152 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 23:09:39.45 ID:v7bbcQgA0
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ξ;゚听)ξ(………ちゅ、厨二病、乙)

ブーンがどうやって二度に渡るツンの攻撃を防いだのか。その理屈は簡単だった。
彼はただ、十倍速エロゲプレイで修練した動体視力で暴風の如きツンの挙動を捉え、その右手を振るっただけ。

と言っても、その腕は、常人と同等の腕では無い。

そもそも、十倍速でまともにエロゲーをプレイし、楽しむ為には、必要不可欠な能力が三つある。
一つに、高速で入れ替わる画面を視認する動体視力。二つに、最早人語とは思えぬキャラの声を聞き取る速聴力。
そして、最後の一つは、エロシーンで陰茎をシコり、瞬時に絶頂に達する為の、常識を度外視した腕力だ。

本来の十分の一の時間で終わるエロシーンは、一般人にとってはまさしく刹那、到底、オナれたモノじゃない。
それでも、その短時間にペニスを扱き、絶頂に達したいというのならば、とある壁を超えなければならない。

そう、音速の壁を超えなければならないのだ。

まさしく、音速オナニー。
その実現不可能と言われた妙技を、ブーンは自分の人生全てをかけて体得していた。

( ゚ω゚)「僕の振るわれた右腕は音速を超え、発生した衝撃波は全てを砕く。その事実に例外は無いお」

ξ;゚ー゚)ξ「ふぅん、そういうわりには私の体は砕けて無いわね」

(  ω )「それは……今から砕いてやるお!!」

ξ;゚听)ξ「クッ!!」

155 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 23:10:40.63 ID:v7bbcQgA0
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タイミング的にブーンの攻撃を読んだツンは左に身を飛ばす。
直後、砕かれる、アスファルト。高速の視界の中、それを視認したツンは、ほっと心中で安堵を得るが、

( ゚ω゚)「本当に、遅いですお」

ブーンの両眼は、彼女の回避運動さえも捉えていた。
回避先にツンの足が着地する前に、再度、右腕が振るわれる。

衝撃に、吹き飛ばされるツンの身体。その身に、追撃で衝撃波が三発撃ち込まれる。

ξ; )ξ「ぐぁっ!!」

空中を飛ぶ肉体を、連撃で加速させられたツンが、激しくアスファルトに打ち付けられた。

流石に、鍛え抜かれた鋼鉄の肉体も、至近距離からの、度重なる衝撃の連続に、悲鳴を上げる。

ξ;゚听)ξ「ハァ、ハァ、グッ……」

( ゚ω゚)「………」

すぐさま、身を立て直し、防御姿勢をとるが、予想した更なる追撃は撃ち込まれなかった。
視線の先のブーンは、ツンに右腕を向けたまま、全く動こうとしない。

ξ;゚听)ξ(……余裕、だとでも言いたいのかしら)

そう思ってしまうのも、無理は無い事だろう。

その動体視力は、些細な挙動も見逃さず、その右腕は、標的の接近を許す前に撃ち砕く事が出来るのだから。

160 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 23:12:04.74 ID:v7bbcQgA0
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ξ゚听)ξ(いや、違うわね。アイツはさっき、私を今から砕くと言った。
      だけど、私の肉体は、痛みはあれど、傷を負った訳では無い。なのに、余裕を抱くなんて、御門違いだわ)

しかし、ツンの考え通り、ブーンの心には、余裕など一切無かった。

むしろ、ツンの異様に頑丈な肉体に、ブーンは驚愕していた。

放ったどの衝撃波も、車体を木っ端微塵に吹き飛ばし、アスファルトをも撃ち砕く、多大な威力。
そんな攻撃を合計五発も、相手の肉体に撃ち込んだというのに、見た目状変化は無く、無傷のままなのだ。

渾身の力を籠めた攻撃が効いていないという事実。この状態が続けば、いずれ効かぬ攻撃を続け、疲弊したブーンが、敗れる事となる。

ξ゚听)ξ(それに、そもそも衝撃波の射程が無限という訳では無い。距離が開けば、その威力も弱まるはず。
      つまり、今、ブーンが攻撃してこないのは、現在の私の立ち位置が、アイツにとっての射程外だと言う事に……)

ξ゚听)ξ「どうしたの? さっさと、攻撃してきたら?」

( ゚ω゚)「……そういうツンこそ、ビビって動けないのかお? さっさと来いお」

ξ゚ー゚)ξ「あっそう……じゃあ、遠慮無く、そうさせてもらうわね」

今のブーンの返事で、ツンは確信した。

予想通り、この立ち位置は射程外、または、有効なダメージを与えられない距離。

そして、奴は狙っている。無駄な体力を使わずに相手を仕留められる、一撃必殺のカウンターを。
最高速で突撃するツンの肉体に、真っ向から最大限の衝撃波をぶつけ、今度こそ完全に彼女を粉砕するつもりなのだ。

けれど、相手の技の特性を知っていれば、そのカウンターも容易に無効化できる。
164 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 23:14:37.54 ID:v7bbcQgA0
ξ゚听)ξ(あの衝撃波は右腕からしか発生しない………それなら!!)

