91 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 22:27:15.17 ID:v7bbcQgA0
.
ξ///)ξ「あっ、ダメ…………今、動いたら、零れちゃう」

(  ω )「はあ、はあ…………ツン」

ξ///)ξ「んっ………何? ブーン」

(  ω )「……愛してるお」

それでも、最後には、これだけはもう一度、伝えようと、喉を震わせた。

その言葉を聞いて、嬉しそうに微笑みを浮かべたツンは、彼の体をギュッと抱きしめた。

ξ ー )ξ「私も、ブーンの事…………大好き」

(  ω )「……もう少し、このままでいて、いいかお?」

ξ ー )ξ「だぁめ」

(  ω )「お?」

ξ ー )ξ「………ずっと、このままがいい」

(  ω )「………お」

彼女の可愛らしいわがままに、短い返事をし、ブーンも彼女の背へと手を這わせると、

(*゚ー゚)σ「あぁ〜!!」

部屋のドアが開き、いきなり、しぃちゃんが入って来た。

92 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 22:28:09.70 ID:v7bbcQgA0
.
(*゚ー゚)「ブーンお兄ちゃんと、ツンお姉ちゃんが、エッチな事してるぅ〜」

川 ゚ -゚)「何っ!? それは、本当か!?」

クーさんも入って来た。

('A`)「………まじかよ、ウツダシノウ」 ( ゚∀゚)o彡゜「貧乳おっぱい、貧乳おっぱい」 ノハ*゚听) 「うおおおおおおおお、なんと破廉恥な奴らだああああ!!」 (*゚Д゚)「ご、ゴルァ……」
(´・ω・`)「やあ、ようこそ愛の巣へ。このコンドームはサービスだから次回からは付けて欲しい」 (`・ω・´)「弟よ、空気を読め。彼等にそんな物は必要ない」
( ´∀`) ピロリローン♪ (・∀・;)「ちょ、盗撮止めろ」 (*゚д゚*) 「ハア、ハァ…」 (*゚∀゚) 「ブーちゃんも、ついに男になったね〜。お姉さん嬉しいよ」
(#゚;;-゚) 「……ウチには、関係あらへん事やな」 / ,' 3 「儂の可愛い孫に手を出すとは、万死に値するのう」 (-_-) 「何故、僕はこんな所に……」(´ー` ) 「シラネーヨ」
ミ*゚Д゚彡 「ふ、フサゴルァ……」 (*‘ω‘ *) 「ミニマムちんぽっぽ!!」 ( <●><●>) 「包茎なのは、わかってます」 (><;)「二人とも、失礼な事を言っちゃダメなんです」
< *`∀´>「アイゴー、これだからイルボンの野蛮人は民度が低いニダ!!」 J( 'ー`)し「お盛んねぇ、私もあと五歳若かったら…」 (^Д^ )「プギャー、五歳はねえよ、二十歳だろ」
*(‘‘)* 「私のキャラが分からないとか言うなです!!」 川*д川「祝まーす」 (*´_ゝ`)b「おk、目の保養ゲット!!」 d(´<_`*)「流石だな、兄者」 (・∀ ・) 「ねえ、お前らって、童貞でしょ?」
(=゚ω゚)ノ「二人とも、お幸せにょぅ」 从*'ー'从 「きゃあ〜、ブーンくんったら、大胆〜」 爪*゚〜゚)「エッチな奴らであります」 ('、`*川 「ああ、羨まし、くはないわね。どうぞお幸せに」
从*゚∀从 「ヒヒヒ、次は俺とどうだい?」 ( ФωФ)「我輩にもいつか、春が訪れるのであろうか」 (*゚∋゚)「………ポッ」 (∵*) 「…………ポッ」 
lw´‐ _‐ノv 「ふむふむ、これが性行為というモノか。そもそも異性間の性交は、典型的には 男女のキスから始まり、互いの体を愛撫し、膣への指挿入、クンニリングス、
       フェラチオなどの行為(前戯)を行って、興奮を高めたのち、性交(セックス・性器結合)に至るものであるが、同性間の場合や、オーラルセックスのみで、
       完結する場合とはなにかが決定的に違う。スピリチュアルな感覚がアタシのカラダを駆け巡った・・。『・・(カッコイイ・・!!・・これって運命・・?)』
       男はホストだった。連れていかれてレイプされた。『キャーやめて!』 ドラッグをきめた。『ガッシ!ボカッ!』 アタシは死んだ。スイーツ(米)」

