◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:02:06 ID:fCqCXz8M0<>投下します。<>◆川 ゚ -゚)ゲームに集うは、切り札のギャング達のようです◇ ◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:02:53 ID:fCqCXz8M0<>
8日目
―01:55:32―

思えば俺は奴だけを狙っていた。
初日にショボンにプルトニウムの密輸の横取りに誘われた時もそうだ。
モララーと聞いただけで、俺の体内を巡る血が一斉に騒ぎ出し、返事は即答だった。

俺は奴が大っ嫌いだ。
俺よりも目立ちやがって…何様のつもりだよ。
民衆から鳴りやまぬ歓声を浴び、常にお茶の間や新聞に顔が載る。

俺なんて3流ゴシップ記事にしか載らねーよ。
しかも俺ではない偽物を騙った別人だし。ふざけんな。
お前らマスコミ共はちゃんとカメラを構えてるんなら、しっかりと俺の勇士を収めろよ屑。

それはともかく、俺はアイツを痛い目にあわせる為に、この7日間徹底的にマークした。
その結果がこれだ。
金は1レスの稼げず、アイツは困らず。

なんだよこれ…。
俺…全然目立ってねぇじゃねぇか。負けてばっかじゃねぇか。
  _
( ゚∀゚)「どうしてこうなったんだよ…」<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:05:28 ID:fCqCXz8M0<>午前2時。
VIPの首都沿岸の埠頭まで車を走らせて着く。
風と波の音だけが囁く港は、影しか見えない暗闇の世界に染まっていた。
ドアを開けて出てみると、圧力のかかった重い風が顔を目掛けて当たる。

  _
( ゚∀゚)「…次だ。次こそは必ず」

目の前に浮かぶ巨大なシルエット。
豪華客船【Trick Taking号】だ。
VIPとラウンジを繋ぐただ一つの繋ぎ。
間も無くコイツはラウンジに向けて出発する。

モララーは必ずコイツに乗る。
今日この船ではVIPとラウンジの「平和協定宣言40周年記念式典」が行われる。
もちろん乗船しているのは両国の上層階級共だ。
うまく行けば、モララーのキャッシュカードだけでなく、乗組員全員の資産をぶんだくれる。
  _
( ゚∀゚)「見てろよモララー…。あの時の借りは必ず返すぜ…」

俺は鞄を掴み上げ、ドアを閉める。
準備完了。発声、滑舌よーし。

  _
( ゚∀゚)「いいか…この『ゲーム』、勝つのは…」


俺だ。<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:07:37 ID:fCqCXz8M0<>―04:19:37―

('、`*川 「本日の予定は、以上になります」

( ・∀・)「了ー解ー」

広々とした客室に置かれたソファーに横になりながら携帯ゲーム機を弄る。
着ていたワイシャツには皺が生まれ、ネクタイはよれっとしたが気にしない。
秘書はやれやれと言った態度で、俺から目を逸らす。

('、`*川 「…私は一度部屋に戻ります…が広い船内ですから、どこかへ出かける際は私にご一報お願いします」

( ・∀・)「わかったわかった」

('、`*川「それと…明日の協議の資料は必ず今日中に読み通しておいて下さいね」

( ・∀・)「わかってるっての」

('、`*川「あと、朝食の時にラウンジの外務…」

( ・∀・)「うるせー」<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:10:49 ID:fCqCXz8M0<>俺の秘書は心配性の気があるようだ。めんどくさい奴。
それでも仕事は完璧にこなすので仕方なく置いている。

秘書が部屋を出て言った後、壁に付いた小さな窓を見る。ずいぶんと船は進み、陸は見えなくなっていた。
ラウンジとVIPの距離はそう遠くは無いが、この船がクールズ客船なので移動はゆっくりとしている。
しばらくはこの揺れを楽しむことになりそうだ。

正直、こんなところでゆっくり寛いでいる場合ではないのだが、いかんせんやる事が無い。
この船だって、好きで乗っているわけではない。
ラウンジにて大きな商談が控えているので、仕方なしに乗っているだけだ。
「平和協定宣言40周年記念式典」なんてただの建前上の茶番でしかない。

本当の目的はラウンジに対する多額な軍事支援。
どうやらラウンジは近々シベリアに総攻撃を仕掛けるようだ。
その支援をVIPに頼む。まぁ想定できる事態だ。

まあ俺にはどうでもいいが。<> 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします<>sage<>2010/05/23(日) 23:13:49 ID:zAsGNZu2O<>待ってたヨー 支援<> 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします<><>2010/05/23(日) 23:14:18 ID:ns7Hp8fw0<>キターー!<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:15:40 ID:P/4Hb.VY0<>( ・∀・)「あ〜…暇だねどうも」

