(;^ω^)「うぁつっ!?」  突然手の甲が熱くなったブーン。例の模様が光を放っている。 (;^ω^)「まさか異能者が近くに!?」  周辺に特にこれといって何かの気配は感じない。  と、手の甲の三角形の中に「5」が浮かび上がってきた。その5はゆっくりと形を崩していくと 「4」へと姿を変えた。 ( ^ω^)「コレは一体……ま、明日ビロード君に相談するお。寝お。」  丁度就寝前だったブーンはさして気にもとめずそのまま寝入ってしまった。  それが一人減ったことを示す数だとも知らずに。 ――次の日 ( ^ω^)「おいすー。」 ('A`)「おっす、ブーン。」 ξ゚听)ξ「おはよう。」  いつもどおり学校にやってきたブーン。しかしなにやら違和感があることに気がつく。 ( ^ω^)「あれ、ショボンはどうしたお?」 ('A`)「さぁな、連絡無しだし。多分風邪でも引いたんじゃねぇのか。」 ξ゚听)ξ「ドクオ君、ショボン君のこと心配じゃないの?」 ('A`)「んぁ? んー……さぁな。」  ドクオはかったるそうに答えた。こういうときのドクオは無関心を装っているが、内心ではすごく 心配しているということをブーンは知っていた。 ( ^ω^)「きっと1時間目が始まったぐらいにひょっこりやってくるお。」 ('A`)「そうだなぁ。」  ブーンの言葉にとりあえず自分を納得させたようだ。  思えばショボンが学校を休むなんて最近はなかったな、とブーンは考えていた。  昔クラスになじめなかった頃はよく学校を休んでいたが、みんなと仲良くなってからはそういうこ とはなくなっていった。  だからこそ、だからこそドクオも心配なのだ。 / ,' 3「皆さんHRを始めます。席に着きなさい。」 女子A「ねぇねぇ知ってる?」 女子B「なになにー?」  結局一時間目の授業にショボンはやってこなかった。今は二時間目の現代文の授業中。すぐ左の席 の女子たちの話し声を、ブーンはなんとなしに聞いていた。 女子A「また行方不明者が出たらしいよ。」 (;^ω^)「!?」  一瞬、体がビクっと反応してしまった。ブーンは即座に二人の話に意識を集中する。 女子A「二つ隣のクラスの子の話なんだけど……たしかしぃちゃんとか言ったかな。昨日から家に帰 ってないらしいよ。」 女子B「うわぁ、怖いねぇ。この間は3年生の男子が一人いなくなったんでしょ?」  多分その男子って言うのはブーンがあのときに見た肉塊のことだろう。ブーンはその光景を少し思 い出してしまい、頭がくらくらした。  そのしぃって子は多分プギャーか、もしくはまだ見ぬ5人目かに殺されてしまった可能性が高い。 女子A「あー、そうそう。あと部活の先輩に聞いたんだけど、朝練で早く学校に来たときに警察が来 てたんだって。で、先輩がその話を盗み聞きしてたんだけど、その刑事たちが話すには学校から近く の病院まで血の痕がずーっと続いてたんだって。で、その血が行方不明になってるしぃちゃんの血だ ったらしいよ……。」 女子B「え……ってことはしぃちゃんってもう……?」 女子A「多分ね……。その病院にはしぃちゃんの幼馴染が入院しててその部屋まで血の痕は続いてた けどそこで途切れてたらしいよ。」  ――まさかそんな話が……。  ブーンは思った。異能者が死体をわざわざ引きずり回すわけがないだろう。となるとそのしぃと言 う少女は自力でそこまでたどり着いたというわけだ。人目につかずにどうやってそこまで行くのだろ うか。気力で動いていたにしても普通の人間じゃ無理だ。きっとおびただしい量の出血をしていたに 違いない。そんなことが出来るのは普通の人間とは違う何かを持っている人間だけだ、と。  となるとそのしぃという子はビロードが出会った少女の可能性がある。。