- 71
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:21:50.37 ID:UJUwgt5A0
「待ちました?」
「いや、今来たところだ」
「そう、なら良かったです」
「急に何の用かな?」
「あの、別に対した用事なんかはないんだけど。お話したいなー、って」
「そうか、ともかく場所を移そう。君は……目立ちすぎる」
「はわわ、ごめんなさい〜。どこに行きましょう」
「そうだな…」
川 ゚ー゚)「ウチの本拠地なんてどうだ?」
- 72
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:22:14.97 ID:UJUwgt5A0
川 ゚ -゚)エスパークーのようです
−第二話:大日本エスパープロジェクト−
- 74
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:22:56.05 ID:UJUwgt5A0
―大日本エスパープロジェクト略してダイプロ本部
从'ー'从「ここが……大日本エスパープロジェクトの本部…」
川 ゚ -゚)「どうかしたのか?」
从'ー'从「なんか……もっとこう、隠れ家的なものを想像してたから」
川 ゚ -゚)「駅前に堂々と入り口があるとは思わなかった?」
从'ー'从「駅の名前も『ダイプロ前駅』なんですもん、驚いちゃいました」
川 ゚ -゚)「まぁ、“普通の人”は入ってこれないらしいから、構わんだろう」
从;'ー'从「そういう問題なのかなぁ」
- 75
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:23:52.00 ID:UJUwgt5A0
ス…
从 ゚∀从「こら!部外者は立ち入り禁止だぞ!」
从;ー;从「はう!ごめんなさい〜!!」
川 ゚ -゚)「…ハインさん、一応部外者という訳ではないんですが」
从 ゚∀从「キャッキャッ、わかってるよ。ここまで入れるって事は“関係者”だ。ただ見たことない後ろ姿d」
从 ゚∀从「!、あんたは…」
从;ー'从「は、はぃい!?」
从 ゚∀从「ナベちゃん?」
- 76
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:24:18.64 ID:UJUwgt5A0
从'ー'从「え?はい…」
从 ゚∀从「おーおー、あんたがあの有名な……ここまで入れるって事はあんたも立派なエスパーなんだな」
从'ー'从「はぁ」
从 ゚∀从「まぁ、ウチはエスパー大歓迎だが、問題だけは起こさないようにな」
从'ー'从「は、はい…!」
从 ゚∀从「あ、それと」
从;'ー'从「…」ドキッ
从 ゚∀从「サイン貰っていいかな」
从'ー'从「ふぇ?」
川 ゚ -゚)「ハインさん…」
- 77
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:24:48.10 ID:UJUwgt5A0
从 ゚∀从「いーじゃん、減るもんでもないし。ほれ、クー、ペンと色紙。オレの机の上にあるから……場所は分かるだろ?」
川 ゚ -゚)「準備してたんですか…」
从 ゚∀从「抜かりなしってな、ほれ」
川 ゚ -゚)「全く…」
ヒュ
パッ
从 ゚∀从「おぉ、ばっちり。サンキュー」
从 ゚∀从「じゃ、お願い」
从;'ー'从「は、はい」
キュッキュッキュー
从 ゚∀从「うはwwwwありがとなwww」
从 ゚∀从「そいじゃ、ゆっくりしていってなー」
―ハインはスキップで去っていった
- 78
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:25:37.36 ID:UJUwgt5A0
从 ゚∀从「あ、忘れてた。クー、主任が呼んでたぞ」
川 ゚ -゚)「この前の失敗の件はもう済んでいるはずですが」
从 ゚∀从「オレは知らねーよ、せっかくだしナベちゃんも挨拶してくればいいんじゃね?」
川 ゚ -゚)「いや、別に渡辺は関係ありません。彼女は客人です」
从 ゚∀从「ふーん、まぁいいや。オレは伝えたからなー」
―今度こそハインは去っていった
- 79
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:28:00.97 ID:UJUwgt5A0
川 ゚ -゚)「ふぅむ、困ったな」
从'ー'从「私は別に構いませんよ?」
川 ゚ -゚)「いや、今回私はキミと話す場所を設けるためにこの場に招いたんだ」
川 ゚ -゚)「別に上の連中と会わせるためじゃない」
从'ー'从「…無理矢理仲間にさせられちゃうとかですか…?」
川 ゚ -゚)「いや」
川 ゚ -゚)「ウチの主任はそんな人間じゃない」
