3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:40:41.61 ID:pJSezUQU0

エスパークス、エスタークじゃねぇのかよ!
という人のための登場人物紹介

川 ゚ -゚) 新人。物を呼び寄せる超能力

(,,゚Д゚) 先輩。超脚力の超能力

(*-ー-) 身体が不自由。人の内面の色を視る

( ><) 新人。千里眼

ξ*゚听)ξ クソガキ。記憶を刈り取る

( ´_ゝ`) 変態兄。夜間だけ透明人間

(´<_` ) 変態弟。日中だけ透明人間

ノパ听) (-_-) 学校の先生達

('、`*川 *(‘‘)* 仲良し女子高生


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:42:38.96 ID:pJSezUQU0

(  ゝ )「実に、長かった。あまりにも、長すぎた」

(  ゝ )「日本よ! 私は帰ってきた!!」

( <  )「…」

( <  )「初っ端からパロ尽くしというのは、あまり関心しないぞ」

( < ;)「というか怒られそうだ」

(*  ゝ )「いやー、すまんすまん」

(*  ゝ )「久しぶりの日本じゃん? テンション上がっちゃってwww」

( <  )「テンション下がったことが今までにあったか?」


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:44:48.45 ID:pJSezUQU0

(  ゝ )「それにしても長かったなぁ」

( <  )「実に七話分」

( <  )「その間、色々あったみたいだ」

(  ゝ )「あぁ、前回の首輪プレイとか」

(  ゝ )「前々回の温泉旅行とか」

(  ゝ )「タイミングずらせよ……っ…くそっ…」

( < ;)「泣くまでのことか」

(  ゝ )「…ぐすっ」

(  ゝ )「辛かったな」

( <  )「当然の如くミサイルを撃墜されて、しばらく海を漂ってたしな」

(  ゝ )「寂しかったな」

( <  )「あぁ、初めて会った生物が冬眠前の熊だったしな」

(  ゝ )「…」

( <  )「…」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:47:05.00 ID:pJSezUQU0

(  ゝ )「しかし、我らは帰ってきた」

( <  )「あぁ」

(  ゝ )「…」

( <  )「…」


(  ゝ )「…久しぶりにやるか」

( <  )「あれか」

(  ゝ )「…あれだ」

( <  )「…あぁ!」

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:50:28.01 ID:pJSezUQU0

バッ!!

(  ゝ )「オレ達! 流石兄弟は!!」

( <  )「王者の風よ!!」

(  ゝ )「全身!!」

( <  )「性感帯ッ!!」

(  ゝ )「天パ!!」

( <  )「狂乱ッ!!」



ガシィィィィ!!!

( ´_ゝ`)「見よ!! オレ達は赤く燃えているぅっ!!!」(´<_` )




( ´_ゝ`)アツイ

(´<_` )アツイアツイ
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:52:26.10 ID:pJSezUQU0



