('A`)と( ^ω^)は異世界で絆と出会うようです
- 1 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 22:44:41.94 ID:A3KPZCYU0
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おしながき。
これは【('A`)と( ^ω^)は異世界でもう一度出会うようです】の関連作品のようです。
よって、設定やオリジナルの呼称などが、説明無しで頻繁に登場する嫌がらせ仕様のようです。
というわけで、初見の場合で興味がない人は、ブラウザかタブの閉じるをクリック。
以下、興味あるという奇特な方用のまとめ案内。
前回までのお話。
http://sunaoke.blog116.fc2.com/blog-entry-138.html#more
('A`)が異世界で出会うようです(初期作)
ttp://hebiya.blog40.fc2.com/blog-entry-2297.html
ttp://boonsoldier.web.fc2.com/isekai.htm
('A`)と( ^ω^)は異世界でもう一度出会うようです(上の続編)
ttp://hebiya.blog40.fc2.com/blog-entry-3040.html
ttp://boonsoldier.web.fc2.com/mouitido.htm
世界を巡るようです【合作参加作品】(上の26話と内容がリンクしてるとか)
ttp://hebiya.blog40.fc2.com/blog-entry-3723.html
ttp://booooonovel.web.fc2.com/allstar/roundworld3.html
- 2 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 22:46:16.55 ID:A3KPZCYU0
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ヒルトの城下近くの渓谷に、巨大な建造物が組み立てられている。
何百人もの人間が作業に取り組み、およそ全体の輪郭が現れてきた。
ノハ;゚听)「……改めて見ると、凄い代物ね…」
( ‐ ‐)「これ、こんなのが本当に動くの?」
その光景に感嘆の息をつきながら、ヒルト国王と、その女王が現れるが、
人々は一瞥するも、すぐに作業へと戻っていった。
从 ゚∀从「やあ、女王さまと代理」
( ‐ ‐)「やあ、景気はどうだい」
ノハ;゚ー゚)「……代理っていうのは止めて欲しいわね」
从 ゚∀从「8割は完成したようなもんだよ、だけど、ちと問題があるんだ」
ノパー゚)「……問題?」
- 3 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 22:48:20.03 ID:A3KPZCYU0
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从 ゚∀从「ああ、これが無いと、ちと手詰まりなんだが……」
( ‐ ‐)「僕が何とかできそうな話?」
从 ゚∀从「……いや、こればっかりはどうにもならないな…実は珠が足りなくてなぁ」
( ‐ ‐)「ああ…それはちょっと難しいね、既に集められるだけは渡しちゃったし」
从 ゚∀从「だよなぁ……まあ、当てが無い訳でも無いんだけどさ」
ノパー゚)「あら、そうなの?」
从;゚∀从「うん、けど………弟者だからなぁ……」
ハインは一人、深くため息をつく。
二人は、そんな様子に首をかしげていた。
…………。
- 4 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 22:49:15.96 ID:A3KPZCYU0
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('A`)と( ^ω^)は異世界で絆と出会うようです
02「それぞれの在り処」
- 5 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 22:50:16.19 ID:A3KPZCYU0
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場所は変わり、ルファウス国城内。
ロマネスクは次々にやってくる謁見者の相手に勤しみ、
その周りには、何人かの管理者の姿があった。
( ФωФ)「さて……我は喉が渇いたぞ、誰か茶を淹れて参れ」
(#゚;;-゚)「ここに」
そう言って、お盆に載せた茶を差し出すのは、
顔に深い傷を負った、物静かな女性だった。
( ФωФ)「おお、気が利くではないか、流石はでぃ、我が見込んだ女よ」
(#゚;;-゚)「……」
ロマネスクは茶を受け取り飲み干すと、満足げに茶碗を返す。
でいと呼ばれた女は、小さくお辞儀を一つすると、その場に背を向けた。
(#<●><●>)(……きぃい!! またあの子なの!? いつもいつも…煩わしい子ね!!)
そして、そんな様子を筋肉質な男の背後から、憎々し気に睨む者が居た。
二次元キャラよろしくのキラキラした大きな目と、それに不釣合いな長身の体格、
だが服装は女の代物で、スカートの下はしっかりと無駄毛処理が施されている。
- 6 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 22:52:25.83 ID:A3KPZCYU0
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(*<●><●>)「ね、ねえ…見てくださる? あの子、ああやってロマ様に取り入ろうとしているわ」
そう言って、問いかけるのは自らが身を隠す筋肉質な男。
だが、その筋肉男は物言わず、無反応。無言のまましばしの間が流れる。
( ゚∋゚)「……………」
( <●><●>)「………」
( ゚∋゚)「…………」
(#<●><●>)(きぃいい!! スカしやがってええええ!!)
