(　＾ω＾)ブーンがアルファベットを武器に戦うようです

1 名前： ◆JIi00.j53MM. ：2010/01/01(金) 15:14:10.50 ID:EVEwk6RA0

まとめサイト
http://boonsoldier.web.fc2.com/arufa.htm
http://hebiya.blog40.fc2.com/blog-entry-2332.html

明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いします

第117話を投下します


※暫定的にトリップを変更しています
詳しくはブログをご覧下さい
http://azwd.blog115.fc2.com/blog-entry-178.html

投下中のトリップは今までどおり「◆azwd/t2EpE」を使用します

2 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:15:22.32 ID:E5a8AwjE0

おおリアルタイム

3 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:15:33.08 ID:C+oYY5xA0

去年も元旦投下だったね

4 名前：登場人物 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 15:15:42.79 ID:EVEwk6RA0

〜ヴィップの兵〜

●(　＾ω＾)　ブーン＝トロッソ
32歳　大将
使用可能アルファベット：Ｘ
現在地：嗟嘆の森付近

●(　ﾟ∀ﾟ)　ジョルジュ＝ラダビノード
47歳　中将
使用可能アルファベット：Ｕ
現在地：嗟嘆の森付近

●(　･∀･)　モララー＝アブレイユ
37歳　中将
使用可能アルファベット：？
現在地：ギフト城

●( ﾟдﾟ)　ミルナ＝クォッチ
48歳　中将
使用可能アルファベット：Ｗ
現在地：嗟嘆の森付近

●<ヽ｀∀´>　ニダー＝ラングラー
48歳　中将
使用可能アルファベット：Ｔ
現在地：オリンシス城付近

5 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:15:57.09 ID:7alW1RHG0

（　＾ω＾）ﾆｺﾆｺ

6 名前：登場人物 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 15:17:32.80 ID:EVEwk6RA0

●ミ,,ﾟДﾟ彡　フサギコ＝エヴィス
44歳　少将
使用可能アルファベット：Ｒ
現在地：オリンシス城付近

●（　´_ゝ`）　アニジャ＝サスガ
46歳　大尉
使用可能アルファベット：Ｐ
現在地：オリンシス城付近

●（´<_｀　）　オトジャ＝サスガ
46歳　大尉
使用可能アルファベット：Ｐ
現在地：オリンシス城付近

7 名前：登場人物 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 15:18:33.13 ID:EVEwk6RA0

●(　ФωФ)　ロマネスク＝リティット
25歳　中尉
使用可能アルファベット：Ｎ
現在地：オリンシス城付近

●(个△个)　ルシファー＝ラストフェニックス
25歳　少尉
使用可能アルファベット：Ｌ
現在地：ヒトヒラ城

●/ ﾟ、。 ／　ダイオード＝ウッドベル
30歳　中尉
使用可能アルファベット：？
現在地：ギフト城

8 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:18:53.02 ID:ALzBevlL0

リアルタイム記念真紀子

9 名前：階級表 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 15:19:43.19 ID:EVEwk6RA0

大将：ブーン
中将：ジョルジュ/モララー/ミルナ/ニダー
少将：フサギコ

大尉：アニジャ/オトジャ
中尉：ロマネスク/ダイオード
少尉：ルシファー

（佐官級は存在しません）

10 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:20:13.77 ID:N4bFE1T40

きたああああああああああああああああああああああああああああああ

11 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:21:03.17 ID:RwV2Agu20

WRYY...じゃなくてうおおおおおおおきたあああああああああああああ

12 名前：使用アルファベット一覧 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 15:21:05.81 ID:EVEwk6RA0

A：
B：
C：
D：
E：
F：
G：
H：
I：
J：
K：
L：ルシファー
M：
N：ロマネスク
O：
P：アニジャ/オトジャ
Q：
R：フサギコ
S：
T：ニダー/ファルロ
U：ジョルジュ
V：
W：ミルナ
X：ブーン
Y：
Z：ショボン

13 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:21:14.38 ID:w8U/86xT0

待ってた

14 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:21:37.28 ID:OQgxUiXS0

終わらせるタイミングを完全に見誤ったＳＳ

15 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:21:46.50 ID:/99SSBuZ0

リアルタイムは3度目かな
うれしい記念

16 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:21:56.83 ID:0KBUQ8hH0

リ・アルタイムキタコレ

17 名前：この世界の単位&現在の対立表 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 15:22:18.49 ID:EVEwk6RA0

一里＝400m
一刻＝30分
一尺＝24cm
一合＝200ml

（現実で現在使われているものとは異なります）

---------------------------------------------------

・フェイト城〜オリンシス城間

18 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:22:46.50 ID:+8PJjlYTO

中に出すよ

19 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 15:23:48.74 ID:EVEwk6RA0

【第117話 ： Die】
　
　
――二十日前――
　
――オリンシス城付近――
　
(　ﾟ∀ﾟ)「――――俺とミルナの、どっちかが囮になって、ショボンと戦う」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「……ショボンは恐らく、そう考えてるはずだ」
　
　ブーンは、努めて感情を表に出すまいとしているようだ。
　しかし、昔からそれほど器用な男ではなかった。
　特に、感情面に関しては。
　
(　ﾟ∀ﾟ)「二と三の選択をラウンジが受けてきても、ヴィップの不利は動かねぇ」
　
( ﾟдﾟ)「まともにやれば、敗戦は免れないだろう」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「だが、囮を使えばどうだ……？ 状況は好転するんじゃないか……？ って、俺も考えたし、ミルナも考えた」
　
( ﾟдﾟ)「決して口にはしないだろうが、ブーン、お前も思考の端にはあっただろう」
　
(； ω )「…………」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「そんで多分、ショボンも同じことを考えてるんだ」
　
　ショボンは、ブーンを始めとしたヴィップの諸将を、決して侮ってはいないだろう。
　ブーンを除けば、自分とミルナ。この二人のことを、かなり警戒しているはずだ。

20 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:24:22.16 ID:VNNp1BTxO

マジか
電車の中で跳ねちまった

21 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:25:43.85 ID:nx4PxLk8O

記念が多いことは有名スレなのか

22 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:25:50.33 ID:hZ80Clxa0

リアルタイムktkr

23 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 15:25:51.01 ID:EVEwk6RA0

　ラウンジが絶対優位の状態でも、引っくり返されるかも知れない。
　それくらいのことは、当然、ショボンなら考えているはずだった。
　
(　ﾟ∀ﾟ)「ただ、問題になってくるのは、ショボンに読まれてたら囮の意味が薄れるってことだ」
　
( ﾟдﾟ)「不意を突くことが重要だからな」
　
(　 ω )「……確かに、ブーンのなかにも、囮のことが全くなかったとは言いませんお」
　
　ブーンの声は、沈みかけている。
　無理に振り絞ったのだと分かる声だった。
　
(　 ω )「ただ、仰る通り……ショボンならそれをきっと読んでますお。だから、効果的とは言えないんですお」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「あぁ、そうだ。お前の言うとおりだ」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「だが――――ショボンの思考は恐らく、『ジョルジュかミルナか』で停止するはずだ」
　
(； ω )「ッ！！」
　
　ブーンの顔が、強張った。
　聞きたくない、と、表情が物語っていた。
　
(　ﾟ∀ﾟ)「あいつはこれからも同じような戦が続くと思ってる。中将たちは今後も必要だろう、と」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「だから、俺とミルナの、両方が囮になる」
　
( ﾟдﾟ)「二人で、ショボンと戦う」

24 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:26:39.61 ID:elkFtnXt0

うむ！

25 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:27:42.80 ID:tWS0KATxP

いや、俺も含めて三人だ

26 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 15:28:29.48 ID:EVEwk6RA0

(； ω )「待ってくださいお！ そんな、それは……！」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「支障はねぇはずだ。フェイト城を奪えばもう、俺たちは必要ない」
　
(； ω )「そんな、こと……！」
　
( ﾟдﾟ)「軍人に徹すれば、見えてくるだろう。必要な駒は」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「旗地と一緒だ、ブーン。手駒を並べたあとは、賽を振るだけだ」
　
(； ω )「……許可、できませんお。大将権限で、献策を却下しますお」
　
　ブーンは、俯き加減のままそう言った。
　小さな幕舎内に、一瞬の静寂が訪れる。
　
(； ω )「ここでお二人を失うなんて……そんな想定は……」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「違うんだ、ブーン。聞いてくれ。どのみちもう、ダメなんだ」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「俺の余命は、ほんの僅かしか残されちゃいないんだ」
　
　弾けるように、ブーンは顔を上げた。
　だが、何かを悟ったかのように、また頭を垂らす。
　
(； ω )「……知りませんでしたお……ジョルジュさんは、ベル＝リミナリーと同じ道を……？」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「あぁ。こうやって戦場に立つことと引き換えに、寿命を削った」

27 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:28:59.33 ID:qQnXShVA0

考えて見りゃ、二対一で上位を潰すって戦略は伏線的に数度あったな

28 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:30:01.34 ID:GBWbv1q30

支援

29 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 15:30:38.84 ID:EVEwk6RA0

(　ﾟ∀ﾟ)「……すまなかった。お前に、何も言わずに、勝手に……謗りを受けて当然だ、と思う」
　
(； ω )「謗りなんて……そんな……」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「じきに燃え尽きる灯だ。最大限、ヴィップのために活かしたい」
　
　消え去るときは、近い。
　ショボンの一息で吹き飛んでしまうような、心許ない灯りだ。
　
　それでも最後は、ヴィップの未来を照らしていきたい。
　
( ﾟдﾟ)「ブーン、俺は寿命を削ってはいないが、しかし、次の戦が最後になると思っている」
　
　ミルナが一歩、踏み出す。
　ブーンは僅かに退く仕草を見せたが、実際には下がっていなかった。
　
( ﾟдﾟ)「ラウンジの臣でありながらヴィップに潜入し、東塔大将としてオオカミを滅ぼした男――――」
　
( ﾟдﾟ)「――――ショボン＝ルージアルに、アルファベットを突き立てる、最後の機だろう、と」
　
(； ω )「…………」
　
( ﾟдﾟ)「討てるならば、討ってしまったほうがいい。それは、間違っていないはずだ」
　
(； ω )「それは……確かにそうですお」
　
( ﾟдﾟ)「あいつの首が胴から離れるのであれば、俺は誰がやってくれても満ち足りるものはある」
　
( ﾟдﾟ)「だが、身勝手な願望を言わせてもらえば、やはりこの手で討ちたい」

30 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:31:39.59 ID:zXQmFTY80

どれだけ待ったことか



超支援

31 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:32:05.18 ID:hZ80Clxa0

�C

32 名前： 【小吉】 ：2010/01/01(金) 15:32:18.79 ID:zC5byIu/0

あけましておめでとう
最強のお年玉をありがとう

初支援

33 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 15:33:45.32 ID:EVEwk6RA0

(； ω )「……でも……」
　
( ﾟдﾟ)「お前の言いたいことは、分かる。アルファベットＶでは、Ｚにはまず敵わんだろう」
　
( ﾟдﾟ)「ショボンは、アルファベット使いとして、あまりにも圧倒的すぎる」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「俺とミルナの二人がかりでも、討ち取れるかどうかって相手だ」
　
( ﾟдﾟ)「しかし、ブーン。敗北を、是とするわけではないが――――」
　
( ﾟдﾟ)「俺は、ここでもう一人の仇も討っておきたいんだ」
　
　ミルナが、固く拳を握りしめる。
　何かを、その獣の爪で、砕き潰すように。
　
( ﾟдﾟ)「およそ二年前、俺が大将を務めていた国、オオカミは滅亡した」
　
( ﾟдﾟ)「……ヴィップとラウンジの手によって、討ち滅ぼされた」
　
　一つずつ、ゆっくりと、階段を上がるように。
　ミルナは、不思議に思えるほど落ち着いた声で、語っていた。
　
( ﾟдﾟ)「オオカミ城を落とされたあと、なんとか生き延びた俺は、しばらく考えていた」
　
( ﾟдﾟ)「"どうして滅んだ。何故、オオカミは息絶えたんだ"と」
　
( ﾟдﾟ)「細かく原因を挙げだせばキリがない。国王は下衆で、文官は不足していたし、四中将も結束してくれなかった」
　
( ﾟдﾟ)「後でショボンの策略を聞いたあとは、あいつへの恨みを強くもした」

34 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:35:42.28 ID:V6aScVfR0

おぉ
支援

35 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:35:55.26 ID:zXQmFTY80

支援す

36 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 15:35:59.98 ID:EVEwk6RA0

( ﾟдﾟ)「だが、やはり、全てを突き詰めると――――大将だった自分に行き着いたんだ」
　
　冷静から、うつろう。
　表情は、疲労さを滲ませたものへと。
　
( ﾟдﾟ)「さっき挙げたいずれも、俺の力で補えれば良かった。
　　　　そうすればきっと、国が滅ぶこともなかった」
　
( ﾟдﾟ)「大将としての力が足りなかったんだ、俺には。
　　　　仲違いしていた四中将をまとめ上げることも、結局できなかった」
　
( ﾟдﾟ)「俺ひとりではやれることにも限度がある。
　　　　しかし、それなら周りが盛り立ててくれるような大将になればよかったんだ」
　
( ﾟдﾟ)「その発想は俺にはなかったし、実行する力もなかった。
　　　　生前のベルが唯一、犯してしまった愚を、俺も犯していたんだ」
　
　ひとつ、大きく吐かれた溜息。
　瞳を、瞼で覆いながら。
　全ての過去を瞼の裏に蘇らせているのか、と思った。
　
( ﾟдﾟ)「国が滅んだあとは自刃も考えたが、フィッティルやオールシンなど、俺を慕ってくれた兵のことを思うと、とてもできなかった」
　
( ﾟдﾟ)「そして俺自身も……戦場で果てたい気持ちは、やはりあったんだ」
　
( ﾟдﾟ)「だからヴィップに身を置かせてもらった。あくまで、俺はオオカミの将だからだ」
　
( ﾟдﾟ)「オオカミのミルナとして、敵将を――――ヴィップのミルナを討つ。
　　　　そうすることで、擬似的にでも、仇を討ちたかった」

37 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:36:32.12 ID:2kIxSOLCO

途中から読むのやめたけど記念真紀子

38 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:37:09.12 ID:81sb9kW4O

支援

39 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:38:08.96 ID:yCWcSGxS0

記念支援

40 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 15:38:12.96 ID:EVEwk6RA0

( ﾟдﾟ)「国に最も貢献できた男だったという自負もある。
　　　　しかしそれでも、俺はやはり、国を滅亡に導いた男なんだ」
　
( ﾟдﾟ)「そう、結論づけた」
　
　また、溜息。
　万感を込めたような、淡いものだった。
　
( ﾟдﾟ)「囮となった場合、運が良ければ仇を二人とも討てるだろう」
　
( ﾟдﾟ)「ショボンは無理だったとしても、ヴィップのミルナ＝クォッチは戦場で果てさせてやることができる」
　
( ﾟдﾟ)「だから、最後の戦だ。狼牙を敵に突き立てることは、もうない」
　
( ﾟдﾟ)「老いも隠せぬ年齢になってきたが、最後くらいは、子供のような我が侭でも貫きたい」
　
( ﾟдﾟ)「それだけが、俺の願いだ」
　
　ミルナの瞳は、いつも力強い。
　その眼力だけで、兵卒ならば震えあがるほどだ。
　
　常に、純朴ともいえるほどに、武人であったから。
　だからこそ、ミルナの目は、常人のそれとは明らかに違っていた。
　
　それほどの男が、純粋なる願いを口にした。
　恐らく、オオカミという国で大将をやっていた頃であれば、絶対に言葉にはしなかった思いだ。
　ただ自分のために、という願望。

41 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:38:17.20 ID:o/dNdoWUO

支援！

42 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:38:39.46 ID:Q6sCFNUJ0

記念

43 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:39:06.24 ID:MVMwevS80

釣りかと思ったら･･･
最近ブーン系の投下も少ないしなんというか･･･超支援

44 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 15:40:24.25 ID:EVEwk6RA0

(　ﾟ∀ﾟ)「俺も、ミルナも……いや、もちろんお前だってそうだ」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「国のために戦ってる。自分のことは、いつだって二の次だ」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「そうやって個を殺してきたからこそ、最後くらいは、と思っちまう」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「大将であるお前に迷惑をかけちまうことは、重々承知なんだが……でも」
　
(　 ω )「……分かってるんですお。本当は、それがいいんだってことは」
　
　声の大きさは、呟きと変わらない。
　だが、自分たちの耳にははっきりと届いた。
　
(　 ω )「戦に勝つためにも、ジョルジュさんのためにも、ミルナさんのためにも……それが最良の選択だ、ってことは」
　
(　 ω )「……だけど……お二人と同じように、自分にも、我が侭といえる感情がありますお」
　
(　 ω )「お二人と、ともに……勝利を分かち合いたい……そう思ってるんですお……」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「ッ……」
　
( ﾟдﾟ)「…………」
　
　――――ここにいる三人は、全員、軍人として未熟なのかもしれない。
　だが、決して非にはならない。
　いや、非にしてはならないのだ。

45 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 15:42:31.03 ID:EVEwk6RA0

　それでも戦は、常に無情だった。
　だからこそ、今日まで生き延びることができたのだ。
　
(　ﾟ∀ﾟ)「言葉だけで充分だ、ブーン」
　
( ﾟдﾟ)「ありがたく、受け取らせてもらう」
　
(　 ω )「はい……ですお……」
　
　納得、できるはずはないだろう。
　全ての兵を守りたいとさえ言っていたのだ。
　確実に兵を失う作戦を、是とするはずはない。
　
　礎になりたい。
　無為な死を享受したくはない。
　
　その思いを、ブーンは酌んでくれた。
　自分の気持ちを犠牲にしてまで。
　
　身の犠牲。
　心の犠牲。
　そのいずれもが伴う作戦だ。
　
　だからこそ、絶対に、失敗は許されない。

46 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:42:53.98 ID:zXQmFTY80

もう1人の仇の伏線はがこうきたか


支援

47 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:43:23.20 ID:xbt24gpvP

支援支援

48 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 15:45:10.20 ID:EVEwk6RA0

――嗟嘆の森・中央――
　
　僅かに降り注ぐ月光。
　振り上げたアルファベットが頂点に達した、その一瞬だけ、刃に輝きを与える。
　
　渾身の力で、振り下ろした。
　
( ﾟдﾟ)「ッ……」
　
　喧騒が凄まじい。
　怒号や、干戈の音が飛び交っている。
　周囲の状況を耳だけで把握することは困難だ。
　
　だからこそ、目の前の光景は、鮮やかに網膜に焼きついた。
　
(´・ω・｀)「賛辞を、送るべきか」
　
　二振りの剣として使用される、アルファベットＺ。
　こちらは、自分とジョルジュの二人がかりだ。
　当然、ショボンはそれぞれのＺで受け止めることになる。
　
　理屈でいえば、あまりにも単純。
　しかし、実際に目の当たりにしても、信じ難かった。
　
　ショボンは、いとも容易く、自分とジョルジュの同時攻撃を受け止めた。

