- 4
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/09(水) 23:30:10.49 ID:/nKmV4Fq0
世の中!狂ってんだよ!狂ってんだよ!あけましておめでとう
という人のための登場人物紹介
( ><) これでも高1。作者はこいつが一番好きです
( ゚∀゚) 変態貧乏大学生。下手すると空気
( ・∀・) ダイプロ補佐。これも変態
从'ー'从 アイドル。いいところ持っていきすぎ
- 6
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/09(水) 23:32:41.36 ID:/nKmV4Fq0
あけましておめでとうござます
昨年は大変お世話になりました
今年もエスパークーを
よろしくお願いします
――大日本エスパープロジェクト
( ・∀・)「ふむ」
( ・∀・)「いい出来だ」
- 7
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/09(水) 23:36:48.59 ID:/nKmV4Fq0
从'ー'从*「へぇ〜、年賀状ですか」
( ・∀・)「あぁ…」
( ・∀・)
(・∀・ )
+
+ 从'ー'从* +
(つ∀×;)「うおっ、まぶし!」
- 9
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/09(水) 23:37:56.88 ID:/nKmV4Fq0
从'ー'从*「? まぶしい…?」
(;-∀-)「晴れ着姿の後ろから、後光が…」
从'ー'从*「??」
( ・∀-)「今年は幸先いいな」
( ゚∀゚)「いやー、補佐も好きものっすねー」
( ><)「全くなんです」
- 10
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/09(水) 23:38:20.05 ID:/nKmV4Fq0
( ・∀・)「…なんだね、キミ達は」
( ・∀・)「我が愛の巣に進入するとは、いい度胸だ」
( ・∀・)「ぼこぼこにしてやろう」
( ゚∀゚)「ほぉ、やる気かい」
( ゚∀゚)「おっさんには負けないっすよ?」
( ・∀・)「私はまだ20代だ!」
(;><)「ちょ、二人とも落ち着いてください」
- 11
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/09(水) 23:38:48.07 ID:/nKmV4Fq0
ギャー
ギャー
*从 'ー'从「…」
ギャー
ギャー
从'ー' 从*「…」
从'ー'从*「えっと…」
- 12
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/09(水) 23:39:11.42 ID:/nKmV4Fq0
从'ー'从*「…」
从'ー'从*「今年もよろしくおねがしますね」
从^ー^从* ニコッ ←営業用スマイル
从'ー'从*「それじゃ、本編始まりまーす」
(;・∀・)「え!? ボク達、出番これだけ!?」(゚∀゚;)(><;)
- 21
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/09(水) 23:46:12.56 ID:/nKmV4Fq0
エスパークス、エスタークじゃねぇのかよ!
という人のための登場人物紹介
川 ゚ -゚) エスパー女子高生。物を呼び寄せる超能力
(*-ー-) 身体が不自由。人の内面の色を視る
ξ*゚听)ξ クソガキ。記憶を刈り取る
川д川 オカ女。空間を構築、接続する能力
从 ゚∀从 ダイプロ書記長。なんでも半分こにする
( ∵) 悪魔人形。今はクーの鞄のキーホルダー
('A`) クーの幼馴染。ダイプロでアルバイト中
(´・_ゝ・`) ダイプロ一般職員。犬になった人
|゚ノ^∀^) クーの小学校時代の友人
- 22
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/09(水) 23:47:01.22 ID:/nKmV4Fq0
―ダイプロCルーム
川д川「世界中の、おませな女の子のための、貞ちゃんと愉快な仲間たち〜」
川д川「略して、S・O・S」
川д川「ダイプロSOS団、ここに集結〜」
(*-ー-)「…」
从 ゚∀从「…」
ξ*゚听)ξ「…」
- 27
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/09(水) 23:49:41.67 ID:/nKmV4Fq0
川д川「あらぁ? ノリが悪いわ〜」
(*-ー-)「やっぱり愉快な仲間たち、っていうのはちょっと…」
从 ゚∀从「まぁ、オリジナリティの欠片もねぇしな」
川д川「リーダー決めのジャンケンで負けたからって、イジワルぅ〜」
ξ*゚听)ξ「…あの」
(*-ー-)「ん?」
ξ*゚听)ξ「緊急事態よ〜、って言われたんだけど」
ξ*゚听)ξ「…」
ξ*゚听)ξ「これは、なに?」
- 29
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/09(水) 23:51:28.32 ID:/nKmV4Fq0
从 ゚∀从「あれ? 貞ちゃん説明しなかったのか?」
川д川「あらら〜? 私の記憶がないよ〜」
(*-ー-)「もう、適当なんだから…」
ξ*゚听)ξ「…」
(*-ー-)「あぁ、ごめんね」
(*-ー-)「これはね……」
(*-ー-)「あれ……んっと、なんて言えばいいのかな」
从 ゚∀从「ダイプロ おんにゃの子 駄弁り場」
(*-ー-)「それだ」
川д川「SOS団だ、って言ってるのに〜」
- 30
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/09(水) 23:52:11.95 ID:/nKmV4Fq0
ξ*゚听)ξ「…」
ξ*゚听)ξ「つまり、昼間から暇を持て余す20代独女の集まり、っていうこと?」
(*-ー-)「…」
从 ゚∀从「…」
川д川「…」
川д川「あ〜、私は10代よ〜」
(;-ー-)「そこは突っ込むとこじゃないわ」
- 31
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/09(水) 23:52:32.25 ID:/nKmV4Fq0
川 ゚ -゚)エスパークーのようです
−第二十三話:私のSOS−
- 33
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/09(水) 23:53:29.94 ID:/nKmV4Fq0
川д川「さぁて、今回の議題は〜」
ジャカジャカジャカジャカ
―ジャン!
川д川「『第二回、クーちゃんを励まそう作戦』〜」
从 ゚∀从「…!」
(*-ー-)「…やっぱりね」
- 34
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/09(水) 23:54:44.83 ID:/nKmV4Fq0
ξ*゚听)ξ「第二回?」
从 ゚∀从「ん? あぁ、ツンは知らないのか」
从 ゚∀从「前にも、この議題でやったことがあるんだよ」
从 ゚∀从「ありゃあ、温泉旅行のときか?」
(*-ー-)「えぇ」
川д川「もう十話以上も前ね〜」
从 ゚∀从「懐かしいな」
- 35
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/09(水) 23:55:48.67 ID:/nKmV4Fq0
(*-ー-)「ハインったら、話を全部聞かないうちに飛び出しちゃんだもん」
(*-ー-)「そっれでいきなり、『温泉に行くぞ!!』でしょ?」
(*-ー-)「こっちは大変だったんだからね」
从;゚∀从「うっ…」
川д川「でも、楽しかったわ〜」
从 ゚∀从「そーそー。 結界オーライってな」
(*-ー-)「反省してないわね」
ξ*゚听)ξ「それが、第一回?」
(*-ー-)「ん? えぇ、そうよ」
- 37
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/09(水) 23:56:56.87 ID:/nKmV4Fq0
ξ*゚听)ξ「…」
ξ*゚听)ξ「よく分からないんだけど、緊急事態ってこと?」
从 ゚∀从「ま、そうだな」
ξ*゚听)ξ「…今回は、何かあったの?」
从 ゚∀从「まぁ、揺れる乙女心っていうか…」
ξ*゚听)ξ「ドクオのこと?」
(*-ー-)「ん〜」
(*-ー-)「そーのような、そうじゃないような」
(*-ー-)「私もしっかり視たわけじゃないから、良く分からないんだけどね」
- 38
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/09(水) 23:58:02.19 ID:/nKmV4Fq0
川д川「自己の成長と変化〜、それによる葛藤と矛盾〜」
川д川「ま、こんなとこじゃな〜い?」
ξ*゚听)ξ「…」
ξ*゚听)ξ ?
