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名前:豊水 :2007/01/06(土) 02:25:35.78 ID:CPAJziM40
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に|
888|\_/ ̄ ̄\_/| __|_
888\_| ▼ ▼|_/ . に| ┌’‘┐
に|
=|| \ 皿 / ___|__|
:。。 |___|____
||. / \ | E EEEEEEE! ’
EEEEEEEEE.|
_||._ | | | |__| EEEEEEE! ===
… . … |___
| |関西学院大学| | NEC |.| E EEEEEEE! EEE! 。。。。。。。 |KONAMI|
三三三三三三三三三|――――――――――――――
|三三三
三三三三三三三三三| 三塁への送球に御注意ください |三三三
三三三三三三三三三|_______________|三三三
三三三三三三三三三 /l |
| |i三三三三
三三三三三三三三三/_|_|__________|_|,l三三三三
( ^ω^)ブーンが甲子園の魔物を狩りに行くようです
第二歩『成田遺恨』
- 37
名前:豊水 :2007/01/06(土) 02:29:39.59 ID:CPAJziM40
- _,,.--==r--y-==、、
_,,.. - '';;;;;;;;;;;;:= ''
" ̄ ̄`""'''' =、、
ヾ;;;;;;;;;;;;;/
,.-=ニヽ,r=-`ヽ、
>;;;;;/l
/! ((⌒`ヾir彡=、ヽ ヽ
,,.-'';;;;/ll| //l、lr=ニ
)) l! li,
_,,.-'';;;;;;;;;;/ l| i /// {{i´
`''=シ、彡'、
ヾ;;;;;;;;;;;;:-''{ ヽ`ニ=彡/ `''ー
(´ iヽ ヽ
ヾ/ '、_,,ノ ,,..ニシ--、,,_
_,-i ヽ }!
/ / / ((彡, ミ=r=≧;;-
/≦=ヤト、 )ツ
{! / >、ミ= 、ヽゝヾ;;シ``
l"k;;シチ ))´ノ!
lヽ、 ,' (  ̄`ヾ.)
^^^` i ´^^`/'´ ハ
>、ヽ| ヾミ=‐イ
'、 (__彡' ',
/,.- ヾミ、 {`=彡r,.
/ (´_彡'i、 !
.l/=-'´ ̄ヽ、 `{´ { {{{i、_ノ
ー-`ニ- ∧ ! ヾ!,ノ
/´/ ,,. ‐={ヽ、 ``ヽ ̄ヽ、 `''ー'
,.イリノ' ヽ |l!
./ ,,.=l/ ,,.=={ヽ、` = _ 、ヽ `
、 ,.イ ,,.ノ l ノ==、
l/ ,r=f//´ ̄ト、 `= __ ヾ、ヽ ',
`´ !/ _,,,.ノヽ==、ヽ
/〃/ f/ - ― ->ミ=、___`ヽ ヽ リ
! /⌒ヾヽヽ}`ヽヽ}
!{{l {'、 //´ _,,,..{/´_, ==`ヾ, }} ! |l/ ,.==、ヽヽ}⌒ヽリ
'、'、 '、{ / { /==- 、 リノヽ.
ヽ {(⌒))ヽソ- 、 リ!
>{ / 〉///= 、ヽ. ! ヽ、 ノ
``=/((⌒)ノノノ
f `! ,.=彡!!|l/ /⌒)) }、リ' ̄``''‐-、___/"´ ̄ ̄|
`( ((<
ヽ、{{ヽf // ヽY´,,.==、 リ|;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ!;;ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;!
(__)) ) ',
 ̄ ヽ{{ !//- ‐ "
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!