正直、ここにいてもやる事が無い。
乗船してすぐに仮眠をとったので眠くない。
ゲームもつまらない。

今やりたい事と言ったら稼ぐ事。これに尽きる。
しかし、この船内で稼ぐ事なんてできるはずもない。

( ・∀・)「そうだ。出かけよ」

俺はソファーから身を起こし、ソファーに掛けていた背広を手に取る。
頭を3回掻き回し、革靴を履いて立ち上がる。

( ・∀・)「さて…どこへ行くかな〜」

今、気になるとすれば…甲板くらいか。
どうも人が賑わうカジノやビュッフェは苦手だ。
反吐が出る。<> 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします<><>2010/05/23(日) 23:17:10 ID:T1gTsL6kO<>俺の週末の楽しみキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:19:45 ID:P/4Hb.VY0<>俺は扉を開け、甲板に向かった。
船内の地図は既に頭に刻まれている。
甲板までの最短ルートなんて探すまでもない。

秘書に一言告げようか迷ったが、僅差でめんど臭さが勝り、扉の前をスル―した。
後で適当にメールを入れておけばいいだろう。

( ・∀・)「おっ…あそこだな」

エレベーターで下り、客室の廊下をまっすぐに進む。
奥にあるドアを開けると広い部屋が待っていた。どうやらここはダイニングレストランのようだ。
室内には真っ白なレース状の布に覆われたテーブルがいくつも置いてあり、その全てに燭台が置かれている。
床にはペルシャ柄の絨毯に壁にはルネサンス期の絵画が飾られていた。
今は蝋燭に火は灯されておらず、天井に飾られたシャンデリアがキラキラと輝いている。

その部屋の奥にはガラスの窓があり、透き通った壁の向こうに俺が行きたかった甲板が見えた。

( ・∀・)「思っていた以上に真っ暗だなw…その方がいいや」<> 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします<><>2010/05/23(日) 23:20:41 ID:6xpZYORkO<>キターーー!!!<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:21:39 ID:P/4Hb.VY0<>窓を開け、甲板に立つ。
側にいた乗組員の「危ないですよ」の声に俺は聞く耳を持たず、無視して甲板をうろうろし始めた。
甲板には誰も居らず、俺一人の貸し切りとなっていた。
当たり前だ。こんな時間に来る奴の気がしれない。

波の音が耳に心地よく響く。潮の独特な香りが鼻に流れ込んでいく。
予想以上に居心地がいい。ずっとここにいたいくらいだ。

( ・∀・)「うーむ…コイツは酒が飲みたくなるな」

俺はもう一度レストランに戻り、キッチンに向かう。
キッチンで朝食の下準備に取り掛かっていたコックにチップを渡し、ソムリエと話を付け、ヴィンテージもののワインボトルをもらった。
もう一度甲板に行き、ワインのコルクを開ける。その時だった。

( ・∀・)「……………ん?」

甲板に一人、人間が立っている。
長い髪の…女性だろうか。あるいは女装癖の男か。
海風に靡く長い髪が邪魔をしていて誰だかわからない。
誰だか知らないが、ここに俺以外の人間がいるのは不愉快だった。<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:23:37 ID:P/4Hb.VY0<>( ・∀・)「おい。お前誰だよ」

俺はボトルに口を付け、口内にワインを流しながら女に近づく。
最初は秘書かと思ったが、奴はここまで長くは無いし、色も茶色に近い。
しかし、この女(らしき人物…だと思ったが体のつくりからして恐らく女だろう)に近づけば近づくほど少しずつ色もはっきりしてきた。
真っ黒な長い髪。紫色のドレスを纏い、ただじっと手すりから海を見つめている。
飛びこむつもりか?

俺の声が聞こえないのかじっと海から振り向きもしない。
自殺志願者だかなんだか知らないが大統領を無視するとはいい度胸だ。

( ・∀・)「おい。死ぬなら早く死ね。死にたくないなら3秒以内に飛びこめ」

俺はその女の肩を掴み、少しだけ張った声で伝える。
その女に反応があったのは30秒もあとのことだった。

「あいかわらずだな。モララー」

長い髪の向こうから聞こえてきた俺の名前を呼ぶ声。
声だけで大統領だとわかるのか…コイツは…。<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:26:49 ID:P/4Hb.VY0<>いや違う。
コイツは俺を知っている。
この国民以上に俺の事を知っている。
何故なら俺がこの女の声を覚えていたからだ。