何か、色々入って来た。

95 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 22:29:00.18 ID:v7bbcQgA0
.
(;^ω^)「な、何事だお!?」

(*゚ー゚)「ツンお姉ちゃんだけいいな〜。しぃともエッチな事しようよ〜」

(;^ω^)「ええっ!? いいですとも!」

川 ゚ -゚)「おおっと、それは作者逮捕フラグだから自重しろ。だから、ここは、私と……」

ξ;゚听)ξ「馬鹿っ!! あんた達、何言ってんのよ!! ブーンは私のモノよ!!」

(*゚ー゚)「ツンお姉ちゃんは、もう終わったから一回休みだよ。さあ、ブーンお兄ちゃん、しぃと遊ぼ?(性的な意味で」

川 ゚ -゚)「待て待て、そもそも君は年端もいかない幼女という設定の筈だろ。
     そんな君が、卑猥な事をして許されると思っているのか? (作者逮捕的な意味で」

(*゚ー゚)「え〜、大丈夫だよ。だって、しぃは、数百年を生きる魔女と長きにわたり闘ってきた死霊がとり憑いた死体を、
    師匠に持つ少年の彼女と同じ顔をした、ただの十八歳以上の幼女っていう設定だから」

川 ゚ -゚)「………んっ? それって矛盾してないか?」

(*^ー^)「この、ブーン系小説はフィクションです。実在する人物、団体、学校、企業等とは一切関係ありません。
     また、作中の女の子は皆、十八歳以上だから安心してね♪」

川 ゚ -゚)「何を、今更言ってるんだ……」


96 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 22:29:54.75 ID:v7bbcQgA0
.
ξ*゚听)ξ「ほら、ブーン、今の内よ、早くお尻を私に向けなさい!!」

(;^ω^)「ええぇっ!?」

(*゚ー゚)「あっ!! ツンお姉ちゃん、ずる〜い。ブーンお兄ちゃんは、しぃと遊ぶんだからぁ」

川 ゚ -゚)「ふむ、なら、ここはブーンに決めてもらうという事にしようじゃないか。
     さあ、ブーン、誰を選ぶんだい?」

ξ*゚听)ξ「もちろん、私よね? だって、ブーンは私のモノだもの」

(*゚ー゚)「ブーンお兄ちゃんはしぃと遊びたいんだよね〜?」

川 ゚ー゚)「私は、君の事を信じているぞ」

(;^ω^)「くぅっ……」

(;^ω^)(何が、何だかよく分からないけど……こ、ここは)
109 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 22:41:14.61 ID:v7bbcQgA0
.       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  /  o゚⌒   ⌒゚o  \  ツンの事は大好きだお…
  |     (__人__)    |
  \     ` ⌒´     /



       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  /  o゚⌒   ⌒゚o  \  でも、クーさんのグラマラスなボディも捨てがたいお…
  |     (__人__)    |  
  \     ` ⌒´     /



      ____
     /     \
   /          \
  /  ⌒     ⌒   \ だから、しぃちゃんのロリおまんこに中出しするお!!
 |  ::::::  (__人__) :::::   |
  \              /

111 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 22:42:24.33 ID:v7bbcQgA0
.
(*^ω^)「しぃちゃんのロリおまんこに中出しするおぉっ!!」

(;゚ー゚)「きゃあぁっ!!」

裸のブーンが体を跳ね起こすと、腹の上に跨っていたしぃが、後方へと倒れた。

(*^ω^)「おっおっおっ…………………お?」

すかさず、横たわる彼女の上に、フル勃起状態で、覆い被さる。
しかし、何故かそこは、フローリングの床の上では無く、硬質なアスファルト地面の上だった。

視線の先では、表情を驚きと恐怖に染めたしぃが、まんまると開かれた大きな瞳で、一糸纏わぬ姿のブーンを見つめている。

(;゚ー゚)「お、おはよう、ブーンお兄ちゃん」

(;^ω^)「……おお、おはよう」

(;゚ー゚)「起こそうと思って、お腹の上に乗ってたんだけど、重かったかな?」

(;^ω^)「………」

状況がいまいち飲み込めない素っ裸のブーンは、周囲を見渡してみた。
113 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 22:43:28.08 ID:v7bbcQgA0
.
まず、しぃから視線を外し、顔を上げると、そこには、ブーン達の住処であるマンションがあった。
次に、右を向いてみると、数代の自家用車が白線に沿って駐車してあるのが見える。

