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( ^ω^)がξ゚听)ξを止めるようです
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 20:32:34.20 ID:Ank/x7qI0
          _ ミミミミミ
        /    (Θ∫ミミ
      /  () :=   ミミミ    <代理
     │ /\    (Θ∫ミミ
     ││    ̄ ミミミミミ
   / ̄   ̄\ 
  ││   ││ 
  ││   ││
  (  )   (  )
   │    │
   │ │  │
   │ │  │
   (  (  │


2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 20:33:13.75 ID:+Ib82rCvO
久しぶりにktkr

3 名前: ◆g9CKaaw/9s :2007/06/24(日) 20:34:26.87 ID:IZTySI4u0
http://boonsoldier.web.fc2.com/tomeru.htm


>>1代理ありがとうございます。

今日は最終回です。

4 名前:第二十二話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 20:35:32.16 ID:IZTySI4u0
第二十二話


(*゚ー゚) 「……」

目の前に現れたこの女の子。

その声は、ラウンジ山で聞いたあの声そのものだ。

( ^ω^)「君は、誰なんだお」

(*゚ー゚) 「しぃ」

( ^ω^)「……しぃ?」

しぃ……聞き覚えがある。
ジョルジュさんたちが言っていた、人造細胞の個別名称。不明になったのは人造細胞Cだと言っていた。

そして、確か……

ツンが僕にメールをくれたとき、その文にはたしかにしぃ、と書いてあった。

( ^ω^)「君が……」

すべての元凶、人造細胞C?
こんな、小さな小さな女の子が?

(*゚ー゚) 「あたり。私が人造細胞。……名前は、しぃ」


5 名前:第二十二話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 20:37:11.58 ID:IZTySI4u0
僕はとっさに銃を引き抜こうとする。

(*゚ー゚) 「無駄だよ。現実世界で、あなたの銃は落としてしまったじゃない」

(;^ω^)「……ぐ」

銃を探していた手は空をつかみ、そのまま力なく落ちる。

(;^ω^)「何が目的なんだお?僕をどうするつもりなんだお?」

(*゚ー゚) 「別に」

ふふふ、としぃは笑う。

(*゚ー゚) 「私の宿主のツンが、その存在が消えるまで名前を叫び続けていたブーンっていう男の子は、いったいどんな人だろうと思ってね」

(;^ω^)「……」

(*゚ー゚) 「それで、ツンの意志を汲み取って、最後くらいはあなたをツンにあわせてあげようと思ったの」

(;^ω^)「……」

(*゚ー゚) 「でも、失敗ね。あなた、私が偽物だって気づいちゃったし」

しぃはブラブラさせていた手の動きを止め、僕を鋭くにらみつけた。

(*゚ー゚) 「だから、こうするわ」

(;^ω^)「……!」


6 名前:第二十二話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 20:38:22.15 ID:IZTySI4u0
再びしぃの姿が変わっていく。

(;^ω^)「なんなんだお……?」

そして、その変化が止まったとき、そこに居たのはツンだった。

人造細胞に支配された、兵器となったツン。

ξ 凵@)ξ『この姿で、あなたを殺してあげる』(*゚ー゚)

その右腕が、ぐん、とこちらを向き、僕の足元の地面がはじけた。

(;^ω^)「……!」

落ちる空薬莢。煙があがる右腕。

ξ 凵@)ξ『次は当てるわ』(*゚ー゚)

(;^ω^)「……」

右腕の機銃が僕に向けられる。
どう見ても当たるコース。

反射的に逃げる。僕が元居た場所に、弾丸の雨が降り注ぐ。


(;^ω^)「ぐ……」

どうすればいいんだ?

7 名前:第二十二話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 20:40:25.21 ID:IZTySI4u0
自分の居場所もわからない。おまけに丸腰。
そして相手は兵器。

ξ 凵@)ξ『どこに行くつもりなのかしら?』

(;^ω^)「……」

逃げ場所などない。自分でもよくわかっていた。
機銃が向けられた。口元を歪めるツンの顔。

そんな死の淵に立たされているというのに、僕は何故か落ち着いていた。
いや、落ち着くというよりは、もうどうでもよくなっていた。

いいや、もう。

殺すなら殺せ。僕はもう、疲れた。

君に殺されて、僕はツンのところに行くよ。

ξ 凵@)ξ『さよなら』(*゚ー゚)

