('A`)と( ^ω^)は異世界でもう一度出会うようです
- 1 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:20:32.05 ID:uIB7lFeO0
- おかしいな…何故1週間過ぎてるんだろう
浦島さんの悲しみはよく分かりますね
ああ、そういえば、カナダのとある深海の海域には
100万年以上も前から上部だけが氷の蓋で覆われた
すごく深くて、すごく広い海底渓谷があって…そこには今でも……
まとめさんはこちら!
http://hebiya.blog40.fc2.com/blog-entry-5580.html
- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:22:09.59 ID:Hd3AGz4n0
- そこには今でもなんだよwwwww
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:23:18.64 ID:QLQJNAnRO
- 気になるwww
待ってたよwktk
- 4 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:25:57.90 ID:uIB7lFeO0
-
ミ,,゚Д゚彡「相変わらず収集がつけられない今回は、前後編の二別れ!」
(,,゚Д゚)「まあよくあるパターンだな」
(*゚∀゚)「なんでそんな事に?」
(*゚ー゚)「うん、次回予告で書いたのが先の展開すぎて書ききれなかったそうよ」
ミ,;゚Д゚彡「そういう事は言っちゃ駄目だ!!」
ミ*゚∀゚彡「カイシ!!」
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:26:55.01 ID:FVGtrlod0
- 支援だ
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:27:14.99 ID:Hd3AGz4n0
- ここで次回予告を見直す俺
- 7 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:27:16.14 ID:uIB7lFeO0
-
大歓声のなか、歓迎の名を借りた暴力的なお祭りは続き
その現場は大混乱状態となっていた。
というのも…。
_、_
( ,_ノ` )「ふぃー、おれぁ休憩だ」
(;^ω^)「へ?」
<_プД゚)フ「俺のターーーーン!!!」
(;゚ω゚)「どわあ!!?」
兵「俺もやるぜ俺もやるぜ!!」
兵「そうかやるのか!」
兵「やるならやらねば!」
と、こんなノリで次から次へと参加者が募り
最初に言っていたバトルロイヤルの名どおり、だれかれ構わず戦いを始めてしまい。
- 8 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:28:22.73 ID:uIB7lFeO0
-
「「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」」
気付けば大混戦。
生き残りを賭けた争いの火蓋が切って落とされていた…
…なぜこんなことに。
【 第21会 「祝い日、呪い人」 】
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:28:22.99 ID:Hd3AGz4n0
- 見直したけど、次回予告が
>( ・∀・)「…そうだ!面白い事思いついたー!」
しかないように思えた
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:28:55.97 ID:Hd3AGz4n0
- >>7
動物のお医者さんかw
支援
- 11 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:29:16.92 ID:uIB7lFeO0
-
(;^ω^)「ぜえ、ぜえ…」
やがて歓声は怒号に変わり、罵声が飛び交う中に僕は居た。
「うおおおお!!」
(;^ω^)「つ、次から次へと…!」
正面からはまた一人襲い来る。
男は得物を大きく振りかぶり、走る勢いそのままに斬りかかってきた。
咄嗟に受けきれないと判断し、片足を右前方に突き出し、蹴り出す足に力を込めた。
後はタイミングを合わせて斜めに回避、すり抜けざまに合わせて腹部へ一撃、男は悶絶し膝をつく。
兵「ぐふっ…だが俺は四天王の中でも最弱…」
(;^ω^)「!?」
既に何人かを倒してきたが、何度繰り返しても気持ちの良い物じゃない
どうにも、いたたまれない想いが頭を過ぎるけども、そうも言っていられない。
- 12 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:30:38.72 ID:uIB7lFeO0
-
(li^ω^)(だって痛いのやだお!!)
