( )雨が上がるまで騒がしいようです
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:11:09.12 ID:OF1/WNlN0
-
(´・ω・`)「雨かあ」
僕は自分の部屋から、閉まっている窓越しに外を見ながら呟いた。
しとしとと雨は降り続いている。いつ頃降りだしたのだろうか。
(´・ω・`)「これじゃあ洗濯物は干せそうにないな」
少し落胆した声をあげながらも、心の中では高揚感が芽生え始めていた。
- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:11:47.94 ID:evACqBFNO
- 以下 クソスレww www
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:13:05.19 ID:OF1/WNlN0
-
(´・ω・`)「たまには、雨の日に散歩するのもいいかな」
( )雨が上がるまで騒がしいようです
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:14:52.12 ID:OF1/WNlN0
-
黒い傘を持ち、家から抜け出す。
母さんには何も言わずに出てきたけど、別に大丈夫だろう。
(´・ω・`)「人いないよね、やっぱり」
僕の家の周りは田んぼと畑だらけで、天気のいい日でさえまったく人通りはなかった。
よほど、よほど雨が好きな人でなければ、雨の日に田舎を散歩するなんてことはないだろう。
(´・ω・`)「お……」
少し歩いて、僕は市内天然記念物に指定されている、とある沼についていた。
来るつもりはなかったけど、自然に足がこちらに向いていたらしい。
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:15:28.01 ID:evACqBFNO
- イェーイwwwwwwww
パチパチパチパチパチパチwwwwwww
ヒャフオオオオオオオオオオオオオwwww
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:16:42.30 ID:OF1/WNlN0
-
規模は小さいけど、天然記念物に指定されているだけのことはあって、
小さな休憩所のようなものが設けられている。
木でできたイスとテーブルに、背の高い柱四本に屋根を付けた簡単なものだ。
僕はそこで変なものを見つけた。
そこには、ちいさなちいさな、白くて丸っこい物があった。
イスの上に行儀よくちょこんと乗っている。
( )
卓球で使う白いピンポン玉にそれは似ているが硬質さはなさそうで、
何か柔らかいものでできているように感じられる。
なんでこんなものがここにあるのか気になった。
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:17:00.78 ID:evACqBFNO
- ( ^ω^)これは感動した!wwwwwwwwwwww
神作乙ですwwwww wwwwwwwww
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:18:33.37 ID:OF1/WNlN0
-
(´・ω・`)「なんだろう、これ」
僕は傘をとじてこの白いものの横に座り、じっと見つめてみた。
( )
(´・ω・`)
( )
(´・ω・`)
( )
(´゚ω゚`)
(; )そ
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:18:53.99 ID:evACqBFNO
- こいつ天才やな……
わいがこれほど感銘を受けるとはwwwwwwwwwww
ギエピーwwwwwwww w
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:20:32.12 ID:OF1/WNlN0
-
(´・ω・`)「うーん、わかんないなあ」
(; )
僕は一度顔をそらして、もう一度それを見た。
(´・ω・`)「雨にでも当たったのかな?」
さっきまで表面に水滴なんてついていなかったのに、今見たら少し濡れている。
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:20:36.10 ID:evACqBFNO
- 78 :名無しさん@明日があるさ:2009/07/22(水) 01:27:06 0 ID:?
http://www.youtube.com/watch?v=EgbsOuegXf8
おまえらこれをみるとどう思うの?
さすがにサラ金の方が厳しいんだよな??
79 :名無しさん@明日があるさ:2009/07 /22(水) 12:06:17 O ID:?
>>78
証券ならどこもこんなもんか、これ以上だと思うが…
81 :名無しさん@明日があるさ:2009/07 /22(水) 12:51:53 i ID:?
>>78
こんな言い方はされないけど、
基本は変わらんね
82 :名無しさん@明日があるさ:2009/07 /22(水) 13:12:08 O ID:?
