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( ^ω^)は空気が読めるようです
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 11:53:33.05 ID:o8A0oprGO


2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 11:54:23.61 ID:xaXmmple0
言いたいことは良くわかる

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 11:54:59.84 ID:3sW6oiPjO
感動した乙!

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 11:57:10.35 ID:nWGK0R840

ねぇ、降りないの?


( ^ω^)「――えっ?」

不意に声をかけられ、顔を上げた。
ぼやけた視界はゆっくりと輪郭を取り戻してゆく、

やがて目に映るのが、見慣れたエレベータホールだと気付く。
微妙に視界が狭いのは、自分がそのエレベータホールをエレベータの中から見ているからだった。

(*゚ー゚) 「もうついたよ?」

再度疑問形で声をかけられる。
視線をずらすと、同期入社で今は上司のこれまた見慣れた女がいた。

自分が今、出勤途中だと気付くまでに、わずかな沈黙が必要だった。

( ^ω^)「……すまんお」

(*゚ー゚)「謝ってる暇あったらさっさと降りる。
     ほら、のろのろしてると所長に怒られるよ」

( ^ω^)「ん」

短くうなずいてエレベータを降りる。
待ちくたびれたと言うように、エレベータは勢いよくそのドアを閉じ、下層階へ下りていった。


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 11:57:41.08 ID:nWGK0R840




        ( ^ω^)は空気が読めるようです





6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 11:58:36.66 ID:3sW6oiPjO
何かハジマタ\(^o^)/

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:00:41.95 ID:nWGK0R840

どうにも人生が退屈に思える時期ってのは、誰にでもあるものなんだろうか。
波風立たない穏やかな日々と言えば聞こえはいい。

聞こえが良くて、実際それが至上なのかもしれないとも思う。

しかし毎日はどうにも退屈だった。
朝目を覚ますのは、職場に行って煙草を吸うためじゃないのかと錯覚することがある。

そして家に帰った俺はただ眠るだけ。
わざわざ眠るためだけに家に帰るのは、職場にベッドがないからだろうと思った。

退屈な日々の中で、それでも人は耳をふさぐことはできない。
日常の些事がたてる物音に、俺は軽く顔をしかめた。

(*゚ー゚) 「よっ! おつかれー」

今朝のエレベータで一緒になった、同期入社で今は上司の女が僕に手を振った。

(*゚ー゚)「どうしたのー? 顔が不景気。課長に怒られた?」

( ^ω^)「うるせー」

(*゚ー゚)「おー、ダウナー」

なんだか楽しそうに笑い、上司様は煙草をくわえた。


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:01:59.35 ID:pf/bRb7p0
暇だし読んでやんよ

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:02:30.63 ID:nWGK0R840

この女とは、二年前に同期で入社して以来の付き合い。
激しい生き残り合戦で同期入社のメンバーの多くが退職したこともあり、今では心置きなく話せる数少ない相手がこいつ……

と、言えれば救いもあるが、そう思っているのはおそらく向こうだけだろう。
職場での肩書きの変化から、僕は気軽にこいつの名前を呼べるような立場ではなくなっていた。

入社当時、しぃ君と呼ばれていたこいつは、肩書きがかかわるとともに今では周囲からしぃさんと呼ばれている。
職場でこいつの名前を呼ぶとき、同期の俺でもしぃさんと呼び、敬語を使う。

それは社会人のマナーだったかもしれないし、マナーを超えた場所に信頼を見つけられなかった僕に問題があるのかもしれない。

( ^ω^)「煙草、吸う人だったっけかお?」

隣に立つしぃに尋ねる。
敬語モードを解除しているのは、ここがオフィスではなく喫煙所だからだ。

( ^ω^)「ここで見かけた記憶、あんまないおね」

(*゚ー゚) 「わたしは忙しい人だからね。誰かさんと違って」

( ^ω^)「……」

(*゚ー゚)「うわぁー、落ち込んだー。こらこらこら、ジョークでしょジョーク」

( ^ω^)「普通に笑えないお……それはさ」

喫煙所には今、僕たち以外誰もいない。
そのせいか、しぃはいつもより少しリラックスしているようだった。


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:04:18.53 ID:TEPeDN9E0
( ^ω^)・・・で?

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:04:21.26 ID:YA5wz/FTO
読むかな

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:04:50.24 ID:nWGK0R840
僕たちの職場がある高層ビルは、この近辺じゃそこそこ背の高い部類に属する。
俺たちが今いる喫煙所はそのビルの最上階にあるから、窓から見下ろす景色はそれほど悪くはなかった。

晴れた日の昼時なんか、感受性に乏しい俺でも思わず眺めてしまうような景色が見れる。
しかしそれでも、この場所に人はあまり来ない。

分煙化という名の喫煙者への圧力がそれだけ強くなってきたのか。
それともわざわざ煙草を吸うためだけにエレベータに乗る気にはなれないのか。

とにもかくにも、ここは僕にとって、自宅以外で気を緩められる唯一の場所だった。

(*゚ー゚)「煙草はね、最近吸い始めて」

しぃが呟く。

(*゚ー゚)「似合わない?」

( ^ω^)「案外様にはなってんお」

(*゚ー゚)「ちょっとね、時代に逆行して若さをアピールしてみようかと思って」

( ^ω^)「さすがに余裕あるおね、誰かさんと違って」

(*゚ー゚)「ふふっ。……ま、嘘だけどね。さすがにもう、若さなんて言うのはね」


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:05:58.73 ID:zanuJp3J0
俺だって読めるよwwwwくうきだろwwwww
ってか読めないやつは小学校からやり直せwwwwwwwwwwwww

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:06:08.32 ID:nWGK0R840

言って、しぃは煙をたなびかせる煙草に目を向けた。
まだまだ二十代半ばで、若さなんてアピールしようと思えばいくらでもできるだろうと思う。

しかし煙草を見つめるその瞳は、若さではないなにかで曇っているような気もした。

(*゚ー゚)「これはね、とある男に影響されて」

しぃは煙草を揺らしながら言う。

(*゚ー゚)「その人がさ、すごく美味しくなさそうに煙草吸う人で。
     そんなに嫌なのにやめられない理由ってなんだろうと思って」

( ^ω^)「……んで? 吸ってみた感想はどうだお?」

(*゚ー゚)「理屈で説明できないことってあるんだね。貴重な経験でした」

( ^ω^)「ふぅん」

うなずきながら、軽くため息をこぼす。
男という言葉が、たいして役にも立たない僕の脳裏にこびりつく。

しぃが影響を受けるほど近くにいる男の存在。

そんなつまらないことを考え、僕は新しい煙草をまた一本手にとった。


15 名前:したたかに滴る血 ◆wxueJXP2dc :2007/08/22(水) 12:06:09.03 ID:qbbO0vbm0
出勤途中が出産途中に見えた。
ちょっと眼科と精神科行って来る。

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:07:37.81 ID:pf/bRb7p0
>>15
眼科だけでおk

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:08:11.37 ID:nWGK0R840

(*゚ー゚)「今日はまだ仕事?」

しぃが僕に聞く。
僕は手にした煙草をくわえ、火をつけてから答える。

( ^ω^)「たぶん」

(*゚ー゚)「最近ずっと遅いんじゃない?」

( ^ω^)「雑用はひたすら働いて経験積むしかないんだって。
       これ、お上からのありがたいアドバイスだお」

(*゚ー゚)「チーフでしょ、それ言ったの。
     ……もう、どうしてあの人、そういう言い方しかできないのかな」

( ^ω^)「所長に課長にチーフ、かお……」

(*゚ー゚)「ん? なに?」

( ^ω^)「僕は上司に恵まれてんなぁと思って」

(*゚ー゚)「……」

しぃは僕の言葉に答えなかった。
微妙に喫煙所の空気が重みを増したのは、上司という言葉にしぃが特別な意味でも感じ取ったからか。


18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:09:26.11 ID:3sW6oiPjO
支援

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:10:32.54 ID:nWGK0R840
( ^ω^)「そっちはもう帰りかお?」

(*゚ー゚)「あ……うん。そろそろお先にって思ってたけど……」

話題転換を図ったつもりが、しかししぃは言いよどんだ。
そんなに気にするなら出世なんかしなけりゃいいと思ったが、さすがにそれは口に出せなかった。

( ^ω^)「この時間だと大変だお? エレベータ」

(*゚ー゚)「えっ?」

( ^ω^)「ほら、帰宅ラッシュでさ」

(*゚ー゚)「あぁ……」

顔を上げたしぃが、小さく苦笑する。

(*゚ー゚)「うん、ま、あれはね……このビルで働いてる人、多いからね」

( ^ω^)「苛々するね、あれ。たまにボタン押し間違える馬鹿とかいるし」

(*゚ー゚)「疲れてるんだろうなって、わたしは思うことにしてるけど。まともに考えても損だし」

( ^ω^)「それはそうなんだけど……。
       どうしてあんなでかいボタン押し間違えるのか不思議だお」


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:10:54.32 ID:3sW6oiPjO
支援

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:11:05.75 ID:saPSEn0w0
旦那が昼飯も削って汗水垂らして稼いで貯めた金をバクチで一瞬で失うバカ妻達w
どんどん糾弾してやってください。

(^0^)/旦那の金で株・投信等してる分不相応な奥様86 ←こっちはvipper御用達
http://human7.2ch.net/test/read.cgi/ms/1187367264/l50

(^0^)/株・投信・外貨預金などしてる奥様86 ←こっちはより一層お高くとまった馬鹿主婦がいます
http://human7.2ch.net/test/read.cgi/ms/1187367857/l50


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:12:27.06 ID:wxGqeYcOO
これはいい乗っ取り……。

とりあえず「俺」か「僕」のどっちかに統一してくれると有難い

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:12:53.62 ID:nWGK0R840

このビルは二十階近くの階層がありながら、エレベータは五つしかなかった。
五時半を過ぎれば多くの職場がいっせいに退社時間を迎え、帰宅の途につく社会人たちがエレベータへ押しかける。

定員二十名ほどのエレベータがどれだけがんばったところでたかが知れている。
エレベータに乗るまでで数分待たされることもざらだ。

そしてまた、乗ってからが長い。
押されたボタンには律儀に応えるエレベータは、ほとんど全ての階で止まっては、無駄にドアの開閉を繰り返す。

中にはいたずらでボタンを押したのか、エレベータのドアが開いたのに誰も外に待っていないということもある。
エレベータを呼ぶボタンを押してからホールの脇にあるトイレに駆け込む奴らが、俺の職場にいる。

たぶんそういう奴らが他にもたくさんいるのだろう。
もちろん、エレベータに乗ってからボタンを押し間違える奴もいる。

一階で降りるくせに二階のボタンを押してみたり、三階のボタンを押してみたり。

てめぇだけこの階で降りてあとは階段使いやがれ……と、疲れている時は本気でそう思う。

( ^ω^)「僕は定時退社には向かないらしいお」

少しふざけた調子で言う。

( ^ω^)「毎日あんな苛々させられたら、三日ではげちゃうお」

(*゚ー゚)「ブーンならそうかもね」

しぃは微笑みながら言って、煙草を灰皿に投げ入れた。


24 名前:サザソのトリヴィア :2007/08/22(水) 12:13:40.05 ID:bOmMx3qi0
なるほd

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:15:00.93 ID:3sW6oiPjO
>>22
心では俺。他人には僕。で統一されてるんじゃね

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:16:16.07 ID:nWGK0R840

しぃは微笑みながら言って、煙草を灰皿に投げ入れた。

(*゚ー゚)「じゃ、わたし先に戻ってるね」

( ^ω^)「あぁ」

(*゚ー゚) 「あんまり長居したらダメだよ?
     怒られないためには、まず怒る理由を相手に与えないことが第一だから」

( ^ω^)「肝に銘じておきますお、しぃさん」

(*゚ー゚)「うん。ブーンもがんばってね、お仕事」

力強くうなずいて、しぃは喫煙所を出た。
俺の軽いジャブに、もうふらつくこともなく。

ブーンとは俺のことだった。本名は内藤ホライゾンなのだが。
子供のころからのあだ名は、今でも健在だ。

職場には内藤姓が俺のほかにもう一人いて、名前で呼ばなきゃどっちのことだかわからないでしょ?
……というのが、しぃが俺をブーンと呼ぶ理由だった。

しぃは喫煙所の外でも俺をそう呼んだ。
しぃさんと、ブーン――二つの名前の間には、絶対的な差があるのだろうと感じた。


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:18:18.33 ID:nWGK0R840



その日も俺はいつものごとく、定時退社の時間を大きく回ってもまだ、職場に残っていた。
午後十時ころ、ようやく今日の仕事から解放され、オフィスを出る。

( ^ω^)「ふぃー……」

エレベータを待ちながら、疲れはため息という形となって俺の口から零れ落ちた。
やがてエレベータがやってくる。時間が時間だから乗っている人間はいない。

俺は無言でエレベータに乗り込む。
この時間ならば、めったにエレベータで他人と同乗することもない。

とは言えさすがは日本人、三日に一遍くらいの割合で見知らぬ他人と同乗することはある。
疲れたお互いの顔を見合って、たまに「お疲れさまです」なんて言葉を交わす。

そんな時、不意に疲れが報われた気になるから不思議だった。

( ^ω^)「……」

今日のエレベータは順調だった。
俺のオフィスがあるのは最上階のひとつ下。一度も止まらなくても、一階に着くまで三十秒ほど時間がかかる。

俺はエレベータの壁に背を預け、移り変わるデジタル表示を眺めていた。



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:19:05.73 ID:wxGqeYcOO
>>25
そうでもないような……。

>>26
我が侭言ってスマソ

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:22:20.63 ID:qD827SX90
こういう文体は、ブーン系小説には合わないかもわからんね

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:25:42.39 ID:nWGK0R840

14……13……12……。

順調に表示される数字は数を減らしていく。

10……9……8――、

( ^ω^)「……またかお」

俺は思わず舌打ちした。
移り変わっていた表示が、8の数字のまま止まる。
チン、というありふれた音が鳴り、やがてエレベータのドアが開く。

止まったからには誰かが待っているのだろうと、俺は『開』のボタンを押す。
しかし、開いたドアの向こうには誰もいなかった。薄暗く味気ないエレベータホールがドアの向こうにあるだけだった。

( ^ω^)「くそ阿呆が」

呟いて、今度は『閉』のボタンを押す。
ボタンを押す手に、思わず力がこもった。

たまにこんなことがある。
夜遅く、俺がエレベータに乗ると、誰も待っていない階でエレベータが止まる。

それ自体は、特に珍しいということでもない。
喫煙所でしぃと話したように、こういうことをする阿呆はどこにでもいるのだ。

大方、トイレだのなんだのでオフィスを出たときに、惰性でエレベータのボタンを押してしまうような奴がいるのだろう。
長く同じ場所で働いていると、そんな癖までついてしまうのだ。


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:26:39.06 ID:nWGK0R840

しかし、いつからか俺は気付いた。
俺が夜遅くまで残業し、そして今日のように誰も待っていない階でエレベータが止まる時……。
それは決まって八階なのだ。もちろん、全部が全部八階というわけではない。

二階でエレベータが止まり、本気で嫌がらせじゃないのかと思うことも、ごくごく稀ではあるがないとは言えない。

それでも……と、そういうことだ。
やはり、どうしてか八階でエレベータはよく止まる。

よほど気の抜けた阿呆がいるのだろうと、俺はそう考えていた。
だから俺は八階が嫌いだった。



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:27:58.86 ID:nWGK0R840



仕事の内容はここしばらく変化していない。
一言で言うと雑用が適切だろうか、『研修』名目でチーフ以上の人間がやるべき細々とした雑務が、次から次へと降りてくる。

入社二年目でチーフ格の仕事をさせてもらえるのだから、それは喜ぶべきことなのかもしれない。
しかし、俺に課される『研修』は、時間だけくって権限さえあれば誰だってできるだろうと思えるようなものばかり。

別にこの仕事を軽んじるつもりはない。ただやはり、俺はありがたすぎるお上に恵まれているのだった。

( ・∀・)「内藤」

背後から名前を呼ばれ、俺はオフィスの入り口で立ち止まる。
振り向くと、俺の『研修担当』で、ありがたいお上の一員でもあるチーフが立っていた。

( ・∀・)「どこに行く?」

別に着席を義務付けられているわけでもないのに、そんなことを聞かれる。
仕事中にオフィスを出て向かう場所などトイレか喫煙所くらいしかなかろうに。

そんなことも一々聞かなければわからないのかと思いながら、俺は素直に答えた。


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:29:12.68 ID:nWGK0R840

( ^ω^)「喫煙所ですお」

( ・∀・)「ほう……」

低い声でうなるように言って、チーフは口元をゆがめた。
この「ほう……」は、チーフの口癖だった。九割五分ほどの確率で、この口癖の後にはありがたいアドバイスが続く。

従順さのアピールには不可欠な無表情を維持するため、俺は口の中で舌を強くかんだ。

( ・∀・)「お前の仕事は喫煙所でできるのか?」

( ^ω^)「いや、僕は――」

( ・∀・)「僕はなんだ? あぁ? 僕は喫煙所でも仕事のことを考えてますとでも言うつもりか?
     馬鹿野郎が、考えるだけで金が稼げるとでも思ってるのかお前は。そんなことだから同期のしぃに遅れを取るんだろうが。おい、違うか?」

( ^ω^)「……」

どうしてそこでsぃの名前が出てくる、そう考えた瞬間、痛みでは殺しきれなかった感情が顔に出てしまったらしい。

( ・∀・)「……なにか言いたげだな、おい」

チーフが楽しげに言った。
負け犬の遠吠えを聞いて楽しむ奴らは、大体にして犬を鳴かせる術をよく心得ている。
チーフもそんなタイプの人間だ。


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:29:55.36 ID:5eK5NEqR0
>>29
いや、向き不向きは別にして俺はこれ好きだぜ
支援

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:31:04.16 ID:wxGqeYcOO
支援

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:32:15.24 ID:wxGqeYcOO
支援

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:32:17.10 ID:YA5wz/FTO
まだ読んでるからねー

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:37:05.99 ID:UaklMOka0
∩( ^ω^)∩支援age

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:38:16.72 ID:nWGK0R840

( ・∀・)「言いたいことがあるなら言え、内藤。
     お前だってもう二年以上ここにいるんだろうが。
     何か思うことがあるなら今のうちに言っておけ。ほら、どうだ? 研修方法に不満でもあるか?」

( ^ω^)「……いいえ、特には」

( ・∀・)「じゃあなんだ、さっきの顔は。言いたいことあるんだろう?」

( ^ω^)「……」

何かあっただろうか……チーフの言葉に、念のため、言いたいこととやらを探してみた。
だが、言いたいことなど一つも思い浮かばなかった。

せっかく機会を作ってくれたチーフには申し訳ないが、俺は『言っても無駄』という言葉を知っていた。
今、目の前に立つ人間に、何が期待できる。

( ^ω^)「特にありません」

俺はできる限りはっきりと、どんな奴にでも伝わるようにそう告げる。
とたん、チーフの顔が曇る、大きな舌打ちのおまけで付きで。

( ^ω^)「戻ります」

口を開かないチーフにそう言い、自分のデスクに戻ることにする。
こんな気分のまま煙草を吸ったって、美味く感じないだろう……そう思ったのだが、しかし俺の歩みは、再度チーフにとめられた。


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:39:59.25 ID:nWGK0R840

( ・∀・)「煙草でも何でも好きなだけ吸ってこい」

( ^ω^)「……えっ?」

( ・∀・)「どうせお前などいなくても問題ない」

( ^ω^)「……」

捨て台詞としてはそこそこ優秀なセリフを残して、チーフは立ち去った。
俺はもう一度体の向きを変え、言われたとおり喫煙所に向かう。

そういえば、最近、美味い煙草を吸うことが減った……最上階へ向かうエレベータの中で、そんなことに気付いた。


 ――八階の奴らが嫌いだ。
   顔も見たことないくせに、俺は心底、あいつらを嫌っていた。



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:40:54.50 ID:nWGK0R840

八階で止まるエレベータに気付いたのは、思い返せばそれほど昔のことではない。
以前からそんなことはあったのかもしれないが、俺が八階を特別視し始めたのは、たぶんここ二ヶ月ほどのことだろう。