ブーンは探りを入れてみ ることにした。 ( ^ω^)「ねぇ、ちょっといいかお?」 女子B「ん、どうしたの内藤君。」 ( ^ω^)「そのしぃって子はどんな子だお?」 女子A「えーっとねぇ。たしか    (*゚ー゚) こんな感じの子よ。」  スラスラと一人の子が絵を描き始めた。その絵は前にビロードに聞いた異能者の女の子の特徴と合 致していた。  というかやけに絵が上手いな、と内藤は思っていた。彼女は美術部なのだが内藤はそんなことは知 らない。 ( ^ω^)「(間違いないお……。)ありがとだお。」 女子B「内藤君、人の話を盗み聞きするのはあんまりよくないぞ。」  席が近い方の子がブーンおでこを指で小突く。 (*^ω^)「ごめんだお、今度は気をつけるお。」  直後―― (;@ω@)そ「はぅぁ!!?」  ブーンの頭部に超高速で消しゴムがぶち当たった。 ξ#゚听)ξ「ふんっ!!」 (;><)「!! ……そうですか、彼女が。……誰にやられたんでしょうかね。」  昼休み、ブーンとビロードは人気のない学校屋上にいた。今日は曇っていて少し肌寒いので人は全く いなかった。  ブーンとビロードはここで戦闘訓練をしていた。今は休憩中である。  戦闘訓練といっても我流で、しかももっぱら回避や防御といった消極的な戦闘訓練だった。彼ら自身 は人を殺す気など無いのだから当たり前だが。  ちなみに提案したのはビロードだったりする。 (;^ω^)「多分……プギャーだと思うお。5人目が誰かはわからないけど、今まで行動を起こした様 子もないし。」 (;><)「(そういえば昨日の夜、手の甲の数字が5から4になってたけど……そういうことなのかな?)」  汗をタオルで拭きながらブーンはスポーツドリンクで喉を潤した。  昼休みもあと10分ほどだろうか。30分ほど訓練していた二人はまだ昼食をとっていなかった。 (;^ω^)「(しかしいつになったら僕の能力は開花するんだお……。)」  ブーンはいまだに自らの異能を目覚めさせてはいなかった。これからの戦いで異能なしで耐え切るこ とが出来るのかと一抹の不安を覚えていた。  ブーンの思考をさえぎるように、突然ガコンと重い鉄の扉が開く音がして、二人は振り返った。 (*‘ω‘ *)「ビロード君、先輩! こんなところにいたぽっぽ。」  階段の出入り口のほうからちんぽっぽが小走りにやってくる。手にはなにか抱えていた。 (;><)「あ、ちんぽっぽさん。どうしたんですか?」 (*‘ω‘ *)「ビロード君が先輩と一緒に走る特訓をしてるって聞いたっぽ。だから差し入れを持ってき たんだぽっぽ!」  ブーンやビロードは友達にそう嘘をついて出てきていた。もちろん戦闘訓練しているなんていえないか らだ。ブーンはやたらと足が速いから誰も疑うものはいなかった。  抱えていたのはバスケットだった。地面に敷物を敷くとその上にバスケットを置いて中から皿やサンド ウィッチを取り出し並べ始めた。 (*^ω^)「うはwwwwテラオイシソスwwwwww これ、食ってもいいかお?」 (*‘ω‘ *)「先輩の分もありますから食べて欲しいぽっぽ!」 (;><)( ^ω^)「いただきます!」  勢い良くサンドウィッチにかぶりつくブーンと、もぐもぐとゆっくり咀嚼するビロード。  そんな二人をにこにことちんぽっぽは見つめていた。 (;><)「とってもおいしいです!」 ( ^ω^)「うまふひてなみふぁがてそうだふぉ!!」 (;><)「食べるかしゃべるかどっちかにしてくださいよ……。」  そのまま昼休みを終え、それぞれの教室へと帰っていく。 ( ^ω^)「はぁー、サンドウィッチ美味かったお。……自分の弁当どうするかお。」 