( ^ω^)は落ちこぼれのようです
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:28:06.02 ID:+u+l9K4X0
- 迷走中
- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:28:36.02 ID:OA796oRW0
- なんだ終了か
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:29:22.25 ID:+whwFUCHO
- お。きたきた
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:30:28.79 ID:z/rnbIeh0
- うおおおおお!
2ゲトー!!
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:31:21.75 ID:z/rnbIeh0
- チクショー
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:32:05.67 ID:z/rnbIeh0
- 支援!
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:33:05.27 ID:vcu2sAZmQ
- >>4-5
ワロタwww
落ちこぼれ来たかこの絶倫めっ!wktk
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:33:22.70 ID:z/rnbIeh0
- おいおい作者はまだかよ
ひょっとしてニセモニュだったんじゃないだろうな?
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:34:11.12 ID:z/rnbIeh0
- まだかよ…
なにやってんだ…
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:35:05.81 ID:z/rnbIeh0
- もう帰る!ぷんぷん!
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:37:36.69 ID:vcu2sAZmQ
- まあ迷走中らしいからもうちょっと待ってやれ
- 12 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 20:37:41.89 ID:tZN3ikjpO
- >>1
おつです
リアルタイムの反応で、文体変えたりしまくってたら非常に迷走した第一章ですが今回で終わらせて、この文体で書いて行きます。
天才的な中二病なんて書けなかったんや!
http://boonsoldier.web.fc2.com/otikobore.htm
まとめはブーン芸さん
- 13 名前:すいません遅れました ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 20:38:34.47 ID:tZN3ikjpO
- おそるおそると言った表情で、ツンが覗いてた。
案の定、この事態に付いて来れていない。
大丈夫。僕もそうだ。
慣れていても、この暴虐の限りを尽くす女王に、付いて行く事など出来はしないのだ。
恐らく騎士団が到着するのは、もう少しあとの事になるだろう。
相変わらずの暴走癖を発揮して、神官連にどやされるのは僕だと言うのに……。
少しは、一国の主たる自覚を持って貰いたい。
−−ブーン・ホライズン−−
貴族の落ちこぼれとして生まれなければ、この美しき女王に振り回される事は無かったのに……。
( ^ω^)は落ちこぼれのようです。
第一章完結編
第五話後編
「序章の終わり」
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:38:39.02 ID:z/rnbIeh0
- キター!!!
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:39:34.92 ID:z/rnbIeh0
- 支援
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:41:22.90 ID:z/rnbIeh0
- ふふ、最後に投下に立ち会えて幸せだったぜ…
あばよ…
- 17 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 20:43:04.78 ID:tZN3ikjpO
- 僕は先程からクーが開けた大穴の縁で、様子を伺うツンを呼んだ。
( ^ω^)「ツンとりあえず、こっち来るお」
ξ゚听)ξ「……」
ツンは無言で縁から飛び出し、穴の中に着地すると訝しがった目を陛下に向ける。
( ;^ω^)「あんま警戒すんなお。 一応味方だお」
川#゚ -゚)「一応とはなんだ! 一応とは!」
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:44:50.44 ID:AczrEvEY0
- お前また来たの?
ブーン系ジャンキーだな
wkwk支援
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:46:18.78 ID:AczrEvEY0
- 女王さまクーにゃんはぁはぁ
萌え豚といわれても、いい
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:47:14.89 ID:Thb5aFif0
- おお連日とは
支援す
- 21 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 20:47:42.05 ID:tZN3ikjpO
- 僕は陛下を無視し、ツンの近くに駆け寄る。
陛下の視線が痛い。
( ^ω^)「まぁいろいろ説明しなきゃいけないから、ツンは兵士達に、騎士団が来るから抵抗は無駄だと伝えてくれるかお?」
ξ゚听)ξ「まぁ良いけど……てか随分元気ね。あんた」
ツンは困惑したままの様だが、場の平定に協力してくれるようだ。
( ^ω^)「回復術のおかげだお。
とりあえず下手に兵が抵抗しても、無駄に血が流れるだけだから頼むお!」
僕はそして陛下の方を向こうとするが、袖を掴まれる感触に首だけ後ろへ向ける。
( ^ω^)「なんだお?」
ξ゚听)ξ「あの人何ものよ?」
( ^ω^)「……あれが、この国の王様って言ったら信じるかお?」
ξ゚ー゚)ξ「馬鹿じゃない?」
( ^ω^)「……」
僕は無言で頷く。
ξ;゚听)ξ「えっ……」
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:50:28.45 ID:AczrEvEY0
- クーにゃん
- 23 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 20:51:24.52 ID:tZN3ikjpO
- 僕はそのまま陛下の元に戻った。
ツンは苦笑いを浮かべたまま固まっていた。
ツン。済まない。現実を受け入れて強く生きてくれ。
川 ゚ -゚)「へたれが色気づいたか?」
僕が来ると陛下は憮然とした態度で、こう言い放つ。
( ^ω^)「んなこっちゃねーよ」
川 ゚ -゚)「私に連絡もせずに、女に現を抜かして居たのでは無いだろうな?」
( ^ω^)「お前が出て来ると、派手にやり過ぎて魔族に逃げられる心配があるんだお」
川 ゚ー゚)「ほう? それで結果は?」
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:51:45.60 ID:AczrEvEY0
- ( ^ω^)ペロペロ
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:53:12.10 ID:AczrEvEY0
- クーにゃん
ペロペロ
- 26 名前:>>18とりあえず早く下地は作りたくて ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 20:54:36.56 ID:tZN3ikjpO
-
多分知ってて聞いているんだろうが、答は返さねばならないだろう。
( ;^ω^)「黒幕の魔族は死亡。
ある程度事情を知る領主も死んだお」
川 ゚ー゚)「そうか」
( ^ω^)「だおだお」
一瞬の間が開く−−
−−そして、
川#゚∀゚)「おめぇも大して変わんねーだろがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
( #゚ω゚)「死に掛けたんだから仕方ないだろが!」
お互いの、プライドを掛けた舌戦が始まった。
その後、醜い言い争いは騎士団の到着により、一時休戦となるまで続いたのだった−−
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:54:43.88 ID:AczrEvEY0
- あのぅ…
俺のクーにゃんペロペロ支援ばかりが目立って恥ずかしいです…
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:56:16.77 ID:AczrEvEY0
- クーにゃん
クールを保って
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 20:57:26.12 ID:2+T3jornO
- クーがクールじゃないw
しかしハイペースな投下だな嬉しいけど支援
- 30 名前:川 ゚ -゚)ひざまずいて脚をお舐め ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 20:58:48.98 ID:tZN3ikjpO
- −−移動魔術で現れた精鋭500の騎士達は、無抵抗のアサピー子飼いの兵達を纏めあげると、演習場の隅に固める。
鉄柵で周囲を囲い、一時的な収容所を作るまでに30分も掛からずにやって除けた。
( ^ω^)(優秀だおね〜)
手持ち無沙汰の僕は呑気な感想を思いながら、ツンの横でクーが騎士団の長との話しが終わるのを待っていた。
ξ゚听)ξ「ありがと」
ツンがこちらを見ずに、不意に呟いた。
( ^ω^)「何が?」
僕も騎士達の姿を眺めつつ、答える。
ξ゚听)ξ「いろいろ助けてくれてさ」
( -ω-)「気にすんなおー」
僕は目を閉じ、手をひらひらさせ何でもない様に振る舞う。
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:00:19.36 ID:ti0HZG170
- >>30
( ^ω^)ペロペロ
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:01:03.61 ID:3b/gubFo0
- >>30
ペロペロ
- 33 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:01:24.78 ID:tZN3ikjpO
- ξ゚听)ξ「でもお腹二回も貫いちゃったり、アサピー様……いえ、アサピーに翻弄されて襲い掛かったりしちゃったしさ」
