(　＾ω＾)ブーンがアルファベットを武器に戦うようです

1 名前： ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 11:36:43.00 ID:ZIDzUW1E0

まとめサイト
http://boonsoldier.web.fc2.com/arufa.htm
http://hebiya.blog40.fc2.com/blog-entry-2332.html

第106話を投下します

2 名前：登場人物 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 11:37:56.87 ID:ZIDzUW1E0

〜ヴィップの兵〜

●(　＾ω＾)　ブーン＝トロッソ
32歳　大将
使用可能アルファベット：Ｘ
現在地：ヒトヒラ城・南東

●(　ﾟ∀ﾟ)　ジョルジュ＝ラダビノード
47歳　中将
使用可能アルファベット：Ｕ
現在地：ヒトヒラ城・南東

●(　･∀･)　モララー＝アブレイユ
37歳　中将
使用可能アルファベット：Ｕ
現在地：ギフト城

●( ﾟдﾟ)　ミルナ＝クォッチ
48歳　中将
使用可能アルファベット：Ｗ
現在地：ミーナ城

●<ヽ｀∀´>　ニダー＝ラングラー
48歳　中将
使用可能アルファベット：Ｔ
現在地：ギフト城

3 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:38:32.87 ID:9sTbbSBT0

しえん

4 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:38:52.73 ID:kwGwqzT4O

本当？

5 名前：登場人物 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 11:39:09.88 ID:ZIDzUW1E0

●(-＿-)　ヒッキー＝ヘンダーソン
51歳　少将
使用可能アルファベット：Ｏ
現在地：ヒトヒラ城・南東

●ミ,,ﾟДﾟ彡　フサギコ＝エヴィス
44歳　少将
使用可能アルファベット：Ｒ
現在地：オオカミ城

●(　＞＜)　ビロード＝フィラデルフィア
35歳　少将
使用可能アルファベット：Ｏ
現在地：ギフト城

●（　´_ゝ`）　アニジャ＝サスガ
46歳　大尉
使用可能アルファベット：Ｐ
現在地：シャッフル城

●（´<_｀　）　オトジャ＝サスガ
46歳　大尉
使用可能アルファベット：Ｐ
現在地：オリンシス城

6 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:39:59.71 ID:WeeAXpkUO

なまきたー！

7 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:40:12.54 ID:kwGwqzT4O

ｷﾀｺﾚ

8 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:40:13.44 ID:pHuPp8HWO

支援

9 名前：登場人物 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 11:40:21.46 ID:ZIDzUW1E0

●(　ФωФ)　ロマネスク＝リティット
25歳　中尉
使用可能アルファベット：Ｎ
現在地：ギフト城

●(个△个)　ルシファー＝ラストフェニックス
25歳　少尉
使用可能アルファベット：Ｌ
現在地：ヒトヒラ城・南東

●/ ﾟ、。 ／　ダイオード＝ウッドベル
30歳　中尉
使用可能アルファベット：？
現在地：ギフト城

10 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:40:49.70 ID:YuMbd12xO

ｋｔｋｒ

11 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:41:08.99 ID:kDfthMaF0

はいはい釣り釣り
作者はやる気失せたからもうやめたって
次回作にご期待くださいだそうだ

12 名前：階級表 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 11:41:32.21 ID:ZIDzUW1E0

大将：ブーン
中将：ジョルジュ/モララー/ミルナ/ニダー
少将：フサギコ/ヒッキー/ビロード

大尉：アニジャ/オトジャ
中尉：ロマネスク/ダイオード
少尉：ルシファー

（佐官級は存在しません）

13 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:42:00.36 ID:X6jsyJaTO

ひゃっほー！ 一桁ゲットした山崎 誠です！！！

14 名前：使用アルファベット一覧 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 11:42:57.87 ID:ZIDzUW1E0

A：
B：
C：
D：
E：
F：
G：
H：
I：
J：
K：
L：ルシファー
M：
N：ロマネスク
O：ヒッキー/ビロード
P：アニジャ/オトジャ
Q：
R：プギャー/フサギコ
S：ファルロ
T：ニダー/ギルバード
U：ジョルジュ/モララー
V：シャイツー
W：ミルナ
X：ブーン
Y：
Z：ショボン

15 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:43:11.97 ID:anH1XDCN0

やっと服着れる・・・

16 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:43:11.84 ID:jCVGcVpuO

きよった

17 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:43:20.33 ID:pHuPp8HWO

>>13

18 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:44:09.92 ID:Ckyx7loaO

まじかよお

19 名前：この世界の単位&現在の対立表 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 11:44:19.89 ID:ZIDzUW1E0

一里＝400m
一刻＝30分
一尺＝24cm
一合＝200ml

（現実で現在使われているものとは異なります）

---------------------------------------------------

・全ての国境線上

20 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:44:41.60 ID:0R+kHzEsO

作者愛してる

21 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:45:15.79 ID:B4OH075OO

待ってた

22 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:45:59.50 ID:TKsHMx/p0

支援

23 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:46:16.02 ID:be1E5J3Q0

あら、お久しぶり♥

24 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:46:32.27 ID:DWCz+RkJO

ktkr

25 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:46:54.09 ID:cO/2/mvPO

キタ――――――(ﾟ∀)ﾟ―――――！！

26 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:47:00.42 ID:0R+kHzEsO

>>21
ＩＤの数字やべぇ

27 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:47:10.69 ID:jxHVOxLP0

ktkr
釣りだと思ったのにｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

28 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 11:47:16.08 ID:ZIDzUW1E0

【第106話 ： Monster】


――ミーナ城近郊――

　Ｍ隊、二十人のうち、十七人がＷに射抜かれていた。
　残りの三人は、Ｗから逃れるべく櫓から飛び降りたのだ。
　しかし、二人は全身を強く打って死亡し、残る一人も重体だった。

　事実上の、Ｍ隊全滅。

(´・ω・｀)「…………」

　報告を受けても何も言わなかった。
　いや、言えなかった。

　クラウンが、何年もの時を費やし、手塩にかけて育て上げた部隊だった。
　それぞれがＭという高ランクアルファベットを扱いながら、隊員として一部隊に組み込まれていた。
　正に異例で、そして、前例のない精強さを誇っていたのだ。

　しかし、ミルナ＝クォッチたった一人に、壊滅させられた。

(；￣⊥￣)「信じられません」

　ファルロが、まるで自分の心境を代弁するかのように、呟いた。

29 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:47:29.63 ID:m7hBGZ5aO

('A`)支援

30 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:48:02.14 ID:5MgzRsh5O

来週だと思ってた

31 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:48:03.24 ID:FiMBH+A1O

久々のリアルタイム支援

32 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:48:15.06 ID:wHTHuDaHO

ぜんぜんやばくねぇな

33 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:48:47.44 ID:130NIZlqO

初遭遇

支援

34 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:49:25.85 ID:6hz//fc6O

こんな時間にｗｗｗｗ

35 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 11:49:52.61 ID:ZIDzUW1E0

(´・ω・｀)「……ミルナがＶを使っていたことは、知っていたんだ。
　　　　　　可能性として、Ｗを使えることも考慮しなければならなかった」

(；￣⊥￣)「いえ、そこに大将は責任を求めるべきではありません。
　　　　　ミルナがＶを使い始めたのは、先の戦です。ありえないことです」

(´・ω・｀)「そうだ、普通に考えれば、ありえないことだ」

　フェイト城とミーナ城の中間点で野戦をやった。
　あのときから、まだ半年も経過していない。
　Ｖを通過するペースとしては、異例中の異例だった。

　ミルナはもう五十に近い。
　アルファベットを易々と成長させられる歳ではなくなっているのだ。
　なのに、だった。

(´・ω・｀)「……考えられるのは」

(￣⊥￣)「はい？」

(´・ω・｀)「Ｕを使っていた期間が、やけに長かったことによる、貯金だ」

(￣⊥￣)「……貯金、ですか？」

(´・ω・｀)「普通、あまりやらないことだがな」

　城から一里以上遠ざかった。
　半里まで詰めたものを後退させるのは、決断しづらかったが、致し方ない。
　ミルナが間断なくＷを射てきており、兵の間に恐怖が蔓延してしまったためだ。

36 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:51:33.78 ID:eT8OM+ApO

きてるー支援

37 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:51:55.36 ID:MjQPSg54O

朝から……だと……

38 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 11:52:22.79 ID:ZIDzUW1E0

　ミルナのＷを防げるのは、自分しかいない。
　しかし、自分ひとりで東西南北をカバーするのは不可能だ。
　兵卒の心が折れる前に、Ｗの射程距離外まで後退せざるを得なかった。

(´・ω・｀)「ミルナは数年といった年月、Ｕを扱っていた。
　　　　　　恐らく、本来ならとうにＵを超えていたにも関わらず、だ」

(￣⊥￣)「……そこで、貯金ができたわけですか」

(´・ω・｀)「あぁ。だから、Ｖを短期間で超えることができた」

　考えられないこともない。
　普通は、ひとつでも上のアルファベットを使おうとする。
　そのほうが一騎打ちで有利に立てるためだ。

　しかし、形状が特異なＶより、扱いやすいＵを好む将は多い。
　恐らくミルナも、そうだったろう。
　だからＵを長く使っていた、という可能性も、なくはない。

　あるいは、オオカミでの大将任務に忙殺され、新しいアルファベットを頼む暇もなかったか。
　それも考えられる。オオカミは、実質ミルナひとりで保たれていた国だ。
　暇がなかった、あるいは忘れていた。いずれの可能性もありえた。

(´・ω・｀)「しかし、Ｓ以降のアルファベットで一段飛ばしは不可能だ」

(￣⊥￣)「ショボン大将がそう仰るのなら、不可能でしょう」

(´・ω・｀)「あぁ。俺にできなかったことが、ミルナにできるとは思えない」

39 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:52:39.08 ID:vFkhbArkO

まさかまさかっ このおれがみつけてしまうかもだと！

40 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:52:58.25 ID:dTetwspUO

すげえ久しぶりリ・アルタイム

41 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:54:18.68 ID:zgwS6EVxO

現行…だと？支援！

42 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 11:54:46.99 ID:ZIDzUW1E0

　多少は、Ｕのときの貯金があったはずだ。
　しかし、ミルナはＶに上がったあと、死に物狂いで鍛練したのだろう。
　だからこそ、異例の速さでＶを突破することができたのだ。

　元よりアルファベットの才は全土でも指折りだ。
　今まで軍人としての務めが忙しく、アルファベットのみを集中して鍛えることは難しかっただろう。
　しかし、他国の将となった今は、それが実現できたはずだ。

　Ｍ隊を潰す策として、Ｖの早期突破をミルナは考えていた。
　Ｗを使ってくるかもしれない、とラウンジに思われないための早期突破だ。
　単純で、誰にでも思いつくが、誰にでも実行できる策ではなかった。

(´・ω・｀)「相手がブーンなら、多少は警戒もしたが」

(￣⊥￣)「ミルナ相手には、Ｗのことはまったく想定していませんでしたね……」

(´・ω・｀)「その隙を、上手く狙われてしまった」

　唇を噛んだが、今さら自分を責めてもＭ隊は蘇らない。
　素早く今後のことに頭を切り替えるべきだった。

(´・ω・｀)「西の戦が終わるまでに、ここを落としたいところだ」

(￣⊥￣)「既に五日が経過しましたが」

(´・ω・｀)「これからはまた、徐々に距離を詰めていくことになる」

(￣⊥￣)「ミルナのＷは、いかが致しますか」

43 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:54:55.85 ID:ld0cfVSJO

シエンタ

44 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:55:30.63 ID:3jAevBN00

ちょうひさしぶりだわ

45 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:55:41.01 ID:GVKLTubxO

今日のバイト頑張れそうな気がする
支援

46 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:56:29.71 ID:pVwP+TLJO

新学期になって初の遭遇だな…

47 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:56:56.33 ID:eT8OM+ApO

支援

48 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 11:57:01.85 ID:ZIDzUW1E0