( ^ω^)「……」

これで、終わりか。



『ブゥーーーーーーーーーーーン!!』

放たれた弾が当たる間際、誰かの叫び声が僕の聴覚をいっぱいにした。

8 名前:第二十二話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 20:41:29.18 ID:IZTySI4u0
(;'A`) 「馬鹿野郎!何ぼさっと立ってやがる!」

いきなり現実に引き戻された。火の熱を感じ、ドクオの手の感触がした。

(;^ω^)「なな……」

(;´・ω・`)「走れ!」

直後、僕がつい数秒前までいた所に火柱があがる。

足元に熱を感じて、そして視界がブラックアウトした。そこまで記憶がある。

あの一瞬、へんな夢をみていたのか?
そして、ドクオとショボンが僕を助けてくれた……?

(;'A`) 「逃げるぞ!」

手を引かれる。ドクオの力とは思えない。

(;^ω^)「わ、わ」

『どこに行くつもりかしら?』

逃げ場所など、ない。

周りは既に火の海だったし、車は既にばらばらになっていた。

すぐに火の壁に行く手を遮られた。そこに迫るのはツン。


9 名前:第二十二話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 20:42:50.68 ID:IZTySI4u0
(;'A`) 「これはもう駄目かもわからんね……」

(;´・ω・`)「……」

(;^ω^)「……」

『もう、いいのかしら?』

相手は兵器。それも、火力が根から違う兵器。

僕達には、どうしようもなかったんだ。

『もう、あなたたちと遊ぶのもあきた。じゃあ、そろそろ、死んでね』


ツンが弾を放とうとした、その時。
タイヤのスキール音が聞こえてきた。

『……?』

ツンが不思議そうに周りを見渡す。

そして次の瞬間、黒い塊が視界にに飛び込んできた。

(;^ω^)「!」

軍用車。それも米軍のマーク。

その運転席に座っているのは、僕達の知っている顔だった。

10 名前:第二十二話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 20:44:41.06 ID:IZTySI4u0
(;゚∀゚)「うおおおおおおおおおおおおお!!!」

(;^ω^)「ジョルジュさん!?」

火の中を飛び出してきた軍用車は、そのままツンに突撃した。
流石に人間対車の交通事故のような吹き飛び方はしないが、それでもツンとの距離は開く。


(♯゚∀゚)「馬鹿野郎!なんでてめぇらここにいるんだ!?」

(;^ω^)「だ、だって……」

(;゚∀゚)「クー!兄者!」

後ろのハッチからクーと兄者が飛び出してきた。

クーはスティンガーミサイルを、兄者はグレネードランチャーを肩に担いで。

(;´_ゝ`)「らっ!」

川;゚ -゚)「!」

同時に放たれた二発の弾は命中する。
その爆煙を背景に、ジョルジュが僕に言った。

(;゚∀゚)「……ブーン!」

(;^ω^)「は、はいですお!」


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 20:46:38.63 ID:tUvoHkEx0
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12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 20:47:38.07 ID:ECmruAPT0
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13 名前:第二十二話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 20:48:16.91 ID:IZTySI4u0
(;゚∀゚)「ほら!お前の仕事だ!」

(;^ω^)「え?」

渡されたのは一挺の銃、デザートイーグル。

(;゚∀゚)「あのウイルス弾だよ!ここは、お前に任せるって言ってんだ!」

(;^ω^)「……!」

川;゚ -゚)「ジョルジュ!もう動きだすぞ!」

(;゚∀゚)「ああ!……わかったか?!ブーン。もう悩んでる時間はないぞ!」

(;^ω^)「は、はい!」

(;゚∀゚)「俺がやるつもりだったが……。やはりそれはお前の仕事だ。俺たちはお前を信じている。……頼んだぞ!」

僕は無言で頷いた。

渡された銃を両手に持ち、銃口を煙にまかれるツンへと向けた。

足を肩幅に開き、軽く前後させて衝撃に耐えられる体勢を取る。

右手で銃を押し出し、左手で引く。そして引き金は、

( ^ω^)「絞り込む……!」

自分への言い聞かせを含めて、言葉に出した。
引き金に指をかける。

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 20:49:24.19 ID:rGMEA5bW0
支援

15 名前:第二十二話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 20:49:35.68 ID:IZTySI4u0
照準機はぴったりだ。
このまま撃てば、確実に当たる。