( ^ω^)「まぁ、首謀者二人は死亡したけど、皆生きてるお! 何も問題なし! 違うかお?」
ξ゚ー゚)ξ「まぁそうね! ありがと。
ねぇ……ブーン?」
( ^ω^)「なんだお?」
ξ゚ー゚)ξ「暇だったら、少し話しを聞いてくれない?」
( ^ω^)「まぁ、陛下の話しも、終わりそうに無いからお〜別に良いお?」
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:02:23.73 ID:nmXcZNgyO
- クーにゃんカワイイ
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:02:36.16 ID:3b/gubFo0
- 移動魔術便利ね
- 36 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:03:38.26 ID:tZN3ikjpO
- 実際陛下が騎士団長にこっぴどく怒られている処で、こうなると陛下が言い返し初めてしまう。
終わりは当分先になることだろう。
ξ゚ー゚)ξ「しかしあの人、凄いねぇ行動力あるし、綺麗だし」
( ^ω^)「ああゆうのをじゃじゃ馬って言うんだお」
内心、ツンも相当だと思うが敢えて黙る。
ξ^竸)ξ「はは! 不敬罪で捕まっても、知らないわよw」
( ^ω^)「それなら本望だおwww でも正直あんな王族は中々いねーお」
ξ゚听)ξ「ふーん。
さっきも敬語とか使って無かったし、仲良いの?」
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:03:49.67 ID:3b/gubFo0
- クーにゃん ペロペロ
- 38 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:06:32.28 ID:tZN3ikjpO
- ( ^ω^)「幼なじみだお。
もう16年振り回されてるんだお」
ξ゚听)ξ「良いなぁー、私10歳ぐらい迄の記憶が凄い曖昧なんだ」
( ^ω^)「どういう事だお?」
ツンは目を閉じ、記憶の蓋を開ける様にぽつり、ぽつりと喋りだす。
ξ--)ξ「小さい頃の記憶はあるの、凄い綺麗なお城に住んでた」
( ^ω^)「この城じゃないのかお?」
ξ゚听)ξ「違うわよ。もっと大きなお城」
( ^ω^)「それで?」
ξ゚听)ξ「一応、お父さんは偉い人だった見たいでも−−」
( ^ω^)「でも?」
ξ゚听)ξ「急に、城から逃げなくちゃならなくなってね?」
- 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:06:34.29 ID:3b/gubFo0
- クーにゃん
- 40 名前:速報ξ゚听)ξにゃんタイム入ります ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:09:05.65 ID:tZN3ikjpO
- ( ^ω^)「何があったのかは解らないのかお?」
ξ゚听)ξ「全然わかんない。
そしていろいろな所を誰かと旅してたら、いつの間にかここの街に住んでた」
( ^ω^)「誰かって誰なんだお?」
ξ゚听)ξ「わっかんない。
曖昧だって言ったでしょ?」
( ^ω^)「まぁ確かにそうだおね」
ξ゚听)ξ「そして気付いたら、その誰かも居なくなってた」
( ^ω^)「ほんと訳解らんお……」
ξ゚听)ξ「でしょ? それで記憶がはっきりしてる一番旧い部分で、私はアサピーと出会ったのよ」
( ^ω^)「何があったんだお?」
ξ゚听)ξ「少し長くなるかなぁ……まだ大丈夫?」
- 41 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:11:41.78 ID:tZN3ikjpO
- 陛下を確認する。
とうとう、白熱して騎士団長に殴り掛かっている所だ。
団長さん頑張れ。
( ^ω^)「問題ないお」
僕は、ツンに話しを促す。
ξ;゚听)ξ「あれ無視して良いの?」
( ^ω^)「巻き添え喰らったら、今の僕じゃ五秒も持たないし……。
まぁ気にせず話せば良いお」
そう言って僕は地べたに座り込む。
ξ;゚听)ξ「解ったわ……」
そしてツンも座る。
僕はクーの拳が団長の、腹部にめり込むのを見ながらツンの昔話を聞き始めた。
- 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:12:45.37 ID:01euSBJ70
- ツンにゃん
クンカクンカ
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:14:16.46 ID:01euSBJ70
- ワイルドなクーにゃん
ペロペロ
- 44 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:14:54.94 ID:tZN3ikjpO
- −−私が私としての、はっきりした記憶があるのは、五年ぐらい前からだった。
それまでの記憶は断片的で、酷く霞み掛かっている。
生まれた土地をしらず、親の顔も曖昧になっていた。
そして鮮明な記憶は、雨降る夜のこの街を逃げ回る所から始まった。
ξ )ξ「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ……」
私は逃げていた。
−−何から?
解らない。
−−何故?
解らない。
−−どこへ?
解らない。
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:15:18.56 ID:nmXcZNgyO
- このクーにゃん一番好きかもしれない
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:15:44.29 ID:01euSBJ70
- ツンにゃん
クンカクンカ
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:17:16.59 ID:01euSBJ70
- ツンにゃんを
追っかけたい
クンカクンカ
- 48 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:18:47.03 ID:tZN3ikjpO
- ただ路地裏を使い、追っ手を撒ける事を願いながら、ひたすら宛もなく走り続けていた。
手には黒い大きな剣。
雨で湿った質素な服には、所々赤い染みが付着していた。
剣を手放せばもっと速く逃げれるだろうが、追っ手の怒号が聞こえる中で、武器を手放す勇気は私には無かった。
ξ;;)ξ「はぁはぁ……えっぐっ」
私は走りながら、涙を流す。
ざぁざぁと降る大雨で涙は水滴と混ざるが、身体に当たる雨の雫と違い私の頬を伝う水滴は生温い。
私が何をしたと言うのだろうか。
追われる覚えのない私の小さな身体は、雨の寒さだけでは無い、何かによって震えていた。
私は小脇の道を右に左に、怒声から遠ざかる様に走っていたが、急に嫌な気配を感じて心臓がぴくりと跳ねた。
- 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:19:00.93 ID:01euSBJ70
- モフモフ
ツンにゃんモフモフ
- 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:20:24.89 ID:01euSBJ70
- ツンにゃん
がんばって
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:21:37.13 ID:01euSBJ70
- ツンにゃん
- 52 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:22:10.15 ID:tZN3ikjpO
- 耳を澄ませ、声の出所を探る。
ξ--)ξ(後ろの数が減ってる……)
私の背筋に蛞蝓が這う様な、悪寒が走った。
家屋を挟んだ右や左から、怒声や足音がかしゃりかしゃりと聞こえるのだ。
真っ直ぐ進めば、出くわす事は無いのだが、その内、街の防壁にぶつかる。
そうなれば、一貫の終わりなのだ。
防壁をよじ登りでもしない限り、逃げ場がない。
私は選択しなければならないらしい。
次にぶつかる大通りでどちらかに曲がり、出くわすであろう追っ手を振り切るか、今の道を戻り少なくなった追っ手を突き抜けるかだ。
現実的には前者だろう。
- 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:23:17.55 ID:YccNmVOa0
- ツンにゃあああん
- 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:24:37.58 ID:YccNmVOa0
- ツンにゃあああん
- 55 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:24:47.75 ID:tZN3ikjpO
- もしかしたら出くわさずに済み、なんとか逃げ道を確保出来るかも知れない。
では左と右、どちらに逃げるかだが。
ξ゚听)ξ「中心に向かうより、街から出やすい外側が良いわよね」
行き先は右。
外壁を伝い、街の外へ出られる所を探す。
雨の降る夜だ。
街の明かりがある今の状態より、光のない外の方が逃げるのには適している。
私は走り続け、交差点を右に曲がる。
−−だが、軽鎧を身につけた追っ手達が目に飛び込んで来た。
失敗だった。
一つ前の曲がり角で私は、右の方から逃げて来たのをすっかり忘れていた……。
- 56 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:27:08.30 ID:tZN3ikjpO
- ( ,'3 )「止まれぇ!」
10名程の一団は、道を塞ぐ様に立ちはだかっていた。
私は雨で滑りそうな右手の剣をしっかりと握りしめ、勇気を振り絞る。
またしても頬に生温い感触が伝わる。
それでも構わず、声を出し自分を鼓舞する。
やらなければ。
ξ;∀;)ξ「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
私は駆けながら、剣を横に振る。
だが剣は何の感触も無く、空間を切り裂いた。
そして視界が赤く染まる−−
−−何やら液体が飛んで来たようだ。
私は目を閉ざす。
顔にまたしても、生温い感触が伝う。
気付かぬ内にまた涙が溢れていたようだ。
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:28:10.72 ID:vcu2sAZmQ
- ああぁ…(´;ω;`)
- 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:28:31.24 ID:2+T3jornO
- ブーンはロリコンだし読者は変態だしどうしたらいいんだ
クー様にひざまずけばいいのかツンを追いかけ回せばいいのかわからん支援
- 59 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:30:52.38 ID:tZN3ikjpO
- 私は目を開け、自分の最後の景色を見ようとした。
舗装された道が、大きな館の方まで続いている。
道は拓けていた。
何故だろう?
