以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:21:45.34 ID:icfGXhWH0<> ┌| ∵|┘まとめサイトさま┌| ∵|┘

http://boonsoldier.web.fc2.com/hosi.htm
http://nanabatu.web.fc2.com/boon/becouse_hosi_wo_sagasu.html
<>( ∵)はξ゚听)ξと星を探すようです 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:23:24.18 ID:DkDNT2h/O<> 待ってたぜ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2008/11/11(火) 20:23:29.27 ID:y6W2EwrH0<> マジ来た!? <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:23:45.84 ID:icfGXhWH0<> 第十話 特別








それぞれの思いを浮かばせた夜空は、朝の光が眩しくて逃げてしまった。
薄い雲を纏って、気高い山の上に居座って、太陽は今日の日も砂漠の人々を照らす。
ロック山脈の麓、銀猫盗賊団アジト入り口のモグラ穴、
違う場所から同じその光を強く睨める者たちがいた。 

幸か不幸か彼らの目的地は同じ点。
ツンの故郷であるレイラ国だ。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:25:24.15 ID:m2m3lIna0<> ktkr <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:25:45.92 ID:hyrMITc50<> はいはい釣り釣り

本物かよ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:25:48.57 ID:icfGXhWH0<> 砂漠をふらふらと舞う旅烏が、姫がこしかけている灌木に止まった。
太陽はまだ彼らの真上に来ているわけではない。
ナナの刻。レイラ奪還作戦開始予定時刻は目と鼻の先。


川 ゚ -゚)「…それではもう一度だけ繰り返します」

(´・ω・`) 「うむ」

ξ゚听)ξ「…」

(´・ω・`) 「姫。確かに今日は素晴らしきかな晴天だが」

ξ;゚听)ξ「すみません」

川 ゚ -゚)「では繰り返します」


川 ゚ -゚)「班は三つ。かく乱班、潜入班、突撃班
     かく乱班は夜明けと共に既に出発しました。今頃町の隅で最終の確認を行っていることでしょう。
     潜入班は姫様とドクオ。何かトラブルが起きたときは必ずやドクオが姫様をお助け致します」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:26:32.50 ID:RkLAtWEgO<> 来た!支援! <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:29:01.39 ID:icfGXhWH0<> ξ゚听)ξ「よろしく頼みます。ドクオさん」

('A`)「…」

ドクオはひたすら押し黙る。
ただ、紅蓮の鎧を太陽に反射させ輝かせていた。
この寡黙な男がどれくらいの剣を振るうものなのかと、ツンは大いなる期待を寄せた。

(´・ω・`) 「地下の間取りや王が幽閉されているところは把握しているのか?」

ξ゚听)ξ「ええ、大体は」

(´・ω・`) 「ならいいんだ」

川 ゚ -゚)「続けます」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:29:45.32 ID:zsUuF03j0<> wktk <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:29:56.46 ID:IrdiVaGzO<> 懐かしい <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:30:09.37 ID:Ci+3LpBu0<> 久しぶりすぎワロタ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:31:46.64 ID:icfGXhWH0<> 川 ゚ -゚)「突撃班は私とマスター。城を占領している相手側のボスはおそらく魔法兵
     不可思議・正体不明な標的ゆえ勝算を正しく割り出すことは難しいです
     私の能力が効くのかどうかさえわかりません」

(´・ω・`) 「もし私たちが刺し違えても王だけは救出してくれよな。はは」

ξ゚听)ξ「そんな縁起でもない。」(´・ω・`) 「だがそれが戦場さ!」


リレーのバトンを受け取るようにツンの言葉に続いた。
ツンははっとして彼の顔を見たが、口元がどうやら緩んでいる。
ショボンはこれから起こるであろう戦いを、何かしらの楽しみをもって迎えるようだ。
彼は根からの武人であるとツンは確認した。