(;><)(痛っ!!)
そして、彼女(?)は背後に居た小柄な男の足を踏みつけた。
突然のことに涙目になって抗議の目を向けるが、睨み返され萎縮した。
( <●><●>)(……けど、何より気に入らないのは……あの新顔ね)
そして、ロマネスクの傍らに佇む、長身の男を睨んだ。
男の目には、王と同じような痣があり、やたら王に気にかけられている。
(#<●><●>)(何か特別な関係なんでしょう、それは分かるわ……でも気に入らない、気に入らないわ!!)
こうして、彼女(?)は怨念混じりの視線を、傍らの男に向けた。
しかし、ふと視線が交差すると、すぐに笑顔になった。
- 7 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 22:55:08.74 ID:A3KPZCYU0
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…………。
ヒルトの街の中心に、大きな広場があった。
城下前からやや離れた場所に位置する広場には、人の群れが辺りを埋め尽くしている。
それも、広場だけでは間に合わず、家の合間から屋根の上にまで、至る場所に人がおり、
彼らは皆一様に、同じ方向、同じ場所を見据え、これから始まる何かに備えている。
そして、その視線の先には鉄塔と、その中腹あたりにあるステージへと向けられていた。
壇上では、国王を中心に幾人かの姿が見える。
ノパー゚)「それじゃ、頼みますよ」
川 ゚ -゚)「……わかった」
クーは一度喉を鳴らし、ゆっくりとふりむいた。
どよめく声と、圧倒されるような見果てぬ先まで続く人の群れ。
事の始まりは、数日前に行われた、今後についての話し合いだった。
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 22:58:38.26 ID:vLHyr8rYO
- まじか支援
- 9 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 22:58:54.34 ID:A3KPZCYU0
-
(´・ω・`)(けど、信用という話を言うなら……ヒートさんは、いいんですか?)
ノパー゚)(何がかしら?)
(´・ω・`)(こんな状況になって……ブーン……内藤も居ないのに、どうして僕らを)
ノハ--)(ここに、もし内藤君が居たら)
(´・ω・`)(……?)
ノパー゚)(……必ず、そうしたでしょう? それが我が王の意思なら、私はそれを叶えるわ、
どんな状況でも、例えここに居なくても…それが、信じると決めた人間の務めでしょう)
(´・ω・`)(……凄い、ですね)
ノパー゚)(ふふ、あまり見くびらないでほしいわ、ちょっと問題があったからって、
簡単に考えを変えるような、軽い女じゃないのよ?)
从;゚∀从(……強敵だ)
( ‐ ‐)(まあ……いきなり居なくなったなんて問題が起きたら、立場ないもんね)
ノハ;゚ー゚)(うるさいわよ、シュール)
( ‐ ‐)(うん…まあ、僕としても、王代理として立場ないし…)
ノパー゚)(……でも、まさか代理を用意したのが、こういう形で役立つとは思わなかったわね)
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:00:08.41 ID:vLHyr8rYO
- 支援
- 11 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:01:29.23 ID:A3KPZCYU0
-
ξ゚听)ξ(ふん…だが、民はどうする? 騙したままにするのはいいが、その意思はあるのか?)
ノパー゚)(そうね……それは問題ないと思うけど、何なら、試してみましょうか?)
ξ゚听)ξ(試す?)
ノパー゚)(ええ、彼らの意思を、その場はこちらで用意するから、あなた方の誰かが問えばいいわ)
そうして、誰かがそれを問うことになり、それに相応しい人間として選ばれたのが、クーであった。
亡国の元国王にして、この旅を最初から見てきた彼女こそ、適任であると。
川;゚ -゚)(……私なんかで、いいんだろうか)
从 ゚∀从(ああ、つーか他に居ないって)
ξ゚听)ξ(私はそういう場に立つべき人間ではないからな)
('、`*川(……私も、そんな資格はないわ)
川 ゚ -゚)(………)
(´・ω・`)(……打算的な事を言うようだけど、一番効果はあると思うよ)
川;゚ -゚)(しかし……何を言えば)
(´・ω・`)(そうだね……全部を、これまでの旅で見てきたもの、感じたこと、
そういうのを何もかも、伝えてみればいいんじゃないかな)
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:02:30.24 ID:PlDVHWQ8O
- 待ってた支援!
