6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/01(木) 20:28:08.58 ID:Q6aouRDk0
 
エスパークス、エスタークじゃねぇのかよ!
という人のための登場人物紹介

川 ゚ -゚) エスパー女子高生。物を呼び寄せる超能力

(,,゚Д゚) 直情ダメ人間。超脚力の超能力

(*-ー-) 身体が不自由。人の内面の色を視る

( ><) これでも高1。千里眼

ξ*゚听)ξ クソガキ。記憶を刈り取る

川д川 オカ女。空間を構築、接続する能力

( ゚∀゚) 変態貧乏大学生。物の価値を操れる

( ・∀・) ダイプロ補佐。テレパシー能力

( ´_ゝ`) 変態兄。夜間だけ透明人間

(´<_` ) 変態弟。日中だけ透明人間

('A`) クーの幼馴染。ダイプロでアルバイト中
10 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:29:51.42 ID:Q6aouRDk0
 


ピカッ!!
ゴロゴロガシャーン!!!



(;,゚Д⊂ 「ぐっ!!!」

(;,゚Д-)⊂ 「落雷……!?」



バチッ



(;,゚Д゚)「こいつは………」




バチッ
バチバチッ



≫( A )≪ 

12 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:31:36.36 ID:Q6aouRDk0
 




(,,゚Д゚)「…」





≫('A`)≪「ギコさん、オレは――」







   ―――オレは、どうすればいいんですか?






16 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:32:54.60 ID:Q6aouRDk0
 


……

………パチッ



[ ('A`) ]「う……ん」


ξ*゚听)ξ「起きた!」

(*-ー-)「大丈夫、ドクオくん?」


[ ('A`) ]「…」

[ ('A`) ]「ここは…」


ξ*゚听)ξ「病院だよ」

18 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:34:52.03 ID:Q6aouRDk0
 
[ ( 'A`) ]「ツン、さん……しぃさん?」

[ ( 'A`) ]「……病院?」


(*-ー-)「そう。キミ、病院の前で倒れてたのよ」

(*-ー-)「ボロボロでね」


[ ( 'A`) ]「…」


ξ*゚听)ξ「3日も寝てたんだよ!」

(*-ー-)「何があったの?」


[ ( 'A`) ]「何が……」

[ ( 'A`) ]「…」

[ ('A`) ]「…」

[ ('A`) ]「……そうか」

[ ('A`) ]「夢じゃなかったのか…」

20 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:35:40.58 ID:Q6aouRDk0
 


ξ*゚听)ξ「?」

(*-ー-)「?」



[ ('A`) ]「オレ…」






      「負けたのか」







25 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:36:38.80 ID:Q6aouRDk0
 


川 ゚ -゚)エスパークーのようです

    −第二十七話:克己−


27 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:37:33.66 ID:Q6aouRDk0
 
―72時間前

―ラウンジ山、山間


≫('A`)≪「――…」


(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「お前、…意識があるのか?」


≫('A`)≪「…え?」

≫('A`)≪「あぁ、はい」

≫('A`)≪「意識バリバリ……」


≫( 'A`)≪

≫('A` )≪


≫('A`;)≪「うお!? 何すか、このバリバリは…!?」

32 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:39:24.55 ID:Q6aouRDk0
 
(,,゚Д゚)「(…確かにバリバリしてんな)」

(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「そいつが、お前の力ってやつだ」


≫('A`)≪「オレの力…?」

(,,゚Д゚)「あぁ」

(,,゚Д゚)「お前の、超能力だ」


≫('A`)≪




≫('A` )≪

≫( 'A`)≪

≫('A`)≪

≫('A`;)≪「えええええええええ!!?」

35 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:42:42.07 ID:Q6aouRDk0
 
≫('A`;)≪「ちょ、超能力!?」

≫('A`;)≪「ってことは……、お、オレがエスパー…!?」

(,,-Д-)「まぁ、そうなるな」


≫('A`;)≪「そんな、いきなり…」


(,,゚Д゚)「いきなりじゃねーよ」


≫('A`;)≪「…?」

(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「お前は、前にも能力を発動させたことがあんだよ」

(,,゚Д-)「あんときは……暴走しちまったけどな」


≫('A`)≪「…え?」

≫('A`;)≪「ぼ、暴走……?」

(,,゚Д゚)「ま、覚えちゃいねぇだろうが」

≫('A`;)≪「…??」

36 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:43:26.74 ID:Q6aouRDk0
 
(,,゚Д゚)「…」

(,,-Д-)「とりあえず、そんなことはどうでもいい」


≫('A`;)≪「…いや、あの」


(,,゚Д゚)「で」


(,,゚Д゚)「どうなんだ?」

(,,゚Д゚)「お前の答えは」


≫('A` )≪「…?」


(,,゚Д゚)「言っただろうが」

(,,゚Д゚)「クーちゃんを好きなのかどうか」

(,,゚Д゚)「オレが聞きたいのは、そこだ」
39 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:44:24.49 ID:Q6aouRDk0
 
≫('A`;)≪「……っ…」

≫('A`;)≪「…」

≫('A`;)≪「……オレは、その……」

≫('A`;)≪「…」


(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「悩むようなことかよ」


≫('A`;)≪「…」


(,,゚Д゚)「お前も分かってるはずだ」

(,,゚Д゚)「たとえ記憶がなくとも」

(,,゚Д゚)「心が覚えているはずだ」

(,,゚Д゚)「だから目覚めたんだろう? 今、ここで」

41 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:46:48.16 ID:Q6aouRDk0
 
≫('A`;)≪「オレは…」

≫('A`;)≪「……オレハ」

≫(-A-;)≪「…」


(,,゚Д゚)「…」


≫( A ;)≪「…」

≫( A ;)≪

パリッ

>( A ;)<

 ( A ;)


(,,゚Д゚)「…?」


('A`;)「オレは―」

43 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:47:47.61 ID:Q6aouRDk0
 

(-A-;)「オレには――」


('A`;)「よく分かりません」



(,,゚Д゚)「…!」


('A`;)「…」

('A`;)「素直さんは綺麗で、何でも出来て、凄い人だと思います」

('A`;)「…」

('A`;)「いつもクールだけど、話すと結構温か味がある人で」

('A`;)「でも、ちょっと泣き虫なとこもあって」

('A`;)「笑顔がとても可愛くて」

('A`;)「たいていの男ならイチコロで…」


(,,゚Д゚)「…」


44 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:48:35.24 ID:Q6aouRDk0
 
('A`;)「…」

('A`;)「確かに、素直さんを見ると」

('A`;)「胸が痛くなったり、なんだか懐かしい気持ちになったりします」

('A` )「…」

('A` )「けど」

('A` )「それは、違うんじゃないかって思うんです」


(,,-Д-)「…」


('A` )「これは、きっと」

('A` )「手が届かないものに憧れてるだけなんです」

('A` )「大体、素直さんが、オレのことを好いてるだなんて…」



(,,゚Д゚)「――ドクオ」


('A`)「はい…?」
47 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:49:58.43 ID:Q6aouRDk0
 


           ド ゴ ォ !!

