造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 00:24:09.13 ID:oGvvGh970<> 本当は寝静まった頃にしようと思っていた
けどついカッとなって立てた、今は反省している

まとめさんはこちら!
ttp://hebiya.blog40.fc2.com/blog-entry-3972.html <>('A`)と( ^ω^)は異世界でもう一度出会うようです
留学生(樺太)<><>2007/04/13(金) 00:26:16.38 ID:k+btlhUtO<> ktkr <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 00:26:44.41 ID:oGvvGh970<>
ミ,,゚Д゚彡「んじゃ、あらすじはいりまーす」

(,,゚Д゚)「…」


ミ,;゚Д゚彡「な、なんだよぉ」

(,,゚Д゚)「お前…ロリk」

ミ,;゚Д゚彡「違うよ!」


(;゚ー゚)「…そうなの?」

ミ,,;Д;彡「違うんだああああああ!!!」


(,,゚Д゚)「モララーの手によりジョルジュが倒れ、必死に抵抗を続けるドクオだが
     力及ばず倒れてしまう、とそこへ現れたのはブーンだった」

(*゚ー゚)「でもどうにも様子がおかしいみたい、全身を血に塗れ
    その手に握るのは輝く剣」

ミ,,゚Д゚彡「とにもかくにも彼等は異世界で再会を果たしたのだ!」

川゚-゚)「これぞ、よていちょうわ?」
(,,゚Д゚)「クー、近づくな」

ミ,,;Д;彡「あふん」 <>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 00:28:43.13 ID:oGvvGh970<>
   【 第13会 「破滅」 】



「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


絶叫し、捻り出す様な声を上げこちらを睨みつける
見れば肩が激しく上下し、息は荒く、全身を赤に染め上げる彼の姿
見た所外傷は無い様に見える所からあれは誰かの血だ、と思考は答える

( ;A;)「…このやろ、今までどこ行って」

だが何よりも、生きている、今目の前に居る、それが嬉しくてただ見つめる


(  ω゚)

(;'A`)「え…?」


けれど、彼と目が合った瞬間その感情は止まった
代わりに生まれたのは恐怖

何故かはわからない
けれど『殺される』そう思った
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 00:30:41.32 ID:oGvvGh970<>
威嚇する様な呼吸声、殺意を込めた形相

(  ω )「…ゥゥゥ」

( ・∀・)「んー?」

(;'A`)「ブー、ン?」


そうして、軽く上を向き、空に向け吼えた

(  ω )「ぅぅ…ぅ…があああああああああぅ!!!」

(;'A`)「!?」

一通り叫ぶと僅かに体制が沈み、地を蹴る音が響く
一陣の風が巻き起こり、凄まじい速度で駆け寄り一閃

(;・∀・)「むっ!!」

かき鳴らされる金属音、どうにか受け止めるも
そのまま振り抜く勢いに負けモララーの身体が後方へ弾け飛んだ
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 00:32:05.29 ID:oGvvGh970<>
(  ω )「ぐっ!!」

振りぬかれた剣は大地に突き立つ

土煙が昇る中で僅かな睨み合いの硬直
それを破る様にすぐさま口を開く


(;・∀・)「…君、いったい」

(;・∀・)「なん(  ω )「があああァァ!!!!」


だが会話の為の言葉は叫びにかき消され
ブーンはその手に握る輝く剣を突き出すと飛ぶように疾駆し、更なる追撃を放つ


( ・∀・)「…人の話は最後まで聞くべきじゃない?」

その突きを返すと、モララーの表情が微かに曇り
二人の動きが不気味に静止した
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 00:34:45.21 ID:oGvvGh970<>
涼しげな表情で見つめるモララーに対し
ブーンはゆっくりと肩を上下させ、見開かれた眼で威嚇を続ける

( ・∀・)「太陽かな?」

( ゚ω゚)「  コ   ロ   ス   」

( ・∀・)「だが断るぅー」


(;'A`)「ぁ…え?」

聞いた事も無い声を荒げ
見た事も無い表情で剣を振るう

状況も忘れ、ふつふつと疑問が湧く
あれは本当に…彼なのか?

そんな疑惑に縛られる俺を他所に、二人の戦いは止まらない

( ゚ω゚)「おおおおおおおおおおおおおおおおっ」

( ・∀・)「むっ」

雄叫びと共に二人が同時に動き
<>
留学生(樺太)<><>2007/04/13(金) 00:35:34.50 ID:k+btlhUtO<> 支援 <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 00:36:04.78 ID:oGvvGh970<>
「『ドクオ!! 見てないで止めてくれホマ!!』」

地を蹴る音と

俺を呼ぶ声

(;'A`)「え?」

弾ける様な金属音が連続して響く中で、そこに混じるように声が響く

「『急げっ! このままじゃこいつが!!』」

それは見知らぬ誰かと、俺の良く知るあいつの声

(;'A`)「ブ、ブーンなのか?」

「『こいつが、内藤が死ぬホマ!!』」

(;'A`)「え、ええ?」

訳がわからない、何がどうなってるのかわからない
<>
ホタテ養殖(dion軍)<><>2007/04/13(金) 00:36:13.67 ID:OZIHdygK0<> しえん <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 00:38:02.57 ID:oGvvGh970<>
居なくなったと思ってたあいつが帰ってきたと思ったら
剣を持って狂ったように戦っている
その上このままじゃ死ぬ?

誰が?内藤?ブーンが?

いや、そもそもこの声は

(;'A`)「誰だ!? どういう事だよ!?」

訳の分からない現状に耐え切れなくなり、思わず叫ぶ
すると返答はすぐに帰ってきた

「『詳くは後ホマ! それより内藤を止めろ!』」

(;'A`)「…っ」

全く持って理解できない、できない、けど
『このままじゃブーンが死ぬ』この声はそう言った

(;'A`)(止める…止めればいいのか?)
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 00:40:13.48 ID:oGvvGh970<>
見れば更に速度を増し、熾烈を極める攻防が続く

(;'A`)「…と言われてもっ、こんなんどうすればいいのさ!!」

「『なんでもいいホマ!ちょっとくらい怪我させてもいいから止めろ!!』」

(;'A`)「んな事言われたって!」

と、そこへ声が割り込んだ

( ・∀・)「ふーん、安心しなよ! 僕が止めてあげるからさ!」

(;'A`)「え!?」

( ・∀・)「はははっ、僕はねー…君の様な人間を待ってたんだ!!」

( ゚ω゚)「ああああああああっ!!!!」

斬り合った衝撃に火花が散る
金属の擦れ合う音が響き、互いに押し合い足が止まる

( ・∀・)「少しだけ、見せてあげるよー」

モララーはそう言って楽しそうに笑うと押し合う剣を弾き、後方へ距離を取る
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 00:41:56.43 ID:oGvvGh970<>
( ・∀・)「応えろ、ダインスレイフ」

