('A`)と( ^ω^)は異世界でもう一度出会うようです
- 1 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 21:45:08.44 ID:UfRtrXAt0
- 例の計画のために投下は見送ろうと思ってましたが、
今日までに投下するとか言っちゃいましたし…とりあえず、
けじめとして、一つ、しておきますです。
まろめさん
http://hebiya.blog40.fc2.com/blog-entry-7328.html
http://boonsoldier.web.fc2.com/mouitido.htm
- 2 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 21:51:32.35 ID:UfRtrXAt0
- あ、あと一応、今回に限ってはこっちも・・・
http://hebiya.blog40.fc2.com/blog-entry-3723.html
http://booooonovel.web.fc2.com/allstar/roundworld3.html
- 3 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 21:52:06.63 ID:UfRtrXAt0
- 第26会 「萃夢想」
( ゚∀゚)「そうか……神教国の管理者が、死んだか…」
(´・ω・`) 「はい」
( ゚∀゚)「んで、しかも殺ったのは、あの大将の姉ちゃん…と」
(´・ω・`) 「…………はい」
あれから、無事に帰ってきた二人を待って、僕らは村長の家に集まった。
まず話すべくは、神教の管理者、セントジョーンズについて。
ドクオはその名を聞くなり、食い入るように聞いていたが、
死んだという事を知ると、何故か呆然としてしまった。
(;'A`)「死んだ……あの人が」
(;^ω^)「え、もしかして…知り合いだったり…?」
('A`)「……いや、そうじゃない、けど…」
( ^ω^)「……けど?」
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:53:05.71 ID:/hs0BXG/O
- 釣りスレじゃない、だと…?
待ってたぜ作者、おかえり
- 5 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 21:54:21.45 ID:UfRtrXAt0
- ('A`)(俺………結局、顔をあわせる事さえ無かった…)
( A )(………ギコさん…俺…)
大事な人たちが、あんな酷い目に会ったのは、あいつらのせいだ。
みんな、あいつ等が元凶だ、全てを壊したんだ、奴等が。
だから俺が、仇を討たなきゃいけない。
俺は、みんなの意思を背負うのだから、俺がやらなきゃいけない。
…そう思っていた、思っていたのに。現実は…これだ。
('A`)(俺の、勝手な使命感、だったのかな)
世の中は何時だって、俺の居ない場所でも、平気で時間を進めてしまう。
そこには、ドラマなんていう、都合のいい物は存在しなくて。
いつも俺は、自分の不甲斐なさを悔やむばかりだ…。
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:55:33.52 ID:W/N5pQn1O
- ちょうど二年か。おめでとう、と言って良いのか悪いのか……。
とりあえず、wktk。
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:55:34.29 ID:BGH9xWGeO
- しえん!
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:56:06.06 ID:kDK8bSaKO
- ありがとう、ずっと待ってた、ありがとう
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:57:01.96 ID:KRjJSzBC0
- お前が自分からスレを立てるとは・・・
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 21:57:57.39 ID:W/N5pQn1O
- 今回でとうとう合作に追いつくんだろうか。
- 11 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 21:58:01.78 ID:UfRtrXAt0
- あっさりと、本当に拍子抜けするくらい、敵討ちの一つは終わりを告げて。
よく聞く、正義も悪もない、立場が違うだけというのが見に沁みる思いだった。
('A`)(けど……これが、戦争をしているってことか)
なら、俺のしている事は何なのだろう。
そもそも、俺が戦うことを決めたのは、クーの為だった。
あの、出会った頃とはまるで違う、弱々しい彼女を見て、俺は思ったから。
このままじゃ、いけないって。
このままじゃ、クーはいつかきっと、今を後悔する。
だから俺は……俺も、変えたいと願ったんだ…この世界を。
そうしたら、また、いつかの様に笑って。
そして、いつの日か、もう一度……。
思い返すのは、通りを行く彼女と、次々に挨拶を交わす人々の姿。
失くしてしまった、今は懐かしき、あの情景。
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 22:00:22.80 ID:OxS3Fu1UO
- 本物かw
支援
- 13 名前:>>9 ('A`)トーチャン・・・ ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 22:01:38.05 ID:UfRtrXAt0
- ('A`)(……)
( ^ω^)「…どうしたんだお?」
('A`)「……ブーンはさ」
(;^ω^)「お?」
('A`)「……仇討ちって、どう思う…?」
(;^ω^)「ど、どうって………うーーーん……」
(;'A`)「…いや、ごめん、やっぱいいや、忘れてくれ」
(;^ω^)「……お、そうかお?」