「ざけんなぁ!!」(#,゚Д゚)┌┛)A`)・∴「またっすか――っ!!」




(;メ)A`)「ムジュラ!!!」

(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「おい」

(,,゚Д゚)「てめぇ、…本気で言ってんのか」


(メ)A`)「…むぐぅ」

(メ)A`)「……本気ですよ」

(,,-Д-)「……そうかい」
50 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:52:25.35 ID:Q6aouRDk0
 
(,,-Д-)「…」

(,,-Д-)「成長したと思ったのは、オレの勘違いか?」

(メ)A`)「…」

(メ)A`)「…オレは、変わってませんよ」

(,,-Д-)「……」

(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「立てよ」


(メ)A`)「…っ」


(,,゚Д゚)「…」

(,,-Д-)「…けっ」

(,,゚Д゚)「今まで色々考えてたのが、バカみたいだぜ」

52 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:52:57.19 ID:Q6aouRDk0
 
(メ)A`)「…」

(メ)A`)「…ギコさん」



(#,゚Д゚)「てめぇにギコさん呼ばわりされる覚えはねぇ!」



(メ)A`)「…」

(メ)A`)「(じゃあ、なんて呼べばいいんだろう…)」
55 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:54:23.86 ID:Q6aouRDk0
 
(,,゚Д゚)「この、変態弱虫インキンもやし野郎」

(,,゚Д゚)「オレがせっかく身を引いてやったのに、なんだそりゃ」

(,,゚Д゚)「自分の気持ちすら分かんねーのかよ」


(メ)A`)「…分かってますよ」

(メ)A`)「……だから」


(,,゚Д゚)「だからも、DAKARAもねぇ!!」

(,,゚Д゚)「このままでいいのか!?」

(,,゚Д゚)「てめぇだけ忘れてのほほんとしてるがなぁ、クーちゃんは苦しんでんだよ!」

(,,゚Д゚)「それが分かんねーのか!」


(メ)A`)「…!」

(メ)A )「…」

(メ)A )「意味…分かんないっすよ……」

57 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:55:49.02 ID:Q6aouRDk0
 
(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「記憶はなくなっても、想いは残る」

(,,゚Д゚)「てめぇの胸の痛みはそこだよ」

(,,゚Д゚)「痛いなら、痛いって言えよ」

(,,゚Д゚)「なんで痛いのか考えろ」

(,,゚Д゚)「自分の気持ちにも正直になれずに、ただ逃げてるお前は」


(,,゚Д゚)「卑怯者だ」


(メ)A )「…」

(メ)A )「そうっすね」

(メ)A )「卑怯っすよ、オレは」

59 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:56:53.62 ID:Q6aouRDk0
 
(メ)A`)「…」

(メ)A`)「オレは、素直さんを尊敬してます」

(メ)A`)「素直さんが何に苦しんでるのか分からないけど」

(メ)A`)「オレでいいんなら、進んで力になりたいと思ってます」


(,,゚Д゚)「…」


(メ)A`)「でも、オレに何が出来ます!?」

(メ)A`)「根暗で、友達もいなくて!」

(メ)A`)「話下手で、女の子と付き合ったこともない!」

(メ)A`)「そんなオレに何ができるって言うんですか!?」


(#,゚Д゚)「うるせぇ!!」


(#,゚Д゚)「それでも、お前にしか出来ないことがあんだよ!!」

(#,゚Д゚)「それを分かれ、このクソ童貞!!」

61 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 20:58:09.98 ID:Q6aouRDk0
 
(メ)A`;)「んなっ!」

(メ)A`;)「童貞とこれは関係にないっすよ!!」


(#,゚Д゚)「関係ないことはねぇ!!」

(#,゚Д゚)「そもそも、お前がしっかりしてれば、こんなメンドくせーことにはなんなかったんだよ!!」

(#,゚Д゚)「女心つーのを理解してねーからだろ!」


(メ)A`)「…っ!!」

(メ)A`#)「あぁ、分かりませんとも!」

(メ)A`#)「童貞ですからね! そらそーだ!」

(メ)A`#)「でもね、でも…」



(メ)A`#)「あ、あんたも、童貞でしょうがっ!!」


65 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:00:43.20 ID:Q6aouRDk0
 


Σ(;,゚Д゚)「―――っ!!!!」


(#,゚Д゚)「い、いいんだよ!!」

(#,゚Д゚)「オレは、クーちゃんのために取っておいたんだよ!!」





(メ)A`)「…」


(メ)A`)「…」

(メ)A`)「…プッw」


(#,゚Д゚)「あ!?」


(メ)A`)「キメぇwww」

69 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:04:24.45 ID:Q6aouRDk0
 
(#,゚Д゚)「なっ!?」


(メ)A`)「女の操は尊いっすけど、男のそれは恥っすよ?」

(メ)A`)「オレはまだ10代っすからね、まだ救いはありますけど…」

(メ)A`)9m「その歳になっても童貞とか、ワロスwww」





(,,|||Д )「!!!!!!」





(#, Д )「このクソガキゃ…」

(#,゚Д゚)「いいだろう、……マジで、殺す」

(#,゚Д゚)「てめぇ、かかってこいやぁ!!」


70 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:04:57.52 ID:Q6aouRDk0
 
(メ)A`)「…」

(∩A`) ゴシゴシ


('A`) ゴゴゴゴゴゴゴッ


バチンッ

>('A`)<


バチッ
バチバチッ

≫('A`#)≪「…いいっすよ」


≫('A`#)≪「こうなりゃヤケっす!」

≫('A`#)≪「超(スーパー)ドクオの力、見るがいいわっ!!」

72 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:06:04.52 ID:Q6aouRDk0
 




            〜〜〜〜まことに申し訳ありませんが〜〜〜〜


     〜〜〜〜ここからは大変見苦しいため、ダイジェストでお送り致します〜〜〜〜




76 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:07:55.06 ID:Q6aouRDk0
 



(#,゚Д゚)「このアホたれがぁぁ!!!」



            ドガァァァ!!!

「どらぁぁぁぁ!!!」(#,゚Д゚)つ)A`)≪「むきゅう!!」




                           ≫('A`#)≪「アホはそっちでしょうがぁぁ!!!」



                         バチバチバチバチッ!!!

        「がびびびびびばばばばば!!」《;,○Д○》 ⊂('A`#)≪「くらええええ!!!」


78 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:08:53.09 ID:Q6aouRDk0
 



(#,゚Д゚)「お前のほうが、もっとアホじゃー!!!」



             ゴゴンッ!!!

「んなろぉぉぉぉ!!!」(#,゚Д゚)┌┛*`)≪「もぷっ!!!」


             


                           ≫('A`#)≪「あんたよりマシだぁぁぁぁ!!!」



                         ピシャーン!!ガラガラガラ!! 

