6 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:09:08.97 ID:P9Hfk/pq0
 
エスパークス、エスタークじゃねぇのかよ!
という人のための登場人物紹介

川 ゚ -゚) エスパー女子高生。絶賛記憶喪失中

('A`) クーの幼馴染。雷を操る超能力

(,,゚Д゚) 直情ダメ人間。超脚力の超能力

( ><) これでも高1。千里眼

ξ*゚听)ξ クソガキ。記憶を刈り取る

川д川 オカ女。空間を構築、接続する能力

( ゚∀゚) 変態貧乏大学生。銃で撃たれて入院中

( ´∀`) ダイプロ主任。一般人

( ・∀・) ダイプロ補佐。テレパシー能力

从 ゚∀从 ダイプロ書記長。大火傷で入院中


7 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:10:52.21 ID:P9Hfk/pq0
 
( ФωФ) 県知事。元『最強』エスパーで氷を操る

(゚、゚トソン ロマネスクの秘書

( ´_ゝ`) 変態兄。夜間だけ透明人間

(´<_` ) 変態弟。日中だけ透明人間

J( 'ー`)し 『旅籠・人食』の女将


ミセ*゚ー゚)リ エスパゴン『フォー・オブ・ア・カインド』の一人。別名:ソードクィーン

( ´ー`) エスパゴン『フォー・オブ・ア・カインド』の一人。別名:ペイジオブペンタクル

| ^o^| エスパゴン下っ端
12 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:12:49.26 ID:P9Hfk/pq0
 

キィ―…

パタン


( ・∀・)「…」

( ・∀・)「…やぁ、調子はどうだい」

( ・∀・)「ハインくん」





[从 -≡从]



―VIP総合病院、ハインの病室


( ・∀・)「…」


[从 -≡从]


13 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:14:29.41 ID:P9Hfk/pq0
 
( ・∀・)「女性の顔を狙うとは…」

( ・∀・)「随分と酷いことをするものだね」

( ・∀・)「…」


[从 -≡从]


( ・∀・)「…」

( ・∀・)「キミの母親のことを聞いたよ」

( ・∀・)「随分と数奇な運命を辿っているものだ」

( ・∀・)「…」


14 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:14:59.16 ID:P9Hfk/pq0
 
( ・∀・)「私も片親でね」

( ・∀・)「その父が口癖のように言っていたよ」

( ・∀・)「後悔がある、と」

( ・∀・)「…」

( ・∀・)「おそらくそれは…」

( ・∀・)「…」


[从 -≡从]


( ・∀・)「……いや、どうでもいいことだ」

( ・∀・)「…」

( ・∀・)「すまないが、この後、またミーティングだ」

( ・∀・)「今後について、色々と面倒でね」

( ・∀・)「また見舞いにくるよ」

17 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:16:50.28 ID:P9Hfk/pq0
 
[从 -≡从]


( ・∀・)「…」

(・∀・ ) フイッ


[从 -≡从]

[从 -≡从]

[从 ゚≡从]





        「…おい」





煤i・∀・ )「……!」


(;・∀・)「ハインくん…!?」
19 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:20:02.55 ID:P9Hfk/pq0
 
[从 ゚≡从]「…ちょっと待ってくれないか」


(;・∀・)「い、いま、医者を…!」


[从 ゚≡从]「いや、いいんだ」

[从 ゚≡从]「“ハイン”は、まだ眠ってる」

[从 ゚≡从]「今はただ“私”が表層上に出てきたにすぎない」


( ・∀・)「…!」

( ・∀・)「…」

( ・∀・)「…ハインリッヒ博士、ですか」


[从 ゚≡从]「聡明だな」

[从 ゚≡从]「…父親によく似てる」


20 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:22:12.12 ID:P9Hfk/pq0
 
( ・∀・)「…」

( ・∀・)「そのハインリッヒ博士が、私に何の用ですか?」


[从 ゚≡从]「少し、お願いしたいことがあるんだ」

[从 ゚≡从]「…いいかな」



21 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:22:28.77 ID:P9Hfk/pq0
 


川 ゚ -゚)エスパークーのようです

    −第三十三話:オン・ザ・バトルフィールド−

23 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:24:42.86 ID:P9Hfk/pq0
 

―VIP国際空港


( ・∀・)「…」

(*゚∀゚)「…」

( ・∀・)「…」

(*゚∀゚)「…」

( ・∀・)「なぁ」

(*゚∀゚)「あい?」

( ・∀・)「今回の作戦だが」

( ・∀・)「キミを交渉材料としてエスパゴンに乗り込み」

( ・∀・)「しぃを奪還、バカ(ギコ)を止めるっていうのが、目的のはずだ」

(*゚∀゚)「ワタシ、よく分からないでーす」

( ・∀・)「…まぁ、いいけどね」

( ・∀・)「…」

25 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:25:32.40 ID:P9Hfk/pq0
 
( ・∀・)「でさ」

( ・∀・)「その、普通にエコノミーの飛行機に乗って、キミの案内で相手の本拠地まで行くっていうのはさ」

( ・∀・)「割と無理があると思うんだけど」

(*゚∀゚)「ダイジョーブでーす!」

( ・∀・)「大丈夫って…」

(*゚∀゚)「C、迎えいくでーす!」

( ・∀・)「それは分かったから」

( ・∀・)「…そもそもキミ、この間まで寝たきりだったのに元気だね」

(*゚∀゚)「ワタシはいつもスマイルノーマネーです!」

( ・∀・)「…あっそう」

( ・∀・)「…」

( ・∀・)「催眠が解けているか分からない人間を連れて、敵の懐にか」

( ・∀・)「…」


(・∀・ )「大丈夫なんでしょうね、ロマネスクさん」

26 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:26:51.92 ID:P9Hfk/pq0
 










 (・(エ)・)










(・∀・ )「…」

(・∀・ )「…」

(・∀・ )「あの、ロマネスクさん……ですか?」

31 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:28:58.65 ID:P9Hfk/pq0
 

(・(エ)・)「(話しかけるな、私とバレるだろう)」


(・∀・ )「いや、バレるっていうか、何だそれ」


(・(エ)・)「(何って、カモフラージュだよ)」


(・∀・ )「その着ぐるみがですか?」

(・∀・ )「逆にものすごく浮いてるんですが」



(・(エ)・)「(……なに!?)」

(・(エ)・)「(いやでも、トソンくんが可愛いからこれにしましょうって)」


(・∀・ )「…」

ノ(-∀- )「…」

(・∀・ )「あぁ、そうでした。あなたもギャグ担当でしたね」
34 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:30:02.01 ID:P9Hfk/pq0
 
(*゚∀゚)「わぉ! ビックベアー!!」

(・(エ)・)「(ぬぉ!? は、離れないか!!)」


( ・∀・)「あぁ、離れて、知り合いだと思われたくないから」


(・(エ)・)「(な、何を言う! ……いや、うん、それでいいのか)」



( ・∀・)「…」

( ・∀・)「そろそろ時間です」

( ・∀・)「私たちは先に行ってますよ」

(*゚∀゚)ノシ「Bye! ビックベアー!!」


35 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:30:55.88 ID:P9Hfk/pq0
 

(・(エ)・)「…」

(・(エ)・)「(私も行くか…)」







 ビー!!





ナンダ キミハ!?
ヌォ、チョットマテ!! タイム! タイム!!

