８話

3 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 20:10:33.93 ID:hlu1EHt60: （　＾ω＾）「偶然見つけた感覚だったお」

（　＾ω＾）「今まで歌うときは、無意識に大声を避けて自分の力をセーブしていたような気がするお」

（　＾ω＾）「それが結果的には喉絞めに繋がっていたんじゃないかと思うお」

（　＾ω＾）「けど怒りに任せて怒鳴るつもりでそのリミッターを外すことで、たまたま僕はその感覚を見つけたお」

('A`)「それがこの前のアレだったわけですね」

（´･ω･`）「この前は申し訳なかった。なんか面白かったもので」

（；＾ω＾）「クソッタレめぇ……」

('A`)「何であんな声になっちゃったの。もうおばさん驚きの言葉しか出てこないよ」

（；＾ω＾）「今までと違う声ってのは歌ってるときも感じてたお」
4 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 20:13:59.59 ID:hlu1EHt60: （´･ω･`）「まぁ独特な声で独特な歌い方の歌手はいくらでもいるからね。それが個性だと思えば」

（；＾ω＾）「いや、あれは個性じゃないお」

（；＾ω＾）（録音して聴いたら確かにあれはないお。搾り出したような感じだったお）

('A`)「お前はどこに向かってるんだ」

（　＾ω＾）「それは正直自分にも分からなくなってきたお」

（´･ω･`）「一時期デスボイスにもハマってたよね」

（　＾ω＾）「あぁ、それもあったお。今でもたまにやるお。けど後が続かないから最後の最後にネタ程度だお」

（´･ω･`）「後にやる方がアレなんじゃないかと思うけど……」

（　＾ω＾）「ボーってやるたびにキーコン一つ限界が下がっていくから困るお」

('A`)「ボーボー。あれは俺も出してみたいな」

7 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 20:16:38.88 ID:hlu1EHt60: （´･ω･`）「僕はあまり興味がないな。そもそも聴かないジャンルだからね」

（　＾ω＾）「ショボンの好みもよく分からないお」

('A`)「ねえねえ。突っ込まなかったけど、この前DAMだったよね。次はJOYでいいよね」

（´･ω･`）「そう言われると意地でもJOYを選びたくなくなってしまう。何故でしょうか」

('A`)「サディストだからだよ」

（　＾ω＾）「けど僕は今あの他に声の出し方を知らないから、多分しばらくあのままだと思うお」

（　＾ω＾）「だから一緒に行くときは勘弁してほしいお」

（´･ω･`）「……そんな勘弁とか言うほどのものじゃないのに」

('A`)「ﾊﾞﾛｯｼｭｗｗｗｗしてた俺らが頭が下がる思いだな」

9 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 20:20:03.61 ID:hlu1EHt60: （　＾ω＾）「いいんだお。あんな声でも、僕はちょっと嬉しいんだお」

（　＾ω＾）「これまでずっと何の変化もないままだったから、突破口を見つけたような気がするお」

（　＾ω＾）「ヘロヘロ裏声を勘違いしたり、バンドに走ったり、色々あったけど」

（　＾ω＾）「今回は確実に一歩進めたお」

（´･ω･`）「ブーン……」

('A`)「お前……」

（　＾ω＾）「おっお」

('A`)「何でカラオケにそんなマジにｎ（´･ω･`）「おっとそこまでだ」
10 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 20:22:05.82 ID:hlu1EHt60: ―― 一年後

（　＾ω＾）「それから気付けば一年が経ったお」

（　＾ω＾）「僕の声は相変わらず志村だお」

（　＾ω＾）「ようやく集まったかお」

（´･ω･`）「娯楽がそれしかねえのか、趣味ねえのかって思うけど相変わらず僕らはカラオケだね」

('A`)「まぁ喪男ですからね！」

（　＾ω＾）「お前今日のカラオケの日取りが何で延びに延びたか知らないのかお」

('A`)「ショボンの用事があったからだろ？」

（´･ω･`）

（　＾ω＾）「ドクオ、ショボンの匂いを嗅いでみろお」

(;'A`)「おいまさか……」

('A`)「こいつぁ俺の妹の匂いだぜ」
11 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 20:27:17.23 ID:hlu1EHt60: （´･ω･`）「おにいさんこんちわっす」

('A`)

（　＾ω＾）「ほら、早く行くお」

（´･ω･`）「さぁさぁ。行きましょうよ」

('A`)