从 ゚∀从「わけ分かんねーよ」
从 ゚∀从「ま」
从 ゚∀从「その辺りは、“こいつ”に聞けばわかるんはずだ」
ξ*゚听)ξ「こいつ?」
- 41
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/09(水) 23:59:54.02 ID:/nKmV4Fq0
从 ゚∀从「こいつ」
―ハインが傍にあったカバンを開ける
―その中には
(三)『……』
―小さな包帯でぐるぐる巻きにされた人形が入っていた
- 42
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:00:37.99 ID:luJdu60R0
ξ*゚听)ξ「ミイラ?」
川д川「ナイスミイラね〜、イカスわ〜」
(*-ー-)「…ナイスミイラって」
(三)『――!! ―――!!!』
从 ゚∀从「はいはい、分かったつーの」
―ハインが人形に巻かれている包帯を解き始める
―途中で逆に締まってしまい、『ぐぇ』っという苦しそうな呻き声が聞こえた
- 43
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:01:22.34 ID:luJdu60R0
从 ゚∀从「ほい」
( ∵)『ガハッ……!! はぁ、はぁ、てめぇ!!殺す気か!!!』
ξ*゚听)ξ「あ」
(*-ー-)「悪魔人形くんじゃない」
( ∵)『ん…?』
( ∵)『……なんだ、ここは?』
川д川「SOS団会議場よ〜」
(*-ー-)「いや、私の部屋だから…」
- 44
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:01:42.89 ID:luJdu60R0
ξ*゚听)ξ「なんで、あんたがここに?」
( ∵)『それはオレが聞きてぇよ!』
从 ゚∀从「ぎゃーぎゃーうるせぃ、解体すんぞ」
( ∵)『あぁ!?
やれるもんならやってみろ!!』
( ∵)『てめぇなんざ怖くm……』
( ∵)
( ∵)『…』
- 45
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:02:55.58 ID:luJdu60R0
从 ゚∀从「思い出したか?」
( ∵)『嫌というほどな…』
ξ*゚听)ξ「何?」
从 ゚∀从「ちょっと前の話」
(*-ー-)「そんなことより、どうしたの?
これ」
( ∵)『(これ…)』
从 ゚∀从「クーから借りてきたんだよ」
从 ゚∀从「点検整備って名目でな」
- 46
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:03:37.71 ID:luJdu60R0
(*-ー-)「なるほど」
从 ゚∀从「じゃあ、ちゃきちゃき教えてもらうか」
( ∵)『…』
( ∵)『クーのことか』
从 ゚∀从「おう。話が早ぇじゃねか」
( ∵)『聞こえてはいたからな』
从 ゚∀从「よし、さっさと話せ」
- 47
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:04:26.25 ID:luJdu60R0
( ∵)『…』
( ∵)『オレは何も知らねぇよ』
(*-ー-)「あれ?」
从 ゚∀从「嘘付け、この野郎」
ギギギギ
( ∵)『いてぇぇぇ!!』
( ∵)「分かった! 分かったがら、離ぜぇ!!」
- 48
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:04:52.36 ID:luJdu60R0
( ∵)『…はっ、はぁ…はぁ』
( ∵)『ここの女は、凶暴な奴らばっかだな…』
川д川「いやん。五寸釘で刺し殺すわよ〜」
( ∵)『…』
从 ゚∀从「ほりゃ、話せ」
ξ*゚听)ξ「(拷問してるみたい…)」
- 49
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:05:35.55 ID:luJdu60R0
( ∵)『…』
( ∵)『言っとくけどな』
( ∵)『ありゃ、あいつ個人の問題だ』
( ∵)『てめぇらの出る幕はねぇ』
从 ゚∀从「…んだと?」
( ∵)『…っけ』
( ∵)『馴れ合うのは結構なこったがな』
( ∵)『お前らがどんだけ頑張ろうと無駄だ』
- 51
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:06:25.41 ID:luJdu60R0
从 ゚∀从「ほほぉ、言うじゃねぇか」
从 ゚∀从「まだ、締め付けが足りなかったみたいだな」
(*-ー-)「ハイン、待って」
( ∵)『オレも、お前らも何もできない』
( ∵)『役立たずなんだよ』
( ∵)『それに…』
( ∵)『黙って見守ってやるつーのも友情だろ』
( ∵)『…』
( ∵)『知らねーけどな』
- 54
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:07:16.54 ID:luJdu60R0
(*-ー-)「…」
(*-ー-)「それもそうね」
从;゚∀从「おいおい、しぃ!!」
(*-ー-)「…」
(*-ー-)「でもね」
(*-ー-)「この子みたいに、仲間のために何かしてやりたい、って子もいるのよ」
从 ゚∀从「…」
川д川「私もよ〜」
ξ*゚听)ξ「わ、私も! (…よく分かんないけど)」
- 56
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:08:05.77 ID:luJdu60R0
( ∵)『…』
(*-ー-)「ビコーズくん」
( ∵)『なんだよ』
(*-ー-)「知ってることだけでいいわ」
(*-ー-)「クーちゃんのことを教えて」
( ∵)『…』
( ∵)『…知ってどうする』
( ∵)『無駄だって言ったろ』
- 57
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:09:10.21 ID:luJdu60R0
(*-ー-)「出来うる限りのことはやってみたいの」
(*-ー-)「それでダメだったら、また考えるわ」
(*-ー-)「仲間だもん。なんとかしてあげたいのよ」
( ∵)『…』
从 ゚∀从「…」
川д川「のよ〜」
ξ*゚听)ξ「のよ!」
( ∵)『…』
( ∵)『はん、下らねーな…』
- 60
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:10:28.52 ID:luJdu60R0
―
――
―――
―数十分後
从 ゚∀从「――で、そこでオレが!」
川д川「だめよ〜だめだめ〜、センスないわ〜」
从 ゚∀从「んだよ」
从 ゚∀从「何か他にいいアイデアは…」
ξ*゚听)ξ「…」
ξ*゚听)ξ「いっそのこと、記憶刈り取っちゃえば…」
- 61
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:11:05.61 ID:luJdu60R0
从 ゚∀从「…」
川д川「…」
ξ;゚听)ξ「じょ、冗談だよ!」
川д川「…」
川д川「センスあるわ〜」
从;゚∀从「えぇ!?」
- 63
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:12:16.05 ID:luJdu60R0
(*-ー-)「えぇっと、確かここに紅茶があったはず…」
ガチャガチャ
(*-ー-)「あ、あった」
つ□
( ∵)『おい』
(*-ー-)「ん?」
( ∵)『あいつらに任せて大丈夫なのかよ』
(*-ー-)「さぁ」
( ∵)『てめぇ…!』
(*-ー-)「冗談よ」
( ∵)『…』
- 64
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:13:21.94 ID:luJdu60R0
(*-ー-)「それにしても、結構しっかりとクーちゃんのこと見てるのね」
(*-ー-)「意外ね。関心しちゃった」
( ∵)『…っけ』
( ∵)『ずっと一緒にいれば、嫌でもそうなるつーんだよ』
(*-ー-)「そう?」
(*-ー-)「さっきも、クーちゃんを心配してる風だったじゃない」
( ∵)『当たり前だ』
( ∵)『あいつの身体は、いつかはオレのもんになるんだ』
( ∵)『変なことされて自殺でもされちゃ、堪ったもんじゃねぇ』
- 66
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:14:08.51 ID:luJdu60R0
(*-ー-)「ふーん」
(*-ー-)「そういう事にしておくわ」
オーイ
シィ、オチャー
(*-ー-)「あー、ちょっと待ってねー」
(*-ー-)「もう、せっかちなんだから…」
つ□
- 67
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:14:55.48 ID:luJdu60R0
カチャカチャ
( ∵)『…』
(*-ー-)「…? どうかした」
( ∵)『…』
( ∵)『結局、お前らのやってることは、ただの自己満足だ』
( ∵)『それを、分かってるのか?』
- 69
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:15:56.07 ID:luJdu60R0
(*-ー-)「…」
つ□
(*-ー-)
ゞ□ …コトッ
(*-ー-)「そうかもね」
(*-ー-)「でも、良いじゃない」
(*-ー-)「理屈じゃなくて、感情よ」
