以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:02:24.43 ID:+aJHF24O0<> から揚げは浪漫
マヨとケチャップを混ぜ合わせると最高に美味い <>( ^ω^)ブーンたちは学校に隔離されているようです
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:05:41.68 ID:n43Q69FKO<> >>1
('A`)|゚ノ ^∀^)「そんなのは邪道だ!(ですわ!)」
でもありがとう。
あの時も…こんな夜だったなァ…。
大御所作品が数々投下されている…
こんな夜だったなァ…
この番組は、ブーン芸VIP様の提供でお送りします
ttp://boonsoldier.web.fc2.com/
どんなエンディングを迎えてもいいように、色んな所で色んなフラグ立てて回ってます。
今回もつまらんです。
え?全部つまらんって?
大丈夫、もう一つの現行のがつまらんから。
じゃ、始めます <>
◆oC5Ka9HRMI <><>2009/08/31(月) 21:09:51.21 ID:n43Q69FKO<> 登場人物紹介
【モナークラス】
( ´∀`) モナー 31歳 ブーンたちのクラス担任。
症状は『物理的妨害』で、発生条件は手。
( ^ω^) 内藤ホライゾン 18歳
症状は『水』で、発生条件はちんこ。
ξ ゚听)ξ ツン 18歳
症状は『雷』で、発生条件は目。
('A`) ドクオ 18歳
症状は『から揚げ』で、発生条件は口。
(´・ω・`) ショボン 18歳
症状は『無重力』で、発生条件はなし。
(-@∀@) アサピー 18歳
症状は『ダイヤモンド』で、発生条件は目。
(,,゚×゚) ギコ 18歳
症状は不明、発生条件も不明。
(*゚ー゚) しぃ 18歳
症状は『爆弾』で、発生条件は胸。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:10:58.54 ID:n43Q69FKO<> 【デルタクラス】
川 ゚ -゚) クール 18歳
症状は『幽鬼召喚』で、発生条件は口笛。
从 ゚∀从 ハイン 18歳
症状は『冷却』、発生条件は息。
( ´_ゝ`) 兄者 18歳
症状は『加速』?発生条件は不明。
(´<_` ) 弟者 18歳
症状は不明、発生条件も不明。
( <●><●>) ワカッテマス 18歳
症状は『読心』で、発生条件は目。
( ><) ビロード 18歳
症状は不明、発生条件も不明。
(*‘ω‘ *) ちんぽっぽ 18歳
症状は不明、発生条件も不明。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:12:23.20 ID:n43Q69FKO<> 【シラヒーゲクラス】
( ´W`) シラヒーゲ ?歳 ジャンヌたちのクラス担任。
症状は『不老不死』で、発生条件はなし。
ノリ, ^ー^)li ジャンヌ ?歳
症状は『不老不死』で、発生条件はなし。
|゚ノ ^∀^) レモナ 17歳
症状は『レモン』で、発生条件は口。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2009/08/31(月) 21:12:59.50 ID:+aJHF24O0<> しえん <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:14:02.23 ID:n43Q69FKO<> 【その他】
N| "゚'` {"゚`lリ 阿部 36歳 保健の先生。
症状は不明、発生条件も不明。
_、_
( ,_ノ` ) 渋澤 57歳 用務員
症状は不明で、発生条件も不明。
∬´_ゝ`) 姉者 23歳 教育実習生
症状は『毒』で、発生条件は血。
从リ ゚д゚ノリ ギ子 16歳
症状は不明で、発生条件も不明。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:14:35.01 ID:GrSBMZy+O<> 期待してるぞ <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:15:12.79 ID:n43Q69FKO<> この話を書くに当たっての目標は、総合のテンプレのAA全員出演
でもさすがに全員は話に絡ませてあげられない。
Q 「症状」とは何ですか?
A 「症状」とは、ワンピースの悪魔の実だと思ってください。
Q 「発生条件」って何?