(´・ω・｀)「常に気を配って、躱していくしかない。
　　　　　　分厚い鉄の盾でも容易すれば防げるかも知れんが、かえって邪魔になる」

(￣⊥￣)「そうですね……多少の犠牲は厭わずに進んでいくしかありませんか」

(´・ω・｀)「ミルナもずっとＷを射ているわけにはいかないだろう。
　　　　　　将校が討ち取られないよう気を配れば、さほど問題にならないはずだ」

(￣⊥￣)「城壁に迫ったあとは？」

(´・ω・｀)「城内を牽制して、城門を破る。内部侵攻だ」

(￣⊥￣)「城門、ですか……」

(´・ω・｀)「破壊槌を遣えば、やってやれんことはない」

(￣⊥￣)「大事なのは、相手の妨害をいかに防ぐか、ですね」

(´・ω・｀)「もし相手に何らかの備えがあるようだったら――――」

(￣⊥￣)「はい」

(´・ω・｀)「――――そのときは、そのときで、策がある」

　あまり使いたくはない策だった。
　あくまで、最終手段だ。
　しかし、常に隠し持っておく必要はある。

　城を巡る攻防で大事なのは、兵糧と、根気と、切り札の枚数だ。

49 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:57:13.42 ID:JbprNoFa0

一年以上前の２０話あたりで読むのやめたけどまだこれあったのかよ

50 名前： ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 11:57:57.53 ID:ZIDzUW1E0

あ、誤字発見……

>>48の最初のショボンのセリフで、
「容易」という単語がありますが、「用意」の間違いです

51 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:58:30.56 ID:Y5NAGWZHO

本物…だと…？
支援

52 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:58:49.88 ID:x4b9zVPHO

はいはい釣り釣り
今日の俺のIDアルファベットは何かな〜っと

なん……だと……？

53 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:58:51.03 ID:KpoirUvnO

破城槌あったんだ、始めて知った

54 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:58:58.61 ID:6hz//fc6O

>>50
がんばれ

55 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:59:18.35 ID:eT8OM+ApO

支援

56 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:59:19.14 ID:2j6XX7gR0

もう話覚えてねー
ちょっと読み返してくるか

57 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 11:59:19.76 ID:0R+kHzEsO

60話で泣いた

58 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:00:06.00 ID:JbprNoFa0

>>56
明日になっちまうんだぜ

59 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:00:45.89 ID:ZIDzUW1E0

(´・ω・｀)「慎重に進もう。この戦でしくじるわけにはいかない」

(￣⊥￣)「はい、なんとしても」

　ファルロの言葉は、この戦を通して力強い。
　カルリナ、そしてアルタイムといった、かつての盟友を立て続けに失ったためだろう。
　何も言葉にはしないが、器は決して浅くない男だ。

　上手く舵を切ってやれば、持てる力を余すことなく発揮してくれるだろう。

(´・ω・｀)「城壁の動きに注意しろ。警戒網を張ることも忘れるな」

　グレスウェンやアルバーナなどに次々と下知を下して、攻城戦を仕切りなおした。



――ギフト城付近――

　猛然とシャイツーの部隊に襲いかかる、モララー。
　その進路を遮るものは、何もない。

(；＞＜)「モララー中将！！」

　慌てて追走しようとした。
　しかし、これ以上堅陣を崩しては、撤退さえままならない。

　被害を、最小限に抑える。
　そのためには、ここで、引き下がらなければならない。

　――――つまり――――

60 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:00:59.41 ID:zf3C9hrvO

作者さん乙です。
いつも楽しく読ませてもらってます。

61 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:02:00.81 ID:6hz//fc6O

モララァァァァァァァァァア

62 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:03:19.89 ID:ZIDzUW1E0

<；｀∀´>「……モララー隊は切り離すニダ！！」

　苦境から放たれた、ニダーの、冷酷な一言。
　本人が決して望んだものではない、と、分かってはいるが。

　しかし、ニダーの発言は、事実上『モララーを見捨てる』という意味だった。

(；＞＜)「ニダー中将！」

<；｀∀´>「ここでウリたちまで攻めに転じたら、何万もの兵が死ぬニダ！！」

(；＞＜)「でも……！！」

　遠ざかるモララーの背中。
　ただひたすら、シャイツーの許へと最高速で駆けていく。

　モララーは、完全に我を忘れていた。

(；＞＜)「……ニダー中将、やっぱり僕はモララー中将を」

<#;｀∀´>「聞きわけるニダ！！ ビロード！！」

　言葉は全て、遮られる。
　当然のことだった。

　ニダーの対応は、指揮官としてはこれ以上ないものだった。
　行動に何ら非はない。
　しかし、だからこそ、やり場のない思いを抱えてしまってもいるのだ。

　やがて、自分たちにはどうすることもできないままに。

63 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:03:44.33 ID:f1kmRXbnO

本物・・・だと・・・

64 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:04:06.27 ID:KpoirUvnO

>>1
破城鎚はどんなタイプ？
丸太をぶつけるのとか、遊動円木とかいろいろあるけど。
下らない質問でスマソ

65 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:04:57.51 ID:mjonIvmYO

今から仕事…

まとめで読みます支援

66 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:04:57.71 ID:SoG8V67xO

支援

67 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:05:53.28 ID:ZIDzUW1E0

(；＞＜)「ッ……！！」

　モララーと、シャイツーの部隊が、衝突した。

　ニダーは、賭けた。
　モララーが自力で生き残る可能性に。

　そして自分ももう、信じることしかできない。

　モララーの部隊はおよそ七千。
　対するシャイツーが、二万。

　仮に一騎打ちとなった場合は、ＶとＵの戦いだ。
　大差はない。ないが、モララーが下回っているのは厳然たる事実だ。

　ここで、ここで死んでしまうなど。
　そんなことが、ありえるのか。
　ありえて、いいのか。

(；＞＜)（何のために……！！）

　何のために、ここまで来たのだ。
　ブーンに無理を言って、北東の戦に参加させてもらったのだ。

　モララーの、助けになるためではなかったのか。

　やはり自分は行かなければ。
　モララーを、助けなければ。

　あの人は、ここで果てていい人ではないのだから。

68 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:06:49.33 ID:0R+kHzEsO

<ヽ｀∀´>支援ニダ

69 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:07:01.57 ID:uZbq4uo2O

初遭遇

70 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:07:04.38 ID:5MgzRsh5O

フラグ

71 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:08:34.67 ID:ZIDzUW1E0

(　＞＜)「ッ……！？」

　モララーの背に向かって、駆けだした。
　いや、駆けだそうとした。

　呼応するように、道が広く開かれた。
　先ほどまで、息苦しいほどラウンジの圧力を受けていたのに。

　ラウンジの本隊、八万が、後退している。

<；｀∀´>「これはっ……！？」

(；ФωФ)「撤退、でありますか？」

　しかもまるで、事前に予定されていたような撤退だ。
　迷いがなく、迅速だった。

　最初から、一定の被害を与えたあとは撤退する予定だったのか。
　いや、今のヴィップは明らかに、対応が後手に回っていた。
　普通ならば、事前の予定を崩してでも、被害を拡大させることを決断するはずだ。

　指揮官の頭が固いのか。
　それとも、何か、他の理由があるのか。

　やがてシャイツーの部隊も、本隊に合流した。
　そのまま更に、三里ほど下がっていく。

　後退の隙に乗じて攻めることは、しなかった。
　優勢だったにも関わらず、ラウンジは下がったのだ。
　何か策がある、ということを真っ先に疑って当然だった。

72 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:08:35.25 ID:anH1XDCN0

　　　　　　　　　　入
　　　　　　　　／　　＼
　　　　　　 ／　　　　　＼
　　　　　／　　　　　　　　＞
　　　 ／　ｲｯｹｰ　　　／
　　／⌒ヽ　　　　　　（
つ（　＾ω＾）つ　し=⊂ (；'A)　ﾔｯﾃｸﾚ！
　　＼　　/　　　　　　（
　（　 ＼　ﾉ　　　　　　 ＼
　　＞ ﾉ＼　　　　　　　　 ＞
　　し'　　　＼　　　　　／
　　　　　　　　＼　　／
　　　　　　　　　　Ｙ　

73 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:09:54.94 ID:TanUhw0q0

sien

74 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:10:02.21 ID:X3HV6szXO

何をしたんですかモララーさん

75 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:10:04.19 ID:FiMBH+A1O

ぼくモナ終わっちゃったし、アルファが最後の楽しみ支援

76 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:11:35.01 ID:ZIDzUW1E0

　しかし、ラウンジは尚も大きく後退を続けた。

<ヽ｀∀´>「……今日の戦は、終わりニダね」

　ニダーの呟きで、兵卒の緊張が一様に解けた。


――ギフト城――

　止んでいた雪が、また、降り始めたようだった。

(　＞＜)（……ラウンジが戻ってくる気配は、ないんです）

　城塔から遠景を眺めたあとは、屋内に戻った。
　外套を羽織っていても、体が震える。やはり北部は寒かった。
　ラウンジ最奥の地など、いったいどれほど冷え込んでいるのだろう。

(　ФωФ)「ビロード少将、軍議が始まります」

(　＞＜)「あ、了解なんです」

　監視を終えた自分を、わざわざ呼びに来てくれた。
　ロマネスク＝リティット。
　付き合いが長いわけではないが、東塔時代から知り合っている男だった。

(　ФωФ)「……厳しい戦、でありました」

(　＞＜)「はいなんです……危なかったんです」

77 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:12:25.25 ID:sh0Z+KErO

wktk

78 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:12:35.67 ID:o23ks/+60

支援
キテター！

79 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:13:09.45 ID:5MgzRsh5O

�C

80 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:13:26.54 ID:43C7kGxdO

神乙

81 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:13:26.93 ID:0R+kHzEsO

ﾓﾗﾗｰは戻ってきたのか？

82 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:13:29.87 ID:eT8OM+ApO

支援

83 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:13:50.20 ID:o23ks/+60

支援

84 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:14:13.21 ID:ZIDzUW1E0

　確かに兵力差は、絶望的なほどにあった。
　相手は、十万の大軍。さすがに、想像を絶した。
　それでも、将の質の差を考えれば、敗北確定の戦ではなかったはずなのだ。

　しかし、負けた。
　ニダーやモララーといった将を抱えていたにも関わらず、敗北を喫してしまった。

(　ФωФ)「隙がなく、それでいて力強い戦でした」

(　＞＜)「オワタの戦じゃないんです。あれは、たぶん新将校の指揮なんです」

(　ФωФ)「ヴィル＝クールという、正体不明の輩でありますか」

(　＞＜)「そうなんです。やっぱりあれは、不思議なんです。今日戦って、尚更に深まったんです」

(　ФωФ)「……不思議、とは」

(　＞＜)「多分……ロマネスク中尉も同じことを感じ取ってるはずなんです」

　ロマネスクの顔が、一瞬強張った。
　やはりそうなのか、と思った。

(　＞＜)「大胆なのに、突け入る隙がない。ある意味では、無敵の戦法」

(　＞＜)「……そんな戦ができるのは、あの人しか、いないんです」

　そうだ、一人しか思い当たらない。
　こんなところに居るはずはないのに、と思いつつ、他の名前を挙げることができないのだ。

85 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:15:21.73 ID:5MgzRsh5O

川 ﾟ -ﾟ)

86 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:16:03.15 ID:fUmWIv6/O

しょぼくれのことかーッ！

87 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:16:37.62 ID:eT8OM+ApO

支援

88 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:17:00.54 ID:ZIDzUW1E0

(　ФωФ)「……ショボン＝ルージアル、でありますか」

　小さく、頷いた。
　それ以上、二人の間で言葉が交わされることはなかった。

(　･∀･)「あっちが本隊だったみたいですね」

　軍議室の窓を通過していく雪を眺めながら、モララーは言った。
　ニダーも、同じように降雪を見つめていた。

<ヽ｀∀´>「……シャイツーの部隊、ニカ？」

(　･∀･)「えぇ」

　戦を終えたあとは、ギフト城内に戻っていた。
　城外には兵を残していない。
　ラウンジが、三十里ほど後退したためだった。

(　･∀･)「八万のほうを誰でも本隊だと思う、常識の裏を突いた攻めだったみたいです」

<ヽ｀∀´>「八万の大軍は、一度圧力をかけたあと、最初から下がるつもりだったニカ」

(　･∀･)「ですね。ヴィップが意地になって反撃していた場合、本隊は攻められなかったでしょう。
　　　　　そして、空振りしたところをシャイツーの部隊にやられていたはずです」