- 13 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:03:40.86 ID:A3KPZCYU0
-
………。
こうして、彼女は壇上に立つに至った。
ステージには台が置かれ、その上にはハインが作成した、
声を大きくさせる拡声器が置かれている。
川 ゚ -゚)(………)
クーは、布地に包まれる折れた剣の欠片を握り締め、祈るように目を閉じた。
思うのは、この剣の主、生きているとは聞かされたが、まだ自分で見たわけではない、
不安もあった、本当は、すぐにでも会いに行きたい。
けれど、彼女は思う。彼がそれを望むだろうか、と。
きっと、そんな事は望まない。そして、きっとこうあって欲しいと、そう願ってくれるはずだ。
川 ゚ -゚)「皆、聞いて欲しい……私たちは世界の――――」
まず言った切り口に、聞いた人々は一様に目を丸くして、
それを後ろで聞いていたヒートは、小さく笑みをこぼした。
そして、深く息を吸い、真っ直ぐに眼下を見据え、
はっきりとした声で、ゆっくりと次の言葉を紡いでいった。
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:04:02.91 ID:34LfwC8a0
- まじかよ新作きてたのか支援
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:06:46.32 ID:DR40hEeJ0
- しえ
- 16 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:06:50.48 ID:A3KPZCYU0
-
自分がかつて滅ぼされた国、VIPの王であった事。
そして、歪んで伝わった英雄と、その戦いの真実を。
これまでの戦いと、旅の中で見てきた物と、出会った物。
失った物と哀しみの原因、それは全てが、一つに帰結する。
川 ゚ -゚)「そして……ロマネスクと呼ばれる人間が、全てを狂わせた、
たった一人の人間の思想が、世界をこうまで変えてしまった」
川 ゚ -゚)「…だが、私たちは生きている、状況は悪く、絶望が今も迫ってきているとしても、
生きて、同じ志の下に集い、そして……全ての真実を知り得る、唯一の存在となった」
川 ゚ -゚)「もし、今私たちの記憶が途絶え、敗北の名の下に全てが統一されたとして、
果たして世界に平和は訪れるだろうか?
出来た傷の理由も知らず、復讐を果たしたとて、本当に報われるだろうか?
力によって形作られ、虐げる者と虐げられる者という統一が、平和と呼べるのだろうか?」
川 ゚ -゚)「……私は、このヒルトという国で学んだ事がある」
戦いという物は、決して悪ではない。
生きる事こそ戦いであると言う様に、それは尊い物だ。
ただ、それに関わる人の心次第なのだ。
川 ゚ -゚)「そして……その尊さの中にあるのは、互いを認め合う心だ、
強者が作る統一では、決して生まれ得ない物」
それこそが、人が目指すべき平和であると続け。
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:07:29.08 ID:WR6kBJVu0
- 初遭遇!wktk!!
- 18 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:09:19.37 ID:A3KPZCYU0
-
川 ゚ -゚)「故に、私達が目指すのは勝利ではなく、知らせる事」
川 ゚ -゚)「ロマネスクを討ち、世界に真実を伝える事」
川 ゚ -゚)「そして、人を狂わせる源である、神具をこの世界から追放する事」
川 ゚ -゚)「故に、私達はこの記憶を消してはいけない、この狂い始めた世界を正せるのは、
他でもない、ここに居る全ての人間だけなんだ、それを皆、自覚してほしい」
川 ゚ -゚)「もう一度言う、私たちは、世界の希望だ」
川 ゚ -゚)「その上で、私は皆に求める」
川 ゚ -゚)「今一度、その力を貸してほしい」
クーはそう言うと、言葉を待つように見渡した。
しかし、返事は無く、ただ静かな空気が流れていく。
その時、静寂を一つの声が切り裂いた。
「いや、もういいよ、駄目だわ姉ちゃん」
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:09:32.64 ID:4d/BiFTi0
- マジかよ
全力で支援
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:09:40.71 ID:PlDVHWQ8O
- 支援!
