4 名前:全体的なあらすじ? ◆YhrftnhMQI :2008/08/19(火) 00:34:26.23 ID:96qoxY+D0
 聖杯。それは手に入れた者のどんな願いをもかなえるといわれる伝説の魔術道具。これを求めて7人の魔術士がそれぞれ
7人のサーヴァントを従えて命をかけて戦い抜く、通称“聖杯戦争”がVIP市で行われようとしていた。

 そんなある晩、魔術士見習いの中学生ブーンは自宅の庭で死んだ母親によく似た女性に命を救われる。
彼女はライダー。聖杯戦争で召還されるサーヴァントのひとりで、なぜかブーンに召還されたのだという。


 魔術の師匠である従姉妹のツンや聖杯戦争の管理人ショボンの説明を受け、参戦を決意したブーン。

 迫りくる敵サーヴァント、突然の告白、17年前の聖杯戦争。様々な苦難に立ち向かえ、ブーン!!






ξ;゚听)ξ「……みたいな感じの話になるつもりだったんだけどねぇ……」

(;^ω^)「正直もっと出番欲しいお」
6 名前:人物紹介&簡易3行 ◆YhrftnhMQI :2008/08/19(火) 00:37:03.15 ID:96qoxY+D0
( ^ω^) ブーン:亡き母に似た『騎兵<ライダー>』クーとともに聖杯戦争に参加している見習い魔術士
川 ゚ -゚) クー:宝具『突撃槍<ランス>』をもち、巨大な“イヌ”を駆るサーヴァント。生前はキャスターに仕えていた騎士だった。

ξ゚听)ξ ツン:ブーンの従姉妹で、一流魔術士女子高生。サーヴァントは『凶戦士<バーサーカー>』ドクオ。
('A`) ドクオ:なぜかクーを慕う臆病なサーヴァント。玉砕覚悟で阿部さんと戦うも……

从'ー'从 アヤカスフィール:ロリロリ魔術士。ブーンの担任で、彼に惚れた。ツンとは腐れ縁。サーヴァントは『剣士<セイバー>』阿部孝和。
阿部さん:『くそみそテクニック』からの出演。肉弾戦を得意とする優勝候補。男には滅法強い。

(´・ω・`) ショボン=ノウレッジ:バーボンハウスを営む聖杯戦争の管理人。ブーンの後見人でもある。
   体は人間だが、その体に宿る魂は英霊『タフガイ=ガンファイター』のものだった。
lw´‐ _‐ノv 長門由希 :対魔術願望増幅用ヒューマノイドインターフェース、“聖杯”。
ξ*’ワ’)ζ 高槻やよい:ブーン達の前担任。元『アイドルマスター』。本編には登場しないが、BADENDになると登場する。



(*゚ー゚) しぃ:マスターのいない『魔術士<キャスター>』。惚れていたアサシンの死によって暴走。
   街の住民を犠牲にして魔力を蓄え、神殿「シィナ城」でブーン達を迎え撃つ

【今北三行】
キャスター・しぃ、一般人を巻き添えに暴走開始
ブーンとクー、キャスターを倒すためキャスターの根城“シィナ城”に突入
阿部さん、アヤカスフィール、ツン、ショボン、魔道兵器ガットゥーゾと雑兵軍団相手に戦闘開始


7 名前:疾走! 『一線突破<ブレイクスルー>』 ◆YhrftnhMQI :2008/08/19(火) 00:40:27.40 ID:96qoxY+D0

 二人を乗せたビーワンがガットゥーゾの横を抜け、城壁を飛び越えていく。
敵軍の注意が、一瞬、そちらへと向いたタイミングを3人の魔術士は見逃さなかった。


ξ゚听)ξ「えいっ!」

从'ー'从「やぁー」

(´・ω・`)「ガンド!」


 指先から放たれる魔力弾が爆裂音とともに、ガットゥーゾの頭部を直撃した。



したの、だが……

8 名前:疾走! 『一線突破<ブレイクスルー>』 ◆YhrftnhMQI :2008/08/19(火) 00:42:57.31 ID:96qoxY+D0



    / ̄メカ ̄ ̄\
  / #   ●  ●、     
  |Y  Y        \  
  | |   |        ▼ | 
  | \/      _人.|    ブルァァァァァァァァァァァァァァァ!
  | DVA    ___ノ
  \怒覇  ./
   | | |
   (__)_)


阿部さん「無傷、だな」

(´・ω・`)「無傷だねぇ」


ξ゚听)ξ「予想はしてたけど、人間の普通の攻撃じゃアレには通じそうにないわね」


 ガットゥーゾが4人へ頭部をむける。
まわりの死霊兵も音で気づいたのか、虚ろな視線を4人にあわせ、ゆっくりと動き出した。


10 名前:疾走! 『一線突破<ブレイクスルー>』 ◆YhrftnhMQI :2008/08/19(火) 00:45:00.82 ID:96qoxY+D0

阿部「やはりあれは肉弾戦で相手するしかないようだな」

从'ー'从「そうだね……阿部さん。一発で仕留められそう?」

阿部「どうだろうな。人間の姿をした機械ならわからんが、あれの急所は読めない。
   『刺し穿つ無双の男根<ゲイ・ボルグ>』『山川純一<くそみそテクニック>』、どちらでも一撃は難しい」

