お化け屋敷がおいしくなるようです
( ・∀・)('A`)川
゚ 々゚) ミ,,゚Д゚彡 川д川
( ・∀・) 「みなさん集まりましたね。それでは会議を始めます」
('A`) 「つーさんがいないけど」
( ・∀・) 「つーさんはご実家のお手伝いで遅れるそうです」
川 ゚ 々゚) 「他の女の子の話なんてやめてぇ・・・」
( ・∀・) 「クーさん今は役作りいりませんから包丁を下ろしてください。いいですか、始めますよ」
( ・∀・) 「えー、ご存じの通り、このお化け屋敷は人気がありません。どうすればお客さんが増えるのか、みんなで考えましょう」
ミ,,゚Д゚彡 「昨日は3人しか来なかったな」
( ・∀・) 「ちなみに1人は貞子さんの友達でした。2時間駄弁ってお茶飲んで帰りました」
('A`) 「何もてなしてるんですか」
( ・∀・) 「いちおう新聞記者の方だったんですよ? でもつい話が弾んでしまって」
川д川 「モララーさんが口説き始めるから取材にならなかったんじゃないですか」
(; ・∀・) 「いやーそのーそれはですね・・・」
(#'A`) 「なにやってるんですかかわいかったんですかどうなんですか!」
(*・∀・)「胸が大きくて素敵な方でした。ちなみに今日改めて取材にきます」
川 ゚ -゚) 「新聞に載るならお客さんも増えるだろう。それで十分じゃないか?」
( ・∀・) 「せっかくですから何か目玉がほしいんですよ。なにかアイデアありませんか?」
川д川 「クーさんが死ねばいいと思います」
川;゚ -゚) 「どうしたんだいきなり・・・」
川д川 「私と美少女キャラが被っているからです死ぬべきです」
(; ・∀・) 「えと・・・、被ってはないし、目玉にはならないです」
川д川 「じゃあフサギコさんが死ねばいいと思います」
ミ,;゚Д゚彡 「いや、だから! ていうかなんで俺!」
川д川 「毛深いからです」
ミ,;゚Д゚彡 「そんなことで!? オレ狼男だから仕方ないじゃん・・・」
川д川 「近寄るとなんか暑いんです。みんなちょっと避けてるのいい加減分かってください」
ミ,;゚Д゚彡 「えぇ・・・そうなのみんな・・・?」
川 ゚ -゚) 「なんとなく・・・な。少しケモノっぽいニオイもするし」
( ・∀・) 「離れたところに席を置いてごめんなさい」
ミ,, Д 彡 「モララーさんまで・・・」
('A`) 「話が逸れてるぞ」
川д川 「ドクオさんも死んでください」
(;'A`) 「なぜにっ?」
川д川 「3人死ねば心霊スポットとしては十分です。話題性抜群です」
川;゚ -゚) 「そんなこと考えてたのか。客どころか人が寄りつかなくなるぞ・・・」
川д川 「それならここは私とモララーさんだけの愛の巣になります」
(; ・∀・) 「なりませんし、まだつーさんもいますからね」
ゴンゴン ごめん開けて〜
('A`) 「噂をすればだな」 ガチャ
(*゚∀゚) 「おー、みんな集まってるね! これ差し入れのスイカだよ」
( ・∀・) 「どうしたんですかこんなにたくさん」
(*゚∀゚) 「うちスイカ農家やってるんだけどさ、形がいびつで出荷できないのが結構あるんだ。でも味は保証するよ!」
ミ,, Д 彡 「つーさん、俺って暑苦しいですか? 臭いですか?」
(;゚∀゚) 「え、どうしたのさ急に」
川д川 「無視していいですよ。本当のことは言いづらいでしょうし」
ミ,,;Д;彡「うわあああああぁぁぁ」
川 ゚ -゚) 「そうだ、このスイカ配ったら目玉になるんじゃないか?」
( ・∀・) 「いいですねそれ! 採用です」
('A`) 「いいんですかそれで・・・」
数日後、「スイカ農家と提携したお化け屋敷」として地元の新聞に取り上げられ、
いつもより少しだけ賑わったお化け屋敷だったようです。 おしまーい