夜遅くまで残業したある日の帰り、例のごとくエレベータが止まった。
開いたドアの向こうには誰もいなかった。俺はため息一つで『閉』ボタンを押そうとした。

だが、その手が止まった。

声が聞こえた。それはひどく熱心に何かについて語る声だった。
声にこめられた熱はおそらく情熱と呼ばれるもので、このビルがオフィスビルである限りその情熱は仕事へ向けられているはずだった。

顔を上げると、常夜灯に照らされたエレベータホールの奥に、まだ明かりの灯る部屋があった。
すりガラスの向こうで、人影が右に左に動く。たまに聞こえる乾いた音は、ホワイトボードを叩く音に似ていた。

エレベータの表示は、「8」の数字で止まっていた。
絶え間なく響くその生き生きとした声に――俺は、惹かれた。


だから、八階が嫌いだった。



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:41:48.13 ID:Sv61P5ud0
確かに禿げそうな職場だ

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:41:56.86 ID:nWGK0R840

どうしようもなく日々が退屈だ。
それは上司のありがたいお言葉に反論する気も起きないほど。

どれだけありがたい説教だって、それが度を越せばありがた迷惑になるはずだ。
ありがたいアドバイスなんて割り切っている自分が、きっとなにより退屈だと知っていた。

( ^ω^)「辞めっかなぁ……仕事」

自分ひとりしかいない喫煙所の中、以前から心のどこかで考えていたそれを口に出す。
ここしばらく、そのきっかけを探すような日々が続いていた。
何かきっかけがあればと思っていたから、何も起きない日々がどうしようもなく退屈に思えた。

本当ならきっかけなど自分で作るべきものなのだろう。
だがそんな気力はどこにもない。疲れて家に帰った俺には、転職雑誌を買いに行く気力すらないのだ。

本当はもう、どうでもよかった。

八階でエレベータを降り、夜遅くまで明かりの絶えないあのドアをノックしたら、その時世界は変わるだろうか。

移ろう紫煙の中、そんな空想が俺を捕らえた。



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:43:07.18 ID:nWGK0R840



仕事と言うものは、お偉方の機嫌一つでその量を大きく変化させる。
増えることが常で減ることが滅多にないのは、社会の厳しさ故だろうか。

その日、チーフの機嫌は最悪だった。
おかげで俺の研修メニューは、いつにもまして充実していた。

( ・∀・)「内藤」

( ^ω^)「はい?」

唐突に声をかけられ、俺はしばらくパソコンに釘付けだった視線を上げる。
俺の斜め後ろに立っていたのは、思ったとおりチーフだった。

チーフはカバンを提げ、どこか悦に浸るような表情で俺を見る。
おそらくもうお帰りなのだろう。

( ^ω^)「これからご帰宅ですか?」

( ・∀・)「だったらどうなんだ?」

( ^ω^)「お疲れ様でした」

どこか挑発的なチーフの言葉に、俺は素直に頭を下げる。
これから退社すると言う心理的余裕のおかげか、チーフがいつものように突っかかってくることはなかった。


45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:43:39.24 ID:vgiuZSE2O
これは正直wktkせざるをえない

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:44:09.98 ID:nWGK0R840

( ・∀・)「お前はまだ終わらんのか?」

( ^ω^)「えぇ……」

( ・∀・)「相変わらずだな、お前は」

( ^ω^)「そうですね……すみません」

俺は苦笑しながらチーフの言葉にうなずく。
どれだけ急かされたところで、終わっていないものは終わっていないとしか言い様がない。

まだ終わらない俺の抱えた仕事とは、一週間分の営業の成績をまとめた週報の作成。
ちなみに、この仕事を任されたのは三十分ほど前。

まだ終わらないのかという言葉から考えれば、チーフなら三十分で終えられる分量なのだろう。

( ^ω^)「時間かかってしまって申し訳ありませんお」

俺はチーフに向かって軽く頭を下げる。
チーフは俺の言葉を鼻で笑った。

( ・∀・)「これくらいのこと、さっさと終わらせんか」

( ^ω^)「はい……なるべく早く仕上げますお」

( ・∀・)「まぁいい。明日の朝までに俺の机に上げとけ」

( ^ω^)「わかりました」


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:45:26.02 ID:nWGK0R840

( ・∀・)「それじゃ、俺は帰るからな」

( ^ω^)「お疲れ様でした」

にこやかな笑顔でチーフを見送る。
その後姿が視界から消え、さらに五秒ほど待ってから、俺は愛想笑いを消す。

昔はこの笑顔を作るのが面倒で仕方なかった。
最近じゃ大して苦もなくこの顔を作ることができる。
随分と大人になったものだと思う。

ため息一つで、気分をリセットする。

そして、またパソコンと向き合う。

(*゚ー゚)「ブーン」

声をかけられた。

( ^ω^)「……」

無言で声がした方に顔を向ける。
そこに立っていたのは、もちろん、しぃだ。

(*゚ー゚)「あ、ごめん。今、忙しかった?」

俺の目つきがよほど悪かったのか、しぃがすぐさま申し訳なさそうに聞いた。
忙しいなら後にするけど……そう呟いて、探るように俺の顔をのぞき込む。


48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:46:19.83 ID:wxGqeYcOO
しえん

凄い早筆だな。

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:46:47.81 ID:BSA3rULz0
wktk

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:47:23.09 ID:nWGK0R840

どうも自分が愚かに思えて仕方なかった。
しぃだってチーフだって、上司であることに変わりはない。
ならばどうして俺はもう慣れてしまった愛想笑いを作れないのか。

チーフ相手なら笑顔の一つくらい間単に作れるのに、しぃが相手だとうまくいかない。
どうしてか軽い皮肉でも言いたくなってしまうのは……ブーンという呼び方のせいだろうか。

( ^ω^)「……いや」

俺は小さく首を振り、微笑む。

( ^ω^)「大丈夫ですお。なんですか、しぃさん?」

(*゚ー゚)「……敬語だし」

不満げにしぃは呟いた。
だが、それはいつものことだ。

(*゚ー゚)「今日も遅くなるの?」

すぐに調子を取り戻し、しぃは聞く。
俺はうなずき、

( ^ω^)「はい」

(*゚ー゚)「どれくらい? 九時くらいには終わる?」

しぃはそう聞きながら、俺のパソコンをのぞきこんだ。


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:48:54.83 ID:b7vJxP0EO
これは大作の予感

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:48:57.52 ID:nWGK0R840

(*゚ー゚)「今、週報作ってるとこ?」

( ^ω^)「はい、そうですけど」

(*゚ー゚)「他に仕事ってあるの?」

( ^ω^)「今日中にやらなければならないことなら、他に営業部署がとってきた仕事の発注書を三件作って
       営業先候補のリストアップとかも今日中ですお……」

(*゚ー゚)「それ……ほとんどチーフ権限ないとできないことじゃない」

( ^ω^)「作るのは下書きまでですお。ちゃんとチーフが確認します」

(*゚ー゚)「……」

しぃが沈黙した。
パソコンに向けていた視線を俺に向け、何か言いたそうに口を動かすが、しかし言葉が出てこない。

今さらじゃねぇか、と思った。
別に今日、特別に多くの仕事をやらされているわけではない。

俺の仕事は、ここしばらく変化などしていない。
だからもう慣れてしまった――むかつくチーフにも、仕事の量にも、深夜の帰宅にも。

毎日が退屈なんだ。
ただ忙しいだけでなんの変化もない毎日が。


53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:50:35.27 ID:GzHIfcsG0
支援

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:50:41.78 ID:nWGK0R840

( ^ω^)「大した量じゃないお」

口を開く。
しぃが驚いたように目を見開く。

( ^ω^)「これくらいのこと、毎日やってるんだお。昨日今日始まったことでもない……。
       昨日今日始まったことなら、まだ救いがあるお。今さらお前がそんな顔してどうなるんだお」

毎日は退屈だ、だから変化があるならそれは喜ぶべきことかもしれない。
だが、悪い方へ変化するのは……今以上に悪い方へ変化するのは、勘弁してほしい。

しぃとチーフは、立場的にはだいたい同じくらいの位置にいる。
そしてチーフは、しぃより三年も前からこの会社にいる。

もししぃがチーフに抗議なんかしたら……それはぞっとしない。

不思議そうにしぃは聞いた。

(*゚ー゚)「……ブーン、敬語は?」

( ^ω^)「なんだお? おい、同期入社。それは敬語を使えって催促かお?」

(*゚ー゚)「……」

しぃは無言で微笑んだ。
さっきまでの影が消えた、それは綺麗な微笑だった。


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:52:00.31 ID:nWGK0R840

(*゚ー゚)「仕事、大した量じゃないんだよね?」

( ^ω^)「おう」

(*゚ー゚)「じゃあ、九時くらいには終わるよね?」

( ^ω^)「終わったらどうなんだお?」

(*゚ー゚)「飲みに行かない?」

( ^ω^)「……飲み?」

尋ね返す。
まさか飲みに誘われるなんて思っていなかったが……。
そうか、しぃは最初からそのつもりで俺に声をかけたわけか。

( ^ω^)「急だおね」

(*゚ー゚)「飲み会なんてそもそも急なものだよ」

( ^ω^)「参加者は?」

(*゚ー゚)「飲み会のテーマが同期入社のみんなと旧交を温めなおすことなの」

( ^ω^)「……うちの事務所にいる同期なんて、俺とお前だけだろうがお」


56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:52:53.51 ID:GzHIfcsG0
支援

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:54:00.55 ID:nWGK0R840

(*゚ー゚)「場所は駅前の串焼き屋さんね。
     わたしも今日は遅くなりそうなんだけど、早く仕事終わったほうが先にお店に行って席を取るってことでいい?」

( ^ω^)「いいも悪いも……」

断ろうかと一瞬思った。
だが、しぃはなんだか楽しそうに笑っていた。

その無邪気な笑顔のせいで、断るための言葉が口から出てこない。
わざわざタメ口を使ってまで作った笑顔を、今さら壊すのも気がひけた。

上司からの誘いを断るのも野暮か……自分の中でそう言い訳を作った。

( ^ω^)「わかりましたお」

言葉とともにうなずく。
もう敬語で平気だろうと考えながら。


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:54:23.59 ID:wxGqeYcOO
>>52
把握した。
乗っ取りだから、てっきり書きながら投下してるのかと思った。

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:54:48.96 ID:nWGK0R840

( ^ω^)「遅くなるかもしれませんけど……」

(*゚ー゚)「それはお互い様だから。じゃ、わたしもそろそろ仕事に戻るね」

( ^ω^)「お疲れ様です」

(*゚ー゚)「ブーンもおつかれっ!」

明るい声とともに俺の肩を叩き、しぃは自分のデスクに戻っていった。
その背中を見送りながら、なんとなく思った。

しぃとの会話は――ひどく疲れる。



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:55:11.15 ID:pf/bRb7p0
書き手はスピーディーだな
支援

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:56:17.32 ID:vgiuZSE2O
なんていうかこのほろ苦さがたまらん
支援

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:56:39.06 ID:nWGK0R840




予想できたことではあったが、先に仕事を終えたのはしぃの方だった。
一人だとつまらないから早く来てよ、と声をかけられたのが一時間ほど前。

三十分ほど前に、「飲み始めてるから」というメールがきた。

そしてついさっき、携帯電話越しに「待ってるんだからね!」と怒鳴られた。

俺はエレベータホールで、エレベータがくるのを待つ。

( ^ω^)「……面倒だお、なんか」

気が乗らなかった。
酒が嫌いなわけではないし、特別に今日疲れがたまっているということもなかった。
それでも気はすすまない。



63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:57:40.57 ID:nWGK0R840

しぃと向かい合って酒を飲む、それがひどく憂鬱だった。
ほんの少し会話するだけであれだけ疲れる相手だ、アルコールが入ったからといって、気兼ねなく飲めるとは思えない。

そもそも俺は、いつからしぃとの会話を疲れるなんて感じ始めたのか……。
よく思い出せない。

しぃのことばかり頭に浮かんだ。

今すぐにでもこの現実から逃げ出したいと思った。

( ^ω^)「……なんて言ってもな」

エレベータがきた。
憂鬱な呟きをその場に残して、俺はエレベータに乗る。



64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 12:59:54.64 ID:nWGK0R840

エレベータがゆっくりと動き始める。
低いモータ音、上向きのわずかな加速度。
デジタル表示の数字はその数を正確にひとつずつ減らしていく。

朝や夕方とは比べものにならないほど、順調に減っていく数字……どうせなら途中で止まってしまえと思った。
そしてもう二度と動かなくなればいいと。

そう思った矢先だった。

……チン。
聞きなれた音とともに、エレベータは動きを止めた。
八階だった。

( ^ω^)「飽きないね、ここの人も……」

言いながら、俺は『開』のボタンを押す。
いっそ誰かが乗ってくれば、俺の気もまぎれたかもしれない。

しかし開いたドアの向こうには、やはり誰もいなかった。
ドアの向こうにあるのは薄暗いエレベータホールで――そしてさらにその奥には、


「ねぇ、降りないの?」



65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:00:03.55 ID:qD827SX90
そういえばこの文体は前にもこの季節に見たような……

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:00:47.08 ID:nWGK0R840

( ^ω^)「――えっ?」

声が、聞こえた。
すぐ耳元で、俺を誘うような。

( ^ω^)「えっ……」

驚きで言葉が出てこない。

慌てて後ろを振り向くが、そこに人はいない。
飾り気のないエレベータの壁があるだけ。

でも……聞こえたはずだ。
俺を誘うような声が。

ねぇ、降りないの?と――、

( ^ω^)「まさか……」

俺はドアの外に目を向けた。
正確に言うなら、エレベータホールのさらに向こう……いつものごとく明かりの灯る、あのオフィス。


67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:02:24.08 ID:nWGK0R840

( ^ω^)「誘っ……て、る? 俺を?」

そう、あの明るい部屋の中には――きっと、退屈なんてないのだ。
毎日が戦争のように忙しく、しかしその忙しさは報われるためにある。
誰もが同じ忙しさの中、意味のある歯車として、ひたすら理想を追求するために回転する。

あそこはきっと、そんな場所なのだ。
俺が、ずっと求めていたような。

( ^ω^)「……」

声が出なかった。
代わりに足が動いた。

狭いエレベータの中で憂鬱を抱えている場合じゃない、俺には叩くべきドアが見えた。
だったらそのドアをノックすればいい、世界はきっと一瞬で変わる。

今までの日々の中に、思い残すものなんて――、


       (*゚ー゚) 『待ってるんだからね!』




68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:03:20.15 ID:wxGqeYcOO
>>65
俺も確かに見たことあるんだが、「これだ!」っていうのがピンとこない。

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:03:54.87 ID:YA5wz/FTO
wktk

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:04:20.89 ID:nWGK0R840

( ^ω^)「……しぃ」

不意に脳裏に浮かんだのは、しぃの姿だった。
居酒屋の片隅で、慣れない煙草を吸いながら、ひたすら待ち続けるしぃの姿……俺を待つ、しぃの姿。
他の誰でもない、俺だけを待つ。

( ^ω^)「……」

俺は踏み出しかけていた足を戻した。
明るいあの場所を見つめながら、『閉』ボタンを押す。

やがて視界は、分厚いドアに遮られ……、

( ^ω^)「悪いけど……今日は上司を待たせてるから」

俺は代わり映えのしない日々に戻った。



71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:05:46.78 ID:nWGK0R840




(*゚ー゚) 「遅いっ! ほらっ、早く来る!」

俺の姿を見つけるなり、しぃは叫んだ。
周囲の視線がいっせいに集まるが、しぃに気にした様子はない。

酔っているせいか慣れないせいか、おぼつかない手つきで煙草を取り出し、不機嫌そうな表情のままそれをくわえる。

(*゚ー゚)「座りなさい」

( ^ω^)「……お前、相当飲んだだろ」

(*゚ー゚)「うるさいこと言わないで座る! そして上司にお酌するっ! ほらっ!」

( ^ω^)「……」

どうやら同期の上司がご乱心の様子だ。
今日一日は我慢することにして、俺はしぃの正面に座った。

まずは言われたとおり、テーブルの上にあったビールをしぃのグラスに注ぐ。
それからやってきた店員にビールを頼み、しぃにならって煙草に火をつける。


72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:06:06.59 ID:9EbQT61RO
白い羽が降り注ぐようです、の作者か?

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:07:01.40 ID:nWGK0R840

しぃがじっと俺を見つめていた。
意味ありげな視線を俺にぶつけ、

(*゚ー゚)「……で?」

尋ねられた。
意味がわからなかった。

( ^ω^)「お前……意味がわからんお。何が聞きたいかもっとわかりやすく頼むお」

(*゚ー゚)「どうしてこんなに遅くなったの」

( ^ω^)「そんなもん……」

聞くまでもなく仕事のせいじゃねぇか……と言いたかった。
しかし酔ったしぃの姿があまりに新鮮で、思わず笑ってしまった。

慌てて手で口元を覆うが、片手では隠しきれない笑顔の欠片が指の間から漏れる。
店内は飲み屋らしい喧騒で満ちていたが、しぃはしっかりと俺の押し殺した笑い声を聞き取ったらしい。

ただでさえ険しかったその顔が、余計に曇った。


74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:08:09.96 ID:nWGK0R840

(*゚ー゚)「なによ。わたし、なにかおかしいこと言った?」

( ^ω^)「いや、違う。そうじゃなくて……」

(*゚ー゚)「じゃあなによ」

( ^ω^)「……エレベータがさ」

仕事のことを口にするのはやめようと思った。
酔っ払ったしぃに仕事のことを思い出させるのも嫌だったし……それになんだか、気分が良かった。

入社したての頃、同期の仲間で集まり、こうして酒を飲んだことを思い出していた。
新しいことだらけの毎日は文字通り修羅場で、しかし早く一人前になろうと必死だった……。
そんな、退屈ではなかった日々。

考えてみれば、あの頃はエレベータに苛立っている余裕さえなかった。
随分とたくさんのことが変わった今、こうしてしぃはまだ俺の目の前でビールグラスを傾けている。

名前の呼び方さえ変わってしまった、俺の前で。

最近ずっと重荷でしかなかった同期の縁が、狭い居酒屋の中で不思議なほど温かい。
仕事のことなんてすっかり消えた頭で、俺は続けた。


75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:08:22.21 ID:qD827SX90
>>72
名無しでの投下である以上、その話は投下後にや ら な い か

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:09:26.13 ID:nWGK0R840

( ^ω^)「ほら、あのエレベータ、頭悪いお?」

(*゚ー゚)「頭悪い?」

( ^ω^)「そ。誰も待ってないのに止まったりとか。
       まぁ、エレベータよりさらに頭悪い奴らがいるせいなんだけどさ」

(*゚ー゚)「この時間ならそんなこともないでしょ」

不機嫌そうな口調で言われる。
どうやら納得していただけなかったらしい。

だが、どれだけ反論されようと、事実なのだからしょうがない。

(*゚ー゚)「どうせわたしと飲むのが嫌で、だらだら仕事してたんでしょ」

しぃが拗ねるように言った。
その言葉はついさっきまでその通りだったが、もちろんうなずけるはずがない。

( ^ω^)「だからエレベータだって言ってるお」

(*゚ー゚)「……」
 
しぃが俺を睨んだ。
無言の視線は、なかなかに迫力があった。


77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:09:51.47 ID:JFzJWnFw0
>>1
意味の無い糞スレ立てた後に何つ ま ら な い小説始めてんですか


78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:10:42.70 ID:nWGK0R840

「お待たせいたしました」

タイミングよく、俺のビールを持った店員がやってくる。
ビンのビールとグラスを俺の目の前に置き、

「食べ物の注文はよろしいですか?」

( ^ω^)「あ、じゃあ、漬物と串の盛り合わせ一つずつ」

「かしこまりましたー」

気持ちのいい笑顔でうなずいて、店員が注文を伝票に書き込む。
俺は煙草を灰皿に押し付け、スーツの上着を脱ぐ。

(*゚ー゚)「あとビールもう一つ」

しぃが低い声で注文を追加した。

「はい、ありがとうございます」

店員は笑顔を崩さず答える。
やがて店員が立ち去ると、しぃは再び俺の顔を睨みつけた。

(*゚ー゚)「エレベータがなんだって?」

どうしても待たされたのが許せないらしい。
尋問でもするようにしぃは聞いた。


79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:11:56.64 ID:9EbQT61RO
>>75

すまない

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:11:59.78 ID:nWGK0R840

(*゚ー゚)「こんな時間に混むはずもないエレベータが、なに?」

( ^ω^)「……だからな、止まるはずもないのに止まるんだお」

(*゚ー゚)「どうしてそうやって嘘つくのよ」

( ^ω^)「いや……嘘じゃないって。今日だって、八階で――」

(*゚ー゚)「ほーら、嘘だ」

しぃが俺の言葉を遮った。
してやったりと言わんばかりの顔で、しぃは俺を見る。

(*゚ー゚)「適当なことばっかり言うから、そうやってすぐばれる嘘になるの」

( ^ω^)「……は?」

こればっかりは本当に意味がわからなかった。
今の俺の言葉のどこが適当だったのか。少なくとも嘘はどこにもないはずだ。

しぃはグラスに余っていたビールを飲み干し、言った。

(*゚ー゚)「だって止まるはずないもんね、八階なんて」


81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:12:04.19 ID:U2YPMv1xO
支援

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:13:09.81 ID:UaklMOka0
ホラーきた?