('A`)(……)
何となく、ブーンが言いあぐねた理由が、わかる気がした。
多分だけど、そんな事はやめた方がいい、と思っているんだろう。
だけど、事情を知っていながら、そんな気安いことは言えなくて、躊躇した。
- 14 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 22:03:19.19 ID:UfRtrXAt0
- それは分かる、わかってはいるんだ……だけど。
今でも、鮮明に思い出せる、あの日々が。
短かったけど、色々な事があった、あの国で過ごした時間が。
今でも、気が遠くなるくらい、忘れられない……。
( A )(だから俺、これを越えなきゃ……前に進めない)
そうして溜め込んだのは、やり場のない憤り。
自分でも気付かぬまま、もう一人の仇への思いばかりを、募らせていった。
……。
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 22:03:45.64 ID:kDK8bSaKO
- 支援
- 16 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 22:06:48.28 ID:UfRtrXAt0
- ( ^ω^)「じゃあ、結局ショボも接続者だったのかお?」
(´・ω・`) 「そうだったみたい」
(;^ω^)「だったみたいて」
話は続き、やがて本題である、ショボと神具についての話になった。
まず聞いたのは、ショボは次元接続者であるという事。
ちなみに次元接続とは、僕らをこの世界に召喚した、接続能力のことで。
聖剣…つまりフレイの管理者となる条件が、それであると言うのだ。
( ゚∀゚)「なら、例の勇者さんも、そうだったってのか?」
(´・ω・`) 「だと思います」
この村の生活形態は、僕らの世界とよく似ている。
そして、それを伝えたのはシャキンという人だ……ならば。
と言っても、果たして彼が、僕らと同じ世界から来たのか、
はたまた、次元接続によって知ったのかは、わからない。
だけど、そう考えるのが、一番つじつまが合う気がした。
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 22:08:31.39 ID:axmyKXLl0
- まさかこっちが先に来るとわ
- 18 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 22:09:27.32 ID:UfRtrXAt0
- ζ(゚ー゚*ζ「けど、確かに…最初から変だな、とは思ってたんです」
/ ,' 3 「そうじゃな……確かに、今までを省みれば、
知っていなければできぬ行動を、お主は取っていたのぅ」
(;^ω^)「やっぱりこう、未来が見えていたのかお?」
(´・ω・`) 「そういう感じでは無いかな……こう、断片的な映像があって、
気付くと、それが記憶に混ざっていて……」
(´・ω・`) 「そう、デジャヴみたいに、ふと思い浮かぶ感じ」
次元接続は、いわば、世界そのものに接続する代物だ。
そこには膨大なまでの情報があり、ショボはその一部を視ていた。
けどそれは、正確には未来予知の類じゃあない。
今、こうしている間にも流れていく、世界の状況を知るという事は、
そこから導き出される予想、言うなれば未来予測を視ていた、という訳だ。
( ^^ω)(まあ……お前に話しても無駄か…)
(;^ω^)(し、失敬な……まあ、日本語でおkですけども……)
- 19 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 22:12:15.32 ID:UfRtrXAt0
- ( ^ω^)「…でも…」
以前、ドクオが一度もとの世界に戻った際、接続が使えなかったように、
向こうの世界では、接続の力は使えない。
ならば、今の瀬川の説明もおかしくなるんじゃ…。
ζ(゚‐ ゚*ζ「それで…これは多分、なんですけど……」
ζ(゚‐ ゚;ζ「ショボンさんが接続を行使した時……
私はこう、なんというか、酷いノイズみたいなのを感じたんです」
从 ゚∀从「ノイズ……か、なるほど、接続に歪ができちまったんだな?」
(;^ω^)(ひずみ……? ひずみさん…? 誰だ……)
ζ(゚‐ ゚*ζ「そして、それはきっと、向こうの世界に居る時にも……干渉します」
(´・ω・`) 「……ああ、そうか…そういうことか」
(;^ω^)「え、どういうこと?」
- 20 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 22:15:34.90 ID:UfRtrXAt0
- 从 ゚∀从「要は、お前らが来るより以前にも、次元接続は行われていて、
んでその度に、一時的にとはいえ、世界が繋がっていた」
从 ゚∀从「その結果、不完全ながらも接続の力が発現しちゃった、と」
(´-ω-`) (そういえば……一番最初に変なのが見えちゃったのも、
確かちょうど、7年前くらい…だったかな……)
( ^ω^)「なら、今でも見えてるのかお?」
(´・ω・`) 「いや、もう見えないよ…今はもう、剣と完全に接続しちゃってるからね」
(;^ω^)「ああ、フレイかお? ていうか、あれも何なんだお?
神具の能力を無効化、みたいなこと言ってたけど……」
(´・ω・`) 「んー……まあ、話すとちょっとややこしいんだけどね」
- 21 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 22:18:15.48 ID:UfRtrXAt0
- まず、神具が与える能力にも、大まかにいくつかの種類がある。
一つは。
レーヴァテイン…ドクオが持つ、あの炎の剣のように、
神具そのものが特殊な力を持っているタイプ。
( ^^ω)(ツンって奴が使ってた剣も、これだな)
(;^ω^)(ああ、あの刃が増えるやつかお……)
次に、ガラティンなど、ブーンが持つ神具のように、
管理者の身体能力を上昇させるタイプ。
( ^^ω)(モララーの剣も、これに当てはまるな)
( ^^ω)(そして最後に、契約型だ)
(;^ω^)(契約型?)