>>78
ただループしてるだけじゃん。こんなの精神的には全然楽だろ
証券怖すぎだろ・・・
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:21:52.32 ID:OXZ9n/A7O
- 中々興味深いじゃないか
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:21:54.27 ID:QD8a0fxjO
- なんだろう気になる支援
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:22:19.51 ID:OF1/WNlN0
-
(´・ω・`)「……触ってみるか」
恐る恐るそれに手を伸ばす。
(´・ω・`)つ (; )
(´・ω・`)つ (; )
(´・ω・`)つ(; )
(´・ω・`)つ 三(; )サッ
(´・ω・`)つ (; )
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:22:24.01 ID:+hTXr3Ic0
- ふむ
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:22:25.69 ID:1kM7/K+Z0
- 設問 ()内を埋めよ
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:22:46.98 ID:evACqBFNO
- 素晴らしいギャグ小説wwwwwwwww
おれの心をくすぐるwwwwwwwww
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:23:36.15 ID:OXZ9n/A7O
- 続き待ち
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:24:04.45 ID:OF1/WNlN0
-
逃げた。
はっきり見た、この白くて丸っこい物は僕があと少しで触れようとしたところでとっさに避けた。
(´・ω・`)「なんなんだ、これ」
触れようとすると逃げる白いピンポン玉なんて、聞いてことがない。
僕はもう一度つかみ取ろうとした。
すると、
(; )「食べないで!」
(´゚ω゚`)そ「喋った!?」
(; )「その顔怖い!」
(´・ω・`)「ああ、ごめん」
思わず謝ってしまった。
それにしても、これは驚くべき事態だ。
僕は今なんと、白いピンポン玉のような物体と話すことに成功したらしい。
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:24:16.86 ID:evACqBFNO
- 腹いてぇwwwwww
久しぶりだわこんな面白いのみたのwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:24:55.54 ID:1r/AQViBO
- 自動支援機械があってラッキー
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:25:41.19 ID:evACqBFNO
- ワロタwwwwwwwwwwww
そこで登場とかwwwwwwwwwwww w wwww
急展開wwwwwwwww ww ww
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:25:58.84 ID:OF1/WNlN0
-
(; )「何よ、『白いピンポン球のような物体と話すことに成功したらしい』って!」
(´゚ω゚`)そ「聞こえてた!?」
(; )「その顔! ……もういいわ。心の声が聞くことができるのよ、私」
(´・ω・`)「なるほど、だからわかったんだね」
( )「まったく、失礼しちゃうわ。こんなかわいい女の子をピンポン玉呼ばわりなんて……」
(´・ω・`)
かわいい女の子?
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:26:09.76 ID:OXZ9n/A7O
- 支援
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:28:17.57 ID:OF1/WNlN0
-
僕には白いピンポン球にしか見えないけど、どうやら彼女は女らしい。
どの層に人気があるのだろう? ピンポン玉を愛でる会でもあるのだろうか。
( ゚д゚ )「このピンポン玉を見ていただきたい。素晴らしい丸みだろう」
( ^^ω)「さすがスリースターだホマ! でも、僕の持っているこの玉を見てもらいたいホマ」
(;゜3゜)「こ、この玉はなんて美しい……丸みの黄金律をこの目で見ているようだ!! 十万……いや、百万で譲ってくれ!」
( ^^ω)「恥を知るホマ。君の手の中にあるピンポン玉ちゃん……泣いているホマ」
(;3;)「あ、あああああああ!! 私はなんてひどいことを……ごめんよ、しずかちゃん」
こんなことを夜な夜な集まって会話しているに違いない。
うん、素晴らしい会じゃ