ヾ、__ l(( |;;;::=‐;;;;;;;;;/^';:;;;;‐-=、;;/
! / l
,.-=ノノ`ー /;;;;;;;;;;;;;;;;/
';;;;;;;;;;;ヽ、 |/ |
(-_-)「ブーンさん、それで野球やるのは流石にどうかと……」
ξ ^ω^)ξ「でもいざボーズにするとなると、この髪も名残惜しいモンだお」
- 39
名前:豊水 :2007/01/06(土) 02:33:54.86 ID:CPAJziM40
- 二人は放課後の例の便所にいた。
どうやらブーンの髪が問題のようである。
グラウンドは他の部が占領している。
正式に野球部が出来るまで、暫く活動の拠点はここ、トイレになりそうだ。
ξ ^ω^)ξ「幸いにもボールがあったお、ヒッキー!キャッチボールするお!」
(-_-)「はい、思いっきり来てください!」
- 41
名前:豊水 :2007/01/06(土) 02:36:32.45 ID:CPAJziM40
- ( )
(
) ( )
(
) )
( 从 )从
)从
r'⌒ヽ_(
/´ ̄l、_,/}:\
/__ィ::.
ゝ~_ィ´:; ,ゝ
(T´ |1:::. \_>、};;_」
! ` ̄''ァ一、\ ヽ}
〈` ̄ ̄^`¬ノ
.::〔 ̄´
1 ヽ
.:::レ ヽ、
|_イー-、_;;j|_:. ゝ、
__,,,... -- |. {―――‐フゝ、
〉 -- ...,,,__
_,, -‐ ´ ,r|__ト, 1ニノー'´
` ‐- ,,_
, ‐ ´ └―'´
(-_-)「あの……そこまでマジになる必要は……」
ξ ^ω^)ξ「炎の投球!!」
ドビシュッ
「ぎゃばっ!」
そのすっぽ抜けたボールは窓ガラスを破り、
たまたま廊下にいた人間に直撃してしまいましたとさ。
- 42
名前:豊水 :2007/01/06(土) 02:40:14.90 ID:CPAJziM40
- ξ ^ω^)ξ「だ、大丈夫ですかお!?」
__,,,,,,
,.-'''"-─ `ー,--─'''''''''''i-、,,
,.-,/
/::::::::::::::::::::::!,, \
( ,' i:::::::::::::::::::::;ノ ヽ-、,,/''ー'''"7
`''| |:::::::::::::::::::::} ``ー''"
! '、:::::::::::::::::::i
'、 `-=''''フ'ー''ヽ、::::::::::/ヽ、-─-、,,-'''ヽ
\_/ ヽ--く
_,,,..--┴-、 ヽ
``" \>
へんじがない がちでさつじんじけんのようだ
ξ ゚ω゚)ξ
(;-_-)「だ、大丈夫ですよ!その辺は誤魔化し誤魔化し……」
そしてタイミング良く登場した男の一言。
( ´_ゝ`)「通報しますた」
- 43
名前:VIP皇帝 :2007/01/06(土) 02:44:51.20 ID:CPAJziM40
\
::::: \ ブーンの両腕に冷たい鉄の輪がはめられた
\::::: \
\::::: _ヽ __ _ 野球界との連絡を断ち切る契約の印だ。
ヽ/, /_ ヽ/、 ヽ_
// /< __) l -,|__) > 「刑事さん・・・、俺、どうして・・・
|| | < __)_ゝJ_)_> こんな球・・・投げちゃったのかな?」
\ ||.| < ___)_(_)_ >
\| | <____ノ_(_)_ ) とめどなく大粒の涙がこぼれ落ち
ヾヽニニ/ー--'/ 震える彼の掌を濡らした。
|_|_t_|_♀__|
9 ∂ 「その答えを見つけるのは、お前自身だあばばば。」
6 ∂
(9_∂ ブーンは声をあげて泣いた。
- 44
名前:豊水 :2007/01/06(土) 02:49:38.00 ID:CPAJziM40
- (;-_-)「ブーンさん……逮捕されちゃった……」
( ´_ゝ`)「それより、被害者の人ーっ、ノックしてもしもーし」
川 ゚ -゚)「う……ん?なにやら後頭部が痛むが……私は寝ていたのか?」
( ´_ゝ`)「何だ、素尚先生か……てか生きてて何よりだ」
川 ゚ -゚)「待て、君達は何をしていたんだ?ちゃんと説明しなさい」
