(　＾ω＾)ブーンがアルファベットを武器に戦うようです

1 名前： ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 09:25:19.45 ID:Qic+ulwE0

第112話を投下します

Rock規制のせいでまとめサイトさんのアドレスが貼れない状態ですが、
まとめはブーン芸VIPさんと面白蛇屋さんです

2 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:26:20.88 ID:LgYmEwRiO

>>1
ktkr

3 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:26:32.94 ID:N6t9u2tkP

なんだ本物か

え？

4 名前：登場人物 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 09:26:46.98 ID:Qic+ulwE0

〜ヴィップの兵〜

●(　＾ω＾)　ブーン＝トロッソ
32歳　大将
使用可能アルファベット：Ｘ
現在地：ミーナ城

●(　ﾟ∀ﾟ)　ジョルジュ＝ラダビノード
47歳　中将
使用可能アルファベット：Ｕ
現在地：ヒトヒラ城

●(　･∀･)　モララー＝アブレイユ
37歳　中将
使用可能アルファベット：Ｕ
現在地：ギフト城周辺

●( ﾟдﾟ)　ミルナ＝クォッチ
48歳　中将
使用可能アルファベット：Ｗ
現在地：ミーナ城

●<ヽ｀∀´>　ニダー＝ラングラー
48歳　中将
使用可能アルファベット：Ｔ
現在地：ギフト城周辺

5 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:26:58.51 ID:Kmfc43EW0

おお、ここに来て初遭遇

6 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:27:14.04 ID:x1MhzN/tO

ん？ 始めてて聞く名だな、新作か
一応期待ａｇｅ

7 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:28:14.95 ID:bhQnoeS/O

待ってたぞぉぉぉぉ

8 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:28:15.03 ID:wDfEGAqkO

はいはい釣り釣r(ry
( 　^ω^)全力で支援

9 名前：登場人物 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 09:28:18.29 ID:Qic+ulwE0

●ミ,,ﾟДﾟ彡　フサギコ＝エヴィス
44歳　少将
使用可能アルファベット：Ｒ
現在地：オオカミ城

●(　＞＜)　ビロード＝フィラデルフィア
35歳　少将
使用可能アルファベット：Ｏ
現在地：ギフト城周辺

●（　´_ゝ`）　アニジャ＝サスガ
46歳　大尉
使用可能アルファベット：Ｐ
現在地：シャッフル城

●（´<_｀　）　オトジャ＝サスガ
46歳　大尉
使用可能アルファベット：Ｐ
現在地：オリンシス城

10 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:28:32.93 ID:myUFY0QDO

はいはい釣り釣り

ん？？

11 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:29:19.38 ID:koyA1L/UO

まさか・・・な・・・

12 名前：登場人物 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 09:30:01.62 ID:Qic+ulwE0

●(　ФωФ)　ロマネスク＝リティット
25歳　中尉
使用可能アルファベット：Ｎ
現在地：ギフト城周辺

●(个△个)　ルシファー＝ラストフェニックス
25歳　少尉
使用可能アルファベット：Ｌ
現在地：ヒトヒラ城

●/ ﾟ、。 ／　ダイオード＝ウッドベル
30歳　中尉
使用可能アルファベット：？
現在地：ギフト城

13 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:30:51.08 ID:OxAUMy0iO

え？マジすか？
…え？マジ？

14 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:31:02.89 ID:rsRdPMQY0

釣りだと思ったのに…
いやっほぅぅぅぅぅ！！！

15 名前：階級表 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 09:31:34.15 ID:Qic+ulwE0

大将：ブーン
中将：ジョルジュ/モララー/ミルナ/ニダー
少将：フサギコ/ビロード

大尉：アニジャ/オトジャ
中尉：ロマネスク/ダイオード
少尉：ルシファー

（佐官級は存在しません）

16 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:33:41.60 ID:42iD0A3cO

し

17 名前：使用アルファベット一覧 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 09:33:46.06 ID:Qic+ulwE0

A：
B：
C：
D：
E：
F：
G：
H：
I：
J：
K：
L：ルシファー
M：
N：ロマネスク
O：ビロード
P：アニジャ/オトジャ
Q：
R：フサギコ
S：ファルロ
T：ニダー
U：ジョルジュ/モララー
V：シャイツー
W：ミルナ
X：ブーン
Y：
Z：ショボン

18 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:33:49.76 ID:BRX8xKvb0

支援するんだぜ

19 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:33:50.62 ID:2+LrTUcrO

きたぁぁぁぁ

しえーん

20 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:34:00.85 ID:R2cb2/mG0

保守

21 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:34:16.95 ID:zOAh0ac+O

どんだけ待たせたと。。。

22 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:35:04.43 ID:yx5gGXnXO

ｷﾀ━━(ﾟ∀ﾟ)━━!!

23 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:35:09.51 ID:IT6R/LsYO

まじか…！
支援支援

24 名前：この世界の単位&現在の対立表 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 09:35:17.64 ID:Qic+ulwE0

一里＝400m
一刻＝30分
一尺＝24cm
一合＝200ml

（現実で現在使われているものとは異なります）

---------------------------------------------------

・全ての国境線上

25 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:35:28.16 ID:RMnqbKnt0

ktkr

26 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:35:32.13 ID:Rwnrc55RO

今日はいい日だ・・・
支援ッ

27 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:36:07.60 ID:MlWDFjcdO

　　 *　　　*
　＊　キター　 ＊
　　n ∧＿∧ n
＋ (ﾖ(*´∀`)E)
　　Ｙ　　　Ｙ　 ＊

28 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:36:09.34 ID:GLENwid6O

ヤタ♂

29 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:36:26.02 ID:a9MIU0KaO

ｷﾀｷﾀｷﾀ

30 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 09:36:49.06 ID:Qic+ulwE0

【第112話 ： Ready】
　
　
――ギフト城付近――
　
　寝床にしては随分と固い。
　毛布にしては随分と冷たい。
　
　しかし、起き上がる力もない。
　凍った地面の上で、降り積もる雪に埋められていくことには、あらがえない。
　
　動けないのに、今の自分は、死へと確実に近づいていっているのだ。
　もはや、側に医者がいたところで間に合わないだろう。
　
　いや、自分のことなど、どうでもいい。
　隣で倒れた人さえ無事ならば。
　
　今、自分にできることは、祈り。
　感覚の消え去った両手は、合わせることさえできないが、祈るしかなかった。
　
　生死さえ、今は確認できない。
　
　僅かでも腕が動けば、腕や喉元に手を当てて、脈を確かめるところだ。
　そんなことさえ、叶わない。
　それが死だろう。
　
　自分とて、両腕では抱えきれないほどの命を奪ってきたのだ。
　そうやって、生きてきたのだ。
　最後には当然、死が訪れると分かっていて。

31 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:38:05.85 ID:XasBmVE/O

遭遇紫煙

32 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:38:23.65 ID:sipMdYr7O

キター

33 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:38:38.07 ID:hK+dpwwtO

歴史合作も見ました
支援

34 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:38:43.86 ID:YalekDtPO

朝からきょうはついてるっ!!!

35 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 09:38:49.73 ID:Qic+ulwE0

　死が何であるのかなど、分からない。
　今まで、絶大なる恐怖に押さえ込まれて、考えようともしなかったのだ。
　体感すれば分かるだろう、などと割り切ることも怖かった。
　
　しかし、実際に直面してみると、不思議に怖くはない。
　全身から感覚が消えていくことも、こういうものなのか、と思う程度だった。
　
　自分の死は、怖くはない。
　ただ、やはり恐れているのは、この人の死だった。
　
(；＞＜)（モララー……中将……）
　
　切り離された腕は、鈍い音を立てて地面に転がった。
　舞いながら落ちてくる雪を、赤く染めながら。
　
　温血は凍った地面を溶かす。
　しかし、身体まで暖まることは決してない。
　それは、自分もモララーも同じだった。
　
　そして、シャイツーも。
　
(；＞＜)（…………）
　
　自分の目の前に、転がり落ちてきた。
　シャイツー＝マタンキの首。
　
　全くの同時だったのだ。
　モララーの腕が斬り落とされたのと、シャイツーの首が刎ねられたのは。

36 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:38:51.18 ID:YiLhjohM0

もう前の買い忘れちゃったな

37 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:40:00.03 ID:vHDY8McI0

rock規制でURLが貼れないそうなので代わりに
第112話開始時点のマップ
http://deaiup.com/up/src/up7099.jpg

38 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:40:07.35 ID:42iD0A3cO

支援

39 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:40:45.62 ID:bY46BMgN0

リアルタイムきたああああ！
支援

40 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 09:40:51.80 ID:Qic+ulwE0

　相討ちに近い。
　しかし、シャイツーは明らかに死んでいる。
　モララーは、まだ息があるかもしれない。
　
　絶望的でも、願うしかなかった。
　生き延びてくれることを。
　
　ただ、ひたすらに。
　
(；-∀-)「……う……」
　
(；＞＜)（ッ……！）
　
　風声にかき消されそうだったが、聞こえた。
　確かに、モララーの呻き声だった。
　
　良かった、モララーはまだ生きている。
　このまま生きられるとは限らないが、希望が持てた。
　
　瞬間、全身が急激に重くなった。
　雪が圧し掛かってきたかのように。
　
　気が緩んでしまった。
　もう、あと幾許も意識を保っていられないだろう。
　
　元より、果てていたはずの命だ。
　ショボンやプギャーらが裏切ったときに。

41 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:40:54.51 ID:Rwnrc55RO

しえん

42 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:41:00.36 ID:Kmfc43EW0

ちょｗｗモララアアアアアア

43 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:41:20.11 ID:QIpuowvZO

ついにキタ━━━(゜∀゜)━━━!!