        「ぼぼぼぼーぼぼーぼぼぼぼ!!」《;,●Д●》 ≫∩('A`#)∩≪「おおおおおお!!!」



82 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:10:12.97 ID:Q6aouRDk0
 



  プスプス…

 ゐ;,-Д゚)ゐ =3「……げほっ、がほっ」




                    ≫(メ)A(メ;)≪「ぜひぃ、はふ……はひ…」






     〜〜〜〜双方ボロボロになったところで、ダイジェスト終了〜〜〜〜





85 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:11:22.36 ID:Q6aouRDk0
 
ゐ;,゚Д゚)ゐ「ふぅ…ふぅ……」

≫(メ)A(メ;)≪「……ぶはぁ」


ゐ,,゚Д゚)ゐ「はっ…… ゴホッ やるじゃねぇか ゲホッ ドクオ」

≫(メ)A(メ)≪「ギゴさんごそ…」


ゐ,,゚Д゚)ゐ「ちっとは分かったか?」

≫(メ)A(メ)≪「なにがでず?」

ゐ,,゚Д゚)ゐ「自分の気持ちだよ」

≫(メ)A(メ)≪「…」

ゐ,,゚Д゚)ゐ「どうなんだよ」

≫(メ)A(メ)≪「…」

ゐ,,゚Д゚)ゐ「…」

≫(メ)A(メ)≪「さっぎと……変わりまぜんよ」

ゐ,,゚Д゚)ゐ「…」


86 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:12:30.17 ID:Q6aouRDk0
 
≫(メ)A(メ)≪「それに…」

≫(メ)A(メ)≪「…オデは、オレは、このままでいいんでず」

≫(メ)A(メ)≪「…そう決めだから」

ゐ,,-Д-)ゐ「……そうかよ」


ゐ,,゚Д゚)ゐ「まだ、殴りたりねぇみたいだな…!」


≫(メ)A(メ)≪「…」

≫(メ)A(メ)≪「…ギゴさん」

ゐ,,゚Д゚)ゐ「なんだよ」

≫(メ)A(メ)≪「…どうじて……」

≫(メ)A(メ)≪「ゴホッ……ゲーゲー、アーアー」


≫(メ)A`)≪「…どうして、ギコさんは、そこまでするんですか?」

ゐ,,゚Д゚)ゐ「…」

89 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:13:41.03 ID:Q6aouRDk0
 
≫(メ)A`)≪「ギコさんが、素直さんのことを好きなのは知ってます」

≫(メ)A`)≪「でも、それなら、…だからこそ、オレに任せる理由が分かりません」

≫(メ)A`)≪「自分でやればいいじゃないですか」

≫(メ)A`)≪「どうして、オレなんですか?」

ゐ,,゚Д゚)ゐ「…」

ゐ,,-Д-)ゐ「…オラぁ、クーちゃんが好きだよ」

ゐ,,-Д-)ゐ「……未来のオレの嫁だからな」

≫(メ)A`)≪「…」


((∩,,-Д-) グシャグシャ

∩(,,-Д-)∩ ポンッ


(,,゚Д゚)「でもな」

91 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:14:52.02 ID:Q6aouRDk0
 
(,,゚Д゚)「でも、違うんだよ」

(,,゚Д゚)「そうじゃねぇ」

≫(メ)A`)≪「…?」


(,,゚Д゚)「妹を見守る兄貴って奴は、それじゃいけねぇんだ」

≫(メ)A`)≪「…」

≫(メ)A`)≪「…それはどういう意味で……?」


(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「なぁ、ドクオ」

≫(メ)A`)≪「は、はい…!?」


(,,゚Д゚)「お前の一番大切なものは、なんだ?」

≫(メ)A`)≪「へ?」

95 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:16:15.80 ID:Q6aouRDk0
 
(,,゚Д゚)「自分か? 金か? カーチャンか?」

(,,゚Д゚)「それとも、それも分からないか?」

≫(メ)A`)≪「…」

(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「……オレはダイプロで生まれて、ダイプロで育った」

(,,゚Д゚)「言ってみりゃ、あそこがオレの家みたいなもんだ」

(,,-Д-)「…」


(,,-Д-)「オレの一番大切なものは、家族」

(,,-Д-)「ダイプロにいる皆だ」


(,,゚Д゚)「勿論、それにはクーちゃんも含まれる」

(,,゚Д゚)「オレにとっちゃ、可愛い妹みたいなもんだ」

≫(メ)A`)≪「(…そういう意味か)」

97 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:17:22.96 ID:Q6aouRDk0
 
(,,゚Д゚)「もし、それを壊すようなヤツがいたとしたら…」

≫(メ)A`)≪「…」

(,,゚Д゚)「容赦しねぇ」

(,,゚Д゚)「たとえ、そいつが海の向こうにいようと、ぶん殴りに行ってやる」

(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「お前にはあるか? 何よりも守りたい大切なものってのが」

≫(メ)A`)≪「…」


(,,゚Д゚)「…」

≫(メ)A`)≪「…」



≫(メ)A`)≪「……あり、ますよ」


98 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:18:26.35 ID:Q6aouRDk0
 
(,,゚Д゚)「…」

≫(メ)A`)≪「………それが、何かは分からないけど、守ると誓ったものがあります」

≫(メ)A`)≪「ずっと前に、約束した」

≫(メ)A`)≪「……そんな気がします」


(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「そうか」

(,,゚Д゚)「たぶん、それは…」

(,,゚Д゚)「…」

(,,-Д-)「いや、いい」

(,,-Д-)「もう、過ぎたことだ」

≫(メ)A`)≪「…?」

101 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:19:58.27 ID:Q6aouRDk0
 
(,,゚Д゚)「…」

(,,゚Д゚)「その約束は、守れそうか?」

≫(メ)A`)≪「…」

≫(メ)A`)≪「どうでしょう……誰と約束したかも覚えてないっすから…」

(,,゚Д゚)「…」

(,,-Д-)「…そうか」

(,,-Д-)「忘れるつーのは、悲しいな」

≫(メ)A`)≪「…」


(,,゚Д゚)「だけどな」

(,,゚Д゚)「お前の心に残る、その約束」

(,,゚Д゚)「それだけは忘れんじゃねーぞ」

≫(メ)A`)≪「……言われるまでないっすよ」

(,,゚Д゚)「……ふん」


102 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:21:07.70 ID:Q6aouRDk0
 

―ふいに、会話が途絶える


≫(メ)A`)≪「…」

(,,゚Д゚)「…」


―雨音が、静かにその場を包んでいく



≫(メ)A`)≪「…」


―月もなく



(,,゚Д゚)「…」


―星もない


―あるのは、暗く淀んだ空



103 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:22:06.70 ID:Q6aouRDk0
 
(,,゚Д゚)「おい」

≫(メ)A`)≪「…なんすか?」

(,,゚Д゚)「もう夜だぞ」

≫(メ)A`)≪「そうっすね」

(,,゚Д゚)「…オレはヒマじゃねーんだ」

(,,゚Д゚)「この後も予定ぎっしり、引っぱりだこだ」

(,,゚Д゚)「お前に、これ以上構ってる時間はねぇ」

≫(メ)A`)≪「…」

(,,゚Д゚)「…」


(,,゚Д゚)「……まだ、分かんねーのか」

≫(メ)A`)≪「…」

≫(メ)A`)≪「…どうっすかね」

≫(メ)A`)≪「…」


≫(メ)A`)≪「…でも、やっぱり、……分かんないっす」
107 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:23:18.35 ID:Q6aouRDk0
 
(,,-Д-)「……そうか」

(,,゚Д゚)「なら、これで最後だ」

≫(メ)A`)≪「…最後?」

(,,゚Д゚)「あぁ」


(,,゚Д゚)「最後に、オレをぶっ倒してみろ」


≫(メ)A`;)≪「え!?」

≫(メ)A`;)≪「ちょっ……なんで?」

(,,゚Д゚)「…結局、お前に任せることに変わりはねーんだよ」

(,,゚Д゚)「オレはクーちゃんの傍にいれないしな」

≫(メ)A`;)≪「…じゃあ、何でこんなこと…」

(,,゚Д゚)「ケジメだよ、ケジメ」

(,,゚Д゚)「気持ちの問題だ」

(,,゚Д゚)「…お前の考えは大体分かった」

(,,゚Д゚)「後は、オレが納得するかどうかなんだが…」
113 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:26:31.90 ID:Q6aouRDk0
 


≫(メ)A`)≪「…」

(,,-Д-)「…」




(#,゚皿゚)「やっぱ納得いかねー」



≫(メ)A`)≪「(なんつー理不尽な人だ…)」

(,,゚Д゚)「しょうがねーから、全力でかかって来い」

(,,゚Д゚)「それで、オレを倒せたら納得してやんよ」

(,,゚Д゚)「それでいいだろ?」

≫(メ)A`)≪「…」

116 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:28:11.34 ID:Q6aouRDk0
 
≫(メ)A`)≪「どうせ、こっちには選択権はないんですよね?」

(,,゚Д゚)「分かってるじゃねぇか」

≫(メ)A`)≪「そんなこったろうと思いました」

(,,゚Д゚)「…へっ」

≫(メ)A`)≪「…」

≫(∩A`)≪ ゴシゴシ

≫('A`)≪「…」

≫('A`)≪「……こんなこと早く終わらせたいし…」





バチバチバチバチッ!!

≫ ('A`) ≪「…」



≫('A`#)≪「全力で、いきます…!」

123 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:31:25.74 ID:Q6aouRDk0
 
(,,゚Д゚)「おぅ」

(,,-Д-)「いいぜ、かかってきな」


(,,-Д-)



 ザワッ


(ミ,-Д゚)「こっちも――」


≫('A`;)≪「(!!? 毛が……!?)」


 ザワザワッ

ミ,゚Д゚)「全力でいかせてもらうぜ」



  ザワッ…!!

 ミ,,゚Д゚彡「ドクオ」


128 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:32:49.26 ID:Q6aouRDk0
 
≫('A`;)≪「ちょぉ―――!!!?」


ミ,,゚Д゚彡「あ?」

≫('A`;)≪「ななななんすか、それ!?」


ミ,,゚Д゚彡「あぁ、これ?」

ミ,,゚Д゚彡「本気モードってやつだ」

≫('A`;)≪「さっきも、『マジで殺す』とか言ってたじゃないっすか」

ミ,,゚Д゚彡「あぁ。だからこれは、本気のマジモードだ」

≫('A`;)≪「ず、ずるっ」

ミ,,-Д゚彡「はっw」

ミ,,゚Д゚彡「てめぇも『全力を出す』って言ったじゃねーか」

ミ,,゚Д゚彡「全力で、オレをねじ伏せてみろ」


≫('A`;)≪「ぐむっ…」

134 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:36:26.98 ID:Q6aouRDk0
 
ミ,,゚Д゚彡「…」

ミ,,-Д-彡「一応、言っとくが…」


≫('A`)≪「…?」



― 瞬間



 「本気のオレは」



―ギコの言葉が終わる前に






≫('A`)゚Д゚,,彡「瞬きする暇さえ与えねーぞ」



―ドクオは背後を取られていた
139 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:38:22.48 ID:Q6aouRDk0
 
≫(;'A`)≪「!!?」



        ドゴォ!!!

