('A`)は地図のない島へ行くようです
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 11:44:10.15 ID:UZxArLru0
- 代理です。
見てたらナニか・・・あるかも!?
- 2 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 11:46:29.37 ID:4aR5b+GJO
- 代理サンクスです
まとめサイトさん
ブーン速!さんhttp://blog.m.livedoor.jp/hoku6363/index.cgi
ブーン芸さんhttp://boonsoldier.web.fc2.com/index.html
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 11:46:35.75 ID:+qreWx3k0
- しね
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 11:47:13.49 ID:AqsoVEeH0
- いきろ
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 11:47:38.26 ID:yrnN5xXKO
- ktkr
支援
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 11:49:18.27 ID:wf5mkF4z0
- wktk
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 11:50:42.41 ID:tihWn5ItO
- タイトル違わね?
支援
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 11:50:55.10 ID:LgRN0HRPO
- お帰りゲリラ乙
- 9 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 11:50:59.68 ID:4aR5b+GJO
- 最近更新遅れてすみません。お詫びと言っちゃなんですが、今日は16話に加え、ここまでの登場人物整理と前スレで募集した質問コーナーを投下します。
今日、投下中に支援して下さる時に、何かこの作品に関して質問を添えて頂ければ、質問コーナーにてお応えするかもしれません。
では、投下開始します
- 10 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 11:52:44.09 ID:4aR5b+GJO
-
ξ*゚听)ξ「……しいちゃんのメイド服、いつ見ても可愛いわね」
( ^ω^)「うん、良く似合ってるお」
(*゚ー゚)「……ありがとう。久しぶりにこの服着たからちょっと装いを気にしてんだけど、何ともないようで良かったよ♪」
(;'A`)「イテッ!」
( ・∀・)(……おぃ、テメェ、なに前屈みになってるんだよ?
……しぃに変な気ぃ起こしたらシメルぞ?)
(;'A`)(わ、わかりましたから、さり気なく背中をつねるの止めて下さい!)
- 11 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 11:53:36.10 ID:4aR5b+GJO
-
('A`)は地図に無い島へ行くようです・第16話
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 11:54:57.68 ID:yrnN5xXKO
- 支援
- 13 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 11:58:07.39 ID:4aR5b+GJO
-
ジョルジュがはじまりの村を訪れてから1週間後、ドクオ達はラウンジの城へと向かっていた。
('A`)「……『神の国より送られし使い、ドクオ。それを予言した、女神に選ばれし巫女、しぃ。
次の祝日、ラウンジ大聖堂にてそなた達を歓迎し、洗礼を受けさせる催しを行う。前夜、城から使いの馬車を送る。それに乗って城まで来るべし。』」
ドクオが一週間前にジョルジュから受けとった手紙の内容を、狭い馬車の中で読み上げた。
('A`)「『尚、その際、同時にラウンジ聖騎士団第51代新規入団員、失踪を遂げていたブーン・トロッソの復帰祝いを行う。
当事者のブーン・トロッソ、その妻ツン・デレートの同席を許可する』」
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 11:58:21.01 ID:QkORleo50
- 支援
- 15 名前:いち :2007/12/08(土) 11:58:40.77 ID:20TfCNdP0
- |∧,,∧
| ・ω・)
|⊂ ノ
|ωJ
- 16 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 12:00:59.95 ID:4aR5b+GJO
-
ξ;゚听)ξ「ちょ、私は別にブーンの妻なんかじゃないわよ!!」
ドクオの言葉を聞き、ツンが耳をつんざく音量で叫んだ。
( ・∀・)「……まぁ、似たようなもんだろ」
ξ;゚听)ξ「ちょ、親方!!」
モララーが無表情で突っ込みを入れるのをみて、ツンが更にヒートアップした。
( ^ω^)「……」
ξ#゚听)ξ「アンタも黙ってないで何か言いなさいよ!!」
( ^ω^)「……いや、ツンは僕のお嫁さんになるのが嫌なのかな、ってちょっと落ち込んでたんだお」
ブーンの少し寂しそうな顔を見て、ツンの心がキュンッと鳴った。
- 17 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 12:03:02.96 ID:4aR5b+GJO
-
ξ;///)ξ「ば、馬鹿! 私はそう言う事言った訳じゃなくて、ただ(ry」
('A`)「ハイハイごちそーさん」
ドクオが渋い面をすると、彼らのやりとりには興味無さそうにぼそりと呟いた。
ジョルジュから渡された手紙。
ドクオ、しぃ、ブーン、ツンが諸事情でラウンジに招待される事になった。
手紙を渡した後のジョルジュが言うには、
_
( ゚∀゚)「ラウンジの国王がお前としぃに興味持ったらしくてな、ここは1つ、特別に国王直々にお前らに洗礼をしてやりたいそうだ」
という事らしい。
ちょうどしぃと仲直りしたその矢先、いきなりラウンジ国王から届いた招待状。
はたしてそれが、ただの国王の気まぐれで無い事をドクオは知っていた。
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 12:05:44.01 ID:LgRN0HRPO