周りはざわついていた。
そして何やら一旦退避と号令が掛かり、足音が遠く逃げて行く。
ありがたい。
もうくたくただ。
私は、この機会を逃さぬ様に真っ直ぐ走りだす。
足に何か絡み着いて来るが、何も考えたくない。
もうくたくたなんだ。
休みたい。
私は目の前に見える館の鉄柵の門を押し開け、屋敷の裏手の茂みに身を隠す事にした。
- 60 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:35:34.68 ID:tZN3ikjpO
- 息を整える。
雨が冷たいが、なんでも良いから休みたい。
私はゆっくり目を閉じる。
このまま私は、死んでしまうのかも知れない。
ただ逃げてただけ、それだけの記憶。
また涙が流れてきた。
茂みで弱まった雨は、顔に掛かる量が減っている。
雨に混じる事のない涙は、記憶の中で一番温かく感じた。
- 61 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:37:36.17 ID:tZN3ikjpO
- −−気付くと陽が射していた。
雨は止んだらしい。
泥まみれの身体を起き上がらせ、私は周りを確認する。
誰も居ない。
私は辺りに注意を向けながら、この屋敷の庭を出ようと表へ回る。
表に近付くと声が聞こえる。
不味い誰か居るみたいだ。
私は咄嗟に館の壁に張り付き、気配を探る。
ξ; )ξ「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」
声が聞こえる。
私を探しているらしい声と、館の住人であろう声だ。
気付かれたら終わりだ。
逃げられる訳がない。
- 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:38:03.82 ID:I2asg6TO0
- しえん
- 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:39:00.36 ID:iMKrW7Xw0
- ツンにゃん
ペロペロ
- 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:39:14.43 ID:gIPJEbhZ0
- おお支援
- 65 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:39:17.95 ID:tZN3ikjpO
- 数分話していると、探している方の気配が遠ざかる。
ξ;゚听)ξ(助かった……?)
だがおかしい館の住人の、気配が消えない。
(-@∀@)「出て来たまえ! 何もしないから」
ξ; )ξ(気付かれてる!)
どうしようか?
相手は一人みたいだ。
−−逃げ出す?
−−出て行く?
−−やり過ごす?
- 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:41:19.03 ID:iMKrW7Xw0
- アサピー
むしゃむしゃ
- 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:41:25.40 ID:Thb5aFif0
- 支援す
- 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:41:25.77 ID:gIPJEbhZ0
- しえしえ
- 69 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:41:42.09 ID:tZN3ikjpO
- あれこれと考えていると、表の気配が消える。
そして私の目の前に、突如気配が現れた。
何故いきなり消えて、現れたのだろう?
その姿を観るに清潔な服に身を包んでいた。
青年貴族の様である。
(-@∀@)「何もしないから安心おし」
ξ;゚听)ξ「なんなのよあんた!」
(-@∀@)「一貴族でしかないさ? 怖がるのはやめなさい。
匿ってあげるから」
ξ゚听)ξ「良いの?」
私はこの見ず知らずの貴族に、助けられる覚えはない。
(-@∀@)「構わないさ。
それにちょっと君に頼みがあるからね」
ξ゚听)ξ「頼み?」
- 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:43:21.07 ID:iMKrW7Xw0
- ツンにゃん
ペロペロ
- 71 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:44:04.44 ID:tZN3ikjpO
- (-@∀@)「それは、後で構わないから、とりあえず屋敷に入ろう」
ξ゚听)ξ「……」
私は少し考える。
だが、このまま一人で逃げ出すよりも、誰かに甘える方を選ぶまでには時間が掛からなかった。
館に入るとすぐに女中達が現れ、私を浴室に案内する。
確かに酷い格好だった。
髪は一晩中、水に濡れ湿り気を帯び、服も湿っぽい上に泥だらけ。
顔も泥が乾いて、張り付いている。
私は服を脱がされ、背の高い女中さんに洗い場でごしごしと洗われる。
小さな傷にぴりぴりと染みるが、綺麗に洗われるのが心地好い。
- 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:45:03.50 ID:iMKrW7Xw0
- ツンにゃんペロペロ
- 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:47:27.80 ID:gIPJEbhZ0
- 支
- 74 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:48:30.03 ID:tZN3ikjpO
- 夢心地で居ると湯を被せられ、さっぱりとする。
女中さんは洗い場を出ると、湯から揚がったら呼んで下さい、と声を掛けて消えて行った。
私は湯気が昇る大きな浴槽に、片足を入れる。
ξ///)ξ「きゃ!」
少し熱い。
私の知ってる温かさの最高点を、また一つ更新した。
私はそのまま我慢して、両足を湯舟に入れる。
擦り傷だらけの、身体はぴりぴりと更に傷むが、慣れて来ると傷みも引き少しづつ身体を沈めて行った。
私は眼を閉じ、記憶を手繰る。
ξ--)ξ (何も浮かばない)
ただ走り続けた事と、幼い記憶しか出てこない。
何故走り始めたのかもやはり解らない。
ξ゚听)ξ「気持ち悪い……」
眼を開き呟いた。
- 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:48:45.34 ID:iMKrW7Xw0
- ツンにゃんペロペロ
- 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:50:13.91 ID:iMKrW7Xw0
- ツンにゃああああん
ペロペロペロペロペロ
- 77 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:50:40.53 ID:tZN3ikjpO
- −−私がお風呂から揚がると、すぐに着替えさせられた。
ボロボロの服から、綺麗な服へ−−
髪等は整えられ、一階の食堂へと通された。
中では先程の青年貴族が、待っていた。
テーブルには二人分の食事が並べてある。
(-@∀@)「遠慮無く座りなさい。 お腹が空いてるんじゃないかな?」
ξ゚听)ξ「……」
私はゆっくり頷き、青年貴族の向かいに座った。
(-@∀@)「ははw まだ警戒しているようだね?」
当たり前だ。
何者なのだろうこの男は。
- 78 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:52:27.29 ID:tZN3ikjpO
- まだ頼みとやらを聞いていないし、少々怪しい。
私はいただきますとだけ言うと、無言で食べ始める。
柔らかめのサニーエッグと、ハム。
サラダとパン、そしてコーンのスープと言うごく普通の物だが、お腹の空いた私に取ってはどんな料理よりも美味しかった。
(-@∀@)「食べながらで良いので聞いてくれ」
ξ゚听)ξ「……」
青年貴族は、無言の私を気にせずに話しを続ける。
(-@∀@)「君を追っていたのは、領主の軍だが何をしたのだね?」
- 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:53:44.61 ID:ZE4lu4HX0
- ツンにゃんペロペロ
- 80 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:54:05.91 ID:tZN3ikjpO
- 私は追っ手の正体にぴくりと反応した。
ξ゚听)ξ「わかんない。
気付いたら追われてた」
(-@∀@)「わかんないとは?」
ξ゚听)ξ「記憶が無いって事、気付いたら奴らから逃げてた……」
(-@∀@)「ふむ。
もしかしたら何か記憶を弄る魔法でも、使われたのかも知れないね」
ξ゚听)ξ「まほう?」
(-@∀@)「そう魔法ですよ。
恐らくあの領主でしょう」
ξ゚听)ξ「なんで私追われてたのかな? 領主様と私って何か関係あるのかな?」
(-@∀@)「私もわかりませんが、恐らく何か悪い事に巻き込まれたのではないですかね?」
ξ゚听)ξ「悪い事?」
私は首を傾げる。
何に巻き込まれたのだろうか?
