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( ^ω^)ブーンが聖杯戦争に巻き込まれたようです
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/24(火) 00:26:39.72 ID:nweyTfzZ0
今回はもう一度第4話を投下します。
第5話はまた明日。

まとめサイト:http://boonsoldier.web.fc2.com/fate.htm


2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/24(火) 00:28:30.28 ID:WDFYYSeX0
え、なんで

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/24(火) 00:28:55.44 ID:WDFYYSeX0
あ、そういうことか把握

4 名前:第4話『戦闘潮流』 :2007/07/24(火) 00:29:35.74 ID:nweyTfzZ0

ξ゚听)ξ「(……これはマズいわね)」


 人間もそうだが、サーヴァントには特性・相性というものが存在する。お約束、と解釈してもらってもかまわない。
例えばどんなにレベル差があっても“いわタイプ”に“10まんボルト”は効かないし、アキレウスはアキレス健への
一撃だけで、他が5体が満足であろうとも絶命する。

 阿部高和。
英雄という定義があてはまるかどうかは微妙なところだが、彼についてはツンも知っている。
「くそみそテクニック」という漫画に登場し、ネットで絶大なる支持を得るいい男。ノンケでも食っちまうゲイ。
そして、おそらくその特性は……


ξ゚听)ξ「(アンチ・男サーヴァントね……)」

(((('A`)))


 傍らで震えているドクオを見る。それまでの単純な戦いへの面倒くささとは違い、本気で戦うのを躊躇している。

 拳を交えただけで、魂ごと貫かれるという予感。

 はたして、ドクオの感じたものとツンの危惧した可能性とは一致していた。
男が相手なら守戦も攻戦にも絶対的な優勢を誇る英雄。それが阿部孝和だった。



5 名前:第4話『戦闘潮流』 :2007/07/24(火) 00:31:09.85 ID:nweyTfzZ0

从'ー'从「それじゃあ阿部さん、いくよ」

阿部さん「ほい来た」


 アヤカスフィールの呪文に応えて阿部の右腕に魔力が収束していく。


阿部さん「あぁ……次は左腕だ…………」


 恍惚としながらアヤカスフィールの魔力供給を受ける阿部を尻目に、ツンは小声で、固まっている男二人に伝える。


ξ゚听)ξ「クーが戻ってくるまでアヤカスフィールを狙うわ。いくら阿部さんだってアヤカを守りながら
   攻勢に転ることはできないはず」

((('A`))「……わかった」


 震えながらもドクオは即答する。



6 名前:第4話『戦闘潮流』 :2007/07/24(火) 00:32:47.19 ID:nweyTfzZ0

 サーヴァントはマスターがいないと現世には留まれない。もちろんすぐに消えるわけでもないが
その力は確実に落ち、一定時間の後に消滅する。仮に消滅するまでに他のサーヴァントを全てを消したところで
聖杯を手に入れることはできない。サーヴァントも己の目的──聖杯を手に入れるために戦っている。
目的と手段を入れ違えることはできないので、このような至近距離で相手と相対したの場合、
必然的に敵サーヴァントの撃破よりも、マスターを庇うことが優先される。


ξ゚听)ξ「ブーンもいいわね、落ち着いてアヤカスフィールにぶちかましなさい」

(;^ω^)「で、でも……相手はあんなちっちゃな女の子だお?」

ξ゚听)ξ「見た目はね。中身はあたし並の一流魔術士よ」


 両足にもアヤカスフィールの魔力がチャージされる。阿部が両手で構えた瞬間


ξ゚听)ξ「セット!!」


 戦いがはじまった。



7 名前:第4話『戦闘潮流』 :2007/07/24(火) 00:35:52.09 ID:nweyTfzZ0

 ツンの掌がアヤカスフィールを指し、そこから一直線に紅色の魔力弾を連射される。その射線上に立ち塞がり、
難なく片手で阿部が防ぐ。つづけて左右両方向からドクオが放った魔力の帯を破壊し、腰を低く構え、
阿部は3人に突進していく。ブーンも魔力を込めた石を投げるが、明後日の方向へ弾き飛ばされてしまった。


阿部さん「さぁて、楽しませてくれよ」

(('A`))「無理!」


 地に手をつき、魔力を通じさせる。乾いた地面が隆起して阿部に襲い掛かるが、それが届く直前に
阿部は右にステップを踏んで回避する。
隆起から見て阿部と反対側に移動したツンが再びアヤカスフィールに向け、躊躇なく魔力弾を連射した。