「ぶっ!?」∴・('A(⊂ミ゚Д゚,,彡「ほらよっ!!」




ミ゚Д゚,,彡「…オレの、本当の能力は――」

ミ゚Д゚,,彡「超脚力の向こう側」

ミ゚Д゚,,彡「短距離間における超高速移動」

ミ゚Д゚,,彡「テレポーテーション、だ」


≫(;'A(メ)≪「テレポ…!?」


ミ-Д-,,彡「009の加速装置みたいなもんだと考えてくれりゃいい」

ミ゚Д゚,,彡「もっとも――」

ミ゚Д゚,,彡「考えたところで、どうしようもないだろうがな」


140 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:39:27.72 ID:Q6aouRDk0
 

 キンッ


         ゴッ!!!

「らぁ!!」ミ,,゚Д゚彡つ)'A(メ)・∴「!!?」



    ガンッ!!

 ∴・(メ)A(⊂ミ゚Д゚,,彡

    ドゴッ!!

 ミ,,゚Д゚彡つ)A(メ)・∴

    ゴズッ!!

 ∴・(メ)A(⊂ミ゚Д゚,,彡

    ベシィ!!

 ミ,,゚Д゚彡つ)A(メ)・∴

143 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:41:15.86 ID:Q6aouRDk0
 


ミ,,゚Д゚彡「おらおらおらぁぁぁ!!」



    キンッ


    ドビシュー!!

 ∴・(メ)A(⊂ミ゚Д゚,,彡




(メ)A( 「ぶはっ!!」

145 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:41:59.91 ID:Q6aouRDk0
 
ミ,,゚Д゚彡「…」

ミ,,゚Д゚彡「どうした、ドクオ」

ミ,,゚Д゚彡「本気じゃなかったのか?」



≫(;メ)A(メ)≪「…」


≫(('A`))≪ ブルブル


≫(;'A`)≪「…ッ」

≫(;'A`)≪「…反則くせぇ」

148 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:42:56.75 ID:Q6aouRDk0
 
≫( 'A`)≪「でも、反則具合なら負けてない!! ……はず」


≫(#'A`)≪「おおおおっ!!」



バチバチバチバチッ

        *
≫(#'A`)つ*** 「サンダーブレイクぅ!!」




―ドクオの、指先から雷の束が放たれる


―某巨大ロボットの必殺技の名を頂いたそれは

― 一直線に、ギコへと向かう

150 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:44:08.54 ID:Q6aouRDk0
 
ミ゚Д゚,,彡「…」

ミ-Д-,,彡「…無駄だ」


 ミ゚Д゚,,彡「“オレは全てを突破する”」



  、., キンッ



≫(;'A`)≪「んげっ!?」




     ドガァァッ!!!

ミ,,゚Д゚彡┌┛)A)・∴「ごふぅ!?」



(;メ)A-)「ごほっ…! ぐぅ…」

157 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:46:26.08 ID:Q6aouRDk0
 
ミ,,゚Д゚彡「…」

ミ,,゚Д゚彡「こんなもんか…」


パチパチッ

> (;メ)A-)「…」

(;メ)A`)「…うぐっ」

(;メ)A`)「(超つえぇ……)」

(;メ)A`)「(こんなん無理無理…だろ……)」

(;メ)A`)「(大体、何でこんなことになってるんだ…?)」

(;メ)A`)「(呼び出されて、殴られて)」

(;メ)A`)「(変なこと聞かれて、殴られて)」

(;メ)A`)「(キレたら逆ギレされて、殴られて)」

(;メ)A`)「(結局殴られて…)」

ミ,,゚Д゚彡「…」


(;メ)A`)「(オレ、何やってんだ?)」
160 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:47:12.98 ID:Q6aouRDk0
 

ミ,,゚Д゚彡「…」

ミ,,-Д-彡「ドクオ」


(;メ)A`)「…」


ミ,,-Д-彡「守りたいものがある、って言ったな」

ミ,,-Д-彡「それなら」




ミ,,゚Д゚彡「立て」




ミ,,゚Д゚彡「それだけの価値があるだろう? “そいつ”には」


(;メ)A`)「…」


164 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:49:55.61 ID:Q6aouRDk0
 

―……


本当に何やってんだろう、オレ

そもそも、ギコさんが何言ってのかさっぱり分からない



オレがエスパー?

素直さんがオレを好き?


全部、夢じゃねーの?


そう思うし

そう思いたい







でも、なんでかな
172 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:52:43.01 ID:Q6aouRDk0
 
夢なのに

夢だとしても



ここで負けちゃいけない気がする

ここで逃げちゃいけない気がする




守るって言ったじゃないか


あの日、あのとき、この山で――




――それを否定することは、出来ない




――……

174 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:54:10.63 ID:Q6aouRDk0
 
――……


バチンッ!!!!


ミ,,゚Д゚彡「…」

ミ,,-Д-彡「…へっ」




バチバチバチバチッ!!!

≫ (メ)A ) ≪「……」


≫(メ)A-)≪「何でかは分からない」

≫(メ)A-)≪「体も痛いし」

≫(メ)A-)≪「気持ちの整理もつかない」


≫(メ)A-)≪「でも――」

≫(メ)A`)≪「負けられない」

180 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:55:21.87 ID:Q6aouRDk0
 
ミ,,-Д-彡「上等だ」

ミ,,゚Д゚彡「応えてやんよ」

ミ,,゚Д゚彡「“全力”、でな」



  、., キンッ



≫(メ)A`)≪「(来るっ…!!)」

≫(メ)A`)≪「(…)」











≫(メ)A`)≪「(どうしよう…)」

187 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 21:58:40.77 ID:Q6aouRDk0
 
 ,, Д゚ 「――どうする?」




    , Д「このまま、また倒れるか!?」




ヒュッ!! ミ,,゚Д゚彡(メ)A`)≪



    ゴッ!!

ミ,,゚Д゚彡つ)A)・∴「ぶっ!!」



つ)A)・∴「…(瞬間移動…)」

つ)A)・ ∴「…(っても、空間移動とかじゃなくて、高速移動なんだよな)」


つ)A`) ・ ∴「(――それならっ!!)」

192 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:00:31.08 ID:Q6aouRDk0
 

     ガシッ!
      ,
ミ,,゚Д゚彡つ∩)A`)

     

ミ;,゚Д゚彡つ「腕を…!?」


つ∩)A`)「フヒヒヒ、こうすりゃ逃げられんでしょ?」


ミ;,゚Д゚彡「この…」




 バチバチバチッ!!!

つ∩)A`#) ≪「させるかぁ!!!」


ミ;,゚Д゚彡「――っ!!」

195 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:01:31.58 ID:Q6aouRDk0
 



つ∩)A`#) ≪「一緒に――――落ちろぉぉぉぉぉぉお!!!!!」




―ドクオの叫びに呼応して、空が轟く




カカッ!!!





「!!!!」ミ,, Д゚彡  ∩ A #)






196 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:01:52.22 ID:Q6aouRDk0
 


ガラガガラッ



―空と大地を繋ぐように

―暗雲より雷が吐き出された






ガシャ―――――ン!!!!!!!!