38 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:35:19.32 ID:P9Hfk/pq0
 


―アメリカ某所


(,,゚Д゚)「…」

(´<_` )「…」

(   ゝ )「…」


(,,゚Д゚)「なぁ」

(´<_` )「はい」

(,,゚Д゚)「ここはどこだ?」

(´<_` )「スラム街ですかね」

(,,゚Д゚)「そーかそーか」


39 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:36:02.55 ID:P9Hfk/pq0
 
(,,゚Д゚)「なぁ」

(   ゝ )「へい」

(,,゚Д゚)「こいつは誰だ?」


(#゚;;-゚)


(   ゝ )「女の子ですかね」

(,,゚Д゚)「そーかそーか」


(,,゚Д゚)「…」

(´<_` )「…」

(   ゝ )「…」

(#゚;;-゚)「…」


(,,゚Д゚)「じゃあ、さ」

(´<_` )「はい?」


40 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:37:02.68 ID:P9Hfk/pq0
 
(,,゚Д゚)「こいつらはなんだ?」


<_プ∀゚<_プー゚)フプ 3゚)フ「HEYHEYHEY〜」


(´<_` )「外人ですね、しかもでかい」

(   ゝ )「ロックンローラーとかじゃないっすか?」

(   ゝ )「モミアゲ的に」

(,,゚Д゚)「そーかそーか」



(,,゚Д゚)「…」

(´<_` )「…」

(   ゝ )「…」

(#゚;;-゚)「…」



41 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:38:09.78 ID:P9Hfk/pq0
 
<_プー゚)フ『ヘイ、イエローマンキー』

<_プー゚)フ『ここいらが誰のシマか知ってて歩いてんのか?』


(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「…音楽関係の人じゃないっぽいよね」

(   ゝ )「あんなモミアゲしてるのに!?」

(´<_` )「…モミアゲは関係ないんじゃないか?」


<_プ 3゚)フ『おい、何ガンたれてんだよ、てめぇ』

<_プ∀゚)フ『おーおー、アニキたちに逆らうと痛い目見るぜー』



(,,゚Д゚)「…」

(#゚;;-゚)「…」


42 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:41:05.02 ID:P9Hfk/pq0
 
(,,゚Д゚)「…おい、ガキんちょ」

(,,゚Д゚)「お前、どこの子だよ」

(#゚;;-゚)「…」

(,,゚Д゚)「…日本語はわかんねーか」

(´<_` )「日系っぽいですけどね」

(   ゝ )「ふっ、日系だからって日本語が分かるとは限らないぞ、弟者」

(´<_` )「…それはそうなんだが、兄者言われるとカチンと来るな」


(,,゚Д゚)「えっと、なんだ、フーアーユー?」

(#゚;;-゚)「…」

(,,゚Д゚)「…」

(   ゝ )「さすがにフーアーユーはないんじゃないっすか?」

(,,゚Д゚)「うっせ、バカ」

(#゚;;-゚)「…」


43 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:41:59.35 ID:P9Hfk/pq0
 
(,,-Д-)ヾ「はぁ…、まいったねどうも」

(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「騒ぎに巻き込まれるのは、めんどくせぇな」

(´<_` )「…」

(   ゝ )「…」

(,,゚Д゚)「…」



(´<_` )「逃げますか?」

(   ゝ )「逃げませんか?」

(,,゚Д゚)「…」


(,,-Д゚)「逃げるかよ」

(,,゚Д゚)「強行突破だ、バカ野郎ども」

(´<_,` )「了解」

(   ゝ )「ヨーソロー」

44 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:43:16.22 ID:P9Hfk/pq0
 
<_プー゚)フ『オイオイ、ぼーっと突っ立ってんだよ?』

<_プ 3゚)フ『ジャンポゥしろよ、ジャンポゥ』

<_プ∀゚)フ『はは、アニキマジしびー』

<_プー゚)フ『おいお前ら、やりすぎんじゃねー…』



――ヒュン


             ゴキンッ!!

『ゾぶっ!!!?』<_プー(┗┐ (゚Д゚,,)



<_プ 3゚)フ『…』

<_プ∀゚)フ『…』

:<_プ 3゚)フ:『あ』

:<_プ∀゚)フ:『あああ』

46 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:44:30.81 ID:P9Hfk/pq0
 
:<_プ 3゚)フ:『あにk』



    ドコムッ!!

(,,゚Д゚) ┌┛)3゚)フ・∴『イんむ!!?』





(,,゚Д゚)「ほい、ほいっと」クルクル、スタッ


<_プ∀゚)フ『ほあああああああああ、アニキぃぃぃぃぃ!!?』



(,,゚Д゚)「図体でかいだけだな、こいつら」

(´<_` )「さすがギコさん」

(   ゝ )「マジパネぇっす」

(,,゚Д゚)「……お前らも手伝えよ」
48 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:45:59.97 ID:P9Hfk/pq0
 

<_プ∀゚)フ『てめぇ!!! ぶ、ぶっ殺してやる!!!!』


(,,゚Д゚)「…ファッキンジャップだってよ」

(´<_` )「ジャパンマジムカつくって意味ですかね」

(   ゝ )「やってみろよベロベロバー」



<_プ∀゚)フ『くっ…』

<_プ∀゚)フ『…くひ』

<_プ∀゚)フ『ひっ、ひひひひっ、め、目にもの見せてやるぜ』

<_プ∀゚)フ『ヘイ!! カモン、ブラザーズ!!!』



(,,゚Д゚)「は?」

(´<_` )「ブラザー…」

(   ゝ )「…ズ?」


49 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:47:13.16 ID:P9Hfk/pq0
 


ゾロゾロゾロゾロ…


)フ<_プД゚)フ<_プ6゚)フ<_プA゚)フ<_プ9゚)フ<_プ8゚)フ<_



<_プД゚)フ『おいおい、なんだよ』

<_プ6゚)フ『…なんだ? 獲物か?』

<_プA゚)フ『ダリー』




(;,゚Д゚)「げ…」

(´<_`;)「ギコさん、これは…」

(   ゝ )「逃げますか? 逃げますか?」

(,,゚Д゚)「…」


50 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:48:11.59 ID:P9Hfk/pq0
 

(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「よし、逃げよう」


(,,゚Д゚)「おい、ガキんちょ。掴まれ」

(#゚;;-゚)「…」

(#゚;;-゚)ノ「…」 キュッ

(,,゚Д゚)「…言葉、分かんのかね?」



―ダッ




<_プ9゚)フ『あ、逃げたぞ!!』

<_プ8゚)フ『待て、こらぁ!!』



51 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:49:45.90 ID:P9Hfk/pq0
 
………
……



,,゚Д-)「んー…、撒いたかな?」

(,,゚Д゚)「よし。降りろ、ガキんちょ」

(#゚;;-゚)「…」 スタッ

(;  ゝ )「ぜーはーぜーはー」

(´<_`;)「み、水…」

(,,゚Д゚)「なんだ、だらしないぞ、お前ら」

(´<_`;)「…そりゃ、ギコさんは、いいでしょう、けど…」

(;  ゝ )「…ぜーはーぜーはーぜーはー」←反論したいけど言葉にならない

(´<_`;)「…オレ達は、体力、ない…」

(;  ゝ )「…ぜー」

(,,゚Д゚)「鍛えなおしだな」

(´<_`;)「…勘弁、して、ください…」

52 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:50:27.15 ID:P9Hfk/pq0
 
(#゚;;-゚)「…」

(,,゚Д゚)「んで、お前は一体どこのどいつなんだ?」

(,,゚Д゚)「さっきのスラムの子供か? だとしたら、ちっと遠くなっちまったな」

(#゚;;-゚)「…」

(,,゚Д゚)「あー、やっぱ分かんねーか」

(,,゚Д゚)「さっきは通じてると思ったんだが…」


(´<_`;)「すーはー…、すー…」

(´<_` )「…ギコさん」


(,,゚Д゚)「ん?」


(´<_` )「こんなとこで寄り道してる暇はないのでは?」


(,,゚Д゚)「ん。…あぁ、そうだな」
55 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:52:15.01 ID:P9Hfk/pq0
 
(,,゚Д゚)「…」

(#゚;;-゚)「…」

(,,゚Д゚)「まぁ、お前が誰かはいいや」

(,,゚Д゚)「とりあえず、ウチまで届けてやるよ」

(,,゚Д゚)「さっきのスラム街か? えっと、ドゥユーリブイン スラァム?」

(#゚;;-゚)「…」 フルフル

(,,゚Д゚)「お、通じた」

(,,゚Д゚)「違うのか。じゃあ、どこだ?」


(´<_` )「ギコさん」

(,,゚Д゚)「わーってるよ。しょうがないだろ、放っておくわけにもいかなし」


56 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:52:54.35 ID:P9Hfk/pq0
 
(,,゚Д゚)「えっと」

(,,゚Д゚)「ウエアードゥユーリブ? ……で、いいのか?」


(#゚;;-゚)「…」


(,,゚Д゚)「分かんねーか」

(,,゚Д゚)「まぁ、しょうがn――」





 【……エスパゴン】





(,,゚Д゚)「――!!」

(´<_` )「え!?」


57 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:53:56.73 ID:P9Hfk/pq0
 

(;,゚Д゚)「なんだ? …え、エスパゴン!?」

(´<_`;)「直接耳に……、まさか、テレパス…?」







(#゚;;-゚)【エスパゴン】

(#゚;;-゚)【私の、お家、エスパゴン】








(;,゚Д゚) 「はぁ!!?」 (´<_`;)



(;  ゝ )「ひっひっ、ふー…ひっひっ、ふー…」

59 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 11:56:24.96 ID:P9Hfk/pq0
 