手を伸ばし、眼前に黒剣を突き出す

( ゚ω゚)「ふぅぅぅっ」

(  ∀ )「 ブ ラ ス ター 化 」

そう言うと同時に異変が起きる

(;'A`)「あ…ぁ?」

何故か見ているだけで妙な不快感を覚えた
その黒剣の他を威圧する存在感、おぞましさに

切っ先が色を変え、変色は刀身から柄へと伝い
黒い剣が紫に染まっていく

(` ∀ )「ぅ…ぁ、あああっ!!」

変化はそれだけでは留まらず、彼の肉体にさえも及ぼした
指先が青紫に染まり、腕には血管が浮き上がり不気味な筋が走る


( ;゚ω゚ω)「『神体進化!? まずいっ、内藤逃げろ!』」

<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 00:43:49.44 ID:oGvvGh970<>
ブーンが自らへ向けて後退を指示するも
まるで聞く耳持たず、変わらず正面の敵を睨んでいる

( ゚ω゚)「ああああああぁぁあああっ!!!」

(`・∀・)「君は、そのままでいいのー?」

見れば正面には変化した姿もそのままに剣を向けるモララーの姿
透き通った紫の剣は美しさと禍々しさを秘めた紫水晶の様に煌いている

( ゚ω゚)「がああああああああぅぅぅう!!!!」

(`・∀・)「…ふん」

そんな様子に怯む様子も無く、先と同じ様に雄叫びを上げ敵へと駆けるブーン
モララーはそんな彼を嘲笑うように微笑み

( ゚ω゚)「!!」

ブーンが近寄るよりも早く懐へ飛び込み、横薙ぎの一撃を放つ
迫る刃に対し、瞬時に身を翻し回避するも間に合わず、腹部に紫の剣線が走った

(  ω゚)「あ、が…っ」

(`・∀・)「くだらないな、いつまで剣の情報に踊らされてるの?」
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 00:44:57.19 ID:oGvvGh970<>
(;'A`)「ブーン!!!」

少し遅れて赤色の衣服が黒く染まり、地に赤い液体が滴る
腹部を押さえ膝をつくと腕の隙間からは止め処なく赤い線が流れた

(  ω゚)「ガ…ア、ア、がふっ、ぅアア、ア」

そのまま倒れこみ苦しそうに呻きながら身を捩る

(;'A`)「くっ!」

(`・∀・)「おっと、動かない方がいい」

堪らずブーンの下へと駆け寄ろうとする俺を制止する声
見れば真っ直ぐに剣をこちらに向けている

(; A )「…どけ」

(`・∀・)「心配しなくても彼はもうこの程度じゃ」


(♯'A`)「どけえええええええ!!!!」

赤い刀身が一瞬で燃え上がり、大きく振り上げた炎を掲げ振り抜く

線状に炎が伸び、敵へと襲う
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 00:46:22.94 ID:oGvvGh970<>
(`・∀・)「ちぇ」

小さく舌打ち、軽々と炎を避けられてしまうが
その隙を狙い一気に倒れ込む友の側へと駆け寄る

(;'A`)「ブーン!」

(; ω゚)「うっ…〜〜〜っっっ」

(;'A`)「大丈夫か!? 傷は…」

その場に屈み、切り裂かれた衣服の隙間から覗き見る

(;'A`)「え…?」

そこで信じられない光景を目の当たりにした

(`・∀・)「だから言ってるでしょー、この程度じゃ彼はもう死ねないんだよー」

(;'A`)「…」

傷口が、無い

あんなに血が垂れていたのにも関わらず
衣服の奥にはそれらしき物が見当たらない

(;'A`)「なん、で」
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 00:47:51.19 ID:oGvvGh970<>
(`・∀・)「分かったらさーそこ、どいててくれる?」

(♯'A`)「させない」

(`・∀・)「ああ、別に殺すつもりはないよ」

(♯'A`)「うるさい!! その前に俺があなたを…!!」

(`・∀・)「なんだい、折角彼の目を覚ましてあげようと思ってるのに」

(;'A`)「…何言って」

(`・∀・)「ほんとだよー? 腕の一本でも切り落とせばきっと目が覚めるよ」

笑い声が耳につく

(♯'A`)「このっ!!」

(`・∀・)「おっと」

横に振るった炎が鞭の様にしなり前方を低音を響かせながら焼く
だが陽炎の奥には無傷なままのモララーの姿が見えた
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 00:48:59.15 ID:oGvvGh970<>
(`・∀・)「できれば君の相手はしたくないんだよねー」

(;'A`)「くそっ…」

「『レーヴァテイン…そうか、そうホマ!』」

立ち上がり剣を構えた所でちょうど、足元から声が聞こえてきた


(;'A`)「え?」

(  ω゚ω)「『ドクオ!』」

(;'A`)「ブーン!? 大丈夫なのか?」

(  ω゚ω)「『災いの杖を発動させてくれホマ!』」


('A`)「…」


(;'A`)「はぁ!?」
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 00:50:39.46 ID:oGvvGh970<>
(  ω゚ω)「『早く!!』」

(;'A`)「ばっ、馬鹿言え! んなことしたら…」

(  ω゚ω)「『ちょっと、ちょっとでいいホマ!』」

(;'A`)「ちょっとてあんた」

(  ω゚ω)「『すぐに消せばいいホマ! 頼むホマ!!』」


(;'A`)「…」

一体何を言っているんだろうか
突然おかしな事を言い出す親友の頭を思わず疑う
だいたいホマってなんだホマって

だけど

(  ω゚)「…う、ぅ」

口を開くたびに苦しそうな呻き声を上げる姿が見てられない
<>
名人(コネチカット州)<><>2007/04/13(金) 00:51:46.62 ID:z//QEjTLO<> 空気に負けるな。支援 <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 00:51:47.87 ID:oGvvGh970<>
('A`)「ブーン…信じて、いいんだな?」

(  ω゚)「…」

答えは無い、きっとこれは肯定の印だ
そう思うことにした

どうせもう手なんか残ってないんだ

まだ俺に何か出来るって言うなら…なんだってやってやる


(-A-)(再接続、開始)


(`・∀・)「んー?」

手の先に水を纏い、広がる水は俺とブーンを覆った


(♯'A`)「真の姿を現せ、業炎の剣!!」

掲げた炎はより激しく燃え猛り、刀身に触れる水を焼くと溢れる水煙
水蒸気が剣の姿を完全に覆い隠し、その奥に輝きが漏れ出す
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 00:53:16.67 ID:oGvvGh970<>
立ち込める白を更に光が消し去っていく