ξ#゚听)ξ「……。」 ( ^ω^)「あ、ツン! ただいまだお!」  だがツンは返事をせず、ブーンをじっと睨んだままだった。 (;^ω^)「ど、どうしたんだお?」 ξ#゚听)ξ「……あんた最近付き合い悪くない?」  かなり怒気のこもった声でしゃべりはじめるツン。 ξ#゚听)ξ「たまには後輩たちじゃなくて私やドクオ君と一緒にお昼食べたりしようとか思わない?」 (;'A`)「お、おいツン。そんなに怒るなよ。」 ξ#゚听)ξ「ドクオ君ももっと怒ったらどうなの? ショボン君だって最近付き合い悪かったし今日だっ て来てないのに、ブーンまで来なかったらつまんないじゃない!」 (;'A`)「ソレって俺といてもツマンネってことだよな。ヒドス……。」  どうたらだいぶおかんむりのようだ。無理もない。ビロードやちんぽっぽと知り合ってから……いやモ ララーと出会ってからブーンはなるべく友人との接触を避けてきた。それはブーンなりの友達への優しさで あったのだが、事情を知らないツンにはただ付き合いが悪くなったようにしか見えないようだ。 ( ^ω^)「……すまないお。」 ξ#゚听)ξ「謝ってすむことじゃないのよ? 今後態度を改める気はあるの?」 (;'A`)「……。」 ( ^ω^)「本当に……本当に悪いと思ってるお。でも、でも今は無理なんだお。」  ブーンは本当に申し訳なさそうに、しかしきっぱりとツンの目を見て否定した。 ξ#゚听)ξ「ブーン……。そう、そうなの。ならいいわ。あんたなんて他の奴と仲良くしてればいいんだ から!」  ツンはだんだん語気を荒げて、最後にはほぼ絶叫に近いようになりながらそういうと、机をバンと叩い てスタスタと歩き去っていってしまった。  クラス中の視線がブーンに集中しているが、ブーンはただただ黙り込むばかりだった。 ('A`)「……何があったかは知らないが……お前が俺たちのためを思ってそうしているのもわかるが。だ けどな、そうわかっててもツンには割り切れないんだと思うぜ。」 ( ^ω^)「わかってるお……。でも、仕方がないんだお。僕は不器用なんだお。」 ('A`)「まぁ俺はお前を信じてるからな。バカな事はしてないだろう。」 ( ^ω^)「ドクオ……ありがとだお。」  誰もいない空き教室に私は駆け込んだ。 ξ゚听)ξ「はぁ……私って何でいつもこうなのかしら。」  そう、いつもこうだ。いつもいつもいつもいつも! 自分で自分が恨めしくなる。  ブーンが誰と仲良くなるかなんてブーンの勝手なんだ。私がいちいち口出しできるようなことじゃない んだ。そんなことはわかっているけれど、どうしても心がうずく。  今まではいつだってブーンはそばにいてくれた。そんな彼が私のそばからどんどん離れていく。そんな 気がしてしまって仕方がない。  彼は優しい人だ。だから私たち以外の誰にだって優しい。そう、そうわかっている。だからあのビロー ド君やちんぽっぽさんとも仲良くしている。それだけなのに。  それだけなのに私の胸のうちは引き裂かれそうになるんだ。怖い。ブーンが私から離れていくのが怖い。  どこにも行かないで欲しい。私だけのブーンでいて欲しい。 ξ;;)ξ「……わがままな女ね。私って。……かわいくないなぁ。きっとブーンにも嫌われちゃうな。」  知らずと涙があふれていた。もう止められなかった。せめて、せめて外に声が聞こえないように。  口をぎゅっと押さえて嗚咽を無理やり押さえつけた。 ξ;;)ξ「うっ……うぐっ。くぅ……。」  それから10分くらいしただろうか。もう授業は始まってしまっているけどそれどころではなかった。  でもさっきよりはだいぶ落ち着いてきた。けど教室には戻れない。