- 336 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/01/02(火)
22:07:41.97 ID:+2GJ4YKw0
『人は皆、ロリで始まり
様々な道を経てロリで終わる
だが、それは新たな始まりでもある』
〜「毒男達の鎮魂歌」より抜粋〜
(*゚ー゚)しぃが風呂場で無理やり○○○○をさせられるようです
- 337 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/01/02(火)
22:09:22.61 ID:+2GJ4YKw0
- (*^ω^)「むっひょっひょ、この『1/12ま・じ・か・る ツンデレ』のフィギュアは最高だお」
今日も今日とて、オタク三昧のブーン。
(*^ω^)「このドリルの稜線美といい、パンチラ具合といい」
フィギュアとは二次元の暴走だ。
通常、平面状でしか存在できないそれらを立体で存在させる。
これは物理の法則に対する反逆、世界のルールを曲げる圧倒的な力。
本来、存在してはならないのだ、フィギュアというものは。
だが、それは確実に存在する。
神が創り出したこの世界を凌駕する、それこそがフィギュアなのだ。
- 338 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/01/02(火)
22:11:26.70 ID:+2GJ4YKw0
- このフィギュアと同時に、『等身大 ま・じ・か・る ツンデレ』のフィギュアも頼んでいたのだが、
すぐさま、ツンに見つかって、首をへし折られ、腕をもぎ取られ、足を斬りとられた。
その残骸は今でもブーンの部屋の片隅に眠っている。
( ^ω^)(いつか、必ず治してみせるお)
おまけとしてついてきた、『荒巻スカルチノフ型 安眠枕』もツンに奪われているので、
それもいつか取り返して見せると心に誓いながら、フィギュアのスカートの下を覗く。
そこには精巧に作られた、純白のパンツが!!
(*^ω^)「ぶひぃひぃ、もうたまらんお!!」
(*゚ー゚)「あ〜、お兄ちゃんがお人形さん遊びしてる〜」
(*^ω^)「そうだお〜 お兄ちゃんはお人形さんが大好き何だお〜 ………ん?」
(*゚ー゚)「へ〜 そうなんだ」
( ゚ω゚) 「っ!!!」
- 340 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/01/02(火)
22:13:12.23 ID:+2GJ4YKw0
- ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『フィギュアのスカートを覗いていたら、
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 目の前に幼女がいた』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも 何がおこったのか わからなかった…
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐
\ 若妻だとか魔法少女だとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ
⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/::::://
ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...
イ もっと恐ろしいロリの可愛さを味わったぜ…
- 341 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/01/02(火)
22:14:54.09 ID:+2GJ4YKw0
- ( ゚ω゚) 「おっおっおおおお!!」
いきなりの幼い少女の出現に、驚きを隠すことができない。
勢い余って地面にひれ伏したブーンは、そのままゴキブリのように這って、部屋の隅に退避。
その後、土下座した彼はその体勢のまま、しぃに向かって拝み始める。
( ゚ω゚) (南無阿陀、南無阿陀。ロリ神様じゃあ、ロリ神様が現れなすったどおおお!!)
(;゚ー゚)「?」
そのまま熱心に拝み続けていると、
ノックの音と共に、部屋にツンが入ってきた。
ξ゚听)ξ「あっ、ブーン起きてたんだ」
( ゚ω゚) 「ツン!! ロリ神様の御前である。頭が高い!! 控よろ〜い!!」
ξ;゚听)ξ「……朝っぱらから、いったい何を言い出すのよあんたは」
( ゚ω゚) 「控よろぉ〜〜〜〜〜〜〜〜い!!」
ξ;゚听)ξ「その子は私の親戚の娘よ?」
(;^ω^)「えっ?」
- 342 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/01/02(火)
22:17:49.29 ID:+2GJ4YKw0
- ξ゚听)ξ「今日、用事があって面倒見られないって言うから、私が預かって来たの」
(;^ω^)「sneg?」
(*゚ー゚)「しぃっていうの、よろしくね、お兄ちゃん」
(;^ω^)「ブ、ブーンだお、よろしくだお」
ペコリと律儀にお辞儀をするしぃ。
髪は肩の位置で切り揃えられており、目がクリクリしていて可愛らしい。