当たり前だが、記憶にない。
- 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:54:37.95 ID:ZE4lu4HX0
- ツンにゃんペロペロ
- 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:55:46.30 ID:6KT+V2VPO
- 面白い
支援
- 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:56:15.98 ID:ZE4lu4HX0
- ツンにゃんペロペロ
- 84 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 21:56:52.66 ID:tZN3ikjpO
- (-@∀@)「あぁ。
その前に名前を名乗るのを忘れて居ましたね」
青年貴族はアサピーと名乗った。
なんでも政敵に陥れられて、こちらに左遷されたらしい。
でもそれでも腐らず、現状の領主の在り方を問題視し、現在秘密裏に活動しているそうだ。
ξ゚听)ξ「私はツン・セイレンと言います。
助けて頂いて本当に感謝しています」
食事によって、お腹が満たされて来ると、心には余裕が出来るようだ。
- 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:57:46.46 ID:V0Lu24Ln0
- ありゃ話とんでるわ
まとめ読んでくるかな
- 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 21:59:01.39 ID:Thb5aFif0
- 支援す
- 87 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 22:00:09.04 ID:tZN3ikjpO
- 少しづつ、本当に少しづつだが私の張り詰めた気持ちが、彼の言葉や仕草で氷解して行くのが解った。
(-@∀@)「うむ。少しは元気が出て来たようだね」
アサピーは眼鏡を治し、薄く微笑みをくれた。
私の記憶の底を突いても、そういったシーンが思い浮かばず、親が子に与える様な優しい微笑みを始めて貰った気がした。
少し気恥ずかしい。
ξ*゚听)ξ「えっえーと、それでアサピー様? 先程の悪い事って言うのは、どのような物なの?」
(-@∀@)「奴隷制度の強化だよ。
元奴隷身分の家系の者から、財産や労働力を接収しているようだ」
嘆かわしい事だと付け加え、ため息をついていた。
私の家は奴隷だったのだろうか?
なら記憶にある豪華な城は幻?
- 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:00:27.77 ID:ZE4lu4HX0
- つんにゃんぺろぺろ
- 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:01:59.71 ID:ZE4lu4HX0
- つんぺろ
- 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:03:14.99 ID:ZE4lu4HX0
- つんぺろ
- 91 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 22:04:16.01 ID:tZN3ikjpO
- 暖かい物が私の頬を伝う。
夢の様な記憶にしがみついて、ただ逃げ惑う私に取ってこの記憶だけが頼りだったのだが……。
どうやら露の幻となり、消えてしまう様だ。
ξ;;)ξ「……ひぃっぐっ」
私は押し黙り、机を見つめて泣いた。
アサピー様が優しく語り掛ける。
(-@∀@)「ツン君だったね? どうしてそんなに泣くのだい?」
ξ;;)ξ「私……私ぃ。
小さい頃の記憶では、どこかのお城で暮らしてたんです。
でも……でもぉ」
私は何度もしゃくりあげ、夢の話しをアサピー様に語る。
- 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:04:39.09 ID:ZE4lu4HX0
- ツンにゃん
ペロペロ
- 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:05:33.10 ID:vcu2sAZmQ
- 支援///
- 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:06:15.80 ID:ZE4lu4HX0
- ツンにゃん
ペロペロ
- 95 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 22:06:57.94 ID:tZN3ikjpO
- 父は偉い人で、豪華なお城の中に住んでいた事。
何か事件が起こり、城を逃げ出した事。
そして、この街で逃がしてくれた人に置いて行かれた事。
そして気付けば逃げ出して行た事。
ただアサピー様は、うんうんと頷き。
私の話しを聞いてくれた。
私は言葉を紡ぐ度に、惨めな様な、安心する様な不思議な感覚で話しを続けていた。
そして、話しが終わり涙が乾くのを待ってから、私はアサピー様を見据え笑う。
ξ*゚ー゚)ξ 「ごめんなさい。
記憶の無い私の、夢物語に付き合わせてしまって」
私の記憶の中で始めての、素直な笑顔を彼に向ける。
- 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:07:29.63 ID:ZE4lu4HX0
- ツンにゃん
ペロペロ
- 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:09:15.70 ID:Y0/m0I/E0
- ツンにゃん
ペロペロ
- 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:10:21.40 ID:Y0/m0I/E0
- ツンにゃん
ペロペロ
- 99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:10:52.27 ID:V0Lu24Ln0
- 支援
- 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:10:59.71 ID:bTted2SDO
- 初遭遇支援
- 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:11:28.63 ID:6KT+V2VPO
- 支援
- 102 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 22:12:09.77 ID:tZN3ikjpO
- 視線の先の彼は、優しい笑みを浮かべたままだ。
そして黙って立ち上がり、こちらに歩いてくる。
どうしたのだろうか?
私はアサピー様の行動が読めず、ただ視線で彼の動きを追う。
そして私の横に来て、彼は止まる。
私は呆け、アサピー様の眼鏡の奥の瞳を、じっと見つめるだけだった。
するとアサピー様は、無言で私を抱きしめる。
ξ* )ξ 「あっあのぉ」
私は身体が硬直する。
指先が固まり、背筋がぴぃんと張る。
ただそれでも、私の心は人の温もりで、ふわふわと溶けて行く。
その温もりは今までの何よりも暖かった。
- 103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:12:15.09 ID:Y0/m0I/E0
- ツンにゃん
ペロペロ
- 104 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 22:13:40.01 ID:tZN3ikjpO
- そしてアサピー様の声がゆっくりと響く。
(-@∀@)「ツン君。
君の記憶には偽りが無いかも知れないよ?」
ξ*゚听)ξ「えっ?」
(-@∀@)「奴隷の為に、あそこまで軍を動かす事はないからね」
ξ*゚听)ξ「どういう事ですか?」
(-@∀@)「もしかしたら君は、何か大事な事を見逃しているだけなのかも知れないと言う事さ」
ξ*゚听)ξ「大事な事ですか?」
(-@∀@)「そうだよ? だから安心して、自分の記憶を信じれば良い」
ξ )ξ「信じても良いんでしょうか?」
(-@∀@)「あぁ。
もし信じれなくて、辛くなる事があれば私が信じて上げよう。
だから一緒に記憶を探そう?」
- 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:13:56.69 ID:Y0/m0I/E0
- ブーン→ロリコン
アサピー→ロリコン
クー→ヒート
ツン→ぺろぺろ
- 106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:15:30.83 ID:Y0/m0I/E0
- ツンにゃん
ペロペロ
- 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:16:32.72 ID:Y0/m0I/E0
- ツンにゃん
ペロペロ
- 108 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 22:17:09.26 ID:tZN3ikjpO
- ξ*゚听)ξ「一緒ですか? でも……」
(-@∀@)「そうだ。
なぁに領主を懲らしめれば解る事かもしれない。
ついでと言うやつだ」
アサピー様は気にするなと言い、言葉を締め括ると私を離した。
ξ*゚听)ξ「ありがとうございます。
私なんかの為に……」
顔が上気して熱い。
これも記憶にない。
私はこれから、彼と色々な事を経験していった。
彼は、厳しくも優しく私を見守ってくれていた。
まるで父の様に深い愛情を持って、接してくれた様に感じていたのだ。
ただそれが嘘だとは、今まで気付かなかったけど……。
- 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:17:21.42 ID:Y0/m0I/E0
- ツンにゃん
ペロペロ
- 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:17:54.37 ID:V0Lu24Ln0
- sien
- 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:18:17.82 ID:Y0/m0I/E0
- ツンにゃん
ペロペロ
- 112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:19:22.44 ID:mLeHmL2b0
- ツンにゃん
クンカクンカ
- 113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:20:07.63 ID:mLeHmL2b0
- ツンにゃん
クンカクンカ
- 114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:20:55.59 ID:mLeHmL2b0
- ツンにゃん
クンカクンカ
- 115 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 22:21:04.35 ID:tZN3ikjpO
- −−彼女は泣いていた。
話しを聴いただけで、僕でもどれだけアサピーに依存したのかが解る。
何も掛ける言葉が見付からない。
ただ背中をさすり、僕は彼女が泣き止むのを待つ。
ξ*゚听)ξ「で、結局領主を倒しても解らず終いだった訳」
目元を腫らし、彼女は気丈に話しを続けていた。
( ^ω^)「そうだったのかお?」
ξ*゚听)ξ「まぁその後は、アサピーにずっと従ってたわ。
ジョルジュとかとね」
( ^ω^)「そういえばアサピーの頼みってなんだったんだお?」
ξ゚听)ξ「護衛役よ。
前領主の兵隊から、私の事を聞いてたらしいわ」
- 116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:22:01.36 ID:mLeHmL2b0
- ツンにゃん
クンカクンカ
- 117 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 22:22:34.55 ID:tZN3ikjpO
- ジョルジュに裏切られた時の保険だったのだろう。
なんともやる瀬ない。
信じた相手に裏切られ、それ以前の記憶も無い。
彼女は自分と言う者がなんなのか?