�C

44 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:41:54.21 ID:rsRdPMQY0

http://boonsoldier.web.fc2.com/arufa.htm
http://hebiya.blog40.fc2.com/blog-entry-2332.html

まとめさんってこれでいいんだっけ？

45 名前： ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 09:42:08.21 ID:Qic+ulwE0

>>37
ありがとうございます

46 名前： ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 09:42:49.28 ID:Qic+ulwE0

>>44さんもありがとうございます

47 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:43:00.21 ID:bNPXKa8IO

ガチかい
支援

48 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:44:22.23 ID:zDLudt3rO

マジかよ！！

支援！！

49 名前： ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 09:44:40.83 ID:Qic+ulwE0

　自分は、モララーを討ち取るための人質にされた。
　いま思い出しても煩悶に耐えられなくなる。
　あまりに情けなかった。
　
　それを助けてくれたのが、モララーだった。
　しばらく戦に出られないほどの重傷を負いながら。
　身を挺して、助けてくれたのだ。
　
　恩義には、報いたかった。
　しかし、結局、完全に守りきることはできなかった。
　
　それでも、モララーが生き延びてくれるのならば、きっと自分の命にも意味はあったのだろう。
　
　いつだったか、言われたことがあった。
　お前の優しさは、いつか誰かを救うと。
　
　あれは、ショボンの言葉だったか。
　今際の果てに思い出すとは、実に皮肉なものだった。
　だが、不思議と嫌な気持ちは湧いてこない。
　
　ヴィップ城に残してきた嫁には、申し訳なかった。
　平和な世で悠然と暮らす夢も、潰えてしまった。
　だが、恐らくは覚悟してくれているだろう。
　
　恣意的な理由で北東の戦に参加したいと言った自分を、受け入れてくれたブーン。
　その大将にも、恩は返せないままになってしまった。
　ヴィップの覇道を支えることも、できなくなってしまった。

50 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:45:55.35 ID:t8aXrnr/O

今日はなんと佳き日よ！

51 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:46:32.60 ID:Rwnrc55RO

あああああ
支援

52 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 09:46:44.74 ID:Qic+ulwE0

　次第に、世界が遠ざかっていく。
　見えるものも、聞こえるものも。
　なにもかもが。
　
　この戦はどうなるだろうか。
　勝てるだろうか。
　
　ヴィップの天下は、どうなるだろうか。
　果たせるのだろうか。
　
　結局、最後まで、分からないことばかりだった。
　天下の行方も、死の正体も。
　
　だが、たったひとつだけ、分かったことがあるとすれば。
　あるとすれば、それは――――
　
　
(　＞＜)（……さよならなんです……みんな……）
　
　
　――――こんな自分でも、戦に生きることができた。
　ただ、それだけだった。

53 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:46:50.34 ID:JRoJqCmi0

さすがに人が少ないなｗ

54 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:47:23.31 ID:RMnqbKnt0

支援

55 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:48:12.08 ID:eihza0yJO

嬉しくて泣きそう支援

56 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:48:27.32 ID:vHDY8McI0

びろおどおおおおおお

57 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 09:48:47.75 ID:Qic+ulwE0

――カレイドスター城・北西――
　
　この地の最北端は、エアー城の北東にある。
　高台から望む景色は幽玄でさえあると聞いたことがあった。
　
　そこには及ばないが、大地の果てであることに変わりはない。
　カレイドスター城から二日ほど駆けた先で、断崖の上に立っていた。
　
( ’ t ’ )（さすがにもう、流氷はないか）
　
　遮るものなど何もない。
　それでも、吹き付ける風に震えることはなかった。
　
　恐らく、南では桜が咲いているだろう。
　北はまだ春を実感できるほどではないが、随分と寒さは和らいだ。
　
　腰を下ろして、もう一度海を眺める。
　遥か彼方から小さく押し寄せる波の数は、無数と表現していい。
　生憎の曇天で、水面に光が浮かぶことはないが、深い青はやはり美しかった。
　
　立ちあがって、馬に跨る。
　二里ほど離れた場所には砂浜があるのだ。
　実際に手で水温を確かめたくなった。
　
　浜辺では馬を曳き、波打ち際で膝を折って海水と触れ合った。
　やはりまだ冷たい。すぐさま手の水を払い、衣服の裾で拭った。
　軽く息を吐きかけてから、また足を垂直に立てる。

58 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:48:56.39 ID:42iD0A3cO

支

59 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:49:41.32 ID:rfrPXIZ/O

本日ﾊ良日成
支援

60 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:49:57.22 ID:rsRdPMQY0

ビロード…

61 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:50:08.44 ID:MlWDFjcdO

支援

62 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:50:17.36 ID:DsajMjA50

うわあああああああああ生ではじめて見たよ
支援

63 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 09:51:02.99 ID:Qic+ulwE0

　波が砂を飲み込む音と、また海に帰っていく音。
　潮騒と呼ばれるが、騒がしいとは全く思わなかった。
　むしろ心を静穏で満たしてくれる音でさえあると感じる。
　
　しばらく瞼を閉じて、耳を澄ませていた。
　緩やかに流れていく時。
　世界はあまりに広漠なのだと肌で実感できる。
　
( ’ t ’ )（少し、潮が満ちてきたな）
　
　足元にまで波が迫ってきた。
　馬の手綱を握って、また崖へと向かう。
　砂浜に残った足跡は、一人のものと、一頭のものだった。
　
　先般、森のなかで遭遇した女性とは、その場で別れた。
　礼を果たせるまでお伴させてください、と言われたが、誰も伴うつもりはない。
　自分の思うがままに、気ままな旅を続けたいからだった。
　
　考えを率直に言う性質の人間だったようで、彼女には何度も食い下がられた。
　絶対についていきます、と言われ、脚にしがみつかれたこともあった。
　乱暴に振り解くこともできず、ほとほと困り果てたが、必ず彼女の村に行くと固く約束して何とか別れた。
　
　村までの地図も貰っている。
　やはり、新年早々に女装することとなってしまった、あの村だった。
　アルファベットを使う山賊たちを討ち取り、平和が訪れた村だ。
　
　彼女には、村に戻れるだけの金銭も渡しておいた。
　千倍にして返します、と言われたが、それほどの銭があの村にあるとは思えない。
　村にはいずれ戻るつもりだが、礼は適当に断ろうと考えていた。

64 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:51:30.11 ID:/1/6f5g0O

あばばばばはｗｗｗｗｗ
支援支援！

65 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:52:33.26 ID:N8KciVnMO

高校３年くらいに初めて見て浪人してから
見てなかったんだけどまだやってたとは……
今大学３年だから、四年間程はやってるのか…？
ガンダムの世界にのびたが迷い込んだらスレも顔負けだな…

66 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:52:52.28 ID:6Sok6nCiP

なんだ釣りか・・・・





リアルタイムきたああああ

67 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 09:53:05.35 ID:Qic+ulwE0

( ’ t ’ )（……戻る、か）
　
　自然とその言葉を使っていた自分に、苦笑した。
　本来の故郷である地には、一度たりともその言葉を当てようと思ったことがない。
　恐らくは、これからもないだろう。
　
　崖に戻ったあと、またしばらく水平線を見つめていたが、夜になってからは寝床を探した。
　春めいてきたとはいえ、深更の風を侮ると凍死する恐れもある。
　風の避けられる場所を探す必要があった。
　
　馬を駆けさせて探し回ったが、ちょうどいい洞窟のようなものは見当たらなかった。
　仕方なく、荒野の巨岩の側で馬を止めさせる。
　充分ではないが、凍えない程度には寒気を凌げるだろう。
　
　荷物を降ろしてからは、すぐに火を熾した。
　暖を取るためでもあるが、今晩の夕食を用意するためでもある。
　昨日、カレイドスター城の城下町で買った、骨のついた鶏の腿肉を火で炙っていく。
　
　肉は拳以上の大きさがあり、骨を掴んで火に近づけても、手はさほど熱くならない。
　皮の色が変わりはじめて、肉から油が落ちるまで焼き、裏側も充分に熱する。
　
　鶏肉と一緒に買った鶏がらを、葱や大蒜、生姜や塩などと一緒に煮込んだタレを取り出した。
　焼いている途中の肉に垂らすと、香ばしい匂いが広がる。
　鶏肉の色はだいぶ深まってきていた。そろそろ頃合いだろう。
　
　焼き上がった肉の表面に浮く油は、火に照らされて輝いている。
　まだ火から離したばかりだが、すぐにかぶりついた。

68 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:53:41.73 ID:8b4x97C8O

一気に目覚めた
支援

69 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:54:21.37 ID:a9MIU0KaO

>>65
すげー勘違いだなオイｗ

70 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:54:55.77 ID:ry2yOUHZO

支援

71 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 09:55:06.61 ID:Qic+ulwE0

