2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 21:22:39.14 ID:mhQeNpIz0
ζ(^ー^*ζ「みんなー!!乗ってるー!?」

\イエー!!!/

ζ(゚ー゚*ζ「じゃあ今日も…」


     「「「『スカッシュ!メロキュア!』コンサート!!始まるよー!!」」」

           ζ(゚ー゚*ζ(*゚ー゚)o川*゚ー゚)o从'ー'从/ ゚、。 /


\イエー!!!/

(;^ω^)「…初めて来たけど…すごいなこれは…」

\ウォー!!!/

(;^ω^)ノ「う、うおー…」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 21:26:48.89 ID:mhQeNpIz0
ζ(゚ー゚*ζ 〜♪

( ^ω^)「ええと…あれがイエローレモン・デレちゃん…」


   イエローレモン・デレ ζ(゚ー゚*ζ

     担当パート ギター&ボーカル


(*゚ー゚) ドコドコ!!

( ^ω^)「で、こっちがピンクピーチ・しぃちゃん…」


   ピンクピーチ・しぃ (*゚ー゚)

     担当パート ドラム
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 21:30:11.81 ID:mhQeNpIz0
( ^ω^)「それから…もういいやめんどくさいからまとめよう」


   グリーンメロン・キュート o川*゚ー゚)o

     担当パート ギター


   レッドアップル・ワタナベ 从'ー'从

     担当パート キーボード


   バイオレットグレープ・ダイオード / ゚、。 /

     担当パート ベース


( ^ω^)「で、五人合わせて『スカッシュ!メロキュア!』と…」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 21:34:34.65 ID:mhQeNpIz0
\L・O・V・E・メーロキュア!!/

(;^ω^)「それにしてもこの熱気…おっそろしい人気だな…」

(;^ω^)「五週連続オリコン一位は伊達じゃないってことか…」

ζ(゚ー゚*ζ「イエー!!」

( ^ω^)「…確かにビジュアル面はいいし、踊りも見てて面白いな…」

( ^ω^)「楽器も歌もエアーじゃないみたいだし…」

( ^ω^)「『アイドルとしては』ガチンコってことか…」

( ^ω^)「……」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 21:38:18.48 ID:mhQeNpIz0
〜数日前〜

(‘_L’)「内藤さーん。お客さん来てますよー」

( ^ω^)「あ、はい。わかりました」

(‘_L’)「応接室にお連れしておきましたんで。じゃ」

( ^ω^)「ありがとうございます」


(゚、゚トソン「……」

( ^ω^)「どうも。ヒーロー二課の内藤です」

┌─────────────┐
│全日本ヒーロー派遣(株)  ......│
│  ヒーローニ課         │
│                    │
│    内藤 ホライゾン     .│
│                    │
│電話番号 xx-xxxx-xxxx    .│
│ 住所   xxxxxxxxxxxx   .....│
└─────────────┘

(゚、゚トソン「…ありがとうございます」

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 21:42:58.39 ID:mhQeNpIz0
(゚、゚トソン「私は」

( ^ω^)「迅雷騎兵トソンさん…ですよね?」


           (゚、゚トソン

         迅雷騎兵トソン


(゚、゚トソン「…はい。知っているんですね、私のこと」

( ^ω^)「ええ、もちろん。『スカッシュ!メロキュア!』のライバル怪人として人気を獲得」

( ^ω^)「現在は歌手活動も行い、最新シングル『悪の扉』はオリコン初登場三位…ですよね?」

(゚、゚トソン「……」

( ^ω^)「…どうかしましたか?」

(゚、゚トソン「いえ…」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 21:48:03.18 ID:mhQeNpIz0
( ^ω^)「それで、私にどのようなご用件でしょうか?」