なんせ相手をどうにかしなければ、こっちが痛い目を見るのだ
そうして流されるままに応戦を続けると、背後から声。
「内藤おおおおおお!!」
(;゚ω゚)「!?」
( ゚∀゚)「うおりゃああああああ!!」
( ゚ω゚)「ぎゃあーーーーーーーーー!」
咄嗟に危険を感じ、前へ転がる
見ればそこに居たのはジョルジュさんだった
しかも、今しがた地に叩きつけた反動か、その手に握られた木刀は真っ二つに折れている。
(;゚ω゚)「ぎょっ…! ぁああんたなに考えてんだお!?」
_,
( ゚∀゚)「俺も混ぜろぃ!!」
(;゚ω゚)「冗談じゃないお!!」
( ゚∀゚)o彡゜「お前ばっか暴れてずりーじゃねえか!!」
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:31:39.34 ID:QLQJNAnRO
- し
- 14 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:31:39.61 ID:uIB7lFeO0
-
どうやら見ているのに耐え切れなくなったらしいこの人は
そこらに転がっている木刀を新たに拾い、本当に楽しそうに笑いながらそう言った。
(;^ω^)(ずるいて…)
<_プー゚)フ「隙ありーーーぃ!!!」
(;^ω^)「ひぃ!?」
_,
( ゚∀゚)「あめえぜ!!」
<_プД゚)フ「げっ!? なんつー馬鹿力!?」
_、_
( ,_ノ` )「やるじゃねえか兄ちゃん!!」
(;`ω´)「あーもお!!」
_,
( ゚∀゚)「行くぜ行くぜ行くぜえええええええ!!!」
- 15 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:33:00.06 ID:uIB7lFeO0
-
そして、そんな様子を遠巻きに眺める人達や。
从*゚∀从「やれやれぇ!いいぞ、そこだあ!!」
/ ,' 3 「うむ、これはなんとも血が騒ぐのう!」
ζ(>Δ<;ζ「おおお、お兄ちゃんのどあほーーーーー!!」
(;´・ω・)「あーあ…」
(;'A`)川;゚ -゚)「…」
(゚ー゚*州「わ、なんかすごい事になってる…」
('、`;川「ああ、もう…なんでこう」
ノノ*゚∀゚)「ねえ、ペニサス」
('、`*川「はい?」
ノノ*>∀<)「はい、剣だよ」
( ー *川「…いってきます」
何だかんだでやっぱり参加したい人と、それを勧める人。
- 16 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:33:35.41 ID:uIB7lFeO0
-
('、`*川「ブーンさん! 勝負!」
_,
( ゚∀゚)「来たな大将!」
(;^ω^)「ちょちょ!ちょっとタンマ!!」
様々な思いの元、お祭りは盛大に。
そしてカオスに盛り上がりを見せた。
………。
その後も、簡単な手当てやらが終わると
すぐに興奮冷めやらぬ内に宴会へと突入。
さっきまで争い合っていたとは思えないほど、みな笑顔を浮かべ、和気藹々と盛り上がっている
けれど、ほとんどの人が包帯のような物を体の各所に巻きつけていたりして
痛々しいやら楽しそうやら、割と奇妙な光景だと思った。
- 17 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:34:32.34 ID:uIB7lFeO0
-
「wwwwwwwwww!!!」
「wwwww!!」
ただ…その中には僕と対峙して、僕が傷つけた人も居るだろう
そう思うと、なんとなく居辛さを感じて、僕は一人縮こまっていた
柱|;^ω^)「…」
ζ(゚ー゚*ζ「あ、ブーン様! こんな所に…」
柱|;゚ω゚)「おお!? で、デレ…?」
ζ(゚ー゚*ζ「? なにしてるんですかぁ?」
柱|;^ω^)「いや、その…」
柱の影に隠れてあたりの様子を伺っていると
デレが頬をほのかに染め、少し呆けた表情で問いかけてきた。
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:34:47.51 ID:QLQJNAnRO
- しえん
- 19 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:35:39.73 ID:uIB7lFeO0
-
柱|;^ω^)(酔ってるのかお…)
ζ( ー *ζ「あぁ…脅えて隠れるブーン様もかわいい…」
柱|;^ω^)「は?」
ζ( ー *ζ「ふ、ふふふ…」
柱|;^ω^)「ちょ…な、なんか目がすわってるお?」
ζ( ー *ζ「…」
柱|;^ω^)「あの、無言で歩み寄るのはやめてくれませんかお?」
(^ω^;| 柱 |三 Σζ(゚Δ゚*ζ
ζ(゚Δ゚;ζ「なんでにげるんですかぁ!?」
(;^ω^)「お、おおお追ってくるからだお!」
そのまま柱を中心にぐるぐると回り始める僕等
気付けば、その場には皆が集まっていた。
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:36:16.78 ID:8surGRrmO
- 支援
- 21 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:36:50.38 ID:uIB7lFeO0
-
(;'A`)ノ「よ、…ってなにやってんだ?」
(;^ω^)「おいす! 逃げてるお!」
川 ゚ー゚)「昼間あれだけやっておいて…元気なやつだな」
从 ゚∀从「ああ、楽しそうだな」
从 ゚∀从「混ざっていい?」
(;^ω^)「駄目だお!」
从 ゚∀从「おk」