また、周囲のアスファルトはクレーター状に少し陥没しており、全裸のブーンは、自分がその中心にいるのだと認識する事ができた。

(;^ω^)(あるぇ〜、こ、ここは……)

間違い無い。

ここは、先程までいた自分の部屋などでは無く、ツンにベクターキャノンをブチ込まれたマンション前だ。

(;^ω^)(ま、まさか………)

ツンだけでは無く、クーさんやしぃちゃんまでもが言い寄ってくるというさっきの異様なモテっぷりと、
最後の、知らない人達が、大挙として押し寄せるという異常な事態。

しぃちゃんが言っていた、おはようという言葉。加えて、今、現在の位置状況。

これら三つの事象が、如実に指し示す真実は、たった一つ。

115 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 22:44:30.07 ID:v7bbcQgA0
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ξ(;^ω^)(さっきのは……………夢?)

最終話だと言うのに、まさかの夢オチ。

なんという無謀なストーリー展開。

その信じ難い真実に、裸体のブーンは驚愕し、息を呑んだ。
いきり勃ったペニスも、自然と萎えてしまう。

ξ#(;^ω^)(作者のネタ切れもここまで深刻だったとは……)

(^ω^;)「………お?」

と、何か得体の知れない気配を感じとったフリチンのブーンは、最後に、左へと顔を向けてみた。

すると、そこには、
120 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 22:45:31.68 ID:v7bbcQgA0
..               /|        |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|        ハ
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122 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 22:46:44.24 ID:v7bbcQgA0
.
ξ )ξ「………」

殺意の塊と言っても過言では無い、一人の死神が立っていた。
死神は、スッポンポンのブーンと視線が合うと、その表情を、禍々しい笑みへと変える。

ξ ー )ξ「グッドモーニング、ブーン。お目覚めはいかがかしら?」

(;^ω^)(目が笑ってねーお……)

彼女の顔をよく見ると、何故か、大量のケフィアが付着していた。
どうやら、彼女は、ブーンが寝てる間、野外でケフィアを食べていたらしい。

(;^ω^)(いいえ、精子です。誰が、どう考えても、僕の夢精です。本当にありがとうございました)

ξ )ξ「例えば……アナタがその昔、幼き頃。
      捨てられて、凍えてる子犬を助けた事があるとしましょう」

(;^ω^)「………お?」

ξ#゚听)ξ「でも、死ねぇぇぇっ!!」

( ゚ω゚).・;'∴ 「ゲバァッ!!」

体躯を支える軸として左足を一歩前に出し、遅れてくる右足を、ブーンの腹に叩き付ける。
たったそれだけの動作で、一人の成人男性が、ゆうに10メートルを超す距離を飛んだ。


123 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 22:47:45.49 ID:v7bbcQgA0
.
(  ω )「グッァッ!!」

世界が、己を中心にして、回転する。

そんな一時の浮遊感を味わった肉体は、車のフロントガラスの破砕音と共に、停止した。
ガラスの飛沫が舞い散る中、腹部と背部を襲う激痛に、ブーンは、表情を歪める。

肋骨を数本粉砕された。

主人公補正で、出来た傷はすぐに治りはするが、痛みが無いという訳ではない。
体内に発生する違和感に、折れた骨が肺に刺さっている事を認識したブーンは、ゆっくりと体を起こし、その場で血反吐を吐き捨てた。

ξ )ξ「……で? しぃちゃんのロリおまんこに、何をするって?」

ひしゃげた車から身を乗り出すブーンの耳に、その怒気を孕んだ質問が届く。
だが、肺が正常に機能しない今、少なからずの弁明をしようにも、声を上手く出せない。

(;^ω^)「ヒュッ、ヒュッヒュー、ツ、そ、それ、は……」

(*゚ー゚)「ねえ、ツンお姉ちゃん、ロリおまんこって、なぁに?」

ξ^ー^)ξ「う〜ん、なんだろうね? ツンお姉ちゃんにも分からないな〜。
      でも、しぃちゃんには、多分、関係の無い事だから、少し黙っててちょうだいね」

(*^ー^)「は〜い。しぃ、いい子だから、静かにしてる」

ξ^ー^)ξ「うんうん、しぃちゃんはいい子だね〜」

(*^ー^)「えへへ〜」

124 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 22:48:48.54 ID:v7bbcQgA0
.
ξ )ξ「………………さて」