(´・ω・`) 「魔法兵か… もし本当にそうならとても面白い戦いになりそうだ」

(´・ω・`) 「剣や拳の達人がいたとしても、それはそれで楽しいがな」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:34:14.13 ID:icfGXhWH0<> 川 ゚ -゚)「作戦終了時刻は未定。二夜三夜に跨る戦いには」

(´・ω・`) 「なるわけないさ。お昼前には終わらせてみせる」

ξ゚听)ξ「まるで遠足ね」

川 ゚ -゚)「それでは無事レイラで美味しい酒を飲み交わすことができるよう―――」


クーとドクオとショボンはそれぞれ手にする剣や杖を空に掲げ、一点に先を向けた。
太陽の光を浴びる騎士たちの姿に、ツンは彼らが内に秘めている力を感じる。

(´・ω・`) 「それではいざ行かん!」





旅烏もその場から飛び立った。
但し行き先は、気の向くまま風の吹くままだ。
今日は無風の日だった。烏は体が熱くなって、水でも飲みたいなあとふと思う。
ショボンたちと反対方向に、ふらふら飛んでいった。



<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:35:19.64 ID:2qiUOVGOO<> 支援 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:36:26.79 ID:icfGXhWH0<> ※ ※ ※


ミ,,゚Д゚彡「なんか、泉のまわりにスナカラスが多いな
      邪魔だ。しっしっ!」

┌| ∵|┘「今日は風が吹いていないんだ。だから鳥さんたちも喉が渇いているんだね」

ミ,,゚Д゚彡「お前は?」

┌| ∵|┘「ずっと薄暗いとこにいたから、太陽のひかりがとっても気持ちいい」

┌| ∵|┘「太陽の下にいるとね、すごく生きてるってカンジがするんだ! フサもそうだろ?」

ミ,,゚Д゚彡「そーだな。俺ぁヒナタに寝転がって昼寝しているときが一番幸せだ」

┌| ∵|┘「ははは! フサはやっぱり猫さんだね!」


「おーい! 水汲み終わったか!」


ミ,,゚Д゚彡「もう少しで終わるよ!」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:38:57.13 ID:icfGXhWH0<> 今日はレイラって町に買い物しに僕らは行く。
レイラって言葉、どこかで聞いたことがあると思ったら、ツンが生まれた場所なんだ。
そういえばツンと離れ離れになって、もう一日くらい。
彼女は今どこで何をしてるんだろう? 
「門の前にいなさい」って言われたけど、守れなかったから、怒ってるかな。

※ ※ ※

ホバーボートは砂漠をガガガガとはしる。
太陽は今日もメラメラもえる。
後ろの筒からはゴゴゴゴとけむりがでていた。



( ∵)「ギコ、この煙なんだい?」

(,,゚Д゚)「鉄のカタマリってのはアブラを飲んで煙を吐いて動くのさ」

( ∵)「ふーん! キカイも僕やギコたちとあまり変わらないね」

(,,゚Д゚)「そうか?」

( ∵)「うん」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:43:11.77 ID:icfGXhWH0<> (,,゚Д゚)「そういえば燃料も買わなきゃなあ」

ミ,,゚Д゚彡「ウワサによるとまた高くなったらしい」

(,,゚Д゚)「ケッ! VIPの世はクソッタレだな」

ミ,,゚Д゚彡「純血のニンゲンが一番上を支配する限りは、どの国だってクソッタレだろう」

(,,゚Д゚)「…」


ギコは黙ってホバーボートの速度をあげた。
煙がさっきよりいっぱい出てくるから、それが面白くて僕はボートの後ろにいた。
通り過ぎるサボテンたちに一つ一つ挨拶をしたいけど、今日は無理みたいだ。
とても気持ちがいいな。照りつける太陽。吹き抜ける風。
ただ砂漠に突き刺さってるだけの彼らは、こんな気持ち分からないんだろうな。
僕はどこか自慢げになった。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2008/11/11(火) 20:44:53.87 ID:y6W2EwrH0<> 川 ゚ -゚)('A`) 熟達の傭兵 魔法剣士 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:45:30.68 ID:icfGXhWH0<> ( ∵)「…ところで」