「――……ん」

「……」


ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「ここは…?」

ξ*゚听)ξ「…和室…?」

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「…わたし、は」

ξ* )ξ「…っ」



カラッ

J( 'ー`)し「目が覚めましたか?」


ξ;゚听)ξ「…!!」

60 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:01:16.29 ID:P9Hfk/pq0
 
J( 'ー`)し「いいんですよ、まだ寝てても」

ξ*゚听)ξ「…あ」

ξ*゚听)ξ「温泉の…」

J( 'ー`)し「えぇ、いつだか団体で来てもらいましたね」

J( 'ー`)し「確か」

J( 'ー`)し「エスパークーご一行様」

ξ* )ξ「…――」

J( 'ー`)し「…どうかしましたか?」

ξ* )ξ「いえ、なんでも…」

J( 'ー`)し「そうですか?」


ξ*゚听)ξ「あ、あの、私はどうしてここに…?」

J( 'ー`)し「どうして、ですか」

J( 'ー`)し「ウチから少し離れたところに林があるんですけど、そこで倒れてたんですよ」

J( 'ー`)し「覚えていないんですか?」
63 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:02:18.86 ID:P9Hfk/pq0
 
ξ*゚听)ξ「林…? 私は、確か病院に…」

ξ*゚听)ξ「…びょういん」

ξ* )ξ「…」

J( 'ー`)し「…」

J( 'ー`)し「まだ調子が悪いみたいですね」

J( 'ー`)し「別にあれこれ詮索するつもりはありません」

J( 'ー`)し「ウチは相変わらず客足もありませんので、どうぞゆっくりしていってください」

J( 'ー`)し「…」

J( 'ー`)し「それじゃあ、何かあったら呼んでくださいね」


スッ…



ξ* )ξ「…」

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「わたし、なにやってるんだろ…」

64 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:03:50.22 ID:P9Hfk/pq0
 



(;<●><●>)「…」

(<●><●>;)「…」

(;<●><●>)「…はぁ、はぁ」

(;<●><●>)「見当たらない…」

(;<●><●>)「…」

(;<●><●>)「…」

(;<●><●>)「…いない」

(;<●><●>)「…いないんです」

(;<●><●>)「…ツンさん」

(;<●><●>)「…」

(;<●><●>)「ツn」

(;<○><○>) フッ…

 クラッ

65 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:04:35.15 ID:P9Hfk/pq0
 
ノ( ><)「…」

ノ( ><)「うっ…ん」



「なぁに、やってんだよ、お前は」



ノ( ><)「…」

ノ( ><)「…あれ?」


(≡゚∀゚)ノ「何探してたかは知らねーけど、倒れるまでやることはないだろ」


(≡゚∀゚)ノ( ><)

(≡゚∀゚)ノ( ><)


(≡゚∀゚)ノ(>< )


(≡゚∀゚)ノ (><;)「ひぃやおぅえ!!!?」


66 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:05:43.01 ID:P9Hfk/pq0
 
(><;)「ジョジョジョジョジョジョジョジョジョォオ!!?」

(≡゚∀゚)「いや、ジョルジュな。オレ、ジョルジュ」


(><;)「ジョルジュさん!? い、生き返ったんですか!!?」

(≡゚∀゚)「いや、死んでねーし」


(><;)「だ、だって、お腹撃たれて…」

(><;)「って、病院は?」


(≡゚∀゚)「抜け出してきた」

(><;)「なんで!?」


(≡゚∀゚)「なんとなく」

(><;)「なんとなく!?」

68 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:06:34.58 ID:P9Hfk/pq0
 
(≡゚∀゚)「…なんとなく、どっかのバカが困ってる気がしてな」

(≡゚∀゚)「それで、出てきてみたら、そのバカがふらふらな訳だ」

(≡゚∀゚)「オレがいなかったら、ぶっ倒れてたぞ」

(≡゚∀゚)「感謝しろよな」


(>< )「…」

(>< )「ほ、本当にそんな理由で…」

(≡゚∀゚)「だから、なんとなくだっての」


(><。)「…っ」

(>⊂ ) ゴシゴシッ

(>< )「…バカなんです」


(#=゚∀゚)「んだと!! この野郎!!!」

(;><)ノノ「ひやっ!? あいた!」

(;><)「ちょっ、タンマなんです」
70 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:09:04.72 ID:P9Hfk/pq0
 
(≡゚∀゚)「…なんだよ」


(>< )「あ、……その」

(>< )「ありがとうなんです」

(>< )「元気でいてくれて」


(≡゚∀゚)「は?」


(><;)「いや、なんでもなんです!」

(><;)「って、なんでもなくはないんですけど」

(≡゚∀゚)「…何言いたんだよ、お前」

(><;)「だから」

(>< )「…」

(>< )「良かったんです!」

(>< )「元気で」

(><。)「…良かったん、です」
72 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:10:04.07 ID:P9Hfk/pq0
 
(;=゚∀゚)「うぉ!? な、泣くことはねーだろ」

(><。)「泣いてないんです!」

(>⊂ ) ゴシゴシッ

(>< )「嬉しいのに、泣くことはないんです!」

(≡゚∀゚)「あ、そう…?」

(≡゚∀゚)「……おばちゃんナースに幻滅して抜け出してきたなんて言えねぇな、こりゃ」ボソリ


(>< )「え?」

(;=゚∀゚)「いや、何でもないよ! うん、何でもない!!」

(;=゚∀゚)「あ、そういえば、お前、何探してしたんだ?」

(>< )「…」

(><。) ポロッ

(><。)「じょ、ジョルジョさぁ…ん」

(;=゚∀゚)「え!?」

(;=゚∀゚)「なに! オレ、何かした!?」
74 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:10:40.90 ID:P9Hfk/pq0
 