( ・∀・)「…おい。こっちを向け」

女はゆっくりと振り向く。
俺は暗闇の中、その顔を凝視した。
その瞬間、背後から何者かによって俺の脚を掴まれた。

( ;・∀・)「うお!?なんだ!?」

俺は反射的に掴まれた足を上げる。
そこには、1匹の犬が捕まりぶら下がっていた。

▼・ェ・▼ヘッ、ヘッ、ヘッ、

( ;・∀・)「なん…犬?」

「すまないな。久しぶりの外出に興奮しているんだ」

目の前にいた黒髪の女が答えた。
すかさず俺はその顔を見る。

( ;・∀・)「やはりお前だったか…」



川 ゚ -゚)「やぁ。モララー。体調管理はしっかりしているか?」<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:30:41 ID:P/4Hb.VY0<>―04:43:41―

( ´_ゝ`)「いったいいつまで俺らはこの船を彷徨っているんだ…」

俺と弟者は乗船後、ずっと船内を歩き続けている。

(´<_` )「いい運動になるだろ?メタボリック対策だ」

( ´_ゝ`)「いや、俺ら動かない代わりに飯喰わないから」

船内を歩き続ける理由は一つ。
俺たちはジョルジュを探すためだ。
奴がこの船にいるとしたら、その行動は簡単に予測できる。

(´<_` )「やっぱ…爆弾だよなぁ…」

( ´_ゝ`)「そりゃそうだろ。この海上で一番の脅威になるとしたら沈没だしな」

(´<_` )「まったく…めんどくさい仕事を押し付けられたな」<> 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします<><>2010/05/23(日) 23:31:55 ID:T1gTsL6kO<>ブーン以外みんな来てるっぽいな<> 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします<><>2010/05/23(日) 23:33:04 ID:wsshEtU6O<>作者待ってたよおおおおおおおお!!!!!


ということで全力で支援<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:33:29 ID:P/4Hb.VY0<>俺達はクーとツンのなされるままに動かされた。
この船内での俺達の目的は「Player」を全員集める事。
ロマネスク…ジョルジュ、モララー。
コイツらを全員呼び出し、モナーさんの死について決着をつけようという魂胆だった。
もちろん俺達の中にいるかもしれないが、集まるだけならば誰が呼びに行こうと関係ないだろう。

俺ら【ポケットテン】は【ジャック】を。
【クイーン】と【エース】は【ダイヤ】。
【ハート】が【セブン】。
そして【クローバー】が【キング】に接触を試みるという話だ。

【スペード】であるショボンは着ているか分からない。
…が、必要ならば来るだろうという結果で議論は落ち着いた。

(´<_` )「しかし、全然見つからないな」

( ´_ゝ`)「よくよく考えてみれば、客室にこもられたらどうしようもないしな」



俺達はIT以外での探索には頭が回らないらしい。<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:35:28 ID:P/4Hb.VY0<>探し始めてから3時間。
客室前の廊下。ビュッフェ。ロビー。カジノ。バー…と、いろいろ回ってみたが、一向にジョルジュは見つからない。
正直日頃歩かない俺達の脚は限界に来ていた。

(´<_` )「とりあえず…甲板行かないか?」

弟者が唐突に提案をする

( ´_ゝ`)「別にいいが…何で?」

(´<_` )「正直、室内はもううんざりだ。妙に蒸し暑いし閉塞感が辛い」

確かにその意見は全面的に賛成だ。
そろそろ日も出てくるだろう。
水平線に映る夜明けもさぞかし美しい事だろう。

( ´_ゝ`)「よし。行こうか」

俺は地図を広げ、甲板へのルートを探す。<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:38:27 ID:P/4Hb.VY0<>



【◆川 ゚ -゚)ゲームに集うは、切り札のギャング達のようです◇】<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:42:02 ID:P/4Hb.VY0<>―04:32:12―

(*゚ー゚)「レイズ、4万点♪」

また会場から歓声が沸き起こる。これで何度目だろう。
稼いだ金か、私の美貌か。
周囲にいる人間は私を取り囲み、歓喜に沸く。

それに比べ、同じテーブルに座っている他のプレイヤーはテーブルにうつ伏せ、生気が感じられない。
たかが全負けしたくらいで何を…

私は改めてカジノを見渡す。
確かに他のクルーズ船と比べるとかなり広いが、本場ほどではないので、会場にいる全ての人間を見渡せる。

(*゚ー゚)「…ブーン君…いないなぁ」

彼ならここにいると思ったのだが…まだいないようだ。
まだ自分の部屋で眠っているのだろうか、それとも元より乗っていないのか。<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:45:11 ID:P/4Hb.VY0<>
(*゚ー゚)「う〜ん…まぁいいか。」