ブーンに合わせる顔がなかった。 ξ゚听)ξ「どうしようかなぁ…。」  そう独り言をつぶやきながら空き教室を後にする。人気のないところに行きたい。 ξ゚听)ξ「とりあえず屋上にでもいくかな…。」  階段を一人上り始める。触れる手すりはひんやりと冷たくてまるで私のことを拒絶しているかのようだ った。そんなわけないのにそういうふうにしか思えなかった。  やがて屋上へと続くドアの前にたどり着いた。ソレを開こうと手をドアノブに置いた。  その時―― ???「ちょっと待て。お前、ツンだな?」  突然呼び止められる。私は驚いて振り返った。 ξ;゚听)ξ「だ、誰よあなた。」  そこには見たことない男子生徒が立っていた。その瞳は楽しげな色に染まっていた。 ???「ククク、ソレはお前には関係ないな。まぁ大人しく俺に捕まっておいてくれよ。」 ξ#゚听)ξ「はぁ? わけがわかんないんだけど!」  わけわかんないやつ。ただでさえ感情がぐるぐると渦巻いてて頭が痛いのに、変なやつのせいで余計痛 くなってきた。 ξ#゚听)ξ「あんたが誰だか知らないけどあんたみたいな奴についてくわけないでしょ!? 頭おかしい んじゃないの!?」 ???「あんまり調子に乗るなよ。」  みるみる無機質な機械みたいに表情がなくなっていく。  怖い。なんなのあの男。私は恐怖にかられて後ずさる。  しかし男は私を逃がすまいとゆっくりと階段を上ってくる。  そして手をすっと伸ばし指を鳴らす―― ξ゚听)ξそ「うぐっ!!」  おなかに激しい痛みが走った。と、同時に私の意識はずるずるとひっぱられ、闇に落ちていく。 ???「お前がいればブーンも戦う気になってくれるだろう。」  最後にそんな言葉が聞こえた。 ( ^ω^)「……ツン、戻ってこないお。」  5時間目が終わってもツンは戻ってこなかった。 ( ^ω^)「心配だお。探しにいくお!」  立ち上がりかけたブーンをドクオが制する。 (#^ω^)「なんだお!?」 ('A`)「おい、ブーン。探しに行くのはいいが次の授業はどうするんだ?」 (#^ω^)「授業なんかよりツンのほうが大事だお!」  クラスに響くように一声叫ぶ。 男子A「いよっ! よく言った!」  不意に男子生徒の一人が言う。 男子B「お前、早く言ってやれよ!」 男子C「ツンさん、きっとブーンが来るの待ってるよ!」 女子A「そうだよ、内藤君!」 女子B「女の子泣かせちゃいけないんだからね!」 女子C「追っかけてブーン!!」  クラスのみんながこの時を待っていましたとばかりにはやしたてる。 ( ^ω^)「みんな……ありがとうだお!」 ('A`)「はぁーぁ、このクラスは本当におせっかいばっかりだな。……ブーン、代返とノートは俺に 任せておけ。」 ( ^ω^)「ドクオもありがとうだお! やっぱり持つべきものは友達だお!」  ブーンはうれしくてちょっぴり涙目になっていた。 ( ^ω^)「よーし! 内藤ホライゾン! 行ってまいりますお!」  ブーンは勢い良く教室を飛び出していった。 ('A`)「……ガンバレよ。」 (;^ω^)「ツン! どこだお! ツーン!」  休み時間が始まってもう5分くらいたっただろうか。ブーンは持ち前の俊足で各階を回っていっ たがツンはまだ見つかっていない。  そこらにいる人に片っ端から聞いて回ってみても彼女を見た人はいない。  ブーンは少しあせり始めていた。 (;^ω^)「本当にどこにいったんだお。」  思い当たるところはあらかた探してしまったので、行き詰ってしまったブーンはとりあえず水分 補給のために校内備え付けの自販機でドリンクを買って喉を潤した。 ( ^ω^)「一体どこにいったんだお……。」 (;><)「な、内藤先輩! ちんぽっぽさんみませんでしたか!」  