(`・∀・)「…やっぱり、綺麗だねー」


霧が晴れるにつれ、溢れる光が全てを照らし出す

掲げた太陽の下

水によって反射する光が波状に地を漂う

(;'A`)「っ…〜〜〜〜っ!!」

(;'A`)「こ、れでいいんだろ? ブーン!!」


(  ω )「…」


(;'A`)「…ブーン?」


(  ω )(…ぁ)

<>
ホタテ養殖(dion軍)<><>2007/04/13(金) 00:58:07.78 ID:OZIHdygK0<> しえん <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 01:01:39.77 ID:oGvvGh970<> ごめん、ちょっとお待ちを、てかまだ最後まで終わってな(ry


いえそんな巨ロボが見たいとかそんな事は <>
張出横綱(埼玉県)<><>2007/04/13(金) 01:11:49.90 ID:eG8GM74U0<> とりあえず支援 <> 2軍選手(北海道)<><>2007/04/13(金) 01:15:21.78 ID:TRGC2uNK0<> wktk <> バンドメンバー募集中(コネチカット州)<><>2007/04/13(金) 01:51:09.46 ID:hQxDIHH3O<> wktk <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 02:16:54.14 ID:oGvvGh970<> サーセンでした
再開します

しかし熱いね、心も、身体も <>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 02:19:03.06 ID:oGvvGh970<>

……。


「うっ…」

一人の男が呻き声を上げ、地に平伏す


('、`*川「これで終りかな?」


剣に付着した血を払い
屍連なる中で彼女は静かに言った


(;´・ω・`)「みたい、だね」

今、この場には僕と先の女性、そして日陽の兵士が数人
周りには湖鏡の兵と思われる連中が横たわっている

('、`;川「それにしても…」
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 02:20:52.34 ID:oGvvGh970<>
彼女が奥の一点を見つめ、それに習って僕もそちらを向いた

(´・ω・`)「…」

そこは異臭を発し、目を背けたくなる光景が広がっている

(;´・ω・`)「うっ…」

そんな場所を思わず直視してしまい軽く吐き気が襲った

('、`;川「あら、大丈夫?」

(´・ω・`)「…大丈夫」

そこにあるのは赤黒い地面と、その上に大量に転がる肉片

上半身だけだったり

左肩から右足までを綺麗に分断されていたり

大きなパーツ以外はどれもこれもバラバラに切断されてたり

既に元が人である事自体疑いを持ってしまう、とにかく酷い有様だ
地獄絵図とは正にこの事か
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 02:22:15.42 ID:oGvvGh970<>
('、`;川「内藤君、だっけ?」

彼女の名はペニサス、神殿の中では何度か顔を合わせてはいて
ずっと秘書みたいな人だと思っていたけれど

剣を手に戦っていた所を見るにどうやら違うらしい

(´・ω・`)「…はい」

('、`*川「話してくれるかな、ここで何があったのか」

(´-ω-`)「…」

正直なところ、あまり言いたかないけど、仕方ないか

(´・ω・`)「僕があの剣を受け取って神殿を出てから…」

ブーンはすぐに見つける事ができた
だけど、どうやら追われて逃げてるまっ最中らしく
あのままじゃやばいと思って慌てて剣を渡したんだ

('、`*川「うん、問題はそこからね」
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 02:23:50.11 ID:oGvvGh970<>
(´・ω・`)「あの剣を手にした途端、まるで人が変わったような素振りで
      あっという間にその場に居た連中に勝っちゃったんだ」


恐らくブーンはあの日陽の剣とか言う神具の管理者になったのだろう
あの変わりようは思うに別人格か何かだろうか

その後更に集団が現れブーンは一人で言い合いながら戦い、そして

…。


( ゚ω゚)「あああああああああああああ!!!!!!」

狂ったように叫び、腹部まで切り込んだ剣が鈍い音を立て更に沈み
更に声を荒げながら振り抜き、男の体が二つに断たれ地面に水音と共に落ちた

(  ω )「う…」

ブーンの表情が歪む

(;´・ω・`)「ブーン!!」

(  ω ω)「『まだ来るぞ! しっかりしろ!!』」
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 02:25:55.81 ID:oGvvGh970<>
仲間の無残な最期を目の前にして尚、彼等は士気を落とさない
それどころか怒りを顕にブーンへと迫った

( ;ω;)「あ…ぁ…あああああっ!!!??!??」

対するブーンは血を浴び、泣き叫んでいる

「てめえ、よくもおおおおお!!!」

( ;ω;)「ひっ!?」

脅えながらも敵兵の攻撃を受け止めると
金切音が響き、競り合う

( ;ω;)「うっ…」

「くそ、くそっ!!殺してやる、殺してやる!!!!」

困惑しつつも死ぬ事を拒否し、必死に抵抗するブーン
そこへ更に横合いから一人が迫った

「死ねええええ」

( ;ω;)「うあああああああああああ!!!!」

咄嗟に身体を捻る
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 02:27:14.14 ID:oGvvGh970<>
金属音、そして奇怪な声


男の首が転がり落ち、地面を赤く染めていく


首の無い人間は倒れ際に大量の雨を降らせた


雨は瞬く間に全身を濡らし


「あ―――――――」

ブーンは最早声にならない悲鳴を上げ

「このやろおおお!!」

(  ω )「ぁ、ぁ、ぁ、ぁ…」



( ゚ω゚)

<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 02:30:30.83 ID:oGvvGh970<>

……。


(´-ω-`)「それでまた狂ったように叫んだと思えば
     その場で全員切り刻んで、どこかに走り去って行った
     そして僕が動けずに居たら更に敵の人達がやって来て…」


('、`*川「…そこに私達が来た訳ね」

(´・ω・`)「そうです、あ、ていうか助けてくれてありがとうございます」

('、`*川「いえいえ、これも仕事だから」

(;´・ω・`)「仕事…聞いていいですか?」

('、`*川「ん、どうぞ?」

(´・ω・`)「ペニサスさん、あなた一体何者なんです?
      神殿に居た時は巫女さんの世話やら給仕やらしてたのに」

('、`;川「何者、と言われても困るなぁ…まあ一応ここの」

「新手が来たぞー!!」

('、`;川「あらら、ごめんね、話は後!」
<>
銀行勤務(福岡県)<><>2007/04/13(金) 02:32:50.22 ID:qIgBd+M50<> ほしゅ。がんば <> バンドメンバー募集中(コネチカット州)<><>2007/04/13(金) 02:33:00.59 ID:GG20I6P7O<> ガ・ン・ガ・レ♪ <> 桃太郎(樺太)<><>2007/04/13(金) 02:33:52.65 ID:wvD6ewBFO<> wktk <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 02:34:05.38 ID:oGvvGh970<>
突然声が上がり、彼女はそちらへ小走りに向かった