( ^ω^)「……ツン」

今、僕が君を、止めてみせる。


もう、迷いなんて存在しなかった。


僕は引き金を絞った。




トリガーを引くことによってハンマーが落とされた。そのハンマーはファイアリングピンを押し出し、雷管を叩いた。
そのエネルギーで薬莢内の火薬が急速に燃焼を始める。発生した燃焼ガスによって、バレル奥の弾は撃ち出された。
銃口初速は毎秒425mにも達する。有効射程は60m。

この至近距離。破壊力は申し分なかった。

ツンの体に着弾したその弾は、その運動エネルギーによってその身の中へと食い込んでいった。

えぐり込んだ瞬間、内含していたウイルスが飛び出し、半機械化されていたその体の0と1の組み合わせを書き換えていった。

絶叫が、こだました。

『ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!』


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 20:50:40.26 ID:aW649RoH0
さ、最終回だと…!
支援

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 20:50:47.55 ID:ECmruAPT0
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18 名前:第二十二話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 20:51:03.79 ID:IZTySI4u0
(;^ω^)「……」

外しっこないとは思っていたが、実際に当たったとなると流石に驚いた。
僕もこう上手く当たるとは思わなかった。

(;゚∀゚)「……」

川;゚ -゚)「……」

固唾を呑んで見守る。

ツンは、弾を受けた状態のままで叫んでいた。

『あああああああああああああああああああああああああっ!何をした?!私に何をしたぁ!?』

(;^ω^)「……ツン」

違う、アレはツンではない。
ツンの体を借りた、何か。

そうは思っている。
でも、その見た目はツン。声が違っても、僕の好きな人であるツン。

彼女が、叫んでいる。

( ;ω;)「ツン……」

(;'A`) 「おい!ブーン!」

(;゚∀゚)「危険だ!」

19 名前:第二十二話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 20:52:17.82 ID:IZTySI4u0
自分でも気がつかないうちに、叫んでいるツンに向かって僕は駆け出していた。
制止する声も聞こえるが、そんなもの完全に聞き流していた。

ツン。今、僕が君の側にいく。

もう、叫ばなくてもいいように。

『あああああああああああああああああああああああああっ!!』

( ;ω;)「ツン!僕はここに居るお!ツン!ブーンだお!」

『やめろ!私に触るなぁっ!』

ツンの体に触れた瞬間、弾き飛ばされた。

僕は倒れこむ。打ち所がわるかったらしい、血が出ている。
でも僕はそんなことおかまいなしに、再びツンに近づく。

( ;ω;)「ツン!僕だお!」

『来るなっ!あ、ああっ!!……な、なんで、また……』

頭を押さえて、ツンが暴れる。
僕はそれを上から抱きとめた。腕の中でも、ツンは暴れ続ける。

(;゚∀゚)「……なんだ?様子がおかしいぞ」

从;゚∀从 「……あれは……」

『あ、くっ、なんでまたあなたが……完全に、消したはずなのに……ああ、駄目!私の居場所を取らないで!』

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 20:52:53.78 ID:ECmruAPT0
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21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 20:53:08.02 ID:+Ib82rCvO
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22 名前:第二十二話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 20:53:29.81 ID:IZTySI4u0
( ;ω;)「ツン……?」

『駄目!あなたはもう死んだの!この体は、あたしのものなの!やめて!』

誰かと争っている?
僕らの見えないところで。

(;´_ゝ`)「……まさか」

『ああああああああああああああああああああああああああああああっ!』

ひとしきり暴れたあと、ツンは僕の腕の中でぐったりと脱力した。
倒れそうになるのを必死で押さえた。そして、名前を呼びながら揺すった。

( ;ω;)「ツン!ツン!」

揺する。何度も、何度も。

僕の涙がツンの頬に落ち、伝い、地面に落ち、しみをつくる。

( ;ω;)「ツン!ツン!」

何度呼んだかわからない。

( ;ω;)「ツン……!」

僕が諦めかけたとき。


23 名前:第二十二話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 20:54:12.74 ID:IZTySI4u0




       「……ブー……ン?」

       聞き慣れた声が、聞こえた。





24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 20:54:25.47 ID:ECmruAPT0
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25 名前:第二十二話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 20:55:34.49 ID:IZTySI4u0
*


東京ごと、少女を吹き飛ばす。

無線の向こうの声の主は確かにそう言った。

(;、、゚Д゚)「どういうことだ?!」

『言葉……おりの意味だ!プギャーが……った潜水艦は、元々第七艦隊……秘密……に日本に持……込んでいた原潜な……だ!
非核三……則なんて……の男が守る……思うか!?あいつはもう周……が見えてない!どんな手を使ってくるか』

