- 3 :
◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:12:53.49 ID:Hwn5l39W0
-
エスパークス、エスタークじゃねぇのかよ!
という人のための登場人物紹介
ミセ*゚ー゚)リ
(’e’)
(‘_L’)
アメリカン’s
| ^o^|
(???)
(???)
( `ハ´)「ワタシは違うアル!」
- 7 :
◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:14:34.70 ID:Hwn5l39W0
-
―アメリカ、某所
( `ハ´)「…」
―エスパー研究施設、エスパゴン
( `ハ´)「…」
―その研究所内通風孔口に、男はいた
( `ハ´)「(…人通り、なし)」
( `ハ´)「(大丈夫みたいアルね)」
ストッ
( `ハ´)「…ふぅ」
- 10 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:16:20.08 ID:Hwn5l39W0
-
( `ハ´)「……手早く済ませるとするアル」
―男はとある任務を負っていた
( `ハ´)「…」
( `ハ´)「…さて、ブツはどこアル?」
―研究所内で秘密裏に作られているという、“あるもの”の証拠を掴む
―それが男に与えられた任務であった
( `ハ´)「さt」
「ん? おじちゃん、誰?」
- 12 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:17:43.95 ID:Hwn5l39W0
-
Σ(;`ハ´)「!!!!!?」
ミセ*゚ー゚)リ「…?」
(;`ハ´)「(なっ!? いつの前に!!?)」
ミセ*゚ー゚)リ「お客さん?」
(;`ハ´)「(…子供?)」
(;`ハ´)「――……あー、そうアル!
お客さんアル!」
( `ハ´)、「今日、偉い人に呼ばれて遠いところから来たアルが」
( `ハ´)「広すぎて、道に迷ってたアル」
ミセ*゚ー゚)リ「へー、バカだね」
(;`ハ´)「(このガキャ…)」
- 14 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:22:15.45 ID:Hwn5l39W0
-
ミセ*゚ー゚)リ「まぁ、いいや」
ミセ*゚ー゚)リ「どーせ、セントジョーンズのおじちゃんのお客さんでしょ?」
(;`ハ´)「え? うん、たぶん、そうアル」
ミセ*゚ー゚)リ「大丈夫?」
(;`ハ´)「アルアル、アル」
ミセ*--)リ「う〜ん、しょうがないなー」
ミセ*゚ー゚)リ「ミセリちゃんが呼んで来てあげる」
( `ハ´)、「あー、ありがとうアル。助かったアル」
( `ハ´)「(……所詮、子供容易いもんアル)」
- 15 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:23:49.48 ID:Hwn5l39W0
-
ミセ*゚ー゚)リ「ブーム、いるー?」
| ^o^|「イエス、アイアム」
(;`ハ´)「ひっ!?」
(;`ハ´)「(今、どこから?)」
ミセ*゚ー゚)リ「このおじちゃん、お客さんだから、応接間まで案内してあげて」
| ^o^|「わかりました」
ミセ*゚ー゚)リ「じゃ、私は呼びに行ってくるから、お願いね」
| ^o^|「おうよまかしとけ」
(;`ハ´)「いや、ちょっ…」
リリミセ*゚)「♪」
テコテコテコ
- 17 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:24:55.95 ID:Hwn5l39W0
-
(;`ハ´)「あ…」
| ^o^|「…」
(;`ハ´)「…」
| ^o^|「…」
(;`ハ´)「…」
| ^o^|「おうせつまはどこですか?」
(;`ハ´)「知らんアル!」
- 18 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:25:50.98 ID:Hwn5l39W0
川 ゚ -゚)エスパークーのようです
−第二十七話(裏):プレゼント・バイ・エスパゴン−
- 22 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:28:13.74 ID:Hwn5l39W0
-
―エスパゴン、セントジョーンズルーム前
ドンドン
ミセ*゚ー゚)リノシ「おーい」
ドンドンドン
ミセ*゚ー゚)リノシ「ぅおーい」
ドンドンドンドン
ミセ*゚ー゚)リノシ「いないのー?」
ミセ*゚ー゚)リ「…」
ミセ*゚ー゚)リ「寝てるのかな…」
- 25 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:29:25.75 ID:Hwn5l39W0
-
ミセ*゚ー゚)リ「…」
ミセ*-ー゚)リ キィ……ィィィ
ミセ*>ー<)リ「てい♪」
ズパンッ!!