- きゅんっ……////
- 19 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 12:07:18.82 ID:4aR5b+GJO
-
('A`)「……」
( ・∀・)「……」
狭い馬車の中で、ふとドクオとモララーの視線が合う。
手紙を渡されたあの時、ドクオと共にジョルジュの話を聞いていたモララーとショボンの2人だ。
――あの男の発した言葉は忘れる訳が無い
ショボンは用事が出来て来れなくなってしまったが――
二人は互いを見つめ合うと、確認する。
_
( ゚∀゚)「……俺は女神の正体は、しぃだと思ってるんだ」
――何があろうとも、しぃは自分達で守る
- 20 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 12:10:26.52 ID:4aR5b+GJO
-
何故、このタイミングでその話をするのか。
しぃがタイジュから帰ってきた矢先、突然現れたジョルジュという名の男。
ブーンが保証するのだから、ラウンジの国防を務めとする騎士団長という肩書きは本物なのだろう。
ブーンや他の村人達の反応を見るにも、ラウンジの騎士団長というのはこの島でもかなり権力の高い存在であることが伺えた。
――その騎士団長が、何故しぃに目をつけたのか
('A`)(………)
理由は手紙を渡された時には話さなかった。
ただ、その時のジョルジュの目が、ギラギラとしていたのがドクオの脳裏に深く焼き付いていた。
――今回の召集には、何かある
- 21 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 12:13:09.50 ID:4aR5b+GJO
-
(*゚ -゚)「……あの、どうかしたの?」
イチャつくブーンとツンを余所に神妙な面もちで黙り込んでいるドクオとモララーを見るなり、しぃが訝しげな顔をして声をかけてきた。
(;・∀・)「あぁ、いや、何でもない」
(;'A`)「う、うん、何でもないよ」
どこか慌てた様子の2人を見て、しぃは不思議そうに首を傾げる。
(*゚ー゚)「……ならいいけど。
そう言えば、何でモララーさんもついてきたの?」
しぃのさり気ない一言に、モララーとドクオは冷や汗をかかされた。
- 22 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 12:16:18.65 ID:4aR5b+GJO
-
ξ゚听)ξ「……バカだなしぃちゃん、それはしぃちゃんの晴れ姿を見たいモララー親方の親心に決まってるじゃない」
いいところで、ツンのフォローが入った。
(;・∀・)「そ、そうそう! やっぱり娘の晴れ姿を想像すると居ても立ってもいられなくなっちゃってな!!」
(;'A`)「ほ、本当、モララーさんにも困ったものだよね〜」
これ見よがしに、モララーとドクオが一気にたたみかける。
(*゚ー゚)「……ふぅん、親方はそこまで私の事思ってくれてたんだ」
( ^ω^)「おっお。親方は相変わらず親バカなんだお」
(;'A`);・∀・)(フゥ……)
何とかその場をやり過ごしたのをみて、2人は深く溜め息をついた。
- 23 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 12:19:18.43 ID:4aR5b+GJO
-
何が理由なのかは知らないが、少なくともジョルジュはしぃの事を"女神"なのではないかと疑っているようだ。
ブーンの話によると、ジョルジュは若くして聖騎士団団長になったイケイケなタイプなようで、騎士団の運営や性格の面でもかなり強引な事で有名らしい。
そんな彼が持ってきたこの話だ。
しぃを自分の城まで呼び寄せて、その場で取り押さえたりするのかもしれない。
もしそのような事態になった時の保険として、村で一番腕っぷしが強く、ドクオと共にジョルジュの言葉を聞いていたモララーがついてきたのだった。
('A`)(……しぃにはまだ話さない方がいいですね)
( ・∀・)(あぁ。下手に混乱を招くと面倒だし、ジョルジュが本人ではなくお前に言ってきたのも不可解だ。
とりあえず、今は様子見しよう)
- 24 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 12:24:20.58 ID:4aR5b+GJO
-
村を発ってからしばらく続いていた馬車の揺れが、急に止まった。
( ^ω^)「お? 着いたのかお?」
ブーンが扉を開けると、勢いよくジャンプして馬車から飛び降りた。
( ・∀・)「こらこら、あんまりハシャぐなY……」
(;゚ー゚)「……」
ξ゚听)ξ「? しぃちゃん、どうかしたの?」
馬車から降りたしぃが前方を見て固まっているのを見て、不思議に思ったツンが話しかける。
( ^ω^)「……」
( ・∀・)「……」
ξ゚听)ξ「ブーンも親方も固まっちゃって、どうかしたの?」
(;'A`)(……はっ!?)
最後に馬車を出たドクオの胸に、様子のおかしい一同を見て嫌な予感が湧き起こった。
(;'A`)「な、なんだ!?」
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 12:28:14.61 ID:LgRN0HRPO
- 支援
- 26 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 12:32:23.54 ID:4aR5b+GJO
-
ドクオ達を包み込んだのは、やかましいラッパのファンファーレ――
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 12:35:01.33 ID:LgRN0HRPO
- 支援
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 12:38:55.15 ID:yrnN5xXKO
- 支援
- 29 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 12:39:15.10 ID:4aR5b+GJO
-
街の中央、石畳のしかれた広い道の先導を、ブーンとツンが乗った象がゆく。
ξ゚听)ξ^ω^)「おー」
皆の周りを、黒山のたかりになった街の人々が囲み、失踪を遂げていた戦士の帰還、それを長い事待ちわびていた健気な恋人を祝福する。
ブーンは象の手綱を取り、それをゆっくりと歩かせながら黄色い声援に手を上げて応えている。
その少し後ろの方から、ドクオ、しぃ、モララーが乗った神輿がついて行く。
- 30 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 12:40:56.77 ID:4aR5b+GJO