(;^ω^)「………うっ」

冷たい視線が、車から静かに降り立ち、隠れて逃亡を図ろうとしていたブーンを見据える。

ξ#゚ー゚)ξ「ブーン、風呂場であれだけ殴った後に、五階の窓からベクターキャノンで撃ち落としたっていうのに、
       アナタはまだ、懲りていないようね……」

(;^ω^)「お、おお、落ち着けお、ツン。ただの夢の話しじゃないかお。
      夢精顔射ぶっかけについては流石に謝るけど、そんなに怒らないでくれお」

ξ#゚听)ξ「いいえ、そんな夢を見るのも全ては、アナタの精神が病んでいるからよ。
       こうなったら、病の原因を、根源から取り除いた方が良さそうね」

(;^ω^)「お? 何を、する気だお?」

ξ#゚ー゚)ξ「アナタの部屋全体を、今から空間圧縮で、粉砕してあげる」

(;^ω^)「なっ!?」

その行為が生み出す最悪の結果に、ブーンは戦慄した。
彼の部屋には、マッサージ店を経営していた頃から貯蓄していたエログッズが、至る所に隠されているのだ。

勝手に天井をブチ開けて、上階の他人の部屋との間に作った天井裏には、一万冊を超えるエロ同人誌が、
そして、同様に無許可で作った床下には、その倍を誇るエロゲーが主人の帰りを待ちながら、眠っている。
127 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 22:49:52.72 ID:v7bbcQgA0
.
他にも、本棚にある多種多様な辞典は、全てのページが切り抜かれており、その空間に選りすぐりのエロマンガが隠されているのだ。

また、緊急用として、枕の中の粒を虫眼鏡で見ると、自分で書き写したお気に入りのエロマンガが読めるし、
懐中電灯の電池部分には、丸めて入れた秘蔵のエロイラスト百選が潜み、壁紙の模様には、複雑に暗号化された官能小説が採用されている。

余談だが、トイレのタンクの中にも、防水加工を施したエロ小説を隠していたが、ツンが掃除した際に発見されてしまった。
やっぱり、何事も、やり過ぎは良くないらしい。みんなも、隠し場所には十分気をつけよう。

ξ#゚听)ξ「前々から、鬱陶しかったのよ。見つけて処分する度に、新たなイヤらしい本を持ち出してくるアンタが。
       やっぱり、害虫は一匹一匹潰すより、巣穴を丸ごと叩いた方が手っ取り早いわよね」

怒れるツンが、ブーンの部屋に対して空間圧縮を使えば、それら全ての秘蔵コレクションが失われる事となる。
別れの言葉も無しに、最愛のモノ達と死別する恐怖。ああ、考えただけでも身の毛が弥立つ。

エログッズ達にいったい何の罪があると言うのだろうか。

まさか、存在する事自体が、罪だとでもいうのか。

しかし、ここでいくら熱弁を垂れようとも、ツンの心一つで、エログッズ達が死ぬ事に変わりは無い。

(;^ω^)「ツン、止めるんだお!! 落ち着いて僕の話しを聞いてk
ξ#゚ー゚)ξ「もう、遅いわよ」

この女、まさに、悪魔。その行為、残虐非道の極みなり。

試作段階から度重なる改良を施された空間圧縮装置は、
一切のキー入力を必要とせず、ただ彼女の意志に反応し、ブーンの部屋を圧縮した。

後は、その圧縮状態を無作為に開放するだけで、全てが終わる。
130 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 22:50:55.36 ID:v7bbcQgA0
.
ξ^ー^)ξ「バイバ〜イ」

(; ω )「クッ、ァッ――――」

そして、彼女が右手を上げ、その指を鳴らすと、
心の底で朧げながらも確かに感じていたエログッズ達の生の息吹きが消失し、彼の心は虚無感で満たされた。

ブーンの愛と情熱をかけて集めた努力の結晶達、いや、愛娘達と言っても良い大切な存在全てが、残らず塵となったのだ。
直に部屋に行って見ずとも、彼には、彼女達の死が感知できた。彼とエログッズ達との繋がりは、それ程までに深いモノだった。