　 _
(　ﾟ∀ﾟ) 「機種何にします？」

（´･ω･`）「JOYでお願いします」
12 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 20:30:28.42 ID:hlu1EHt60: （　＾ω＾）「よっしゃー！　ぱーっと歌うおー！」

（´･ω･`）「いえい！　いえい！　ドクオさんどうしたんすか盛り上げていきましょうよ！」

('A`)

（　＾ω＾）「僕から行くお！」

（´･ω･`）「死にそうな声よろしくー！」

（　＾ω＾）「うっせえおｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

('A`)

（´･ω･`）「デュエットします？」

('A`)「しない」

14 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 20:33:53.90 ID:hlu1EHt60: （　＾ω＾）「うはｗｗｗｗ今日も全力で歌い切ったおｗｗｗｗｗｗｗｗ」

（´･ω･`）「いやぁ。やっぱり楽しいですよね！　ね！」

('A`)「何かおかしいと思ったんだよな、最近妹が見下した目で俺を見てくるから。『お先～』みたいな視線がバシバシ飛んできてたもんおかしいと思ったんだよ」

（　＾ω＾）「あ、メールだお」

（　＾ω＾）「おっお。懐かしい奴から誘いのメールだお」

('A`)「何だ貴様もリア充自慢か。今の俺は切れたナイフだぞ」

（　＾ω＾）「何言ってんだお。中学の時の荒巻だお。ドクオも同じクラスだったお」

('A`)「そういやそうだな」

（　＾ω＾）「明日久し振りにみんなで集まらないか、だってお！」

('A`)「それ一斉送信？」

（　＾ω＾）「そうだお」

('A`)「俺着てないです」

17 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 20:38:25.17 ID:hlu1EHt60: （　＾ω＾）「……あの」

('A`)「何だよ」

（　＾ω＾）「きっとまだ着てないだけだお」

('A`)「お前がメール着てからもう１時間経つけどね！　まだなんだろうね！　ﾊﾞｰｶﾊﾞｰｶ！」

（；＾ω＾）「ど、ドクオも一緒に行くお！」

(#'A`)「行けるかよｗｗｗｗｗｗ」

（´･ω･`）「『あれ？　ドクオ君来てたの？』みたいな」

(#'A`)「やめろおおおおおおおおおお」

('A`)「俺のことは放っておいてください。けど適度に心配してください」

（´･ω･`）「何て扱いの面倒な生き物なんだ」

('A`)「今日の落ち具合はお前も加担してるけどな」

（´･ω･`）「何すか兄さん」

('A`)「やめてもうやめて」

19 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 20:43:12.46 ID:hlu1EHt60: ――翌日

/ ,' 3「久し振り」

（*＾ω＾）「うはｗｗｗおいすーｗｗｗｗｗ」

川ﾟ -ﾟ)「その小憎たらしい顔は全然変わってないな」

（*＾ω＾）「何だとこの糞ビッチ黙ってろおｗｗｗ」

川ﾟ -ﾟ)「いい度胸してんな包茎頭」

(-＿-)「久し振りに会っても全然変わらないね。まぁたかだか３年だけど」

（*＾ω＾）「確かにそう考えるとそんなに久しくないお」

(-＿-)「そうだね」

/ ,' 3「えー総勢２０名ほどになります」

/ ,' 3「出来れば全員に集まってほしかったですが、急の召集だったので都合で来れない人もいました」

/ ,' 3「そんな中、来てくれてありがとう」
20 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 20:48:58.32 ID:hlu1EHt60: （　＾ω＾）「今日はどうするんだお？」

川ﾟ -ﾟ)「呼ぶだけ呼んで、内容は何も聞いてないんだが」

(-＿-)「メールにも日取りと予算だけが書かれていたね」

/ ,' 3「連絡も急なら思いついたのも急だったので、ご飯食べるくらい」

/ ,' 3「あとカラオケ」

（　＾ω＾）（うわ、昨日行ったばっかり）
21 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 20:51:18.15 ID:hlu1EHt60: 川ﾟ -ﾟ)「こんな大勢だが大丈夫なのか？」

/ ,' 3「予約はとってある」

川；ﾟ -ﾟ)「みんなの意見も何も聞かずに予約までしてるのか。それはどうかと思う」

/ ,' 3「腐ったミカンどもの集まりだからこれぐらいしないと結局流れると思って」

(-＿-)「引っ張られないと何も出来ないもんね」

川；ﾟ -ﾟ)「まぁな」

（　＾ω＾）（せっかく集まって荒巻が用意したのに『僕昨日行ったから違うとこにしようずｗｗｗ』なんて言えないお）

（　＾ω＾）（ご飯食べ終わったぐらいに急用が出来たとか言って帰ればいいお）

23 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 20:58:27.40 ID:hlu1EHt60: ――二時間後

