24 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 18:37:18.32 ID:MpFEaK5/0

エスパークス、エスタークじゃねぇのかよ!
という人のための登場人物紹介

川 ゚ -゚) エスパー女子高生。物を呼び寄せる超能力

(*-ー-) 身体が不自由。人の内面の色を視る

( ><) これでも高1。千里眼

ξ*゚听)ξ クソガキ。記憶を刈り取る

川д川 オカ女。空間を構築、接続する能力


25 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 18:37:31.67 ID:MpFEaK5/0


( ゚∀゚) 変態貧乏大学生。物の価値を操れる

( ・∀・) ダイプロ補佐。テレパシー能力

从 ゚∀从 ダイプロ書記長。なんでも半分こにする

(´・ω・`) バーボンハウスマスター。絶対質問能力


26 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 18:38:33.89 ID:MpFEaK5/0

―BAR:バーボンハウス、キッチン


カチャカチャ

ξ*゚听)ξ「カチャカチャ、カチャカチャ、五分立てー♪」

カチャカチャ

ξ*゚听)ξ「カチャカチャ、カチャカチャ、七分立てー♪」

カチャカチャ

ξ*゚听)ξ「カチャカチャ、カチャカチャ、九分立てー♪」

ξ*゚听)ξ「テキパキ、テキパキ、出来ましたー♪」


27 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 18:40:57.00 ID:MpFEaK5/0

(´・ω・`)「へぇ……、すごいもんだね」

(´・ω・`)「生クリームがこんなに早く出来るなんて」

(´・ω・`)「その変な泡だて器のおかげかい?」


ξ*゚听)ξ「うん」

ξ*゚听)ξ「 从 ゚∀从「ハインさま特製泡だて器『ソープ&ヘルス』だ!!」 って言ってた」

(´・ω・`)「……うん、なるほど」

(´・ω・`)「…ツンちゃん」

ξ*゚听)ξ「ほへ?」

(´・ω・`)「名前を変えよう。そうだ、『もふもふ泡だて器』にしよう」

29 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 18:46:12.14 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「なんで?」

(´・ω・`)「そっちのほうが良い名前だからさ」

ξ*゚听)ξ ?

ξ*゚听)ξ「分かんないけど、分かった」

(´・ω・`)「よし」

ξ*゚听)ξ「じゃあ、次は生クリームをぬりまーす」

(´・ω・`)「スポンジはもう準備してあるから、思う存分やるといいよ」

(´・ω・`)「はい」
 つ(  )

ξ*゚∀゚)ξ「わーい」

31 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 18:49:34.50 ID:MpFEaK5/0

ペタペタ

ξ*゚听)ξ「ペタペタ、ペタペタ、ぬりましょうー♪」

ペタペタ

ξ*゚听)ξ「生クリームをぬりましょうー♪」

ペタペタ

ξ*゚听)ξ「ペタペタ、ペタペタ、ツルペッタン♪」

ペタペタ

ξ*゚听)ξ「しぃのお胸はつるぺったん♪」


32 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 18:49:52.29 ID:MpFEaK5/0

(´・ω・`)「…」

(´・ω・`)「つるぺた、とか聞こえたけど…」


ξ*゚听)ξ「ペタペタ、ペタペタ、ペッタペッター♪」


(´・ω・`)「…」

(´・ω・`)「まぁ、いいか」

(´・ω・`)「じゃあ、ボクはフルーツを切ろうかな」


33 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 18:50:41.07 ID:MpFEaK5/0



川 ゚ -゚)エスパークーのようです

    −第二十四話:ミッシング・パパ−



35 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 18:51:30.72 ID:MpFEaK5/0

―ダイプロミーティングルーム前


川 ゚ -゚)「…」

―扉の前に、クーは佇んでいた

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「(色々あったせいか、入りづらいな…)」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「むー…ん」

川 ゚ -゚)「考えても、仕方ない」


川 ゚ -゚)「よし、クー行きます」
37 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 18:53:30.09 ID:MpFEaK5/0
―ガチャ


 ココン!

( ><)「うー、りゃ!!」

カカン!

(゚∀゚ )「なに、をぉ!!」

 カコン!!

(;><)「うっ、くぅ!!」

ココン!!

(゚∀゚;)「しね、やぁ!!」

 カコン!!


38 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 18:54:13.60 ID:MpFEaK5/0


カカン!!
 ココン!!


川 ゚ -゚)



カカン!!
 ココン!!


(゚- ゚ 川


40 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 18:54:45.01 ID:MpFEaK5/0

(゚∀゚ #)「これで、終わりだぁ!!!」


スコーン!!


(;><)「ヤバっ…!! 仕方ないん、…です!!」

( <●><●>) デュワッ

( <●><●>)「――見える!!」



カカッ!!!



 =ο)∀゚)・∴「カモナベ!!」


41 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 18:55:29.29 ID:MpFEaK5/0

(メ∀゚ )「…」

(メ∀゚ )「やるじゃねぇか……」

( ∀  )「完敗だ……ぜ」


バタン


川д川「勝者、ビロード〜」

( ><)「わーいなんです」



川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「(相変わらず過ぎる…)」


42 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 18:56:37.83 ID:MpFEaK5/0

川д川「あら、クーちゃん」

川д川「元気ぃ?」

川 ゚ -゚)「まぁ、それなりに」

( ><)「あけましておめでとうなんです」

川 ゚ -゚)「おめでとう、ビロード」


川 ゚ -゚)「で、何をやってたんだ?」

( ><)「羽根突きなんです」

( ><)「ただし、羽根じゃなくてピンポン玉を打ち合ってたんです」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「(それは、羽根突きなんだろうか?)」
45 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 18:58:19.60 ID:MpFEaK5/0

川 ゚ -゚)「しかし、えらく熱が入っていたな」

川д川「お年玉争奪戦だから〜」

川 ゚ -゚)「金をかけてたのか」

( ><)「あ、忘れるとこだったんです。貞子さん、お年玉くださいなんです」

川д川「ちょっと待っててね〜」


川д川「クーちゃん、ちょっとちょっと」

川 ゚ -゚)「ん?」


ヒソヒソヒソ

川 ゚ -゚)д川


46 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 18:59:02.11 ID:MpFEaK5/0