(><。)「クーさんが、ハインさんが、しぃさんが、ツンさんがぁ…」


(;=゚∀゚)「ダイプロ女性陣全滅!!?」


(>< )「あ、貞子さんはいるんです」


(;=゚∀゚)「……まぁ、あれはあれだろ」

(≡゚∀゚)「…」

(≡゚∀゚)「何があったんだよ、一体…」

76 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:12:24.51 ID:P9Hfk/pq0
 
………
……



( ><)「…というわけなんです」

(≡゚∀゚)「…」

(≡゚∀゚)「えっと…」

(≡゚∀゚)「マジ?」

( ><)「マジなんです」

(;=゚∀゚)「それって大変じゃん!!!」

(;><)「だから、大変なんです!!!」


(≡゚∀゚)「う〜…ん、それであのチビを探してたわけか」

( ><)「はいなんです」

( ><)「でも、どこにもいなくて…」


77 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:13:21.12 ID:P9Hfk/pq0
 
(≡゚∀゚)「まぁ、…いないもんはしょうがないだろ」

(≡゚∀゚)「生きてる保障もないんだろ?」

(# ><)「生きてるんです!! ツンさんも!! 他のみんなも!!!」

(;=゚∀゚)「わーったわーったよ。そうだな、生きてる」

(≡゚∀゚)「でも、お前でも探せないってことは、どっか目に付かないとこにいるんだろ」

(≡゚∀゚)「たぶん」

( ><)「…」

(≡゚∀゚)「一旦、ダイプロに戻ったらどうだ?」

( ><)「で、でも…!」

(≡゚∀゚)「ムリは良くないぜぇ。オレが言うのもなんだけどよ…」

( ><)「…」


78 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:13:50.27 ID:P9Hfk/pq0
 
(≡゚∀゚)「ほれ、迷子にならないように手繋いでやるから、帰るぞ」

( ><)「い、いいんです!」

( ><)「一人で…帰れます」

(≡゚∀゚)「そっか」


(≡゚∀゚)「じゃあ、オレも顔出しするかね」

(≡゚∀゚)「その、トソンちゃんに挨拶しないといけないし」

( ><)「変なことをしたら、氷付けにされちゃいますよ」

(≡゚∀゚)「大丈夫大丈夫」

( ><)「…ホントにこの人は」

(≡゚∀゚)ノ「じゃ、行くべ行くべ」

ノ( ><)「むぅ…」グイグイ

81 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:18:55.28 ID:P9Hfk/pq0
 




ノ( ><)「…」

ノ( ><)「ところで…」

(>< )「なんで顔に包帯巻いてるんですか? 撃たれたのはお腹のはずじゃ…」


(≡゚∀゚)ノ「あ、これ?」

(≡゚∀゚)「いや、AAの表現的にさ。顔ぐらいしかイジれなくてな」


(><;)「そういう意味じゃないんです!」



82 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:19:54.77 ID:P9Hfk/pq0
 



( ´∀`)】「…あぁ、分かったモナ」

( ´∀`)】「…」

( ´∀`)】「それは、本当にすまないモナ」

( ´∀`)】「いや、少々込み入った事情が…」

( ´∀`)】「…」

( ´∀`)】「あぁ」

( ´∀`)】「すまんモナ」

( ´∀`)】「うん、よろしく頼むモナ」


( ´∀`)】「またいつか一緒に飲むモナ」

( ´∀`)】「あぁ」

ガチャ



83 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:21:13.03 ID:P9Hfk/pq0
 
(゚、゚トソン「…」

(゚、゚トソン「お友達、ですか」

( ´∀`)「モナ」

( ´∀`)「古い友人モナ」

(゚、゚トソン「あえて深くは聞かないことにします」

( ´∀`)「それは助かるモナ」


ヌゥッ

川д川「さっきの電話は〜」


(;´∀`)「モナ!?」

川д川「もしかしてあの人かしら〜?」

(;´∀`)「さ、さぁ?」

川д川「…」


84 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:22:19.10 ID:P9Hfk/pq0
 
川д川「まぁ、いいわ〜」

川д川「報告が先ね〜」

( ´∀`)「モナ?」

川д川「ダイプロ周辺に敵影有り〜」

川д川「その数ざっと、30ぐらいかしら〜」


( ´∀`)「…」

(゚、゚トソン「…」


川д川「聞いてた?」


( ´∀`)「もう一回お願いするモナ」


川д川「囲まれてるわ〜」




(;´∀`)「う、ウソぉ!!?」
86 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:24:54.19 ID:P9Hfk/pq0
 
川д川「見る〜?」

川д川「『貞ちゃんビュ〜』」


 説明しよう

 『貞ちゃんビュー』とは(ry(第五話、第二十三話などでも使用)



