5 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:02:38.29 ID:B1ht8rmhO

Q 「症状」とは何ですか?
A 「症状」とは、ワンピースの悪魔の実だと思ってください。

Q 「発生条件」って何?
A 「発生条件」とは、症状が発動する部位や物のことです。
  目や口、手などがそれにあたります。
  結構重要になるかもしれません。

Q テンプレのAA全員出せるんですか?
A せっかくいるんだし、出します。日の目を見ないAAにも光を!

ということで、始めます
8 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:05:05.18 ID:B1ht8rmhO

第二話「僕の後ろに阿部先生」

弁当の包みを片手に、ブーンたちは『隔離学校』の中庭の片隅にあるテーブルベンチから立ち上がった。

('A`)「午後の授業って何だったっけ?」

(-@∀@)「保健だよ」

腕を思い切り伸ばし、伸びをするドクオのけだるそうな質問にアサピーが答える。
満腹になってにこにこと笑うブーンの脳裏に、保健の教師の顔が浮かんだ。

( ^ω^)「…阿部先生かお……」

('A`)「あ、そういえば確かコンドー●用意しておけって言われてなかったっけ?俺用意してねーんだけど、お前らは?」

(´・ω・`)「してない…」

( ^ω^)「してないお」

(-@∀@)「僕もしてないよ」

9 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:08:16.39 ID:B1ht8rmhO
男子達の視線が、女子たちに向けられる。
その視線を感じてツンは赤面しながら小さな声で呟いた。

ξ////)ξ「…し、してないわ」

川 ゚ -゚)「む、ツンは一体何を用意していないのかな?言ってごらん?大きな声で、さぁ」

ξ////)ξ「うぅ…」

从 ゚∀从「オレも用意してねぇなぁ」

ノリ, ^ー^)li「18年生になると、保健の授業は実戦になるんですか?皆の前で?それって何て公開プレイ? というより、私も来年それやらなきゃならないんですか?相手は阿部先生?それキッツイわー」

('A`*)「ハァハァ」

(´・ω・`*)「阿部先生と…ハァハア」

10 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:10:05.68 ID:B1ht8rmhO
(-@∀@)「と、とにかくさ、昼休みの間に買いに行かない?持っていかなかったときの先生の報復が怖いし…」

花々が咲き乱れる中庭には似つかわしくない妄想や想像をする7人の背を押し、アサピーは阿部先生の蟲惑的な笑みを思い出して思わず身震いした。

ひとまず8人は、次の授業で使うものを買いにラウンジの『町』へ繰り出す事にしたのである。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
13 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:12:06.68 ID:B1ht8rmhO
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


VIPの街から伸びる柱の上にある、天空地盤「ラウンジ」。

学校や店があるその光景は、どこにでもあるような町と全く変わらない。

このラウンジにいる人数は大体500人くらいだと、モナーが言っていたのをブーンは思い出した。
町にしては人数が少ないのだが、その代わりにここにいる人達は何かしらの『症状』を持っている。

それを生かして生活しているので、重篤な出来事は起こらないまま今日がある。

14 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:18:05.81 ID:B1ht8rmhO
店を営む人は商才の『症状』を生かしたり。
本物の病院で働く人は回復や治癒の症状で傷を癒したり。
弁当屋では、ドクオのように食べ物の症状を持つ人がバイトしたりと、様々だ。

車の通らない石畳の上をブーン達はひたすら歩く。

歩き出して数分で、8人はラウンジに建つ建物の中でも、一際大きなビルの、「ラウンジ役館」の横を通り抜けた。

この施設は、下界で生まれた『病人』を感知し迎えに行ったり、住民票の登録など色々な事をする場所である。

少なくともラウンジに来た人なら、必ずお世話になるところだ。
ここまで来たら、ブーンたちの目指す店はもうすぐだ。
16 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:21:38.73 ID:B1ht8rmhO
平坦な道をひたすら歩き、天空地盤の終わりを示す高い高いフェンスが見えればおのずとその店も見えてくる。
ゆっくりな足取りで、8人は目的の雑貨屋の前で足を止めた。

( ^ω^)「……どうするお?」

重い口調でブーンは他の7人の顔を睨むように見る。

从 ゚∀从「決まってんだろ、一番公平なのはアレに決まってるじゃねーか」

ノリ;, ^ー^)li「私、関係ないですから別に参加しなくてもいいですよね?」

('A`)「バカ、ここに来た時点で全員関係あるんだよ」

ノリ, ^ー^)li「うぅ、来なければ良かった…」

川;゚ -゚)「よし、やるか」

クールは右手の拳を固めた。

17 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:24:40.66 ID:B1ht8rmhO
8人の表情は真面目だ。
道行く人たちは、そんな彼らに好奇の視線を向けていく。
しかしそんな視線が気にならないほどに、