(;-_-)「僕ら、野球部を作ろうとしているんです」
川 ゚ -゚)「却下」
(;-_-)「いや却下って意味が分からんですけど……」
野球部(仮)存続の危機か。
川 ゚ -゚)「人に、しかも教師に向かって危害を加えた罪は重い。
これは活動停止……いや、出来てもいないからな……とにかく
今後一切野球は認めないんだぜ!?」
それだけを言うと黒髪を靡かせ、先公は去っていった。
- 45
名前:豊水 :2007/01/06(土) 02:52:57.85 ID:CPAJziM40
- 夕方・ニート公園
( ´_ゝ`)「俺ら二人だけになっちまったな」
キーコ……キーコ……
(-_-)「やっぱ夢は夢なんスかね」
キーコ……キーコ……
ブランコに乗る高校生二人、哀愁漂い過ぎだ。
o-o、
('A`)「ハァハァ」
( ´_ゝ`)「あ、アレ……グラサン小僧じゃね?」
(-_-)「え……あ、ホントですね……」
- 46
名前:豊水 :2007/01/06(土) 02:56:15.33 ID:CPAJziM40
- 二人が見つけた影、それは紛れも無くグラサンの人だ。
しかし何をやっているのであろうか。
見るとグラサン以外にも二、三人ほどいるようだ。
DQN1「おい、いい加減そこ退けよ」
DQN2「じゃねーとおめーフルボッコにすんぞ?」
老人「やめなさい、やめなさい」
o-o、
('A`)「ウルセェ!俺はお前らなんて怖くねーぞ!!」
- 47
名前:豊水 :2007/01/06(土) 02:58:21.19 ID:CPAJziM40
- 老人「小童が……やれぇ!DQN!!」
DQN1「てぇーい!」
DQN2「そいやー!!」
o-o、
('A`)(クッ、駄目だ……相手はマシンガンにアーミーナイフ……分が悪い!!)
遠くから見ていた二人にはどうする事も出来ない。
というか怖くて逃げ出そうとまでしていた……その時。
川 ゚ -゚)「やめなさい!!」バァーン
( ´_ゝ`)「素尚のクーちゃん先生だ!!」
川 ゚ -゚)「三人で一人を追い詰めて……恥ずかしくないのか?」
DQN1「何だこの先公!?」
DQN2「ぶっとばしちまうぜ?」
老人「いや、犯す方向でいこう」
川 ゚ -゚)「ふん、やってみろ」
- 49
名前:新高 :2007/01/06(土) 03:05:31.56 ID:CPAJziM40
- クーちゃん先生の右手にはバットが握られている。
(性的じゃない意味で)
川 ゚ -゚)「これでも小学校時代は……有名な野球少女だったんだぞ」
DQN1「笑わせんな!」
─┼─┐─┼─ / ,.
`゙''‐、_\ | / /
│ │─┼─ /| _,.イ,,.ィ'
─────‐‐‐ ・ ←DQN1
│ | │ | | | イン ,'´ ̄`※ //
| \
__{_从 ノ}ノ/ / ./ | \
__/} `く((/
./ |
,. ,. -‐===‐-`つ/ ,.イ
// )) / ∵|:・.
〃〃〃〃 / /ミノ__ /´('´
/ .∴・|∵’
ヽ_I__I__I__I__I_I __∠_/ ,∠∠_/゙〈ミ、、
ー{____,,.二二二二) ノ く{ヽ、/ ゙Y} ゙
/I I I I I I `^^' \ ! }'
,'
/
DQN1は見事に北朝鮮まで飛んでいった。
飛行機いらず、空港いらずである。
- 50
名前:新高 :2007/01/06(土) 03:08:09.84 ID:CPAJziM40
- DQN2「ヒィィ!」
DQN2は逃げ出した。
(-_-)「逃がしません!」
( ´_ゝ`)「加勢するぜ」
川 ; -;)「お前ら最高の生徒だ!!」
その場で三人は抱き合った。
DQN2は逃げ出した。
老人「慌てない慌てない、一休み一休み」
┼─┐─┼─ / ,.
`゙''‐、_\ | / /
│ │─┼─ /| _,.イ,,.ィ'
─────‐‐‐‐ゝ;。←老人
│ | │ | |
| イン ,'´ ̄`ヘ、 // | \
__{_从 ノ}ノ/ / ./ | \
..__/}ノ
`ノく゚((/ ./ |
/, -‐===≡==‐-`つ/
,.イ  ̄ ̄// )) / ;∵|:・.