ガラガラガラガラ
ミセ*゚ー゚)リ「開いた〜♪ 開いた〜♪
大きな穴が〜♪ っと」
ミセ*゚ー゚)リ「んしょっ…」
ミセ*゚ー゚)リ「セントジョーンズのおじちゃーん」
ミセ*゚ー゚)リ「いないのー?」
ミセ*゚ー゚)リ「お客さんだよー」
ミセ*゚ー゚)リ「おーい」
ミセ*゚ー゚)リ「ここにある研究資材、バラしちゃうよー」
シー…ン
- 27 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:30:15.02 ID:Hwn5l39W0
-
ミセ*゚ー゚)リ「…っち、いねぇのか」
ミセ*゚ー゚)リ「…」
ミセ*゚ー゚)リ「う〜ん」
リ(゚ー゚*セミ「……研究室のほうかなぁ」
テコテコテコ
- 29 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:32:17.46 ID:Hwn5l39W0
-
※
―エスパゴン、応接間
( `ハ´)「…」
| ^o^|「…」
( `ハ´)「で、いつまでこうしてればいいアルか?」
| ^o^|「少々お待ちください」
( `ハ´)「さっきから、そればかりアル」
( `ハ´)「他に何か言えないアルか」
| ^o^|「…」
| ^o^|「少々お待ちください」
( `ハ´)「…」
( ‐ハ‐)「…もういいアル」
( `ハ´)「…まったく」
- 33 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:36:04.53 ID:Hwn5l39W0
-
( `ハ´)「来客への対応がなってないアル」
( `ハ´)「(流されるままここまで来たアルが…)」
( `ハ´)「(どうしたものか……早く手を打たないといけないアル)」
( `ハ´)
つcU カチャ
( `ハ´)ズズッ
つc∪
(;`ハ´)・;`;゙:;`「ぶ――――っ!!!!」
(;`ハ´)「な、何アルか!! これは!!」
| ^o^|「それはソイソースです」
(;`ハ´)「んなもん客に飲ませるなアル!!」
(;`ハ´)「訴えるアルよ!!」
| ^o^|「ははっ、こやつめ」
- 34 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:38:41.97 ID:Hwn5l39W0
-
(;`ハ´)「…」
| ^o^|「…」
(;`ハ´)「(…このままじゃラチがあかないアル)」
(;`ハ´)「(どうにかして、上手く出し抜かなくては…)」
| ^o^|「…」
(;`ハ´)「(しかし、この男、何を考えてるのか全く分からんアル…)」
(;`ハ´)「(むぅぅ…)」
( `ハ´)「(…それなら、こちらから動くアル!)」
- 36 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:40:53.98 ID:Hwn5l39W0
-
( `ハ´)「…」
(;`ハ´)「うっ……」
| ^o^|「…?」
(;`ハ´)「お腹が……、お腹が痛いアル…」
| ^o^|「…」
| ^o^|「それはストマクエイクです」
(;`ハ´)「当たり前アル!!」
(;`ハ´)「(こいつ……突っ立ってだけで、近づくなり何なりしないアルか!?)」
| ^o^|「いたいのいたいのゲットアウェイー」
(;`ハ´)「そんなので治るか!!」
- 40 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:43:33.78 ID:Hwn5l39W0
-
(;`ハ´)「えぇい、もういいアル!!!」
―男が立ち上がる
( `ハ´)「実力行使アル!!」
―皆さん、お気づきだろうか
―実はこのヒゲ、エスパーだったのである
- 42 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:45:29.75 ID:Hwn5l39W0
-
バッ!
ババッ!!
( `ハ´)「毛・沢・東・熱・血・行・進・曲!!!」
ビシッ!!!
( `ハ´)つ 「符術・参式!! 劇画的好々娘!!!」
ボンボンボン!!!!