(*-ー-)「人は、そこまでお利口じゃないわ」
( ∵)『…』
(*-ー-)「馬鹿なのよ」
(*-ー-)「特に、ウチのみんなは」
- 70
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:16:41.37 ID:luJdu60R0
シィ〜
オチャ〜
(*-ー-)「はいはいー、今行くわー」
( ∵)『…』
(*-ー-)「飲む…?」
( ∵)『飲めるか!』
(*-ー-)「ふふっ。冗談、よ」
( ∵)『…』
( ∵)『…っち』
- 71
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:17:00.63 ID:luJdu60R0
※
―ダイプロミーティングルーム
川 ゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)「誰もいない…」
川 ゚ -゚)「珍しいこともあるものだな…」
川 ゚ -゚)「…」
- 72
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:18:44.60 ID:luJdu60R0
テクテク
川 ゚ -゚)「いつもは狭く感じるのは」
テクテク
川 ゚ -゚)「にぎやか過ぎるせいか」
川 ゚ -゚)「…」
、川 ゚ -゚) ストン
―クーはテーブルに着くと、腕を組み、顔を伏せた
- 75
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:19:48.66 ID:luJdu60R0
川 ゚ ゚)「…」
⌒⌒
川 - -)「はぁ…」
⌒⌒
―身体にまとわりつくのは、倦怠感
―それは、ずしりと重く、クーの肩にのしかかっている
川 - -)「…」
⌒⌒
川 - -)「…最近、ちゃんと寝てないからな」
⌒⌒
川 - -)「…」
⌒⌒
川 - -)「…」
⌒⌒
- 78
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:21:03.85 ID:luJdu60R0
―
――
―――
―私は夢を見る
それは、恐怖の再現
何もない暗闇に一人、私は立っていた
「…」
深い闇に光が浮かぶ
光の中から、ぬらりと何かが這い出てくる
- 82
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:22:16.95 ID:luJdu60R0
|゚ノ^∀^)「や」
「――!」
何かは、人の形をしていた
彼女の名前は、レモナ
かつての友
彼女は、友人だった頃と変わらぬ笑顔で話しかけてくる
- 83
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:23:28.62 ID:luJdu60R0
|゚ノ^∀^)「なんだか、久しぶりね」
|゚ノ^∀^)「どう? 元気?」
「…」
答えない、答えられない
彼女は、自分の恐怖の象徴
まともな受け答えが出来るはずがなかった
- 86
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:24:00.50 ID:luJdu60R0
|゚ノ^∀^)「どうしたの?」
「…」
|゚ノ^∀^)「変よ? クーちゃん」
「…」
私は、あの保健室の一件以来、ずっと彼女を避けてきた
顔を見れば、あの言葉を思い出す
- 88
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:24:38.82 ID:luJdu60R0
否定された感情
それはもう友とは呼べない、悲しい感情
|゚ノ^∀^)「…」
「…」
|゚ノ ∀ )「――避けてるのね」
「…」
- 89
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:25:46.91 ID:luJdu60R0
|゚ノ ∀ )「それとも、逃げているのかしら?」
「…」
レモナの声が、変わる
そう、私は逃げた
彼女から、昔の自分から
| ノ ∀ )「でも、結局は一緒だったでしょ?」
「――!!」
- 90
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:27:09.73 ID:luJdu60R0
川ノ ∀ )「逃げられないんだよ。自分からは、ね」
「――ぁ」
レモナの口調と姿が、変わっていく
聞き覚えのある声、懐かしい姿
- 92
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:27:31.04 ID:luJdu60R0
そこには
川- -)
かつての私が立っていた
- 94
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:28:44.77 ID:luJdu60R0
※
―ダイプロ事務室
('A`)「そいじゃ、行ってきます」
(´・_ゝ・`)「ん? あぁ」
(´・_ゝ・`)「今日も例のアレかい?」
('A`)「えぇ」
(´・_ゝ・`)「いいなぁ、しぃさんと二人きりか」
('A`)「いや。確かにそうっすけど」
('A`)「そういう誤解を招きそうな発言をしないでください」
- 96
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 00:29:34.03 ID:luJdu60R0
(´・_ゝ・`)「しかしね。ダイプロ女性陣で、しぃさんは三本の指に入るよ」
(´・_ゝ・`)「そんな彼女とワンマンレッスンだ。羨ましいに決まっているだろう」
('A`)「そうなんすか」
(´・_ゝ・`)「しぃさん、ハインさん、クーさん。これがウチのトップ3だからね」
(´・_ゝ・`)「可憐で病弱な女の子、勝気で男勝りな女の子、知的でクールな女の子」
(´・_ゝ・`)「他にもロリツンデレ、ヤンヤン(ヤンデレのデレ抜き)、アイドルマスターとファン納得の出来だ」
('A`)「何の話ですか」
('A`)「…」
('A`)「(女性事務員の人の視線が痛い…)」
- 100 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:32:01.66 ID:luJdu60R0
(´・_ゝ・`)「ドクオくんは、、やはりしぃさん派かい?」
('A`)「は?」
(´・_ゝ・`)「派だよ、派閥の派」
(´・_ゝ・`)「しぃさんと仲がいいみたいだし」
(´・_ゝ・`)「しぃさんのトコは、派閥内の争いが激しいから、気をつけないと後ろから刺されるかもね」
('A`)「刺されるつーか、いや、待てください」
(´・_ゝ・`)「ん、なんだい?」
(´・_ゝ・`)「ハインさんは性格の問題もあるが、モララー補佐一筋っていうのがネックだね」
('A`)「いや、そうじゃなくて」
- 102 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:32:49.86 ID:luJdu60R0
(´・_ゝ・`)「クーさんかい? 彼女は厳しいよ、下手するとすぐにタライが落ちてくる」
('A`)「だから、オレはナベちゃん一筋ですから」
(´・_ゝ・`)「それは、理想論だよ」
(;'A`)「今までのと、何が違うんですか」
(´・_ゝ・`)「アイドルに憧れるのは、誰だってそうさ」
(´・_ゝ・`)「もっと現実的な話をしようじゃないか」
(;'A`)「どこが現実的なんすか」
- 103 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:33:22.81 ID:luJdu60R0
(´・_ゝ・`)「キミも、頑なだね」
(´・_ゝ・`)「彼女は……いなそうだけど、他に好きな人でもいるのかい?」
('A`)「…え?」
('A`)「…」
('A`)「え…っと、ですね」
(´・_ゝ・`)「んん? その反応はいるのかい?」
('A`)「いや…」
('A`)「…いないっすよ、たぶん」
- 105 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:34:30.37 ID:luJdu60R0
(´・_ゝ・`)「?」
(´・_ゝ・`)「変なことを言うね」
('A`)「そうっすか?」
(´・_ゝ・`)「あぁ」
(´・_ゝ・`)「……まぁ、言いたくないなら、それでいいけどね」
('A`)「…」
('A`)「…」
('A`)「(……さっきみたいに、ナベちゃんでいいのに)」
('A`)「(なんで、言うのを躊躇ったんだ?)」
- 110 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:36:43.51 ID:luJdu60R0
('A`)「…」
゛Θ ゛
日 ピコーン
('A`)
('A`)「わかった、照れてるんだ!!」
(´・_ゝ・`)「は?」
(´・_ゝ・`)「テレッテ?」
('A`)「いや、なんでもないっす。 サーセン」
- 111 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:37:32.05 ID:luJdu60R0
('A`)「…」
('A`)「あ、もう行かないと」
(´・_ゝ・`)「あぁ、すまないね。話し込んじゃって」
('A`)「(全くだ)」
('A`)「…」
('A`)「そういえば、デミタスさんは誰派なんですか?