川д川「場所はたぶん合ってるわ〜」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「まさか、毎回こんなことをしてるわけじゃないだろうな」

川д川「まさか〜」

川д川「たま〜によ、たま〜に」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「まぁ、いいか」
48 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 18:59:40.49 ID:MpFEaK5/0


ヒュ
パッ


川 ゚ -゚)「ほれ」

川д川「さすが、クーちゃん」

川д川「最近ガードが固かったのよ〜」

川 ゚ -゚)「警戒されてるじゃないか…」


49 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:00:07.82 ID:MpFEaK5/0

川д川「ビロードくん〜」


( ><)「はいなんです」

川д川つ□「はい、お年玉」

( ><)「わーい、ありがとうなんです!」

( ><)「…」
  つ□

( ><)「…」
  つ□

(;><)「さ、貞子さん!! こ、これ、一万円札なんです……」


50 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:00:45.86 ID:MpFEaK5/0

川д川「そ〜よ? 少ない〜?」

(;><)「いや、いやいや! 多すぎなんです!!

(;><)「てっきり、ボクは500円くらいだと…」

(;><)「こんなにもらえないんです!」

川д川「い〜の、い〜の、気にしないで〜」

(;><)「…でも」



バターン!!


(# ・∀・)「貞子っ!!!」


51 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:01:13.83 ID:MpFEaK5/0

( ><)「――!」

川д川「あら?」


( ・∀・)「…キミは、また私のヘソクリをくすねたな?」


川д川「何のことかしら〜?」


( ・∀・)「しらばっくれても無駄だ」

( ・∀・)「今回を含めて5回」

( ・∀・)「すべて、キミが犯人だろう?」


52 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:02:15.77 ID:MpFEaK5/0

川 ゚ -゚)「……5回…」

川д川「そんなヒドイわ〜」

川д川「4回目から、赤外線センサーを付け始めたじゃないですか〜」

川д川「さすがの私でも無理だわ〜」


( ・∀・)「そうだな」

( ・∀・)「4回目以降はしばらく、音沙汰がなかったのだが…」

( ・∀・)「…」

( ・∀・)「素直クール」

54 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:04:03.71 ID:MpFEaK5/0

川 ゚ -゚)「はい」


( ・∀・)「あけましておめでとう」


川 ゚ -゚)「おめでとうございます」


( ・∀・)「最近、元気がないようだったが」

( ・∀・)「今回のようなことが出来るなら、大丈夫だな」

( ・∀・)「安心したよ」


川 ゚ -゚)「…む」


55 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:06:03.53 ID:MpFEaK5/0

( ・∀・)「――真実はいつもひとつ」

( ・∀・)「素直クール、犯人はキミだ」


川 ゚ -゚)「…なぜです?」


( ・∀・)「どこでもドアであろうと、透明人間であろうと赤外線センサーにはひっかかる」

( ・∀・)「つまり、貞子には無理なわけだ」

( ・∀・)「赤外線センサーを掻い潜り、ヘソクリを盗み出す…」

( ・∀・)「それには、キミの能力がうってつけというわけだ」


(;><)「(え? このお金、補佐のヘソクリなんですか?)」

川 ゚ -゚)「(どんだけヘソクリが大事なんだ)」
57 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:07:51.54 ID:MpFEaK5/0

川д川「うふふふふ〜」

川д川「さすがです〜、モララー補佐〜」


( ・∀・)「犯行を認めたか」


川 ゚ -゚)「まぁ、いつかはバレると思ってましたが」

川д川「それにしても早かったわ〜」


( ・∀・)「ふっ…」

( ・∀・)「赤外線センサーとは別に、ヘソクリが動いた場合に警報が鳴るように仕掛けておいた」

( ・∀・)「ハインくんの特製だ」

( ・∀・)「どんな些細な動きも逃さん」

58 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:08:25.22 ID:MpFEaK5/0

(;><)「あう……、すいません」

(;><)「これ、お返ししますなんです」
  つ□


( ・∀・)「あぁ、すまないな」



川 ゚ -゚)「…」

川д川「…」



( ・∀・)「…なんだね」


59 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:09:52.05 ID:MpFEaK5/0

川 ゚ -゚)「…子供から、お年玉を取り上げる大人」

川д川「…どこの家庭でも見かけるけど〜、嫌な光景ね〜」

( ゚∀゚)「…大人って汚いな」


( ・∀・)「いや、待て」

( ・∀・)「これは、私のお金だよ?」

( ・∀・)「しかも、盗まれたものだ」

( ・∀・)「返してもらうのは、当然だろう?」

61 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:11:50.94 ID:MpFEaK5/0

川 ゚ -゚)「…お年玉が子供にとって、どれだけ大事なのかも分からないんですね」

川д川「…もう忘れたしまったのね〜、子供の頃の純粋さを」

( ゚∀゚)「…金つーのは、使うためにあるんですよ」


( ・∀・)「待て、待ってくれ」

( ・∀・)「これじゃ、私が悪者みたいじゃないか」

( ・∀・)「陰謀だ」

( ・∀・)「孔明の罠だ」

( ・∀・)「大体、ジョルジュ。何気に参加してるが、いつからそこにいた」


62 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:12:50.51 ID:MpFEaK5/0

( ゚∀゚)「え? 最初からいましたよ?」

( ゚∀゚)「あー、ビロが可哀想だなー」

川 ゚ -゚)「そうだな」

(;><)「ボ、ボクはどうすれば…」

川д川「わら人形と五寸釘貸すわよ〜? 今なら、鶏とナイフも付けちゃうわ〜」

(;><)「え…いや…」


( ゚∀゚)「ほら、ビロが困ってるじゃないっすか」

川 ゚ -゚)「確かに困ってるな」

64 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:14:01.25 ID:MpFEaK5/0

( ・∀・)「…」

( ・∀・)「…」

( ・∀・)「…(泣かないぞ)」

( ・∀・)「…分かった、このお金はビロードにあげよう」
  つ□


( ・∀・)「お年玉だ」



(;><)「えぇ!? そんな、悪いんです!!」
66 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:14:51.25 ID:MpFEaK5/0