198 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:02:28.90 ID:Q6aouRDk0
 
――……

――…





[ (-A-) ]



―VIP総合病院



[ ('A`) ]「…」

[ ('A`) ]「(覚えてるのはここまで…)」

[ ('A`) ]「(結果は…)」

[ ('A`) ]「…」

203 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:03:58.31 ID:Q6aouRDk0
 
[ ('A`) ]「(まぁ、病院の前で倒れてたって言われたし…)」

[ ('A`) ]「…」

[ ('A`) ]「…だよな」


(*-ー-)「?」

(*-ー-)「…大丈夫?」

ξ*゚听)ξ「まだ寝ぼけてんじゃないの?」


[ ( 'A`) ]「…寝ぼけてないっすよ」


(*-ー-)「そう…?」

(*-ー-)「…」

(*-ー-)「なら、もう一度聞くけど」

(*-ー-)「ドクオくん、何があったの?」
205 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:04:32.26 ID:Q6aouRDk0
 
[ ( 'A`) ]「…」

[ (;'A`) ]「…」

[ (;'A`) ]「…別に、何もなかったっす」


(*-ー-)「何もないわけないでしょ」

(*-ー-)「全身傷だらけで、ずっと眠ってたのよ?」

[ (;'A`) ]「…」

(*-ー-)「…」

[ (;'A`) ]「…」

(*-ー-)「…」


[ ('A`;) ]「…」

(*-ー-)「逃げるな」

208 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:05:05.18 ID:Q6aouRDk0
 
[ (;'A`) ]「あぅ…」

[ (;'A`) ]「えっと……、その」

(*-ー-)「その…?」

[ (;'A`) ]「…ネコと、……喧嘩を」

(*-ー-)「ネコと喧嘩…?」

ξ*゚听)ξ「にゃーんこ?」

[ (;'A`) ]「…はい」

(*-ー-)「ウソ言いなさい。ネコと喧嘩して、三日も寝込むわけないでしょ」

ξ*゚听)ξ「ネネーコ」

(*-ー-)「大体、何でネコと喧嘩しなきゃいけないのよ」

[ (;'A`) ]「…」

[ (;'A`)] ピコーン


[ (;'∀`) ]「禁則事項です」

212 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:06:14.22 ID:Q6aouRDk0
 
(*-ー-)「…」

ξ*゚听)ξ「…」

(*-ー-)「ふざけてると、怒るわよ?」


[ (;'A`) ]「…スイマセン」

(*-ー-)「それじゃあ…」


ξ*゚听)ξ ピーン


ξ*゚听)ξ「待って!」

ξ*゚听)ξ「しぃ、聞いちゃダメだよ」

(*-ー-)「え、なんで?」

ξ*゚听)ξ「“漢は黙って支援”って言葉があるんだよ」
217 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:08:01.26 ID:Q6aouRDk0
 
(*-ー-)「…黙って支援?」

ξ*゚听)ξ「うん」

ξ*-o-)ξ「男は多くは語らない――黙って行動するだけだ」

ξ*゚听)ξ「って、この前テレビで言ってた」

ξ*゚з゚)ξ「だから、しー だよ」

(*-ー-)「しー…って」

(*-ー-)「…」


[ (;'A`) ]「…」


(*-ー-) フー

(*-ー-)「まぁ、どうしても言いたくないなら、敢えて聞かないけどね」

(*-ー-)「…」

(*-ー-)「心配したのよ」

[ (;'A`) ]「…すいません」

220 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:08:47.30 ID:Q6aouRDk0
 

ガチャ

-゚)「…」



(*-ー-)「ん?」


ヒョコ

川 ゚ -゚)「…どうも」


[ ('A`) ]「…!」


ξ*゚听)ξ「あ、クー」

川 ゚ -゚)「あぁ…」


川 ゚ -゚)「…」

[ ('A`) ]「…」


221 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:09:48.37 ID:Q6aouRDk0
 
川 ゚ -゚)「目、覚めたのか」

[ ('A`) ]「…え、えぇ」

[ ('A`) ]「なんとか」


川 ゚ -゚)「そうか」

川 ゚ -゚)「…よかった」


川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「ドクオくん、何があったんだ?」


[ (;'A`) ]「えっと……」

ξ*゚听)ξ「ダメだよ! クー!!」

川 ゚ -゚)「は?」

ξ*゚听)ξ「黙って支援!! だよ!」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「は?」

226 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:10:57.97 ID:Q6aouRDk0
 
(*-ー-)「よく分かんないけど、喧嘩して怪我しちゃったんですって」

(*-ー-)「本当かどうかは知らないけど」

川 ゚ -゚)「喧嘩、ですか…」



[ (;'A`) ]「…」

(*-ー-)「…」

ξ*゚听)ξ「…」

川 ゚ -゚)「…」



[ (;'A`) ]「…」

[ (;'A`) ]「(……空気が痛い)」


227 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:12:02.35 ID:Q6aouRDk0
 
ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「そういえば、クーはどうなの?」

川 ゚ -゚)「どう?」

ξ*゚听)ξ「あ−しー」

川 ゚ -゚)「あぁ、足か」

川 ゚ -゚)「…しばらくギブスを付けることになるが、まぁ、大丈夫だ」

川 ゚ -゚)「元々、精密検査のために入院してたようなものだから」

(*-ー-)「全身強打だったものね」

川 ゚ -゚)「…よくもまぁ、足一本で済んだものだと言われましたよ」


ξ*゚听)ξ「…そっか」

ξ*゚听)ξ「…」

232 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:14:12.67 ID:Q6aouRDk0
 
ξ*゚听)ξ「クーはもう元気なんだよね」

川 ゚ -゚)「あぁ」

ξ*゚听)ξ「元気ってことは、退院だよね」

川 ゚ -゚)「あぁ」

ξ*゚听)ξ「退院ってことは、おめでたいよね。少しぐらい騒いでもいいよね」

川 ゚ -゚)「あぁ」

川 ゚ -゚)「……ん?」



ξ*゚听)ξ「じゃあさ!」


 スチャッ

ξ*゚∀゚)ξ「もう一勝負しよ!!」
  つ|PS|

236 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:16:08.16 ID:Q6aouRDk0
 
川 ゚ -゚)「おぉ」

[ ('A`) ]「(今、どこから出したんだろう…)」

川 ゚ -゚)「しかし、この病室にはテレビはないぞ」

川 ゚ -゚)「前回の件でウチの部屋のも取り上げられたしな」


ξ*゚听)ξ「そこは、ダイジョーブ博士ー!」

ξ*゚听)ξ「ジャーン」


ξ*゚听)ξ「持っててよかった、PSone!!」
 つ|PS1|



[ (;'A`) ]「なんつーもん持ってんだ…」

(*-ー-)「PSoneって、液晶モニタ付きの?」

ξ*゚听)ξ「Yea!」

川 ゚ -゚)「話せるじゃないか…」
240 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:17:22.38 ID:Q6aouRDk0
 