(゚、゚トソン「はい…実は、今おっしゃられたメロキュアの件で…」

( ^ω^)「はぁ。メロキュアも大活躍だと聞いていますけど」

(゚、゚トソン「…大活躍過ぎるんです」

( ^ω^)「…と、言うと?」

(゚、゚トソン「彼女たちは確かに、アイドルとしては大成功を収めました…それは構いません」

(゚、゚トソン「でも、そのせいで…彼女たちはヒーローとしての本分を忘れてしまいました」

( ^ω^)「本分…ですか」

(゚、゚トソン「はい。彼女たちが最後に怪人を倒したのがいつか、ご存知ですか?」

( ^ω^)「確か…半年ほど前でしたっけ?」

(゚、゚トソン「その通りです。ニダーさんを倒したのを最後に、彼女たちはヒーロー活動を止めてしまっているんです」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 21:53:11.98 ID:mhQeNpIz0
( ^ω^)「(ニダーさん色んなとこに出てくるな…やっぱりすごい先輩だ…)」

(゚、゚トソン「以降はアイドルとしての活動ばかりで…私は、今の彼女たちを見ていられません」

( ^ω^)「…人気があるのなら、それでいいのでは?」

( ^ω^)「あなただって、メロキュアに続くように歌手活動を開始しているわけですしね」

(゚、゚トソン「おっしゃる通りです…ですが私は…正直言って、歌手活動はやりたくないと思っています」

( ^ω^)「……」

(゚、゚トソン「私は怪人であって、歌手ではありませんから…」

( ^ω^)「…それで、『二枚目はない』と公言したわけですか」

(゚、゚トソン「ええ。カメラの前で言ってしまえば、事務所だってどうしようもないでしょう?」

( ^ω^)「そうでもないと思いますけどね…金になるならなんだってやると思いますよ、事務所は」

(゚、゚トソン「…それでも、私は歌いません」

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 21:57:38.11 ID:mhQeNpIz0
( ^ω^)「…それで?何故、私のところへ?」

(゚、゚トソン「内藤さんは、ヒーローや怪人のマネジメントも行っていると聞きました」

(゚、゚トソン「ですから、内藤さんに…彼女たちをもう一度、ヒーローとして立ち上がらせてほしいんです」

( ^ω^)「……」

(゚、゚トソン「私は、戦っている彼女たちが好きなんです…一ファンとして、一怪人として…」

(゚、゚トソン「そして、もう一度彼女たちと戦いたい…」

( ^ω^)「……」

(゚、゚トソン「お願いします」

( ^ω^)「…わかりました。相応のお礼は頂きますがね」

(゚、゚トソン「ありがとうございます…それで、いくらほど…」

( ^ω^)「いえ、お金はいりませんよ」

(゚、゚トソン「え?」

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 22:02:05.08 ID:mhQeNpIz0
( ^ω^)「その代わり、彼女たちの復帰戦を私との合同企画にしていただきたいのです」

(゚、゚トソン「つまり、メロキュアとジャスティスカイザーとの共同戦線ということですか?」

( ^ω^)「ええ。それが条件です。どうですか?」

(゚、゚トソン「そんなことで良いのでしたら、いくらでも」

( ^ω^)「そうですか?ありがとうございます」

(゚、゚トソン「では、細かい計画は…」

( ^ω^)「近日中にそちらに連絡します」

(゚、゚トソン「わかりました」

( ^ω^)「では、また後日…」

(゚、゚トソン「はい…ありがとうございました」

ガチャ バタン
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 22:06:23.91 ID:mhQeNpIz0
( ^ω^)「……」

( ^ω^)「(…今のメロキュアはヒーロー経済の要だ…そことの合同企画…)」

( ^ω^)「(視聴率はもちろん、億単位の利益だって見込めるはずだ…)」

( ^ω^)「(そして彼女たちのファン層…彼らの多くは、ヒーロー黄金時代のストライクゾーンだ…)」

( ^ω^)「(特撮オタクも多い…上手くやれば、多くのファンをジャスティスカイザーに取り込める…)」

( ^ω^)「(お金を持った大人たちがファンに付くんだ…鬼面ドライバーの時とは比較にならないぞ…)」

( ^ω^)「…ふふ…ふふふ…」

( ^ω^)「(まだいける…まだ、ジャスティスカイザーは…)」


( ^ω^)「(儲かる!!!)」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 22:11:16.56 ID:mhQeNpIz0
\ウォー!!!イェー!!!/

