('A`)と( ^ω^)は異世界でもう一度出会うようです
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 00:03:17.65 ID:MoaIAX0i0
- これをみれば今日こそ作者は来る
- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 00:04:17.47 ID:mRKJyyUBO
- >>2
それをその速さで貼れるってことは
お前それをコピってずっと待機してたんだろ?
リロードしまくって。誰かスレ立てるの待って。
まじきめーな。氏ねよ童貞。
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 00:05:28.81 ID:uALVx1kB0
- >>2
よう童貞
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 00:23:35.83 ID:NtIH472+0
- >>2
まじきめーな童貞。
- 5 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 00:32:47.12 ID:dVn23CR70
- 童貞が居ると聞いてきました!
- 6 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 00:45:02.20 ID:dVn23CR70
- 草木も眠る丑三つ時、ちなみにうしみつどきってのが何時なのか、
詳しいことを僕は知らない、そして、きっと誰も知らない。
とにかく夜、そう夜なのだ、夜といえば、する事は一つ。
そう、夜会話であった……。
('A`)と( ^ω^)は異世界で誰かと出会うようです
第一話「人、襲来」
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 00:46:45.60 ID:uALVx1kB0
- キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!
- 8 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 00:51:19.71 ID:dVn23CR70
- 今日も一日ご苦労様でした、そんな言葉を自分に言って、
布団にむけて倒れこむ、バフッとお決まりの音が出れば、顔面が圧迫されて息が止まる。
ちょっと苦しいけど、そもそもだるいのでこのまま沈んでしまいたい所存。
( -ω-)「ああ……安らぐ……」
昼は相変わらず、ジョルジュさんによって散々しごかれた、
もっと精神を鍛えるのだ、とかなんとか言われたけども……。
腕相撲で勝ったからって、人を鼻で笑う人に言われたくないと思った。
_,
( ゚∀゚) はっ
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 00:51:23.94 ID:hd9VWEeCO
- 俺は信じてたぜ!
- 10 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 00:58:00.84 ID:dVn23CR70
- そうそう、こんな感じで……。
あ、別にここで本当に僕の部屋に居る、とかそういうのは無い。
妙にときどき子供っぽい所はあるけど、基本的にわきまえた人だから。
ζ('ー`*ζ「ブーンさま…お疲れでしたら、マッサージでもしましょうか」
そして、代わりにやって来るのがデレである。
似てないようで、なんとなく兄妹である事を納得してしまう。
この、変な所とか、変な所とか、変な所とか。
(;^ω^)「い、いや……大丈夫だお」
ガバッと顔だけあげて、いつの間にか部屋へと侵入していたデレへと返事をする。
すると、そう……ですか、とか言ってしゅん、としながら俯いた。
何だろう、この罪悪感、何も悪いことしてないはずなのに。
- 11 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 01:04:31.13 ID:dVn23CR70
- (;^ω^)「と、ところで……なんか用かお?」
ζ(゚、゚*ζ「えと……用ってわけじゃないんですけど、その……」
とりあえず問い返してみれば。
今度はちょっと頬を染めて、口をもごもごと何か言いよどんでいる。
かと思えば、ふぅ、と息を吐くと、ふっと微笑み、
ちょっと、声が聞きたかったんです。
と、潤んだ瞳で言ってきた。
そして、沈黙。
いや、僕はなんと言いますか、こういうノリは非常に苦手なジャンルで御座いまして。
はっきり言って、そんな事いわれても、何をどう返せばいいのかわからない。
なので、とりあえず……。
- 12 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 01:12:03.61 ID:dVn23CR70
- 考えた、考えに考えてみた、そしてたどり着いた結論は、あれだった。
「こんな時、どんな顔をすればいいかわからない」つまり。
そうか、笑えばいいのか。
(;;^ω^)「お、おっおっ……」ニコヤカ
そしたら、何かもうデレは微笑むっていうより、口元を歪めて笑った。
くすっ、とかうふふ、なんてもんじゃない、くくく、って感じだった。
今もなんか、すごいニヤニヤしてる、怖い。
(li^ω^)「ま、まあ立ち話もなんですし、座ったらどうでしょうか?」
ζ(^ー^*ζ「はいっ!」
返事は元気なものだったが、動きは比較的スローで隣へと腰をおろすデレ、
そよ風が僕の首もとを撫でた、同時に、風呂あがりなのだろう、いい香……、
やめておこう、そういう情景を浮かべるのは、精神衛生上よくない。