「答えは聞いてない」 从 ゚∀(li^ω^)「…聞けお」
ζ(゚Δ゚;ζ「なななぁ!? なにくっついてるんですか!!」
「離れてください!」
「それ逃げろー!」
「わわ、ちょ、押すなお!」
- 22 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:38:12.78 ID:uIB7lFeO0
-
「あんぎゃ!「あいてー「きゃ!!」」」
(゚ω゚从-∀ζ(>Δ<;ζ
そして三人仲良く転倒、僕は潰れた。
(li^ω^)「…重い」
从 ゚∀从「だってさ」
ζ(゚Δ゚;ζ「え、私!?」
(´・ω・`)「何をやってるんだか…」
……。
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:38:25.11 ID:FVGtrlod0
- 支援
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:38:26.69 ID:QLQJNAnRO
- しえん
- 25 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:38:59.22 ID:uIB7lFeO0
- _、_
( ,_ノ` )「あんだけ暴れたんだ、んな事もうだれも気にしちゃいねえよ」
(;^ω^)「そ、そうですかお?」
気にする僕を見越してか、渋澤さんは小さな樽を片手に言った。
<_フ*゚Д゚)フ「うっひゃひゃひゃひゃ!! てか主役がいつもまでそんなでどーすんの!」
兵「そうだそうだ!」
兵「よし、引きづり出せ!!」
(;^ω^)「あ、あの、僕お酒はまだ…」
兵「固い事言うなよwwwwwwwwwwww」
_、_
( ,_ノ` )「男は度胸、なんでも試してみるもんさ」
(;゚ω゚)「アッーーーーーーーーーーーーーー!!」
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:39:21.41 ID:8surGRrmO
- 支援
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:40:50.75 ID:8surGRrmO
- し
- 28 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:42:19.71 ID:uIB7lFeO0
-
……。
少年が体躯のいい男に羽交い絞めにされ、強引に飲まされて居る頃
そこから少し離れた場所ではジョルジュが一人、そんな様を眺めていた。
( ゚∀゚)「…」
/ ,' 3 「どうしたんじゃ、お前は混ざらんのか?」
( ゚∀゚)「…なぁ、あいつ、どう思う?」
/ ,' 3 「?」
そういうジョルジュの視線の先には、日陽の兵達に囲まれながら
真っ赤な顔をして、戸惑いながらも楽しそうに笑う少年の姿。
/ ,' 3 「そうじゃな…昼間のあの戦いぶり…強く、なり過ぎている感はあるの
それも、自分の力を御してはおらぬように見える」
( ゚∀゚)「ああ、けどまあそれは、いきなり力そのものを手にしちまってよ
あいつ自身戸惑ってるんだろうし、使い方やら使い所はこれからでも知っていけばいい」
_,
( -∀-)「けど…どうも俺は思い違いをしてたかもしれねぇ」
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:43:29.19 ID:QLQJNAnRO
- しえん
- 30 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:43:47.27 ID:uIB7lFeO0
-
/ ,' 3 「ふむ」
_,
( ゚∀゚)「俺は注意するべきなのはドクオの方だと思ってた
いざって時…やけになって危ない事になるんじゃねーか、ってな」
/ ,' 3 「じゃが、違った、か……まあ、彼奴は守りたい物という明確な理由があるぶん
そう簡単に自分を失うような事にはそうならんじゃろうな」
_,
( ゚∀゚)「そうさ、だがあいつはもっと危ねえ…純粋すぎるんだ
その場その場で置きる事をそのまま受け取って、行動に移っちまう」
/ ,' 3 「確かにの…思えば最初からあやつが一番、色々と無茶な事をしてくれた」
それは、命取りになりかねない
あえて言葉には出さず、飲み込んだ。
( ゚∀゚)「あんがい、臆病だったりへたれだったりする奴が
よほど無茶な事やらかすもんだ」
_,
( -∀-)「んなのは…七年前に、とうに知ってたはずなんだけどな」
/ ,' 3 「……あの二人は、どちらもそうじゃから困りものじゃな」
- 31 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:46:11.57 ID:uIB7lFeO0
-
( -∀-)「ああ、ったく…目が離せねえ奴ばっかだよ」
/ ,' 3 (……)
瞳を閉じ微笑む、その姿が…もう一人の孫だった人間の面影を写し
老人は思う、そのドクオと言う少年もまた
その事柄に置いては再び激昂し、無茶な行動に走るだろうと。
恐らく当人に言った所でどうにかなるものでは無い。
それほどに彼のキズは大きく。何より…恨んでいるのは、他者よりも自分自身
自責の念が癒えぬ限りは、あやつへのそれも消える事は無いのだろう。
/ ,' 3 (じゃから…自分と、重ねて見ているのじゃな)
殺され、受け継ぎ、背負い、戦う道しか無かった自分と、あの二人を
だからこの馬鹿は放っておけない、どうにかしてやろうと願っている
迷う、それでいいのだろうか、今の内に止めるべきなのではないか?