-
(;'A`)「……なんだ、これは?」
ドクオが、自分らを囲む興奮しきった群集を眺めて怪訝な顔をする。
(*゚ー゚)「……どうやら、私達を歓迎してくれてるみたいね」
しぃは辺りの様子を伺って、小さな声でポツリと呟いた。
――馬車がラウンジの城門前に着くと、ラウンジのものと思われし兵士達に一斉に取り囲まれていた
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 12:41:47.92 ID:LgRN0HRPO
- し
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 12:42:18.53 ID:yrnN5xXKO
- 支援
- 33 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 12:43:54.13 ID:4aR5b+GJO
-
――予想はしていたが、やはりラウンジはしぃを狙っているのか――
(;^ω^)「おっおっ、これは何なんだお?」
(;'A`)「……チッ」
事情を知らないが故に事態が飲み込めていないブーン達は、異様な雰囲気に戸惑いの色を見せている。
- 34 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 12:45:39.19 ID:4aR5b+GJO
-
ドクオははやる気持ちを落ち着かせて、冷静に周りを見渡した。
自分らが乗っていた馬車の周りを、360度、ラウンジの兵が取り囲んでいる。 逃げ道になりそうな場所はなかった。
(;'A`)(……)
何が目的でしぃを狙っているのか知らないが、訳のわからない者達にしぃは渡さない。
何がなんでも、しぃはここから逃がさなくては――
目の合ったドクオとモララーが、コクリと頷く。
(#'A`)#・∀・)「うおぉぉおぉ!!」
瞬間、2人は馬車の後方に位置する兵に向かって飛び込んでいた。
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 12:47:11.46 ID:LgRN0HRPO
- しえしえ
- 36 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 12:49:16.12 ID:4aR5b+GJO
-
_
( ゚∀゚)「ちょ、何やってんだよwww」
ドクオとモララーがラウンジ兵と揉み合っていると、前方の兵団の中からジョルジュが現れた。
ξ;゚听)ξ「あ、あなたは、先日の……」
( ^ω^)「お、ジョルジュ団長、只今帰還しましたお」
ジョルジュを見てブーンが姿勢を正し、敬礼する。
_
( ゚∀゚)0「よぉ、ブーン。
……隣りにいるのはお前のコレか?」
ジョルジュは嫌らしい笑みを浮かべると、両手を合わせ、ブーンに向かって中指と薬指の間を開いてみせる。
(*^ω^)「はい、こんな関係ですお」
ブーンも釣られてニヤリと笑うと、ジョルジュの指が作り出した空間に親指をズブリと挿入した。
ξ////)ξ「ちょ、アンタ達何やってんのよ!!」
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 12:56:05.35 ID:t0pZT+FfO
- 支援
- 38 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 12:58:08.73 ID:4aR5b+GJO
-
(;゚ー゚)「ジョルジュさん、そんな事してないで、早くドクオ達を止めて下さい!!」
いきなり乱闘をし始めたドクオとモララーを、ハラハラとしながら眺めていたしぃが声をかける。
_
( ゚∀゚)「よぉ、巫女のお嬢ちゃん。
女神に見初められた割には、相変わらず随分とおっぱいがちっちゃいな」
(#゚ー゚)「ふざけないで下さい。警察呼びますよ?」
ジョルジュはしぃの怒った顔を見て、"俺が警察なんだがな"と声を上げて笑った。
_
( ゚∀゚)「……まぁいいや。
おぃ、そこのアホ2人。とりあえずモチツケ」
- 39 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 13:00:50.96 ID:4aR5b+GJO
-
(*゚ー゚)「全く、いきなり2人が暴れだすから、何事かと思ったよ」
(;'A`)「……スミマセン」
神輿の上で、しぃがドクオ達を前にお冠になっている。
なにやら、自分達の早とちりだったようで、ラウンジ兵達は5人の出迎えの為に城門前に出てきただけで、しぃを襲おうなどとはこれっぽっちも思ってなかったらしい。
_
( ゚∀゚)9m「馬鹿だww何勘違いしてるんだコイツらwwプギャーwwwwwww」
(;'A`);-∀-)(くぅ……)
彼に気づき、事の次第を飲み込めずに唖然としていた2人を見て、ジョルジュは笑い転げながら馬鹿にした。
少し悔しい思いをしながら、2人は気を取り直す為に辺りの景色の方へと目を移した。
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 13:01:00.16 ID:zot51zKB0
- 支援
- 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 13:01:52.37 ID:LgRN0HRPO
- _ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
⊂彡
- 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 13:04:49.87 ID:3CtwbsWs0
- 支援
- 43 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 13:05:26.18 ID:4aR5b+GJO
-
『なぁ、ブーン新入兵は良いとして、後ろにいる奴らは誰なんだ?』
『あぁ、あれは"神の遣い"と"巫女"らしいぜ。あと1人は知らんが』
『マジか!? アイツらが噂の……』
『あの"巫女"、可愛くない? メイド服なんか着ちゃってさ〜』
『"神の遣い"と主従関係にあるらしからね。あんな貧相な面した野郎には勿体無いよ』
('A`)(……余計なお世話だ、バカ)
群集の中から聞こえてきた会話の内容を耳にして、ドクオが毒づいた。
- 44 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 13:07:27.56 ID:4aR5b+GJO
-
( ・∀・)「……どうやらお前らの事も、コッチ方面まで大分伝わってきてるようだな」
(*゚ー゚)「そうみたいですね」
2人にも周りの声が聞こえたようだ。