A 「発生条件」とは、症状が発動する部位や物のことです。
目や口、手などがそれにあたります。
結構重要になるかもしれません。
Q テンプレのAA全員出せるんですか?
A せっかくいるんだし、出します。日の目を見ないAAにも光を! <>
戦闘フラグそのA ◆oC5Ka9HRMI <><>2009/08/31(月) 21:18:04.68 ID:n43Q69FKO<> :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
場所は修練場、中央から少し東に寄った空間。
ξ ;;)ξ「いたい!いたいよおおおおおおお!!!」
クールの呼び出した幽鬼に体中を切り刻まれながら、ツンは当たり構わずそこらを走り回る。
時折戦闘不能に陥った者に躓き、転んでも彼女は走る。
少しでも、実体のない彼らに捕まらないように。
ξ ;;)ξ「うえええええええええええんいたいいいいいいい!!」
(´・ω・`)「 」
(´<_`メ;)「(捕まってしまった)」
大型トラックのように一直線に駆け抜けていったツンの突進を軽く往なし、ショボンは目の前に浮いている弟者を見上げた。
(´<_`メメメメメ)「(というより俺の症状って戦闘向きじゃないじゃん、どっちかっていうと兄者より使えないと思うんだけど。くそ、俺も感電させてもらえば良かったかな…)」 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:20:16.35 ID:n43Q69FKO<> (´・ω・`)「 」
(´<_`メメメメメ)「(聞こえねーよksg)」
弟者の体は天井まで持ち上げられた。
さっきからこの状態の繰り返しだ。
天井まで体が浮き上げられると、ショボンは弟者にかけた症状を解く。
重力や引力に引かれ、弟者は3、4メートル下の地面に叩き付けられる。
痛みで動けない弟者に、ショボンが追い討ちをかけるように症状を発動…。
なんともサディスティックなやり方だ。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:22:17.80 ID:sQHDAy3q0<> やっべ前回読んでない <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:23:01.15 ID:n43Q69FKO<> 弟者は全身の痛みで朦朧としている頭をなんとか働かせ、この状況を抜け出す方法を考えていた。
しかしもう体は動かない。
症状を使うにも、弟者単体では何の意味もなさないのでどうすることも出来ない。
逃避パターンを考えているうちに、弟者の体はまた天井に近付いていた。
(´<_`メメメメメメメメメ)「(姉者もやられたか…。珍しい)」
また地面に落とされ、弟者は指一本動かせずに姉の凍りついた姿を見上げた。
よく見れば、ドクオもレモナもやられている。
まだ何もしていない弟者は、静かに息を吐いた。
(´・ω・`)「もうそろそろ動けないか、じゃあトドメをさすかな」
気がつけば、ショボンが近くまで来ていた。
学校指定の靴が至近距離にあり、攻撃できる最高のチャンスであろうが、弟者の症状はどちらかというと援護タイプだ。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:24:41.62 ID:n43Q69FKO<> トドメを刺してくれるという言葉が甘い言葉に聞こえるほど、弟者は疲弊しきっていた。
ショボンの指が、空気を纏って弟者を持ち上げる。
その背後に、誰かがいることも知らずに。
从リ ゚д゚ノリ「……」
ショボンの後ろで、何をするでもなく弟者を見下ろしていたのはギ子だった。
彼女の寡黙な唇が微かに動く。
(´<_`;メメメメメ)「(何だ?)」
从リ ゚д゚ノリ「………」 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2009/08/31(月) 21:24:50.59 ID:+aJHF24O0<> しぇん <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:26:30.56 ID:n43Q69FKO<> ギ子はゆっくりと口を開き、また閉じる。
何かを言っているように見えるが、残念ながら弟者には彼女の心意が分からなかった。
ただ横たわり、傷ついた体を『敵』であるショボンの前に晒している弟者にはもう、そんなことはどうでも良い。
早く楽になりたかった。
从リ ゚д゚ノリ「………め…」
勝負を諦めた弟者に、ギ子は遂に声を発する。
その声に気付いたショボンと、
( ^ω^)「油断しちゃ、駄目だってお。弟者にショボン!」
(´・ω・`)そ「!」 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:27:35.90 ID:YERLHk6MO<> \/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/
今回はここで打ち切りとさせていただきます!!