川 ゚ -゚)「今回、キミの勧誘(捕獲)任務の失敗についても…」
川 ゚ -゚)「『別に構わんモナ。考えは人それぞれだモナ。むしろその仕事に対して真摯な姿勢は好感が持てるモナ』」
川 ゚ -゚)「なんて言ってたからな」
- 80
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:28:56.23 ID:UJUwgt5A0
从'ー'从「そうなんですか〜」
川 ゚ -゚)「補佐はカンカンだったがな」
从'ー'从「その補佐の方は怖いんですか…?」
川 ゚ -゚)「いや、怖いというより堅いというか…」
川 ゚ -゚)「会ったほうが手っ取り早いかもな」
从;'ー'从「ちょっぴり不安です〜」
川 ゚ -゚)「まぁ、いざとなったら私が守ってやるさ」
- 81
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:30:24.00 ID:UJUwgt5A0
※
―ダイプロ本部モナールーム
コンコン
川 ゚ -゚)「クーです、ハイン書記長から連絡を受けて参りました」
「入っていいモナよー」
ガチャ
川 ゚ -゚)「失礼します」
从'ー'从「…失礼します〜」
( ´∀`)「よく来てくれたモナー……ん?」
( ・∀・)「キミはナベt……ごほん、渡辺か。素直クール、どういうつもりだ?
返答次第ではただでおかんぞ」
( ´∀`)「モララー、よすモナ」
( ・∀・)「いいえ、ここははっきりとしておくべきです。答えろ、素直クール!」
- 82
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:31:04.69 ID:UJUwgt5A0
( ´∀`)「よせと言っている、モララー補佐」
从;'ー'从「…」ビクッ
川 ゚ -゚)「…」
- 83
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:32:10.53 ID:UJUwgt5A0
( ・∀・)「……申し訳ありません。過ぎた真似を致しました」
( ´∀`)「構わんモナー。モララーは仕事熱心だけど、頭が固いのが玉に瑕だモナ」
( ・∀・)「面と向かって言われると結構傷つきます」
( ´∀`)「モナモナモナwwwwすまんモナ。そちらの2人もすまんかったモナ」
川 ゚ -゚)「いいえ、特に」
从;'ー'从「大丈夫です〜」
- 84
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:32:40.61 ID:UJUwgt5A0
川 ゚ -゚)「…今回、渡辺は客人として私が本部へ招待しました」
川 ゚ -゚)「彼女の能力は人目を惹くため、本部の方がゆっくりと話ができると思ったからです」
( ´∀`)「だそうだモナ、モララー」
( ・∀・)「まぁ、ウチはどんなエスパーでも気軽に入れるように開放してある。敵意がある者を除いてな。しかしアポぐらい取ってもいいだろう」
川 ゚ -゚)「それはこちらの不手際です、申し訳ありませんでした」
( ´∀`)「まぁ、済んだことはいいモナ。それよりお願いがあるモナ」
川 ゚ -゚)「そういえば用件がまだでしたね」
( ´∀`)「実は…」
川 ゚ -゚)「…」
从'ー'从「…」
- 85
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:33:12.14 ID:UJUwgt5A0
( ´∀`)「愛用の万年筆を無くしてしまったモナ」
川 ゚ -゚)「…」
从'ー'从「…」
川 ゚ -゚)「は?」
( ´∀`)「いやだから万年筆を無くしてしまって、困ってるモナ」
川 ゚ -゚)「で?」
( ・∀・)「素直クール!それが上司に対する口の聞き方か!」
( ・∀・)「モナー主任は“無くした万年筆をお前の能力で探しだせ”と言っているんだ、それぐらい分かるだろう」
川 ゚ -゚)「いや、無理ですし」
- 86
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:34:14.79 ID:UJUwgt5A0
( ´∀`)「モナ?無理モナか?」
川 ゚ -゚)「私の能力は、場所がある程度特定できないと無理です。少なくとも頭の中に場所と物のイメージができないと呼び出せません」
( ・∀・)「あれ、そうなの」
川 ゚ -゚)「そうです、探し物には向きません」
( ´∀`)「うわぉ」
( ・∀・)「あちゃー」
川 ゚ -゚)「もしかして用件とはそれだけですか」
( ´∀`)「そうモナ」
川 ゚ -゚)「…」
- 87
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:34:49.45 ID:UJUwgt5A0