セイ ・ ン・)ト ママ ^ レ^) ジャ -
ン-)ヌ
| ^o^|「…!」
- 44 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:47:09.36 ID:Hwn5l39W0
-
( `ハ´)「真々令・奴・某李!! キミに決めたアル!!」
ママ ^ レ^)「アマクテニガーイー」
スススッ
ママ ^ レ)^o^|
ブチュッ
ママ - レ)^|
チュ〜
ママ - レ)^|
チュルルル
ママ - レ)^|
ポンッ
ママ ^ レ)^o^|
- 45 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:48:34.70 ID:Hwn5l39W0
-
ママ ^ レ^)「ママレード☆」
|^o^ |「ぐわー、パワーをドリンクされてしまったー」
|^o^ |「K.O.」
バタッ…
( `ハ´)「…」
( `ハ´)「最初から、こうすればよかったアル」
- 48 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:50:11.52 ID:Hwn5l39W0
-
( `ハ´)「千斗・悌留、快斗・邪縫」
セイ ・ ン・)ト ジャ - ン-)ヌ
( `ハ´)「“例のもの”を探し出すアル」
セイ ・ ン・)ト「マッカナー」
ジャ - ン-)ヌ「ガオガイガー」
ヒュバッ
( `ハ´)「…ふん」
( `ハ´)「さて、真々令・奴。私達も行くアル」
ママ ^ レ^)「ユゥー」
( `ハ´)「だれが遊アルか」
- 50 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:51:48.32 ID:Hwn5l39W0
-
※
―エスパゴン、食堂
―大きなテーブルには、様々な料理が並んでいる
ミセ*゚ー゚)リ「セント、セント、セントのおじちゃーん」
ミセ*゚ー゚)リ「…っと」
―テーブルの奥に、ひとつ大きな影があった
ガチャガチャ
バクバクムシャムシャ
ミセ*゚ー゚)リ「ん〜」
ミセ*゚ー゚)リ「ねぇねぇ、セントジョーンズのおじちゃん見なかった?」
- 52 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:53:06.31 ID:Hwn5l39W0
-
ガチャガチャ
バクバクガツガツ
ミセ*゚听)リ「ちょっと聞いてる…?」
ガチャガチャ……ピタッ
「……何?」
ミセ*゚ー゚)リ「やっぱ聞いてなかった…」
ミセ*゚ー゚)リ「セントジョーンズのおじちゃん、知らない?」
ミセ*゚ー゚)リ「――クックル」
( ゚∋゚)「…」
( ゚∋゚)「さぁ?」
- 53 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:54:11.50 ID:Hwn5l39W0
-
ミセ*゚ー゚)リ「っち、使えねーな」
( ゚∋゚)「…」
ミセ*゚ー゚)リ「メンドくさいけど、研究室まで行くかー」
ミセ*゚ー゚)リ「…」
ミセ*゚ー゚)リ「そうだ! クックル、おんぶしてよ」
( ゚∋゚)「イヤ」
ミセ*゚ー゚)リ「なんでよ」
( ゚∋゚)「疲れる」
ミセ*゚ー゚)リ「何よ、ツレないわねー」
( ゚∋゚)「…」
( ゚∋゚) ヒョイ パク
( ゚∋゚) ムシャムシャバクバク
ミセ*゚ー゚)リ「シカトかよ」
- 55 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:55:33.80 ID:Hwn5l39W0
-
ミセ*゚ー゚)リ「…」
ミセ*゚ー゚)リ「動かないで、バカバカ食ってるとおデブになっちゃうよー」
ピクッ
( ゚∋゚)「…!」
( ゚∋゚)「デブ……?」
ミセ*゚ー゚)リ「そーだよ、このままだとデブデブになっちゃう」
( ゚∋゚)「…」
ミセ*゚ー゚)リ「ダンベル代わりだと思えば、ミセリちゃんなんて軽いもんだよね」
( ゚∋゚)「…」
( ゚∋゚)「乗りなさい」
ミセ*^ー^)リ「わーい♪」
- 57 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:57:02.93 ID:Hwn5l39W0
-
ピョーン
ガシッ
ミセ*^ー)
/ つ( ゚∋゚)
ミセ*゚ー) 「それじゃあ、研究室まで!
ハイヨー、シルバー!!」
/ つ( ゚∋゚)
ミセ*゚ー)
/ つ( ゚∋゚)「…」
ズンズンズンズン
- 58 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:58:17.17 ID:Hwn5l39W0
-
※
―エスパゴン、職員専用通路
( `ハ´)「…」
( `ハ´)「人気がないアルね…」
( `ハ´)「不気味アル」
ママ ^ レ^)「ママ・レード☆」
( `ハ´)「…」
( `ハ´)「自分で召喚しといて言うのも変な話アルが…」
( `ハ´)「どうも空気にそぐわない気がするアル」
ママ ^ レ^)「ユゥー」
( `ハ´)「だから、遊じゃねぇっつーの」
- 59 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:58:58.93 ID:Hwn5l39W0
-
ヒュバッ
、, セイ ・ ン・)ト ジャ - ン-)ヌ ,,
( `ハ´)「悌留、邪縫…!」
セイ ・ ン・)ト「ゴングナラセー」
ジャ - ン-)ヌ「アンインストーアンインストー」
( `ハ´)「…」
( `ハ´)「(こいつらも訳分からんアル)」
( `ハ´)「…それで、首尾は?」
セイ ・ ン・)ト「ジョージョー」
ジャ - ン-)ヌ「カキョーイン」
( `ハ´)「上々?」
( `ハ´)「つまり、例のものは見つかったアルか?」
セイ ・ ン・)ト コクコク
ジャ - ン-)ヌ コクコク
- 62 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
17:59:55.80 ID:Hwn5l39W0
-
( `ハ´)「でかしたアル!」
( `ハ´)「早くそこに連れていくアル」
セイ ・ ン・)ト「レッツエンゴー」
ジャ - ン-)ヌ「マグナムトルネード」
( `ハ´)「…」
ママ ^ レ^)「ユゥー」
( `ハ´)「…」
( `ハ´)「はぁ…」
- 65 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:01:12.90 ID:Hwn5l39W0
-
※
―エスパゴン、地下研究室
(’e’)「…」
―研究室の主、セントジョーンズ
―彼の研究は今、大詰めを迎えていた
(’e’)「…」
カタカタカタッ
(’e’)「…」
カタカタカタッ
ピーッ
(’e’)「…ん」
(’e’)「エラーですか」
- 67 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:02:14.37 ID:Hwn5l39W0
-
(’e’)「んんー…」
カタカタカタッ
カタン
ピ―ッ
(’e’)「…」
カタカタカタカタカタッ
ピ―――ッ
(’e’)「…」
(’e’)「むかつきますね」
(’e’)「叩き壊してやりましょうか」
―ディスプレイを一睨みして、席を立つ
―ちょうど、その時だった
- 68 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:03:10.86 ID:Hwn5l39W0
-
バァン!!