(; )「あるわけないでしょ! そんなものがあったらこの星を疑うわ」
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:28:22.54 ID:QD8a0fxjO
- 驚くと(´゚ω゚`)になるのかw
しかしこのピンポン玉が女の子だったとは意外だ支援
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:30:12.11 ID:OF1/WNlN0
-
(´・ω・`)「ヘェ、素晴らしいツッコミ力だ。僕のスカウターが1650ツッコミ力を計測したよ」
(; )「スカウターどこにあるの!? いや、その前に、地球人ってみんなこうなの!?」
彼女は気が動転しているようだ。
仕方ない、落ち着かせてあげよう。
(´・ω・`)「実は僕も宇宙人なんだ」
(; )「うそ!?」
(´・ω・`)「地球は宇宙にあるからね」
(; )「………」
(´゚ω゚`)テヘッ
(# )「………」
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:32:25.61 ID:OF1/WNlN0
-
(# )「馬鹿にするのもいい加減にしなさいよ!」
(´・ω・`)「ごめんよ。ところで、君はどんな星から来たんだい?」
(# )「教えない!」
(´・ω・`)
(´;ω;`)ブワッ
(; )そ
ああ、僕は嫌われてしまったようだ。
未知との遭遇者第一号として、持てる限り、あらん限りのウィットに富んだネタで応対したつもりだった。
それなのにこの結果だ。僕は地球人として、この大宇宙の一員としてこれからどうやって生きていけば
(; )「深く考え込みすぎだろ! 教えるわよ、教えればいいんでしょ!」
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:33:52.16 ID:I0yD/Mb70
- wkwktktk
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:35:10.42 ID:OF1/WNlN0
-
(´・ω・`)「うわ〜、やっさしい」
(; )「いちいちむかつくわね……。私はV1星からやってきたV1星人よ」
どうやら、彼女はV1(ヴイイチ)星という星からやってきたらしい。
いったい、どんな目的を持って地球にやってきたのだろう?
まさか男漁り……?
(; )「違う違う違う! いくら星の名前がビッチに似てるからって、それはないわ!」
(´・ω・`)「ビッチだなんて僕は言ってないよ」
(; )「あ……うう」
まったくかわいい宇宙人め。
(* )「か、かわいいだなんて……///」
分かりやすい宇宙人だな。
(# )「なんですって!」
(´・ω・`)「そういうところが」
(; )「あっ」
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:37:09.97 ID:OF1/WNlN0
-
そんなこんなで宇宙人とコンタクトをとっていたら、雨音と共に足音が聞こえてきた。
('A`)「よおショボン」
(ヽ゚ω゚)ハァ、ハァ クワセロオ
(´・ω・`)「あ、ドクオと……どなた?」
そこにいたのは友達のドクオと、誰だかわからないが目をギョロっと飛び出させ、頬が痩せこけている男がそこにいた。
('A`)「ああ、ブーンだよ」
(; )「あの人、食べ物のことしか考えてない……」
(;'A`)「うおっ、なんだそのピンポン玉」
(; )「またピンポン玉って……まあ、あなたは一番まともそうね、この中では」
('A`)「ま、まあな」
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:40:47.54 ID:OF1/WNlN0
-
(*'∀`)(うーん、ピンポン玉と勘違いしたけど、声を聞く限りには美少女なんだろうな。
今はこんな球体になっているけれど、家に一緒に連れて行って愛情を注ぎながら交流を深めていけば
きっと人間体に戻って『ありがとう、実は私ドクオのこと……』ってなってそれから俺は脱童貞。
そしてなぜか二人で一緒に悪の宇宙人を倒すことになって、それから……ふひひひひwwww
やべえ、この先の展開を考えただけでよだれがでてきちまうwwwwwwwww)
(´・ω・`)「ブーン、この白いのなんだと思う?」
(ヽ゚ω゚)オ、オマンジュウ? オマンジュウウウウウウ!!!!
(; )「だめだ!! この人たちだめだわ!!」
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:45:25.09 ID:OF1/WNlN0
- (´・ω・`)「この中で一番まともなのは僕だと思うよ」
(; )「……そうみたいね」
('A`)「えっ、さっき俺がまともって」
(´・ω・`)「このホワイトボール星人、人の心が読めるんだってさ」
('A`)「えっ」
(; )「………」
(*'A`)「……えっち」
(; )そ
(´・ω・`)「ブーン、ほらほら」
(; )「きゃっ、やめて!」
(ヽ゚ω゚)ウオオオオオオオ!!!!!