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:13:26.50 ID:pf/bRb7p0
おもしろくなってまいりました

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:13:32.12 ID:KfpAn9Os0
wktkwktk

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:13:36.57 ID:nWGK0R840

( ^ω^)「……止まるはずない?」

(*゚ー゚) 「あれ? ブーン、知らないの? そっか。だからこんなわかりやすい嘘を――」

( ^ω^)「知らないって、なにをだお?」

(*゚ー゚)「……ブーン?」

思わず身を乗り出していた。しぃが不思議そうに俺を見る。

だが……知らない?

( ^ω^)「八階に止まるはずがないって、どうしてだお」

(*゚ー゚)「あ、うん、だって……」

どこか釈然としない様子で、しぃは話し出した。

(*゚ー゚)「知らない? うちのビル、八階にはテナント一つも入ってないの。
     入居の募集もしてない。ブーンは知らないみたいだけど……昔ね、事故があったの。
     まだビルの工事してた頃で、でもその頃から入居テナントの募集はしてて……それでね、下見に来てたある企業の人が、巻き込まれて――」

しぃの言葉は続く。
俺の背筋に、薄ら寒いなにかが走る。


86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:13:52.92 ID:dXRShU0tO
なかなか面白い

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:15:16.81 ID:wxGqeYcOO
ホラーか

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:15:35.08 ID:nWGK0R840

(*゚ー゚)「――その人ね、亡くなったの。事故のこと、わたしは詳しく知らないけど……。
     このビルのオープン当初は、その事故のせいでテナント集まらなくて大変だったんだって。
     今はもう、八階以外の階は一杯になってるけど、それでも八階の募集はしないんだって」

( ^ω^)「それ、誰から聞いた話だお?」

(*゚ー゚)「ビルの管理会社の人。設備のメンテナンスとかの連絡、今はわたしが担当してるから。
     そのおかげで仲良くなった人に聞いたんだけど……ブーン? どうしたの?」

しぃの声の調子が、いつの間にか心配そうなものに変わっていた。
だが、どうしたと聞かれても、答えられるはずがなかった。

俺は……しぃの話が本当だとするなら、じゃあ、俺が見たあれはなんだった?
八階で止まったエレベータは?
明るい窓の向こうで動き回っていたのは誰だ?

……聞こえてきた声は?

( ^ω^)「……その、亡くなったって人」

俺は口を開く。

( ^ω^)「働き者だっただろ」

(*゚ー゚)「えっ? あ、そういえば……管理会社の人、そう言ってたかも。
     お葬式に出席したとき、家族の人から話を聞いたって……ブーン、この話、知ってるの?」


89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:16:22.60 ID:UaklMOka0
あれ・・・なんか寒気が

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:16:50.88 ID:pf/bRb7p0
オッー!好みの展開

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:18:46.65 ID:nWGK0R840

( ^ω^)「いや……」

知っているはずがない。
こんな話を知っていたら、八階でエレベータを降りようなんて考えるはずがない。

足を踏み出した先に、たとえどれだけ充実した日々が待っていようと……たとえ俺が、それを求めていようと。

求めていたから見えたのだろうか。
八階で止まったエレベータ、そのドアの向こうに見えたまぶしい世界は、俺の作り出した幻だっただろうか。

それとも、本当はそんな日々の中で生きるはずだった、生きるはずなのに生きられなかった誰かが。

――――諦めきれずにまだ八階にいるのだろうか。


92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:20:49.08 ID:nWGK0R840

( ^ω^)「はは……」

どえらい奴に見込まれたもんだ……俺は思わず苦笑する。
まさか俺のような人間を能力で見込むとは思えない。
ならば俺を誘った理由は、たぶん誘えばついてきそうに見えたからだろう。

甘い誘いに現実を放り出し、幻想でもいいから満ち足りた日々の中へ……そうかもしれない。
幻想でも良かったのかもしれない。

でも、俺は今、ここにいた。

どうひいき目に見ても楽しいとは言えない日々の中に。



93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:22:07.84 ID:nWGK0R840

(*゚ー゚)「ブーン? どうしたの? あの……もしかして、本当に八階でエレベータ止まったの?」

( ^ω^)「……止まったお」

(*゚ー゚)「え、じゃ、じゃあそれって――」

( ^ω^)「俺がボタン押し間違えたからな」

(*゚ー゚)「……」

しぃの表情が固まった。
たっぷり数秒かけて俺の言葉を理解し、

(*゚ー゚)「よっ、よくも騙したなっ!」

( ^ω^)「いってぇ……」

おしぼりを投げつけられた。

(*゚ー゚)「なによっ。やっぱりブーン知ってたんじゃないっ!」

( ^ω^)「詐欺ってのは、基本的に騙された奴が悪いお」

(*゚ー゚) 「うるさいっ! そんなの止まるに決まってるじゃない! ボタン押せばっ……」


94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:23:28.69 ID:nWGK0R840

( ^ω^)「ん? どうしたお?」

(*゚ー゚)「あれ? でもおかしいよ?
     今、たしかエレベータって、八階のボタン押しても止まらないように設定されて――」

( ^ω^)「こら、しぃ。あんまり複雑なことを考えるんじゃない」

投げつけられたおしぼりをしぃの手元に置きながら、その言葉を遮る。
最近のエレベータがコンピュータで制御されていることくらい、管理会社の人間と疎遠な俺でも知っている。

テナントが入っていないなら、素通りされるよう設定されているのは当然だ。

まだ納得できないらしいしぃは、身を乗り出して口を開くが、

(*゚ー゚)「あ、あの、ブーン――」

「お待たせいたしました」

最高のタイミングで店員が食い物を持ってきた。
言葉を遮られたしぃは、目の前に並べられる料理と酒を恨めしそうに眺め、並んだばかりのビールを勢いよくあおる。



95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:25:19.99 ID:5eK5NEqR0
支援


96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:26:33.85 ID:nWGK0R840

(*゚ー゚)「ブーン」

( ^ω^)「ん?」

(*゚ー゚)「さっきの話は嘘? 作り話なんでしょ?」

( ^ω^)「真実はいつも心の中に」

(*゚ー゚)「うるさーいっ!」

( ^ω^)「痛いお……」

割り箸を投げつけられた。
おしぼりよりずっと痛かった。

(*゚ー゚)「もうっ、なんなのよっ!」

さっきから怒鳴りっぱなしのしぃは、身を乗り出して俺に詰め寄る。

(*゚ー゚)「酔っぱらいからかって楽しいの!?」

( ^ω^)「酔っぱらいだってわかってるなら、少し自重しろお」

(*゚ー゚)「いいのっ。最近上の人との付き合いばっかりでつまらなかったから、今日はブーンと一緒に楽しいお酒飲むって――」

そこでしぃは、口元を押さえた。
せわしなく泳ぐ視線は、やがてうつむき加減に手元にある灰皿へ向けられた。

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:26:43.92 ID:YA5wz/FTO
支援

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:28:11.70 ID:UaklMOka0
これはこれは

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:28:17.14 ID:nWGK0R840

俺は軽く息をつく。
同期では出世頭のしぃも、それなりの苦労を抱えている。……当然じゃねぇか。

( ^ω^)「俺さ、仕事辞めようかと思って」
 
心の中で鬱積していた気持ちが、不意に素直に口から出てきた。
口を開くと、しぃの視線は勢いよく上がった。

俺をまっすぐに見つめ、

(*゚ー゚)「……辞める?」

( ^ω^)「そう。ずっと考えてたんだお……いい加減、むかつく上司にゴマするのも疲れたお。
       仕事だって、そりゃ誰かがやらなけりゃならん仕事なのはわかるが、それでもやっぱ俺のしてることはちょっとな。
       俺に面倒ごと押し付けて、そしてなんかやる気満々で会議に出てるチーフとか見るとな……正直、耐えられなくなるんだお。
       俺だってあの場に立ちたいと思ったから、こんだけ必死にやってんのによ」

(*゚ー゚)「ブーン……仕事、好きなの?」

( ^ω^)「働くのは好きだったお、昔から。学生の頃もバイトは楽しかったし。
       典型的な日本人なんだろ、俺」

(*゚ー゚)「……でも、辞めるの?」

( ^ω^)「……」


100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:28:40.46 ID:UaklMOka0
>>今日はブーンと一緒に楽しいお酒飲むって
>>今日はブーンと一緒に楽しいお酒飲むって
>>今日はブーンと一緒に楽しいお酒飲むって

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:30:25.03 ID:NbxT75GR0
たけし?

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:30:33.94 ID:nWGK0R840
すぐには答えず、俺はグラスに口をつける。
俺を見つめるしぃの瞳は揺れていて、聞こえてくる声は震えている気がした。
だから見ていられなくなって、俺は視線をはずした。

もっと前からこんな風に話ができたらよかった……そう、思った。
一歩先を行く同期の愚痴を聞きながら、一歩遅れる俺が愚痴を返す。

そんな風に退屈だと感じていた時間をすごせたら、八階でエレベータが止まることもなかったかもしれない。
俺が仕事を辞めたいと思うことも。

でももう遅いのだろう。
別に今の職場に問題があるわけではない、事実しぃは精力的に働いている。

問題があったのは俺だ。
転機はどこかに転がっていたかもしれないのに、現実に腐ってそれを見過ごしていただろう俺が、なにより問題だ。

自分でチャンスを不意にしたなら、今度は新しいそれを自分で探しに行かなければならない。
八階に足を踏み出そうとした俺は、きっとここに残っていたってなにもできない。

自分を誘う声に、現実を放り出してもいいと思ってしまった俺は。

( ^ω^)「前から考えてはいたんだお。消極的ではあったけど」

(*゚ー゚)「どういうこと?」


103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:31:25.12 ID:GzHIfcsG0
支援

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:31:31.37 ID:nWGK0R840

( ^ω^)「どこかにチャンスがあれば、今の仕事くらいってさ。
       ……でも、そんな考え方じゃ、いつまで待ってたって、チャンスなんて来ない気がして」

(*゚ー゚)「で、でも、そんな急に――」

( ^ω^)「お前に敬語使うのも」

(*゚ー゚)「……えっ?」

( ^ω^)「本当は嫌だったんだお。敬語なんか使ってる自分が」

煙草を口にくわえなければ、同期と気楽に話すこともできない……。
それはきっと悲しいことだ。本当はどんな場所でも対等でいたかった。
たとえ上下の関係があったって、そんなものどうでもよく思えるくらい強い縁は――、

( ^ω^)「しぃさん……なんて、言ってる自分がさ」

あったはずなんだ。


105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:33:03.66 ID:nWGK0R840

( ^ω^)「……今のままじゃ、無理っぽいから。
       明日からいきなり変えるのは、俺にはできそうもないし」

(*゚ー゚) 「そんなの、気持ちの問題じゃん……」

( ^ω^)「その気持ちを変えるために、まず現実から変えてみようってことだお」

(*゚ー゚)「……」

しぃは沈黙した。
重々しい仕草でビールを口に運び、それから煙草に火をつけ、いかにもまずそうに吸い込む。

俺も黙ったまま、ずっと手をつけていなかった串焼きに手を伸ばす。
昼から何も食べておらず、体は食い物を求めているはずだった。

しかし少し冷めた焼き鳥はそれほど美味くなかった。
沈黙が料理の味を落としている感覚、せめて空気が少しやわらぐまで間をつなごうと、俺は煙草をくわえる。

(*゚ー゚)「相変わらずだね」

( ^ω^)「……はっ? なにがだお?」

(*゚ー゚)「それ」

言いながらしぃが指差したのは、俺の手に握られた煙草。

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:34:05.48 ID:AnVqkzdi0
shane

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:34:21.35 ID:pf/bRb7p0
ブーン、飲み会でする話じゃないwwwwwww
後日しろよwwwwww

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:35:22.58 ID:nWGK0R840

(*゚ー゚)「相も変わらず美味しくなさそうに吸うんだね。
     そんなに嫌なら吸うのやめればいいのに」

( ^ω^)「そんな簡単にやめれるなら――」

そこまで言って、俺は思わず言葉をとめる。
しぃがしてやったりという表情で笑った。

(*゚ー゚)「仕事、好きなようにすればいいと思うよ」

柔らかく微笑んで、松本は続けた。

(*゚ー゚)「ビール片手に煙草吸うときくらい、誰だって笑っていたいだろうしね。
     ……実はね、なんとなくこうなる気はしてたよ。まさかもうブーンが決めてるとは思ってなかったけど。
     今日もね……なんかちょっと、愚痴とかこぼしてくれたら嬉しいなって思ってて……それで明日から、ブーンが少しでもやる気になれるなら……てね」

しぃはふ、と息を吐き

(*゚ー゚) 「でも残念、ちょっと遅かったんだね」


109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:36:12.52 ID:AnVqkzdi0
ま、まつもとッ・・・。

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:36:33.88 ID:DgT/VczA0
現実と混同してるんじゃないか・・・?

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:36:38.14 ID:nWGK0R840
>>108
誤字った。松本はしぃです。サーセン

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:37:14.82 ID:dXRShU0tO
松本wwwwwwww

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:37:46.09 ID:nWGK0R840

( ^ω^)「……肺がんになったら、全部俺の責任にしていいお。
       なんなら俺の生命保険の受取人、お前にするかお? 肺がんの治療費って名目で」

(*゚ー゚)「いいよ。なんか、すぐにやめれそうな気がするから」

( ^ω^)「あぁ……だよな」

(*゚ー゚)「がんばってよね」

明るい声でしぃが言う。

(*゚ー゚)「やさしい同期の気遣い無視して仕事辞めるんだから、煙草くらい美味しく吸ってもらわなきゃ困るからね」

( ^ω^)「善処するお」

(*゚ー゚)「うん。辞表はいつ出すの?」

( ^ω^)「時間かけたら迷いそうだから。明日にでもチーフに話すお」

(*゚ー゚)「そっか。……よし! じゃあ今日は仕事の話はここまでっ!」

強い調子で言って、しぃは立ち上がる。
店の奥に向かって、

(*゚ー゚)「店員さんっ! ビール追加! それから車エビの串焼き二人前お願いっ!」


114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:38:01.99 ID:YA5wz/FTO
作者普通の書き溜めてた小説からブーン小説に書き換えてるなぁ

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:38:13.70 ID:UaklMOka0
wktk

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:39:19.42 ID:DgT/VczA0
>>114
そういうことか

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:39:41.48 ID:nWGK0R840

豪快なしぃの頼みっぷりに、店内の酔っぱらいたちが軽く拍手をした。
しぃは「どもども」なんて言いながら愛想を振りまき、店の奥からは「ありがとうございます!」という威勢のいい声が返ってくる。

ひとしきり店内を盛り上げ、満足したらしいしぃは腰を下ろす。
苦笑する俺を見、

(*゚ー゚)「次に二人で飲むときは、ブーンの就職祝いだね」

( ^ω^)「……そうだおね」

しぃの言葉に俺はうなずく。
美味しくなさそうと言われた煙草を灰皿に押し付け、

( ^ω^)「そのときはお前に、美味い煙草の吸い方ってやつを教えてやるお」

(*゚ー゚)「期待してるよ。……でもさ」

( ^ω^)「ん?」

(*゚ー゚)「もし美味しい煙草が吸えなくてもさ……たまにはこうやって会おうよね」

そこでしぃは、言葉を切った。


118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:39:44.15 ID:AnVqkzdi0
ブーンとしぃっていう珍しい組み合わせなのもブーンの性格が間抜けじゃないのもそのせいだろうなあ>>114

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:40:35.73 ID:qzrm+wxY0
>>114
どう贔屓目に見てもブーンのキャラクタじゃないからなぁ


話自体は面白い


120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:40:43.73 ID:nWGK0R840

俺を恥ずかしそうに見つめ……入社してから今日までの、共に過ごした全ての時間を声に乗せて、

(*゚ー゚)「――せっかくの同期なんだから」

( ^ω^)「……」

俺はうなずいた。

何も言わず、でも……力強く。



俺が煙草を心から美味いと思えるようになったら――その時、しぃに伝えよう。

ありがとう、と。




( ^ω^)は空気が読めるようです  終

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:40:52.37 ID:UaklMOka0
(・∀・)イイね

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:41:20.36 ID:AnVqkzdi0
乙、おもしろかったぜ

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:41:20.95 ID:UaklMOka0
>>120
え?もう終わり?

124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:41:48.43 ID:pf/bRb7p0
ここで終了かww
八階が気になるが乙

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:42:31.82 ID:YA5wz/FTO
続きwktk

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:43:17.41 ID:dXRShU0tO
あ、なんか終わるの早いNE(;^ω^)

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:43:36.58 ID:vgiuZSE2O
おもしろかったぜ!乙!

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:43:39.38 ID:EuxH+OQ20
>>119
でも絶対その性格じゃないといけないってルールはないんじゃ?

妄想現実の俺ショボンだってそうだし

129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:43:49.07 ID:AnVqkzdi0
いやでもこれはここで終わった方が面白いだろう と思た俺異端

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:43:49.92 ID:nWGK0R840

あとがき

読んだ方、お疲れ様でした。そして付き合ってくれてありがとう。
本当は新ジャンルスレにでも投下するつもりで書いていたのですが、題名が思いつかなかったんです。
そんな時にブーンスレ検索したら、このスレがあったのでむしゃくしゃして投下しました。反省はしていない。

麦わら帽子もよろしく。ではさよーなら!

131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:43:59.72 ID:BSA3rULz0
>>124
八階にいる奴は幻想がすきそうなブーンを誘ったんだが
ブーンは幻想より嫌な現実にいるしぃの事を優先したから助かったって意味だろ

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:44:52.34 ID:NbxT75GR0
麦わらの人かファンだぜ
乙!