私はまたテーブルに戻り、ベットを払う。
周りは金持ちだらけなので、このままずっと稼ぐことだってできる。
ずっとここに座っていればいつかは来るだろう。

2枚のカードが配られる。

(*゚ー゚)「コール」

引き続き、ポーカーをやる事に決めた私は精神をこのテーブル上全てに張り巡らせる。

≪よし!良いカードだ!≫

≪あの女…全く読めねぇ…≫

≪ここは張ったところでブラフがばれそうだな…降りておくか≫

≪貧乏ゆすりなう!≫

≪糞…あの胸元が気になって集中できない…≫

表情からいろんな声が聞こえてくる。
このテーブルに座っている全ての人間にカードが渡った瞬間から、そのカードの柄は顔に、動作に映し出されるのだ。<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:46:50 ID:P/4Hb.VY0<>ディーラーが3枚のカードを場に開く。
私は自分の手札と見比べる。
状況はブタ。これ異常どんなカードが来てもせいぜい3カードどまりだろう。

しかし、私は張ることにした。

(*゚ー゚)「レイズ、20万」

また会場が湧く。彼らは私の事をどう見ているのだろうか。
一流のポーカープレイヤー?
それとも完璧なイカサマ師?
残念だけど、そのどちらも違う。




私は【ハート】。人の心を見る事ができる詐欺師。<> 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします<><>2010/05/23(日) 23:48:49 ID:Zt2DYSzYO<>支援<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:48:59 ID:P/4Hb.VY0<>最終ベットまで残ったのは結局私ともう一人の男だけだった。
その男はさっきから散々私に負けていて、少なからず私に警戒心を抱いている。
ここが攻め時だ。

(*゚ー゚)「オールイン♪」

私はいっきにチップを場に送る。
男は瞳孔を開いて私を見つめる。

この男は降りる。間違いない。
既にコイツのチップはそこを尽きかかっている。
彼もオールインしないとこの勝負には乗れないだろう。

じっと彼の反応を待つ。
10秒…15秒…。そして…


彼はため息をつきながらカードを放り投げた。
彼の手札はストレートだった。

(*゚ー゚)「予想通り♪」<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:52:58 ID:/EETFGl60<>(*゚ー゚)「お疲れ様。良い勝負だったわ」

私は彼と握手をしてもう一度テーブルに戻る。
これで全戦全勝。稼いだ金も最初にチップに換えた金額の20倍にも膨らんだ。
このままどんどん稼ごうと思ったが、ここで問題が出てくる。

今まで座っていたプレイヤーもみんな彼に続いて席を立ってしまった。
これでは稼ぐに稼げない。

(*゚ー゚)「うーん…まぁ想定していたことなんだけどね」

こうなる事は始めからわかっていた。
強すぎる草食動物をライオンは狙わないのと同じ事。
しかし、それでも私は勝たなければならなかった。
本来の目的はブーン君と接触する事だったから。

私がここで常勝すればその噂を聞きつけ来ると思ったが…どうやら現れる気配は一向に見られない。<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:54:15 ID:P/4Hb.VY0<>ディーラーも座っているのが私しかいないのでゲームが始められず暇をしていた。
私の後ろに集まっていた人も、始まらないとわかるとぞろぞろとこの場を離れていった。

(*゚ー゚)「うーん…場所を変えようかな…」

他にも遊べるゲームはいくらでもある。
バカラ、ブラックジャック、ルーレット、スロットマシーン…。
しかしどれも心理戦に掛ける。

私はブーン君のような力を持ち合わせていないので、機械を相手に稼ぐことはできない。
できれば同じ時間を潰すでも金を稼ぐ方がいいだろう。

私はテーブルに腕を尽き、顔を伏せた。
いっそ、部屋に戻ってしまおうかと考えたその時だった。

「ここ、空いてるかな?」

不意に男性の声が聞こえたので私は顔を上げた。
そいつは私のよく知る顔をしていた。



(´・ω・`)「僕も参加しようじゃないか」<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/23(日) 23:57:59 ID:P/4Hb.VY0<>◆10:ダウト 前編

―04:29:23―

ξ゚听)ξ「いないわね…」

('A`)「いないな…」

俺は車椅子に乗ったツンを押しながらロマネスクを探す。
俺達は客室でもロビーでもカジノでも無い、動力室や操舵室、いわゆる「関係者以外立ち入り禁止」区域を探している。