　ほんの少し固くなった皮が小気味のいい音を立てる。
　しかし、肉そのものは程よい柔らかさだ。
　火は中までしっかりと通っていた。
　
　肉は咀嚼のたびに口の中を濃密な味わいで満たしていく。
　昨日作ったタレとは上手く合っていたようだ。
　
　すぐに一本目を食べ終え、二本目を焼いた。
　一本目より少し、味付けを薄くして、あっさりとした味に仕上げる。
　だが、一本目よりも一層味わうように、ゆっくりと頬張っていった。
　
　二本も胃に収めればさすがに満腹感があり、後は火を眺めながら考え事をしていた。
　雨は降るだろうか、明日は晴れるだろうか。
　そんな、他愛もない思考。
　
　しかしやがて、昨日、カレイドスター城の城下町で得た情報を思い出した。
　年明けから戦っていた、ラウンジとヴィップの三つの戦いが、全て終わったらしい。
　
　結果は、ヴィップ側の全勝。
　完勝までは言えないものの、目的を果たせたのはヴィップ側だった。
　ラウンジは、城二つを攻め、城一つを守る戦だったが、結局いずれもヴィップに挫かれた。
　
　まず、南西の戦。
　ブーンやジョルジュなどがヒトヒラ城を攻めた。
　
　ラウンジはギルバードとプギャーを急派させて守ったものの、その二人が討ち取られてしまう惨敗だった。
　ヴィップもヒッキーを失っているが、損失は明らかにラウンジのほうが大きい。

72 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 09:57:07.21 ID:Qic+ulwE0

　守将だったアクセリトは生きているらしいが、城は放棄せざるをえなかったという。
　これで、ヴィップはかなり失地を回復してきている。
　ただ、それでもミーナ城やギフト城を奪えていれば、ラウンジの圧勝と言ってよかっただろう。
　
　そのうちの、ミーナ城攻略戦。
　大将のショボンが、元オオカミの大将ミルナを相手に、十倍の兵力で攻め込んだ。
　普通ならばまず間違いなく、ラウンジが勝つはずの戦。指揮官がショボンとあっては、尚更だったはずだ。
　
　だが、Ｍ隊を全滅させられたことで出鼻を挫かれ、ミルナに翻弄されつづけたラウンジは、撤退した。
　ショボンがWによって傷を負うという、かつてない危急にまで陥った挙句の敗走だ。
　ミーナ城を投石により潰したことで一矢報い、実質的には引き分けたが、被害はラウンジのほうが大きいだろう。
　
　ギフト城へ攻め寄せた戦では、兵力でこそ優っていたものの、指揮官がオワタではやや心許ない戦だった。
　オワタが決して無能なわけではなく、むしろプギャーなどよりはよほど優れているとは知っているが、相手が悪い。
　ヴィップ随一の天才モララーと、鉄壁の守備力を誇るニダーが並び立って指揮執っていたのだ。
　
　将の質の差を埋めるためなのか、ギフト城攻略戦にはシャイツーが投入されていた。
　そして、ヴィル＝クールという将も。
　
　聞き覚えのない名前だったが、誰なのかはすぐに分かった。
　ラウンジ城から脱した自分を、トーエー川の南岸で待ち受けていた、クー＝ミリシアだ。
　他の人物の可能性は、ないと判断するしかなかった。
　
　ギフト城の奪取は、結局叶わなかったが、辛酸ばかり舐めさせられたわけでもないらしい。
　長年、各地の守将を務め、戦では堅実な働きを見せていたビロード＝フィラデルフィアを討ち取った。
　そして、モララー＝アブレイユも片腕を失った。
　
　だが、ラウンジは引き換えに、シャイツーを失った。
　モララーは恐らく、二度と戦場に立つことはないだろう。
　それでも、層の厚薄を考えれば、ラウンジのほうが手痛い。

73 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:58:09.96 ID:+qSsycAU0

信者騒ぐなよ
ウザいから

74 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:58:18.70 ID:Kmfc43EW0

しえーん

75 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:58:26.07 ID:N8KciVnMO

>>69
？

76 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 09:59:19.36 ID:Qic+ulwE0

　ギフト城の奪取は諦めざるをえず、オワタとクーは軍を退いたという。
　これで、三戦全敗。
　もはや、領土では五分に近い。
　
　兵力数では、まだラウンジが圧倒的に上回っている。
　だが、兵糧の問題がかなり深刻化しているはずだ。
　今年中に行える戦は、せいぜいあと一戦だろう。
　
　逆に、ヴィップは三度でも四度でも攻め込めるはずだ。
　一見するとヴィップのほうが、かなり優位に立ったように見える。
　しかし、ひとつ気にかかっている点があった。
　
( ’ t ’ )（……無茶をしすぎだ、ヴィップは……）
　
　連戦に次ぐ連戦での、連勝。
　士気は、相当に高まっていることだろう。
　それに覆い隠されていて、まだ顕在化はしていないのかも知れない。
　
　しかし、蓄積されているはずだ。
　確実に、兵の体のなかに、連戦による疲労が。
　
　兵力で劣るヴィップが、多勢を相手に戦えているのは、兵の錬度によるところが大きい。
　だが、それは一人一人が限界を常に超えるような戦いを見せて、初めて発揮されるものだ。
　戦による疲れは、確実にヴィップのほうが大きい。
　
　それが表に出てくるとすれば、恐らく次の戦だろう。
　今、両軍の兵力が南に集中している。
　正確に言えば、フェイト城とオリンシス城の間に、だ。

77 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 09:59:30.78 ID:42iD0A3cO

支援

78 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:00:25.18 ID:KEth3HZS0

初遭遇！
今朝ちょうど84話あたりから読み返してたところだったから感激です！

79 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:00:29.69 ID:AuTRS/sI0

50話くらいまでしか読んでないから読んでくる!!

80 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:01:07.57 ID:aVIHq7uJ0

リアル遭遇ｋｔｋｒ

81 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:01:16.28 ID:Kmfc43EW0

>>75
第一話投下が2006年11月26日だから2年半だな

82 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:01:30.57 ID:Qic+ulwE0

　士気の落ちた大軍、ラウンジ。
　疲労の満ちた寡兵、ヴィップ。
　
　上回るのは果たしてどちらか。
　ここに居ては、何も分からないだろう。
　
　だから、次の戦は直接、この目で帰趣を確かめるつもりだった。
　まだ両軍は準備を始めた段階であり、今から真っ直ぐ南へ向かえば開戦に間に合う。
　かつてない規模で展開されると噂の大戦を、自分の目で見届けよう、と思っていた。
　
　もう、決着は遠くない。
　決して遠くはない。
　
　天下は、もうすぐどちらかの足元に転がるのだ。
　
　
　
――オリンシス城――
　
　ミーナ城を、再び城として使える状態に戻すには一年以上かかるだろう。
　間を置きたくない今の状況では、復興を諦めるしかなかった。
　
　ラウンジに利用されないよう、城の機能は徹底的に潰した。
　やや離れた位置にある属城はそのままだが、放っておいても問題ないだろう。
　大局には影響しない。
　
　ただ、ミーナ城を失う事態は想定の範囲外だった。
　事前の構想では、ミーナ城を拠点にしてフェイト城を狙う予定だったからだ。
　それは瓦解したが、奪われなかっただけでも良しとすべきだった。

83 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:03:33.89 ID:rsRdPMQY0

肉がすごくうまそうだ…支援

84 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:03:40.23 ID:Qic+ulwE0

( ﾟдﾟ)「ブーン」
　
(　＾ω＾)「ミルナさん。どうかしましたかお？」
　
　城内の休憩室内にて、先の戦での被害を取りまとめた資料を眺めていた。
　そこに、やや疲れた表情を浮かべたミルナがやってきた。
　
　元オオカミ軍大将、ミルナ＝クォッチの背には、Wがあった。
　先の戦ではＭ隊を全滅させ、ショボンに傷を負わせたアルファベットだ。
　もう五十に近いはずだが、さすがはミルナと言うしかなかった。
　
( ﾟдﾟ)「フサギコがもうすぐこっちに到着するそうだ。陽が落ちるまでには、と」
　
(　＾ω＾)「了解ですお。アニジャさんについても何か聞いてますかお？」
　
( ﾟдﾟ)「そっちは分からんが、特に問題はないだろう。
　　　　マリミテ城経由でキョーアニ川を渡ってくるなら、ラウンジに襲われる心配はない」
　
(　＾ω＾)「ミルナさんが直々に指導した水軍での迎えだから、不安はないですお」
　
( ﾟдﾟ)「上流にラウンジが水軍を置いているという情報もないしな」
　
　オオカミ城の守将、フサギコ＝エヴィスと、シャッフル城の守将、アニジャ＝サスガ。
　その二人を、オリンシス城へと呼び寄せた。
　
　次の戦は、総力戦になる。
　重要性を二人も理解している。
　どうやら、自分が呼び寄せる前から、出立の準備は整えていたらしい。

85 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:03:57.62 ID:rtcMnflXO

もうショボンが裏切ってからもだいぶ経つんだな…

86 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:04:01.67 ID:Rwnrc55RO

ビロード・・・

87 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:05:44.43 ID:Qic+ulwE0

　各地の守将は、多少不安もあるが、部隊長格の兵に任せた。
　兵糧は、そのほとんどを籠城用に回している。
　籠りさえすれば、簡単に城を落とされることはないはずだ。
　
　ラウンジも、各地の城を狙いにいけば、要衝となっているフェイト城を奪われる、と分かっているだろう。
　他の城に兵力を回す余裕は、兵糧面からいって、ないはずだ。
　遠隔地となってしまったヒトヒラ城だけが怖いが、他の城が落とされることは考えなくても良さそうだった。
　
　フェイト城とオリンシス城の間で繰り広げられる戦。
　それに対して全力を傾注するというのが、もはや両軍にとっての既定路線だった。
　
( ﾟдﾟ)「将の層は、厚くなるな」
　
(　＾ω＾)「それに関しては、ラウンジを上回ってると思いますお」
　
( ﾟдﾟ)「だが、兵力差はやはり大きい」
　
(　＾ω＾)「いかにして埋めていくか。
　　　　　　ヴィップだけでなく、ラウンジにとっても課題になってくる問題ですお」
　
( ﾟдﾟ)「なるほど。将の層の薄さを、ラウンジがどう補ってくるかは、見極めておく必要があるな」
　
(　＾ω＾)「ですお。ただ、恐らくは、数に恃ってくると思いますお」
　
( ﾟдﾟ)「お前がそう言うなら、そうなのだろう」
　
(；＾ω＾)「おっ、いや……」
　
( ﾟдﾟ)「他には思い浮かばんしな」