(; )「やめてっ! 食べられちゃう!」
(*'A`)「食べられちゃうだなんて……ハァハァ」
(´・ω・`)「はいおあずけー」
(; )(私、ここにいたら死ぬ……!)
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:48:24.33 ID:OF1/WNlN0
-
(´・ω・`)「まあまあ、死にはしないさ」
(; )「心を読んだ!?」
(´・ω・`)「なんとなくさ。ところで、食べられる食べられるってそんなに怖がってるけどさ」
(; )「うん……」
(ヽ゚ω゚)ハァハァ
(*'A`)ハァハァ ウッ
(; )(視線が怖い……)
(´・ω・`)「食べられかけたのかい?」
(; )(今まさにそうだけど……)
(´・ω・`)「いや、前にさ」
(; )(また読まれた……)
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:50:18.01 ID:OF1/WNlN0
-
(; )「実はね、最初地球は未開の惑星だから食べられる恐れがあるって聞いてたから……」
(#´・ω・`)「なんて失敬な!!」
(#'A`)「そうだそうだ、馬鹿にするのもいい加減にしろ!!」
(; )「うう、ごめ……」
(ヽ゚ω゚)ハァハァ
(; )「あれは……?」
(´・ω・`)「ねえドクオ、雨やまないねえ」
('A`)「ほんとになあ、困った困った」
(ヽ゚ω゚)クルァァァァ
(; )(怖い……)
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:52:18.55 ID:OF1/WNlN0
-
そのころブーンの家の前
ぴんぽーん
J( 'ー`)し『はい、内藤ですが』
ξ;゚听)ξ「あ、おばさん! ツンですけど、ブーン君いますか?」
J( 'ー`)し『あら、ツンちゃん。ブーンは今ドクオ君と一緒に散歩に行ってますよ』
ξ;゚听)ξ「さ、散歩!? 柄にも合わないことを……どこに行ったかわかりますか?」
( ^ω^)『にーちゃんとドクオさんは沼のほうに歩いて行ったお!』
ξ;゚听)ξ「沼……沼ね! ありがとうホライズン君!」
(;^ω^)『あ、ツンねーちゃん!! ……行っちまったお』
J( 'ー`)し『雨が降ってるっていうのに、お熱いわねえ』
ξ;゚听)ξ(ブーン……)
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:54:14.62 ID:OF1/WNlN0
-
(´・ω・`)「ところで、ブーンはなんでそんなことになってるの?」
( )「食欲に取り込まれてるわよ、その人」
(ヽ゚ω゚)カレー オニギリ オマンジュウ アラマキ
('A`)「ああ、実はさ」
从 ゚∀从「おうお前ら、こんなとこで何やってんだ?」
(; )「また増えた……」
('A`)「おおハイン。おまえこそなんでこんなところに」
从 ゚∀从「いや、ちょっと用事があった帰りでな。……なんだその白くて丸っこいのは」
(´・ω・`)「ああ、これはビッチ星人さ」
从 ゚∀从「なかなか挑発的な名前だな」
(; )「V1星人よ! わざと間違えないで!」
('A`)「まあかくかくしかじかうっしっしってわけよ」
从 ゚∀从「へぇ……宇宙人か。信じられねえな」
( )(あ、赤と黄色と緑色の髪の毛だけど、意外にまともだこの人)
- 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:56:35.47 ID:OF1/WNlN0
-
从 ゚∀从「そのV1星人さんが何の用なんだ? 未開の惑星とか言うなら、わざわざ来る必要もないだろ」
( )「うーん、まあそうなんだけどね。帰れるならさっさと帰りたいわよ、そこの三人怖いしね」
('A`)「おまえら怖がられてるぞ」
(´・ω・`)「特にハインは髪の色が挑戦的だからね」
(ヽ゚ω゚)ソバ ウドン パスタ スシ
(; )(あなたたちのことなんだけど……)
从 ゚∀从「何か帰れない理由でもあるのか?」
( )「ええ、この雨がやまないと宇宙空間に出られないのよ」
(´゚ω゚`)(゚A゚)「な、なんだってーーーーー!!!」
(# )「やかましい!!!」
( ・∀・)「さっきから騒ぎすぎだよ君たち」
( ∵)
(`・ω・´)「もう少し控えてもらいたいものだな」
( )
(; )(三人増えた……)
- 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:56:52.44 ID:QITC0hIy0
- ……誰だこの弟
西川ホライズン?