从'ー'从「甘いよー」


 アヤカスフィールはあわてる様子もなく、ちいさな掌から蒼色の防御障壁を作り出し、十発ほどの紅弾を受け止める。
それに続けて予備動作抜きで虚空から質・量ともにツン以上の光弾がアヤカスフィールへ飛んでいくが、
直撃する前にアヤカスフィールの元へ戻ってきた阿部が彼女を抱きかかえ、後ろに大きく跳んだ。


8 名前:第4話『戦闘潮流』 :2007/07/24(火) 00:38:33.24 ID:nweyTfzZ0
从'ー'从「……あっ、阿部さん、後ろー」

阿部「ほぅ。伏兵か」


 道路から一直線。地を駆け、クーが二人に背後から迫る。
首を狙った一撃を空き手の左で受け、鋭い突きを阿部は半歩身を引いて回避する。軽くかがみ、アヤカスフィールを
地面に置き去りにして ( 从゚-゚从「ギアス!」) 鋭く足払い。
かわしたクーに向かって一歩前に出て、勢いを乗せた中段蹴りを放つ。レイピアで受けたものの、軽くたたらを踏むクー。
そのままたたみかけるように足を踏み出そうとして、そこで阿部は体を反転させる。


阿部「ふんっ!」


 まだ地面に転んだままのアヤスフィールに向かって放たれた黒の魔力体。
現代の魔術士では決してつくりだせない、破壊の連鎖を産む黒球は阿部の右ストレート一発で破砕した。




ξ#゚听)ξ「って、何て力の魔術使うのよ! 間違ってアヤカが死んだらどうするの!!」

(;'A`)「ご、ごめん……」

(;^ω^)「魔術士なら相手を殺すのもいとわない、のじゃないのかお…」

ξ////)ξ「べっ、別にアヤカスフィールを助けたいわけじゃないんだからね。サーヴァントだけ倒せばすむんだし
   無益な殺生を好まないだけなんだから!」


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/24(火) 00:39:37.95 ID:jJvysbbt0
支援

10 名前:第4話『戦闘潮流』 :2007/07/24(火) 00:40:36.58 ID:nweyTfzZ0

川 ゚ -゚)「ブーン、無事か!」


( ^ω^)「ライダー……じゃなくてクー!」

ξ゚听)ξ「ブーン、それじゃ反対。隠せてないわよ!」


 阿部とアヤカスフィールを避けるように迂回し、クーは3人と合流する。


( ^ω^)「……クー、無事だったかお?」

川 ゚ -゚)「無論だ。弱った相手に遅れなどとらない」

('A`)「よかった、さすがクーだね」

ξ゚听)ξ「ライダー、もう一戦いける?」

川 ゚ -゚)「ああ。あと一戦くらいなら、おそらくは……」


 いつでも魔力弾を打ち出せるよう、両手に魔力を貯めて静かにツンが言う。



11 名前:第4話『戦闘潮流』 :2007/07/24(火) 00:43:02.52 ID:nweyTfzZ0
川 ゚ -゚)「あれがサーヴァント『セイバー』か。剣を抜かずともあの攻撃、最優のサーヴァントの名に恥じない、いい攻撃だ」

ξ゚听)ξ「クー、言っとくけどセイバーはあなた相手に剣は使わないわ」

川 ゚ -゚)「……ふむ、なめられたものだな。騎兵を相手の白兵戦に、剣など必要ないという事か、セイバー」

阿部さん「俺の名前は阿部孝和。親しみを込めてアベリ−ヌと呼んでくれ」

川 ゚ -゚)「アベリーヌ、か……」


 何かを言いたげにブーンを見るクー。意図がわかっていないブーンに替わり、苦々しげにツンが頷いた。


川 ゚ -゚)「では。私はクー・ウィン・ドーベル。騎兵『ライダー』のサーヴァントだ」

阿部さん「クー、か。昨日の少女──ランサーよりは楽しめそうだ。せめて5分は持ってくれよ」

川 ゚ -゚)「……戯言を」


 腰から短刀を引き抜き、逆手に持ち直す。


12 名前:第4話『戦闘潮流』 :2007/07/24(火) 00:45:31.94 ID:nweyTfzZ0
川 ゚ -゚)「ドクオ、セイバー──アベリーヌは私が迎え撃つ。二人を頼むぞ」