88 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:06:08.08 ID:CI2jxqJY0

支援

89 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:08:08.99 ID:42iD0A3cO

支

90 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:08:18.59 ID:Qic+ulwE0

(　＾ω＾)「ですお。将の質は、一朝一夕で補えるものではないですお」
　
( ﾟдﾟ)「こっちは確か、ニダーもロマネスクも呼び寄せるのだな？」
　
(　＾ω＾)「来ていただきますお。一応、ラウンジ城に近いギフト城には、ダイオードに残ってもらいますお」
　
( ﾟдﾟ)「……モララーとビロードに関しては、残念だったな」
　
(　´ω｀)「……それは……」
　
　致し方ない、とすぐに割り切ることはできなかった。
　元より、寡兵で大軍に真っ向から立ち向かう、危険極まりない戦だったと分かっていても。
　
　ギフト城防衛戦で、まずビロードがシャイツーに討ち取られた。
　入軍当初から、歳の近い先輩として、ずっと親しくしてもらっていた人だ。
　
　心優しい性格であり、モララーのために犠牲になったと聞いた。
　戦場という魔物の眼前でも、最後まで、あの人はあの人らしく在ったのだ。
　
　そのビロードが守りぬいたモララーは、生き延びた。
　右腕を失い、酷く衰弱したが、命だけは助かったのだ。
　ただ、もう二度と戦場には立てないだろう。
　
　モララーならば、その頭脳だけでも頼りになるが、オリンシス城には呼んでいない。
　充分な休養を取らなければ危険な状態だからだ。
　長年戦ってきた人であるため、ゆっくり休んでほしいという気持ちもある。
　
　被害は二人の将だけではなく、兵力も大きく削られた。
　およそ一万五千を失った。
　ラウンジよりも遥かに多い損失であり、普通なら負けていてもおかしくはない。

91 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:09:54.28 ID:cuDX73KdO

よし支援

92 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:10:17.16 ID:sipMdYr7O

支援！！！

93 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:10:21.74 ID:Qic+ulwE0

　しかし、だからこそ、ギフト城を守り抜けた。
　ラウンジの攻撃を凌ぎ、撤退させることができたのだ。
　
　圧倒的大軍が攻めあぐねていると感じたのだから、ニダーやロマネスクの抵抗はよほど凄まじかったのだろう。
　防衛戦だが、逆に攻め返して何人も将校を討ち取ったらしい。
　ラウンジの撤退は恐らく、指揮が行き届かなくなったためだ。
　
　兵数が多くとも、将校の質や数によっては活かしきれない。
　ヴィップにとっては、好都合だった。
　
　ただ、次の戦では何かしら対策を打ってくるだろう。
　
( ﾟдﾟ)「モララーとヒッキー、ビロードがいないのは、手痛いが……やるしかない」
　
(　＾ω＾)「……ですお」
　
( ﾟдﾟ)「有終の美などと、気取ったことを言うつもりはないが、悔いを残したくはない」
　
　調練に向かう、と言い残して、ミルナは立ち去った。
　
　ヴィップ兵には疲労が残っている。
　それは自分も、重々分かっていることだ。
　しかし、調練を怠ればラウンジとの差は一気に詰まってしまう。
　
　また、戦の準備も、寡兵であるヴィップは負担が大きい。
　本城に控えていた兵と、手負いの兵を少しずつ入れ替えてはいるが、焼け石に水だ。
　万全とは言い難い状態で、戦場に赴くこととなる。

94 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:12:00.74 ID:Rwnrc55RO

シエン

95 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:12:45.26 ID:Qic+ulwE0

　できれば連戦は避けたい。
　充分に休養させつつ戦っていかなければ、勝機は薄れるだろう。
　
　そして、何よりも。
　
(　＾ω＾)（……緒戦の勝利、だお）
　
　今のヴィップ兵の気力は、連勝によって保たれている。
　勝利によって得られる士気は、疲労を一時的に吹き飛ばす力があるのだ。
　
　だからこそ、緒戦での勝利は必須だった。
　是が非でも、勝ちに行かなければならない。
　
　ただ、それは無論、ショボン＝ルージアルなら分かっているだろうことだ。
　ラウンジも、緒戦を重要視しているはず、となれば。
　
　小手調べなどは無用。
　最初から、全力をぶつけ合うことになる。
　
　調練には余念がなかった。
　今はミルナが統括して、全体の管理を行なってくれている。
　
　そのミルナには、さすがはオオカミを一人で束ねていた男、と唸らされた。
　数万の管理を、事もなげに行なう。
　オオカミでは更なる大軍を統括していたのだ、と考えれば、充分に納得できた。
　
　アニジャやニダー、ロマネスクがまだ到着していない。
　ルシファーにはヒトヒラ城を任せているため、オリンシス城に居るのはミルナとオトジャだけなのだ。

96 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:14:46.11 ID:Qic+ulwE0

　ジョルジュは、一度オリンシス城に入ったが、今はオオカミ城に留まっている。
　一時的にフサギコと入れ替わる形だが、ジョルジュからの要望を受けてそうした。
　以前に得た病は、完治しているわけではなく、まだ薬が多少必要な状態らしい。
　
(　 ω )「…………」
　
　分かりましたお、としか言わなかった。
　聞きたいことは幾つかあったが、あえて全てを抑え込んだ。
　
　アルファベットＸを抱えて、城外に出た。
　窓から、粛々と行軍している部隊が見えたためだ。
　
(　＾ω＾)「フサギコさん、お疲れ様ですお」
　
ミ,,ﾟДﾟ彡「お出迎えいただき恐縮です、大将」
　
(；＾ω＾)「そ、そんなに畏まらなくても……」
　
ミ,,ﾟДﾟ彡「はは、悪いな。軽い冗談だ」
　
　フサギコの表情は、もう黄昏時だというのに、輝きに満ちて見えた。
　要衝とはいえ、後方のオオカミ城に留まっていた間は、刺激的な日々ではなかっただろう。
　鬱憤は溜まっているはずだった。
　
ミ,,ﾟДﾟ彡「でもまぁ、冗談も言いたくなるぜ。もどかしくて仕方がなかった」
　
(　＾ω＾)「ブーンたちが勝てたのは、フサギコさんたちが後方の城をしっかり守ってくださったおかげですお」
　
ミ,,ﾟДﾟ彡「そう言われると多少は報われるが……まぁ、俺はまだマシだな。
　　　　　体が疼いてるのは多分、サスガ兄弟のほうだろう」

97 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:14:51.48 ID:Kmfc43EW0

>>87
(　＾ω＾)「ですお。ただ、恐らくは、数に恃ってくると思いますお」

数にじってくる？
たよってくるってこの漢字で読めるのか？

98 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:16:00.39 ID:Rwnrc55RO

私怨

99 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:16:20.58 ID:GA2gK+l5O

来てくれると信じてた

支援

100 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:16:48.58 ID:Qic+ulwE0

(　＾ω＾)「だと思いますお。もちろん、存分にお力を発揮していただきたく思ってますお」
　
（´<_｀　）「ふむ、それは実に楽しみな話だ」
　
（　´_ゝ`）「サスガ兄弟ここにあり、と示そうじゃないか」
　
(；＾ω＾)「おわっ！」
　
　後ろからのっそりと現れた二人に、驚いてしまった。
　アニジャ＝サスガ、そしてオトジャ＝サスガ。
　何故か全く同じ格好での参上だった。
　
(；＾ω＾)「申し訳ありませんお、お出迎えできず……」
　
（´<_｀　）「いやいや、アニジャは驚かそうと思って急いできたらしい」
　
（　´_ゝ`）「作戦成功、幸先が良い」
　
（´<_｀；）「気が早いぞアニジャ」
　
（　´_ゝ`）「サスガ兄弟ここにあり、と示そうじゃあないか」
　
（´<_｀；）「それはさっきと同じセリフだ」
　
ミ,,；ﾟДﾟ彡「……相変わらずですね、お二人とも……」
　
(　＾ω＾)「お変わりないようで嬉しいですお」
　
　自分もそうだが、サスガ兄弟が現れてから、またフサギコは嬉しそうに笑っていた。
　ギコがショボンに討たれて以降、フサギコは沈みがちだったが、少しずつ心の傷は癒えているようだ。