両足でアスファルトを蹴り飛ばしたツンは、
ブーンの左側、右腕の死角へと回り込むようにその身を躍らせた。

いくら、相手の右腕が強力でも、攻撃できなければ意味が無い。

加えて、ブーンが持ち得る異常な能力は、視力と腕力のみだ。

弧を描きながら接近するツンの高速移動に、正確に対応できる程の旋回能力を、
ここ最近、室内に籠りっぱなしで衰えた彼の両足では、発揮する事は出来ない。

大層な主砲を持った戦車も、側面を衝かれれば、終わりなのだ。

( ゚ω゚)「………」

けれど、ツンは誤認していた。

相手は、ツンが想像したような、並のオナニストでは無かったのだ。

ξ; )ξ「アぐぁッ!!」

予想しえなかった一撃を、真正面から叩き込まれた。

その意表をついた一撃を放ったのは、死角にある右腕では無い。

( ゚ω゚)「…………フン」

今まで、微動だにさせなかった、左腕。
この一撃の為に、敢えて使わなかったその隠し球を、疾走するツンへと振るったのだ。
168 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 23:15:39.67 ID:v7bbcQgA0
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完璧なタイミングで御見舞いされたカウンターは、彼女の顔面を穿ち、後方へと転倒させる。

幾許かの距離を飛ばされた彼女は、後頭部からアスファルトに落下し、鈍い音を周囲に響かせた。

ξ )ξ「うっ………………」

( ゚ω゚)「ツゥゥゥゥ〜〜ン、僕がぁ、右手だけでぇ、オナニーをしているとでも、思ったのかおぉ〜?」

ξ )ξ「……………………」

倒れたまま身動きをしなくなったツンを凝視しながら、ブーンが問う。
が、当然、その問いにツンの返事は無い。完全に、意識を失っているようだ。

                                    ブ ラ ッ ク ・ ジョー カー
( ゚ω゚)「この左腕こそが、僕にとっての最終兵器、――――隠匿されし、絶対的切り札――――
     僕はこの両腕の力によって、オナニスト十三称号の一つ、『狙撃手(オナイパー)』の称号を勝ち得たんだお!!」

高良かに宣言するブーンは、
内心でもう勝利を確信し、これからの凌辱プランを脳内で練り始めていた。

跡形も無く、無残に、愛娘達を消滅させられたのだ。

普通に相手の初めてを奪ったのでは、気が晴れない。

彼女達の怨みと自分の怒りを完全に払拭する為には、より残酷に、容赦無く、徹底的に弄んでやらねばなるまい。
170 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 23:17:43.77 ID:v7bbcQgA0
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( ゚ω゚)「………フヒ、フヒヒ、ヒッヒヒ。楽しみだ」
ξ )ξ「厨二病、乙」

( ゚ω゚)「………お?」

そんな考えを脳裏に巡らし、下卑た笑みを浮かべるブーンの耳に、不意に、ツンの声が届いた。

声を出した張本人は、勝利の美酒に酔っていた彼の目の前で、何事も無かったかのように立ち上がり、服に付いた埃を払う。

ξ )ξ「あ〜あ、結構汚れちゃったなぁ」

( ゚ω゚)「……正直、驚いたお。左腕の一撃を喰らっても、まだ、動けるとは」

ξ゚听)ξ「確かに、今のは結構、効いたわね。一瞬だけど、久しぶりに気を失ってしまったし。
      だけど、今のが切り札だとしたら、少々、役不足なんじゃない?」

( ゚ω゚)「強がりを言うのも、程々にするお。体はもう、限界を迎えている筈だお」

ξ゚ー゚)ξ「……ふふっ、どうかしら」

( ゚ω゚)「ほざけお!!」

両腕から放つ二重の衝撃波で、ツンが浮かべた不敵な笑みを消しさる。

切り札による渾身のカウンターでも、この化け物を倒しきれなかった事に、
多少の恐怖を覚えたブーンだが、無理に立ち上がった彼女の足は、軽く痙攣していた。
175 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 23:19:18.56 ID:v7bbcQgA0
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頭部への一撃が、いくらかのダメージを与えているのは明白である。