( ・∀・)「……まぁ、毎日が退屈なこの島の住人だ。その手のオモシロ話は光のごとく駆け巡るからな。
俺もお前があんな事言い出した時は、何事かと驚いたよ」
(*゚ー゚)「え〜。親方、あの時は真顔で私を信じてくれるって言ってたじゃないですか〜」
( ・∀・)「へへ、あれは他の奴らを叱咤するために、半分演技入ってたんだよ」
(*゚ー゚)「も〜」
- 45 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 13:12:37.58 ID:4aR5b+GJO
-
('A`)「……」
2人の会話についてゆけないドクオは、再び周りの光景に目をやった。
ブーン達の周りを群集が集い、彼を称えている。
その後ろをついて行く自分らを、子供が指を差して、何か叫んでいる。
神輿の後続の吹奏楽団が、けたたましい音を鳴らして、歓迎の曲を演奏する。
不穏な空気など微塵にも感じない。
しかし、ドクオの心の奥底で、何かが引っかかっていた。
- 46 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 13:14:54.10 ID:4aR5b+GJO
-
一同が巨大な白塗りの建物の前に着くと、ブーンが繰る象の側で歩いていた若い兵士が中に入るよう指示した。
目の前に映ったのは、壮大に広がる空間。
(*゚ー゚)「わぁ……」
赤い絨毯が敷かれた中央の通りを歩いていると、眼前に巨大なステンドグラスが現れる。
ξ゚听)ξ「ほぉ……」
窓の下の方で、少年と犬らしき動物が倒れている。
その色鮮やかなガラスの上方から、複数の天使が舞い降りていた。
('A`)「……ランランラーランランラー」
ドクオは鼻歌を歌いながら、案内された席へと座り込んだ。
- 47 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 13:16:51.02 ID:4aR5b+GJO
-
厳粛な雰囲気のもと、広々とした教会の中を舞台に一連の儀式が始まった。
( ´∀`)「聖騎士団員、ブーン・トロッソ。前に来なさい」
悪趣味なアクセサリーを体中に散りばめ、いかにも金持ちといった格好をした男性が、ステンドグラスの前に置かれた教壇の元へといざなう。
しぃに聞いたところ、あの男はラウンジの国王らしい。
( ´∀`)「謎の兵団に襲われて、失踪していた新入騎士団員の中で、帰ってきたのはあなただけです。
道中味わった痛みに耐え、良く頑張ってくれました。感動しました。」
国王がどこかで聞いた事のあるような台詞を言うと、ブーンに宝剣を贈った。
( ´∀`)「あなたに"騎士"の名を与えましょう。
これからあなたの名前は、ナイト・ブーンです」
- 48 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 13:19:34.87 ID:4aR5b+GJO
-
ブーンの勇姿を見て感動しているのか、ドクオの後ろの席からツンのすすり泣く声がする。
彼女はブーンの幼なじみだという。
これまで、共に色々な経験をしてきたのだろう。
つい最近までブーンがいなくなっていた事もあるし、何かと胸に打つものがあるのかも知れない。
('A`)(……)
ツンの面もちを確かめるでもなく、眼前で行われる儀式をしばらくボーっと眺めていると、突然自分の名を呼ばれた。
- 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 13:20:18.06 ID:LgRN0HRPO
- 支援
- 50 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 13:21:06.93 ID:4aR5b+GJO
-
( ´∀`)「ドクオさん……いや、"神の遣い"。どうぞ、我が前へ」
ハッとしたドクオが前を見ると、国王がこちらに向かって手招きをしている。
(;'A`)「……え、俺?」
(*゚ー゚)(頑張ってね、ドクオ!)
戸惑うドクオに向かって、しぃが微笑みながら小さく呟いた。
(;'A`)「え、いや、なんで」
( ´∀`)「どうかしましたか、ドクオさん?」
从'ー'从「お身体が優れないのでしょうか? 大丈夫ですか?」
国王の側に座っていた煌びやかな衣装を纏った女性が、ドクオの側へ駆け寄ってきた。
- 51 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 13:24:16.09 ID:4aR5b+GJO
-
(;'A`)「のわっ!? だ、大丈夫です!!!」
心配そうにドクオを覗き込む女性の胸元が、ドクオの視界に入る。
从'ー'从「?」
(//A/)「と、とりあえず、早く王様の前へ行きましょう」
ドクオは席を立つと、前かがみになりながら、教壇の前まで続く絨毯の上を千鳥足で進んでいった。
ξ゚听)ξ(あのバカ……)
( ^ω^)(神聖な場でおっきしてんじゃねーおww)
( ・∀・)(……若気の至りってヤツか)
(*゚ -゚)(……むぅ)
- 52 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 13:27:00.05 ID:4aR5b+GJO
-
ドクオが教壇の前に着くと、何やら国王が饒舌に語り始めた。
しぃ達の言葉だと「洗礼」というらしく、これを受けるのはこの島ではかなりの名誉な事らしい。
しかし、外の世界から来た自分にとってはどうでも良い事で、教壇の前で直立し、長々と説教を受けるのは苦痛でしかなかった。
( ´∀`)「――であるからにして、神は我々にそなたという奇跡を授けてくれた――」
ふと、視線を国王の側へと移す。
そこに座っているのは、先ほど自分に声をかけてきた美しい女性。
- 53 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 13:29:43.77 ID:4aR5b+GJO
-
('A`)「……」
国王の側に座っているという事は、それなりの地位に位置する人物なのだろう。さしずめ、この国の姫といったところか。
雰囲気から察するに、20代前後のようだ。
煌びやかな衣装に包まれ、澄ました顔で静かに次第を見守っている。その姿は、まるでフランス人形のようだ。
出るところの出だグラマラスな体型の割には、人懐っこい童顔をしている。
そんか魅力的な女性を、ドクオはボンヤリと眺めていた。
从'ー'从「……!」
(;'A`)「……!」
ふと、彼女と視線が合う。
彼女はドクオを見るなり、笑顔で会釈してきた。
- 54 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 13:32:40.75 ID:4aR5b+GJO
-
(*'A`)(やっべ、なんかこれフラグ立ったんじゃね?)