ξ*゚听)ξ「じゃあ!」

川 ゚ -゚)「あぁ」


ξ*゚听)ξ「ガンダムファイト!! レディg」(゚- ゚川








( ・∀・)「ダメだ」



ξ;゚听)ξ「ゴ……、げぇ、補佐!?」

川 ゚ -゚)「むっ」

[ ('A`) ]「(どこから出てきたんだ、この人)」

243 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:18:32.81 ID:Q6aouRDk0
 
( ・∀・)「…」

( ・∀・)「キミたち」

( ・∀・)「ウチに苦情が来たんだが」

( ・∀・)「院内でゲームをする患者いて困ってます、助けてエスパー、と」


川 ゚ -゚)「…」

ξ*゚听)ξ「…」



ξ* ゚)「……」(゚ 川川


川 ゚ -゚)「すいません」

ξ*゚听)ξ「ごめんなさーい」


( ・∀・)「全く反省の色が見えないね」

( ・∀・)「ともかく、病院内でのゲームは禁止だ」

246 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:19:44.29 ID:Q6aouRDk0
 
川 ゚ -゚)「むぅ」

ξ*゚听)ξ「えー」


( ・∀・)「せいぜいカードゲーム程度にしておくんだな」


ξ*゚听)ξ「カードゲームって?」

ξ*゚听)ξ「ゆーぎーおーとか?」


( ・∀・)「違う。何だね、その遊戯王? というのは」

( ・∀・)「私が言っているのは、トランプだのUNOだの、そういうものだよ」


ξ*゚听)ξ「トランプもUHOも、二人じゃつまんないもん」

(*-ー-)「ツンちゃん。UHOじゃなくて、UNOね」

251 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:20:59.30 ID:Q6aouRDk0
 
( ・∀・)「そこまで面倒は見きれん」

( ・∀・)「あとは、自分たちで…」



ずるり

川д川「うふふふふふ〜、トランプの女王参上〜」



ξ;゚听)ξ「ひぃっ!?」

[ (;'A`) ]「うあぁ!?」

川 ゚ -゚)「(ベッドの下から出てきた…)」


( ・∀・)「相変わらず心臓に悪い登場の仕方を…」

川д川「うふっ、ありがとう〜」

( ・∀・)「いや、誉めてないから」

川д川「またまた〜」


252 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:22:04.70 ID:Q6aouRDk0
 


「ぐぅ……」

「貞子…さん……出して…ください…なんです」



川д川「あ〜、忘れてたわ〜」



ずるぅり

(;><)「がはっ、ごほっ!」

(;゚∀゚)「ぷはっ、死ぬかと思った!」


川 ゚ -゚)「おぉ、吐き出されるかのように」

(*-ー-)「大丈夫?」


(;><)「はぁ、はぁ。ど、どうにか…」


253 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:22:44.17 ID:Q6aouRDk0
 
( ・∀・)「キミたちは何をしに来たんだね」


( ゚∀゚)「いや、クーちゃんのお見舞いに行きたいって言ったらさ」

( ><)「それならって、貞子さんが“扉”を開いてくれたんです」

( ゚∀゚)「で、入ったはいいんだけど」

(;><)「出口が締まってって…」


川д川「空間の狭間に閉じ込められてたのね〜」

川д川「危なかったわね〜」


(;゚∀゚)「あんたのせいだろ!!」

(;><)「歩いてくればよかったんです…」

255 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:23:45.00 ID:Q6aouRDk0
 
( ゚∀゚)「ん?」

( ゚∀゚)「…」


[ ('A`) ]「…」


( ゚∀゚)「…オレは、クーちゃんが入院中と聞いたんだが…」

( ゚∀゚)「誰、このひょろいの?」

(*-ー-)「ドクオくんよ、って面識あるでしょ?」

( ゚∀゚)「生憎、野郎の名前は覚えない性質なんです」

( ゚∀゚)「おんにゃのこなら、すぐなんですけどね」

(;><)「人としてどうかと思うんです」

( ゚∀゚)「まーまー、そう言うなって」

257 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:24:44.89 ID:Q6aouRDk0
 
( ゚∀゚)「ドクオくんだっけか」


[ ('A`) ]「…はぁ」


( ゚∀゚)「オレはジョルジュ。よろしくな!」


[ ('A`) ]「…」

[ ('A`) ]「…はぁ」


( ゚∀゚)「…」

(゚∀゚ )「(なぁ、ビロ。こいつって、いつもこんな感じなの?)」ボソボソ

(;><)「(いや、ボクに聞かないでくださいなんです)」

(゚∀゚ #)「(じゃあ、誰に聞けばいいんだよ!)」

(;><)「(あんたは、ボク以外に相談相手がいないんですか!)」

(゚∀゚ )「…」

(゚∀゚ )「……うん」

263 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:26:07.12 ID:Q6aouRDk0
 
(;><)「…」

(*-ー-)「そんなことないわよ」

(*-ー-)「みんな、仲間じゃない」

( ゚∀゚)、「しぃさん…」

( ゚∀゚)「そんな、遠まわしに告白されても、オレ困っt」

(*-ー-)「あはは」



(*゚ー-)「……死にたいのかしら?」

(;><)「ひぃぃぃぃ!! 」

(;゚∀゚)「きゃいやぁぁぁぁぁぁぁ!!」




[ ('A`) ]「…」

[ ('A`) ]「(…賑やかな人だな)」


264 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:26:42.82 ID:Q6aouRDk0
 
[ ('A`) ]「…」

[ ( 'A`) ]「…」




ξ*゚∀゚)ξ

川 ゚ -゚)

(・∀・ )




[ ( 'A`) ]「…」

[ ( 'A`) ]「(ギコさんの守りたいもの)」

[ ( 'A`) ]「(家族。ダイプロの皆。…か)」

268 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:29:07.49 ID:Q6aouRDk0
 


(*^ー^)

(;><)

(;;:;:;,・*:;:) ←ジョルジュ




[ ( 'A`) ]「…」

[ ( 'A`) ]「(それにオレは入ってないんだろうな)」


[ ('A`) ]「…」

[ ('A`) ]「(オレの…)」

[ ('A`) ]「(オレの守りたいものは…)」

[ ('A`) ]「…」

269 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:30:29.07 ID:Q6aouRDk0
 

[ ('A`) ]「…」



   (,,゚Д゚)「お前、クーちゃんが好きか?」

   (,,゚Д゚)「クーちゃんが好きか、と聞いたんだ」



[ ('A`) ]「…」



    (,,゚Д゚)「答えろ、ドクオ」

    (,,゚Д゚)「クーちゃんはお前に任せる」



[ ('A`) ]「…」


[ ('A`) ]「(守りたいものは…)」

276 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:31:39.86 ID:Q6aouRDk0
 




    川川 ゚)


    ノ川 ゚ -)





[ ('A`) ]






      「ドクオくん」




284 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:33:42.80 ID:Q6aouRDk0
 
[ (;'A`) ]「うひょう!!?」

(*-ー-)「あ、ごめんなさい」

(*-ー-)「驚かしちゃった?」

[ ( 'A`) ]「あ、いえ。考えごとしてただけっすから…」

(*-ー-)「そう…」

[ ( 'A`) ]「…」

(*-ー-)「…」

(*-ー-)「少しいいかしら」

[ ( 'A`) ]「は、はぁ」

[ ( 'A`) ]「…なんですか?」

(*-ー-)「確認なんだけどね」

[ ( 'A`) ]「?」


(*-ー-)「力、目覚めたんだね」

[ (;'3`) ]「ぶっ!!」

290 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:34:49.62 ID:Q6aouRDk0
 
[ (;'A`) ]「…どうして、それを?」

(*-ー-)「専属カウンセラーですもの、それくらいは分かるわ」

[ ( 'A`) ]「…」

[ ('A`) ]「なるほど…」

(*-ー-)「…」

(*-ー-)「いつだったかは、悪かったわね」

(*-ー-)「ひどいこと言っちゃって」

[ ( 'A`) ]「いつだったか……」

[ ( 'A`) ]「あ…、最初に“視て”もらったときですか」

(*-ー-)「うん」

(*-ー-)「キミの能力は、大分強いから…」

(*-ー-)「力に押し潰されてしまうかもしれないと思ったの」

(*-ー-)「あんなこと言っちゃって……、本当にごめんなさい」

[ ( 'A`) ]「…いえ」

297 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:36:07.10 ID:Q6aouRDk0
 
(*-ー-)「でも、良かったわ」

(*-ー-)「その様子だと、制御できたみたいね」

[ ( 'A`) ]「…」

[ ('A`) ]「…」

(*-ー-)「…?」

[ ( 'A`) ]「しぃさん」

[ ( 'A`) ]「…」

[ ( 'A`) ]「ちょっといいですか…?」

(*-ー-)「? えぇ…」

[ ( 'A`) ]「オレが、前に暴走したことがあるっていうのは、…本当ですか?」

(*-−-)「…!」

(*-−-)「誰からそれを…?」

[ ( 'A`) ]「……噂で、聞きました」

300 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:36:46.90 ID:Q6aouRDk0
 
(*-ー-)「…そう」

(*-ー-)「…」

[ ( 'A`) ]「…」

(*-ー-)「……本当よ」

(*-ー-)「危険な状態だったんだけど…」

(*-ー-)「どうにか、一命を取りとめたの」


[ ( 'A`) ]「…そうっすか」

[ ('A`) ]「…」

[ ('A`) ]「変な話なんですけど、そのときのこと、全然覚えてなくて…」

[ ('A`) ]「いまいちピンと来ないんです」

(*-ー-)「…」
306 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:37:47.20 ID:Q6aouRDk0
 
[ ( 'A`) ]「オレは、どうして暴走を…?」

(*-ー-)「…それは」

(*-ー-)「……」

(*-ー-)「………分からないわ」

[ ( 'A`) ]「…」

[ ('A`) ]「そう、っすか…」

(*-ー-)「…」

(*-ー-)「…暴走したことは事実よ」

(*-ー-)「でもね」

(*-ー-)「前は無理だったことが、今は出来るようになったんだから」

(*-ー-)「人間的に成長したってことよ」

[ ( 'A`) ]「…」

[ ('A`) ]「…」

[ ('A`) ]「……そうっすかね」

(*-ー-)「…?」
311 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:38:31.23 ID:Q6aouRDk0
 