しぃさん?」
- 113 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:37:53.47 ID:luJdu60R0
(´・_ゝ・`)「ボク?」
(´・_ゝ・`)「ボクは貞子さん派さ」
('A`)「げ」
(´・_ゝ・`)「げ、とはなんだい、げ、とは」
- 115 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:38:49.24 ID:luJdu60R0
※
―夢の中で、私は私と対峙していた
川- -)「…」
「…」
川- -)「久しぶりだね」
川- -)「どう? 元気?」
- 117 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:39:32.06 ID:luJdu60R0
「…」
先程のレモナと同じ言葉をかけてくる
私は相変わらず沈黙したままだった
川- -)「どうしたの?」
川- -)「いきなり姿が変わったから、びっくりしちゃった?」
「…」
- 119 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:40:38.62 ID:luJdu60R0
川- -)「でも」
川- -)「ここに私を呼び出したということは、気付いたんだよね?」
川- -)「あなたの一番怖いものが何なのか」
「…」
川- -)「そうだね」
川- -)「正解。大体その通りだよ」
川- -)「…」
川- -)「あなたは、自分が怖いんだ」
- 122 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:41:52.85 ID:luJdu60R0
「…」
川- -)「レモナはダミー」
川- -)「自己嫌悪を避けるための、ね」
川- -)「我ながら、最低だね」
「…っ!」
「そんなこと、そんなことはない…!」
―私は、やっと声を捻り出した
- 125 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:42:39.74 ID:luJdu60R0
川- -)「あるよ」
川- -)「あなたはレモナに裏切られたと思っているけど、実際はどうかな?」
川- -)「彼女を避け始めてから、彼女が何も感じないと思う?」
川- -)「彼女が傷ついたとは思わない?」
「それは…! 彼女が、先に……」
川- -)「裏切った、って?」
川- -)「それなら、ああいう状況下で、あなたなら何て返答したのかな?」
- 126 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:43:57.04 ID:luJdu60R0
川- -)「私が言うのもなんだけど」
川- -)「あなたは、クラスの中で浮いていた」
川- -)「“こんなんだもん”、仕方ないよね」
川- -)「庇えば、自分にもその矛先が向くかもしれないのに」
川- -)「そこまでして、庇う程の人間だったかな?」
川- -)「“私たち”は」
「それは……」
「…」
- 127 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:44:30.80 ID:luJdu60R0
川- -)「思うんだけど」
川- -)「自分を犠牲にしてまで、他人を思える人なんて、実際いないんじゃない?」
川- -)「みんな、自分の都合で動いてるんだよ」
川- -)「それとも」
川- -)「他人のそれを、責める資格が自分にはあるとでも言いたいのかな?」
「…」
- 128 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:45:15.84 ID:luJdu60R0
川- -)「人は、弱い」
川- -)「あなたが許せなかったのは、レモナではなく、自分」
川- -)「レモナに友人だと言ってもらえなかった、自分のこと」
「…」
川- -)「自分が許せず、そんな自分が嫌で、変わることを決意した」
川- -)「一人で立てるように、努力してきた」
川- -)「でも、やっと変われたと思ったら、逆戻り」
川- -)「残念だね」
- 132 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:47:53.82 ID:luJdu60R0
「…」
「…おまえは、何なんだ…?」
ここにいるのは自分
そこいるのも自分
一体どっちが本物なのだろう
川- -)「私は“私”」
川- -)「それで、あなたでもある」
川- -)「――私は」
川- -)「あなた自身」
- 133 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:48:42.67 ID:luJdu60R0
「…」
彼女が、私?
いや、違う
私は変わったんだ
そう、変わった
誰も、私のことを見下したりしない
胸を張って、友達だと言ってくれる
川- -)「本当にそう思う?」
- 134 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:49:53.10 ID:luJdu60R0
川- -)「友達、ね」
川- -)「結局、本当のところでいう“友達”なんて、一人しかいないじゃないの?」
川- -)「そうでしょ?」
「…」
川- -)「あなたが、恐怖に襲われているとき」
川- -)「誰の助けを求めたの?」
川- -)「誰に 助けて と、言ったの?」
- 136 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:51:24.69 ID:luJdu60R0
「…」
答えは知っている
それは
私が辛いとき、私が泣き出しそうなとき
いつも助けてくれる私の幼馴染…
川- -)「そう、ドクオ」
- 137 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:52:00.18 ID:luJdu60R0
「…」
川- -)「…」
川- -)「そういえば、変な人形に依存しすぎって言われてたよね」
川- -)「確かにそうかも」
川- -)「“私たち”は、ドクオに依存している」
川- -)「彼を好きなのかもしれない」
「…!」
- 141 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:52:36.18 ID:luJdu60R0
好きという言葉に、私の身体がびくりと震える
こいつが
いや
私が、ドクオを好き?
そんなことは考えたこともなかった
川- -)「鈍感、だね」
川- -)「自分の内面に目を向けず、自分の気持ちにも気付かない」
川- -)「まぁ、私のことなんだけどね」
- 149 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:54:50.22 ID:luJdu60R0
川- -)「でも」
川- -)「そうやって、あなたは、“私”は、周りを傷つけてきたんだ」
「…っく」
川- -)「怖い?」
川- -)「辛い?」
川- -)「今の自分の姿を見るのが、恐ろしい?」
川- -)「あなたは、“私”から目を逸らして、仮面をつけたまま鏡を見ている」
川- -)「――滑稽だね」
- 151 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:55:17.33 ID:luJdu60R0
「あぁ……」
「ああぁ」
川- -)「恐怖から逃げ出すのは、簡単」
川- -)「でも」
川- -)「あなたは、“私”と向き合わなきゃいけない」
- 154 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:55:43.43 ID:luJdu60R0
「あああああああああああああああああああああ!!!!!」
頭を抱えて、目を瞑る
何も見えない
何も聞こえない
私は、また、逃げ出した
- 158 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:56:27.49 ID:luJdu60R0
※
川;゚ ゚) ガバッ
⌒⌒
川;゚ -゚)「はっ…はっ……」
川;゚ -゚)「……」
川;゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)「夢…、か」
- 164 名前: ◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
00:58:19.90 ID:luJdu60R0
川 ゚ -゚)「…」
川 - -)「…ふぅ」
川 - -)「…」
川 ゚ -゚)「(自分からは、逃れられない、か)」
川 ゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)「(確かにそうかもしれないな)」
―窓から外を見る
―外の風景はそこになく、自分の顔だけが映っていた
- 169 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:00:23.23 ID:luJdu60R0
川 ゚ -゚)「(酷い顔だ…)」
川 ゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)「…滑稽、か」
川 ゚ -゚)「その通りだな」
―自分に笑いかけたつもりだったが
―ガラスに映る顔は無表情のままだった
- 172 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:00:52.39 ID:luJdu60R0
※
―ダイプロミーティンルーム前、廊下
川д川「え〜、テステス〜」
川д川「こちら感度良好です〜、どうぞ〜」
ξ*゚听)ξ「対象は、ミーティングルーム奥、テーブルにあり」
ξ*゚听)ξ「パターン赤、クーです」
从 ゚∀从「了解」
- 178 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:02:03.48 ID:luJdu60R0
从 ゚∀从「貞ちゃんは、南を占拠」
从 ゚∀从「逃げ道を塞げ」
从 ゚∀从「ツンは、オレと一緒について来い」
从 ゚∀从「最大火力をもって、突っ切る」
川д川「りょぉかい〜」
ξ*゚听)ξ「イエスマム!」
从 ゚∀从「さて、っと」
从 ゚∀从「いっちょ、ぶちかますか」
- 180 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:02:43.70 ID:luJdu60R0
(*-ー-)「…こらっ」
ビシッ
(*-ー-)つ =( ∵))゚∀从「appo!!」
从;゚∀从「ったぁ……何すんだよ!