49 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:45:56.69 ID:zXQmFTY80

支援す

50 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:47:01.12 ID:BBK+eZni0

てす

51 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 15:47:33.78 ID:EVEwk6RA0

(´・ω・｀)「二人とも、間違いなくアルファベット使いとして、屈指の存在だ」
　_
(　ﾟ∀ﾟ)「余裕かましてるつもりか？」
　
(´・ω・｀)「そう捉えられるのは残念な限りですよ、ジョルジュ大将」
　_
(　ﾟ∀ﾟ)「ッ……！」
　
　慣れ親しんだショボン、だろう。
　ジョルジュにとっては、だ。
　
　その程度で、激情に襲われるはずはない。
　ジョルジュはただ、ショボンの首だけを、冷静に狙っている。
　_
(#ﾟ∀ﾟ)「おおおおぉぉッ！！」
　
　突き出されたアルファベットＵ。
　ショボンは、あえて際どいところで躱したように見えた。
　事実、表情には僅かな焦りもない。
　
(#ﾟдﾟ)「ふんッ！！」
　
　ショボンが回避した先へ、Ｖを向ける。
　こちらは躱さずに、受け止めてきた。
　ジョルジュの追撃。しかしそれも、アルファベットＺは防いでくる。
　
　弾かれて、三人それぞれに、若干の隙。
　しかし、体勢を立て直すのはショボンが一瞬早い。
　
　攻めの、体勢に。

52 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:48:39.07 ID:hZ80Clxa0

ショボン強すぎワロタ

53 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:48:48.28 ID:+sro318P0

釣りかと思ったらガチかw
支援支援！

54 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 15:49:53.30 ID:EVEwk6RA0

　左手のＺは、薙ぐように。
　右手のＺは、振り下ろすように。
　
　それぞれ、自分たちを襲う。
　
(；ﾟдﾟ)「ぐっ！！」
_
(；ﾟ∀ﾟ)「くぉっ！」
　
　アルファベットの形状だけではない。
　手の痺れ、そして振るわれる速度。
　正に、稲妻のようだ。
　
　かろうじて、受け止めることはできた。
　しかし、アルファベットを前に出したにも関わらず、かなり押し込まれてしまった。
　Ｖの刃が、自分の胴体を裂きかねない位置にまで。
　
　堪えて、押し返す。
　既に、自分の呼吸は乱れ始めていた。
　
　何度もＺの攻撃を受け続けるわけにはいかない。
　二人がかりだからこそ、まともに戦えてはいるが、アルファベットは一つだ。
　いずれ破壊される恐れがある。
　
　予備を用意したところで、持ち替える暇などショボンが与えてくれるはずもない。
　アルファベットが壊れれば、それは間違いなく、首を失うのと同義だ。
　
　間断なく、攻め続ける。
　最初から、自分たちにはそれしかないのだ。

55 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:50:36.78 ID:IjcxsTLP0

ああああがんばれ！がんばるんだ支援んんｎ！！！！！！！

56 名前： ◆JIi00.j53MM. ：2010/01/01(金) 15:51:23.35 ID:EVEwk6RA0

すみません、一部ミスがあるので↑のレスの修正版を↓に出します

57 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:52:10.22 ID:zXQmFTY80

支援

58 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:52:24.73 ID:hZ80Clxa0

ハラハラ支援

59 名前： ◆JIi00.j53MM. ：2010/01/01(金) 15:55:02.23 ID:EVEwk6RA0

と思ったら二つ前のレスにもミスがあったので……
>>51からやり直します、すみません

60 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 15:56:20.12 ID:EVEwk6RA0

(´・ω・｀)「二人とも、間違いなくアルファベット使いとして、屈指の存在だ」
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「余裕かましてるつもりか？」
　
(´・ω・｀)「そう捉えられるのは残念な限りですよ、ジョルジュ大将」
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「ッ……！」
　
　慣れ親しんだショボン、だろう。
　ジョルジュにとっては、だ。
　
　その程度で、激情に襲われるはずはない。
　ジョルジュはただ、ショボンの首だけを、冷静に狙っている。
　_
(#ﾟ∀ﾟ)「おおおおぉぉッ！！」
　
　突き出されたアルファベットＵ。
　ショボンは、あえて際どいところで躱したように見えた。
　事実、表情には僅かな焦りもない。
　
(#ﾟдﾟ)「ふんッ！！」
　
　ショボンが回避した先へ、Ｖを向ける。
　こちらは躱さずに、受け止めてきた。
　ジョルジュの追撃。しかしそれも、アルファベットＺは防いでくる。
　
　弾かれて、三人それぞれに、若干の隙。
　しかし、体勢を立て直すのはショボンが一瞬早い。
　
　攻めの、体勢に。

61 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 15:57:25.15 ID:EVEwk6RA0

　左手のＺは、薙ぐように。
　右手のＺは、振り下ろすように。
　
　それぞれ、自分たちを襲う。
　
(；ﾟдﾟ)「ぐっ！！」
　_
(；ﾟ∀ﾟ)「くぉっ！」
　
　アルファベットの形状だけではない。
　手の痺れ、そして振るわれる速度。
　正に、稲妻のようだ。
　
　かろうじて、受け止めることはできた。
　しかし、アルファベットを前に出したにも関わらず、かなり押し込まれてしまった。
　Ｖの刃が、自分の胴体を裂きかねない位置にまで。
　
　堪えて、押し返す。
　既に、自分の呼吸は乱れ始めていた。
　
　何度もＺの攻撃を受け続けるわけにはいかない。
　二人がかりだからこそ、まともに戦えてはいるが、アルファベットは一つだ。
　いずれ破壊される恐れがある。
　
　予備を用意したところで、持ち替える暇などショボンが与えてくれるはずもない。
　アルファベットが壊れれば、それは間違いなく、首を失うのと同義だ。
　
　間断なく、攻め続ける。
　最初から、自分たちにはそれしかないのだ。

62 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:57:35.16 ID:IGI66eF70

久々支援

63 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 15:59:59.81 ID:hZ80Clxa0

どこが違うのかと思ったらジョルジュの眉毛か支援

64 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:00:11.29 ID:EVEwk6RA0

　ジョルジュがまず、リーチを活かしてショボンを狙う。
　しかし、攻撃可能範囲が広いというのは、初動から敵に攻撃が届くまでに時間がかかる、ということだ。
　ショボンの不意を突くことはできず、当然のように攻撃はいなされる。
　
　だが、そこにＶで素早く攻撃を繰り出せる自分がいる。
　どちらかの腕一本でも斬り落とすことができれば、自分たちの勝利は間違いない。
　左腕を狙った。
　
　ショボンは、右手のＺで、叩き落とすようにＶを攻めてきた。
　手からＶが離れたとしても納得してしまうような、急襲。
　すかさずジョルジュがＵで右腕を狙ったが、今度は左手のＺで搗ち上げるようにＵを防いだ。
　
　もう一度、Ｖで左腕を狙う。
　今度はジョルジュも同時に右腕を狙った。
　
　その二撃は、腕を広げるようにして、アルファベットで弾き飛ばされる。
　
(；ﾟдﾟ)（……化け物か、こいつは……）
　
　自負を持っていることに対して、恥じる気持ちはない。
　それほどの場数を踏んできた。相応しいだけの高位アルファベットも操ってきた。
　自分だけではなく、ジョルジュもそうだ。
　
　その、二人を相手に。
　
　圧巻。
　そして、圧倒的。
　
　数合、刃を交えただけで、伝わってくる。
　あまりにも隔絶的な、実力差が。

65 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:03:04.57 ID:EVEwk6RA0

　かつて、シャッフル城戦では、単独での一騎打ちを行なった。
　あのときの自分が、今は信じられないほどだ。
　
　堪らずに少し、距離を取る。
　ショボンの巨躯が、離れてもまだ、視界を覆っているように感じた。
　
　その、瞬間。
　
(；ﾟдﾟ)「ッ！！」
　
　王を守る、側近。
　近衛騎兵隊。
　
　僅かな隙をついて、一瞬で自分たちを囲んできた。
　
(；ﾟдﾟ)「くっ……！！」
　
　再び、下がる。
　下がらざるをえない。
　
　目的が、遠ざかってしまう。
　
　ショボンが何かを指示した様子はなかった。
　恐らく、近衛騎兵隊は、一騎打ちが途切れる機を狙っていたのだ。
　邪魔立てすればショボンの意に沿わない。しかし、先ほどの時機ならば、絶妙だ。

66 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:03:11.45 ID:xbt24gpvP

ショボン強すぐる

67 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:04:20.22 ID:hZ80Clxa0

一騎打ちが途切れれば邪魔していいってのはよくわからん

68 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:05:01.13 ID:XdVeSHqe0

ｗｋｔｋ

69 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:05:20.16 ID:EVEwk6RA0

　近衛騎兵隊としては、二対一の勝負など許容できるはずがないだろう。
　主のことを考えた行動として、充分に理解できる。
　ショボンに叱責されてでも。近衛騎兵隊は、そう思ったのだろう。
　
　しかし、あまりに厳しい状況だ。
　
　敵勢、五百。
　それぞれが、一兵卒として抜きん出た力を持っている。
　将校であったとしてもおかしくない男が何人も混じっている。
　
　ショボンに対しては、どうやらヴィップの兵が襲いかかっているようだ。
　声が聞こえる。強い恨みを入り混じらせた声が。
　誰にとっても、ショボンは憎き仇だった。
　
　しかし、いくらか時間を稼げたとしても、自分たちがいなければどうしようもない。
　この壁を前にしてしまったという、僅かな光を見出すことさえ困難な状況を打破しなければ。
　
　だが、先の戦で、ジョルジュほどの男が一人も討ち取れなかった相手だ。
　あれが例え自分だったとしても、そう大差はなかっただろう。
　
　状況としては、もはや、絶望的な――――
　
　_
(#ﾟ∀ﾟ)「うおあぁぁぁぁぁぁぁぁッ！！」
　
( ﾟдﾟ)「ッ！！」
　
　
　ジョルジュに、視線を向けていなかったからか。
　いや、例え注視していたとしても、分からなかっただろう。

70 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:06:49.78 ID:CMHAWIZSO

泣けてくる
待ったかいがあった！

しえーん

71 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:08:13.45 ID:EVEwk6RA0

　目にも止まらぬ速さで、ジョルジュのアルファベットが、近衛騎兵を貫いていた。
　_
(#ﾟ∀ﾟ)「お前ら如きに塞げる道じゃねぇよ」
　
　真紅に染まったＵを引き抜き、左右に振った。
　飛散する血は音もなく地に落ちる。
　
　そうだ、ジョルジュの言うとおりだ。
　この程度の相手に、塞がせていい道ではないのだ。
　
(#ﾟдﾟ)「ふんッ！！」
　
　首を狙った一撃は、アルファベットＩが防いでくる。
　しかし、あまりに不格好な守り方だ。
　アルファベットを粉砕して、そのまま喉を突く。
　
　何も絶望する必要などなかったのだ。
　今の自分には、頼もしすぎるほどの味方がいるのだから。
　
　行くぜ、ミルナ。
　呟きのように、しかし力強く、ジョルジュはそう言った。
　
　言葉を返す代わりに、自分はアルファベットの切っ先を敵兵に向けた。
　
　
　
――嗟嘆の森・西――
　
　強い風が全身にぶつかって弾ける。
　しかし、進軍速度が緩まることはない。

72 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:08:38.51 ID:Dn72ZCSpO

来てた！支援！

73 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:09:24.22 ID:zXQmFTY80

支援

74 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:10:43.69 ID:EVEwk6RA0

　疾駆する。
　疾駆、しつづける。
　
　叶うならば、このまま城まで。
　瞬時に陥落せしめ、引き返したい。
　今度は、森の中へと。
　
　だが、それは叶わないと知って、作戦を選んだ。
　全てを、覚悟したうえで。
　
　何が、覚悟か。
　ただの逃げではないのか。
　そう自問したところで、現実が変貌することはない。
　
　ジョルジュと、ミルナ。
　かけがえのない仲間である二人を、ここで失うという現実は。
　
(　 ω )「…………」
　
　即座にフェイト城を奪取し、二人を助けに向かえば。
　そうすれば、共に勝利を分かち合うことができる。
　しかし、客観的に状況を見れば、それが不可能であることは明白だった。
　
　城を落とすことさえ、可能かどうかは分からない。
　圧倒的寡兵の軍が敵城を奪うことなど、そうそうありえることではないのだ。
　それこそ、囮でも使わなければ、だ。
　
　全てを理解したうえで、自分も、二人も、戦に臨んだ。
　最善を求めて。栄光を求めて。

75 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:10:48.38 ID:IGI66eF70

し

76 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:13:08.45 ID:7yriYFi2O

元旦投下とかいいからできたらすぐ投下しろよ

77 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:13:10.03 ID:EVEwk6RA0

　だから、踏み留まることはできない。
　引き返すことも、できない。
　
　今はただ、目の前の敵を粉砕するのみだ。
　
(￣⊥￣)「かつての借りを、返させてもらおう」
　
　敵勢、何万か。
　計算する必要などない。関係がない。
　何人であろうと、打ち破るだけだ。
　
　指揮官は、ファルロ。
　それだけが分かっていればいい。
　
(　 ω )「敵陣を、突破するお」
　
　ただそれだけを言って、突っ込む。
　小細工は要らない。ただ突き進むだけでいい。
　
　単純に事をこなしていくほうが、他のことを考えないで済む。
　
　陣頭に立って、戦端を開いた。
　肌で感じる限りでは、両軍の兵数はほぼ同じだと思えた。
　
　しかしやはり、敵兵の数など関係ない。
　アルファベットＸで、薙ぎ払うだけだ。
　
　指揮官の首を取るのが最も早い。
　ファルロ自身、以前に一騎打ちで"討ち取られなかった"ことに対する悔しさを抱えているだろう。
　一騎打ちに持ち込める可能性はある。

78 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:15:47.89 ID:EVEwk6RA0

　ただ、ファルロが冷静ならばありえないことだ。
　そして、愚将でないことなど分かり切っている。
　稀代の英傑、ベル＝リミナリーの血を受け継いでいる男なのだ。
　
　気にかかるのは、オワタとヴィルの動向。
　東には部隊を配していないため、ラウンジ軍は無条件通過だ。
　ヴィップ兵がいないことを見て、果たしてどう出るのか。
　
　そのままオリンシス城に突っ込む。
　これが、最も自然な流れだ。
　ただ、ヴィップがしばらく堪えられるよう、ニダー以下の諸将を全て城に残してきてある。
　
　いざというときには、オオカミ城かマリミテ城まで逃げられるように。
　それも、考えている。
　
　もしここで即座にフェイト城を奪えなければ、ヴィップは、恐らく滅亡するだろう。
　ならば、城に籠って無用に兵を失うようなことがあってはならない。
　逆転の策が潰えてしまった場合は、降伏するより他ない。
　
　そのための、後背。
　歴戦の将たちを、盤石な体制で残してきた。
　可能な限り粘る。しかし、諦める道も考えたうえで。
　
　ここで勝って城を奪ってもまだ、逆転の策は成らない。
　しかし、負ければそこで終わりだ。
　ヴィップはずっと、そういう戦いを続けてきた。
　
　ラウンジ軍の中核へと向かって斬り進んでいく。
　手応えは残らない。Ｘは、全てを蹂躙していく。
　ただ、熾烈な戦いとなっていることは間違いなかった。

79 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:16:31.75 ID:IjcxsTLP0

しえん！！
うううう

80 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:17:05.22 ID:u0KeukVu0

支援

81 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:18:36.43 ID:EVEwk6RA0

　後ろからついてくる兵が、次々に倒れていく。
　それでも、止まれない。停止してはならない。
　いま一度、アルファベットを強く握り締める。
　
　不意に、アルファベットＬが眼前に現れた。
　正々堂々、一騎打ち。そんな言葉は、頭の端にもないらしい。
　無論、当然のことだろう。
　
　顔が確認できず、名も分からない。
　尉官か、あるいは部隊長格の兵だろう。
　
　しかし、Ｌの存在を確認した直後には首を狙われていた。
　悪くはないアルファベット捌きだ。
　このまま着実に成長すれば、いずれは壁に挑戦できるのではないか、と思えた。
　
　若く有望な才があろうと、戦場では、子供が無邪気に花を摘むように、容易く。
　容易く、素首を落とされる。
　自分も同じ危機に何度も瀕してきた。同じように、摘んでもきた。
　
　持ち主を失ったＬが、闇溜まりのなかへと落ちていく。
　無数のアルファベットＩが突き出されてくるが、薙ぎ払うように全て粉砕した。
　
　自分が討たれれば、戦は終わる。
　それを、ラウンジも充分、把握しているのだ。
　
　そして、自分も、分かり切っているからこそ、感覚が研ぎ澄まされているのだ。
　この程度の相手に、討たれるはずがない、とさえ思える。
　そこに、僅かな驕りもなかった。

82 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:19:58.35 ID:hZ80Clxa0

何かヤバいフラグ支援

83 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:20:46.71 ID:IjcxsTLP0

規制どうにかなれよ規制

84 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:20:51.67 ID:EVEwk6RA0

　だからこそ、気を引き締める必要などない。
　最初から常に、最善は尽くしきっている。
　
　そして、眼前に、ファルロが立つ。
　
(#￣⊥￣)「ふんぬッ！！」
　
　武人としての矜持と、軍人としての役目。
　双方が、ぶつかりあったのだろう。
　ファルロは、影から突如として現れ、しかしアルファベットは正面から繰り出してきた。
　
(　 ω )「構ってる暇は、ないんだお」
　
　受け止めず、躱す。
　そして、馳せ違う。
　
(#￣⊥￣)「逃げる気か、ブーン＝トロッソ」
　
　できれば、ファルロをここで討ち取りたい。
　しかし、ヴィップ軍の被害は事前の想定以上に大きいのだ。
　兵数が互角であれば、互角に戦えると思ったが、しかし。
　
　ヴィップ兵の疲労は、明らかに大きかった。
　
　ファルロと一騎打ちになれば、どうしても足を止めざるをえない。
　今は勢いに乗って攻め込めている。それでも、被害が大きいのが現況だ。
　一度止まってしまうと、ラウンジに飲み込まれてしまう可能性が高かった。