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:46:21.95 ID:YcAli+I4O
追い付いたと思ったらちょうど終わったw
面白かった 乙

134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:46:50.25 ID:qzrm+wxY0
乙乙
って麦藁作者だったか

>>128
それは解る
でも拭いきれない違和感があるのもまた事実なんだぜ
いや、俺だけだけど

135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:47:14.38 ID:pf/bRb7p0
>>131
八階に行ってしまっていたら八階の連中の仲間入りしていたって事か・・・?
しかしこんなに少ないのは初めてだww

136 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 13:51:54.27 ID:iiCUC8ADO
( ^ω^)「皆。仕事しろお。」

137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:52:49.00 ID:YA5wz/FTO
(*%ユω%ユ *)

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:53:20.36 ID:gCYPeyyp0
空気が読めるってこういうことかと思った

(*゚ー゚)「何聞いてるの?」
( ^ω^)「風の声を…」
(*゚ー゚)「え…?」
( ^ω^)「ん…?」
おもむろに立ち上がる
(*゚ー゚)「ど…どうしたの?」
( ^ω^)「風が変わった…戦が……始まる…」


139 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 13:54:09.45 ID:iiCUC8ADO
仕方がない。俺が書くか。

140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:54:29.95 ID:pf/bRb7p0
>>139
どうぞどうぞ

141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:54:59.59 ID:EuxH+OQ20
まとめさせてもらった。

http://sankakupost.blog55.fc2.com/blog-entry-54.html

142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:55:02.81 ID:loQcWUbE0
アサピーかとオモタ

143 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 13:55:25.20 ID:iiCUC8ADO
文書くの下手だからその辺勘弁な。

144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:56:12.14 ID:aUvTpyhR0
お疲れさん。

145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 13:56:58.89 ID:loQcWUbE0
>>141
初めて知った
ブログまとめサイト多いな

146 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 13:58:52.85 ID:iiCUC8ADO
今日から高校生活が始まる。
( ^ω^)「今日から高校だお。女の子といちゃいちゃするおwwwwwwうはwwww夢が広がりんぐwwwwww」
家から数キロ離れた学校まで自転車で通う。
( ^ω^)「行ってくるお!!!」
⊂二二二( ^ω^)二二⊃ブーン
手放しでこぐ。
こける。

( ^ω^)「くそ。誰だお。こんなとこに石を置いたやつは!!」


147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 14:02:21.43 ID:pvL5WEqOO
麦わらとギターの人か


148 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 14:03:16.61 ID:iiCUC8ADO
十数分かけて学校につく。
クラスが乗ってる紙がある。
( ^ω^)「僕のはどこかお?お。あったお。」
一年四組
0内藤ホライゾン










( ^ω^)「0!?そんな出席番号初めてみたお…。0…。でもなんかかっこいいお。」
一年四組の教室に向かう。
まだ生徒が数名いるだけ。
ちょっと早く来すぎたみたいだ。
「おい。」
ドアでつったっていると後ろから声をかけられた。

149 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 14:08:06.18 ID:iiCUC8ADO
('A`)「おい。ちょいどいてくれ。通れないんだが。」
( ^ω^)「お。すまんお。」
中に入り道を開ける。
('A`)「わりぃな。」
( ^ω^)「こっちこそだお。」
('A`)「俺はドクオってんだ。お前は?」
( ^ω^)「僕は内藤ホライゾンだお。ブーンでいいお。」
('A`)「把握した。」
自分の席を探す。
しかし、見当たらない。
('A`)「どうした?ブーン。」
(;^ω^)「僕の席がないお。」
('A`)「んなわけねぇだろ。」
ドクオが一緒に探してくれる。
しかし見当たらない。
('A`)「ないな…。」

150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 14:09:55.52 ID:pf/bRb7p0
0てwww隔離されとるwwww

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 14:11:20.55 ID:PHKt5xTn0
雰囲気違いすぎバロスwwwwww

152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 14:11:49.88 ID:nRtQj727O
わくてか

153 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 14:13:59.40 ID:iiCUC8ADO
クラスを確認する。
あってる。
既に座っている人の机も確認する。
ない。
( ^ω^)「なんでないんだお?」
('A`)「さぁ。わかんねぇ。」
探してから結構時間がたったらしく席が全部うまっている。
チャイムがなる。
( ^ω^)「ちょwwwwww席ねぇおwwwwww」
とりあえず後ろのロッカーの前にたつ。
先生が入ってくる。
\(^o^)/「皆おはよー。おや?君は…。」
( ^ω^)「内藤ホライゾンですお。ブーンでいいですお。」
さっき言った言葉を復唱する。
\(^o^)/「どうしてたってんだ?はよ席座れカス。」
(;^ω^)「席がないですお。」
\(^o^)/「ここにあんじゃねぇか。お前の目は節穴か?お前は節穴か?」


154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 14:15:22.02 ID:pf/bRb7p0
担任オワテルwwwwwwwww

155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 14:16:36.89 ID:KfpAn9Os0
担任\(^o^)/

156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 14:17:40.94 ID:nRtQj727O
◎ティウンティウンティウン

157 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 14:18:36.92 ID:iiCUC8ADO
先生が指を指す。
先は────
( ^ω^)「ちょwwwwwwマジスかwwwwww」
教卓の横のあまりの机。
見ていると先生が名前を書きだす。
「ブーン」適当すぎだろ…。
\(^o^)/「おら。あんじゃねぇか。座れカス。」
( ^ω^)「…。」
('A`)『wwwwww』
溜め息をつきながら席につく。
席についてから気付く。
( ^ω^)「先生。これじゃ黒板が見えませんお。」
\(^o^)/「知らん。」
( ^ω^)「…。」
('A`)『wwwwww』

158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 14:19:30.20 ID:pf/bRb7p0
これは教師によるいじめだろwwwww


159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 14:19:51.89 ID:KfpAn9Os0
ひでぇwwwwwwwwwwww

160 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 14:22:26.09 ID:iiCUC8ADO
( ^ω^)『どうすんだよこれ…無理だろ…。何で皆こっち見てんだよ…。』
\(^o^)/「まぁ、今日からおま…君達も高校生だ。粗そうのないように頼むぞ。」
( ^ω^)『声ちけぇ。』「先生。」
\(^o^)/「なんだ。フン。」
( ^ω^)「フンじゃないお。ブーンだお。」
\(^o^)/「どっちでもいい。なんだ?」
( ^ω^)「なんで僕の出席番号0なんですかお?」


161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 14:23:12.83 ID:pf/bRb7p0
粉wwwwwwww

162 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 14:27:00.50 ID:iiCUC8ADO
('A`)『まだ君がボウヤだからさ。とかいったらおもしれぇwwwwww』
\(^o^)/「まだ君がボウヤだからさ。」
( ^ω^)「…。」
('A`)『終わっとる。』
\(^o^)/「冗談だ。特に意味はない。」
( ^ω^)「でも他のクラスは0とかなかったですお。」
\(^o^)/「いちいちうっせーんだよ。」
( ^ω^)「…。」
\(^o^)/「はい。じゃあ今日から早速授業あるから。教科書とか持ってきただろうなぁ。」
一同「はーい。」「持ってきてまーす。」

163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 14:30:11.05 ID:YJvdsQL8O
ありすてんの日記おもしろい

http://www.nightstyle.jp/remue/i/details/cast01.html

164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 14:33:01.04 ID:loQcWUbE0
フンはワロタ

165 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 14:33:22.98 ID:iiCUC8ADO
(;^ω^)「教科書貰ってないですお…。」
\(^o^)/「馬鹿か。ぷりんとに書いてただろうが。」
(;^ω^)「え…?」
\(^o^)/「ここよくみろ。」
おもむろに顕微鏡を取り出す。
プリントの隅の方を写す。
\(^o^)/「おら。見ろ。」
( ^ω^)「え…。なんか書いてるお。」
登校日初日から授業があります。
教科書、筆記用具を忘れないように。
あと、お弁当の用意をお願いします。
            物理教科担任
( ^ω^)「ちっちぇお!!!見えねぇお!!!」
\(^o^)/「だから顕微鏡出しただろうが。」
( ^ω^)「なんで皆顕微鏡持ってんだよ!!!!」
\(^o^)/「常識だろ…。なぁドクオ。」
('A`)「そうですね。今の世の中顕微鏡くらいは持ってないと就職出来ないですからね。」

166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 14:34:47.46 ID:pf/bRb7p0
これはいいパラレルワールドwww

167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 14:35:59.59 ID:zoxkB0LrO
ちょwwwwww顕微鏡ワロタwwwwww

168 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 14:39:22.43 ID:iiCUC8ADO
( ^ω^)「…。」
なんなんだ。何か扱いが酷い気がする。
最近の高校はこんなもんか?
( ^ω^)「すいません。忘れましたお。」
空気よんでおこう。
\(^o^)/「まぁ、一回くらいミスはある。次からは気を付けろ。」
( ^ω^)「はいお。」
しかしまぁ、疲れた。ってか弁当忘れたし。
どうすんだよ…。昼休みに家に帰るか。
そうしよ。

('A`)「散々だったな。ブーン。」
( ^ω^)「うんお。酷いお。あんなん見えねぇお…。」
('A`)「まぁ、きにすんな。昼飯は売店あるから一緒に行こうぜ。」
( ^ω^)「うんお。」
こうして約束を交した。
あんなことが起こるとも思わずに…。

169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 14:45:04.05 ID:PHKt5xTn0
ぅんおw

170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 14:45:46.24 ID:rTJbHlF60
うんおwwwwww

171 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 14:45:49.66 ID:iiCUC8ADO
('A`)「おーい。フーン。売店行こうぜ。」
( ^ω^)「おっおっおっ。いくお。」
階段を下り売店を目指す。
売店へ向かい歩いていると。
\(^o^)/「…し……だか……。」
先生が何かぶつぶついっている。
陰に身を隠し聞耳をたてる。
\(^o^)/「ククク…。もう少しだ…。もう少しでやつを殺せる…!!」
やばいんじゃね?
やばいんじゃね!?
(;^ω^)「なんかやばいんじゃねお?」
(;'A`)「あぁ…。ちょっとまずいな…。」

172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 14:46:46.31 ID:pf/bRb7p0
ブーンオワタwww

173 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 14:53:20.63 ID:iiCUC8ADO
\(^o^)/「誰だ!?」
と言いつつこちらを振り返る。
( ^ω^)「まずいお。ばれたかお?」
\(^o^)/「なんだ。グッピーか。」
床を見るとグッピーが死んでる。
( ^ω^)「なんで死んでるやつの気配がわかんだお!!!てかなんでグッピーがいるお。」
とりあえずこのままじゃ危ない。
だが昼飯を食わないと自分も危ない。
( ^ω^)「ドクオ。いくお。」
('A`)「どうすんだよ…。」
( ^ω^)「普通に話ながら行けばなんとかなるお。」
歩き始める。
('A`)『こえぇ…』「あんさ。俺最近ROにはまってんだよね。5年くらい。」
( ^ω^)『やべぇお。うんこ出そう。』「それ最近じゃないお。」
('A`)「まぁ、とりあえずはまってんだ。」
( ^ω^)「ドクオはゲームばっか────」
\(^o^)/「誰だ!?誰だ!?誰だー!?」
( ^ω^)「お。先生ですかお。なにしてるんですかお?」

174 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 14:58:50.05 ID:iiCUC8ADO
\(^o^)/「おおおお俺はべべべ別になな何もしてねぇぞぞ。」
( ^ω^)『焦りすぎww』「そうですかお。僕は昼飯忘れたから買いに来ましたお。」
\(^o^)/「そそそうか。すまんな。字が小さくて。スペースがなかったんだ。」
スペースめっちゃあっただろ…。
なんかのキャラ二人分書ける位あっただろ…。
\(^o^)/「じゃじゃあ俺は仕事まだの残ってるから。」
駆け出す。
グッピーを踏んでくなよ…。
( ^ω^)「何を殺すんだお?」
('A`)「さぁ。あんまり関わらない方がいいかもな。」

175 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 15:06:30.56 ID:iiCUC8ADO
( ^ω^)「とりあえず昼飯買うお。」
('A`)「だな。」
売店に近寄る。
(´・ω・`)「やぁ。バーボンハウスへry」
( ^ω^)『このノリ何か知ってるお…。』「マスター。とりあえず、ピッツァとコークを貰おうか。」
('A`)「カレーパンとコーヒー牛乳で。」
(´・ω・`)「あいよ。」
( ^ω^)「ありがとうだお。」
昼飯ゲッツ。
( ^ω^)「どこで食うお?」
('A`)「屋上でいいんじゃね?」
屋上へ向かう。

176 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 15:07:18.63 ID:iiCUC8ADO
誰もいねぇぇぇ

177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 15:08:10.88 ID:qC5w0tVz0
ROMだが俺が見てるお( ^ω^)

178 名前:墨汁 ◆sUOXLav4ic :2007/08/22(水) 15:08:56.97 ID:DKMMczIOO
俺がいるw

179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 15:11:18.03 ID:Voa0BX/B0
>>130
新ジャンルで小説書くヤツってなんなの?

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 15:12:07.71 ID:nRtQj727O
俺ガイル

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 15:13:51.25 ID:7dJVlMe2O
>>179
それより新ジャンルで松本とか出てくるのがいかん
おでんは好きだ

182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 15:13:52.35 ID:PHKt5xTn0
俺モイル

183 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 15:14:12.49 ID:iiCUC8ADO
屋上へ向かう途中女の子がこちらを向いてヒソヒソ話してた。
多分僕がかっこいいからだろう。
('A`)「ないない。」
( ^ω^)「…。」
給水塔の近くでへたりこむ。
陰あり涼しい。
ピッツァにかじりつくブーン。
カレーパンをむさぼるドクオ。
( ^ω^)「ハフッハフッハフッハフッ。ピッツァUMEEEEEEE。」
('A`)「焦んなよ。誰も盗らねぇよ。」
ピッツァ→コーク→ピッツァ→コーク→空を眺める→ピッツァ→コーク→ピッツァ→コーク→空を眺める→ループ。
('A`)『なんなんだ…。』「あぁうまかった。て、まだくってんのかよ。」
( ^ω^)「結構ボリューム満天だお!」
('A`)「早く食えよ。後20分だぞ。」

184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 15:17:28.65 ID:nRtQj727O
わっふるわっふる

185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 15:20:40.19 ID:47lFdK6O0
支援

186 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 15:21:30.20 ID:iiCUC8ADO
──15分後。
( ^ω^)「ハフッハフッハフッハフッ。コークUMEEEEEEE。」
('A`)「まだくってんのかよ。」
心なしかさっきから減ってない…?
('A`)「おい。ブーン。ちょいピザ貸せ。」
( ^ω^)「ピザじゃないお。ピッツァだお。」
('A`)「どっちでもいい。貸せ。」
と、言いつつ奪い取る。
かじる。
かじった部分がなくなる。
当たり前か。
そんな非現実なことがあるはずがない。
('A`)「すまんな。ブーンほれ。」
と、言いつつ返す。
( ^ω^)「ハフッハフッハフッ。」
('A`)「まだくうの…。…!?」
おかしい。
ピザ…ピッツァが再生してる…ように見える。
ピッツァだけじゃない…。
コーラ…コークも減ってない…。
なんなんだ…。
('A`)「…。」
コークを取り、飲む。
( ^ω^)「あ、間接キスだお。」

187 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 15:27:53.96 ID:iiCUC8ADO
('A`)「…。」
減ってる…。
('A`)「おい。ブーン。ちょい飲んでみ。」
( ゚ω゚)「ハフッハフッハフッ。コークUMEEEEEE。」
('A`)「…。」
減ってない…。
それどころか増えている…。
新品どうようだ…。
('A`)「ブーン。コーラ…コーク一気のみしてみて。」
( ^ω^)「余裕だお!!」
( ゚ω゚)「うおああああ!!!!!ハフッハフッハフッハフッハフッハフッハフッハフッハフッハフッはry。どうだお!!!!」
空っぽだ…。
やっぱりなくならないなんであるわけないか…。
('A`)「!?」
コークが増えている…。
ボトルの底から湧き出るように…。
満杯になると止まった…。
('A`)「おい…。ブーン。コーラ…。」
( ^ω^)「ん?」
( ゚ω゚)「うわあああああああああ!!!!!」

188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 15:28:28.60 ID:47lFdK6O0
支援

189 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 15:32:54.37 ID:iiCUC8ADO
( ゚ω゚)「…。」
( ゚A゚)「…。」
なんだ。なんなんだ…。
( ゚ω゚)「そういえば…。ピッツァ減ってないお…。」
('A`) 「今更かよ…。」
なんだ?魔法でも手に入れたのか?
( ^ω^)「なんだお?」
('A`)「俺が知りてぇよ。」
( ^ω^)「とりあえず、早く食べて教室に戻るお。」
('A`)「だから、なくなんねぇって。」
( ^ω^)「でも。なくならないって事は…。一生食えるのかお?」
('A`)「だな。腐ってもいいならな。」

190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 15:33:42.12 ID:nRtQj727O
どうなってイルンダー!!!?

191 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 15:38:25.34 ID:iiCUC8ADO
('A`)「ただ。俺が食っても再生しなかった。」
( ^ω^)「じゃあ、俺だけかお?」
('A`)「多分な。」
( ^ω^)「消費しても再生する力かお?」
('A`)「わからん。だが調べて見る価値はありそうだな。」
( ^ω^)「そうと決まれば早速調べるお!!」
('A`)「どこでだよ…。」
( ^ω^)「ドクオの家だお。さっきPC持ってるって言ったお。」
('A`)「やっぱりね…。でも学校はどうすんだよ。入学初日からさぼるのか?」
( ^ω^)「さぼるんじゃないお。ドクオの家行くだけだお。」
('A`)「それをさぼるって言うんだよ…。」

192 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 15:39:37.19 ID:iiCUC8ADO
飯食うの忘れてたから飯食ってきます。
すいません。

193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 15:44:33.11 ID:BSA3rULz0
>>192
ちょw気になるのにw

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 15:45:22.59 ID:o8A0oprGO
なんという焦らし…
スレの皆から巻き上がるジェラシー
しかし作者は腹減らし
食べなきゃいけないそうらしい

その間俺は唾たらし
まってる時間はいと辛し

195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 15:47:07.88 ID:BSA3rULz0
>>194
なに韻踏んでんだYO

196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 15:47:33.36 ID:nRtQj727O
じゃあ俺も飯食ってくるわ

197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 15:48:30.19 ID:KQiG2Bxj0
じゃあ俺もコーク飲んでくるわ

198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 15:52:36.57 ID:o8A0oprGO
ほしゅ

199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 15:53:22.50 ID:47lFdK6O0
コーラ売り切れだったから、ドクターペッパー買ってきた。

200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 15:55:31.80 ID:o8A0oprGO
>>200なら以下>>1を賛美するレスの嵐

201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 15:58:53.45 ID:nRtQj727O
つか>>1って何もしてなくね?ww

202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 15:59:05.97 ID:EuxH+OQ20
>>1
流石だな

203 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 16:00:11.31 ID:iiCUC8ADO
──ドクオの家
J('A`)し「あら。ドクオちゃん。もう学校終わったの?」
('A`)「あ、あぁ。初日だったからな。」
( ^ω^)「こんにちはだお。内藤ホライゾンですお。ブーンって呼んでくださいお。」
母「あらこんにちは。ブーン君ね。よろしくね。」
( ^ω^)「よろしいお願いしますお。」
('A`)「おい。ブーン。行くぞ。」
( ^ω^)「うんお。」
ドクオの部屋は四畳半程の広さ。
PCが3台ある。テレビもある。本なんかやばいくらいある。
でも。

散らかってる。
('A`)「まぁきたねぇけど。適当に座ってくれ。」
と言いつつ床に散らばってる物をどかす。

204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 16:00:19.96 ID:BSA3rULz0
まぁそんな事言わずにコレを見てくれ



ゴキブリってよ、頭あんだろ。
頭ポキって折っちゃったらあいつらどうなるか知ってる?知ってる?

九日間は生きるだってwwwww

すげぇなおい。すげぇ生命力だなおい。
九日後に死んじゃうだってコメンテーターが言ってた。何で死んじゃうか知ってる?

餓死だってwwwwwwwww

おめぇ生命力関係ねーじゃないか。もう脳ミソいらねぇんだよ。口と体だけあったらあいつら生きていけんだよw





たしかにその通りと思うかもしれない
しかし、ゴキブリは脳が胸にあるらしいのだ
ttp://gigazine.net/index.php?/news/comments/20060702_cockroach/

205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 16:00:51.67 ID:E97waH7b0
>>200死ね

206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 16:01:46.00 ID:o8A0oprGO
はじまた

207 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 16:02:20.64 ID:iiCUC8ADO
関係ないけど。
炊飯器にご飯が少ないときあるじゃん?
そういうご飯て所々固いやつあるじゃん?
それ食って吐きそうになったわ。

208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 16:03:35.06 ID:E97waH7b0
>>207
なんで?
俺はぐちょぐちょになった奴のが吐きそうになる

209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 16:05:33.39 ID:VX6dTM/GO
>>207
いいから早く書けよ
糞ツマンネー小説スレに約一時間張り付いて読んでるんだぞ

210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 16:09:15.01 ID:nRtQj727O
>>207
創価創価

211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 16:09:35.52 ID:BSA3rULz0
>>209
このツンデレめ

212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 16:11:06.02 ID:VX6dTM/GO
>>211
光栄です

213 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 16:15:07.62 ID:iiCUC8ADO
('A`)「さて…。どうしたものか。」
( ^ω^)「ドクオ。2chで聞けばいいお。」
('A`)「2chねぇ。まぁ、まずは行ってみるか。俺とりあえずVIPにたてるから、お前いろいろ回って。」
( ^ω^)「わかったお。」
さて。始めるか。
『真面目に超能力使えるやつちょっとこい』
('A`)「さて。来るか…。」

1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/08/??(?) ??:??:??.?? ID:DOKUO
誰かいないか?