しぃ!!」
( ∵)『いてぇ、何すんだ。この糞アマ』
- 187 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:03:50.49 ID:luJdu60R0
(*-ー-)「ふざちゃダメでしょ」
(*-ー-)「そっちこそ、一体、何をする気よ」
从 ゚∀从「え? 一発、がつんとぶん殴って目を覚まさせる」
(*-ー-)「…」
ヒョイ
ビシッ
(*-ー-)つ =( ∵))゚∀从「ゲイ!!」
从;゚∀从「いてぇ!!」
( ∴)『あ、首が…』
- 192 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:05:25.97 ID:luJdu60R0
(*-ー-)「もう、何のため話し合ったと思ってるの」
(*-ー-)「まず、私がクーちゃんの内面を視る」
(*-ー-)「それからって話でしょ?」
「…」
从 ゚∀从「あぁ、そうか! そうだったな!」
从 -∀从「うんうん」
「…」
「その、クーちゃんの内面を視て、どうするんだ?」
- 194 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:06:01.67 ID:luJdu60R0
从 -∀从「ん? それに応じて対応を決める、って感じだな、確か」
「ほほう」
「なんでそんなことを?」
从 -∀从「何言ってんだ、今日の会議で決まったことじゃねーか」
从 ゚∀从「名づけて、『クーちゃんを励まそう作戦』」
川 ゚ -゚)「なるほど」
- 197 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:06:24.51 ID:luJdu60R0
Σ从;゚∀从「ほぁ!!? クーぅ!!?」
川д川「あら〜」
ξ*゚听)ξ「あ〜ぁ」
(*-ー-)「この、バカ……」
川 ゚ -゚)「励まそう……、ですか」
川 ゚ -゚)「すいません」
川 ゚ -゚)「ご心配をかけたみたいで」
从;゚∀从「あぅあぅ…」
- 99
名前: ◆SEOMSVVqUg
:2008/01/10(木) 01:07:06.91 ID:luJdu60R0
川 ゚ -゚)「でも、もう大丈夫です」
川 ゚ -゚)「元々、大したことはありません」
(*-ー-)「…」
(*-ー-)「ホントに?」
川 ゚ -゚)「…えぇ」
(*-ー-)「そう」
(*-ー-)「…なら、いいんだけどね」
- 202 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:07:49.66 ID:luJdu60R0
川 ゚ -゚)「すいません」
川 ゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)「それじゃあ、私はここで失礼します」
(*-ー-)「…」
川川 ゚)「それじゃ…」
- 209 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:08:35.46 ID:luJdu60R0
从;゚∀从「(おい、しぃ!!
いいのかよ! 行っちまうぞ!)」
(*-ー-)「…」
ξ*゚听)ξ「(クー……、寂しそうな顔してた)」
川д川「(切ないわね〜)」
(*-ー-)「…」
( ∴)『どうすんだ?』
(*-ー-)「…どうしようか?」
( ∴)『だから、ほっとけって言ったんだ』
(*-ー-)「…そうかもね」
- 212 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:09:09.27 ID:luJdu60R0
从 ゚∀从「いや、待て! オレはそんなんで納得できるか!!」
从#゚∀从「一発殴らなきゃ、こっちが収まらねぇ」
ξ*゚听)ξ「あ」
川д川「行っちゃわ〜」
( ∴)『あいつは、殴りたいだけじゃねーのか?』
(*-ー-)「自己満足の塊ね」
ξ;゚听)ξ「お、追いかけないと」
- 215 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:09:27.82 ID:luJdu60R0
(*-ー-)「もう、バカなんだから」
( ∴)『…』
( ∴)『楽しそうだな』
(*-ー-)「そんなことないわよ?」
( ∴)『…本当か?』
- 220 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:11:08.18 ID:luJdu60R0
从 ゚∀从「目標補足ぅ!!」
从 ゚∀从「確保に移る!!」
(*-ー-)ノ( ∵)
ビシッ
(*-ー-)つ =( ∵))∀从「オム!!」
从 ×∀从「目がぁあ!! 目がぁあああ!!」
( ∵)『――!!――!』
( ∵)『(あれ、首もげた?)』
- 223 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:12:10.65 ID:luJdu60R0
(*-ー-)「待ちなさいつーの」
(*-ー-)「全力疾走を車椅子で追いかけるこっちの身にもなりなさい」
ξ;゚听)ξ「ぜーはーぜーはー(押したのは…私……なんだけど)」
川д川「うん、いい走りっぷりだわ〜」
ξ;゚听)ξ「ぜーはーぜーはー(…)」
从 ×∀从「…止めるな、しぃ」
(*-ー-)「止めます」
- 226 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:12:38.82 ID:luJdu60R0
(*-ー-)「そもそもバレちゃった以上、私たちが行っても無駄かもね」
从 ×∀从「そんなこと、やってみなき分かんないだろ」
从 ×∀从「オレは諦めねぇぞ」
从 ×∀从「前、見えねぇけど」
(*-ー-)「あら、誰も諦めろなんて言ってないわ」
(*-ー-)「私たちじゃなければいいのよ」
ξ;゚听)ξ「…はぁ…はぁ…(?)」
- 229 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:13:18.26 ID:luJdu60R0
(*-ー-)「ちょうど、いい色合いの子がこっちに向かってきてるしね」
ξ*゚听)ξ「…色合い?」
('A`)
('A`)「あ、しぃさん」
('A`)「どこ行ってたんですか……、探しましたよ」
川д川「あらぁ? ドッくんじゃない〜」
('A`)「はぁ、どうも(ドッくん…)」
(*-ー-)「ん〜、グッドタイミングね」
- 236 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:14:46.15 ID:luJdu60R0
(*-ー-)「さすが、ドクオくん、空気読めてるわ」
('A`)「へ?」
(*-ー-)「ちょっと待ってね」
(*-ー-)「ハイン」
从 -∀从「…あんだよ」
(*-ー-)「バトンタッチよ」
从 ゚∀从「…」
(*-ー-)「ね」
从 ゚ ‐从「…むーん」
- 239 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:15:13.59 ID:luJdu60R0
从 ゚ ‐从「…」
从 -∀从「…はぁぁぁ」
从 ゚∀从「…」
从 ゚∀从「ドクオ」
('A`)「…」
('A`)「へ? は、はい?」
从 ゚∀从「追いかけろ」
('A`)「…」
('A`)「は?」
- 243 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:16:36.00 ID:luJdu60R0
从 ゚∀从「で、ぶん殴って来い」
('A`)「え? え、え…?」
从 ゚∀从「お前がクーを追いかけて、ぶん殴って来い、って言ってんだよ」
(;'A`)「えええ!?」
从 ゚∀从「ほら、行け」
('A`;)「いや、意味分かんないっす」
从 ゚∀从「分からんでもいい!」
从 ゚∀从「考えるな、感じろ!!」
从 ゚∀从「行くんだよ!」
- 246 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:17:31.32 ID:luJdu60R0
从#゚∀从「早く行かないと、追いつけねぇだろうが!!」
从#゚∀从 ┌┛)A`)・∴「メゴス!!」
(メ'A`)「おうふ…」
从 ゚∀从「40秒で追いつきな」
从 ゚∀从「追いつけなかったら、“半分こ”だ」
(メ'A`)「ちょっ!?」
- 249 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:18:04.73 ID:luJdu60R0
从 ゚∀从「いーち、にー、さーん、」
(メ'A`)「ひぃ」
从 ゚∀从「ダッシュ!」
(メ'A`)「は、はい!!!」
―ダッ
川д川「行っちゃったわよ〜?」
从 ゚∀从「…」
(*-ー-)「…何の説明もしなかったわね」
从 ゚∀从「いいんだよ」
从 -∀从「別に、よ」
- 251 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:18:31.59 ID:luJdu60R0
(*-ー-)「…」
( ∵)『…』
川д川「…」
ξ*゚听)ξ「…」
ξ*゚听)ξ「どうする?」
川д川「私たちも追いかける〜」
ξ*゚听)ξ「だよね」
- 257 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:19:42.09 ID:luJdu60R0
※
―ダイプロ玄関前
川 ゚ -゚)「…」
ウィィィン
川 ゚ -゚)「…」
ポッ
ポッ
川 ゚ ゚)「雨か」
川 ゚ -゚)「傘、忘れたな」
- 265 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:21:00.27 ID:luJdu60R0
「素直さん!!」
川 ゚ -゚)
('A`;)「ひぃ…ひぃ…ふぅ…」
川 ゚ ゚)「…!」
川 ゚ -゚)「…ドクオくんか」
川 ゚ -゚)「どうした?」
(;'A`)「はぁ…はぁ…」
(;'A`)「あ、あのですね…」
- 269 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:21:43.56 ID:luJdu60R0
(;'A`)「…」
(;'A`)「…」
(;'A`)「…」
(;'A`)「(なんて言えばいいのか分からねぇ!!)」
川 ゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)「…傘、持ってるのか」
- 273 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:22:20.92 ID:luJdu60R0
('A`)「へ?」
('A`)「あぁ、これですか」
つ?