ならば、最早、自分の両腕を温存させる必要は無い。

ここで一気に畳み掛け、相手が力尽き倒れるまで、己が持つ腕力を信じ、酷使し続けるのみ。

( ゚ω゚)「おおおおおおおおォォォォォォッ―――――――――」

ブーンの両腕が消える。いや、音速を超えた速度ゆえ、視認出来ないだけだ。
音速の両腕から生まれる衝撃は、残らずツンへと、満身創痍の彼女へと降り注いだ。

場に響くのは、肉を撃つ連撃音。

振り下ろされた右腕は、返す腕で更に衝撃波を生み、重ねて動く左腕が、その威力を倍加させる。
息を吐く暇も無い。裸のブーンの肌に浮く汗は、音速の風に触れる度に、霧散する。

全ての動きは、眼前の敵を撃ち滅ぼす為に。

全身全霊を籠めたこの連撃は、鬼人さえも、圧倒する。

ξ ー )ξ「………クククッ、貧弱! 貧弱ゥ!」

(;゚ω゚)「なっ!!」

ξ ー )ξ「このツン王の鋼鉄の肉体は、砕けぬ!! 折れぬ!! 朽ちぬ!!」」

それなのに、標的は衝撃の嵐の中、倒れもせず、消し去られた筈の笑みを浮かべていた。

ξ ー )ξ「女性の顔に攻撃した事を、後悔させてあげるわ」
179 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 23:20:19.52 ID:v7bbcQgA0
(;゚ω゚)「くっ!!」

ツンの言葉から、自身に迫る危機を予感したブーンは、両腕を一度止め、カウンターの体勢を取る。

だが、ツンは、ブーンの予想に反し、距離を取るように後方へと跳躍し、周囲を見渡した。

ξ゚听)ξ「よっと………ん〜、ここら辺でいいかしらね」

(;゚ω゚)「………何故、だお。何故、無事でいられるんだお」

ξ゚ー゚)ξ「フンッ、アンタの豆鉄砲なんて、少しでも距離が開けば、痛くも痒くも無いわよ。
      そんな威力じゃあ、人っ子一人倒せないんじゃない?」

(;゚ω゚)(ありえないお……)

ブーンの思考通り、ありえない事だ。

ブーンが発生させる衝撃波は、片腕だけでも、今のツンとの距離ぐらいならば、一般人を容易に卒倒させる事が出来る。
だと言うのにツンは、今の立ち位置よりも短い距離、かつ、両腕でのブーンの攻撃を、難無く耐えてしまったのだ。

俄かには信じ難い、真実。だからと言って、現実から目を逸らしている余裕は、ブーンには無い。
彼は勝たねばならないのだ、失った愛娘達と、自分自身の安穏の為に。

渇望する勝利の為に、ブーンは、現状を考察する。

まず、ツンとの距離が空けば、ダメージは殆ど通らない。
全力でその距離を詰めようとしても、脚力が衰えている以上、ツンが距離を離そうとすれば、追いつくのは至難だ。

しかし、逆にツンの方も、ブーンに近づかない限り、有効な攻撃はできない。
もし、遠距離攻撃をしてきたとしても、十倍速エロゲで鍛えた動体視力にかかれば、簡単に撃ち落とせる。
183 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 23:21:30.98 ID:v7bbcQgA0
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( ゚ω゚)(なら僕は、このままツンが、攻撃の為に接近してくるまで、動かなけれいいだけだお。
     ツンの性格上、絶対に逃亡はしない、必ず有効打を与える好機は来る。その瞬間を逃さず、この両腕で砕いてやるお)

ξ゚听)ξ「ああ、そうそう。ブーン、アナタ、大事な事を忘れてるわ」

( ゚ω゚)「…………おっ?」

ξ゚ー(;゚ω゚)「っ!!」

ξ゚ー゚)ξ「私が、瞬間移動を使えるっていう設定の事よ」

瞬間移動。相手の気を探り、その位置へと、瞬時に移動する事が出来る能力。
これこそが、ブーンと作者自身の、唯一の盲点だった。

確かにツンは、『( ^ω^)ブーンがいろエロするようです』、しぃ編、レス番号554で、瞬間移動を使ったと明言している。

まったく、反則もいいところだ。
ベジータが、悟空に勝てないのは、この能力の所為も、あるんじゃないだろうか。

こんな、距離の概念を無視出来るチート能力を持っていたら、ブーンがいくら頑張ったって歯が立たないに決まっている。
そもそも、瞬間移動の使用を認めていいのは、サイボーグ001とヤードラット星人、そして、どこでもドアだけなのだ。