[ ('A`) ]「…」

[ ( 'A`) ]「あの…」

[ ( 'A`) ]「このこと、他の皆には……」

(*-ー-)「…言わないで、って?」

[ ( 'A`) ]「…はい」

[ ( 'A`) ]「自分の中でも、まだ整理がついてないんで…」

(*-ー-)「そう…」

(*-ー-)「分かったわ」

[ ( 'A`) ]「…すいません」

(*-ー-)「謝ることはないわ。ちゃんと落ち着いてから、皆には話していきましょう」

[ ( 'A`) ]「…はい」

(*-ー-)「何かあったら、相談にのるから」

[ ( 'A`) ]「…ありがとうございます」

316 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:39:14.58 ID:Q6aouRDk0
 

(*-ー-)「…」

[ ('A`) ]「…」



ヌゥッ

川д川「は〜い、話は終わったかしら〜」


[ (;'A`) ]「うひゃ!?」

(*-ー-)「ちょうどね」

川д川「それなら良かったわ〜」

川д川「空気が読める、エアワイフ:貞ちゃんって呼んでね〜」

[ ( 'A`) ]「(空気嫁…)」

川д川「うふふ〜、トランプをやるんだけど参加しない〜?」

(*-ー-)「トランプ」

[ ( 'A`) ]「…ですか?」

326 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:40:38.09 ID:Q6aouRDk0
 
川д川「えぇ」

川д川「ビロードくんと、そこの肉塊もどうかしら」


(;><)「あ、えぇ。ボクは全然」

(;><)「ただ、あの、ジョルジュさんが帰ってこないんです」

(ジョルジュ)「…」




川д川「なら、ビロードくんだけ参加ね〜」

334 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:41:29.36 ID:Q6aouRDk0
 
川д川「ではでは〜」

川д川「第一回ダイプロトランプ大会の開催よ〜、パフパフ〜」


ξ*゚听)ξ「ん? なになに?」

川 ゚ -゚)「トランプ大会?」

川д川「イエス〜貞ちゃんファイブ」

川д川「やっぱり〜病院でトランプは定番よね〜」

[ ( 'A`) ]「(え? そうなの?)」


(*-ー-)「それで、何をやるの?」

川д川「ううふふふ〜」

川д川「恐怖の一発ババ抜きよ〜」

ξ*゚听)ξ「一発ババ抜き?」

川д川「ババを人数分用意して、各人一枚ずつ持つのよ〜」

川д川「ババを引いたら、即アウト〜」

川д川「そこで試合終了よ〜」
339 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:42:29.90 ID:Q6aouRDk0
 
川 ゚ -゚)「ずいぶんと厳しいルールだな」

川д川「それだけじゃないわ〜」

川д川「オプションで呪いもつけちゃう☆」

ξ*゚听)ξ「のろい?」


川д川「ババを引いた人は、『ゥンババ ンバ ンバ ンバッバッ』と踊り続ける呪いよ〜」





ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「こぇぇ…」

(;><)「怖いとかそういう次元じゃない気がするんです」

344 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:43:36.01 ID:Q6aouRDk0
 

川д川「じゃあ、モララー補佐。カード配ってください〜」



( ・∀・)「…」



( ・∀・)







( ・∀・)「私も参加するのかい…?」


川д川「もちろんよ〜」

354 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:45:16.62 ID:Q6aouRDk0
 


―で



( ・∀・)「おおおおおお!!!」



            ,
「てい!」( ・∀・)つ■ 皿⊂川д川



( ・∀・)つ■「…」



 チラッ

( -∀・)つ□

359 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:46:17.22 ID:Q6aouRDk0
 


 !?

(;・∀・)つ□「――!!!」



川д川「引い〜ちゃった、引いちゃった〜」

川д川「モララー補佐、失格〜」

川д川「呪いま〜す」

(;・∀・)「ちょっ、まt」


川д川9m「ど〜ん」



キャワー!!



362 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:48:22.40 ID:Q6aouRDk0
 
[ (;'A`) ]「…」

[ (;'A`) ]「(これが日本を屈指のエスパー集団…?)」

[ (;'A`) ]「…」


[ (;'A`) ]「(相変わらずというか……なんというか……)」

[ ( 'A`) ]「…」



[ ('A`) ]「…」

[ ('A`) ]「(家族…)」

[ ('A`) ]「(これが、ギコさんの“守りたいもの”なんすかね…)」

[ ('A`) ]「(ギコさん……)」



363 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:49:06.45 ID:Q6aouRDk0
 
……―

…―



―遡ること70時間前

―VIP総合病院前



(  Д )「よっこらせっ…!」


ドサッ

 メ)A-)つ


(  Д )「ったく、世話の焼ける…」


(メ)A-)


(  Д )「後は大丈夫だろ」

364 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:50:11.75 ID:Q6aouRDk0
 
(  Д )「…」

(  Д )「あのとき…」



    ミ,, Д゚彡  ∩ A #)



(  Д )「最後に“手を緩めなきゃ”、お前の勝ちだったんだがな」

(  Д )「…」

(  Д )「まぁ、正直不服だが、とりあえず…」

(  Д )「…」


(   Д)「クーちゃんのこと、任せたぜ…」
368 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:50:54.28 ID:Q6aouRDk0
 
(   Д)「…」

(  Д )「…」

(  Д )「最後にもう一発殴っとこうかな…」


カタッ

ナ ゚ー゚)ス「何か物音が…?」

ナ ゚ー゚)ス「こんな夜更けに誰かしら…」


(  Д )「ん…」

(  Д )「名残惜しいが(暴力的な意味で)、ここでお別れだな」

(  Д )「…」


(   Д)「じゃあな――」



ギャン!!

370 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:51:27.75 ID:Q6aouRDk0
 
ウィーン

ナ ゚ー゚)ス「…」

ナ ゚ー゚)ス「あれ……? 誰も………」


むぎゅっ


ナ ゚ー゚)ス「むぎゅ…っ?」

ス(゚ー゚ ナ「…?」

ナ ゚ー゚)ス「…?」

ナ 。 。)ス



(;メ)ж-)



ナ;゚ー゚)ス「ひぃぃぃぃぃっ!?」
374 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:52:24.69 ID:Q6aouRDk0
 
ナ;゚ー゚)ス「って、人…??」

ナ;゚ー゚)ス「ヒドイ……」



(;メ)ж-)




ナ;゚ー゚)ス「顔…」



 ※あなたのせいです



ナ;゚ー゚)ス「はっ! よく見たら、怪我を…!」


ナ;゚ー゚)ス「先生、先生ー!!」
376 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:53:14.68 ID:Q6aouRDk0
 


―町外れ、空き地


ズザッー!!


(  Д )「…」

(  Д )「ふぅ…」


(  Д )「…」

(  Д )「…」

(  Д )「これで、この町ともお別れか…」

(  Д )「寂しくなるな…」
380 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:54:48.58 ID:Q6aouRDk0
 

 『旦那ー!!』



(  Д )「ん…?」


(   ゝ )「ギコの旦那!」

(´<_` )「ギコさん!」


(  Д )「よぉ、お前らか」

(   ゝ )「どこに行ってたんですか!」

(´<_` )「散々、探したんですよ!」

(  Д )「あぁ、悪ぃ」

(  Д )「ちょっと、ヤボ用があってな」


(   ゝ )「ヤボ用…?」

(   ゝ )「…」

(   ゝ )「…はっ!」
383 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:55:26.62 ID:Q6aouRDk0
 