今まで御愛読ありがとうございました!!!!!
>>1先生の次回作にご期待下さい!!!!!!
(編)漫画や小説ってのは期間が空きすぎるとすぐ売れなくなるもんなんだよ
そんな事も分からないからテメーはつまらないのしか書けないんだよ
三流なら三流らしく空気くらい読めるようになれよ
\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/ <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:29:42.35 ID:n43Q69FKO<> 満面の笑みを浮かべてブーンがショボンの鳩尾を力の限りに殴りつけたのは、同時だった。
ショボンは何度か錐揉み回転し、地面に叩き付けられる。
これがRPGであったら、恐らくクリティカルヒットの文字が浮かんだだろう。
从リ ゚д゚ノリ「…保健室………」
何事もなかったかのようにギ子は弟者を見おろす。
寧ろ見くだす。
これでもギ子の方が年下なのだが。
(´<_`;)「そうしてくれるとありがたい。まだ俺何もしてないけど」
从リ ゚д゚ノリ「……ん………」 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:33:23.97 ID:n43Q69FKO<> ( ^ω^)「乙だお弟者」
ブーンに見送られ、ギ子は弟者に近付いて手を差し伸べた。
弟者がその手を取った瞬間に二人の姿が修練場から忽然と消える。
ギ子の症状は『瞬間移動』。
恐らく保健室まで移動したのだろう。
二人がいなくなり、静かになった修練場に目覚ましのようなけたたましい音が響き渡る。
一時間前にショボンがセットしていたタイマーが鳴っているらしい。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:35:58.19 ID:n43Q69FKO<> ノリ, ^ー^)li「乙でした、みなさん」
( ^ω^)「女の子と手繋いで保健室なんて、sneg?弟者が羨ましいお」
川 ゚ -゚)「お前だって、今めっちゃハーレムじゃないか」
ショボンの屍からタイマーを漁り、音を止めてクールは唇を尖らせた。
从 ゚∀从「クールにジャンヌにオレ。お前いま、幸せ者だぜ?」
( ^ω^)「こんな猟奇的ハーレムなんていらないお」 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:37:44.77 ID:n43Q69FKO<> 唾を吐き捨てる真似をして、ブーンは追い払うように手をひらひらと振ってみせた。
そんなことをしたら死亡フラグが立つのは必然で。
从#゚∀从
川#゚ -゚)
ノリ,#^ー^)li
(メメメメメメ)ω(メメメメメ)「ごべんだざい(ごめんなさい)」 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:40:01.77 ID:n43Q69FKO<> 从#゚∀从「お前はオレたちを怒らせた」
川#゚ -゚)「バク宙しながら逆土下座しろ」
ノリ,#^ー^)li「ひざまづいて足を舐めろ。指の間まで舐めたら自分でチン●切り落として死んでしまえ。もげろ」
(メメメメメメ)ω(#####)「ぼべんばざい(ごめんなさい)」
アソパソマソよりも顔を肥大化させ、ブーンは女性陣に涙ながらに謝る。
地面に頭を擦り付け、ジャンヌに踏まれてちょっと感じながら。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:42:09.75 ID:n43Q69FKO<> 川 ゚ -゚)「あ、そういえば忘れてた事が」
从 ゚∀从「おい危―――」
ノリ, ^ー^)li「危ない!」
どうやら先ほどのブーンの言葉に怒っているのは、3人だけではなかったらしい。
ξ#;;)ξ「くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」
甲高い声で悲鳴を上げる超特急少女にブーンは天高く撥ね飛ばされた。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2009/08/31(月) 21:42:44.54 ID:sQHDAy3q0<> しえん <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:43:38.52 ID:n43Q69FKO<> 全身がバラバラになったと覚悟を決めるほど、その衝撃は強く重い。
突き飛ばされ、天井に強かに頭や顔面を打ちつけ、ブーンの体は地面へ落下する。
「ブゥウゥゥゥゥゥウウゥゥゥウン!!!」
意識のどこか、激痛の遥か彼方で、
声が聞こえた気がした。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:44:31.16 ID:n43Q69FKO<> ブーンは死んだ。
スイーツ(笑) <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:45:26.93 ID:n43Q69FKO<>