( ´∀`)「もう下がっていいモナよ、渡辺さんもゆっくりしていくといいモナ……はぁ」
( ・∀・)「私の手伝いますから、もう一度探しましょう」
川 ゚ -゚)「…」
( ・∀・)「そうだ、今日は全員非番で揃ってるはずだから、後で挨拶をしてくるといい」
川 ゚ -゚)「そうですか、分かりました、失礼します」
ガチャ
从'ー'从「はわわ〜失礼しました〜」
バタン
- 89
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:36:21.55 ID:UJUwgt5A0
※
川 ゚ -゚)「すまんな、こういう所だ」
从'ー'从「のんびりしていいところだと思います〜、最初ちょっぴり怖かったけど」
川 ゚ -゚)「モララー補佐か、ああいう人だ。気にするな」
从'ー'从「モララーさんよりもモナーさんの方が怖かったです」
川 ゚ -゚)「そうか? まぁ、温厚な人の方が怒ったときは怖いと言うからな」
从'ー'从「結局ちゃんとした挨拶はできなかったです」
川 ゚ -゚)「とりあえずはいいさ。それより他の面子へにも会ってみるか?
少人数だしそんなに時間はかからないとは思うが」
从'ー'从「うーん、そうですね……お願いしていいですか?」
川 ゚ -゚)「把握した。たぶんミーティングルームにいるはずだな」
- 90
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:37:18.36 ID:UJUwgt5A0
※
―ダイプロ本部ミーティングルーム
キュッキュッ
コン!カッ!
カッ!カッ!
キュ!
カッ!カン!
(,,゚Д゚)「ぬぅ…腕を上げたな」
ξ*゚听)ξ「実力よ、じちゅ力」
- 91
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:37:44.93 ID:UJUwgt5A0
カッ!ッコン!
(,,゚Д゚)「ちぃ」
キュッキュッキュウー!!
(,,゚Д゚)「ここだ!!」
カカン!!
ξ*゚听)ξ「あ!」
( ><)「ゲームセットなんです、ギコさんの勝ちなんです」
川 ゚ -゚)「…」
从'ー'从「…」
- 92
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:38:22.84 ID:UJUwgt5A0
ξ*゚听)ξ「ギコぉ、あんたもっと手加減しなさいよ」
(,,゚Д゚)「お前のマッチポイントから始めて手加減もクソもないだろう」
从'ー'从「クーさんこれは…」
川 ゚ -゚)「卓球だな、テーブルテニスとも言うな」
ξ*゚听)ξ「あんたってホントデリカシーないのね」
ξ*゚听)ξ「ん?」
川 ゚ -゚)「やぁ」
从'ー'从「どうも」
- 93
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:39:17.11 ID:UJUwgt5A0
−
−−
−−−
(,,゚Д゚)「これは、あれだ。運動能力の向上と心身のリフレッシュを図るのに最適な訓練なんだ」
川 ゚ -゚)「遊んでたと言えばいいだろう」
( ><)「ウソはよくないんです」
(,,゚Д゚)「ビロード、お前はフォローしろよ」
从'ー'从「あのー」
(,,゚Д゚)「あ、すまねぇ。自己紹介がまだだったか」
从'ー'从「いえ、別にそういうわけではないんですけど」
- 94
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:40:07.35 ID:UJUwgt5A0
(,,゚Д゚)「そうなの? まぁいいや、順に自己紹介していくな」
(,,゚Д゚)「オレはギコ。この前は悪かったな、普段は気さくなナイスガイなのでよろしく」
川 ゚ -゚)「うわー」
(,,゚Д゚)「うるせぇ、次」
( ><)「ビロードなんです、目が良いのが唯一の長所なんです」
从'ー'从「目が良い? 視力、いくつぐらいなんですか?」
( ><)「両方とも1.2なんです」
从'ー'从「1.2…ですか?」
(,,゚Д゚)「まぁ、こいつの目の良さってのは視力って訳じゃないから」
从'ー'从「?」
(,,゚Д゚)「そのうち分かるよ、次」
- 96
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:40:45.39 ID:UJUwgt5A0
ξ*゚听)ξ「ツンデレよ、新入りは先輩の言うことをしっかり聞くようにね」
(,,゚Д゚)「見た目はクソガキだけど、一番の古株だ。機嫌を損ねないようにな」
ξ*゚听)ξ「…」
ξ*゚听)ξ「うんしょ」
(,,゚Д゚)「ん? げぇ! 卓球台!!