(  ω )「…………」

これまで、数々の修羅場において、
精子を共にしてきたエログッズ達との別れは、ブーンの心を、際限無く蝕んでいく。

と、共に何かが心の奥底で、沸々と煮え滾るのを感じた。

ξ゚ー゚)ξ「ああ〜、スッキリした。これでもう、目障りな物を見なくてすむわね」

(  ω )「………黙れお」

その感情が、熱風を撒き散らしながら炎上する烈火の怒りだと理解した時には、もう既に、口が動いていた。

ξ゚听)ξ「あら、私にそんな口をきいていいのかしら? どうなるか分かってるの?」

(#゚ω゚)「黙れと言っているんだお!! この外道が!!」

ξ゚听)ξ「………どうやら、お仕置きが足りないみたいね」

131 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 22:52:15.06 ID:v7bbcQgA0
.
(#゚ω゚)「何が、お仕置きだお!! 何が、病の原因を根源から取り除くだお!!
     元々の原因は、オマエの度が過ぎた、アナルプレイの所為じゃねえかお!!」

ξ )ξ「……へえ、そういう事言うんだ」

(#゚ω゚)「もう、泣いて謝っても許さねえ。もし、エログッズ達が帰って来たとしてもだお。
     僕は、この内心に湧き上がる怒りと悲しみにおいて、オマエを許す事は断じて無い」

ξ )ξ「あらあら、恐い恐い。じゃあ、許されないとどうなるのかしら?」

(#゚ω゚)「この場で、オマエを倒し、オマエの処女を奪ってやる!!」

ξ ー )ξ「……………ぷっ、クッククッ、クククッ、ふっ、あはは、はははははっはっははははははははははは!!」

(#゚ω゚)「僕は、本気だお!!」

ξ ー )ξ「ふふっ、何を言い出すかと思えば、実に馬鹿馬鹿しい。………ねえ、しぃちゃん」

(*゚ー゚)「なぁに? ツンお姉ちゃん」

ξ ー )ξ「鍵を渡すから、先に部屋に戻って待っててくれるかな。
      ちょっと、ツンお姉ちゃんは、ブーンお兄ちゃんと二人きりで殺る事が出来ちゃったからさ」

(*゚ー゚)「やる事って?」

ξ ー )ξ「ちょっとした、お遊びみたいなモノよ。
      でも、しぃちゃんにはちょっと危ないかもしれないから、ここから離れていて欲しいのよ」

(*゚ー゚)「………うん、分かった。しぃ、お部屋で待ってる」
133 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 22:53:26.18 ID:v7bbcQgA0
.
ξ ー )ξ「本当に、しぃちゃんはいい子ね。ああ、あとブーンお兄ちゃんの部屋は危険だから入っちゃ駄目よ。
      多分、入ると床が無くて、下の階に落ちちゃうと思うから」

(*゚ー゚)「はぁーい」

元気に返事を返したしぃは、駆け足でマンションの入り口に向かった。
その後ろ姿を微笑みを浮かべながら見送ったツンは、ブーンへともう一度視線を向ける。

ξ ー )ξ「……わかったわ。もし、アナタが私に勝てたなら、私の事を好きにしてもいいわよ。
      そもそも、敗者に自由なんて存在しないしね」

( ゚ω゚)「………」

ξ ー )ξ「でも、ブーンも分かってるわよね? もし、私が勝ったら、アナタのお尻がどうなるかって事を。
      今までの数十倍の苦痛、いえ、快感に、身を悶えさせる事になるわよ? それでもいいの?」

( ゚ω゚)「………ああ」

ξ ー )ξ「ふーん、今、土下座して謝れば、まだ、アナルバイブ十本同時刺しの刑で許してあげるけど。
      それでも、勝ち目の無い勝負を挑むって言うのかしら?」

( ゚ω゚)「ほざいていろ。男に二言は無い、さっさとかかって来いお」

ξ )ξ「そう………………、残念ねっ!!」
135 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 22:54:39.70 ID:v7bbcQgA0
.
戦闘の始まりは、空間の強制圧縮から始まった。
ツンが、自分の殺意を以って、背後に存在する空気を全て圧縮したのだ。