彼女の微笑みを見て、先ほど目撃した胸の谷間を脳内で再生する。
――うん、あれはなかなか良いものだ……多分、Gくらいはあるかな……
ヒュッ
プスッ
(;'A`)「イテッ!」
( ´∀`)「……? どうかしましたか?」
(;'A`)「あ、いえ、なんでも」
説教を中断してしまったのを適当に誤魔化すと、ドクオは痛みのした背中の方へと手をさすった。
(;'A`)(……縫い針? 何でこんなものがここに……)
( ゚ー゚)
- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 13:34:49.27 ID:zot51zKB0
- 支援
- 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 13:36:15.97 ID:f2gQ/CvlO
- 十回死んでこいwwwwww
- 57 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 13:38:30.93 ID:4aR5b+GJO
-
その後も儀式は厳かに取り行われ、国王のしぃへの洗礼が終わると、教会の隣りに位置するラウンジ城の謁見の間とやらに移動し、長いテーブルを前にして食事会が開かれた。
(*^ω^)「ハフッハフッ! 美味いんだお」
从'ー'从「フフ、豪快な食べっぷりですね」
ξ///)ξ「ちょ、ブーン! 少しは静かに食べなさい!!」
豪華な食卓を前にして、皆の笑い声が部屋の中に響く。
国王や先ほどの女性の他に、ラウンジの国の豪商、隣りのタイジュの国からの使い、その他各界の著名人達を招き、賑やかに食事は進んでゆく。
(*゚ー゚)「……うん、おいしい!」
('A`)「……しぃは良く食べるな」
何故か、しぃに無言で殴られた。
- 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 13:40:25.06 ID:f2gQ/CvlO
- 支援
- 59 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 13:41:18.24 ID:4aR5b+GJO
-
(#)A`)「……」
しぃが何か怒っているようだったが、今は謝る気にもなれない。
――やはり何か、ひっかかるモノがある
はたしてこれは、ただの歓迎会なのだろうか。
何故、ラウンジ国王はもっと早くにこのような事をしなかったのだろうか。
自分がしぃと喧嘩してたから、ほとぼりが冷めるのを待っててくれていたのかもしれない。
しかし、それならその騒動のもっと前、自分がこの島に来た時にでも召集はかけられた筈だ。
そして、ジョルジュの放ったあの言葉。
- 60 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 13:42:31.17 ID:4aR5b+GJO
-
未だに、あのギラついた目は忘れられない。
あの言葉は、何だ。
しぃを疑っているそうだが、何を根拠に言ってるんだ。
('A`)「……」
ドクオは遠くの席に座るジョルジュを睨む。
こちらの視線に気づいてるのかわからないが、彼は黙々と箸を口に移していた。
――お前は何を企んでいるんだ、ジョルジュ
ドクオは浮かない顔をしながら、不機嫌なしぃの前に置かれたマグロの刺身に手を伸ばした。
- 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 13:45:55.69 ID:LgRN0HRPO
- 支援
- 62 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 13:48:54.25 ID:4aR5b+GJO
-
( ´∀`)「それでは、食事会はこのへんにしときましょう」
国王の鶴の一言で、部屋の外から召使いがわらわらと入ってくるて、あっという間に食器を持ち去っていた。
从'ー'从「各関係者の方、本日はお集まり頂き、真にありがとうございました」
( ´∀`)「この後、そこの"神の遣い"達一行は、宝具の授与があるので残っていて下さい」
国王らに直々に案内され、腹をいっぱいにさた招待客がゾロゾロと部屋を出ていった。
部屋に残されたのが自分ら5人と国王、ジョルジュ、姫(と思われる人物)だけになると、部屋の外から兵士がドアを静かに閉めた。
――完全に、油断していた
- 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 13:48:55.10 ID:J1pXM0oIO
- 支援
- 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 13:52:08.23 ID:LgRN0HRPO
- 支援
- 65 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 13:54:18.27 ID:4aR5b+GJO
-
部屋を閉めた音と同時に、背筋が凍るような殺気を感じた。
_
( ゚∀゚)「……」
ジョルジュの体から、紫色をした得体のしれないオーラのような物が噴出していた。
ξ;゚听)ξ「な、何!?」
不穏な雰囲気を察したツンが、思わず声をあげる。
(;・∀・)「――ちぃ!!」
ツンが叫ぶのと同時に、危険を察知したモララーがしぃを庇おうと彼女の目前に飛び込む。
――しかし、間に合わない
- 66 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 13:57:55.16 ID:4aR5b+GJO
-
突如豹変したかと思うと、人間とは思えない速さでジョルジュはしぃの目前に飛び込んでいた。
(;^ω^)「団長!? 何をなさってるんですか!?」
ブーンが叫ぶ頃には、テーブルの両端に座っていたジョルジュとしぃの距離は一気に縮まっていた。
――クソ、あれほど警戒してたのに――
(;゚ー゚)「!?」
戸惑うしぃの首元に、ジョルジュが剣を振り下ろした。
――駄目だ、間に合わない
_
( ゚∀゚)「――その首、かっ切る」
(;'A`)「しぃ―――!!」
ドクオの叫び声と共に、紅い鮮血が宙に舞った。
〜第17話へ続く〜
- 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 14:00:06.27 ID:RRJ5slAJO
- うわぁ
- 68 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 14:00:36.40 ID:4aR5b+GJO
- 第16話はここまで。投下ペース遅くてすんません、支援下さった方サンクスです。
次は今日のオマケその1・これまでの登場人物紹介です
- 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 14:02:29.84 ID:LgRN0HRPO
- 乙乙うへぁ
- 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 14:04:32.93 ID:WwWWU5//0
- 神の俺が来ましたよ・・
乙
- 71 名前:これまでの登場人物紹介 ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 14:04:38.14 ID:4aR5b+GJO
-
―トウハト草原―
('A`) ドクオ
>荒巻に誘われ、日本から島にやってきた気弱な男。島では"神の遣い"と呼ばれる。しぃにこき使われながら、草原の上に建てられた屋敷に共に住んでいる。
>しぃの事が少し気になってる様子で、島に帰ってきた時に彼女との再会を熱望していた
