22 :愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 13:16:08.73 ID:n766GXUk0
ξ--)ξ「…………」

頭を抑えながら起き上がる。
徐々に意識の解明度があがって行く。
日常にひっぱり戻される感覚。


毎回の事だが好きではない。


ξ゚听)ξ「またあの夢……」

そう言いつつ、言うも言われぬ心地良さを私は覚えている。
もう聞く事の出来ないであろう浅いテナーの声。
もう見る事の出来ないであろうあの締りのない顔。

年々薄くなっていく夢の感覚は、開けていく距離にきっと比例している。

ξ゚听)ξ「……馬鹿馬鹿しい」
窓辺に寄ってブラインドをあげる。
シャッ、と言う鋭い音と一緒に光が部屋に入ってきた。


23 :愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 13:16:30.46 ID:n766GXUk0


ξ゚听)ξ「今日も一日、頑張りますか……!」


ニュー速県から上京してもう3年。
国公立の大学三年生になった。
――アイツのいない三度目の夏が訪れようとしている。


       ツンが初恋の夢を見たようですξ゚听)ξ



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