- 22 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 22:20:27.70 ID:UfRtrXAt0
- ( ^^ω)(そうだ、まあ呪いとか、奇跡、または概念武装とも言えるな)
かつて存在した、黄金の神具、エクスカリバーと、その鞘が良い例だ。
あの二つには、それぞれ。
剣を持ったものは、疲れることを知らない。
鞘を持ったものは、決して血を流さない。
といった、呪いめいた契約がかけられていて、
文字通り、それを振るう管理者は、まさに不死者となって戦っていた。
ζ(゚ー゚;ζ「今はもうありませんけど……ミストルテイン、
私が持っていた、神具殺しの木もそれになります」
あれには、"この木で攻撃した神具を破壊できる"という契約がかけられていた。
しかし、その条件を果たさなければ、神具もただの木に成り下がり、
……いとも容易く、打ち砕かれるという結果に終わった。
(;^ω^)「って、その条件って、なんかむちゃくちゃじゃないかお?」
ζ(゚‐ ゚*ζ「…はい、どこからこっちの攻撃と見なされるか、とても曖昧なんです、
ですから、相手が止まっている状態じゃないと使えない物でした」
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 22:21:32.81 ID:/hs0BXG/O
- 支援
- 24 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 22:22:23.93 ID:UfRtrXAt0
- (;^ω^)「じゃあ、戦ってる最中には到底……」
ζ(-、-;ζ「ええ、でもまあ、問答無用で神具を破壊できちゃうわけですから、
それくらいのリスクは、しょうがないのですけどね…」
(;^ω^)「それは…確かに」
ζ(゚ー゚*ζ「けど、フレイは……その中でも、特別みたいです」
(;^ω^)「お? ていうと…」
(´・ω・`) 「…まあ、分かりやすく言えば、今話した契約の無効化だよ」
( ^ω^)「じゃあ、わかりづらく言うと…?」
(;´・ω・`) 「うーん…詳しくは聞かないほうがいいと思うよ?」
(;^ω^)「ま、まあ一応……今もこれほら、おさらいですし」
(;´・ω・`) 「じゃあ、一応……おさらいじゃ、しょうがないね」
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 22:23:43.53 ID:UfRtrXAt0
- (´・ω・`) 「この剣にかけられた契約は、勝利、なんだけど、
そんな定義は人それぞれだし、凄まじい曖昧さでしょ?」
(;^ω^)「うん……で、それがどうして無効化に…?」
(´・ω・`) 「どうやら、これ曖昧な分、あらゆる事象に対応しちゃうみたいでさ」
例えば、向こうが必中の契約を持っていたとする。
しかしこっちは、勝利、という契約があるため、概念同士がぶつかる事になる。
その結果、双方の効果が薄まることになり、無効化現象が起きる、のだそうな。
(;^ω^)「つまり…図にすると…」
三(必中の心)(負けない心)三
(;^ω^)「んでこれが、ぶつかりあって、ティウンティウン、と…?」
(;´・ω・`) 「まあ、間違っちゃいないけど…相変わらず凄い例えをするね…」
- 26 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 22:25:26.36 ID:UfRtrXAt0
- (´・ω・`) 「ってことで、そんな所かな…わかった?」
( ^ω^)「あまり」
(´・ω・`) 「ぶち殺すぞ」
川#д川「そうじゃそうじゃ! シャキンさまを困らせるでないぞ!」
(;^ω^)「って村長さん…いつのまに…」
(;´・ω・`) 「だから、僕はシャキンじゃないってば…」
川*д川「何を仰いますやら、フレイを従えるあなたこそ、
まさにシャキン様の再来じゃ!」
そう、村長ふくめ村の人たちは、管理者になったショボを見て、
すっかり、勇者の再来だと舞い上がってしまったのだ。
川*д川「さささ、祭りの支度は済んでますゆえ、外の方へ!」
(;´・ω・`) 「わ、と、行きます、行きますから引っ張らないで」
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 22:27:35.68 ID:BGH9xWGeO
- 支援
- 28 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 22:27:40.87 ID:UfRtrXAt0
- 川 ゚ -゚)「このあいだもやっていたのに、またやるのか」
从 ゚∀从「いんじゃん? 楽しそうだから……って」
ζ(゚ー゚*ζ「ブーン様、私たちも行きましょう」
( ^ω^)「おっお、そうしよ」
从#゚∀从「まてまてぇーーーい!! 抜け駆けはゆるさーーーん!!」
ζ(゚ー゚#ζ「ちぃ!!」
(;^ω^)「何でただ外出るだけなのに張り合うんだお……」
こうして、皆、村長の家から出て、楽しげな声が響く中に混じっていった。
壁を挟んで聞こえてくる喧騒は、どこか遠く聞こえる。
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 22:27:43.31 ID:u6uulPwz0
- 支援
- 30 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 22:30:12.09 ID:UfRtrXAt0
- そんな中、荒巻は椅子に腰掛けたまま、目を閉じ思い馳せ。
ジョルジュは壁際で腕を組み、ただ静かにそこへ佇んでいた。
/ ,' 3 「……混ざってこんのか?」
( ゚∀゚)「じじいこそ、何してんだよ」
/ ,' 3 「わしはもう歳じゃからのぅ、傍観じゃ」
_,
( -∀-)「……はっ、んなタマかよ」
どちらも、互いを見ることなく、ぶっきらぼうに言葉を投げると、
それきり黙り込み、聞こえ始めた音楽に身を任せた。
/ ,' 3 「……あの子らは、変わったのぅ……」
_,
( -∀-)「……」
( ゚∀゚)「そうかもな…」
/ ,' 3 「日陽の一件、まだ、そう癒えてもなかろうに…」
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 22:31:17.60 ID:kDK8bSaKO
- 支援だ
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 22:31:38.17 ID:Osv7JqGN0
- 久々にVIPに来て久々に遭遇
これは支援
- 33 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 22:33:25.85 ID:UfRtrXAt0
- それでも、そんな素振りすら見せず、