　モララーにしては珍しく、目の前の茶や菓子に手を付けていない。
　口調も、いつもの軽快さはどことなく陰っているように思えた。

89 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:17:42.89 ID:3nIGSIIKO

生ktkr

90 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:18:13.13 ID:GZX73kZ1O

ショボーン支援

91 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:18:42.77 ID:cK4ZH8ioO

え、逃亡したんじゃなかったのか

92 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:19:39.80 ID:ZIDzUW1E0

<ヽ｀∀´>「仮にあのまま守っていた場合、あるいは撤退していた場合は」

(　･∀･)「余計に被害が大きかった。だから、シャイツーの部隊を、形振り構わず潰しに行く必要がありました」

　理路整然とした、主張。
　モララーらしい言葉。

　そう感じていないのは、果たして、自分だけだろうか。

(　ФωФ)「全てに気づいてシャイツーの部隊を狙いに行ったわけでありますか。流石です」

(　･∀･)「はは」

<ヽ｀∀´>「モララー中将」

　乾いた笑いに乗る、ニダーの濁声。
　普段はもう少し、澄んだ声を発する人なのに、だ。

<ヽ｀∀´>「ウリはこの戦で、ブーン大将から指揮権を預かってるニダ」

(　･∀･)「…………」

<ヽ｀∀´>「軍令違反は軍を崩壊させる危険性を孕んでるニダ。
　　　　　　易々と看過できる話じゃないニダよ」

93 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:20:15.44 ID:o23ks/+60

支援

94 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:20:25.22 ID:Tnn9KrqmO

久々、支援

95 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:20:58.08 ID:7WgSpJ650

支援

96 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:21:55.40 ID:ZIDzUW1E0

　モララーは、何も、言わなかった。
　表情さえ、変わることはない。

<ヽ｀∀´>「敵の狙いに気づいて即座に潰す。その行為は、実に素晴らしいニダ。
　　　　　　実際、今回の戦はモララー中将がいなかったら大敗してたと思うニダ。
　　　　　　だから、それに関しては責めるつもりはないニダよ」

<ヽ｀∀´>「――――あくまで、本当に気付いていたのなら、ニダ」

　ニダーとモララーは、体格的には、ほぼ同等だ。
　しかし今、はっきりと、ニダーのほうが大きく見える。

　モララーの様子は、何も変わらないのに。
　何故か、小さな背中だった。

<ヽ｀∀´>「モララー中将、今回の件は経緯に関わらず不問にするニダ。
　　　　　　だけど、今後は『結果的にそうなった』という行動を、認めるわけにはいかないニダよ」

(　･∀･)「…………」

<ヽ｀∀´>「ウリからは、以上ニダ」

　張り詰めた軍議室内の空気は、そのあと、ニダーが退室するまで弛緩することがなかった。

97 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:21:56.89 ID:sh0Z+KErO

dkdk

98 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:22:03.54 ID:5MgzRsh5O

昔の勢いがウソのようだ

99 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:22:19.62 ID:o23ks/+60

軍全体から見ればモララーは間違ったことをした……んだけどなあ

100 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:23:04.97 ID:eT8OM+ApO

支援

101 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:23:29.71 ID:o23ks/+60

ニダーｶｯｺﾖｽ

102 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:23:52.76 ID:I63h7V/1O

久しぶりの生だ！
支援

103 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:23:56.09 ID:ry2P0Ov/O

>>98
時間のせいだろ

104 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:23:57.33 ID:X3HV6szXO

ニダーかっけぇ
怒られるモララーって貴重だな

105 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:24:46.05 ID:0R+kHzEsO

今からニダーに投票してこよ

106 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:24:47.89 ID:ZIDzUW1E0

――ヒトヒラ城周辺――

(#｀ﾟ e ﾟ)「ぬううううぅぅぅん！！」

　依然として、雪は降り続いていた。
　視界不良は、ラウンジも、ヴィップも、同条件だ。

　だから、言い訳にはならない。

( ｀ﾟ e ﾟ)「散らばるな！ 城から離れるな！」

　単純な指令しか、全体には行き届かない。
　鉦の音も風声で霞んでしまうのだ。
　しかしそれさえも、条件はヴィップと同じだった。

　やはり、言い訳にはできない。
　ヴィップに押されていることの理由には、ならない。

( ｀ﾟ e ﾟ)「プギャー少将！ 無茶は打つな！」

(　＾Д＾)「分かってる！！」

　歩兵隊と共に飛び出すプギャー。
　率いるのは一万五千。

　ヴィップの陣を端から削ろうとした。
　自分も、プギャーだけに圧力がかからないよう、前に出ていく。

107 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:24:51.80 ID:b0lRW+mJO

(´^ω^｀)支援

108 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:24:51.67 ID:6hz//fc6O

(＾Д＾)俺はラウンコを応援する

109 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:26:29.86 ID:o23ks/+60

おっ、プギャーが勇敢に見える

110 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:27:09.22 ID:ZIDzUW1E0

　両端からの挟撃。
　並の相手なら、堪え切れなくなって陣を崩すはずだ。
　しかし、大将ブーンは何度も鉦を鳴らして、巧みに配下を動かす。

　陣を崩すわけではない。
　一時的に相手の攻撃を凌いでいるのだ。
　そして、ラウンジが下がったあと、また同じ陣形に戻る。

　ヴィップ軍の陣形は単純だった。
　ブーン、ジョルジュ、ヒッキーがそれぞれ一万ずつを率い、横に並んでいる。
　どれか一隊が攻撃を受ければ、他が補いに向かう形だ。

　最初は各個撃破しようとしたが、他隊の邪魔立てを喰らった。
　そのあとは数を恃みにした攻めで全体を囲もうとしたが、それも一点突破されてしまった。
　やはり、個々の兵卒の力で、ヴィップには劣ってしまっている。

　それに、何よりも、ヴィップは冷静だった。
　ラウンジの攻め全てを想定していたかのように、軽く受け流してくる。
　こちらも多彩な攻めを見せているつもりだが、ヴィップには、読み切られてしまっていた。

　だが、屈するわけにはいかない。

( ｀ﾟ e ﾟ)「ヒッキーとジョルジュを牽制しろ！」

　それぞれ、一万ずつでいい。
　同数の戦いなら、勝てはしないが、時間は稼げる。
　そして、その間に――――

( ｀ﾟ e ﾟ)「俺がブーン隊を潰してやるわ！ ぬはははは！」

111 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:28:25.00 ID:anH1XDCN0

ぬわははは

112 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:28:40.09 ID:a22J0EUQO

死亡フラグｗｗ

113 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:28:44.89 ID:5MgzRsh5O

( ｀ﾟ e ﾟ)「俺がブーン隊を潰してやるわ！ ぬはははは！」

ムチャしやがって

114 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:28:50.20 ID:eT8OM+ApO

ぬぅぅぅん

115 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:28:59.54 ID:X3HV6szXO

ギル好きだーｗ

116 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:29:01.65 ID:dTetwspUO

ぬぅん北ｗｗｗｗｗｗｗ

117 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:29:09.92 ID:ArsEoNFE0

まさかの現行支援

118 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:29:22.16 ID:hfIcI5dtO

支援だ！ぬわははは

119 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:29:23.17 ID:FZI9OR2cO

死んだなｗｗｗ

120 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:29:47.07 ID:sh0Z+KErO

なんという脂肪フラグ

121 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:29:55.41 ID:ZIDzUW1E0

　颯爽と駆けだした。

　プギャーとアクセリトが、ヒッキーとジョルジュを封じに向かってくれた。
　二人とも野戦は上手い。牽制はこなしてくれるだろう。
　後は、自分次第だった。

　五万の兵で、一万のブーンを潰す。
　できないはずがない。
　数歩先の的を射るよりも簡単なことだ。

( ｀ﾟ e ﾟ)「やってみせようぞ！」

　アルファベットＴを豪快に振り回し、突撃した。
　正確に言えば、ほぼ圧し掛かるような攻撃だった。

　厚みを失わない程度に五万の兵を広げ、襲いかかった。
　これなら一点突破も叶わないはずだ。

( ｀ﾟ e ﾟ)（さぁ、どう出てくる？）

　無闇に反撃してくるか、それとも守りに入ってジョルジュとヒッキーの助けを待つか。
　どちらでもいい。自分は強圧的な態度のままでいればいい。

　他に何かあるとすれば、せいぜい、後方に逃げだすくらいだが――――

(；｀ﾟ e ﾟ)「ぬぁに？」

　冗談のつもりで考えたことだった。
　後方に、逃げ出してしまうなど。

122 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:30:01.30 ID:7GqCOXDFO

負けフラグにしか見えないｗｗｗｗｗ

123 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:30:31.39 ID:0R+kHzEsO

ぬはははは

124 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:30:41.27 ID:ArsEoNFE0

Ｔになったのか

125 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:30:43.96 ID:a22J0EUQO

いつも思うがギルバート馬鹿だろ

126 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:30:44.30 ID:5MgzRsh5O

5万対1万とかｗｗｗ

127 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:31:28.08 ID:dvbSc78rO

ギルバートは一服の清涼剤

128 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:31:34.01 ID:o23ks/+60

プギャー、迷わずヒッキーの方を牽制するなんて……やっぱチキンだな

129 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:31:55.32 ID:anH1XDCN0

ぬぁに

130 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:32:28.58 ID:4GRTXTKD0

久しぶりに支援

131 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:32:35.36 ID:ZIDzUW1E0

　しかし、ブーンは逃げた。
　遮蔽物など何もない後方へと。

　バカな、まだジョルジュもヒッキーもいる。
　二人と二万の兵を、見捨てたとでもいうのか。
　そんなはずは――――

(；｀ﾟ e ﾟ)（……そうか！！）

　これは防衛戦だ。
　本隊である自分が、城から離れすぎるわけにはいかない。
　つまり、ブーンを追いかけることができないのだ。

　ならばその隙に、ジョルジュとヒッキーを。
　そう考えるのは当然だが、無意味なことだった。
　今度はブーンの部隊が即座に引き返してきて、背後を突かれる。

　多少、博打になるが、ブーンの部隊を追いかけるか。
　背後を取っている。こちらは五万の兵だ。
　まともに戦えば、いくらでも潰しようはある。

　だが、機動力では劣っている。
　追い切れない可能性も、ある。

(；｀ﾟ e ﾟ)「ぐっ……！！」

　駄目だ、逡巡している間に全てが遠ざかる。
　ブーンの背中も、勝利も。
　迷ってしまった時点で、既に負けていた。

132 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:32:56.91 ID:ArsEoNFE0

ミーナ城戦がなぜか頭に浮かんだ

支援

133 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:32:58.18 ID:FZI9OR2cO

城ゲットフラグ？

134 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:33:56.08 ID:O79yzR8/0

支援

135 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:34:32.13 ID:kwGwqzT4O

良いキャラしてるよ

136 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:34:59.89 ID:ZIDzUW1E0

　やがてブーンは反転した。
　しかし、正面きって戦おうとはしていない。
　潰そうとすれば、また逃げられるだけだろう。

　これ以上は城から離れられない。
　ジョルジュとヒッキーは、プギャーとアクセリトを圧倒しているはずだ。
　放っておけば城まで危うい。

　大人しく引き下がるしかなかった。

(#;｀ﾟ e ﾟ)「くおおおぉぉぉっ……」

　怒りが激しい波のように、全身に広がっていく。
　誰に対するものでもない。自分の不甲斐なさゆえに、だ。
　このように、唇を噛んだまま引き下がらなければならないとは――――