( ^ω^)「……」

( ^ω^)「あ、曲終わったのか…」

ζ(゚ー゚*ζ「…ふー!次の曲、行っくよー!!」

\バッチコーイ!!!/

( ^ω^)「…怪人役はトソンさんがいるからいいとして…」

ζ(゚ー゚*ζ「抱きしめて!!銀河の向こうまでー!!」

\ダキシメチャーウ!!!/

( ^ω^)「色々考えないとな…」

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 22:16:42.29 ID:mhQeNpIz0
〜後日、別のコンサート〜

(゚、゚トソン「……」

ガチャ

( ^ω^)「いや、すごいですね…お客さんも前回よりももっと増えてるみたいで」

( ^ω^)「僕もヒーローショーやろうかなぁなんて思っちゃいますね」

(゚、゚トソン「…内藤さん。今回のコンサート…どうして、私まで歌うことになっているんですか?」

( ^ω^)「え?まぁ、そっちのほうがお客さんも入りますし」

(゚、゚トソン「私は、歌手活動は( ^ω^)「ああ、この馬!トソンさんの愛馬ですよね!」


 _∧
(_・ 彡  愛馬 電刃号
    |\
   (  ̄ ~ ̄ )^)ノ
    ||` || ( | ( |
    '~ ~ '~ '~

( ^ω^)「楽屋にも馬を入れてるって噂、本当だったんですね!」
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 22:20:14.17 ID:mhQeNpIz0
(゚、゚トソン「体の一部みたいなものですから…騎兵と名乗っているわけですし」

( ^ω^)「ああ、そうですよね。どうどう」

(゚、゚トソン「それより内藤さん( ^ω^)「トソンさんの出番はメロキュアの一曲目の後ですので!」

( ^ω^)「それでは、よろしくお願いします!」

(゚、゚;トソン「あ、ちょっと!」

( ^ω^)「…っと、そうだ…言い忘れてました」


( ^ω^)「ステージでは、あなたのやりたいようにやってくださいね」


(゚、゚トソン「…それは、どういう…」

( ^ω^)「それじゃ。ちょっと、メロキュアの皆さんにも会わないといけませんので」

ガチャ バタン

(゚、゚トソン「……」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 22:24:46.86 ID:mhQeNpIz0
コンコン ガチャ

( ^ω^)「こんにちは。内藤です」

ζ(゚ー゚*ζ「あ、おはようございまーす!」

(*゚ー゚)「今日はありがとうございます。わざわざコンサートに来ていただいて」

o川*゚ー゚)o「ジャスティスカイザーさんも女の子好きなのね!」

( ^ω^)「ははは、そうですね。ちょっとヒーローの職権を濫用してしまいました」

从'ー'从「あ〜そうだ〜。サインお願いしてもいいですか〜?うちの弟が大ファンで〜」

( ^ω^)「そうなんですか?ありがとうございます、弟さんにもよろしくお伝えください」

/ ゚、。 /「……」

( ^ω^)「ダイオードさんも、『よろしく』お願いしますね」

/ ゚、。 /「…ういーす…」

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 22:26:49.52 ID:mhQeNpIz0
(*゚ー゚)「ちょっと、ダイちゃん…もうちょっとしっかりしなって」

/ ゚、。 /「いいじゃーん…本番はしっかりやりまーす…」

/ ゚、。 /「ね、内藤さん」

ζ(゚ー゚*ζ「ちょっと、なんで内藤さんに振るのよ〜」

o川*゚ー゚)o「内藤さんにも歌ってもらっちゃおっかー!なんてー!」

キャハハハ

( ^ω^)「…ええ。しっかりやりますよ…」

从'ー'从「(…どういう意味かな〜?)」

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 22:30:24.45 ID:mhQeNpIz0
コンコン ガチャ