( ∵)「VIPって何?」


(,,゚Д゚)「大きな国の一つさ。この大砂漠には国が大きく分けて三つあるんだ
     VIP帝国、レイラ王国、モラ皇国… こないだの戦でレイラよりVIPのほうが偉くなっちまった
     モラは永世中立だがな、いつVIPの乱暴者にケガさせられるかわかんねえ」

( ∵)「乱暴者は嫌いだ」

(,,゚Д゚)「ああ、みんな嫌いさ。」


またスピードがあがった。僕はふっとばされそうになる。
そういえば、年に一度くらいに、地に根を張ってても吹き飛ばされそうな風が吹く日も、あったかもなあ。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:46:45.58 ID:4xU6t/+90<> お帰り支援! <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:48:03.24 ID:icfGXhWH0<> (,,゚Д゚)「乱暴者をとっちめてくれるよう、お前のお友達にお願いしてくれよ」

ミ,,゚Д゚彡「友達?」

(,,゚Д゚)「ああ。ビコーズ、お前レイラのお姫様と友達なんだろ?」

( ∵)「うん!」

ミ,,゚Д゚彡「はん。昨夜言ってたツンって子か。どこかで聞いた名前だと思ったら…
      サボテンの妄言だろ」

(,,゚Д゚)「サボテンが妄言なんて言うのかな…」

( ∵)「っていうか、まず、サボテンが喋ったり動くかな?」

(,,゚Д゚)「がはははは! 自分で言うなよ」


ギコは陽気に笑う。その脇でフサも小さく笑った。
笑わないで欲しかったんだホントは。 最近、僕の「考え事」の中で大きな部分を占めていることなんだ。



僕は特別なのかな? それとも別に普通なのかな?


<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2008/11/11(火) 20:48:23.06 ID:y6W2EwrH0<> VIP帝国 不死身の兵でレイラを侵略する <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:51:41.08 ID:icfGXhWH0<>

僕が僕を手に入れた最初の日は、それはもう、自分は特別なんだって、
天にも昇るような気持ちだった。

でも、ツンや、ギコ達と出会って、世界を知っていくうちに…
特別 だってことは、必ずしも、いいことじゃないって、思った。
フサが、顔を捻じ曲げて耳のない頭を見せたとき、そう気付いたんだ。

僕もそのうち…



( ∵)つ(お前は特別なサボテンです! だから連行しまーす!)

⊂(∵ )(特別なサボテンはこうしてやります! 棘を全部抜いてやります!)

(#∵)(”イマシメ”だ!! はーははは!)

( ∵)「…」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:53:05.64 ID:icfGXhWH0<> ( ∵)「もし、そうなったら… すごく、やだな」

(,,゚Д゚)「あん、何が?」

ミ,,゚Д゚彡「ついたぜ。VIPの兵が訝しげにこっち見てやがる」





「ところでさあ… 僕、友達と離れ離れになったまんまなんだけど、また逢えるかな?」

「必ず逢えるさ。それが友達ってもんなんだ」

「ふぅん」

「兄貴、通行証早くよこせ」



「――――あっ!!!!」



(続く) <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:53:28.91 ID:3YMCvHv8O<> 支援 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:54:13.55 ID:icfGXhWH0<> 第十一話 突撃!!


今、向こうの塀の角を、確かに二つの頭が曲がった。
スカーフで顔を隠していたけど、少しだけ漏れた髪の毛の黄色は、絶対にツン。
サボテンの目はフシアナだから、よく見えるんだ。


