( ^ω^)は、水も酸素もなければ生きられないようです
- 1 名前:1 ◆JTDaJtyHNg :2007/11/26(月) 17:14:32.04 ID:pmg7XZfZ0
- お久しぶりです。
( ^ω^)は水も酸素もなければ生きられないようです3/3/2です。
……3部構成にしたかったんですが、書いてみたら3話がバカ長くないました。
時間の都合もありまして、2日に分けて投下しようと思います。
すみません、計画性のないヤツで。
おそれながら、以下のまとめさんにまとめていただいています。
http://boonsoldier.web.fc2.com/
http://applevip.web.fc2.com/
http://boooonbouquet.web.fc2.com/
ありがとうございます。
※前回の訂正とお知らせ
麻雀のリャンウーパー待ちは、2・6・8ではなく、2・5・8の三面待ちです。3・4・5・6・7です。
彼らのチーム名を考えた時に、なぜかまったく疑問を持たずにリャンウーパーにしてしまいました。頭がパーでした。
それでは、3話前半を始めます。
- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:15:14.28 ID:ZbJiEFjL0
- キタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ ! ! !
これはwktk
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:15:30.17 ID:pmg7XZfZ0
- やっべ、自分でスレタイ間違った。
水も酸素もなくては、ですね。
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:16:08.76 ID:0ET0pCisO
- wktkwktk
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:16:19.15 ID:pmg7XZfZ0
- 人は、パンによってのみ生きるのではない。
水も酸素もなくては生きられない。
必要なものはまだまだある。
たくさんの幸福と、少しばかりの誇りと、それからきっと、自分を受け入れてくれる他者も。
それを得ることは確かに、楽ではないと思う。
いやむしろ、そんなささやかなものを得ることこそが、生きることの過酷にほかならないのかもしれない。
でも、考えようによっては、人は、たったそれだけで生きていける。
難しいけれど、一生を費やして得られないことはない、たったそれだけのもので。
穏やかに、とても綺麗に生きていける。
――なのに。
どうしてぼくは、いつもいつも、要らないものをたくさん抱え込んでしまうんだろう。
何故この身は、こんなにも、薄汚くなってしまっているのだろう。
ああ、ぼくは。
どうして、生きていたんだっけ?
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:17:17.35 ID:rqikwDLXO
- ktkr支援
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:17:51.45 ID:O7HeV9czO
- 支援
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:18:19.80 ID:pmg7XZfZ0
- ――268番村・村長屋敷――
翌日。というのはもちろん、カラスで5万フィートの星を見た、その翌日。
ツンと高岡と、それからもちろん自分も、フサギコの家で正座させられていた。
ミ,,゚Д゚彡 「……んで、ついつい嬉しくて勢いでトリを飛ばした、と」
从 ゚∀从 「トリじゃねー! カラスだ! アタシの芸術だ!」
川 ゚ -゚) 「工場長、あなたはちょっと黙ってろ」
从 ゚∀从 「……はい」
(; ^ω^) 「ごめんなさいお……」
ミ,,゚Д゚彡 「別にお前のことを悪く言いたかねぇがよぉ、一言相談くらいあってもいいんじゃねーのか?」
(; ^ω^) 「反省しておりますお……」
ξ;゚听)ξ 「あの、わたしも止めるべきでした……」
川 ゚ -゚) 「わたしの大事な話も、途中で打ち切られた」
(; ^ω^) 「おっしゃる通りですお……」
川 ゚ -゚) 「……がんばったんだぞ、これでも」
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:18:48.73 ID:Cx9tPOmW0
- 今投下しなくても(ry
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:19:56.77 ID:0cx/Sg40O
- しえ
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:20:13.65 ID:RhuyWOUZ0
- シナリオまとめ
運営新機能発表
↓
ニュー速でスレ立つ
↓
人柱第一号としてフェンリル垢公開(w
↓
VIPでニュー速民宣伝、VIPPER乱用 ←今ここ
↓
フェンリルbeポイント0になり涙目
↓
利用したらどうなるか知らない馬鹿VIPPERアク禁かプロパイダによるネット切断で涙目
↓
ニュー速、作戦大成功
↓
逮捕祭り
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:20:21.62 ID:pmg7XZfZ0
- ミ,,゚Д゚彡 「オメーもだぞ、ショボン」
フサギコが不意に、部屋の隅にあった端末に話しかける。
端末はどこにつながっているかといえば、格納庫にあるカラスの機体制御演算素子、つまりショボンのタガだ。
(;´・ω・`) 『ぎくぅっ』
ミ,,゚Д゚彡 「……ったくよぉ、オメーはもう少し常識人だと思ってたよ、オレぁよ」
(´・ω・`) 『ハッハッハ ワタシ カラス デース ムズカシイコト ワッカリマセーン』
ミ,,゚Д゚彡 「やっぱテメーはポンコツだな。よく眠れるようにスクラップにしてやろうか」
(;´・ω・`) 『いやいやいやいやタンマ、せっかくラッキーで九死に一生を得たんだから!』
ミ,,゚Д゚彡 「変わんねーなテメーも」
(´・ω・`) 『そりゃまぁ、演算素子丸ごと移植したからね。データホルダーまでは流石に無理だったから、色々消えちゃったけど』
ミ,,゚Д゚彡 「色々?」
(;´・ω・`) 『あ、いや、こっちの話』
フサギコが、はぁ、とため息をつく。
自分もつきたい。ホントに、よくショボンに機体制御を任せて、無事に着陸できたな、と思う。
