( ^ω^)がξ゚听)ξを止めるようです
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:25:13.48 ID:OK9bpl2L0
- http://boonsoldier.web.fc2.com/tomeru.htm
- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:29:01.20 ID:OK9bpl2L0
- 第十八話
(、、゚Д゚)「対空ミサイル!撃てぇ!」
(;官゚ゝ゚)「目標からミサイル発射。距離、200。本艦に向かっています!」
( ,,゚Д゚)「ターターランチャー準備!ミサイルをロック出来次第放て!」
(;官゚」゚)「米艦『クソ・ミソ』撃沈!」
また一隻、やられた。
ギコは焦っていた。
モララー司令に少女を岸においやれといわれたものの、如何せん火力が足りない。
( ,,゚Д゚)「F−15はまだか?」
(;官゚ゝ゚)「はっ……機影はレーダーで捉えました。到着にはあと二分ほど必要です」
( ,,゚Д゚)「わかった。ECMの発生状況はどうだ?」
(;官゚ゝ゚)「今のところは、確認できません」
F−15が到着次第、技本がECMを東京一帯に発生させ、機動力を落としたところで撃ち落す、そういう算段だった。
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:30:56.45 ID:OK9bpl2L0
- ( ,,゚Д゚)「(まだまだ時間はかかりそうだな……こっちの弾数もすくねぇし、状況は芳しくないぞゴルァ……)」
ギコは握り拳を作る。
( ,,゚Д゚)「F−4支援戦闘機は?」
(;官゚」゚)「先ほどまでは上空に居ましたが……」
データリンクが示しているのは墜落のマーク。
(;官゚」゚)「撃墜された模様です」
( ,,゚Д゚)「そうか……」
レーダーを見つめる。
真ん中に表示されているのは目標である少女。更にそれを両翼から押し包むように艦隊は展開している。
そしてその艦の数も、元々の七割ほどに減っていた。
( ,,゚Д゚)「(このままじゃラチがあかない……これではF−15が到着したとしてもどうにもできないな)」
F−15との挟撃も、少女が陸に押し上げられて初めて意味を成す。
海上で撃ち落しても、決めであるウイルス弾がこちらには無いのでどうしようもないからだ。
( ,,゚Д゚)「(……覚悟を決めるか)」
陸地まではまだ遠い。F−15と少女がこちらの援護なしに向き合う形になれば、F−15はおそらくF−4と同じく撃墜されてしまうだろう。
それだけはなんとしても避けたかった。
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:33:49.48 ID:OK9bpl2L0
- ギコは叫んだ。
( ,,゚Д゚)「両舷全速!直進!このまま少女に突っ込め!これ以上艦隊を減らすわけにはいかない!このまま押し込むぞ!
我々が先陣を切る!各艦、援護!」
(;官゚ゝ゚)「艦長!?」
(;・∀・)『ギコ!』
すぐに驚きの声が上がる。ギコが出した命令は、簡単に言えば特攻だったのだから。
( ,,゚Д゚)「司令官……。このままではこちらのジリ貧です。こちらから仕掛けないと、状況は打破できない」
(;・∀・)『しかし……!』
(、、゚Д゚)『司令官。私は自衛官です。国を守るためには、命を捨てると申しあげました」
(;・∀・)『……』
( ,,゚Д゚)「死ぬと判っていても、いかなければならないときはあります。今が、そのときです」
決意を込めた声で、ギコは言った。
受話器の向こうでモララーがため息ともつかないような息を吐く音が聞こえた。
(;・∀・)『……わかった。だが、ひとつだけ』
( ,,゚Д゚)「なんでしょう?」
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:34:16.08 ID:0fZnUHAm0
- wktk