(*゚ー゚) しぃ
>ドクオの島への到来を予言した、女神に見初められし少女。彼の召使いとなり、島に慣れないドクオの面倒を見る。特技はモララーに教わった抜刀術。
>彼女には両親に兄がいたが、3年前に何者かに襲われ、惨殺された過去がある
(^o^) オワタ
>ドクオ達の住む屋敷の近所で、牧場を営む。突然現れたかと思うと、謎の音と共にはじけて消える特殊な体質の持ち主だが、何故か他人はそれを気にしない。
>彼には妻がいて、どうやら尻に敷かれているらしい
- 72 名前:これまでの登場人物紹介 ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 14:06:13.90 ID:4aR5b+GJO
-
―はじまりの村―
( ・∀・) モララー
>はじまりの村のリーダーにして、島の全域を網羅する運送屋の親方。格闘技がかなり強い。
>家族を失ったしぃを保護し、自分の娘のように大切にしている
( ><) ビロード
>モララーの運送屋で働く少年。しぃの事を好いている。
( ´_ゝ`) 兄者>モララーの運送屋で働く青年。モララー曰わく「一番弟子」で実力もあるが、怠慢な性格の為に度々親方から灸を据えられている。
>タイジュの国の弟者と妹者とは兄弟。妹者とは、何か因縁があるらしい。
- 73 名前:これまでの登場人物紹介 ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 14:06:57.37 ID:4aR5b+GJO
-
ξ゚听)ξ ツン
>はじまりの村にて、鍛冶屋を営む少女。強気な性格をしていて、金色の巻き毛が特徴的だ。
>ブーンとは幼なじみで、恋人関係。昔はある人物と共に、3人で仲良く暮らしていたようだが……
川 ゚ -゚) クー
>はじまりの村にて、八百屋を営むクールビューティー。長い黒髪が特徴的で、しぃ・ツンと共に村の三大美女との呼び声が高い。
>ドクオが屋敷から運んでくる野菜を入荷していて、ドクオとの面識は村の中では一番高い。それ故、他の者とは違い彼に色々と入れ込んでいるようだ。
(´・ω・`) ショボン
>はじまりの村にて、喫茶店「バーボンハウス」を営む青年。村人達の良き相談相手。
J(ヽ'ー`)し 村長
>はじまりの村の長。かなりの高齢だが、至って健康のようだ。
>何故かドクオの母に似ている。住まいも洋風な村の中で、場違いな純和風の家である。
- 74 名前:これまでの登場人物紹介 ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 14:08:55.42 ID:4aR5b+GJO
-
―タイジュ―
(´<_`ノ ) 弟者
>タイジュの国で診療所を営む医者。その頬は痩せこけ、いつも杖をつきながら歩いている。
>兄者の弟で、彼とはとても仲が良く、仕送りをしてくれる彼に感謝をしている。
l从・∀・ノ!リ人 妹者
>兄者、弟者の活発な妹。数年前に事故で亡くした両親の事を今も想っている。診療所の窓から見える世界樹がお気に入り。
>兄者とはとある事件で、確執があるらしく、彼を前にすると態度が素っ気なくなる。
- 75 名前:これまでの登場人物紹介 ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 14:09:29.96 ID:4aR5b+GJO
-
―ラウンジ―
( ´∀`) 国王(モナー)
>ラウンジの国王。長年国を支えてきた彼の元には、彼の人柄を慕う有能な人物達が集う。実は目が見えない。
_
( ゚∀゚) ジョルジュ
>ラウンジの国王を守る為に結成された「聖騎士団」団長。若くしてリーダーにのし上がった彼の趣味は、女性の胸の観賞。
>彼はある"力"を持っていて、それが故に若くして騎士団の長につけた。果たしてその"力"とは、今はまだそれが何なのか確かめる術がない。
从'ー'从 姫(ワタナベ)
>王の娘。童顔でグラマラスな体が魅力的な女性。
- 76 名前:これまでの登場人物紹介 ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 14:10:31.06 ID:4aR5b+GJO
-
―日本(会社側)―
/,' 3 荒巻
>とある会社の会長。その裏で「ロストアイランド計画」なる物を企てる老人。
(,,゚Д゚) ギコ
>荒巻の部下。格闘術に長けていて、島への潜入など裏で色々な任務をこなす。
>しぃの独り言や荒巻との会話で彼が彼女の兄のような事をほのめかしているが、詳細は定かではない。
从 ゚∀从 ハイン
>荒巻の会社に属する、とある研究所の所長。
- 77 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 14:14:01.14 ID:4aR5b+GJO
- ここまでが登場人物紹介です。まとめてくれているサイトさんは、これらのオマケは自由にまとめて頂いて結構です。
が、先日のゲリラ合作で投下した番外編はまだまとめないでいて下さい。この後のオマケでも申しますが、ネタバレがあるんで……
では、次はオマケその2・質問コーナーです
- 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 14:16:34.30 ID:LgRN0HRPO
- 支援
- 79 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 14:17:55.76 ID:4aR5b+GJO
-
コンコン
从 ゚∀从「入れ」
ガチャ
( <●><●>)「失礼します。例の計画の経過報告書をお持ちしました」
从 ゚∀从「おぅ、ご苦労さん。新入研究員に記録テープは見せたのか?」
( <●><●>)「はい。16本ほど、3日間不眠不休で閲覧させました」
从;゚∀从「……相変わらず、オメェはやる事えげつねぇな」
- 80 名前:おまけの質問コーナー ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 14:19:05.96 ID:4aR5b+GJO
-
('A`)は地図に無い島へ行くようです・第一次経過報告書
- 81 名前:おまけの質問コーナー ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 14:20:47.85 ID:4aR5b+GJO
-
从 ゚∀从「……まぁいぃや。それより、"被験者"の周りの人物の情報収集はできたのか?」
( <●><●>)「はい、そちらの資料の中に」
从 ゚∀从「そうか。……ここ最近、"ターゲット"の周りに新しい人物がやたらと増えたからな」
( <●><●>)「そうですね。ラウンジの王やその取り巻きだけで、3人も出てきました」
从 ゚∀从「うっひゃあ! これは記録映像整理するの大変だなwww」
( <●><●>)「……あの……」
从 ゚∀从「ん、何だ?」
- 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 14:21:39.57 ID:LgRN0HRPO
- えんし
- 83 名前:オマケの質問コーナー ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 14:22:21.96 ID:4aR5b+GJO
-
( <●><●>)「個人的な質問なんですが、"ターゲット"に、こんなにも多くの人達を接触させて、何か意味でもあるのですか?」
从 ゚∀从「……教えて欲しいか?」
( <●><●>)「はい」
从 ゚∀从「やなこった」
( <●><●>)「……」
从;゚∀从「ば、バカ! 軽い冗談だよ、ハインリッヒジョーク!!