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 21:57:28.82 ID:I0yD/Mb70
- キャラ増えてくwww
- 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:01:12.20 ID:OF1/WNlN0
-
久しぶりの僕だ。そろそろ話を整理しよう。
つまり、オ・マンジュウ星人である彼女は何らかの理由でこの星に来てしまった。
そして、雨がやまないと宇宙空間に出られないらしい。
オオウ、産業でまとまっちゃったよ! もうちょっと大規模でカッチョイイ話なら良かったのに!
(; )「聞こえてるのわかっててわざとそう思ってるでしょ」
(´・ω・`)「あたぼうよ」
从 ゚∀从「つまりだな、かくかくしかじかしかくいむーぶがうっしっしってことだよ」
( ・∀・)「なんと!」
( ∵)(そんな!)
(`・ω・´)「ことが!」
( <●><●>)「あったのはわかってます」
( <●><●>) (`・ω・´)(∵ )(・∀・ )
( <^><^>)b d(`^ω^´)d(∵^)d(^∀^ )
(; )「一人言葉を発してないのによくわかったわね、あなたたち」
( ∵)(それが男の友情ってやつさ)
(; )「ああ……」
- 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:03:27.19 ID:OF1/WNlN0
-
ξ;゚听)ξ「ブーン!!」
(ヽ゚ω゚)!?
(´・ω・`)「ああ、ツン。どうしてブーンがこんなことになってるか知ってるかい?」
ξ;凵G)ξ「わたしの、わたしのせいなのよ……」
( )(あの人の心、ブーンって人に対する悲しみと悔みの言葉でいっぱいだわ)
( )(どんなことがあったんだろう……)
( ・∀・)「よーし、しりとりでもしようじゃないか」
从 ゚∀从「じゃあモララーからってことで、『か』か。かみそり」
(`・ω・´)「り、りんご」
('A`)「ご、ゴリラ・ゴリラ」
( <●><●>)「ら、ラー油」
( ∵)(ゆ、ユリ)
( ・∀・)「り、か。りんご」
从 ゚∀从「ゴリラ・ゴリラ」
(; )(つっこんじゃだめ、あの人たちにつっこんじゃ)
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:06:19.03 ID:OF1/WNlN0
-
ξ;凵G)ξ「実はね……」
ツンの回想、説明
( ^ ω ^ )「ぶひひwwwww今日のお昼は牛丼十人前だお! ツンも一緒に食べるお!」
ξ * ゚ 凵@゚ )ξ「いっぱい食べる男の人って素敵! 抱いて!」
そんな感じで二年間、わたしとブーンはありとあらゆる物を食べて行ったわ。
当然、わたしたちの肉体はひどくやばいものへと変貌していったわ……脂肪という悪魔のせいでね。
それからわたしはこのままではいけない!と感じ、さまざまなダイエットを試みたわ。
- 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:08:11.47 ID:OF1/WNlN0
-
ξ゚听)ξ「そしてなんやかんやあって200キロあった体重を、45キロにまで減らしたわ」
(; )(そこ飛ばすんだ)
ξ;凵G)ξ「わたしに効果抜群だったダイエットをブーンにやらせたら、こんなことに……」
(´・ω・`)「なんてダイエットなんだい?」
ξ゚听)ξ「黒魔術式ダイエットよ。呪いをかけて一週間水以外飲み食いできなくなるの」
(; )(なんという鬼畜仕様)
ξ゚听)ξ「鬼畜じゃないわ。愛するがゆえよ」
ξ;凵G)ξ「それがこんなにやつれて……ううう」
(; )(………)
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:11:18.90 ID:OF1/WNlN0
-
('A`)「そこで、俺が気分転換のために外に連れ出したらここに着いたってわけ」
(´・ω・`)「へえ、粋な計らいをするねえ」
(*'A`)「だろ?」
(; )「あれ、しりとりは?」
('A`)「ああ、ハインの負けだ」
(; )「あのループで負けたの!?」
(´・ω・`)「しかしどうしようか、白魔道士を呼ばないとブーンはこのままなんだろ?」
(; )「魔法使える人なんているんだ……」
川 ゚ -゚) 「ああ」
ξ゚听)ξ「クー、あなた白魔道士だったの?」
川 ゚ -゚) 「君が三歳の時に死んでしまったのをよみがえらせたのは私だ」