見た所、小学2〜3年生あたりだろうか。
まだ、全く発育していないその体は、まるで、採れたてのさくらんぼの様。
(*゚ー゚)「ツンおばさん、ブーンお兄ちゃんがお人形遊びしてたよ?」
自己紹介を終えたしぃは、ツンに話し掛けた。
- 343 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/01/02(火)
22:19:30.52 ID:+2GJ4YKw0
- ξ^ー^)ξ「おばさんじゃなくて、お姉さんでしょ? 殺すわよ?」
(;゚ー゚)「ご、ごめんなさい」
ξ゚听)ξ「わかればいいのよ。あと、ブーン」
(;^ω^)「おっ?」
ξ#^ー^)ξ「そのお人形のことで話があるから、今すぐ私の部屋に来てもらえるかな?」
(;^ω^)(これはもう駄目かも解らんね)
ξ^ー^)ξ「しぃちゃんはちょっとの間、一人で遊んでてね」
(*゚ー゚)「は〜い」
- 344 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/01/02(火)
22:21:23.59 ID:+2GJ4YKw0
- (#);;ω;(#)「……い、イタイォ」
ツンの部屋から出てきたブーンの顔は腫れ上がり原形を留めていない。
(;゚ー゚)「お、お兄ちゃん大丈夫?」
ξ゚听)ξ「大丈夫、大丈夫。あとこれブーンからプレゼントだって」
そう言って、ツンはしぃに『ま・じ・か・る ツンデレ』を手渡した。
(*^ー^)「うわぁ、かわいい〜。ありがとう、お兄ちゃん♪」
しぃはそれを見て、素直に喜んだ。
屈託の無い笑顔で笑い、隠す事無く自分の感情を表に出す。
(*゚ー゚)「しぃ、大切にするね」
ξ゚ー゚)ξ「ふふふ」
微笑ましい少女の仕草に、ツンの表情も自然と笑顔に。
ただ喜び、そして、笑う。
それだけで場の空気が明るくなるような笑顔を作れる。
これこそロリの特権である。
- 345 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/01/02(火)
22:24:19.74 ID:+2GJ4YKw0
- だが、ブーンは涙で何も見えなかった。
(#);ω;)「うっううっうううううううう」
さらばだ、『ま・じ・か・る ツンデレ』よ。
君は私に夢と希望と愛と勇気をくれた。
いささか急な別れだが、そのしぃちゃんならきっと君を大切にしてくれる。
私の元にいて、悪魔ツンの危険に晒されるよりも、その娘の元にいた方が君の為になるのだ。
……最後に一言だけ言わせてくれ、
パンツは白じゃなくて、しましま模様の方が良かった
- 347 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/01/02(火)
22:26:46.60 ID:+2GJ4YKw0
- ( ;ω;)「うっうっうっうっ」
ξ゚听)ξ「いつまで泣いてんのよ」
( ゚ω゚) 「うぎゃっ!!」
ブーンの真後ろに立っていたツンのアイアンクローが、ブーンの頭にミリミリと喰い込んでいき、
身動きをとることが出来ない。
そのままツンはブーンを片手一本で持ち上げると共に、ブーンの体を180度旋回、
己の方に体を向けさせる。
ξ゚听)ξ「私はこれから夕飯の買出しに行ってくるから、しぃちゃんのこと頼むわね」
(;^ω^)「ふぇ?」
ξ^ー^)ξ「しぃちゃんに何かしたら、どうなるかわかってるんでしょうね?」
(;^ω^)「は、はいだお!!」
- 349 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/01/02(火)
22:30:01.50 ID:+2GJ4YKw0
- ξ゚听)ξ「それなら、よろしい。
じゃあ、しぃちゃん、私は皆の夕飯の材料を買ってくるから、
この豚とおとなしく、お留守番しててね?」
(*゚ー゚)「は〜い」
ξ゚听)ξ「じゃあ、行ってきま〜す」
(*゚ー゚)ノシ「バイバ〜イ、ツンお姉ちゃ〜ん」
ξ゚ー゚)ξノシ♪
ちゃんとお姉さんと言えたことにツンは喜びながら、部屋から出ていった。
部屋に残されたのは、ブーンとしぃの二人だけ。
だがブーンは、素直にその状況を喜べないでいた。
- 351 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/01/02(火)
22:32:04.03 ID:+2GJ4YKw0
- (;^ω^)「………」
おかしい。誰かの淫棒ではなく、陰謀を感じる。
別にツンがお姉ちゃんと呼ばれることに、違和感を感じている訳ではない。
この状況に違和感を感じている。
どう考えてもおかしい、トンネルを抜けたら、そこは知らない町でした並におかしい。
朝、起きて、そのまま秘蔵のフィギュアで遊んでいたら、
ほんの数分の内に、見知らぬ幼女と二人っきりになってしまったのだ。
夕飯の買出しならブーンに行かせて、ツンがしぃの面倒を見ればよかったじゃないか。
それになんだ? あのツンの発言は。
上島竜平が熱湯風呂の上で「押すなよ、絶対、押すなよ」と言ってきたら、押したくなるように、
何もするなよって言われたら、したくなってきてしまうじゃないか。
だが、駄目だ。もうすでにロリは捨てたのだ。
また、犯罪者に戻る訳には行かない。