どこにそんな力が!?」
ドガーン
ギャー
从'ー'从「あんな小さな子もエスパーなんですか」
川 ゚ -゚)「あぁ、ギコの説明どおりだ。素直じゃないけど、可愛い子だよ」
从'ー'从「はぁ…」
グワシャ
ゴメゴメー、アー
- 97
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:41:14.37 ID:UJUwgt5A0
ガチャ
キコキコキコ
(*-ー-)「相変わらず楽しそうね。…? 誰かお客さんが来てるの?」
从'ー'从「(車椅子……私が見えてない…?)」
(メ,,゚Д゚)「あ、しぃ。来たn」
ξ*゚听)ξ「逃がさん」
ノワー
(*-ー-)「この感じは女の人かしら、きっと美人さんね」
( ><)「前に話があった渡辺さんなんです」
(*-ー-)「そうなの。ビロードくん、お願いがあるの。車椅子を彼女のところまで押してくれないかしら」
( ><)「はいなんです」
- 98
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:41:37.39 ID:UJUwgt5A0
キコキコキコ
(*-ー-)「あなたが渡辺さんね。私はしぃ。目と足が悪くてあまり外に出ることはないの、主にここで占いをやってるわ」
从'ー'从「占いですか?」
(*-ー-)「そう。軽くで良かったらあなたのことも占ってみましょうか?」
从*'ー'从「え! いいんですか」
(*^ー^)「えぇ」
- 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:42:45.82 ID:UJUwgt5A0
川 ゚ -゚)「割と溶け込めてるみたいだな」
川д川「そうね」
川 ゚ -゚)「! ちょっとビックリした、いたのか。貞子さん」
川д川「貞ちゃんって呼んで」
川 ゚ -゚)「いたのか。貞ちゃん」
川д川「うふふふふ〜ありがとう〜。クーちゃんに血の祝福を〜」
川 ゚ -゚)「遠慮しておこう」
川 ゚ -゚)「自己紹介はいいのか?」
- 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:43:10.30 ID:UJUwgt5A0
川д川「後で不幸の手紙を出す予定だから大丈夫よ〜」
川 ゚ -゚)「そうか(あえて突っ込むまい)」
川 ゚ -゚)「そういえば、ダイプロの結界は貞子s……貞ちゃんが作ったものなんだよな?」
川д川「ちょっと違うけど、概ね合ってるわ。私の“世界”はどこでも連結可能だから、行きたいとこがあればそこに“繋げる”わよ〜」
川 ゚ -゚)「そうか。じゃあ、帰りにちょっと繋げてもらっていいかな」
川д川「他ならぬクーちゃんの頼みだもの、構わないわよ〜うふふふふ〜」
川 ゚ -゚)「ありがとう」
川 ゚ -゚)「(読めない人だな)」
- 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:43:40.80 ID:UJUwgt5A0
(メメ,,゚Д゚)
ξ*゚听)ξ
(*-ー-)
( ><)
д川
川 ゚ -゚)「さっき会ったハインさんに、モナー主任、モララー補佐を含めた9人がダイプロの面子だ」
川 ゚ -゚)「基本的に主任を除く皆がエスパーだが、エスパー以外のスタッフも20数名いる」
川 ゚ -゚)「組織目的は新規エスパーの発掘とその管理。要するにみんな仲良くということだ」
从'ー'从「ほえ〜」
- 103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:44:10.67 ID:UJUwgt5A0
川 ゚ -゚)「ってとこですか」
(*-ー-)「良くできました」
ξ*゚听)ξ「エスパーは他にも所属してるのが数名いるんだけど、出張やらお店やらであんまりこっちは顔を出さないのよ」
川 ゚ -゚)「そうなのか」
ξ*゚听)ξ「うん、クーに言うの忘れてた」
(,,゚Д゚)「そのうちクーちゃんも会うと思うから、そのときに紹介しよう」
从'ー'从「そうだ、私の自己紹介がまだでした」
从'ー'从「え〜と、名前は渡辺といいます。一応アイドルやってます。よ、よろしくお願いします(あれ?