(‘_L’)「そろそろ時間なんで…あ、内藤さんもこちらでしたか」

( ^ω^)「おっと…長居しちゃいましたね。頑張ってください」

ζ(゚ー゚*ζ「はーい!頑張りまーす!」

スタスタ…

( ^ω^)「…カメラの方は?」

(‘_L’)「バッチリです。アクション用を五台用意してますんで」

( ^ω^)「あ、じゃあ場所だけ教えておいて貰っていいですか?」

(‘_L’)「ええと…こんな感じですね」

( ^ω^)「…了解です。それじゃ、壊さないように上手くやりますんで」

(‘_L’)「ええ、お願いします。じゃ、僕も戻りますね」

( ^ω^)「…よし。僕も準備運動しておくかな」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 22:33:26.06 ID:mhQeNpIz0
〜メロキュア一曲目終了〜

(゚、゚トソン「…お疲れ様です」

ζ(゚ー゚*ζ「お疲れ様でーす」

(*゚ー゚)「トソンさんも頑張ってくださいね!」

(゚、゚トソン「……」

o川*゚ー゚)o「私ー、トソンさんの歌ってすっごい好きかもー」

从'ー'从「そうだよね〜トソンさんの声ってすごくよく通るし〜」

/ ゚、。 /「……」

(゚、゚トソン「…ありがとうございます…それでは」

/ ゚、。 /「…G席の五十二番…見てください…」

(゚、゚トソン「…?」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 22:37:37.69 ID:mhQeNpIz0
(゚、゚トソン「(…G席五十二番…あの辺りか…一体何が…)」


   ( ^ω^)
つ[メロキュア命]と


(゚、゚トソン


  ( ^ω^)
つ[戦いより歌!]と


(゚、゚トソン

(゚、゚#トソン「(…あの人…何を考えて…)」

(‘_L’)「マイクどうぞ」

(゚、゚#トソン「……」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 22:41:05.77 ID:mhQeNpIz0
\ワー!!!トソーン!!!/

(゚、゚#トソン

( ^ω^)ノ「歌え歌えー!!」

(゚、゚#トソン

( ^ω^)ノ「歌わないなら引っ込めー!!」

(゚、゚#トソン

( ^ω^)ノ「戦いなんて今時流行んねーぞ!!」

(゚、゚#トソン

\ウタッテー!!!トソーン!!!/

( 、 #トソン「……」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 22:44:25.59 ID:mhQeNpIz0
( ^ω^)『ステージでは、あなたのやりたいようにやってくださいね』

( 、 #トソン「……」

( 、 #トソン スゥ


             (゚、゚#トソン「ふざけるなよ貴様ら!!!」


…シーン…

( ^ω^)「(よし!!)」

(゚、゚#トソン「何が歌だ…アイドルだ…」

(゚、゚#トソン「私は…私は…!!」


             (゚、゚#トソン「怪人なんだよ!!!」


(゚、゚#トソン「電刃号ッ!!」

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 22:48:30.96 ID:mhQeNpIz0

      「全部ぶち壊してやる…!!」

         _∧
        (_・#彡(゚、゚#トソン
            |\Ю ⊂)_|√ヽ
           (  ̄ ~∪ )^)ノ
            ||` || ( | ( |
            '~ ~ '~ '~


(‘_L’)「(カメラ回しとけよー)」

( ^ω^)「(よし、ここだ!)」

( ^ω^)「待てい!!そこの怪人!!」

(゚、゚#トソン「内藤…貴様…私との約束を忘れて…普通にコンサートを…!!」

( ^ω^)「皆様の楽しみに水を差すその暴挙!!許すわけにはいかん!!」

サッ

( ^ω^)つΦ「変・身!!」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 22:51:38.40 ID:mhQeNpIz0
スタッ!!