('A`)「…」
(;'A`)「(武器代わりに持ってきたんだが、殴れるわけないよな……常識的に考えて)」
('A`;)「(しかし、半分にされるのも嫌だ!
どうすんの? どうすんのよ、オレ!?)」
川 ゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)「それで、何か用かな?」
- 279 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:23:46.20 ID:luJdu60R0
('A`;)「えぇっとですね…」
(;'A`)「あ、あのですね」
('A`)
('∀`)、「い、一緒に、帰りませんか?」
川 ゚ -゚)「…」
- 286 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:25:01.24 ID:luJdu60R0
('∀`)「ははっ…」
('∀`)「はははh」
L('A`;)」「(ほあああああ!!! 何言ってんだ、オレぇぇぇ!!!)」
L(;'A`)」「(落ち着け、まだ慌てる時間……いや、慌てろー!!)」
L('A`;)」「(どうしょう、どうしょう、ボスケテ!!
ボス決して走らず急いで歩いてきてそsh
)」
川 ゚ -゚)「そっちが、良ければ」
('∀`)
('A`)「……ワッツ?」
- 291 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:26:12.89 ID:luJdu60R0
―
――
(゚- ゚ 川 b ('A` )
(゚- ゚ 川「…」
('A` )「…」
(゚- ゚ 川「…」
('A` )「…電車、使わないんですか?」
(゚- ゚ 川「…」
(゚- ゚ 川「雨の日の電車は嫌いなんだ」
- 294 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:26:58.37 ID:luJdu60R0
(゚- ゚ 川「それに、キミの家はこっちのほうが近いだろう?」
('A` )「…そりゃ、まぁ」
('A` )「…」
('A` )「オレの家なんて、よく知ってますね」
(゚- ゚ 川「…」
(゚- ゚ 川「まぁな」
('A` )「…」
(゚- ゚ 川「…」
- 298 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:27:37.45 ID:luJdu60R0
('A` )「…」
(゚- ゚ 川「…」
('A`;)「(会話がもたねぇ)」
(゚- ゚ 川「…」
('A`;)「ひ、昼間ってのに、暗いっすね」
(゚- ゚ 川「…」
(゚- ゚ 川「天気がか?」
('A` )「? え、えぇ…」
(゚- ゚ 川「…」
(゚- ゚ 川「そうだな」
- 300 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:27:53.79 ID:luJdu60R0
('A` )「…」
(゚- ゚ 川「…」
(゚- ゚ 川「…なぁ、ドクオくん」
('A` )「はい?」
(゚- ゚ 川「一つ、聞きたいことがあるんだが…」
(゚- ゚ 川「いいかな?」
('A` )「…」
('A` )「はい、全然」
- 311 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:31:01.56 ID:luJdu60R0
(゚- ゚ 川「…」
(゚- ゚ 川「この前……キミは、“変わらないもの”も大事だと言った」
('A` )「…えぇ」
(゚- ゚ 川「なら、聞こう」
(゚- ゚ 川「…」
(゚- ゚ 川「その“変わらないもの”とは、何だ?」
(゚- ゚ 川「キミは、何を大事に思っている?」
('A` )「…」
川 ゚ -゚)「…それを教えて欲しい」
- 317 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:32:38.88 ID:luJdu60R0
('A` )「…」
('A` )「…」
('A`;)「…」
('A`;)「…」
('A`;)「(ヤベぇ、なんだろ?)」
('A`;)「(あん時は、思ったまんまを言ったけど…)」
('A`;)「(じゃあ、何なんだって聞かれると困るぞ)」
- 320 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:33:46.52 ID:luJdu60R0
川 ゚ -゚)「…」
('A`;)「…えっと、ですね」
川 ゚ -゚)「…」
('A`;)「友情……とか?」
('A`;)「…」
川 ゚ -゚)「…」
('A`;)「…」
川 - -)「…友情か」
(゚- ゚ 川「…」
(゚- ゚ 川「私にも、一人、友人がいるんだ」
- 322 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:34:29.84 ID:luJdu60R0
( 'A`)「?」
(゚- ゚ 川「昔は、もう一人いたんだが…」
(゚- ゚ 川「私のせいで、喧嘩別れしてしまってな」
( 'A`)「…」
(゚- ゚ 川「今では、そいつだけが私の友人だ」
('A` )「…」
('A` )「どんな人なんですか?」
(゚- ゚ 川「…幼馴染っていうやつかな?」
(゚- ゚ 川「小さい頃は、よく遊んだよ」
- 324 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:34:58.52 ID:luJdu60R0
('A` )「…」
('A` )「今は…?」
(゚- ゚ 川「…」
(- - 川「遠くに行ってしまってね」
(- - 川「…しばらくは会えない」
('A` )「…」
('A` )「…そうっすか」
- 327 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:35:53.90 ID:luJdu60R0
( 'A`)「…」
(- - 川「…」
( 'A`)「…」
( 'A`)「…」
('A` )「…」
(-A- )「…」
('A` )「素直さん」
- 330 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:36:47.17 ID:luJdu60R0
(- - 川「なんだ?」
('A` )「…」
('A` )「さっき、一番大事なのは友情だ、って言ったけど…」
('A` )「あれ、たぶん嘘です」
(- - 川「…」
('A` )「オレ、根暗でひねくれてるから、あんまり友達もいません」
('A` )「休日に家から出ることはないし」
('A` )「ケータイのメール機能なんて、なくてもいいぐらいです」
(- - 川「…」
- 333 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:37:11.51 ID:luJdu60R0
('A` )「…この前、素直さんにあんな偉そうなこと言ったくせに」
('A` )「オレは、全然大したことありません」
('A` )「…」
(- - 川「…そうか」
('A` )「…」
(-A- )「…」
( 'A`)「でも、あの言葉自体は嘘じゃないです」
(゚- ゚ 川「…?」
- 337 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:38:06.92 ID:luJdu60R0
( 'A`)「オレは、変わらないモノも大事だと言いました」
( 'A`)「それは、女神さまから教えてもらったことで、自分で気付いたことじゃないです」
( 'A`)「さっきは、良く分かりませんでした」
( 'A`)「でも、今なら分かる気がします」
( 'A`)「オレは、何かを守りたいんです」
(゚- ゚ 川「…」
( 'A`)「変わってく色々なものの中で、“変わらない何か”を守りたいんだと思います」
- 340 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:38:35.47 ID:luJdu60R0
( 'A`)「…」
(;'A`)「…“何か”、っていうのが何なのかよく分かんないんですけど」
(゚- ゚ 川「…」
(- - 川「…そう、か」
(- - 川「…」
(;'A`)「…あぁ、いや、すいません。自分でもよく分からn」
( ー 川「…フフッ」
- 342 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:39:13.16 ID:luJdu60R0
( 'A`)「…?」
(;'A`)「どうかしました?」
( ー 川「いや…」
(・A・)「イ、イジメっ子とかいるならオレに言えよ」
川- -)「…」
(・A・)「…」
川- -)「…」
- 346 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:40:03.48 ID:luJdu60R0
( 'A`)「?」
(・A・)「…オ」
川- -)「…」
(・A・)「…オオオ」
川- -)「…?」
( ー 川「少しだけ、な」
- 348 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:40:41.00 ID:luJdu60R0
(・A・)「オ、オレが、守ってやるから!」
( ー 川「昔を、思い出しただけだ」
- 352 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:41:26.04 ID:luJdu60R0
スッ
川川 ) b ('A` )
('A`;)「ちょっ、素直さん? 濡れますよ!?」
川川 )「いや、ありがとう。ここまでで、いい」
川川 )「また、な」
ダッ
ハ川川 ) 。
- 356 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:41:53.87 ID:luJdu60R0
('A`;)「素直さん!!!」
('A`;)「…」
(;'A`)「…」
('A`;)「…どうしよう」
- 360 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:43:02.35 ID:luJdu60R0
「そこは、追いかけんだよ!! このウスノロぉ!!!」
ボゴォン!!