今もこうして、前を向いて生きている。
きっと、自覚はないだろう。
しかし、ここまでの旅を続けてきたからこそ、
戦いの強さではなく、人として、芯の強さを得た。
今は流されてばかりでも、やがては。
/ ,' 3 「いつの間にか、頼るべき仲間となったか」
/ ,' 3 (……あの子らがこの世界へ来たのも…運命じゃったのかもしれんのぅ)
特別な存在である、という事を、意識せずには居られない。
しかし、今はただ……彼らが歩む明日に、幸ある事を願うばかりなのだった。
……。
- 34 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 22:37:20.62 ID:UfRtrXAt0
- ………。
夜の隙間を埋める、沢山のちいさな光点。
満点の星空、とはよく言ったものだ。
その時、流星が夜空を裂いた。
しかし、流星は空を横切ることなく、地上へと向かった。
やがて、光が山の彼方に落ちると、一際強い光を放ち、
浮かぶ雲までも照らし、すぐさま消え去った。
そして、光が消えた先には―――――。
……。
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 22:39:41.16 ID:kDK8bSaKO
- 支援
- 36 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 22:41:52.80 ID:UfRtrXAt0
- 翌日、僕らは朝もはよから村長さんに呼び出された。
なんでも、急に思い出したそうなのだが、
この地には、もう一つ、神具が眠っているとか何とか。
(´・ω・`) (賢者の石、か……)
( ^ω^)「んで、その場所って遠いのかお?」
川д川「いんや、歩いても半日程度じゃないかの」
( ゚∀゚)「ふーん……じゃあ、ちょっと見に行ってみるか?」
('A`)「そうですね、気になりますし」
( ゚∀゚)「うし、決まりだな!」
そして、あまりぞろぞろ連れ立ってもしょうがないし。
何より危険かもしれない、というわけで、早速、僕らだけで向かうことになった。
だが、この時の僕らはまだ、気付いてはいなかった。
半日程度、なんていうのは全くのでたらめだった事と、
その会話を、こっそりと盗み聞きしていた、デレの存在に……。
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 22:44:18.44 ID:Osv7JqGN0
- しえn
- 38 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 22:44:25.04 ID:UfRtrXAt0
- ,
wwヘ√レvv〜──wwヘ√レvv〜─wwヘ──────────・・・・・・……
- 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 22:45:29.41 ID:5uCJEClFO
- また釣られた作者がいるかと思えば、自分で立てたスレだと…………
支援
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 22:48:19.97 ID:kDK8bSaKO
- しえん
- 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 22:50:09.71 ID:a1KYmG+kO
- 支援しておこう
ずっと読んでるが、遭遇はかなり久しぶりだ
- 42 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 22:50:25.52 ID:UfRtrXAt0
- という感じで>>2に入りますね、何と言うか、もうあれです
当時との構想の違いというものを見つけてニヤニヤしてくだちい、ついでにちょっと
_ ∩
( ゚∀゚)彡 きゅーけい!きゅーけい!
( ⊂彡
| |
し ⌒J
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 22:51:37.55 ID:7tnmfhx2O
- お帰り。
支援
- 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 22:54:44.26 ID:vw5HPJzDO
- ケータイから失礼
待ってました
支援します
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 22:55:28.37 ID:kDK8bSaKO
- ここから合作か…いいな
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 22:55:45.33 ID:X/PBzK/P0
- 来てたwww
支援
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:09:04.92 ID:6tNQB1M0O
- ここで遭遇するとは…
支援
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:12:49.20 ID:n1Uj6iKdO
- 合作なげー
ばかばかまんこ
- 49 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 23:29:32.64 ID:UfRtrXAt0
- _
( ; ゚д゚) ハァハァ
し J
| |
し ⌒J
_
(;゚∀゚) ニコッ!
し J はじめますね
| |
し ⌒J
- 50 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 23:30:15.62 ID:UfRtrXAt0
- 遠い空から、柔らかな日差しが辺りを照らして、
そんな輝きの中に溶けるように、小さな光の粒がひらひら落ちていく。
( ゚∀゚)「やれやれ、行っちまったな」
(´・ω・`) 「……そうですね」
('A`)「探し物、見つかるといいけど」
( ^ω^)「きっと大丈夫だお」
光が消え去ったのを確認して、ジョルジュさんが呟いた。
僕らもそれぞれ、感慨深い思いで、それに応えた。
_,
( -∀゚)「しっかし、内藤よぉ……お前も言うようになったじゃねえか」
(;^ω^)「え……いや、あれはその…」
(´・ω・`) 「まあ、ブーンが臭いこと言うのは、昔からだけどね」
(;^ω^)「……」
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:30:20.90 ID:5uCJEClFO
- 合作読み直したらwktkが止まらなくなった!
黒と白が衝突した瞬間、間違いなく主役はドクオからブーンへと変わったと思うと同時なにか熱い物が溢れ出てきたぞぃ!