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:35:44.74 ID:OK9bpl2L0
- (;・∀・)「死ぬなよ。これは命令だ」
有無を言わせない、そんな声だった。
ギコはニヤリと笑って言った。
( ,,゚Д゚)「了解です!」
( ・∀・)『頼んだぞ!全艦!『こなゆき』を援護!!』
『了解!』
『了解!』
応答の声がすぐさま上がる。
( ,,゚Д゚)「行くぞ!」
(官゚」゚)「了解!」
『こなゆき』の速度があがる。周りを追従していた艦も同様に速度を上げていく。
( ,,゚Д゚)「対空ミサイル!ハープーン!!レーダーロック!」
(;官゚ゝ゚)「照準……合致!ロックオン!」
( ,,゚Д゚)「撃てぇ!」
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:36:14.96 ID:hiEpQr56O
- 待ってましたよ。
携帯から支援。
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:37:35.51 ID:OK9bpl2L0
- 連装ランチャーから飛び出したミサイルは真っ直ぐに少女のもとへ。
周りの艦も同じようにミサイルを放つ。
同時で計20発のミサイルだ。いくら機動力が高くても、かわせるものか。
(官゚」゚)「着弾!!」
自衛官の叫びと共に轟音が上がり、海上に大きな花火が上がった。海面が明るく照らされた。
( ,,゚Д゚)「よし!」
(官゚」゚)「電磁波により一時的にレーダー不調。目標の損害は不明!」
羽に守られたか?だが、ただではすむまい――ギコはそう考えた。
と、その時、その爆煙の向こうから音速でむかってくるものがあった。
レーダーの不調のため自彼らは確認できなかったが、それは間違いなくこちらに近づいていた。
ミサイルとは比べ物にならないほどの質量で空を音速で飛びまわる、鋼鉄の翼を持った機械。
F−15の編隊だった。
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:39:30.80 ID:OK9bpl2L0
- 避難勧告の出た都内には人は居なかった。
それゆえ東京タワーも人が居ない。
从 ゚∀从 「電気が止まってなくてラッキーだったな」
(´<_` )「全くです」
(;´_ゝ`)「……俺、高いとこ駄目なんだけど」
ハイン、兄者、弟者の三人はエレベーターで東京タワーを上っていた。
(;´_ゝ`)「ううっ……たけぇ……ジョルジュたちはいいよなー。下で待機だもんなー」
(´<_` )「連中はこれからが大変なんだぞ」
从 ゚∀从 「そうさ。人造細胞にあの弾を撃ち込まなきゃいけないんだからな」
(;´_ゝ`)「……それも勘弁願いたいね」
ポーン、と音を鳴らしてエレベーターは特別展望台に到着した。
从 ゚∀从 「さて。ここからは階段であがらなきゃな」
(;´_ゝ`)「まだ登るのか?!」
(´<_` )「……兄者、死ぬなよ」
(;´_ゝ`)「うう……」
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:41:33.23 ID:OK9bpl2L0
- カツンカツンと音を立てて三人は階段を登る。
弟者がふと外を見るともう既に陽が落ちかけていた。
ビルの明かりだけが、この街を照らしていた。
(´<_` )「……」
从 ゚∀从 「さ、ここだ」
関係者以外立ち入り禁止、と書かれた札が貼ってある扉を押し開けた。
部屋に入り、目に入ってきたのは様々な機械。ウィーン、と起動している音がすることから、まだここも生きているのだろう。
手に持ったPCと、機械を接続した。
从 ゚∀从 「さ、ここからは兄者、弟者。あんたらの出番だよ」
( ´_ゝ`)「おお」
(´<_` )「りょーかい」
カタカタと、二人はキーボードに指を走らせる。
すると今まで示していた計器の数字が次々に変わっていく。
普段ふざけたことをやってるやつらでも、やはりやるときはやるなとハインは思った。
从 ゚∀从 「(……さて)」