(::::::::::::::)「…天下無双のヒーロー…」


ドカーーーー   ( =☆=)「ジャスティスカイザー!!ここに見参!!」   ーーーーン


(゚、゚#トソン「結局…私を倒すことが目的か…!!」


〜舞台袖〜

ζ(゚ー゚;ζ「ちょ…どういうこと!?トソンさんが暴れ出して、内藤さんは変身しちゃって…」

(;゚ー゚)「わ、わかんないけど…どうしよう…」

o川*゚ー゚)o「早く逃げたほうがいーんじゃない?ここにいたら巻き込まれちゃうよ」

从'ー'从「そうだよね〜私たちもうああいうのは卒業したし〜」

/ ゚、。 /「……」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 22:56:08.03 ID:mhQeNpIz0
/ ゚、。 /「…ちょーっと待とうか…」

ζ(゚ー゚;ζ「え…ダイちゃん?」

/ ゚、。 /「本当にさー…このまんま逃げていーわけー…?」

o川*゚ー゚)o「どゆこと?」

/ ゚、。 /「私たちさー…一応ヒーローなわけじゃーん…」

/ ゚、。 /「それがさー…怪人を目の前にして逃げるってさー…」

/ ゚、。 /「情けないと思うんだよねー…」

(;゚ー゚)「で、でも…相手、トソンさんだし…」

/ ゚、。 /「元々あの人敵じゃーん…むしろ今までがおかしかったんじゃないのー…?」

/ ゚、。 /「あの人だってさー…ああしてるほうが生き生きしてるよねー…」

从'ー'从「ええ〜そうかもしれないけど〜怪我したくないし〜」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 22:59:26.11 ID:mhQeNpIz0
o川*゚ー゚)o「そーそー。それに、ジャスティスカイザーさんがいるんだよ?私たちがなんかするまでもないっしょ」

ζ(゚ー゚;ζ「そ…そうだよね…ジャスティスカイザーさん、私たちなんかよりよっぽど強いし…」


(゚、゚#トソン「『ナルカミ』ッ!!」

バチバチィ!!

(;=☆=)「くっ…ぐおおおおおおお!!!」

ズザザザザザ…

(;=☆=)「くそ…ダメだ…早すぎる…!!」


(;゚ー゚)「う、嘘…押されてる…」

/ ゚、。 /「…負けるよねー…このままじゃさー…」

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 23:03:11.21 ID:mhQeNpIz0
/ ゚、。 /「そろそろさー…腹決める時なんじゃないかなー…」

/ ゚、。 /「私たちがヒーローなのかー…アイドルなのかー…」

ζ(゚ー゚;ζ「……」

/ ゚、。 /「まー…私は戦ってくるからー…みんなも考えたほうがいいよー…」

スタスタ…

o川#゚ー゚)o「…もう!何よ急に!なんでわざわざ戦わなきゃいけないのよ!」

从'ー'从「だよね〜疲れるし痛いし〜私逃げちゃお〜っと〜」

タタタタタ…

ζ(゚ー゚*ζ「……」

(*゚ー゚)「デレ…私…」

ζ(゚ー゚*ζ「…うん…そう、だよね…」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 23:07:57.21 ID:mhQeNpIz0
(;=☆=)「はぁ…はぁ…!!」

/ ゚、。 /「どーもー…」

( =☆=)「あ、ダイオードさん!ちゃんとやってきてくれました?」

/ ゚、。 /「ういーす…ちゃんとみんな引っ掻き回してきましたよー…キュートとワタナベはどっか行きましたけどー…」

( =☆=)「ありがとうございます!」

/ ゚、。 /「でもー…なんでこんな面倒なことするんですかー…?カイザーさんが一発喝入れればいいじゃないですかー…」

( =☆=)「それじゃ画が映えないんで」

/ ゚、。 /「画ー…ですかー…」

( =☆=)「共同戦線とはいえ、主役はメロキュアなんですよ。だから、あなたたちが悩む姿をちゃんと撮らないと意味ないんです」

/ ゚、。 /「はー…そういうもんですかねー…まー私は戦えるならなんでもいいんですけどー…」

( =☆=)「これは私がどうこうできる問題じゃありませんでしたからね、本当助かりました」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 23:11:26.19 ID:mhQeNpIz0
(゚、゚#トソン「何をごちゃごちゃと…」