2 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/08/??(?) ??:??:??.?? ID:??????????
>>1IDがドクオ

3 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/08/??(?) ??:??:??.?? ID:??????????
クソスレ立てんな

102 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/08/??(?) ??:??:??.?? ID:??????????
俺透明人間なりてぇ

225 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/08/??(?) ??:??:??.?? ID:??????????
暇だな

めぼしい情報はない。
やっぱりそんな簡単には見付からないか。
( ^ω^)「ドクオ!これ見るお!」
('A`)「ktkr!!!」
どんな情報だろうか。
あいつの慌てようからみるとそこそこ期待出来そうだ。

214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 16:16:08.70 ID:BSA3rULz0
IDwww

215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 16:17:00.57 ID:nRtQj727O
支援

216 名前:サザソのトリヴィア :2007/08/22(水) 16:17:46.56 ID:bOmMx3qi0
やっぱ生だよな

217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 16:24:35.48 ID:o8A0oprGO
wktk

218 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 16:26:31.39 ID:iiCUC8ADO
('A`)「どれだ?」
( ^ω^)「これだお!!このスレだお!!」
『真面目に超能力使えるやつちょっとこい』
ベシッ
( ゚ω゚)「おうふ!!」
('A`)「俺のスレじゃねぇか。他見ろっつっただろ…。」
( ^ω^)「すまんお。」
('A`)「しかもさりげなくPINK板開いてんじゃねぇよ…。」
( ^ω^)「…。正直すまんかったお。」

再びスレをチェックする。

685 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/08/??(?) ??:??:??.?? ID:??????????
ぬるぽ。

686 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/08/??(?) ??:??:??.?? ID:??????????

>>685ブッ!!
最近うんこの調子がわりい。

687 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[magic.magic@〜〜] 2007/08/??(?) ??:??:??.?? ID:??????????
>>1聞いてよ。
知り合いにさ、まじきもいやつがいるんだけどさ。
ってかそいつ最近調子乗りすぎ。まじで。
てじなが得意とかいってるけど俺から見ればハナクソ
るー大柴見たいな顔してるしよ。
よくみると花の下にハナクソついてるしwwwwwwまじ笑えるwwwwww


('A`)「ん…?なんだ…?ハッ!!たて読みか!!」

219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 16:28:53.83 ID:psTSGGFn0
知ってる人いたwwww

220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 16:29:47.65 ID:BSA3rULz0
縦読みちょっと無理があるぞw

221 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 16:34:33.92 ID:iiCUC8ADO
>>1





か…。怪しいな…。
サブアドを載せてるって事は連絡をよこせってことか…。
('A`)「おい。ブーン。ちょっとこれ見ろ。」
( ^ω^)「ん?」
振り向く際に何かが顔から飛んだ。
鼻から血が垂れてる。

('A`)「おい…。なに見てんだよ…。」

身を乗り出し画面を見る。
しかしエロ関係の物はなにもない。
( ^ω^)「どうしたお?」
('A`)「何見てた?」
( ^ω^)「オカ板見てたお。超能力スレとかあるからそこ見てたお。」
まぁいいや。気にすることじゃない。
今はこっちが先だ。
('A`)「いや。これを見てくれ。たて読みなことが」
( ^ω^)「おっおっおっ。知ってるよだってお。サブアドも載ってるお。」
('A`)「どう思う?」
( ^ω^)「僕は連絡してみたいお。なにかヒント位ならわかるかもしれないお。」


222 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 16:43:20.01 ID:iiCUC8ADO
('A`)「そうだな。してみるか。あと、お前鼻血出てるぞ。」
( ^ω^)「おっ?本当だお。」
ティッシュを渡す。
鼻に積める。
( ^@ω^)「で。どうするお?」
('A`)「とりあえず連絡する。何か得られそうもない場合は終了。他を当たる。」
( ^@ω^)「了解お。」
('A`)「連絡するか…。」
携帯を取り出す。
携帯の画面とPCの画面を交互に見る。
アドレスをうつ。

To:magic.magic@〜〜
件名:情報を知りたくメールしました。
本文:突然のメールすいません。
早速ですが、情報を教えて頂きたいです。


223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 16:46:56.02 ID:BSA3rULz0
>>222
( ^@ω^)なんぞこれw


224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 16:51:06.44 ID:9nL3sXrUO
支援

225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 16:54:00.04 ID:nRtQj727O
しえん

226 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 16:55:11.33 ID:iiCUC8ADO
('A`)「さて…。返事はあるか…。」
──10分後。
ブーブー
('A`)「うお!メールか。」
( ^@ω^)「なんて書いてあるお?」
件名:Re:情報を知りたくメールしました
本文:こんにちわ。ダディと申します。
超能力の件ですが、私の友人が超能力のようなものを持ってるみたいなのです。
その力は食べた物や飲んだ物が減らないというものです。
そちらの方はどういう力なのでしょうか?

('A`)「同じだ…。ブーンと同じだ…。」
( ^σω^)「同じだお…。」
('A`)「とりあえず返事だ。」
ry
ry
本文:こちらの力もそちらと同じです。食べた物はや飲んだ物が復活…するみたいです。
これはどの様な現象かおわかりですか?

('A`)「送信…と。」
なんなんだ…。
同じ能力(?)か…。
世界規模であるのか?
それとも只の偶然か…。

227 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 16:55:44.81 ID:iiCUC8ADO
>>223鼻にティッシュ積めてるww

228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 16:57:47.18 ID:AnVqkzdi0
そえn

229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 16:57:50.18 ID:DfeOZ+7I0
  ./  ̄/〃__〃   /  ̄/       /
    ―/  __ _/   ./ ―― / /
    _/   /   /   _/    _/ /_/
    /\___/ヽ
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230 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 17:05:36.30 ID:iiCUC8ADO
ブーブーブー。
本文:こちらとしても只今調べています。
ただ素人があがいたところでどうにもならないとは思いますが…。
('A`)「まぁ、やっぱりわからないか。だが同じ人がいるということはわかった。」
( ^@ω^)『ハナクソ深追いしたらまた出てきた…。』「どうするかお?」
('A`)「そうだな。とりあえず、実験でもしてみるか。ちょい待ってろ。」
部屋を出る。
2分位して戻ってくる。
手にはケーキとオレンズィジュース。
ただし、1つづつしかない。
( ^@ω^)「ドクオだけ食うのかお?酷いお。」
('A`)「まぁ待て。ちょいケーキ食ってみろ。」
フォークを渡す。
( ^@ω^)「おっおっおっ。いただきますお。」
( ゚@ω゚)「ハフッハフッハフッハフッ。ケーキうめぇwwwwww」
('A`)「…!?」
減っている!?いや。それが普通だが…。
あの時は何故減らなかった…?
あの時の違いは…。
( ^@ω^)「ジュースうめぇwwwwww」
('A`)「!?」

231 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 17:12:53.30 ID:iiCUC8ADO
('A`)「ジュースは減らない…。そうか!!おいブーン!!ケーキ手で食え!」
( ^@ω^)「お。汚いお。」
('A`)「いいから食え。」
( ^ω^)「わかったお。」
ブーンがケーキを手で持つ。
持った瞬間にケーキが再生する。
( ゚A゚)「…。」
( ゚@ω゚)「…。」
手か。手で持つことに意味があるのか…。
('A`)「食ってみ。」
( ^@ω^)「ハフッハフッハフッハフッ。」
再生する。
('A`)「…。フォークで食ってみろ…。」
(;^@ω^)「ハフッハフッハフッ。」
再生しない。
やっぱり手か。
('A`)「手だ。お前の手になんかある。」
( ^@ω^)「なにかってなんだお?」

232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 17:18:20.33 ID:vPrCLcd00
( ^ω^)「からけ」


       ―完―

233 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 17:23:54.42 ID:iiCUC8ADO
('A`)「わからん…。再生させるなにか…。おい。でかけるぞ。」
( ^ω^)「どこにだお?」
('A`)「学校だ。」
( ^ω^)「なんで学校だお?」
('A`)「ついてこればわかる。」

──学校につく。
職員室を目指す。
('A`)「おわた先生いますか?」
\(^o^)/「なんだ?」
('A`)「ちょっとお話があります。」
先生を連れ売店に行く。
途中で先生が潰れた物体を見て「あれ?グッピーが死んでるぞ?」と言った。
売店でピッツァとコークを買う。
屋上を目指す。

屋上につくと。
\(^o^)/「話とはなにかね?」

234 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 17:31:26.86 ID:iiCUC8ADO
('A`)「昼ごろ売店の前で、殺すとか色々聞こえて来ました。あれはなんですか?」
\(^o^)/「あ、あぁ。それはこのゲームの話を──。」
('A`)「そのゲームはトキメキはぁと〜いろんな穴から〜って言う恋愛シミュレーションゲームですよね?しかもそれ。俺のです。恋愛シミュレーションに殺すとかないです。少なくともそのゲームにはでてこなかったです。」
\(^o^)/「…!!」
('A`)「なにを殺すんだ?」
タメ口になる。
('A`)「ブーンと…、ブーンの能力と関係あるのか?」
\(^o^)/「知らない!再生能力など知らない!!」
('A`)「え?俺は能力しかいってないぜ?再生とは誰もいっていない。」
ボケツを掘る。
こんな簡単に引っ掛かるとは思わなかった。


235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 17:33:23.69 ID:NX5H+UV00
??


236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 17:36:38.20 ID:YcAli+I4O
支援

237 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 17:40:38.46 ID:iiCUC8ADO
('A`)「しかも、さっき売店の前で見た何かの死体。グチャグチャに潰れてた。何故グッピーとわかった?」
\(^o^)/「昼ごろ売店の前にいたらグッピーの死体があった。君達と分かれる時に踏んでしまっただけだ…。それにさっき言ったのは『なんでここにグッピーの死体があるんだろう』と思っただけだ。関係ないだろ?」
('A`)「うん…。関係なかった…。ごめん…。で、殺すっつのは誰をだ?」
\(^o^)/「…。」
うつ向くおわた。
('A`)「何故再生能力をしっている?」
\(^o^)/「…。」
('A`)「俺の考えだが。あの再生能力は人の手に寄生し手で触れた物を原子レベルで情報を読み取り原子を再構築し再生する、なにかの菌かなにかと思うのだが。」
\(^o^)/「…。」

238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 17:40:41.17 ID:47lFdK6O0
支援

239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 17:43:03.85 ID:J/yg72F20
何か急いで書いた感があるな…。
少なくとも俺はまったり待ってるから、ゆっくり書いてくれていいんだぜ?

240 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 17:50:46.75 ID:iiCUC8ADO
\(^o^)/「流石ドクオ君。頭が良い。」
('A`)「それほどでも。」
ブーンはさっき買ったピッツァとコークを食している。
('A`)「ブーンを殺すつもりだったんだろ?あれでどう殺すかはわからんが。」
\(^o^)/「あの菌は、正式名称は【オワトルキシン0721】と言う。今の実験での最高の再生能力を見せる。」
('A`)「…。」
\(^o^)/「殺し方は簡単だ。菌の情報操作をすればいい。再生の反対にすればいいだけだ。」
('A`)「なぜブーンを?」
\(^o^)/「ブーン君だけじゃない。あと一人いる。」
('A`)「ダディだな。」
\(^o^)/「そうだ。あっちにも同じ菌を散布した。」
('A`)「ダディはどうでもいい。なぜブーンなんだ?」
\(^o^)/「理由はない。ただやりやすかっただけだ。ただ、誤算は頭が良い君と仲良くなってしまったことだ。」

241 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 17:51:37.80 ID:iiCUC8ADO
>>239すまない。そうさせて貰う。

242 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 18:02:54.79 ID:iiCUC8ADO
まずいな。
今はまだ大丈夫だが…。
情報操作をされたらまずいな…。
今度は原子レベルで破壊していくわけか…。
だが…。その菌をが付着しなければ問題はない…。
おわたもまだ情報操作はしてないはずだ…。
('A`)「ちやみに、答えてくれるとは思わんが…。抗体とか対処法みたいなのはあるわけ?」
\(^o^)/「あぁ。ある。」
('A`)「それは…。」
\(^o^)/「手首を落とせばいい。」
(;'A`)「…。」
くそ。どうすりゃいいんだ…。
\(^o^)/「冗談だ。まぁあながち冗談でもないけどね。」
('A`)「…。何のためにその菌をつくった?」
\(^o^)/「ただの興味本位さ。大半の犯罪者は利用も無く罪を犯す。」
('A`)「狂っとる…。」
\(^o^)/「狂っとるか…。そうかもしれんな。はは。いい情報をあげよう。【オワトルキシン0721】と逆の【クルトルキシン0281】は両方ともあるものに非常に弱い。ちなみに両方とも感染力は皆無。生存方法は手にしかないあるもの。」
('A`)「…。」
\(^o^)/「それがわからなければブーン君は死ぬだけだ。あはは。」

243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 18:04:41.39 ID:aZOWaYK+0
支援

244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 18:13:54.49 ID:o8A0oprGO


245 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 18:15:16.41 ID:iiCUC8ADO
あの後オワタは。
\(^o^)/「ちなみに【クルトルキシン0281】は既に出来ている。警察でも何でも言いに行け。地獄を見たければな。」
と言うと全力失踪で屋上を出ていった。

俺たちはまだ屋上にいた。
ブーンは相変わらずピッツァとコークをくっている。
('A`)「ちっ…。どうする事も出来ねぇのか…。」
あるものに非常に弱い。
感染力は皆無。
生存方法は手にしかないもの。か…。
感染力がないのは幸いか。
あるもの…。
ゲームで言うと…火とか水とか電気とかか…?
手にしかないもの…?なんだ…。
爪か…?
いや。足にもあるな。
するとドンッとドアが開いた。
('A`)「オワタ…。何しにきた。」
\(^o^)/「手にしかないものと言ったが…。足にもある…。」
('A`)『爪かー!!』「それだけか?」
\(^o^)/「ああ。せいぜいもがき苦しめ。」
去って行くオワタ。
('A`)「さて…。あとは、何に弱いかだな…。」

246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 18:16:13.77 ID:aZOWaYK+0
\(^o^)/オワタ律儀だなwwwwwwwwwwww

247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 18:29:45.79 ID:7dJVlMe2O
保守

248 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 18:33:02.98 ID:iiCUC8ADO
\(^o^)/「ふはは。弱点はわかるまい。王水に弱いが…。石灰水にも弱いが…。あとあれもだな…。あと56ほどあるな…。だがわかるまい…。ふはははは。」

───屋上
('A`)「おいブーン。お前食い過ぎ。」
(〇^ω^O)「そうかお゙?」
(;'A`)「まぁ…。一度家行くぞ。」
(〇^ω^O)「わかったお゙。」

学校をこそこそ忍び出る。

家に着く。
('A`)「さて…。菌の名前がわかった。ググってみるか。出るかな…。」
オワトルキシン0721の検査結果1-10件表示(1件中)
公告 ひゃっはー!!

1.\(^o^)/のブログ
http://vvv.owata.〜〜〜jp/


('A`)「晒すなよ…。まぁ…入ってみるか。」
クリッコ カチッ
('A`)「くそ。読み込み遅いな。んでた…。」
表示された画面には大きな文字で。

249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 18:34:07.91 ID:aZOWaYK+0
なんというデブーン

250 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 18:37:35.12 ID:iiCUC8ADO
「ドクオ・ブーンバカスwwwwwwwwwwwwそんな簡単にはいかんよwwwwww」
と書いてあった。
(#゚A゚)「うわああああああああ!!!!!野郎絶対ブッ殺す!!!!!」
( ^ω^)「…?」
(#'A`)「くそ!絶対殺す。」
( ^ω^)「お腹空いたお。」
('A`)「お前さっきのピッツァはどうした?」
( ^ω^)「飽きたから捨てたお。」
('A`)「…。減らないから何でもいいだろ。」
( ^ω^)「いいお。」
部屋を出る。
数分して戻ってくる。
('A`)「おら。」
出されたのは人参。
( ^ω^)「…。」
仕方なくかじる。
( ^ω^)「お。以外にうまいお。何かあったかい物が飲みたいお。」
('A`)「あ?誰もいねぇから自分でお湯沸かせ。」
( ^ω^)「わかったお。台所借りるお。」
部屋を出ていく。
('A`)「呑気なやつだな…。」
「うわああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
('A`)「どうしたブーン!!」
叫ぶ。
台所へ向かう。

251 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 18:49:22.12 ID:iiCUC8ADO
('A`)「どうしたブーン!!」
(#;゚ω゚)「うああえあちあちうあああ…。」
と左手を抑えながらうめいている。
('A`)「邪気眼ごっこか?」
(#;゚ω゚)「やかん…に既にお湯が入って…た…お。」
('A`)「大丈夫か?とりあえず冷やせ。」
と言いつつ左手を水に浸ける。
(ヽ´ω`)「もう駄目かもわからんね…。」
('A`)「んなことで死ぬな…。」

──10分後
( ^ω^)「あー。痛かったお。てか今も痛いお。」
と言いつつ白湯(普通のお湯)を飲みつつ人参を食っている。
('A`)「!?」
人参が再生しない?
人参は左手で持っている…。
さっき火傷したのも左手…。
('A`)「おいブーン。人参右手に持ってみろ…。」
持ち変える。
再生した…。
('A`)「左手で食ってみろ…。」
持ち変え…食べる。
再生しない…。
('A`)「ふはははは。簡単じゃないか。湯をかければ死ぬんだ。」

252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 18:54:43.86 ID:aZOWaYK+0
支援

253 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 18:56:59.96 ID:iiCUC8ADO
( ^ω^)「お湯?」
('A`)「あぁ。熱だ。」
( ^ω^)「痛いお。」
('A`)「我慢しろ。死なねぇためだ。」
( ^ω^)「わかったお…。」
お湯を沸かす。
やかんからピーピー音がする。
(;^ω^)「この熱さは洒落にならないお。」
(;'A`)「だな…。」
沸点に到達した水。
危ない。
危ないってレベルじゃねぇぞwwwww。
('A`)「一瞬でいい。一瞬だけ手全体を突っ込め。」
(;^ω^)「それでもかなり危険だお…。」
('A`)「なに、冷水はある。きばれ!!」
(#゚ω゚)「うおおおおおお!!!!!!」

254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 19:04:38.84 ID:BSA3rULz0


255 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 19:09:48.56 ID:iiCUC8ADO
(;#゚ω゚)「あちゃー!あちゃー!ほあちゃー!!」
('A`)「冷水だ!」
(ヽ´ω`)「ぬるぽ…。」

──5分後。
( ^ω^)「両手がやばいお。」
('A`)「おら。右手で人参食ってみろ…。」
右手で持つ。
食べる。
──カリッ
('A`)「ひゃっはー!思った通りだ!再生しないぜ!!」
( ^ω^)「やったお。」
やったーやったーやったーまんと騒いでいると──
TV「緊急番組です。先ほどから妙な粉が全国各地で降っています。この粉は手に寄生するようで手で食べ物を触り、食べると再生すると言う信じられない事が起きています。
解決策などがわかるまで粉に触らないように気を付けてください。またなるべく外出を避ける様お願いします。繰り返します──。」
('A`)「まさか…。」
( ^ω^)「オワタだおね?」
('A`)「そっちじゃねぇ!!何故あの時俺たちを殺さなかったかだ。」
( ^ω^)「…?」
('A`)「帽子被ってメガネかけてマスクして長袖長ズボンはいて靴下はけ。ゴム手袋を何重にも重ねてつけろ。とりあえず手への付着を防げ!!」

256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 19:18:10.41 ID:mdE4xG/50
食糧危機には便利そうだけどな

257 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 19:21:27.61 ID:iiCUC8ADO
ドクオ( ■▲■)「よし。学校へ行くぞ!!」
ブーン( ●▼●)「行くお!!」
歩いて行く。
オワトルキシンが雪の様に積もっているなかを歩く。
学校に着く。
屋上を見るとオワタがコチラを向いて立っている。
───縁に立っているので若干足が震えている。

( ■▲■)「オワタ!!!待ってろ!!」
同時に駆け出す。
校舎内には誰もいない。
当たり前だが。
屋上のドアを勢い良く開ける。
ドンッとどでかい音がしてオワタがビビる。
\(^o^)/「やぁ。ブーンにドクオ。待っていたよ。殺さないで待った甲斐があった。」
( ■▲■)「殺せなかった。だろ?」
\(^o^)/「…!」
( ■▲■)「俺の考えでは【クルトルキシン】は【オワトルキシン】が無いと効果が出ないと考えた。」
\(^o^)/「…。」
( ■▲■)「前にもここであった時【クルトルキシン】だけで殺せるのであれば俺たちを殺していたはずだ。」
\(^o^)/「…。」