('A`)「わかった。でも……本当に、大丈夫?」

川 ゚ -゚)「あぁ。問題はない。もしもの時は頼む、ぞ……」


 不吉な言葉を残し、一歩、二歩。三歩前に出て阿部と向かいなおる。


 シリアスに戦闘態勢を整えたクー。一方、阿部は────







从;ー;从「うえぇぇぇん、顔がいたいよぉ」

阿部さん「ほい、立てるかお嬢ちゃん」


 地べたでうつぶせになってすねていたアヤカスフィールを引っ張り起こし、帽子についた土を払ってやっていた。


川;゚ -゚)「…………」


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/24(火) 00:45:57.59 ID:jJvysbbt0
支援

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/24(火) 00:46:44.98 ID:0PhfT8gN0
sienn

15 名前:第4話『戦闘潮流』 :2007/07/24(火) 00:48:33.31 ID:nweyTfzZ0
从'ー'从「れろれろ〜。ん〜甘くておいしー」

阿部さん「おいおい、いい女は飴を舐るように舐めたりしないぜ」

从'ー'从「うー、だって疲れたんだもん!」

阿部さん「そうか。なら、さっさと片付けて屋敷に帰るとしよう」

从'ー'从「オッケー」


 いい加減このロリキャラ気取りうぜぇ。
読者と作者が思い始めたころ、ようやくその微妙なロリキャラの仮面が消え、アヤカスフィールに魔術士の貌が
────目的に達するためならその道程に拘らない。純粋で、真っ直ぐすぎる、魔術士の貌が浮かんだ。


从'ー'从「やっちゃえ、セイバー」

阿部さん「応」


 アヤカスフィールの呪文に応えて、巨大なスパナが虚空から現れた。それを手に取り、阿部が走る。
先程と同じようにアヤカスフィールへと飛んでいく魔力弾を届く範囲で弾き飛ばし、大地を蹴った。


16 名前:第4話『戦闘潮流』 :2007/07/24(火) 00:52:58.35 ID:nweyTfzZ0
 力まかせにスパナを振り下ろす。勢いのついた、150センチはあろう巨大スパナの一撃を受けずにクーは後ろに下がって
やりすごす。同時に、ツン達もあわせて後ろへと下がった。再びスパナを持ち上げ、横に凪ぐ。さらに返すスパナでもう一撃。


川;゚ -゚)「(少々、重すぎるな)」


 右手の短刀をしまい、サーベルを持つように空いた右手をレイピアの柄に沿える。そう多くはない残りの魔力で
剣を強化し、阿部のスパナを受け止めた。今度はクーの反撃。リーチ差を埋めるべく、大振りスパナの重心が
虚空へ向いている隙にこちらの間合いへと詰め寄る。
 低い体勢から左手一本で、顎先へ居合い抜く。剣先はわずか数センチの差で阿部の体に届かない。


阿部さん「危ない危ない。一張羅がやぶけてしまった」

川 ゚ -゚)「余裕だな」


 そこから続くクーの斬撃に、短く構えたスパナで阿部が応戦する。
一合。二合。ややあって三合。一進一退の攻防が続く。

 十数合打ち合ったところで、お互い示し合わしたかのように両者が武器を下げ、身をひく。


从'ー'从「セイバーぁぁぁぁぁぁぁ」


 そのタイミングで息もたえだえのアヤカスフィールが阿部の背中へぶつかってきた。


17 名前:第4話『戦闘潮流』 :2007/07/24(火) 00:58:44.20 ID:nweyTfzZ0
从;'ー'从「や、やっぱり3人を相手にするのはキツいよぉ」

阿部さん「わたしがツンちゃん達をひきつけるから、阿部さんはあの強そうなのお願いね、っていったのはお嬢だろ?」

从'ー'从「40秒でカタをつける、っていったのは阿部さんでしょ?」

阿部さん「むぅ……確かに、少々手間取ったな」


 破けた左肩に手をあてる。


阿部さん「そろそろ終わりにしようか」


 飄々と言い放つ。
 同じように打ち合っていたクーと違って息ひとつ切らす様子もなく、阿部は再びスパナを構えた。


阿部さん「『宝具』を使え、セイバー。さもなければこれで終わりだ」

川;゚ -゚)「(くっ……)」






???「ちょっと待ったー!」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/24(火) 01:00:54.61 ID:jJvysbbt0
支援

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/24(火) 01:03:44.09 ID:mxo8mrvk0
支援

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/24(火) 01:04:25.00 ID:j7jRe0ba0
支援