川 ゚ -゚)エスパークーのようです

    −第十三話:再来!流石兄弟!!−


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:54:30.15 ID:pJSezUQU0

―県立VIP高校2年教室


*(‘‘)*「ペニちゃん、ペニちゃん」

('、`*川「なぁによ……昼休みは眠いの…」

*(‘‘)*「ご飯食べてすぐ寝ると太るよ!」

('、`*川「残念。 私は太らないの……おやすみ」

*(‘‘)*「ぐっ……女の敵め…!」

*(‘‘)*「って、そんなのどうでもいいの! ニュース、ニュースだよ!」

('、`*川「またぁ?」

*(‘‘)*「はい、起きて、起きて」

('、`*川「ふあぁ……で、何? ニュースって」

*(‘‘)*「3年に転校生が来たみたいなの!」

('、`*川「……それだけ?」

*(‘‘)*「え、うん」

('、`*川「…おやすみ」

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:56:29.57 ID:pJSezUQU0

*(‘‘)*「なんでぇ!」

('、`*川「…興味なし……」

*(‘‘)*「えー、見に行こうよー」

*(‘‘)*「ねー」

('、`*川「……」

*(‘‘)*「ねーねー」

('、`*川「……」

*(‘‘)*「ね――――――!!!」

('、`*川「あー! うるさい!!」

('、`*川「…全く」

*(‘‘)*「あ、起きた。 行く?」

('、`*川「すぐ帰るからね」

*(‘‘)*「やった♪」

('、`*川「…」

('、`*川「(この時期に、転校生…? …変なの)」

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:58:14.55 ID:pJSezUQU0



―3年教室前


('、`*川「…」

*(‘‘)*「…」

('、`*川「…変だわ」

*(‘‘)*「…やっぱりペニちゃんもそう思う?」

('、`*川「…」

*(‘‘)*「…」



18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:59:42.54 ID:pJSezUQU0

('、`*川「…というか変態ね」

*(‘‘)*「…うん」




―そこにいたのは

―婦人用肌着にスラックスという前衛的なファッションをした男




( ´_ゝ`) ニヤリ



―ニヒルな笑いが渋いぜ




('、`*川「…」

*(‘‘)*「…」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:01:35.20 ID:pJSezUQU0

('、`*川「帰ろ」

*(‘‘)*「…うん」


川 ゚ -゚)「―っと、失礼」

('、`*川「あ、はい」



ガラッ

( ´_ゝ`)!!

川 ゚ -゚)「―」

( ´_ゝ`)「――」

川 ゚ -゚)「――」

(;´_ゝ`)「――!」

川 ゚ -゚)「…」


  ギュー(;´_ゝ`ゝ川 ゚ -゚)


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:03:14.51 ID:pJSezUQU0


ガラッ

(;´_ゝ`ゝ川 ゚ -゚)「すまん、通るぞ」

('、`*川「はぁ」

*(‘‘)*「…」



イタイ イタイィー ホッペガモゲルー
スコシハ ダマッテアルケ



23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:04:30.19 ID:pJSezUQU0

('、`*川「…」

*(‘‘)*「誰?」

('、`*川「たぶん、隣のクラスの子」

*(‘‘)*「2年生なんだ」

('、`*川「よく知らないけどね」

('、`*川「…ほら、帰るよ」

*(‘‘)*「え? 追わないの? 面白そうだよ?」

('、`*川「あんた一人で行きな、私は寝る」

('、`*川「じゃーね」

*(‘‘)*「あ、待ってよー」


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:06:45.36 ID:pJSezUQU0



―屋上


川 ゚ -゚)「―さて」

川 ゚ -゚)「説明してもらおうか」

川 ゚ -゚)「兄者」

( ´_ゝ`)「だから、何のことかさっぱり―」


ヒュ
パッ


―ガン! カランカラン


(;´_ゝ`)「…」

川 ゚ -゚)「次は当てるぞ」

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:08:52.27 ID:pJSezUQU0

(;´_ゝ`)「…」

( ´_ゝ`)「ふー」

( ´_ゝ`)「オーケー、分かった。降参だ。だからその物騒な物を―」

川 ゚ -゚)「ビロード、弟者はどこだ」


スッ

( <●><●>)「クーさんの背後、10mです」

( <  ;)「!」

(;´_ゝ`)「…!!」

(;´_ゝ`)「バレバレかよ…」

( <●><●>)「ずばっとお見通しなんです」

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:10:41.06 ID:pJSezUQU0


川 ゚ -゚)「注意を引き付けて、背後から不意打ちか」

川 ゚ -゚)「女の子にそんなことしちゃいかんぞ」

( ´_ゝ`)「…」

( <   )「…」

( <●><●>)「…(皆同じことを考えてるのはわかってます)」



30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:12:39.64 ID:pJSezUQU0

川 ゚ -゚)「で、どうしてお前らがここにいる」

( ´_ゝ`)「…」

( <   )「…」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「今度は赤道直下がいいかな…」

(;´_ゝ`)「…」

(;´_ゝ`)「分かった、話すよ」

( <  ;)「兄者…!」

( ´_ゝ`)「仕方ない、こうなったからには協力してもらおう」

川 ゚ -゚)「協力…?」

( ´_ゝ`)「オレらがエスパー発掘の任務を負っていることは、知っているだろう?」

川 ゚ -゚)「あぁ、確か主任がそんなことを言っていたな」

( ´_ゝ`)「今回はその件で学校に編入してきたのさ」

川 ゚ -゚)「つまり、任務か」

( ´_ゝ`)「まぁな」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:16:52.80 ID:pJSezUQU0