- 21 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:11:25.36 ID:A3KPZCYU0
-
川;゚ -゚)「……え?」
「あんた分かってねぇよ、全然わかってねぇ!」
( 凸)「何てーか…ねえ?」
(・(エ)・)「うむ、駄目だな」
<_プー゚)フ「ちょっち甘いんだよねぇ」
_、_
( ,_ノ` )「ああ……詰めがな」
そして、釣られるようにして、騒がしい声が広がっていく。
クーはそんな皆の態度に、困惑するばかりだった。
だが、彼らの表情に彼女を否定するような素振りはなく。
ノパー゚)「そうね、その言葉は必要ないわね……」
ヒートは壇上にて、前へと歩み出た。
そして頭上に剣を掲げると、声高々に、
ノパ听)「皆、剣を持て! 己が英雄である事を誇れるならば、その誇りを掲げよ!!」
叫びが、遠く反響し。
渓谷を木霊した。
そして、見渡す限りに広がる人の群れが、雄々と叫び、次々と剣を掲げていく。
ヒートの後ろでも、やはり同じように各々が持つ誇りを掲げていた。
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:12:37.60 ID:p3z4UvLJ0
- うぉおぉおぉおぉぇえぇぇぇぇぇいいいぃ!!!!
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:12:40.72 ID:PlDVHWQ8O
- 熱いな
- 24 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:15:25.75 ID:A3KPZCYU0
-
(´・ω・`)「ちょっと最後が間違ってたね」
川;゚ -゚)「あ……」
ξ゚ー゚)ξ「ここに居る時点で、そもそも意思は一つだったのだろう?」
( ‐ ‐)「なら、言うべきは願いではない」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「その意思を、ただ告げる事」
ノパ听)「皆、覚悟はできているな!! これより我等は、明日を造る世作者として!!」
ノパ听)「そして、我等は世界を照らす希望の光とならん!!」
雄々しき叫びが、幾千と重なり、山々を反響し、どこまでも木霊していく。
地鳴りのごとき声々は、お互いを震わす音となり、それぞれが士気を上げていく。
ノパ听)「これより、出陣する!!」
こうして、彼らはヒルトの地を降り、
山のふもとにて陣を組み、迎撃と、反撃の準備を進めていった。
02 「それぞれの在り処」 終
- 25 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:17:20.45 ID:A3KPZCYU0
-
一ヶ「終わりへと辿る」済 十一ヶ「 」
↓
二ヶ「それぞれの在り処」済 十二ヶ「 」
↓
三ヶ「とある記憶の視点変更」 十三ヶ「 」
四ヶ「 」 十四ヶ「 」
五ヶ「 」 十五ヶ「 」
六ヶ「 」 十六ヶ「 」
七ヶ「 」 十七ヶ「 」
八ヶ「 」 十八ヶ「 」
九ヶ「 」 十九ヶ「 」
十ヶ「 」 二十ヶ「 」
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:17:46.32 ID:WbsB2abL0
- 乙乙!
ワカッテマスw
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:17:48.84 ID:hwwoWJnl0
- 支援
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:18:29.43 ID:V53zR2tnO
- 支援いや乙!
- 29 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:18:30.98 ID:A3KPZCYU0
-
('A`)と( ^ω^)は異世界で絆と出会うようです
03「とある記憶の視点変更」
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:18:48.90 ID:dTmGRUUp0
- そげぶっ
- 31 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:20:16.45 ID:A3KPZCYU0
-
目を覚まして最初に見たのは、苔でも生えてそうな、薄汚れた天井だった。
やたら広い空間の四方はゴツゴツした石の壁に囲まれ、一部にだけ、重そうな鉄の扉がある。
その向こう側からは、今も何かの音がした、川の濁流のようでいて、吹き込む風にも聞こえる。
石畳の上に寝そべっていた身体を起こすと、あちこちに痛みが走る。
固い上に寝ていたせいとも思ったが、この皮膚に感じる熱は、明らかにそれとは違っていた。
「……君、大丈夫か?」
知らない声がした先を見れば、そこにもまた、知らない大人が居た。
薄汚れた身なりに、髭の生えた顎、ボサボサの髪の毛。
それら全てが不信感を煽り、自分は何も答えなかった。
しかし、それは相手にとっても同様なのか、睨むような目を向けてくる。
けれど、不思議と相手に対する恐ろしさは無く、他に何か、どうしようもなく怖いことがあって、
この恐ろしさに比べれば、警戒心を露にする大人には畏怖する理由が無かった。
ふと奥を見ればそこには人の群れがある。まるで、捕食される事を恐れる動物のようだとさえ思った。
その中には若い男女も居た、幼い少年少女も居た、目を閉じて祈る老人も、多種多様に。
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:21:01.58 ID:PlDVHWQ8O
- 支援!