　そう、思っていた、瞬間。

(；｀ﾟ e ﾟ)「ぬぅ！？」

　しま、った。
　僅かな、隙を――――

　完全に、無防備な背中を、ブーンに見せてしまった。

(；｀ﾟ e ﾟ)「ぬおおぉぉぉッ！」

　相当の距離があったはずだ。
　なのに、瞬きの間でブーンは背後にまで迫っていた。
　統率された動き。一点の、乱れもない。

137 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:35:32.90 ID:a22J0EUQO

本隊を3万2万に分けりゃいい

138 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:35:51.71 ID:cM7YZP6L0

ラウンジの将不足が可哀そうになってくるな

139 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:35:53.35 ID:ArsEoNFE0

しま、った。がなぜか吹いた

支援

140 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:36:27.24 ID:eT8OM+ApO

ぬううううぅぅぅ

141 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:37:00.32 ID:jxHVOxLP0

ギル様・・・

142 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:37:15.61 ID:be1E5J3Q0

なん、だと・・・？
って感じかｗ

143 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:37:36.16 ID:ZIDzUW1E0

　怒涛の、荒波。
　抗う術なく、ただ、飲み込まれていく。

　馬鹿な。
　相手はたったの一万、なのに。

　しかし、先頭に立つ男、ブーン＝トロッソ。
　アルファベットＸが、一薙ぎで数人の兵を斬り伏せる。
　ブーンに、誰も抗えていない。

　自分もアルファベットＴに上がった。
　少しは、まともに戦えると思っていた。

　なんという、思い上がりだ。

　抉られている。
　アルファベットも、兵も。

　将兵の、心さえも。

　指示さえ出せなかった。
　その場にただ、立ち尽くしてしまっていた。
　何故、足が震えているのかも分からないままに。

　やがて、部隊は崩壊した。
　戦の継続は、不可能なほどに。

　僅か一万のブーンに、完膚なきまでに、打ちのめされていた。

( ｀ e )（……なんということだ……）

144 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:37:39.88 ID:EFJXgpUiO

やっと追い付いた
支援

145 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:37:47.27 ID:o23ks/+60

支援

146 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:38:27.55 ID:ArsEoNFE0

( ｀ e )
なんか吹いた

147 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:39:04.57 ID:o23ks/+60

アルファベットＸか……今まで３人しか使えてないんだよな

148 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:39:17.48 ID:5MgzRsh5O

＼( ｀ e)／

149 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:40:08.03 ID:ZIDzUW1E0

　悟ってしまった。
　隔たりを、知ってしまった。

　自分は、ブーンに、勝てない。

　判断力、戦局眼、指揮力。
　あらゆる面で、劣っている。

　もはや、超えているのか。
　自分どころではない。
　知将として知られたカルリナや、歴戦の将ジョルジュなども。

　アルファベットを振るう様を見ていると、そう思わされた。
　そして恐らく、間違っていないだろうとも。

　ブーンの戦は、はっきりと、自分のなかに恐怖心を植え付けていった。


――ヒトヒラ城――

　三刻ほど経ってから、ヒトヒラ城に戻った。
　ヴィップの追撃を振り切るのに、時間がかかってしまったのだ。

　逃れられたのは、思ったよりも、プギャーとアクセリトが奮戦してくれていたためだった。

(　＾Д＾)「ジョルジュはまだ本調子じゃないな。指揮にキレがねぇ」

(ｱｸｾ~ﾟーﾟ)「ヒッキーはやはり攻めが得手ではないようでした」

150 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:40:19.88 ID:KpoirUvnO

いくら何でも五万で押し込めばなんとかなるだろ

151 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:41:07.60 ID:PkpaKS280

(ｱｸｾ~ﾟーﾟ)

152 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:41:31.66 ID:5GcvnAeJO

ギルバードすごいいい将だな

153 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:41:46.23 ID:a22J0EUQO

１万相手に怯むなギルバートｗｗ

154 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:41:52.49 ID:4+xIjR610

アクセリトの顔ひでぇｗ

155 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:41:58.18 ID:ArsEoNFE0

(　＾Д＾)「ジョルジュはまだ本調子じゃないな。指揮にキレがねぇ」
こいつが言うとなんかムカツク
支援

156 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:42:10.06 ID:7GqCOXDFO

アクセリトｗｗｗｗｗ

157 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:42:34.30 ID:ZIDzUW1E0

　二人とも、期待以上の働きだった。
　だからこそ、尚更、自分の無力さが際立つ。

( ｀ﾟ e ﾟ)「……すまん、次は必ず失態を取り返す」

　敵の三倍の被害を受けた。
　ベルが常々言っていたことだ。三倍の被害は、大敗だと。
　何もできずに完敗したのと同義だと。

　それが今の実力差だ。
　事実は、真摯に受け止めなければならない。

(　＾Д＾)「ギルバード中将」

( ｀ﾟ e ﾟ)「ぬ？」

　プギャーは自分より低位で、年齢もひとつ下だ。
　しかし、自分に敬語を使うことはしない。

　気にしているわけではなかった。
　そういう男なのだろう、と思っただけだ。

(　＾Д＾)「ムカつく事実だが、今のブーンはバケモンだ。
　　　　　まともに戦っちゃ兵力差があってもキツイ」

( ｀ﾟ e ﾟ)「それは、実感させられた。
　　　　　あの男、武力のみと思っていたが、抜群の判断力を持っている」

( ｀ﾟ e ﾟ)「……正直に言って……勝てる気がしない」

158 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:42:54.20 ID:6hz//fc6O

突っ込みどころ満載ｗｗｗｗ

159 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:42:58.98 ID:X3HV6szXO

ギルは真面目っぽいからいい

160 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:43:33.71 ID:dzvWY78JO

プギャーはいつ死にますか？

161 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:43:40.03 ID:ArsEoNFE0

今回のギル様がなんかかっこいい
支援

162 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:44:08.77 ID:5MgzRsh5O

正直に言って勝てる気がしないって正直すぎるだろｗ

163 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:44:36.96 ID:VcL8gfaSO

支援

164 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:45:07.76 ID:a22J0EUQO

いやいやｗｗｗ

165 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:45:08.07 ID:ZIDzUW1E0

　悔しいが、本音を語ればそうなる。
　将としての器が、違う。

　モララー、ジョルジュ、ミルナ、ニダーといった、名将との誉れ高い中将たち。
　その、真上に立つ男なのだ。
　分かっていたはずの事実、なのに。

　どこかで、侮っていた。
　去年はブーンとの戦で完勝した。そんな過去にも邪魔はされた。
　しかしそれ以上に、不適格な大将と捉えてしまっていた面のほうが大きいのだ。

　実際、つい先頃までは、およそ大将らしくない戦を展開していた。
　ショボンは不調と言っていたが、あれが実力なのではないか、と心のどこかで思っていたのだ。

　しかし、復調したと言われる今。
　ブーンは、復調どころではなく、壁をひとつ乗り越えて成長したのだ。
　手がつけられないほどに。

　そんな相手と、また戦わなければならない。
　逃げるわけにも、いかない。

(　＾Д＾)「ギルバード中将、提案がある」

( ｀ﾟ e ﾟ)「なんだ？」

(　＾Д＾)「ブーンは、無視しよう」

　突然、よく分からないことを言うときがある。
　それも、そういう男なのだろう、と今までは思っていた。
　しかし、いったいどういう意味なのか。

166 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:45:13.33 ID:F+iHGWupO

追い付いちま゛た
支援

167 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:45:19.74 ID:WdbigdxSO

支援

168 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:46:25.77 ID:eT8OM+ApO

支援

169 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:46:29.50 ID:488/Ex2F0

支援！

170 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:46:38.92 ID:anH1XDCN0

＞　突然、よく分からないことを言うときがある。

なんかかわいい

171 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:46:46.44 ID:a22J0EUQO

無視ｗｗｗｗｗ

172 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:46:48.81 ID:GVKLTubxO

アクセリトのアルファベットっていくつくらいだろう支援

173 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:47:50.97 ID:ZIDzUW1E0

( ｀ﾟ e ﾟ)「無視しようがない。ブーンは、大将だ」

(　＾Д＾)「完全無視は不可能だ。でも、狙う対象は絞れる」

( ｀ﾟ e ﾟ)「ぬっ……」

(　＾Д＾)「ジョルジュ＝ラダビノードだ」

　歴戦の将の名を、プギャーは挙げた。
　数年前なら、ありえるはずもない選択肢。

　だが、今のジョルジュは、戦列復帰して間もない。
　そしてプギャーは、はっきりと本調子でないと言っていた。

( ｀ﾟ e ﾟ)「……しかし、ジョルジュだ。戦の才は、図抜けているぞ」

(　＾Д＾)「だからこそ、勘の戻ってない今が好機だ」

　それは、確かにそうだった。
　ジョルジュを討ち取れる機など、そうそう訪れるものではない。

(　＾Д＾)「スパっと刎ねてやろうぜ。ジョルジュ＝ラダビノードの首をよ」

　プギャーは不敵に笑っていた。
　それは決して、不遜から来るものではないようだった。

( ｀ﾟ e ﾟ)「……やってみよう」

　次の戦までは、恐らく、数日の間が空く。
　それまでに、あらゆる状況を想定しておいてから、戦に臨もう。

174 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:48:34.80 ID:5MgzRsh5O

スパッと

175 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:49:41.27 ID:a22J0EUQO

プギャーの策は成功しない

176 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:49:54.28 ID:F+iHGWupO

プギャー有能じゃないかｗ

177 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:50:03.63 ID:PMS7s8G30

だめだこの二人・・・・早く何とかしないと・・・・・・・

178 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:50:07.71 ID:W6enR1yC0

ジョルジュ撃った方が正しいよな
やっぱプギャーは良将だな

179 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:50:27.38 ID:Ft/OzRhUO

追い付いた支援

180 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:50:28.64 ID:4+xIjR610

プギャーがなんかマトモなこと言ってるｗ

181 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:51:03.39 ID:ZIDzUW1E0

　恐怖を抱いていても戦はやってくる。
　やはり、果敢に、目標を見据えながら、立ち向かわなければならない。

　次の戦では、必ず、ジョルジュを討ってみせる。
　そう誓って、すぐさま居室に戻った。



――ミーナ城周辺――

　朝、日の出と共に、掛け声が遠来する。
　正午頃になると、今度は城壁からアルファベットＦが放たれる。
　それも、毎回本数は二十本と決まっていた。

　夜は大袈裟なほど火が焚かれ、やがて火矢が射られる。
　これも本数は決まっていて、必ず二十本ずつだ。

　深更の頃合いには、またも掛け声。
　しかし、朝とは違って、低く唸るような声だ。
　獣の威嚇に似ている。

　それが、三日繰り返されていた。

(´・ω・｀)「無意味な行動だ」

　呟くと、ファルロは深く頷いた。
　暁更、またしてもミーナ城からは大声が響く。
　天頂にいる登山者が発するような声だ。

182 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:52:07.07 ID:7ga8rKS7O

生支援じゃ〜い

183 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:52:18.29 ID:UHGhtzfp0

今追いついた支援

184 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:52:21.55 ID:eT8OM+ApO

支援

185 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:52:35.31 ID:5NHhl7C10

久し振りに支援

186 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:52:47.87 ID:ArsEoNFE0

＞天頂にいる登山者が発するような声だ。
ミーナ城のてっぺんでヤッホーって言ってるかと思った俺は

187 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:53:18.11 ID:dvbSc78rO

孔明の罠ペロペロ

188 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:53:30.13 ID:cK4ZH8ioO

ジョルジュ不調とか言ってもアルタイムを討ち取ったというのに………

189 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:53:31.11 ID:ZIDzUW1E0

(￣⊥￣)「何の意味もない、と。
　　　　　私も、そう思います、が……」

(´・ω・｀)「……が、しかし。だな」

　何の意味もないはずだが、ヴィップは毎日繰り返している。
　そして他の動きは見受けられない。

　牽制にしては距離がありすぎる。
　そして、毎日Ｆを無駄にしている、というのも愚行と言えた。
　無論、この行動が無意味ならば、だ。

　ヴィップが射てきたＦは、実はただの模造アルファベットなのではないか。
　そんな意見が、軍内にもあった。

　ヴィップの狙いは、城の周りに大量の模造アルファベットを置くこと。
　そうやって攻城兵器の進路を阻むつもりなのではないか、と。
　誰でも考えることだった。

　しかし、Ｆは本物だった。
　三日経った今日、城壁から射られたＦは消滅したのだ。
　模造アルファベットではありえないことだった。

(´・ω・｀)「単なる惑わしだろう、とは思う。こうやって悩ませることこそ目的なのだろうと」

(￣⊥￣)「はい。それ以外、具体的な狙いは見えてきません」

(´・ω・｀)「あぁ……」

190 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:53:54.82 ID:TddKyv4eO

まだ続いてたのか
今何話目までいってるんだ？

191 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:53:57.24 ID:61P9q4f90

ミルナは戦場でも修行を怠らない。
Ｆが勿体無い気もするので、ついでに相手に対する嫌がらせも行っておけばリーズナブル。

192 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:54:48.84 ID:anH1XDCN0

>>190
かれこれ２３００話だよ

193 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:54:50.14 ID:CTTocn0K0

リアル遭遇支援

194 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:54:51.83 ID:o23ks/+60

あ、やっぱりプギャーはジョルジュに行ったのか

195 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:55:08.76 ID:dvbSc78rO

リーズナブルって将いそう

196 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:55:56.42 ID:ZIDzUW1E0

　だが、相手はミルナ＝クォッチだ。
　あの人材難に喘いでいたオオカミを、たった一人で支えてきた男だ。
　決めつけてかかると痛撃を喰らいかねない。

　進軍することに怯える必要はなかった。
　アルファベットＦの射程距離は、せいぜい四半里だ。
　そこまでは躊躇なく進んでいい。

　問題になるとすれば、ミルナのＷ。
　あれは一里までを射程距離内に収める。

　だが、それもない。
　毎日同じ行動が繰り返されるようになってから、ミルナのＷも止んでいる。

　尚更、不可解だった。

　ミルナがＷを射ているだけで、ラウンジにとっては厄介だった。
　甚大な被害にはなりえないが、それでも兵の命は奪われていったのだ。
　しかし、それさえも中止している。