ヴ…ン


〈  | ^o^|   |^o^ | 〉

〈   | ^o^|^o^|  | ^〉

〈 | ^o^| | ^o^|o^|  〉



(;´∀`)「こ、これは…」

(゚、゚トソン「…先手を打たれましたね」

88 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:27:23.19 ID:P9Hfk/pq0
 
(;´∀`)「ど、どうするモナ!?」

(゚、゚トソン「まぁ、一番良い方法は“逃げる”でしょうね」

( ´∀`)「…」

( ´∀`)「…そういう訳にはいかないモナ」

( ´∀`)「ここは、約束の場所だから…」

( ´∀`)「もう二度と、蹂躙されるわけにはいかないモナ」

(゚、゚トソン「…」

(゚、゚トソン「じゃあ、どうするんです?」

(;´∀`)「だから、それを一生懸命考えてるモナ」


川д川「…しょうがないわねぇ〜」

川д川「まぁ、私の“世界”にはそう易々と入ってこれるわけはないけど〜…」

川д川「…」

川д川「あ」

90 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:28:15.16 ID:P9Hfk/pq0
 
( ´∀`)「え?」

川д川「外の事務所に、一般職員がいるわね〜」

(;´∀`)「あぁ!!」

(゚、゚トソン「まずいじゃないですか」

(;´∀`)「も、モナ…」

(;´∀`)「…」

(;´∀`)「貞子くん」

川д川「はぁい?」

( ´∀`)「…彼らも、受け入れてもらっていいモナ?」

川д川「…嫌とは言いにくいわね〜」

川д川「…いいわ〜」

川д川「その代わり、お返し、してもらうわよ〜」

(;´∀`)「わ、分かったモナ」

(゚、゚トソン「(お返しってなんだろう…)」

91 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:29:21.82 ID:P9Hfk/pq0
 
川д川「…じゃあ、呼んでくるわ〜」

キィ…バタン


( ´∀`)「これで、しばらくは…」

(゚、゚トソン「事務員さんをこちらに呼ぶんですね」

( ´∀`)「モナ」

(゚、゚トソン「しかし、大丈夫なのですか? さほど厳重なセキュリティがあるようには見えませんが」

( ´∀`)「ここ、ダイプロ中心部は貞子くんの能力で守られているモナ」

( ´∀`)「大砲でも持ってこない限り突破は不可能モナ」

(゚、゚トソン「ならば、それでこの施設全体を覆えば良かったのでは?」

( ´∀`)「…そうもいかないモナ」

( ´∀`)「この能力は、貞子くんの心にある壁を具象化したものモナ」

( ´∀`)「一部、許可された者しか入ることは適わないモナ」

( ´∀`)「それはエスパーであったり、親しい友人に限られるモナ」

93 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:31:26.39 ID:P9Hfk/pq0
 

ヌラリッ

川д川「お待たせ〜…」


(;´・_ゝ・`)「はっ! ここは!?」

爪;゚ー゚)「うぇ!?」

爪;゚∀゚)「トイレ!? トイレの便器の中!!?」

爪゚A゚)「すごく気持ち悪いです…」



(;´∀`)「一体、どこを通ってきたモナ…?」

川д川「…ん? うふふ〜…、それはヒミツ〜…」

川д川「…」

(゚、゚トソン「…(そう言われてみれば少し顔色が悪いような…)」



94 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:32:17.50 ID:P9Hfk/pq0
 
(;´・_ゝ・`)「いきなりトイレに連れて行くから期待したのに! 期待したのにぃ!!」

爪;゚ー゚)「あたし、もうお嫁にいけない…」

爪;゚∀゚)「みんなで、押し込められて……あぁ!! いや!!!」

爪゚A゚)「おえええええ…」

爪;゚ー゚)「きゃー!! ぬーちゃんが吐いたー!!!」


(;´∀`)「地獄絵図だモナ」


(;´・_ゝ・`)「あれ…、主任…?」

( ´∀`)「モナ、大変だったみたいモナね」

(;´・_ゝ・`)「えっと、主任さんと、貞子さんと……知らない人と……」

(;´・_ゝ・`)「って、えぇ!? ここって、“内部”ですか!?」

( ´∀`)「そうモナ」


95 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:33:12.71 ID:P9Hfk/pq0
 
(;´・_ゝ・`)「えぇ、だって、えぇ!? 絶対立ち入り禁止だって…」

( ´∀`)「貞子くんが認めてくれたモナ」

(´・_ゝ・`)「…!」

(*´・_ゝ・`)「貞子さん…」


川д川「…だから、入れるの嫌だったのよね〜……」



爪゚ー゚)「へー、ここが“内部”かぁ」

爪゚∀゚)「見るのはじめてだ…」

爪゚A゚)「…そりゃ初登場だしね……うっぷ」


爪゚ー゚)「今日は色々あるねぇ」

爪゚∀゚)「うん、何かすごいとこばっかだ」

爪゚ー゚)「…」

爪゚∀゚)「…」


96 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:33:47.80 ID:P9Hfk/pq0
 


爪゚ー゚)「あ」(゚∀゚ 爪



爪;゚ー゚)「主任!! 大変なんです!! 外に変なヤツがいっぱい!」

爪;゚∀゚)「しかも何か同じ顔したやつが…! それで電話も繋がらなくて…!!」

爪゚A゚)「おぇぇぇぇ」

爪;゚ー゚)「ぎゃー!! またぬーちゃんが吐いた!!!」


(;´∀`)「わ、分かってるモナ」

( ´∀`)「だから君たちをここに避難させたモナ」

( ´∀`)「ここにいれば、しばらくは…」


97 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:35:08.86 ID:P9Hfk/pq0
 

川д川「…そうもいかないみたいね〜…」


(´∀`;)「え!?」




〈   | ^o^|^o^|  | ^〉

〈 | ^o^| | ^o^|o^|  〉

〈    ミセ*-o-)リ   〉

〈   ( ´ー`)      〉





川д川「めんどくさい相手がいるみたい〜…」



98 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:37:20.50 ID:P9Hfk/pq0
 



ミセ*-o-)リ『ふぁぁ…』

ミセ*-〜-)リ『眠い〜…』

( ´ー`)『飛行機、寝てこなかったのかーヨ』

ミセ*゚ー゚)リ『だってさー、久々のジャパンだもん』

ミセ*゚∀゚)リ『昨日から寝てないよ!』

( ´ー`)『ガキかーヨ』

ミセ*゚ー゚)リ『うふっ、そうよ。ミセリちゃんは、こ・ど・も』

( ´ー`)『ふん…』


99 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:37:58.16 ID:P9Hfk/pq0
 
| ^o^|『ミセリさん、シラネーヨさん』

( ´ー`)『あん?』

| ^o^|『とりあえず、囲んでみましたが…』

| ^o^|『これからどうしようというんですか?』

ミセ*゚ー゚)リ『とっつにゅー!』

| ^o^|『え?』

| ^o^|『突入って…』

| ^o^|『ははっ、こやつめ』


※同じ顔ですが、それぞれ別人です


100 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:39:05.55 ID:P9Hfk/pq0
 
( ´ー`)『冗談じゃねーヨ』

( ´ー`)『突入だヨ』

| ^o^|『…』

| ^o^|『…』

ミセ*゚ー゚)リ『ほらほら、行った行ったー』

| ^o^|『…』

| ^o^|『仕方ないですね』

| ^o^|『やるときはやる私たちです』

| ^o^|『脱いだらすごいんです』


オー…





|メ)^o^|『…手ごわい相手でした』

|メ)^o^|『…お手上げです』

101 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:39:55.18 ID:P9Hfk/pq0
 
ミセ*゚ー゚)リ『役に立たねー』

( ´ー`)『どうしたんだーヨ』


| ^o^|『それが』

| ^o^|『見えない壁があるようで…』


( ´ー`)『壁…?』



―ダイプロ内、事務室通路


| ^o^|『…ここから先、壁があります』

ヾ|^o^ |『…このように』コンコン

( ´ー`)『ふぅ…ん』

ミセ*゚ー゚)リ『ふん、こんな壁なんて…』


102 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:41:08.72 ID:P9Hfk/pq0
 
ミセ*-ー゚)リ キィ……ィィィ


ガキッ――…ン



ミセ;゚ー゚)リ『……あ、れ?』

ヾ|^o^ |『ふむ…』 ペタペタ

| ^o^|『健在です』

ミセ#゚ー゚)リ『見れば分かるよ!!』

ミセ*゚ー゚)リ『なによぉ、これ』

( ´ー`)『…』

ミセ*゚ー゚)リ『よぉし、ミセリちゃん、本気だしちゃうもんねー』

( ´ー`)『やめとけヨ』

ミセ*゚ー゚)リ『バカにしないでよ、本気だせばこれくらい…』

( ´ー`)『それだとこっちまで危ないんだーヨ』


103 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:42:00.05 ID:P9Hfk/pq0
 
( ´ー`)『オレに任せるヨ』

ミセ*゚ー゚)リ『あんたに出来るのー…?』

( ´ー`)『ふん』

( ´ー`)『この能力は、オレの能力とよく似てるーヨ』

( ´ー`)『拒絶の意思』

( ´ー`)『こじ開けてやるヨ』



ギッ


( ´ー`)『…っ』




ギギギギギギギギギッ――――





104 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:42:50.69 ID:P9Hfk/pq0
 





バキンッ!!!





| ^o^|『おぉ…』

ヾ|^o^ |『壁、消失しました』

| ^o^|『さすがです、シラネーヨさん』

ミセ*゚ε゚)リ『…っち』

( ´ー`)『さて…』


( ´ー`)『ショウタイムだーヨ』

108 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:53:02.28 ID:P9Hfk/pq0
 


― 一方

―こちらは、空の上


( ・∀・)「…」

(*゚∀゚)「わー、雲の上でーす」

( ・∀・)「…」

(*゚∀゚)「空、キレーでーす」

( ・∀・)「…」

(*゚∀゚)「…?」

(*゚∀゚)「どうしたですか?」

( ・∀・)「…いや」

( ・∀・)「アレが気になってね」


109 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:54:07.63 ID:P9Hfk/pq0
 




(・(エ)・)




(*゚∀゚)「オゥ! ビックベアー!!」

(*゚∀゚)「一緒に乗ってたですねー!」

( ・∀・)「気付いてなかったのか…」

(・(エ)・)「(あ、ちょっと、近づくな)」


( ・∀・)「うん、目立つから、つーくん席に戻りなさい」

(*゚ε゚)「むー」

( ・∀・)「ほら、他の乗客さんも奇異な目で見てるから」

( ・∀・)「あー…、私たちはこのぬいぐるみと全く関係ないですよー、本当に無関係ですよー」

(・(エ)・)「(……なんとも言えない気分だな)」


110 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:54:39.30 ID:P9Hfk/pq0
 
(*゚ε゚)「…」

( ・∀・)「…」

(*゚ε゚)「むー…」

( ・∀・)「…むくれないでくれないか」

( ・∀・)「接触は避けろと言われてるのでね」

(*゚ε゚)「…」

( ・∀・)「はぁ…」



(・(エ)・)



( ・∀・)「しかし、どうやってゲートを通ったんだろうね」


111 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 12:55:52.10 ID:P9Hfk/pq0
 
(*゚ε゚)「むー…」

(*゚ε゚)「…」

( ・∀・)「ほら、いい加減に…」

(*゚ε゚)「……違うでーす」

( ・∀・)「…?」


(・(エ)・)「(…むっ?)」






(*゚ε゚)「…」

(*-δ-)「何かいるでーす」

114 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:02:04.95 ID:P9Hfk/pq0
 
ポチッ
ザー…

テッテケテケテケ テッテ プ
テッテケテケテケ テッテ プ

プアパパ プパ〜パ プアパパパ トゥ
プアパパ プパ〜パ プアパパパ トゥ



( ・∀・)「なんだ?」

(;・∀・)「はっ、笑点のテーマ…!?」



プププ〜 プ〜プププププ
ププ プププ〜プ〜




(*-ε-)「…」

(*-∀゚)「…」

115 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:03:54.69 ID:P9Hfk/pq0
 

(*゚∀゚)つ「そこでーす!」



ズンッ!!



『あいたっ!?』

『あぁ、ラジカセが…!!』



(*゚∀゚)「出てこいでーす」




―声は、二つ



『…ふっ』

『ふふふっ』


117 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:07:19.92 ID:P9Hfk/pq0
 
((゚ー゚ S(『ははっ』

ハN ゚ー゚)リ『あはははっ』

((゚ー゚ S(『よくぞ、見抜いたわね』

ハN ゚ -゚)リ『よくぞ、見抜いたね』


―女

―黒いフリルのドレスを着た女二人が顔を出した



(*゚∀゚)「…」

( ・∀・)「…」

(・(エ)・)「…」



―手荷物収納スペースから



119 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:08:04.06 ID:P9Hfk/pq0
 

ザワザワ…

オイ、ナンダ?
ヘンタイダ…ヘンタイガイルヨ…



((゚ー゚ S(『よっと』

((゚ー゚ S(『ん〜…あぁ、窮屈だったわ』

ハN ゚ -゚)リ『あんなとこに隠れようなんて言うから…』

((゚ー゚ S(『しょうがないじゃない、他に場所なかったんだし』


(*゚∀゚)「…」

( ・∀・)「…」

(・(エ)・)「…」



120 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:09:07.83 ID:P9Hfk/pq0
 
((゚ー゚ S(『あぁ…』

((゚ー゚ S(『ふふっ、こっそり盗み聞きして仕入れた情報によると…』

((゚ー゚ S(『我がエスパゴンに歯向かう不届き者というのは、あんたらね!』

ハN ゚ -゚)リ『“ジョーカー”もいる』

ハN ゚ -゚)リ『間違いないね』

((゚ー゚ S(『ふふん、やっぱり私の勘に間違いはなかったわ』

ハN ゚ -゚)リ『太平洋を数度往復したけどね』




(*゚∀゚)「…」

( ・∀・)「…」

(・(エ)・)「…」


ザワザワ…



121 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:10:45.96 ID:P9Hfk/pq0
 
スチューワデス「あの、お客様(?)……、フライト中はお静かに、というか…」


((゚ー゚ S(『上手くいけば、ボーナスどーんかしら』

ハN ゚ -゚)リ『ボーナスどーん……、いいね、それ』

((゚ー゚ S(『そうよね、いい加減たんぱく質的なものが食べたいし』

((゚ー゚ S(『相手はボーナスよ!』

ハN ゚ -゚)リ『なるほど』

ハN ゚ -゚)リ『我がエスパゴンに仇なす愚か者どもよ』

ハN ゚ -゚)リ『ボーナスのため、たんぱく質のため、ここで散ってもらう』


スチュワーデス「聞いちゃいねぇ…」


(*゚∀゚)「…」

( ・∀・)「…」

(・(エ)・)「…」


124 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:11:35.78 ID:P9Hfk/pq0
 
( ・∀・)「えっと…」


( ・∀・)「……誰?」

( ・∀・)「フーアーユー?」




((゚ー゚ S(『あ、今、誰って言ったわね!』

ハN ゚ -゚)リ『言ったね』

((゚ー゚ S(『ここは、是非自己紹介をすべきね!』

ハN ゚ -゚)リ『…いや、それは別に必要ないんじゃない?』


((゚ー゚ S(『ラジカセは壊れちゃったけど、まぁいいわ』

((゚∀゚ S(『いくわよ!』

ハN ゚ -゚)リ『人の話聞けよ』

127 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:14:16.68 ID:P9Hfk/pq0
 
((゚∀゚ S(『天が呼ぶ』

ハN ゚ -゚)リ『…地が呼ぶ』

((゚∀゚ S(『人が呼ぶ!』

ハN ゚ -゚)リ『…次の世代が呼んでいるー…』

((゚∀゚ S(『地軸すら わ べぶっ!!?』





(*゚∀゚)つ「…」

( ・∀・)「…」


( ・∀・)「さすがに語りのときに攻撃するのはよくない、かな」

(*゚∀゚)「オゥ、ソーリー」
129 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:15:19.83 ID:P9Hfk/pq0
 