21 名前:第4話『戦闘潮流』 :2007/07/24(火) 01:05:08.87 ID:nweyTfzZ0
阿部さん「……ほぅ」


 声の主はアヤカスフィールを狙撃しつつ、離れたところで二人の戦いを見ていたドクオだった。



('A`)「それ以上クーに手を出してみろ。ボクがボコボコにしてやんよ」

ξ;゚听)ξ「ば、バーサーカー……あ、アンタ大丈夫なの?!」

阿部さん「いいのかい、俺はノンケでもホイホイ食っちまう男なんだぜ」

('A`)「し、知ってるよ」


 平然とクーの前に割り込む。


22 名前:第4話『戦闘潮流』 :2007/07/24(火) 01:08:14.92 ID:nweyTfzZ0
川;゚ -゚)「バーサーカー。私はまだ……」

('A`)「無理だよ、クー。ブーン君からの魔力供給もままならないままの状態じゃ、これ以上は戦えない」

川;゚ -゚)「…………」


 震えひとつ起こしていないドクオを見て、クーは静かにレイピアを鞘に仕舞い、身をひいた。


('A`)「さて……」


 阿部からの熱視線と背後からの期待心を受け止めながら、ドクオは自問した。


('A`)「(とりあえずカッコよく出てみたけど、どうしよう)」



 前方およそ2メートルの所に聳え立つ男殺しのサーヴァント・阿部孝和。
そしてそのマスターであるアヤカスフィール・フォン・ワタナベルン。
離れててもわかる、その圧倒的な威圧感。正直体の震えをとめるので精一杯だった。



23 名前:第4話『戦闘潮流』 :2007/07/24(火) 01:11:22.55 ID:nweyTfzZ0
('A`)「(近距離で殴り合うのは自殺行為だし、遠距離攻撃じゃ決め手に欠ける。ブーン君にこの短時間で
   魔力供給を覚えてもらうのは無理だし……くそっ、熱いなぁ
   …………熱い?)」


 視点のズーム倍率を下げてみる。


('A`)「………あ」



 空き地の奥、道につながる草木が燃えていた。いい感じに吹いてきた風にあおられ、火は勢いよく
燃え広がっていく。

 やがて黒煙に気づいた警官の通報であたりが騒がしくなる。
ヤジ馬が集まりだした頃、そこにはブーン達の姿はなかった。


24 名前:第4話『戦闘潮流』 :2007/07/24(火) 01:14:59.31 ID:nweyTfzZ0

ξ#゚听)ξ「アンタ達、逃げるなら別の方向に逃げなさいよ!」

阿部さん「悪いね、お嬢の屋敷はこっちなんだ」

('A`)「(といいながら何でボクの後ろをピッタリついてくるんだ……)」

从;ー;从「ううっ……お気に入りのコートにコゲがついちゃったよぉ……」

川 ゚ -゚)「しかし妙だな、何故あんなところから火の手が……」

( ^ω^)「(あ、そういえば……)」


25 名前:第4話『戦闘潮流』 :2007/07/24(火) 01:16:04.90 ID:nweyTfzZ0
〜〜回想〜〜

( ^ω^)「ツンもドクオもすごいお……よし!」
( ^ω^)「この石に魔力を込めて……」
( ゚ω゚)「ファイヤーショットガン!」
(;^ω^)「あっさり弾かれてしまったお……」

〜〜回想終了〜〜







(;^ω^)「もしかしたらそれが原因で出火したのかもしれないお」

全員『それだぁぁぁぁぁ!!』




 翌朝、新聞には空き地の不審火についての小さな記事が乗った。
原因不明の出火の正体を知っているのは、後にも先にもこの6人だけである。


【第4話・終了】
                 →第5話へ続く



26 名前:『わたなべ☆ちゃんねる』VOL.4 :2007/07/24(火) 01:21:28.03 ID:nweyTfzZ0

ちゃーちゃーちゃらららっらっらっちゃー



从'ー'从「おはわったー!! みんなのアイドル、WATANABEだよ〜」

(´<_` )「……流石弟者です。二週間ぶりです。みなさん元気でしたか? 今回はあn」

从'ー'从「前回は投下時間が微妙で補足してもらえなかったからねぇ。正確には一週間ぶりだけどね」

(´<_` )「そ、それよりWATANABEさん。今回は兄j」

从'ー'从「さぁて、遅い時間だから眠いけど張り切っていくよー」

(´<_` )「(兄者……復活してもこの番組に兄者の場所はもうどこにもなさげだぞ)」



27 名前:『わたなべ☆ちゃんねる』VOL.4 :2007/07/24(火) 01:23:17.20 ID:nweyTfzZ0

从'ー'从「このコーナーは、読者のみんなが今よんでくれたわかりにくいブーン小説
        『( ^ω^)ブーンが聖杯戦争に巻き込まれたようです』について、本編では
   語りきれない設定や登場人物のバックグラウンド、読者さんからの質問に応えるコーナーです」