周りに居る日陽の方々は後方へ下がっている事を促し
僕はそれに大人しく従った

(´・ω・`)「?」

その途中、いくつかの声を聞いた

「あいつ…もう一人の管理者か」

(;´・ω・`)「…」

どうやら新手と言うのは管理者と呼ばれる輩らしい

そしてもう一つ、全ては聞き取れず、ある単語が聞こえてきた


(´・ω・`)「破滅の、管理者?」


……。


<>
イタコ(樺太)<><>2007/04/13(金) 02:56:25.30 ID:LGq0lc/WO<> 今日は終わり? <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 02:57:28.67 ID:oGvvGh970<>
世界が黒く、何も見えない


『コロセ』


耳に反響する呪いの言葉
僕を殺す為の言葉


『シネ』


誰かが僕を殺そうとしている


『ヨクモアイツヲ』


恨みの言葉、僕が殺したから、彼は僕を恨む


『アアアアアアア』


その彼を殺して、また別の誰かが僕を恨む
<>
造船業(栃木県)<>今書き終えたー<>2007/04/13(金) 02:58:08.54 ID:oGvvGh970<>
そんな事を繰り返す内に、僕の足元には沢山の人が転がる
前を向けば山の様な人の群れが僕に向かってくる

まるで悪夢の様

それでも僕は戦っている

やがて身体を激痛が襲った
思わず倒れ込む、腹部からは止め処なく血が流れていく

血はどんどん流れ続け、やがて僕の身体を沈めていく

赤い海が世界を飲み込む

そうして完全に赤に飲み込まれた
苦しい、息が出来ない、痛みが退かない、身体が熱い



     た  す    け   て


<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 03:00:02.65 ID:oGvvGh970<>
『…ン』


…?


『ブ…!』



声に気付いた、この声を僕は知っている


お願い


もう一度聞かせて

もう一度呼んで


それだけで、僕は

<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 03:02:30.26 ID:oGvvGh970<>


「ブーン!!」



赤い闇に光が射し、世界は暗闇に包まれた


急激に痛みが退いていく


気付けば、僕は目を閉じていただけだった


( ^^ω)(おはよう)


目を開く


(…ぁ)


眩しい光に包まれた世界が、そこにあった
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 03:03:18.42 ID:oGvvGh970<>







      【次回予告】コレイジョウーウーシナウーモノナードモウーナイカラァー








<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 03:05:39.88 ID:oGvvGh970<> ミ,;゚Д゚彡「本日のゲスト……は…居るのか?」

>>47 <>
大統領(コネチカット州)<><>2007/04/13(金) 03:07:56.66 ID:hQxDIHH3O<> モナー <> 天使見習い(埼玉県)<><>2007/04/13(金) 03:10:09.47 ID:AfE1+ijX0<> 前回のホマよりまともで良かった <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 03:17:29.99 ID:oGvvGh970<> ミ,,゚Д゚彡『さて次回は!』

( ´∀`)『どうにか目を覚ましたブーンだったけど
      残念ながら僕等は退散モナ』


(`・∀・)「目的は達したし、君等のご活躍をお祈りするよー」


ミ,,゚Д゚彡『そして次々と明かされる真実、驚天動地の超展開』

 _,
( -∀-)「モナってのはさ…あいつの口癖だったんだ」


( ´∀`)『ついでにブーンの異変も明かされるモナ』


(;´ω`)(ついでって…)

ミ,,゚Д゚彡『そして…故郷の侵攻は未だ続く』


( ´∀`)『次回、異世界でもう一度 第14会 「究極進化」 』

ミ,,゚Д゚彡『読んでくれなきゃ…泣いち』   (´∀・ )

『アッー!!』

                       つづく、、、I <>
イタコ(樺太)<><>2007/04/13(金) 03:19:20.15 ID:LGq0lc/WO<> 乙! <> 桃太郎(樺太)<><>2007/04/13(金) 03:20:10.44 ID:wvD6ewBFO<> 乙です! <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 03:21:52.07 ID:oGvvGh970<> 以上です!
やり辛いキャラガ安価に…だがそれもいい!
それよりも人居るのか心配だっtげふんげふん

14会は珍しく明日というか今日投下しますね
では、また <>
バンドメンバー募集中(コネチカット州)<><>2007/04/13(金) 03:24:14.27 ID:hQxDIHH3O<> 乙
今日は間が開きすぎたな
急かす気はないからまとめて投下出来る時にやった方が良いとオモ <>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 03:31:03.93 ID:oGvvGh970<> ですよねー、肝に銘じておく
ああリアルタイムで書いて投下できる人ってマジですげーや <>
バンドメンバー募集中(コネチカット州)<><>2007/04/13(金) 03:32:19.95 ID:GU94GMZdO<> 乙 <> 味噌らーめん屋(樺太)<><>2007/04/13(金) 05:11:05.60 ID:FvQ08MiyO<> 乙 <> 留学生(樺太)<><>2007/04/13(金) 05:50:05.68 ID:MtH3AMtoO<> ほす <> 味噌らーめん屋(樺太)<><>2007/04/13(金) 06:35:03.11 ID:YohmTHZNO<> 乙 <> 赤ひげ(大阪府)<>sage<>2007/04/13(金) 07:10:39.92 ID:dFm6mPAS0<> 1乙ー。
次回を楽しみにまっとくんだぜ <>
無党派さん(樺太)<><>2007/04/13(金) 07:59:26.80 ID:o71F7XL9O<> 乙 <> DQN(北海道)<><>2007/04/13(金) 08:42:43.33 ID:+jnaCfUW0<> 保守 <> ダンサー(北海道)<><>2007/04/13(金) 10:30:33.84 ID:JstE9W9Z0<> ほしゅ <> 味噌らーめん屋(樺太)<>sage<>2007/04/13(金) 12:47:04.37 ID:nTtLPCAqO<> ほ <> バンドメンバー募集中(コネチカット州)<><>2007/04/13(金) 13:18:38.13 ID:GU94GMZdO<> 保守 <> 接客業(東京都)<>sage<>2007/04/13(金) 14:33:04.36 ID:PO05kvYM0<> 保守 <> 名人(コネチカット州)<><>2007/04/13(金) 15:34:04.50 ID:0xw8kXWOO<> 保守 <> パティシエ(北海道)<><>2007/04/13(金) 16:37:38.18 ID:8GKpEsP00<> 保守 <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 18:07:09.28 ID:oGvvGh970<> なんという保守…まさか残っているとは思わなかった