( ゚∀゚)「ビロ」

( ゚∀゚)「せっかく補佐がああ言ってるんだ、貰っとけって」

川 ゚ -゚)「遠慮することはないぞ」

川д川「そうよ〜」


( ・∀・)「…(こいつら…)」

( ・∀・)「なけなしのヘソクリが…」


67 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:15:28.51 ID:MpFEaK5/0

( ゚∀゚)「大丈夫です、補佐」


( ・∀・)「?」


( ゚∀゚)「お年玉、貸してください。盗りはしませんから」


( ・∀・)「…」

( ・∀・)つ□「ほら」


( ゚∀゚)「どうも」
  つ□


68 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:15:56.52 ID:MpFEaK5/0

( ゚∀゚)「…」

( ゚∀゚)つ□「ほい、ビロード」


( ><)、「あ、はい。ありがとうなんです」
  つ□

( ><)「…」
  つ□

( ><)「まぁ、このくらいなら…」


( ゚∀゚)「な」

( ゚∀゚)「精々500円ぐらいだ」


69 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:16:58.96 ID:MpFEaK5/0

川 ゚ -゚)「なるほど、価値を下げたのか」

川 ゚ -゚)「目の前でやられると変な感じがするな」

川д川「500円札ってこんな感じなのかしら〜」


( ・∀・)「…」

( ・∀・)「結局、私のヘソクリが減ったのは変わりないんだが…」


( ゚∀゚)「まぁ、いいじゃないっすか」

( ゚∀゚)「そんなに懐が痛んだ気がしないっしょ?」

( ゚∀゚)「……30分ぐらいは」 ボソリ


( ・∀・)「…」

70 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:18:13.39 ID:MpFEaK5/0

川 ゚ -゚)「しかし、羽子板でピンポンとは」

川 ゚ -゚)「中々難しそうだな」

川д川「あら〜、クーちゃんもやってみる?」

川 ゚ -゚)「そうだな、少しやってみたい」

( ゚∀゚)「じゃあ、オレと!」

川 ゚ -゚)「お前はさっき負けただろう」


川 ゚ -゚)「ビロード、一緒にやろう」

( ><)「はいなんです!」


71 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:18:35.00 ID:MpFEaK5/0



カン!!
ココン!!

カン!!
カカン!!



( ・∀・)「…」

川д川「ヘコんでますね〜」

( ・∀・)「誰のせいだ」

川д川「うふふ〜」

74 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:19:19.23 ID:MpFEaK5/0

( ・∀・)「…」

( ・∀・)「元気そうじゃないか」

( ・∀・)「クーは」

川д川「あら〜、心配してました?」

( ・∀・)「まぁな」

( ・∀・)「…」

( ・∀・)「何があったのかは知らんが……まぁ、良かった」


75 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:19:38.77 ID:MpFEaK5/0

川д川「補佐も大変なんですね〜」

( ・∀・)「…変な部下を持つとな」

川д川「同情します〜」

( ・∀・)「お前が言うな」


76 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:20:50.40 ID:MpFEaK5/0



―BAR:バーボンハウス、キッチン


ξ*゚听)ξ「ぬおりゃー!!」


ズバ―――ッ


(´・ω・`)「…」

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「…できた」

ξ*゚听)ξ「できたどー!!」

78 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:21:27.51 ID:MpFEaK5/0

―クリームまみれの顔に満面の笑みを浮かべ、はしゃぐツン

―立派なホールショートケーキが、テーブレの上で白く輝いていた


ξ*゚听)ξ「ふははははは!」

ξ*゚听)ξ「見よ!! この純白の満月を!!」

ξ*゚听)ξ「とっても、おいしそう!」

(´・ω・`)「うん、いい出来だね」

(´・ω・`)「…でも、ちょっと足りないな」

ξ*゚听)ξ「な、なにぃ!?」


79 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:21:53.33 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「うん、足りないね」


(´・ω・`)「――上に乗せるイチゴ」

(´・ω・`)「フルーツは全部使い切っちゃたから」

(´・ω・`)「買ってこないとね」

ξ*゚听)ξ「メンドくさいね」

(´・ω・`)「まぁ、しょうがないよ」

81 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:23:41.99 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「うむむ」

ξ*゚听)ξ「何か他ので……」

ξ*゚听)ξ「イチゴじゃないくて、赤くて、小さい…」


ξ*゚听)ξ「あ」

ξ*゚听)ξ「梅干!!」





(´・ω・`)「却下」


82 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:24:27.97 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「えぇー」

(´・ω・`)「イチゴと梅干は全然違うでしょ」

(´・ω・`)「というか、その発想はどこから来るのかな」

ξ*゚听)ξ「ちょっと美味しそうかな、って」

(´・ω・`)「そうか」

(´・ω・`)「せっかくだけど、それは次の機会しよう」

ξ*゚ぺ)ξ「むー」

(´・ω・`)「次までには、梅干に合うケーキを考えておくよ」

ξ*゚听)ξ「ホント!?」

(´・ω・`)「あぁ」

85 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:24:58.44 ID:MpFEaK5/0

(´・ω・`)「とりあえずイチゴを買ってくるから、ちょっと待っててくれ」

ξ*゚听)ξノ「はい!」

ξ*゚听)ξノ「はいはいはいはい!!」

ξ*゚听)ξ「私がいく!」

(´・ω・`)「うん? そうかい?」

(´・ω・`)「…」

(´・ω・`)「じゃあ、お願いするよ」

(´・ω・`)「ボクは片付けをやっておくから」

ξ*゚听)ξ「やった!」


86 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:25:27.54 ID:MpFEaK5/0

(´・ω・`)「えっと…」

(´・ω・`)「はい、お金」

ξ*゚听)ξ「お金!」

(´・ω・`)「気をつけて行くんだよ」

ξ*゚听)ξ「うん!」


ξ*゚听)ξ「じゃあ、いってきまーす!」
89 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:26:48.50 ID:MpFEaK5/0