258 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 19:29:19.48 ID:iiCUC8ADO
( ■▲■)「仮にさっきの俺の仮定─【オワトルキシン】がないと【クルトルキシン】で殺せない─があっているならばあの時はブーンしか【オワトルキシン】が付着していなかったため、ブーンしか殺せない。俺が警察でも何でも行けばよかったってわけだ。」
\(^o^)/「…。」
( ■▲■)「もっとめ最悪の事態を恐れてそれは出来なかったが。」
( ●▼●)「だから今皆を殺す為に粉を撒いてるおね。」
( ■▲■)「ああそうだ。」
\(^o^)/「なかなか、やるじゃないか。ククク。」
( ■▲■)「この声は…!!」
( ●▼●)「穴子!!!」
\(^o^)/「良く推理した。ドクオ君ブーン君。だが君達もここまでだ。これが見えるか?」
空の瓶を取り出す。
\(^o^)/「一見何にも無いように見えるが中には【クルトルキシン0281が】入っている。」
( ■▲■)( ●▼●)「!!!」

259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 19:32:49.57 ID:Y7OhnMtdO
紫煙

260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 19:32:53.81 ID:47lFdK6O0
干す


261 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 19:33:53.08 ID:iiCUC8ADO
\(^o^)/「【オワトルキシン】は目に見えるが【クルトルキシン】は原子レベルの大きさだ。 そんなゴム手袋で【オワトルキシン】は防げても【クルトルキシン】までは防げないのだよ!!!」
( ■▲■)「はっ。やってみろ。失敗したときがお前の終了だ。」
\(^o^)/「威勢だけはいいな。ふ。いいだろう。手始めに、ブーンお前だ。」
( ●▼●)「…。」
\(^o^)/「死ね!!フン!!!」

262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 19:39:11.30 ID:o8A0oprGO
保守

263 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 19:40:31.93 ID:iiCUC8ADO
【クルトルキシン】をばらまく。
周りに積もった【オワトルキシン】が消える。
( ■▲■)( ●▼●)「…。」
\(;゚o゚)/「ば…馬鹿な!!!何故死なない!!」
( ■▲■)「手に【オワトルキシン】がついていないとしたら?」
\(^o^)/「馬鹿な!!!アレの弱点は58個しかないんだぞ!!!」
( ●▼●)「…。」『腹減ったお。』
( ■▲■)「馬鹿はお前さ。俺たちに無駄な情報を与え過ぎた。」
\(^o^)/「俺オワタ。」
( ■▲■)「覚悟は…いいな?」
( ●▼●)『腹減ったお。』
\(#$%&)/「しーましぇんですた。」

こうして、俺たちの長い一日は終わった。

──一1週間後

264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 19:47:54.90 ID:BbVfa3ht0
まだ続いてたのか支援。

265 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 19:54:06.52 ID:iiCUC8ADO
偽オワタ(穴子)も捕まり、本物のオワタも帰ってきた。
あの時事件以来学校に行ってないが(めんどくて)今日は久しぶりの登校だ。
('A`)「おーい。ブーン。早くしろ。」
( ^ω^)「まつお!!」
('A`)「早くしろ!!遅刻になるだろ!!」
⊂二二二( ^ω^)二二⊃ブーン
('A`)「おい!!待て!!」

何とか学校に着く。
('A`)「お前が遅いから遅刻じゃねぇか!」
( ^ω^)「すまんお。」
教室に入る。
\(^o^)/「おい、お前ら一週間も何してやがった。特にブーン。」
( ^ω^)「すいませんお。」
\(^o^)/「まぁいい。席着けカス。」
('A`)( ^ω^)「…。」
\(^o^)/「今から授業始める。今日は漢字だ。」
オワタが黒板に漢字を書く。
\(^o^)/「おいブーン。これなんて読む?」
【女々しい】
( ^ω^)「わかんないですお…。」
\(^o^)/「なんだよ。じゃあこれ。」
【髑髏】
( ^ω^)「わかんないですお…。」
\(^o^)/「じゃあこれだ。」
【空気】
( ^ω^)「くうき…。」
('A`)「空気は読めるんだな…。」

( ^ω^)は空気が読めるようです  ─完─

266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 19:54:14.57 ID:BbVfa3ht0
念のため保守

267 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 19:57:07.33 ID:iiCUC8ADO
後書き。

あー。その場その場で考えてたんで。
矛盾とかあったらすまん。
まぁ…。あんまり面白くはないと思う。
まぁ。俺は書いてて楽しかった。

あー。読んでくれた皆さん。保守、支援してくれた皆さん。大変恐縮です。
初めて書いたけど、まぁ…。また機会があれば書こうかなと思います。

読んでくれてありがとうございました。

268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 19:57:26.45 ID:47lFdK6O0


269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 19:57:42.41 ID:EuxH+OQ20


まとめさせていただきました。

http://sankakupost.blog55.fc2.com/blog-entry-55.html

270 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 19:59:26.22 ID:iiCUC8ADO
>>269なんと。大変恐縮です。わざわざありがとうございました。

271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 20:01:45.78 ID:nRtQj727O

考えながら書いてた作品にしてはけっこう良かったと思う

272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 20:04:49.62 ID:o8A0oprGO
これは…良作

273 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 20:07:09.27 ID:iiCUC8ADO
>>271>>272マジスかwwwwwwそう言われると嬉しい限りです。
たまに書いてみようかしら…。

274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 20:14:18.84 ID:mrH3QyKP0
お疲れっしたー

275 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 20:17:55.54 ID:iiCUC8ADO
>>274読んでくれてありがとうございます。

276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 20:21:06.37 ID:BSA3rULz0
>>275
落とし方がワロタw

277 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 20:25:13.11 ID:iiCUC8ADO
>>276オチは最初から決まってたwwwどういう風にその流れにしようか迷ったww
グッピーでなんかうまいことしようかと思ったけど無理だった。
あと鼻血。
オワトルキシン が手に付着すると鼻血出る設定だったけど忘れてた。


278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 20:27:52.11 ID:BSA3rULz0
いい作品だったね

279 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 20:35:07.94 ID:iiCUC8ADO
( ^ω^)と('A`)が世界を救うみたいです。 始まるよー。

280 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 20:35:39.77 ID:iiCUC8ADO
落ちるとメンドイあげ

281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 20:37:34.97 ID:o8A0oprGO
wktk

282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 20:42:41.99 ID:ykEPuBkX0
空気が読めるをまとめたいと思います

283 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 20:46:08.04 ID:iiCUC8ADO
平凡な日々。
今日も朝日と共に目を覚ます──

はずがなく眠り続ける。
男の名前は内藤ホライゾン。あだ名がブーンだ。
VIP高校3年3組3番。
童貞。好きなタイプはグラビアアイドル全般。彼女いない。足臭い腋臭い息臭い。
( -ω-)「んごがぁ。んごがぁ。んごがぁ。」
時計が8時を指す。
ジリリリリリ。
目覚ましがなる。
起きる時間だ。
学校に行く時間でもある。
( ゚ω゚)「うるせぇぇぇぇぇぇ!!!!!」


284 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 20:46:50.59 ID:iiCUC8ADO
>>282ん?

285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 20:51:31.34 ID:7dJVlMe2O


286 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 20:52:25.38 ID:iiCUC8ADO
( ^ω^)「おっおっおっ。良く寝たお。何時かお?8時だお。一時間目が始まるおね。」
呑気に着替え歯を磨き朝食を終えきばる。
( ^ω^)「今日は今までにないくらい快便だったお。今日は良いことあるお!」
⊂二二二( ^ω^)二二⊃ブーン
('A`)ノシ「おーい、ブーンだ!!」
( ^ω^)「お?手をふってるのはドクオだお!!ドクオー!!!!」
彼はドクオ。
僕と一緒の高校に通う同級生。
2年前のある事件をきっかけに仲良くなった。


287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 20:57:02.54 ID:o8A0oprGO
ほさ

288 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 20:58:24.86 ID:iiCUC8ADO
('A`)「おうす。」
( ^ω^)「おうすお。珍しいお。ドクオが学校に来るのは。」
('A`)「おう。ゲームクリアして機嫌が良いからな。久しぶりに学校行こうかと思ってな。」
( ^ω^)「そういえばちょっと前に転校生きたお。」
('A`)「おい…なんでそれを早く言わねぇんだ!!」
と言いつつ頭をグリグリする。
(ヽ゚ω゚)「アッー!痛いお!痛いお!」
('A`)「で。男?女?」
( ^ω^)「男──」
('A`)「帰ろ。」
( ^ω^)「と女。」
('A`)「早く行くぞ!!」

289 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 20:59:05.98 ID:iiCUC8ADO
クーのAAください。笑

290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 21:01:52.93 ID:o8A0oprGO
川゚-゚)?

291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 21:02:01.60 ID:loQcWUbE0
川 ゚ -゚) 「笑うな」

292 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 21:02:50.40 ID:iiCUC8ADO
>>290>>291ありがとうございます。

293 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 21:09:36.10 ID:iiCUC8ADO
学校に着く。
相変わらず騒がしい。
その中でも一際騒がしいのが──。
( ゚∀゚)「ひゃっはー!」
彼、ジョルジュ。
ジョルジュはブーンを見付けると。
( ゚∀゚)「おーい、ブーン。こっち来いよ!!」と叫ぶ。
('A`)「誰だあれ?」
小声で聞く。
( ^ω^)「転校生だお。正直うぜぇお。しかとするお。」
ブーンはジョルジュを嫌っていた。
うるさいから。
('A`)「で。女の方は?」
( ^ω^)「あそこで静かにしてる娘だお。」
('A`)「!!!」

294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 21:15:41.51 ID:BbVfa3ht0
ほっしゅ

295 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 21:18:08.43 ID:iiCUC8ADO
川 ゚ -゚)「…。」
クー。彼女の名前だ。
(;'A`)「おいおいおいおい!!!やべぇ可愛いじゃんかよ!!!」
( ^ω^)「ん?そうかお?ブーンは普通だお。」
('A`)「お前眼科行けカス。」
( ^ω^)「酷いお。」
('A`)『やべぇ可愛い。可愛い可愛い可愛いかわry』
( ^ω^)「…。授業始まるお。」
('A`)「お、おう。」
席に着く。
俺は一番後ろの窓側の席。ブーンの後ろの席だ。ブーンがいつでもこれる様に細工してくれた。
('A`)『隣誰だ…。』
隣を見る。
(゚A゚)「おうふ!!」
クーが座っている。
川 ゚ -゚)「ん。私に何か用か?」
(;'A`)「あ…いや…はじめまして…。」
川 ゚ -゚)「はじめまして…。君は初めて見るが…。転校生か?」
('A`)「いや。引き込もって学校来なかっただけッス。」
川 ゚ -゚)「そうか…。」

296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 21:18:49.87 ID:ZF6hB84aO
>>290
だから携帯は…

297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 21:21:27.60 ID:3sW6oiPjO
糞コテ自重しろよ…
やりたかったらスレ立ててやれヴォケ!死ね

298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 21:24:23.14 ID:9J6A5uP50
松本しぃ

299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 21:26:48.17 ID:E97waH7b0
>>アスビー
流石にスレ立てた方がいいwww

300 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 21:26:59.36 ID:iiCUC8ADO
('A`)「…。」
川 ゚ -゚)「…。」
\(^o^)/「ドクオー。久しぶりに来たと思ったらどこ見てんだボケ。」
(;'A`)「あ、いや。お久しぶりッス。」
\(^o^)/「席がえするぞ。」
(゚A゚)「オワタ。」
( ^ω^)「終了フラグktkrwwww」
(#'A`)「ざけんな!!オワタ!!!ぶっ殺すぞ!!!」
\(^o^)/「お前後で体育館裏来い。」
('A`)「…。」
\(^o^)/「ドクオとブーンそこな。うざいから。」
( ^ω^)『やったおwwwwwwここはプールが見える唯一の場所だおwwwwww』
('A`)「…。クーさん。」
川 ゚ -゚)「なんだ…?」
('A`)「俺たち今日あったばっかりだからさ。まだ、お互いの事知らないから話たいことがいっぱいあるんだ…。だから一緒の班がいいな…。」
( ^ω^)「きめぇwwwwww」

301 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 21:27:57.38 ID:iiCUC8ADO
>>297>>299スレ立たない時あるから、メンドイwwwwww

302 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 21:32:59.03 ID:iiCUC8ADO
川*゚ -゚)「そうだな…。頑張って見るよ。」
( ^ω^)「あれ…?」
('A`)「ありがとう…。」
\(^o^)/「おら。クジ引け。」
('A`)「隣は9か!!」
9来い9来い!!!!!
川 ゚ -゚)「…。」
歩み寄る。
手にはクジ。
見せてくる。
見る。
6。
('A`)「オワタ。」
( ^ω^)「ハジマタ。」
( ゚∀゚)「俺のゴッドフィンガーが唸るぜ!!!!せい!!!!9だぁ!!!」
( ゚ω゚)「うわああああ!!!!!」

303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 21:35:29.37 ID:BSA3rULz0
ちょw

304 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 21:40:01.94 ID:iiCUC8ADO
( ゚ω゚)「クーさん!!ジョルジュと交換してくるお!!!」
('A`)「お、ブーンナイス!!!クーさん頼む!!!」
川*゚ -゚)「わかった。」
ジョルジュが自分の席にクジを置いて騒いでいる。
川*゚ -゚)「先生…。トイレ…。」
\(^o^)/「早く戻ってくるんだぞ。」
( ^ω^)『態度違いすぎだろ…。』
そのままジョルジュの机へ向かう。
やるか!と思いきや通り過ぎた。
('A`)( ^ω^)「えー!?」
廊下に出た。
数分したら戻ってきた。
('A`)「本当にトイレだったのかよ…。」
( ^ω^)「僕たち終わったかもわからんね…。」
後ろのドアからクーが帰ってくる。
川*゚ -゚)「ん…。」

305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 21:42:05.34 ID:ykEPuBkX0
http://boonsoldier.web.fc2.com/kuki.htm
まとめおわりました

306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 21:42:24.05 ID:t/usWT+z0
これはやばお

307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 21:45:30.67 ID:pf/bRb7p0
一度外出して又追いついた
二作目キター

308 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 21:46:15.45 ID:iiCUC8ADO
見せてきた紙には数字の9が。
(*'A`)「うおおお!!!!」
思わず抱きつく。
川*////)「…。」
(##^ω^)「…。」
('A`)「お!すまん!!」
( ^ω^)「ドクオ死ねカス。」
('A`)「…。」
('A`)「いつやったんだ?」
川*゚ -゚)「机通り過ぎた時…。」
('A`)( ^ω^)「…。マジスか。」
通り過ぎた時に一瞬で摩り替えたらしい。
なんという速さ。
('A`)「いやぁ。よかった。なぁブーン。」
( ^ω^)「うんお。ジョルジュが来たらなにされてたか。」
( ゚∀゚)「あれ!?俺9じゃなかったっけ!?」

309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 21:52:56.28 ID:3sW6oiPjO
>>305
糞コテはいらなかったのにな…乙

310 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 21:53:58.85 ID:iiCUC8ADO
(;'A`)「…。」
(;^ω^)「…。」
川;゚ -゚)「…。」
( ゚∀゚)「まぁいいや。見間違いだろぉ。」
(;'A`)「焦らせんなカス。」
(;^ω^)「死ねカス。」
川;゚ -゚)「危なかった…。」
危ない危ない。
\(^o^)/「気付いたら席がえ終わっとる。授業はじめるぞ。」
川*゚ -゚)「まだ…。教科書貰ってないです…。」
\(^o^)/「mjsk。クソハゲ校長はなにしてんだよ。使えねぇ。仕方がない。ドクオ。今日一日お前見せてやれ。」
(*'A`)「え!?俺ッスか!?」
\(^o^)/「体育館裏とどっちか選べ。」
('A`)「見せます。」『ひゃっはー!』


311 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 22:03:55.47 ID:iiCUC8ADO
川*゚ -゚)「…。」
無言で机をくっつけてくる。
ブーンが物凄い勢いで睨んでくるのが同時だった。
(*'A`)「今ここね…。」
川*゚ -゚)「ん…。」
( ^ω^)「…。」
川*゚ -゚)「ここは…。なんなんだ…?」
(*'A`)『うはwwwwwwテラ良い臭いwwwwww』「これは フェルマーの最終定理って言って a=3以上な時 X^a*Y^a=Z^a の式は成り立たないって言う定理。これを証明した人はいないけどね。」
川*゚ -゚)「そうなのか…。難しいな…。」
(*'A`)「難しいね。そうとう頭が良くないと無理だからね。」
( ^ω^)「…。」
川*゚ -゚)「ここはなんだ?」
(*'A`)「ここは──。」

──30分後
\(^o^)/「授業オワタ。」


312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 22:05:11.04 ID:pf/bRb7p0
高校でフェルマーはねえよwwwwwww

313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 22:10:53.69 ID:E97waH7b0
展開がつまらなくなった
でもまだ期待

314 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 22:11:29.50 ID:iiCUC8ADO
(ドクオの真似)(*'ω`)「今ここね…。」
(゚^ω^゚)@m「だっておwwwwwwバカスwwwwww」
('A`)「…。」
( ^ω^)「…。」
('A`)「…。」
川*゚ -゚)「ドクオ…。」
(*'A`)「んお!?な、なに?」
川*゚ -゚)「さっきの授業のとこでわからない事があった…。」
(*'A`)「あ、あぁ。どれ?」
と言いつつ二人で話し込む。

( ^ω^)「なんすっかな。」
( ゚∀゚)「おーいブーン!!」
( ^ω^)『うぜぇのがきたお』「なんだお?」
( ゚∀゚)「今日の放課後遊ばないか?」
( ^ω^)「いいお。ドクオもいいかお?」
( ゚∀゚)「ああ。あいつか良いぜ!じゃあ放課後な!!!」

315 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 22:13:19.73 ID:iiCUC8ADO
>>312頭悪いから何も思い付かんかったwwwwww

>>313今まで面白いと思って頂いたことに感激。

316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 22:18:37.98 ID:o8A0oprGO
ほさ

317 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 22:20:59.46 ID:iiCUC8ADO
('A`)「すまん。ブーン遅れた。」
( ^ω^)「いいお。早く飯食いにいくお!!」
('A`)「おうよ。」
売店に行く。
(´・ω・`)「やぁ。バーボンハウスへry」
( ^ω^)『この展開どっかであったお。』「マスター。ピッツァとコークを。」
('A`)「肉まんとレモンティくれ。」
(´・ω・`)「あいよ。」
食い物を調達し、屋上へ向かう。

重いドアがキーと耳障りな音をたて開く。

('A`)「まだピザ食ってるのかよ…。また前みたいにならないだろうなぁ…。」
( ゚ω゚)「ハフッハフッハフッ!!大丈夫だお!!」
('A`)「どうだか…。」
と言いつつレモンティを飲む。
肉まんにかぶりつく。
(;'A`)「アッー!」
( ^ω^)「どうしたお?」
(;'A`)「これ肉まんじゃなくてあんまんじゃん…。」
( ^ω^)「どんまいだお。」
あんまんがどうだ肉まんこうだと騒いでいると、屋上のドアが耳障りな音をたて開く。

318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 22:21:14.51 ID:00nX+F4YO
これは不愉快極まる自動保守システムですね

319 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 22:27:06.35 ID:iiCUC8ADO
川*゚ -゚)「あっ…。」
申し訳なさそうにドアを閉める。
(*'A`)「いやいや!いいよ!こっち来いよ!」
( ^ω^)『必死だお…。』
川*゚ -゚)「だが…。邪魔にならないか…。」
(*'A`)「大丈夫だって!だから来いよ!」
( ^ω^)『おいおい、僕の意思はどうなっちゃうんだ!』
川*゚ -゚)「なら…。失礼する…。」
( ^ω^)「あ、そうだお。ドクオ今日放課後ジョルジュ達と遊ぶお!」
('A`)「お前ジョルジュ嫌いじゃなかったのかよ…。」
( ^ω^)「遊びは楽しいお!!」
川 ゚ -゚)「…。」
('A`)「どうした?クー。」
川 ゚ -゚)「私も、ジョルジュ嫌いだ…。」
( ^ω^)「なんでだお?」

320 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 22:35:15.24 ID:iiCUC8ADO
川 ゚ -゚)「前、しつこく私にいいよってきた…。」
(#゚A゚)「ジョルジュ殺す!」
( ^ω^)「まぁまぁ落ち着くお。今日の放課後までまつお。」
('A`)「あぁ…。」
くそ。ジョルジュの野郎!!
俺のクーを!!(ドクオの彼女ではない。)