川 ゚ -゚)「この学校にエスパーに該当する人物がいると?」

( ´_ゝ`)「エスパーと思しき人物がいることは確かだが、まだ確定じゃない」

川 ゚ -゚)「確定じゃない? しぃさんの占いにしては曖昧だな」

( ´_ゝ`)「いや、あの人の占いじゃない」

( ´_ゝ`)「オレ達は独自で動いてるんでね。情報もダイプロとは別ルートなのさ」

( <●><●>)「…」

川 ゚ -゚)「なるほどな、それでそのエスパーの可能性があるという人物は誰なんだ?」

( ´_ゝ`)「…」

( ´_ゝ`)「素直ヒート」

( ´_ゝ`)「1年C組の担任をしている女教師だ」

( <●><●>)「―!!」




( <   ) ゼンゼンシャベッテナイ

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:18:53.17 ID:pJSezUQU0



―1年C組教室


ノパ听)「よーし!! リピートアフターミィー!!」

ノパ听)「イッツ ア ピアァノ!!」


『イッツ ア ピアァノ』


ノパ听)「イッツ ア アフゥロ!!」


『イッツ ア アフゥロ』


ノパ听)「イッツ ア ノンシュガー!!!」


『イッツ ア ノンシュガー』

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:21:02.22 ID:pJSezUQU0


ノパ听)「―よし!!」

ノパ听)「いい発音だ!!」

ノパ听)「英語は頭じゃない、心で捉えろ!!」

ノパ听)「先生はそうやって英語教師になったんだ!!」


ヨーシ モウイッカイダ!

アルファベット イズ ウエポン!!
アルファベット イズ ウエポン

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:23:54.02 ID:pJSezUQU0

( ><)「(…)」

( ><)「(まさかヒート先生がエスパーだなんて)」

( ><)「(…)」

( ><)「(兄者さんは『今日やる』って言ってたんです)」

( ><)「(なにをやるんだろう…)」

( ><)「…やっぱりダイプロのみんなに相談したほうが」 ボソッ


( <   )「(そうはいかんよ、ビロードくん)」

(;><)「ほぁぁぁぁああ!!!」


ノパ听)「ん? どうしたビロード!? 具合でも悪いのか!?」

(;><)「い、いえ」

(;><)「なんでもないんです」


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:25:48.91 ID:pJSezUQU0

(;><)「…」

(;><)「(…弟者さん、驚かさないでください)」

( <   )「(あぁ、すまんすまん)」

( <   )「(しかし、まだ知らせるわけにはいかない。これは極秘任務なのだ)」

(;><)(…ダイプロにも極秘にする意味がわかんないんです)

( ><)「(みんなで協力したほうがいいに決まってるんです)」

( ><)「(特にしぃさんには話を聞いたほうが)」

( <   )「(下手に情報が漏れると困るし、我々にもプライドがある)」

( <   )「(それに、オレたちは別にダイプロのために働いているわけではない)」

( <   )「(主任には恩があるし、クーさんのパンツには世話になったがな)」

(;><)(兄者さんに比べてまともだと思っていたけど、やっぱりこの人も変態なんです)

( ><)「(じゃあ、何のためにやってるんですか?)」

( <   )「(それは、ヒミツだ)」

( <   )「(オレ達は“流石”だからな)」

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:27:51.89 ID:pJSezUQU0

( ><)「…」

( ><)「(やっぱりダイプロに…)」

( <   )「(そうか…)」

( <   )「(ならば強硬手段に移るとしよう)」

(;><)「(な!? こんなトコで何をする気なんです!?)」

( <   )「(ふふふふふふ…)」



アーッ




42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:29:56.23 ID:pJSezUQU0



ノパ听)「じゃあ、この問題を解けるヤツ!! 挙手だぁぁあ!!!」



( ><)ノヽ( <   )







(;><)ノ「え…」

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:31:43.02 ID:pJSezUQU0

ノパ听)「おう!! ビロード!! よーし、黒板に答えを書けぇい!!!」

(;><)ノ「ちょっ!!! これは違っ……手が!!」

ノパ听)「何言ってるんだ? ほれ」




コレハ ガンファイター デス?
チガウゾー コレハ ペン デス、ダ

バカッデー ビロードwww
チガッ! テガカッテニ…!!