ξ゚听)ξ「あら。たしかに、そんなこともあったわね」
(; )(淡々としすぎ……。その前にどっからやってきたのよ……)
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:13:41.62 ID:OF1/WNlN0
-
(ヽ゚ω゚)コオロギ ワカメ ウミウシ
(´・ω・`)「まずいね、ブーンの食べたがっている物のレートがどんどん下がってきてる」
ξ;凵G)ξ「それだけ切迫してるのよ、かわいそうに……」
(; )(ほんとかわいそうに)
川 ゚ -゚) 「よし、任せろ」
そういうとクーは髪の毛に結んでいる杖を取り出して、なにやらぶつぶつと呟き始めた。
('A`)「でるぜ、クーお得意の白魔法が……」
( <●><●>)「フッ……久しぶりですね」
(`・ω・´)「この場にいられてラッキーだったな」
( ∵)(ふふっ)
从 ゚∀从「さあ、クー。やってくれよ」
( ・∀・)「君の魔法で、奇跡を起こしてくれ」
(; )(顔見せにやってきたんだな、この人たち)
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:16:24.40 ID:OF1/WNlN0
-
川 ゚ -゚) 「ふう、これでもう大丈夫だ」
( )「……? どこもかわっていないようだけど」
川;゚ -゚)「白いまんじゅうが喋った!?」
(; )「遅っ!! 私バンバン喋ってたよね!? というか、あなた私の問いかけに反応してたじゃない!」
('A`)「クーはこういうやつなんだ」
( <●><●>)「だから」
(`・ω・´)「勘弁して」
( ・∀・)「やれよ」
从 ゚∀从「な?」
(´∵)コクン
(; )「あなたたちもうどうでもいいんでしょ? どんどん投げやりになってきてるわよ」
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:18:57.65 ID:OF1/WNlN0
-
( ^ω^)「お……?」
ξ;凵G)ξ「ブーン! こんなにふっくらして、もとに戻ったのね!」
( ^ ω^)「おお、ツン」
( ^ ω^ )「どうやらもとに」
( ^ ω ^ )「戻った」
( ^ ω ^ )「らひいお」
(; )「戻ってない戻ってない!! 私あなたの本当の姿は知らないけど絶対それ違うでしょ!?」
- 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:21:21.75 ID:OF1/WNlN0
-
川 ゚ -゚) 「対抗呪文をかけたせいでこうなったんだ。じきにもとに戻るさ」
(´・ω・`)「もとからこんなじゃなかったけ?」
川 ゚ -゚) 「そうか?」
(´・ω・`)「うん」
(; )「そうなんだ……予想以上ね」
(´・ω・`)「どうやら君の星の常識と僕らの星の常識は大きく違うみたいだね」
(; )(地球の常識って計り知れないのね……)
川 ゚ -゚) 「ところでそこのツッコミ星人」
(; )「その呼び方は……まあいいわ。どうしたの?」
川 ゚ -゚) 「もう雨はやんでいるぞ」
- 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:23:54.91 ID:OF1/WNlN0
-
(; )「あ、え?」
川 ゚ -゚) 「雨がやまないと、星に帰れないんだろう?」
(; )「そうだけど……なんであなたはそのことを知ってるの?」
川 ゚ -゚) 「なんとなくだ」
(´・ω・`)「そろそろマンネリ化してきたね、この流れ」
(; )「あなたがそれを言うのね」
( ^ ω ^ )「あめぐぁあぐぁっふぇるのふぁ。じゃあぶぉくはくぉれでくぁえるお」
ブーンは周りの地面を陥没させながら、この場を去って行った。
ξ*゚听)ξ「あ、じゃあわたしも一緒に帰るわ」
ツンはブーンの後を急いで追いかけて行った。
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:26:30.74 ID:OF1/WNlN0
-
('A`)「じゃあ俺も帰るかな」
('A`)(白まんじゅう星人の声は録音したし、これをおかずにしよう)
( <●><●>)「じゃあ、わたしも」
( <●><●>)(家がどこにあるのかわかりませんが)
(`・ω・´)「おお、俺も帰るとするか」
(`・ω・´)(やはりクーは白魔道士として厄介な存在だ。あとで組織の者に相談しなければ)
( ∵)(俺は心の声しかでないぜ!)