バターン!
カランカランカラン


(´・ω・`)「…」

(´・ω・`)「梅干か」

(´・ω・`)「…」

(´・ω・`)「…」

(´・ω・`)「無理だな」


90 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:27:43.29 ID:MpFEaK5/0



―商店街へと続く道


ξ*゚听)ξ「イチゴ」

ξ*゚听)ξ「イチゴ」

ξ*゚听)ξ「あまおーさん」


―ツンが鼻歌を歌いながら歩いてると


ぁぁぁああん」


―どこからか、声が聞こえた
93 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:28:19.71 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「…?」

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「泣き声…?」


―何か事かと思い、声のする方へ歩いていく


(* ω )。「わあぁぁぁぁぁん」


゚听)ξ ヒョイ


(* ω )。「あぐ……あぶっ」


ξ*゚听)ξ「…」
95 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:30:13.30 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「もしもしー…?」


(*ノωノ)「ひっ…!!」


―泣いていたのは、小さな女の子

―背格好はツンとそう変わらないが、状況が状況のせいかずっと幼く見える


ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「どうしたの?」


(*ノωノ)「……あぷ…」

98 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:30:39.23 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「迷子?」

ξ*゚听)ξ「ケガしたの?」

ξ*゚听)ξ「んー…、お腹がへったとか?」


(*ノωノ)「……」

(*ノωノ)「…おとーさん……」


ξ*゚听)ξ「おとーさん…?」

ξ*゚听)ξ「…お父さんとはぐれちゃったの?」

100 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:31:14.77 ID:MpFEaK5/0

(* ω )「!!」

(* ω )「っ……ぐぅぅぅ…」


ξ;゚听)ξ「ちょっ、泣かないでよ」

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*--)ξ「んー…」

ξ*゚听)ξ「…しょうがないなー」


(*ノωノ)「…あぷ?」

102 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:32:15.62 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「手伝ってあげる」


(*ノωノ)「…?」


ξ*゚听)ξ「お姉ちゃんが、お父さん探すの手伝ってあげるから」

ξ*゚听)ξ「だから、もう泣かないの」

ξ*゚听)ξ「ね?」


(*ノωノ)「…ぐっす……ホント?」


ξ*゚听)ξ「ホント」


(*ノωノ)「…」
104 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:32:54.57 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「いいかな――」

ξ*゚听)ξ「ええっと、…名前は?」


(*ノωノ)「…あぷー……」


ξ*゚听)ξ「あぷー? それが名前?」

ξ*゚听)ξ「私はツンデレ。ツンお姉ちゃんよ」


(*ノωノ)「テンデレ…」

ξ*゚听)ξ「ツ・ン・デ・レ」

(*ノωノ)「テンテレ…」

ξ*゚听)ξ「…」
106 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:33:32.96 ID:MpFEaK5/0

ξ*--)ξ「ま、いっか」

ξ*゚听)ξ「じゃ、行きましょ」


(*ノωノ) コクン


ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「(イチゴ……いっか、後で)」

109 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:34:31.96 ID:MpFEaK5/0


――


テクテク

ξ*゚听)ξ「…」

(*ノωノ)「…」


テクテク

ξ*゚听)ξ「あ、猫だ」

(*ノωノ)「あぷー」
111 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:34:45.88 ID:MpFEaK5/0


テクテク

ξ*゚听)ξ「…」

(*ノωノ)「…」


テクテク

ξ*゚听)ξ「いい匂いがする、ラーメン屋さんかな?」

(*ノωノ)「あぷー」

113 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:36:21.96 ID:MpFEaK5/0

テクテク…

ξ*゚听)ξ「は!」

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「これじゃダメだわ」

(*ノωノ)「あぷ?」

ξ*゚听)ξ「もっと効率よくやんないと」

ξ*--)ξ「んー…」

ξ*゚听)ξ「あぷーちゃん」

(*ノωノ)「…?」

ξ*゚听)ξ「お父さんってどんな人?」

116 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:37:26.31 ID:MpFEaK5/0

(*ノωノ)「…どんな?」

ξ*゚听)ξ「そう。ヒゲもじゃだとか、メガネとか」

(*ノωノ)「…」

(*ノωノ)「…おとーさんは、おしゃべりがキライなの」

ξ*゚听)ξ「おしゃべりが嫌い?」

(*ノωノ) コクリ

ξ*゚听)ξ「他には?」

(*ノωノ)「…………あぷ」

ξ*゚听)ξ「そう」
118 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:38:24.06 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「じゃあ、どこでお父さんとはぐれちゃたの?」

ξ*゚听)ξ「お店とか、公園とか」

(*ノωノ)「…」

(*ノωノ)「わかんない…」

ξ*゚听)ξ「そう」

ξ*゚听)ξ「…」

(*ノωノ)「…」

(* ω )「…ごめんなさい」

(* ω )「ふぇ……っ」

ξ;゚听)ξ「あー、泣かない泣かない」

120 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:39:20.41 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「大丈夫よ」

ξ*゚听)ξ「お姉ちゃんが何とかするから」

(*ノωノ)「ホント?」

ξ*゚听)ξ「ホント」

ξ*゚听)ξ「ほりゃ、涙と鼻水拭きなさい」
  つ□

(*ノωノ)「あぷ…」

(*ノωノ) チーン

(*ノωノ)「ありがとー…」

ξ;゚听)ξ「あぅ…、私のプーさんが鼻水まみれに…」
122 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:39:55.77 ID:MpFEaK5/0

(*ノωノ)「ぷー…?」

(*ノωノ)□ デローン

(*ノωノ)「ぷ−さん…」

ξ*゚听)ξ「ん? プーさん、好きなの?」

(*ノωノ) コクコク

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「じゃあ、それあげる」

ξ*゚听)ξ「鼻水まみれになっちゃたし」

(*ノωノ)「ホント?」

124 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:41:10.79 ID:MpFEaK5/0

(*ノωノ)「ホント?」

(*ノωノ)「ありがとう、テンデレお姉ちゃん」

ξ*゚听)ξ、「別に、大した物じゃないから」

ξ*゚听)ξ「それに、ツンデレね。ツンデレ」

(*ノωノ)「えへへ」

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「まぁ、いいわ」


ξ*゚听)ξ「それじゃ、お父さんを探しに」

ξ*゚听)ξ「再しゅっぱーつ!」

(*ノωノ)「あぷー」

125 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:41:37.73 ID:MpFEaK5/0



―BAR:バーボンハウス


(´・ω・`)「…」

(´・ω・`)「遅いなぁ…」

(´・ω・`)「イチゴなら、商店街の八百屋に置いてあるはずなんだが」

(´・ω・`)「どこまで、買いに行ってるんだろ」

(´・ω・`)「…」

(´・ω・`)「…」

(´・ω・`)「寄り道でもしてるのかな」
128 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:42:55.47 ID:MpFEaK5/0