101 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:17:42.06 ID:1QWjgleRO

アルファベットだと
今から読む支援

102 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:17:41.84 ID:EijmPCroO

支援！

103 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:18:15.36 ID:Rwnrc55RO

>>97
｢たのむ｣であってる

しえんしえん

104 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:18:24.51 ID:rsRdPMQY0

>>97
たのむ　だと思う

105 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:18:47.67 ID:Npq5qslsO

きたあぁぁぁ！
今から読む！支援

106 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:18:49.24 ID:Qic+ulwE0

（´<_｀　）「そういえば、ジョルジュ中将はどうしたんだ？」
　
(　＾ω＾)「オオカミ城に行ってますお。薬が足りてないそうですお」
　
（´<_｀　）「そうか……戦場には立てるが、完治には至っていないのだな」
　
ミ,,ﾟДﾟ彡「問題ないですよ、あのお方なら」
　
（´<_｀　）「……そうだな、自分如きが心配していい相手ではない」
　
ミ,,ﾟДﾟ彡「ショボンが相手ですから、自分のことで精一杯です。
　　　　　戦から遠ざかっていましたし、今は準備に専念しましょう」
　
（´<_｀　）「うむ」
　
(　＾ω＾)「やっていただきたいことは、雲を突き抜けるくらいに溜まってるんですお。
　　　　　　よろしくお願いしますお」
　
　そう言って、指示書を渡した瞬間、目を丸くされた。
　同時に、苦笑いが漏れていた。
　
（´<_｀；）「以前の大将より優しい、などという認識は改める必要がありそうだ」
　
ミ,,；ﾟДﾟ彡「えぇ……それは早計でしたね……」
　
(　＾ω＾)「相手より早く準備を完了させることが大事ですお。お願いしますお」
　
　仕事の量に驚きはしていたが、不平不満を述べられることはなかった。
　むしろ、それを待ち望んでいたようにさえ思えた。

107 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:20:36.83 ID:GLENwid6O

うれしくて勃起した

108 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:20:53.88 ID:Qic+ulwE0

　士気は、全軍そうだが、以前から変わらずに高い。
　しかし、果たしてそれもいつまで続くか。
　
　全てを読み切ることはできないまま、戦に臨むことになる。
　それは当然のことだが、今回に限っては、簡単に割り切ることはできなかった。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
（　´_ゝ`）「おいオトジャ、さっきのは全く一緒のセリフじゃないぞ。
　　　　　　　一回目は『示そうじゃないか』で、二回目は『示そうじゃあないか』だ」
　
（´<_｀；）「遅いうえにどうでもいい！」

109 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:21:15.35 ID:Kmfc43EW0

>>103
>>104

「たのむ」はわかるが振り仮名的に読めないだろっていう
「たよる」とは読めないわけだし

110 名前：u505237.xgsfm3.imtp.yokohama.mopera.net：2009/05/04(月) 10:22:50.63 ID:rxmZh6Lk0

>>109
そういう話題は投下終わってからにしろよ
今聞いたって答えられるわけないんだから

111 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:23:23.59 ID:ONVP6Yhj0

支援

112 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:23:47.31 ID:a9MIU0KaO

たのってくる も日本語じゃないですけどね

113 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:23:50.27 ID:Qic+ulwE0

――フェイト城――
　
　呼吸が、腹から漏れているかのような。
　そんな錯覚にも襲われた。
　
　有能な医者は伴っている。
　城に戻った瞬間、迅速な手当てを受けた。
　
　それでも、怪我の完治までには時間を要すると言われた。
　自分自身、医者の言葉に納得できるほどの傷だった。
　
　ミルナの狙いは完璧であり、無防備な状態なら間違いなく討たれていたはずだ。
　咄嗟にアルファベットＺを犠牲にしたのは、好判断だったということだろう。
　
　だが、どうやら。
　そうやって冷静に片付けられるほど、自分は穏やかな性格ではないらしい。
　
　ヴィップの大将だった頃から、ミルナとは幾度となく死闘を繰り広げてきた。
　実力は認めている。全土屈指の名将だ。
　あいつに手負わされたのならば、致し方ないと自分に言葉を掛けることも、できなくはない。
　
　しかし、怒りは収まらなかった。
　
(´・ω・｀)「…………」
　
　縫合された傷口は塞がっている。
　だが、傷跡に触れるたびに黒い憎悪が燃え上がるのだ。
　これまでの生涯で、一度もなかったもののような。

114 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:24:07.47 ID:2PQLJRWu0

こんな時間に久々の降臨きたああああああああああああああああああああ

115 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:24:36.05 ID:Rwnrc55RO

支援
>>109
じゃあただのミスだろ

116 名前： ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:25:25.16 ID:Qic+ulwE0

>>109
ごめんなさい、ミスです

>>87の
＞(　＾ω＾)「ですお。ただ、恐らくは、数に恃ってくると思いますお」

↑は↓に訂正します

(　＾ω＾)「ですお。ただ、恐らくは数を恃みにしてくると思いますお」

117 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:27:26.64 ID:Qic+ulwE0

(￣⊥￣)「大将」
　
　扉が二度叩かれたあと、入室してきたのはファルロだった。
　相変わらず、何を考えているのか分からないような朴訥とした様子だ。
　
(´・ω・｀)「どうした？」
　
(￣⊥￣)「オリンシス城に、ヴィップの将が集まっています」
　
(´・ω・｀)「それは知っている」
　
(￣⊥￣)「詳報として、ニダー＝ラングラーとロマネスク＝リティットの入城を」
　
(´・ω・｀)「そうか、分かった」
　
(￣⊥￣)「ラウンジとしては、初夏の開戦を目標に。それでよろしいですか？」
　
(´・ω・｀)「ニダーとロマネスクが入ることも、予測できていたことだ。
　　　　　　今さら変える必要はないだろう」
　
(￣⊥￣)「そうですね……申し訳ありません」
　
(´・ω・｀)「いや、いい。構わん……が」
　
(´・ω・｀)「もし自分の意見を押し殺しているようなら、俺はお前を叱ろう」
　
(￣⊥￣)「……それは」
　
(´・ω・｀)「恐らく、シャッフル城やギフト城への方向転換。
　　　　　　つまり、既定路線とは違う道を進みたい、と考えているように見えるが」

118 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:27:35.59 ID:Kmfc43EW0

>>116
あー、投下阻害して申し訳ない
ＲＯＭに徹しまー

119 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:27:37.37 ID:ua3qBMglO

まぢなの？
まぢなの？
作者大好き！抱いて！！

120 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:27:38.27 ID:rsRdPMQY0

久しぶりにショボンを見たような気がする支援

121 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:30:12.83 ID:Qic+ulwE0

(￣⊥￣)「……否定できません」
　
　ファルロは顔を俯かせた。
　だが、その表情に曇りはなかった。
　
(´・ω・｀)「ファルロ、お前ほどの男なら、ラウンジの兵糧の苦しさは知っているだろう」
　
(￣⊥￣)「無論です。しかし、敵城を奪えば楽になります」
　
(´・ω・｀)「それは当然のことだ。だからこそ、先の戦では各地に別れて戦った。
　　　　　　しかし、結果として一つも勝てなかった」
　
(￣⊥￣)「……自分の不甲斐なさを恥じるばかりです」
　
(´・ω・｀)「やはり戦力を分散させると苦しい。それを実感させられたな」
　
(￣⊥￣)「では……フェイト城に集まった軍で、シャッフル城を狙う道は？」
　
(´・ω・｀)「後背を突かれる。後ろへの備えを残す手もあるが、戦力を分散すれば先の二の舞だ」
　
(￣⊥￣)「ですが、僅かでも持ち堪えれば、圧倒的大軍でシャッフル城を強引に落とせるはずです」
　
(´・ω・｀)「確証がないな。やってみてもいいが、俺は正面からぶつかったほうが有利と見ている」
　
(￣⊥￣)「野戦……ですか」
　
(´・ω・｀)「城攻めは恐らく、兵の間に不安もあるだろう」
　
　その言葉は、口にするのを一瞬ためらった。
　指揮官は他の誰でもない、自分自身なのだ。

122 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:32:41.65 ID:Qic+ulwE0

(￣⊥￣)「分かりました、全力で正面からぶつかりましょう」
　
(´・ω・｀)「あぁ。他には何も要らない」
　
(￣⊥￣)「では、失礼致します」
　
　頭を下げて退出するファルロの背中に、嘆息を投げかけた。
　椅子に座って話すだけでも、微かな疲労感に襲われる。
　
　決して無能な将ではない。
　しかし、頼りがいもない。
　それが今のファルロに対して抱く感想だった。
　
　ミーナ城攻略戦で、ミルナのＷから放たれたＦが、自分の腹を貫いた。
　その後、自分はせいぜい言葉で指示を出すことくらいしかできず、実際の働きはファルロに任せざるを得なかったのだ。
　
　城に対して投石器を使うところまでは、まだ良かった。
　最善な形ではないものの、実質的な勝利を収める直前にまで達していた。
　
　問題は、ブーンが騎馬隊を率いて救援に来た後だ。
　
　野戦を行える体勢になっていない、騎馬隊が少ない。
　様々な理由は、確かにあった。
　だが、それにしても圧倒的な大軍が、成す術なくやられていくのは、あまりにも無様だった。
　
　無論、ブーンの指揮が優れていたという面はある。
　まさしく圧巻。戦勝は諦めざるをえない、と瞬時に判断できるほどの動きだった。
　ファルロでは相手にならないだろう。

