6 :プロローグ:2007/07/02(月) 23:57:29.43 ID:d1O3cmiK0

 轟音とともに、それは地面に突き刺ささる。砂埃が舞い上がり、思わずブーンは目を閉じた。


???「大丈夫か」


 懐かしい声。目を開き、自らに問いかける声でブーンは顔をあげる。

 おそらくはさっきの轟音の正体であろう、巨大な逆円錐。簡単に地面へ突き刺さっている事を考えると、
そう軽いものではなさそうだ。大きさはざっと3M。月の光を浴びて鈍く輝いている。
 その刃先にに手をあて、女が立っていた。長く伸びる金色の髪。後ろを向いているので顔はわからない。
腰にさげたレイピアを引き抜き、薙刀の男を牽制するようにその切っ先を向ける。
注意はそのままで、女はブーンに顔をむけた。


川 ゚ -゚)「『ライダー』のサーヴァント、召還に応えてここに馳せ参じた」


 西洋風の蒼い軽鎧がカラリと音をたてる。何も言わずにブーンは傍らに立つ女を見つめる。
声を出したかった。だが、様々な感情が入り混じっていっぱいいっぱいになった頭がそれを妨げる。
さっきの薙刀男も、降ってきた円錐が飛ばした土で汚れてしまった服も、屋敷のどこかにいるツンの事も考えられない。


7 :プロローグ:2007/07/02(月) 23:58:27.01 ID:d1O3cmiK0

川 ゚ -゚)「問おう、少年。貴方が私のマスターか」

 どこかで聞いたような言い回し。声を出すにはちょうどいい、イエスとノーの選択肢。
だが、ブーンの口から出た言葉はそのどちらでもなかった。








( ゚ω゚)「……ママ…………かお?」

川 ゚ -゚)「────」


10 :プロローグ:2007/07/03(火) 00:00:07.88 ID:tRKY7Y7v0






        ( ^ω^)ブーンが聖杯戦争に巻き込まれたようです







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