( ∵)「見つけた! ツン! ツーーン!」

「なんだねアレ」

ミ,,゚Д゚彡「海の向こうのオモチャだ。面白いだろ?
      ほらよ、通行証だ」

「…偽物じゃないだろうな」

ミ,,゚Д゚彡「もしこの紙切れが偽物で、そしてそれが見破られても、
      お前が誰かを呼ぶ前に喉を掻っ切るだけだ」
「…通れ」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2008/11/11(火) 20:54:48.77 ID:y6W2EwrH0<> ミ,,゚Д゚彡 盗賊団 ギコの弟 差別で猫耳を切られる <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:58:10.10 ID:icfGXhWH0<> (,,゚Д゚)「お前はそこにいろよー! 町にいると厄介だから!」

「うん! それ、ツンにも言われたー!」

(,,゚Д゚)「…勝手にどっかいっちまった」

(,,゚Д゚)(まあ町の周りなら別に… 大丈夫かな)


※ ※ ※


自分は空を飛ぶ鳥だと思って、動いた。ヒョコヒョコと。
これが人間でいうところの、「走る」っていう自分なりの動作なんだけど…
中々疲れるな。 でも、ツンに会って話がしたい。
僕が見たこと聞いたこと。 たった一晩のことだけど沢山あるんだ。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:58:43.20 ID:P0RmcLGRO<> 支援 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 20:59:32.50 ID:icfGXhWH0<> (;∵)(この塀は…)

(;∵)(どこまで続くのかなー)

(;∵)(でっかいお城…)

(;∵)(ツンって金持ちなんだなぁ…)

(;∵)(あ、いちばんてっぺんから人が出てきた)

(;∵)(でっかい剣に… おっきいヨロイ… 黒いヨロイ…)

(;∵)(…)

(;∵)(あれは人じゃない。僕にはわかる)

(;∵)(だけど… 今はどうでもいいことだ!) <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:01:44.32 ID:icfGXhWH0<>
城の尖塔に建てられた旗は、夜の空みたいな色をしてる。
ここはレイラの国なのに、印された文字は「V」 これが「せんりょう」ってことなのかな。

VIPは乱暴者。ツンは乱暴者にいじめられて、追い出されて、砂漠で死に掛けていた。
それを僕が助けた!! 二人は出会った!!
なんて素敵なことなんだろうって… 今更ながら思うんだ。


( ∵)「はあ… はあ… やっと、ちょくせんの終わり」

( ∵)「この角をツンは曲がったんだ! ツンはこの先にいる!」


希望を胸に塀を曲がった。巨大な城の裏側が僕を出迎える。
しかしツンの姿はない。 代わりにヨロイを着た男の人が二人重ねて倒れていた。
あの人たちに話を聞いてみよう。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:03:47.58 ID:icfGXhWH0<> 〜〜( ∵) ぴょこぴょこぴょこ


( ∵)「こんにちは」

( ∵)「僕は喋るサボテンのビコーズといいます」

( ∵)「あのー… このへんに可愛い女の子がいませんでしたか?」

( ∵)「名前は…」

(×A×)「…」

( ∵)「ツンというんですけど」

(×B×)「…」

( ∵)「…」


僕はお日様が沈まないと絶対に眠れないのに、人間って何時でも寝ちゃう。
面白いなあって思うのだけれど、ツンはどこ? <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:05:19.59 ID:icfGXhWH0<> ( ∵)「この階段を下れば城の中」

( ∵)「城の中で会えるかな?」

( ∵)「でも… 城の中は地下。地下は地面の中。
   地面の中はあんまり好きじゃない。太陽がないから」

( ∵)「…」

( ∵)「とりあえずここでツンが出てくるか、この人たちが起きるかを待とう」


どっちが早いかなあ なんて思いながら、僕は足を地に這わせた。
久しぶりに僕はただのサボテンとなる。少し考え事もしたいけれど、疲れてしまった。
ギコ達の買い物が終わるまで、一休みしよう。
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:07:08.20 ID:icfGXhWH0<> ( ∵)「…」