　そこまでして、何故、毎日同じ行動を取るのか。
　分からない。何か、深謀遠慮を抱えているのか。
　仮にそうだとした場合は、狙いを見抜けないと敗北確定か。

　堂々巡りを、繰り返していた。

197 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:56:30.01 ID:5MgzRsh5O

>>195
確かにｗ

198 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:56:50.85 ID:a22J0EUQO

ジョルジュの不調は指揮面での話じゃね？

199 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:56:53.25 ID:o23ks/+60

支援

200 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:57:07.44 ID:w422Em800

油断していたwwいつの間にwww
支援

201 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:57:45.06 ID:KxS/Ttcx0

Fってアルファベットの価値があるの？
弓アルファベットから発射されたアルファベットはAでもZでも威力は弓依存になるのに

ただ形が射やすいだけ？
それともFを握ってAを持っている敵に突き立てればAを破壊できるの？

202 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:57:50.63 ID:V6GPavDU0

支援

203 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:58:10.53 ID:o23ks/+60

復帰後に一騎打ちでアルタイムを破ったんだから、かなり回復してると思う
が、今がジョルジュを討つチャンスなのは確か

204 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:58:26.10 ID:FdIEVBcTO

うひょおおお数ヶ月振りのリアルタイム！
愛してるぜ作者支援

205 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:59:37.40 ID:o23ks/+60

>>201
矢として射るためにＺみたいなα成分をメチャクチャ含んだ矢を射るのはもったいない
Ｆなら、かなり少ない原材料で大量生産できるから良いんじゃね

206 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:59:42.05 ID:fefLmHNF0

リ　アルタイム！

207 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 12:59:44.26 ID:ZIDzUW1E0

(´・ω・｀)「……いつからかな」

(￣⊥￣)「はい？」

(´・ω・｀)「いや……」

　随分と、臆病になったものだ。
　ふと、そう思った。

　ラウンジに来てから、既に何度も戦を重ねた。
　初戦は、カノン城攻防戦。勝っていた戦だが、天災に襲われて撤退せざるを得なかった。

　そのあとのシャッフル城攻防戦でも、ベルベットを討ち取るなどの戦功があった。
　しかし、結局城は奪えず、またもや撤退することとなった。

　だが、カノン城はそのあと再度攻め込んで、奪取した。
　フェイト城攻防戦でも、ヴィップの攻めは退けた。
　実質、自分が赴いた戦では、まだ一度も負けていないのだ。

　だが、アルタイムやギルバードらの敗北により、領土は減退している。
　その責任が、自分にないとは言わない。言わないが、自分なら失わなかった、という思いもある。

(´・ω・｀)（必要なんて、ないな）

　自信を失う必要など、どこにもない。
　自分は、ショボン＝ルージアルだ。
　その事実だけが存在していればいい。

208 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 12:59:56.70 ID:gKfX6zC/0

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
やった他あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
リアルタイム更新ktkrrrrrrrっれええええええええええええええええええええええええええええええええええええ

やべえマジ感動した
作者神すぎ。尊敬してる！！
作者が好きな人挙手

209 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:00:13.28 ID:a22J0EUQO

支援

210 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:00:20.11 ID:cK4ZH8ioO

>>195
ﾘ(`ｰﾞｽﾅﾌﾙ

211 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:00:41.15 ID:KxS/Ttcx0

>>205
それだとAを大量生産して矢にすればいいことになる
やっぱ形だけなのか

212 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:01:24.88 ID:fefLmHNF0

>>211
いいから50話記念読めよ

213 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:02:31.78 ID:vFkhbArkO

シエンタ

214 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 13:02:32.39 ID:ZIDzUW1E0

(´・ω・｀)「果敢に進もう、ファルロ。四半里の範囲内に入るぞ」

(￣⊥￣)「はい」

　雨のようなＦが降り注ぐかもしれない。
　あるいは、毎日の定型行動を崩さないかもしれない。
　どちらにせよ、やってみないことには分からないのだ。

　進軍命令を下した。
　ミーナ城を取り囲む十万の軍が、一斉に動き出す。

　陽は頭上で燦々と輝いている。
　いつも通りなら、そろそろ、二十本のＦが射られる頃だ。

　果たして、ラウンジ兵が射程距離内に入っても、二十本で終わるのか。
　それとも――――

(´・ω・｀)「ッ……」

　城壁から、Ｆが放たれた。
　まるで、鳥の群れだった。

　だが、空の色を塗り替えるような数ではない。

(´・ω・｀)「崩さないか、ヴィップは」

(￣⊥￣)「また、二十本ですね」

　二十本のＦは、全て防いだ。
　ＤからのＦならば、Ｇで何度でも防御できる。

215 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:02:45.35 ID:o23ks/+60

ショボンが周りを信じなくなってる…？

216 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:02:47.25 ID:fdbtWP/l0

挙手厨死ね

217 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:03:18.65 ID:CaVvJ7wgO

久しぶりに遭遇ｷﾀｰ
支援

218 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:03:41.87 ID:+/vjAOBhO

完結したと思ってた

219 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:04:08.87 ID:KteIb4nMO

支援

カルリナとアルタイムの存在が大きかったな

220 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:04:19.31 ID:o23ks/+60

支援

221 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:04:42.37 ID:IueLxpiuO

支援支援！

222 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:04:50.60 ID:KxS/Ttcx0

>>212
(　＾ω＾)「まずは"恋するウサギちゃん"からの質問ですお。
　　　　　『アルファベットＦは手から離れてるのに何故威力を発揮するの？』」

ξﾟ�听)ξ「あぁ、簡単よ。それは弓型アルファベットで放つからなの。
　　　　アルファベットは基本的に素手で触れていないと効果を発揮しないのだけど、
　　　　弓型アルファベットで放つときだけは別なの。ずっと触ってるなんて不可能だしね」

(　＾ω＾)「追加で質問ですお。『ＦじゃなくてＩとか使えばもっと強いんじゃないの？』」

ξﾟ�听)ξ「無理無理。Ｉなんて引っかけるところもないしあんな長いの放てないし。
　　　　それに弓型アルファベットは、弓のほうに威力や強度が依存されるから何を放っても一緒なの。
　　　　ＡだろうとＺだろうと、弓型アルファベットで放ってしまえば同じなのよ」

(　＾ω＾)「じゃあ、ＤやＭで敵を殴ったら、凄い威力が……」

ξﾟ�听)ξ「そんなわけないじゃない。あれはあくまでＦを放つためのアルファベット。
　　　　殴ったりしても全く意味ないわ。アルファベット自体の強度も低いし、やっぱり敬遠されがちね、弓型は」


これだろ？
威力が同じだったらAでいいじゃないという話になる

223 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 13:05:12.21 ID:ZIDzUW1E0

　気をつけなければいけないのは、ＷとＭだけだ。
　不意にＤと混じって射込まれる可能性があった。
　それが狙いかも知れない、とファルロとの間でも意見が一致している。

(´・ω・｀)「やはり不可解だな。一応、警戒は続けよう」

(￣⊥￣)「はい」

　ヴィップの狙いは、まだ読み切れない。
　が、着実に前進は重ねていた。

　後は、数的優位を存分に活かすことを考えればいい。



――ギフト城周辺――

　『次の仕事が決まった』。
　最初は、淡々と、そんなことを思った。

　記憶の最下層まで潜ってみても、親の顔は見当たらない。
　他の誰かと比較して、初めて気づいたのだ。親がいないことなど。
　人は、誰かに育ててもらえるのだ、という事実など。

　名さえも、なかった。

　本能的に、空腹に襲われれば食糧を求めた。
　眠気で瞼が重くなれば、快適に眠れる場所を探した。

224 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:06:00.97 ID:61P9q4f90

>>201
Ｆは本来はもっと別の形をしている。
それを矢としてさらに使いやすいように改造したのがＦ。
だから単体ではＡより弱いくらいの威力。

詳しくはまとめをよんでね。

225 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:06:09.55 ID:anH1XDCN0

>>222
後にしてくれ

226 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:07:53.49 ID:o23ks/+60

>>222
>無理無理。Ｉなんて引っかけるところもないし

Ｉ以下のアルファベットにも言える
Ｇ以上はコストが高いし、Ｅ・Ｄ・Ｃ・Ｂ・Ａは引っかけるところが無いだろ
まともに飛んでいきそうな形状のＦが一番ってことだ


支援

227 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:08:19.67 ID:61P9q4f90

>>222
引っ掛ける場所がないからって書いてるだろ。
Ｆ以外はまともに飛ばせないんだよ。

228 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:09:00.93 ID:o23ks/+60

支援

229 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 13:09:13.18 ID:ZIDzUW1E0

　あるときは、街に出て、乞食の真似をして物を乞うた。
　またあるときは、人懐っこい笑顔を見せて、誰かの家に世話になった。

　廃棄物を拾っては洗って、場合によっては細工を施して、売り歩いた。
　物々交換を持ちかけては、必ず自分が得するように交渉した。
　それを、大人は仕事と呼ぶのだと、当時から把握はしていた。
　
　誰から教えてもらうこともなく、いつしか、自然と身についていったことだった。

　何のために生きるのか、などは考えなかった。
　ただ、そうやって生きていくのが当たり前だったのだ。
　生死について深い思考を抱いたことはない。

　だからこそ、だった。
　ラウンジの役人に保護されて、ラウンジ城に連れて行かれたとき。
　国王である、クラウン＝ジェスターの言葉を聞いたとき。

　初めて、誰かから与えられたものではあったが。
　しかし、心の中に現れた言葉は淡泊だったのだ。
　次の仕事が決まった、と。

( ´ノ｀)「ヴィルという男だ。似顔絵は、ここにある」

川 ﾟ -ﾟ)「はい」

( ´ノ｀)「この男に会って、働きを、補佐してやってほしい」

　たった、それだけ。
　具体性など何もない指示だった。

230 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:09:14.44 ID:KxS/Ttcx0

やっぱFは最初に書き込んだように形意外に価値がないのな

231 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:09:41.39 ID:PMS7s8G30

>>22
弓矢で砲弾飛ばせば強くね？ｗｗｗｗｗｗｗｗ
って言ってるようなもんだ

232 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:09:47.88 ID:o23ks/+60

クーか、支援

233 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:09:50.69 ID:X3HV6szXO

シャイツー一人称か！？

234 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:10:38.42 ID:o23ks/+60

支援

235 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:10:40.73 ID:X3HV6szXO

なわけなかった。クーか

236 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:10:48.85 ID:5MgzRsh5O

>>222
このスレで唯一レス番赤くて嫉妬

237 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 13:11:38.92 ID:ZIDzUW1E0

　今にして思えば、あのときクラウンは、分かっていたのだろう。
　私が、その一言だけで全てを把握できることが。

川 ﾟ -ﾟ)「分かりました」

　生きるのに必要なだけの金銭は得られることになった。
　あとは、仕事を確実にこなすだけだった。

　ヴィルの居場所は、おおまかに知らされていた。
　ヴィップ領内で孤児を殺して、ヴィップ国民に成り済ましているという。
　仕事とは言え、人命に手を掛けることまでは、私にはできないとそのとき思った。

(´・ω・｀)「一応、話は聞いている」

川 ﾟ -ﾟ)「そうですか」

　南方の山中の小屋は、この人が建てたとは思えないほど頑丈な作りだった。
　木の一本一本を丁寧に削って、形を整え、組み上げているのだ。
　多少の雨なら屋内に漏れてくることもないだろう。