( `ハ´)「見つけたアル!」
(’e’)「ん…?」
( `ハ´)「げ」
(;`ハ´)「(人がいたアル…)」
( `ハ´)「!」
( `ハ´)「…」
( `ハ´)「なるほど……、これが……」
(’e’)「…」
(’e’)「どちらさまですかね?」
(’e’)「ウチの者ではないようですが…」
- 72 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:04:22.36 ID:Hwn5l39W0
-
( `ハ´)「…」
(’e’)「…」
( `ハ´)「…」
( `ハ´)「ふっ」
(’e’)「…?」
( `ハ´)「見つかってしまっては、しょうがないアル」
( `ハ´)「大陸一のスパイ、キング・オブ・スパイ『ビックボム』とはワタシのことアル」
(’e’)「…あぁ」
(’e’)「知ってますよ」
(’e’)「ニダーさん、だったかな」
(#`ハ´)「違うアル!!」
(#`ハ´)「あれは『ビックボブ』! 私は、『ビックボム』アル!!!」
(’e’)「…なるほど、失礼しました」
- 73 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:05:10.43 ID:Hwn5l39W0
-
(’e’)「…」
(’e’)「それで、そのビックボムさんが何の御用でしょか?」
( `ハ´)「…!」
( `ハ´)「…ふふふっ、はははははっ」
(’e’)「?」
( `ハ´)「まぁ、今更隠すこともないアル」
( `ハ´)「ワタシの狙いは、“それ”」
( `ハ´)「オタクの後ろの、水槽の中身」
( `ハ´)「そいつを探りに来たアルよ」
(’e’)「ほう…!」
(’e’)「“これ”を、ですか」
- 74 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:06:00.53 ID:Hwn5l39W0
-
―セントジョーンズの地下研究室
―大小様々な機材が並ぶその中に、それはあった
| 。゜ ゜゜。゜。 |
―巨大な水槽
―赤い水溶液で満たされたそれは、ぼこぼこと音を立てていた
( `ハ´)「それが、―――…アルか」
(’e’)「ふふ、御存知でしたか」
( `ハ´)「大陸一のスパイともなれば当然アル!」
(’e’)「ふふふ、流石ですね」
- 77 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:08:10.38 ID:Hwn5l39W0
-
(’e’)「…」
(’e’)「どうやら普通の人間、ノーマルとは違うようですね…」
(’e’)「…」
(’e’)「…そうだ」
(’e’)「あなた、こちら側に来ませんか?」
( `ハ´)「…!」
( `ハ´)「はっ、何を言うかと思えば…」
( `ハ´)「バカにするなアル。アメリカの軍門に下るほど落ちたつもりはないアル」
( `ハ´)「そんなことよりも、オタクには“こいつ”について色々と吐いてもらうアル」
(’e’)「…そうですか」
(’e’)「…」
(- e- )「まぁ、いいでしょう」
- 79 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:09:11.76 ID:Hwn5l39W0
-
―セントジョーンズはかぶりを振ると、水槽に向かって歩き始めた
( `ハ´)「――! 動くなアル!!」
(’e’)「なに、逃げはしませんよ」
(’e’)「“そんなことする必要なんてない”ですから」
( `ハ´)「…?」
ピタッ
(’e’)「凄いでしょう…」
(’e’)「可愛い可愛い、私の研究成果です」
(’e’)「まだ未完成ですが…」
(’e’)「これが完成すれば、世界はひっくり返る」
- 82 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:10:20.71 ID:Hwn5l39W0
-
( `ハ´)「…!」
( `ハ´)「それは、アメリカにひれ伏すという意味アルか?」
(’e’)「アメリカ?」
(’e’)「はは、そうとも言えますがね」
( `ハ´)「…」
(’e’)「正確には、ノーです」
(’e’)「世界は、我々、エスパーにひれ伏すのです」
( `ハ´)「…」
( `ハ´)「…何を、言ってるアル?」
(’e’)「あなたも感じるでしょう」
(’e’)「自身の力の素晴らしさ、エスパーの力の価値を」
(’e’)「選ばれし者としての使命を」
(’e’)「我々は、使われる立場ではなく、使う立場なのです」
(’e’)「この荒廃した世界を導く存在なのです」
( `ハ´)「…」
- 85 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:11:12.14 ID:Hwn5l39W0
-
(’e’)「しかし…」
(’e’)「ノーマルは、それを分かっていない」
(’e’)「我々を異分子として捕え、閉じ込め、自らの欲望のために使う」
(’e’)「あなたも、そのクチでしょう?」
(;`ハ´)「…」
(’e’)「我々は、“奴ら”とは違うのです」