从 ゚∀从「まあ、問題は解決したようだしな」
从 ゚∀从(俺何のためにいたのかわからねえ)
( ・∀・)「そうしようか。そろそろドラえもんの時間だしね」
( ・∀・)(僕一番存在感無かったな)
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:28:55.51 ID:OF1/WNlN0
-
みんな帰って行った。
思えば、雨が降っているのに人があんなに集まっていたことがおかしかったのだ。
川 ゚ -゚) 「さて、わたしも行くとするかな」
(´・ω・`)「じゃあね、クー」
川 ゚ -゚) 「またな」
クーも帰った。
初めてここに来たように、僕はつるつる美肌白星人と二人きりになった。
( )「もうつっこむ気力はないわよ」
(´・ω・`)「それは残念だ」
- 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:30:59.31 ID:OF1/WNlN0
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(; )「それにしても、みんなとても個性的だったわね」
V1星人は心底呆れたように呟いた。
(´・ω・`)「でも、楽しかったでしょ?」
( )「うーん」
( )「たしかに、ね」
( )「ずっと雨がやむまでここで待って、すぐに帰ろうかと思ってたから」
(´・ω・`)「いい土産話ができたじゃないか」
( )「いいかどうかはわからないけど、話のネタはできたわね」
- 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:31:19.14 ID:I0yD/Mb70
- 色々カオスww
- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:33:14.31 ID:OF1/WNlN0
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(´・ω・`)「そろそろ行くのかい?」
( )「うん。みんなも心配してるだろうしね」
(´・ω・`)「そうか。V1星の人に、よろしく言っておいてね。
あと地球人はめったに人を食べないってことも」
( )「ええ、伝えておくわ。また会えるといいわね」
そう言いながら、彼女の体は空中へ徐々に浮かび上がってくる。
( )「じゃあ、さようなら」
(´・ω・`)「うん、また今度」
( )「あ……また今度」
- 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:35:02.87 ID:OF1/WNlN0
-
そして彼女はどんどん上昇していき、やがて見えなくなった。
(´・ω・`)「………」
僕は少しのさみしさを覚えたが、彼女はまた今度と言ってくれた。
(´・ω・`)「ま、合わせただけかもしれないけどね」
僕も家に帰ろう。
そして、また小雨の降る日に散歩でもしてみようか。
もしかしたら、そこでまた新しい出会いが待っているのかもしれないから。
おわり
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:36:47.13 ID:I0yD/Mb70
- 乙、面白かった
最後のあっさり感もいいな
- 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:38:08.26 ID:OF1/WNlN0
- 以上で終わりです。
gdgdでしたが、読んでくれた方、支援してくれた方、ありがとうございました。
- 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 22:49:30.85 ID:DcL5eLmrO
- お疲れ
たまにはこういうのもいいかな
拳王っぽい煽りもいたけど
- 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 23:05:27.55 ID:T6PGO6Lk0
- 面白かったんじゃないかな
ほのぼのギャグといったかんじで
顔なしのAAが斬新だった、乙
- 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/21(木) 23:48:49.86 ID:/tXl4fSC0
- つまんね
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