――――――――――BAD END―――――――――― <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:45:45.26 ID:sQHDAy3q0<> え <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2009/08/31(月) 21:46:04.23 ID:+aJHF24O0<> え? <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:47:20.83 ID:n43Q69FKO<>
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
「奇形モララーさん、調子はどうですか?」
そこは、無機質な白。
壁紙もテーブルも、そこにいる人間が着ているものですら白の世界。
病院を彷彿とさせるその色。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:48:55.33 ID:n43Q69FKO<> 白の景観を壊すかのようにある鉄格子の部屋。
その鉄格子の部屋の中で、まだ若い男が涎や糞尿を垂れ流して笑っていた。
白い部屋が、その部分だけ茶色や黄色に染まっている。
年配の男が、白いトレイを持って困ったように微笑んだ。
トレイの上には、小さな皿が何枚か置いてあり、その小皿のどれにも少量の粉や液体が入っている。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:50:39.24 ID:n43Q69FKO<> ( ・∀ ∀・)「rハwヘジュ低T3位Y 3うHKLH言う゜ウェ;ちぇJSEJGOIFUGTWERウGHRKF絵HがょうGHJRHFGSDふioHF」
「…。ここに置いておきますね」
( ・∀ ∀・)「゜はJげJKGL;あうぃあGGL:さ」
「そうですね、貴方は偉大な人に成り得た人です。ただし、健常者であれば…ですが」
年配の男の瞳が、猫のように細くなった。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:51:21.83 ID:nxRCyIg/0<> 支援 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:51:28.66 ID:sQHDAy3q0<> てか2話までしか読んでないからついていけないw <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:52:27.19 ID:n43Q69FKO<> 「奇形モララー」と呼ばれた鉄格子の中の男はいやな笑い声を上げ、年配の男が持ってきたトレイを欲しがるかのように鉄格子の隙間から手を伸ばす。
ラウンジに来る資格がある者―――つまり、『能力の症状が出た』者というのは、決して健常者だけがなるものではない。
中には精神病を患っていたり、身体を蝕む病に罹っている人が『症状』を発生させることがあるのだ。
そして―――
「貴方は、もしかしたら我々の救世主になれるのかもしれません」 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:54:00.93 ID:n43Q69FKO<> ひとりだけ、やけに厳重監視されている奇形モララー。
彼は、生まれたときから脳に異常があってVIP街では精神病院にずっと入院している患者だった。
彼が『発症』したのは12歳の頃。
ラウンジに連れて来られたとき、彼は病院関係者が持っていた薬に異常な反応を見せ、それを欲して暴れた。
試しに医師や看護婦の監視の下、彼に好きなように薬を渡して彼は一体何をしようとしているのか観察すると、
彼は誰もが驚くほどの手際の良さで一心不乱に薬を調合し始めたのだ。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:56:16.69 ID:n43Q69FKO<> ( ・∀ ∀・)『JHファアHJ派JFJFSFJKJGへTHウェイRFHDJさKLFじゃSKJFHKLJKRわG』
『………』
出来上がった薬を楽しそうに看護婦に渡すその足取りや手つきは、とても彼の頭に障害があるとは思えないほどであったらしい。
そして、彼が作ったその薬の効果は――――
「……新薬を調合して、誰も出来なかったことを軽々とやってしまったあなたは…。脳に障害があったとしても、確かに天才なんですからね」 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:58:13.17 ID:n43Q69FKO<> ( ・∀ ∀・)「派FHじゃっ派FGDFJ・GんMGMひるHRHGM−WつYうぇHJL,VI?」
年配の男は、トレイを奇形モララーに渡してから彼に背を向け、その部屋を立ち去った。
残されたのは、目が痛くなるような白。
鉄格子の銀色と、糞尿の茶と黄が鮮明に映るほどの白だった。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 21:59:57.28 ID:n43Q69FKO<> :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