(’e’)「ノーマルに支配されている世界をひっくり返す、そのためのものですよ。これは」
(;`ハ´)「…」
(;`ハ´)「狂ってるアル…」
(’e’)「ははっ、狂人で結構」
(’e’)「さて、話を聞いて、あなたはどう思いましたか?」
(’e’)「同じエスパーとして賛同してくれると嬉しいのですが」
- 86 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:11:56.54 ID:Hwn5l39W0
-
(;`ハ´)「わ、笑わせるなアル!」
( `ハ´)「ワタシは、キング・オブ・スパイ『ビックボム』アル!!」
( `ハ´)「そんな狂言にのると思ってるアルか!!」
(’e’)「そう、ですか」
(’e’)「残念です」
( `ハ´)「…ふん」
( `ハ´)「本当に残念なのは、ここからアル」
(’e’)「…」
( つハ´)「さきほどの言動は、この超高性能髭に録音済みアル」
( `ハ´)「オタクのくだらない野望もここで終わりアル」
- 88 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:12:48.25 ID:Hwn5l39W0
-
(’e’)「…」
(’e’)「そいつは困りましたね」
(’e’)「まだ“これ”は未完成なのです」
(’e’)「公にするには、少し早い」
( `ハ´)「なら、力づくでも止めてみるアルか?」
( `ハ´)「なんで、私が単身乗り込んできたのか…」
( `ハ´)「その意味を知ると良いアル!」
バッ!
ババッ!!
ビシッ!!!
( `ハ´)つ 「符術・参式!! 女子的好々娘!!!」
ボンボンボン!!!!
セイ ・ ン・)ト ママ ^ レ^) ジャ -
ン-)ヌ
(’e’)「ほぉ…」
- 90 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:14:03.73 ID:Hwn5l39W0
-
(’e’)「これはまた珍しい」
(’e’)「…」
(’e’)「見たことのない能力ですね。大陸独特の進化を遂げたものでしょうか」
(゚ e゚ )「 大変 興味深い 」
(;`ハ´)「…っ」
( `ハ´)、「笑っていられるのも今のうちアル」
( `ハ´)「ここを逃げ出すまでの人質になってもらうアルよ!」
―ガチャ
( `ハ´)「!?」
(’e’)「…?」
- 91 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:14:55.54 ID:Hwn5l39W0
-
ミセ*゚ー)
/ つ( ゚∋゚)
ミセ*゚ー)
/ つ( ゚∋゚)「…いた」
ミセ*゚ー) 「おー♪ …って、お客さんまでいるけど?」
/ つ( ゚∋゚)
ミセ*゚ー) 「どゆこと?」
/ つ( ゚∋゚)
ミセ*゚ー)
/ つ( ゚∋゚)「シランガナ」
- 93 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:17:02.69 ID:Hwn5l39W0
-
スタッ
ミセ*゚ー゚)リ「おじちゃん、自分でここまで来たんだ」
ミセ*゚ー゚)リ「ミセリちゃん、無駄足じゃんよ」
(;`ハ´)「っち」
(;`ハ´)「ガキが。お前がいなければ計画通り進んだアル」
ミセ*゚ー゚)リ「え、何? ガキって私のこと?」
( ゚∋゚)「他にいないでしょ…」
ミセ*゚ー゚)リ「…」
ミセ*゚ -゚)リ「チョームカツク」
- 94 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:18:02.62 ID:Hwn5l39W0
-
ミセ*゚ -゚)リ「セントのおじちゃん、話は終わった」
(’e’)「えぇ」
ミセ*゚ー゚)リ「じゃあ、このおじちゃん借りていい?」
(’e’)「構いませんが…」
(’e’)「散らかさないで下さいね」
ミセ*^ー^)リ「うん♪」
( `ハ´)「な、何を、ごちゃごちゃと…」
( `ハ´)「ふん! こうなれば、まとめえて相手をしてやるアル」
ミセ*゚ー゚)リ「あは♪ カモーン」
ミセ*゚ー゚)リ「お・じ・さ・ま♪」
(#`ハ´)「…!!」
- 95 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:19:12.59 ID:Hwn5l39W0
-
(#`ハ´)「いけ!! 千斗・悌留!!!」
セイ ・ ン・)ト「…――ギギ」
セイ ・ ン・)ト「ギ――――!!!」
ミセ*-ー゚)リ「…」
―ミセリへと飛び掛る式神
――キィ
セイ ・ /ン・)ト 「ギ…?」
―その顔に、鋭く赤い線が走った
- 98 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:20:46.11 ID:Hwn5l39W0
-
セイ ・//ン・)ト 「ガ……」
(;`ハ´)「!!?」
―自身が、真っ二つにされたのだと、知覚することもなく
セイ / /ン )ト
―式神は、細切れにされた
:.、:;:::.,;;,:;,; バシャッ!!!