──放課後。
( ゚∀゚)「おう。ブーン。それとドクオ。よろしくな。」
( ^ω^)「おうお。」
('A`)「よろしくな。」
\(^o^)/「よろしくな!」
('A`)「なんでオワタいんだよ…。」
\(^o^)/「仕事は何があろうとも定時に終える。それが俺のクオリティ。」
( ^ω^)「かっこいいお。」
('A`)「どこがだよ…。」
川*゚ -゚)「…。」
(*'A`)「ちょwwwなんでクーもwww」
川*゚ -゚)「暇だった…。」

321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 22:35:41.90 ID:Ou/I3mzRO
wktk

322 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 22:42:47.51 ID:iiCUC8ADO
( ゚∀゚)「今日、朝な、こんなものを拾った。」
おもむろにカバンからジュラルミンケース(だっけ?)を出す。
( ゚∀゚)「何が入ってると思う?」
('A`)川 ゚ -゚) ^ω^)「…。」
\(^o^)/「ペロ…これは…金!!」
( ^ω^)「ケース舐めてわかるかお。」
( ゚∀゚)「正解!!ジャジャーン!!」
(;゚A゚)川 ゚ -゚) ゚ω゚)「!!!」
\(^o^)/「ハジマタ。」
ざっと見て一億はある…。かも。
(;'A`)「馬鹿。お前そんな大金どう考えても怪しいだろ。」
川;゚ -゚)「ん…。」
\(^o^)/ ^ω^)「ひゃっはー!」

323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 22:44:04.23 ID:ZF6hB84aO
まだやってんのか。
正直前の作者のクオリティには遠く及ばない。

何が言いたいかというと、帰れ

324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 22:48:54.44 ID:HewACT1Y0
まぁこれはこれで。
とりあえず続きを待つ

325 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 22:50:07.33 ID:iiCUC8ADO
( ゚∀゚)「ドクオ。ビビってんのか?」
(;'A`)「馬鹿か。一億だぞ?そんなもんがぽんと落ちてるわけねぇだろ!!」
( ^ω^)「ん?ケースに紙が入ってるお。」
VIP組組長宛。
先日は及ばせながら内の部下が不祥事を負わせた事についての謝罪を申し上げたく手紙を送付いたしました。
今回はこの金額で手をうって頂ければこちらとしても嬉しい限りです。
万が一にでもこの金額──2億──が一円足りとも足りない場合は全力をもってそちらの方にお届け参ります。
何卒宜しくお願いします。

801組組長。
( ゚ω゚)「うおおおおおお!!!!!」

326 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 22:51:19.75 ID:iiCUC8ADO
>>323すまない。出来れば最後まで書かせてもらえれば有難い。

>>324嬉しい限りです。

327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 22:53:45.25 ID:BhFChjaZO
クー×ドクオ好きだから支援

328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 22:58:12.82 ID:1kRooCTWO
途中で逃げなければ別に構わないよ

329 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 22:58:45.29 ID:iiCUC8ADO
(;゚A゚)「これは…まずいわ…。」
(;゚ω゚)「VIP組って言ったら世界を股に掛けるヤクザだお…。」
川;゚ -゚)「…。」
\(^o^)/「\(^o^)/」
(;;゚∀゚)「へっ!バレなきゃ大丈夫だよ!!」
(;゚A゚)「マジでやめとけ…。冗談が通じる相手じゃねぇぞ!」
(;゚ω゚)「マジでやめるお!!死ぬお!!テレビでもよくやってるお!!」
(#;゚∀゚)「うるせぇ!!俺が拾った金だ。俺の物だ!!」
駆け出すジョルジュ。
皆追わなかった。


──次の日
ジョルジュが休んだ。
(;'A`)「…。」
(;^ω^)「…。」
川;゚ -゚)「…。」


330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 23:03:28.06 ID:E97waH7b0
ちょっと面白くなってきたかもわからん支援
あと、投下中にレスしなくていい
てかしないほうがいい

331 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 23:04:48.91 ID:iiCUC8ADO
\(^o^)/「皆お知らせだ。」
(;'A`)川;゚ -゚);^ω^)「…。」
風を引いただけだった。
('A`)「…。」
( ^ω^)「…。」
川 ゚ -゚)「…。」
\(^o^)/「何もなくてよかったわ。」
('A`)「お前が一番喜んでただろうが。」
川 ゚ -゚)「うん…。」
( ^ω^)「そうだお!!」
('A`)「おめぇが言うな。」
( ^ω^)「…。あとでジョルジュの家いくお。」
('A`)「だな。」
\(^o^)/「おらカス二人。授業やるから席つけカス。」
('A`)「…。」
( ^ω^)「…。」

332 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 23:13:01.21 ID:E97waH7b0
ほ支援

333 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 23:13:20.44 ID:iiCUC8ADO
──放課後
( ^ω^)「ドクオ。ジョルジュの家いくお。」
('A`)「おー。だったな。行くか。」
川*゚ -゚)「私も…行く…。」
('A`)「おう。そうか。ならいくぞ。」
ジョルジュの家は学校から歩いて15分位の距離だろうか。
雑談しながらジョルジュの家に向かう。
家に着くと人気がない。
('A`)「あれ?誰もいないのか?」
ドクオが裏口に回る。
(゚A゚)「うわぁぁぁぁ!!!」
( ^ω^)「どうしたお!!ドクオ!!」
(;゚A゚)「お前ら来んな!!」
一秒遅かった。
ブーンも見てしまう。
( ゚ω゚)「うわぁぁぁぁ!!!!!」
(;'A`)「クー!!来んな!!!ブーン来い!!!」
と言いつつクーの手を引き、走る。

334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 23:19:43.38 ID:HewACT1Y0
支援

335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 23:20:25.75 ID:o8A0oprGO
wktk

336 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 23:21:24.35 ID:iiCUC8ADO
ドクオの家まで全力疾走。
走る。
走る。
頭が痛い。
胸が痛い。
足が痛い。
構うな!!走れ!!

ドクオの家に着くなり自室へ飛込む。
(;゚A゚)「…。」
(;゚ω゚)「…。」
川;゚ -゚)「何が…あったんだ…。」
(;゚д゚)「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
(;゚A゚)「落ち着け!!ブーン!!!」
(;゚ω゚)「…。」
( -ω-)「…。」
(;゚A゚)「寝たか…。気を失ったか…。とりあえず…。飲み物…を…持ってくる…。」
川;゚ -゚)「…。」
お茶を持ってくる。
クーにもコップを渡す。
(;゚A゚)「…。」
川;゚ -゚)「…何を…見たんだ…?」
(;゚A゚)「あんまり言いたくはないが…。死体だよ…。」
川;;゚ -゚)「!!!」

337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 23:23:36.27 ID:E97waH7b0
>>335
その目欄イタい

338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 23:25:50.24 ID:BhFChjaZO
ドクオ×クーのラブラブ期待支援

339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 23:26:12.56 ID:4FxoLzxf0
何事も最後までやりきるのは大切なこと支援

340 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 23:27:19.06 ID:iiCUC8ADO
(;゚A゚)「ジョルジュの…。死体…。だよ…。」
川;゚ -゚)「わかった…もういい…。」
(;゚A゚)「駄目だ。足がガタガタ震える…。心臓が破れそうだ…。手も震える…。やべ…泣きそうだ…。」
川;゚ -゚)「とりあえず…落ち着いて…。」
そう言うと優しく抱いてくれた。
(;゚A゚)「…。」
(;'A`)「…。」
( -A-)「…。」
川;゚ -゚)「あれ…寝てしまった…。どうしよう…。」


341 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 23:28:15.24 ID:E97waH7b0
>>338
お前キモい

342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 23:31:33.41 ID:BhFChjaZO
>>341
否定しないよ

343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 23:39:19.67 ID:o8A0oprGO
>>341-342
だから黙ってろよ支援

344 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 23:40:12.86 ID:iiCUC8ADO
(-A-)「ん…。」
(;'A`)「うお!?」
('A`)「あ、そうか…。昨日あのまま寝てしまったのか…。」
川´ -`)「ん…。」
('A`)「あぁと。起こしちゃまずいな…。」
( -ω-)「んごがぁ。んごがぁ。んごがぁ。」
('A`)「…。まぁいいや…。とりあえずニュース見てみるか…。」

('A`)「ないな…。おかしい…。昨日確かに見たぞ…。」
川 ゚ -`)「おはよう…。」
(*'A`)『寝起きのクーも可愛い…。』「お、おはよう。昨日はごめんな。」
川*゚ -`)「いや…。大丈夫だ…。それに昨日は仕方がない…。」
('A`)「ブーンはまだ寝て───。」
TV「昨日夕方頃、VIP市内で遺体があると通報がありました。警察が駆け付けた所、被害者宅にジョルジュさんと思われる遺体が発見されました。また、回りに怪しい人影はなかったのことです。警察では殺人事件と見て捜査を進めています。」
(;'A`)「…。」

345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 23:47:20.99 ID:w7+eQ99tO
このスレまだあったのか

346 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 23:50:25.84 ID:iiCUC8ADO
川;゚ -゚)「昨日のはやっぱり…。」
(;'A`)「あぁ。みたいだな…。」
川;゚ -゚)「どうするんだ…。」
(;'A`)「俺らだけじゃどうしようもねぇ…。」
('A`)「くそ…。学校には行きたくないな…。今日は(も)休もう…。オワタに言えば大丈夫だろ…。」
川;゚ -゚)「あぁ。」
('A`)「とりあえず電話するか…。」
プルルルルry
\(^o^)/《はい。オワタです。》
('A`)《オワタか?すまん。今日学校休むわ…。クーとブーンも…。》
\(^o^)/《そうしろ…。気を付けろよ。》
('A`)《あぁ。》

('A`)「とりあえず大丈夫だろ…。」
川;゚ -゚)「怖い…。」
(*'A`)「なんかあったら俺が守ってやるよ…。」『俺も怖いけど…。』
川 ゚ -゚)「ドクオ…。」

347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/22(水) 23:52:10.81 ID:E6OKYIvjO


348 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/22(水) 23:57:21.04 ID:iiCUC8ADO
('A`)「とりあえず…ブーン起こすか…。」
自室へ行く。
('A`)「まだ寝てんのか…。呑気なやつだ…。おら起きろ。」
蹴る。
ゲシッ!
( -ω-)「痛いお…。ブーンはMじゃないお…。」
('A`)「おら。さっさと起きろカス。」
ゲシッ。
( ゚ω゚)「うるせぇぇ!!」
( ^ω^)「おっ。なんでドクオがいるお?」
('A`)「ここは俺の家だ。」
( ^ω^)「あ、そうかお。昨日あのまま──。」
( ゚ω゚)「昨日!!」
('A`)「落ち着け!!ジョルジュは死んだ。昨日の金だろうな。」
(ヽ´ω`)「僕達も終りかお…?」
('A`)「諦めんな…。言い方は悪いが、俺たちは何もしてねぇ。何もないだろ…。と、信じたい…。」

349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 00:04:53.82 ID:B1V88cbQO
支援

350 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 00:08:00.11 ID:KyYksPP6O
('A`)「とりあえず…。飯食うぞ。」
( ^ω^)「うんお。」
台所へ移動。
クーはテレビを見ていた。
川 ゚ -゚)「ドクオ…。」
('A`)「ん?」
川;゚ -゚)「ジュラルミンケースが空であったそうだ…。」
(;゚A゚)「!!」
(;゚ω゚)「どういうこと…だお…。」
(;゚A゚)「VIP組が犯人なら…。普通は…ケースごと奪うはずだ…。だがケースがあったということは…。VIP組とは…関係がない…?」
(;゚ω゚)「…。」
(;゚A゚)「VIP組があそこで金を奪い返したなら…不謹慎だが…。俺たちは無事だった…。だが…犯人が違うとなれば…俺たちはまだ危険だ…危険過ぎる…。」
(;゚ω゚)「…。」
川;゚ -゚)「…。」
(;'A`)「しかし…。VIP組にしろ…犯人にしろ…。何故あそこで俺たちを殺さなかったんだろうか…。金を奪いたいならあそこでも良かったはずだ…。人目もなかったし…。」
(;゚ω゚)「どういうことだお…?」

351 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 00:08:54.60 ID:93sQEqt5O
何これ支援

352 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 00:14:15.60 ID:KyYksPP6O
(;'A`)「つまり…。VIP組ならあそこで全員殺せたはずだ…。手段は何にしろ…。弱い人間をいれるほど廃れちゃいないだろ…。しかし…それをしなかった…。つまりVIP組ではない…と仮定する…。」
(;゚ω゚)「…。」
(;'A`)「あと犯人は…家の中で殺している…。俺も見た。中で死んでた…。つまり…。ジョルジュと中が良いか…知り合いだっと仮定出来る…。あいつは一人暮らしだから…変な客を相手にすると思えない…。」
(;゚ω゚)「まさかお…。」
(;゚A゚)「あぁ…そのまさかだ…。」

353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 00:23:30.51 ID:B1V88cbQO
支援

354 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 00:23:45.66 ID:KyYksPP6O
(;゚A゚)「あの中で俺ら以外の知り合い…つまり…。」
(;゚ω゚)「オワタかお…。」
(;゚A゚)「それしか考えられない…。」
(;゚ω゚)「どうするお…。」
(;゚A゚)「どうするもこうするもねぇ!!何も出来ない…。やつは金を持ってる…。下手に動けば…。俺たちが死ぬ…。」
(;゚ω゚)「…。」
(;゚A゚)「だが…。やくざと関わりはないはず…。あれだけの金だ…。やくざも少なからず感ずくだろう…。それにあのVIP組だ…。ただじゃすまない…。」
川;゚ -゚)「…。」
(;゚ω゚)「…。」
(;゚A゚)「ただ。死なない様にするなら…いくつか手はある…。まずはオワタが犯人だと知られないことだ…。本人に…。」
(;゚ω゚)「もう嫌だお…。」
(;゚A゚)「俺だって嫌だ。」
川;゚ -゚)「…。」
(;゚A゚)「ただ…当分…俺の家から出るな…。親には俺からいっておくから…。」

355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 00:23:54.89 ID:DoLRPyLuO
おいついた支援

356 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 00:29:39.76 ID:KyYksPP6O
('A`)「とりあえず…。飯食うか。」
( ^ω^)「うんお。」
川 ゚ -゚)「うん…。」
('A`)「あとブーン。」
( ^ω^)「なんだお?」
('A`)「風呂入れ。くせぇ。」
( ^ω^)「臭くないお!」
自分の腋をかぐ。
( ゚ω゚)「オエェ!!」
(;゚A゚)「馬鹿!そこに吐くな!!」
川 ゚ ー゚)「ふふっ…。」
(;'A`)「先風呂入れ。飯作っとくから…。」
( ^ω^)「わかったお。」
⊂二二二( ^ω^)二二⊃ブーン
(;'A`)「走んな!」

357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 00:30:41.14 ID:Nh5vqUPqO
まだあるのか支援

358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 00:37:13.29 ID:93sQEqt5O
追い付こうとして前二作も読んじゃった支援

359 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 00:37:56.58 ID:KyYksPP6O
(+^ω^)「ふぅ…。スッキリしたお。輝いて見えるお。」
('A`)「ないない。はよ飯食え。冷める。」
( ^ω^)「…。頂きますお…。」
('A`)「さて。俺も入ってくるわ。」
( ^ω^)「うんお。」
川*///)「私も入っていいか…。」
(;゚A゚)「エッ!?」
(;゚ω゚)「うぇっほっ!!げほっ!」
川*///)「一人じゃ…怖い…。」
(;゚A゚)「いや…なんだ…その…あー…。あれ。うん。あれ。浴室で待ってるからうん。そう!!浴室で待ってるから!!それなら大丈夫だろ!?」
川*///)「うん…。すまない…。」

ジャー(シャワーの音な。)
川*///)「ドクオ…いるか…。」
(*'A`)「いますよ…。」
川*///)「私が出るまでいろよ…。」
(*'A`)「あいよ…。」

( ^ω^)「…。」
( ^ω^)「マヨネーズうめぇお…。」

360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 00:41:10.22 ID:/4Mc2iDL0
内藤支援カキコ

361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 00:41:51.96 ID:B1V88cbQO
ktkr

362 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 00:44:13.57 ID:KyYksPP6O
川*///)「あがったぞ…。」
(*'A`)『うぉぉぉ!!!可愛いぃぃ!!!』「あ、あぁ。じゃあ俺入るわ…。」
川*///)「うん…。」
('A`)「あ、ブーン。」
ブーンに近寄る。
(#゚A゚)「お前クーに手ぇ出してみろ…。瞬間に挽き肉だぞ。」
小声で脅す。
(ヽ´ω`)「せめて…。ハンバーグにしてくださいお…。」
('A`)「さて風呂入るか…。」
脱衣所で服を脱ぎ浴室へ入る。
(*'A`)「クンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカ!!!!!!!うおぉぉぉぉ!!!!!!ハァハァハァハァハァハァ…。」

363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 00:46:39.33 ID:93sQEqt5O
支援

364 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 00:53:05.61 ID:KyYksPP6O
( ^ω^)「ドクオうるせぇお…。」

('A`)「はぁ…。気持ち良い…。オナニーじゃねぇぞ。」
(;'A`)「しかし…。どうするか…。まさかオワタだとは…。いや…まだ決まった訳じゃないが…。可能性は無いことはない…。」
('A`)「まぁ、今は家に居れば比較的大丈夫だろ…。」


( ^ω^)「コークうめぇwwwwww」
川 ゚ -゚)「内藤は…。どうするんだ…?」
( ^ω^)「なにをだお?」
川 ゚ -゚)「これからだ…。」
( ^ω^)「ドクオに従うお。あいつはああ見えて頭良いお。」
川 ゚ -゚)「そうか…。」


(+'A`)「ひゃっはー!さっぱりした。輝いて見えるぜ。」
( ^ω^)「ない×10。これが本当の内藤!」
('A`)「これからしばらく家からは出ないから…。まぁ。なんだゆっくりしてけ。」
川*゚ -゚)「うん…。」
( ^ω^)「…。」

365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 00:53:21.22 ID:Nh5vqUPqO
私怨

366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 01:01:23.95 ID:Nh5vqUPqO
落とさせない支援

367 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 01:02:30.04 ID:KyYksPP6O
( ^ω^)「オワタには連絡しなくていいおか?」
('A`)「馬鹿か…。さっき何の話したよ。」
( ^ω^)「あ、そうだったおね。でも、このままじっとしてても何の解決にもならないお。」
('A`)「だからって俺らに何が出来るんだよ。」
( ^ω^)「銃位あれば太刀打ち出来るかも知れないお。」
('A`)「どうやって手に入れんだよ…。」
川 ゚ -゚)「この前売店で店主が銃みたいなのをもってたぞ。」
(;゚A゚)(;゚ω゚)「mjsk…。」
(;'A`)「で、でも、あれだ…。やくざじゃ勝ち目ないだろ。」
(;^ω^)「オワタ位なら行けるお。」
('A`)「人殺しにはなりたくねぇよ。」
( ^ω^)「でもビクビクしてるよりかはましだお。逃げちゃ駄目だお。このままじゃいつ殺されるかわからないお。」
('A`)「ブーンお前…。」
( ^ω^)「わかってくれたかお?」

368 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 01:06:19.71 ID:93sQEqt5O
支援

369 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 01:11:27.50 ID:KyYksPP6O
('A`)「なら一人で行ってこい。」
(;゚ω゚)「えー!?」
(;^ω^)「そこは普通『そうか…そうだよな!!いつまでも逃げてらんねぇ!!』とかかっこいいこと言う場面だお!!」
('A`)「漫画じゃあるめぇ。ホイホイと命投げれっかよ。」
('A`)「まぁでも。ブーンの言うことも一里あるな…。」
( ^ω^)「どうするお?」
('A`)「たしか…売店の店主は住み込みだったはずだ…。夜中行って…奪うなり何なりすればいい…。そこから…。明日の朝オワタを脅す…。ボケツ掘るのを待つ…。違ったらそこで俺たちはゲームオーバーだ。」
(;^ω^)「賭けおね…。」
('A`)「まぁなでもやらないよりはいい。」
川 ゚ -゚)「私は…どうすれば…?」
('A`)「お前はここにいろ…。」
川 ゚ -゚)「そんな…。私だって…。」
('A`)「私だって…。なんだ?」
川 ゚ -゚)「私だって…。」