123 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:32:50.66 ID:TchC59grO

歓喜のあまり舌を噛んだ
支援

124 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:34:44.56 ID:Qic+ulwE0

　もはや、止められるのは自分だけ。
　そこまでの男になった、ということだ。
　
　しかし、体調は万全ではない。
　アルファベットには触れており、ランクダウンもなかったものの、鈍っている感覚はある。
　次、ブーンと戦ったときに、勝てるかどうか分からない。
　
(´・ω・｀)（……致し方ないことか）
　
　できれば優勢を確立した状態で臨みたいが、詮無いことだ。
　常に万全の状態で戦えるはずはない。
　
　それに、もし拮抗した状態で、ブーンと戦えるとすれば。
　
(´・ω・｀)（……それはそれで、悪くはない）
　
　アルファベットＺを手に取った。
　熱はない。ランクダウンも、老朽化もしていないようだ。
　ミルナに破壊されたことで一本失ってしまったが、当面は問題ないだろう。
　
　西の戦では、プギャーとギルバードが討たれた。
　ギルバードはもちろんのこと、プギャーでさえ今は痛手となる。
　ヒッキーを消せたのは嬉しいことだが、やはり二人は多い。
　
　北東ではシャイツーも死んだ。
　モララーとほぼ相討ちに近い、と考えれば悪い結果ではない。
　が、やはりＶの使い手が居なくなるのは手痛い損失だ。

125 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:34:55.10 ID:735fY0nP0

喜びの支援

126 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:35:09.46 ID:HaiFwhyr0

支援

127 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:37:14.80 ID:Qic+ulwE0

　クーが生きていてくれたのが、せめてもの救いか。
　次の戦、二十万以上の軍を指揮するには、あまりに指揮官が少なすぎる。
　クーやオワタ、アクセリトらが集まって、ようやく最低限だ。
　
　苦しい戦いになるだろう。
　だが、ヴィップとて連戦の疲れはあるはずだ。
　どちらが勝つのかは、自分にさえ読めない。
　
　そのうえで、勝利を得るために、何が必要か。
　考えずとも答えは得られる。
　
(´・ω・｀)（緒戦で……勝つことだ）
　
　恐らく、ブーンも同じことを考えているだろう。
　だとすれば、緒戦に大軍は使ってこない。
　互いの、選び抜かれた精鋭による戦いになる。
　
　そこで一度、決めてしまおう。
　今の自分と今のブーン、果たしてどちらが強いのか、を。
　
　ブーンは必ず、戦いに乗ってくる。
　
　ただ、戦はそこで終わらないはずだ。
　何度も何度も戦うことになるだろう。
　すると今度は、どこで決着がつくのか、といった点を考えておく必要がある。
　
　どちらかの大将が、戦死する事態になるだろうか。
　充分ありえることだ。特に、最近のヴィップの動向を見ている限りでは。
　ここで自分を討ち取ることに全てを賭けている、とさえ思える。

128 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:37:17.81 ID:7QBMtO520

え？あれ？

129 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:38:09.60 ID:ApltdD06O

おおおおお投下キテターーーーーー！！

130 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:38:15.98 ID:C9nGP+Jx0

いえーい

131 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:40:00.12 ID:Qic+ulwE0

　それを利用してブーンを討つ手もある。
　一騎打ちになれば、分は間違いなく自分のほうにあるのだ。
　ただ、ヴィップの狙いが一騎打ち以外にあった場合のことも考慮しなければならない。
　
　ひとつひとつを熟慮して、戦の展開を頭の中で進めていく。
　そうすると、二つの数字が浮かび上がってくるのだ。
　
(´・ω・｀)（二と三、か……）
　
　二つの数字が、いずれ重要になってくる。
　予感めいたものが、あった。
　
　果たしてブーンは、それに気付いているだろうか。
　気づいている場合のことと、気づいていない場合のことを、また考えておく必要がありそうだった。
　
　
　
――オリンシス城近辺――
　
(　ﾟ∀ﾟ)「そのまま、先に城へ向かってくれ」
　
　太陽が出ている時間帯なら、もうオリンシス城の片影が見えているだろう。
　一刻かニ刻程度で、城には到着するはずだった。
　
　行軍中、その時機で部下を先行させたことに、理由はなかった。
　ただ、ふと空を見上げると、月がやけに美しく見えただけだ。
　どこかで腰を降ろして眺めてみようか、と思っただけだ。

132 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:40:06.65 ID:5dKjs8vMO

ヒャッハー

133 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:42:11.18 ID:Qic+ulwE0

[；＄ω＄]「どこかへ行かれるおつもりですか？」
　
　一時的に部隊長を務めている、カネニ＝メガクランダーの焦り声が自分を引き止めた。
　
(　ﾟ∀ﾟ)「ちょっとだけな」
　
[；＄ω＄]「おひとりでは……」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「心配されるようになっちゃ、ジョルジュ＝ラダビノードもお終いかもな」
　
　はっとしたようにカネニは頭を下げて、すぐさま城へと向かった。
　自分は馬首の向きを変えて、南へと駆けだす。
　ただ、オオカミ城に戻るわけではなかった。
　
　月影を引き連れたままニ里ほど走った。
　近頃は、風が強い夜でも、歯が震えて音を立てることはない。
　むしろ今日は、体を冷やしてくれるとさえ感じる。
　
　ただ、やはり木の葉がざわめくような夜は、好きではなかった。
　
　キョーアニ川の支流の畔で、水面上の揺蕩う月を見つめた。
　風が吹いて形が乱れると、今度は夜空を見上げる。
　こちらは変わらずに丸いままだった。
　
　長大なキョーアニ川は、夜でなくとも対岸の人が見えないほどの広さを誇る。
　しかし、地図にも載らないような支流は、ごくありふれた広さの川だった。
　水が澄んでいて、夜でも浅い底を確認できる。

134 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:43:03.76 ID:qYPEKYnOO

しえん

135 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:44:23.30 ID:eihza0yJO

（　ФωФ）かと思ったら目が＄だと…

136 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:44:33.58 ID:Qic+ulwE0

　履物を脱いで、足を水に入れた。
　長駆で汗ばんだ体が冷やされる。
　水を手で掬って顔に掛ければ、先ほどまでよりも更に月が美しく見えた気がした。
　
　畔に腰かけ、両手を支えにして空を眺め続ける。
　雲はないが、月が明るいため、星の光は陰っていた。
　あまりに眩い月の側では、一等星さえも霞んでしまうのだ。
　
(　ﾟ∀ﾟ)「…………」
　
　水を蹴り上げた。
　浮かびあがった水滴のひとつひとつに、また、月が宿る。
　それはやがて静かに、川へと帰っていった。
　
　いつしか空の月には目が向かなくなり、しばらく川面を見つめていた。
　揺らめきが絶えることはない。しかし、それも悪くない、と思えた。
　丸いだけで変化がないよりも、面白いかも知れない、と。
　
(　ﾟ∀ﾟ)「……ん？」
　
　川で眠る満月を揺らすのは、水の流れ。
　それと、髪を攫うような夜風。
　
　だが、巨大な漂流物ならば、月を丸ごと飲み込んでしまう。
　
(；ﾟ∀ﾟ)「……おいおい」
　
　ただの石や丸太なら、気にも留めなかった。
　水から足を上げて回避するだけだった。

137 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:46:00.14 ID:ApltdD06O

支援

138 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:46:19.48 ID:9uw5tXk5O

テラ久しぶり

139 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:46:57.68 ID:Rwnrc55RO

紫煙

140 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:47:38.20 ID:Qic+ulwE0

　だがむしろ、腰を上げて川に入らなければならない状況だ。
　流れて来ているのは、他ならぬヴィップ軍の大将だからだ。
　
(；ﾟ∀ﾟ)「おいブーン！ お前なにやってんだ！？」
　
(；＾ω＾)「お？」
　
　救援を求めている様子ではなかった。
　水の流れは緩やかであり、川底にも足はつく。
　だから危険はないと分かっていたが、それでも焦らされた。
　
(；＾ω＾)「ジョルジュさん、こんなところでどうしたんですお？」
　
(；ﾟ∀ﾟ)「お前が俺に聞くのか？」
　
(；＾ω＾)「ブーンはちょっと、川流れを……」
　
(；ﾟ∀ﾟ)「ハンナバル総大将と一緒のことすんなよ、びっくりするだろ」
　
(；＾ω＾)「おっ、すみませんお。なんか水に流されてると落ち着いて、考えがまとまるんですお」
　
(；ﾟ∀ﾟ)「理由まで一緒かよ……」
　
　二人で川から上がり、また畔に腰かけた。
　葉風の吹く音や、水流が足を掠めていく音。
　どれも戦場の喧噪とは程遠く、実に穏やかな空間だった。

141 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:47:43.92 ID:VxguTtnP0

支援

142 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:49:03.73 ID:/bAXhjakO

本当はリアルタイムで読みたいけど気持ち悪い信者を見て気分が悪くなる事必至なのでまとめで読むわ

143 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:49:18.69 ID:rsRdPMQY0

カネニメガクランダーｗｗｗ
支援

144 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:50:09.36 ID:6Sok6nCiP

支援

145 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:50:50.40 ID:Qic+ulwE0

(　＾ω＾)「それで……ジョルジュさんは、何をなさってたんですお？」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「ん？ 俺はただの月見だ」
　
(　＾ω＾)「……なるほどですお」
　
　深く、追究はしてこないらしい。
　ただ、釈然としないものは感じているだろう。
　それはブーンに限った話でもない。
　
　しかし、この大将に比べれば、自分の考え事などあまりに瑣末だ。
　何かしらブーンが秘め事を抱えているとしても、自分こそ深く追究するべきではない。
　もはや、妨げにしかならないだろう。
　
(　＾ω＾)「……ヒッキーさんのことは」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「ッ……？」
　
(　＾ω＾)「もう……あまり、思い出さないほうがいいと思いますお」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「……なんだ、お見通しなのか」
　
　ブーンは濡れた髪を梳いていた。
　垂れ下った前髪は、その瞳を覆い隠している。
　
(　＾ω＾)「ヒッキーさんは、きっとそれを望んでいないと思いますお」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「それくらい、分かってるさ」