、と言う自己を肯定する物がない。
ただ、誰かに与えられた居場所で生きて来た。
そして、今回突拍子も無く、放り出された。
僕にも責任があるだろう。
僕は先程の彼女の頼みを、口に出す。
( ^ω^)「一緒に旅に出ようお? 君の記憶を探しに行くんだお」
ξ゚听)ξ「私の記憶?」
- 118 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 22:24:01.17 ID:tZN3ikjpO
- ( ^ω^)「そうだお。
君はそれが目的じゃないのかお?」
ξ゚听)ξ「うん。
何も解らないのは不安」
( ^ω^)「ならすぐに行くお。
陛下と話しが終わったらすぐにでも」
ξ;゚听)ξ「随分と急ね……」
( ^ω^)「善は急げってやつだお! それに悲しい思い出とはさよならするんだお」
ξ゚听)ξ「……」
彼女はどきりとした表情を浮かべる。
( ^ω^)「心配しないで欲しいお。
僕は君を見捨てない」
ξ゚听)ξ「信じて良いの?」
( ^ω^)「なんだかんだで、約束は破らなかったお?」
ξ゚ー゚)ξ「まぁね。
ふふ。 じゃあ改めてお願いするわブーン!」
( ^ω^)「任せろだお!」
- 119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:24:05.80 ID:ZGI4jG590
- ツンにゃん
クンカクンカ
- 120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:25:02.14 ID:ZGI4jG590
- ツンにゃん ペロペロ
ツンにゃん クンカクンカ
- 121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:25:13.34 ID:V0Lu24Ln0
- 支援
- 122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:25:53.15 ID:ZGI4jG590
- ツンにゃん ペロペロ
ツンにゃん クンカクンカ
- 123 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 22:26:49.73 ID:tZN3ikjpO
- 僕らの間で話しが纏まると、騎士団長をフルボッコにした陛下が近付いて来た。
満足気な表情を浮かべ、なんかテカテカしてる。
もうやだこの国。
川O゚ -゚)+「ふぅすっきりした」
( ^ω^)「少しは、王女らしい振る舞いは出来ませんか?」
川 ゚ -゚)「なんだ? 私に意見する気か寄生虫?」
( ゚ω゚)「どういう意味だおそれ!」
川 ゚ -゚)「シューから聴いたぞ? お前半年近く南でたかってたらしいな?」
( ;^ω^)「まぁそうだけど……」
川 ゚ -゚)「まぁそれは良い。
一番腹が立つのは、その間、連絡を寄越さん貴様達だ!」
( ^ω^)「だって面倒なんだもん」
- 124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:27:03.96 ID:ZGI4jG590
- ツンにゃん ペロペロ
ツンにゃん クンカクンカ
- 125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:27:55.50 ID:ZGI4jG590
- クーにゃあああああん!!!
クーにゃんペロペロ
クーにゃんペロペロ
クーにゃんペロペロペロペロ
クーにゃんペロペロ!
- 126 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 22:28:27.45 ID:tZN3ikjpO
- 川#゚ -゚)「未来の嫁と、その妹。
どっちが大事なんだ!」
( ゚ω゚)「勝手に決めんなぼけぇ!」
陛下はさらっと、問題発言をする。
身分としては悪くないが、実際の所は他の貴族に猛反発を受けるため実現する筈はない。
まぁこいつの場合、無理を通す事には定評が有りすぎて怖いが……。
横にいたツンは、なんとも複雑そうな表情をして苦笑いしていた。
ξ;゚听)ξ「そういう関係だったの?」
川 ゚ -゚)+「そうだぞ! こいつは私の物だ!」
( ^ω^)「んな事勝手に決めんな!」
- 127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:29:44.70 ID:EytoW44i0
- クーにゃん ペロペロ
クーにゃん クンカクンカ
クーにゃん モフモフ
クーにゃん クンカクンカ
- 128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:31:06.40 ID:EytoW44i0
- クーにゃん ペロペロ
クーにゃん クンカクンカ
- 129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:31:56.80 ID:EytoW44i0
- クーにゃん ペロペロ
クーにゃん クンカクンカ
クーにゃん モフモフ
- 130 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 22:33:19.36 ID:tZN3ikjpO
- 川 ゚ -゚)「照れてるのか?」
( ゚ω゚)「ちげーよ!」
僕は頭を抱え疼くまる。
もう本当に嫌だ。
国から出たい。
そうすると何やら、上空から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
陛下の次の次に厄介な奴だ。
僕は避けようとするが、間に合わず背中に奴は着地した。
( ゚ω゚)∴・「ぐはぁ!」
- 131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:33:36.04 ID:EytoW44i0
- クーにゃん ペロペロ
クーにゃん クンカクンカ
クーにゃん モフモフ
クーにゃん クンカクンカ
- 132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:35:02.09 ID:EytoW44i0
- クーにゃん ペロペロ
クーにゃん クンカクンカ
クーにゃん モフモフ
クーにゃん クンカクンカ
- 133 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 22:35:55.15 ID:tZN3ikjpO
- ('、`*川「こんの! ボケ! 姫様呼び出すとか何してくれてんじゃい!」
( ゚ω゚)「おめぇらはなんで、人の上に移動術式を指定するんだお!」
神官連直属の陛下の世話係、ペニサス・イニアス。
神官達は、家系では無く個人個人が高め合うと言う観念から、業名を持たない。
まぁ実際はある程度家柄は大事な様だが……、って今はそんな事はどうでも良くてこいつが現れたのが最大の問題だ。
なんとか平静を装い立ち上がると、何事もない事を祈り話し掛ける。
( ^ω^)「とりあえず、クーは勝手に来たんだお。
僕は知らないお」
('、`*川 「んな事関係ないのよ! どやされんのはアタシな訳? OK?」
( ^ω^)「自分でちゃんと、見とけよ」
('、`#川 「あっ?」
( ゚ω゚)(この眼は、殺される)
僕は西の果てに広がる国の土下座と言う。
最上級の謝罪をしてこの場を乗り切る。
- 134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:37:27.93 ID:2oi5h6z30
- クーにゃん ペロペロ
クーにゃん クンカクンカ
クーにゃん モフモフ
クーにゃん クンカクンカ
- 135 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 22:38:35.65 ID:tZN3ikjpO
- ペニサスは僕の頭を踏み付けながら、クーと談笑し始める。
解放されたのは、5分後だった。
顔から、パラパラと土が落ちる。
こいつら本当に容赦がない。
川 ゚ -゚)「とりあえずブーンお前。 今回ろくな事してないぞ?」
( メ^ω^)「何が?」
('、`*川 「ジョルジュとか言う奴の死体が見付からないらしいのよ」
( メ^ω^)「マジで?」
川 ゚ -゚)「しかも、別宅に居た兵は全員死んでいたらしい」
( ;^ω^)「つまり、ジョルジュが生きてるもしくは、仲間が居た。
最悪両方って事かお?」
川 ゚ -゚)「まぁそうなるな」
僕は最悪の状況に、困惑した。