((゚ー゚;S(『いたぁ……、ま、またしても不意打ち、ひ、卑怯よ!!』

ハN ゚ -゚)リ『……いっそ死ねばよかったのに』

((゚ー゚;S(『!?』

((゚ー゚;S(『…な、何か言った?』

ハN ゚ -゚)リ『いや、何も』

((゚ー゚;S(『そ、そう…』


( ・∀・)「…」

( ・∀・) ゴホンッ

( ・∀・)『…で、誰なのかな。キミたちは?』

(*゚∀゚)「!! オゥ、モリャリャ、エングリッシュしゃべれるですかー!」

( ・∀・)「それなりにはね。てか、私はモララーね、モララー」



((゚ー゚ S(『…散々邪魔をしといて、よく言うわね』

((゚ー゚ S(『三回目はなんだからね! よーく聞きなさいよ!!』
132 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:17:02.84 ID:P9Hfk/pq0
 
((゚- ゚ S( スー…

((゚∀゚ S(『天が呼ぶ!』

ハN ゚ p゚)リ『地が呼ぶー』

((゚∀゚ S(『人が呼ぶ!!』

ハN ゚ p゚)リ『次の世代が呼んでいるー』

((゚∀゚ S(『地軸すら我が僕(しもべ)!!!』


ハN - p-)リ『We are MAGNET!!』((゚∀゚ S(

ハN - p-)リ『超電磁姉妹!!!』((゚∀゚ S(




(*゚∀゚)「…」

( ・∀・)「…」

(・(エ)・)「…」



133 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:18:01.03 ID:P9Hfk/pq0
 
(*゚∀゚)「…」

( ・∀・)「…」

(・(エ)・)「…」



((゚ー゚;S(『ちょっと、そこ三人(?)!! 何か反応しなさいよ!!』

ハN ゚ p゚)リ『だから止めようって言ったのにー…』



( ・∀・)「え、っと……、なんだこれは? エスパゴンなのか? こんなのが?」

(*゚∀゚)「そうでーす」


(*゚∀゚)「エスパゴンの『ツーペア』。確か名前は……」

(*゚∀゚)「…」

(*゚∀゚)「忘れましたー」

(*゚∀゚)「ワッチャーネーム」



134 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:19:18.03 ID:P9Hfk/pq0
 
((゚ー゚;S(『エス!』

ハN;゚ -゚)リ『エヌ!』

((゚ー゚;S(『あんた、一緒に仕事してたでしょ!?』


(*゚∀゚)「アイドンノゥでーす」


ハN;゚ -゚)リ『こいつ…』



スチュワーデス「あの……、お客様、いい加減お席に…」



((゚ー゚ S(『…』

((-ー- S(『…ふっ』


バチッ!!


スチュワーデス「きゃっ!?」

142 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:39:19.58 ID:P9Hfk/pq0
 
ハN ゚ -゚)リ『S姉』

((゚ー゚ S(『いーのよ、どうせ誰も生きて返さないんだから』

ハN ゚ -゚)リ『…』

ハN ゚ー゚)リ『…それもそうか』


( ・∀・)「…」

( ・∀・)「どうやら、ふざけてるのは言動だけじゃないようだ」

(*゚∀゚)「じゃあ、何がふざけるですか?」

( ・∀・)「…」

( ・∀・)「…」

(・∀・ )「あぁ、大丈夫ですか。スチュワーデスさん」

(*゚∀゚)「…逃げたでーす」
144 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:39:50.29 ID:P9Hfk/pq0
 
スチュワーデス「いたぁ……、あ、すいませ……」

スチュワーデス「――!?」

スチュワーデス「な、何、体がおも…い……」



( ・∀・)「…?」

( ・∀・)「これは…」



((゚ー゚ S(『ふふっ、どう? 私たちの能力(ちから)は?』

((゚ー゚ S(『伊達に超電磁を名乗っているわけじゃないのよ』


( ・∀・)「…電磁、……磁石か!」

(*゚∀゚)「床にピタゴラスイッチでーす」

スチュワーデス「はぅぅ…」
146 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:41:57.59 ID:P9Hfk/pq0
 
ハN ゚ -゚)リ『S姉、あんまり能力についてしゃべるのは…』

((゚ー゚ S(『大丈夫よ。分かったとこで防ぐ術なんてないんだから』

ハN ゚ -゚)リ『まぁ、そうだけど』

((゚ー゚ S(『三人とも、アメリカの空の上で散ってもらう……』


( ・∀・) ←1

(*゚∀゚)  ←2


((゚ー゚ S(『って、あれ? あと、一人は?』

ハN ゚ -゚)リ『あぁ、あの着ぐるみの…』




「…防ぐ術がないのなら」



( (エ) )「――先に潰させてもらうだけだ」

149 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:44:39.89 ID:P9Hfk/pq0
 
((゚ー゚;S(『っ!? 後ろ!!?』

⊂ハN ゚ -゚)リ『S姉、下がって!!』


―+ +* +―キンッ



(・(エ)・)「逃したか…、いい反応だな」


((゚ー゚;S(『あ、ありがとう、Nちゃん』

ハN ゚ -゚)リ『…あんたが、“最強”か』


(・(エ)・)「そう呼ばれたこともあった…」

(・(エ)・)「…今はしがないただの中年だよ」

( ・∀・)「ただの中年は気ぐるみ着たりしませんけどね」

(*゚∀゚)「オゥ、ビックベアー強いでーす」

(・(エ)・)「…ふむ、それもそうか」

(・(エ)・)「ならば、ただのクマさんと言い直すことにしよう」

150 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:47:22.88 ID:P9Hfk/pq0
 
((゚ー゚;S(『? 何て言ってるの?』

ハN ゚ -゚)リ『さぁね』

ハN ゚ -゚)リ『でも、ボーナスのためには、あいつを仕留めないと話にならないみたい』

((゚ー゚ S(『むっ…。そうか、ボーナスだ』

ハN ゚ -゚)リ『…自分から言い出しておいて忘れないでよ、S姉』

((゚ー゚;S(『忘れてないもん! ちょっとシナプスがお出かけしてただけよ!』

ハN ゚ -゚)リ『……帰ってきて良かったわね、シナプス』


((゚、゚ S( フー…

((゚ー゚ S(『Nちゃん』

ハN ゚ -゚)リ『なに?』

((゚ー゚ S(『全力で、いくわよ』

ハN ゚ー゚)リ『……ふっ』

ハゞ ゚ー゚)リ『把握した』 バサッ

154 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:49:18.79 ID:P9Hfk/pq0
 
(*゚∀゚)「!」

(・(エ)・)「…」

(・(エ)・)「雰囲気が変わった」

(*゚∀゚)「ガチでやんすでーす」

( ・∀・)「…大丈夫ですか?」

(・(エ)・)「さぁ、やってみないことには何とも言えん」

(・(エ)・)「――だが、任せておけ」



( ・∀・)「…」

( ・∀・)「(あぁ、見た目がでかいクマさんのせいか、やたら頼もしく見える…!!)」

(*゚∀゚)「(オォゥ、ビックベアー…)」


155 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:52:25.54 ID:P9Hfk/pq0
 
((゚ー゚ S(『ふん…』

((゚∀゚ S(『ひれ伏せるがいい!!』

ハN ゚ o゚)リ『我が磁力の前に!!!』


――ウォン


―二人を中心に、磁力の力場が形成されていく

―モニターの画像が歪み、砂嵐に変わった



(・(エ)・)「くっ…」

(*゚∀゚)「オォ? 押されるでーす」

( ・∀・)「…」



―強力な磁力は、三人をも襲い……


157 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:53:11.87 ID:P9Hfk/pq0
 
( ・∀・)「…」

( ・∀・)「…つーくん」

(*゚∀゚)「ほいです」

( ・∀・)「…そこに、飛行機のパンフがあると思うんだけど取ってくれないか」

(*゚∀゚)「オゥ、割とつらいでーす」

( ・∀・)「すまんね」

(*゚∀゚)つ「ほい!」

( ・∀・)「ありがとう」

(・(エ)・)「…?」


( ・∀・)「えっと…」

( ・∀・)「『計器に支障をきたす為』」

( ・∀・)「『機内では、電磁波の発生するものの使用を禁止します』」

( ・∀・)「うん」

( ・∀・)「そうだよね」
159 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:53:38.89 ID:P9Hfk/pq0
 

(・(エ)・)「…あ」

(*゚∀゚)「あ?」

((゚ー゚ S(『?』

ハN ゚ -゚)リ『?』







ガクン!!!!