「ボルケーノ!!」 ∴・('A(┗┐ 从∀゚#从=
⊂('A(、,:; 「どげるあ!?」
- 363 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:43:34.58 ID:luJdu60R0
从#゚∀从「うおい!! ボケナス!! 何やってんだ!!」
('A`メメ)「は、ハインさん?」
ξ;゚听)ξ「ハイン、やりすぎ」
(*-ー-)「加減ってものを知らないの?」
川д川「雨濡れて、しとしとぴっちゃん、しとぴっちゃん〜」
('A`メメ)「ほげ?? なんで…」
- 366 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:44:05.90 ID:luJdu60R0
从#゚∀从「いいから、早く行け!!」
('A`メメ)「は、はいぃ!!」
ダッ
从 ゚∀从、「ったく、世話の焼ける」
ξ*゚听)ξb「ハイン、びしょ濡れだよ。はい、傘」
从 ゚∀从「あぁ、サンキュー」
- 369 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:45:10.89 ID:luJdu60R0
(*-ー-)「まったく、乱暴なんだから」
:,从 -∀从。:ブルブル
从 ゚∀从「あんくらいしないと、発破になんねーだろ?」
从 ゚∀从「たぶん」
ξ*><)ξ「冷たっ! もー、水飛ばさないでよ」
从 -∀从「あーあー、オレもダーリンと相合傘したいなー」
ξ*゚听)ξ「私の話聞いてる?」
- 373 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:45:55.54 ID:luJdu60R0
川д川「んふ〜」
( ∵)『んだよ?』
川д川「さっきから、ちょっと不機嫌じゃないかしら〜?」
( ∵)『別に』
川д川「助けたいけど自分じゃ無理〜、でも他の奴に助けて欲しくない〜」
川д川「板ばさみってヤツね〜」
( ∵)『…』
- 374 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:46:06.85 ID:luJdu60R0
川д川「それでもドッくんが行くことに反対しなかったのは、クーちゃんのことを考えたから〜?」
( ∵)『…』
( ∵)『言ってろ』
川д川「うふふふ、怖い、怖いわ〜」
川д川「自分の、才能が〜」
( ∵)『…』
( ∵)『何か、すげームカツク』
- 377 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:46:59.96 ID:luJdu60R0
※
バシャバシャバシャ!!
走った
どこに行くというわけでもなく、ただ走った
ハ川川 )「――……」
- 383 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:48:33.62 ID:luJdu60R0
全身ずぶ寝れで、服が重く、足も重かった
自分が、今どこにいるのかも分からない
街道を外れ、獣道を突っ切り
ただ、ひたすらにどこかに向けて走っていた
暗くて
何も見えない
悪夢の中にいるようだった
- 386 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:49:28.22 ID:luJdu60R0
川 ゚ -゚)「―――!!!」
急に、視界が開けた
- 388 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:49:51.40 ID:luJdu60R0
そこは
ラウンジ山の麓
ドクオと私のヒミツの場所
川 ゚ -゚)「ここ、は…」
川 ゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)「なるほど…」
川 ゚ -゚)「やはり、変わらないな、……私は」
- 393 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:51:02.47 ID:luJdu60R0
ガサッ
川 ゚ -゚)。「――!!」
(;'A`)「はぁ、はぁ、素直さん…?」
川 ゚ -゚)「ドクオ…、くん」
(;'A`)「ぜーぜー」
(;'A`)「(なんでだろ? どうしてここに来たんだ?
オレ)」
- 396 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:51:48.08 ID:luJdu60R0
川 ゚ -゚)「…どうして、ここに?」
(;'A`)「え」
(;'A`)「いや……」
(;'A`)「……さぁ?」
川 ゚ -゚)「…そうか」
川 ゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)「帰ってk……」
川 - -)「いや、ここは“キミの場所”だ」
- 400 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:52:28.15 ID:luJdu60R0
川川 -)「私が、帰ろう」
⊂('A`;)「ちょっと!! 待ってください!」
川川 )「――離せ」
('A`;)「い、いやです!!」
('A`;)「(おおー、なんでやねーん!
これじゃただの変態じゃねーか)」
- 405 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:53:35.05 ID:luJdu60R0
川川 )「離せ……」
('A`;)「いやです!!」
川川 )「…」
川#゚ -゚)「離せと、言っている…!!」
- 409 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:54:02.20 ID:luJdu60R0
ヒュ
パッ
ゴッ
' ` ( A )「バウマフラ!!!」
川 ゚ -゚)「あ」
- 415 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:55:54.33 ID:luJdu60R0
―
――
―――
(-A-)「…」
(-A-)「ん…」
('A-)「んん……」
('A`) ?
('A`)「なんか、柔らかい……?」
(- - 川
('A`)⊂
- 420 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:56:42.91 ID:luJdu60R0
(;'A`)「ほあああああああああああ!!!!!!!!」
(゚- ゚ 川「ん…」
(゚- ゚ 川「起きたか…」
(;'A`)「す、すあなm、素直さん!? ひ、膝枕らんばばばばb」
(゚- ゚ 川「落ち着け」
(- - 川「さっきは、すまなかった」
(゚- ゚ 川「痛くないか?」
- 426 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:58:29.65 ID:luJdu60R0
(;'A`)「…へ?」
( 'A`)「あ、痛っ…!」
(゚- ゚ 川「痛むか」
(;'A`)「少し」
(゚- ゚ 川「そうか、ならもう少し休んでろ」
( 'A`)「は、はぁ…」
- 432 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
01:59:24.53 ID:luJdu60R0
( 'A`)「(ここは……小屋の中か)」
( 'A`)「…」
( 'A`)「(膝枕、きもちええ…)」
(- - 川「ドクオくん」
(- - 川「…少し、いいかな」
(;'A`)「ふぇ、ふぇやい!!」
(゚- ゚ 川「…? 本当に大丈夫か?」
- 437 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:00:42.73 ID:luJdu60R0
(゚- ゚ 川「…そうか」
(;'A`)「…」
(- - 川「最近、よく夢を見るんだ」
(- - 川「昔の、ずっと昔のな」
( 'A`)「…」
(- - 川「私は暗くて、その上泣き虫で」
(- - 川「よく、イジめられていた」
( 'A`)「……意外です」
- 440 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:01:39.01 ID:luJdu60R0
(゚- ゚川「そうかな?」
(- - 川「…」
(- - 川「心身ともに疲れ果てて」
(- - 川「全部から、逃げ出したいと思っていた」
( 'A`)「…」
(- - 川「ただ、そのときの私には」
(- - 川「助けてくれる友達が、二人いた」
- 445 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:02:49.13 ID:luJdu60R0
( 'A`)「さっき言ってた人達ですか」
(- - 川「あぁ」
(- - 川「学校に行けたのは、二人のお陰だ」
(- - 川「…」
( 'A`)「…」
(- - 川「でも」
(- - 川「私は、二人を遠ざけた」
(- - 川「一人は一年に一度会うだけ、もう一人は完全に縁を切った」
- 449 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:03:54.61 ID:luJdu60R0
( 'A`)「…」
( 'A`)「どうしてですか?」
(- - 川「…」
(゚- ゚ 川「怖かったんだ」
(゚- ゚ 川「裏切られるのが」
(゚- ゚ 川「そして、そんなことに怯えている自分が嫌だった」
( 'A`)「…」
- 453 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:04:53.53 ID:luJdu60R0
(゚- ゚ 川「変わりたかった」
(゚- ゚ 川「違う自分へと」
(゚- ゚ 川「友達が胸を張って、自慢できるような人間になりたかった」
( 'A`)「…」
(- - 川「バカ、だな」
(- - 川「友達を信じられないのに、自分が信じられるわけがない」
(- - 川「夢の中の自分に言われた」
(- - 川「滑稽だとね」
- 456 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:05:27.96 ID:luJdu60R0
( 'A`)「…」
(- - 川「結局、私は変われなかった」
(- - 川「外見も、性格も別人になったつもりだったが」
(- - 川「本質は何も変わっちゃいなかった」
(- - 川「私は、弱いままだったのさ」