お願いしていいのかな?)」
(,,゚Д゚)
ξ*゚听)ξ
(*-ー-) お願いしまーす
( ><)
川 ゚ -゚)
д川 ウフフフ
- 104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:44:47.61 ID:UJUwgt5A0
※
ガチャ
从'ー'从「ふわ!ウチの前だ!」
川 ゚ -゚)「おぉ、確かにこれは直結だ」
从'ー'从「貞子さんって凄い人なんですね」
川 ゚ -゚)「ダイプロの空間を仕切ってる人だからな。色んな意味で凄いと思うぞ」
川 ゚ -゚)「しかし……ここが渡辺の家か。もっと高級マンションとかに住んでると思ってたが」
从'ー'从「実際はこんなもんですよw 最近もっとセキュリティがしっかりしたとこに移ろうかと考えてますけどね」
川 ゚ -゚)「まぁ、キミは人目を惹くからな」
川 ゚ -゚)「ウチの方で手配してもらうよう頼んでみるよ」
从'ー'从「ありがとうございます」
- 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:45:22.05 ID:UJUwgt5A0
川 ゚ -゚)「結局、話はあまりできなかったな。何か聞きたいことでもあったんじゃないか?」
从'ー'从「え? あぁ、大丈夫です。もう解決しました」
川 ゚ -゚)「解決した?」
从'ー'从「えぇ。ちょっと不安だったんです……自分がエスパーということ、今後どうしたいのか、色々分からなくなってきて…」
川 ゚ -゚)「…」
- 106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:46:06.29 ID:UJUwgt5A0
从'ー'从「でも、ダイプロのみんなを見たら不安も吹きとんじゃいました」
从'ー'从「別にエスパーだからどうこうという訳じゃなくて、自分のやりたいことをやればいい」
从'ー'从「他の人と違うということも、自分の個性なんだからそれに気を病む必要はない」
从'ー'从「それでも、悩むようだったら私の処にいらっしゃい。道を示してあげる」
川 ゚ -゚)「?」
从'ー'从「ふふっ、全部しぃさんの受け売りです」
川 ゚ -゚)「なるほど」
- 108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:47:57.03 ID:UJUwgt5A0
从'ー'从「最初は緊張したけど、みなさんと話せてよかったです。あんなに楽しかったのは久しぶりです」
川 ゚ -゚)「いつでも遊びにくるといい、歓迎しよう」
从'ー'从「はい! せっかくの休日に付き合ってもらって、ありがとうございました」
川 ゚ -゚)「私は構わん。こっちこそ忙しいだろうに長時間本部に拘束してすまなかった」
从'ー'从「拘束だなんて、今日は一日フリーだったので全然大丈夫です」
从'ー'从「明日からちょっと忙しくなるけど」
川 ゚ -゚)「そうか、頑張ってくれ」
从'ー'从「ファンのためにも?」
川 ゚ー゚)「…ファンもためにもだ」
从'ー'从「ふふ、頑張ります。それじゃあ、また」
川 ゚ -゚)「あぁ、またな」
トットットット
- 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/15(土) 14:48:33.56 ID:UJUwgt5A0
川 ゚ -゚)「んー」
川 ゚ -゚)「帰るか…」
川 ゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)「…」
川 ゚ -゚)「ここはどこだろう…」
第二話了
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