ここにロマネスクがいるとは到底思えないが、ツンはこの船の内部に詳しいというので、仕方なくこの辺りを探す。
こいつから「ルーレット」を受け取るまでは、仕方なくついて行くしかない。

('A`)「お前…ちゃんと探す気あるのか?」

正直、いくら詳しくてもここにいないんじゃ意味がないだろう。
しかも相手は変装の達人。もともと見つかるわけがない。
一応念には念を入れて銃を構え、いたるところを探し回ってはみたものの…

ξ゚听)ξ「は?…何を?」

当の本人がこの有り様だ。
探すこと自体建前なんだと思えてもおかしくない。<> 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします<><>2010/05/23(日) 23:59:06 ID:wsshEtU6O<>ショボンがブーンを繋いで引きずって…るわきゃないな支援<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:01:20 ID:H23AseMI0<>('A`)「こんなところにロマネスクがいるとは思えないんだが…」

俺達は今、貨物室をうろついている。
確かに今までのロマネスクならばここにいてもおかしくは無いが…今は関係無い。

ξ゚听)ξ「………」

('A`)「………」

ξ゚听)ξ「…………」

('A`)「………………?」

ξ゚听)ξ「当たり前じゃない」



('A`)「ちょっと待て」<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:04:15 ID:H23AseMI0<>('A`)「えっお前…ロマネスク探してたんじゃないのか?」

ξ゚听)ξ「それはドクオの仕事でしょ?私は関係ないわ」

('A`)「いや…俺ら二人で組んでる意味とか考えた事無いの?」

ξ゚听)ξ「それよりも何か聞こえない?」

('A`)「いや話聞け……モガッ!」

その時ツンの手が俺の口を塞ぐ。

(;'A`)「………」


(*'A`)

ツンは手に香水を付けているのか、その手からほのかに花の香りがした。
俺はその臭いで勃起し、思わずツンの掌を舐める。

勢いよく反対の腕から肘打ちが俺の顔面にやってきた。<> 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします<><>2010/05/24(月) 00:07:22 ID:2q.mwXxAO<>>>31
ドwクwオwww<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:09:34 ID:H23AseMI0<>ξ゚听)ξ「この音…足音だわ」

(#)'A`)「俺には耳鳴りしか聞こえない」

よく耳を澄ますと、カツカツと革靴の踵が床に当たる音が聞こえる。
ヒールではない男性用の靴。

ξ゚听)ξ「おかしいわね。このフロアのスタッフはゴム靴を着用しているはずなのに」

ツンは小声で俺に囁く。
そんな些細なことまで把握しているのかと素直に感心した。

('A`)「他のフロアの乗組員じゃねぇの?」

ξ゚听)ξ「可能性はあるけど、それでもおかしいわ。乗組員は船が動いている間は各自の持ち場を離れてはならないの」

確かにそれは不可解だ。
この足音には何か意味があるのだろう。

カツカツと、音は次第に近づいてくる。<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:13:27 ID:H23AseMI0<>ξ゚听)ξ「ドクオ…銃を構えておいてよ」

('A`)「…わかった」

不穏な空気を読み取り、俺も銃に手が伸びる。
俺らは荷物の陰に隠れ、気配を隠し様子を窺う。
その革靴の人間の影が、ゆっくりと、床に映し出される。

息を飲んだその時だった。

ピタッ、と足音が止まり、その影は動かなくなった。
何かをする様子もなく、ただ立ち止まる。
その光景はどこか不気味に感じる。

「ハハハハハハハハハハハハハハ!!」

その男の笑い声が貨物室に響く。
あまりの煩さに、左手を耳に当てた。
何だ…?あの男…。<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:15:48 ID:H23AseMI0<>「ハハハハハハハハハハハハハハ!!!」

鳴りやまない笑い声はだんだんボリュームが上がっていく。

ξ;゚听)ξ「なんなのいったい…!!」

('A`#)「不快な奴だ…!!」

俺も思わず握った銃に力が入る。
もう、飛び出して抑えかかろうか。
そう思って、影をもう一度見る。

しかし、その床に影は映っていなかった。

  _
( ゚∀゚)「よう。俺の出待ちデートか?」

突然、真上から声が降り注いできた。
間違いない。さっきの笑い声の男の声だ。
そして、俺達のよく知る声でもあった。

ξ゚听)ξ「…ジョルジュ!!」
  _
( ゚∀゚)「なんだ?サインが欲しいなら声がかれるまで媚びろよ」<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:19:13 ID:H23AseMI0<>―04:30:11―