*(‘‘)*「…」 ←同じクラス

*(‘‘)*「…変なの」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:34:27.21 ID:pJSezUQU0



―放課後、屋上


川 ゚ -゚)「大丈夫か、ビロード」

(;><)「散々だったんです…」

( ><)「…」

( ><)「クーさんは何もされなかったんですか?」

川 ゚ -゚)「釘を刺しておいたからな」


川 ゚ -゚)「何かしたら北極行きだ、と」

(;><)「…」


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:37:00.32 ID:pJSezUQU0

( ><)「ダイプロには…?」

川 ゚ -゚)「いや、まだだ。確かな情報じゃないしな、確認してからでも遅くはあるまい」

( ><)「じゃあ、今夜は4人だけなんですか?」

川 ゚ -゚)「あぁ。ドクオも帰ったし、貞ちゃんはどこにいるかも分からないしな」

( ><)「あの人は本当にこの学校にいるんですか?」

川 ゚ -゚)「さぁな」

川 ゚ -゚)「学校の七不思議に入れてもいいじゃないか?」


ガチャッ

( ´_ゝ`)「アロー」

川 ゚ -゚)「来たか」

( ><)「…弟者さんは?」

( ´_ゝ`)「絶賛張り込み中です」

川 ゚ -゚)「先生をか」

( ´_ゝ`)「一応、な」


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:38:37.79 ID:pJSezUQU0

( ><)「それで、何をすればいいんですか?」

( ´_ゝ`)「素直ヒートがエスパーかどうか確かめる、それで確認の後に確保。かな」

川 ゚ -゚)「確かめるってどうするんだ」

( ><)「まだ能力(ちから)が目覚めてない可能性もあるんです」

( ´_ゝ`)「それなら目覚めさせればいい」

川 ゚ -゚)「んな無茶な」

( ><)「目覚めさせるって…」


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:41:18.53 ID:pJSezUQU0

( ´_ゝ`)「超能力はどんなときに目覚める?」

( ´_ゝ`)「はい! ビロードくん!!」

(;><)「え!? え〜と、生まれたときから使える人がいると思うんです」

( ´_ゝ`)「これは“生まれつきタイプ”だね! はい、次!!」

川 ゚ -゚)「ん? 私の場合は17歳の誕生日だな。その日を境に使えるようになった」

川 ゚ -゚)「まぁ驚いたが、自然に受け入れられたな」

( ´_ゝ`)「これは“特定年齢タイプ”だね! 他にはなにかあるかな?」

( ><)「ボクは中学生の頃に高熱を出して、生死の境を彷徨ったことがあるんです」

( ><)「一命を取り留めて、目を覚ますと、この能力が使えるようになってたんです」

( ´_ゝ`)「これは“生命の危機タイプ”だね! もうないかな?」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「…感情の昂ぶりで、能力が目覚めるということも…あるな」

( ´_ゝ`)「そう! それだ!!」

( ´_ゝ`)「“感情タイプ”!! 今回はそれでいこうと思うんだけど、どうかな!?」

川 ゚ -゚)「…」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:44:38.84 ID:pJSezUQU0

(;><)「え……いや、どうかな!? と言われても」

( ´_ゝ`)「う〜ん、説明不足だったかな」

( ´_ゝ`)「もし、彼女が目覚めていないとしよう」

( ´_ゝ`)「“生まれつきタイプ”、まぁ、これはないね」

( ´_ゝ`)「“特定年齢タイプ”、ないとも言えないけど、20代後半で目覚めるエスパーなんて聞いたこともない」

( ´_ゝ`)「“生死の危機タイプ”、試せないよね。常識的に考えて。死んだら元も子もないし」

( ´_ゝ`)「“感情タイプ”、彼女の気持ちを揺さぶるだけ! 簡単! お手軽!」

( ´_ゝ`)「というわけで、“感情タイプ”でいきたいと思う」

川 ゚ -゚)「…」

( ><)「…」

川 ゚ -゚)「ビロード」

( ><)「はいなんです」

川 ゚ -゚)「しぃさんに連絡しよう」

( ><)「はいなんです」

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:46:49.54 ID:pJSezUQU0

(;´_ゝ`)「え〜!? なんでよ!?」

川 ゚ -゚)「そんな適当でやってられるか」

川 ゚ -゚)「確認してからでも、と思った私が馬鹿だった」

(;´_ゝ`)「いや、ちょっと待って。お願い、待って」

川 ゚ -゚)「ダメだ」

(;´_ゝ`)「話だけでも聞いてくれ! この通り!!」

川 ゚ -゚)「…」

( ;_ゝ;)「お願い、お願い、お願いしまぁぁああす!!」

川 ゚ -゚)「…」

( ><)「…」

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:48:44.14 ID:pJSezUQU0


川 ゚ -゚) ←少し同情しつつも、やっぱキモイし無理、と思ってる

( ><) ←可哀相な人なんです、と思ってる


川 ゚ -゚)「兄者…」

( ><)「…話だけなら」



 ( ><) 川 ゚ -゚)