思えど、それも必要な事ゆえに、何も言えず、そして聞かぬ事も分かっている
だが本当は…知りたいはずだ
共に過ごした日々を、何故壊したのか、何故殺したのか
こやつはあれで情に酷く弱いところがある、だから今でもあの、弟を――
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:46:19.75 ID:Q8swVThz0
- 蛇屋とは別に今までのまとめをしてほしいな。
携帯からだと読みづらい
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:47:48.29 ID:8surGRrmO
- 支援
- 34 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:49:00.41 ID:uIB7lFeO0
-
( ・∀・)「じいさん」
/ 。゚ 3「!!」
ふいに呼ばれた面影が、重なった。
(;゚∀゚)「あ? なんだよ」
/ ,' 3 「なんでも、ないわい」
_,
( ゚∀゚)「ははーん、今寝てたろ? 寝惚けたろ?
じじいの癖にこんな時間まで起きてっからだ」
/ ,' 3 「寝惚けるか…そう、そうじゃな…」
_,
(;゚∀゚)「お、おいおい…?」
いつも通りの軽口を叩かれ、感傷する想いが少し薄れた
今は寝惚けた老人の考えとして、そう悩む事もないのかもしれない。
視界に映る、平和な光景を前にして、そう思った。
……。
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:49:18.60 ID:Hd3AGz4n0
- >>32
PCからでも意外と見づらい
支援
- 36 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:51:10.30 ID:uIB7lFeO0
-
その後も、どんちゃん騒ぎはそのまま一日を越え
夜はゆっくりと更け、朝が来るのも忘れて宴は続き。
⊂二二二(*^ω^)二⊃「ぶーーーーーーーーーーん!!」
<_プω゚)フ「なんじゃそりゃ! ぶーーーーーんってか!?」
兵「バーローwwwwwカービーは膨らんで飛ばなきゃ駄目だろwwwwwwwww」
兵「手をばたつかせるのも肝だな」
<_うД´)フ「おんどれらああああああああああああ!!」
兵「おお!カービーが切れた!!」
「うらあああああああああああああああ」
「ぎゃーーーーーーーーーー!!!」
テーブルを掴み上げたエクストは、そのまま兵達を追い掛け回し
辺りをあっちに行ったり、こっちに行ったり、てんやわんやで
それを眺めているうちに僕は段々と目がまわり…
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:51:52.44 ID:QLQJNAnRO
- 今からまとめるとなると量がイパーイだからなかなか手を出しづらいのかもな
- 38 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:52:56.98 ID:uIB7lFeO0
-
(li^ω^)「おっおっ! うっ…!!」
「オエエエエ!!」
兵「どわあああ!吐いたぞ!」
(;´・ω・)「走り回るから…」
(;'A`)「だ、だいじょぶか?」
(li ω )「だめかも…」
从*゚∀从「なんだ、弱っちいなぁ」
ζ('ー`*ζ「わー…世界がまわってるー」
川;゚ -゚)「おい、こっちも駄目そうだぞ」
ζ(^ー^*ζ「へーきですっ、わたしげんきですよー」
ζ(>ー<*ζ「それよりなんかあついですねっ」
从*゚∀从「そうだな、よしよし、じゃあ服脱ごうか、はい手ー上げてー」
ζ(^ー^*ζ「はぁい!」
川;゚ -゚)「ばっ!!」
- 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:53:18.64 ID:Hd3AGz4n0
- カービィな
支援
- 40 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:54:18.35 ID:uIB7lFeO0
-
元気良く、両手を真上に突き出すデレ
クーがそれを止めに入ろうとするも遅く、一気に上着が捲し上げられ
(;゚ω゚)(;゚A゚)(;´・ω・)「「!!!!!!!!」」
一度、大きく揺れ、外気に晒された弾む二つのそれと共に、場のボルテージは更に上昇
そうして、誰にも邪魔される事の無い、スロウな夜は過ぎていった。
………。
翌日。
吐きに吐いたおかげか、二日酔いもそう酷い事にはならかったようだが
歩くたびに響く軽い頭痛に苦しみながら、水分を求め
中央にある湧き水広場へと向かうと、そこには既に先客が居た。というか倒れている。