(;=☆=)「ううっ!!苦しい!!なんて強力な攻撃なんだ!!」

/ ゚、。 /「(白々しいなー…)」

(゚、゚#トソン「…バイオレットグレープ…戻ってきたのですね」

/ ゚、。 /「まー…ヒーローは戦ってナンボでしょー…」

(゚、゚#トソン「わかっているじゃないですか…」

/ ゚、。 /「とりあえずー…誰か戻ってくるまで相手しますよー…」

(゚、゚#トソン「戻ってくるなら、ですがね!」

バチバチバチ!!

/ ゚、。 /「おーし…久々に戦っちゃうぞー…」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 23:16:27.85 ID:mhQeNpIz0
/ ゚、。 /「『エレキベース』ー…」

(゚、゚トソン「…その武器を見るのも久しぶりです」

/ ゚、。 /「腕がなまってなきゃいーんだけどねー…よーしかかってこーい…」

ζ(゚ー゚*ζ「待って!」

(*゚ー゚)「私たちも!」

/ ゚、。 /「…んー…思ったより大分早かったねー…」

ζ(゚ー゚*ζ「痛いのは嫌だけど…やっぱり、見てるだけなんて許されないよね…」

(*゚ー゚)「うん。一緒に戦おう!」

( =☆=)「ふ…少女たちの…友情か…」

(‘_L’)「(いい台詞だけ確実に持ってくなぁ…)」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 23:20:21.63 ID:mhQeNpIz0
(゚、゚トソン「どうやら、根までは腐ってないようですね…ですが…」

(゚、゚#トソン「所詮は五人で一人前!!三人では私に敵いません!!」

(゚、゚#トソン「『イナヅマ』ッ!!」

ζ(゚ー゚;ζ「く…!」

(;゚ー゚)「危ない!」

/ ゚、。 /「うーん…やっぱ強いよねー…あの人ー…」

ζ(゚ー゚;ζ「感心してる場合じゃないよ!」

(;=☆=)「く…君たちがフルパワーを発揮できれば…!」

/ ゚、。 /「私の力と合わせて彼女を倒せるのだがー…とかー…?」

( =☆=)「…まぁ、そういうことだ…」

ζ(゚ー゚;ζ「ダイちゃん…台詞取っちゃダメだよ…」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 23:24:29.58 ID:mhQeNpIz0
(*゚ー゚)「でも、二人は…」

ζ(゚ー゚;ζ「わかってるよ!だから、私たちだけでなんとかしないと…」

……

o川#゚ー゚)o「…もー!!ちゃっちゃと倒しなさいよみんな!!」

从'ー'从「これ以上見てられないよ〜みんな弱いんだから〜」

ζ(゚ー゚;ζ「二人とも…!どうして…?」

o川*゚ー゚)o「まーこのまま負ける見ててもしょうがないしねー。さっさと倒してコンサートの続きやっちゃおうよ」

从'ー'从「ね〜トソンさん倒せば歌のライバルが一人いなくなって楽だし〜」

(;゚ー゚)「そんなこと思ってたの!?」

( =☆=)「…よし…全員揃ったようだな!」

ζ(゚ー゚*ζ「はい!ジャスティスカイザーさん!」
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 23:31:13.01 ID:mhQeNpIz0
(゚、゚トソン「……」