(;^ω^)「……」

ξ;゚听)ξ「……」

('A`;)「……」

川;゚ -゚)「……」

从;゚∀从「……」

ノリ,;^ー^)li「……」

(;´・ω・`)「……」

(;-@∀@)「……」

18 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:27:14.77 ID:B1ht8rmhO
誰もが緊張しているのだ。

しばしのにらみ合い。
一塵の風がクールの長い髪を揺らし、彼女は滅多に張り上げない声を上げて叫ぶ。

川;゚ -゚)「っさーいしょーはっグー!!!!じゃーんけーん!!!!!」

「「「「「「「「ポイ!」」」」」」」」

同時に出された8本の手。
ブーンはチョキ。
ツンもチョキ。
ドクオはパー。
クールはチョキ。
ハインもチョキ。
ジャンヌもチョキ。
ショボンもチョキ。
アサピーも、

チョキ。
20 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:30:21.09 ID:B1ht8rmhO
('A`;)「一撃で完敗…だと……?」

じゃんけんに勝った喜びを表す7人の中でドクオはひとり、敗因となったチョキを震えながら見下ろした。

( ^ω^)「頑張れドクオ!」

川 ゚ -゚)「童貞wwwwwのwwwくせにwwwコンドームwwww7個wwwwwプヒュッwww頑張れwww」

ノリ, ^ー^)li ←声にならない程爆笑している

ξ ゚听)ξ「早くいきなさいよ」

(-@∀@)「(wwwwwwww)」

(´・ω・`)「8人いるのに一回で勝負つくって珍しいなぁ…」

21 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:33:04.17 ID:B1ht8rmhO
从 ゚∀从「店内入ったら大声で叫ぶんだぞ、コンドーム7個くださいって」

7人の声援を浴びながら、ドクオは涙目でショボンを見た。

('A;)「てかさ、こういうのってお前得意なんじゃないの?」

(´・ω・`)「why?」

('A`)「よし、ショボン一緒に行こうぜ」

(;´・ω・`)「え?」

言うが早いか、ドクオはショボンの腕を掴んだ。
嫌がるショボンを半ば引きずるようにしてドクオは雑貨屋の自動ドアをくぐり、やがてその姿は見えなくなる。

22 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:35:45.55 ID:B1ht8rmhO
从 ゚∀从「ドクオ…。ショボン連れて行っちゃったよな…。オレ思うんだけどさ…」

二人が吸い込まれていった自動ドアがしまるのを見届け、ハインは固まった笑みを浮かべて呟く。

川 ゚ -゚)「言うな。レジの人に、「あの二人はBL的な関係なんだ」と思われてもそれは私達には関係ないだろう?
「ゴム七個も買ってるわ、七回戦もするのかしら」なんて思われていたとしてもそれは私たちには関係ない」

ノリ, ^ー^)li ←まだ爆笑してる

(-@∀@)「(ご冥福お祈りします)」

23 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:38:42.31 ID:B1ht8rmhO
3分ほど、残された6人は春の陽射しを浴びながらドクオとショボンの帰還を待つ。

その間に何故か阿部がやけに嬉しそうにスキップしながら公衆トイレから出てきたが、誰もが見なかったことにした。

('A`)「やぁ」

阿部の姿が学校の方面へ消えた頃、雑貨屋の自動ドアからドクオが出て来た。
胸に抱えた紙袋の中には、それが入っているのだろう。
少し遅れてショボンも店の中から出て来る。

ξ ゚听)ξ「遅かったじゃない」

('A`)「見つかんなかったんだよ、だから店員に聞いたんだ」

24 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:41:41.16 ID:B1ht8rmhO
( ^ω^)「ショボンと一緒に?」

('A`)「ショボンと一緒に」

川 ゚ -゚)「wwwwwwwwwwwwwww」

('A`)「でも、買いに来てたのは俺たちだけじゃなかったよ。あいつらはぶっちゃけ俺とショボンよりもアレかもしれんね」

(-@∀@)「誰かいたの?」

アサピーの質問の答えは、ドクオの口から答えられる前に解決した。
自動ドアが開き、雑貨屋の中からは数人知っている顔が出てきたのだ。

( ><)「あれ?ブーンくんたちなんです!」

(*‘ω‘ *) 「っぽっぽ」

( <●>< >)「ブーンさんたちもコンドー●を買いに来たということは分かっています」

25 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:44:48.42 ID:B1ht8rmhO
( ><)そ「ワカッテマスくん、目を外してまで隠さなくていいんです!ていうか、どうやってやったんですか!」