- 41 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:55:42.82 ID:uIB7lFeO0
-
( ^ω^)「…ん?」
ζ( ー liζ「ぶ、ぶーんさま…お、はよ……ございます」
(;^ω^)「ちょwwwwwww大丈夫かお!?」
地に伏せる彼女は、顔色悪く歪んだ笑みで挨拶をしてくる
どうやらここまで辿り着いたはいいが、そのまま倒れてしまったようだ。
流石にそんな状態で放っておくわけにもいかず、ひとまず座らせると
正面に見える大きな石へと向かい、その頂点のくぼみに溜まっている水を桶ですくうと
こぼさぬ様、慎重に彼女の元へと届けた。
ζ( ー liζ「…あ、あ、りがとう…ございます…」
デレは、桶を受け取るとちびちびと水を飲み、ほっと一息吐き
ふらふらと揺れる彼女の横に座ると、案の定その体を預けてくる。
しかも更には、肩に頭を乗せてきたりするものだから
髪の毛が首元をくすぐり、思わず変な声が出そうになった。
(;゚ω゚)「!!」
- 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:56:01.82 ID:QLQJNAnRO
- しえん
- 43 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:56:48.50 ID:uIB7lFeO0
-
(li^ω^)(し、心臓が…ぐぉっとなったお…)
いや、まあ予想はしていたが、実際にされるとドキドキしてしまう
特に昨夜の素肌を思い浮かべると余計にってああもうこれは考えちゃあかん
ζ(´Δ`;ζ「…うぅぅ…きもちわるいぃいぃ…」
(li^ω^)「…そういえば、昨夜のあれは…」
けど、やっぱり気になって聞いてみる。
ζ('Δ`;ζ「はぇ…えと……私ぜんぜん昨日のこと覚えてないんですけど…」
ζ(゚Δ゚;ζ「はっ! もしかして何かへんなことでも!?」
(;^ω^)「え、あ…な、なにもないお! ちょっと聞いてみただけだお!」
ζ(゚Δ゚;ζ「へ? そう…ですか?」
(li^ω^)「そうですお!」
ζ(゚Δ゚;ζ「…?」
- 44 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:57:39.90 ID:uIB7lFeO0
-
どうやら本当に覚えてないらしい…よかった。
うん、知らないほうがいい事はあるよね
真実をぶつけあうのが一体何になるというのか。
ζ(゚ー゚;ζ「そういえば……」
(;^ω^)「!? なんだお?」
ζ(゚ー゚;ζ「? 今日も訓練に参加するそうですね」
( ^ω^)「そうだお、でも…」
なんでも、普通に行われている訓練ではなく、別で
渋澤さん達が剣の鍛錬に付き合ってくれる、という話だった。
…………。
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:57:47.52 ID:QLQJNAnRO
- 支援
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 19:59:04.06 ID:QLQJNAnRO
- しえん
- 47 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 19:59:05.77 ID:uIB7lFeO0
-
( `ω´)「おおおおおおおお!!!!」
渾身の力を込めて放った剣戟。
互いの得物が衝突しあい、激しい音が鳴り響く。
それは、まるで音を鳴らす事を目的としたように、連続したテンポから成っていた。
だが、徐々にその均衡は崩れ始める。
「うらぁ!」
「っ!?」
横に避けて、円を描きながらも直線に開く距離。
前へ、すぐさま踏みこみ。
( `ω´)「そこっ!」
_、_
( ,_ノ` )「迂闊だな」
- 48 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 20:00:10.34 ID:uIB7lFeO0
-
(;゚ω゚)「おわあ!?」
突き出された点の攻撃。
咄嗟に反応し、転がるように右へ。
それを追う一閃。
_、_
( ,_ノ` )「むん!」
咄嗟に振り向き、受けつつ、更に飛び退く。
やはり経験の違いか、攻めでも受けでも手数が違う
ただ単調に木刀を振り回す事しかできない僕は、受け切る事はできても、攻めきれない。
_、_
( ,_ノ` )「はっ! どうした!逃げ回ってばっかりか!?」
(;`ω´)「く…!」
無様にも、懸命に間合いの外まで逃げる僕へと、渋澤は挑発めいた事を言った。
この様子では手加減されているのかもしれない…。
- 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 20:00:21.27 ID:Hd3AGz4n0
- なんだか所々文章おかしくね?