( ;・∀・)「おまっ…何でこんなんところに…」

確かに、「Player」が乗っている気はした。
国外に出れるのはこの船だけだ。
「Player」の連中が外に出たいと思ったのならば、どんな手段を使ってでもこの船に乗り込むだろう。
だが、この女が来るとは完全に予想外だった。

川 ゚ -゚)「勘違いするな。ほとんどの『Player』がこの船に乗っているぞ」

( ;・∀・)「は?」

川 ゚ -゚)「今私が知っているだけでもツンにドクオ、流石兄弟としぃ。私とモララーを含めたら7人もいる」

おいおい…ふざけるなよ。
どんな偶然だこれは…。
いや、まったくもって偶然なんかじゃない。<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:21:27 ID:H23AseMI0<>( ;・∀・)「俺に何の用だ…」

川 ゚ -゚)「ん?」

俺は懐から拳銃を取り出す。
ちょうどいい。コイツらは一度消しておこうと思っていたところだ。
テロリストと決めつけ、この船に乗っている「Player」共を一気に排除するチャンスでもある。

俺が銃を構えたその瞬間だった。
銃を握った手の甲に激痛が走り、思わず銃とワインボトルを手放す。

( ;・∀・)「ぐっ!!」

俺は咄嗟に手を見た。
左手の甲は5cm程抉られ、骨が見える。
ボタボタと夥しい血を流していた。

何が起きた?
クーとの距離は数メートル離れている。
アイツが何かをしたとは思えない。<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:24:01 ID:H23AseMI0<>川 ゚ -゚)「悪いな。あんまりにも怖い顔をしていたものだから、先手を打たせてもらったよ」

( ;・∀・)「?…お前…何をした!」

川 ゚ -゚)「私がしたんじゃ無い。したのはコイツだ」

クーはそっと俺の足元を指さす。
そこには先程俺に飛びついた犬がいた。

▼・ェ・▼ヘッ、ヘッ、ヘッ、

口元を真っ赤に濡らし、俺を見つめる。

川 ゚ -゚)「コイツの脳には私が作ったナノマシンを埋め込んでいる」

( ;・∀・)「ナノマシンだと…?」

川 ゚ -゚)「それを使うと、私の指令を寸分狂わず脳に直接伝えられるのさ」

川 ゚ -゚)「訓練もしっかりと施してある。お望みならば一瞬で殺すことも可能だ」<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:27:44 ID:H23AseMI0<>川 ゚ -゚)「落ち着け。私はお前だけに用があってここに来たんじゃない」

( ;・∀・)「…どういう意味だ?」

川 ゚ -゚)「私はここに『Player』を集めなければならない」

何故だ?この争っている時期に何を集める必要がある。

( ;・∀・)「お前は状況を理解しているのか?」

川 ゚ -゚)「…なるほど。モララー。君はまだ何も知らないらしい」

何も…?




川 ゚ -゚)「モナーさんが殺された事だよ」<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:30:59 ID:H23AseMI0<>―04:46:49―

(*゚ー゚)「あらショボン。久しぶり」

(´・ω・`)「久しぶり。ここいいかな?」

ショボンがここにいる事には何の疑問も抱かなかった。
なんとなくそんな気がしていたから。

(*゚ー゚)「ちょうどよかった。相手がいなくて困ってたの」

(´・ω・`)「そうみたいだね。他のメンバーでも誘えばよかったのに」

(*゚ー゚)「…何でも知ってるのね」

(´・ω・`)「もちろん。君達がここに来た理由も、君達の考えもね」

(*゚ー゚)「だったら、私と勝負しても勝つんだ?」

(´・ω・`)「まあね」<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:34:42 ID:H23AseMI0<>ショボンはそういうと、私の隣の席に座った。

(´・ω・`)「100万のチップをくれ」

ディーラーにそう伝えてからショボンはこっちを見る。

(´・ω・`)「そう言えば、例の彼はどうなったのかな?」

(*゚ー゚)「担当医から離すわけにはいかないから連れてきてるわ」

(´・ω・`)「あっやっぱりそうなんだw」

ショボンはうんうんと頷きながらほほ笑む。
その笑みがまた不気味に感じられ私は少しだけ身を下げた。

そしてショボンのチップが運ばれ、ディーラーも元の位置に戻る。

(´・ω・`)「それじゃあ始めようか」

(*゚ー゚)「そうね♪」<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:37:11 ID:H23AseMI0<>カードがゆっくりとディーラーの手から離れテーブルを滑って私の手元に届く。
私とショボン、2人の手元に交互にカードが来る。