- 102 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:22:14.02 ID:Hwn5l39W0
-
(;`ハ´)「な、な、なぁぁぁ!!?」
(’e’)「…」
(’e’)「散らかさないで、と言ったはずですが?」
ミセ*>ー<)リ「ごめんなちゃい♪」
( ゚∋゚)「…キモ」
ミセ*゚ー゚)リ「何か言った?」
(゚∋゚ )「…何も」
(;`ハ´)「ぐっ…」
(;`ハ´)「な、なにをしたアル!?」
ミセ*゚ー゚)リ「ふふん」
ミセ*゚ー゚)リ「知りたぁい?」
(;`ハ´)「…」
- 103 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:23:07.72 ID:Hwn5l39W0
-
ミセ*゚ー゚)リ「あははは」
ミセ*゚ 8゚)リ「やだぷー♪」
ミセ*゚ー゚)リ「教えてあーげない」
(# ハ )「―――っ!!!」
(#`ハ´)「なめるなぁぁぁぁ!!!!」
(#`ハ´)「真々令・奴!!! 邪縫!!!
あの小娘を八つ裂きにするアル!!!」
ママ ^ レ^)「…!!」ジャ - ン-)ヌ
キッ!!
ママ ゚ レ゚) ジャ ゚ ン゚)ヌ
ミセ*^ー^)リ「いや〜ん、怖い〜」
( ゚∋゚)「…」
- 104 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:24:06.00 ID:Hwn5l39W0
-
コソコソ
ミセ*゚ー( ゚∋゚)「…」
ミセ*゚ー(゚∋゚ )「…」
(゚∋゚ )「ちょっと…」
ミセ*゚ー゚)リ「疲れちゃった〜」
(゚∋゚ )「…」
ミセ*゚ー゚)リ「ほら、ダイエット、ダイエット♪」
(゚∋゚ )「む…」
(゚∋゚ )「…」
- 108 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:25:07.92 ID:Hwn5l39W0
-
(#`ハ´)「余所見など!!! 、まとめて死ぬといいアル!!」
ギャン!!!
マ マ レ゚) ジ ャ ン゚)ヌ
―形相を変えた式神が、恐るべき速さでクックルとミセリに迫る
―が
- 113 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:28:27.56 ID:Hwn5l39W0
-
(゚∋゚ )「…」
( ゚∋゚)「…」
― 一瞥
ガキッ!!!
( ゚∋゚)
ママ;゚ レ )⊂ つャ ン゚;)ヌ
―クックルの巨大な腕は、いとも容易く二体を捕まえた
- 114 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:30:42.17 ID:Hwn5l39W0
-
ママ;゚ レ )「アッ……グゥ……?」
「リ……ア……ス…?」ジャ ン゚;)ヌ
( ゚∋゚)「…」
(゚∋゚ )「…」
( ゚∋゚)「女……、か」
( ゚∋゚)「イラネ」
ゴゥ!!!!