85 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:22:10.62 ID:5z52e0670

釣り･･･ではないだと･･･？
支援

86 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:22:13.72 ID:ez/4pLDk0

しぇｎ

87 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:23:22.56 ID:EVEwk6RA0

　だからこそ、ファルロも不利な一騎打ちにあえて臨んできたのだろう。
　状況的に、足止めさえできれば大局的な勝利は得られる、と見たのだ。
　冷静な判断は、恐らく父親譲りなのだろう。
　
　ファルロの判断力のせいで、形勢はかなり微妙になった。
　ヴィップ兵の動きも、依然として鈍い。
　
(　 ω )（もうちょっと、だお……みんな……）
　
　あと少しで、終わらせられる。
　この戦いも、この地の戦乱も。
　
　あと、少しだ。
　
　背後からファルロが迫ってくる。
　敵兵を薙ぎ倒しながら、懸命に前へ、前へと進んだ。
　どれほど斬り伏せれば突破できるのか、もはや分からなくなっている。
　
　それでも、前へ。
　ファルロから受ける威圧感は、弱まっていた。
　どうやら、追撃を諦めたらしい。
　
　まだ、敵陣のなかだ。
　恐らく、全体指揮のなかで、ファルロは自分を苦しめてくるだろう。
　そのほうが賢明、と判断したか。
　
　いや、違う。
　ファルロは、もっと効果的な別の道を見つけたのだ。
　正確には、向こうから道がやってきた、と言うべきか。

88 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:25:57.72 ID:EVEwk6RA0

(　 ω )「ッ……！！」
　
　ファルロ率いるラウンジ軍を、まだ突破できていない。
　突破できていないのに、更に壁が立ち塞がった。
　あれは、オワタの軍勢だ。
　
　東の道は空過だったはずだ。
　そのまま、オリンシス城に突っ込むのではないか、と思っていた。
　あるいは、森の外周を回るようにして、自分の背後を突いてくるのではないか、と。
　
　東に誰もいない、と分かった瞬間、引き返したのか。
　オワタの独断だとすれば、あまりにも有能すぎる男だったということになる。
　だが、東の道の進軍途中でその決断を下すことは、ほぼ不可能だろう。
　
　恐らくは、誰かが指示を送ったのだ。
　考えられるのはヴィル＝クールだが、どこにいるのかは把握できていない。
　
　しかし、苦しくなった。
　
(； ω )「作戦に変更はないお！ このままフェイト城を目指すお！」
　
　ファルロの軍を、まずは突っ切る。
　先は長い。それでも、やらなければならない。
　
　ここで立ち止まってしまうようなことがあれば、全てが終わりかねないのだ。

89 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:26:21.03 ID:zXQmFTY80

いやな結果になりそうな展開だな・・・・


支援

90 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:27:48.58 ID:GBWbv1q30

紫煙

91 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:28:03.13 ID:IGI66eF70

やばいよやばいよ

92 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:28:33.52 ID:EVEwk6RA0

――嗟嘆の森・中央――
　
　群がってくる羽虫など気にならなかった。
　アルファベットＩ以下の兵が何人いたところで、自分の首が脅かされることはない。
　
　ジョルジュ、ミルナとの打ち合いが僅かながら途切れた際のことだ。
　近衛騎兵隊が即座に二人を囲んだ。
　打ち合い中は分からなかったが、恐らくずっと機を窺っていたのだろう。
　
　命令にない行動を、責めることはできない。
　筋は充分に通っている。
　しかし、邪魔立てされたという気持ちが、全くないわけでもない。
　
　これで、決まってしまうだろう。
　いかに名将との誉れ高い二人でも、あの五百を捻じ伏せるのは不可能だ。
　
　できれば、自分の手で討ってやりたかった。
　武人は、誰しもが、望める限り最高の相手で最後を迎えたい、と思うものだ。
　
　二人とも、それを望んでいい男だった。
　自分にとっては常に敵将として存在していた二人だが、自分にないものも持っていたのだ。
　
　ジョルジュは、自分が入軍したときには既に圧倒的な存在だった。
　戦の指揮も、寡兵でベルと互角に渡り合うほど、抜群に上手かった。
　怜悧にも見えたが、そのくせ配下からの信頼は厚かった。
　
　ミルナも、他に有能な男が一人としていない国を、あそこまでの強国に仕上げた。
　ジョルジュに匹敵するほどの戦上手であり、特に水軍の指揮力は明らかに誰も追随できない次元に達していた。
　民政も、実質一人でこなしていたことを考えれば、恐らく自分やジョルジュより遥かに上だろう。

93 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:29:29.11 ID:HlUiFMM90

死ぬな

94 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:29:56.58 ID:zXQmFTY80

支援

95 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:30:50.46 ID:npq+X8iW0

初遭遇ktkr!!
mixiの人ありがとう!!
支援

96 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:31:01.52 ID:EVEwk6RA0

　二人とも、時には羨ましくなるほどの才を持っていた。
　だからこそ、幾度となく苦しめられた。
　
　しかし、その二人には相応しくないほどの、呆気ない最後だ。
　誰しもが望んだ結末を得られるはずはないが、無慈悲なものだった。
　
(´・ω・｀)「無駄と知りつつ挑んでくるやつも、嫌いではないがな」
　
　無数に繰り出されてくるアルファベットＩ。
　近衛騎兵隊がジョルジュとミルナを囲んでいるため、自分の周りには敵兵しかいなかった。
　だが、何人いようとも関係ない。いくらでも防ぎようはある。
　
　独楽のように二度、三度と回転した。
　十を超える首が夜空を翔る。
　そして、前と後ろに、右と左に、何度もＺを突きだす。
　
　次第に、周囲には空虚感が生まれはじめていた。

97 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:31:18.10 ID:lHsvtSAJ0

ハラハラしちゃうよね

98 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:33:14.28 ID:EVEwk6RA0

　ヴィップの兵数は五千程度のはずだ。
　既に百人以上は斬った。母数が少ないことを考えれば、徐々に致命的な傷となってくるだろう。
　だが、ここで敵兵を減らしたところでさほど意味はない。
　
　肝要なのは、ジョルジュとミルナの首。
　それさえ手にできれば、即座に南へ向かうべきだ。
　逆に言えば、二人を討たない限りは南へ進めない。
　
　しかし、確実に兵は減ってきている。
　まるで南への道が開きつつあるかのように。
　
　――――明らかに、少ない。
　
　
(´・ω・｀)「ッ！！」
　
　
　いつしか眼前には、衝撃的な光景が広がっていた。

99 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:35:40.03 ID:EVEwk6RA0

　
　
　
　_
(#ﾟ∀ﾟ)「うらぁぁぁッ！！」
　
　
(#ﾟдﾟ)「ふんッ！！」
　
　
　
　
　演舞のように、華麗に。
　血化粧を纏いながら。
　
　二人は、次々に近衛騎兵を討ち取っていく。
　
(´・ω・｀)「馬鹿な……！！」
　
　いったい、どういうことだ。
　確かにアルファベット差はあるが、上位に対する戦い方は熟知している兵たちなのだ。
　あれほどまでに一方的にやられるはずがない。
　
　ジョルジュがＵで二人からの攻撃を受け止める。
　即座に弾いて、その二人を、そして更にもう二人、討ち取った。
　
　ミルナはＶで兵の眉間を突き刺し、すぐに抜いて真後ろの兵の胴を裂く。
　最小限の動きで首を狙った近衛騎兵を、脚で往なし、そこから体を捻って二人を討った。

100 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:36:03.71 ID:zXQmFTY80

支援支援

101 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:36:57.90 ID:hZ80Clxa0

近衛騎兵弱体化しまくりワロタ支援

102 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:37:02.84 ID:0JKbSAwo0

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブーン大将！忘れ物ニダァー！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(((;;;:: ;: ;;　　　　　　　　　　 ;; ;:;::)) ::)
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　((:: :;;　 <ヽ｀∀´>っ＾ ＾←両目
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　((;;;　　(っ　,ｒ　どどどどど・・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i_ノ┘

103 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:37:36.03 ID:a3d68xbi0

>>102
ﾜﾛﾀw

104 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:38:15.07 ID:EVEwk6RA0

　既に、百人以上が討たれている。
　尚も勢いは止まらず、瞬きの間に三人、四人と倒れていった。
　
　精強無比、唯一無二の存在である、近衛騎兵隊が。
　
(´・ω・｀)「くっ……！」
　
　無論、即座に近衛騎兵隊を救出しようとした。
　一晩や二晩で作れる部隊ではないのだ。一人失うだけでも、深い痛手となる。
　それが、百人以上も討たれるなど、信じがたい事態だ。
　
　しかし、その事態を食い止めることができない。
　ジョルジュとミルナの戦いを見て、ヴィップの兵が奮起している。
　命に代えてでも。その気持ちのみで、自分を足止めしているのだ。
　
(´・ω・｀)「邪魔だ！！」
　
　一度に五人の首を斬った。
　その直後、十人が自分に襲いかかってくる。
　これは、一息では討てない。
　
　他のラウンジ兵は外側から圧力を掛けようしているが、効いていない。
　森という狭い戦場では、兵が多くとも即座に殲滅させることは難しい。
　ヴィップ兵を逃がすことはありえないが、囲みが厚いぶん、中心から遠い兵は何もできていないのだ。
　
　当然、事前に予測できていたことではある。
　想定外だったのは、ジョルジュとミルナだ。
　それだけだ。
　
　二人の、強さだけだ。

105 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:38:15.09 ID:ma5CRlba0

>>102
お前は城守ってろｗｗｗ

106 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:39:01.54 ID:HlUiFMM90

近衛隊弱体化という布石か

107 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:40:38.83 ID:EVEwk6RA0

　視界を覆うヴィップ兵の隙間から、また少し、苦々しい光景が見えた。
　数人がかりで襲いかかる近衛騎兵。それを、巧みに躱すジョルジュとミルナ。
　背後を取って斬りつける。素早く反転して、攻撃を受け止めた。
　
　受けたアルファベットを弾いて、隙だらけの胴体を貫く。
　瞬間、二人に襲いかかる近衛騎兵。十を超えている。
　
　しかし、待ち望んでいたかのように、引きつけて一度に全てを斬り裂いた。
　
　自分は、読み違えたのだ。
　完全に見誤っていたのだ。
　
　確かに、近衛騎兵は充分な鍛錬を積んでいる。
　Ｊの壁を越えられなかった兵も多いが、上位に対する戦い方は時間をかけて覚えさせたのだ。
　Ｓの壁を越えた相手であろうと、互角に戦えるはずだった。
　
　実際、過日の戦では、そうだった。
　ジョルジュとまともにアルファベットを交えたが、誰も討ち取られることはなかった。
　相手を追い詰めることもなかったが、防御だけなら充分、通用すると証明してみせたのだ。
　
　だが、そんなものではない。
　ジョルジュ、ミルナ。二人の真価は、そんなものではないのだ。
　
　Ｓの壁を突破していた。
　長年、大将として戦場に立っていた。
　当然の事実であり、誰でも分かっていることだ。
　
　しかし、深遠までは理解できていなかった。
　冷静に考えれば、そうだ。あの二人なら、Ｉ以下の兵如きは、楽に倒せるはずなのだ。
　いかに近衛騎兵隊が熟練の使い手であろうと、本来、勝てるはずがない相手なのだ。

108 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:42:31.47 ID:ImrGyn5h0

おまえらパートスレ行けって言わなくなったんだねうれしい

109 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:43:03.86 ID:hZ80Clxa0

何かの策とかじゃなくてマジで力押しで近衛騎兵討ちとってんのか支援

110 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:43:05.30 ID:+gbVjwZ30

タルカジャタルカジャ！

111 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:43:07.89 ID:EVEwk6RA0

　先日、ジョルジュが近衛騎兵隊を相手に苦戦したことは、布石だったわけではないだろう。
　あのときのジョルジュは、全力だった。手を抜く意味はない場面だった。
　
　追い詰められた今こそ、真価が発揮されている。
　更なる成長を遂げたとさえ思える真価を。
　
　既に、二百を超える数が討たれていた。
　
　下がれ、と叫んだ。
　これ以上は、近衛騎兵隊を失えない。
　立て直すのに数年の歳月が必要になってくる。
　
　そして今、数年をかけて立て直す余裕はない。
　だからこそ、あの二人はすぐに、自分が直接討たなければならないのだ。
　
　しかし、声が届かない。
　周囲のヴィップ兵が、雄叫びと同時に自分に襲いかかってきているためだ。
　
　退却の鉦を鳴らせば森の中の全軍が撤退してしまう。
　近衛騎兵隊だけに伝える鉦が、用意されていないのだ。
　普段、常に側におり、腕の振り一つで指示できる部隊だったためだ。
　
　自分の不手際を嘆いたところで、どうしようもない。
　目の前の道を、切り開かなければ。
　
(´・ω・｀)（……同じことだ）
　
　ジョルジュ、ミルナと、同じことなのだ。
　群がる雑兵、全てＩ以下の兵だ。
　自分に敵うはずはない相手だ。

112 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:43:42.92 ID:/FILGHwo0

支援

113 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:45:03.14 ID:npq+X8iW0

しえん

114 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:45:06.99 ID:zXQmFTY80

支援

115 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:45:22.65 ID:IGI66eF70

しえーん

116 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:45:56.54 ID:EVEwk6RA0

　腰を落とした。
　それを機と見たのかどうかは分からないが、一斉に敵兵が襲いかかってきた。
　
　瞬時に、全兵の上半身と下半身を切り離す。
　
(´・ω・｀)「遺言を残す時間が欲しいやつは下がっていろ」
　
　踏み出した。
　そして、斬り裂いた。
　
　まず、二人。そして、五人。
　一振りで可能な限り多くの首を飛ばしていく。
　
　積み重なる亡骸を、踏み越えた。
　軽く跳躍して、三人ほど討つ。
　着地の瞬間を狙われたが、敵兵の足を斬ってやればそれで済む話だ。
　
　更に斬り進んでいく。
　ヴィップ兵の目に怯えが宿るのも、詮無きことだ。
　人間ならば誰しもが、絶対的な相手には恐怖を抱く。
　
　それは、Ｉ程度の使い手ならば当然だ。
　しかし、Ｚが相手ならば、Ｓの壁突破者であろうとも、大差はない。
　
　恐怖を抱いて、当然。
　それでも刃向かってくる。
　立ち向かってくる。

117 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:47:33.78 ID:+gbVjwZ30

ウルバーン！

118 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:48:47.08 ID:EVEwk6RA0

　何故、と問うことはなかった。
　陳腐な理由など、必要ない。
　だからこそ、そこに立っているのだ。
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「やっとお出ましか？」
　
　ジョルジュは、息一つ乱していない。
　全身を染める朱色は、全て近衛騎兵隊の血だ。
　
( ﾟдﾟ)「死に行く覚悟を決めるだけの時間は、充分にあっただろう、ショボン」
　
　近衛騎兵隊が、ようやく退いた。
　被害は、恐らく三百を超えている。
　夜闇に紛れて分からないだけで、実際にはもっと多いかも知れない。
　
　その、憤懣だろうか。
　恐らく、似ているようで、少し違う。
　
　自分のなかで渦巻く感情を、上手く理解できないでいる。
　
(´・ω・｀)「見縊っていたことを、認めなければならんな」
　
　一歩ずつ、歩み寄っていく。
　二人はまだ、構えない。

119 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:49:28.32 ID:0xpGIsmy0

初リアル支援

120 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:50:34.23 ID:zXQmFTY80

支援

121 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:50:59.64 ID:EVEwk6RA0

(´・ω・｀)「宿命なのかもしれん。お前たちと、雌雄を決することは」
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「下らねぇ理屈だな、ショボン。過去を封じ込めてんのと一緒だ」
　
( ﾟдﾟ)「そもそも、この空間に理屈は必要あるまい」
　
(´・ω・｀)「あぁ。きっと、お前たちの言うとおりだ」
　
　本当は、どうでもいいのだ。
　今この瞬間は、何もかもが。
　
　ただ、目の前の男を倒したい。
　それだけでいいのだ。
　
(´・ω・｀)「時間はやれない。悪いが、すぐに終わらさせてもらう」
　
( ﾟдﾟ)「やれるものならば、と言葉を返しておこう」
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「すぐに終わるさ。ラウンジ国大将の討ち死にでな」
　
　二人との会話に、さほど意味はない。
　互いに、機を窺っているだけだ。
　
　初撃が、この戦いの、流れを決める。
　
(´・ω・｀)「名残惜しくもある。が、いつかは訪れるものだ」
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「それこそが宿命だ、ショボン」

122 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:51:06.28 ID:gx9D09Ee0

これまだやってたのか

123 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:51:25.58 ID:RzuNZLYp0

支援！

124 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:53:01.14 ID:nXrpeJjj0

俺たちの戦いはこれからだ！

で良いから早く終わらせてほしいわ

125 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:53:45.33 ID:EVEwk6RA0

　ジョルジュが、一歩踏み出した。
　ミルナが同じように、恐らく無意識に、右足を前に出す。
　
　瞬間、自分の体は、自然と反応していた。
　
　ジョルジュがアルファベットを振り上げる。
　それを援護するかのようにミルナが側方に回った。
　
　そして、アルファベットが交わる音が鳴り響いた。
　
　
　
――嗟嘆の森・西――
　
　アルファベットは、これほどまでに重い武器だったのか。
　
　首を通り抜けようとするアルファベットＨを、受け止める。
　そのまま軽く押しこんでやるだけで、刃はいとも容易く砕けた。
　
　一気に体を貫くことも、不可能ではなかったはずだ。
　しかし、自分の右腕がそれを許してくれない。
　
　体力には自信があった。
　だが、戦が始まってから既に数刻が経過している。
　止まってはならない戦で、数刻だ。
　
　恐らく、自分より体力が劣る配下の兵は、もう限界に近いだろう。

126 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:55:25.14 ID:0xpGIsmy0

ぶーんがやべえええええ

127 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:56:30.36 ID:EVEwk6RA0

(； ω )「まずはファルロ隊の突破に専念するんだお！」
　
　敵勢は、自軍のほぼ倍数だ。
　オワタの参戦が、あまりにも苦しい。
　
　それでも、着実に前へと進んでいる。
　森の中の戦がいつ終わるか分からない状況では、牛歩など許されない。
　進まなければ。どれほど苦しくとも。
　
　背後からは、ファルロが迫ってくるような感覚があった。
　実際にそうなのかは分からない。迫るふりをしているだけかもしれない。
　ただの揺さぶりであっても、効果は充分にある。
　
　いったん、背後の存在を思考から追いやった。
　目の前の敵兵に集中し、アルファベットを振るう。
　
　Ｊの壁を越えた兵はなかなか出てこない。
　出てこられたくはない。Ｉ以下のように、一撃でアルファベットを破壊できるとは限らない。
　今は、僅かでも足を止められたくないのだ。
　
　その瞬間、アルファベットＫが現れた。
　
　瞬時に頭を沈める。
　際どくはなかった。しかし、鋭い攻撃だ。
　もし油断していれば首はなかったかもしれない。
　
　空いた懐へ、Ｘを突きだす。
　Ｋの兵は、攻めは鋭かったが、肝心の守りが全くなっていない。
　それでは、戦場で生き残ることはできない。