仲間の気配は感じなかったが……、ジョルジュの死体は確認してない。
- 136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:39:17.89 ID:2Me4GjFe0
- ペニサスたん ペロペロ
- 137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:39:51.68 ID:V0Lu24Ln0
- 支援
- 138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:40:27.58 ID:2Me4GjFe0
- ペニサスたん ペロペロ
- 139 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 22:41:57.17 ID:tZN3ikjpO
- この辺りに潜んで居たら、少し不味い。
国のトップが居るのだ。
魔族なら狙って来ても可笑しくはないだろう。
( ^ω^)「クー、いや陛下。
早く首都へとお帰り下さい」
川 ゚ -゚)「なんだ心配してくれるのか?」
ξ゚听)ξ「そうですよ。
なんだかんだ言って、ジョルジュは強いんですから」
ツンが口を挟む。
だがその言葉は良くない。
荒事になると、途端に眼の色を変えるのが、陛下がじゃじゃ馬たる由縁だ。
- 140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:42:00.27 ID:2Me4GjFe0
- クーにゃん ペロペロ
- 141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:43:13.67 ID:2Me4GjFe0
- クーにゃん ペロペロ
- 142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:44:22.63 ID:2Me4GjFe0
- クーにゃん ペロペロ
- 143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:45:41.21 ID:2Me4GjFe0
- クーにゃん ペロペロ
- 144 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 22:46:13.63 ID:tZN3ikjpO
- 川 ゚ -゚)「ほう? それは気になるな。
ブーンとの戦いを見る限りでは、噛ませ犬にしか見え無かったが?」
噛ませって……。
結構本気出したのに……。
ってあれ? 可笑しくね? 見てた?
( ^ω^)「見てたって何?」
川 ゚ー゚)「あぁ。 シューに頼んでな! お前に気付かれない様に投影魔法を掛けて置いたんだ」
( ;^ω^)「もしかして、南から今までの言動とか全部見てたのかお?」
川 ゚ -゚)「ばっちりな」
( ;^ω^)「僕のプライバシーって……」
僕は更に頭を抱える。
いつかストレスで髪がハゲるかも知れない。
なんとか立ち直り、陛下を説得していると、胸に違和感を感じる。
カチッカチッと、規則的なリズム。
- 145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:47:00.57 ID:wtf8eQKEO
- すんごい気持ち悪い支援ワロタ
- 146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:47:17.74 ID:2Me4GjFe0
- クーにゃん ペロペロ
- 147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:48:08.92 ID:2Me4GjFe0
- クーにゃん カチカチ
- 148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:49:24.54 ID:V0Lu24Ln0
- 支援
- 149 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 22:49:44.52 ID:tZN3ikjpO
- 何かが、いやジョルジュが居る。
僕は居所を探る。
平野には−−
居ない。
−−どこに居る?
( ゚∀゚)「ここだよ!」
崖の上にジョルジュが居た。
随分と遠くに居る。
陛下を逃がすには、充分な距離だ。
これなら、陛下が暴走しない限り大丈夫な筈だ。
それを防ぐため、ぶっ倒れていた騎士団長が立ち上がり、陛下の前に立ちはだかった。
クーの事が良く解ってる。
ナイス団長さん。
- 150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:51:54.55 ID:2Me4GjFe0
- ジョルにゃん ペロペロ
- 151 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 22:52:42.60 ID:tZN3ikjpO
- ( #^ω^)「なんの様だお?」
僕はジョルジュを問い詰める。
( ゚∀゚)「お前にゃ様はねーよ」
やはり陛下を狙っている様だ。
警戒する僕に対してジョルジュは、至っていつもの調子だ。
( ゚∀゚)「まぁ。今日は挨拶さ」
(#‘_L’)「よくも我が祖国の土を踏めた物だな! この薄汚い魔族めッ!」
団長が、啖呵を切る。
お願いだから刺激しないで欲しい。
クーの顔が、妖しく微笑んでる。
きっかけさえあれば、今にも火の玉の様にジョルジュに向かって行きそうだ。
( ゚∀゚)「威勢が良いねぇ! 騎士さんよぉ! ところで? お前ら俺ばっか気にしてて良いの?」
( ;^ω^)「えっ!」
- 152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:53:25.29 ID:2+T3jornO
- >>150
お前はペロペロ出来たらなんでもいいのか
ブーンロリコンなのにモテモテで羨ましい支援
- 153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:55:35.86 ID:na/tqWr80
- クーにゃん ペロペロ
- 154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:56:24.60 ID:na/tqWr80
- クーにゃん ペロペロ
- 155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:56:28.83 ID:6KT+V2VPO
- _________(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)
/ おっ // ||.||(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)  ̄ ̄ ̄ ̄
|_(^ω^ ) _//_||.||(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^) ___
/_ _ | |.||(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)
◎====◎ | |.|| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ____
|___ | |.|| ペ | ロ .| ペ. | ロ | 隊 |
ヽ -―ヽ\ | |.||__|__|__|__|__|  ̄ ̄ ̄
/ / // ヽ_\__|__/―――| |/ / ヽ
|| し | |w|│(_|w| | O | (´⌒('⌒
ヽヽ___ノ ヽヽ___ノ ヽヽ___ノ ≡≡≡(´⌒(´⌒;:
- 156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:58:06.92 ID:na/tqWr80
- クーにゃん ペロペロ
- 157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 22:58:54.58 ID:na/tqWr80
- クーにゃん ペロペロ
- 158 名前:なんかアクセス出来なくてワロタw ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 23:00:08.18 ID:tZN3ikjpO
- 陛下を見る。
その後ろには闇色の影が、拡がっていた。
−−不味い!