―炎が、上がった
- 116 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:31:39.95 ID:Hwn5l39W0
-
―クックルに捕らえられた二体は、一瞬で消し炭と化した
( ゚∋゚)
.: ⊂ ∩ :. パラパラ…
( ゚∋゚)「汚い炭」
(;`ハ´)「な―――………」
(;`ハ´)「バカな……」
ミセ*゚ー゚)リ「あはははははっ、ダサーい♪」
( ゚∋゚)「…」
- 117 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:32:43.02 ID:Hwn5l39W0
-
(’e’)「…」
(’e’)「――さて、どうしますか?」
(;`ハ´)「ぐっ…」
(’e’)「このままだと、あなたもバラバラにされてしまいますよ?」
(#`ハ´)「…ふざけるなアル!!!」
バババッ
( `ハ´)「符術・弐式!! ―― ― …」
( `ハ´)「――……」
(;`ハ´)「が……ぁ…?」
サー……
(’e’)「少々、遅かったようですね」
- 119 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:33:19.48 ID:Hwn5l39W0
-
(;`ハ´)「ぁ……ぁぁ……」
(’e’)「ミセリさん。この方、やはりこちらで預からせてもらっていいですか?」
ミセ*゚ー゚)リ「あー、いーよいーよ」
ミセ*゚ー゚)リ「もー、疲れちゃった」
ミセ*--)リ「ふあぁぁ…」
( ゚∋゚)「…」
(; ハ )「……ぁ………」
(’e’)「ふふふっ」
―セントジョーンズが、にたりと笑う
―周囲には、うっすらと、赤い霧が漂っていた
- 124 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:39:33.17 ID:Hwn5l39W0
-
―
――
―――
―エスパゴン、食堂
(‘_L’) (’e’) ( ゚∋゚) ミセ*゚ー゚)リ
(‘_L’)「それでは……皆さん」
(‘_L’)「主よ、今日も我々に暖かいパンとスープをありがとうございます」
(‘_L’)「アーメン」
ミセ*゚ー゚)リ「主よ〜、えっと……あざーす、アメーン」
( *゚∋゚)「ザーメン」
(’e’)「そこ、違いますよ」
- 126 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:40:35.13 ID:Hwn5l39W0
-
(‘_L’)「相変わらずですね」
(‘_L’)「では、いただきましょう」
「いただきまーす」
カチャカチャ
(‘_L’)「そうだ、私の留守中に何か変わったことはありましたか?」
ミセ*゚ー゚)リ「んー…」
ミセ*゚ー゚)リ「別に?」
(’e’)「そうですね、特には」
( ゚∋゚)「ガツガツガツ」
(‘_L’)「そうですか」
- 129 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:42:16.08 ID:Hwn5l39W0
-
(‘_L’)「…」
(‘_L’)「セントジョーンズさん。“例のもの”の開発状況はいかがですか?」
(’e’)「…」
(’e’)「いい感じですね」
(’e’)「良質な“研究材料”が手に入りましてね」
(’e’)「近々、サンプルを一つ作ってみようかと思います」
(‘_L’)「なるほど」
(’e’)「完成は、間近ですよ」
(’e’)「…」
(’e’)「残り“一欠けら”」
(’e’)「それさえ見つかれば、ですが」
(‘_L’)「やはり、日本ですか」
(’e’)「おそらくは」
(’e’)「あの女のことです。そう簡単には見つからないでしょうが」
- 131 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:43:05.61 ID:Hwn5l39W0
-
ミセ*゚ー゚)リ「ん、日本?」
ミセ*゚ー゚)リ「そういえば、ジョーカーの回収ってどうなったの?」
(’e’)「あぁ」
(’e’)「 すっかり 忘れてました 」
※ごめんなさい
ミセ*゚ー゚)リ「じゃあさ、私、行っていい?」
(‘_L’)「しかし…」
ミセ*゚ー゚)リ「だって、ずっとそのままでしょ?」
(’e’)「十話以上放置してますからね」
(‘_L’)「う〜……ん」
- 133 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:44:57.83 ID:Hwn5l39W0
-
キィ……
(‘_L’)「…?」
(’e’)「おや」
ミセ*゚ー゚)リ「あ」
( ゚∋゚)「…ガツガツ」
「タダイマダーヨ」
(‘_L’)「ミセリさん」
(‘_L’)「残念ながら、適役が帰ってきたみたいです」
ミセ*゚з゚)リ「えー」
(’e’)「まぁ、適役といえばそうかもしれませんね」
( ゚∋゚)「ガツ……」
( ゚∋゚)「(……ニッポン)」
- 136 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:46:11.19 ID:Hwn5l39W0
-
(‘_L’)「休暇はどうでしたか?」
「タノシカッターヨ」
(‘_L’)「そうですか、それは良かった」
(‘_L’)「おかえりなさい」
(‘_L’)「シラネーヨさん」
( ´ー`)「オナカヘッターヨ」
第二十七話(裏)了
- 143 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:50:47.43 ID:Hwn5l39W0