- 13 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 01:20:40.97 ID:dVn23CR70
- それから、何だか色々とくだらない事を話した。
すると、今日のことへと話題が向かっていった。
これは昼下がり、ご飯を食べて、休憩も終わって、
再びしごきが待っていると思った矢先のこと。
(;^ω^)「しっかし……この剣、どうやって浮いてるんだお?」
(´・ω・`) 「それをもし僕が知っていたとしてさ、それを君に話したとしても、
君が理解できるとは思えないし、すごく無駄だと思わない?」
(;^ω^)「……」
(´・ω・`) 「それより、どうブーン」
( ^ω^)「お?」
(´・ω・`) 「ちょっと、勝負してみる?」
そう言って、ショボは剣……もとい、ぷかぷか浮いてた神具を掴んだ。
ついでに、いつかのリベンジ、とか言っていた。
- 14 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 01:30:36.76 ID:dVn23CR70
- ( ^ω^)「受けて、たったお」
そう応えた、以前に組み手、というのか知らないけど、
チャンバラごっこの延長みたいな勝負をした時、僕はあっさり勝ったことがある。
どうやら、その時のことを結構、いやかなり根に持っていたらしい。
だけれども、いやこーゆー物言いはあれだとは思うけど、
ショボの動きや、走りこみなんかの体の動かし方一つ見ても、
はっきり言って、僕は負ける気がしない。
とか思ってたんだけど、そういう増徴は、刈り取られるのが常のようで。
すぐ終わるかと思えた勝負は意外にも続き。
なかなかやるな!なんてかっこいい台詞が出そうになった頃。
あっさりと、勝負はついた。
(;^ω^)「あ……あれ」
(´・ω・`) 「僕の勝ちだね」
気付けば、僕は剣をはじかれ、
ショボに剣を突きつけられていた。
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 01:34:05.17 ID:MoaIAX0i0
- これで二回目だよ
age
- 16 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 01:38:35.70 ID:dVn23CR70
- (;^ω^)「ちょ、ちょちょ! ちょっと待った!!」
(´・ω・`) 「待ったなし」
しかし、納得がいかない僕は猛然と講義した、
でも、なんかもうショボは見下すような目でこっちを見るばかりで、
完全にとりなすつもりは無いように見えた。
(;^ω^)「ずっ、ずるい! ずるいお!! なんでこんな罠だらけなんだお!?」
そもそも長引いたのだって、戦ってる最中に落とし穴やら、丸太が降ってくるやら、
ひたすら、僕だけを目掛けてトラップ発動していたせいだ。
普通にやれば、負けないのに、絶対負けないのに。
( ;ω;)「ずるいお! 勝ち逃げかっこわるい!!」
(´・ω・`) 「はいはい、あ、でも一応いっておくけど、別に僕が仕掛けたわけじゃないよ?」
( ;ω;)「お?」
「それも私じゃ」
川д川(li゚ω゚)「おわああああああああああああああああああああああ!!」
何か、気が付いたら村長ちゃんが背後に居た。
何か、冷気みたいなのを感じた気がした。
- 17 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 01:43:10.41 ID:dVn23CR70
- >>15
やあ、また会ったね僕のサンドロック
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 01:47:14.38 ID:y2HIg7BkO
- 教えてくれ作者、お前は後何回釣りスレに降臨するんだ?
そんな作者が大好きです
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 01:49:10.30 ID:z7MsmG0TO
- え?本人?
“誰かと出会うようです”?第一話?
どゆこと?
- 20 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 01:49:26.21 ID:dVn23CR70
- (;^ω^)「はぁ……村を守るトラップ…かお」
詰まるところ、先の数々のトラップは、
例のシャキンが伝えたという、村防衛の手段のひとつ。
(;^ω^)「でも、包丁が上から降ってくるのは危なすぎないかお?」
ていうか、こんな簡単に発動してたら、
どう考えても、住んでる人間が危ないじゃないか。
川д川ノ「やー、それはないぞぉ、ここのトラップは全部、
ある特定の状況下で、特定の行動を取ったときにのみ発動する仕掛けじゃからのう」
(;^ω^)「……えーと、それはつまり」
( ^^ω)(まあ、いいように誘導されて、踊らされてたわけだな)
(;^ω^)「そ、そんな……僕にはただ防戦一方にしか…」
そう呟きながら、ショボの方をちらりと見てみた。
(´・ω・`) 「ん?」
なんて言いながら、何ともない表情で僕を見返してきた。
見下すでも、ほくそえむでもなく、ただ見ただけ。
なのに何故だろう、僕は背筋にうすら寒いものを感じていた。
- 21 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 01:52:18.30 ID:dVn23CR70
- ゼロは俺に……そう、つまりゼロ、ゼロなんだよ。
それはともかく、そうだな……釣りスレだと思うからダメなんだよ。
これはいわばあれですよ、代理、もしくは、次スレ、
スレがあるから書く、これはただそれだけの事・・・・!