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:21:31.26 ID:QF+bJiRpO
- よりによって今かwwww
でも支援
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:22:59.31 ID:pmg7XZfZ0
- ――いや、無事でもなかったのだけれど。
そりゃぁもう、ひでぇ着陸だった。アレは、限りなく墜落だった。
今自分が生きて呼吸をしているのは、天のご加護とかではなく、死神が最後の最後で仕事をサボったからに違いなかった。
言うまい。
自分もツンも、それからついでにショボンも、とりあえずは無事だったのだから。
――あと、できれば思い出したくない、というのもある。
ミ,,゚Д゚彡 「……とにかくまぁよ、無事だったんだからいいけどよ。罰は受けなきゃなんねぇ。そうだな?」
(; ^ω^) 「はい……よく分かっておりますお……」
从 ゚∀从 「異議あり! ブーンは悪くねぇよ! アタシが無理やり乗っけたんだ!」
ξ;゚听)ξ 「(それを言えば、わたしこそ無理やりだった気がします、工場長……)」
ミ,,゚Д゚彡 「あー、工場長、もちろんテメーは厳罰な。ショボンを許可ナシにバラした分もあるしな。
ま、3日間自律運用モードで堪忍してやらぁ」
( ^ω^) 「それはおかしいお、罪は平等にあるお! だいたいショボンのことだって、カラスとショボンのためだお!?」
ξ;゚听)ξ 「(えぇぇー、わたしも平等に罪があるかなぁ……)」
ミ,,゚Д゚彡 「あー、そりゃなんつーかよ、つまりよ……」
川 ゚ -゚) 「工場長の顔を潰すな、と言ってるんだ。村長は」
ミ,,;゚Д゚彡 「……だからオメーは、なんでそう、こっ恥ずかしいこと言っちまうかなぁ……」
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:24:50.43 ID:S+vjczUh0
- ktkr wktk
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:25:07.96 ID:02HugXgO0
- 支援
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:25:33.82 ID:pmg7XZfZ0
- ああ、そうか。
高岡は、自分をかばってくれているのか。
从 ;゚∀从 「ば、ばか、そんなんじゃねーよ! アタシはただ、技術屋として事実が何よりも大事だって、」
常にハイテンションで、トップギアのまま何も考えずに周囲を引きずり回す子だ、と思っていた。
そしてそれは、一面の真実であるとは思う。
けれど、彼女はちゃんと気も配れるのだ。ちゃんと周りを見ていないのは自分の方だ。
だって彼女は、自分のために、カラスまで仕上げてくれたじゃないか。
( ^ω^) 「高岡、ありがとう。ホントにホントに感謝してるお」
从 ///从 「だっ! ばっ、わっ! …………う、うん」
何やら手足をバタバタさせて、顔を真っ赤にしながらこくりと頷く彼女を、かわいいと思う。
ああ、もっと見たい。ヒトたちが、何を考えて、どう行動するのか。
もっとずっとここにいたら、分かるだろうか。
ヒトたちも、自分に見せてくれるだろうか。そういう、本音の部分を。
ミ,,゚Д゚彡 「そーいうことだからよ。クー、工場長にメンテコード突っ込め」
川 ゚ -゚) 「了解」
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:27:01.04 ID:wXLMIvdgO
- wktk支援
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:28:05.05 ID:pmg7XZfZ0
- クーが、長い髪に隠れたタガからするするとコードを伸ばし、高岡の肩にあるタガに接続する。
川 ゚ -゚) 「無駄なプロセスを殺してくれ、余計なものまで焼きかねない」
从 ゚∀从 「はいよ。――『ほら、常駐プロセスは殺した。これでいいだろ』」
高岡の言葉の後半は難しい共用語で、ちょっと自分には聞き取れない。
川 ゚ -゚) 「よし……メンテコード入力。ハルマゲドン・プラクティスモードで再起動。演算素子、独立稼動開始」
一見、何の変化もなさすぎて、独立運用モードというのはそれほど厳しい罪でもないのかな、と思った。
違った。
从 ゚∀从 「――補助結線全確立確認 我求適切的行動?」
川 ゚ -゚) 「工場区画に戻れ。4番ラインの工程が遅れている。監督を頼む」
从 ゚∀从 「了」 (ガチャ バタン
クーに命じられた高岡が、ひどく直線的な動きには、普段の高岡らしさがまったくない。
らしくない、といえば、仕事の指示にあんなに素直に従うのも、非常に高岡らしくないと思う。
いやまぁ、高岡に失礼ではあるんだろうけれど。
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:28:53.75 ID:xiU+Uzu40
- 今やるのかwww
支援
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:30:36.18 ID:pmg7XZfZ0
- ( ^ω^) 「言葉が全然分からなかったお……」
ξ゚听)ξ 「んとね、要らないプロセスを全部キルして、とにかく必要なことを果たすのが独立運用モードなの。
言語野も必要最低限を残して最小限の機能に限定されちゃうの」
川 ゚ -゚) 「本来は、神への反乱を抑制したり、神の身に何か起きた時の緊急用。
ちなみにわたしはキライだな、狭苦しくて」
狭苦しい、という表現からして、多分懲役刑に似たものなのだと思う。
懲役3日。重いような軽いような。
ミ,,゚Д゚彡 「あー、そんでおめーらの処分だけどよ」
ξ;゚听)ξ 「は、はい……」
(; ^ω^) 「(何が来るお……? 酸素供給3日停止とかなったら死ぬお……)」
ミ,,゚Д゚彡 「反省文でいーや」
ξ゚听)ξ 「はい? 反省文?」
( ^ω^) 「……軽すぎないかお?」
ミ,,゚Д゚彡 「そうか? 言っとくけどな、反省文てのは、反省の意思が伝わらないと意味がないんだぞ?」
( ^ω^) 「と、いうと?」
川 ゚ -゚) 「当然、ブーンは共用語で書くことになるな。反省文を」
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:33:48.33 ID:pmg7XZfZ0
- ――げ。
(; ^ω^) 「……共用語の文章って、あの数字とアルファベットの羅列ですかお?」
ミ,,゚Д゚彡 「ちなみに最低30キロバイトな」