 ( ><) (゚- ゚ 川


 ( ><) (゚- ゚ 川 ←まぁ話だけならいいか、と思ってる


?( ><) 川 ゚д゚) ヨシ ハナシヲキコウ


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:50:36.45 ID:pJSezUQU0

川 ゚ -゚)「で、どうするんだ」

( ´_ゝ`)「ありがとうありがとう、ありがとう」

川 ゚ -゚)「いいから話せ」

( ´_ゝ`)「ふひひひwww つまり彼女の感情を揺れ動かすんだ」

( ><)「ヒート先生は常に感情マックスなんです」

( ´_ゝ`)「うーん」

( ´_ゝ`)「それは、“プラス方向”にだろう?」

( ´_ゝ`)「逆だよ」

( ´_ゝ`)「“マイナス”へと振るのさ」

( ><)「…!!」

川 ゚ -゚)「まさか…」

( ´_ゝ`)「そう、そのまさか」

川 ゚ -゚)「貴様…!」


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:52:05.26 ID:pJSezUQU0



( ´_ゝ`)「先生をびっくりさせて驚かしちゃおう!! 名付けて、『いや〜ん、マイッチング大作戦』!!!」




川 ゚ -゚)「…」

( ><)「…」


( ´_ゝ`)「彼女が既に能力に目覚めているとしても大丈夫! そのときは能力を使って身を守るかもしr」

川 ゚ -゚)「よし、連絡しよう」

( ><)「はいなんです」

(;´_ゝ`)「え〜!? ちょっと待ってよ!!」



コノトオリ! ネ? ヤルダケヤロウヨ!
エエイ ハナセ
ソンナ セッショウナー



60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:53:08.41 ID:pJSezUQU0


川 ゚ -゚)「…全く」

川 ゚ -゚)「まぁ、後生だし手伝ってやるか」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「もうすぐ日が暮れるな…」



61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:55:11.05 ID:pJSezUQU0



―夜、職員室


ノパ听)「今日も元気に残業だー!!」

(-_-)「元気ですね……ホントに」

ノパ听)「おぉ、ヒッキー先生も残業ですか!?」

(-_-)「いえ……」

(-_-)「私の仕事は終わったので……もう帰ります」

ノパ听)「そうですかー!!」

(-_-)「それじゃあ、ヒート先生……また明日」

ノパ听)「えぇ! また明日!!」

(-_-)「ミルナ教頭、失礼します」



( ゚д゚)

( ゚д゚ )

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:56:20.33 ID:pJSezUQU0

(-_-)「…」

(-_-) コッチm

(-_-)「…」

(-_-)「それじゃあ」


ガラッ

ノパ听)「うっし、やるぞー!! 明日は抜き打ちテストーだ!!!」




( ゚д゚)

( ゚д゚ )

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:57:45.51 ID:pJSezUQU0



―職員室前廊下


(;><)「(明日抜き打ちテストなんですか!?)」

川 ゚ -゚)「(そうみたいだな)」

(;><)「(うぅっ…)」

川 ゚ -゚)「(弟者)」


(´<_` )「(あいよ)」

川 ゚ -゚)「(今、残っているのは2人だけか)」

(´<_` )「(そうだな、他の先生は帰ったみたいだ)」

(´<_` )「(部活も粗方終わったみたいだし、教頭とターゲットの2人だけだ)」


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:59:00.79 ID:pJSezUQU0

(´<_`;)「(しかし、あの教頭はどうにかならんのか)」

(´<_`;)「(ずっとこっちを見てるような気がしてたまらん)」

( ><)「(不動のミルナ教頭と炎のヒート先生)」

( ><)「(ウチの学校最強と名高い2人です)」

川 ゚ -゚)「(そんな話初めて聞いたぞ…)」

( ><)「(ミルナ教頭は一国を一人で支え、ヒート先生の拳は宇宙大魔王すら砕くと言われてるんです)」

(´<_`;)「(化け物か…)」

( ><)「(あくまでも噂ですぅ)」

川 ゚ -゚)「(やけに具体的な噂だ)」

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:00:55.22 ID:pJSezUQU0

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「(ん? 兄者はどこだ?)」

(´<_` )「(中で張っているはずだ)」

( ><)「(そりゃそうなんです)」

川 ゚ -゚)「(そうか)」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)ゝ )「(よ・ん・だ?)」



川#゚ -゚)=つ)ゝ )・`;゙ 「もごぅ!!」



ガッシ!ボカ!!