(´・ω・｀)「名は？」

川 ﾟ -ﾟ)「ありません。好きにお呼び下さい」

(´・ω・｀)「そうか。じゃあ、クーだな」

川 ﾟ -ﾟ)「……クー、ですか」

(´・ω・｀)「短くて、呼びやすい。そのほうがいいだろう」

238 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:11:51.84 ID:164E2IOkO

止め時を見誤ったいい例だな
この小説

239 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:11:57.83 ID:KxS/Ttcx0

>>231
むしろ弓矢で小石飛ばせばコスト低くていいんじゃね？
矢って形意外に価値なくね？

と言っているようなものだろ

240 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:13:15.20 ID:m/VJl14u0

(´；ω；`)ﾌﾞﾜｯ

241 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:13:29.11 ID:JL+Yn2YMO

ｗｋｔｋ支援

242 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:13:38.59 ID:kwGwqzT4O

束ね易いしな

243 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 13:14:06.00 ID:ZIDzUW1E0

　理由は、ただそれだけ。
　しかし、整然とした理由があるのは悪くない、と感じた。

　この男が、私より年上か年下かは分からなかった。
　自分の年齢を、知らないからだ。
　恐らくは、年上。それにしても、随分と、落ち着き払っている。

　並の境遇なら、まだ親に養ってもらっている年齢のはずだ。
　しかし、この男もクラウンからの命令で働いている。
　やはり生きるためなのだろうか。それとも、他に理由を有しているのだろうか。

(´・ω・｀)「最近は、発覚防止のためにあまり連絡を取っていないが……クラウン国王は」

川 ﾟ -ﾟ)「お元気でした」

　そういう答えを求めているのだろう、と思った。
　だからこそ言葉を遮って、伝えた。

　思えば、ショボンの無邪気な微笑みを見たのは、このときが唯一だったかも知れない。
　無味乾燥な私の心の、深い場所に残留したのも、それゆえにだろう。

川 ﾟ -ﾟ)「ヴィル様、私に」

(´・ω・｀)「ヴィルじゃない。今はもう、ショボンだ」

川 ﾟ -ﾟ)「申し訳ありません。ショボン様、私に仕事をお与えください」

　クラウンから言い渡されたのは、ショボンの補佐を務めてくれ、だった。
　ならばショボンから直接、仕事を貰うより他ない。
　国軍の偵察でも、部下の調達でも、何でもこなせる自信はった。

244 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:15:35.80 ID:5MgzRsh5O

エロ展開

245 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:16:09.45 ID:o23ks/+60

しょぼくれとクー……

しょぼくれ氏ね

246 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:16:27.10 ID:GMo10IpVO

お、話が終わる前に追いついたぞ

247 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:16:46.86 ID:X3HV6szXO

クー…

248 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 13:17:08.82 ID:ZIDzUW1E0

　そう、単純に考えていたからこそ。
　ショボンの一言は、私に、新鮮な驚きを与えてくれたのだ。

(´・ω・｀)「俺にために生きろ。それが、お前の役割だ」

川 ﾟ -ﾟ)「ッ……！」

　何のために、と、考えたことさえなかった。
　ただ漫然と、生を全うするつもりだった。

　しかし、ショボンは、言ってくれた。
　俺のために生きろ、と。

(´・ω・｀)「俺の許可なく死ぬな。全てが終わるまでは、必ず生きろ」

川 ﾟ -ﾟ)「……はい」

(´・ω・｀)「それを踏まえたうえで、俺を補佐してくれればいい」

　ショボン＝ルージアルは、私にとっての、全てとなった。
　彼の言葉に従い、彼のために行動することが、私の役割だった。

　そこに、使命感以外のものが存在したことも、否定はできない。
　だが、決して我を通してはならない、と自分を戒めることはできていた。
　だからこそショボンとの関係も、綻ぶことなく続いたのだろう。

　ショボンはラウンジの天下を望んでいる。
　クラウンが、天下を統べる王となることを、心から望んでいるのだ。
　それは同時に、私にとっての願いともなった。

249 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:17:32.14 ID:ArsEoNFE0

ちょっとだけ質問していい？
α成分含まないＦを射たら威力とかはどうなるの？

250 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:18:45.25 ID:KxS/Ttcx0

弓アルファの威力は乗らない
でもF以下のアルファでAだけは弓に引っ掛けられそうだな

251 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:19:03.50 ID:vFkhbArkO

>>249 それはＦではなくて 矢だ

252 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:19:45.59 ID:KpoirUvnO

つか、アルファベットってどれくらい強度があるの？

描写的には鉄よりか強いだろうけど、
例えば、モリブデン合金やダイヤモンドと比べたらどっちのが強いの？

253 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 13:19:50.34 ID:ZIDzUW1E0

　軍学を学んだ。
　男を蠱惑する術も身につけた。
　潜入術や暗殺術を得ることにも躊躇いはなかった。

　此度の戦で、十万の軍を指揮執ることにも。

＼(^o^)／「クーさん」

　外套を羽織ったオワタが、自分に歩み寄ってきた。
　幕舎内には火が焚かれている。それでも、寒気は完全に遮ることができない。
　しかし、何故かまったく寒さを感じなかった。昔から、そうだ。

川 ﾟ -ﾟ)「オワタ様、陣内は」

＼(^o^)／「何も問題ありませんよ」

　戦には勝ったが、当初の狙いをすべて果たせたわけではなかった。
　だからこそ、陣内の雰囲気が気がかりだったが、士気が下がっているということもないようだ。

＼(^o^)／「見事な指揮でした。あのモララーやニダーを相手に、圧勝で」

川 ﾟ -ﾟ)「いえ、それは兵力差がありますから」

　いかにモララーやニダーといったヴィップの中将たちが有能とはいえ、所詮ひとりの人間なのだ。
　数百、あるいは数千の兵を斬ることができたとしても、万を超える兵には敵わない。
　兵力差を埋めるだけの力がヴィップにあることも知っているが、今回の戦は、順当な結果と言えた。

　しかし本当は、いずれかの将校を討ち取るつもりだったのだ。
　そのためにシャイツーの二万があった。
　モララーの果断な行動がなければ、ビロードかロマネスクあたりは討ち取れていたはずだ。

254 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:21:03.74 ID:F+iHGWupO

投下始めてから
かれこれ２時間…

255 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:21:55.08 ID:Ft/OzRhUO

支援タ

256 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:22:26.93 ID:ArsEoNFE0

>>252
Ａなら最初の方でショボンが足で壊してた

257 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:22:30.13 ID:61P9q4f90

>>252
不明。どうせ存在しないのだから比較する必要ないから、不明で。

>>250
昔その事にこだわりまくっていた男がおったんじゃ。
でも、この作品ではそれは難しいと言う結論になったんじゃ。実際そこまで遠くには飛ばせないしのぅ。
それで納得しような、な。

258 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 13:22:43.62 ID:ZIDzUW1E0

　加えて、シャイツーは二つの命令を与えても、実行することができない。
　ひとつの単純な命令なら、誰よりも強烈な実行力を発揮する。
　今回の戦では、『八万が下がったら敵を潰せ』とだけ命令を与えていたのだ。

　モララーがいなければ、シャイツーは抜群の破壊力で敵将を討ち取っていただろう。
　しかし、攻め込む前に攻撃を受けては、シャイツーに打つ手はない。
　使いどころが難しい、と言わざるをえなかった。

　他の将校を使う手も無論あるが、騎馬隊を率いているときのシャイツーはショボンに次ぐ。
　先頭で高位アルファベットを振るうからこそ、敵軍は怯んで、自軍には勢いがつくのだ。
　戦では決して無視してはならない要素。ショボンにも、そう教えられていた。

　シャイツーが持てる力を発揮できなかったのは、自分の作戦に穴があったということだ。
　次は、盤石の体勢を築き上げたいものだった。

＼(^o^)／「いかに兵力差があったとしても、それで決まらないのが戦です。見事でした」

川 ﾟ -ﾟ)「オワタ様の働きあってこそです」

＼(*^o^)／「いや、そんな」

　実際、先陣きって敵軍とぶつかったオワタは、見事だった。
　守りのニダーが敷いた堅陣なのに、臆することなく突撃していったのだ。

　昔は、ヴィップが有利になりすぎないようにと、力を抑えているところがあった。
　ラウンジの将となった今は、何の気兼ねもなく、伸び伸びと戦をやっている。
　野戦での攻撃力だけならば、恐らく全土でも有数だろう。

259 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:23:10.64 ID:fmCQiWX4O

ごめん俺に為にで吹いた

支援

260 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:23:39.49 ID:5MgzRsh5O

＼(*^o^)／

261 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:24:17.96 ID:kwGwqzT4O

オワタがふざけてるようにしか見えない

262 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:24:49.74 ID:KpoirUvnO

オワタつえぇｗｗｗｗｗ

263 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:24:51.87 ID:gWdHDrtvO

久々支援

264 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:25:14.83 ID:ArsEoNFE0

影薄いオワタが以外にも強い件

265 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:25:23.62 ID:vFkhbArkO

ｵﾜﾀかわいい

266 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:25:31.43 ID:a22J0EUQO

ｵﾜﾀがｸｰをレイプ

267 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 13:25:37.89 ID:ZIDzUW1E0

　そして、不意に戦場に立つことになった私に対しても、謙虚なままでいてくれる。
　昔から何かと世話をしてきたことも、関係はしているのだろうが、それにしてもありがたいことだった。
　普通ならば、戦場で指揮執ったことのない女の言葉など、耳を傾ける気になれないはずだ。

　そんなオワタのためにも、是が非でも勝たなければならない戦だった。
　少しだけ、肩の荷が下りたような気分だった。

川 ﾟ -ﾟ)「オワタ様、次の戦で、ヴィップは必ず劣勢を覆そうとしてくるはずです」

＼(^o^)／「はい、そう思います」

川 ﾟ -ﾟ)「ですから、判断が非常に難しいところです。
　　　　冷静に受け止めるか、圧倒してしまうか」

＼(^o^)／「ここは、いったん守ったほうがいいと僕は思います。
　　　　　　攻めは博打ですから」

川 ﾟ -ﾟ)「はい。しかし、時間がかかります」

＼(^o^)／「それは、確かにそうですが……」

　戦が長引けば兵糧の問題に直面する。
　元より、あまり兵糧を浪費してはならない状態なのだ。
　戦の長期化は、できることなら避けたかった。

　ただ、ラウンジのそんな思惑を、ヴィップが読み取っていた場合。
　こちらの攻めを予測されていた場合は、苦しくなるだろう。
　判断が難しいとは、そういう意味だった。

268 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:25:40.73 ID:61P9q4f90

オワタ覚醒。
最近はプギャーも覚醒気味。

269 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:25:43.91 ID:jwxi1nPbO

Ｉの能力者をＤで発射すればいいとかのもあったなｗ

270 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:25:47.83 ID:mLOw/RHcO

質問する奴なんなの？既出の質問延々と繰り返して楽しいの？
過去に大体答えてくれてるんだから調べろよksg







支援

271 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:25:56.80 ID:X3HV6szXO

オワタそんな強かったのかｗ

272 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:26:02.69 ID:4+xIjR610

オワタってそんなすげぇのかよｗｗｗ

273 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:27:31.14 ID:61P9q4f90

>>269
そうだ！！　ＷでＦにしがみついたブーンを発射すればいいんだ！！　Ｆは１．１あるしな！！

274 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:27:31.74 ID:jwxi1nPbO

ティウンティウンして攻撃する

275 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:27:41.51 ID:ry2P0Ov/O

全土でも有数てｗｗｗ

276 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:28:12.16 ID:vFkhbArkO

ここに来てオワタ死亡フラグ

277 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 13:28:23.31 ID:ZIDzUW1E0

(・∀ ・)「暇だぞー。戦はまだかー」

川 ﾟ -ﾟ)「シャイツー」

　幕舎の片隅で眠っていたシャイツーが、目を覚ました。
　戦場でアルファベットを振るうようになってから、昔よりは随分と大人しくなった。

(・∀ ・)「ひーまーだーぞー」

川 ﾟ -ﾟ)「次の戦は、また明日」

(・∀ ・)「明日か―、しゃーねーなー。ガマンしてやるかー」

川 ﾟ -ﾟ)「眠れるように、おまじないしてあげるから」

　毛布の上に座っているシャイツーの、瞼を閉じさせた。
　そのまま耳元で言葉を囁く。
　やがて、軽く額を押してやると、倒れこむようにシャイツーは眠った。

＼(；^o^)／「戦は、明日ですか？」

川 ﾟ -ﾟ)「いえ、数日後でしょう。それまで眠らせる、ということです」

＼(^o^)／「あ、なるほど……」

　手にアルファベットさえ握らせていれば、問題はなかった。
　シャイツーに戦場以外での仕事はない。

278 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:29:41.39 ID:jwxi1nPbO

>>273
ありえないけどそれただのブーンが飛んでくだけじゃね?