(;、、゚Д゚)「……じゃあ」

『十中八九……違いない!奴……原潜の核ミ……イルで少女を東京ごと吹……飛ばす気だ!』

(;、、゚Д゚)「!」

『早く撃沈……ろ!あいつは、自分を負かした……女に異常な程固執し……いた。核くら……なら喜んで使う……ずだ。早く!
取……返しが……かなくなる前に!』

『それで言いたいことは全部か?セント・ジョーンズ』

『……!』

(;、、゚Д゚)「中将……!」

乱入してきた通信。
その声の主は、プギャー中将だった。


26 名前:第二十二話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 20:56:51.63 ID:IZTySI4u0
( ^Д^)『東京など私には関係ない。研究者拿捕も、もういい。私はプライドを優先する。
     あの少女でも、流石に核ミサイルには敵うまい。
     ついでに、私を裏切ったお前と、逃げ回っているという研究者。まとめて始末してやる』

(;、、゚Д゚)「中将!」

( ^Д^)『黙れ!イエローが私に指図するな』

(;、、゚Д゚)「……!」

(;・∀・)『中将!正気ですか?!』

( ^Д^)『モララーか?……ククク、残念だったな。お前の味方のアサピーは死んだ。誰のせいだかはわからんがな』

(;・∀・)『中将……!』

(;、、゚Д゚)「てめぇ……いい加減に……!」

( ^Д^)『何もかもおせぇんだよ。イエローども。どいつもこいつも私をコケにした罰だ』

(;官゚ゝ゚)「ミサイル発射口の開口音確認!」

開口音―――。

ギコの体を恐怖が支配した。
核ミサイルが、発射される……!


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 20:57:25.72 ID:ECmruAPT0
支援

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 20:57:28.72 ID:aW649RoH0
支援

29 名前:第二十二話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 20:58:29.28 ID:IZTySI4u0
( ^Д^)『これで、終わりだ。撃てぇ!』

(;・∀・)『ギコぉ!』

(;、、゚Д゚)「対潜ミサイル発射!」

プギャー、モララー、ギコの三人はほぼ同時に叫んだ。

『こなゆき』の甲板に設置されたアスロック対潜ロケットの八連装ランチャーが動き、八発のミサイルを空中に射出した。
ミサイルはマッハ1の速度で目標の上空を目指し、そこで短魚雷を切り離した。
海中に落とされた魚雷は右旋回をしながら目標を目指す。

だが、目標となった原潜に魚雷が命中する直前、潜水艦の甲板のミサイル発射口が開き、巨大なミサイルが飛び出してきた。

わずかに遅れて魚雷が潜水艦の艦体に命中する。初弾で爆発し、追い討ちをかけるように残りの魚雷が艦体に突き刺さり、艦体は爆散した。

そして、その爆発の真上を、核ミサイルは海上を目指して進んでいった。




――――第二十二話「核」完


30 名前:第二十二話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 20:59:10.41 ID:IZTySI4u0




                  最終話      「光」





31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 20:59:19.20 ID:ZdgzN+yoO
待ってた

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 20:59:28.27 ID:rGMEA5bW0
支援

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 20:59:38.49 ID:uydspfDA0
しえん


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 20:59:56.83 ID:aW649RoH0
支援

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 20:59:57.75 ID:ECmruAPT0
支援

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:00:34.97 ID:mfm8FSx70
今日で終わりか・・・
支援

37 名前:第二十二話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 21:01:12.90 ID:IZTySI4u0
( ;ω;)「……つ、ツン?」

いま、確かに聞こえた。
出会ってからずっと、聞き続けてきた声。
僕を怒鳴りつけた声。僕にやさしく語りかけてきた声。

そして、ずっと聞きたかった声。

ξ;゚ー^)ξ「……ブーン?大丈夫?」

ああ。

本物だ。

さっき夢のなかで見たような偽物なんかじゃない。
本物のツンだ。

( ;ω;)「ツン!」

ξ;゚ー^)ξ「ばっか……なに泣いてるのよ」

( ;ω;)「な、泣いてなんか……」

ξ;゚ー^)ξ「はいはい」

腕の中で、ツンは大きく深呼吸をした。そして僕の目を上目遣いで見て言った。

ξ;゚ー゚)ξ「ごめんね……色々迷惑かけて」

( ;ω;)「迷惑なんか……ツンのためなら僕はなんでもするお!」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:01:26.87 ID:ECmruAPT0
支援