( ><)「(クーさん! それ以上やったら死んじゃう!)」

(´<_` )「(別にいいんじゃね?)」


69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:02:08.71 ID:pJSezUQU0

(、メ ゝ )「(……うぐぅ)」

川 ゚ -゚)「(なんで外にいるんだ)」

(´<_` )「(中にいなきゃ意味ないだろ、常識的に考えて)」

(、メ ゝ )「(いやー、途中で尿意を感じてさー)」

(、メ ゝ )「(さっき、男の先生が出てくるとき、一緒に出たんだよ)」

(´<_` )「(それで入れなくなった、と)」

(、メ ゝ )「(さっすが我が弟! 分かってるぅ!)」

川 ゚ -゚)「(よし、放り込め)」

(、メ ゝ ;)「(ちょ!! ばれる!! ばれるぅ!!)」

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:03:47.50 ID:pJSezUQU0


「…ん? なんだ?」

「誰かいるのかー!?」

ガラッ


ノパ听)






川 ゚ -゚)( ><) 「!!!」 (´<_` )(  ゝ )



74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:07:28.07 ID:pJSezUQU0


―見つかった、誰もがそう思った

―その時



ヒュ
パッ


ガチャーン!



(゚- ゚ノハ「ん?」

(゚д゚ノハ「のわー!! 私のカップがー!!!」


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:08:26.80 ID:pJSezUQU0

ノハ;゚听)「―!!」

ノハ;゚听)「誰もいないみたいだな!」

ガラッ




カップ カップ!! アーアー
キョウトウ ミテマシタ?

エ? カップガカッテニ?
マッサカー



76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:09:40.78 ID:pJSezUQU0


-゚) ヒョコッ

-゚)「(―危なかった)」

<)「(クーさん、さっきのは?)」

-゚)「(ヒート先生のカップを“呼んだ”。席が扉の近くで良かった、遠すぎると不自然だからな)」

<_`)「(さすがだな)」

<_`)「(…)」

<_`)「(兄者は?)」

-゚)「(近くにいたっぽいからな。扉が開いた瞬間、中にぶん投げてやった)」

<_`)「(…さすがだな)」


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:11:01.37 ID:pJSezUQU0




(; ゝ )「(…痛たた…)」

(; ゝ )「(さっきからオレの扱い酷くね?)」

(  ゝ )「…」



ノパ听) ウオオー!

ノパ听) キット クッツク!クッツクハズダー!!

ノパ听)

ノパ听) ギャワー! トレター!!



(  ゝ )「…」


78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:12:17.72 ID:pJSezUQU0


(  ゝ )「…」



( ゚д゚)

( ゚д゚)

( ゚д゚ )



(; ゝ ) ビクゥッ!!

(; ゝ )「…」

(; ゝ )「(…長くなりそうだな)」



79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:13:42.40 ID:pJSezUQU0


――
―――


ノパ听)「おーし、終わったー!!」

ノパ听)「カップの修復が!!」

ノパ听)「…」

ノパ听)「よし、抜き打ちテストは延期だ!!」




( ゚д゚)

( ゚д゚ )


80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:14:49.37 ID:pJSezUQU0

ノパ听)「教頭、私も帰ります!! 」

ノパ听)「あまり頑張りすぎないようにしてください!」


( ゚д゚ )

( 。 。) コクリ

( ゚д゚ )


ノパ听)「それじゃあ!!」

ガラッ!!




( ゚д゚ )

( ゚д゚)

(゚д゚ )