( =☆=)「迅雷騎兵トソンよ!これからが本番だ!」

(゚、゚トソン「…どうやら、そのようですね…あなたは結局、約束を果たしたと…」

( =☆=)「さて、なんのことかな…さぁ行くぞ!メロキュア!」

ζ(゚ー゚*ζ「はい!みんな、合わせるよ!『スパークギター』!」

(*゚ー゚)「オッケー!『サワードラム』!」

o川*゚ー゚)o「はいはい…『クリームギター』!」

从'ー'从「やっちゃおっか〜『スィートキーボード』〜」

/ ゚、。 /「私もー…ってあー…もう出してたかー…」

( =☆=)「よし!準備はいいな!?一斉に叩き込むぞ!」
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 23:35:47.22 ID:mhQeNpIz0

           「「「ラブシンフォニー!!!」」」

                      ∩
                 ζ(゚ー゚*ζ/
                  ⊂   ノ
           ((゚ー゚*)∩   (つ ノ  o川*゚ー゚)o
            ヽ  〈    (ノ    〉  /
    ∩/ ゚、。 /  ヽヽ_)        (_ノ ノ   ∩从'ー'从
     O,_  〈                      〉  ,_O
       `ヽ_)                     (_/ ´


\シンフォニー!!!/

( 、 ;トソン「…くっ…!!」

( =☆=)「そして!!今、必殺の!!」
81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 23:38:43.02 ID:mhQeNpIz0

      「ジャスティスハリケーンナッコォォォォォォォォォォ!!!」

オラオラオラオラオラオラオラオラオラ_ー ̄_ ̄)’,  ・ ∴.'オラ, ..オラオラオラオラ ∴.' オラ
オラオラオラオラオラオラ  --_- ― = ̄  ̄`:, .∴)' オラオラオ( 、 ;トソン オラオラオラ
オラオラオラオラオラオ, -'' ̄  = __――=', ・,‘ r⌒>オラ_/ / ・,‘ オラオラオラ
オラオラオラオラオ/  _-―  ̄=_  )":" .  ’ | y'⌒  ⌒i .'  ∴.' オラオラオラ
オラオラオラオラ/   ノ  ̄_=_  ` )),∴. ) |  /  ノ |∴.'∴.' オラオラオラ
オラオラオラオ/  , イ )    _ ) ̄=_)   _), ー'  /´ヾ_ノ オラオラオラオラ
オラオラオラ/   _, \  )_ _ )=  _)オラオ/ ,  ノオラオ∴.'オラ∴.' オラオラ
オラオラオラ|  / \  `、     = _)オラオラ/ / /∴.' ∴.' オラオラオラオラオ
オラオラオラj  /オラオヽ  |オラオラオラオラオラオラオ/ / ,'オラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラ / ノオラオラ{  |オラオラオラオラオラオ/  /|  | オラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラ / /オラオラオラ| (_オラオラオラオラオ!、_/ /   〉オラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラ `、_〉オラオラオラオー‐‐`オラオラオラオラオラオラオ|_/ オラオラオラオラオラオラオラオラオラ


ζ(゚ー゚;ζ「す、すごい…!」

/ ゚、。 /「(…美味しいとこ全部持ってったなー…)」
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 23:42:16.18 ID:mhQeNpIz0

::::::::::::::::::::::::......   ........:::::::::::::::::::::::::::  ;;;;;;;::::::::::::::::::
           γ ⌒ ⌒ `ヘ
          イ ""  ⌒  ヾ ヾ    ドガァァァァァァァァン.....
        / (   ⌒    ヽ  )ヽ
        (      、 ,     ヾ )
 ................... .......ゞ (.    .  ノ. .ノ .ノ........... ........
 :::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、、ゝ.....|  |..., , ノソ::::::::::::::.......::::::
         .._....,,. .-ー;''!  i;;;〜−ヽ
        γ ,〜ー'''l ! |'''ーヾ  ヾ
        ( (    |l  |    )  )
        ヾ、 ⌒〜"""''''''⌒〜'"´ ノ
           ""'''ー-┬ーr--〜''""
                 |   |               :
              ノ 从 ゝ