370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 01:12:09.51 ID:93sQEqt5O
支援

371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 01:22:28.97 ID:93sQEqt5O
支援

372 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 01:22:29.98 ID:KyYksPP6O
('A`)「怪我でもされたら…。俺が困るんだよ…。」
(;^ω^)『ちょwww今のカッコヨスwww危うく惚れるとこだったお…。』
川*///)「…。」
('A`)「だから、ここに居てくれ…。頼む…。」
川*///)「わかった…。」
('A`)「ありがとうクー…。よし!そうと決まれば夜に備えて寝るぞ!」
( ^ω^)「おー…。」


──AM1時。
('A`)「…。丁度良いかな…。おらフン。起きろ。」
( ^ω^)「お。行くのかお?」
('A`)「あぁ。飯はいいか?」
( ^ω^)「大丈夫だお。」
('A`)「うし。じゃあ行くか。」
行こうとした時、足を掴まれる。
川 ; -;)「気を付けて…。」
('A`)「大丈夫だよ…。ちょっと行ってすぐ帰ってくるさ…。」
('A`)「じゃあ行くぞ。」
( ^ω^)「おう!!」

──学校に到着。

373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 01:31:31.67 ID:7LVXKXkiO
支援

374 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 01:33:38.76 ID:KyYksPP6O
('A`)「懐中電灯持ってきて正解だったな。」
( ^ω^)「うんお。」
('A`)「とりあえず…。売店行くぞ。」
( ^ω^)「うんお。」
売店に向かい歩く。

売店にはまだ明かりがついていた。
('A`)「最初はなるべく…頼み込むぞ…。」
( ^ω^)「了解お。」
ドアをノックする。
(´・ω・`)「誰だ?」
('A`)「俺だよ…。ドクオ。」
(´・ω・`)「ドクオ君か。おやブーン君も。入りたまえ。」
( ^ω^)「お邪魔しますお。」

売店に入る。
(´・ω・`)「やぁバーボンハウスへry」
('A`)「暖かいコーヒーくれ。」
( ^ω^)「マスター。コークを。」
(´・ω・`)「あいよ。で今日は何の用だい?」
('A`)「単刀直入にいく。銃を貸してほしい。」
(´・ω・`)「どこで聞いた?」
口調が変わる。
('A`)「すまない。それは言いたくない…。ただ必要なんだ。頼む貸してくれ。」
(´・ω・`)「チッ。誰かに見られてたか。まぁ良い。知られたんだ。好きなのを貸してやるよ。ただし。人を殺そうが、なにしようが責任はとらんぞ。」

375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 01:39:45.20 ID:93sQEqt5O
支援

376 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 01:43:15.16 ID:KyYksPP6O
('A`)「あぁ…。すまない…。」
奥へ連れて行かれる。
地下に入る。
( ^ω^)「地下があったのかお。」
(´・ω・`)「当たり前だ。あぶねぇもんをそのへんに出しとけるか。」
部屋に入るていろんな重火器が山積みにされている。
('A`)「すげぇ…。ゲームでしか見たことねぇ…。」
( ^ω^)「いっぱいあるお。」
('A`)「デリンジャーだ。これは…トカレフか…。手榴弾まである…。」
(´・ω・`)「何するか知らねぇが、あんまりまともな事じゃ無さそうだな。」
('A`)「あぁ。とりあえず…。デリンジャーとトカレフとミリタリーも借りてくぜ。あと手榴弾と弾薬も。」
(´・ω・`)「これも持ってけ。無いよりましだ。」
('A`)「サプレッサーか…。ありがとう…。マスター。」
(´・ω・`)「なーに。俺もお前らの年の頃はマグナム振り回してヤンチャしたまんよ…。」
('A`)『それヤンチャじゃない…。』
( ^ω^)「ありがとうお。」
地下室を抜ける。
売店に戻るともう一度礼を言い外に出る。

377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 01:46:45.26 ID:93sQEqt5O
支援

378 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 01:52:11.48 ID:KyYksPP6O
('A`)「とりあえず…急ぐか…。クーが心配だ…。」
( ^ω^)「うんお。急ぐ───」
「そんなに急いで何処に行くのかい?ボウヤたち。」
(;'A`)「この声は…。」
(;^ω^)「オワタ!!」
\(^o^)/「よう。学校サボってなにしてんだ。」
(;'A`)「ざけんな。人殺しに言われたくないぜ。」
足が震える。
心臓がはねあがる。
\(^o^)/「人殺し?俺がか?何を証拠に…?」
(;'A`)「まず…。やくざの人間ならあの場所で殺しても問題はなかったはず…。そしてジョルジュの家に残されたケース…。遺体は家の中だ…。あと…。何を証拠にって聞くのも認めてるようなもんだぜ…。」
\(^o^)/「やはり君は頭がいい。ドクオ君。」
('A`)「そりゃどうも。」
(;^ω^)「ジョルジュを殺して…金を奪って…。どうするつもりだお!!」
\(^o^)/「愚問だ。」

379 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 02:01:03.02 ID:KyYksPP6O
\(^o^)/「金があれば…何でも出来る…。そう。あのVIP組を動かす事も…。」
(;'A`)「そんな数億でやつらが動くと思うか…?しかも…やつらの金だ…。気付いてないはずかない…。」
\(^o^)/「残念だな。気付いてないんだよ。しかもやつらは数万円で人を殺す人間だ。そんな馬鹿に気付けるはずがない。」
(;'A`)「…。」
\(^o^)/「まぁ、君達3人もいずれ消すつもりだった。いずれ気付くだろうからね。最も、もう気付いたみたいだけどね。ちなみに、クー君は私の手の上だ。既に!」
(;゚A゚)「ざけんなぁ!!クーに怪我でもさせてみろ!!!!!お前らVIP組ごとぶっ潰してやるぁ!!!!」
\(^o^)/「ふはは。威勢だけはいいな。いいだろう。やってみろ。VIP港にある第3倉庫まで来い。来なかった場合は…。分かるね?」

380 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 02:09:33.14 ID:KyYksPP6O
走る。
家に向かい。全力で。
走る。

('A`)「クー!!」
叫ぶ。だが返事はない。
探す。だが気配はない。
('A`)「くそ!!!!!!クー!!!!!」
( ^ω^)「…。とりあえず…第3倉庫に行くお…。」
(#'A`)「あぁ。ぶっ潰してやる!!!!」


──VIP港・第3倉庫
('A`)「いいか…俺が合図するまでは。銃は出すな。わかったか。」
( ^ω^)「わかったお。」
('A`)「じゃあ行くぞ。」

──ガラッ
ドアを開ける。

381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 02:10:09.66 ID:93sQEqt5O
支援

382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 02:10:32.36 ID:/4Mc2iDL0
なんかFFT思い出した

383 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 02:15:35.00 ID:KyYksPP6O
\(^o^)/「よう。ブーンにドクオ。夜中にガキがうろうろすんな。」
('A`)「こんなとこで生徒呼んどいてなにいってんだよ。」
\(^o^)/「ふはは。威勢はいいな。おい。アレを見せろ。」
明かりがつく。
暗くて気付かなかったが回りに何百人と人がいる。
\(^o^)/「帰るなら今のうちだぞ?」
(;'A`)「お前も死なねぇうちに早く帰れよ。」
\(^o^)/「威勢が良いのも今のうちだ…。」
オワタが指を鳴らす。
パチンと小気味のいい音がなり舞台の壇幕があがる
(;'A`)「!!!」

384 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 02:16:26.25 ID:WvYvZf64O
とりあえずその糞コテがはずれればまた違った反応があると思うんだ。支援

385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 02:24:22.42 ID:93sQEqt5O
別にどう見ても素人だからコテでもなんでもいいと思うんだ支援

386 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 02:25:03.20 ID:KyYksPP6O
(;゚A゚)「クー!!!!」
(;゚ω゚)「…。」『やべぇおうんこでそうだお。』
ドクオが駆け出そうとする。が───。
「動くな!!!!!」
誰かが叫び、回りが一斉に銃口をこちらに向ける。
(;゚A゚)「クッ…。」
??「大声を出してすまない。私はダディと言う。」

  /\___/ヽ +
+/"""  """:::\
|(●),  、(●)、| ダディ・クールです
| _ノ(、_,)ヽ_ :|
|  `-=ニ=-′ ::|+
+\  `ニニニ′.::/
_イヽ、ニ__ー―ノ゙-、
"|ヽ \__ノ| ヽi
 | \/(_)\| 〈|
 >  ヽハ | ||

\(^o^)/「ダディ。ご託はいらん。早くガキを始末しろ。」
ダディ「おい。アイツを黙らせろ。」
言うと同時にオワタを羽交い締めにする。
\(^o^)/「く…。ダディ…貴様誰が金を払ってると───。」


387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 02:35:17.80 ID:3o8zlLp/0
しえん

388 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 02:36:43.16 ID:KyYksPP6O
ダディ「誰が金を払ってる?それは俺の金だろ?俺が気付いてないとでも思ったのか?たかが数億で俺を動かそうとは…舐められたものだ。」
\(^o^)/「くそ!!ダディ!!殺してやる!!」
ダディ「殺せ。」
パーン。
(;゚A゚);゚ω゚)「…!!!」
動かなくなるオワタ…。
ダディ「ボウヤたち…。君達は何しに来たんだ…?」
(;゚A゚)「そこの女を取り返しに来た…!」
ダディ「ほう…。かっこいいじゃないか…。だがそれは出来ない。」
(;゚A゚)「!!」
ダディ「この娘はある非常に重要な話を聞かれてしまってね。あの馬鹿がうっかり口を滑らしたんだ…。非常に残念だが、おかえり願おうか。」
(;゚A゚)「ざけんな!んなもん知る──。」
銃弾が左肩をかすめる。
ダディ「口の聞き方を知らんガキだ。」
(;゚ω゚)「その娘を返してほしいですお。」
ダディ「あまり私を怒らせない方が良い。私は世界規模で動いている。」
(;゚A゚)「知らねぇよ!!!んなこと!!!!何で俺らが巻き込まれなきゃいけねぇんだよ!!!!」

389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 02:37:32.25 ID:3lJdFwNlO
支援

390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 02:38:22.25 ID:uLRwep2hO
クーレイプまだ〜?

391 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 02:48:08.13 ID:KyYksPP6O
ダディ「文句ならオワタに言ってくれ。最ももういないがな。」
(;゚A゚)「クー!!起きろ!!!クー!!!」
川´ -`)「ん…。」
川 ゚ -゚)「はっ!」
川 ; -;)「ドクオ…。怖いよ…。」
(;゚A゚)「泣くな!!クー!!絶対連れ戻してやる!!」
ダディ「そんなに…。この娘が…大事か?」
(;゚A゚)「当たり前だ!!」
ダディ「自分の命と引き替えにでも?」
(;゚A゚)「ああ!!クーが戻ってくるならいくらでもくれてやるよ!!!」
ダディ「そうか。なら、君に問掛けよう。今私が持っている、スイッチこれは、世界各地から日本に攻撃するよう命令するスイッチだ。例外なく攻撃を受ける勿論、ここもだ。君も死ぬかも知れない。私も死ぬかも知れない。だが、この娘の命の保証はしよう。」
(;^ω^)「あの…すいません…。」
ダディ「なんだい?」

392 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 02:57:10.77 ID:KyYksPP6O
(;^ω^)「うんこ行きたいですお…。」
ダディ「ははは、面白い。緊張感のないこだ。よろしい。行ってこい。」
( ^ω^)「すいませんお…。」
外に出るブーン。
(;゚A゚)『くそ!!なに考えてんだあいつは!!』
ダディ「さぁどうする?」


( ^ω^)「どこでするかお…。ん?ここは…!」


(;゚A゚)「聞きたいことがある。」
ダディ「何だね?」
(;゚A゚)「確実に大丈夫だという証拠は?」
ダディ「そうか。難しいねぇ。君がスイッチを押すなら私も全力で逃げなければならない…。その娘も連れて行かなくちゃならない…。ふむ。どうしたものか…。確実に大丈夫だという証拠か…。少し考えさせてくれ。」


(;゚ω゚)「こっからクーが見えるお…。かなり近いお…。だけどこのままいけばばれるお…。」

393 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 03:05:46.19 ID:93sQEqt5O
支援

394 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 03:07:43.19 ID:KyYksPP6O
ダディ「…………………………。」
(;゚A゚)「…。」



( ^ω^)「そうだお!!メールだお!!でも普通に送って見られたらやばいお…。そうだ!!」


ブーブーブーブー
(;゚A゚)ビクッ
(;゚A゚)「メールが来た…。」
ダディ「見ても良いよだけど返信しては駄目だよ。おい。いちお内容を確認しておけ。」
「はい。」

件名:VIP!!
本文
くそがいっぱい出るお!!
うんこがいっぱい出るお!!!!
のぐそはかなり恥ずかしいお。
うんこの話でごめんお。汚い話だお。
しかしいっぱい出るお。
ろくな人間じゃないお…。

(;゚A゚)「は…?」
「異常はないです。」
(;゚A゚)『何が言いたい?何かあるはずだ…。考えろ考えろ…。件名がVIP…。くそ!!VIPに何の関係があるんだ…。たて読みじゃあるまい…。はっ!!そうか!!混乱で頭が冷静に回らなかった!!』

('A`)「…。」

395 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 03:15:40.12 ID:KyYksPP6O
クーの後ろを見る。
ギリギリ人が通れる程のスペースが相手いる。
そこに微妙にブーンが見える。
(;'A`)『そういうことか…。死ぬかもわからんね…。』
('A`)『おk。俺たちやれば出来る子。』
ダディ「そうだね。こうしよう。」
(;'A`)「もういい。」
ダディ「…?」
(;'A`)「もういいって言ってんだ…。」
ダディ「この娘を諦めるのかい?」
(;'A`)「もういい。何で人の為に頑張らないきゃいけねぇんだ…。」
川 ; -;)「ドクオ…。」
(;'A`)「馬鹿馬鹿しい…。俺はもう帰って寝たいよ…。」
ダディ「この娘がどうでもいいならそうするといい。」
('A`)「そうさせてもらうよ…。」
と言いつつ出口に向かって歩く。

396 名前:サザソのトリヴィア :2007/08/23(木) 03:16:26.90 ID:0m9lja6u0
VIPのおふでしりあいたいよおおお

397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 03:23:49.00 ID:93sQEqt5O
支援

398 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 03:24:58.16 ID:KyYksPP6O
ダディ「以外に薄情な子だね。結局自分の命の恋しさには勝てないのか。」
('A`)「そうかもね。」
出口付近で立ち止まる。ポケットに手を突っ込む。振り替える。
('A`)「ダディさんだっけ?」
ダディ「あぁ。」
('A`)「あんたが羨ましいよ。」
と言いつつポケットから手榴弾を出して左右に投げる。
予めタイミングを見計らってピンを抜いといたのが正解だったな。
(;゚A゚)『危うく下半身が無くなるとこだったな…。』
(;'A`)『だが上手いこと目くらましになってくれた…。もう一個投げとくか…。』

爆破音とともに悲鳴があがる。
(;゚A゚)『死んでくれるなよ…!!』


(;゚ω゚)「今のうちにクーさんを助けるお!」
裏から忍入りクーに近寄る。
(;゚ω゚)「クーさん!クーさん!」
川;゚ -゚)「内藤!!」

399 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 03:33:02.31 ID:KyYksPP6O
ダディ「何をしているんだい?」
(;゚ω゚)「!!」
川;゚ -゚)「!!」
ダディ「手間をかけさせてくれるな。クソガキが!!」
懐から大型のリボルバーを取り出す。
(;゚ω゚)「…!!!」


(;'A`)「くそ…。ブーンのやつはクーを助けたのか!?」
(;゚A゚)「あれは!!」


ダディ「悪いが君達3人には死んで貰う。まずはお前だ。」
(;゚ω゚)「!!!」
ブーンに銃口が向けられる。
(;゚ω゚)『ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ』


ブーンが銃口を向けられている
(;'A`)「どうにかしないと!どうにかしないと!!」
(;゚A゚)「くそやろー!!!!」
ミリタリーを撃つ。
反動で後ろにこける。

撃った先の弾丸は───

400 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 03:42:22.31 ID:KyYksPP6O
ダディの銃に当たり銃が落ちる。
──のを一瞬で確認しブーンが体当たりをかます。
ダディが後ろにこけた。
それを見る暇はなくナイフで暇を切る。
急いで裏の隙間から脱け出す。

(;゚A゚)「うわぁぁぁぁぁ!!!!」
必死で走る。
銃弾が腹部をかする。
(;゚A゚)「つっ!!」
だが構っていられない。逃げる。逃げる。
──その時
ダディ「やめろ!!!!」
「!!!」
「しかし組長…。」
ダディ「いいからやめろ。」
「はい。」


(;゚A゚)「…。」
追っ手が来ない…。
(;゚ω゚)「ドクオ!!!」
川 ; -;)「ドクオ!!!」
(;゚A゚)「ブーン!クー!!」

合流してからもとりあえず走った。


401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 03:45:36.28 ID:uLRwep2hO
体力すげーな

402 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 03:48:00.54 ID:KyYksPP6O
ドクオの家につき自室へ飛込む。
(;゚A゚)「…。」
(;゚ω゚)「…。」
川*; -;)「…。」
(;゚A゚)「とりあえず皆…無事だ…。」
川 ; -;)「ドクオ!!」
泣きながら抱きついてくる。
(;'A`)「ごめんな…。」
気付けばブーンがいない。
川 ; -;)「…。」
今日はいろいろあって疲れた…。
クーと抱き合って寝た。
キスもした。

とりあえず疲れた。

403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 03:53:50.16 ID:93sQEqt5O
支援

404 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 03:56:58.55 ID:KyYksPP6O
───翌朝
('A`)「ん…。」
家の呼び鈴の音で目を覚ます。
('A`)「誰だ…。」
昨日の疲れもあるせいか、足取りがフラフラする。
('A`)「あいよー。」
ドアを開ける。

  /\___/ヽ +
+/"""  """:::\
|(●),  、(●)、|やぁ。ドクオ君。
| _ノ(、_,)ヽ_ :|良い天気だ。
|  `-=ニ=-′ ::|+
+\  `ニニニ′.::/
_イヽ、ニ__ー―ノ゙-、
"|ヽ \__ノ| ヽi
 | \/(_)\| 〈|
 >  ヽハ | ||

(;゚A゚)「お前!!何しに来やがった!!」
ダディ「まぁ、そう怒らないでくれ。昨日の謝罪をしにきたよ。」
(;゚A゚)「謝罪…?」
ダディ「昨日は大変すまなかった。どうやら部下の勘違いだったらしい。」
(#;゚A゚)「おい。ざけんなよ。お前。」
ダディ「だから!!これで手をうとう。」
ジュラルミンケースを出してきた。
(;゚A゚)「ざけんな。んなもんいらねぇよ!!その代わり二度と俺らの前に姿見せんな!!」
とダディを突きだしドアを勢いよく閉める。
ダディ「はは。嫌われたかな?」

405 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 04:04:07.85 ID:KyYksPP6O
クーとブーンが起きてきた。
(ヽ´ω`)「おはようお…。」
川 ゚ -`)「おはよう…。」
('A`)「ああ。おはよう…。俺たちはもう大丈夫だ!!!」
( ^ω^)「?」
川 ゚ -゚)「?」


('A`)「しかし、昨日は危なかったなぁ!」
( ^ω^)「ドクオはクーを救ったと同時に世界を救ったお!!」
('A`)「馬鹿。お前がいなきゃ無理だったつうね。」
川 ゚ -゚)「両方が世界を救ったんだな。」



( ^ω^)と('A`)が世界を救うみたいです。   〜完〜

406 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 04:07:46.34 ID:KyYksPP6O
後書き。

つまらないでしょうが読んでいただいた方、保守・支援くださった方ありがとうございます。批判してくれた方もありがとうございます。次からその辺気を付けます。

まぁ、今回もその場その場で話をつくってたんで、正直面白くないし、落ちも微妙なんで読む価値なしかなと。

まぁ。いろいろありがとうございました。笑

407 名前:アスビー ◆ASBYboXusM :2007/08/23(木) 04:14:21.89 ID:KyYksPP6O
寝ます。
おやすみなさい。

408 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 04:15:18.82 ID:3o8zlLp/0
乙!
最後ちきゅうはかいばくだん的になってワロタ
おやすみー

409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/08/23(木) 04:26:55.12 ID:vLjakTjLO
おもしろかった



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