次にブーンが目を覚ましたのは、暖かい布団の中だ。
まだぐらぐらと痛む頭を抑え、上半身だけ起こしてブーンは辺りを見渡す。
どうやらここは自分の部屋のようだ。
自分の部屋といっても、ここは学校の寮で数人の男子生徒と同室なのだが。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:02:16.43 ID:n43Q69FKO<> ( ^ω^)「酷い目に遭ったお、まさか人間に撥ね飛ばされると思わなかった」
ブーンは頭に不器用に巻き付けられた包帯を指でなぞり、ベッド脇に備え付けられているミニテーブルの上にある時計を見た。
夜中の1時だ。
変な時間に眠り、変な時間に起きたのでもう一度眠れる気がしない。
それに、ドクオのものと思われる妙に艶かしい寝言が気になってしまう。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2009/08/31(月) 22:02:21.20 ID:+aJHF24O0<> しえん <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:03:21.80 ID:8Nm3Y70f0<> 支援
<>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:04:14.37 ID:n43Q69FKO<> 水でも飲みにいこうと思い立ち、ブーンはいつの間にか着させられていた寝巻き姿のまま部屋の扉を静かに開けた。
蝋燭が燃える廊下を裸足で歩き、談話室にあるミニキッチンまで階段を下りていく。
当たり前のように、誰もいない。
( ^ω^)「ふぅ」
コップに貯めた水を一気飲みし、大きく息を吐く。
流石に『自分の水』を飲む気はしない。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:05:55.90 ID:n43Q69FKO<> 寮の部屋まで戻ろうと、あくびを噛み殺しながらブーンはのろのろと談話室のソファの脇を通り抜けた。
その時だ。
「内藤か?」
聞きなれた声が、談話室に響いたのは。
( ^ω^)「お、クーかお?」
川 ゚ -゚)「どうしたんだこんな時間に。まぁ、それは私たちにも言えるけどな」
( ^ω^)「ちょっと目が冴えちゃったんだお」 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:07:53.30 ID:n43Q69FKO<> ξ ゚听)ξ「頭は大丈夫なの?」
( ^ω^)「もう痛くないお」
ξ ゚听)ξ「違うわよ、中身の方よ」
( ^ω^)「お前ちょっと表出ろ」
从 ゚∀从「何だよ、結局ほとんどいつものメンバーか」
( ^ω^)「えっ」 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2009/08/31(月) 22:08:15.04 ID:dMEp/Lo30<> あれ、一話見逃してるのだろうか <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:09:28.80 ID:sQHDAy3q0<> 多分3話が未まとめ <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:09:46.97 ID:n43Q69FKO<> ハインの指差す方を見ると、そこには壁から顔だけを出してドクオ、ショボン、アサピー、ギコ、兄者、弟者、ブーム、ゆうたろう、鈴木がいた。
どいつもこいつもブーンを恨めしそうな目で見ている。
('A`)「ぬけがけか」
(´・ω・`)「卑怯な奴め」
(-@∀@)「それが君のやり方なのかい」
(;,,゚×゚) <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2009/08/31(月) 22:10:15.66 ID:+aJHF24O0<> 芸で3話まとめられてたっけ? <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:12:59.11 ID:n43Q69FKO<> ( ´_ゝ`)「おっかしいなー、ブーン一人でエロゲやりにいくんだって言われたから来たんだけど…」
(´<_`;)「本気にしてたとか流石だな兄者」
| ^o^ |「これは ゆゆしき じたい ですよ!」
| ^o^ | 「ゆゆしき って なんです か?」 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:14:20.97 ID:n43Q69FKO<> | ^o^ |「わかり ません」
彡 l v lミ 「で、3Pマダー?」
何か誤解され、しかも全て間違っているのだが、訂正する気も失せてブーンは肩を落とした。
真夜中だというのに、わざわざ同室の者全員を連れてくるあたり、こいつらがモテない理由が分かるというものだ。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:15:30.64 ID:vXXPC7V3O<> 鈴木……?