やはり仲間が居たようだ。
('、`#川「どっせい!」
影の少し後方に居た本体らしき物体に、ペニサスが中段回し蹴りを放つ。
鈍い音が響き、本体が吹き飛ぶと陛下の後ろに在った影も、追随して行く。
川#д川 「いったいわねぇ」
影が纏まり、本体の髪に戻る。
どうやら魔力を使い、髪を操作する魔族の様だ。
しかし−−
( ;^ω^)「あの寂れた店の店長が魔族とはね……」
- 159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:00:47.20 ID:na/tqWr80
- クーにゃん ペロペロ
- 160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:01:51.99 ID:2+T3jornO
- 店長!店の見た目のわりに料理が美味しい店長じゃないか支援
- 161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:02:06.20 ID:gIPJEbhZ0
- しえしえ
- 162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:02:32.20 ID:na/tqWr80
- アクセス ペロペロ
クーにゃん ペロペロ
- 163 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 23:03:16.50 ID:tZN3ikjpO
- (* ∀ )「あひゃひゃひゃあたし様もいっるよー!」
( ;^ω^)「えっマジ?」
聞き覚えのある甲高い声、AVの街で聞いた声は忘れたくても忘れられないだろう。
酒場のツー。
今回の領主が絡んで居る件を、話した張本人の声が崖から聞こえた。
(*゚∀゚)「あっひゃひゃひゃ! 切り刻んで上げるよぉ!」
ツーは大地を舐める様に、身体を低くし陛下に向かい突っ込んでくる。
その前に団長がそびえ立つ。
(#‘_L’)「貴様も魔族か!」
(*゚∀゚)「なーんか堅物っぽいのが居るねぇ! 邪魔だよ!」
団長は、上段からの打ち下ろしで、ツンの大剣ほどでは無いが長大な剣を振り落とす。
大地が縦に裂ける。
団長クラスの錬気を纏った一撃は、崖まで大きな亀裂を作っていた。
- 164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:03:55.09 ID:na/tqWr80
- クーにゃん ペロペロ
- 165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:04:59.71 ID:na/tqWr80
- ツーちゃん ペロペロ
- 166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:06:00.25 ID:na/tqWr80
- クーにゃん ペロペロ
- 167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:08:26.80 ID:znYkar9B0
- クーにゃん ペロペロ
- 168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:09:42.11 ID:znYkar9B0
- クーにゃん ペロペロ
- 169 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 23:09:57.22 ID:tZN3ikjpO
-
−−だがそれは外したと言う事だった。
(#‘_L’)「ちぃ!」
(*゚∀゚)「危ないねぇ!」
ツーは半歩横にズレ、隙だらけの団長の顔を笑いながら見上げる。
ツーは屈んだ体勢から飛び上がり、ナイフで団長に切り掛かった。
魔力を纏った剣閃は、三日月の形で赤い軌跡を描く。
そして金属同士が、ぶつかる硬質の音が響いた。
(*゚∀゚)「紅月のクレセント! って……あれ?」
- 170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:10:48.94 ID:znYkar9B0
- クーにゃん ペロペロ
- 171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:12:01.33 ID:znYkar9B0
- ツーちゃん ペロペロ
- 172 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 23:13:08.41 ID:tZN3ikjpO
- ツーは高く飛び上がり空中で、縦に半回転させた頭を横に捻る。
(*゚∀゚)「あっひゃ! おっさん良く受けたねぇー」
(#‘_L’)「ブーン!」
( #^ω^)「おっりゃ!」
団長は凶刃を剣の柄で受けていた。
あの一瞬で良くやる。
僕なら真っ二つだ。
そんな事を考えながら僕は団長の合図を受けて、錬気の大砲をツーに放つ。
(*゚∀゚)「おっそいよ♪」
ツーは脚から魔力を噴出し、右斜め前方へと急降下する。
大砲は空気を切った。
着地するとツーはクーの居る場所へまたしても、低い体勢で駆け出した。
- 173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:13:13.89 ID:znYkar9B0
- クーにゃん ペロペロ
- 174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:14:00.34 ID:V0Lu24Ln0
- 支援寝る頑張ってー
- 175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:15:19.29 ID:gIPJEbhZ0
- こりゃいい厨二だしえん
- 176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:15:26.13 ID:znYkar9B0
- クーにゃん ペロペロ
- 177 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 23:16:26.84 ID:tZN3ikjpO
- −−がしかし先程まで居た場所に、クーの姿が無い。
(*゚∀゚)「どこ行ったんさ!」
川 ゚ -゚)「お前も遅いな」
ツーの真ん前迄、クーは飛び上がっていた。
クーは空中から、ツーに向かって石を蹴るが如く、光りを宿した爪先で顔面を蹴飛ばした。
魔力の壁を弾き飛ばし、ツーに蹴り足が届く。
魔力で威力を削がれたとは言え、その一撃はツーの身体を吹き飛ばし、15メートルは離れた崖付近まで蹴り返した。
(*-∀;)「いったぁ! ふっつう人の顔面蹴り飛ばすかい?」
川 ゚ -゚)「ふん! 殺そうとして来た癖に随分な物良いだな、だいたい魔族と言うのは(ry」
- 178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:17:52.13 ID:znYkar9B0
- クーにゃん ペロペロ
- 179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:19:07.62 ID:znYkar9B0
- クーにゃん ペロペロ
- 180 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 23:20:21.65 ID:tZN3ikjpO
- (*;゚∀゚)「……」
( ^ω^)(おーおー困ってる困ってる)
クーがくどくどと、ツーを詰りだす。
相変わらずクーの、詰りはひつこい。
('、`#川「ブーン! こっちも助けなさいよ!」
ペニサスが、触手の様にうねる髪を相手に逃げ惑っていた。
僕は仕方なく、錬気を放ち援護する。
( #^ω^)「あんま、僕を戦力として見るんじゃねーお!」
伸びる髪を錬気で切り裂くが、無意味だと言わんばかりに更に髪は膨張する。
川д川 「女の子の髪を切り飛ばすなんて、悪い人ねぇ」
( ^ω^)(丸刈りにしてやろうかこいつ)
- 181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:21:54.03 ID:znYkar9B0
- クーにゃん ペロペロ
- 182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:23:45.18 ID:0dMuEh380
- クーにゃん ペロペロ
- 183 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 23:23:49.61 ID:tZN3ikjpO
-
僕はツンに、ペニサスの援護をお願いした。
( ^ω^)「頼むおツン! なるべく根本で髪を切ってくれお!」
ツンは駆け出しながら、追加が無いか聞いてくる。
ξ゚听)ξ「それだけで良いの?」
( ^ω^)「後はペニサスがなんとかするお」
ξ゚∀゚)ξ「了解! おっりゃあぁぁ!」
ツンは横合いから、店主の長い髪を切り裂く。
それを合図に、ペニサスは駆け出し、一気に間合いへ踏み込んだ。
川д川 「流石に貴女じゃ、魔力の壁を一撃で破るなんて出来ないでしょ?」
('、`*川 「確かにあんな派手なのは、陛下しか出来ないけどねぇ−−」
- 184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:24:34.72 ID:0dMuEh380
- クーにゃん ペロペロ
- 185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:25:24.37 ID:gIPJEbhZ0
- (0゚д )
- 186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:25:31.42 ID:0dMuEh380
- クーにゃん ペロペロ
- 187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:26:44.41 ID:0dMuEh380
- クーにゃん ペロペロ
- 188 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 23:28:52.85 ID:tZN3ikjpO
- ('、`*川 「−−魔力の壁を擦り抜ける技術もあんのよ?」
ペニサスは笑った。
そしてゆっくりと平手で、店主の腹部に手を滑りこませる。
そのまま−−
('、`#川 「溌勁!」
−−震脚と共に、錬気を体内へと送りこむ。
川д川∴・ 「ぐはぁ!」
店主は吐瀉物を吐き、後ろに飛んだ。
直撃はしなかった様だが、ダメージがあるのか距離を保ったまま動かない。
場が膠着すると、ジョルジュが崖から飛び降りて来た。
( ゚∀゚)「あんま、遊んでる暇はねぇから帰るぞ!