(*‘ω‘ *) 「ぽ!」

( <●><●>)「分からないということは分かってます」

( ><)「それ結局分かってないんです!」

( ^ω^)「なるほど」

納得したように頷いたブーンに気付いた三人は顔を見合わせる。

怪訝な顔をしているのはビロードだけで、後の二人の表情に特に変化はない。

( ><)「ブーンくん、何が『なるほど』なんです?」

26 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:47:16.98 ID:B1ht8rmhO
( ^ω^)「あ、いや…」

ブーンが言葉を濁したのを聞いたワカッテマスは、じっとブーンの目を見つめる。

( <●><●>)

( ^ω^)

見つめる。

( <●><●>)

(;^ω^)

見つめる。

( <●><●>)

(;^ω^)

見つめる。
28 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:49:46.31 ID:B1ht8rmhO
ワカッテマスの黒い瞳はブーンの泳ぐ目を捉えて離さない。

まるでワカッテマスの意識が自分の心の中を余すことなく見られているような感覚を覚え、ブーンは彼から視線を離そうとするのだがうまくいかないのだ。

ワカッテマスはしばらくブーンの瞳を見ていたが、やがて珍しく呆れたように表情を崩し、ブーンの目から視線を外す。

( <●><●>)「破廉恥な想像をしているのは分かってます」

(;^ω^)「お…」

( <●><●>)「あまりこういうところではそういう想像はしない方がいい事は分かってます」

( ^ω^)「す、すいませんお」

29 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:52:42.82 ID:B1ht8rmhO
( <●><●>)「ビロード、ちんぽっぽ、行きましょう」

どこか満足したようにワカッテマスはビロードとちんぽっぽを引き連れて、学校方面へ歩いて行く。

その後姿を見て、安心したようにブーンは胸を撫で下ろした。

ξ ゚听)ξ「あいかわらず、ワカッテマスの症状は見てるこっちも緊張するわね」

ノリ, ^ー^)li「あの人たちは?」

ようやく笑いが収まってきたジャンヌが小首を傾げる。
疲れたように息を吐くブーンを見ながら、まだ小さく見える三人の後姿を指差してクールが紹介していった。

30 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:54:38.71 ID:B1ht8rmhO
川 ゚ -゚)「『〜なんです!』が語尾の奴は、ビロードだ。紅一点がちんぽっぽ。そして、ブーンに症状を使ったのがワカッテマス。
全員18年のモナー先生クラスで、ワカッテマスの症状は『読心』だ。他の二人は私は知らないな」

ノリ, ^ー^)li「なるほど、じゃああの人たちが午後には教室の中で皆の視線の集まる中情事を从;゚∀从「しないしない!…多分。それよりさ、その紙袋」

ハインがジャンヌの言葉を遮り、ドクオが持っていた紙袋に話題を移す。

从 ゚∀从「そんな大仰な紙袋に入れてくれるほどゴム買ってきたのか?」

31 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:57:00.65 ID:B1ht8rmhO
('A`)「これか?いや、忘れて来る奴がいるかもしれないから、多めに買っておこうってショボンが言うから買ってきたんだ。
兄者とか弟者とか、まだデルタ先生に怒られてるとしたらコレ買いに行く暇ないだろ?あいつらのことだから、絶対に用意してないし」

(´・ω・`)「皆の分まで気が利く僕ってカッコいい」

(-@∀@)「それはいいかもね、阿部先生の評価も上がるかもよ?」

('A`)「正直それは勘弁してほしい」

( ^ω^)「おっおっ!じゃ、学校に戻るかお」

紙袋から溢れ出さんほど大量のコンドームを抱えたドクオをからかいながら、8人は学校へ戻る。

その賑やかな喋り声がまだ通りに残っている中、雑貨屋の店の中から落ち込んだ様子の男子生徒が一度自動ドアにぶつかってから出て来た。
33 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 21:59:43.91 ID:B1ht8rmhO
(,,゚×゚)

朝、モナーに物理的妨害を受けたままの状態でギコはずっと外をうろついていたのだ。

(,,゚×゚) ギッコォォォォォオォッォオォォオォ ←腹の音

そのせいで、昼食も取れずに水すら飲んでいない。
だから物凄い音を出す腹の虫を宥めながら彼はここまで歩いてきたのだ。

(,,;×;)

ギコが雑貨屋まで来た理由は、概ねブーンたちと一緒だ。
そこで、憧れのしぃに会えたら…。という思いもあったが。

実際はしぃはおろか、コンドームすらひとつもなく売り切れというビラを見てギコは文字通り、何も言えずにすごすごと店から出て来たのだ。
35 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 22:02:25.28 ID:B1ht8rmhO
(,,゚×゚)