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:22:18.51 ID:V53zR2tnO
- 二話連続か支援
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:22:44.42 ID:qy7CP3Rs0
- おっ、来てた
- 35 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:24:24.06 ID:A3KPZCYU0
-
自分は、そんな周囲を見回していた。
すると目の前の男は、睨むような視線はそのままに問いかけた。
「その剣は……何だ?」
言われて、ようやく自分の傍らに剣が転がっている事に気がついた。
剣は全体を半透明で、宝石を削って象ったような剣だった。
刀身はルビーのように赤く、柄の部分は全体的に紫に覆われている。
何だこれ、と思う僕と。
見覚えがある、と思う俺が居て、とても奇妙な感覚だった。
そして思い出した、何よりも怖いと思っていたこと。
自分が、この牢獄へとやってきた、入れられた、その理由を。
( 、家に帰りたいなら)
嫌だと言ったら、気を失うまで殴られた。
目を覚ます度に、それは何度も繰り返された。
やがてこう考えるようになった。
(―――そこに居る人間を、皆殺しにする事だ)
こんなに苦しい思いをしてまで、それを否定する必要は無いのだと。
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:25:52.28 ID:WbsB2abL0
- 支援支援!
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:26:39.85 ID:PlDVHWQ8O
- 支援…!
- 38 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:26:59.15 ID:A3KPZCYU0
-
俺は目を閉じた、しかし見える物は変わらない、そして何かが聞こえた。
ばら撒かれる水の音と、誰かの悲鳴だった。
倒れた人間の下から、赤い染みが歪に広がっていく。
それが足を汚していくのを、僕はぼんやりと眺めていた。
俺は重なる悲鳴が嫌で、もう聞きたくないと叫んだ、けれど、声にはならない。
何度それが繰り返されただろう、赤く綺麗だった剣はいつしか黒く染まり、
自分に近づく人間は誰も居ない、けれど人が部屋から消える事はなかった、
何処から補充されているのかは知らないが、時折、投げ込まれるように誰かがやってきた。
そして世界が暗転した。
僕は、衝撃に身体が転がる感覚と、鈍い痛みに目を覚ました。
腹の奥が熱く、呼吸ができず、もがく事しかできない。
「この野郎――」
「やられる前に―――」
ふと見上げると、鬼のような形相で何かを振り上げる姿があった。
椅子か何かだ、俺がそう思っていると、その何かが勢いよく振り下ろされ、
僕はその何かが折れる音と、耳の奥で何かが砕けるような音を聞いた。
- 39 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:30:20.75 ID:A3KPZCYU0
-
横向きの世界に、足が並んでいて、伸ばした僕の手もその下にあった。
その足は次から次へとこちらへ飛んできて、その度に世界がぐるりと回る。
赤く染まっていく視界の中、最後に見えたのは目の下から広がっていく、どこかで見た黒い染み。
目頭が熱くなるのを覚えた、言葉にしようとした声は、か、と言う単音にしかならない。
色々な思いが巡る、その中に俺の知る名前がいくつかあった。
もう痛みも何も感じないけれど、ただ、怖かった。
怖くて怖くて、自分は泣きながら求め続けた。
(だれか………たすけて………)
目を閉じたら、もう二度と開けない気がして、僕は必死に目を開けようとした。
けれど、目を開けているのに視界がぼやけていく、何も見えなくなっていく。
そして、世界がまた暗転した。
目を覚ますと、何があったのかはわからないけど、俺はまた剣を手にしていた。
若干、赤色に戻っている刀身は、見知らぬ男の首に突き立っている。
喉から赤い気泡を浮かべながら、痙攣する男の顔をよく見れば、
それは以前、椅子の様な物を振りかぶっていた人間と重なって見えた。
引き抜くと、何度か鼓動するように飛び散ったものが全身に降りかかる。
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:32:37.03 ID:vLHyr8rYO
- 一話読んできた支援
- 41 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:32:45.76 ID:A3KPZCYU0
-
俺は泣いていた、僕も泣いていたと思う。
嫌だ嫌だと叫んでも、その言葉は誰にも届かず。
あの時に感じた、目を閉じてしまう事の恐怖が僕を狂わせていく、
痛いのが嫌で、怖いのが嫌で、苦しいのが嫌で、終わってしまう事が、
死ぬのが、どうしようもなく、恐ろしかった。
僕に帰りたい場所がある事を、俺も知っていた。
のどかな山の中だ。
そこには僕の両親が居た。
そして、二人の幼い兄妹が居た。
僕は兄の事をとても慕っていた、俺はその名を知っていた。
だから、僕が感じている恐怖はよくわかる。
僕はただ、帰りたいだけなのだ。
最初は、間違いなく、そうだった。
やがて、僕にひとつの変化が現れる。
- 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:33:34.61 ID:PlDVHWQ8O
- 支援……
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:33:35.56 ID:V53zR2tnO
- あいつか支援
- 44 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:34:49.90 ID:A3KPZCYU0
-
したくない事をしているのは何故だろう。
こうまで誰かに恨まれているのは何故だろう。
それは僕が悪いのだろうか?