( =☆=)「…終わった…」

ζ(゚ー゚*ζ「…ジャスティスカイザーさん…」

(*゚ー゚)「私たち…間違ってたんですね…」

( =☆=)「…間違ってなどはいないさ。ただ、その気持ちを忘れないようにするんだ」

ζ(゚ー゚*ζ「はい!これからも頑張ります!」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 23:47:45.89 ID:mhQeNpIz0
〜後日〜

(゚、゚トソン「ありがとうございました」

( ^ω^)「いえ、私は頼まれたことをやっただけですから」

(゚、゚トソン「あの時のプラカードも演出だったんですね」

( ^ω^)「ええ。本気で怒ってもらったほうが、彼女たちもやる気が出ると思って」

(゚、゚トソン「なるほど…」

( ^ω^)「あれから、彼女たちはどうですか?」

(゚、゚トソン「ええ。歌って踊れるヒーローとして頑張ってます。私もライバルとして鼻が高いです」

( ^ω^)「そうですか…それはよかった」

(゚、゚トソン「はい。…それでは、また…失礼します」

( ^ω^)「ええ。またよろしくお願いします」

ガチャ バタン

( ^ω^)「…そろそろかな」

86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 23:50:31.88 ID:mhQeNpIz0
ガチャ

o川*゚ー゚)o「こんにちはー!」

从'ー'从「こないだの私たちの演技どうでしたか〜」

( ^ω^)「あ、どうも。おかげでいい画が撮れましたよ」

o川*゚ー゚)o「でっしょー?頑張ったもんねー」

从'ー'从「ね〜。デレちゃんたちは何にも知らなかったみたいだけど〜」

( ^ω^)「じゃ、これ。約束の品です」

o川*゚ー゚)o「やった!このお財布ずっと欲しかったの!」

从'ー'从「圧力鍋が買えなくて困ってたんだよね〜」

( ^ω^)「(…足元は見られたけど…今後のリターンを考えれば安いか…(大きなお友達がいっぱいできたし…)」

( ^ω^)「ふふふ…」

o川*゚ー゚)o「うふふ!」

从'ー'从「うふふふ〜」
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 23:55:55.43 ID:mhQeNpIz0
第九回 登場ヒーロー&怪人


スカッシュ!メロキュア ζ(゚ー゚*ζ (*゚ー゚) o川*゚ー゚)o 从'ー'从 / ゚、。 /

最近売れ筋のアイドルヒーロー。歌って踊って弾けるため、普通のアイドルにも引けをとらない。
しかし、アイドルとして売れたためにヒーローの本分を忘れていた。
内藤の策略によって三名はヒーローの心を取り戻すが…彼女たちの未来は果たして。


迅雷騎兵トソン (゚、゚トソン

比較的生真面目な怪人。雷を操り、騎馬戦を得意とする。
愛馬の電刃号は、スライムナイトでいうスライムのほう。要するに体の一部。らしい。
メロキュアがヒーロー心を取り戻したことを誰よりも喜んでいる。
つい最近二枚目のシングル発売が決定した。
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06 /01(火) 23:59:38.68 ID:mhQeNpIz0
( =☆=)「梅雨入りスペシャル『スカッシュ!メロキュア!正義の心を取り戻せ! withジャスティスカイザー』はどうだったかな?」

( =☆=)「みんなが正義の心を取り戻してくれて、僕も嬉しいぜ!」

( =☆=)「これからも彼女たちと僕の活躍に期待してくれよな!」

( =☆=)「あ、それから今度僕も歌を出すことになったんだ!みんな買ってくれると嬉しいぜ!」

( =☆=)「それじゃ、また次回!せーの!」

( =☆=)「いつも心に、ジャスティスを!!」


( ^ω^)は現実的ヒーローのようです

第九回 「大きなお友達は大事なお客様なのだ!」

終わり

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