3 : 元祖広告荒らし(長屋):2007/04/22(日) 00:26:39.87 ID:5BRPAQat0
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(´・ω・`)「……クー、君もそろそろ気づいてるだろう、僕らが何をしようとしているのか……」

川゚ -;゚)「私に勝たせないようにすること……そして、お前がブーンを焚きつけて一人勝ちしようとしていること、くらいはな」

冷静なクーの声が苛立たしかった。
死ぬことが確定しようとしているのに、何故取り乱さない。

( ^ω^)「……もう、勝敗なんて関係ないお。僕はアンタが死ねばそれで十分だお」

(´・ω・`)「ククク……僕も勝敗なんてどうでもいいんだけどね……。
       さて、ブーン、認識の問題だが……僕に任せてくれないか?」

( ^ω^)「……どうするんだお?」

(´・ω・`)「僕が、ブーンにしかわからない質問をするんだ。
       その質問にYESなら白をNOなら黒をブーンが押す、僕はその逆を押す――そういうことさ」

( ^ω^)「……いい考えだお」

川゚ -;゚)「……作戦会議は終わったみたいだな……早くはじめないか?」
6 : 元祖広告荒らし(長屋):2007/04/22(日) 00:29:50.07 ID:5BRPAQat0
(´・ω・`)「……そうだね、始めるとしよう。
       ブーン、君は……僕と二人っきりで話したときのことを思い出してくれ。
       僕はあのとき、『僕以外の3人の中に、ツンを殺した真犯人がいる』といっただろうか? これが最初の質問だ」

川゚ -;゚)「……」

( ^ω^)「……わかったお」

答えは、NO。
あのとき、ショボンは自分も含めてと言った。

だから、ショボンは白。僕は黒だ。

ポケットに手を入れて、中のボタンを押す。
クーに見られないように。

『6ターン目終了だ』


1ポイントの表示。
負け、か。
とうとう、ぼくの生き残る可能性はゼロに近くなったみたいだ。
9 : 元祖広告荒らし(長屋):2007/04/22(日) 00:33:22.96 ID:5BRPAQat0
思えば、ギリギリで今まで生き残ってきた。
死刑が執行されずゲームに参加させられたのも、1ポイントと2ポイントの間を彷徨ったのもそうだ。
いつ死んだっておかしくなかった。

これもそれも今は、ツンの復讐の為に神様が与えてくれたチャンスだったように思えてならない。

クーを道連れにして死ぬ。
それが、ぼくの生きる道なのだろう。


(´・ω・`)「……次、いっていいかな?」

川゚ -;゚)「……ああ、早くこの下らないゲームの決着をつけよう」

( ^ω^)「……早くして欲しいお」

(´・ω・`)「そうだね……ククク。
       じゃあ、ブーン……恐らくこれが最後の質問だ……。
       ツンを殺した犯人は、本当にここにいるクーだと思ってるのかな……?」

( ^ω^)「……何を言っているお? 当たり前だお。
       そんな質問じゃ……クーを欺くことなんか……」


そう、そんな質問じゃ欺くことなんか、できやしないはずだ

何を考えてるんだ、ショボンは
11 : 元祖広告荒らし(長屋):2007/04/22(日) 00:37:21.29 ID:5BRPAQat0
(´・ω・`)「ククク……クックック……アハハハハ!!」

突然ショボンは声の限りに笑い出した。
その姿を形容するなら、異様、という言葉が似つかわしかった。


(´・ω・`)「うん……言い方が悪かったかな……。
       ククク……言い方を変えよう……。君が――」

川゚ -;゚)「……」

(´・ω・`)「君は未だ自分がツンを殺してないと思ってるのかい?」


は?

何を言ってるんだ?

当たり前、だろ?

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