ツー! サダコ!」
(*゚∀゚)「あいあいさー」
川д川 「殺す殺す殺す殺す殺す殺す」
- 189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:29:38.31 ID:0dMuEh380
- クーにゃん ペロペロ
- 190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:31:10.51 ID:0dMuEh380
- 作者 ペロペロ
- 191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:33:15.25 ID:QufJheauO
- 店長 ゲロゲロ
- 192 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 23:33:51.70 ID:tZN3ikjpO
- ツーと、店主サダコは、ジョルジュの元に引くとそれぞれ捨て台詞を吐いて行く。
川 ゚ー゚)「逃がすと思うか?」
( ゚∀゚)「まぁ普通は簡単にはいかねぇだろうがな〜! サダコさっさと移動術式で送ってくれ!」
川#д川 「あの馬鹿女殺さないと気が済まないんだけど?」
('、`*川 「はん! 返り討ちにして上げるわ!」
なんでこんなに、僕の周りは血の気が多いんだろうか……。
( ゚∀゚)「また今度にしろ」
ジョルジュがサダコを宥めすかす。
川д川 「解ったわよ」
- 193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:35:22.32 ID:I2asg6TO0
- ふぅ・・・
- 194 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 23:36:30.70 ID:tZN3ikjpO
- そう言うとサダコは、渋々と言った口調で移動術式を唱える。
僕はその事実に、驚愕する。
( ゚ω゚)「なんで魔族が、魔法を使ってんだお!」
( ゚∀゚)「これが人間を集めた理由ってやつだ。
こいつは魔族の宣戦布告と受け取ってくれ!」
そう言うと、ジョルジュが光りの中に消える。
(*゚∀゚)「ブーンだっけ? いようのおっさんにはよろしく言っといてね♪」
そしてツーが光りに消える。
川#д川 「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」
最後に呪詛の言葉を吐いて、サダコが光りの中に消えた。
( ;^ω^)(あの店主マジでこえー)
僕は思い掛けない戦闘の疲れで、腰を下ろした。
団長と僕以外は、盛り上がり始めた空気に水を注され、欲求不満を現にしていた。
- 195 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 23:39:55.83 ID:tZN3ikjpO
- もう好きにしてくれ、僕は少し休む。
そう決めた。
だが陛下の不吉な一言は、休む暇が無い事を宣言していた。
川 ゚ -゚)「よし。
今から中央に戻り対策を練るぞ!」
( ;^ω^)「まさか僕も?」
('、`*川 「辺り前でしょ?」
川 ゚ -゚) 「大体お前あの二人に会ってるだろ?
何故その時に気付かなかった?」
( ;^ω^)「時計忘れてたお」
川 ゚ー゚)「懲罰刑な?」
- 196 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 23:43:17.26 ID:tZN3ikjpO
- それだけは嫌だ。
断固拒否したい。
( ;ω;)「絶対、中央には帰りたく無いんだお! 頼むお!」
(‘_L’)「ブーン、流石にお前がこの件の担当だから、一度首都に戻り報告するのが義務だろう?」
団長さんの正論はもっともだ。
もっともだが、親父に今回の失態がバレたら、どんな仕打ちをされるか解ったもんじゃない。
僕は、ツンに走り寄り手を掴む。
( ^ω^)「ツン旅に出発だお!」
ξ;゚听)ξ「え?」
ツンの困惑した表情を無視して、僕は懐から魔術書を取り出す。
移動術式の魔術書だ。
緊急脱出様に、持っていた物をこの窮地に発動した。
川#゚ -゚)「こら! 逃げるな!」
( ^ω^)「バイバイだお! 僕の事は探さないで下さい」
そして光りが僕達を包みこんだ−−
- 197 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 23:45:40.77 ID:tZN3ikjpO
- −−僕は西と南を繋ぐ街道添いの森に、術式の出口を設定した。
( ´ω`)「おぇ」
相変わらずこの魔法は苦手だ。
僕は左手の感触を確かめ、ツンへと振り返る−−
−−そうツンへ……とぉ?
川 ゚ -゚) 「よっ!」
( ゚ω゚)「何故お前が居る! てか手を離せ!」
( ^ω^)人川 ゚ -゚)「離さないよ」
手をぶんぶんと振るが、がっちりと握られている。
( ;ω;)「なんでお前なの?」
- 198 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 23:48:01.89 ID:tZN3ikjpO
- 川 ゚ -゚)「移動する前にツンと私を、移動術式で入れ替えたんだよ」
( ^ω^)「もう勘弁してくれお」
川 ゚ー゚)「やっと諦めたか?」
( ^ω^)「はいはい降参だお」
クーはそれを聞くと僕の身体に、その腕を後ろから巻き付けてくる。
川 - )「ホントは、久しぶりに話したかっただけなんだ」
( ^ω^)「すまんお……」
- 199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:48:05.03 ID:6nT+rRWmO
- しえん
- 200 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 23:50:46.33 ID:tZN3ikjpO
- 僕はあまり中央に帰りたがらない。
幼なじみで、一番仲の良い僕が居なくて寂しいと感じてくれているのは素直に嬉しく思う。
罪悪感が、ちくりと胸を刺した。
川 - ) 「それに、ちょっと用事があったしね」
( ^ω^)「用事?」
川 - )「そう実はな−−」
クーは一つ間を置く。
そして−−
川#゚ -゚)「−−ゴリラの握力は500キロあるらしいぞ!」
−−ごきりと、僕の背骨が砕ける音がした。
死に掛けると回復して、また折るを繰り返す。
僕は投影魔法を掛けたシューの事を、ただ憎むのであった。
- 201 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 23:52:18.89 ID:tZN3ikjpO
- ( ^ω^)は落ちこぼれのようです
第一部完結編
第五話後編
「序章の終わり」
了
- 202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:53:41.32 ID:HVoyA6T5O
- 乙
- 203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:54:38.23 ID:gIPJEbhZ0
- おちゅ
- 204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:55:17.28 ID:6nT+rRWmO
- 乙
- 205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:56:17.72 ID:2+T3jornO
- おつ
- 206 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/11(月) 23:57:40.72 ID:tZN3ikjpO
- 番外編やろうかと思いましたが、疲れて無理でした。
ついでにまだお題くれると有り難いです
さてこの章は大分書き方が変わってしまいましたが、少ない読者の方として今回はどう感じたでしょうか?
読みやすいと感じてくれた方が、居ればこのぐらいの地の文で進もうかと思うのですがイカがでしょうか?
- 207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:57:54.54 ID:ykJ7iTd30
- ペロペロ
- 208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/11(月) 23:59:46.75 ID:6nT+rRWmO
- 読みやすかった
- 209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/12(火) 00:01:10.93 ID:XYH5SB3u0
- >>206
これでちょうどいいんじゃない?
- 210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/12(火) 00:01:36.15 ID:cdIrt7wV0
- おつー
もうちょっと多くても問題は無いと思う>地
- 211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/12(火) 00:01:37.19 ID:M8iYZ/LIO
- 今回の書き方の方がさらっとしてて取っ付きやすいんじゃないかな
前の文章も好きだけどさ
- 212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/12(火) 00:05:04.96 ID:ESk8y9lWO
- おつんでれ
結局支援できんかた 初遭遇なのに…
- 213 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/12(火) 00:07:49.40 ID:bw+5ro/sO
- ある程度好評なようなので、この書き方で書いて行こうかと思います。
次回からは、首都編となります。
ちなみにこちらも短めに終わらせて行く様になります。
何か質問とかあれば風呂入ってから、適当に答ます。
では迷走した作品ですが、次回以降もよろしくお願いします。
- 214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/12(火) 00:08:46.94 ID:tikkC82MO
- 乙〜
- 215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/12(火) 00:10:17.93 ID:XYH5SB3u0
- 努力するかぎり人は迷うものじゃ…乙
- 216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/12(火) 00:11:07.70 ID:Re3Omkt/O
- 乙!
- 217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/12(火) 00:15:20.98 ID:65g9xU0TO
- 乙
未完結での逃走はやめてくだしあ
- 218 名前: ◆YW8tTr3Ies :2010/10/12(火) 00:35:58.40 ID:bw+5ro/sO
- 風呂上がりまんた
>>217
最悪避難所でも書きますよ
では特にないようなので、お休みです。
- 219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/12(火) 01:16:55.33 ID:ChALnbeB0
- 乙
今のブーン系で一番期待してる
- 220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/12(火) 01:17:15.88 ID:V6WAj+Tx0
- 乙です。今から読むほ
- 221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/12(火) 01:46:30.57 ID:xAQo2Li0O
- ほ
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