128 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:57:30.42 ID:0JKbSAwo0

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／.／‖
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／.／　 .‖
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／.／ 　 　 ‖
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／.／　　　　　‖
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／.／　　　　　　 ‖
　　　　　　　　　　　　 　 　 ┌‐.┐／　　　　　 ┌┘└┐
　　　　　　　　　　　　　　 　 |.◎.|　　　 　 　 　 .|　＾ ＾←両目
　　　　　　　　　　　　　　 / .|　　| ＼　　 　 　 .└──┘
　　　　　　　　　　　　　 /　/|　　|＼ ＼
　　　　　　　　　　　　　/　/ |　　|　 ＼ ＼
　　　　　　　　　　　　 /　/　|　　|　　　＼ ＼
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　　　　　　　　　　　 /　/　　|　　|　　　　　　＼ ＼
　　　　　　　　　　　/　/　　 |　　|　　　　　　　 ＼ ＼
　　　　　　　　　┌─────────────┐
　　　　　　　　　└─◎─────────◎─┘

　　　>>102ならばこの投石器でお届けするニダ！
　　　　　　　　　　　　n_
　　　　∧＿∧　　　 l　）
　　　 <ヽ｀∀´>　,／ ／
　　　　(　　￣￣___／
　　　　 ＼　　 ＼

129 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:58:47.78 ID:zXQmFTY80

>>128
いいから城にかえれｗｗ



支援

130 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 16:58:53.44 ID:EVEwk6RA0

　そう思ったが、しかし。
　Ｘの進む道を遮ってくる、アルファベットＧ。
　別の兵が、攻撃を防いできた。
　
　Ｇは一撃で砕けた。
　しかし、アルファベットＫの兵は生きている。
　刃が、自分の首に向かって降りてくる。
　
(； ω )「ッ……！」
　
　Ｋの刃が、首に触れかけた。
　しかし、実際に当たっていても、首が飛ばされることはなかっただろう。
　
　アルファベットＫを握る腕は、既に体から離れていた。
　振り下ろす直前に斬ることができた。
　
　だが、余裕があったわけではない。
　自分の反応が鈍かったことは確かだ。
　本当に最後まで保つかどうか、分からない。
　
　それでも、突破した。
　ファルロ隊はようやく突破することができた。
　
　それが罠であることに気づいたのは、突破してからしばらくの後だった。
　
(； ω )「ッ！！」
　
　闇からの襲撃者が、確実に近寄ってくる。
　標的に牙を突き立てるべく。

131 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 16:59:53.39 ID:2kIxSOLCO

　　　　　　　　　　　　　　 __,,:::========:::,,__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ...‐''ﾞ .　　｀　´　´､ ゝ 　 ''‐...
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ..‐´　　　　　　ﾞ 　　　　　　　　 ｀‐..
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　.................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
　　　.......;;;;;;;;;;ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ　　　 　 .'　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　　 ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ;;;;;;;;;;......
　 ;;;;;;ﾞﾞﾞﾞﾞ　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ:　　　　 　 　 　 　 　 ﾞﾞﾞﾞﾞ;;;;;;
　　ﾞﾞﾞﾞﾞ;;;;;;;;............　 　　　　　 ;ﾞ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 　　ﾞ;　　　　　　　.............;;;;;;;;ﾞﾞﾞﾞﾞ
　　　　　　ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................　　　　　　　　　　　　　 ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ
　　　　　　　　 　 　 　 　ﾞﾞﾞﾞi;ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ;lﾞﾞﾞﾞﾞ
　　　　　　　　　　　　　　ﾉi|lli;　i　. .;,　､ 　　 .,,　　　　　　　　　　　　` ;　､　　.;　´ ;,il||iγ
　　　　　　 　 　 　 　 　 /ﾞ||lii|li||,;,.il|i;,　; . ., ,li　　　'　;　　 .`　.;　　　　il,.;;.:||i　.i| :;il|l||;(ﾞ
　　　　　 　　　　　　　 　　｀;;i|l|li||lｌｌ|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,..　.il　｀,　　,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|liiﾞゝ
　　　　　　　　　　　 　　　　 ﾞﾞ´`´ﾞ-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lliﾞ/｀ﾞ
　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　´ﾞ｀ﾞ⌒ゞ;iill|||lli|llii:;ﾞi|||||l||ilil||i|llii;|;_ﾞι´ﾟﾞ´

〜終〜

132 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:00:16.12 ID:2kIxSOLCO

ゴメン誤バク

133 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:00:43.39 ID:lHsvtSAJ0

(´・ω・｀)←かわいい

134 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:00:51.46 ID:0xpGIsmy0

投下中にAAはるんじゃねえ

135 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:01:07.00 ID:zXQmFTY80

支援

136 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 17:01:21.19 ID:EVEwk6RA0

＼(^o^)／「行きましょう」
　
川 ﾟ -ﾟ)「はい」
　
　自分を、逃がさないように、だろう。
　ラウンジの兵卒が遠巻きに自分を囲っている。
　そして、正面にはオワタとヴィルだ。
　
　ファルロの部隊を抜け出して、すぐにオワタの部隊とは当たらなかった。
　思ったよりも遠い位置で待ち構えていた。
　理由は、外を囲むためだったのだろう。
　
　そして、背後にはまだファルロの部隊がいる。
　体勢を立て直している段階だが、いずれは後ろを突かれるだろう。
　それは分かっていたことだが、あえて突破させたのだとしたら、話が違ってくる。
　
　普段なら、オワタとヴィル程度の相手は、どうということはない。
　アルファベットはＰとＬだ。二人がかりで襲われても、容易く破れる。
　だが、先ほどＫの相手にも冷や汗をかかされた今の自分では、果たしてどうか。
　
　後ろからはファルロもじきに迫ってくるだろう。
　素早く、そして確実に、二人を討つ必要がある。
　
(　 ω )「討たせてもらうお」
　
　アルファベットを、構えた。
　二人は、留まらずに駆け寄ってくる。
　自分も、手綱を引いた。

137 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:03:02.47 ID:RzuNZLYp0

支援

138 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 17:03:46.61 ID:EVEwk6RA0

　初撃。
　ヴィルのアルファベットを、狙った。
　
(； ω )「ッ……！」
　
　しかし、空を切った。
　ヴィルも、自分が狙われることは読んでいたらしい。
　加えて、アルファベットの振りが大きかった。あれでは躱されるに決まっている。
　
　左から、オワタ。
　リーチの長いＰが振るわれる。
　即座にＸで受け止めた。
　
　そして今後は、右からヴィル。
　オワタのＰを弾いて、Ｌを受けた。
　同じように弾く。しかし、今後はまたオワタだ。
　
　躱して、反撃。
　しかし、ヴィルの援護が早い。
　ヴィルのＬを防いでいる間に、オワタのＰが天から振ってくる。
　
　敵ながら、称賛せざるを得ないような息の合い方だ。
　ヴィルのアルファベット捌きは、どことなくオワタのそれに似ている。
　恐らく、オワタがヴィルを指導したのだろう。だからこそ、息も合っているのだ。
　
　冷静に、まるで他人事のように状況を分析すれば、思ったよりも手強い、と言える。
　だが、それを悠長に考えている暇はない。
　
　二人は、恐らくファルロの到着を待っている。
　ファルロがここに加われば、ラウンジはかなり優位に立てる。

139 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:06:26.85 ID:RzuNZLYp0

支援

140 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 17:06:52.51 ID:EVEwk6RA0

　前回の戦では、三人が相手でも負ける気はしなかった。
　しかし、今は首を刎ねられる未来しか想像できない。
　一対三は、何としても避けなければならない。
　
　打ち合いが重なっていく。
　こうしている間にも、危機は迫っている。
　
　狙うべきは、ヴィルだ。
　低位アルファベット、上手くすれば数撃で破壊できる。
　攻めに転じることさえできれば。
　
　しかし、自分を助けてくれる将はいない。
　
　背に受ける圧力が、徐々に強まっているのが分かる。
　ファルロ＝リミナリーが、首を取ろうとしているのが、分かる。
　
(； ω )「うっ……くっ……！」
　
　早く、早くどちらかを討たなければ。
　苦境を打破しなければ。
　焦れば焦るほど、防戦一方になる。
　
　――――ここで、終わるのか。
　終わってしまうのか。
　
　ジョルジュとミルナ。
　偉大な二将を、囮にしてまで勝利を求めた戦。
　絶対に落とすことができない戦。

141 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:08:28.99 ID:0JKbSAwo0

　　　　　　　　　　∧∧
　　　　　　　　 /⌒ヽ　>
　　　　　　　　[　　　_]
　　　　　　　 三____|∪
　　　　　　　 (/~ ∪ ＾ ＾
　　　　　　三三
　　　　　三三
　　　　三三

142 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:09:06.57 ID:RzuNZLYp0

支援

143 名前： ◆JIi00.j53MM. ：2010/01/01(金) 17:09:29.07 ID:EVEwk6RA0

すみません、投下をいったん中断します
夜ごろ再開しますが、スレが残っていたらそこに続きを投下します
落ちてた場合はまた新しく立て直して再投下します

再開のときはまたこのトリップで再開宣言します

144 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:09:29.27 ID:uTT7x+4t0

支援

145 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:09:36.35 ID:lHsvtSAJ0

>>141
お前はよくやったよ

146 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:09:59.64 ID:XfLkcAzL0

おお…

147 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:10:07.29 ID:IGI66eF70

なんだと・・・？

148 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:10:07.28 ID:hZ80Clxa0

ズコー

149 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:10:40.89 ID:uTT7x+4t0

>>143
乙

多分残ってますぜ

150 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:11:47.31 ID:zXQmFTY80

>>143
一先ず乙


保守はまかせろ




>>141
そこまで落ち込むなｗｗｗ

151 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:12:00.82 ID:vL53zHmy0

なんという寸止め･･･！

152 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:12:06.65 ID:zNQ0AYgG0

もう久しぶりすぎて展開覚えてねえ

153 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:13:09.55 ID:RzuNZLYp0

乙でした！
こんな所で止めるとは、なんてにくい・・・

154 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:16:08.96 ID:CAOyYSPeO

乙


ブーンはロマネスクぐらい連れてくればよかったのに

155 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:18:43.98 ID:hZ80Clxa0

乙

>>154
そうだよな
ブーン・ジョルジュ・ミルナ以外は全員城で留守番とかちょっとおかしいと思う

156 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:27:09.62 ID:3Z7LoP5tO

ふぇ

157 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:27:34.15 ID:00pLpLZt0

ふぅ……

158 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:28:06.25 ID:82hDmvlY0

リアルタイム遭遇ｋｔｋｒ

159 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:37:59.16 ID:URmd9ggz0

初リアルタイムktkr
でもどんな話か覚えてなかった

160 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:38:38.94 ID:qDXvFyXu0

東側が無人なら両軍とも城には敵軍が来ていないって事だよな。
守将のニダーは残るにしても、空気読んで増援くらいは送るだろ。

161 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:38:50.32 ID:/hzAZw7g0

ｷﾃﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━( ﾟ∀)━( 　ﾟ)━(　　)━(　　)━(ﾟ 　)━(∀ﾟ )━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!

162 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:42:28.31 ID:vL53zHmy0

兄者弟者あたりが力量的にちょうど良い

163 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:42:46.21 ID:aOzMUvhG0

流石に今年中には終わるよな

164 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:46:47.82 ID:3qbhPP5s0

乙!!

165 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 17:53:24.36 ID:nyOkvLE30

リアルタイムだと思ったら中断だと支援

166 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 18:04:15.38 ID:nyOkvLE30

�C

167 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 18:10:42.27 ID:zXQmFTY80

ほっしゅ

168 名前： 【ぴょん吉】 ：2010/01/01(金) 18:18:00.29 ID:zC5byIu/0

あけおめ保守！

169 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 18:19:53.07 ID:XfLkcAzL0

あずわどリア充疑惑

170 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 18:30:48.74 ID:zXQmFTY80

ほ

171 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 18:32:16.95 ID:N4bFE1T40

ほ

172 名前：都の西北：2010/01/01(金) 18:33:27.43 ID:keXJfqPv0

ちょｗｗｗｗｗｗ
まさかのリアルタイム

浪人生の俺が支援！！

173 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 18:44:06.97 ID:u0KeukVu0

保守

174 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 18:44:58.07 ID:npq+X8iW0

hohoho

175 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 18:48:28.99 ID:Ic+++0om0

保守

176 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 19:00:13.37 ID:82hDmvlY0

hosyu

177 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 19:09:43.15 ID:nyOkvLE30

ほ

178 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 19:15:35.44 ID:qb4MVMf00

ほしゅ

179 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 19:16:35.80 ID:RuDggNqjO

まだやってんのかコレ

180 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 19:19:17.58 ID:m/5dwUPa0

作者も信者もよくやるよなあ
さっさと終わらせればいいのに

181 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 19:23:00.58 ID:tWS0KATxP

もう何年やってるんだろうな
2006年からだっけ？

182 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 19:24:28.34 ID:nyOkvLE30

ほ

183 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 19:32:14.41 ID:zXQmFTY80

ほ

184 名前： 【大吉】 ：2010/01/01(金) 19:35:42.81 ID:zC5byIu/0

ほ

185 名前： 【中吉】 【859円】 ：2010/01/01(金) 19:43:17.79 ID:oUO7EQoC0

作者は格付け見てるのか

186 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 19:48:38.90 ID:npq+X8iW0

　 ∧＿∧　　　
<=( ^ ^)　ウリがつけるニダ
（　　　）
　｜　|　｜　　　
　<_＿フ_フ　　　　　　　　そんな保守

187 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 19:57:34.18 ID:xHnP5TLA0

記念保守

188 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 20:00:00.56 ID:RzqTXW7S0

おぉ、初遭遇だ
保守

189 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 20:07:27.93 ID:zXQmFTY80

保

190 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 20:14:08.53 ID:2jyKzz/zO

まってたぞｗ
(^^ω)ホマホマｗ

191 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 20:17:09.12 ID:xQFpV7r70

保守

192 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 20:24:02.89 ID:ma5CRlba0

三年前の正月は7話、二年前86話で去年は110話、今年が117話か･･･
一昨年は月2だったけど、去年は隔月になってるなｗ

せめて月刊誌レベルでお願いしたい所だｗｗｗ

193 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 20:29:47.36 ID:m/5dwUPa0

去年7話だけかよｗｗｗｗｗｗｗ
すげえなあお前ら

194 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 20:30:52.63 ID:tWS0KATxP

ぶっちゃけ作者のやる気の無さが伝わってくる
もう終わらせたいんだろ
完全にやめどきを誤ってブーンブームもいつの間にか終わってた

195 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 20:33:52.08 ID:zXQmFTY80

保守

196 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 20:35:56.30 ID:2X1xQMxZ0

まだやってたのかよこれｗｗｗ

何年目だよ

197 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 20:37:55.58 ID:nyOkvLE30

ほ

198 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 20:46:13.84 ID:lHsvtSAJ0

ワンピとハンタ並に終わりが見えない

199 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 20:50:15.24 ID:zXQmFTY80

気付いたらようですスレがここだけになってた



そんな保守

200 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 20:55:31.18 ID:CMHAWIZSO

だけど、あと３話でおわりか…

201 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 20:56:09.24 ID:RzqTXW7S0

もしや4半期ごとに1話になるのか

202 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:05:15.56 ID:aOzMUvhG0

今から来年の元旦の最終回が楽しみだな

203 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:07:44.69 ID:kfntXwRB0

来てた……！

204 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:09:42.16 ID:SX2lisfw0

保守

205 名前： ◆JIi00.j53MM. ：2010/01/01(金) 21:12:43.64 ID:EVEwk6RA0

中断すみませんでした
保守してくださった方ありがとうございます

再開の前に一部レス


>>155
城を守る兵が少なく、常に撤退戦も考慮せざるをえないとなると、指揮官は五人でも少ないくらいです
もちろん攻め手の充実は必要なんですが、今回に限って言えばブーン単独が最善という判断で出撃しています

>>160
オリンシス城を予想外の形で落とされるようなことがあれば、
キョーアニ川がある手前、全滅の危機さえありうるので、
独断で少ない兵を削って援軍というのは絶対にニダーが許可しない、という感じです

>>194
もし自分がやる気を失っているのを隠して投下しているのだとすれば、
それは続きを待ってくださっている方に対する最低最悪の裏切りだと思っています
今後、もし続きを書く気を失うようなことがあれば、それはすぐにそうお伝えして即刻アルファを打ち切ります
現状、今の自分には、アルファを最後まで書き切りたいという気持ちしかありません


投下を再開します

206 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:13:46.98 ID:zXQmFTY80

おう　待ってました


支援す

207 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:13:56.65 ID:kfntXwRB0

再開ｋｔｋｒ！
支援

208 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:14:01.72 ID:5z52e0670

おかえり

209 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 21:15:11.30 ID:EVEwk6RA0

　皆が奮戦し、それぞれの役割を果たしてくれている。
　あとは、自分だけだ。
　この戦場を一人で切り抜けられれば、勝利を得られるはずなのだ。
　
　しかし、勝利への道が開くことはない。
　
　ファルロはもう、四半刻もしないうちに、自分に襲いかかってくるだろう。
　それまでに、どちらかを討てるか。
　現状では、限りなく厳しい。
　
　配下の部隊も、自分を守れる状況にはない。
　ラウンジ軍を抑えることで精一杯だ。
　
　これが、終焉なのか。
　疲労の積み重なった全身が、徐々に沈んでいく。
　
　自分ひとりでは、無謀だったのか。
　この局面を、乗り切ることはできなかったのか。
　
　自分ひとりでは――――
　
　
(　 ω )（……違うお……）
　
　
　一人ではない。
　一人で戦ったことなど、一度もない。

210 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:15:50.54 ID:/+9geIFC0

ザブングル！

211 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:17:08.88 ID:kfntXwRB0

支援

212 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:18:07.02 ID:RzqTXW7S0

きたー
支援

213 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 21:18:45.10 ID:EVEwk6RA0

　常に、側にいてくれた。
　触れることはできなくとも、話しかけることはできなくとも、
　いつも、心のなかに居てくれた。
　
　みんな、そうだ。
　自分に関わってくれた全ての人が、自分のなかに在りつづけてくれた。
　皆の存在が、心の支えとなっていた。
　
　囮としてショボンと戦っている二人。
　後ろでオリンシス城を守ってくれている諸将。
　
　他の城を守ってくれている将、負傷してヴィップ城に留まっている将。
　今は居なくなってしまった人もいる。愛した人や、幼い頃からの親友も。
　
　皆が、いつも一緒に居てくれた。
　だからこそ、ここまで来ることができた。
　だからこそ、戦えていたのだ。