そこへ息も絶え絶えにビロードがやってきた。 ( ^ω^)「いや、見なかったお。あ、そうだ。ビロードはツンを見なかったかお?」 (;><)「いえ、見てません。……二人とも同時にいなくなったなんて変ですね。」 (;^ω^)「たしかにそうだお。うーん。」  ビロードは深刻な顔つきでつぶやいた。 (;><)「僕達がらみのことで巻き込まれたんじゃないでしょうか? あんまり考えたくないんで すけど。」 ( ^ω^)「僕もソレを考えていたところだお。」 ( ^Д^)「ご名答、よくわかったな。」  休み時間終了のチャイムとともにそいつは現れた。何の前触れも無く。 (;^ω^)「うわわわわ!! ぷ、プギャーかお!?」 ( ^Д^)「よぉ、ブーンにビロード。相変わらずつるんでるな。」 (;><)「相変わらずって……何でそんな事知ってるんですか。」 ( ^Д^)「戦いにおいて情報収集は基本だぜ。覚えておきな。お前らのことなんてちょちょいっと 調べられるんだからな。」  不敵な笑みでニヤニヤと笑っている。相変わらず嫌な顔だなと二人は思っていた。 ( ^ω^)「ところで……ツンとちんぽっぽさんをどこかにやったのはお前かお。」  周りにもう生徒はおらず、気兼ねなく話できる状況だと判断したブーンは本題を切り出した。 ( ^Д^)「そうだ。つかさっきの俺の発言でわかるだろ。いちいち確認すんなや。」 (;^ω^)「ちょwww 一応だお。」 ( ^Д^)「ふーん。お前ならキレて食って掛かってくると思ったんだけどな。」  プギャーは意外そうにブーンをじろじろと見る。ブーンはうっとおしそうに眉をひそめた。  そんな二人のやり取りを見ていたビロードだが我慢が出来なくなったのか発言した。 (;><)「ふたりをさらってどうするつもりですか!」 ( ^Д^)「決まってんだろ。人質だよ、人質。お前ら戦う気が無いみたいだからな。ちょっと手荒 なことをさせてもらったぜ。」 (;^ω^)「いつも手荒なくせに何言ってるお。」  プギャーには聞こえないようにコッソリとつぶやいた。 ( ^Д^)「まぁそんなわけだからさ、おめぇらには俺と戦ってもらう。人質が死んでもいいなら別 だけどな。」 (;><)「ひ、ひky――」 ( ^Д^)「言っておくがコレは戦略だ。これはままごとみたいなスポーツじゃねぇんだ。殺し合い なんだよ。卑怯だ何だって言うのはお門違いだぜ。」  ビロードは言おうとする前に何倍もの言葉で――しかも正論で――返されてしまったため何も言え なくなってしまった。 ( ^ω^)「……しょうがないお。いつかはこんな日も来るかもしれないと思ってたお。」 ( ^Д^)「お、意外とものわかりがいいな。えらい成長っぷりだ。」 ( ^ω^)「けど……。」  ブーンは一度顔を伏せ、思い切り息を吸い込んで吐き出してから顔を上げ、プギャーをにらみつけ た。 (#^ω^)「ツンに何かあったら絶対に許さないお!!」  ブーンは手に持っていたスチール缶を握りつぶした。いや、どちらかというと怒りのあまり握りつ ぶしてしまった、だ。つぶれた缶からはドリンクと血が混じってぽたぽたと滴り落ちる。 ( ^Д^)「……ソレは約束できねぇな。お前らの出方次第だ。」  プギャーはヘラヘラとした顔から急にまじめな顔に、まじめというより無表情になって言った。 ( ^Д^)「今日の夜、グラウンドまで来い。逃げてもいいが、そんときゃあ……どうなってもしらね ぇぞ。」  そういうとさっさと歩き去ってしまった。 (;><)「くそぅ、許せないです!」 ( ^ω^)「……ツン、絶対助けるお。」  ブーンの手からはさっきより激しく血が滴っていた。 5話END