は、どんな運命が待ち受けているのか。
ブーンは、知る由もない。知るべくもない。
大丈夫。難しい事ではない。
ただその困難、逆境――――――未知の領域に、足を踏み入れるだけなのだ。
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2011/01/14(金) 23:59:34.71 ID:xM4bV1j60<> しえ <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/15(土) 00:01:50.40 ID:RIBAVhkz0<>
冒険に、身を投じるのだ、
いけ。いくのだブーン。
すべての人々の願いを。明日を。希望を取り戻す為に。
( ^ω^)
to be continue...!!
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/15(土) 00:01:54.84 ID:C1b5bxVr0<> シエン・モーラン <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/15(土) 00:02:46.33 ID:RIBAVhkz0<>
( ^ω^)ブーンの今のステータス
LV12
てつのおの
くさりかたびら
てつのたて
今回登場した敵
なし
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/15(土) 00:03:54.67 ID:alTq0riZ0<> 良い感じに強化されたな、乙 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/15(土) 00:05:25.85 ID:C1b5bxVr0<> 乙 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/15(土) 00:05:32.86 ID:ux1vWSIE0<> 乙乙 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/15(土) 00:10:25.07 ID:RIBAVhkz0<> 短いですが、以上で本日分の投下終了。ご支援、大変ありがとうございます。
で、これからの投下間隔なんですが・・・最低でも、週1は確実にキープしていきたいです。
というか、します。完結するまで。連載放棄も絶対しません。
毎週、金曜日には投下します。できれば、2話ごとの掲載にしたい。
週1以上のペースというのはありえるかもしれません。書いた分が、たまってきたら投下します。
金曜に以外にも、投下するかも、でも金曜は確実にします。
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2011/01/15(土) 00:11:55.70 ID:+TTsTDY70<> それくらいのペースでやるなら製作行ったほうがいいんじゃない? <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/15(土) 00:12:07.67 ID:RIBAVhkz0<> つーわけで、支援ありがとうございます。ではまた。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/15(土) 00:12:32.47 ID:o3Et24oM0<> おつおつ
週一投下嬉しい
茶碗蒸し食べつつ待ってる <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/15(土) 00:12:44.45 ID:ux1vWSIE0<> 1話ごとでもいいから無理せずに
乙でした <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/15(土) 00:12:57.30 ID:+/MQHVD80<> >>82
そういう気骨のある人って好きよ
乙 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2011/01/15(土) 00:13:05.66 ID:+TTsTDY70<> まあいいや、とりあえず乙 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2011/01/15(土) 00:15:21.62 ID:RIBAVhkz0<> >>83
んん、制作。まぁ、この板に貼付けてるほうが気楽。というか好き。
>>85
それもう腐ってますよ。
じゃ乙。
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2011/01/15(土) 00:16:42.66 ID:+TTsTDY70<> >>89
それでモチベが保てるんならお好きなように
乙 <>