39 名前:第二十二話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 21:02:33.66 ID:IZTySI4u0
ξ;゚ー゚)ξ「ふふふ、ありがとう」

苦しそうなのに、笑ってみせているツン。その体を強く抱きしめようと思い、僕が彼女を引き寄せると、何かが音を立てて落ちた。

ごとり、と、音がした。

ξ;゚ー゚)ξ「……もう、駄目ね」

ツンの右腕、機関銃になっていた右腕が、根元から崩れていた。パラパラと、珪素の破片が地に落ちていく。
僕は思わず目をそらした。

なんでだ。

僕は心の中で叫ぶ。
やっぱり駄目なのか?僕はもう、ツンといっしょに居させてもらえないのか?

( ;ω;)「ごめんお……ツン。僕のせいで」

ξ;゚ー゚)ξ「何言ってるのよ。あたしは、ブーンに感謝したいくらいなんだよ」

あたしにこれ以上人を殺させないでくれてありがとう。しぃから、体を取り返してくれてありがとう。
彼女はそう言った。

ξ;゚ー゚)ξ「あたしの意志じゃなくても、あたしの体が人をどんどん殺していく様子を見るのは、本当に嫌だった。
      体の中で、ずっと、ずっと謝ってた。ごめんなさい、ごめんなさいって」

( ;ω;)「ツン……」

ξ;゚ー゚)ξ「だから泣かないでよ。ばか」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:03:08.35 ID:ECmruAPT0
支援

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:03:54.11 ID:uydspfDA0
http://www.uploda.org/uporg872717.jpg

42 名前:最終話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 21:04:01.90 ID:IZTySI4u0
ツンは左手で僕の顔をさわる。
まだ、暖かい。人間の肌の感触。

ξ;゚ー゚)ξ「このチョーカー……付けててくれたんだね」

( ;ω;)「当たり前だお!僕の宝物だお」

ξ;゚ー゚)ξ「ありがとね。気に入ってくれたんだね」

大きく息を吐くツン。

ξ;゚ー゚)ξ「ブーン?メール、見てくれた?ごめんね、変なメール送っちゃって」

( ;ω;)「そんなことないお」

ξ;゚ー゚)ξ「ねぇ、あたし、ブーンに聞きたい事があるの」

( ;ω;)「な、なんでもいいお。どんなことだお!?」

ξ;゚ー゚)ξ「あたしは、ブーンが好き。ずっと好きだった。いつもいつも、ブーンのこと考えてた。
      ブーンといっしょに居られる時間が、一番幸せだった」

( ;ω;)「……」

ξ;゚ー゚)ξ「ブーンは、あたしのことどう思ってる?好き?」

弱々しい声で聞いてくるツン。そんなこと、決まっていた。

( ;ω;)「好きだお」
僕ははっきりと言った。

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:04:16.55 ID:ZdgzN+yoO
(´;ω;`)

44 名前:最終話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 21:05:40.38 ID:IZTySI4u0
( ;ω;)「もうどうしようもないくらい好きだお。今までもずっと好きだったお。
      これからもツンとお話したいし、遊びに行きたいお。また手をつないで歩いたりしたいお」

ξ;゚ー^)ξ「……ありがとう。あたしも、これからもブーンといっしょにいたかった」

( ;ω;)「そんな、もう生きられないみたいなこと言うなお!」

ξ;゚ー゚)ξ「ごめんね。……もう、駄目なの。あたし、わかるの」

ツンは荒い呼吸を、また深呼吸で整えた。

ξ;;)ξ「あたしもブーンといっしょに生きていきたかった。だけど、駄目なんだよ。もう、あたし、駄目なんだよ。
     ブーンといっしょに、もういられないの」

涙でくしゃくしゃの顔を、僕の胸に押し付けてツンは声を上げて泣いた。
肩を上下させながら、ごめんね、ごめんね、と繰り替えし謝った。

ξ;;)ξ「ごめんね。泣いてばっかりで。ああ、ブーン?好きだよ?ほんとに。
      ブーンもあたしのことが好きだなんて、ほんとに嬉しい。ねぇ、ブーン、好きだよ?」