- 459 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:06:07.23 ID:luJdu60R0
( 'A`)「…」
(゚- ゚ 川「私は、二人が大好きだった」
(゚- ゚ 川「いや」
(゚- ゚ 川「今でも、好きなのかもしれない」
( - 川「ただ…」
( - 川「もう、遅い」
- 463 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:06:32.75 ID:luJdu60R0
ポツ
( 'A-)「――」
('A`)「(雨漏り……?)」
( 'A`)「(……いや)」
( - 川「…」
( 'A`)「…泣いてるんですか?」
( - 川「まさか」
- 466 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:07:01.66 ID:luJdu60R0
( 'A`)「…」
( 'A`)「…そうっすか」
( 'A`)「…」
ムクッ
('A`)ヾ
('A`)「ありがとうございました」
('A`)「もう、大丈夫です」
- 470 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:07:39.86 ID:luJdu60R0
川 - -)「…そうか」
('A`)「…」
('A`)「素直さん」
川 ゚ -゚)「……ん?」
('A`)「オレは…」
('A`)「オレは、素直さんのことを尊敬してます」
- 473 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:08:23.29 ID:luJdu60R0
川 ゚ -゚)「…」
('A`)「あなたは…」
('A`)「…あんたは、弱くない」
('A`)「自分のことを見て、過去と向き合ってる」
('A`)「逃げちゃなんかいない」
('A`)「泣き虫でもない」
('A`)「もう、遅いなんてこともない」
- 477 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:09:07.38 ID:luJdu60R0
川 ゚ -゚)「…」
('A`)「何の根拠もないけど」
('A`)「昔のことを知ってるわけでもないけど」
('A`)「きっと、その友達もあんたのことを好きだったはずだ」
('A`)「うん、ぜってーそうだ」
- 482 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:10:23.54 ID:luJdu60R0
川 ゚ -゚)
('A`)「絶対っす」
川 ゚ -゚)「…」
('A`)「いや、たぶん」
川 ゚ -゚)「…」
(;'A`)「…かも」
川 ゚ -゚)「…」
- 485 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:11:09.05 ID:luJdu60R0
(;'A`)「…」
(;'A`)「あ、あのですね」
(;'A`)「だから、そんな落ち込むことはない、つーか」
(;'A`)「別に落ち込んでいないかもしれないけど」
(;'A`)「何か気になるような、ならないような…」
川 ゚ -゚)「…」
('A`)「あぅ…」
(;'A`)「すいません。変なこと言っちゃって」
- 488 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:12:07.36 ID:luJdu60R0
川 - )「…」
(;'A`)「…」
('A`;)「(あー、なんでオレこんなに熱くなってんだろ…)」
川 - )「…ドクオくん」
(;'A`)「は、はい!」
川 - )「悪いが、ちょっと向こうを向いていてくれないか?」
('A`)「へ?」
- 498 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:14:46.27 ID:luJdu60R0
川 - )「頼む」
(A`;)「はい……?」
「…」
「……少し、泣くから」
- 502 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:15:39.74 ID:luJdu60R0
私には、友がいた
明るくて、頭が良くて、可愛かった女の子
彼女は言った
「逃げているのかしら」
と
- 504 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:16:03.03 ID:luJdu60R0
私には、友がいる
暗くて、貧弱で、別に格好良くもない男の子
彼は言う
「逃げちゃなんかいない」
と
- 507 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:16:31.97 ID:luJdu60R0
どちらが正しいのか
自分はどちらを信じればいいのか
私には、よく分からない
- 511 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:17:34.28 ID:luJdu60R0
ただ
今は
ドクオの言葉が嬉しくて
嬉しくて
悲しくて
胸が痛くて
涙が止まらなかった
- 516 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:18:32.88 ID:luJdu60R0
私は、相変わらず泣き虫だった
私は、変わってはいなかった
それなのに
どうして
この涙はこんなに暖かいのだろう
とめどなく溢れる、感情と嗚咽に身を任せて
私は泣いた
- 521 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:19:28.58 ID:luJdu60R0
ふいに
後ろから声が聞こえる
「……雨」
「…止みましたね」
外を見ると
夕日が、空を茜色に染め上げていた
- 525 名前:
◆SEOMSVVqUg :2008/01/10(木)
02:20:41.21 ID:luJdu60R0
「…」
「…綺麗、だな」
滲んだ視界で見たその景色は
どこか懐かしさを感じさせた
「ありがとう……、ドクオ」
第二十三話了
- 6 :
◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月)
18:24:03.71 ID:MpFEaK5/0
※
―ダイプロミーティングルーム
川д川「いやー、恋愛ってホントいいもんですね〜」
从 ゚∀从「マブラブか」
(*-ー-)「あんたら二人は、黙ってなさい」
ξ*゚听)ξ「…というか」
ξ*゚听)ξ「コレ」
ξ*゚听)ξ「スゴイねー」
- 9 :
◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月)
18:25:07.40 ID:MpFEaK5/0
―テーブルには四人の女性
―彼女たちは、テーブルの中央を覗き込んでいた
―中央部には、ぽっかりと穴が開いており、そこからクーとドクオが見える
从 ゚∀从「便利なもんだな」
(*-ー-)「確かにね」
川д川「うふふふ〜」
川д川「もっと褒めて〜」
川д川「この、『貞ちゃんビュ〜』を〜」
- 10 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月)
18:25:58.39 ID:MpFEaK5/0
説明しよう
『貞ちゃんビュー』とは、貞ちゃんの超能力で部屋等にのぞき穴を設置し
そこから覗くことによって、中の様子を窺えるのだ(第五話などでも使用)
いざ説明してみると、大したことない技である
- 12 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月)
18:27:41.25 ID:MpFEaK5/0
ξ*゚听)ξ「でもさ。これあるなら、最初から使えば良かったのに」
川д川「屋外では使えないのよ〜」
川д川「雨だし」
(*-ー-)「(……雨は関係あるのかしら)」
从 ゚∀从「しかし、良かった良かった」
从 ゚∀从「一件落着っぽいじゃんか」
ξ*゚听)ξ「え、そうなの?」
(*-ー-)「楽観的過ぎって、言いたいとこだけど…」
―しぃは、そこで言葉を切って穴に意識を向けた
- 13 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月)
18:28:59.68 ID:MpFEaK5/0
(*-ー-)「…」
(*-ー-)「…綺麗な赤」
(*-ー-)「…」
(*-ー-)「“とりあえずは”、いいんじゃない?」
从 ゚∀从「雨降って、自固まるってヤツか」
ξ*゚听)ξ「…」
ξ*゚听)ξ「地じゃないの?」
从 ゚∀从「自でいいんだよ」
- 14 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月)
18:29:57.50 ID:MpFEaK5/0
从゚∀从「さて…」
从゚∀从「くっくっくっく」
从゚∀从「散々、言ってくれたお前には、お仕置きしないとな」
( ∵)『…』
( ∵)『勝手にしろ』
( ∵)『オレにはどーでもいい話だ』
川д川「あら〜、男らしい」
(*-ー-)「気になってしょうがなかったんじゃないの?」
- 17 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月)
18:30:57.69 ID:MpFEaK5/0
( ∵)『っけ』
( ∵)『全然っ、興味ないな』
( ∵)『身体があればいいんだよ、身体がな』
( ∵)『肉体関係ってやつだ』
从 ゚∀从「…」
从 ゚∀从「肉体関係、ね」
从 ゚∀从「誰もいない小屋に、若い男女が二人っきり」
从 ゚∀从「もう手遅れかもしんねーぞ?」
- 18 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月)
18:31:41.49 ID:MpFEaK5/0
( ∵)『――んなっ!!!』
从 ゚∀从「うっそーん」
( ∵)『……』
从 ゚∀从「ぎゃはははは、おもしれーwww」
ξ*゚听)ξ「これがホントのツンデレ……」
ξ*゚听)ξ マケナイモン
- 20 : ◆SEOMSVVqUg :2008/01/14(月)
18:32:54.51 ID:MpFEaK5/0
从 ゚∀从「じゃあ、ちょくら改造してやんよ」
(*-ー-)「あ、楽しそう」
川д川「うふふふ〜、私も参加したい〜」
( ∵)『……悪女どもめ……』
( ∵)『…』
( ∵)『…』
( ∵)『べ、別に良かったなんて、思ってねーからな!』
第二十三話了
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