(´・ω・`)「とりあえずあれの様子を……ッ!」


 ガットゥーゾの両前足、人間でいうところの膝の部分がパカリと開き、ミサイルの弾頭群が顔を出した。


(´・ω・`)「…………」

ξ゚听)ξ「…………」

阿部さん「おいおい、ドヴァ帝国はミサイルなんて持っていたのか」



11 名前:疾走! 『一線突破<ブレイクスルー>』 ◆YhrftnhMQI :2008/08/19(火) 00:48:11.16 ID:96qoxY+D0

    / ̄メカ ̄ ̄\
  / #   ●  ●、       ゆ ←ミサイル(のつもり)
  |Y  Y        \  
  | |   |        ▼ | 
  | \/      _人.|    キシャァァァァァァァァァァ!!
  | DVA    ___ノ
  \怒覇  ./
   | | |         ゆ ゆ ゆ ゆ 
   (__)_)         ゆ ゆ ゆ ゆ 
 頭部から1発、両の前足から4発ずつ。
合計9発のミサイルが4人にむけて発射された。



(´・ω・`;)「ッ! ツン、アヤカスフィール、二人とも散開して!」

从;'ー'从「わ、わかったよぉ!」

 ツンは右に、アヤカスフィールは阿部とともに左へ。
納豆のような軌跡を描いているミサイルに向けて魔力弾を放ちつつ散開する。


(´・ω・`)「(直撃さえしなければ多分問題はない。
   攻撃はセイバーやツンに任せて……敵の攻撃は僕がひきうける!)」
14 名前:疾走! 『一線突破<ブレイクスルー>』 ◆YhrftnhMQI :2008/08/19(火) 00:51:29.69 ID:96qoxY+D0

 決意を固めつつ、ショボンも両手から魔力弾を発射。うちの一発が小型のものを直撃する。
当たり所が悪かったのか、そのミサイルはきりもみ状に地面に落下する。
落下と同時に大量の魔力が地面に炸裂し、手前にいた死霊兵の一団を消滅させた。


ξ゚听)ξ「(……やっぱり! 大量に召還しているからか、あいつら一体一体の能力は低いわ)」

从'ー'从「あのミサイルは火薬じゃなくて魔力で動いてるんだね。だったら……」

阿部さん「了解だ、お嬢ちゃん」


 アヤカスフィールをその場に残し、『剣士<セイバー>』阿部孝和がもといた場所へと走り出す。



15 名前:疾走! 『一線突破<ブレイクスルー>』 ◆YhrftnhMQI :2008/08/19(火) 00:54:22.42 ID:96qoxY+D0

 加速してそのまま跳躍。飛んできたミサイルに迫ると、阿部は刹那の二連撃を弾頭に叩き込む。
内部まで伝わる衝撃が内部の魔力を暴走させる。そのまま他のミサイルを巻き込んで爆発した。


ξ;゚听)ξ「!!」

(;´・ω・`)「くっ!」


 ミサイル群と入れ違うように、前方へと回避行動をとりはじめていたショボンにも爆発が襲う。
咄嗟に体を反転させ、両手を十字に組んで防御の姿勢をとるも、そのまま吹き飛ばされて地面をゴロゴロと転がっていく。



16 名前:疾走! 『一線突破<ブレイクスルー>』 ◆YhrftnhMQI :2008/08/19(火) 00:56:20.77 ID:96qoxY+D0

(´・ω・`)「ッ痛ぅ……」

阿部さん「すまない、大丈夫か」


 やがて魔力光がやみ、煙爆心地にいたのにもかかわらず、ほぼ無傷の阿部が現れた。
差し出した手をショボンは掴んで立ち上がる。


阿部さん「しかし流石は元・サーヴァント、といったところかな。
   今の魔力の余波、並の人間や魔術士ならまず助からない」

(´・ω・`)「頑丈さだけが取り柄のサーヴァントだったからね……直撃でなければ問題ない」

从'ー'从「阿部さんは直撃でも全然平気なんだね」

ξ゚听)ξ「(流石は魔力攻撃への耐性の強い『剣士<セイバー>』ね。これなら……)」


 仲間の様子と敵軍をみつつ、ツンが思考を働かせる。

18 名前:疾走! 『一線突破<ブレイクスルー>』 ◆YhrftnhMQI :2008/08/19(火) 01:00:43.56 ID:96qoxY+D0

ξ゚听)ξ「(今程度の遠距離攻撃なら阿部さんとショボンが何とかなるわ。敵の軍団も普通に待ち構えれば問題なし……
   ブーンがキャスターを早くに倒すのを信じて防戦に徹するか、それとも強引に突っ込んであの兵器を破壊するか……)」


ξ゚听)ξ「(……よし)」


ξ゚听)ξ「みんな……
>>25よ! (ハズれたら>>25以降で一番最初に書き込まれたヤツね)」


@ ξ゚听)ξ「突貫してあいつを倒すわよ」
A ξ゚听)ξ「このまま持ちこたえるわよ」




注:この選択肢が反映されるのは次回以降です。
1を選ぶと、このまま最終回まで進みます。
2を選ぶと、先に『Seihai Days』でドクオルート編を投下します。

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