頼むからその目でジッと見つめないでくれ!!」
- 84 名前:オマケの質問コーナー ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 14:24:53.56 ID:4aR5b+GJO
-
( <●><●>)(こんな人でも、なんだかんだ言って長年に渡って研究所の所長を勤めているのはわかってます)
从;゚∀从「こ、コホン。"ターゲット"に数々の人物を接触させているが、それらは全て計画の行方に絡む重要人物だと思ってもらっていい」
( <●><●>)「……と言いますと?」
从 ゚∀从「ネタバレになるからあまり言えんが……
例えば、直前の記録映像に出てきた、ジョルジュの"紫色のオーラ"。まぁ、"謎の力"って言ったとこか」
( <●><●>)「……あれが出てきたお陰で、この話が一気に厨臭くなったのはわかってます」
从 ゚∀从「……まぁ、あの力を使えるのは今のところアイツだけだ。お前の危惧する事態にはならんから、安心しとけ」
( <●><●>)「はぁ……。で、その"謎の力"にはどんな秘密があるのですか?」
- 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 14:27:00.99 ID:LgRN0HRPO
- んしえ
- 86 名前:オマケの質問コーナー ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 14:27:58.12 ID:4aR5b+GJO
-
从 ゚∀从「大いにある。ぶっちゃけ、あの力がこの計画の最大のポイントになるんだ」
( <●><●>)「はぁ……」
从 ゚∀从「……こんなもんだ。これ以上はお前らにはアタシから言える事は無い。
この計画の裏に何があるのか、気になるならテメェらの推理で当ててみろ」
( <●><●>)「わかりました。
……それと所長、記録映像を観た新入研究員達から、色々と質問が寄せられているのですが」
从 ゚∀从「……何だ、言ってみろ」
- 87 名前:0703 :2007/12/08(土) 14:29:31.28 ID:4aR5b+GJO
- >>86訂正
从 ゚∀从「今はまだ言えん。
が、ぶっちゃけ、あの力がこの計画の最大のポイントになるんだ」
( <●><●>)「はぁ……」
从 ゚∀从「……こんなもんだ。これ以上はお前らにはアタシから言える事は無い。
この計画の裏に何があるのか、気になるならテメェらの推理で当ててみろ」
( <●><●>)「わかりました。
……それと所長、記録映像を観た新入研究員達から、色々と質問が寄せられているのですが」
从 ゚∀从「……何だ、言ってみろ」
- 88 名前:オマケの質問コーナー ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 14:30:57.36 ID:4aR5b+GJO
-
( <●><●>)「まず、事前に集めたアンケートから。
『何故レス間が長いのか』。
……レスって何ですか?」
从;゚∀从「……いきなり作品のふいんき(←変化できn)ぶち壊しな質問だな、まぁいいや……」
从゚∀゚从「レス間が長いのは、携帯厨な作者がメモ帳から本文をコピーしたり、直前になって推敲してるからだ。
このブーン小説は、作者が休日の時に数時間かけて一気に書き上げてる作品だから、投下直前になって誤字脱字に気づくことが多々あってな。
ま、生暖かい目で見守ってやってくれよ」
(;<●><●>)(どこを向いて喋ってるんだろう、この人……)
- 89 名前:オマケの質問コーナー ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 14:32:50.13 ID:4aR5b+GJO
-
(;<●><●>)「じゃあ、とりあえず次に行きましょう。
『川 ゚ -゚)はDとして、ξ゚听)ξや(*゚ー゚)のサイズは?』」
从 ゚∀从「……男はこれだから……」
( <●><●>)「は?」
从;゚∀从「いや、何でもない。ジョルジュの独り事だと、
_
【( ゚∀゚)『巻き毛の嬢ちゃんはC、巫女の方はB……いや、Aか……』】
だそうだ。」
( <●><●>)(……ハイン所長がその昔、胸が小さい事が理由で彼氏にフられたのはまるっとお見通しなんです)
- 90 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 14:35:00.87 ID:4aR5b+GJO
-
( <●><●>)「……じゃあ、次です。
『ツンとブーンの、ドクオが来る前の話を聞きたい』」
从 ゚∀从「あ? それなら記録映像の中にある筈だぞ?」
( <●><●>)「……新入研究員達と観た映像の中に、それらのようなものは見当たりませんでしたが」
从 ゚∀从「……え? マジ?」
( <●><●>)「マジです」
从;゚∀从「……」
ガサゴソ
从;゚∀从「あ、すまん。『新人合作』っちゅー題のテープに入れてたの忘れてたわ」
( <●><●>)(……この人が物忘れ多いのはわかってます)
- 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 14:35:15.05 ID:QkORleo50
- 支援
- 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 14:37:12.05 ID:3wj0LKHp0
- おお、きてた
支援
- 93 名前:オマケの質問コーナー ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 14:37:30.40 ID:4aR5b+GJO
-
( <●><●>)「で、それは見せてくれますか?」
从 ゚∀从「……いや、駄目だ」
( <●><●>)「何故ですか?」
从゚∀゚从「リクエストに応えといてそれをここで見せないのはなんか悪いが、あれはあの場にいた人間だけのお楽しみだ。てゆうかネタバレだし。
どうしても見たいなら、新人合作のまとめサイトさんにログがあるから、そこへ探しに行くといい」
(;<●><●>)(またあらぬ方向に向かって語りかけてる……頭大丈夫なのか、この人)
- 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 14:38:26.31 ID:l0+ltIXi0
- 支援
酉・・・?