214 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:18:51.93 ID:lHsvtSAJ0

いいねーいいねー

215 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:19:37.05 ID:IGI66eF70

おかえりー

216 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:20:08.92 ID:kgK8nPsyO

あけおめ記念ぱぴこ

217 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:20:14.88 ID:npq+X8iW0

おかえりんこ

218 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:20:18.97 ID:kfntXwRB0

支援

219 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 21:21:58.61 ID:EVEwk6RA0

　誰かに支えてもらっていた。
　いつだって、そうだった。
　
　そして、自分は、皆の志を負っているのだ。
　
　
(　 ω )「お……お……」
　
＼(^o^)／「ッ……？」
　
　
　
(# ｀ω´)「おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉッ！！」
　
　
　
　一気に、押し返した。
　二人のアルファベットが、自分から離れる。
　
　素早く突き出す。
　ヴィルは、身を捻ってＸを躱した。
　オワタがＰで狙ってくる。しかし、強引に弾き飛ばした。
　
＼(；^o^)／「うぐっ……！」
　
川 ﾟ -ﾟ)「オワタ様！」
　
　依然として、狙いはヴィルだった。
　僅かながら隙の生じたオワタを助けるべく、ヴィルがアルファベットを繰り出してくる。
　それを、いったん受け止めて、また弾き返す。

220 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:22:44.44 ID:ma5CRlba0

目が届いたｗｗｗ
ニダー早く城戻れｗｗｗ

221 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:22:55.56 ID:zXQmFTY80

支援

222 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:23:30.33 ID:npq+X8iW0

片っぽしかとどかなかったので分けたようです

223 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:23:54.58 ID:hZ80Clxa0

>>205
わざわざレスどうもです
支援

224 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:24:12.55 ID:kfntXwRB0

支援

225 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 21:24:38.32 ID:EVEwk6RA0

　そして、すぐに手首を返し、一撃。
　Ｌの刃に、亀裂が走った。
　
＼(；^o^)／「退いてください！！ ヒビが入っては……！！」
　
(# ｀ω´)「させないお！！」
　
　指示どおりに逃げかけたヴィルに、アルファベットを突き出す。
　それを防いできたオワタ。しかし、これでいい。
　狙いはヴィルだったが、それは、ヴィルのアルファベット、という意味だ。
　
　命を奪うべきは、オワタのほうだった。
　
(　 ω )「終わりにするお、オワタ」
　
　ＸとＰの打ち合いが、数合続いた。
　眼前でしかアルファベットを受け止められないオワタ。
　確実に迫りつつあるファルロを待っているようだが、それは、虚しい希望だ。
　
　アルファベットＰが、砕け散った。
　
　
＼(；^o^)／「う……うああぁあぁぁぁぁ！！」

226 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:25:40.76 ID:RzqTXW7S0

おわたー！

227 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:25:52.86 ID:hZ80Clxa0

おわたー

228 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:26:05.23 ID:IGI66eF70

オワタｗｗｗ

229 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:26:07.94 ID:00pLpLZt0

おわたああああああ

230 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:26:24.39 ID:dfa8oaOv0

オワタｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

231 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:26:34.82 ID:zXQmFTY80

オワタおわた


支援

232 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:26:40.22 ID:kfntXwRB0

オワタああああああああ！！

233 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:26:58.06 ID:hZ80Clxa0

おわた人気過ぎだろｗｗｗ

234 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:27:02.15 ID:oTEYsJ1B0

オワター

235 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 21:27:30.75 ID:EVEwk6RA0

　右手で握り締めたＸを、左肩の上へ。
　
　そして一気に、振り下ろす。
　
　
　
　
＼(；^o^)／「俺の人生 軽やかにオワタァァァァァァァァァァ――――――――ッ！！」
　
　
　
　
　斬り裂くと同時に、駆け抜けた。
　まだ敵兵は残っている。しかし、頭を失った。
　ヴィップ軍には、活気が戻っている。
　
　オワタが討たれ、ヴィルも戦えない。
　ラウンジ軍の士気は、明らかに落ちていた。
　
　背後のファルロはまだ追って来ているようだが、配下の兵は空元気だろう。
　ヴィップ軍の兵数も目減りしているが、フェイト城には間違いなく到達できる。
　確固たる自信が、ある。
　
　もう、一人ではないのだから。
　皆が側に居てくれていたことに、気付けたのだから。

236 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:27:48.07 ID:RzqTXW7S0

かろやかｗｗｗ

237 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:28:03.47 ID:kfntXwRB0

＼(；^o^)／「俺の人生 軽やかにオワタァァァァァァァァァァ――――――――ッ！！」
ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

238 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:28:25.52 ID:hZ80Clxa0

軽やかにｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
でも当初の予想よりか随分長生きしたよお前ｗｗｗｗｗｗ

239 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:28:34.59 ID:lHsvtSAJ0

軽やかにワロタァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーー！！！！！

240 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:28:37.67 ID:IGI66eF70

最後ｗｗｗｗｗ

241 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:28:39.95 ID:ma5CRlba0

軽やかかよｗｗｗ

242 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:28:44.72 ID:qDXvFyXu0

なんて軽やかさだ…！

243 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:29:18.92 ID:VOAw8VLn0

おまｗｗｗｗｗｗ

244 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:29:48.65 ID:kfntXwRB0

早速オワタに投票した

245 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:30:19.35 ID:ma5CRlba0

よく考えりゃ、美女守って死ねたんだから本望だろｗｗｗ

246 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:30:27.37 ID:MYnGEkNc0

まさかここに来て爆笑するはめになるとはｗｗｗｗｗｗｗ

247 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:31:04.13 ID:00pLpLZt0

大国ラウンジの中将を討ち取ったんだな…

248 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 21:31:10.72 ID:EVEwk6RA0

――嗟嘆の森・中央――
　
　両腕を、ショボンは振り上げた。
　自分は右を、ミルナは左を、それぞれ受け止める。
　
　森の木々が、強風で揺れた。
　そう思えるほどの衝撃が自分を襲った。
　実際に揺れたのは、自分の視界だ。
　
　足が地面にめり込んだのではないか、とも思った。
　ショボンの巨躯と、リーチの長いＺ。
　二つが合わさると、正に夜空から落ちてきた稲妻のようだ。
　
　自分のＵは、Ｚとのランク差がある。
　何度も攻撃を受け続けた場合、いつかはアルファベットが破壊されるだろう。
　破壊されれば、命はない。
　
　Ｚを押し返すべく、右足を僅かに下げる。
　下半身に力を込め、Ｕを振り上げようとした。
　しかし、ショボンの右腕は微動だにしない。
　
　呼応するように、ミルナも押し返してくれた。
　それでようやく、ショボンはＺを下げた。
　
　一人では、全く歯が立たない。
　二人がかりであっても、ショボンには余裕がある。
　
　その力量差は、最初から理解していた。
　いや、理解しているつもりだった。
　しかし、これほどまでに開いているのか、という、信じがたいような気持ちがあるのも事実だ。

249 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:31:35.91 ID:kfntXwRB0

支援

250 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:32:53.24 ID:0xpGIsmy0

再開ｋｔｋｒ

251 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 21:33:57.58 ID:EVEwk6RA0

　自分が病で躓いたこともあった。
　その間、ショボンは自分の体調管理を怠らず、精進を続けていた。
　無論、才能の差もあっただろうが、普段の生活からしてショボンのほうが上だったのだ。
　
(#ﾟдﾟ)「ふんッ！！」
　
　ミルナがすかさず反撃に出た。
　ショボンは、子供の悪戯を相手にするように容易く、ミルナのＶを弾く。
　一拍遅らせて、自分も攻めた。しかし、同じように弾かれる。
　
　ショボンの返しは、苛烈だった。
　地面から龍が飛び出したような、穿つような一撃。
　それが、まず左。そして右、と連続で襲ってきた。
　
　狙いは、自分だった。
　_
(；ﾟ∀ﾟ)「ぐっ！！」
　
　防いだ。
　自分で、よく防いだと言いたくなった。
　途中、ほんの僅かでも力を緩めていれば、アルファベットは弾き飛ばされていただろう。
　
　その隙を、ミルナが見逃すはずはなかった。
　ミルナから最も近い、ショボンの左腕を瞬時に狙っていた。
　体の部位がどこであれ、一撃を与えることができれば、この戦いに勝利することができるだろう。
　
　ミルナの一撃は、惜しかった、と表現すべきか。
　ショボンの右腕のほうが早く反応しており、Ｖを防いだ。
　その表情には、僅かな焦りもなかった。

252 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:34:41.92 ID:kfntXwRB0

支援

253 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:35:05.84 ID:zXQmFTY80

支援す

254 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:35:16.26 ID:hZ80Clxa0

ショボンさんマジチートすぐる

255 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:35:32.45 ID:MYnGEkNc0

ショボン強すぎる…支援

256 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:36:37.72 ID:0JKbSAwo0

　　　　　　　　　　　　　　どどどどど……　　　　　　　　　　　　　　どどどどど……　　　　　　　　　　　　　　どどどどど……
　　　　( ::: (;;　　∧_,∧ );:;;;)) )::: :; :))　　　　　　( ::: (;;　　∧_,∧ );:;;;)) )::: :; :))　　　　　　( ::: (;;　 ∧_,∧ );:;;;)) )::: :; :))
　　　　　((:: :;;; （　´_ゝ`）っ ;;;; ; :))　　　　　　　　　 ((:: : <ヽ｀∀´>っ ;;;; ; :))　　　　　　　 　 ((:: :;（´<_｀　）っ ;;;; ; :))
　　　　　　((;;;　(っ　,ｒ　　＾　←左眼　　　　　　　　((;;;　(っ　,ｒ # ｀ ´　　　　　　　　　　　　 ((;;;　(っ　,ｒ　　＾　←右眼
　　　　　　　　　i_ノ┘　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i_ノ┘　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i_ノ┘

257 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 21:36:53.15 ID:EVEwk6RA0

　最初の一撃、自分たちが機先を制することができていれば、まだ流れは違ったかも知れない。
　ショボンのＺを、受け止める形になってしまった。それは、やはり痛かった。
　勝利を得るには、一度も相手に攻撃をさせないほどに連続して攻め込む必要があったのだ。
　
　まともな打ち合いでは、二人がかりでも勝てる見込みはない。
　それは、近衛騎兵隊と戦う前の衝突で、感じられたことだ。
　
　このまま戦いつづけても勝機はない。
　では、どうすれば。
　
　答えなど、瞬時に出る。
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)（……やっぱりやるしかねぇな、ミルナ）
　
　声に出さずとも、肌で、互いの意思を疎通できた。
　感覚は、極限まで研ぎ澄まされている。
　
　ミルナが、僅かに頷いた。
　
　最も勝率が高い道は、最初から"これ"だった。
　他の方策を探ってもみたが、やはりショボンに刃を突き立てることは叶わない。
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)（ただ、間違いなく……）
　
　ショボンは、この策を読んでいる。
　いずれ仕掛けてくるだろう、と分かっているはずだ。
　
　それでもあえて臨む理由は、ひとつだ。
　分かっていたところで、防ぎようのない策だからだ。
　逆に言えば、だからこそショボンも、いずれ仕掛けてくる、と読んでいるのだろう。

258 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:38:25.43 ID:MYnGEkNc0

嫌な予感支援

259 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:38:32.84 ID:kfntXwRB0

支援

260 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:38:33.34 ID:IGI66eF70

捨て身か

261 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:38:42.87 ID:00pLpLZt0

ワクテカガクブル

262 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:39:57.87 ID:CM/CAjnT0

＼(^o^)／「こんな国で少尉なんかやってられるかｗｗｗｗｗｗｗ
　　　　　　これで楽々ラウンジの大尉ｗｗｗｗｗｗｗ俺の人生ハジマタｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

＼(；^o^)／「俺の人生 軽やかにオワタァァァァァァァァァァ――――――――ッ！！」

263 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:40:13.56 ID:cMSM6zOpO

支援

264 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:40:17.14 ID:kfntXwRB0

勝率だから、捨て身じゃないだろ……
支援

265 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:40:45.87 ID:RzqTXW7S0

ショボンを討てば十分勝ちだろう

266 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 21:40:54.43 ID:EVEwk6RA0

　防ぎようはない。
　しかし、本当にショボンを貫くことができるかどうかは、分からない。
　完璧に実行しても、ショボンが無傷で済む可能性はある。
　
　それでも、最善であることに変わりはない。
　
　気づかれない程度に少し、下がった。
　もちろん、ショボンはそれに気づいているはずだ。
　これから策に出るのだろう、ということも。
　
　互いの隙間を、夜風が駆け抜ける。
　
　ショボンの体勢は常に万全だ。
　機を図っているわけではない。
　が、踏み込めない。自分も、ミルナも。
　
　あまりに高い、壁。
　自分のなかでは常に、ヴィップの覇道を塞ぐ存在だった壁だ。
　
　越えられるのだろうか。
　覇道を、切り開けるのだろうか。
　
　一人では、絶対に不可能。
　だが、二人ならば。
　
　この男が、一緒ならば。
　成し遂げられないことなどない、とさえ思えてくる。

267 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:41:00.46 ID:lHsvtSAJ0

皆生きていて欲しい・・・

268 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:41:01.05 ID:ma5CRlba0

フーじいさん＆バッカニア大尉の策か？

269 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:42:17.61 ID:u0KeukVu0

これはwktk

270 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:43:44.27 ID:00pLpLZt0

ここで終わりそうだ・・・

271 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 21:43:56.64 ID:EVEwk6RA0

　行こうか、ミルナ。
　最初だけは、裏をかいてやろう。
　それが吉と出るか凶と出るかは分からないが、信じて進もう。
　
　やはり、言葉にはしなかった。
　それでもミルナは、頷いてくれた。
　
　
――嗟嘆の森・中央――
　
　囮の、囮。
　作戦を簡潔に言い表せば、そうなる。
　
　元より、囮となって臨んだ戦だ。
　既に、生路はない。
　
　そのうえで、更に囮になる。
　僅かな隙を、逃れようのない隙を生みだして、刃を通す。
　
　ショボンも、当然読んでいる策だ。
　それでも、防ぎきれないだろう。
　確実に隙を生みだすことはできる。
　
　問題は、それをどこまで拡大させられるか、だ。
　
　ただ斬られるだけに終わってしまうと、ショボンは即応してくる。
　一人を斬って、すぐにもう一人も斬るだろう。
　それではどうしようもない。

272 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:45:29.99 ID:kfntXwRB0

支援

273 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:45:48.42 ID:RzqTXW7S0

やはりどっちか切られるのか・・・

274 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:46:13.75 ID:y+DQtw4wP

ほ―リアルタイム
支援っとな

275 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:46:31.02 ID:uTT7x+4t0

斬れるのか

276 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 21:47:01.40 ID:EVEwk6RA0

　どのような手段を使ってでも、可能な限り隙を拡大させる。
　そうすれば、ショボンを斬れる可能性が出てくるのだ。
　
( ﾟдﾟ)「…………」
　
　アルファベットＶを、低く構えた。
　ジョルジュもとうに体勢は整っている。
　
　――――行こうか、と声が聞こえた気がした。
　
　一陣の、風。足早に通り過ぎる。
　目に見えなくては、目隠しにもならない、風。
　しかし、まるでそれが好機と見たかのように。
　
　ジョルジュが、動いた。
　
　ショボンを突き刺すべく、いったんＵを引いた。
　そこから一気に、突き出しにいく。
　
(´・ω・｀)「ッ！！」

277 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:47:27.92 ID:hZ80Clxa0

二刀なのが厳しいな

278 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:48:15.86 ID:MYnGEkNc0

あううう…支援

279 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:48:26.55 ID:kfntXwRB0

支援

280 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:49:01.13 ID:dLZXUQ2b0

ちょっと人気で宝っていい気になってんなよ

281 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:49:26.40 ID:XLzSV2gi0

http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1262349002/

282 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 21:50:03.13 ID:EVEwk6RA0

　最初に動いたのは、ジョルジュ。
　ほぼ同時に、自分も動いた。
　
　そして、体ごとショボンに迫る。
　
　一瞬だが、ジョルジュのほうが早く動き出した。
　しかし、実際の攻撃に移ったのは、自分。
　
　
　囮は、自分だ。
　
　
　
　
(#ﾟдﾟ)「オオオオオオオオオオオオオォォォォオオオオオォォォォォッ！！」
　
　
　
　
　最後の、咆哮。
　幾度となく吠え続けてきたが、これが最後だ。
　
　ショボンの、前に出る。
　アルファベットＶを、突きだす。
　
　右手一本。
　ショボンは、悠々とＶを防いだ。
　
　そして、吹き飛ばされる右腕。

283 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:50:57.81 ID:RzqTXW7S0

ぎゃー

284 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:51:16.89 ID:IGI66eF70

みるなああああああ

285 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:51:31.47 ID:KGOkG6Zv0

ミルナアアアアアア

286 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:51:32.86 ID:hZ80Clxa0

うああああああああああああ

287 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:51:48.64 ID:y+DQtw4wP

( ﾟдﾟ )

288 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:51:50.80 ID:MYnGEkNc0

ミルナああああああああああぁぁぁぁ！！！！！！！

289 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:52:46.85 ID:kfntXwRB0

あああああああ

290 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:52:53.35 ID:cMSM6zOpO

うわあああああ

291 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 21:53:16.59 ID:EVEwk6RA0

(#;ﾟдﾟ)「うおあぁぁッ！！」
　
　まだ、残っている。
　左腕が、まだ。
　
　激甚の痛みに耐え、左を伸ばす。
　
　ショボンは、Ｖを受け止めるのに右のＺを使った。
　そして、腕を落とすのに左のＺも使った。
　
　次の一撃は、右だ。
　左が使えるようになるまでに、数瞬かかる。
　
　その、右腕を掴んだ。
　
(´・ω・｀)「ッ！！」
　
　首を落とそうとしていた右のＺ。
　それを、一瞬だが止めた。
　
　すぐに左腕は振り払われる。
　腕力で敵うはずもない。
　しかし、ショボンの動きを、一瞬制することができた。
　
　
(#;ﾟдﾟ)「ジョルジュ――――――――ッ！！」