―カランカランカラン


(´・ω・`)「お、噂をすれば」

(´・ω・`)「おかえり、ツンちゃ――」



「…」



(´・ω・`)「…」

(´・ω・`)「…キミか」


129 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:43:17.17 ID:MpFEaK5/0

(´・ω・`)「まだ、開店時間前なんだが…」

(´・ω・`)「まぁいい」

(´・ω・`)「席に着きなよ」



「…」



(´・ω・`)「さて、と」

(´・ω・`)「テキーラでいいかな?」

132 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:46:43.32 ID:MpFEaK5/0



―公園

―しばらく歩いて探してみたものの、収穫は何もなく

―疲れた二人は、ベンチに腰をかけ 休んでいた


ξ*゚听)ξ「…」

(*ノωノ)「…」

ξ*゚听)ξ「見つかんないね…」

(*ノωノ)「…あぷ」
134 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:48:47.44 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「あっ、と……泣かないでよ」

(*ノωノ)「…」

ξ*゚听)ξ「うーん」

ξ*゚听)ξ「お父さんの方も探してると思うんだけど…」

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「ん?」

ξ*゚听)ξ「そっか!」

ξ*゚听)ξ「警察に行けばいいんだ」

ξ*゚听)ξ「お父さんが警察に頼んでるかもしれないし」

ξ*゚听)ξ「ツンちゃん、天才ー」


135 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:49:28.95 ID:MpFEaK5/0


(*ノωノ)「……だめ」


ξ*゚听)ξ「ほへ?」

ξ*゚听)ξ「…だめ?」

(*ノωノ)「……うん」

ξ*゚听)ξ「なんで?」

(*ノωノ)「…」





「お嬢ちゃんたち、どうしたのかな?」


136 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:50:01.46 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「ん?」

(*ノωノ)「?」



(`∠´)「迷子か何かかい?」

(`∠´)「よかったら、おじさんが一緒に探してあげよう」



ξ*゚听)ξ「え……、いや」

ξ*゚听)ξ「(…この人、どっかで見たことあるな…)」

138 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:51:50.11 ID:MpFEaK5/0

(`∠´)「いや、何、怪しい者じゃないよ」


(`∠´)「――セバスチャン、いるか」

シツ ゚ シ゚)゙「はい、ここに」

(`∠´)「二人に飴を。とびきり甘いヤツだ」

シツ ゚ シ゚)゙「はっ」

ガソゴソ

シツ ゚ シ゚)゙「どうぞ」



ξ*゚听)ξ「あ、はぁ」

(*ノωノ)「…ありがとう」

139 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:52:19.06 ID:MpFEaK5/0

(`∠´)「ふふ、いいんだよ」

(`∠´)「二人とも愛らしい、お人形さんのようだ」

(`∠´)「亡くなったウチの娘によく似てる」

(`∠´)「……ウッ」

シツ ゚ シ゚)゙「主、気を確かに」

(`∠´)「あぁ、すまない」


ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「(亡くなった子供…? この話、どっかで…)」


140 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:53:20.58 ID:MpFEaK5/0


ξ*゚听)ξ「!!」

ξ*゚听)ξ「あ―――――!!!」


(;ノωノ) ビクッ


ξ;゚听)ξ「第六話の変態だ―――!!!」






(`∠´;)「へ、変態? キミは何を…」


141 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:53:45.88 ID:MpFEaK5/0

ξ;゚听)ξ「あぷーちゃん、逃げるよ!!」

(*ノωノ) 「あぷ?」

ξ;゚听)ξ「飴はいいから」

ξ;゚听)ξ「毒入りよ、それ!」

(*ノωノ) 「どく?」

ξ;゚听)ξ「いいから、逃げるの!!」


―ダッ



142 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:54:07.52 ID:MpFEaK5/0

(`∠´)「――あ」

(`∠´)「…」

シツ ゚ シ゚)゙「追いますか?」

(`∠´)「…変態」

シツ ゚ シ゚)゙「主、気を確かに。間違いではありません」

(`∠´)「…」

(`∠´)「…え、そうなの?」

シツ ゚ シ゚)゙「…」

シツ ゚ シ゚)゙「失言でした」

144 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:55:12.86 ID:MpFEaK5/0


――
―――


ξ;゚听)ξ「ぜーはー、ぜーはー」

(;ノωノ)「はぁ、ひ、ふ…」

ξ;゚听)ξ「はぁ、はぁ……大丈夫みたいね」

(;ノωノ)「へ、ほぉ……」

ξ*゚听)ξ、「ふぅ…」

ξ*゚听)ξ「疲れちゃったね」

(*ノωノ)「…あぷ」


145 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:55:32.67 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「元の場所から、大分離れちゃったね…」

ξ*゚听)ξ「戻るってわけにもいかないし、どうしようか」

(*ノωノ)「…」


―途方に暮れる二人

―その時


「あぷーちゃん!」


―後ろから、声が聞こえた
148 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:56:23.21 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「ん?」

(*ノωノ)「!!」


(*‘ω‘ *)「もう、どこ行ってたの」

(*‘ω‘ *)、「お母さん、心配したんだから」


―声の主は、女性

―言動から察するに、あぷーの母親だと思われた


(*ノωノ)「…」


149 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:56:47.79 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「あぷーちゃんの、お母さん?」