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:41:54.30 ID:bMOLWSde0
- 支援
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:42:56.91 ID:OK9bpl2L0
- 窓の外へと耳をすませた。
海の方から聞こえてくるのは相変わらずの爆発音。
その時、爆音の中に混じって何かを割くような音が聞こえてきた。
一つだけではない。二つ、いや三つ。
同時にアフターバーナーの音も聞こえてきた。
从 ゚∀从 「(来た!)」
窓の外を見る。
航空自衛隊のマーク。
羽にぶら下げたスパロー。
編隊を組んだ、F−15が雲を引いて飛んでいた。
从 ゚∀从 「来たぞ!兄者!弟者!イーグルだ!」
(;´_ゝ`)「く、こっちはまだ時間がかかるぞ!」
从 ゚∀从 「出来るだけ早くな!」
ハインは手に持った無線に向かって叫んだ。
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:44:46.62 ID:OK9bpl2L0
- 从 ゚∀从 「ジョルジュ、聞こえるかい?」
( ゚∀゚)『……っと、局長ですか?聞こえます』
从 ゚∀从 「イーグルが通過したのは見えたか?」
( ゚∀゚)『こちらでも確認しました。湾まではあと一分もかからないでしょう』
从 ゚∀从 「こっちは……おい兄者、あと何分必要だ?」
( ´_ゝ`)「あと3分、それで事足りる!」
从 ゚∀从 「把握した!っと、ジョルジュ。聞こえたか?こっちはあと二分は必要だ」
( ゚∀゚)『了解しました。じゃあ我々は、手筈どおり狙撃ポイントに向かいます』
从 ゚∀从 「ああ。後でまた連絡する。……死ぬなよ!」
( ゚∀゚)『局長こそ。では、また!』
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:45:28.90 ID:OK9bpl2L0
- 無線が切られる。ハインは無線機をじっと見つめた。
本当に、死ぬなよ。
心の中でジョルジュに向かって言った。
从 ゚∀从 「さって」
まだまだやることはいっぱいあるぜ。
从 ゚∀从 「ほら!おせぇぞ兄者、弟者。もっと早く!あと2分!」
(´<_`;)「じゃあ見てないで手伝ってくださいよ!」
从 ゚∀从 「ったくしょうがねぇなー。あたしが手伝うからには後1分で終わらせるよ!」
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:47:29.72 ID:lHA18ee50
- wktk支援
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:48:16.89 ID:OK9bpl2L0
- *
(管´ゝ`)『こちら『ライラ』各機応答せよ』
(゚д゚操)『こちら『右腕』音声は良好』
(操‘t‘)『こちら『電池』同じく良好』
( −г,−操)『こちら『池沼』同じく』
航空管制機『ライラ』の無線に対して、三人のパイロットはコールサインで返事をする。
三人が操るF−15戦闘機は、『右腕』を一番機にして三角の編隊を組み、音速で飛んでいた。
ちょうど今、東京タワーを越えた辺りだ。
(管´ゝ`)『時間がないので、この場で状況を説明する』
(゚д゚操)『ああ』
(管´ゝ`)『第一種の非常事態だ。一昨日現れた少女が再び出現した』
( −г,−操)『少女?……横須賀に現れたというあの少女のことか?ただのうわさだと思っていたが、本当なのか?』
(管´ゝ`)『本当だ』
(操‘t‘)『そんなことがありえるのか。話が飛躍しすぎている』
(管´ゝ`)『信じるも信じないも各位の勝手だが、事実だ。……君らもその姿を見れば納得するだろう』
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:49:15.86 ID:bMOLWSde0
- 支援
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:49:38.21 ID:OK9bpl2L0