ありがとうございました、どうにか8時までには投下始めますね <>
のびた(愛知県)<><>2007/04/13(金) 18:20:29.98 ID:TB6wde4k0<> ほす <> 桃太郎(樺太)<><>2007/04/13(金) 18:55:56.60 ID:wvD6ewBFO<> 捕手 <> 美容師(宮城県)<><>2007/04/13(金) 18:58:57.49 ID:ZRw8ebav0<> 追いついた


泣けるでぇ <>
美容師(宮城県)<><>2007/04/13(金) 19:20:34.92 ID:ZRw8ebav0<> ほしゅ <> イタコ(樺太)<><>2007/04/13(金) 19:24:02.59 ID:LGq0lc/WO<> ほっしゅ <> くじら(京都府)<><>2007/04/13(金) 19:26:00.38 ID:rcdlpJWg0<> 保守


           .. , ,;:
;:. ,; ..:        ノし、::
,ノしィ_ ::      ⌒)'´:;   o    。
`(⌒´ ,.ィ、 :.  .:   ━─ ドクオ ─━
  .:_,ノ:(__)ヽ:; :;ヾ、:  0     0
 ::: `):: ィ.:::`ー' .:)(::A::;) (:.o)
  ::;`;ゞ:: ヽニニニニ{im= o    (:. o)
   :;:`Y^⌒´`)ノく_く_;:ノ   (。..:)
    '"   ' `  ヽし'__o
            ̄ ̄ ̄ <>
くじら(京都府)<><>2007/04/13(金) 19:43:01.20 ID:rcdlpJWg0<> 保守


        ━─ ブーン ─━
    。       。
.       。  |     /⌒ヽ:::::.....
    。 \     | 。./  (::::ω:::::):::::.....
  。    \、。」| //   /:;`∞´#〉:::::.....
   ──= <二三三[(く;:,ノrヽ_;:ゝ::::::.....
.    。  / // .|「 \、 .(__,ノー';;;;;_:::::......
.      /。 /  | 。 \ 。 ̄ ̄ ̄
  。     / 。
             。 <>
こんぶ漁師(樺太)<><>2007/04/13(金) 20:00:05.13 ID:RYsA/i/NO<> ここは保守だろう
常識的に考えて <>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 20:02:44.99 ID:oGvvGh970<> ひぃー遅れた、もう少しだけすいません <> のびた(愛知県)<><>2007/04/13(金) 20:05:56.22 ID:TB6wde4k0<> もちつけ、作者。
貴方の速度で行けばいい。 <>
イタコ(樺太)<><>2007/04/13(金) 20:24:29.23 ID:LGq0lc/WO<> あわてなくてもイインダヨー <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 20:32:14.62 ID:oGvvGh970<> 人情が身に染みるぜ
お待たせしました、始めます <>
魔法少女(dion軍)<><>2007/04/13(金) 20:33:05.89 ID:GmTSgWUs0<> ktkt <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 20:34:20.73 ID:oGvvGh970<>
【 第14会 「究極進化」 】



目を開けば、上には水が揺らめき光が踊っていた

というか眩しい、眩しすぎる


(;´ω`)「うおっ!まぶし!!」

(;'A`)「!」

(;´ω`)「あ、あれ…ここは?」

(;´ω`ω)「『ドクオ、もういいホマ! とっとと消せ、危ないだろ!』」

(;'A`)「うぇ!? お、おう」

急に怒り出した僕に戸惑いながらドクオは答え
上に覆う水が蠢き、光へと集う
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 20:36:28.10 ID:oGvvGh970<>
急に怒り出した僕に戸惑いながらドクオは答え
上に覆う水が蠢き、光へと集う

爆発音と共に激しく蒸発を繰り返し、一瞬で視界が白い煙に覆われた

「熱!熱!!」

「っ!!」

熱湯が何度も身体に降りかかり何も見えない中で悲鳴が上がる
遅れて風が巻き起こり、煙も熱も全てを空へ吹き飛ばした

そして、視界を覆う雲が消えた先では
そんな様子をモララーが楽しそうに見つめている

(;'A`)「…ぅ」

(;^ω^)「ドクオ!」

光が消え、未だ赤く熱を残す剣を手にドクオが膝をついた
見れば大量の汗を流し、地にいくつもの染みを作った

(;^ω^ω)「『限界が来たか…』」

(`・∀・)「いや、面白いねー君等は」
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 20:38:09.17 ID:oGvvGh970<>
声のする方に向くと、再び僕の口が勝手に開かれた

(;´ω`ω)「『モララーとか言ったな…お前、分かってるホマ?
         そんな状態を続ければどうなるか』」

(`・∀・)「当然、分かってるさ」

(;^ω^ω)「『そうか…』」

(`・∀・)「…ん?」

と、そこへ湖鏡の人間と思われる一人がどこからか現れ
モララーに何かを伝えた

(`・∀・)「そう、わかった、それじゃあ全員に退却するように指示しておいてね」

「了解です」

そして再び男がどこかへと走り去っていく

(`・∀・)「という訳で今日はここまで、残念だけど僕は帰るね」

(;'A`)「な、にを」 <>
国会議員(北海道)<><>2007/04/13(金) 20:38:30.13 ID:XxcOjhX70<> 支援 <> バンドメンバー募集中(コネチカット州)<><>2007/04/13(金) 20:40:54.29 ID:hQxDIHH3O<> 支援 <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 20:41:51.41 ID:oGvvGh970<>
( ´ω`ω)「『逃がすとでも思ってるホマ?』」

(;´ω`)(え、帰るって? やた、助かった…)

(`・∀・)「まあねー、目的は達したし、君等のご活躍をお祈りするよー」

そう言って剣を仕舞うと身体の変化が消え
僕等に背を向け、街の外へと歩き去っていった

(♯'A`)「に、逃がすもんか…」

( `´ω)(その通りホマ、逃がすな内藤!)