(*‘ω‘ *)「…?」

(*‘ω‘ )「えぇ……、えっと、どちら様かしら?」

ξ*゚听)ξ「私は、ツンデレです」

ξ*゚听)ξ「あぷーちゃんが、迷子になってたから一緒に探してあげようと…」

(*‘ω‘ *)「そうなの」

(*‘ω‘ *)「ありがとう、ツンデレちゃん」

ξ*゚听)ξ「いえ…」

(*ノωノ)「…」

152 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:57:30.22 ID:MpFEaK5/0

(*‘ω‘ *)「よかったら、お茶でもどうかしら?」

(*‘ω‘ *)「美味しいクッキーがあるの」

ξ*゚听)ξ「あ、ごめんなさい」

ξ*゚听)ξ「お使いの途中なんです」

ξ*゚听)ξ「…お母さんも見つかったことだし、私はこれで」


(*ノωノ)「だめ…!」

ξ*゚听)ξ「へ?」

(*ノωノ)「…まだ、おとーさんがいない」


153 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:58:10.84 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「え? いや、お家にいるんじゃないの?」

(*‘ω‘ *)「…」

(*‘ω‘ *)「ごめんね、ツンデレちゃん」

(*‘ω‘ *)「この子、いつもこうなの」

(*‘ω‘ *)「もう大丈夫だから、気にしないで」

(*‘ω‘ *)「あ、連絡先教えてちょうだい。あとで、おr」


(*ノωノ)「いや――!! おと−さん探すの!! おとーさん!!」


ξ*゚听)ξ「…」

155 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 19:59:26.13 ID:MpFEaK5/0

(;‘ω‘ *)「あぷーちゃん!!」

(* ω )「いや―――!!!」

(* ω )。「探す……探すんだもん……」

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「あぷーちゃん、一回お家に帰ろう?」

ξ*゚听)ξ「ね?」

(* ω )。「あぶ……いや……探すぅ……」

ξ*゚听)ξ「また、手伝ってあげるから」

(* ω )。「……お姉ちゃん、帰る……んだもん」


156 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:00:07.36 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「ううん、帰らない」

ξ*゚听)ξ「私も一緒にお家に行くよ」

ξ*゚听)ξ「だから、ね」

(* ω )「……」

(* ω )「…」

(* ω ) コクリ

ξ*゚听)ξ「よぉし、いい子だ」

159 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:01:30.31 ID:MpFEaK5/0

(;‘ω‘ *)「この子ったら…」

(*‘ω‘ *)、「ごめんね、ツンデレちゃん」

ξ*゚听)ξ「大丈夫です」

ξ*゚听)ξ「クッキー食べたかったし」

(*ノωノ)「…」

(*‘ω‘ *)「ウチはこのすぐ近くだから」


160 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:02:08.35 ID:MpFEaK5/0


――
―――


―あぷー宅


ξ*゚w゚)ξ ガリョガリョ

ξ*゚听)ξ「このクッキー、おいしー」

(*‘ω‘ *)「そう、良かった」

(*‘ω‘ *)「もらい物なんだけど、食べ切れなくて」

ξ*゚听)ξ「全部食べるー」

(*‘ω‘ *)「どうぞどうぞ」
162 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:02:54.24 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚w゚)ξ ガツガツガツ

ξ*゚w゚)ξ 「あぷー ガリガリ ちゃんは ガリガリ ?」

(*‘ω‘ *)「泣きつかれたみたいで、今は寝てるわ」

ξ*゚w゚)ξ「そう ガリガリ っすか ガリガリ」

(*‘ω‘ *)「…」

(*‘ω‘ *)、「ごめんなさいね」

ξ*゚ -゚)ξ ゴクン

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「何がですか?」

164 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:03:57.34 ID:MpFEaK5/0

(*‘ω‘ *)「あの子が迷惑かけたみたいで」

ξ*゚听)ξ「そんなことないです」

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「あの」

ξ*゚听)ξ「お父さんは、どこにいるんですか?」

(*‘ω‘ *)「……」

(*‘ω‘ *)「仕事で、出張中なの」

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「そうですか…」


165 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:04:13.91 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「ちょっと、トイレ」

(*‘ω‘ *)「あ、トイレね」

(*‘ω‘ *)「廊下に出て、真っ直ぐなんだけど」

(*‘ω‘ *)「一緒に行きましょうか?」

ξ*゚听)ξ「いえ、大丈夫です」

169 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:06:04.26 ID:MpFEaK5/0

テクテクテク

ξ*゚听)ξ「…」


―居間を出て、トイレへと向かう際

―ある匂いが、ツンの鼻を掠めた


ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「…お線香の匂い」

ξ*゚听)ξ「…」


―まさかな、と思いつつ

―廊下脇の襖を開ける
171 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:06:34.97 ID:MpFEaK5/0


ξ*゚听)ξ「…」


―仏間と思われる、そこには

―花と、線香と、若い男の写真が飾ってあった


ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「目元が、そっくり……」

ξ*゚听)ξ「…」



ξ*゚听)ξ「おとーさん、か」

176 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:12:42.88 ID:MpFEaK5/0



―あぷーの部屋


―ガラッ


(*ノωノ)「…うん?」

(*ノωノ)「…」

(*ノωノ)「…だれ?」

ξ*゚听)ξノ「よっ」

(*ノωノ)「お姉ちゃん…」


177 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:14:21.74 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「綺麗な部屋ね」

ξ*゚听)ξ「いいなぁ…」

(*ノωノ)「…」

(*ノωノ)「ねぇ…、お姉ちゃん」

ξ*゚听)ξ「うん?」

(*ノωノ)「…」

(*ノωノ)「また、いっしょに探してくれるよね」

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「えぇ」


178 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:15:11.93 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「でも、もう探す必要ないかも」