―どうしよう。
―俺、この物語が始まってから一言しか喋ってねぇ。

言葉には出せずとも、ギコは必死で頭を働かせる。
今から他の店へ行く時間はない。

しかし、コンドームを用意しないと阿部に一体何をされるのか分かったもんじゃない。

(,,゚×゚)

思案に暮れるギコの目に、幼い子供が持つ風船が映った。

(,,゚×゜)


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

36 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 22:03:57.65 ID:B1ht8rmhO
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

午後1:30分。

腹が膨れた生徒達が一番まどろみやすい時間だが、18年生のクラスの者は誰一人として隙を見せる者はいなかった。
女子はとにかく、男子は特に。

N| ゚` {゚`lリ「さて…。君達、私が先週言った例のものは持って来たかい?」

革靴の音を響かせながら、阿部は黒板の前を行ったり来たりしている。
きちんと整った灰色のスーツが、彼にはとってもよく似合っていた。
39 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 22:06:27.62 ID:B1ht8rmhO
N| ゚` {゚`lリ「机の上に出してみよう」

阿部の指示に従い、40人弱の生徒は全員躊躇いながらもコンドームを机の上に出す。
それを見て大きく阿部は頷いた。

大きく頷いた阿部を見て男子生徒たちは恐怖で震え上がる。

N| ゚` {゚`lリ「さて、今日はこいつの使い方を実戦を交えて説明するから、君達はよく見てよく覚えておきなさい。
……さて、じゃあ誰かに来てもらおうかな」

阿部は教室の中を見渡した。
誰もが阿部と目を合わせようとしないのは、身を守る本能的な行動からか。
そんなつれない生徒の様子を見て阿部は楽しそうに微笑む。
生徒ひとり一人の表情を見て品定めしていくその視線が、とある男子生徒の前で止まった。
41 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 22:09:13.34 ID:B1ht8rmhO
(;,,゚×゚)

ギコである。

N| ゚` {゚`lリ「…………」

ギコの机の上には、よれよれのゴム製品が置いてある。
一度使ったようにも見えるが、それ以前にあれはアレではない。

N| ゚` {゚`lリ「ギコくん」

阿部はギコの名を呼んだ。

びく、

確かにギコの肩は大きく震えた。
かなり動揺しているというのが、傍目からでもうかがえる。

N| ゚` {゚`lリ「黒板の前に来なさい」

教室中の同情の視線を浴びながら、頭からつま先まで震えるギコが立ち上がる。
その腕を掴んで、阿部はギコを黒板の前まで引きずっていった。

42 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 22:10:57.15 ID:B1ht8rmhO
N| ゚` {゚`lリ「これは一体何だい?」

柔らかな声で阿部はギコに聞く。
その優しげな声がまた恐ろしく、ギコはジェスチャーで説明し始めるのだが、何を言いいたいのかが全く分からない。

仕方なしにワカッテマスが通訳するはめになった。

(;,,゚×゚)

( <●><●>)「朝、俺はモナー先生に体罰を受けて」

(;,,゚×゚)

( <●><●>)「今日一日喋れなくなりました」

(;,,゚×゚)

( <●><●>)「昼食も食べていないし、水も飲んでいないので俺は今とても辛いです」
45 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 22:13:07.75 ID:B1ht8rmhO
(;,,゚×゚)

( <●><●>)「阿部先生に言われてゴムを買いにいったのに、雑貨屋は何故か売り切れだったし」

(;,,゚×゚)

( <●><●>)「しぃさんには会えないし。そういえばしぃさんのあの豊満な瑞々しい肢体を余すことなくしゃぶりたい」

(,,゚×゚)そ !?

( <●><●>)「あの柔らかそうなおっぱいに(自主規制)して、俺のこの黒々と猛るバベルの塔を(自主規制)に突っ込んで掻き回したい」

(,゚×゚;≡;,゚×゚)

( <●><●>)「しぃさん可愛いしぃさん可愛いしぃさん可愛い(ry」

50 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 22:16:40.50 ID:B1ht8rmhO
教室内の空気が凍りつく。
ギコをぼんやりと見ていたしぃは、ワカッテマスの通訳を聞いた途端に顔を真っ赤にして『症状』を発動させた。