少しずつその行為に慣れていく僕を、僕は正当化する事を考えていた。
僕じゃない、僕のせいじゃない、そうやって逃げ続ける果てに、
僕の中にもう一つの僕が生まれ、生まれた僕は遠巻きに僕を眺めていた。
人を傷つける事に躊躇いの無い僕を、僕が眺めていた。
僕がよく使っていた、特徴的な語尾が消えた日を、俺はよく覚えている。
再び、世界が暗転した。
- 45 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:37:23.29 ID:A3KPZCYU0
-
気がついたのは、身体を濡らす冷たさと、周囲に響く雨音だった。
見覚えのない山道、ぬかるんだ地面に幾度も足を取られ、体は泥にまみれている。
つまづいて転ぶと、足元にあった石で膝をすりむいた。
その際に、自分の腰の辺りから金属的な音が聞こえた。
木々に覆われた上天からは、葉に落ちる雨音が止むことなく響き、
僕はどうしてここに居るのか分からない。
俺は行っちゃ駄目だと届かぬ言葉を叫んでいた。
(……)
僕は何をしているのか、分からなかった。
俺はどうしようもなく嫌な予感を覚えた。
身体に走る痛みと、訳の分からない虚無感に、自然と涙がこぼれた。
けれど、それも雨と一緒に流れていく。
嗚咽を漏らしながら、そうしてどれほど歩いただろうか。
やがて、広まった場所に出た。
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:38:39.49 ID:7/0jNWml0
- 支援
- 47 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:41:33.68 ID:A3KPZCYU0
-
降りしきる雨の中、僕は立ちすくみ、ぼんやりと眺めていた。
すると、大きな窓に人影が浮かんだ。小さな影だった。
よく見れば、まだ幼い少女だった。
少女はすぐに僕を見つけ、指をさしながらふりむいて、何かを叫んでいる。
新たな人影が、釣られるように現れた。今度は大きな影だった。
大人しそうな、それでいて綺麗な女性だった。
けれど、僕を見るなりその表情を一変させ、酷く驚いた様子を浮かべると、
すぐにその場を離れていった。そして少女はまだ僕を見つめていた。
「 !!!」
ややあって、玄関らしき扉が勢いよく開かれた。
続けて、中から二人の大人が現れて、靴も履かずに駆けてくる。
何か、叫んでいる。
何か、聞き覚えのある物だった気がする。
こちらへ走ってくる一人、女の方は泣いているように見えた。
そして、彼女が僕の目の前にまでやってきて、手を広げた瞬間、
ひっ、という言葉に、俺は嫌な予感の正体を悟って。
いつかの、椅子のような物を振り上げる姿と重なって。
俺はやめろと叫んでいた。
僕はやめろと叫んでいた。
- 48 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:43:50.14 ID:A3KPZCYU0
-
雨が、より一層強く降り注いだ。
- 49 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:45:24.64 ID:A3KPZCYU0
- 雨に混ざって、赤い雫が降り注いで、僕を染めていく。
足元には、血溜りが、大きく広がっていた。
一つが、呻き声を上げながら、僕を見上げていた。
「どうして」
続く言葉が、遠い日に聞いた、あの笑顔と重なった。
そしてもう一つは、僕に覆いかぶさるようにしながら、
目には涙を溜め、口からは赤い筋を垂らしながら言った。
「よかった」
そう言って、崩れていく体が、びしゃりと水溜りに沈む。
僕を抱きしめる感触を、遠い昔に知っていたような気がした。
降り続く雨の中、ふと、顔を上げた。
あの家の玄関には、僕と同じくらいの背丈の男の子が居て。
驚きと、嘆きが混ざったような表情で、こっちを見ている。
それにも、見覚えがあった。
- 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:45:53.80 ID:PlDVHWQ8O
- しえん
- 51 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:48:10.54 ID:A3KPZCYU0
-
そして、僕の中で、何かが砕け散っていく音を聞いた。
気付けば、僕は来た道を駆け出していた。
強烈な眩暈を感じて、世界がぐるぐると回り始める。