/ ,' 3「２０名で予約してた荒巻です」
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「はいかしこまりましたー。お電話で話したとおり１０名ずつの二部屋に分けさせてもらいますがよろしいですか？」

/ ,' 3「大丈夫です」

（　＾ω＾）「しまった。盛り上がり過ぎて気付けばここまできてたお」

川ﾟ -ﾟ)「ブーンは私と同じ部屋だぞ」

（　＾ω＾）「うわーお前と同室とか僕の貞操が危険だお」

川ﾟ -ﾟ)「あ、もう全然心配しなくていいぞ」

(-＿-)（仲いいなあ）
24 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 21:03:28.57 ID:hlu1EHt60: ―― 一時間後

（＃＾ω＾）「おおおおぉおおおぉおおおおおぉぉぉぉおお！！！！１１」

（；＾ω＾）「ど、どうだお！？」

（　＾ω＾）「９０点」ｷﾘｯ

川＃ﾟ -ﾟ)「ブーンのくせに私より上だと……」

/ ,' 3「俺５６点」

川＃ﾟ -ﾟ)「ええい、次は私だ」

（　＾ω＾）「何というスイーツソングｗｗｗｗｗｗｗ」

川＃ﾟ -ﾟ)「これはカラオケ用だ。好きなわけじゃない」
25 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 21:06:48.33 ID:hlu1EHt60: 川ﾟ -ﾟ)「９２点」ｷﾘｯ

（；＾ω＾）「なん……だと……」

川ﾟｰﾟ)「心、か」

（；＾ω＾）「感情移入っすかｗｗｗｗこれだから糞スイーツは困るおｗｗｗｗｗｗ」

川＃ﾟｰﾟ)「んだと、コラ」

（　＾ω＾）（あ、あー。昨日のカラオケでも大騒ぎしたから喉がもう枯れてきたお）

（；＾ω＾）（さっきから高音の少ない楽な曲ばっかり歌ってるけどギリギリだお）

28 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 21:12:43.09 ID:hlu1EHt60: (-＿-)「そろそろ僕も歌おうかな」

（　＾ω＾）「お、そういえばヒッキーはまだ歌ってないお」

川ﾟ -ﾟ)「ここにきて鬼が姿を現すぞ」

(-＿-)「注目されると歌いづらいなあ」

(-＿-)「予約数８曲って凄いね」

（　＾ω＾）「先を見据えて曲入れないと、歌いたいときに歌えないのが大人数カラオケだお」

川ﾟ -ﾟ)「そういえばヒッキーはどんな曲を歌うんだ？」

(-＿-)「洋楽」

川ﾟ -ﾟ)「あぁ……」

（　＾ω＾）「あぁ……」
29 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 21:17:15.51 ID:hlu1EHt60: ――二時間後

/ ,' 3「それじゃーみんなお疲れ様。今日はお開きです」

川ﾟ -ﾟ)「幹事ご苦労だったな」

(-＿-)「お疲れ様」

（　＾ω＾）（後半のヒッキー連投はどうしようかと思ったお。最初入れてない奴に限って後で好き勝手やるお）

（　＾ω＾）（お、メール着てるお）

川ﾟ -ﾟ)「なあ、ブーン」

（　＾ω＾）（うわ、ドクオからだお。数分前ってこれ終わるのを見越した時間なのがやらしいお）

川ﾟ -ﾟ)「久し振りに会って思ったんだが、私はやっぱりお前のことがだな」

（；＾ω＾）（ちょｗｗｗｗｗｗ何という鬱メールｗｗｗｗｗ勘弁してくれおｗｗｗｗｗｗｗｗ）

川ﾟ -ﾟ)「……おい聞いてるのかこのピザ」

（　＾ω＾）「あ？　誰に向かってピザとか言ってんだおビッチ」

32 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 21:23:29.69 ID:hlu1EHt60: 川＃ﾟ -ﾟ)「ええい、やはりこの全身包茎とは気が合わん」