- (゚д゚操)『……了解した』
(管´ゝ`)『話を戻そう。今回の作戦は、その少女の進行を阻止することだ。だが、少女に通常兵器は一切効かない』
(操‘t‘)『通常兵器が効かない?』
(管´ゝ`)『先の戦闘において、海自の攻撃が一切通用しなかった。今回の戦闘においても通常兵器が通用するとは思えない』
( −г,−操)『……では、どうやって』
(管´ゝ`)『技術研究本部が開発した対少女用の新兵器を近接戦闘において使用する。
その作戦の遂行のため、君たちには海自と協力して少女を地に落としてしてもらいたい』
(操‘t‘)『……地に落とす……撃墜だと?通常兵器は効かないのに、どうやって?』
(管´ゝ`)『技術研究本部により、一時的に東京一帯に超強力なECMを流す。それによって少女は飛べなくなるらしいんだが……。
私も詳しいことは判らない。だが、与えられた情報を信じるしかない。
君たちにしてもらうのは、技術研究本部が指定したポイントに少女を誘導、ECM発動と共に攻撃、撃墜。
ECMは君たちにも影響が出る。作戦終了後、速やかに該当空域から離脱する。以上だ』
(操‘t‘)『了解』
( −г,−操)『了解』
(゚д゚操)『了解』
(管´ゝ`)『では、幸運を祈る』
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:51:16.17 ID:OK9bpl2L0
- 航空管制機からの通信が切れ、『右腕』は操縦桿を握りなおした。
(゚д゚操)『(……あれは……)』
遠くの空に、黒い点が浮かんでいる。今度はそこから、更にこまかい点が飛び出してくる。
それは下方向へ向かって飛んでいき、そこにあった何かを爆発させた。
(゚д゚操)『(ミサイル……なのか!?あれは!?)管制機!!』
(管´ゝ`)『どうした!?』
(゚д゚操)『目標を捕捉した!……だが、あれは……』
彼らの機体は全力で飛び、その黒い点の真横を音速で通過した。
三人は、一瞬、時間が止まった感覚を受けた。
(゚д゚操;)「……!」
(;操‘t‘)「……!」
( −г,−操;)「……!!」
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:52:07.12 ID:OK9bpl2L0
- 信じられなかった。
そこに居たのは、少女。それしか言いようが無い。
制服姿で、空に浮いている。その腕は、本来あるべき腕ではなく鋼鉄の銃器。
背中には、彼女の背丈を遥かに超える鋼鉄の羽が生えている。
そのすべてが、彼女の皮膚を突き破って生えていた。
(゚д゚操;)『……これは……』
何がなんだか判らない。これが、横須賀基地を壊滅させた原因だというのか?
『右腕』は頭を振り余計な考えを振り払った。今は、困惑している場合ではない。
とにかくこの少女を撃ち落す、それだけを考えなければ。
(゚д゚操)『全機、目標の方向にヘッドオン。火力を集中させる』
(操‘t‘)( −г,−操)『了解』
(゚д゚操)『『右腕』エンゲージ』
(操‘t‘)『『電池』エンゲージ』
( −г,−操)『池沼』……エンゲージ』
三機は旋回し、少女の正面へ。
(゚д゚操)『すれ違いざまにサイドワインダーを叩き込む。行くぞ!』
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:52:49.37 ID:OK9bpl2L0
- アフターバーナーに再び点火。音速を超えて三機は少女へと向かう。
そしてその次の瞬間、、ロックオンサイトの表示が、ロックに変わった。
(゚д゚操)『『右腕』、フォックス2!』
(操‘t‘)『『電池』。フォックス2』
( −г,−操)『『池沼』、フォックス2!』
羽から切り離されたミサイルは戦闘機の速度を遥かに超えて少女へ向かう。
その数、計三発。
すれ違いざまに叩き込んだ。手ごたえは……あった!
(管´ゝ`)『こちら『ライラ』!目標の爆発をレーダーで確認した!……やったぞ!』
(゚д゚操)『……』
終わった……か?