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 01:53:32.54 ID:dVn23CR70
- ながらで好き勝手に書いてるから、
これを本編扱いするのはどうなんだろうと思って、タイトル変えてみただけですね。
- 23 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 02:05:43.26 ID:dVn23CR70
- (;^ω^)(むぅ……)
しかし、こうまでやられっ放しでは、ちょっと情けない思いもある。
だから身を奮い立たせ、今度はやられまいと、再戦を申し込んだ。
そしたら、すごく、あっさりと、断られた。
しかも理由を聞いてみれば、これまた意外な返答をうけた。
(;^ω^)「なにゆえ!?」
(´・ω・`) 「もう一回やったら、勝てなそうだからだよ」
それも、今回は嫌味を感じさせない口調だった。
流石に毒気を抜かれてしまい、思わず「はぁ…」なんて気の抜けた返事をした。
(;^ω^)「…って、いやいや、それ結局勝ち逃げじゃないかお!」
(´・ω・`) 「そうなるね、けど……ブーン」
( ^ω^)「お……?」
かと思えば、今度はみょうにまじめな顔を、
もう、シャキン寸前って感じの、そんな表情で、僕を見据えた。
- 24 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 02:16:09.54 ID:dVn23CR70
- ( ^ω^)「なんだお?」
次の言葉が待ちきれず、催促の意味をこめて問いかけた。
すると、ショボは少しだけ、苦々しげな表情を作ると、ようやく口を開いた。
(´・ω・`) 「……これから先、もう二度と負けちゃいけない
出来れば、これで最後にしてほしいんだ」
(;^ω^)「………へ?」
いきなり、何を言ってるんだろう。
ポカーンとするばかりの僕を他所に、ショボは続ける。
(´・ω・`) 「君はね、たぶん僕らの中ではずば抜けて強いと思う
純粋に真っ向から戦うなら、の話だけど」
(´・ω・`) 「わかる? 君は今…いや、"これから"エースとして戦わなきゃいけなくなる」
(;^ω^)(……なのは?)
(´・ω・`) 「そして、エースの条件は、負けない事、忘れないようにね」
(;^ω^)「え、と……はい」
よく分かり辛いところだが、まあ褒められているんだろうと、
僕はそう思うことにして、ちょっぴり浮かれるばかりで、
結局、その言葉の意味を知ることは まだ、無いのだった。
- 25 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 02:23:41.49 ID:dVn23CR70
- そして、これはショボだけが見て、知りえた事。
先の戦いの最中、ブーンは数々のトラップとも戦っていた。
けれど、いくらなんでも、不意をつかれて無傷で抜けられるものだろうか。
いや、そもそも、それ以前。
日陽の国を抜け出たとき、ブーンは一人、大群相手に向かっていった。
そして、それを退け、皆と合流したブーンは、どこかに傷を負っていただろうか?
その答えは、再開した時の周りの様子からして明確だろう。
何せ、誰一人として、傷を心配するものは居なかったのだから。
- 26 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 02:31:38.08 ID:dVn23CR70
- (´・ω・`) 「……」
ショボの視線の先には、地面に突き立ついくつもの刃物があった。
それは、木の隙間に仕込まれた、降り注ぐ刃のトラップ。
見れば内の一本だけ、少し離れた場所に横たわっている。
そのすぐ横では、飛沫のような、小さな赤い水滴が葉っぱを滴い、地面に吸い込まれた。
これ等の意味することは一つ。
しかし本人は気にしていない、いや、むしろあれは……気付いていない。
僅かな不安と、諦めにも似た焦燥を感じながら、
ショボは静かに、その場から離れていった。
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 02:43:54.34 ID:Cr6oB5MXO
- 釣りスレだろうけど、どうせ異世界の奴来てるんだろうなー、なんて思って開いたら……。
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 02:53:04.27 ID:f4uhxq+/0
- おいおい来てるじゃないか…
こりゃ寝るわけにはいかんな
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 02:55:46.97 ID:Qf1SI/SZO
- 週一ぐらいでスレ立てて作者に強制定期連載させようぜ
- 30 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 02:57:55.76 ID:dVn23CR70
- ( ^ω^)「そういえば、ショボが変なこと言ってたお」
ζ(゚ー゚*ζ「なんですか?」
話すうちに、思い出したことをつい口についた。
しかしこれ、言っていいものなんだろうか。
(;^ω^)「あ、いや……何か、僕はエースなんだから、
もっとしっかりしな、みたいな事を……」
うわ、自分で言ってて恥ずかしい。
え、なにこれ自画自賛? ナルシーさんですか? 自分大好きなんですか?