(´<_` )「今日いただいたレスの中でおもしろいモノはどんどん採用してネタにしています。
   リアルタイムで書いてるから、遅れるのはカンベンな」

从'ー'从「それじゃあ、今日のテーマを発表するね。
   本日のテーマは……『サーヴァントの魔力・宝具について』だよぉ」



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/24(火) 01:23:21.22 ID:HbUYZfrEO
士郎ですらやり直しなんてできないと言ったのにこの>>1ときたら…

29 名前:『わたなべ☆ちゃんねる』VOL.4 :2007/07/24(火) 01:28:13.17 ID:nweyTfzZ0
从'ー'从「サーヴァントというのは本編にも出てきたけど、『英雄』とよばれる存在を聖杯の力をつかって
   この世に呼び出したモノなんだ。幽霊じゃないから、普通にしていれば一般人でも見たり触ったりできるんだよ」

(´<_` )「たいていのサーヴァントは自分の意思で“世界への干渉度”を落とすことで、みんなから見えなくなったり
   触れなくなったりすることもできるます。最も、この状態じゃ相手に攻撃はできませんし、サーヴァント相手だったら
   感づかれるし、魔術やサーヴァントからの攻撃も受けちゃう。そんなに本編ではでてこないですね」

从'ー'从「次に。本編でちょくちょくでてくる中二病的単語・魔力。サーヴァントに関しては、二種類にわけることができます。
   ひとつは、存在を維持する魔力。簡単にいうとHPだね」

(´<_` )「敵から攻撃をうけたら減っていき、もちろんゼロになったら消滅します。でも、普通に
   生きているだけでもこのHPはさながら“毒”状態のように減っています。聖杯の力がすごくても、
   ノーリスクで『英雄』を召還・使役し続けることはできません。だから、普通のマスタ−は
   己の魔力を令呪を通して聖杯で増幅させ、サーヴァントに供給しています」

从'ー'从「マスターがいなくなったサーヴァントは“存在するための魔力”が余分に必要になるからどんなに魔力をためてても
   およそ半日〜二日で消滅しちゃいます。第3話のランサーがいい例だね。彼女──フェイトちゃんは
   既存のサーヴァントを倒して、サーヴァントのいないマスターと再契約しようとしていたんだ」

(´<_`;)「そうだっんですか?!」

从'ー'从「うん」


30 名前:『わたなべ☆ちゃんねる』VOL.4 :2007/07/24(火) 01:35:07.13 ID:nweyTfzZ0

(´<_` )「い、いきなりサーヴァントのとりかえなんて重大事項がポロリしてしまいましたが、気をとりなおして……
   次はゲームでいうMP的扱いの魔力について、です」

从'ー'从「これも厳密にはHPと同じ扱いになるのかな。とりあえず、このMP的な魔力を消費して
   サーヴァントは剣に魔力を込めたり、魔力弾を放ったり、宝具を発動させたりしています

(´<_` )「ちなみに、普段着なども魔力でつくりますが、これの消費量はゼロに近いですね。
   アサシンの具足やライダーの『バルディッシュ』の刃部分、クーの軽鎧の再生にはけっこうな魔力が必要になります」

从'ー'从「基本的にどのサーヴァントもHPとMPは分けて考えてるんだよね」

(´<_` )「たとえば、最大魔力が300、最大HPが100のサーヴァントがいたとします。すると、このサーヴァントの
HPは100、MPは200になります。このサーヴァントは基本的に200のMP分、自らの武器を強化したり
   宝具を発動させたりします」

从'ー'从「あくまで目安だから、HPとしての魔力を使って攻撃することも可能だよね。
   HPを削るから本体性能は弱まっちゃうしまさに捨て身の一撃、ってヤツだよ〜」

(´<_` )「ちなみに、即時的にMPとしての魔力をHPに移すのは“回復”技能を持つサーヴァントじゃないと
   難しいみたいです。致命傷をくらわないかぎり、時間とともにHPも回復しますけどね
   もっとも、普通の攻撃じゃ相手が相当格下だったり、弱ってないと致命傷は与えられません」