(*ノωノ)「…?」

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「あぷーちゃん」

(*ノωノ)「あぷ?」

ξ*゚听)ξ「一個、教えて欲しいんだけど」

ξ*゚听)ξ「あぷーちゃんって何歳?」

180 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:16:14.41 ID:MpFEaK5/0

(*ノωノ)「…え、っと」

(*ノωノ)「1、2、3、…8さい!」

ξ*゚听)ξ「そう、ありがとう」

ξ*゚听)ξ「…」

(*ノωノ)「…?」

(*ノωノ)「…お姉ちゃん?」

ξ*゚听)ξ「あぷーちゃん」

ξ*゚听)ξ「お父さんに会いたい?」

(*ノωノ)「会いたい!」

ξ*゚听)ξ「でも、会えないんでしょ?」


181 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:16:54.79 ID:MpFEaK5/0

(*ノωノ)「…そ、そんなことないもん」

(*ノωノ)「お父さんは、シュッチョウ中だからすぐ帰ってくるんだもん!」

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「ホント?」

(*ノωノ)「ホント!」

ξ*゚听)ξ「そう」

ξ*゚听)ξ「…」

ξ*゚听)ξ「でも、辛いでしょう?」

ξ*゚听)ξ「もう、いない人を想うのは」


182 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:17:23.62 ID:MpFEaK5/0

(*ノωノ)「いなくないもん!」

ξ*゚听)ξ「ホント?」

(*ノωノ)「…」

(*ノωノ)「…お姉ちゃん?」

(*ノωノ)「……何か変だよ?」

ξ*゚听)ξ「変じゃないよ」

ξ*゚听)ξ「変なのはそっち」

ξ*゚听)ξ「死人を想うのは辛いだけでしょ?」

(*ノωノ)「…」

184 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:18:01.10 ID:MpFEaK5/0


ξ*゚听)ξ「だから――」



ξ*゚听)ξ「辛いことは忘れればいいのよ」

ξ*゚听)ξ「全部、丸ごと」





―じゃらん

―ツンが手を伸ばす。そこにはいつの間にか大鎌が握られていた

186 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:18:29.48 ID:MpFEaK5/0


(;ノωノ)「お、お姉ちゃん!?」

ξ*゚听)ξ「痛くしないから」



ξ*゚听)ξ「お父さんの記憶」

ξ*゚听)ξ「――刈り取らせてもらうね」


―黒い光が、音もなくあぷーを切り裂いた

188 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:19:50.14 ID:MpFEaK5/0


――
―――


(*ノωノ)「う……ん」

(*ノωノ)「…」

(*ノωノ)「?」

(*ノωノ)「……寝ちゃった」
190 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:21:06.88 ID:MpFEaK5/0

(*ノωノ)「…」

(*ノωノ) グゥゥ

(*ノωノ)「…お腹、減った」

(*ノωノ)「ご飯、まだかな…」

テクテク


191 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:21:25.68 ID:MpFEaK5/0

―あぷー宅、居間

ガチャ


(* -ω- *)「…スピー」


(*ノωノ)「おかぁさん?」

(*‘ω‘ *)「!」

(*‘ω‘ *)「あら? あぷーちゃん」

(*ノωノ)「ご飯…」

(*‘ω‘ *)「ごめんね、寝ちゃってたみたい」

194 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:21:53.12 ID:MpFEaK5/0

(*‘ω‘ *)「今すぐ作るから……あら?」

(*‘ω‘ *)「クッキーなんて食べてたかしら?」

(*‘ω‘ *)「まぁ、いいわ」

(*‘ω‘ *)「じゃあ、お母さん、買い物に行ってくるから」

(*‘ω‘ *)「ご飯前だから、クッキー食べちゃダメよ」

(*ノωノ)「はーい」

(*‘ω‘ *)「それじゃあ、お留守番よろしくね」


ガチャ
バタバタ


195 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:22:27.23 ID:MpFEaK5/0

(*ノωノ)「…」

(*ノωノ)「クッキー…」

(*ノωノ)「ちょっとだけ…」


―ポロッ


(*ノωノ)「…?」

(*ノωノ)「ん?」

(*ノωノ)「ハンカチ?」

(*ノωノ)「……ぷーさんだ」


(*ノωノ)「でも、何か きちゃない…」

196 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:23:37.95 ID:MpFEaK5/0



―BAR:バーボンハウス


カランカランカラン


ξ*゚听)ξ「たっだいまー」


(´・ω・`)「あぁ、おかえり」


ξ*゚听)ξ「ん?」

ξ*゚听)ξ「…グラス?」

ξ*゚听)ξ「誰かお客さんきてたの?」
198 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:24:28.13 ID:MpFEaK5/0

(´・ω・`)「ん?」

(´・ω・`)「…いや」

(´・ω・`)「お客さんってほどでもないよ」

ξ*゚听)ξ「そう?」

(´・ω・`)「あぁ」

(´・ω・`)「それにしても、随分と遅かったね」

(´・ω・`)「心配したよ」

ξ*゚听)ξ「んー、色々あって」

ξ*゚听)ξ「ちょっと、人助けしたんだよ」
200 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:25:17.86 ID:MpFEaK5/0

(´・ω・`)「人助け?」

ξ*゚听)ξ「うん」

ξ*゚听)ξ「偉いでしょ」

(´・ω・`)「何をやったのかは知らないけど、いい事だね」

(´・ω・`)「偉い偉い」

ξ*゚听)ξ「えへへー」

(´・ω・`)「…」


201 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:25:43.16 ID:MpFEaK5/0




(´・ω・`)「で、イチゴは?」




ξ*゚听)ξ「あ」





202 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:26:10.88 ID:MpFEaK5/0



―ダイプロミーティングルーム


(;゚∀゚)「なんだこりゃ…?」

(;><)「なんという…」

川д川「あら、奇抜ね〜」


ξ*゚听)ξ「なによー、文句言うなら あげないだから!」


(;゚∀゚)「いや、ケーキに梅干はないだろ」

(;><)「もはや罰ゲームなんです」


203 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:26:35.70 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚皿゚)ξ「むきー」

ξ*゚听)ξ「いいもん、私一人で食べるから!」


川 ゚ -゚)「まぁ、せっかくだし頂こうかな」

( ・∀・)「梅干を除けば食えないでもないな」


ξ*゚听)ξ「二人とも話せるぅ」

ξ*゚听)ξ「いいよ、いいよー」

ξ*゚听)ξ「どんどん食べてー」


川 ゚ -゚)「いや、さすがにどんどんは…」

204 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:27:12.60 ID:MpFEaK5/0


―ガチャ


从 ゚∀从「ちょいーっす」

(*-ー-)「あら?」


川 ゚ -゚)「ハインさん、しぃさん」


从 ゚∀从「おう」

(*-ー-)「クーちゃん」

从 ゚∀从「みんなで、何………げっ」

从 ゚∀从「なんだあれ」
207 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:27:48.74 ID:MpFEaK5/0