292 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:53:46.99 ID:kfntXwRB0

うおおおおおおおおおおおおおお

293 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:54:08.65 ID:mAbYUHYO0

今北

294 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:54:10.35 ID:RzqTXW7S0

ジョルジューーーーー

295 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:54:37.15 ID:MYnGEkNc0

うわあああああああああああああああああ

296 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:54:40.65 ID:0xpGIsmy0

せめて一太刀

297 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:54:52.72 ID:zXQmFTY80

ここで！キメテくれジョルジュ！！！



支援

298 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:54:58.88 ID:KGOkG6Zv0

いけええええええええええええ

299 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:55:17.91 ID:uTT7x+4t0

(´･ω･`)｢ぺちんとはたいて叩き落とすだけだし｣

300 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:55:24.69 ID:tjXhDC5e0

久しぶりにVIPきたけどこのシリーズまだあったのかｗ

301 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:55:48.81 ID:LL5q+flV0

ショボンに少しでもダメージを・・・！！

302 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:55:53.21 ID:MYnGEkNc0

お願いだああああああ！！！！

303 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:56:54.73 ID:y+DQtw4wP

第一話が2006年か…すごいな

304 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 21:57:11.94 ID:EVEwk6RA0

　左腕を振りほどかれたあとは、すぐさま右足を振りあげた。
　ショボンの、横腹を狙う。
　
　届かなくともいい。
　意識を、一瞬でも奪うことばできれば、それでいい。
　
　失血で、視界が白くなっていく。
　もはや、ショボンの動作もはっきりとは分からない。
　
　右脚は、不意に軽くなった。
　どうやら、大腿から下を斬り落とされたらしい。
　
　充分だ。
　ショボンに、もう一撃、打たせることができた。
　
　使ったのは左のＺだろう。
　右のＺは、既に使えるはずだ。しかし、左には隙がある。
　一撃。たった一撃、ジョルジュが凌ぐことができれば。
　
　だが、片腕と片足を失った自分には、もはや起こせる行動などない。
　
(　д )（終焉……か……）
　
　長い人生だったのだろうか。
　誰かに問えば、そうだ、と言葉が返ってくるだろう。
　しかし、自分にとっては一瞬だった。
　
　恐らく、常に全力で駆けてきたからこそだ。
　周りの景色は足早に過ぎていった。ついてこれる者など、誰もいなかった。

305 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:57:39.54 ID:dfa8oaOv0

うわあああああああああああああああああああ

306 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:57:48.10 ID:trS6hVlS0

熱いな

307 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:58:04.06 ID:MYnGEkNc0

みるなああああああああああああああああああああ

308 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:58:14.36 ID:IGI66eF70

ミルナも死んだか

309 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:58:18.18 ID:kfntXwRB0

ミルナああああああああああああ

310 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:58:21.19 ID:zXQmFTY80

くっ　ミルナのこんな姿を見る日が来るとは！！


支援支援

311 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:58:37.66 ID:RzqTXW7S0

ミルナああああああああ(；д；)

312 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 21:58:50.12 ID:hZ80Clxa0

ミルナついに死んだか・・・

313 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:00:16.87 ID:xHnP5TLA0

記念保守

314 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:00:22.79 ID:00pLpLZt0

おおおお落ち着けまままっまだ死んだわけじゃなななな

315 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:00:31.35 ID:cMSM6zOpO

ミルナ…

316 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 22:00:48.51 ID:EVEwk6RA0

　それでも、共に戦ってきた者たちがいた。
　宿願を果たすことができなかったが、存分にやりきった思いはある。
　きっと、彼らもそうだろう。
　
　
　フィル、ガシュー、ドラル。
　リレント。
　
　遅くなってすまなかった。
　今から、自分も向かうとする。
　
　お前たちは、向こうでも仲違いしているのだろうか。
　また頭を悩ます日々は、御免被りたいところだ。
　
　しかし、それも悪くはないかもしれない。
　あの頃に帰ったような気分に浸れるのであれば。
　
　
　ジョルジュ。
　
　長年、すまなかった。
　最後も、託すことになってしまった。
　
　途中で、互いの夢は違えてしまった。
　しかしそれでも、お前は、無二の親友だった。
　
　こうやって共に戦う日を、ずっと夢見てきた。
　思い描いていた光景とはあまりに違い過ぎたが、それでも、轡を並べることはできた。
　
　結局のところ、自分は、お前と共にアルファベットを振るいたかっただけなのかもしれない。

317 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:00:55.63 ID:MYnGEkNc0

>>314
おおおおおお前が落ち着けけけけけえけけ

318 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:01:17.99 ID:kfntXwRB0

うわああああああああああああああああああああん

319 名前： 【大凶】 ：2010/01/01(金) 22:01:41.38 ID:F0hit0BP0

支援

320 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:02:26.88 ID:dfa8oaOv0

走馬灯だめええええええええええええ

321 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:02:49.30 ID:7yriYFi2O

ミルナホモ説

322 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:02:56.21 ID:npq+X8iW0

ミルナあああああああああああああああああああああああああああああ

323 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:03:10.89 ID:+8PJjlYTO

ミルナの人生厳かにオワタ

324 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:03:50.19 ID:ma5CRlba0

>>319
その大凶は誰の大凶だｗｗｗ

325 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:04:04.56 ID:hZ80Clxa0

リレントだけ特別扱いな感じだな

326 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 22:04:05.48 ID:EVEwk6RA0

　だが、今となっては、それもどうでもいいことだ。
　この、満ち足りた思いだけで、充分だ。
　
　
　ジョルジュ、お前ならきっと、ショボンを討てる。
　自分では為し得なかったことも、きっとお前なら。
　
　悪いが、先に行かせてもらう。
　すまない。
　
　後は全て、お前に任せた。
　
　
　体が自然と後ろへ傾いていく。
　そういえばベル＝リミナリーも、同じだったか。
　もはや、今の自分には思いだせなくなっている。
　
　西の戦況はどうなっているだろうか。
　ブーンは、城に辿り着いただろうか。
　しかし、気にしたところでどうしようもない。

327 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:04:16.09 ID:lLnWdKASO

支援

328 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:04:40.40 ID:kfntXwRB0

支援

329 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:04:59.50 ID:Am6P/rvhP

はあはあはあはあああああああああああああああ

330 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:04:59.88 ID:npq+X8iW0

>>323
＼(#ﾟдﾟ)／「俺の人生 厳かにオワタァァァァァァァァァァ――――――――ッ！！」

こうですかわかりません＞＜

331 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:05:01.37 ID:xHnP5TLA0

頼むジョルジュ決めてくれ

332 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:05:30.35 ID:kfntXwRB0

>>330
ｗｗｗｗ

333 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 22:05:42.07 ID:EVEwk6RA0

　木の葉の隙間から、夜空が見える。
　珍しいな、白い夜空だ。
　まだ払暁は遠いというのに。
　
　固い地面が、自分を受け止めた。
　
　空が、徐々に近づいてくる。
　視界が全て、白く染まっていく。
　どうやら、天が迎えに来てくれたらしい。
　
　長き戦乱に身を置いていた。
　最後まで見届けることは、できなかった。
　
　
　今後の、天下の帰趨は、天上で見守らせてもらうことにしよう。
　
　
　不思議と、笑みが零れた。
　きっとあの男も、同じ心境だったのだ、という気がした。
　
　だからこそ自分は、武人として静かに旅立てるのだ。
　そう思えた。

334 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:06:29.12 ID:kfntXwRB0

ちくしょおおおおおおおお

335 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:07:29.70 ID:hZ80Clxa0

時が止まり過ぎだろｗｗｗｗｗ
ジョルジュとショボンはどうしたｗｗｗｗｗ

336 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 22:07:31.22 ID:EVEwk6RA0

――嗟嘆の森・中央――
　
　ミルナが、右足を斬り落とされた。
　その瞬間が、最大の好機だった。
　_
(#ﾟ∀ﾟ)「ショボンッ！！」
　
　左のＺは繰り出せない。
　ミルナは、全身全霊をかけて、片腕を完全に封じてくれた。
　
　自分が囮になる道も、あるにはあった。
　アルファベットのランクでいえば、ミルナのほうが高いからだ。
　しかし、だからこそあえて、役割を逆転させた。
　
　そうすることで、ショボンの不意を打てた。
　ミルナがショボンの右腕を掴めたのも、そのおかげだ。
　
　己が身を犠牲にしてまで、隙を作ってくれたミルナ。
　右腕のＺさえ、何とか凌ぐことができれば、という状況に持ち込んでくれた。
　
　あとは、自分だけだ。
　自分が、やるだけだ。
　
　ショボンの右が、動く。
　
　斜めに自分を裂くつもりだ。
　受けるか、躱すか。
　どちらも厳しい。

337 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:08:29.09 ID:dfa8oaOv0

いけえええええええええええええええええええええええええええええええ

338 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:08:51.66 ID:00pLpLZt0

主観やめてええええええええええ

339 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:09:26.22 ID:kfntXwRB0

ジョルジュうううううううううううううううう

340 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:09:35.60 ID:y+DQtw4wP

食らいつつ一太刀をｒｙ　なのか…？

341 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:09:41.97 ID:cMSM6zOpO

あつい凄くあつい

342 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:09:59.67 ID:npq+X8iW0

ここできらないでよ？

343 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 22:10:03.04 ID:EVEwk6RA0

　ならば、融合させる。
　受けて、躱す。
　
　Ｕを振り上げた。
　ショボンのＺが降り始めた、直後。
　
　Ｕは、リーチが長い。
　地面からの振り上げでは、振り抜くのに相当、時間がかかる。
　一秒にも満たないが、それでも、この場では致命的だ。
　
　だが、惑わした。
　
　ミルナが囮になる前の打ち合いで、あえて一拍、攻めを遅らせたことがある。
　後のための、布石として。
　
　普段よりも、ほんの僅かだが、アルファベットの振り上げを遅くした。
　その残像は、ショボンほどの男なら、自然と記憶しているはずだ。
　
　今、その残像よりも、早く。
　可能な限り素早く、Ｕを振り上げる。
　
(´・ω・｀)「ッ！！」
　
　Ｕが、Ｚを受け止める。
　すぐさま、刃を横に流した。

344 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:11:01.56 ID:kfntXwRB0

支援っ

345 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:11:04.33 ID:SZRzrVq00

しえん

346 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:11:51.18 ID:0JKbSAwo0

　　　　　　　　　　　　　 _,.-┐
　｢ ｀ヽ_,.-‐''""｀´ﾞﾞ'''ｰ‐' ,,.- !
　ヽ ｀ゝ　　　　　　　　彡く} l
　　ヾﾞ｀ ,　　　　　　　 ､　ﾞ´ﾉ
　　ノ　 ' ｨ_;､｀　 ´,ｨ_ｯ｀　　ミ､
　　彡,　 ｀ 7　 　 '￣　 ､　ヾヽ
　 ,彡'　,;　,'　_,,,,_　　, _,.ﾐ　　ミﾐ
　　ﾉノ　｀ﾍ_ヾ三ﾂ_ノﾉ^｀　 ﾐヽ
　　 ｿ〃ﾉ　 ゝ二フ ´ ,ﾊﾘ7ｰ
　　　　〈:::ヽ〃ﾊﾘﾉﾊｲノ/
　　＼￣￣二二二二二二二二二二|二（(((二二］
　　　 ＼ ＼　　　　　　　　　　　　 　 　 ／ ｿ
　　　　　＼ ＼　　　　　　　　　 　 　 ／ ／
　　　　　　 ＼ ＼　　　　　( ﾟдﾟ )_／ ／
　　　　　　　　＼ ＼　　 （　 　 　　　/
　　　　　　　　　 ＼ ＼　　ヽ 　 　　　ヽ
　　　　　　　　　　　＼|　 .（! )　　/￣ ∨
　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　　,|　 　 |
　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　／ |　 　 |
　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　／ |　|　 　 |
　 　 　 　 　 　 　 　 丶__／＼/ .〔＿＿〕

　　　　　　　　　　　　　 Miruna=Qwatch

347 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:12:34.02 ID:zXQmFTY80

>>346
すげえ！！


GJ！

348 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:12:53.52 ID:y+DQtw4wP

>>346
やるじゃん

349 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:13:13.77 ID:/+9geIFC0

ザボングル！

350 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 22:13:18.37 ID:EVEwk6RA0

　右のＺの軌道が、変わる。
　そして、右足を伸ばして、刃の軌道から逃れる。
　
　Ｚの刃は、地面に突き刺さった。
　
　
　これで、ショボンのＺは、両方とも封じた。
　
　
　 _
(#;ﾟ∀ﾟ)「お……あ……」
　
　
　
　
　
　_
(#ﾟ∀ﾟ)「うおあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ！！」
　
　
　
　
　

351 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:13:20.46 ID:kfntXwRB0

>>346
何というクオリティ

352 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:13:56.69 ID:RzqTXW7S0

おおおおおおおおおおおおおおおお！！
がんばれジョルジュまじがんばれ

353 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:14:23.10 ID:/+9geIFC0

（　＾ω＾）　おっぱい
（ つ・) ・)

354 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:14:29.35 ID:f3vO0tbs0

ジョルジュー！！！！
支援だ！！！

355 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:14:29.12 ID:RwV2Agu20

片腕でも落とせれば……

356 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:14:30.13 ID:kfntXwRB0

行けええええええええええええええええええええええええええ

357 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:15:20.48 ID:npq+X8iW0

　　　 _ 　∩
　　(　ﾟ∀ﾟ)彡　おっぱい!おっぱい!
　　(　 ⊂彡
　 　|　　　|　
　 　し ⌒Ｊ


　 　　_　_
　　 ( ﾟ∀ﾟ )　　リアルでやると三回目ぐらいで顔がニヤけるぞ？
　　 し　　J
　 　|　　　|　　　やる時は後ろをちゃんと確認しろよ？
　 　し ⌒Ｊ

358 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:15:38.34 ID:zXQmFTY80

ジョルジュがんばれ！すごくがんばれ！！

359 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 22:16:41.84 ID:EVEwk6RA0

　凌いだ。
　ショボンのＺを、凌ぎきった。
　
　アルファベットＵを、突き出す。
　ショボンの胴体へと向かって。
　
　ミルナが囮になって、機を作ってくれた。
　それに、応えることができた。
　
　Ｕが、ショボンの右肺あたりへ向かう。
　どこでもいい。一撃、喰らわせることができれば、どこでも。
　それで、勝負はつく。
　
　アルファベットを、伸ばした。
　伸ばしきった。
　
　
　ショボンから噴き出す、鮮血。

360 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:17:05.07 ID:KGOkG6Zv0

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

361 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:17:06.56 ID:lLnWdKASO

ジョルジュううぅぅうう！！！！！

362 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:17:08.33 ID:y+DQtw4wP

きたああああああああああ

363 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:17:13.14 ID:kfntXwRB0

うお？
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

364 名前： 【1416円】 【小吉】 ：2010/01/01(金) 22:17:14.17 ID:4tA3ELKz0

きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！

365 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:17:25.57 ID:00pLpLZt0

頼むいってくれえええええええええええ

366 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:17:46.34 ID:MVMwevS80

are?
uoooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

367 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:17:47.20 ID:zXQmFTY80

やったか！？

368 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:17:50.21 ID:f3vO0tbs0

いけええええええええ！！！

369 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:17:53.98 ID:RzqTXW7S0

ジョルジュはまだ無傷・・・なのか？

370 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:17:54.60 ID:IGI66eF70

いけえええええええ

371 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:19:02.04 ID:KGOkG6Zv0

>>367
フラグ立てんなｗｗｗｗｗｗｗｗ

372 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:20:04.66 ID:zXQmFTY80

>>371
すまん　ついｗ


支援

373 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 22:20:37.06 ID:EVEwk6RA0

　_
(；ﾟ∀ﾟ)「ッ！？」
　
　斬った。
　確かな、手応えがあった。
　
　実際、ショボンも血を流している。
　確かに自分は、ショボンを斬ったのだ。
　
　しかし、右腕。
　上腕を、掠めたＵ。
　
　胴体は、貫いていない。
　右腕を斬り落としてもいない。
　
　体を、傾けたのだ。
　ショボンは、強引にＵを躱してきた。
　
　単に傾けただけならば、追撃できる。
　あとは、倒れこむだけだからだ。
　
　しかし、左のＺ。
　ミルナの脚を斬ったあとのＺが、地面に刺さっている。
　
　Ｚを、支えに。
　重心を左に傾けたショボン。
　
　自分の腕は、無防備に伸びきっている。

374 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:21:05.50 ID:kfntXwRB0

えっ

375 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:21:15.39 ID:hZ80Clxa0

これはひどい・・・

376 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:21:18.58 ID:dfa8oaOv0

えっ…

377 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:21:21.59 ID:RzqTXW7S0

チートすぎる・・・

378 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:21:22.09 ID:CMHAWIZSO

（´･ω･｀）＜ こんなところでくたばる訳なかろうに。トマトジュースだ

379 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:21:24.48 ID:f3vO0tbs0

うあああああああああああ

380 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:21:28.54 ID:y+DQtw4wP

ショボンさん無双すぎますよ

381 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:21:37.50 ID:IGI66eF70

ジョルジュもだめか・・・

382 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:21:49.23 ID:zXQmFTY80

あぁ・・・あああああっ！！！


ジョルジューーーーーッ！！！！！！

383 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:22:14.33 ID:xHnP5TLA0

あああああああああああああああああああああああああジョルジュぅぅぅぅ

384 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:22:24.46 ID:NiB0oTVK0

これまだ続いてたのか…超大作だな

385 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:23:04.44 ID:QZsbc90p0

ジョルジュもなんて嫌だ！支援！

386 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:24:00.32 ID:CAOyYSPeO

Ｖ＋ＵでこれじゃＸのブーンでも一騎打ちに勝つなんて無理だよお！！！

387 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:24:28.00 ID:kfntXwRB0

Ｙに上がれば……！

388 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:24:31.70 ID:+gbVjwZ30

大丈夫ううううううううううううううううう
ジョルジュのUがアルファベットU（アルティメット）に進化するからああああああああああああ

389 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 22:24:55.12 ID:EVEwk6RA0

　右のＺが、地面から引き抜かれる。
　それが分かっているのに、今の自分の体勢では、どうすることもできない。
　
(´・ω・｀)「二人とも、見事だった」
　
　右腕からは流血している。
　それでも、Ｚを握ることができているショボン。
　
　
　自分の伸びきった腕が、アルファベットごと地面に落ちた。
　
　
(´・ω・｀)「これ以上なかっただろうな。二人とも、最善を尽くした」
　
(´・ω・｀)「ただ、それでも及ばない、ということが、世の中には数多くあるものだ」
　
　
　前のめりに、倒れこむ。
　アルファベットＵは、もはや手の届かない位置にある。
　
　仮に届いたとしても、もう握れない。
　無理に戦場に立ってきた体では、片腕で戦うことはできないらしい。
　総身に、まったく力が入らなかった。
　
　必死に、顎を上げた。
　ショボンの右腕の傷を、確かめる。
　
　浅手ではなかった。
　しかし、決して深手でもない。