从'ー'从「そこで出てくるのが『宝具』だよぉ」



31 名前:『わたなべ☆ちゃんねる』VOL.4 :2007/07/24(火) 01:43:17.89 ID:nweyTfzZ0
从'ー'从「『宝具』っていうのは、簡単にいうと“必殺ワザ”だね」

(´<_` )「サーヴァントとして呼ばれた『英雄』を『英雄』たらしめる武器や技、戦闘方法がこの宝具です。
   消費MPは莫大ですが、ひとたび炸裂すれば、たいていは一撃必殺の能力を持っています」

从'ー'从「今、本編には出てきてないけどね。きっとそろそろ登場すると思うよ」

(´<_` )「作中でツンは敵マスターにドクオやクーの真名を隠そうとしているのはこのためです。
   その真名──英雄としての名前が知られてしまえば、その『宝具』もおのずと割れてしまいます。
   原作『Fate』では、『ランサー』クー・フーリンのゲイボルク、『アサシン』佐々木小次郎(?)の燕返しなんかが
   連想されやすいですね。最も、知ってもほとんど対処はできていませんでしたが」

从'ー'从「これからどんな宝具が登場するか期待しててね」


(´<_` )「ちなみに、フェイトの『宝具』って何だったんですか?」

从'ー'从「高町なのは召還」

(´<_` )「(よかった……第3話で退場してくれてて……)」


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/24(火) 01:48:44.92 ID:2G9JtOyr0
作者乙

>>17のセリフについて
『宝具を使え、セイバー』

セイバーはおまえちゃうんかと

33 名前:『わたなべ☆ちゃんねる』VOL.4 :2007/07/24(火) 01:55:19.90 ID:nweyTfzZ0
从'ー'从「さて、それでは早速おたよりの紹介です……って、えぇ! 1通だけなのぉ!!」

(´<_` )「>>28さんから。『やり直しなんて……』という意見ですが」

从 - 从「……>>28はやり直しをしないの?」

(´<_` )「へ?」

从 - 从「選択肢ごとにセーブをしないの? 『Fate』で死んだらロードしないで、最初からやり直すの?」

(´<_`;)「さ、さぁ……」

从 - 从「ゲームの中のセリフで煽るのはいいけど、その信念を語る前にまず自分を省みたほうがいいんじゃないかな……」

(´<_`;)「(お、怒ってる……)」


(´<_`;)「あ、も、もう一件きてますよ。>>32さんからの質問ですね。『>>17は間違ってる』とのことですが」

从'ー'从「あれれー、また間違ってるよぉ。ごめんね、>>32さんや読者さん。
   『宝具を使え、ライダー』
   が正解だね。指摘してくれてありがとー。WARTANABEステッカー1枚プレゼントでーす!」

(´<_`;)「(この変わり身……流石自称アイドル……)」



34 名前:『わたなべ☆ちゃんねる』VOL.4 :2007/07/24(火) 02:00:48.82 ID:nweyTfzZ0
从'ー'从「さーて、投下開始が遅れちゃったからもうこんな時間だよぉ。
   みんな、ごめんねぇ。これからも毎週月曜11時半くらいから投下予定の
   『( ^ω^)ブーンが聖杯戦争に巻き込まれたようです』をよろしく〜」

(´<_` )「それではみなさん」

从'ー'从 (´<_` )「「ばいばーい〜」」










从'ー'从「あー、すいませんプロデューサー。兄者のかわりに新しいアシスタント一組呼んでもらえます?
   えぇ、ソロでもかまいませんし、弟者を降ろしてあたらしいコンビ呼んでくれてもいいんで」

(´<_`;)「……(どうしよう……)」



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/24(火) 02:05:04.38 ID:nweyTfzZ0
第4話終了。ブーン芸VIPさん、見ていてくれたらまとめおねがいします。
時間の都合で明日が第5話です。おそらく落ちてるので、また建てます。




これブーン小説としてみていない人挙手

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/24(火) 02:05:45.83 ID:WDFYYSeX0



>>35
だが断る

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/24(火) 02:07:36.86 ID:jJvysbbt0


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/24(火) 02:15:00.63 ID:2G9JtOyr0
>>35
乙。なにげに楽しみにしているんだぜ。
カレンは俺の嫁とも言っておこう。

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/24(火) 02:44:17.82 ID:djMs7g7HO


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/24(火) 03:11:58.98 ID:IAOqchqYO



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