(#*゚ー゚)「気持ち悪うううううううい!!!」

しぃは立ちあがって、制服の真っ白なシャツの中に手を突っ込んだ。
ゆっくり引き出されたその手に握られていたのは、黒い光沢を放つ砲丸のようなもの。

(#*゚ー゚)「喰らえ!」

しぃはギコ目掛けてその砲丸を思い切り投げつけた。

( ^ω^)「しぃの症状、『爆弾』。発動条件は胸…。ゴクリ」

ブーンの暢気な独り言と共に、ギコに投げつけられた爆弾は爆発して教室の至るものを吹っ飛ばした。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

51 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 22:19:07.39 ID:B1ht8rmhO
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

しぃの爆弾が教室内に炸裂して数分後。
まだプリントから火が燻っているが、何事もなかったかのように阿部は授業を再開させていた。

ギコは廊下に追い出され、ぼろぼろと涙を零しながら気絶している。
巻き添えを喰らったワカッテマスも、ギコの隣ですっかり伸びていた。

N| "゚'` {"゚`lリ「うん、じゃあ…。そうだな、内藤、こっち来てくれ」

髪から黒い煙を出しながら阿部はブーンを手招きした。
教室中の視線がブーンに集まる。
53 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 22:21:38.47 ID:B1ht8rmhO
寝たふりをしていたブーンも、その降り注ぐ視線の雨には勝てなかった。
仕方なく椅子を引き、立ちあがって教室の前へと赴く。
阿部の前で立ち止まると、ブーンは助けを求めるように生徒達を見回した。

N| "゚'` {"゚`lリ「ほら、出して」

阿部がブーンの肩に手を置いた。
何を出すのか、阿部は言わなかったが、そんなのはこの教師の性格や性癖上分かっている。

(;^ω^)「ほ、本当に出すんですかお?」

N| "゚'` {"゚`lリ「当然だ。君はもしもこの物語が突然バトルものになってしまったらどうするつもりなんだ?こんなところで恥ずかしがっている場合じゃないぞ」
55 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 22:23:36.29 ID:B1ht8rmhO
阿部に促され、ブーンは渋々制服のズボンのチャックを下ろした。

ズボンを脱ぎ、トランクスに手をかける。
そこで大半の女子は目をそらしてくれた。

半分までトランクスを下ろしたところでブーンは阿部を見上げる。

(;^ω^)「まだおろすんですかお?」

N| "゚'` {"゚`lリ「あぁ、どら、私が手伝ってあげよう」

(;^ω^)「あ、いいですいいです!アッーーーーー!!」

阿部の手がブーンのトランクスを全て脱がし、チン●を握る。
そこまでは良かった。

N| "゚'` {"゚`lリ「さぁ男子も女子もみんな彼の雄々しき一物を見るんだ。この程良い太さと長さ、そうそうお目にかかれるものじゃないぞ!
そうだ、デルタ先生のクラスからも生徒を呼ぼうか!これはいい仕事をしてますね!ほらほら、みんな見なさい!」
58 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 22:26:07.37 ID:B1ht8rmhO
にわかにテンションが上がった阿部に比例するように、ブーンのテンションは下がっていく。

しかし彼のテンションが下がっても、血液は下半身に集まっていくのはよく分かった。

N| "゚'` {"゚`lリ「それっ勃起!勃起!」

阿部が嬉しそうに手を叩く。
その瞬間に、抑えていたブーンの症状が発動した。

(;^ω^)「うわー」

N| "゚'` {"゚`lリ「!」

阿部の手から離れ、むくむくと成長を遂げるブーンのチン●から突然夥しい量の水が溢れだしたのだ。

それは尿や精液などではない、純粋な水。

そう、ブーンの症状は『水』。

発生条件は、

59 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 22:27:02.17 ID:B1ht8rmhO







チンコなのだ。












63 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 22:28:34.04 ID:B1ht8rmhO


題二話 「僕の後ろに阿部先生」


終わり

 

68 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 22:31:48.05 ID:B1ht8rmhO
症状と発生条件のまとめ

( ^ω^)   水   チン●

ξ ゚听)ξ   不明   目

('A`)     から揚げ 口

川 ゚ -゚)    不明   不明

从 ゚∀从    不明   不明

ノリ, ^ー^)li 不老不死 なし

(´・ω・`)   無重力  なし

(-@∀@)   不明   不明

( ´_ゝ`)   加速? 不明

( ´∀`) 物理的妨害 手

 

71 名前: ◆oC5Ka9HRMI :2009/08/25(火) 22:37:35.04 ID:B1ht8rmhO
まとめ2

(;,,゚×゚) 不明 不明

N| "゚'` {"゚`lリ 不明 不明


( ><) 不明 不明

(*‘ω‘ *) 不明 不明

( <●><●>) 読心 目

(*゚ー゚) 爆弾 胸

戻る

inserted by FC2 system