とか、とりあえず自己嫌悪してみたけれど、予想通りというか、何というか。
ζ('ー`*ζ「そんなの……当然ですよ! 知ってます、私、知ってますよ…」
从 ゚∀从「そうだな、ナイトさんだもの」
(;^ω^)「あ、あるぇー?」
ここで、予想外にして予定外の展開が勃発したけど、
ある意味この先は予定調和なノリが続くので、色々割愛。
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 02:58:02.77 ID:uALVx1kB0
- >>29
だな
- 32 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 02:59:05.49 ID:dVn23CR70
-
<ワタシガ サキニイタンデスーー!
<ナラ モウイイダロ デテケヨー
( ^ω^)「……」
( ´ω`)「…」
「いや、寝かせてくれお……」
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 03:03:22.85 ID:dVn23CR70
- >>29
ですね
- 34 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 03:11:00.02 ID:dVn23CR70
- (;^ω^)「はぁ……とりあえず逃げてきたけど」
と、まずは字の文に変わって状況を説明してみた。
でも大事なことなのでもう一度書きます、部屋から逃げてきました。
そうしたら、道がてらにクーさんにばったり会った。
川 ゚ -゚)「ん? どうしたんだ、こんな時間に」
(;^ω^)「ちょっと寝る場所を失いまして……」
ところで、こんな時間といわれても、丑三つ時が何時がわからないから、
結局、こんな時間はどんな時間なのかわからないわけだが。
現実ではわかるけどね、3じ7ふんさ。なんというながらリアルタイム。
これを貼る頃には、時間の進み具合がわかる寸法ってわけだ。
川;゚ -゚)「……何をぶつぶつ言ってるんだ?」
(;^ω^)「あ…すみませんですお」
何だか、普通な反応に思わずほっとしてしまうのは、何故だろう。
普通に引かれただけ、とも言えるけど。
しかし、一緒に旅をする仲間とはいえ、実は、微妙な距離はあったりする。
今のこの状況がそうだった、基本的にどっちも誰かしら側に居るタイプなので。
そう、クーさんと二人で話をするなんていうのは、相当なレアイベントなのだ。
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 03:14:24.34 ID:Qf1SI/SZO
- >>33
おまwwwww
いいのかよwwwwww
- 36 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 03:19:40.09 ID:dVn23CR70
- ( ^ω^)「クーさんこそ、どうしたんですお?」
川 ゚ -゚)「ちょっとトイレにな」
これまた、あっさりとトイレを断言した。
しかも何か、うむ、みたいな素振りがあった。
何かこう……風格がある、というのだろうか。
始めて会ったときは、それはもう……弱々しいお姫様だったんだけど、
あの暴力事件いらい、あのクーさんは見る影もなくなってしまった。
ドクオ曰く、これが彼女らしい、そうなのだが、
僕にはよく分からないな、あれか、ドクオはMなのか?
川 ゚ -゚)「ああ、そうだ……寝場所がないなら、私の部屋に来るか?」
( ^ω^)「あ、はい」
(;゚ω゚)「って、えええええええええ!?!?」
いま素で返事しちゃったけど、え、ちょっと、なに、
またそういうパターンなの? いやそれはありえないでしょうに。
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 03:22:00.88 ID:Qf1SI/SZO
- 支援
- 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 03:26:34.00 ID:/GPQX8VcO
- 作者釣られすぎだよ
紫煙
- 39 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 03:27:21.60 ID:dVn23CR70
- 川;゚ -゚)「む、何をそんな大袈裟な……」
(;゚ω゚)「いや、だって、部屋にって……そう、ど、ドクオが!」
川 ゚ー゚)「ああ、ドクオが居るから、行ってやってくれ」
ああ……そういう。
なるほど。
よかった……。
( ^ω^)「わかりましたお」
そうして、僕はクーさんの部屋、いやドクオの部屋?