えーと、1バイトで半角英数字1文字だから、30キロバイトは……、
(; ^ω^) 「3万文字ぃぃぃぃ!?」
ミ,,゚Д゚彡 「まー、1週間はかかんだろ。場合によっちゃ工場長よかよっぽどキツいかもな」
ξ゚听)ξ 「……あの、わたしはすぐ書けちゃうんですけど」
ミ,,゚Д゚彡 「まー、状況を考えればそれぐらいが妥当じゃねーか? そんかし、ブーンを手伝ってやれよ」
ξ゚听)ξ 「は、はい……」
参った。これは確かに、けっこうな罰だ。
0A71B1だとか08BB95A23といった文字で、3万文字の反省文。
1週間、というフサギコの見積もりもけっこう微妙だと思う。多分2〜3週間はかかる。
川 ゚ -゚) 「不満か?」
( ^ω^) 「……ううん。そんなことはないお」
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:35:23.51 ID:a93EqF7s0
- きってたあああああああああああああああ
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:36:19.32 ID:pmg7XZfZ0
- そうだな。不満ということはない。
何しろ、時間はたっぷりあるのだし。
それに、ある意味では嬉しいとすら思う。妙に軽い刑にされるよりは、よほどだ。
それは、ヒトと同じ場所に立っている、ということだから。
( ^ω^) 「フサギコ……いえ、村長。処分のほど、謹んで受けますお」
ミ,,゚Д゚彡 「んだよぉ気持ち悪ぃ。フサギコでいーんだよフサギコでよ」
川 ゚ -゚) 「誰も名前で呼んでくれないからな」
ミ,,;゚Д゚彡 「……おうよ」
ξ゚听)ξ 「気にしてたんですか?」
ミ,,;゚Д゚彡 「え? いやおめー、そんなワケねーじゃん? じゃんじゃん? 村長って偉いしよ」
ξ゚听)ξ 「――フサギコ村長。製造ナンバーX0021-3054、ツンも謹んで処分を受けます」
ミ,,゚Д゚彡 「お、おうよ。なんかカユいなこういうの」
川 ゚ -゚) 「そう言うな、フサギコ村長」
ミ,,;゚Д゚彡 「……何でだろうな。クーが言うとからかわれてる気がする」
(; ^ω^) 「(フサギコ、多分それはマジでからかわれてるんだと思うお……)」
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:38:20.27 ID:pmg7XZfZ0
- ――村長屋敷・外――
( ∵) 「や」
長時間の正座にシビれた脚で、びっこを引き引きフサギコの家から出ると、ビコーズが待っていた。
ちなみに、ツンはあれだけ正座をしてもシビれないらしい。
なんかズルいと思う。
ξ゚听)ξ 「あ、ビコーズさん」
( ∵) 「どうだった? boonシステムβ1.00」
ξ゚听)ξ 「もう、すっごいですよ。ビックリしちゃうくらい。ね? ブーン?」
( ^ω^) 「ホントだお。ぼくも驚いたお」
なぜ、自分があんなにもスムーズにヒトたちと会話できたか。
そろそろタネ明かしをしよう。その名は、boonシステムβ1.00だ。
要は、先日ビコーズが持ってきたディクショナリーファイルとやらの頒布版、ではある。
が、今朝方、相変わらず何のアポもなしにツンの家に来たビコーズが提出したファイルは、驚くべき進化を遂げていた。
( ∵) 「そうか。何しろ、どう動くかぼくにも予測しかねるモノだったからね。ちょっと心配だったんだけど」
ξ゚听)ξ 「もう、完璧ですよ!」
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:41:02.78 ID:ZFPIEfpT0
- 支援支援
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:41:23.58 ID:pmg7XZfZ0
- 何が予測不能で、何が完璧なのか。
その辺の説明は、実に難しい。ビコーズの言葉を引用すれば、こうだ。
( ∵) 『α版では、副詞や助詞や助動詞のカバーが完璧でなかったしね、単語もまだまだ足りないということが分かった。
このβ版ではソフトウェア的なニューロコネクティブを構築して、言語のファジーな部分をカバーすると同時に、』
と、この辺で自分の理解を完全に超えてしまった。
「同じ言語で話しているのに、意外とアレだねキミは」
などとさり気なくヒドい言葉をかけられながら、ビコーズに求めた再説明によれば、こうだ。
( ∵) 『つまり、かなり自然に話せるようになったってことさ。少なくともそうなるように作った。
さらに前後の文脈を拾って、変換できない単語の予測もできる』
ちなみにビコーズは、フサギコの家にいた全員に、
「こういうときこそ必要だろうから」
と言いながらショボンを含む全員にインストールして、肝心の説教が始まった途端、さっさと出て行ってしまった。
実はけっこう要領のいいヤツだった。
( ^ω^) 「ホントに凄いお。自然すぎて違和感があるくらいだお」
( ∵) 「まぁ、今まではアレだからね。『単語をつなげた文を喋っていただけ』」
( ^ω^) 「あとは、身振り手振りだったお」
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:41:47.36 ID:wXLMIvdgO
- 支援
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:44:07.46 ID:pmg7XZfZ0
- なんだか懐かしくなって、ツンにいきなり言ってみた。
( ^ω^) v 「マジ!」
ξ゚ー゚)ξv 「マジ!」
ツンも、ちゃんと答えてくれた。
――ああ、言葉が通じるというのは、ホントに凄いことだ、と、改めて実感する。
( ∵) 「まぁ、それはそれで味のあるコミュニケーションだったけどね。ちょっと楽しかったな。あれは」
(; ^ω^) 「ホントに、よくマジだけでここまで何とかなったと思うお」
ξ゚听)ξ 「あ、ねぇブーン、ずっと気になってたんだけど」
( ^ω^) 「? 何かお?」
ξ゚听)ξ 「最初に会ったとき、わたしに何か言ったでしょう? あれ、何て言ってたの?」
( ^ω^) 「あー、ツンにぶっ飛ばされた時かお」
ξ;゚听)ξ 「……しょ、しょうがないでしょ? だっていきなりだったし」
あのときの痛みは、今もよく覚えている。
そうか。そろそろ話す時かもしれないな、と思う。
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:44:24.55 ID:wXLMIvdgO
- 支援
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:46:39.59 ID:qeA7yls80