（＃＾ω＾）「何改まってんだお。そんなの知れたことだお」

(-＿-)（惜しいなあ）

――内藤家

（　＾ω＾）「昨日と今日でカラオケはお腹いっぱいだお。曲も歌い尽くした感じだお」

（　＾ω＾）「あ゛ー。あ゛ー。うわ、これもう完璧に喉枯れたお」

（　＾ω＾）「まぁ寝て起きたら治るお」

35 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 21:28:28.59 ID:hlu1EHt60: ――翌日

（　＾ω＾）「おいすー」

（´･ω･`）「やぁ。ようこそ。このドクオはサービスだから貰っていってほしい」

（　＾ω＾）「勘弁してお」

（´･ω･`）「昨日はブーンがドクオを置いて遊びに行ったから僕が大変だったんだよ」

（；＾ω＾）「ドクオはやっぱり気にしてんのかお」

（´･ω･`）「何が悲しくて男と二人で大きいパフェを食べないといけないのか」

（；＾ω＾）「流石の僕でもそれは引くお」

（´･ω･`）「『このパフェ……しょっぱいぜ……』とか」

（；＾ω＾）「気持ち悪すぎﾜﾛｴﾅｲお」

37 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 21:33:33.06 ID:hlu1EHt60: ('A`)「誰がﾜﾛｴﾅｲって？　あぁん？」

（´･ω･`）「出たな、井戸魔人め」

（　＾ω＾）「おいすー」

('A`)「ブーンめぇ……ブーンめぇ……」

（´･ω･`）「ちなみに昨日からこんな調子です」

('A`)「ブーンめぇ……ブーンめぇ……」

（´･ω･`）「これが暫く聞いてるうちにブーンうめぇに聞こえてくるから不思議」

（　＾ω＾）「なんだと」

('A`)「ブーンめぇ……ブーンめぇ……」

（　＾ω＾）「……」

('A`)「ブーンめぇ……ブーンぅめぇ……」

（；＾ω＾）「聞こえた！　聞こえたお！」

39 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 21:37:34.60 ID:hlu1EHt60: ('A`)「今日は俺に付き合えよブーン」

（；＾ω＾）「こんな絡み酒状態の奴に付き合うの嫌だお」

('A`)「なんだとぉ？　俺のチンコがしゃぶれねえってのかぁ！」

（；＾ω＾）「しゃぶれねぇお」

（´･ω･`）「ちなみに、今のフレーズは昨日３回ぐらい聞いた。どうやらお気に入りのようだ」

('A`)「俺はなー。ブーンと別れた後もずっとメールを待ってたんだよ」

('A`)「一斉送信は五人までだろ。俺が最後の１人だったのかもしれないと思って……」

(;A;)「ずっと、ずっと待ってたんだよぉぉおおお！！！！！１１」

（；＾ω＾）「ど、ドクオ……」

（´･ω･`）「ちなみに、今のフレーズも昨日３回ぐらい聞いた。どうやらお気に入りのようだ」
40 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 21:42:41.03 ID:hlu1EHt60: （；＾ω＾）「分かったお、今日は学校終わったらドクオに付き合ってやるお」

('A`)「っへ、それでいいんだよ！」

（；＾ω＾）「何かむかつくお」

（´･ω･`）「それじゃ僕は先に帰るよ。今日は彼女とお出かけなんだ」

('A`)「ダメに決ってんだろうが。つーかそれ俺の妹だろうが」

（　＾ω＾）「そういえばそんなことになってたお」

('A`)「妹には俺から話つけてやる」

（´･ω･`）「ｯﾁ」

（　＾ω＾）（……喋ってるとたまに喉痛いお）

42 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 21:45:30.34 ID:hlu1EHt60: 　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「いらっしゃいませー」

('A`)「三人フリータイムで！」
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「機種は何になさいますか？」

('A`)「ジョイで！」

（´･ω･`）「なるほど、こうやって人は成長していくんだね」

('A`)「何が？」

（´･ω･`）「いや、いいんだ。いつか大人になったときに君の成長をお話しよう」

（；＾ω＾）（……ここにきてカラオケってマジかお）

45 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 21:49:44.01 ID:hlu1EHt60: ('A`)「おうおう、今日はガンガン歌うぞ。歌うぞ！」