279 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:30:08.82 ID:X3HV6szXO

シャイツーかわいいなくそ

280 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:30:28.54 ID:Ft/OzRhUO

＼(；^o^)／

281 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:31:05.04 ID:vFkhbArkO

>>278 にやけ顔がＸ持って飛んできたら怖くね？

282 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 13:31:39.34 ID:ZIDzUW1E0

川 ﾟ -ﾟ)「とりあえず、またヴィップが出てくるまで、情報収集に努めます」

＼(^o^)／「はい。僕も、軍内の引き締めを継続します」

　ヴィップはまた城外に出てくるだろう。
　ギフト城は、城内の排水や貯水の設備が乏しい城だ。
　数万の兵が長きにわたって籠城すれば、必ず衛生面から崩れる。

　また、常にギフト城の後方には目を光らせていた。
　兵力に物を言わせて、兵站を乱すことができるからだ。
　輸送隊を完全に潰すことはできないが、運搬量を低下させる役割は果たせているはずだった。

　パニポニ城と違って、ギフト城は防備に優れた城とも言えない。
　アルタイムがこの城を守り切れなかったことには、そんな事実も背景にあった。

　ヴィップは、また必ず城を出てくる。
　野戦でラウンジを破らない限り、ギフト城の死守は叶わないと知っているはずだ。

　ここはラウンジ城に近い。
　いつまでもヴィップに居座られるわけには、いかないのだ。
　誰よりも、ショボンが、憂慮しているためだった。

　――――そんな、折に。

＼(；^o^)／「……え？」

　急報。
　幕舎に、飛び込んでくる。

283 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:32:22.54 ID:5MgzRsh5O

ショボン死亡

284 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:32:37.43 ID:fmCQiWX4O

支援

285 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:33:58.67 ID:cK4ZH8ioO

この流れはもう終わり

286 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:34:04.08 ID:eT8OM+ApO

支援

287 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:34:24.08 ID:anH1XDCN0

あいつが帰ってきた

288 名前：第106話 ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 13:34:29.46 ID:ZIDzUW1E0

　ここは、ラウンジ城に近い。
　だからこそ、迅速な、情報伝達が行われた。

　そんなことは分かっている。
　しかし――――

川；ﾟ -ﾟ)「……クラウン国王が……？」

　できることならば、ショボンに、伝わってほしくない。
　そう思ってしまった、報せだった。















　第１０６話　終わり

　　　　　〜to be continued

289 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:34:57.35 ID:anH1XDCN0

あいつは帰ってこなかった

290 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:35:16.67 ID:eT8OM+ApO

乙！！

291 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:35:18.62 ID:5MgzRsh5O

作者乙


クラウン寝返ったか・・・・・

292 名前： ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 13:35:32.67 ID:ZIDzUW1E0

第106話は以上です、ありがとうございました

293 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:35:39.26 ID:KpoirUvnO

クラウン死亡

294 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:35:59.89 ID:jxHVOxLP0

乙！
クラウン死亡かね

295 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:36:03.91 ID:fdbtWP/l0

>>291
ﾜﾗﾀｗ

296 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:36:07.64 ID:9fRVLhL30

乙

297 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:36:07.82 ID:mLOw/RHcO

乙

298 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:36:16.03 ID:cO/2/mvPO

乙！　

>>291
その予想は想定外だった

299 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:36:29.68 ID:GVKLTubxO

乙！

300 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:36:31.10 ID:anH1XDCN0

>>291
不覚ｗｗｗ

301 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:36:32.35 ID:F+iHGWupO

クラウン死亡か…

302 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:36:51.40 ID:7WgSpJ650

乙！

>>248
の、最初のショボンのセリフがおかしくなってる

303 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:37:01.57 ID:YVZgVpoEO

乙

304 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:37:32.18 ID:X3HV6szXO

乙！
今回長かったな

305 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:37:36.78 ID:Ft/OzRhUO

乙っした！！

しかしこの作者だとクラウンが死んだと素直に思えないから困る

306 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:37:39.12 ID:QuiZpkG00

乙
クラウン病んだ

307 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:37:56.50 ID:ArsEoNFE0

乙！
これからもがんばれ支援

308 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:37:57.51 ID:w422Em800

追いついたら終わった
乙

309 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:38:44.25 ID:61P9q4f90

(´・ω・｀)「俺にために生きろ。それが、お前の役割だ」

(´・ω・｀;) (やばい、噛んじゃった…何とか上手いこと言ってごまかさないと)

(´・ω・｀)「俺の許可なく死ぬな。全てが終わるまでは、必ず生きろ」

310 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:39:05.57 ID:cK4ZH8ioO

クラウンが
�@死んだ
�A病気
�B裏切った

311 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:39:10.71 ID:JnAdruj0O

昨日ちょうど最新二話よんだところなんだぜ
カルリナ生きててよかった支援

312 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:39:24.74 ID:sh0Z+KErO

おつ

313 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:39:35.41 ID:JTnlCK2IO

まだ読んでないけど乙！

314 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:39:41.61 ID:ArsEoNFE0

>>310
この作者ならどれもありえるから困るが流石に�Bはないとみた

315 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:39:44.17 ID:UC94zLvRO

>>309
ｶﾜﾕｽ

316 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:39:44.64 ID:jwxi1nPbO

クラ…ウン…?!

317 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:40:01.09 ID:NtBmNlCoO

初遭遇でテンション上がってたら終わってた。
まじ応援してる、頑張ってくれ。

318 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:40:09.84 ID:anH1XDCN0

>>310
太った

319 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:40:12.59 ID:w422Em800

>>309
しょぼくれも若かったんだな…

320 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:40:15.78 ID:X3HV6szXO

>>309
ｗｗｗかわいいｗ

321 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:40:39.12 ID:5MgzRsh5O

>>310
�B→�A→�@


裏切った直後に病気になって死亡

322 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:41:13.10 ID:jwxi1nPbO

クラウン故人に……

323 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:43:03.83 ID:ynSbOa5MO

久しぶりな乙

324 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:44:09.24 ID:sR9TEQ9g0

乙

325 名前： ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 13:44:09.68 ID:ZIDzUW1E0

>>64
みんなで丸太を抱えてぶつけるときもあれば、
吊るした丸太をぶつけるときもあります

基本的に木製のものはアルファベットで破壊可能ですから、
状況に応じて使い分けられます
敵に狙われやすいときは大きいほうは避けようかってなったり、ですね

>>201
形が射やすいだけです
Ｆ単体でＡを破壊することはできません

なんでＦ単体がＡより弱いかっていうのには諸説あって、
最も有力とされてるのが、元々Ｆはもっと飛びにくい形をしてたんじゃないかって説です
飛びやすいようにと改良された結果、単体ではＡよりも弱くなっちゃったわけですね
でも威力は弓側依存だからアルファベットとして機能してれば問題ないよねーって話です

Ｆに形以外の価値はありません
しかしそれこそが、唯一無二の、他のどの低位アルファベットよりも重宝される価値です

>>252
ダイヤモンドと比べてアルファベットのほうが硬いなんてことはありませんが、
どの物質よりも硬いか硬くないか、ってことは厳密には設定してないですね
ＡとＺじゃ硬度にも違いがありますし

326 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:45:20.03 ID:W6enR1yC0

もうラウンコは終わりだな乙
てか今思ったが使いやすいLのがZとか打ち破れるんじゃね？
わざわざXとか使いにくいもん使わなくてもいいだろう
AでZを打ち破ることも可能じゃないか？

327 名前： ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 13:45:46.64 ID:ZIDzUW1E0

>>302
ごめんなさい、ミスです
>>248のショボンの「俺にために生きろ」は「俺のために生きろ」の間違いです

>>310
�C捕まった
�DＳの壁を越えた
�E何事もなかった

多分�@〜�Eのどれかです

328 名前： ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 13:46:33.73 ID:ZIDzUW1E0

>>326
そうなんですか？

329 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:46:36.58 ID:cO/2/mvPO

ちょｗｗｗ
選択肢増やすなｗｗｗｗｗ

330 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:46:51.73 ID:X3HV6szXO

５ｗｗｗｗｗｗｗ

331 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:47:17.07 ID:WJyzIGyC0

>>326

332 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:47:22.26 ID:fefLmHNF0

>>328
5番おかしいでしょｗｗｗｗｗｗｗｗ

333 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:47:28.28 ID:61P9q4f90

>>326
そういう作品じゃないから無理ってことでＯＫ。
この作品の世界に、そういう発想はない。

334 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:47:41.08 ID:kwGwqzT4O

壁突破ｗｗｗｗｗ

335 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:48:04.21 ID:Ft/OzRhUO

クラウンこの歳でＳの壁突破とかｗｗｗｗ

336 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:48:22.28 ID:ArsEoNFE0

てことはクラウンはＲとかＱぐらいまで扱えるのか

337 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:48:42.87 ID:5MgzRsh5O

何事もなかったように死亡してＳの壁を超えたら病気になって捕まったら裏切ったと

338 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:50:08.13 ID:W6enR1yC0

>>333
なるほどなー、すまんね
ガンダムみたいにザクがガンダム打ち破れるってわけじゃないのか

339 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:50:12.58 ID:ArsEoNFE0

>>337
突っ込みどころが多すぎるｗｗｗ

340 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:52:17.46 ID:ArsEoNFE0

今思ったんだけど、Ｙって最強じゃね？
単騎で出て振り回せばかなりの数討ち破れるだろうし一騎打ちも遠くから狙えばいいし
まあそこまでの筋力があるヤツがいればだが

341 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:53:57.05 ID:w422Em800

>>340
一騎打ちで大振り外したら＼(^o^)／じゃね？

342 名前： ◆azwd/t2EpE ：2008/09/07(日) 13:54:09.33 ID:ZIDzUW1E0

>>338
互いに同等程度の身体能力を持った二人が、
素手と剣で戦えば、よほどのことがない限り剣が勝ちます
絶対ではないですが、基本的にはＡとＺの戦いもＺが勝つというイメージです

343 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:55:24.92 ID:7GqCOXDFO

>>340
二刀流のＺのほうが強くね？

344 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:55:51.17 ID:61P9q4f90

どうして現代社会において、銃が最強なのか考えよう。

結論：人体を破壊できる威力の長距離攻撃できるから。以上、終わり。

基本的により遠くから攻撃した方が有利。滅茶苦茶有利。
銃が生まれたら他の全ての武器は無くなったという位に有利。
弓矢の時代でも、一番人を殺した兵器は弓矢だったと言う位に長距離攻撃は有利。

ましてアルファベットなどと言う、超攻撃力の弓矢が存在する世界ならば。
ＺよりもＤとＦの方が強いと言う発想はむしろ必然。
狙うべきアルファベットではなく人体。

ＺにＬで戦いを挑むと言う発想もむしろ自然。
人体さえ破壊できればそれで良いのだから、より人体を狙い易い武具を使えば良い。

だけどそうでないのは、この世界の人間には超反応速度があるからだ。
Ｚを使う人間には、Ｚを扱えるだけの超反応速度が存在する。
このレベルの人間を倒すのに、一合も打ち合わなくて良いと言うのは不可能。
まして矢に当たるなどと言う、夢物語を語るなど持っての外。


と言うイメージが俺にはあるなぁ。

345 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:56:34.66 ID:ArsEoNFE0

俺のイメージ的に回りながらＹを振り回せば強そう
リンクの回転切りみたいに

346 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:57:29.21 ID:PHgoyPvA0

クラウンがＳを振り回して指揮を執ったらその部隊は最強なのでは

347 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:59:22.19 ID:W6enR1yC0

>>344
スターウォーズみたいなもんか
確かに光線銃効かないもん
作者が言うように素手と剣くらいの差があるなら銃ならどうか？って疑問が氷解した

348 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 13:59:53.64 ID:eQdPBki40