( ∵)「もしもーし」

( ∵)「だめだこりゃ。 …ん?」

(×A×)「ちっくしょ… 女が男を殴っちゃ… あきまへんで…」

( ∵)「なんか、殴られたあとみたいな、アザがあるなあ」







※ ※ ※


VIPの支配下に置かれた城下町は、当然のことながら殺伐としている。
そんな中、各地を転々とする、故郷を持たない流浪商人のあっけらかんとした商いの声が通りには響く。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2008/11/11(火) 21:08:17.38 ID:y6W2EwrH0<> ┌| ∵|┘ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2008/11/11(火) 21:08:20.45 ID:vZa2+z4U0<> 久しぶりだな

ずっと待ってたぜ! <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:09:09.48 ID:icfGXhWH0<> (´・ω・`) 「もうかるかい」

商いに冷かしの声をかけた男。
袈裟に身を包んだその姿、かつてのこの国の英雄だとは、誰も分からない。

「さっぱりでさぁ。 現地の人はみんなそっぽ向いてくれる
 VIPの兵隊さんや亜人が時々相手してくれるね」

(´・ω・`) 「そこの酒、小瓶でひとつくれよ」

「25レスになりやす。あんさん、戦士かい?」

(´・ω・`) 「ああ、これから一戦あるんだ。景気づけにね」

「いくさ?」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:09:19.10 ID:A4Dsp/Le0<> 久々すぎワロタ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:11:44.47 ID:se5OakmfO<> ktkr 支援! <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:12:22.42 ID:icfGXhWH0<> ショボンは安酒を体に流し込みながら答える。

(´・ω・`) 「今日はもう店じまいしたほうがいいぜ。じゃあな」

彼の手を離れた小瓶が、地に落ちて欠片を飛ばした。欠片は太陽の光に照らされキラキラと光った。

「あーあ、ダンナ、困りますよ」



ショボンはゆらり城門へ向かった。 
大通りには、町人に扮したレジスタンス兵が、いつ蜂起が起ってもいいよう、武器を忍ばせて建物にもたれている。



<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:12:57.09 ID:ftQoXEUP0<> ひさしぶりだから、最初から読み直してる

支援 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:14:50.22 ID:icfGXhWH0<> ※ ※ ※


(´・ω・`) 「うーい ひっく おえっ」

左の門番が言う。

「オッサン、ここは便所じゃねーよ」

右の門場が言う。

「汚い赤い面、早くさげろ」

(´・ω・`) 「ふふふ…」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:15:24.39 ID:icfGXhWH0<> ×門場→○門番 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:16:51.12 ID:icfGXhWH0<> 「そうか。嫌か」

「私の右手が握っている剣は、お前のそれより何倍も長くて切れ味がいいと思うぞ」

(´・ω・`) 「そうですかい」

(´・ω・`) 「……」

「―――喝!!!!!!!!!!!」





鈍く小さな音が鳴った。それと同時に門番は後ろへ吹っ飛ぶ。豪脚が唸った。
左の門番は大きく慌てる。しかし既に喉元は剣先が睨んでいた。







(´・ω・`) 「いけえええええっ!!!!!」


湧き上がる男たちの声。VIPの兵士たちは剣を構えて血の覚悟をした。
城下町の民たちは、事前のレジスタンス兵の指示通り扉を固く閉め、戦いの勝利を祈った。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2008/11/11(火) 21:17:24.97 ID:vZa2+z4U0<> 間違う作者ハァハァ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:19:46.40 ID:icfGXhWH0<> ※ ※ ※