- 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 14:39:08.49 ID:LgRN0HRPO
- ξ゚听)ξ川 ゚ -゚)(*゚ー゚)从'ー'从
達の乳輪のサイズとアンダーヘアの繁茂具合も知りたいんです(><*)
- 96 名前:オマケの質問コーナー ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 14:39:37.00 ID:4aR5b+GJO
-
从 ゚∀从「ほら、次は何だ?」
(;<●><●>)「あ、ハイ。
『国が2つに村1つ、この島の面積は広いのか?』」
从 ゚∀从「あぁ、島にしちゃ広いわな。この島は日本の四国より一回りデカいぐらいかな。
まぁ、太平洋上にポツンと四国が浮かんでいても、観測衛星から見ても全然目立たないわけだ」
( <●><●>)「続いての質問です。
『ドクオはしぃの兄=ギコ(新巻の部下という事も)というのは知っているのか?』」
从 ゚∀从「新巻じゃなくて、荒巻な。
いいや、アイツは知らん。モララーから聞いた話で彼女に兄がいたのは知っているが、名前はまだ知らない筈だ」
从゚∀゚从「ま、『わかりやすい伏線』って奴だよ」
(;<●><●>)(もうツッコミは入れないんです)
- 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 14:43:41.10 ID:l0+ltIXi0
- 設定上の質問をしてみよう
植物の育つペースが異常にはやいんだったよな
人の育つペースは普通なのか?
- 98 名前: ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 14:48:25.51 ID:4aR5b+GJO
- 从 ゚∀从「>>95、そうだな、まずツンは黒ずんでいて、下の方も結構……」
(;<●><●>)「ちょ、ストップ!! 何で所長がそんな事知ってるんですか!?」
从 ゚∀从「いやほら、島中に隠しカメラ設置してるし」
(;<●><●>)「とりあえず、そういったものを映すのは犯罪なんです」
从 ゚∀从「いいだろ、別に。減るもんじゃないし。
>>97、人間は普通だ。何故か植物だけが異常繁殖している訳だ。」
(;<●><●>)「(まぁいいや……)その植物の異常繁殖の原因は何故なのですか?」
从 ゚∀从「それはまだ言えん。この後、話が続くに連れて徐々に解明してくだろう。
……鍵はやはり、タイジュの世界樹だろうな」
- 99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 14:54:07.49 ID:PBkKF/f+0
- 正直この島の文化レベルがわからない。
カメラあるなら電気もあるわけで。
- 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 15:01:19.22 ID:lp3Go/E0O
- ハインリッヒはアンダヘアありますか?><
- 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 15:03:08.03 ID:3wj0LKHp0
- たしかに、文化レベルは気になるなぁ
- 102 名前:オマケの質問コーナー ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 15:07:55.21 ID:4aR5b+GJO
-
从 ゚∀从「>>99、写真を撮るカメラはあるが、電気は無い。多少解りづらいかもしれんが」
( <●><●>)「夜の部屋の灯りはランプの炎ですからね。
ドクオが村長宅にて自転車発電をした時も、村人はかなり驚いてますし。」
从 ゚∀从「おぉよ。島の文明レベルはまだ低い。ま、日本の江戸時代位のレベルだと思ってくれ」
(<●><●>)「ツンの過去の記録映像を見れば、銃はまだ発明されて無いようです。
だから、ジョルジュの武器が剣な訳です」
从;゚∀从「……なんだかんだ言って、お前も気づいてるじゃねーか」
( <●><●>)「では、>>100については?」
从 ゚∀从「剃ってるよ」
( <●><●>)「……」
从;゚∀从「嘘、ゴメン! てゆうかそんな事女性に聞くな!!」
- 103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 15:12:57.83 ID:LgRN0HRPO
- パイパンハイン
パイン
- 104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/08(土) 15:16:25.08 ID:l0+ltIXi0
- あと余計な世話かもしれんが酉バレしてるぞ
見慣れた酉だからそのまま突っ走って欲しいけどな
- 105 名前:オマケの質問コーナー ◆ZB7B4XJvSk :2007/12/08(土) 15:17:55.06 ID:4aR5b+GJO
-
( <●><●>)「これで一通りの質問は終えました」
从 ゚∀从「……ふぅ、みんな、なかなかいいトコ目につけてるな。
この問答でネタバレしちゃうんじゃないかヒヤヒヤしたよ」
研究員A「た、大変です!!」
( <●><●>)「……所長の研究室に入る時は、ノックしなさい」
研究員A「は、すいません……」
从 ゚∀从「どうした、そんな慌てて」
研究員A「は、そうでした!
荒巻達に、例の件がバレました!!」
从;゚∀从;<●><●>)「な、何だって―――!?」
〜終わり〜
- 106 名前: ◆mAFQ5WLESo :2007/12/08(土) 15:21:19.24 ID:4aR5b+GJO
- 今日はここまでです。
皆さん支援や質問をお寄せ頂きありがとうなんです(>< )「」
>>104 マ ジ で す か
……一応、釣りなんて無いと思いますが、とりあえず怪しいのが居たらこの酉を聞いてみて下さい。
あと、スレが残ってる間にまだ質問があった場合は、気ままにお答えしていきます
全部
最新50