(;´ω`)「え、いやでも僕は…」

(;^^ω)(……このへたれめ)

(;^ω^)「ふ、深追いを駄目なんだお!」

(;'A`)「…わかった、そうだな、罠かもしれないしな」

(;^ω^)「ん?」
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 20:43:17.50 ID:oGvvGh970<>
頭の中にうるさく聞こえる声に反発しただけなのだが
どうやらドクオは勘違いしたらしく、僕の言葉に頷き俯いてしまった

と思えばまた急に顔を上げた

(;'A`)「って、ジョルジュさんは!?」

(;^ω^)「お?」

(;'A`)「ブーン! ジョルジュさんを!」

(;^ω^)「えーと」

そうしてふらふらのドクオを担ぎ、倒れるジョルジュさんの下へと向かった
地に横たわり、意識は無いが微かに動きが見え、息はしているのが分かった

(;'A`)「良かった、生きてる」

( ^ω^)「とりあえず、一度みんなの所に戻るお」

そこでふと、ドクオの動きが止まり
何か思う所があるのか考え込んでしまった

('A`)「…なんで」 <>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 20:44:51.55 ID:oGvvGh970<>
(;^ω^)「どうしたんだお?」

(;'A`)「あ、いや、それにしてもお前どうしたんだ?」

(;^ω^)「?」

(;'A`)「いや、何か色々変だし…その剣とか、その格好とか」

問われてようやく気付いた、見れば僕の体はそこら中が赤く染まっている

記憶が巡り強烈な眩暈と吐き気が襲う

(;'A`)「お、おい大丈夫か?」

(; ω )「ぅ…う」

(;´ω`ω)「『とりあえず皆と合流してからちゃんと話すホマ』」

答えられない僕に代わって彼が答え
ジョルジュさんを背負い、ゆっくりと神殿へと歩き始めた


……。

<>
バンドメンバー募集中(コネチカット州)<><>2007/04/13(金) 20:45:29.02 ID:hQxDIHH3O<> 支援 <> 塗装工(樺太)<><>2007/04/13(金) 20:46:28.19 ID:Spb9LWPcO<> 支援しちゃうぜ <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 20:47:45.75 ID:oGvvGh970<>
そこからがまた忙しかった

僕はとりあえず剣を仕舞う事にしたのだが
鞘に戻した途端、体を激痛が襲った

(;'A`)「ブーン!? どうした!?」

( ゚ω゚)「…き、筋肉痛が」

(;'A`)「はい?」

(;´ω`)「あいたたたたっ」

(;'A`)「え、えぇー…?」

そうして三人揃って倒れた所を日陽の兵士の方に発見され
運んで行ってもらう事になった

そうしてどうにか神殿まで辿りついた僕等を皆が出迎え

(;^ω^)「た、ただいま…」

ξ♯゚听)ξ「心配かけさせんじゃねーよくそがぁ!!」

(;´ω`)「ひぃぃ!?」
  _,
(; ∀ )「…」
<>
国会議員(北海道)<><>2007/04/13(金) 20:48:40.19 ID:XxcOjhX70<> しえん <> 留学生(沖縄県)<><>2007/04/13(金) 20:49:14.84 ID:Jy2v7GCp0<> しえーん <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 20:49:57.82 ID:oGvvGh970<>
('、`;川「まあまあ、募る話はまず中に入ってからにしましょうね」

そして涼しい神殿内へ入るが、体を休める暇も無く
勝手に飛び出した事やその他諸々…僕等はこってり絞られた


从♯゚∀从「このやろ、散々心配かけやがって!」

ξ♯゚听)ξ「そうですよ!」

(;´ω`)「あいたた…ご、ごめんなさい…」

特に僕は行方不明になってた事もあり、痛む体を気遣う事無く非難轟々
ドクオもクーさんにひたすら謝っていた

(´・ω・`)「でも無事でよかったよ」

(゚ー゚*州「みなさんお疲れでしょう、とりあえずお休みになられては?」

/ ,' 3 「そうしたいのは山々じゃが、湖鏡の方はどうなっておる?」

(゚ー゚*州「どうやら本命はこの奇襲の方だったらしく
     外の敵も既に退却を始めていますからひとまずは安心ですよ」
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 20:52:13.68 ID:oGvvGh970<>
/ ,' 3 「そうか、なら話は明日にするかの」


と、そんな一言もありその場は一時解散、自由行動になった

/ ,' 3 「じゃが、誰かそやつの行動は監視しておくように」

荒巻さんは僕をちらりと見て言った

(;^ω^)「え?何で?」

从 ゚∀从「失踪しないようにだろ」

(;´ω`)「…あうあう」

ζ('ー`*ζ「なら私が!」

/ ,' 3 「デレ、お前はあの馬鹿の面倒を見てやりなさい」

ζ(゚−゚;ζ「ってあれ? お兄ちゃんは?」

('、`*川「あ、既にお部屋の方でお休みですよ」

(´・ω・`)「怪我はどうなんです?」

('ー`*川「幸い致命傷は避けてますから大丈夫でしょう」
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 20:54:10.69 ID:oGvvGh970<>
(´・ω・`)「それは良かった、あ、ついでにブーンも見てやってください
      なんか動けないみたいなんで」

(;´ω`)(ついでって…)

なにやら酷い扱いだが、返って実感できる
気恥ずかしくもあり、だけど温かいこの居場所
そこに自分が居られる事が単純に嬉しく思えた


そうして気付けば、みんなが笑っていた


……。


翌日、僕は泥のように眠り
ちょうど目を覚ますとジョルジュさんが目を覚ました事を知り
まだ軽く痛む体に鞭打って行ってみる事にした

部屋へ着くと、そこには皆に囲まれ
ベッドに座り込んでいるジョルジュさんの姿が見えた

( ^ω^)「もう平気なのかお?」
<>
バンドメンバー募集中(コネチカット州)<><>2007/04/13(金) 20:54:56.47 ID:hQxDIHH3O<> 支援だ <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 20:55:06.72 ID:oGvvGh970<>
( ゚∀゚)「…ああ、心配かけた」

手当てを受け、胸部に巻かれた包帯には乾いた血が染み付いている

('A`)「…」
 _,
( -∀-)「…」

心配する皆を他所に、何故か険しい表情で黙り込み
ドクオの方を見ると釣られるように口を開いた

('A`)「俺…ちょっと気になる事があるんです」

( ゚∀゚)「ああ、何で俺が生きてんだって所か?」

('A`)「…はい」

(;^ω^)「はい!?」

('A`)「考えてみれば以前もそうでしたよね」

( -∀-)「そう、だな」
<>
国会議員(北海道)<><>2007/04/13(金) 20:57:19.54 ID:XxcOjhX70<> し <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 20:57:34.28 ID:oGvvGh970<>
('A`)「その、モナーさんとは昔兄弟同然だったっていうのは聞いてます」

ζ( − *ζ「…」

('A`)「だからもしかして…殺さなかったんじゃなくて
   殺せなかったんじゃないかって思うんです」
 _,
( -∀-)「…どうだかな」

(;'A`)「だって、そう考えると今までの事も理解できるじゃないですか、なら…」

( ゚∀゚)「なら、どうする?」

その問いに言葉を詰まらせ、黙ってしまうドクオ
ジョルジュさんはそんな様子を見て一呼吸置いてから口を開いた

( ゚∀゚)「説得でもしろってか? いやそもそもお前はあいつを許せるのか?」

(;'A`)「そ、それは…」

( ゚∀゚)「仮に、あいつがまだあの頃のままで居るとしても
     もう手遅れさ、罪を重ね過ぎた」

('A`)「…」 <>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 20:59:05.85 ID:oGvvGh970<>  _,
( -∀-)「ま、モララーの野郎が俺を生かしてくれたってんなら
     せめてものお礼に、あいつは俺の手で殺してやらねーとな」
 _,
(  ∀ )「今度は…ためらわねぇ」