配られたカードをゆっくりめくる。

スペードのA、ダイヤのA。

今回はスタートから好調だ。

(*゚ー゚)「う〜ん…とりあえずレイズ2万点で♪」

私はジャラジャラとチップを中央に寄せる。
ディーラーがそれを受け取るので、後は任せる。

(´・ω・`)「それじゃ、コールだ」

ショボンも私と同数のチップを送る。
ここはハイレート卓なのでまだ小額の方だが、ショボンもある程度手札に自信があるのだろうか。

ディーラーがシューターからカードを取り出し、3枚場に出す。

ハートのA、ダイヤの10、ダイヤの2。<> 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします<><>2010/05/24(月) 00:40:15 ID:vPJfJOTEO<>わくてか


支援<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:41:12 ID:H23AseMI0<>これで私の手にはスリーカードが完成した。
この後10か2が来ればフルハウス。
Aがもう1枚くればフォーカードだ。

(´・ω・`)「どうしたの?良いカードでも来たのかな?」

私の顔を窺うようにショボンが尋ねてきた。
その言葉を聞いて私はおかしくなった。

(*゚ー゚)「20点」

(´・ω・`)「ん?…何が?」

(*゚ー゚)「ポーカーよ。良いカードなんて言ってるうちはまだまだね」

(´・ω・`)「へぇ…具体的に教えてよ」

(*゚ー゚)「ポーカーは手札なんて関係ないわ。いかに相手の手を読み解くかが勝負であって、手札に運を任せているようじゃ素人もいいところwwwそれ、レイズ10万点♪」

私はさらにベットを積み上げる。<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:43:43 ID:H23AseMI0<>(´・ω・`)「為になるね。流石は心理の天才だw…じゃあ僕も上乗せしようレイズ15万点」

どんどん積み重なる賭け金。
私は心の中でにやついてしまう。

4枚目のカードが配られた。
ここが勝負時だ。

配られたカードはハートの4だった。

ここで問題なのはカードではなくショボンの顔色だ。
今まで見てきたプレイ中の動作や表情と比べ、変わった場所を探す。
それにより、ショボンの手札がハッキリしてくる。

彼は手札が配られた時に、瞬きをして7秒カードを見つめる。
しかしその目線は2枚のカードを行き来せず、全体に見渡していた。
恐らく、彼の手は同じランクのカードが揃っている。

そして、場にカードが回って来た時に、彼は手札を掴んでいる右手親指の指先に力を入れた。
つまり、配られたカードの中に自分が持っていたカードが混ざっていた事を意味する。
よってショボンの手札はポケット10かポケット2。<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:44:24 ID:H23AseMI0<>(*゚ー゚)「チェック」

私はここで勢いを止める。
ここまでのレイズは彼のプレースタイルを見る為に掛けた金。
いずれは私の元へ戻ってくるお金だ。
ここで休むことで、ショボンの出かたを見計らう。

(´・ω・`)「あれ?掛けないんだ」

(*゚ー゚)「まぁね。これも作戦のうちよ」

(´・ω・`)「フフフ…今日はしぃ大先生からポーカーについてたくさん学べそうだね」

そう言うと彼は指でトントンとテーブルを2回叩いた。

(´・ω・`)「じゃあ僕もチェックで」



さぁ今のチェックでハッキリした。彼が持っているのはポケット2だ。<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:45:21 ID:H23AseMI0<>仮にもポケット10だった場合、そのまま賭け金を上乗せするだろう。
何故ならこの状態で私がコールすると言う事は、私はブラフで勝負する状態から場を観察するという状態に切り替えた事を意味するからだ。
それでもベットを乗せなかったということは彼にも少なからず懸念される材料が札にあったということだ。
その懸念材料とはカードのランクが最も低い2のスリーカードだからだ。

ならば私もそれに備えて勝負に移る。

最後のカードが開かれた。

スペードの10。

これで彼の手は2のフルハウス。
私はAのフルハウスだ。

これで勝ちは決まった。
もっと額を上げよう。<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:46:26 ID:H23AseMI0<>だが、その瞬間…

(;*゚ー゚)「!!!!!」

ぞわぞわと気持ちの悪い空気が私を包んだ。
全身に寒気が襲い、鳥肌が立つ。
蛇やナメクジのような生物が私の体を這いずり回り、淀みへ連れ込もうとしているような錯覚に襲われた。

今のは…何…?