何故、いろエロ時の作者は、こんな馬鹿な能力を、ツンに与えてしまったのか。

まあ、当然、その理由は、ただの悪ノリによる、暴走にすぎないという事は、分かりきっている訳だが。
186 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 23:23:22.67 ID:v7bbcQgA0
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ξ#゚听)ξ「ドラァァッ!!」

(;^ω^)「おふぅっ!!」

プニョン♪

大樹をも烈斬する蹴りが、ブーンの、剥き出しのプニプニヒップに叩き込まれた。
蹴り飛ばされたブーンは、先程までツンがいた場所まで、地の上を転がり、停止する。

もちろん、お尻は無事である。

ξ*゚∀゚)ξ「ああああ、いい!! この尻の感触、たまらない!!
       私は今、最高に『ハイ!』って、やつよォォォォォォハハハハハハハハハハーッ 」

(;^ω^)「くうぅぅっ、瞬間移動なんて能力もってるなら、何故、すぐに使わなかったんだおおっ!?」

ξ゚ー゚)ξ「馬鹿ねぇ。私にとってこの戦いは、ただの余興、オードブルに過ぎないのよ。
      すぐに、メインディッシュに手をつけたら、つまらないでしょ?」

(;^ω^)「うううっ……」

ξ^ー^)ξ「もちろん、ここで言う、メインディッシュっていうのは、アナタのその、素晴らしいお尻の事だけど」

(;^ω^)「……馬鹿に、しやがって」

ξ゚听)ξ「でもね、正直言って、私、とても失望しているの。
      アナタが珍しく反抗的な態度を取るから、どの程度の力を持っているのか楽しみにしてたっていうのに……全然、力不足で」
189 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 23:25:20.35 ID:v7bbcQgA0
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(;^ω^)「この、悪魔め」

ξ゚听)ξ「………もう、オードブルにも飽きてしまったわ」

空間圧縮の解放を意味する指の音が、鳴り響いた。
同時に、無数のアナルバイブの先端だけが、ブーンの周囲に、突如出現した。

ブーンを完全に包囲するように展開されたアナルバイブは、その全ての矛先を、ブーンのお尻へと向けている。

逃げ場は無い、360°見渡す限りに浮遊するアナルバイブ。
上空にも、ローションを滴らせた矛先を下方に向けた、アナルバイブが存在している。

(;゚ω゚)「なっ、何だお、これは……」

ξ゚听)ξ「そうねぇ、アナタと同じように技名を言うとしたら、『ケツの処女 アナル・メイデン』なんてどうかしら?」

周囲を覆う多数の尻掘り棒が醸し出す醜悪な様相は、
ハンガリーの伯爵夫人、エリザベート・バートリーが製作を依頼したという、かの有名な拷問器具、『鉄の処女 アイアン・メイデン』そのもの。

幾多の処女の生き血を吸った鉄の処女と同様に、
この空中に静止しているアナルバイブ群も、これまでブーンの尻を、何度となく突き刺している。

(;^ω^)(僕の技名より、バックグラウンドがちゃんとあって、なんか、羨ましいお)

ξ゚听)ξ「瞬間移動を使う前に設置しておいたの。
      もう一度、指を鳴らせば、アナタ目掛けて、全弾、発射されるわ」
192 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 23:26:41.22 ID:v7bbcQgA0
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(;^ω^)「くっ………」

ξ゚ー゚)ξ「さて、どうする? ブーン。
      アナタのそのたった二本しかない、ご自慢の両腕で、この1000本を超すアナルバイブを、全て撃ち落とせるかしら?」

無理だ。

全てのアナルバイブが正面から向かってくるならば、まだ、可能であるかもしれないが、
ブーンを中心に半球状にアナルバイブが展開されている今、目で捉えられない後方や上空からくる凶弾は撃ち落とせない。

それにオナニストとは、自分の息子相手に、死力を尽くし闘う、猛者達の事。

チンコは背中に付いてるんじゃない。体の前に付いているのだ。

故に、オナニストは、後ろへの攻撃方法を持ちえない。
ブーンの衝撃波も、後方に発射する事は出来ないのである。

(  ω )「………くそっ」

絶対的な力の差が生んだ絶望に、ブーンは打ち拉がれ、両膝を地につき、項垂れた。

完全なる敗北者の姿だ。その惨めな醜態に、ツンの顔が笑みに歪む。

ξ゚∀゚)ξ「あらあらあらぁ〜? 今更になって、土下座でもするのかしらぁ〜?
      まあ、私は優しいから、許してあげない事も無いわ。その代わり、私の忠実なるアナルペットになってもらうけどね」