そして、頭の中が真っ白になって、僕は考えることをやめた。
「は」
走りながら、気付けば口元がつりあがっていた。
「はははははは」
坂を駆け下りる最中、幾度と無く転び、木に衝突し、
顔面の至る所から血が垂れ、身体中が痛みを訴えている。
「はははははははははははははは」
やがて僕は大きく躓き、そのまま転がり、木に衝突し、天を仰いだ。
喉から出てくる言葉は、意思とは関係なく出続けた。
「あはははははははははははははは――――――――――」
感情の込められていない、笑う言葉がただの叫びになって、
雨が降りしきる木々の合間に、物悲しく響いていた。
- 52 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:50:48.13 ID:A3KPZCYU0
-
…………。
その光景は、ここで途絶え、そこから先を見る事は無かった。
俺はただ、その全てが悲しく見えて、泣いていた。
すると、俺の前に誰かが現れた。
「……こんな物を見せたい訳じゃなかったんだけど」
俺は、この声の主と、今までに見てきた物が何なのか、
その全てを悟った、理解ってしまった。
(;A;)「……モナー…さん」
( -∀-)「いや、違うよ、家族を想って生まれたモナーって人間はね、もう、ずっと昔に死んだんだ、
……僕はモララー、ただの人殺しさ、それ以外の何者でもない」
許せない筈だった、例えどんな理由がそこにあったとしても、
この人を許せないと、そう思っていた。
なのに今は、ただ、悲しかった。
今までにしてきた事も、今こうして俺に言う言葉も、
その全てが、とても悲しい物に思えて、ただ、あまりにも悲しくて、涙が止まらなかった。
- 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:50:53.27 ID:4d/BiFTi0
- しえーn
- 54 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:53:33.22 ID:A3KPZCYU0
-
( ・∀・)「ほら、泣いている暇はないよ、君にはやるべき事があるだろう?」
思い出せ、とモララーは言った。
何を思い出すより先に、色々な顔が浮かんできた。
あの世界で出会った様々な人や、友達と、何より大切な人。
そして、今に至るまでの最後の記憶。
折れた剣、迫る黒い剣、そして身体が浮き上がる感覚。
ドクオは歯を食いしばり、涙を拭うと立ち上がり、辺りを見渡した。
(;'A`)「……ここは」
そこは、何も無い空間だった。
空も地面も無く、白い霧に包まれたようにあたり一面は真っ白。
訳が分からないと言った風に見回すドクオに、やがてモララーが口を開く。
( ・∀・)「ここは君と僕の記憶の狭間……まあ、有体に言えば夢の中ってやつだね、
そして、ちょっと君に渡しておきたいモノ……見せたいモノがあるんだ」
('A`)「見せたい物……ですか?」
あまりに非現実的な事だったが、ドクオは何故かそれを疑問に持つことはなく、
むしろ、それが当然であるような不思議な納得感を覚えた。
- 55 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:55:22.23 ID:A3KPZCYU0
-
( ・∀・)「うん、君はさ、あの剣を完璧に近いまでに操ってみせたけど……まだ一つ、足りない部分がある」
( ・∀・)「そしてそれは……君だけじゃ、絶対に埋める事の出来ない」
あの剣、自分が受け継ぎ、管理者となった神具レーヴァテイン。
その全てを理解しても尚、足りない部分がある。ドクオ自身もそれを理解していた。
揺るぎの無い意思が、炎を出すあの剣を扱うことに置いて、足りない物。
( ・∀・)「君にはまだ、劣等感がある」
かつて、伝説にまで謳われた神具と、その管理者。
ドクオはまだ、そこに自分を当てはめる事ができなかった。
あの人たちの意思を継ぐ、という思いの傍らにある一つの感情、
追いつきたい、と願いながら、どうしても拭いきれないもの。
それこそが、適わない、という劣等感だった。
( ・∀・)「だから僕は、この剣に刻まれた記憶の欠片で、一つの可能性を提示する」
(; A )「……え?」
ドクオは驚きに目を見開き、呆然と肩を落とした。
モララーの言葉にではない、彼の背後、そこにあらわれた二つの人影に。
- 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:57:52.71 ID:PlDVHWQ8O
- しえん!