そうして沈黙
空気が重く圧し掛かり、誰もが黙り込んでしまった

最後に、俯いていたジョルジュさんがふと顔を上げ、付け加えるように言った

( ゚∀゚)「ああ、そうだドクオ、一つだけ教えておいてやる」

('A`)「え?」

 _,
( -∀-)「モナってのはさ、あいつの口癖だったんだ」

(;'A`)「!?」
<>
塗装工(樺太)<><>2007/04/13(金) 21:00:42.15 ID:Spb9LWPcO<> 支援しちゃうぜ <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 21:00:48.70 ID:oGvvGh970<>  _,
( -∀-)「なんでかな、それを語尾につけるのが好きでよ、いつもその口調だった」

(;'A`)「ちょ、それって!!」

詰め寄る問いかけにジョルジュさんは再び黙り込んだ
そんな様にドクオは表情を歪め、何かを呟いていた

「じゃあ…モナーさんは…」


……。


その後、全員が広間に集められた

ノノ*゚∀゚)「太陽?」

(;^ω^)「お、太陽の剣ガラティンとかなんとか…」

(´・ω・`)「ガラティン…円卓の騎士の伝説で有名な剣だね
      太陽が昇るに連れ持ち主が強くなるって話だったかな?」
<>
バンドメンバー募集中(コネチカット州)<><>2007/04/13(金) 21:01:20.09 ID:hQxDIHH3O<> 支援 <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 21:02:00.89 ID:oGvvGh970<>
(;^ω^)「んで、その…なんか中の人が居るみたいで」

ノノ;゚∀゚)「中の人?」

そうして僕はその剣を握り、鞘から抜き放った
すぐに頭の中には声が響き

( ^ω^ω)「『中の人など居ない!』」

すぐさま室内に二重音声が響いた

(;'A`)「あ、あの時の!」

(´・ω・`)「やっぱり別人だったんだね」

(;^ω^ω)「『ホマホマ、その通り』」

(゚ー゚;州「で、では…あなたが日陽の神具様なのですか?」

(;^ω^ω)「『うむ、ヒノ、ユウ、今まで毎日磨いてくれて感謝してるホマ』」

ノノ*゚∀゚)「わぁ! 凄いや!!」
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 21:03:55.29 ID:oGvvGh970<>
そうして顔合わせ、自己紹介の様な事を済ませ、本題に入った

それは先日の僕の暴走について

この神具の力は持ち主の神体強化
その人間が持ち得る力、身体、感覚全てを強化し
更に戦闘知識までも植え付けるらしい

( ^ω^ω)「『あの時はその戦闘知識の移行中に本人が気を失ったりしたもんだから
         戦う意識だけだが暴走して暴れまわってたわけホマ』」

(;'A`)「それは分かったけどさ、あの時言ってたこのままじゃ死ぬってのは?」

(;´ω`ω)「え、なにそ『あれは…その、その場のノリホマ!』」

(;'A`)「ノリてあんた…」

(;´ω`ω)「『いやー!あの場に相応しいのはそんな感じかな、みたいな?』」

口に出る言葉は軽く、けれど僕の頭に響いてくる声だけは暗く、重い物だった
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 21:05:30.94 ID:oGvvGh970<>
( ^^ω)(…内藤)


(;´ω`)「お?」

( ^^ω)(お前にだけは伝えておく、口外はするなホマ)

(;´ω`)(何をだお?)

( ^^ω)(あの時、あのまま放って置けばお前は本当に死んでいたホマ)

(;´ω`)「ええ!?」

('A`)「ん?」

( ^^ω)(神体強化には更に上がある、持ち主の体そのものを急激に作り変える
      強化を超えた神体進化と呼べるものホマ)


(;^ω^)(神体進化…?)

<>
国会議員(北海道)<><>2007/04/13(金) 21:06:30.91 ID:XxcOjhX70<> 支援支援 <> 大統領(コネチカット州)<><>2007/04/13(金) 21:06:39.31 ID:hQxDIHH3O<> 支援 <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 21:06:47.06 ID:oGvvGh970<>
( ^^ω)(そしてお前はそれを行った、だから本来なら今頃筋肉痛で動けなくなる所を
       現にこうして平気で歩き回っているホマ)


( ^ω^)(そういえば…なんか体は痛いけどなんか軽くなった気がするお)


( ^^ω)(それを繰り返しお前の体が完全に対応した時…
       究極の進化を果たし、あらゆる物を凌駕するだろう)


( ^ω^)(おお、それは凄いお!)


( ^^ω)(そして…ここからが本題だ)

(;´ω`)(?)

<>
のびた(愛知県)<><>2007/04/13(金) 21:07:09.85 ID:TB6wde4k0<> しえん <> 事情通(群馬県)<><>2007/04/13(金) 21:07:10.90 ID:S1acX+Qf0<> DQNのブログが炎上中wっうぇww

今日の総合アクセス数 46231人

コメント欄 祝 2万突破wwwww

VIPを馬鹿にしたからだお(#^ω^)ビキビキ

http://blog.with2.net/link.php?438036

突撃だおwwっうぇww
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 21:11:09.84 ID:oGvvGh970<>
(   ω)(ただでさえ暴走しているせいで進化が起こりかけている最中に怪我を負い
       再生の為に一気に体を成長させ、進化が起きた)


(   ω)(まあ今回はドクオのあれのおかげで目を覚ましたから助かったがな
       あのまま続いていたら…)

(;´ω`)(どうなるんだお?)


