23 :閉鎖まであと 5日と 1時間:2007/01/18(木) 19:00:23.42 ID:gM0ZlZaQ0
 10

トイレを出ると、今一番会いたくない相手、クーが待っていた。

川 ゚ -゚)「……長いトイレだな」

無言で出て言ったこと、白が勝ったことから、彼女はぼくが負けたことを確信しているのだろう。
彼女はぼくに対して、ゲームの結果を聞かなかった。

( ^ω^)「……なんでいるんだお」

川 ゚ -゚)「……やっぱり……負けたのか」

彼女を見ると、やはり自分の疑念が間違いだったような気がする。
本気で自分を心配してくれているような気さえするのだ。

( ^ω^)「そうだお……負けたお」

素直に返す。
そうだ、ぼくは疑心暗鬼にかかっていたのだ。
クーがそんなことするはずない。

川 ゚ -゚)「すまない、私が白を選ぶといったばかりに……」
27 :閉鎖まであと 5日と 1時間:2007/01/18(木) 19:06:00.48 ID:gM0ZlZaQ0
違和感。


なんで、そこで、謝るんだ。

白を選ぶ?

もしかして、彼女は、白を、選んだほうが、有利だと、知って、いたのか。


( ^ω^)「……どういうことだお?」

川 ゚ -゚)「どういうことも何も、黒を選ばせたのは私になってしまうからな」


選ばせた?

黒を選んだのは、ぼくの意思、じゃないのか。

彼女は最初から、ぼくが黒を選ぶのを、わかっていて。


ぼくの疑いは確信へと変わっていった。
29 :閉鎖まであと 5日と 1時間:2007/01/18(木) 19:08:17.90 ID:gM0ZlZaQ0
( ^ω^)「…………嵌めたのかお? ぼくを」

川 ゚ -゚)「嵌めた? 私がか?」

( ^ω^)「僕はもうこの協力をやめるお」

川 ゚ -゚)「おい、ブーン……? 何か勘違いしてないか!?」

( ^ω^)「……うる……さいお……」

川 ゚ -゚)「……誰に何を吹き込まれた? ショボンか?」

( ^ω^)「……さよならだお」

川 ゚ -゚)「待て! おい!」

クーはぼくに掴みかかろうとする。

( ^ω^)「暴力行為は、ペナルティだお」

彼女は、何もしてないことを未知の誰かにアピールするように、両手を挙げた。

30 :閉鎖まであと 5日と 1時間:2007/01/18(木) 19:09:46.64 ID:gM0ZlZaQ0
川 ゚ -゚)「……すまない。……ただ、今君が何を思ってるのか、聞かせて……欲しいだけだ」

彼女はすこし涙目になりつつ、ぼくに向かって訴えている。

心拍数が跳ね上がる。
いったい何人の男が、この眼に騙されたのだろうか。

( ^ω^)「ぼ、僕は……僕は騙されないお! 騙されないお!!」

声の限り、ぼくは彼女を否定した。
そこに乱入者が約一名。

( ゚∀゚)「おおっと、こりゃ修羅場かい?」

強姦魔だ。

31 :閉鎖まであと 5日と 1時間:2007/01/18(木) 19:12:48.96 ID:gM0ZlZaQ0
( ^ω^)「ジョ、ジョルジュ!?」

( ゚∀゚)「ふーん、なるほどなぁ。さっきから聞いてたけどよぉ、やっぱお前ら協力してたのかよ。
     で、ブーンがさっき、負けたわけだ」

( ^ω^)「な、何の用だお」

( ゚∀゚)「てめぇは黙ってろ!! ……なぁクーさんよぉ、こんな奴放っておいて、俺と組まねぇか?」

川 ゚ -゚)「……なんだと?」

うつむいていたクーが、ギロッとジョルジュを睨む。

( ゚∀゚)「俺が次からこいつの代わりをしてもよぉ、一緒だろ? アンタの体で俺は手を打つぜ。
     俺も負ける前に一発やりたいんでね。俺ならアンタの為に、わざと負けてやってもいい。
     どうせよぉ、俺のおつむじゃ生き残れるとも思ってないんでね」

32 :閉鎖まであと 5日と 1時間:2007/01/18(木) 19:15:39.45 ID:gM0ZlZaQ0
やはり、ジョルジュもさっき負けたのだろう。

つまり、ぼくにとっても、ジョルジュにとっても、次が最後のターンになるのかもしれないわけか。
だから、こんな提案をしてるのだ。

( ^ω^)「……僕にはもう関係のない話だお」

( ゚∀゚)「そうだ、邪魔者はあっちいってろや」

川 ゚ -゚)「おい、ブーン!!」

( ^ω^)「クーは好きにするといいお!!」

川 ゚ -゚)「待て! まだ、話は終わってないぞ!!」

彼女の叫びを無視して、ぼくは広間へと駆け出していた。
戻る