城下町での戦いは、あくまで兵たちをかく乱させるというのが目的。
レジスタンス達はやや大袈裟に騒ぎながら、
血を流さぬよう、民家に被害が及ばぬよう、防戦を続けた。






混乱の中、陣の後ろからクーが飛び出る。
屈強な門を破壊するための大火球が、手には蓄えられていた。


(´・ω・`) 「まるで今日のお日様みたいにでっかいな」

川 ゚ -゚)「マスター! 危ないですので五歩左に!」


クーは手首の力を少しばかり緩め、門へと腕を伸ばした。
抑え付けていた火球が、手から離れ、轟音を伴って一直線に飛んでいく。 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:22:07.47 ID:ftQoXEUP0<> 支援 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2008/11/11(火) 21:22:21.44 ID:y6W2EwrH0<>      o
川 ゚ -゚)ノ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:22:25.86 ID:icfGXhWH0<> 火球は見事門に衝突し、その身を焦がさせた。
有機物が燃える煙をかわしつつ、ショボンは棍棒を用いて扉を破壊していく。
やがて扉は壊され、炎の壁の向こうに敵の顔が見えた。 
しかし、火炎のせいでショボン側に移動することができず、もどかしい気持ちを抱くうち、ショボンの一突きに倒れた。

城内にはほとんど兵はいなかったため、二階三階からの攻撃も、軍師を担当したクーの予想よりずっと微々たるものだった。



(´・ω・`) 「よし、突入だ! クーよ、この炎の壁をなんとかしてくれ!
      はやく消火しなければ城もろとも燃えてしまう!」

川 ゚ -゚)「……」 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:24:42.25 ID:icfGXhWH0<> クーの人差し指から高水圧の水鉄砲が発射される。火の壁はみるみるうちに消えていった。


(´・ω・`) 「お前ら! 痛くても泣くなよ! 勝利を信じろ!」

「「「はい!!!」」

(´・ω・`) 「それでは行くぞクー!」

川 ゚ -゚)「はっ!」

二人の影は消火の煙の中へと消えていった。 町では戦いを装ったどんちゃん騒ぎ。 
作戦開始からものの20分しか経っていなかった――― <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:26:29.54 ID:icfGXhWH0<> ※ ※ ※


(,,゚Д゚)「おいおいなんだこの騒ぎはぁ!?」

ギコの目に逃げ足の商人がとまった。

(,,゚Д゚)「おいそこのあきんど! どうしたんだこの状況は?」

「あっしはわかりませんで。 なにやら戦いが始まったようですぜ…」

(,,゚Д゚)「なにぃ…?」

ミ,,゚Д゚彡「兄貴」

(,,゚Д゚)「どうした、積荷は終わったのか?」

ミ,,゚Д゚彡「最後の荷物が見つからねえ」

(,,゚Д゚)「…ビコーズか?」


フサはこくりと頷く。 
様々な厄介ごとが重なったせいか、彼らの尻尾と長耳は自然とうなだれていた。


(続く) <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2008/11/11(火) 21:28:19.68 ID:y6W2EwrH0<> 川 ゚ -゚)
  ノ彡≡≡≡@ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:29:31.38 ID:icfGXhWH0<> 本日の投下おわりです。

みんなただいまぁああ! 今までどっかいっててごめんNE☆!
絶対完結させますので、最後までよろしくおねがいします!!!


なんて… でんでんでんぐりがえっても言えませんが…


どうか長い目で、
( ∵)に免じて見守ってやってください。

それでは質問などある人はなんでも… <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:30:42.25 ID:ftQoXEUP0<> 追いついた途端に終わったw

乙 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2008/11/11(火) 21:32:36.67 ID:+KQqt4BX0<> おいおいおい待ってたんだぜこの野郎!
支援するぜ <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:34:20.99 ID:RkLAtWEgO<> 乙!完結まで待ってるからな! <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:37:49.67 ID:A4Dsp/Le0<> 乙! <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2008/11/11(火) 21:38:12.32 ID:y6W2EwrH0<> まだまだ序盤っぽいけど、まずはこの章の完結期待して待ってます
<> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<>sage<>2008/11/11(火) 21:38:24.22 ID:vZa2+z4U0<> 質問、作者は処女? <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:40:32.85 ID:icfGXhWH0<> >>59
途中に登場人物などの注釈をいれてくれたのは、
読者さんは色々と忘れているだろうという計らいですか? だとしたら有難うございます <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:50:37.67 ID:P0RmcLGRO<> 乙〜 <> 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします<><>2008/11/11(火) 21:59:33.11 ID:IIReboNdO<> 乙!
待っててよかった <>