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/20(火) 23:58:37.20 ID:tSt1YPjFP
- 支援・・・
- 58 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/20(火) 23:59:00.31 ID:A3KPZCYU0
-
(,,゚Д゚)
ミ,,゚Д゚彡
一つは、よく見知った、あの日に失った恩人。
そしてもう一つは、見知らぬ姿だった、けれど、何故か名が浮かんだ、
何故なら、その知らぬ人物が手にするのは、炎が宿るあの、自身が持つ剣に他ならなかったから。
( ・∀・)「さあ、始めようか……叶わぬ夢への回帰を」
03 「とある記憶の視点変更」終
- 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/21(水) 00:01:42.02 ID:AAyE/vDdP
- 乙!
再登場きたか・・・
- 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/21(水) 00:02:26.37 ID:2d/O8hn40
- おお…
- 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/21(水) 00:04:33.59 ID:ACzjaiVsO
- うおお乙!熱いなこれは!
- 62 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/21(水) 00:05:59.04 ID:cz/zXF9h0
- 一ヶ「終わりへと辿る」済 十一ヶ「 」
↓
二ヶ「それぞれの在り処」済 十二ヶ「 」
↓
三ヶ「とある記憶の視点変更」済 十三ヶ「 」
↓
四ヶ「激突する意思」 十四ヶ「 」
五ヶ「それぞれの決意」 十五ヶ「 」
六ヶ「夢で逢えたら」 十六ヶ「 」
七ヶ「 」 十七ヶ「 」
八ヶ「 」 十八ヶ「 」
九ヶ「 」 十九ヶ「 」
十ヶ「 」 二十ヶ「 」
- 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/21(水) 00:07:35.50 ID:O143YNXn0
- 一つ一つがすっげー短いな
なんかオマケみたいだ
- 64 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/21(水) 00:09:00.69 ID:cz/zXF9h0
-
ミ,,゚Д゚彡「さーて、次回のいせ…きず……? うん、はー!!」
04「激突する意思」
ついに火蓋切った未来を決める戦い、ジョルジュが帰ってきたり、みんな強かったり、
母者つえーしたりしてたけど、そこに現れたのは……。
05「それぞれの決意」
敵となって現れたブーンの存在にてんやわんや
そしてジョルジュは何かを決意する。
06「夢で逢えたら」
記憶の狭間でドクオはかつての英雄達と出会い、
そして、彼らを乗り越えるべく、試練に立ち向かうとか…!
ミ,,゚Д゚彡「の三本のうちいくつかです、楽しみですね!」
(;゚Д゚)「予告っていうかただのネタバレじゃねーか!!」
- 65 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2010/07/21(水) 00:12:04.36 ID:cz/zXF9h0
- というわけで終わりです。ありがとうございました。
書いてて思ったけど、今回は本当に話の筋道が決まってるから、
予告はネタバレにしかならないですね。
あと、どっかでも言ったけどこれは短編並みの短さになるので、
一区切り分はそんなに多くないとか。
- 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/21(水) 00:13:58.43 ID:R3iUrnjZ0
- 乙でした!次回楽しみだ
- 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/21(水) 00:14:59.22 ID:/NIHfhrI0
- 乙
次回を楽しみに待ってるよ
- 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/21(水) 00:18:05.47 ID:BNBLSdIhO
- 乙乙
今夜は夜通し読み直ししてくるか
- 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/21(水) 00:47:41.75 ID:C/i5tlNq0
- 乙
- 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/21(水) 00:50:21.72 ID:Dncd2WsgP
- うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
見覚えあるタイトルだから開いてみたらあばばばばばばばばばばばばばば
ぶっちゃけ打ち切りだと思ってたよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
全部
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