( ;ω;)「ツン……」

気丈だった彼女がこんなにまで取り乱しているなんて、信じられなかった。
腕の中の、小さな肩をしっかりと抱きしめた。

しばらくすると落ち着いたのか、ツンは顔を上げた。目が、あった。

ξ;゚ー゚)ξ「目、真っ赤だよ?ブーン」

( つω;)「ツンもおなじだお」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:05:41.83 ID:ECmruAPT0
(´;ω;`)ブワッ

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:07:05.51 ID:mfm8FSx70
せつねえ・・・

47 名前:最終話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 21:07:16.04 ID:IZTySI4u0
そして、そのまま唇を合わせた。
後ろにドクオやショボン。ジョルジュやクーまでも居たが、まったく気にしなかった。

涙でしょっぱい味がした。唇を合わせながら、ツンはまた涙を流した。
二回、三回と接吻を繰り返し顔を離すと、真っ赤になったツンの顔があった。

ξ////)ξ「……」

( つω;)「ツン、顔、真っ赤だお」

ξ////)ξ「ばか」

そして、また抱きしめあった。
もう、離れないことを願うかのように。

ξ;゚ー゚)ξ「じゃあ、ブーン。あたし、最後にやることが残ってるの」

( つω;)「……お?」

僕の手を離し、ツンは立ち上がった。
右腕がない分バランスが悪いのか、一度、右によろめいた。

( つω;)「ど、どこにいくんだお?」

ξ;゚ー゚)ξ「……ねぇ、ブーン。あたしは、たくさんの人を殺したの」

( つω;)「それはツンがやったんじゃないお!やったのはしぃだお!」

ξ;゚ー゚)ξ「同じことだよ」


48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:07:25.22 ID:uydspfDA0
これは、泣ける

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:11:04.54 ID:rXD5fBVP0
支援

50 名前:最終話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 21:11:13.11 ID:IZTySI4u0
ツンはわずかに微笑んだ。

ξ;゚ー゚)ξ「天国に行くために、最後にいいことをしようと思うの」

( つω;)「?」

ξ;゚ー゚)ξ「これで、お別れね」

『ツン!やめなさい!あなたが今考えてることがわかるわ!』

ξ;゚ー゚)ξ「……しぃ。あなたまだ……」

『駄目!絶対に駄目!そんなことしたら、あなたもあたしも……』

ξ;゚ー゚)ξ「しぃ。これはあたしの体なの。もう、あなたの好き勝手にはさせない」

『ツン!』

ξ;゚ー゚)ξ「……じゃあ、これが最後の仕事よ。しぃ」

そう言うと、ツンは目を閉じた。
ツンの体が輝き始め、背中の羽根が広がった。

( つω;)「ツン!!」

ξ;゚ー゚)ξ「ばいばい。大好きだった」

それだけ言うとツンは飛び上がった。暗い、夜空へ向かって。
そして、あっという間に見えなくなった。

51 名前:最終話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 21:12:27.64 ID:IZTySI4u0
( ;ω;)「つーーーーーーーーーん!!!」

僕は叫んだ。声の限り。
見えなくなっても、ずっと。

僕の叫びは、ツンに届いていたのだろうか?





視界の隅に、何かが映った。

暗い夜空に、ツンと同じように光っている。

(;゚∀゚)「……あれは」

从;゚∀从 「……ああ」

すべてをなかったことにする火。人が生み出した、最も愚かな火。

川;゚ -゚)「……核だ」

クーがつぶやいた。


52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:13:26.77 ID:ECmruAPT0
支援

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:13:27.05 ID:ZdgzN+yoO
これは間違いなく名作

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:13:41.31 ID:rXD5fBVP0
支援

55 名前:最終話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 21:14:49.57 ID:IZTySI4u0
東京の空に二つの光が飛んでいた。

一つは火を噴出して。一つは羽根を生やして。

前者の光は禍々しさを感じるほどの光であったが、後者の光はこぢんまりとした、弱々しい光だった。

羽根を付けた光が空中で静止した。そこで、光は強くなる。
その光は留まることなく大きくなり続け、最終的には東京全域を照らし出すほどの光となった。

その光は何もかもをさらけ出した。
暗い夜の世界は、明るい昼の世界に変わった。

やがて、もう一方の光が放つ光を食らいつくし、その姿を露にさせた。
その光の正体は、核ミサイル。なにもかもをゼロに戻す火だ。

太陽とでもいえる程に成長した光は、核ミサイルを受け止めるような形となった。

そして次の瞬間、その光から、白い、巨大な羽が現れた。

片方の羽だけでも1000m。あわせて2キロはあろうかというその羽。

核ミサイルはまるでそこに何もないかのように、光の中心に直進していった。

ミサイルが、光に完全に包み込まれた瞬間、広がっていた羽が急速に収縮をはじめ、光を押し込んでいった。

見る見るうちに光は小さくなっていく。

そして、光が完全になくなったとき。

爆発が起きた。

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:15:33.77 ID:ECmruAPT0
支援

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:15:54.22 ID:uydspfDA0
支援

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:16:53.73 ID:aW649RoH0
支援

59 名前:最終話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 21:17:21.59 ID:IZTySI4u0
爆発といっても、物理的な破壊をもたらす爆発ではない。言うならば光の爆発。