146 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:51:16.05 ID:eCjM4nWPO

>>142
それは報告しないでもいいです

147 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:51:27.41 ID:ua3qBMglO

僕は死にま支援

148 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:52:52.10 ID:Qic+ulwE0

　そうだ、分かりきっている。
　ヒッキーの性格は、最も長く側にいた自分が一番、分かっているはずだ。
　だから、あいつのことを引きずるつもりはなかった。
　
　つもりは、なかったのに。
　
(　ﾟ∀ﾟ)「……俺は、あいつに言ったんだ」
　
(　＾ω＾)「……？」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「平和を得たヴィップが繁栄する様を、見ていてほしいと。
　　　　　ずっと、ずっと……その命が続く限り」
　
　今の自分は、薬の力で生き存えている。
　恐らく、戦えるのは次の戦までだろう。
　
　だからこそ、ヒッキーは死ぬべきではなかった。
　自分のほうが、あの場で討ち取られるべきだったのだ。
　
　なのに、ヒッキーは、討たれてしまった。
　自分のような男を助けるために。
　
(　ﾟ∀ﾟ)「俺が西塔の大将だったとき……ずっと、ショボンを疑っていたとき。
　　　　　本当は、ヒッキーを信じるべきだったんだと後で気づかされた。
　　　　　恐らくヒッキーも、それを望んでたんだ」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「そんなヒッキーに対する願いは、もしかしたら身勝手だったのかも知れねぇ。
　　　　　でも、守ってくれると思ってたんだ。
　　　　　あいつが、俺の命令に背いたことなんてなかったから」

149 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:53:07.34 ID:KEth3HZS0

ジョルジュに支援

150 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:53:19.98 ID:9/7qawSiO

久しぶりに会えた！！

支援

151 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:53:57.90 ID:Rwnrc55RO

おい大将ｗ
支援

152 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:54:14.50 ID:l+6bt4OAO

支援支援支援支援

153 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:54:59.19 ID:Qic+ulwE0

(　ﾟ∀ﾟ)「だが、最後の最後で……少し、裏切られた気持ちになっちまった。
　　　　　この思いさえ充分、身勝手なんだけどな……。
　　　　　だけどやっぱり、なんで守ってくれなかったのか、分かんねぇんだ」
　
　ずっと、それを考えていた。
　何故なのか、と。
　
　ヒッキーにとって自分は上官であり、身を守るべき対象だったのだろう。
　だが、それよりも前に下した命令を反故にされるとは思っていなかった。
　
　ヒッキーは有能な軍人だと、そう思っていたからこそだ。
　
(　＾ω＾)「……ヒッキーさんは、限りなく軍人でしたお」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「……？」
　
(　＾ω＾)「もしかしたら、最後の戦まで……ずっと、そうだったのかも知れませんお」
　
(　＾ω＾)「でも、最後の最後だけは、きっと武人だったんですお」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「ッ……！！」
　
　いつしか嫋々とした風が吹くようになっている。
　川面の月も、形を乱すことは、あまりなくなっていた。
　
(　＾ω＾)「軍人である自分を、かなぐり捨ててでも……守りたかったんですお。大切な人を」
　
(　 ∀ )「…………」

154 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:56:48.42 ID:ONVP6Yhj0

もうすぐで終わりなんだよな……
支援

155 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:57:14.64 ID:mpLAzjyTO

泣ける支援

156 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 10:58:24.02 ID:Qic+ulwE0

(　＾ω＾)「ヒッキーさんらしくない、とは思いますお。でも、ブーンはきっと、ヒッキーさんなら」
　
(　 ∀ )「いや……もう、いい」
　
　顔を伏せて、左手を突き出した。
　ブーンの言葉を封じるために。
　
(　 ∀ )「やっと、分かった……全部……だから、もういい」
　
(　＾ω＾)「……了解ですお。出すぎた真似でしたお」
　
　左手を、軽く横に振った。
　おかげで助かった、と声に出そうとしたが、上手く言葉にならない。
　きっと、鼻声になってしまうだろうからだ。
　
　しばらくすると、風は完全に凪いでいた。
　
(　ﾟ∀ﾟ)「……次の戦、俺は今までの全てを賭ける」
　
　空を見上げ続けていたブーンの視線が、自分に向いた。
　柔和な笑みの奥に、確固たる意志が見える。
　
(　ﾟ∀ﾟ)「何もかもを費やそう。そして、勝とう。
　　　　　俺を導いてくれ、大将。お前が信頼してくれるなら、俺は必ず戦を勝利に導く」
　
(　＾ω＾)「……はいですお」

157 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 10:59:30.50 ID:JQV+GhbB0

昨日はやる夫のやつがあったな。

158 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 11:00:38.98 ID:Qic+ulwE0

　次の戦が、全ての帰結ではない。
　だが、自分にとっては終結なのだ。
　
　そこに、迷いも苦しみはない。
　
(　＾ω＾)「ジョルジュさん、ブーンが次の戦で」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「？」
　
(　＾ω＾)「大事になると思っていることが、ありますお」
　
　長く戦から離れていたブランクは、埋めがたい。
　ただ、それだけが要因とは思えないほど、近頃のブーンを鋭敏に感じていた。
　
(　＾ω＾)「――――数字の、二と三、ですお」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「…………」
　
(　＾ω＾)「そのことに、ショボンが気付いているのか……気付いているとしたら、どう動いてくるのか……。
　　　　　　考えなきゃいけないことは、まだまだたくさんありそうですお」
　
　ブーンが、戦の展開をどこまで見据えているのか。
　それさえ、自分には分からない。
　
　しかし、構わないのだ、それで。
　自分はただ、戦うだけでいい。
　
　自ずと、結果はついてくるはずだ。
　
<ヽ｀∀´>「ブーン大将、ジョルジュ中将、ここに居ましたニカ」

159 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:00:40.50 ID:rwys5yd4O

お前を信じる俺を信じろ！

160 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:02:58.78 ID:wIvHYus90

ええい間空けすぎなんだよ！　たまには近況報告くらいしろよ！

大支援

161 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 11:03:14.42 ID:Qic+ulwE0

(　＾ω＾)「ニダーさん」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「ニダーか、どうかしたのか？」
　
　現れたニダーのＴが、ちょうど月と重なって見えた。
　鎚の先に、鉄球が付属しているかのようだった。
　
<ヽ｀∀´>「もう夜も遅いですニダ。話なら城でお願いしますニダ」
　
(　＾ω＾)「ご心配おかけしてすみませんお」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「わざわざ探しに来てくれたのか。すまんな」
　
<ヽ｀∀´>「ニダー。大層なことじゃないですニダ」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「しかし、随分と久しぶりな気がするな。実際、一年ぶりくらいか？」
　
<ヽ｀∀´>「ですニダ。お会いしたかったですニダ」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「北東の戦は、頑張ってくれたらしいな。
　　　　　最後の戦の前に顔を合わせることができて、何よりだ」
　
<ヽ｀∀´>「ニダニダ。みんなが最後まで生き延びれたら最高ですニダ」
　
　そのニダーの言葉に、頷くことは、やはりできない。
　微妙な笑みを返すより他なかった。

162 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:04:31.39 ID:/49pmtJjO

支援

163 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:05:22.44 ID:rsRdPMQY0

しえん

164 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:06:04.20 ID:J8D7MxpcO

追いついた 支援

165 名前：第112話 ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 11:06:16.44 ID:Qic+ulwE0

(　＾ω＾)「さぁ、戻りましょうお。戦が始まりますお」
　
(　ﾟ∀ﾟ)「あぁ」
　
　戦が、始まる。
　最後の戦が。
　
　その緒戦は、ブーンとショボンの直接対決で、幕を開くのだ。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　第１１２話　終わり
　
　　　　　〜to be continued

166 名前：u505237.xgsfm3.imtp.yokohama.mopera.net：2009/05/04(月) 11:07:31.03 ID:rxmZh6Lk0

続く

167 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:07:34.55 ID:Kmfc43EW0

おつかれさまー

168 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:07:38.03 ID:CrjtwGWnO

日中にキター


支援

169 名前： ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 11:07:55.15 ID:Qic+ulwE0

第112話は以上です、ありがとうございました

間隔が長く空いてしまい、お待ちいただいている方々には申し訳ない限りです
今回は時期的に時間が取れなかったのと、諸々の事情が重なって遅くなってしまいました

近況は自分のブログもしくはブーン芸VIPさんの掲示板で時折報告しています
よろしければそちらをご覧下さい

170 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:08:00.68 ID:eihza0yJO

乙でした！

171 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:08:00.63 ID:SPdNzQBUO

乙〜

追い付いたと同時に終わった

172 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:08:10.71 ID:ONVP6Yhj0

乙おつオツホント乙

173 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:08:50.83 ID:GhyOcOJjO

あれ？短くね？

174 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:08:57.23 ID:ApltdD06O

作者乙おつ！！

175 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:09:27.97 ID:iQD6a+EHO

乙

176 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:09:52.42 ID:rsRdPMQY0

乙！

177 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:10:31.68 ID:0pM2WTVKO

次で決戦か。
( ^ω^)の秘策はどうなったんだろう。
気になる

178 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:10:51.19 ID:ZOB9pnFvO

いちもつ

179 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:10:52.42 ID:C9nGP+Jx0

カネニ＝メガクランダーはいい名前だ。

180 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:11:54.94 ID:KEth3HZS0

作者さん、
カネニ＝メガクランダーの過去についてくやしく。

181 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:12:16.24 ID:IT6R/LsYO

乙

182 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:13:26.29 ID:BId47VCPO

乙です

183 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:13:58.90 ID:Vj+VrJbg0

乙

184 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:14:27.32 ID:cuDX73KdO

乙
いつまでも待つから、完結の確約だけしてくれればいいよ
マイペースでがんばって

185 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:14:31.84 ID:C9nGP+Jx0

>>180
横レスだが、おそらく金にめがくらんで
[；＄ω＄]「売ります。刀を売って妻へのプレゼントに買ったこのかんざし、売ります」
とか本末転倒なことをして嫁さんに「なにやってんの・・・なにやってんの・・・！！」って
怒られて軍を志願。その後も時々金に目がくらんだりする。