圧縮された大量の空気は、超高圧力下の圧縮球を、ツンの背後に生成する。

さらにツンは、その作業を行いながら、全筋肉に力を籠めた。
無駄な筋肉の無い肉体は、力を入れても醜く肥大化する事は無く、その硬度だけをただ純粋に上げていく。

ξ゚ー゚)ξ「一瞬で、終わりにしてあげる」

そして、死刑宣告を告げたツンの背後で、圧縮球が圧力から解放された。

解き放たれた空間が空気によって破裂する。
それに伴い発生した暴風が、ツンの肉体を襲い、彼女の身を容赦無く前方へと吹き飛ばした。

だが、ツンは、己の剛脚によって身を支え、その速度のままに、眼前のブーンに突貫する。
地を滑走する彼女の足裏にアスファルトが削られ、飛沫が宙を舞い、10メートルという互いの距離が、宣言通りの一瞬で詰められた。

あとは、握り固めた右拳を振るい、愚者の肉体を破砕するのみ。
頭部を捉えれば、頭蓋の粉砕と共に首が飛び、腹部に決めれば、背骨ごと貫き、風穴を開ける。

しかし、彼女が狙うのはそのどちらでも無い。

ξ ー )ξ(そのみすぼらしいイチモツを消滅させて、ただの、アナルペットにしてやる!!)

高速の初撃が狙うのは下腹部、雄の絶対的急所。故にその初撃は、終撃となる。

――――――筈だった。
137 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 22:56:12.16 ID:v7bbcQgA0
.
ξ; )ξ「カァッ!!」

突然、肉体を襲った不可視の衝撃に、肺が圧迫され、苦悶の息が漏れる。

加えて、真っ向から左のツルペタオッパイに直撃したその一撃は、ツンのベクトルを微かに右へと傾け、
その結果、彼女の肉体は、ブーンの僅かに左を横切った後、彼の背後の、車に激突した。

空気の爆発によってツンが得ていた莫大な運動エネルギーは、
車を粘土のように容易く拉げさせ、車体の全長を、本来の半分にまで縮めさせる。

ξ# )ξ「……………へえ」

だと言うのに、激突したツンの肉体自体は全くの無傷だった。

後頭部をバンパーに強打した為か、少し痛みに目が眩むが、
殆ど肉体に問題は無く、停止していた呼吸を再開し、眼前のブーンを睨みつける。

起き上がった彼女に背を向け続けているブーンには、何ら変わった所は無い。

ただ一つ、彼女が弾き飛ばされる前と違うのは、おろしていた右手を、上空に掲げているという点だけだ。

ξ# )ξ「どうやったかしらないけど、やってくれるじゃない」

(゚ω゚ )「……遅すぎですお」

ξ#゚听)ξ「私が、遅い? 私がスロウリィ!!?」

( ゚ω゚)「はい」
149 : ◆ZKiCFm8B3o :2008/03/04(火) 23:08:28.54 ID:v7bbcQgA0
.
ξ#゚听)ξ「冗談じゃ無いわよォォォォオオオオオ―――――――ッ!!!!」

叫びを上げたツンは、後ろの車の残骸に五指を喰い込ませると、そのまま、振り向いたブーンの横っ面に、投げ付ける。

が、その攻撃も無駄に終わった。

スクラップがブーンの顔面を捉えるより前に、空中で、跡形も無く四散したのだ。
ホイールが、ワイパーが、砕けたサイドミラーが、車体に用いられる部品全てが、不可視の衝撃に打ち砕かれた。

ξ;゚听)ξ「なっ……」

今回も、彼女は、ブーンの攻撃自体は見えなかったが、現在の相手の右腕の位置を見て、おおよその理解は出来た。

車体が、ブーンに飛来していく瞬間、掲げられた右腕が一度消え、気付いた時には車へと向いていたのだ。

ξ;゚听)ξ「………」

( ゚ω゚)「驚いたかお? ツン」

ξ;゚听)ξ「あんた、その腕……」

( ゚ω゚)「そう、この腕こそが、君が破壊したモノ達が僕にくれた力、オナニストとして生き、幾千幾万という白き天使達を殺した僕が手に入れた力。
                  ホ ワ イ ト ・ ト リ ッ ク
     その名も、――――白塗られし、技巧派の殺戮手――――」

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