いや、終わってなどいない。
『右腕』の自衛官としての勘が、そう言っていた。
(゚д゚操)『全機、拡散。特殊兵装の使用許可を出す!』
爆煙が晴れる前に、『右腕』は叫んだ。同時に、機体を旋回させる。
(;管´ゝ`)『こ、こちら管制機!レーダーで確認!目標は未だ健在!』
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:53:15.53 ID:YAHZMuHQ0
- サウザンドトリビア
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:54:06.52 ID:OK9bpl2L0
- (゚д゚操)『ああ……こっちは目視で捕らえたよ!』
機首の先には、煙の中からこちらに右腕を向ける少女の姿。
(゚д゚操)『かわせ!上だ!』
三機が上昇した、その真下を、少女が放った何かが通り過ぎる。
細かい弾ではない。大砲のようなもの。だがそれにしては、撃ち出すときの爆発音が聞こえなかった。
(゚д゚操)『(……電磁誘導、か?)』
ありえない話ではない。少女の右腕の姿はまさしくレールガンのそれだし、空を飛んでミサイルの攻撃にも耐えるくらいなのだ。
レールガンくらい装備していても、おかしくはない。
(゚д゚操)「……ったく」
割りに合わない仕事だ――。こんな化け物の相手をすることになろうとは。
『右腕』はレバーを思いっきり引くと同時に、心のなかで毒づいた。
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/30(水) 23:58:03.90 ID:OK9bpl2L0
- *
从;゚∀从 「おいおい、もう向こうはおっぱじめてるぜ!」
(;´_ゝ`)「まだこっちは時間がいるぞ!」
从;゚∀从 「ったく、仕方がないねぇ!あたしがやる!全部こっちによこしな!」
(;´_ゝ`)「り、了解!そちらに送る。よし……ユーハブ?!」
从;゚∀从 「アイハブ!……あたしがやればこんなの三十秒で終わるよ!」
(´<_`;)「よし、通常回線はすべて遮断した。電波の入れ替え準備は出来たぞ!」
从;゚∀从 「はいよ……あと、あともう少しなんだ……!」
信じられない速度でハインはキーを叩く。同時に信じられない速度でモニターの数値が書き換えられていく。
从;゚∀从 「(情報連結……解除)よし、弟者!」
(´<_`;)「ああ!」
从;゚∀从 「3、2、1、今!」
同時にエンターキーを押した。
一瞬、訪れる静寂。
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:00:34.22 ID:tbbxcJxL0
- うまく、いったか……?
そして次の瞬間、目の前にあった機械が音を立てて作動し始めた。
从;゚∀从 「よっし!きた!これでECMは発生した!」
(;´_ゝ`)「……後は……」
(´<_`;)「外の連中に任せるだけだな」
三人は肩をおろして長い息を吐いた。これで、なんとかなる。
全員で目を合わせてわずかに微笑んだ。その時だった。
『局長!そこは危険です!離れてください!』
不意に叫ぶ無線機。
『セント・ジョーンズの部隊が……!すぐそこまで……っ!』
無線機から聞こえてきたのはジョルジュの声。
『局長!早くそこから……!!』
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:02:45.07 ID:tbbxcJxL0
- 从;゚∀从 「……セント・ジョーンズ……だって?」
ハインは呟いた。なんのことだ?
『奴ら独房を逃げ出していたようです!セント・ジョーンズだけじゃなく、おそらくプギャー中将も……』
从;゚∀从 「じ、ジョルジュ!落ち着け!詳しく聞かせろ!」
(;´_ゝ`)「局長!外を!」
兄者の叫び声。ハインは窓から外を見た。
从;゚∀从 「……!!」
見えたのは、米軍の旗を付けた軍用車と、その周りに広がる何百人という米兵だった。
ーーーーーーー第十八話「想定外」完
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:04:17.41 ID:tbbxcJxL0
- これで十八話は終わりです。
ありがとうございました。
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:06:02.59 ID:bf+iHLcR0
- 乙 ハインが・・・
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:12:47.71 ID:U/vzqE89O
- 乙
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:13:38.95 ID:CsdTrmJO0
- おつつー
さぁまとめるぞ
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:17:56.37 ID:pXwD5icOO
- 乙
>>30乙
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/31(木) 00:21:39.76 ID:tbbxcJxL0
- >>30
いつもありがとうございます
全部
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