186 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:14:47.21 ID:qYPEKYnOO

乙

187 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:14:57.04 ID:J8D7MxpcO

乙

188 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:15:27.37 ID:myUFY0QDO

乙

189 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:16:08.82 ID:V+L9vhYuO

>>1
この時をずっとまってたよ！乙！

190 名前： ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 11:16:22.85 ID:Qic+ulwE0

>>180
元々は[ ＾ーﾟ] ←こんな顔をしてた清廉な青年だったのですが、
国軍兵士の給料の多さにビックリしてあんな顔になりました
ただ、カネに関するトラブルは一切起こしてないので大丈夫です

191 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:18:22.35 ID:42iD0A3cO

お疲れ

192 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:19:28.65 ID:FcY1ntKSO

作者超乙


聞きたいんだけどカルリナがここまで戦況知ってるならアルタイムが死亡濃厚な行方不明になっている事も知ってる？

193 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:19:37.56 ID:CpnFWYBqO

あとちょっとで
投稿中遭遇だったのに…
おしかった…(;_;)

194 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:19:48.15 ID:KEth3HZS0

>>190
即レス感謝です！
兵士は顔が変わるほどお金貰ってるのか〜。

195 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:19:53.17 ID:sipMdYr7O

乙でした

196 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:20:43.01 ID:eihza0yJO

メガクランダーいいキャラすぎだろｗｗｗｗｗｗ

197 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:21:36.43 ID:1awatS4fO

本物きたああああ支援

198 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:21:52.71 ID:LdThdpS/0

最高乙

199 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:22:10.75 ID:C9nGP+Jx0

>>190
なにぃッ！？

200 名前： ◆azwd/t2EpE ：2009/05/04(月) 11:22:26.34 ID:Qic+ulwE0

>>192
あー……触れそびれましたね……
状況的に考えて、もう知ってます
次の登場シーンで触れます

201 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:23:20.42 ID:FcY1ntKSO

>>200
早レスありです！
次回wktk

202 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:25:19.72 ID:FrQ5ZtIc0

乙です・・・乙なんです＞＜

203 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:26:42.29 ID:twOYrqfyO

トータルウォーで再現したいな

204 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:27:42.50 ID:M27koz2j0

乙お
ところで、今立ってる某やる夫スレをどう思う？

205 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:32:06.33 ID:mpLAzjyTO

乙

206 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:32:17.03 ID:ua3qBMglO

次回も期待してるんだからね

207 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:32:51.89 ID:fdSp4YE+O

乙！
いつまでも待ってるから頑張ってくれ！

208 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:33:57.01 ID:I4vsS38i0

いつもいつも乙です。
次もがんばってください

209 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:34:02.02 ID:zKIX7N1b0

乙！

210 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:38:15.51 ID:Rwnrc55RO

激しく乙

211 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:39:20.28 ID:mfymDcFAO

作者乙！
次の投下はいつ頃になりそうな感じ？

212 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:42:54.78 ID:EtB/RlMsO

わあぁ来てた！
超乙です！

ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_085.png

とりあえず腕なくなってもモララー生きててよかった……！
ビロードお疲れさま！
また次回期待して待ってます

213 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:45:12.66 ID:58QxGu7SO

記念にオナニーって書き込んでおこう

214 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:56:25.37 ID:fnCwAIDLO

次はいつ頃になるんですか？

215 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 11:59:52.45 ID:SLtLScgpO

乙だよ−

216 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 12:06:58.57 ID:oWDWeJdyQ

なあ、分離型って片方壊れたら確か使えなく…

でも問題ないって…

217 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 12:08:55.98 ID:umrVuz26O

ダイオードのランクはどれぐらいなのよ

218 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 12:09:34.87 ID:rsRdPMQY0

>>216
何本かZを作らせてたんじゃなかったっけ？

219 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 12:09:45.08 ID:8iBXifRAO

乙

220 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 12:13:13.12 ID:C9nGP+Jx0

>>216
凄み

221 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 12:19:10.69 ID:d8ziFwe2O

乙乙

222 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 12:39:07.13 ID:rfrPXIZ/O

乙

223 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 12:43:17.31 ID:jInfrysCP

いやー、相変わらずおもしろいねえ

224 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 12:53:15.71 ID:OuQ+9kEFO

まだ終んねーの？さっさと終らせてくれないと読めないんだけど

225 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 12:59:10.40 ID:16mJcIK9O

アルファ素晴らしい

226 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 13:20:15.58 ID:f17+nxOG0

いい加減パー側でやれよ

227 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 13:26:29.76 ID:ZyAifvLeO

おぉ…続ききてる…お疲れ様です(｀o´)

228 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 13:34:12.69 ID:uq5B5+ZAO

（｀ェ´）

229 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 13:34:37.28 ID:gBYXPFyOO

どうせ、またしばらく投下しないんだから妄想現実みたいにしたらばか避難所でやれよカス

230 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 13:36:54.14 ID:0xQUnWqgO

乙

231 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 13:37:07.06 ID:/Sa9JPum0

段々湧いてきたな。今日は人少なくて良いなと思ってたんだが

232 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 13:39:49.18 ID:DwxneekrO

やっとか、楽しみにしていたW
支援

233 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 13:47:06.39 ID:DmYQFGmN0

来てたか読むほ

234 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 13:50:55.60 ID:F/1/T2hWO

ぼくの股間のアルファベットもJの壁を越えそうです＾ｑ＾

235 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 13:53:15.32 ID:uq5B5+ZAO

包茎手術でもするのかよ

236 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 13:54:15.91 ID:Yemr9l3yO

俺今日誕生日なんだが、最高の誕生日プレゼントだった(｀・ω・´)


作者ありがとう！

237 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 13:56:06.85 ID:yceJzxStO

乙

238 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 13:59:54.42 ID:8LeD6krj0

乙ー！

239 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 14:15:17.29 ID:uq5B5+ZAO

乙

240 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 14:16:18.65 ID:ZSL8BbtQO

うわああああきてたのか！今から読む！

241 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 14:25:50.88 ID:2ZQaYpe8O

乙

おかげで最高の誕生日になったよ、ありがとう

242 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 14:39:59.56 ID:D71pHo/FO

>>216
分離した片方が壊れたけどもう片方あるから問題ないんじゃなくて、Ｚ自体が壊れたけど、予備のＺがまだあるから問題ない

243 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 15:18:50.84 ID:16mJcIK9O

ほ

244 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 15:41:39.13 ID:5TWzej3E0

投下終わってただと……

乙

245 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 16:03:42.86 ID:VURKEnpK0

はいはい釣りおｔ・・・
なん・・・だと・・・

246 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 16:05:09.84 ID:tFHli7WvO

ビロード・・・

247 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 16:05:49.76 ID:0hxsqA9lO

やっときたか

248 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 16:12:47.06 ID:BGKtnx+TO

乙！！！
次も楽しみにしてる

249 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 16:18:35.87 ID:HxbMmSDgO

乙

250 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 17:05:42.87 ID:HcwpUIAeO

よむほ

251 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 17:42:30.50 ID:735fY0nP0

乙
>>241
おめでとう

252 名前： ◆dXirDitq42 ：2009/05/04(月) 18:05:56.06 ID:LgYmEwRiO

>>2
2GETの偉業を達成
酉つけとくわ

253 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 18:17:55.77 ID:uq5B5+ZAO

（｀ェ´）

254 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 18:27:46.39 ID:22ZBIz/I0

うわぁ・・・

255 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 18:30:21.30 ID:5/Dl+pAlQ

あんまり伸びないんだな

読むほ

256 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 18:54:53.64 ID:dFBy0MQtO

よむほ

257 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 18:57:45.70 ID:9sAdDerf0

本物来てたのかよ！

258 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 19:09:07.34 ID:o3xqmXlG0

うわあああああああああああ初リ・アルタイムだあああああ
支援支援

259 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 19:10:14.92 ID:KbqXdJbMO

しえん！

260 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 19:11:55.60 ID:sipMdYr7O

7時間以上前に終了してるよ

261 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 19:19:23.09 ID:RCINRaDkO

カオスｗ

262 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 19:42:40.25 ID:49UEP3lfO

そういえば同棲の話、あれほんとなの？

ほんとならお幸せに！

263 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 19:57:28.41 ID:jQ+v8mTH0

乙

264 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 20:07:02.65 ID:9FoXl2Ee0

初遭遇…じゃなかった

265 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 20:07:11.32 ID:QHBpkuBDO

よむぞ―！

266 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 20:07:47.61 ID:+qSsycAU0

おまえら相変わらずだな　気持ち悪いよ

267 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2009/05/04(月) 20:22:30.34 ID:uq5B5+ZAO

ほ