再び闇に染まっていた世界を、また白い光で染め直した。
そしてその光を見ていたものは、例外なく息を呑んだ。

光の爆発と共に、何かが東京へ降り注いでいく。

白い、羽だ。

細かくなった羽、一つ一つが街に降り注いでいった。

誰もいないビルの屋上、車の走っていない道路。
そのすべてが、降り注ぐ羽によって白く染まっていく。

光の爆発が終わったとき。

そこには核ミサイルも、ミサイルを包み込んだ光の姿もなく、ただ、羽が降り続けているだけだった。



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:18:11.75 ID:2gyEVJqF0
すんげえ支援

61 名前:最終話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 21:18:17.70 ID:IZTySI4u0
(;・∀・)「……これは……」

モララーは今目の当たりにしている光景を信じられない様子で見つめていた。

プギャー中将の放った核ミサイルは、間違いなく東京に落ちるはずだった。

(;・∀・)「奇跡だ……」

司令室から外に出て、その羽の一つを拾った。

羽そのものが光を放っている。手に持ったとたん、ばらばらになって落ちてしまった。

( ・∀・)「……」

そして、砕けた羽根は、地につく前に消えてしまった。

( ・∀・)「……」

モララーは黙ったまま空を眺め続けた。


62 名前:最終話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 21:19:26.11 ID:IZTySI4u0
( ,,゚Д゚)「……」

(官゚ゝ゚)「……これは、なんなんでしょうか」

( ,,゚Д゚)「わからねぇ」

ギコはブリッジの窓から見える光景に目を奪われていた。
東京に降り注ぐ、羽。

( ,,゚Д゚)「……だけど、これだけはわかる」

(官゚ゝ゚)「?」

( ,,゚Д゚)「俺たちは、助かったんだ」

ブリッジから外に出て、甲板にたまる羽の一つを拾ってみる。
ぱらぱらと砕ける羽根を見て、ギコはつぶやいた。

( ,,゚Д゚)「……ミサイル、痛かっただろうな……ごめんな」

肩に積もる羽などかまわずに、ギコはその場に立ち続けた。

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:20:00.94 ID:uydspfDA0
しえぬ

64 名前:最終話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 21:20:29.16 ID:IZTySI4u0
(’e’) 「……」

煙草を口にくわえながら、セント・ジョーンズは降り注いでくる羽根を見つめていた。

(’e’) 「……この煙草、うまくねぇな」

ジタンが廃柄になってなかったらなぁ……と、セント・ジョーンズは毒づく。

(’e’) 「まぁいいか」

この白い光を見ていると、なんだかそれも許せるような気がしてくるのだ。

大きく、煙を吸い込んだ。そして吸殻を捨てた。

吸殻に、羽根がつもっていく。

(’e’) 「……」

なんとなく、セント・ジョーンズは吸殻を拾う。
そして、その辺から缶を拾ってきて灰皿にした。

(’e’) 「……」

そしてもう一本、煙草に火をつけた。

煙草の煙よりも白い羽は、途切れることなく振り続ける。

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:20:32.30 ID:ECmruAPT0
支援

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:20:34.84 ID:aW649RoH0
支援……

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:20:58.90 ID:rXD5fBVP0


68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:21:30.67 ID:mfm8FSx70
(´;ω;`)

69 名前:最終話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 21:21:31.99 ID:IZTySI4u0
(;゚∀゚)「……これは」

川;゚ -゚)「……羽?」

从;゚∀从 「ミサイルは……?」

降り続ける羽を全身に受けながら、信じられないような顔つきで立ち尽くす。

(;´_ゝ`)「……」

(´<_`;)「こんなの、データにはなかったぞ」

(;゚∀゚)「……データ云々の世界じゃないってことだな……」

川;゚ -゚)「ああ」

透き通るような真っ白な羽。

まるで雪が降っているかのように、その羽は降り続ける。

( ゚∀゚)「……ツンが、最後の最後になって、俺達を助けてくれたんだ」

川 ゚ -゚)「……」

ジョルジュの言葉にも、クーは黙ったまま。



70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:22:36.15 ID:f7g7t1sR0
切なさ乱れうち……