ギコはいつまでミッフィーなんだよww <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:16:35.32 ID:n43Q69FKO<> ( ^ω^)「それでもギコよりマシだお」
(,,゚×゚)そ !?
川゚ -゚)「あまり面識がない者もいるが、みんないい奴なんだ」
(゚A゚* )「クー、誰に言ってんねん」
川 ゚ -゚)「気にするな、画面の向こうにいるかもしれない人に言ってみただけだ」
(゚A゚* )「よう分からんわぁ」 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:18:43.19 ID:n43Q69FKO<> ξ ゚听)ξ「とりあえず、……せっかくタイミングよく会ったんだし、屋上いく?私達はそのつもりだったんだけど」
ツンの言葉に、その場にいた全員が賛成する。
夜中にこっそりと抜け出すには少し大所帯だが、ブーンたちはなるべく音を立てないように廊下を移動し、階段を上へと上がっていった。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:20:07.36 ID:n43Q69FKO<> 屋上にはしっかりと鍵が掛けられている。
それは当たり前なのだが、この鍵を開けられるような症状を持つ者の前では鍵なんて何の意味もなさない。
(*゚∀゚)「開けるよ!」
屋上へと通じるドアの前で、つーは人を掻き分けながら寝巻きのポケットからスプーンを出した。
一見固そうに見えるそれも、つーにかかればまるで猫の毛のように自由自在に曲げられる。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:22:25.43 ID:n43Q69FKO<> 複雑にスプーンを曲げ、鍵とほとんど同じ形にまで変形させたところでつーはその『鍵』を鍵穴に挿した。
从 ゚∀从「さすが『スプーン曲げ』の症状。指捌きが違うな」
(*゚∀゚)「へっへー、まぁね!」
ハインに褒められ、つーは嬉しそうに屋上のドアを開けた。
心地よい夜風が吹き込み、女性陣の髪を揺らす。
シャンプーの匂いで、ドクオは勃った。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:23:55.43 ID:n43Q69FKO<> 屋上の端には細い階段があり、まだ上へ行けるようになっている。
しかしその階段の上にあるものは鐘だけだと誰もが知っているので、ブーンやツンたちはその階段から離れるように屋上を進んで行った。
ξ ゚听)ξ「クー、言いたいことがあるんでしょ?」
転落防止のフェンスに背中を預け、ツンはクールを見上げる。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:26:53.78 ID:n43Q69FKO<>
月明かりだけが光源の、その不思議な空間の中でクールは微かに頷く。
誰に言われた訳でもないのだが、自然とブーンたちはまるく輪を描くように座ってクールの話を待った。 <>
◆oC5Ka9HRMI <><>2009/08/31(月) 22:28:49.50 ID:n43Q69FKO<> 八月最後の投下終わりです。
次のエンディングに向けてのフラグは、シュール系になるんじゃないかと。
なんかあったらドゾー <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:30:05.27 ID:n43Q69FKO<> 登場人物紹介
【モナークラス】
( ´∀`) モナー 31歳 ブーンたちのクラス担任。
症状は『物理的妨害』で、発生条件は手。
( ^ω^) 内藤ホライゾン 18歳
症状は『水』で、発生条件はちんこ。
ξ ゚听)ξ ツン 18歳
症状は『雷』で、発生条件は目。
('A`) ドクオ 18歳
症状は『から揚げ』で、発生条件は口。
(´・ω・`) ショボン 18歳
症状は『無重力』で、発生条件はなし。
(-@∀@) アサピー 18歳
症状は『ダイヤモンド』で、発生条件は目。
(,,゚×゚) ギコ 18歳
症状は不明、発生条件も不明。
(*゚ー゚) しぃ 18歳
症状は『爆弾』で、発生条件は胸。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:31:13.78 ID:n43Q69FKO<> 【デルタクラス】
川 ゚ -゚) クール 18歳
症状は『幽鬼召喚』で、発生条件は口笛。
从 ゚∀从 ハイン 18歳
症状は『冷却』、発生条件は息。
( ´_ゝ`) 兄者 18歳
症状は『加速』?発生条件は不明。
(´<_` ) 弟者 18歳
症状は不明、発生条件も不明。
( <●><●>) ワカッテマス 18歳
症状は『読心』で、発生条件は目。
( ><) ビロード 18歳
症状は不明、発生条件も不明。
(*‘ω‘ *) ちんぽっぽ 18歳