川 ゚ -゚)「梅干ケーキらしいです」


从 ゚∀从「…」

(*-ー-)「…」





( ・∀・)パクッ

( ・∀・)「……うえっ」


从 ゚∀从「あ、ダリーン!」

208 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:28:13.22 ID:MpFEaK5/0


      ヒュパッ

Σ(;・∀・)从∀゚ 从=


从∀゚ 从「ハインが食べさせてあげるー」

( ・∀・)「いや、もういい」

从∀゚ 从「はい、あーん」

( ・∀・)「だから、もういいt」

从∀゚ 从「あーん(はぁと)」


ギャー


209 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:28:52.35 ID:MpFEaK5/0

( ゚∀゚)「…」

( ><)「…」

川д川 パクパク

( ゚∀゚)「おい、ビロ」

( ><)「なんです」

( ゚∀゚)「これ、美味いと思うか?」

( ><)「貞子さんは美味しそうに食べてるんです」

(;゚∀゚)「あいつは参考になんねぇ」

( ><)「そう言われると、どうしようもないんです」

( ゚∀゚)「でも、もしかしたらホントに美味いのかもしんねぇ」


210 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:29:28.91 ID:MpFEaK5/0

( ゚∀゚)「よし、ビロ」

( ゚∀゚)「せーの、で一緒に食おうぜ」

(;><)「えぇー!?」

( ゚∀゚)「ガキとはいえ、女性の出した食べ物を食わないのは、オレのアイデンティティに関わる」

(;><)「食べません!」

(;><)「ボクは関係ないんです!」


211 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:29:55.85 ID:MpFEaK5/0

川д川「んふふふ〜」

川д川「ビロードくんは、私が食べさせてあげる〜」

(;><)「おまっ!!」

( ゚∀゚)「いくぞ! せーの」

(;><)「いや、ちょっ」


ギャー
214 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:30:53.02 ID:MpFEaK5/0

川 ゚ -゚)「…」

パクッ

川;゚ -゚)「…うっ」

川;゚ -゚)「梅干のエキスが染みて、なんとも言えない味が…」

キコキコ

(*-ー-)「美味しい?」

川 ゚ -゚)「どうでしょうね」

川 ゚ -゚)「食べます?」

(*-ー-)「遠慮しとくわ」


215 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:31:14.89 ID:MpFEaK5/0

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「(…どうしよう、これ)」

川 ゚ -゚)「(こっそり、ビーグルにでm…)」


(*-ー-)「…クーちゃん」


川 ゚ -゚)「へい?」


(*-ー-)「…」

川 ゚ -゚)「…(変な声、出してしまった)」


216 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:31:45.62 ID:MpFEaK5/0

(*-ー-)「…」

(*-ー-)「この前は、ごめんね」

川 ゚ -゚)「…」

川 - -)「…」

川 - -)「いえ、こちらこそ、ご迷惑をおかけしました」

(*-ー-)「もう、大丈夫?」


217 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:32:05.09 ID:MpFEaK5/0

川 ゚ -゚)「えぇ」

川 ゚ -゚)「正直、整理がついてない部分もありますけど」

川 ゚ -゚)「とりあえずは」

(*-ー-)「そう」

(*-ー-)「いい“色合い”ね」




゚听)ξ ヒョイ

ξ*゚听)ξ「クー、しぃ、食べてる?」


218 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:32:26.83 ID:MpFEaK5/0

川 ゚ -゚)「あ、あぁ、少しずつな」

(*-ー-)「私、お腹の調子が悪くって…」

ξ*゚听)ξ「そう? 残念だなぁ」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「しかし、ツンがケーキを作れるとは驚きだな」

川 ゚ -゚)「(梅干云々は、置いといて)」

ξ*゚听)ξ「えへへー、スゴいでしょ」


219 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:32:43.68 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「毎年、ショボンに教えてもらってるんだけどね」

川 ゚ -゚)「…毎年?」

川 ゚ -゚)「今日は、誰かの誕生日か何か?」

ξ*゚听)ξ「ううん」

ξ*゚听)ξ「毎年、この時期になると、ケーキ作りたくなるの」

ξ*゚听)ξ「それだけー」

川 ゚ -゚)「へぇ…」

(*-ー-)「…」

221 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:33:06.72 ID:MpFEaK5/0

ヒョコッ

川д川「はいはい、ヒョッコリ貞ちゃんですよー」


ξ;゚听)ξ「うわっ!」

川д川「ツンちゃん、ケーキもうないわ−」

ξ*゚听)ξ「えぇ!? もう!?」

川д川「私の胃袋は宇宙だー」

川 ゚ -゚)「貞ちゃんが食ったのか」

川д川「おかわりー」

ξ;゚听)ξ「えー…」


222 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:33:34.80 ID:MpFEaK5/0

ξ;゚听)ξ「えー…」

ξ*゚听)ξ「あ、失敗したやつならあるよ」

ξ*゚听)ξ「ただのクリームケーキだけど」



(;゚∀゚)「それをくれ!!」

(;><)「早く!! 早く、くださいなんです!!」

(;・∀・)「なんでもいいから、ハインくんをどうにかしてくれ!!」



川 ゚ -゚)「どこから湧いてきた」

224 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:34:26.17 ID:MpFEaK5/0

ξ*゚听)ξ「ちょっと待っててー」

トタトタ



ワーイ
マトモナ ケーキダ

ウメェ!
マジ ウメェ
ハンパネェwwww



(*-ー-)「…」

(*-ー-)「相変わらず、騒々しいわね」

川 ゚ -゚)「まぁ、いいじゃないですか?」

225 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月) 20:35:08.96 ID:MpFEaK5/0

(*-ー-)「そうね」

(*-ー-)「今が一番幸せなのかもね」



―皆の笑顔の中心に、ツンがいた

―頬を膨らましながら、皆と騒ぐ様子は微笑ましく

―その笑顔は、見る者を暖かい気持ちにさせる


―ただ、それは

―どこか壊れそうな儚さを孕んでいた



第二十四話了

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