（´･ω･`）「え、あぁ、うん」

('A`)「まずは俺からだからな！　ポリリズム！ポリリズム！ポリリズム！ポリリリズム！」

（　＾ω＾）「……」

（´･ω･`）「ブーン静かだね」

（　＾ω＾）「そんなことないお」

（　＾ω＾）（無理だお。今日はもう歌えないお。適当にやり過ごしておくお）

（´･ω･`）「そうだ、僕もね。ちょっとホルモン覚えてきたんだよ」

（　＾ω＾）「お、そうなのかお」

（´･ω･`）「僕が女の人のところ歌うからブーンが男の人のとこ歌ってよ」

（；　ω　）「そいつは出来ない相談だお」
46 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 21:54:39.65 ID:hlu1EHt60: （´･ω･`）「えー。せっかく一緒に歌おうと思って覚えてきたのに」

（；＾ω＾）「そうは言ってもだお……」

（´･ω･`）「確かブーン、デスボイスやってたじゃない。ほらほら。ちょっとやってみようか。ぼー」

('A`)「お、ブーン、あの怖い声やんのか！　久し振りだな！　いいぞいいぞ！」

（；＾ω＾）「遠慮させてもらうお」　ｷﾘｯ

（´･ω･`）「はい始まったよー」

('A`)「ブーンはイントロを聞いていると、盛り上がってしまう病気」

（；＾ω＾）「ねーおｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ……」
47 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 21:57:59.55 ID:hlu1EHt60: （　＾ω＾）「ｳﾞｫｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｲｲ　ｳﾞｫｵｵｵ！！！１１」

（´･ω･`）「ノリノリじゃないっすか」

('A`)「二人とも乙」

（　＾ω＾）「いやーそれが朝から喉痛くて歌うの控えてたんだお。けど歌ってみるとむしろいつもより調子良かったお」

（´･ω･`）「そんなことあるんだね」

('A`)「よっしゃどんどんいくぞー！」

（　＾ω＾）「うはｗｗｗｗｗｗおｋｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

49 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 22:03:54.20 ID:hlu1EHt60: ――４時間後

（　＾ω＾）「もう裏声も出ないお」

('A`)「俺も出し切った感があるぜ」

（´･ω･`）「ついでに財布からも出し切ったわ。昼料金のつもりでいたからすっからかんだ」

（　＾ω＾）「ｹﾞﾎｯ……ｺﾎｯ」

('A`)「それじゃまた明日な」

（´･ω･`）「畜生、今日が平日だったことを忘れてたよ。また明日」

（　＾ω＾）「また、ｺﾞﾎｯ、明日だおーｵｯ」

52 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 22:08:38.98 ID:hlu1EHt60: ――内藤家

（　＾ω＾）「ぁぁあぁー」

（；＾ω＾）「あぁぁあ――っ！？」

（；＾ω＾）（あ、何か今めっちゃ痛かったお。ピリッとしたような）

（　＾ω＾）（暫く黙っておけば何とかなるお）

（；＾ω＾）（……あれ、なんか何もしなくても痛いお）

（；＾ω＾）（飴でも舐めておくお）

54 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 22:12:20.72 ID:hlu1EHt60: （；＾ω＾）（ご飯食べて風呂入って、結構時間経つのにまだ喉が嫌な感じだお）

（；＾ω＾）（ｴｯってなる感じだお。痛いお）

（；＾ω＾）（今日はもうさっさと寝るお。寝て起きたら治ってるお）

（　＾ω＾）（僕は安静に出来る男だお）

――朝

（　＾ω＾）（……）

（　＾ω＾）（喉痛いお）

55 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 22:15:11.17 ID:hlu1EHt60: （　＾ω＾）「――ぁ」

（　＾ω＾）「！！」

（；＾ω＾）（……お？　喋れないお？）

（；＾ω＾）（喉ひっついてるお。うがいして喉を解放するんだお）

（；＾ω＾）「あーあー。何だお、声ちゃんと出るお。ビックリしたお」

（；＾ω＾）「あーぁあー……」

（；＾ω＾）（痛ぇお……）

（；＾ω＾）「ﾊｧｰ　ﾊｧｰ」

（；＾ω＾）（裏声なんて自分で聞いてて辛くなるような掠れた声になってるお）
56 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 22:19:12.01 ID:hlu1EHt60: J( 'ｰ`)し「ちょっとブーン。早く起きなさい」

（；＾ω＾）「！　起き、てるお」

J( 'ｰ`)し「あら、オナニー中だったの。それは失礼したわね。ご飯用意出来てるから早く食べなさい」

（；＾ω＾）「おっお。分かってる――」

（；ﾟωﾟ）「――お！？」

（；ﾟωﾟ）「痛っ……」

59 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/03/07(日) 22:21:09.85 ID:hlu1EHt60: 以上で長くなった８話　喉　でした。

戻る