71 名前:最終話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 21:23:12.15 ID:IZTySI4u0
( ^ω^)「……」

肩に、頭に、白い羽はどんどん降り積もっていく。
涙は自然と止まっていた。

('A`) 「……」

(´・ω・`)「……きれいだね」

ドクオとショボンも同じように、空を見上げている。

白い羽は、街を、雪のように白く染めていく。

( ^ω^)「……ツン」

('A`) 「ああ」

(´・ω・`)「……この羽ひとつひとつから、ツンを感じるよ」

( ^ω^)「……僕もだお」

('A`) 「奇遇だな。俺もだ」

僕は地面に積もっている羽根を取り上げた。


72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:23:14.07 ID:uydspfDA0
支援

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:24:36.85 ID:YKBVLQvk0
これは…支援

74 名前:最終話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 21:24:42.60 ID:IZTySI4u0
ツン、僕は大丈夫だお。

君がいなくても、この先もきっと生きていけるお。

大丈夫、頑張れるお。

君が救ってくれたこの命、大事にするお。

最後に想いが通じ合えて、本当にうれしかったお。

……でも、やっぱりさびしいお。

また、いっしょに登校、したかったお。

また、人が居ないところで手をつないだりしたかったお。

またいっしょにカラオケ、いきたかったお。

下手だけど、一生懸命に歌ってあげたかったお。

勉強、おしえてほしかったお。


75 名前:最終話 ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 21:25:35.85 ID:IZTySI4u0
ツン。

大好きだったお。

また、天国で会おうお。
その時まで、すこし待っててほしいお。

それまでに、ツンが驚くような男に成長してやるお。


……だから、それまで、さよならだお。



手にもった羽根がぱらぱらと砕けた。

その破片は、風に吹かれて、空に消えていった。



〜〜( ^ω^)がξ゚听)ξを止めるようです〜


おしまい


76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:26:11.39 ID:gnAv/WV50
今北乙一

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:26:17.41 ID:uydspfDA0
うわあああああああああああああ!!!!!

作者、乙!!!!

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:26:55.81 ID:mfm8FSx70
乙!
いいもの読ませてもらった

といいつつ実はこの投下しか読んでないから
これから読んでくる

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:27:38.87 ID:aW649RoH0
乙〜!
いい終わり方だった

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:27:50.90 ID:ZdgzN+yoO
泣ける…

あげ

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:28:03.12 ID:ECmruAPT0
乙!
泣いた

82 名前:あとがき ◆GoKuglY1Jo :2007/06/24(日) 21:29:11.41 ID:IZTySI4u0
あとがき。

今まで読んでいただきありがとうございました。
最初は十話くらいで終わらせるつもりだったのが、気がついたら二十を超え……ww

それでも、完結できてほっとしました。

皆様の支援のお陰です。

本当にありがとうございました。

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:29:20.05 ID:f7g7t1sR0
乙!
これはもう乙以外に無い!!

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:30:36.56 ID:2gyEVJqF0
よく終わらせたね!!
えらいぜ!!乙

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:32:18.16 ID:6I1q1c9U0
もう殆どあきらめかけてたが…
乙!久しぶりに泣いたよ…

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:33:24.21 ID:6gke1vTb0


87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:33:36.17 ID:rGMEA5bW0


88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:41:41.17 ID:YKBVLQvk0
乙!よかったよ、最初から追わなかった事を後悔している

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:43:32.96 ID:r/Y/C4BrO
超乙!

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:52:12.38 ID:ZdgzN+yoO
名作だな

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 21:54:57.18 ID:vLMjJNDiO
乙!
次の作品も期待してるぜ!!

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 22:00:54.57 ID:3aaaLbHT0
涙が止まんない…
乙!ずっとこの話好きだったよ!
また最初から読み直そっと

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 22:05:05.33 ID:IOsjq2Ls0
まとめで1話から読んで今追いついた

なんだこれ・・・超名作じゃねぇか・・・・

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 22:09:56.25 ID:A+KFUatgO


95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/24(日) 22:19:46.37 ID:mF5VGsZzO
今からよむ


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