(   ゝ )「女っ!? ヤボ用って、O・NA・GO!!?」

(   ゝ )「ヤボなこと聞くなよ、ってそういう意味!?」

(´<_`;)「ちょっ、落ち着け兄者」

(   ゝ )「落ち着いていられるか!! 見ろ! この怒りの表情を!!」

(´<_`;)「いや、見えないから」

(   ゝ )「どーなの、ギコさん!! どーすんの、オレ!?」

(´<_`;)「知らねぇよ」


(  Д )「…」

(  Д )「女、つーかな…」


(   ゝ )「何!? 何か含みのある発言をしたよ、この人!?」

(   ゝ )「どういうこと!? これ、どういうことなの!?」

(´<_` )「(だんだん、ウザくなってきた…)」


384 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:56:03.90 ID:Q6aouRDk0
 
(   ゝ )「ぬぅぅ……ギコの旦那がそんな人だとは思いませんでした!」

(   ゝ )「実家に帰らせて頂きますっ!!」

(´<_` )「実家ってどこだよ」


(  Д )「あ、おい、待て…」



―ギコが兄者に歩み寄る

―闇夜に紛れていたギコの全身が、月の光に照らされて露になる


―そこには




ゐゐДゐゐ




―毛という毛がパーマネントした、ムック風味の化け物がいた

388 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:57:07.74 ID:Q6aouRDk0
 
((;  ゝ ))「ぎゃああああああああああああっ!!!!!」((゚<_ ゚;))

((;  ゝ ))「あばあばばばばばば!!」

((゚<_ ゚;))「ばばばけものののの!!」


ゐ;ゐДゐゐ「まて、違う」

ゐゐДゐゐ「いくらなんでも、化け物はねーだろ」


((;  ゝ ))「化け物はみんなそう言うんだ!!」

((゚<_ ゚;))「ベムベラベロぉ!!!」


ゐ;ゐДゐゐ「いや、おいおい」

ゐゐДゐゐ「オレだよ、オレオレ」


((;  ゝ ))「オレオレ詐欺!!?」

((゚<_ ゚;))「振り込んじゃうぅぅ!!」


ゐ;ゐДゐゐ「…お前ら、わざとだろ」

389 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:57:46.71 ID:Q6aouRDk0
 
ゐゐДゐゐ「ギコだよ、ギコ」

ゐゐДゐゐ「アイ アム GIKO!」


((;  ゝ ))「GIKO!?」

((゚<_ ゚;))「」

((゚<_ ゚;))






(´<_`;)「…って、ギコさん?」

(   ゝ )「なんだ、ギコの旦那か」


ゐ;ゐДゐゐ「だから、そう言ってるじゃねーか」

391 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:58:35.30 ID:Q6aouRDk0
 
(´<_`;)「どうしたんですか、それは?」


ゐゐДゐゐ「…」

ゐゐДゐゐ「…イメチェンだ」



(   ゝ )「…」

(´<_` )「…」


ゐゐДゐゐ「…」


(   ゝ )「…」

(´<_` )「…」


ゐ;ゐДゐゐ「…」



ゐ;ゐДゐゐ「何か言ってよ!!」
398 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 22:59:53.39 ID:Q6aouRDk0
 



―――ξ*゚听)ξ「ただいま、説明中、説明中…………」 ξ*゚∀゚)ξ「終わりー!!」―――




ゐゐДゐゐ「…つーわけだ」

(   ゝ )「ほうほう」

(´<_` )「なるほど」

(   ゝ )=3「……つまり、最近、更新が遅いのは作者の怠慢だと」

(´<_`;)「違う! 何を聞いてたんだ、あんた!!」

(´<_`;)「ドクオの話だろうが!」

(   ゝ )「あれ? そうだっけ…?」

ゐゐДゐゐ「…」

ゐゐДゐゐ「(もう説明する気すら起きん…)」

402 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 23:01:30.76 ID:Q6aouRDk0
 
ゐゐДゐゐ「ともかくだ」

ゐゐДゐゐ「…」


ゐゐ゚Дゐゐ「待たせたな」


(   ゝ )「…」

(´<_` )「…」


ゐゐ゚Дゐゐ「もう、思い残すことは何もねぇ…」

ゐゐ゚Дゐゐ「あとは、やるだけだ」

ゐゐ゚Дゐゐ「…」

ゐゐ゚Дゐゐ「最後に、もう一度確認したい」

ゐゐ゚Дゐゐ「お前らは、……本当に良かったのか?」

ゐゐ゚Дゐゐ「無理に付いてこなくてもいいんだぞ?」

406 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 23:02:33.66 ID:Q6aouRDk0
 
(   ゝ )「…」

(´<_` )「…」

(   ゝ )「フッ」

(´<_` )「ハハハハッ」



(   ゝ )「はは、こやつめ」

(´<_` )「今更ですね」

(   ゝ )「全くだ」


ゐゐ゚Дゐゐ「お前ら…」


(´<_` )「オレ達の人生は、ギコさんに会った時に始まったんですよ」

(´<_` )「最後までギコさんの横っていうのも、悪くないじゃないですか」

(   ゝ )「弟者……」

(   ゝ )「クサいけど、良いこと言うなぁ…」

(´<_` )「クサいは余計だ」
410 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 23:03:44.60 ID:Q6aouRDk0
 
ゐゐ゚Дゐゐ「…」

ゐゐ-Дゐゐ「そっか」

ゐゐ-Дゐゐ「あんがとよ」


(´<_` )「礼なんかいりませんよ」

(   ゝ )「欲しいのは、愛!」

(´<_` )「もう本当にお前は黙れ」





ゐゐ-Дゐゐ「…」

ゐゐ゚Дゐゐ「よし」


(´<_` )「…行きますか」

(   ゝ )「やらいでっかい」
413 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 23:04:39.28 ID:Q6aouRDk0
 

ゐゐ゚Дゐゐ「あぁ」

ゐゐ゚Дゐゐ「行こう――」



ゐゐ゚Дゐゐ「――――アメリカへ」












(   ゝ )「(しかし、あんな格好じゃ、締まるものも締まらないな)」ボソリ

(´<_`;)「(しー…!!!)」

417 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 23:07:10.32 ID:Q6aouRDk0
 
―――

…―




ξ*゚听)ξ「次は私の番〜」

ξ*゚听)ξ「クー、引いて引いて♪」
  つ皿

川 ゚ -゚)「あぁ」


川 ゚ -゚)つ「…」スッ

ξ(゚ー゚*ξ「♪」


川 ゚ -゚) 「…」
    つ スッ

ξ(゚- ゚*ξ「…」


川 ゚ -゚)「(…なんという分かりやすさ)」

422 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 23:10:12.85 ID:Q6aouRDk0
 
川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「(やっぱり、ここは勝たせてやったほうが、いいんだろうな)」



川 ゚ -゚)「だが、勝負の世界は非情である」


  シュバッ
      ,
川 ゚ -゚)つ■ 皿⊂(゚- ゚*ξ


ξ;゚听)ξ「ぬわ―――!!!」

川 - -)「甘いな、ツン」

ξ#゚听)ξ「キシャー!! ずるい! ずるい!!」

川 ゚ -゚)「顔に出しすぎだ」

ξ*゚и゚)ξ「むー…」

ξ*-и-)ξ「クーみたいに、れーせーじゃないもん!」

川 ゚ -゚)「(私が冷静ね…)」

川 ゚ -゚)「…」
426 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 23:11:24.82 ID:Q6aouRDk0
 
川 -ー-) クスッ

川 ゚ー゚)「…そうかもな」


―クーが笑うと、ツンはますます頬を膨らませた


川゚ -゚)


―怒るツンを軽くあしらいつつ、視線を泳がすと

―窓から、青い空が見え…








▽( ・∀・)▽「ゥンババ ンバ ンバ ンバッバッ」
¢     ¢



―…なかった(踊りが邪魔で)

429 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 23:13:34.32 ID:Q6aouRDk0
 

川 ゚ -゚)「…」


ξ*゚听)ξ「次ぃ!!」

川 - -)「やれやれ」



―だから



―青い空のさらに向こう

―うっすらとではあるが、黒い雲が広がっていることに


―気付いた者は誰もいなかった
431 : ◆SEOMSVVqUg :2008/05/01(木) 23:14:09.53 ID:Q6aouRDk0
 


▽( ・∀・)▽「ゥンババ ンバ ンバ ンバッバッ」
¢     ¢


▽( ・∀・)▽「ゥンババ ンバ ンバ ンバッバッ」
¢     ¢


▽( ・∀・)▽「(この呪いは、いつまで続くんだろうか…)」
¢     ¢



第二十七話了

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