―機体が、大きく傾いた







162 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 13:58:22.01 ID:P9Hfk/pq0
 
((゚ー゚;S(『きゃっ!?』

ハN;゚ -゚)リ『あ、磁場が崩れる…』


(;・∀・)「おわっ!?」

(*゚∀゚)「ゴロゴロでーす」

(・(エ)・)「…ふむ」




ピンポンパンポーン



『お客様にお知らせします。お客様にお知らせします』


『只今、気流の関係で機体が大きく動いておりますが』

『飛行には問題がありませんので、お客様は ギャータスケテー いや、ちょっ…』

『シャキン、落ちつい イヤーオチルンダー オチルー おい、落ち着けって!!』

164 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:00:50.88 ID:P9Hfk/pq0
 
スチュワーデス「…」

スチュワーデス「あの…、お客様、落ち着いて……」




       キャー!! イヤー!!!!


 オチルー!!! タスケテー!!!!

               シヌー!! シヌンダー!!!!


 マンマー!! アババババババ!!!





( ・∀・)「なんというか…」

( ・∀・)「予想通りですね」

(*゚∀゚)「みんな、楽しそうでーす」

(・(エ)・)「…阿鼻叫喚というんじゃないかな、これは」
167 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:02:23.99 ID:P9Hfk/pq0
 
((゚ー゚ S(『Nちゃん、Nちゃん』

((゚ー゚ S(『…どうする? これ』

ハN ゚ -゚)リ『…』

ハN ゚ -゚)リ『…』

ハN ゚ -゚)リ『このまま墜落すれば、万事OKじゃない?』

((゚ー゚ S(『なるほど!』


((゚ー゚ S(『…』

((゚ー゚ S(『って、私たちもそれじゃ落ちるじゃん』

ハN ゚ -゚)リ『大丈夫。パラシュート持ってきたから』

((゚ー゚ S(『さすが、Nちゃん!!』

ハN ゚ -゚)リ『一人分だけどね』

((゚ー゚ S(『…』

ハN ゚ -゚)リ『…』

((゚ー゚;S(『う、裏切り者ぉ!!!』
169 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:06:13.18 ID:P9Hfk/pq0
 
ハN ゚ -゚)リ『さようなら、姉さん。あなたのことは忘れないわ、うん、いつまでも心の中に…』

ハN ゚ -゚)リ『そういうわけで、私はずらがるぜ』

ノハN ゚ー)ヾ『アディオス、S姉』


((゚ー゚;S(『ちょっと待てや、こらぁ!!!』

ハN;゚ -゚)リ『むぉ!? 待って、捕まるな!! 落ちる!!?』

((゚ー゚;S(『離さない! 離さないもん!!』

ハN;゚ -゚)リ『むきゃぁあああ!?』


ガゴン!!!

ゴォォォォォォォォォォォォ……




( ・∀・)「…」

(*゚∀゚)「…」

(・(エ)・)「…」
171 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:07:28.57 ID:P9Hfk/pq0
 
( ・∀・)「…落ちましたね」

(*゚∀゚)「落ちたでーす」

(・(エ)・)「落ちたな」


(*゚∀゚)「恐ろしい相手だったでーす」

(・(エ)・)「色んな意味でな」

( ・∀・)「まさか、相手にもギャグ担当がいるとは」

( ・∀・)「先が思いやられる…」

( ・∀・)「が」


キャー!!!
オチル!! オチルー!!!


スチュワーデス「お客さま!! お客さまの中に整備士さん!! トラブルに強い整備士さんはいらっしゃいませんかー!!!」




( ・∀・)「現状を打破するのが先決か…」

172 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:09:01.79 ID:P9Hfk/pq0
 
(*゚∀゚)「ゲンジョーをダッハーでーす」

( ・∀・)「とは言ったものの、どうしょうもないな」

( ・∀・)「このままだと…」

(*゚∀゚)「海にドボーンでーす」

( ・∀・)「それだけで済めばいいけどね」


(・(エ)・)「…」

(・(エ)・)「スチュワーデスのお嬢さん」

スチュワーデス「は、はい? お、お嬢…?」

(・(エ)・)「私を操縦席まで案内してくれないかな」

スチュワーデス「え!? あ、いや!! だ、ダメです!!!」

(・(エ)・)「ふむ、どうしてかな」

スチュワーデス「どうしてって、飛行中の操縦席は関係者以外立ち入り禁止です!」

(・(エ)・)「大丈夫。飛行中ではなくて、墜落中だ」

174 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:09:46.90 ID:P9Hfk/pq0
 
(・(エ)・)「それに、キミもこのまま死にたくはあるまい?」

スチュワーデス「そ、それは……、そうですけど…」

(・(エ)・)「それじゃあ、お願いするよ」

スチュワーデス「うぅ…」



(*゚∀゚)「ビックベアー、アクティブでーす」

( ・∀・)「何をする気なんだろうね」
178 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:11:40.57 ID:P9Hfk/pq0
 
―機内操縦室


(`;ω;´)「助けてー!! 落ちるー!!!」

(`・д・')「シャキンしっかりしろ!! それでも、オレの弟か!!!」

(`;ω;´)「計器が全部イカれてるんだよ!? もうムリポ!!!」

(`・д・')「なんという情けない弟」

(`・д・')「だが、しかしオレは諦めない!! コアブースター点火!!!」






(・(エ)・)「…そんなもの付いてるのか、この飛行機は」





(`・д・')「…」

(`;ω;´)「…」

183 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:14:31.27 ID:P9Hfk/pq0
 
(`;ω;´)「ぎゃぁぁぁぁぁ!!? く、クマ―――!!!?」

(`・д・')「あ、慌てるな、シャキン!」

(;`・д・')「くっ、しかし、これはどう見てもクマ…!! なんで、こんなとこにクマが……!!」


(・(エ)・)「…」

( ・∀・)「とったらどうです、ロマネスクさん」

(・(エ)・)「いや、取りたいのは山々なんだが……抜けなくなってしまってな」

( ・∀・)「…」

(*゚∀゚)「ワーォ、機械がいっぱいでーす」

スチュワーデス「あぁ、変なとこ触らないでくださいね!」


(`;ω;´)「ひゃぁぁぁ!!? 人がいっぱい――!!!?」

(`・д・')「いや、それぐらいで驚くなよ」
186 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:15:54.11 ID:P9Hfk/pq0
 
(`・д・')「……何だキミたちは、ここは立ち入り禁止だよ」

(・(エ)・)「ふむ、あなたが機長か」

(`・д・')「そうですが、何か?」

(・(エ)・)「腕に自信はあるかね?」

(`・д・')「…」

(`;ω;´)「に、兄さんを馬鹿にするなぁ!!」

(`・д・')「よせ、シャキン。というか、お前キャラ崩壊しすぎだから」

(`・д・')「自信はありますよ。今から、それを披露するところです」

(・(エ)・)「ふっ、そうか」

(・(エ)・)「なら少し、手伝ってあげようと思ってね」

(`・д・')「…?」

(`;ω;´)「お前に、何が出来る! クマに操縦が出来るはずがないだろ!!」

192 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:18:18.99 ID:P9Hfk/pq0
 
(・(エ)・)「…いや」

(・(エ)・)「私がやるのは、“中”ではなくて“外”のことだ」

(`・д・')「…?」

(・(エ)・)「今は、アメリカ沖の海の上だな」

(`・д・')「あ、あぁ」



(・(エ)・)「今から海を凍らせる」

(・(エ)・)「その上を滑ってもらおう」




(`・д・')「…」

(`;ω;´)「…」

(*゚∀゚)「…」

スチュワーデス「…」

( ・∀・)「え、もう一回言ってもらえますか?」
196 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:19:30.68 ID:P9Hfk/pq0
 