(   ω)(よく覚えておけ、その進化を続ける度にお前は)




(゚ー゚*州「話は終りかな? それではこちらも見てもらいたい物があるんです」

そう言って彼女が鈴を鳴らすとペニサスさんが現れ
鞘に収めれた一振りの剣をテーブルに置いた
<>
イタコ(樺太)<><>2007/04/13(金) 21:12:13.98 ID:LGq0lc/WO<> 支援 <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 21:12:30.46 ID:oGvvGh970<>
(;´・ω・`)「あっ、それ」

(゚ー゚*州「はい、先日の戦いにて入手しました」



(   ω)(確実に寿命を減らしていく)



('、`*川「はい、敵管理者が持っていました神具です」

(;゚∀゚)「なにぃ!?」
ζ(゚Δ゚;ζ「え!?」

('、`;川「あ、いえ…事実かは不明ですが」

(;゚∀゚)「んで、それがどうしてここに?」

('、`;川「それが…」
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 21:13:50.59 ID:oGvvGh970<>


(   ω)(人の細胞分裂の数は限られている、一定を超えれば劣化していく
       こればかりは手の打ち様が無いホマ)



('、`;川「その男はこちらの何名かを切り殺した後…その剣で自分の首を」

(;゚∀゚)「は?」

('、`;川「味方の一人と斬り合った瞬間、弾かれた剣がその男の首を撥ねたのです」



(   ω)(使えば使うほどお前は年老い、やがて…)



(;゚∀゚)「な、なんだそりゃ…んなことあるのか?」

('、`;川「ありえないです、けど事実なので」
<>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 21:14:40.45 ID:oGvvGh970<>
(´・ω・`)「確か…破滅の管理者とか言ってたよね」
 _,
( ゚∀゚)「破滅ねぇ…文字通り自分を滅したか? 悪い冗談だな」

ζ(゚−゚*ζ「何て神具なのか分からないんじゃ手の出しようがないね」

( ゚∀゚)「だな、とりあえず保留だなこの剣は」

(;´・ω・`)「破滅…うーん、なんか、引っかかるんだよなぁ」




(   ω)(死ぬ)





<>
石油王(埼玉県)<><>2007/04/13(金) 21:15:42.39 ID:D5KLA2l90<> 支援 <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 21:15:50.74 ID:oGvvGh970<>






        【次回予告】ダレカノキヅツイタココロガー







<>
大統領(コネチカット州)<><>2007/04/13(金) 21:15:50.53 ID:hQxDIHH3O<> 支援 <> のびた(愛知県)<><>2007/04/13(金) 21:16:41.28 ID:TB6wde4k0<> ええええええ?
またもや生殺し。
でもwktkして待ってます。 <>
造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 21:17:07.14 ID:oGvvGh970<> ミ,,゚Д゚彡「今日のゲストは?」

>>123 <>
ピアニスト(樺太)<><>2007/04/13(金) 21:17:10.24 ID:YtRsxIdNO<> アポロンかw <> 名人(北海道)<><>2007/04/13(金) 21:17:10.85 ID:l2X5TUf80<> 乙 <> 海賊(神奈川県)<><>2007/04/13(金) 21:17:34.26 ID:Bcmm6o8E0<> >>123
>>123 <>
国会議員(北海道)<><>2007/04/13(金) 21:17:53.18 ID:XxcOjhX70<> フサー安価ー安価ー <> 留学生(沖縄県)<><>2007/04/13(金) 21:17:57.53 ID:Jy2v7GCp0<> ワロタ <> のびた(愛知県)<><>2007/04/13(金) 21:18:03.41 ID:TB6wde4k0<> >>123
wwwwwwww

モララーで <>
留学生(沖縄県)<><>2007/04/13(金) 21:18:22.17 ID:Jy2v7GCp0<> ペニサス <> 名人(北海道)<><>2007/04/13(金) 21:18:36.63 ID:l2X5TUf80<> ('A`) <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 21:19:26.19 ID:oGvvGh970<> ミ,;゚Д゚彡「あれえええ?ちょっと待って!」

>>133 <>
名人(北海道)<><>2007/04/13(金) 21:19:44.33 ID:l2X5TUf80<> ('A`) <> バンドメンバー募集中(コネチカット州)<><>2007/04/13(金) 21:20:03.78 ID:hQxDIHH3O<> モララー <> ピアニスト(樺太)<><>2007/04/13(金) 21:20:10.07 ID:YtRsxIdNO<> ここはあえて(%+>=) <> のびた(愛知県)<><>2007/04/13(金) 21:20:31.76 ID:TB6wde4k0<> ちぇドクオか <> 塗装工(樺太)<><>2007/04/13(金) 21:20:32.13 ID:Spb9LWPcO<> 今回は久々にゲスト無しか <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 21:33:18.27 ID:oGvvGh970<>
ミ,,゚Д゚彡『次回は!?』

('A`)『…予告とかマンドクセ』

ミ,;゚Д゚彡『キャラ違くね!?いやある意味合ってるけど』

(;'A`)『はっ、えと、太陽の剣の副作用…それは文字通り命を削る物だった』


(  ω )「僕は…」


ミ,,゚Д゚彡『ブーンの選択を待つ事無く、湖鏡からは更なる追撃の魔の手が迫る』

('A`)『そして現われる管理者、そして破滅の存在』
ミ,,゚Д゚彡『問題は山積みだ!!』

('A`)『ところで俺って主人公なの?』

ミ,,゚Д゚彡『え?』

('A`)『なんか前作でも結局途中で主役交代してるし、なんかこう…』

ミ,,゚Д゚彡『次回!!異世界でもう一度 第15会 「アロンダイト」 』

(;'A`)『読んでくれなきゃ、泣いちゃうぜ!』
(;'A`)『ってなんだこりゃ』
                       つづく、、、I <>
歌手(ネブラスカ州)<><>2007/04/13(金) 21:34:14.80 ID:lAlmJskgO<> 乙! <> 国会議員(北海道)<><>2007/04/13(金) 21:35:18.74 ID:XxcOjhX70<> 乙ー <> 光圀(樺太)<><>2007/04/13(金) 21:35:51.94 ID:GFCz65dBO<> 乙 <> 造船業(栃木県)<><>2007/04/13(金) 21:36:10.55 ID:oGvvGh970<> 以上です
支援保守ありがとうございました!

ドクオで予告はネタが浮かばず逆にやり辛かったのは秘密だ! <>
味噌らーめん屋(樺太)<>sage<>2007/04/13(金) 21:36:59.46 ID:rz5yL6WHO<> 乙ー! <> うどん屋(北海道)<><>2007/04/13(金) 21:37:26.54 ID:CnqFIdTY0<> 乙 <> 留学生(沖縄県)<><>2007/04/13(金) 21:40:22.86 ID:Jy2v7GCp0<> 乙!! <> のびた(愛知県)<><>2007/04/13(金) 21:41:24.84 ID:TB6wde4k0<> >>142
公開しちゃってるw
それはそうと乙!! <>
味噌らーめん屋(樺太)<><>2007/04/13(金) 21:42:24.22 ID:YohmTHZNO<> 乙 <> 新宿在住(コネチカット州)<><>2007/04/13(金) 21:45:44.37 ID:AgvtCt1cO<> 乙 <> 留学生(樺太)<><>2007/04/13(金) 21:48:28.59 ID:MtH3AMtoO<> 今度はランスロットみたいだな

乙 <>
味噌らーめん屋(樺太)<><>2007/04/13(金) 21:52:45.18 ID:FvQ08MiyO<> 乙! <>