支援
- 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 20:00:45.52 ID:QLQJNAnRO
- しえん
- 51 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 20:01:04.99 ID:uIB7lFeO0
-
<_プー゚)フ「いやー、でも旦那と素であれだけやり合えれば充分じゃね?」
兵2「お前は混じらねーの?」
<_プー゚)フ「おれ? 俺はいいーんだよ」
兵1「カービーはこないだの祭りでしこたま痛い目見たからなぁ」
「カービー言うな!!」
( `ω´)「ならば…っ、2、3、6!弱パンチ!!」
_、_
( ,_ノ` )「なんだそりゃ」
( ^ω^)「波動拳コマンドだお!」
_、_
( ,_ノ` )「あぁ?」
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 20:02:26.28 ID:QLQJNAnRO
- 支援
- 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 20:02:39.41 ID:+4rpWyeQ0
- しえん
- 54 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 20:02:48.75 ID:uIB7lFeO0
-
空気の流れを、イメージをより強くするべく叫び
形と成った感覚と共に、縦一閃に風を斬る。
( `ω´)「ソニックセイバァアアアア!!」
_、_
( ,_ノ` )「うお!?てめ!!」
放たれたのは空気の塊、圧縮された風が地面に砂塵の尾を引きながら渋澤を襲った。
流石に神具の恩恵なしでは大した威力にはならないが
単純な風圧はそれだけで人を怯ませる効果を持つ。
( `ω´)「もらっ――――」
_、_
( ,_ノ` )「!?」
距離を詰め、続けざまに風を纏った一撃を放ち。
- 55 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 20:04:42.35 ID:uIB7lFeO0
-
_、_
( ,_ノ` )「ぐ…!!」
衝突、濁音混じりの音が鳴り、衝撃と共に風圧が轟と響いた。
これには渋澤も顔をしかめ。呼吸そのものを乱され僅かに苦悶の声を漏らす。
(♯`ω´)「―――た、おおおおおおおおっ!!」
僅かに受ける力が抜けるのを感じ、体ごと得物を降りぬく
いや、完全に振り抜いた。押し込める力が消えさる確かな手応えと共に。
次いで、カラン、と音を立て渋澤の握っていた木刀が地へ落ち
それを見届けると僕はやったのだと確信して…
(*^ω^)(勝っ)
_、_
( ,_ノ` )「こら、てめえ!! 何してんだ!!」
(;^ω^)「え、ええ!?」
した所で、なんだか怒られた。
- 56 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 20:06:16.15 ID:uIB7lFeO0
- _、_
( ,_ノ` )「たく…これだから風使いってのは姑息で嫌なんだ」
(;^ω^)「あ、あの」
_、_
( ,_ノ` )「…あのなぁ」
(;^ω^)「はい…」
_、_
( ,_ノ` )「剣の訓練中に接続使う馬鹿がいるかボケェ!」
( ゚ω゚)「あだぁ!!」
そして殴られた、グーで。親父にも(ry
( ;ω;)「すみませんでしたお…」
_、_
( ,_ノ` )「たく」
……。
そんなこんなで、日々はどんどん過ぎていく。
……。
- 57 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 20:07:26.61 ID:uIB7lFeO0
-
(メ´ω`)「はぁ……今日は、いや今日もつかれたお」
(メ´・ω・)「…ふぅ」
(メ;^ω^)「あれ…ショボ、そんな傷だらけでどうしたんだお?」
(メ´・ω・`)「ん…いや、ちょっとね、というかそれは君もそうじゃないか」
(メ^ω^)「これはあれだお、名誉の不詳」
(;´・ω・)「不祥じゃ駄目でしょ」
(;'A`)(…あれ、これもしかして俺だけ何もしてない?)