- wktk支援
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:47:03.50 ID:pmg7XZfZ0
- ( ^ω^) 「――昔、ツンっていう子が、ぼくのパートナーだったお」
ξ゚听)ξ 「……わたしと同じ名前の人間、だったよね」
( ^ω^) 「名前だけじゃないお。顔も、背格好も、すごく似ている子なんだお」
あえて、似ている子「だった」とは言わなかった。
あの時、あの封印区画に、人間のツンの防護服はなかったから。
ツンは、今もどこかで、自分と同じように、水と酸素に苦労させられながら、生きているかもしれないのだから。
そうだ。
ツンは、人間のツンは、自分の唯一無二のパートナーだ。
ガンナーシートにツンを乗せて、6枚の翼を駆って、大空をかけていた。
結婚式の真似事までしておきながら、果たして自分はツンに恋愛感情を持っていたかというと、少し自信がない。
ただ、何をおいても一番大切な存在なのは間違いない。
ずっと一緒にいると約束したのは、自分が、そしてツンも、そうしたかったからだ。
ξ゚听)ξ 「じゃあ、ツンさんとわたしと、どっちが大事?」
Σ(; ^ω^) 「ええっ!?」
( ∵) 「……なかなか意地悪だね、ツンも」
ξ゚听)ξ 「だって、気になるじゃないですか」
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:50:01.09 ID:pmg7XZfZ0
- (; ^ω^) 「おー……難しいお……考えたこともなかったし」
ξ゚听)ξ 「えー、つまんないなぁ」
ツンが、すねたように石ころを蹴飛ばす。
――ごめん、ツン。
( ^ω^) 「とっ、とにかくっ、帰るお? 宿題いっぱい出されたし」
ξ゚听)ξ 「あーうー……そだね。そういえば、文字の勉強はあんまりしてなかったよね」
( ∵) 「宿題?」
( ^ω^) 「そうだお。反省文を30キロバイト」
ξ゚听)ξ 「それも共用語で、です。簡単って言っちゃったけど、わたしも書くの大変そうだなぁ……」
( ∵) 「あ、先に言っとくけど、ブーンの言葉を共用語に直すプログラムは作らないからね」
(; ^ω^) 「さすがにそこまで考えてないお……」
( ∵) 「そう?」
――はっきりと、明言してしまうのを避けたのは。
きっと自分は、今も、人間のツンの方が大切だと思っているからだった。
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:50:11.60 ID:wXLMIvdgO
- 支援
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:52:17.60 ID:xiU+Uzu40
- 支援
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:52:44.92 ID:pmg7XZfZ0
- ――ジャンクヤード・7番倉庫(「カラス」格納庫)――
(´・ω・`) 「ふぅ……工場長は3日間自由にならないか。着陸で、けっこう壊れちゃったんだけどなぁ。足回りとか」
ゴゴゴズズズズズ
(´・ω・`) 「……ん? 誰だい?」
ミ,,゚Д゚彡 「よう」
(´・ω・`) 「フサギコ村長? それにクーも?」
Σミ,,;゚Д゚彡 「おぉ!? あんだテメー、あの話、テメーも聞いてやがったのか!?」
(´・ω・`) 「そりゃ、オンラインのままだったからね。聞こえるねバッチリね。
それよっか、わざわざどうしたんだい? 話なら、屋敷からの通信でもいいだろうに」
ミ,,゚Д゚彡 「何ってそりゃおめー、アレだよ。なんつーかよ、あるじゃねぇかよ。なぁ?」
(´・ω・`) 「?」
川 ゚ -゚) 「フサギコ村長は、嬉しいんだ。あなたが機能停止していなくて」
Σミ,,;゚Д゚彡 「だっ、だからテメ、どうしてそういうこと言っちまうかな!」
(´・ω・`) 「なんだ村長、一応気にはしてくれてたの」
ミ,,;゚Д゚彡 「そ、そうだよ。悪ぃかよ。おめぇとも長ぇしよ、だからまぁ、気にはなるワケだよ」
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:55:16.41 ID:pmg7XZfZ0
- (´・ω・`) 「フサギコ村長さ、変わったよね」
川 ゚ -゚) 「やっぱりショボンもそう思うか」
ミ,,;゚Д゚彡 「な、なんだよ。別に変わっちゃいねーぞ、オレぁ」
(´・ω・`) 「隠してもバレバレだよ。前はあんなにウソつきだったのにさ。ウソがヘタになったよ」
ミ,,゚Д゚彡 「……そうか?」
(´・ω・`) 「ぼくもだから、分かるんだ。ブーンだよね。ぼくらは、彼に強力に惹きつけられてる」
川 ゚ -゚) 「…………」
(´・ω・`) 「どうしてなんだろうね? ニンゲンは、ぼくらよりずっと不自由だ。あんなに重いものを背負わなければ活動もできない。
身体能力だって低い。見た目だって……少なくとも端正じゃないしね」
川 ゚ -゚) 「……少しだけ、分かった気がするんだ」
ミ,,゚Д゚彡 「あ?」
川 ゚ -゚) 「ブーンは、ショボンの髪の毛を、広場に埋めていた。オハカ、と言うそうだ」
ミ,,゚Д゚彡 「あぁ、そういや髪がどうこうって言ってやがったな。そんなことしてたのか、アイツは」
川 ゚ -゚) 「ニンゲンは、いなくなった仲間を忘れてしまうらしい。だから、補助記憶としてそういうものを作る」
(;´・ω・`) 「えええー、ぼく忘れられるところだったの?」
川 ゚ -゚) 「少なくともブーンにはな」
- 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:55:22.01 ID:oAMUtDtt0
- しえん
- 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:55:34.47 ID:xiU+Uzu40
- 支援
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:58:39.69 ID:Sl1+bbJMO
- 支援
- 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:58:48.33 ID:pmg7XZfZ0
- 川 ゚ -゚) 「それに、言葉が分からないせいもあったかもしれないが、時々含んだように笑うだろう。
内に何か隠し持っているようで、今回のように堂々と無鉄砲なこともやる」
ミ,,゚Д゚彡 「なんか、欠点ばっかみてーに聞こえるな」