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　 　 　　　　/　　 ノ lﾐliii|(ヾゝ
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　　　　 　　　　/ /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ_　　　　　　　　　　　　　　　　|＼
　　　　 　　　　ヽニﾌ|_|　　　(_/　　ヽﾉ　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　 |＞
　　　　　　 　 　　　　(_ヽ 　　　　　　　　　　　　　　　　＿,　　 　 　|／|
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　　　　　　　　　　　　　　⊂二二二（　＾Д＾）二⊃　　 　 　 　 　 　 　|
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　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 （　ヽノ　　⊂二二二（　｀ﾟ e ﾟ）二⊃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ>ノ　　　　　　　　　|　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　 三　　レﾚ　　　　　　　　　　（　ヽノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ>ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 三　　レﾚ

349 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:00:39.08 ID:GVKLTubxO

>>345

350 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:01:05.73 ID:dBUfuSnbO

乙

351 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:02:26.54 ID:cO/2/mvPO

>>348
仕事はえぇぇぇｗ
乙！

352 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:02:30.85 ID:GVKLTubxO

>>345
ショボンみたいな大男が「シェェイ！」とか叫びながらＹを回転させつつ近づいてきたら怖い

353 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:03:05.60 ID:JL+Yn2YMO

VIP時代のﾌﾟｷﾞｬｰ

(　＾Д＾)
統率51　武力62　知力3　政治1　魅力28


ラウンジ時代のﾌﾟｷﾞｬｰ

(　＾Д＾)
統率79　武力82　知力75　政治59　魅力100

354 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:03:40.90 ID:mkJsFqxP0

乙です！

355 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:04:12.66 ID:W6enR1yC0

>>353
無能を装うのも楽じゃねえよ

356 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:04:53.97 ID:h+eY10y90

>>353 プギャーさんラウンジに帰りますよ

357 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:06:05.13 ID:fefLmHNF0

>>353
統率知力はあってるがそのほかは0に近いほうが正しい

358 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:07:51.79 ID:61P9q4f90

つまりだ。
ショボンを倒すには中〜近距離からコショー爆弾を使うのが有効なんだよ。
毒ガス攻撃だ！

359 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:08:05.94 ID:oiFeW14N0

最後に見たときはブーンが使ってるのはJだかそこらへんだったがもうXか・・・

360 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:08:56.48 ID:mxQJH5pa0

>>345
かなりの敵は討ち取れると思うけど、あんまり暴走するとＦにやられる

つまり
ttp://www.imgup.org/iup683825.jpg

361 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:09:20.94 ID:ArsEoNFE0

ちょっと無理がありそうだけどＵとＧを片手ずつ持てばなんか強そう

362 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:10:11.64 ID:mxQJH5pa0

>>362
作者はＵとＩを持てるらしいから、かなりの武将だな
でもＵとＯのが強くね？

363 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:10:12.32 ID:jwxi1nPbO

>>360
竜巻みたいになってるから大丈夫

364 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:13:07.02 ID:ArsEoNFE0

>>360
一回きりなら使えそうな戦法だな

365 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:13:30.20 ID:61P9q4f90

>>363
だから敵は逃げる。
もしくは迂回する。
回転している人間に、移動スピードなど望むべくもなく。

もしくはほふく前進で近付き、下からやっちまう。

366 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:16:32.06 ID:ArsEoNFE0

じゃあＹを
(´・ω・)つ―＜
こんな形で使えばいいんじゃね？重いけど

367 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:16:41.17 ID:Ad8iBVbV0

>>195
リーズナブル＝プライスレスだな

368 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:18:35.64 ID:eQdPBki40

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ /
　　　　,,人.∧,,人.∧,,人.∧,,人.∧／ 　　　　　　　　　　　　　　 　 .|＼　　　　　　　　　　　　 / /
　　　≪　　ヒトヒラ城陥落ー！！≫ 　　　　　　　　　　　　　　　 .|　 |＞　　　　　 　 　 　 / /
　　　　 "Y'‘W"Y'‘W"Y'‘W"Y'‘W＼ 　　　　　　　　　 ＿　　　 　 .|／|　　　　　　　　　　 /､/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／／　　　　　 　 |　　　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 __|／　　　　　　　　.| 　　　　　　 　 　 Ｏ _
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　∧＿∧　　 ／　　　　　 　 　 　 .| 　　　　　　　∧,,∧(ﾟ∀ﾟ　)
　　　　　　　　　　　　　　⊂二二二（＾Д＾； ）二⊃　　　　 　 　 　 　 .| 　　　　　　 /ο ・ )Ｏニ)<;;>
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　 /　　　　　　　 ∧＿∧　　 | 　　　　　 ./　　 ノ lﾐliii|(ヾゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 （　ヽノ　　⊂二二二（ﾟ e ﾟ`；）二⊃　　　　　.(o_o,ｲ＿_ヽ´|(__) ﾉ~⌒）彡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ>ノ　　　　　　　　　|　　　 / 　　　　　　　　　　 ﾉｌｌｌｌｌｌｌｌヽ| |￣ノl　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レﾚ　　　　　　　　　　（　ヽノ 　　　　　　　　　　 / /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ>ノ 　　　　　　　　　　　 ヽニﾌ|_|　　　(_/　　ヽﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レﾚ　　　　　　　　　　　　　　　　(_ヽ

369 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:19:55.36 ID:O6QC51vDO

乙

クラウン

370 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:20:38.69 ID:jwxi1nPbO

頭にＹつけて全身黒茶色にして地面を駆け回る

371 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:21:16.00 ID:61P9q4f90

>>366
ソレダ！！

372 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:24:22.44 ID:hMPRyzYS0

むしろ両手にYを>>366のように持ってだな・・・

373 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:24:50.45 ID:be1E5J3Q0

>>370
どんだけでかいカブトムシだよｗ

374 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:26:45.19 ID:s4/gIL/n0

ギル様って出るたびに惨敗してる気がする…。

375 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:27:01.61 ID:uUU9b+L30

このレスを見たら確実に死ぬ。確実に確実に死ぬ。
それを避けるためにはここに
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/comic/1220480275/

ありえないんだよね、ID:dKv7gpSd0以下なんか　と書き込み。確かに警告した。生きるか死ぬか決めろ。

あと、このコピペをViP内に一回でもコピペすると可愛い女の子、あなたが好きだった女の子、好きな子とセックス出来ます。一ヶ月以内にはセックス出来、付き合うことが出来ます。

376 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:34:34.82 ID:F/b0k9iTO

最近よく分からん時間にくるな(´･ω･)
乙

377 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:34:35.88 ID:eQdPBki40

ﾊﾞﾊﾞ　　　　　　　　ﾊﾞﾊﾞﾊﾞ　　ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ
　　　　ﾊﾞﾊﾞﾊﾞ　　　　　　ﾊﾞﾊﾞ　　　 ﾊﾞﾊﾞﾊﾞ
　 ／⌒ヽﾊﾞ(个△个)∧＿∧　(-＿- )　 _
　（　＾ω＾）＝つ≡つ);;＾Д(;;(⊂≡⊂＝(ﾟ∀ﾟ　)
　(っ　≡つ＝つ　　(っ　 ⊂)　　⊂＝⊂≡　⊂)
　/　　　)　ﾊﾞ　 　 　 ｜　x ｜　　ﾊﾞﾊﾞﾊﾞ (　　　＼
　( /￣∪ﾊﾊﾞﾊﾞﾊﾞ　　∪￣∪　　　　ﾊﾞﾊﾞ ∪￣＼ )

　　　　　　　　　／／ ／／
　((;;;;゜;;:::::　　 ∧＿∧　'';:;;;):;:)):).) .　　　 　　
　(((; ;;:: ;:::;;⊂（ﾟ e ﾟ`；）　 ;:;;;,,))..).)　
　 ((;;;:;;;:,,,."　　ヽ　⊂ ） ;:;;))):..,),)).:)　　　　　
　 ("((;:;;;(;::　 　（⌒） ｜
　　　　　　　　　　三 `Ｊ 　

378 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:35:40.37 ID:TanUhw0q0

　　　　　　　　(　　^ω^　　)

379 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:45:10.47 ID:mxQJH5pa0

クラウンって建国当初は自分自身も闘ってたんだっけ？
ならＳの壁突破もありえないことじゃないよな

380 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:45:55.41 ID:gKfX6zC/0

これいつまでやり続ける気だよ
もう飽きたわ

381 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:47:54.98 ID:hMPRyzYS0

>>208

382 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:48:13.57 ID:fefLmHNF0

飽きた〜つまんない〜と言いつつ投下が行われたスレまで来るなんて相当のツンデレだな
デレ期はまだかね？

383 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:48:55.83 ID:s4/gIL/n0

>>208ですでにデレてる

384 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 14:49:57.16 ID:NxJ5IGH5O

>>383

ワロタ

385 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 15:03:39.66 ID:gKfX6zC/0

お前ら全員死ねよ糞度もが
死ね死ね死ね死ね

386 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 15:19:05.28 ID:WJyzIGyC0

真性がいるな

387 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 15:19:49.14 ID:JnAdruj0O

ルーティンって英単語って確か“毎日決まった仕事”って意味あるよね……ｺﾞｸﾘ……

それにしても最近わたプギャーさんの活躍すごいですね。全土屈指ですよ、全土屈指！！

388 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 15:21:29.54 ID:CaVvJ7wgO

クーがオワタに惚れて脂肪の展開キボンヌ（´・ω・`)

389 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 15:48:04.99 ID:anH1XDCN0

ドクオＷ砲復活

　　　　　　　　　　入
　　　　　　　　／　　＼
　　　　　　 ／　　　　　＼
　　　　　／　　　　　　　　＞
　　　 ／　ｲｯｹｰ　　　／
　　／⌒ヽ　　　　　　（
つ（　＾ω＾）つ　し=⊂ (；'A)　ﾔｯﾃｸﾚ！
　　＼　　/　　　　　　（
　（　 ＼　ﾉ　　　　　　 ＼
　　＞ ﾉ＼　　　　　　　　 ＞
　　し'　　　＼　　　　　／
　　　　　　　　＼　　／
　　　　　　　　　　Ｙ　

390 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 15:56:07.05 ID:aLT5QGX00

おいリアルタイムで来てたんじゃないか！
DVD見てる場合じゃなかったぜ！！！

391 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 15:56:41.14 ID:MUipC1hAO

あーあ次の投下は一ヶ月後かー

392 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 16:01:42.60 ID:D1ay9ysX0

うはｗｗｗ終わってるｗｗｗ
一応記念カキコしとこう

393 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 16:06:43.48 ID:be1E5J3Q0

>>391
1ヶ月で更新来るなら十分だろ
途中で投げられる方がよっぽど多いのに・・・

394 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 16:09:34.10 ID:anH1XDCN0

一ヶ月開けていいんだ、と思えば投げないヤツもたくさんいると思う

395 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 16:30:30.60 ID:jMQau1CmO

うわああああああ
きてたのか
今から読むほ

396 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 17:27:28.95 ID:jcLGn++IO

乙

397 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 17:41:42.45 ID:joO/cS8RO

読む保

398 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 18:09:18.39 ID:kwGwqzT4O

損保

399 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 18:32:09.75 ID:IIZmEMLYO

読保

400 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 18:32:33.63 ID:j6Mk37lh0

読むほ

401 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 18:34:09.35 ID:Tca4TtxxO

遭遇記念

402 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 18:37:04.90 ID:JcTRTg3b0

この小説つまんねーーーーーｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗばーかｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

403 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 18:37:09.67 ID:rHxwda4X0

これで毎日アルファベットで検索する日々から開放される…
今から読んでくる

404 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 18:39:17.28 ID:Jy/BaHGAO

久しぶりの更新保

405 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 18:45:45.54 ID:j6Mk37lh0

読み終わった　乙

406 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 18:46:41.63 ID:Ea7DpiToO

きてた━(ﾟ∀ﾟ)━!

http://imepita.jp/20080904/840160

407 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 18:59:20.03 ID:FYjFJPaiO

よむほ

408 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 19:04:29.49 ID:pXCP4xdt0

いつかショボンに

(ﾞﾟ'ωﾟ'｀) ブーンッ！きさまぁあああ！

こんな顔で発狂してほしい

409 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 19:21:59.99 ID:bWFA48Qq0

うわっ！！本物来てた！！！
保守保守！！

410 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 19:34:34.91 ID:fL9dFTDWO

読もうかな

411 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 19:58:19.77 ID:x3YVAhZjO

ほ

412 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 20:01:08.45 ID:J1UhDFIV0

記念パピコ

二回目＾ｑ＾あぅ

413 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 20:23:15.34 ID:rYR89dMKO

ほ

414 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2008/09/07(日) 20:34:58.54 ID:pj6dYebJO

よむほ