-
※ ※ ミセ*゚ー゚)リのおまけ ※ ※
ミセ*゚ー゚)リ「みんな、おひゃあー」
ミセ*゚ー゚)リ「エスパゴンのアイドル、ミセリちゃんだよ!」
ミセ*゚ー゚)リ「えー」
ミセ*゚ー゚)リ「今日は、そのミセリちゃんが、エスパゴンの紹介をしちゃうよー」
ミセ*゚ー゚)リ「しゅびどばー☆」
- 145 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:52:47.11 ID:Hwn5l39W0
-
ミセ*゚ー゚)リ「アメリカの某所、ヒミツの場所にあるエスパゴン」
ミセ*゚ー゚)リ「名前の由来は勿論、ペ○タゴンだよ」
ミセ*゚ー゚)リ「単純☆」
ミセ*゚ー゚)リ「深く考えないでおK−」
ミセ*゚ー゚)リ「構成員を、ざくっと紹介してくよー」
ミセ*゚ー゚)リ「エスパゴン主任のフィレンクト」
(‘_L’)
ミセ*゚ー゚)リ「おっさんだよ!」
ミセ*゚ー゚)リ「ドノマール、なんだか影薄いよねー」
- 147 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:53:45.37 ID:Hwn5l39W0
-
ミセ*゚ー゚)リ「その下に、『フォー・オブ・ア・カインド』っていうエスパーが四人いて…」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、それが私たちなのね」
ミセ*゚ー゚)リ「じゃあ、四人を順に紹介していくよー」
ミセ*゚ー゚)リ「まずは、リーダー」
ミセ*゚ー゚)リ「『聖杯』、セントジョーンズ」
(’e’)
ミセ*゚ー゚)リ「おっさんだよ!」
ミセ*゚ー゚)リ「超能力は……、私もよく知らないや」
- 149 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:55:50.25 ID:Hwn5l39W0
-
ミセ*゚ー゚)リ「はい、次、でっかいの」
ミセ*゚ー゚)リ「『焼きごて』、クックル」
( ゚∋゚)
ミセ*゚ー゚)リ「ゲイだよ!」
ミセ*゚ー゚)リ「超能力は、たぶんファイアスターター(発火能力)みたいな感じじゃないのかな?かな?」
ミセ*゚ー゚)リ「次は、さっき出てきたばっかり」
ミセ*゚ー゚)リ「『ペイジオブペンタクル』、シラネーヨ」
( ´ー`)
ミセ*゚ー゚)リ「何考えってか分かんねー」
ミセ*゚ー゚)リ「超能力は、第二十八話で明らかになる、……かも」
- 152 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:58:39.64 ID:Hwn5l39W0
-
ミセ*゚ー゚)リ「そして、最後に。この私!!」
ミセ*゚ー゚)リ「『ソードクィーン』、ミセリちゃん」
ミセ*つー;)リ「イイミセリダナー」
ミセ*゚ー゚)リ「厨臭いは褒め言葉!!
ぴちぴちだよ!!」
ミセ*゚ー゚)リ「こんなとこかな」
ミセ*゚ー゚)リ「…」
- 153 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
18:59:54.86 ID:Hwn5l39W0
-
ミセ*゚ー゚)リ「ふー、ノド渇いた」
ミセ*゚ー゚)リ「ブーム、お茶−」
| ^o^| テコテコ
| ^o^| コポコポ
| ^o^|つcU「どうぞ、どうぞ」
ミセ*゚ー゚)リ「ありがと♪」
ミセ*゚ー゚)リ
つcU カチャ
ミセ*゚ ゚)リ
つcU ゴキュゴキュ
ミセ; 3 )リ・;`;゙:;`「ぶ――――!!!」
- 155 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
19:02:15.65 ID:Hwn5l39W0
-
ミセ*;凵G)リ「あ、ああんちょ、何これ!?」
| ^o^| 「それは、ソイソーs」
ミセ* - )リ キィ……ィィィ
ズパンッ!!
ドサッ、ゴロゴロ……
ミセ; )リ「はぁっ……はぁっ」
ミセ;゚ー゚)リ「おほほほ、ごめんあそばせ」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、私の超能力は、風を操って、色んなものを切り刻むことができるの☆」
ミセ*゚ー゚)リ「ステキでしょ?」
- 156 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
19:03:01.15 ID:Hwn5l39W0
-
ミセ*゚ー゚)リ「その他に、『ジョーカー』、『ツー・ペア』ってのもいるけど…」
ミセ*゚ー゚)リ「もう疲れたからここらで終わりー」
ミセ*゚ー゚)リ「ちなみに、本日登場した式神三体は」
ミセ*゚ー゚)リ「それぞれ、ママレードボーイ、セイントテール、怪盗ジャンヌって少女漫画が元ネタだよ!」
ミセ*゚ー゚)リ「どれも、面白いから一度は読んでみてね」
- 157 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/11(日)
19:04:09.03 ID:Hwn5l39W0
-
ミセ*゚ー゚)リ「ヴィバ、ジャパーニズカルチャー」
ミセ*゚ー゚)リ「それでは、ここいらで」
ミセ*゚ー゚)リノシ「シーユーアゲイン」
| /; :::/o^|:::. 「…ワタシガ
シンデモ カワリハ イルモノ……」
ミセ*゚ー゚)リのおまけ了
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