川 ゚ -゚) 「ん。そうなんだ。だから、よく分からないんだ。よく分からないが、少しだけ分かった気がするんだ」
(´・ω・`) 「なるほど、変わったのはクーもか」
川 ゚ -゚) 「……そうなのかもしれない」
(´・ω・`) 「まぁ、変わったと言えばぼくも人のこと言えないよね」
ミ,,゚Д゚彡 「テメーはよ、変わりすぎなんだよ」 (ゲシッ
(;´・ω・`) 「わああ、足回りは今壊れ気味なんだから蹴らないでよ」
川 ゚ -゚) 「……ショボンは、カッコよくなった」
(;´・ω・`) 「ヒトの時と比べられてると思うと、なんか複雑だなぁ……」
ミ,,゚Д゚彡 「お前、空飛べるんだよなぁ」
(´・ω・`) 「そうだね、っていうか、空飛ぶ以外に特にできることないね、今のぼくはね」
ミ,,゚Д゚彡 「どーだったよ、空」
(´・ω・`) 「うん、なんていうか――そうだ、ツンが言ってたな。綺麗だったよ」
- 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 17:59:40.83 ID:xiU+Uzu40
- 支援
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:01:00.19 ID:O7HeV9czO
- 支援
- 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:01:30.93 ID:pmg7XZfZ0
- ――夕方・ツンの家――
(; ^ω^) 「やっばいお……反省文、書き出しから全然分かんないお……」
ξ゚听)ξ 「えーっとね、今回わたくしは、だから……5468AB61869B478AA……」
(; ^ω^) 「ごぉ……よん……ろく……はち……」
ξ゚听)ξ 「……ブーン、字がきれいだね」
( ^ω^) 「そうかお? 生まれてから1千飛んで20ちょっとだけど、そんなこと一度も言われたことなかったお」
ξ゚听)ξ 「わたしたちは、ほら。あんまり字を書く必要がないから。慣れてないし、汚いから」
確かに、ツンの字は汚い。最初に見たときも思ったし、今見てもそう思う。
汎用マニピュレータは、もちろん字を書くようにできてはいないから、それも当然ではある。
( ^ω^) 「(けど、そうだお)」
自分たちの時代のロボットには無理だった。
けれどもしかしたら、ヒトたちなら。
( ^ω^) 「ツンも、ちょっと字を書く練習してみるかお?」
ξ゚听)ξ 「教えてくれるの?」
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:03:02.80 ID:wXLMIvdgO
- 支援
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:04:11.33 ID:pmg7XZfZ0
- ( ^ω^) 「だって、ぼくだけこんなに大変なんじゃ不公平だお? ツンも一緒に苦労するお」
ξ゚听)ξ 「うんっ、やってみるねっ!」
苦労する、というのに、めちゃくちゃ嬉しそうなツンが、なんだかおかしかった。
( ^ω^) 「まずは1から……これはツンも得意だと思うお」
ξ゚听)ξ 「いーちー」
( ^ω^) 「よくできました。次は2……ああ、これいきなり難易度高いかもしれないお……」
ξ゚听)ξ 「に〜い〜」
(; ^ω^) 「ちょっと曲がってる……というか、角張ってるというか……」
ξ゚听)ξ 「にぃ〜いぃ〜……」
( ^ω^) 「2は、こうやって……ここで曲げて。ツン、ちょっとぼくの手を握ってみて? 一緒に書いてみるお」
ξ゚听)ξ 「分かった!」
ぐりぐり、と、2の曲線をツンの手に教え込む。
防護服の要らないこの家で、直に触るツンの手は、やっぱり冷たい。
すぐそばに寄せられた顔は呼吸をしていない。ぴったり寄せられた肌からは、鼓動も伝わってこない。
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:04:12.22 ID:xiU+Uzu40
- 支援
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:04:31.65 ID:wXLMIvdgO
- 支援
- 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:07:18.80 ID:pmg7XZfZ0
- それなのに、なぜか自分は、1000年前のことを思い出している。
ツンは、クレーンゲームが苦手だった。
どこのゲーセンにも置いてある、絶妙に意地悪な強さのアームで景品を取る、アレだ。
バランス感覚と精密な操作が命の飛行機乗りなのにクレーンゲームが苦手、というのが妙におかしくて、自分は笑った。
笑っていられたのは、クレーンゲームに20枚ものコインをタダ飲みされるところまでだった。
「だぁ――っ! 何これ?! 壊れてんじゃないの!?」
ツンがキレた。
筐体を蹴ろうとするツンを必死で押しとどめて、そうだ。
ちょうどこんな風に、ツンに手を握らせて、クレーンを操作する感覚を教えてあげた。
ξ゚听)ξ 「……? ブーン、なに笑ってるの?」
( ^ω^) 「あ、いや、なんでもないお」
やっぱり似てるな、と思う。
同時に、話ができすぎてるな、とも思う。ただの杞憂――な、ワケがないよな、これは。
彼女は、何なんだろう。
最初の日々に感じた疑問が、蘇ってくる。
- 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:08:18.10 ID:xiU+Uzu40
- 支援
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:09:02.96 ID:wXLMIvdgO
- 支援
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:09:50.00 ID:pmg7XZfZ0
- ξ゚听)ξ 「よぉっし、じゃあ一人でやってみるね……にーい、っと」
(; ^ω^) 「…………」
ξ;゚听)ξ 「…………」
(; ^ω^) 「(……2っていうより……Zの書き損じって言った方がまだ近いお……)」
ξ゚听)ξ 「……はぁ、すぐにはうまくならないねぇ、ブーン」
諦めたように、自嘲するように、ちょっと笑ってそんなことを言うツンに、ああそうだな、と思わされた。
――やめよう。
ヒトのツンを目の前にして、その姿を人間のツンとダブらせるのは失礼だ。
だいたい、見た目が似ていることに、思考が引っ張られすぎていると思う。
ツンとツンは違う。自分の知るツンなら、きっとこんなとき、
「うだーっ! ぅざったいなもーっ!」