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:30:31.99 ID:hrMkFilh0
- wktk
- 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:31:46.24 ID:5uCJEClFO
- wktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwktk
- 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:32:51.35 ID:u6uulPwz0
- wktk
- 55 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 23:33:42.83 ID:UfRtrXAt0
- ('A`)「……でも、俺も、その通りだと思うよ」
(;^ω^)「臭いのが!?」
(;'A`)「いや、そっちじゃなくて」
('A`)「自分を犠牲にしたんじゃ、駄目だって言うのが…さ」
(;^ω^)「うん……けど、あれは、ある人の受け売りなんだお」
がむしゃらにやれ、と教えてくれた、あの人たちの。
そして、ずっと考えてきた、英雄の在り方。
自分を犠牲にしてでも、僕らを助けようとしたジョルジュさん。
その姿は、確かに、英雄と呼ぶに相応しかったかもしれない。
だけど……もしあのまま、死なせてしまっていたら、
僕はきっと、自分を許せなかっただろう。
だから、やっぱり、そんなのは間違ってる、今は迷わずそう思える。
少しわかってきた気がする、誰かを救うっていうのが、どういう事なのか。
- 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:34:33.16 ID:Osv7JqGN0
- おっと、支援の時間か…
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:35:01.01 ID:5uCJEClFO
- 支援
- 58 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 23:37:10.23 ID:UfRtrXAt0
- 自分の目指したいもの。
守る事と、救う事、似て非なる、その違いを。
忘れぬよう、僕は拳をにぎって、あの日のように強くねがった。
……。
(´・ω・`) 「ところで、その腕、ほんとに平気なんですか?」
( ゚∀゚)o彡゜「ん? ほれ、もうこの通りだ」
(;'A`)「…でも、もうあんな真似しないでくださいよ」
(;^ω^)「そうだお、ていうか次は絶対にとめるお」
_,
( ゚∀゚)「はいはい…けどまあ、その心配には、及ばないんだなこれが」
そう言って笑うと、ジョルジュさんはおもむろに、
懐から何か、金属的なものを取り出した。
- 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:38:08.32 ID:5uCJEClFO
- しーえん
- 60 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 23:38:42.62 ID:UfRtrXAt0
- (;^ω^)「え、これって……」
(;'A`)「手甲……? もしかして、盗まれていたっていう、あれですか?」
( ゚∀゚)「ああ、モララーの野郎が落としていきやがった」
(;´・ω・`) 「ああ、倒したから……」
(;^ω^)「ドラクエかよ……」
とにかく、この手甲があれば、神具使用時の衝撃にも耐えられる。
それはつまり、あの凄い技だって、使い放題ってことになるわけで…。
ジョルジュはレベルがあがった! テテテッ テッテッ テーーン!
ぼうぎょ が 5 あがった!
神雷 をおぼえた!
ってな感じで、何にせよ、頼もしい限りだ。
- 61 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 23:42:39.61 ID:UfRtrXAt0
- それから、ふたたび陸船に揺られること、数時間。
ようやく皆が待つ、エッダへと無事に帰還したのだ。
だが。
('A`)「……あれ?」
(;゚∀゚)「なんだぁ? 出迎えか?」
村が見えてくると、何だか、人だかりが出来ていることに気がついた。
しかし、どうも様子がおかしい、待っているというより、あれは…。
ζ(゚Δ゚liζ「お兄ちゃん!! 大変、大変なの!!」
船を停めると、駆け込んできたデレが、ジョルジュさんにしがみついた。
(;゚∀゚)「うお!? な、なんだ! どうした!?」
ζ(>Δ<liζ「だから大変なの!!」
_,
(;゚∀゚)「おい落ち着け、マジで、何があった」
- 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:42:52.47 ID:u6uulPwz0
- 支援
- 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:43:21.69 ID:5uCJEClFO
- ちょwwwww支援
- 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:47:22.35 ID:Js4chebGO
- なんか下手になった?前より読みづらいしわかりにくくなってる気がする
- 65 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 23:47:51.91 ID:UfRtrXAt0
- (;^ω^)(何だろう……いい予感はしないけど……)
( ^ω^)(って……あれ?)
从 −从
(;^ω^)(ハイン……?)
珍しいな、こういう状況だと、いつもなら一緒になって騒いでいるのに。
とか思ってたら、険しい表情でクーが一歩前にでて、その重い口を開いた。
川 ゚ -゚)「……つい先ほど、報せが届いた」
(;'A`)「報せって…どこから?」
川 ゚ -゚)「わからない、けど、世界中に触れ回っているらしい」
_,
( ゚∀゚)「んで、内容は?」
川 ゚ -゚)「それがな……」
川 ゚ -゚)「……日陽、湖鏡、神教、そしてルファウス
これら4つの国からなる統一国家、その設立の宣言だ」
- 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:48:54.54 ID:5uCJEClFO
- 紫煙
- 67 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 23:50:19.40 ID:UfRtrXAt0
- _,
(;゚∀゚)「……なっ!?」
(;'A`)「え……ええっ!?」
(;^ω^)「えーと、統一…? それって、一つになるってこと?」
(´・ω・`) 「そうだね、ひとまず表面上では」
(;^ω^)「日陽の国も……」
ちょっと待って、それって……もう、完全に敵になる、ってこと?
あの人たちも、みんな?