( ゚д゚ ) …カエルカ

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:16:52.71 ID:pJSezUQU0




-゚)「(出てきたぞ!!)」

<_`)「(兄者は!?)」

<) スッ

<●>) デュワッ

<●>)「(ヒート先生の後方、3mに確認)」

<_`)「(了解)」


83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:17:35.75 ID:pJSezUQU0

<_`)「(兄者がターゲットを驚かす、オレ達は何かあったときのサポートだ)」

<_`)「(おk?)」

<●>)「(了解です)」

-゚)「(この作戦の一番の問題は、実行部隊が兄者だということだな)」

<_`)「(兄者はやるときにはやる男だ)」

<●>)「(信じるしかないんです)」

-゚)「(まぁな)」

-゚)「(よし、行くか)」


84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:19:40.88 ID:pJSezUQU0




ノパ听)「今日のご飯は何にしよう〜」

ノパ听)「キャベツが食べたい! キャベツが食べたい!」

ノパ听)「よぉし、今日のご飯はとんかつだ〜!!」

ノパ听)「キャベツ〜 キャベツ〜 とんかつだ〜」


<_`)「(…)」

<_`)「(なぁ)」

-゚)「(なんだ?)」

<_`)「(どうしてキャベツが食べたいのに、とんかつなんだ?)」

-゚)「(知らん)」

<●>)「(付け合せのキャベツじゃないんですか)」

<_`)「(…なるほど)」


88 :すいません>>84と>>85の間です:2007/10/12(金) 23:23:02.83 ID:pJSezUQU0

-゚)「(そんなことより兄者はどうした? もう下駄箱の前だぞ?)」

<●>)「(依然、後方待機中です)」

<_`)「(信じるしかないな……頑張れ、兄者)」




ノパ听)「靴〜、靴っと」

カパッ

ノパ听)「おろ? 靴がないぞ!!」

ノパ听)「ん〜??」

ノパ听)「っかしいな?」

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:22:03.32 ID:pJSezUQU0

フゥー フゥー

ノパ听)「?」

ノパ听)「なんだ?」


フゥー フゥー フゥー

ノパ听)「…」

ノパ听)「…寒気がする」






(  ゝノパ听)


89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:24:57.44 ID:pJSezUQU0


(゚д゚ノハ「はっ!?」




    (゚- ゚ノハ


(゚- ゚ノハ「…気のせいか」




    (゚- ゚ノハ ゝ )



ノパ听)「…また!?」




    ノパ听)

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:25:55.00 ID:pJSezUQU0

「ふひひひひひ、ヒートぉ、ヒート先生よぉ」


ノパ听)「だ、だれだ!!?」



「だれ? …えぇっと、うぅんと…」

「オレ様はゆうれい!! ゆうれいさんだ!!」




-゚)「…」

<_`)「…」

<●>)「…」

-゚)「(…誰かあのバカを止めろ)」

<_`)「(…兄者)」

<●>)「(ボクからは丸見えなんで、本当にバカみたいです)」

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:27:01.06 ID:pJSezUQU0


ノハ;゚听)「ゆゆゆゆゆゆゆうれい!!?」

ノハ;゚听)「そそそそんなのいるわけ、なななないだろ!!」


「……ふはっ、ふはははははははっ」

「いいや、オレはゆうれいだ!! どうだ怖いだろ!! もっと怖がれー!!」


ノハ;゚听)「ほぎゃ――――――!!!」




-゚)「(…)」

<_`)「(…)」

<●>)「(…ウチの担任なんだぜ、アレ)」
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:29:04.18 ID:pJSezUQU0


「ふひひひひひひ、キスしちゃうぞー!!!」


ノハ;゚听)「いやぁあああああ!!!」




-゚)「(調子に乗りすぎだ、あのバカ)」

<_`)「(これはもう、感情の昂ぶりというか、操の危機だろ)」

<●>)「(…あ、ズボン脱いだ)」


97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:30:42.38 ID:pJSezUQU0

ノハ;゚听)「やだってばっ!!!!」


「イヤよ、イヤよもwww いったただきまぁぁああす!!!」


ノハ  )「…」

ノハ  )「こんのぉ…」

ノハ#゚听)「やだって………言ってんだろぉぉぉぉ!!!!!!」




ズ、ドン!!!!

ノハ#゚听)=  ゙;`;・         ;・ ・       「ガメラ!!!?」




-゚)「(!!)」

<_`)「(これは…!!)」

<●>)「(兄者くん、吹っ飛んだー!!)」

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:33:19.17 ID:pJSezUQU0



+ キラーン



-゚)「(お星さまになったな…)」

-゚)「(半端ないな……あれは超能力か?)」

<_`)「(驚いたが間違いないな、身体能力強化の例は他にもいる)」

<●>)「(オーラの流れは、微妙過ぎてわかんないんd……あっ)」

<) シュゥゥゥウウ

<)


―バタッ



100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:33:57.97 ID:pJSezUQU0

-゚)「(ビロード!!)」

<_`)「(おい、大丈夫か!?)」


ネェ

-゚)「(…たぶん、力を使い切ったんだな)」

<_`)「(…そうか)」


ネェネェ

-゚)「(私たちも帰ろう、ダイプロに連絡しないとな)」

<_`)「(あぁ、オレらの仕事はもう終わりだ。後は任せる)」


101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:35:05.23 ID:pJSezUQU0

ネェネェネェ

-゚)「(なんだ? 私たちはもう帰――)」

<_`)「(ん? どうした――)」




( ゚д゚ )





ギャ――――――――――!!!!!