などと気合の足りないことを言って、きっとペンを放り投げてしまうだろうから。
それに、だ。
今の自分は、同じじゃないか。
自分を指さして、異口同音に拒絶の言葉を口にした、1000年前の人間たちと。
自分のことを根掘り葉掘り調べ上げ、知ろうとして、そのくせ、ついに自分を直視することはなかった彼らと。
- 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:12:23.12 ID:pmg7XZfZ0
- ( ^ω^) 「ん、でもさっきのと比べると、ちょっと2っぽいお。よくできました」
ξ*゚ー゚)ξ 「そ、そうかな?」
ツンは、ふへへぇ、と、今度は緩みきった笑みを浮かべて、「2」という文字を見つめる。
ξ゚听)ξ 「これが、1000年前のカタチなんだよね」
そして突然、そんなことを言う。
( ^ω^) 「おー、1000年前のカタチ、かお」
ξ゚听)ξ 「うん、この上のところがぐいーっと曲がってるの、この辺が1000年前」
言ってることは意味不明だけれど、言いたいことはなんとなく分かる。
綺麗な曲線を描く「2」は、確かに今はもう、失われてしまったカタチなのかもしれなかった。
(; ^ω^) 「――ってしまった、反省文全然進んでないお」
ξ;゚听)ξ 「……練習は書きながらにしよっか。えっと、無許可で……製造された……トーリーを……」
- 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:13:38.97 ID:xiU+Uzu40
- 支援
- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:14:25.77 ID:wXLMIvdgO
- 支援
- 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:14:36.63 ID:O7HeV9czO
- 支援
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:14:53.85 ID:pmg7XZfZ0
- @
( ^ω^) 「おー、ツン、ちょっとぼくの書いた文章読んでみて欲しいお」
ξ゚听)ξ 「うん、いいよ。えーっと、ここ?」
( ^ω^) 「そうだお。誤字とかあったら教えて欲しいお」
ξ゚听)ξ 「ん、分かった。えーっとなになに。……『わたしの、愛馬は、凶暴です』……」
(; ^ω^) 「……あれ?」
ξ;゚听)ξ 「……これ、なんて書きたかったの?」
(; ^ω^) 「わたしは、ご禁制のトリを用いて空を飛びました、って」
ξ;゚听)ξ 「……でもこれ、『わたしの愛馬は凶暴です』、だね……」
(; ^ω^) 「……共用語の文章だって、ちょっとはツンに教えてもらってたはずなのに……ごめんお……」
ξ゚听)ξ 「ま、まあ、これから分かるようになるよ! わたしだって、まだ上手に2書けないもん!」
ほら、と言って、ツンは紙の余ったスペースに「2」を書き込む。
――ちょっとうまくなっていた。
ξ;゚听)ξ 「……あれ……なんか上手に書けちゃった……」
- 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:17:37.79 ID:pmg7XZfZ0
- ( ;ω;) 「ららるー……ららるー……」
Σξ;゚听)ξ 「わぁっ!? ナミダ出しながら指で壁をグリグリするのやめてっ!? なんか怖いから!」
( ;ω;) 「いいお、ツン……ぼくみたいな落ちこぼれはほっといて欲しいお……」
ξ゚听)ξ 「ほ、ほら、教えてあげるから!
ブーンの書いたのは9456A5671BB56A7B78248A125だけど、ホントは9456A5681AB72846B225で、」
( ;ω;) 「先生、ぼくにはさっぱり分かりませんお……」
部屋の隅で、壁に「の」の字を書いてイジケる自分を、ツンが必死に机に戻そうとする。
ついには両腕で胴体を抱え込んできて、「ほーらー!」などと言いながら強引に引っ張るツンが、
唐突に、
ピタリ、と止まった。
( ^ω^) 「お? ツン?」
ξ゚听)ξ 「…………」
(; ^ω^) 「……ツン?」
- 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:19:30.83 ID:xiU+Uzu40
- 機能停止?支援
- 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:20:12.01 ID:wXLMIvdgO
- 支援
- 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:20:22.13 ID:pmg7XZfZ0
- ξ゚听)ξ 「――音楽が、聞こえる」
ツンが、ぽつり、呟く。
――音楽?
両手を耳にやって、どんなに集中してみても、そんなものは聞こえなかった。
( ^ω^) 「ツン、音楽って何だお? そんなもの聞こえないお?」
ξ゚听)ξ 「でも、聞こえるもん……『ら・ら・ら・ら ららら ららら らら』、って……」
――え?
ξ゚听)ξ 「ら・ら・ら・ら ららら ららら らら ら・ら・ら・ら ららら ららら らら……これ、なに……?」
凍った。
知っている音楽だった。
知っている、どころの騒ぎじゃなかった。
ξ゚听)ξ 「ら・ららら ら・ららら・ら……」
パガニーニによる大練習曲集第3番嬰ト短調。リストの、『ラ・カンパネラ』。
――ツンが、人間のツンが好きだったクラシック。
- 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:21:03.10 ID:pmg7XZfZ0
- ああ、いけない。
さっき決めたのに。人間のツンとヒトのツンを混同しない、と決めたのに。それを、自分はもう破ってしまっている。
でも、仕方ないじゃないか。『ラ・カンパネラ』の旋律を呟く、ツンの声は。
――自分の知る、誰よりも自分に近いところにいたツンに、あまりにも似ているのだから。
( ^ω^) 「ツン……ツンかお!? ねえツン!? キミなのかお!?」
背中から胴体を抱え込んだまま、ツンの動きは止まってしまっている。
ただ、口元だけが『ラ・カンパネラ』の旋律を呟き続ける。
見えない。どんなに体をねじっても、ツンの顔が見えない。
( #^ω^) 「ツンっ!」
焦った。
半ば突き飛ばすように、しがみついていたツンの体を引き剥がしてしまった。
ξ )ξ 「……痛い」
(; ^ω^) 「あ、ご、ごめんお、ツン、でも、」
でも、何だ?
キミは、キミなのか? ああ、自分は何を聞きたがってる?