(´・ω・`)「…どうしたの?君の番だよ」

私はハッと我に帰る。
ショボンはこちらをじっと見つめ、私の返事を待っていた。

(;*゚ー゚)「あ、うん。考え事をしてた…」

(´・ω・`)「なんだ。体調が悪そうに見えたからさw…さぁいくら賭けるんだい?」<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:48:05 ID:H23AseMI0<>(;*゚ー゚)「えっ…ああ、うん」

私は思考を落ち着かせ、ベットラウンドに戻る。

(;*゚ー゚)「……………」

さていくら賭けようか。

私の勝ちは決まっている。
悩む必要なんかない。いっそ全賭けしてもいいくらいだ。

けれど…

(;*゚ー゚)「……………ふ」

(´・ω・`)「………?」



(;*゚ー゚)「フォルド。…降りるわ」<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:49:22 ID:H23AseMI0<>集まっていた会場にざわつきが生まれる。
今まで一度も降りなかった私が降りたのだから。

(´・ω・`)「…なーんだ。つまんないの」

ショボンは手札をテーブルに投げ捨てる。
私はその絵札をじっと見つめる。

(;*゚ー゚)「……嘘」

2枚のカードは、ポケット10だった。
そんな…私の読みは完璧だったのに…。

(´・ω・`)「どうしたの?そんな驚いた顔しちゃってさw」

ショボンが隣から声をかける。
私はその声に振り向く。<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:50:46 ID:H23AseMI0<>(;*゚ー゚)「………何をしたの?」

(´・ω・`)「何って…僕はチェックしただけじゃないか。」

嘘。彼は何かしらこのゲームにカラクリを混ぜた。
ただ、今はまだ分からない。
今はまだ…

(;*゚ー゚)「そう………」

(´・ω・`)「どうしちゃったのさwwまるであり得ない物でも見たようだね」

ショボンはケラケラと笑いながらチップを揃える。



その声は、突然彼の後ろから聞こえた。








( ^ω^)「きっと…そいつは幽霊だお」


◆10:ダウト 前編 〜END〜 To Be Continued-<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 00:52:19 ID:H23AseMI0<>今日の投下は以上になります。

次回も来週の週末には…極力努力してみます。
次も規制が解除しなかった場合、このスレで投下します<> 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします<><>2010/05/24(月) 00:54:06 ID:2q.mwXxAO<>乙


ぎゃああああブーン生きてやがった! マジかよ、どうやって生き残った<> 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします<><>2010/05/24(月) 00:56:41 ID:zaXDvHsAC<>うおおおお!!
乙!
続きが気になるぜ……<> 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします<><>2010/05/24(月) 00:57:13 ID:4RCdsYFUO<>乙、つづきが楽しみだ

ポケット10が分からなかったからググってくる<>
◆4972gaB/9o<><>2010/05/24(月) 01:01:18 ID:H23AseMI0<>ポケット10というのは

2枚ある手札がどちらも10だった時の場合です。

同様に2が2枚だったらポケット2。
Kが2枚だったらポケットK<> 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします<><>2010/05/24(月) 01:03:21 ID:cbfv58Bw0<>ブーンを殺したとされてたミサイルが誰が撃ったものか、が、鍵な気がする

ルーレット、、、<> 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします<><>2010/05/24(月) 01:04:14 ID:4RCdsYFUO<>>>56
トンクス
つまり手札で10のワンペアか

それを二つ名にもつ流石兄弟は一体何なんだ…<> 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします<><>2010/05/24(月) 01:30:30 ID:r5o4Ds3UO<>>>58
過去に作中で「10分あれば何でもできる」→「10分を手中に収める者」→ポケットテンと説明があったはず<> 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします<>sage<>2010/05/24(月) 03:00:11 ID:/CjUr7Zk0<>乙乙
しかし、内緒でこっそり投下すんなよ、総合にでも何処にでも伝えに来てくれって
正直、地の文から台詞まで隅々まで読むのは、この作品ともう一作品しか無いから伝えに来ないと俺が泣くぞ

まぁ、ジョルジュが冒頭で出たから良しとしよう、ブーンも生きてたしな
んで、ブーンの奇跡の力は対戦相手に今回のしぃの様な変化が起こるんだな

今回も色々と面白かった、けど前振り感の強い話だったな、次回の展開に大きく期待<> 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします<><>2010/05/24(月) 08:22:42 ID:vqaSwp.EO<>おつ!
ブーンが生きてて最高にテンションが上がった<> 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします<><>2010/05/24(月) 13:22:28 ID:flrFgINMO<>ネロウの人でジャンプで漫画にしてほしいわ<>