_,,,...//〃ー,_/(. /
/ミノ__ /´('´ / .∴・|∵’
,,イ';;^;;;;;;;:::::""""'''''''' ::"〃,,__∠_/
,∠∠_/゙〈ミ、、
/;;::◎'''::; );_____ @巛
く{ヾミヲ' ゙Y} ゙
≧_ノ __ノ))三= _..、'、"^^^
\ ! }'
~''''ー< ___、-~\( ,'
/
\(
,'.. /
- 51
名前:新高 :2007/01/06(土) 03:09:30.50 ID:CPAJziM40
- …………それからそれから
o-o、
('A`)「お前ら悪かったな、それもこれもアイツらがこの子を苛めるからだ……」
,(・)(・), 「ワニャーン!」
(-_-)「猫を助けるため……ぷっ、グラサンさん結構優しいトコあるんですね」
( ´_ゝ`)「そんな優しい奴を野球部は求めているんだ」
o-o、
('A`)「お前ら……嬉しい事言ってくれるじゃないの」
川 ゚ -゚)「素晴らしき男の友情だな」
- 53
名前:新高 :2007/01/06(土) 03:11:41.43 ID:CPAJziM40
- そこで改めて自己紹介をする友情の方々。
(-_-)「僕は匹小森まことです。宜しくお願いします、どっかの誰かは勝手にヒッキーとか
ニックネーム付けてるけど気になさらないで下さい」
( ´_ゝ`)「俺は流石兄者だ。弟と比べるなよ」
o-o、
('A`)「俺は……毒尾鬱太史郎【どくおうつたしろう】だ、気軽にドクオでいいよ」
(-_-)「やった、これで部員が三人だ!」
(もうブーンは最初からいないものとしてカウントしている)
o-o、
('A`)「え?別に俺はお前らと友情を深め合っただけで野球部にゃ入らんぞ」
(;-_-)「えええええ?な、なんで!?」
- 54
名前:新高 :2007/01/06(土) 03:14:47.01 ID:CPAJziM40
- i∨|/|/// ,.
-,. ‐-、 、,-‐‐-、 ゝ∧∧/
、!ゝ! /// ,.
-' ,. '", ,` ゙ヾ ヽゝ∨
ヾ、!` //
/,. ,. ' /,.'{ イ/,} !i l ヾ おて
ゞ ┤,-、 / // /
,' ' ,' i ,!ノ-リ,!ゝ,(、ヾ,ゝ しめ
\ イ d、 \ ∠, ノ/
/' 'ノノ{iニニニ´',}ノ'y、ヾ. え│
フ フ_ _フ__ (_
{ ' ,'; ノ{'"__`ー'" ,.'-'、`,ゝ
てに
> '´_) (__ < ,!
ト'´.r',、ヾ ' ,i/ r''; i!< やは
) ///// | \ iハ
; ! { l!i! |ェ. ,'!、.゙"ノ',-> ん
´つ ・・・・・ l、_ノ ゞ、
{ ソ、ヾ、´// ',``ニ´'>, ね
∠ ー,‐ スヽ
} i':::. `',r'!" '"` ):.. ∠,
│
/イ (__ 、<.
i '!、_,. ヘ=、_,ィフ'"`ニ=='フ │
/ , 、ヽヾ
{ 'i::;: i=-ェ;;;┴;;;ェ=彳'//イ !!!!!
' イ/ハ∧/ヾ` | l::;.
!,i-!__l_l_,.!.-!-!| /,イ /レ、∧ハ∧
,! : l:: il|llllllllll|lllllllllll/,'/ |ハ、、
i
{ 、 ' i: |.ir'" /. _,./,っ / /,' ) ,' }
} ', |: i.i lTT'T"|´!'.ノ/ /:/,' ,i {!、-(!-、
ノ
,' ,}:: !ゝ}i`コi´,!| '/ ',. ゝ、(ヽ` `
´i´{ ' (::' ゙ 'J ̄},!´" ,/::."
`i')、!ヽ;::::::::.
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第二歩『成田遺恨』 完
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