(;'A`)「お、俺もなんかやるぞ!」
(メ;^ω^)「おお? なんだお!?」
(メ^ω^)「…あ、そういえばショボ」
(メ´・ω・`)「ん? なに?」
(メ^ω^)「こないだ瀬川が言ってたんだけど、ショボってたまに妙に鋭いじゃないかお?」
- 58 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 20:08:50.64 ID:uIB7lFeO0
-
(;`・ω・)「…!」
('A`)「あー、そうだな…それで?」
(メ^ω^)「お、それでカクカクシカジカジカ」
(;'A`)「賢たる者と、聖剣…?」
(メ^ω^)「そう、そんな話がどっかの国にあるらしいんだお!」
(;'∀`)「まじかよ…! すげえ…つまり、もしかしたらショボンが…」
それは、いわゆる伝説、勇者と聖剣のお話だった。
男の子なら一度は憧れるネタを前に、ドクオと二人で興奮気味に話を続けたが…
ショボは一切の表情を出す事無く、冷たく言い放った。
(メ´・ω・)「……くだらないな」
(メ;^ω^)「…へ?」
(;'A`)「…?」
- 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 20:09:04.34 ID:Hd3AGz4n0
- >不詳
>不祥
支援
- 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 20:09:38.05 ID:QLQJNAnRO
- しえん
- 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 20:09:42.34 ID:1XzoM2BeO
- やっぱこれ一番好きだ
- 62 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 20:10:53.17 ID:uIB7lFeO0
-
(メ´・ω・`)「あのさぁ、馬鹿みたいな事ほざかないでくれる?
賢者とか…そんなのはどっかのRPGじゃないんだから」
(li^ω^)「え、ちょ…何を」
(メ´・ω・`)「中ニ病発言も程々にしてくれないと
流石に付き合いきれないと言ってるんだよ鬱陶しい」
怒気を含むわけでもなく、ショボはただ淡々と言葉を放つ
普段とはまるで違うその様子に、ドクオは思わず固まっている
けれど…僕には覚えがあった。
(li ω )「…」
それはまだ、出会ったばかりの…。
僕に対してすごく冷たかった頃の態度に、よく似ていた。
どうして?
そう、僕は問いかける事が出来なかった。
- 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 20:12:16.23 ID:QLQJNAnRO
- しえん
- 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 20:13:10.64 ID:1XzoM2BeO
- やっぱこれ一番好きだ
- 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 20:13:27.57 ID:QLQJNAnRO
- しえん
- 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 20:15:58.43 ID:QLQJNAnRO
- しえん
- 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 20:18:34.88 ID:jCxWUvsDO
- 何ヵ月ぶりのリアルタイムだろうか
支援
- 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 20:18:44.23 ID:+4rpWyeQ0
- 支援
- 69 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2007/10/08(月) 20:19:59.54 ID:uIB7lFeO0
- すみません、ここで前編は終わりです…
支援ありがとうございました。
タイトルがちょうど二つに分かれてるので、区切るにはちょうどいいかな
とか後付的な思いもあります、そして後編はまだ書き終えてないですが
今日中にできたらなぁとか、そんな感じですすみません
ああすごい駄目っぷり、あと、その深海には今でもかつて居たとされるお
- 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 20:20:53.72 ID:Hd3AGz4n0
- 今でも…かつて…?
乙
- 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 20:24:32.11 ID:+4rpWyeQ0
- 気になる終わり方だw乙
- 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 20:27:02.99 ID:QLQJNAnRO
- 乙!がんがれ
- 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 20:27:32.70 ID:v6U9EE8PO
- 乙
- 74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 20:37:05.77 ID:4n02287R0
- ほ
- 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/10/08(月) 20:43:54.52 ID:FVGtrlod0
- 乙〜
全部
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