- 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:22:17.61 ID:wXLMIvdgO
- 支援
- 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:22:23.65 ID:cfJQJ2ju0
- ラ・カンパネラ支援
- 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:24:09.28 ID:pmg7XZfZ0
- ――答えは、向こうからやってきた。
ξ* ー )ξ 「久しぶりだね、ブーン」
尻もちをついたまま、静かに、ツンがそう言う。
精神がバラけそうだと思う。
似ている、なんてもんじゃなかった。喋り方も、表情も、ツンそのものだった。
蒸発しそうになる思考を必死に押しとどめる。
(; ^ω^) 「……ツン、キミなのかお?」
ξ* ー )ξ 「そうだよ。忘れちゃったの?」
( ^ω^) 「忘れるワケないお!? 封印区画にはキミの防護服はなかったし、だからどこかにいると思って、」
ξ* ー )ξ 「そっか。嬉しいな」
( ^ω^) 「キミは、キミはどこにいるんだお!?」
ξ* ー )ξ 「何言ってるのブーン。わたしは、ここにいるよ?」
ほらここに、と、ツンが両手を広げる。
抗いがたい誘惑がある。ようやく会えたね。そう言って、抱きしめてしまいたい。
でも、いけない。何かがおかしい。考えろ、考えろ、考えろ――、
- 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:24:57.73 ID:GtUEdQXoO
- パガニーニ支援
- 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:25:33.01 ID:xiU+Uzu40
- リストの曲大好き
支援
- 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:26:03.76 ID:wXLMIvdgO
- 支援
- 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:26:51.58 ID:pmg7XZfZ0
- ξ* ー )ξ 「また、ひとりで何か考えてるでしょ。昔から悪いクセだよそういうの」
(; ^ω^) 「だって、キミはツンじゃないお!? おかしいお、だって、」
ξ* ー )ξ 「何言ってるの? わたしはツンだよ。顔も声も名前も。そうでしょ?」
(; ^ω^) 「そうだけど、それはヒトのツンだお!?」
くすくす、とツンが笑う。
ξ* ー )ξ 「ヘンなブーン。ヒトってなぁに? わたしは、そうだよ。人のツン」
( ^ω^) 「言葉遊びしてる場合かお!? 人間とヒトとは違うお!?」
ξ* ー )ξ 「何が違うの?」
( ^ω^) 「それは……だから、ヒトは酸素が要らないし、それに、」
ξ* ー )ξ 「じゃあ、ブーンは酸素が要らないわたしはキライ?」
(; ^ω^) 「そういうことじゃなくて、だから……、えっと、」
ξ*゚ー゚)ξ 「そんなの、微々たることじゃない? わたしはツン。そうでしょ?」
――そう言って笑う、ツンに。
頷き返してしまうのを抑えるのに、多大な努力が要った。
- 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:28:10.75 ID:wXLMIvdgO
- 支援
- 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:28:48.13 ID:5i+SBfUi0 ?PLT(89405)
- 支援!vip2:stop:
---
MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
このスレは1回目のダメージを受けた (50/500)
- 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:29:23.88 ID:x8X7eLFi0
- またかよ・・・支援
- 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:29:33.00 ID:pmg7XZfZ0
- ――同時刻・ビコーズの家――
( ∵) 「(……ダメだね。やっぱりぼくじゃ、情報処理機器は使いこなせない。
どこまでできるか分からないけど、ショボンに頼るしかないな)
( ∵) 『ショボン。ショボン。起きて欲しい。緊急電だよ』
(´・ω・`) 『やぁ。慌ててるビコーズは珍しいな』
( ∵) 『慌てもするさ。緊急事態だ。さっきから聞こえてる音楽の発信源を、情報統合処理システムで特定したい。
キミに直接操作はできないだろうから、ぼくがやる。タガでキミとリンクして、ぼくの体を――、』
(´・ω・`) 『……音楽?』
( ∵) 『……ショボンには聞こえてないの? じゃあ、これはぼくのエラーなのかな?』
(´・ω・`) 『あ、いや。音楽か。そうか、これは音楽なのか』
( ∵) 『……その口ぶりだと、もう調べはついてるのかな?』
(´・ω・`) 『はっはっは、まぁね。ほら、ぼくのタガは今、村長屋敷とも結線されてるだろう。
そこから電子防壁を4つ破ると、監視所のシステムに行き着くんだよね』
( ∵) 『電子防壁4つ……さすがに仕事が速いね、情報技師長』
(´・ω・`) 『いやまぁ、この村のネットワークには、全部ぼく専用のバックドアがついてるってだけの話なんだけどね』
( ∵) 『……今はそのことについては突っ込まないようにしておく。それより、何なのかな、この音楽は』
- 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:29:42.90 ID:oAMUtDtt0
- しえん
- 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:30:46.34 ID:oxM7L4EW0
- 支援
- 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:30:58.89 ID:wXLMIvdgO
- >>71
> 支援!vip2:stop:
>---
>MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
>このスレは1回目のダメージを受けた (50/500)
>
---
ログインしてないです。
- 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:31:33.76 ID:a93EqF7s0
- 早めに次スレ立てとくか……
- 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:31:39.99 ID:GtUEdQXoO
- あーあ、蛆が湧いてきやがった
作者ガンガレ支援
- 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:32:14.62 ID:pmg7XZfZ0
- (´・ω・`) 『――電波だ。この村から半径10キロ圏内で、強力な電波が発信されてる。
音楽はぼくには聞こえないけど、おそらくその電波に乗っているんだと思う』
( ∵) 『10キロ圏内……細かくどこかは分からないのかな』
(´・ω・`) 『クロスデータがないと無理だね。できれば他に3つ、観測データがほしい』
( ∵) 『クロスデータなら他の村に観測支援を頼むとか、』
(´・ω・`) 『うん、実はそれももうやってる――んだけど、』
( ∵) 『?』
(´・ω・`) 『無線有線赤外線に衛星、磁波まで試したけど、ダメだ。どこからも応答がない』
( ∵) 『……それは、どういう、』
(´・ω・`) 『そこまでは。でも、ビコーズの言葉は間違ってないね、確かに』
( ∵) 『?』
(´・ω・`) 『緊急事態なのは、確かだ』
- 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:32:58.92 ID:12+NVWnj0
- しえん
- 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:33:05.03 ID:wXLMIvdgO
- スマン間違えた
- 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:33:36.82 ID:0ET0pCisO
- やれやれだぜ
- 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:34:22.18 ID:5i+SBfUi0 ?PLT(86655)
- がんばるよ!vip2:stop:
---
MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
このスレは2回目のダメージを受けた (100/500)
- 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:34:55.77 ID:pmg7XZfZ0
- ――村長屋敷――
ミ,,;゚Д゚彡 「な、何だゴルァ、この音はよぉ!?」
川 ゚ -゚) 「……音楽。フサギコ村長、これは音じゃないぞ」
ミ,,゚Д゚彡 「おぉ!? だってよぉ、確かに聞こえてんぞ!?」
川 ゚ -゚) 「ドップラーが観測できない。どこにも反響していない」
ミ,,゚Д゚彡 「音じゃなきゃなんだ、コイツは!?」
川 ゚ -゚) 「……分からない。監視所に行ってくる。あそこのシステムなら、ある程度原因が絞り込めるはずだ」
ミ,,゚Д゚彡 「おいクー、ちょっと待て、そんならショボンを叩き起こした方が……って、回線がbusy!?