(・(エ)・)「海を凍らせて、氷の滑り台を作る」

(・(エ)・)「その上に不時着してくれ」


(`・д・')「いや、いやいやいやいや」

スチュワーデス「海を凍らせるって…」

(*゚∀゚)「わーい、滑り台でーす」

(`;ω;´)「ダメだ!! やっぱり死ぬんだ!!!」


( ・∀・)「…本気ですか」

(・(エ)・)「本気だ」

(・(エ)・)「…」

(・(エ)・)「操縦、しっかりやれよ」

(`・д・')「いやいや…」

199 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:21:02.73 ID:P9Hfk/pq0
 
(・(エ)・)「いくぞ…」

(・(エ)・)「………―――――――!!!」



―ロマネスクが、身構える

―彼が声にならない叫びを上げると、外からバキバキと割れるような音が響いてきた





スチュワーデス「…え?」

(`・д・')「…おいおい」

(`;ω;´)「な、なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」




―落ち行く飛行機

―その眼前には、巨大な氷の滑り台が完成していた

202 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:23:01.33 ID:P9Hfk/pq0
 
(・(エ)・)「…あとは、あなたの役目だ」

(・(エ)・)「……むぅ」


ガクッ

( ФωФ)「…お」 ポロッ

( ФωФ)「…やっと取れた」


(;゚∀゚)「むきゃぁ!? ビックベアーの中からヒゲダンディーが出てきたでーす!!?」

(`;ω;´)「ひ、ひぃぃぃ!!?」



( ФωФ)「…」

(`・д・')「…あんたが、クマであろうが、ヒゲダンディーであろうが関係ない」

(`・д・')「感謝しよう」

( ФωФ)「…まぁ、精々頑張ってくれ」

(`・д・')「…」

208 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:24:34.94 ID:P9Hfk/pq0
 
(`・д・')「ふっ」

(`・д・')「合点任せとけ!!」

(`・д・')「コアブースター点火ぁぁぁ!!!!!」




―――ゴォッ



―両翼から火を吹き、加速する機体

―それはそのまま、氷に近づき…



(・∀・;)「う……お…!?」

(゚∀゚*)「わきゃー♪」

211 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:26:29.62 ID:P9Hfk/pq0
 
(#`・д・')「おりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」




ザシャァァァァァ!!!!!




―見事、着地した






(`;ω;´)「やったぜ! アニキ!!」

(*゚∀゚)「すごいでーす」

スチュワーデス「一時はどうなることかと…」

(`・д・')「……ふぅ」

( ФωФ)「…見事だ」

(`・д・')「まぁな」

212 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:27:42.08 ID:P9Hfk/pq0
 
( ・∀・)「…」

( ・∀・)「…」

( ・∀・)「で、これってどうやって止まるんですか?」



( ФωФ)「…」

(`・д・')「…」

(`;ω;´)「…」

スチュワーデス「…」


(*゚∀゚)「滑り台、楽しいでーす」






「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

214 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:31:44.32 ID:P9Hfk/pq0
 


―そのころ、ギコたちは


(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「…なぁ」

(,,゚Д゚)「…ここってさ」








(,,゚Д゚)「ホワイトハウスだよな…」

(´<_`;)「たぶん…」

(   ゝ )「あぁ、白いっすもんね」



―ホワイトハウスの前にいた


215 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:32:12.20 ID:P9Hfk/pq0
 
(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「ここは…」

(;,゚Д゚)「エスパゴンじゃねーだろ!!!!!」


(#゚;;-゚)「…」

(#゚;;-゚)【私も帰り道、分からない】



(;,゚Д゚)「意味ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」




216 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:33:18.73 ID:P9Hfk/pq0
 


―ビロードとジョルジュ


( ><)「…あれ?」

( ><)「なんだか、ダイプロの方が騒がしいんです…」

(≡゚∀゚)「…」

(≡゚∀゚)「ヤな感じだ」

(≡゚∀゚)「急ぐぞ、ビロ」

( ><)「は……――」

(≡゚∀゚)「どうした?」

( ><)「あれは…」




('A`)「…」


( ><)「ドクオさん…?」
218 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:34:14.04 ID:P9Hfk/pq0
 


―ダイプロのモナー


( ´∀`)「…」

( ´∀`)「来たモナか…」



| ^o^| | ^o^| | ^o^| | ^o^| | ^o^| | ^o^|


| ^o^| | ^o^| ( ´ー`) ミセ*゚ー゚)リ | ^o^| | ^o^|



ミセ*゚ー゚)リ『ふぅん…』

ミセ*゚ー゚)リ『大日本エスパープロジェクトだったけ』

ミセ*゚ー゚)リ『“昔”とあんまり変わってないのねぇ』


( ´ー`)『…』

( ´ー`)『お前、一人かーヨ』
220 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:35:14.10 ID:P9Hfk/pq0
 

( ´∀`)「…」


( ´ー`)『…まぁ、いいヨ』

( ´ー`)『オレたちの目的は、一つだーヨ』

( ´ー`)『…』

( ´ー`)つ□「コイツ ヲ ダセヨ」



( ´∀`)「…」

( ´∀`)「…クーくんを探してるモナか」

( ´∀`)「残念。ここに、彼女はいないモナ」



ミセ*゚ー゚)リ『なんだって?』

( ´ー`)『いないそうだーヨ』

ミセ*゚ー゚)リ『えー? なんだ、骨折り損じゃん』

222 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:36:53.62 ID:P9Hfk/pq0
 
( ´ー`)『さて、それなら』

( ´ー`)「ドコカ イエーヨ」

( ´ー`)「ジャナイト…」

ミセ*゚ー゚)リ『殺すよん♪』


( ´∀`)「…」


ミセ*゚ー゚)リ『バラバラになりたくなければ言った方がいいよ』

ミセ*゚ー゚)リ『言ってもバラバラにしちゃうかもしれないけど♪ アハハハハハハ』



( ´∀`)「…」

( ´∀`)「…モナ」

( ´∀`)「……いい男は」


( ´ー`)『…?』

224 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:37:53.36 ID:P9Hfk/pq0
 
( ´∀`)「いい男っていうのは、下ごしらえをしっかりするものモナ」

( ´∀`)「そうだモナ!? ハイン!!!」



―モナーは、大きく振りかぶって壁に拳を叩きつけた




ガシャン!!!!


ビー…ビー…ビー…ビー…





ミセ*゚ー゚)リ『…何?』

( ´ー`)『…?』

| ^o^|『嫌な予感がします』

| ^o^|『まったくです』

229 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:41:14.49 ID:P9Hfk/pq0
 
( ´∀`)「…」

( ´∀`)「ダイプロというものは、家だったモナ」

( ´∀`)「そして、その中にいる人は家族だったモナ」

( ´∀`)「モナは、その家の家長として…」

( ´∀`)「家族を守る義務があるモナ」

( ´∀`)「そう」

( ´∀`)「ここは、約束の場所だから…」

( ´∀`)「この家は、……いや、この家族は大切なものだから」

( ´∀`)「もう二度と、蹂躙されるわけにはいかないモナ」


ミセ*゚ー゚)リ『何言ってんの? こいつ…』

( ´ー`)『…まさか』



( ´∀`)「…過去の亡霊ども」

( ´∀`)「モナと一緒に、ここで散るモナ」
232 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:45:55.98 ID:P9Hfk/pq0
 



―そして、クーは



「只今、本日午後二時十五分ごろ、アメリカサンフランシスコ向けに飛び立った
 JOL909便が、墜落したとの情報が入りました」

「今現在、搭乗旅客の確認をとっています。引き続き、情報が入り次第―――」



川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「物騒だなぁ…」




―病室でテレビを見ていた



234 : ◆SEOMSVVqUg :2008/10/26(日) 14:48:23.44 ID:P9Hfk/pq0
 
川 ゚ -゚) ブルッ

川 ゚ -゚)「寒っ…」

川 ゚ -゚)「天気、悪いからかな…」



―――ダイプロとエスパゴン―――

―――因縁と欲望―――

―――覚悟と友情―――


―――決意は揺るがず―――

―――思いは変わらず―――



―――ON THE BATTLE FIELD―――

―――戦いの場所へ―――



第三十三話了

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