(  ω )「……………ツン」

194 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 23:28:29.77 ID:v7bbcQgA0
ξ゚ー゚)ξ「さあ、負けを認め、身も心も、私の物になると宣言しなさい。
      そうすれば、痛くはしないわ。一緒に、気持ち良くなった方が、得る快感も何倍にも増すんだから」

(  ω )「君も一つ、忘れている事があるお」

ξ゚听)ξ「…………は?」

( ゚ω゚)「僕の息子の、二つ名を忘れたのかお!?」

ξ゚听)ξ「アンタ、何を言って………」

( ゚ω゚)「ディグダ!! あなをほるだお!!」

ξ;゚听)ξ「…………えっ?」

叫びを上げたブーンは、自分の硬質化した息子を、アスファルトの地面へと突き刺した。
続け様にブーンは、突き刺さった息子を中心に、両腕を使って、体を回転させる。

( ゚ω゚)「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

徐々に、アスファルトが削れ、砂塵が舞い、ブーンは地中へと潜っていく。

逃げ場が無いと思われた絶望的状況下の中、ブーンが見出した唯一の光明。

それは、アナルバイブの発射前に、地中へと逃げ込む事であった。

ξ;゚听)ξ「…………あ、ありえない」

ツンは開いた口が塞がらなかった。
それもそうだ。こんなチンポでアスファルトを貫くなんて事、出来る訳が無いに決まっている。
197 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 23:29:50.79 ID:v7bbcQgA0
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けれど、よく考えて欲しい。

一レス目でも述べたが、
音速オナニーを実行すると、想像を絶する摩擦熱と衝撃波がペニスに発生する。

常人なら一瞬で、ペニスが千切れ飛ぶだろう。

だが、ブーンはその音速オナニーを何度も実行し、かつ、ペニスも無事な状態を維持しているのだ。
それはつまり、音速オナニーに耐えうる状態にまで、自分の息子を昇華させる事に成功したという事。

それ程までの強度を持ったペニスならば、アスファルトを貫き、穴を掘るなんて事は、造作も無い事だろう。

言わば、この息子の力は、音速オナニーの副産物に他ならない。

ξ;゚听)ξ「………………はっ」

呆気に取られ、ただただ呆然と、目の前の信じられぬ現実を眺めていたツンも、やっと正気に戻った。
彼女も、このまま易々と、ブーンを逃がす気など、毛頭無いのだ。

地中に逃げ込むと言うのなら、その前に、アナルバイブを撃ち込めばいい。

ξ;゚听)ξ「に、逃がすかっ!!」

発射を告げる指の音と共に、全てのアナルバイブが圧縮状態から解放され、高速で射出された。

巻き上がる砂煙の中へと、全てのアナルバイブが撃ち込まれ、何かを貫く音が、連続で木霊する。
200 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 23:31:12.46 ID:v7bbcQgA0
.
ξ゚ー゚)ξ(………手応えあり)

その音が、ブーンの尻をアナルバイブが貫通した音だと判断したツンは、頬を歪ませた。
タイミング的に考えても、ブーンが完全に地中に潜るより早くに、アナルバイブが到達している。

だが、そのまま、徐々に晴れていく砂塵に、視線を向けていたツンは、またも驚駭する事になる。

ξ;゚听)ξ「………う、そ」

そこにあったのは、射出されたアナルバイブと、砕かれたルービックキューブの欠片だけだったのだ。

ブーンはあの危機的状況の中、最後の最後に、ケツに入れていたルービックキューブをデコイ代わりに発射し、
さらに、その反動で爆発的な推進力を得て、全てのアナルバイブを完全に回避していたのである。

ξ;゚听)ξ「そんな、馬鹿、な…………逃げられるなんて」

完全にしてやられた。
それに、アナルに常時、ルービックキューブを入れていくように指示したのも、彼女なのだから始末が悪い。

ξ )ξ(まさか、自分の行いで、自分の首を絞める事になるとは……)

( ゚ω゚)「ツン、捕まえたお!!」

ξ゚听)ξ「………え?」

諦観の念に包まれていたツンの耳に、逃げたと思っていたブーンの声が届いた。
声がした足元にツンが顔を向けてみると、地中から顔と両腕を出したブーンが、自分の足を掴んでいるのが見える。

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