こんな時に何やってんだアイツは!? おいクー! 待て!」
ガチャ バタン
ミ,,;゚Д゚彡 「……クソ、オレさまぁどうすりゃいいかぐらい言ってけバカヤロー!」
――長老の家――
/ ,' 3 「…………?」
- 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:34:59.96 ID:a93EqF7s0
- >>83
死ね
- 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:35:38.69 ID:5i+SBfUi0 ?PLT(86205)
- パートスレはパー速でやれ
糞スレは糞板でやれ!vip2:stop:
---
MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
このスレは3回目のダメージを受けた (150/500)
- 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:35:40.46 ID:/5rPs8w6O
- 私怨
- 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:36:09.95 ID:9gJs1xzTO
- 私怨粘着過疎vip
- 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:36:10.42 ID:5i+SBfUi0 ?PLT(85955)
- >>85
オマエモ(ry!vip2:stop:
---
MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
このスレは4回目のダメージを受けた (200/500)
- 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:36:25.79 ID:oAMUtDtt0
- 支援
- 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:36:57.09 ID:5i+SBfUi0 ?PLT(85705)
- 支援!vip2:stop:
---
MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
このスレは5回目のダメージを受けた (250/500)
- 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:36:57.85 ID:pmg7XZfZ0
-
ラ・カンパネラ。壊れかかった旋律の。
――優しかった日々の終わりを知らせる、小さな鐘。
( ^ω^)は、水も酸素もなくては生きられないようです
3話 突入回廊
- 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:37:28.87 ID:5i+SBfUi0 ?PLT(85555)
- 3話かい!vip2:stop:
---
MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
このスレは6回目のダメージを受けた (300/500)
- 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:37:49.42 ID:9gJs1xzTO
- 作者乙!後編もよろしく
- 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:38:09.19 ID:5i+SBfUi0 ?PLT(85255)
- ほう!vip2:stop:
---
MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
このスレは7回目のダメージを受けた (350/500)
- 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:38:09.90 ID:EA3N8uo9O
- 乙
- 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:38:19.63 ID:vnNBxxe30
- おつー
- 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:38:38.19 ID:xiU+Uzu40
- 乙!
- 99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:38:41.34 ID:5i+SBfUi0 ?PLT(85005)
- おつってなによ!vip2:stop:
---
MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
このスレは8回目のダメージを受けた (400/500)
- 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:38:44.42 ID:bQ+vQsRZO
- 支援
- 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:38:49.05 ID:cfJQJ2ju0
- どう見ても池沼です。本当にありがとうございました。
公開beで逮捕されてもしらんぞ
- 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:39:01.32 ID:pmg7XZfZ0
- ――ツンの家――
時計の針だって、今は絶対、止まっているに決まっていた。
ツンは動かない。自分も動けない。
ξ*゚ー゚)ξ 「ブーン、どうしたの?」
そんなことを言われても困った。
(; ^ω^) 「……何が起きてるのか、ちゃんと説明してほしいお」
ξ*゚ー゚)ξ 「だから言ったでしょう、わたしはツンなんだって」
(; ^ω^) 「……ぼくの好きだった食べ物、言えるかお?」
ξ*゚ー゚)ξ 「あら、試すの? 万疋屋のマンゴーカレー。アレだけはわたしどうかと思ってたけど」
(; ^ω^) 「な、なら、ぼくらが知ってる最後の国家主席は、」
ξ*゚ー゚)ξ 「西田国家主席でしょ? ちょっとくちびるがぶ厚い」
(; ^ω^) 「……『イーグル・ネスト』って、知ってるかお?」
ξ*゚ー゚)ξ 「第七次反攻作戦のときの、わたしたちの最終目標だったAWACのコードネーム。
あれは苦労したよね、乙戦の連中が手間取って4機も堕とされちゃって」
(; ^ω^) 「…………」
- 103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:39:02.93 ID:wXLMIvdgO
- お、前半は終わりか?
乙!
- 104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:39:04.69 ID:GtUEdQXoO
- これは出直したほうが……と思いつつ支援
- 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:39:12.65 ID:5i+SBfUi0 ?PLT(84455)
- んー!vip2:stop:
---
MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
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- 106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:39:36.77 ID:3bNCxGpBO
- いや今からなんじゃないか
- 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:39:46.46 ID:pmg7XZfZ0
- んー、いけないな。ここまでアバンで、3話自体全然終わっとらんのですが……w
また出直しますね、すみません
- 108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:39:57.33 ID:12+NVWnj0
- 乙
- 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:40:13.06 ID:a93EqF7s0
- 乙!
- 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:40:23.47 ID:cfJQJ2ju0
- お疲れ
- 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/26(月) 18:40:28.24 ID:5i+SBfUi0 ?PLT(84055)
- . ___
/ノ^, ^ヽ\
/ (・)) (・)) ヽ
/ ⌒(__人__)⌒::: l <スレストされたとかwwwwwどんだけwwwww
⊂ ̄ヽ_| |r┬-| |
ヽ  ̄V ̄ ̄ ⌒,
/____,、ノ /
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( ( (
ヽ__,\_,ヽ
(_/(_/
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/ノ^, ^ヽ
/ ( ゜) ( ゜) ヽ
/ ⌒(__人__)⌒::: l <>>1涙目wwwwwwこの話やめろwwwwwwww
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⊂ ̄\/´ ̄V ̄ ̄ ⌒,/ヽ―ヽ
 ̄ヽ_/____,、_ノヽ_/ ̄´
/ _/ これが VIPクオリティ
( ( ( http://yutori.2ch.net/news4vip/
ヽ__,\_,ヽ
(_/(_/
ま、これをVIPPERが読み終わるのは無理やね(^_^;)
!vip2:stop:
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MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
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