へと向かうことにした。ところで、クーさんはもう一度僕を呼び止めた。
( ^ω^)「なんですかお?」
川 ゚ -゚)「なぜ……敬語で話すんだ?」
- 40 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 03:40:06.50 ID:dVn23CR70
-
川 ゚ -゚)「私達はとくに年が離れているわけでもないだろう?」
(;^ω^)「……」
はじめは、ため口でいい、とかそういう軽い言葉に繋がるのだと思った。
でも、この問いかけは、すごく重いものに感じて。
僕は言い訳がましい台詞を出せず、口ごもってしまった。
それに、気のせいだろうか……そう言うクーの表情が、
ちょっとだけ、ひどく哀しそうに見えたのは。
川;゚ -゚)「……ぁ、いや、いいんだ、すまない……」
と、重い沈黙がはじまりかけたのを察したのか、
クーはすぐに慌てて弁解の台詞をつづけた。
- 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 03:40:38.33 ID:RK0jv6lq0
- 寝る前の支援
- 42 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 03:41:16.21 ID:dVn23CR70
- だから、僕はこう伝える事にした。
( ^ω^)「……あんまりトイレが長いと、誤解されちゃうお?」
川;゚ -゚)「……む?」
( ^ω^)「早く行ってきたほうがいいお」
正しいかどうかは知らない、けど。
こうすべきなんじゃないかって思った、そう、友達として。
( ^ω^)「クー」
すると、クーはくしゃっと笑って。
川 ゚ー゚)「ああ、そうだな」
また、ちょっとだけ嬉しそうに、背を向けた。
それじゃあ、僕は一足先にドクオの部屋まで行くとしましょう。
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 03:41:34.75 ID:rb5g2BYUO
- 寝る前の紫煙
- 44 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 03:47:08.47 ID:dVn23CR70
- ( ^ω^)「おいすー」
('A`)「あれ、どうしたんだ?」
珍しい、とでも言いたげな感じでドクオは僕に向けて手をあげた。
遊びにきた、と言いかけて、寝に来た、と言ってみた、
すると、しばらく考えるような素振りをみせ。
(;'A`)「……大変だな」
なんか同情された。
こうして、僕らはもう一度出会えたのでした。
('A`)と( ^ω^)は異世界でもう一度出会うようです 【完】
- 45 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 03:53:24.78 ID:dVn23CR70
- ( ^ω^)「おいすー」
('A`)「あれ、どうしたんだ?」
珍しい、とでも言いたげな感じでドクオは僕に向けて手をあげた。
遊びにきた、と言いかけて、寝に来た、と言ってみた、
すると、しばらく考えるような素振りをみせ。
(;'A`)「……大変だな」
なんか同情された。
それから、久しぶりに二人でわいわい話をして、
異様なほど、帰ってくるのが遅かったクーをちょっとからかって、
川#゚ -゚) プンプン (^ω^;)('A`;)
怒られて、ちょっとだけMの気持ちを理解しつつ、
穏やかな一日は、ほんの変化をもたらしつつ、終わっていくのだった。
('A`)と( ^ω^)は異世界でもう一度出会うようです 番外編
25、2会 「とある日の出来事」 おわり
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 03:54:28.80 ID:f4uhxq+/0
- 乙
釣られてくれてありがとう
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 03:56:05.65 ID:uALVx1kB0
- 乙
- 48 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2008/08/19(火) 03:58:23.50 ID:dVn23CR70
- 今日は三つの現行のうち一つに、自分の中で決着がついたから
テンションとモチべがとてもよかった、
そんな時にスレがあった、だから書いた、そう、たったそれだけの事・・・。
しかし、こんな突発的にはじめたものの癖に、
重要なイベントから、重大な伏線までてんこもりなのは、
……われながらどうかと思う。
さて、寝るか。
- 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 04:30:29.23 ID:rVGGCZI50
- 乙
- 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 04:47:39.19 ID:4XiENkTnO
- 乙
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 06:08:44.01 ID:nyoZbvKOO
- 乙
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/19(火) 08:54:07.50 ID:+4VhRi0z0
- 乙
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