症状は不明、発生条件も不明。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:31:57.40 ID:n43Q69FKO<> 【シラヒーゲクラス】
( ´W`) シラヒーゲ ?歳 ジャンヌたちのクラス担任。
症状は『不老不死』で、発生条件はなし。
ノリ, ^ー^)li ジャンヌ ?歳
症状は『不老不死』で、発生条件はなし。
|゚ノ ^∀^) レモナ 17歳
症状は『レモン』で、発生条件は口。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:33:04.11 ID:n43Q69FKO<> 【その他】
N| "゚'` {"゚`lリ 阿部 36歳 保健の先生。
症状は不明、発生条件も不明。
_、_
( ,_ノ` ) 渋澤 57歳 用務員
症状は不明で、発生条件も不明。
∬´_ゝ`) 姉者 23歳 教育実習生
症状は『毒』で、発生条件は血。
从リ ゚д゚ノリ ギ子 16歳
症状は不明で、発生条件も不明。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:34:11.54 ID:sQHDAy3q0<> おつんこ <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:38:35.33 ID:vXXPC7V3O<> 乙
兄者と弟者の症状が気になるところ <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:41:50.59 ID:n43Q69FKO<> ←New!
从リ ゚д゚ノリ ギ子
症状は『瞬間移動』、発生条件はなし
( ・∀ ∀・) 奇形モララー
症状は不明、発生や条件も不明
| ^o^ | ブーム
症状は不明、発生条件も不明
| ^o^ | ゆうたろう
症状は不明、発生条件も不明
彡 l v lミ 鈴木
症状は不明、発生条件も不明
(*゚∀゚) つー
症状は『スプーン曲げ』、発生条件は『指』 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:44:33.81 ID:n43Q69FKO<> ご支援ありがとうございました!
イモト特集までには終わらそうとか思ったけど無理無理。
大御所作品が沢山来てる中で支援マジありがたいです。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:46:20.50 ID:n43Q69FKO<> >>65
そろそろ出ます出します。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:48:40.57 ID:dMEp/Lo30<> ○チンコかよ <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:52:17.14 ID:n43Q69FKO<> >>69
隠せてないww
チン●です。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:52:59.43 ID:q/NIw56H0<> オツ <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:54:19.54 ID:q/NIw56H0<> 三話
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1251449279/ <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:57:00.60 ID:n43Q69FKO<> >>71>>72
乙です。
そしてあなたは神だ。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:58:45.43 ID:1l7mm7QJO<> ほゃ <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 22:59:22.22 ID:dMEp/Lo30<> おお、今から読んでこよう
ありがとう <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 23:03:02.27 ID:q/NIw56H0<> まだ結構続く感じですか <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 23:12:52.83 ID:n43Q69FKO<> >>76
最初は10話くらいで終わる予定でしたが、もう少し伸びそうです。
すいません。 <>
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2009/08/31(月) 23:13:32.17 ID:q/NIw56H0<> そうですか、今後も期待してます <>