_,
(;゚∀゚)「いや待てよ…つーか、だいたい何で神教国までそこに入ってるんだよ」
川;゚ -゚)「それは……」
(´・ω・`) 「多分…あの管理者と戦ったとき、かな…」
フレイを狙ってきた、セントジョーンズと戦い、そして彼が殺されたあの日。
思えば、モララーは神具を回収すると、とっとと逃げてしまった。
(´・ω・`) 「最初から、神具…アスカロンの回収だけが目的だったとしたら」
- 68 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 23:54:50.19 ID:UfRtrXAt0
- ( ^ω^ω)「『そして、その神具を手土産に、協定を結んだか』」
川 ゚ -゚)「…それと、続きがある」
川 ゚ -゚)「……DEN王国が隠し持つ神具と、その管理者の引渡し
それを受け入れない場合……武力行使を行う、といった物だ」
(;^ω^)「!?」
(;'A`)「それって…俺たちのこと?」
川 ゚ -゚)「だろうな、それに理由もきちんと用意されているよ」
川 ゚ -゚)「日陽の巫女惨殺と、神教の管理者の討伐、という大義名分がな」
(;^ω^)「え…だって、どっちもやったのは…」
_,
(;゚∀゚)「無駄さ、すでに認識されちまってる」
(´・ω・`) 「むしろ、神具を持ち帰った英雄状態じゃないかな」
_,
( ∀ )「完全に……やられたな、こいつはちっと不味いかもしれねぇ」
- 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/24(月) 23:55:12.29 ID:5uCJEClFO
- シエン
- 70 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/24(月) 23:57:27.11 ID:UfRtrXAt0
- (li^ω^)「……そ、そんな」
今まで、どうにかこうにか撃退して、何とかなったと喜んでいたのに、
結局は手のひらの上、追いつめられてしまっている。
川 ゚ -゚)「DEN王側も……流石に、その要求を突っぱねることは…」
/ ,' 3 「できない、じゃろうな……」
(;^ω^)(……こ、これって…もしかして)
さりげなく、絶体絶命ってやつですか……?
(;^ω^)(どどど、どうしよう…どうなるのこれ…)
(;^^ω)(…むぅ……)
(´・ω・`) 「となると、もう…ここに留まっている訳にも…」
ショボンは、横目に村長さんたちの方を盗み見る、
あっちはあっちで、今回のことが騒ぎになっているようだ。
もしかして、追い出すべきだ、とかそんな……。
とか不安を感じながら、こっそりと視線を向けると。
- 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:00:05.63 ID:R6whEHXLO
- モララーまだ生きてるのか。
- 72 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/25(火) 00:00:37.19 ID:hIrS/CoZ0
- 川д川「みなのしゅう、いまこそわれら、たちあがるときぞ!!」
「おおーーーーーーーーーーーーー!!」
川#д川「シャキン様に仇なすおろか者に、呪いあれーーー!!」
「うおーーーーーーーーー! 呪ますぞこらーーーーーー!!!」
川#д川「ニューヨークへ! 行きたいかーーーーー!!」
「いやっほおおおおおおおおおおおおおおおおおう!!!!」
(;´・ω・`) 「……えーと」
川*д川「ああシャキンさまぁ、安心してたもれ、不埒な輩はゴートゥヘルじゃよ」
(;´・ω・`) 「ど、どうも……」
もの凄いベクトルの方向に、熱く盛り上がっていた。
何ていうか、ノリ重視だなぁ、ここの村の人たちは……。
- 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:00:58.72 ID:9Zz+fl6DO
- 初遭遇支援!
- 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:02:09.99 ID:5J/p4Wv1O
- wwwwwwwwwww支援
- 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:05:12.86 ID:XEm26p6xO
- 下手にはなってないな。
ただ、春が来るたびの癖が抜け切れてないキガスw
- 76 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/25(火) 00:05:46.89 ID:hIrS/CoZ0
- ζ(゚ー゚*ζ「……ありがとうございます」
「いいって事よ、あんたらが悪い奴じゃないのは、わかってんだ」
けど、おかげで不安にまみれた僕らも、ひとまずは落ち着けた気がする。
とは言えども、落ち着いてばかりも居られない、不味い状況なのは事実なんだから。
(;'A`)「これから…どうするんですか?」
_,
( ゚∀゚)「そうだな……とりあえず、まわりの状況が見えない事にはな…」
川д川「おお、そうくると思ってのぅ、すでに色々調べておいたんじゃよー」
(;゚∀゚)「どんだけ協力的なんだよ……」
川д川「シャキンさまのためなら…」
(´・ω・`) 「うん…村長さんも、本当にありがとう」
Σノノノ*゚д川ズキュウウン
- 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:10:02.51 ID:5J/p4Wv1O
- やった!俺たちにできn(ry
支援
- 78 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/25(火) 00:11:36.10 ID:hIrS/CoZ0
- ( ゚∀゚)「それで、何かわかったのか?」
川д川「今、各国の首脳や、部隊がそろって、ルファウスに集結しているそうじゃよ」
川 ゚ -゚)「顔合わせ……か」
川д川「うむ、先日も、日陽の兵達を見かけたそうじゃ」
となると、思えば、あの神具、アゾットをめぐる戦いの際。
ペニサスさんが、日陽の兵を連れていたのも、その道中だったのだろうか。
(´・ω・`) 「となると…動き出すのは、まだ先になるのかな」
川 ゚ -゚)「恐らくな…こうまで突然な統一だ、しばらく混乱は収まらんだろう」
_,
( ゚∀゚)「何にしろ動くなら、その前に…………―――」
(;^ω^)(……むう…)ポカーン
さてどうした物か、なんだか難しい話がぽんぽん飛び交っていて、
いよいよ着いて行けなくなってきた、このままでは口の中に埃が積もる。
と、その時。
- 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:14:12.87 ID:5J/p4Wv1O
- しえ
- 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:24:35.44 ID:5J/p4Wv1O
- 支援保守
- 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:26:49.45 ID:Hb9zvgKbO
- 災いの杖!