102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:36:14.91 ID:pJSezUQU0



―後日ダイプロミーティングルーム


(*-ー-)「結論から言うと…」


(*-ー-)「違うわね」


(;><)「えー!!!」

川 ゚ -゚)「そうなのか…」

(;><)「あんなに苦労したのに…」

川 ゚ -゚)「たっぷり説教されたからな」

(*-ー-)「うん、なんていうか“惜しい”感じなんだけどね」

(*-ー-)「エスパーじゃないわ」


103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:37:40.87 ID:pJSezUQU0

( <  )「しかし、あの兄者のぶっ飛びようは尋常じゃなかったぞ?」

(*-ー-)「弟者くんね? そうね、身体能力は優れてるみたいだけど…」

(メ□_ゝ`)「ほんなレフェルじゃねーそ!!」

( <  )「そんなレベルじゃねーぞ!!、と言っています」

(*-ー-)「まぁ、『この作品ならアレぐらいの表現はするだろ』というのが、ウチの見解よ」

(メ□_ゝ`)「…」

( <  )「…」

川 ゚ -゚)「いいのか、それで…」

(*-ー-)「まぁ、いいんじゃない?」

(;><)「ご都合主義なんです」

106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:38:56.42 ID:pJSezUQU0


ガチャ

(,,゚Д゚)「うぃーっす」


(メ□_ゝ`)「…この声は……!!」

( <  )「…!!」


(,,゚Д゚)「おー、みんな集まってんなー……って」

(,,゚Д゚)「お前ら……流石兄弟か?」


(メ□_ゝ`)「旦那……!!」

( <  )「ギコさん…!!」


(,,゚Д゚)「おー、久しぶりだなー」

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:40:07.04 ID:pJSezUQU0

川 ゚ -゚)「…旦那?」

( ><)「??」

(,,゚Д゚)「ん?」

(,,゚Д゚)「あー、元々こいつらは野良エスパーでな」

(,,゚Д゚)「オレに絡んできたとこをぶっ倒して、ダイプロに連れてきたんだ」

(*-ー-)「しばらくして、第一次下着泥棒大戦が起こったのよ」

(*-ー-)「ハインに捕まって追い出されたけど」

川 ゚ -゚)「なるほど」

( ><)「野良エスパー…」

(,,゚Д゚)「ぶっ倒して以来、どうにも懐かれてな」


(メ□_ゝ`)「旦那に会うため、日本に戻って来たようなもんです」

( <  )「オレ達は、ギコさんのために働いていると言ってもいい」

(メ□_ゝ`)「旦那(ギコさん)は“流石”だからな!!」( <  )


(,,゚Д゚)「この調子だ」

109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:41:24.01 ID:pJSezUQU0

(メ□_ゝ`)「ギコさん!これを!!」

(,,゚Д゚)「ん? なんだ?」

(,,゚Д゚)「これは…!!」

(メ□_ゝ`)「VIP高校一の女教師、素直ヒートのブラです!! やっとの思いで手に入れてきました!」

( <  )「さすが兄者!! やるときにはやる男だ!」

(メ□_ゝ`)「ふはははは!! もっと誉めるがいい!!」

(メ□_ゝ`)「いやー!! 苦労したぜ!! まさか、学校一番の女があんなに強いとはな!!」

(メ□_ゝ`)「下着を盗むためについた嘘のはずが、本当にエスパーかと思っちまったぜ!!」


( < ;)「あ……バカ…」





「ほぉ……」




110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:42:48.02 ID:pJSezUQU0


川 ゚ -゚)「…」

( ><)「…」



(メ□_ゝ`)( <  )




イヤ ジョウダンダヨ ジョーダン
ホラ オシイ ッテ イッテタジャン
ウン
…ダメ?






―しばらくして、流石兄弟の出張先が月に決まった



111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:43:16.79 ID:pJSezUQU0



(*,,゚Д゚)「(学校一の女教師…)」

ξ*゚听)ξ「ぼっしゅー」

(;,゚Д゚)「あぁ!! ご無体な!!!」



第十三話了

戻る

inserted by FC2 system