390 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:25:37.27 ID:/+9geIFC0

きっと俺が置いたおっぱいに気を取られたんだ・・・

くそー！！！！！！！！！！！！

391 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:25:43.66 ID:kfntXwRB0

ちくしょう……

392 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:27:04.00 ID:RzqTXW7S0

もういっそ森の中なら遠くからWでいけた気がしてきた

393 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:27:09.79 ID:zXQmFTY80

なんてこったい・・・・
俺　今夜は悔しくて眠れないかもしれん


そんな支援

394 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:27:10.48 ID:f3vO0tbs0

ジョルジュ……

395 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:27:13.04 ID:4tA3ELKz0

くそっ…

396 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:27:15.64 ID:kgK8nPsyO

ミルナのＷこい！

397 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:28:01.84 ID:hZ80Clxa0

これブーンがタイマンで勝てんのかよ・・・

398 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:28:05.49 ID:kfntXwRB0

>>392
木も邪魔だし、正確に狙えないでしょ

399 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:28:07.92 ID:2jyKzz/zO

ミルナ腕Vを使うんだ！

400 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:28:22.40 ID:00pLpLZt0

ここでドクオが背後から！

401 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 22:28:25.93 ID:EVEwk6RA0

　せめて、もうＺを握れなくなるほどの傷を負わせることができていれば。
　そうすれば、ヴィップの天下は間違いなかったはずだ。
　
　力が、足りなかった。
　今に限ったことではないが、悔やんでも悔やみきれない。
　_
(； ∀ )「く……そぉ……！！」
　
　怒りを込めて、左手で地面を叩こうとした。
　しかし、その程度の力さえ、もはや残されてはいない。
　
　死力を、尽くしきった。
　それでも、ショボンには及ばなかった。
　
　よくやった、と自分を褒められるはずもない。
　後悔は多い。あまりにも、多すぎる。
　ショボンを、討ちたかった。何としても、是が非でも。
　
(´・ω・｀)「長かったですね」
　
　昔のような口調で、ショボンは静かに語りかけてきた。
　もはや、その表情を確かめることはできない。
　憐れみでも向けられているのだろうか。
　
(´・ω・｀)「貴方との戦いは、本当に長かった」
　
(； ∀ )「知らねぇよ、そんなこと……」
　
(´・ω・｀)「感慨深いものがあるのですよ、こちらには」

402 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:28:41.77 ID:ALzBevlL0

ショボンがあまりにもチート（´・ω・｀）

403 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:28:43.40 ID:G3UycuJL0

本物？今から読みます！

404 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:29:06.60 ID:y+DQtw4wP

(´･ω･`)「死亡確認……」

405 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:29:15.69 ID:kfntXwRB0

支援

406 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:30:21.01 ID:kgK8nPsyO

(´・ω・｀) 「慢心せずして何が王か」

407 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 22:31:18.79 ID:EVEwk6RA0

　口ぶりは、本当に宿願を達成したかのようだ。
　あのショボンでも、戦いに苦しんでいたのか。
　少し、意外な気持ちもあった。
　
(´・ω・｀)「忘れられない宿敵でした。貴方も、ミルナも」
　
(´・ω・｀)「討ち果たせたことを、誇りに思うほどに」
　
　自分にとっても、ショボンは宿敵だった。
　恐らく、ミルナもそうだっただろう。
　
　常に障害として立ち塞がってきた。
　結局、最後まで突き崩すことはできなかった。
　
(´・ω・｀)「東塔と西塔に別れていたころから」
　
(； ∀ )「うるせぇ……ぞ……ショボン……」
　
　一人で感慨に浸られても、惨めなだけだ。
　敗者はただ、黙することしかできない。
　
　ショボンは、嘆息を漏らしたようだった。
　
(´・ω・｀)「この敬語に」
　
　一瞬、ショボンは言葉を切った。
　
(´・ω・｀)「――――他意は、ないのですけどね」
　
　また、先ほどと同じような息を、ショボンは吐いたようだった。

408 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:31:35.06 ID:hZ80Clxa0

まあでもマジチートだと思ってた近衛騎兵があのザマだし
たぶん何とかなる気がしないでもなくはない

409 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:31:42.69 ID:vxcPV8O50

ジョルジューーーー

410 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:32:04.60 ID:uTT7x+4t0

(´･ω･`)｢まぁ、ファンタジーですから｣

411 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:32:08.26 ID:zXQmFTY80

支援

412 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:32:11.26 ID:kfntXwRB0

そういえば、三人ともかつては大将か

413 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 22:34:53.27 ID:EVEwk6RA0

　今更、ショボンに何かを言われたところで、どうしようもない。
　やはり自分は、敗者のままだ。
　
(　 ∀ )「……そうかよ」
　
　それでも、絞り出すようにして、声を出した。
　最後の、意地だった。
　
　首を捻って、ミルナのほうに目をやった。
　微動だにしていない。もう、息はないのだろう。
　
　すまない。
　ショボンを討つことは、できなかった。
　
　ミルナのためにも、ブーンのためにも。
　いや、過去と未来の、全ての将や兵のためにも。
　そして、自分のためにも。
　
　ショボンを、討ちたかった。
　
　誰もが望む結果を得られるはずはない。
　自分も、大勢の兵と同じだ。
　志半ばで果てることになってしまった。
　
　
　ミルナ。
　最後、共に戦場に立てたことを、嬉しく思う。
　
　ありがとう。
　お前のおかげで、こうやってアルファベットを振るうことができた。

414 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:35:58.35 ID:cMSM6zOpO

支援

415 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:36:10.09 ID:SZRzrVq00

支援

416 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:36:42.02 ID:zXQmFTY80

支援

417 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:37:42.11 ID:kfntXwRB0

支援

418 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:37:54.81 ID:4tA3ELKz0

ジョルジュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

419 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:37:55.88 ID:LAVs9nkY0

支援

420 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 22:37:59.73 ID:EVEwk6RA0

　ショボンを討てなかったことは、向こうで謝らせてくれ。
　許してくれとは言わない。存分に責めてくれ。
　
　お前は、自分に責任を求めすぎるところがあった。
　だから、せめて、最後くらいは。
　
　
　ハンナバル総大将。
　申し訳ありません。自分が生きているうちには、天下を得ることができませんでした。
　託された遺志を果たすことは、できませんでした。
　
　貴方に拾ってもらい、貴方に見出してもらった身です。
　せめて、貴方の期待に応えることで、大恩に報いたく思っていました。
　
　自分の手でヴィップの覇道を完成させることは、できませんでした。
　しかし、それでもきっと、貴方は笑って迎えて下さるのでしょう。
　
　また、あの笑顔に、会いに行きます。
　
　
　ブーン。
　結局、全てをお前に任せることになってしまった。
　心から、申し訳なく思う。
　
　ハンナバル総大将の遺志は、確かに継いだつもりだ。
　無責任だが、ヴィップの天下は、お前の手で成し遂げてくれ。
　それだけの力を持った男だ、お前は。

421 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:38:30.20 ID:CMHAWIZSO

支援

422 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:39:01.14 ID:zXQmFTY80

支援

423 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:39:15.04 ID:mAbYUHYO0

しえ

424 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:39:39.21 ID:dfa8oaOv0

ジョルジュ…

425 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:39:45.34 ID:kfntXwRB0

支援

426 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 22:41:30.46 ID:EVEwk6RA0

　まだ、最後の戦いが残っている。
　お前に残してやれるものは何もないが、せめて、志だけは置いてゆこう。
　それさえきっと、武器にしてくれると信じて。
　
　
　ニダー、フサギコ、サスガ兄弟。
　お前たちはきっと、俺と共に平和な世を楽しみたい、と思ってくれていただろう。
　自分もそうだった。お前たちと、下らない話でもしながら気ままに生きてみたかった。
　
　別離の形は、決して綺麗なものではなかった。
　だが、それも戦ならば仕方ない、と理解してくれているだろう。
　
　自分のぶんまで、ヴィップの世を満喫してくれ。
　先立ったヒッキーが独り、寂しく待っている。行ってやればきっと、喜んでくれるだろう。
　こっちはこっちで、楽しんでくるつもりだ。
　
　
　別れを告げ出せば、きりがない。
　ショボンにさえ、投げかけてやりたいくらいだ。
　
　自分の戦いは、ショボンとの戦いと言ってもよかった。
　それほどの相手だからだ。
　
　もっとも、ショボンがそれを望むとも思えない。
　
(´・ω・｀)「とどめは、やはり、僕の手で」
　
　不意に、ショボンの声が聞こえた。
　どうやら、Ｚをゆっくり、振り上げたらしい。

427 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:42:36.15 ID:kfntXwRB0

支援

428 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:42:37.69 ID:LAVs9nkY0

しえん

429 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:42:52.45 ID:npq+X8iW0

　　_
＼(；ﾟ∀ﾟ)／「俺の人生 華やかにオッパァァァァァァァァァァ――――――――ィ！！」

430 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:43:00.80 ID:zXQmFTY80

支援

431 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 22:44:46.90 ID:EVEwk6RA0

　ショボンは、長かったと言った。
　自分との戦いを、本当に長かったと。
　
　それほどの歳月を、戦場で過ごせたことに、感謝しなければならない。
　自分に関わった、全ての人に。
　
　
　
　ありがとう。
　
　
　
　これで、ようやく逝ける。
　
　
(´・ω・｀)「……さらば」
　
　
　顔を伏せた。
　木々の影が降りた地面には、闇が浮いている。
　だが、どうやら星の光を反射しているようだ。
　
　でなければ、この視界の明るさは、説明がつかない。
　
　ヴィップの未来も、このように明るいのだろうか。
　道標になりたいと願った。行く先を照らし出したかった。
　心許ない光であっても。
　
　誰も、躓かないように。
　安寧を迎えられるように。

432 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:44:52.64 ID:mAbYUHYO0

ああああ

433 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:45:18.25 ID:dfa8oaOv0

だめええええええ

434 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:46:03.47 ID:kfntXwRB0

ああ……

435 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:46:07.11 ID:f3vO0tbs0

いっちゃだめだ……

436 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:46:27.07 ID:zXQmFTY80

その時ショボンの後ろに影が・・・・とかないのか



支援

437 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:46:50.19 ID:LAVs9nkY0

なんてこったいのAA思い出してしまったもう駄目だ
／(＾o＾)＼

438 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 22:47:07.51 ID:EVEwk6RA0

　その役目は、少しでも果たせただろうか。
　そうであれば、無上の喜びだ。
　何かを思い残す必要など、ないだろう。
　
　
　刃が、風を斬っていた。
　恐らく、Ｚが自分の体に向かって降りてきている。
　
　ヴィップ国に、栄華が訪れんことを。
　ただ、それだけを願って。
　
　自分も、旅立つ。
　
　
　Ｚが、優しく自分のなかに入り込んできた。
　
　
　天は、明るいのだろうか。
　自分の故郷のような、一面、白銀の世界なのだろうか。

439 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:47:40.83 ID:gArWyvwlO

追いついた
せめて誰か一矢を…ニダとか…

440 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:48:07.48 ID:kfntXwRB0

くそ……支援

441 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:48:28.94 ID:zXQmFTY80

ジョルジュ・・・ミルナ・・・・(´；ω；`)

442 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:48:52.38 ID:mAbYUHYO0

もうだめぽ

443 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:49:03.79 ID:kr3bIPnA0

支援

444 名前：第117話 ◆azwd/t2EpE ：2010/01/01(金) 22:49:31.26 ID:EVEwk6RA0

　今、自分に見えているものが天ならば、きっとそうだ。
　思ったよりも、優しい光に包まれている。
　
　苦しみは、ない。
　
　
　
　――――そしてそのまま、世界は、眩い光に覆われていった。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　第１１７話　終わり
　
　　　　　〜to be continued

445 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:49:40.75 ID:zNQ0AYgG0

乙

446 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:49:42.80 ID:+gbVjwZ30

おつううううううううううううううううううう

447 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:49:56.67 ID:4tA3ELKz0

うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
乙！！！！

448 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:49:59.16 ID:0JKbSAwo0

＜三三三三三三＝ｿ⌒)＝　　　　　　Hikky=Henderson
　　　　　　　　　　 .／_／
　　　　　　　　　　（(　ﾟ∀ﾟ)_.　　　　　　 　 　 _(-＿-)／~　ヾ
　　　　　　　　　　 ヽ､　　　 ＼　　　　　　　/　,　　/　　　　ヾ
　　　　　　　　　　　　＼,　 .>　>　　　　 　 ヽ　＼,i　　　　　 }
　　　　　　　　　　　　　 >　(__丿）　　　　　　＼　 }　　　　　 i
　　　　　　　　　　　　 く　 く＼　＼　　　　　　 |`-ヽ　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　 ＼. ＼＼　＼ 　 　 　 ヽ　|`''‐-‐''"
　　　　　　　　　　　　　　 |_／　　＼　＼　　　　`-|　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|_／　　　　　（＿_〕

　　　　　　　　　　　Georges=Radhabinod

449 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:50:02.00 ID:kfntXwRB0

乙

450 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:50:03.79 ID:npq+X8iW0

乙！！

451 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:50:22.00 ID:qDXvFyXu0

乙…。

452 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:50:25.35 ID:Am6P/rvhP

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

453 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:50:34.16 ID:zXQmFTY80

また良いところで終わるなあ



乙でした

454 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:50:41.13 ID:dfa8oaOv0

おつうううううううううううううううううううううううううううう

455 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:50:41.52 ID:gArWyvwlO

＞Ｚが、優しく自分のなかに入り込んできた。
　　　　　　_
俺のＺを味わえ(´・ω・(；ﾟ∀ﾟ)アッー

456 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:50:42.86 ID:IGI66eF70

乙

457 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:50:49.54 ID:KGOkG6Zv0

乙…!!!

458 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:50:59.83 ID:mAbYUHYO0

　 ＜⌒／ヽ-、_＿_
／＜_/＿＿＿＿／
　　　乙

459 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:51:01.99 ID:f3vO0tbs0

乙でした！！

460 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:51:24.55 ID:LAVs9nkY0

乙……
しかしついに二人ともお亡くなりか……
途中からとはいえリアルタイムで見れて良かったぜ

461 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:51:39.67 ID:MVMwevS80

otu11111111

462 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:51:42.58 ID:zXQmFTY80

>>448
またまたGJ


ホント上手いなあ

463 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:52:05.62 ID:kfntXwRB0

＞自分の故郷のような、一面、白銀の世界なのだろうか。

ジョルジュの故郷は雪国だったのか？

464 名前： 【大吉】 ：2010/01/01(金) 22:52:11.17 ID:F0hit0BP0

乙
作者ってどんな小説読んでるんだ？

465 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:52:28.76 ID:oTEYsJ1B0

乙でした。おもろかったよー

466 名前： ◆JIi00.j53MM. ：2010/01/01(金) 22:52:31.08 ID:EVEwk6RA0

第117話は以上です、ありがとうございました

467 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:53:10.65 ID:zXQmFTY80

>>463
元オオカミの北の方って描写がどっかにあった気がする

記憶違いかもしれんが

468 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:53:11.41 ID:qDXvFyXu0

ショボンは今から戻ってブーンの背後を突くのかな？

469 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:53:20.68 ID:CM/CAjnT0

連投くるかな？かな？

470 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:53:36.35 ID:+8PJjlYTO

乙。
十文字みたいだな

471 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:53:43.03 ID:uTT7x+4t0

乙

472 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:54:14.45 ID:0JKbSAwo0

(：´・ω・)「わ、Yだと…！？」
　,､　　　　　　　　　　　　　 .‖　　　　　　　　　　　　,、
　l ＼　　　　　　　　　　　　 | |　　　　　　　　　 　 ／ i
　 ＼　＼　　 ∧＿∧　／ .|　| ＼　∧＿∧　 ,／　／
　　　＼　ヽ-（　´_ゝ`）'　／|　|＼ `（´<_｀　）-'　 ／
　　　　 ＼　　　　　　 ／　 |　|　 ＼　　　　　 .／
　　　　　　＼　　 　 <　 　 .|　|　　　>　　　 ／
　　　　　　　 ＼　　　＼ 　 |　|　 ／　　　／
　　　　　　　　 （　　　　ヽ　|　|／　　　　 ）
　　　　　　　　　 ＼　＼　`.|　|　 ／　／
　　　　　　　　　　　＼　＼ |　|／　／
　　　　　　　　　　　　 ＼　 |　|　／
　　　　　　　　　　　　　　＼|　|／
　　　　　　　　　　　　　　　 |　|
　　　　　　　　　　　　　　 （ ξ）
　　　　　　　　　　　 　　 / .|　|
　　　　　　　　　　　　　/　/|　|
　　　　　　 　 　∧＿∧　/ |　|←アルファベットＩ
　　　　　　　　 <ヽ｀∀´> 　|　|
　　　　　　　　　|　 　l⌒l　 |　|
　　　　　　　　　|　 　| 　|　.|　|
　　　　　　　　　|　 　| 　|　.|　|
　　　　　　　　　〉　 　＼ ＼|　|
　　　　　　　　 （　 （ 　 .|＼ ＼|
　　　　　　　　 / 　/|　 .|　 （　ヨ
　　　　　　　 / 　/　 |　 |　 .|　|
　　　　　　 / 　丿　　|　 ）　|　|
　　　　　 / 　/　　 　 |　 |　.|　|
　　　　 / 　/　　　 　 .|　 |　|　|
　　 ／＿ ノ　　　　　（＿__）|__.|

473 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:54:19.10 ID:00pLpLZt0

乙
どれだけ更新が遅くても、楽しいから困る
次は何ヵ月後かなー

474 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:54:24.18 ID:uTT7x+4t0

>>463
オオカミは北の大国だった

475 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:54:24.42 ID:zXQmFTY80

改めて乙でした
最高のお年玉だったぜ

476 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:54:36.15 ID:aOzMUvhG0

おつ

477 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:55:03.34 ID:vL53zHmy0

ラウンジはｵﾜﾀ、ヴィップはジョルジュとミルナが欠けたのか…
あぁ、寂しい

478 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:55:05.94 ID:zXQmFTY80

>>472
それは無いｗｗｗｗ

479 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:55:23.78 ID:dfa8oaOv0

後三話でホントに終わるのか…？乙

480 名前： ◆JIi00.j53MM. ：2010/01/01(金) 22:55:43.57 ID:EVEwk6RA0

>>464
最近は特に全然読めてないです……
色々読んではみたいんですけど……
最後に読んだのは桜庭一樹さんだったような気がします

481 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:55:45.21 ID:kfntXwRB0

>>467
サンクス

>>472
凄いってレベルじゃねえぞ
重いってレベルじゃねえぞ

482 名前： 【豚】 【1392円】 ：2010/01/01(金) 22:55:47.88 ID:imbmll900

おつ

483 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:56:41.64 ID:kfntXwRB0

>>474
ありがとう

484 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:56:47.67 ID:0JKbSAwo0

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / /　　 .|＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ /　　　 ＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 / /　　　 .／／
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 / /＿＿／／
　　　　　　　　　　　　　　　　/ ◎＿＿／
　　　　　　　　　　　　　　　 / /＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　/ /　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　 （ミ /　　　　＼ξ）
　　　　　　　　　　　　　/　 /　　　　 　 ヽ　ヽ
　　　　　　　　　　　　 /　 〈　　　 　 　 　 〉　〉
　　　　　　　　　　　　 ＼　ヽ_（ ＾Д＾ ）_.ﾉ　/
　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　 ｀`Y"　　 .ノ
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　　　　 ／　　 ／　　 　 ＼ 　 　 Ａ　　　／　　 　 ＼　　 ＼　　　　　　　　┗(^o^ )┛
　　　／　　 ／　　　　　　　`ー-'　`-一'　　　　　　　＼　　 ＼　　　　　　　　┗┃
　　/　　　　}　　　　　　　　Pugear=Aristo　　　　　　　{　　　　ヽ　　　　　Owata=Life
　　￣￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣

485 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:57:05.21 ID:npq+X8iW0

なぜM字wwwwwwwww

486 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:57:23.93 ID:RzqTXW7S0

おわたちっせぇｗ

487 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:57:40.11 ID:IGI66eF70

Aｗｗｗ

488 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:57:47.32 ID:kfntXwRB0

>>484
オワタ小さすぎワロタ

489 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:58:10.30 ID:f3vO0tbs0

ミルナとジョルジュがいなくなって本当に寂しいです……
そういえば作者さんはメモ無い時に話思いついたらどうやって記録してます？

490 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:58:22.72 ID:ma5CRlba0

>>472
それで流石兄弟が二人ともＩ持ってたら最強じゃね？リーチ的にｗｗｗ
Ｐだとニダーが振り回せないかもｗｗｗ

491 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:58:24.77 ID:zXQmFTY80

これが伝説かｗｗｗ

492 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:58:38.83 ID:qDXvFyXu0

かろやか中将ｗｗｗ

493 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:58:49.43 ID:LAVs9nkY0

これはひどいｗｗｗ

494 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 22:59:35.40 ID:F0hit0BP0

>>480
仕事忙しいんだな
というか、参考書物無しで書くって逆に大変じゃないか

495 名前： 【凶】 【1876円】 ：2010/01/01(金) 23:00:28.19 ID:oUO7EQoC0

乙！
ブーンなら・・・ブーンならなんとかしてくれる

496 名前： ◆JIi00.j53MM. ：2010/01/01(金) 23:01:09.91 ID:EVEwk6RA0

AA職人さんのレパートリーが凄い

>>489
可能な限り何らかの形でメモは取るようにするんですけど、
まぁ忘れちゃったら「忘れる程度のネタだった」と諦めてます

497 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:03:12.84 ID:f3vO0tbs0

>>496
ありがとうございます〜。
でもそれで消えてしまったネタとか見てみたいw
お仕事に執筆にお疲れ様です。

498 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:03:57.42 ID:zXQmFTY80

次回投下の予定とかは？

499 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:04:30.98 ID:Am6P/rvhP

>>1Ｚ

500 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:05:16.21 ID:Am6P/rvhP

どうでもいいけど、乙とＺって似てるよね

501 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:05:52.65 ID:qb4MVMf00

乙

502 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:07:11.26 ID:mAbYUHYO0

番外として？とか！とかあっても良かったんじゃないか？

503 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:07:29.79 ID:tWS0KATxP

次の投下は来年かね

504 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:08:01.76 ID:nN+B/2GZO

Ζ

こ、これはお疲れって意味じゃなくただのアルファベットΖなんだからねっ（・ω・｀///）

505 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:08:21.80 ID:2kIxSOLCO

こんなに人気があったのか

感想スレにはつんてが多いんだな

506 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:09:15.30 ID:u0KeukVu0

乙です！

507 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:09:19.47 ID:VPSt775I0

二人の死がショックすぎて涙も出ねえよ！

(´･ω･`)Z　こっこれは乙じゃなくてZなんだからね！！

508 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:11:16.64 ID:m/5dwUPa0

>>496
次の投下は何時？元旦?

509 名前： ◆JIi00.j53MM. ：2010/01/01(金) 23:17:59.27 ID:EVEwk6RA0

■お詫び

2009年の年明け当初、2009年中にアルファを完結させると宣言致しましたが、
結局のところ完結させることができませんでした

年内に完結するのであれば、という思いで読み続けて下さった方も中にはいらっしゃったと思いますが、
その方には本当に申し訳なく思います
結果として有言不実行になってしまうようなことを宣言すべきではありませんでした

アルファは残すところあと3話となっています
順調にいけば年内の完結は間違いないとは思っています
何があるか分からない現状なので、確約はできないのですが……

2009年、今までよりも更にペースが落ちてしまいました
なるべく早く投下したいとは思っていますが、状況的に許されないこともありますし、
時間が空いていても常にアルファを書くわけにもいかなかったり、
三国志のときのように違う話を書くときもあります

投下間隔がまちまちの状況で、それでも読んでいただきたいと口にするのはおこがましいことだと思います
ただ、やっぱり自分は、今後も書きたいときに書きたいよう書いていくしかありません
そのうえで完結まで追って下さるのであれば、これ以上の喜びはありません

今年も「(　＾ω＾)ブーンがアルファベットを武器に戦うようです」をよろしくお願いします

510 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:19:41.33 ID:kgK8nPsyO

乙

モララーってまだ生きてるんだったよな？
参謀だかで出てこんの？

駄目だ、読み返してくる

511 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:20:01.67 ID:IGI66eF70

がんばれー

でも早く見たいｗ

512 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:20:09.25 ID:wquFA8k70

ここまで読んできたんだ、最後まで付き合うよ
いつもお疲れ様、今回も面白かった

513 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:21:49.33 ID:2jyKzz/zO

楽しみに待ってるぞｗ

もつかれさまｗ

514 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:22:21.64 ID:CAOyYSPeO

乙


作者の頭の中では、アルファはもう完結してるんだよな？

ならもう俺は安心して待ってられるよ。幾ら遅くてもな

515 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:23:00.25 ID:CcgWO4GA0

ブーンはなんでクー殺さなかったの？

516 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:23:47.78 ID:0JKbSAwo0

　／￣￣ .|
　|　／＼ .|
　|　|　　|　|
　匚二二二二（ヽ二二二コ
　　　　　　　　　| .|　 ＼ヽ
　　　　　　　　　| .|　　 .| |　　　　Siranaryo=Nero
　　　　　　　　 / /＿∧| |
　　　　　　　　/ / ´ー｀)/
　　　　　　　　|　　　　 /
　　 　 　 　 　 |　　　　|　　　　ノ彡ミﾐヾ�lrﾂ
　　　　　　　 　|　　　 .|　　　 彡´　 r　 ﾑ　jl
　　　　 　 　 　 |　　　 ＼　彡　　　入　ヶ {l7
　　　　　　,r ´　|　i＝ ｰ イ　　　 //　 ヽ _｣l
　　　　　ｲ　　/ |　|　　　　ｌ　　　{ ハ　　�dﾘ
　　　／/{　　ﾚ/　ﾉ　　　　!　　　!l　}
　　 /.ノ　t 　ﾍ| /　　　　 ｌ　　　 j ｌ j
　　　　　　,>、/ | ､、＿　 tヘ　/ ﾉ ﾊ
　　　　　　{　kし' 〈　　　￣{　 V-＜.ハ
　　　　　　l　｢ �dこ、　　　y　}　　�d j
　　　　　 ﾉｰl　　 ＼ヽ　　　}　l　　　ヽ‘、
　　　　 ゝｰ'’　　　　ヽ＼　ﾉン 　 　 　ｖ`、
　　　　　　　　　　　　辷イ／　　　　　　yﾍ、
　　　　　　　　　　　　　し'　　　　　　　　辷 ｺ

517 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:24:35.54 ID:G3UycuJL0

読み終えたああああ
あと３話だって！？
全力で支援させて貰う！

518 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:24:49.59 ID:ALzBevlL0

最後まで追いかけるよー
ゆっくり書いてください

519 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:25:54.77 ID:zXQmFTY80

たとえどんなに時間掛かろうが、最後まで読ませてもらうぜ


逃亡だけはご勘弁なｗ

520 名前： ◆JIi00.j53MM. ：2010/01/01(金) 23:27:24.27 ID:EVEwk6RA0

もうしばらくスレにいる予定なので、もし何か質問などありましたらお願いします
完結間近で、作中で疑問を解消できる機会もかなり減っているので、
なるべくこういう場で解消できたらと思います

>>494
アルファの場合は、117話書き続けてきたことで、
アルファの世界をある程度構築できたかなぁ……と思っているので、
今はそんなでもないかなと思います

>>508
例によってまた不明です……

>>514
118話、119話はかなり細かいとこまで構想できてます
最終話だけちょっとどうしようかなと思ってる部分がありますが、
そのへんは「どう書こうかな」と今から楽しみにしている部分でもあります

521 名前： 【凶】 【1115円】 ：2010/01/01(金) 23:29:52.71 ID:ChOhUHE60

初めて生遭遇で追いついたと思ったら終わってたｗｗｗｗｗ

522 名前： ◆JIi00.j53MM. ：2010/01/01(金) 23:31:36.11 ID:EVEwk6RA0

>>515
ブーンにとってクーはヴィルであって、クーであることに気づいていないので、
あの場ではオワタを殺すことに専念する、というのが最善の選択だ、という判断でした
またオワタも全力でクーを守ったので、クーは辛くも逃れることができました

523 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:32:47.25 ID:CcgWO4GA0

>>522
ていねいな解説ありがとう

524 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:35:21.57 ID:CAOyYSPeO

>>520
そこまで考えてある事が聞けただけで安心だｗ


前に向こうで話題になったブーンが夢で見た四人フラグが気になるんだが、
これは答えられない・・・よね？

525 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:38:46.08 ID:uTT7x+4t0

ブーンの家族とかの待遇はどうなっているか聞きたい

526 名前： ◆JIi00.j53MM. ：2010/01/01(金) 23:41:21.24 ID:EVEwk6RA0

>>524
ブーン芸さんの掲示板で、自分が思った以上に意見が別れてたので、
はっきりとした答えを明示したほうがいいのかなとも思うのですが……
ぼかしてたほうがいいこともあると思うので、とりあえずお答えしない方向でいこうと思います
すみません

527 名前： ◆JIi00.j53MM. ：2010/01/01(金) 23:46:45.74 ID:EVEwk6RA0

>>525
基本的には変わらないですけれど、
ブーンぐらいの軍人になると一人では使いきれないくらいの給料があるので、
仕送りでかなり潤ってます
ただ、それでもビーンは真面目に働いています

528 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:47:11.77 ID:EMXt1XDo0

これ終わったらもう書かないの？
それともネタとかはあるの？

529 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:47:58.62 ID:+UOvc5Dr0

面白かったです
自分のペースで話作ってってもらえるとうれしいです

ちなみにあと何話くらいまで予定してますか？

530 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:48:10.34 ID:ne0/uLVc0

なんで鳥変えることにしたの？
やっぱ前の鳥だと重圧とか感じるのかな

531 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:49:41.40 ID:CAOyYSPeO

>>526
おぅ、分かりましたわ。各人の解釈に任せるって事スね。

532 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:55:21.85 ID:uTT7x+4t0

>>527
うーん意外だ
軍のトップの身内、国から何かしらの待遇受けてると思ってたんだが

533 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:56:53.85 ID:oziIXgUe0

>>473
泣いた

534 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/01(金) 23:57:33.84 ID:0JKbSAwo0

　　＿＿＿＿＿_
　　＼　　＿＿＿/
　　　 ＼ ＼　　　 　 _ ,（-_- .）、
　　　　　＼ ＼ー─' ミヾ、　　 }
　　　　　／ ／ｰ--─ ヽ`ｰ'　,ノ
　　　 ／ ／　　　　　 １ `ー'　|
　　／　　￣￣￣ヽ　　｝　、　 ）
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　　　　　　　　　　　　 〈　〈| 　|
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　　　　　　　　　　　　 / 丿ヽ_〕

　　　　　　　　５１ Ichiro=Mariners

535 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 00:02:04.82 ID:3pVJgXKj0

AAすげえな

536 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 00:03:26.82 ID:F0QcA4O10

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　　　_（,,)　野　　戦　 .(,,）　　_（,,)　奇　　策　 .(,,）　　_（,,)　同　　意　 (,,）　　_（,,)　………… .(,,）　ﾄﾝ　　 `,ー-^ｰ一'|
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537 名前： ◆JIi00.j53MM. ：2010/01/02(土) 00:05:04.91 ID:tjh1bYc70

>>528
どうでしょう……
アルファを完結させたときに「もっと書きたい」と思うのか、
それとも「もういいかな」と思うのか……アルファを完結させてみないと分からないです
ネタはあります

>>529
何話くらいまで予定してますか？は「完結まで何話の予定か」という意味でしょうか？
であればあと3話です
違ってたらごめんなさい

>>530
基本的には変えてないんです
今も「◆azwd/t2EpE」です

自分が仮にアルファを完結させたあと別の作品を書くとして、
そのとき、アルファを好きで読んでくださっていた方がいたとして、
「同じ作者だから」というキッカケで読んでもらえれば自分としては凄く嬉しいことです

なので、トリップ変更というのはしたくなくて、
それでも投下時以外のトリップを変更しているのは、諸事情で不都合が生じる可能性があるためです
今後もとりあえず、投下レス以外のレスは全て今使っている別トリップを使う予定です

ただ、先述のとおり、基本的には「◆azwd/t2EpE」です

538 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 00:09:15.71 ID:ltv3QCAOO

それならただ一つ。

('A`) (俺が犠牲になってもミセリちゃんを救い出す)

もともとは俺が撒いた種。

例え俺がどうなろうとミセリちゃんだけは助け出す。

俺はそう決心すると、覚悟を決めて病院の入口へと向かった。

539 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 00:09:48.88 ID:ltv3QCAOO

誤爆しましたすみませんホントすみませんこれからも頑張ってくださいホントすみませんでした

540 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 00:12:03.93 ID:BSVfSiNDO

そう言えば読み返したら話が若い頃は一話の総文量が少ないよな


最近の一話は一行AA除いたら大体何万字ぐらい使ってるの？

541 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 00:12:45.37 ID:qu/mKacz0

終わってた。乙

542 名前：北海道でっかいどう ◆Hokkaidoow ：2010/01/02(土) 00:14:18.68 ID:hiyPqxon0 ?DIA(197074)

sssp://img.2ch.net/ico/kita2.gif
初めてリアルタイムにぶつかった

543 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 00:15:39.36 ID:TI21f70M0

やった！リアルタイムキターーと思ったら終わってた
うーん、いいのかわるいのか

544 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 00:19:20.64 ID:OQ5rUYyf0

もしもしがいなくてもこんだけ伸びるとは……
やっぱすごい人気だな
次回も楽しみにしてるよ

545 名前： ◆JIi00.j53MM. ：2010/01/02(土) 00:21:40.14 ID:tjh1bYc70

>>539
(　＾ω＾)ｂ
2010年元旦投下仲間ですね

>>540
ざっと計算してみたら、だいたい117話で2万5千字くらいです
最初のころの文量なら、今でも隔週くらいのペースで投下できるかもですね

546 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 00:28:32.47 ID:BSVfSiNDO

>>545
流石に終盤になると序盤のような切り所を作るのは難しそうに思えるけどｗ
まぁ作者なら上手く作れるんだろうね。


答えてくれてありがとう


（＾ω＾）ノ これで安眠できるわ

547 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 00:35:39.85 ID:6GpCGKQh0

俺も永眠できるわ

548 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 00:36:21.18 ID:d/pb+MgtP

>>547
おやすみ
ばいばい

549 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 00:40:43.51 ID:E2skGvbe0

いつも楽しくよましてもらってるわ

最後まで楽んで書いてってくれ

550 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 00:43:32.93 ID:ltv3QCAOO

お疲れ様です

残りの話しも楽しみにしてます

551 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 00:44:30.57 ID:lneoUZ3F0

ずっと疑問なんだけど
>（現実で現在使われているものとは異なります）

単位をこうして現実の物と違うようにしたのはどうして？

552 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 00:45:50.23 ID:cEJOqBxDO

>>549で「楽んで」なのは「し」抜きで
つまり死ぬ気で書いてくれという意味なのではないか
とか下らないこと考えた 失礼しました
これからも応援してます

553 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 00:57:56.28 ID:lfCHOdUR0

投下乙
オワタの始まりと終わりは両方ともすごいことの前触れだったなぁ

554 名前： ◆JIi00.j53MM. ：2010/01/02(土) 01:02:11.61 ID:tjh1bYc70

>>551
この世界の文化レベルは現代に比べるとかなり劣っている設定です
そのへんの世界観の一致の一環として、単位も昔のものにする、という風にしました
効果があったのかどうかは疑問ですけど……
だいたいその単位が現実で登場した当初の値が設定されています


皆さんレスありがとうございます
もう少し続くアルファ、今後ともよろしくお願いします
それではまた118話で

おやすみなさい

555 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 01:05:24.77 ID:Qyk5DsCT0

作者あけおめ
楽しみにしてる！！！！！！

556 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 01:06:25.60 ID:Py1bgJ+T0

お疲れ様〜
俺・・・ほとんど365日更新されてないかチェックしてるんだぜ・・・

557 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 01:07:56.98 ID:uadbxBmI0

乙でした
おやすみなさい

558 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 01:13:09.84 ID:X4EsxvgG0

きっと来年の元旦に最終話だな

559 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 01:14:40.27 ID:DHwws5Gi0

超乙
次も楽しみです

560 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 01:39:13.02 ID:zuD+3oBf0

>>556
おまいは俺かｗｗ

561 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 01:54:31.02 ID:5ppWxDEH0

ナックルがハコワレ解除しちゃった感に似てる！

562 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 02:23:41.32 ID:wMPjNaD1O

オオカミの四中将って作中でダメだダメだ言われているけどそんなひどかった？
登場当初はともかくドラルが討たれる直前くらいからは成長してきて、最後らへんは十分有能な将達になってた風に見えたが

563 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 03:06:48.04 ID:/Bnhzhsd0

リアルタイムで遭遇したかった……
これから読んでくる

564 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 03:26:04.06 ID:A+WMZH770

>>562
最終的にははミルナとリレントの距離も縮まってたよ。
最後の最後でみんな頑張った。

565 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 03:26:34.58 ID:Y+6osJQf0

軽やかに＼(^o^)／オワタ

566 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 03:39:23.01 ID:XZNn3VDrO

おもしろい

567 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/01/02(土) 11:28:54.94 ID:XP+zic33O

本川越