- 82 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/25(火) 00:29:18.48 ID:hIrS/CoZ0
- 三从 -(;^ω^))「お?」
僕の背中に、たいあたりをかます人が居た、ていうかハインだ。
しかし、よく見れば僕にしがみついて、顔を埋めながら……震えていた。
思わず辺りを見回せば、デレと一度、目があった。
しかし、意外にもデレは、すぐに目をそらし、静かに俯いてしまった。
(; ω )(…あ……そうか)
::从 −从::「………」
考えてみたら、この報せを受けた事によって、一番苦しんでいるのは……。
::从 −从::「ど、どうしよう……私……」
(;^ω^)「……」
今回ばかりは、答えられなかった。
何も言葉が浮かばない、何も、言えない。
- 83 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/25(火) 00:32:11.15 ID:hIrS/CoZ0
- やがて、ただ唇をかみ締めるしかできない僕に、
ハインは、震えた声で、たどたどしく言葉をなげた。
「あいつ……弟者は、きっと、要求をのまないよ」
(;^ω^)「…え」
「自分と、あの国を危険にさらしても、きっと、私をかばおうとする」
(; ω )「……っ」
「そしたら……」
从 ;∀从「そしたら……あの国は、私のせいで皆が!!」
(; ω )「………」
从 ;∀从「そんな事になったら、私は……わたしは……っ」
- 84 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/25(火) 00:34:39.33 ID:hIrS/CoZ0
- 从 ;∀从「こんなじゃ駄目なのはわかってる、辛くても、進まなきゃいけないのも」
从 ;∀从「だけど…内藤ぉ………」
「………たす、けて…」
( -ω-)「……」
( ^ω^)
消え入りそうな、声だった。
僕ができる返事なんて、一つしか無かった。
…………。
- 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:36:19.70 ID:R6whEHXLO
- 支援
- 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:38:23.83 ID:20QzTtOoO
- しえん
- 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:39:11.37 ID:5J/p4Wv1O
- シエン
- 88 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/25(火) 00:43:33.85 ID:hIrS/CoZ0
- まどろみに沈んだ意識。
目を開くと、頭が痛んで、次に全身に痺れるような痛みが走る。
「う…」
呻き声をもらして、それでも、どうにか身を起こす。
「ここ…は……?」
「……僕は…なんでここに居るんだ、モナ?」
ぼんやりとした頭は、やがて、徐々に記憶の蓋を開けていく。
「……あ、あ、ああ……」
(;メ∀・)「僕は……僕は……」
( メ∀;)「う 」
「 」
慟哭、あるいは絶叫か。
気が狂ったような雄叫びは、むしろ、悲鳴に似ていた。
- 89 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/25(火) 00:45:39.64 ID:hIrS/CoZ0
- ,
【次回予告】アノヒボクノ ココーロハー オトーモーナーク クズーレサッター
- 90 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/25(火) 00:47:36.84 ID:hIrS/CoZ0
- ミ;゚Д゚彡「え、ながら? ながらって何のことですか……?」
ミ;゚Д゚彡「知らない、知らない、全然知らないよ」
ミ,,゚Д゚彡「というわけで…ゲスト安価とか、お願いできたらな、と…思いまして」
>>91
- 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:48:03.33 ID:5J/p4Wv1O
- あぁ……。終わってしまった…………
支援
- 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:48:09.94 ID:A8fuxrd60
- 从 ゚∀从
- 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:48:10.97 ID:R6whEHXLO
- (主^ω^)
- 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:49:56.61 ID:5J/p4Wv1O
- ごめんね。ちゃんと確認してなくてごめんね。
安価ならフォックス
- 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:50:00.62 ID:20QzTtOoO
- これは安価下になるのだろうか
しえん
- 96 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/25(火) 00:51:02.66 ID:hIrS/CoZ0
- ミ,,゚Д゚彡「ハイン把握!」
ミ;゚Д゚彡「ていうか>>93はやばいって! 使ったら怒られるよ!」
- 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:51:59.06 ID:A8fuxrd60
- やったー、ハインだー
- 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:54:00.42 ID:R6whEHXLO
- くそう。書き込みエラーさえなければ……。
- 99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 00:56:37.86 ID:QkPq3lU+P
- (^p^)
- 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:02:39.48 ID:QHgKJJnp0
- 川*д川
- 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:07:35.92 ID:XEm26p6xO
- 最終支援
- 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:11:54.64 ID:A8fuxrd60
- 支援せざるをえないぜー
- 103 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/25(火) 01:15:03.29 ID:hIrS/CoZ0
- 从 ゚∀从『さて、次回のお話は、俺のお願いなら何でも聞いちゃうブーンのお話』
ミ,,;Д;彡『やな話だなー』
( ^ω^)「言ったじゃないかお、ハインの夢は、僕が叶えてみせるって」
从*゚∀从ノシ『うひゃーーーーーー!!! おい聞いた?聞いたか今の!!』バシバシ
ミ;゚Д゚彡『いたっ、いたいいたい! ちょ、暴力反対!!』
从 ゚∀从『はっはっはーー! まあ、安心しろ、式には呼んでやるからさ』
_,
(#゚∀゚)「てめえ……何のつもりだ」
( メ∀・)「まあ、ヒントくらいはあげようかとね……気まぐれさ」
ミ;゚Д゚彡『しかし……さっきまで私、なんて言って震えてたのに…別人のようだ』
从;-∀从『いや、あれは………わ、忘れてくれ…』
ミ,,゚Д゚彡『だが断る、そんなわけで次回!!」
从;゚∀从『忘れろって、異世界でもう一度、第27会 「孤独の誓い」 』
ミ,,゚Д゚彡『やだ、読んでくれなきゃ!』
从#゚∀从『泣かせんぞこらあ!!』
ミ;゚Д゚彡『ひいい!!』 つづく、、、I
- 104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:16:17.38 ID:hlehKqIw0
- 乙
- 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:16:35.14 ID:20QzTtOoO
- おつ
- 106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:17:13.37 ID:QkPq3lU+P
- オツ
- 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:17:42.32 ID:5J/p4Wv1O
- 乙ー
だいたいで…………だいたいでいいから次回の投下はいつ頃になりそうか教えてください
- 108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:18:38.70 ID:Al0W5UjoO
- 乙!
次回はいつ頃書けそう?
- 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:19:33.41 ID:A8fuxrd60
- 乙!
- 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:19:55.75 ID:gudurbKj0
- 乙
- 111 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/25(火) 01:23:03.78 ID:hIrS/CoZ0
- 久しぶりだと、色々大変ですね、30行に収めるのとか、ネタを収めるのとか。
そんなわけで、お久しぶりです、支援ありがとうございました。
とうとう追い抜いたよ!ここからは誰も知らない展開が!
しかし…・・・本当にここまで、長かったですね、
今だからぶっちゃけると、あれを書いた当時って、
実はできてたプロット(設定)は、ブーンが太陽の剣をもつ事のみだったんですよね。
だから、ショボとペニサスの関係とか、神具の入手法とか、詳しいことは全然考えてなくて、
ほぼ、その場のノリで決めたから、もうね、後付設定が大変で大変で……。
・・・・・・とにかく、無事に追いついて一安心です。
- 112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:27:23.11 ID:R6whEHXLO
- 乙!全部後付けかwwwwww
ペニサスも自分の意思で話しちゃってるしね。
- 113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:27:37.68 ID:DmLMt2An0
- 1年7ヶ月以上待った甲斐があった。乙
- 114 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/25(火) 01:28:52.89 ID:hIrS/CoZ0
- >>107-8
次は……何とも言えないですが。
ブログでわりと執筆状況を書いてるので、それを見てもらえばごにょごにょ
けど、できれば他の現行を先に片付けたいので、また遅れるかもしれませんです。
- 115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:29:17.45 ID:029NS15CO
- おまいが自分でスレ立てなんて明日は雪か
- 116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:30:47.72 ID:XEm26p6xO
- 乙、大好きだぜ
ねるんだぜ
- 117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:32:52.48 ID:DmLMt2An0
- もう今回の話まとまってるwwwwww
仕事はえぇwwwwwwwwww
- 118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:33:01.22 ID:5J/p4Wv1O
- >>114
ブログがあるとは知らなんだ。
把握
- 119 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/25(火) 01:34:11.74 ID:hIrS/CoZ0
- >>115
(言えない……実は芸さんの掲示板に、投下できるよーと話題を振ることで、
誰か立ててくれないかなーとか待ってたなんて、言えない…!
- 120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:35:36.89 ID:QHgKJJnp0
- 後付を考えてたから投下が遅かったのか
- 121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:38:32.57 ID:QRY2c8CM0
- 乙
ちょっと質問、既出だったらごめん
は瀬川が『瀬川』なのは何か理由があるのか?
- 122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:39:58.03 ID:5J/p4Wv1O
- >>119
おまwwwwwwwww
そしてざっとブログに目を通したがあまり進行状況役にたってない気がwwwwwww
- 123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:40:44.01 ID:Kc/E8VEeO
- おおうお久しぶり!
今から読んでくらぁ
- 124 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/25(火) 01:47:09.29 ID:hIrS/CoZ0
- >>117
俺があとがきを書くより早い…だと
>>121
そこに気付くとは……。
あります! あっての行為です! でも今は忘れておくのがいいよ!!
>>122
い、いや、先日まではだね、ちゃんと何割まで〜と書いていたんだよ、
しかしながら、ちょっとした計画の狂いから、今はあんなことに。
- 125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 01:57:58.56 ID:A8fuxrd60
- 壁| 芸)
- 126 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/11/25(火) 02:05:31.29 ID:hIrS/CoZ0
- 壁芸……? ああ、なんだ壁面アートか。
どうでもいいけど今気付いた。
>>1でまとめさんが、まろめさんになってた、ごめんなさいまろめさん。
- 127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 02:06:06.06 ID:5J/p4Wv1O
- >>125
ちょwwwwww
聖杯も見ておるなwwwwwお疲れですwwwww
- 128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 02:44:18.90 ID:ZgGcICKJ0
- 壁| 蛇)
- 129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/25(火) 02:46:35.76 ID:A8fuxrd60
- まろめ……まろやかなめろん
そういうことか!!
全部
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