32 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:02:43.63 ID:ZGAY+5NI0

太陽も完全に山の中へと呑み込まれ、暗闇と化した町。

聞こえてくる音は、鈴虫達が囁く雅な音色と、風に戦ぐ木々の語らいだけ。

しかし、その涼やかな夜を否定するかのように、眩いライトで照らされた建物が一件あった。

「……ん、ん、……あっ、ぁぅ…」

ツンの家から近いこの建物の中から、
周囲の静寂に紛れながらも、ふと、女のか細い声が断続的に聞こえてくる。

('、`*川「……はっ、ぁ………ふぅんっ……」

肩にかかった黒髪を揺らし、頬の一部を僅かに朱に染めた女性は、小さい吐息を漏らしながら悶える。
仕事帰りにこの店に立ち寄ったのだろうか、その身はフォーマルな女性用の通勤スーツに包まれていた。

また、その女性の後ろには、激しく振動する器具を手にしたブーンの姿が、見て取れた。

( ^ω^)「お客様、使い心地はどうですかお?」

('、`*川「……んっ、なかなか……いい、感じよ」
34 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:04:26.23 ID:ZGAY+5NI0

現在、彼は、御客様を喜ばせる為の器具を販売しているこのお店で、バイトをしていた。
働き始めてから日の浅い彼にとっては、未だに不慣れな点も多いが、ある程度の接客はこなせるようになっている。

('、`*川「…ん、ほっらぁ……ぁ、もっと強く押しつけて……」

( ^ω^)「……はい、わかりましたお」

どのような職場であっても働くと言う行為は、難儀な事だ。
まず、第一に御客様の事を考え、自分の事は二の次に考えなければならない。

楽をしようと手を抜いたり、御客様の御要望からそれた行動は極力避けるのが大切だ。

そう店長に叩き込まれたブーンも、御客様の要望に答える為に、手にした器具に籠める力を増した。

('、`*川「ふぅんっ……ああ、んぅ!!」

器具の先端がペニサスの肌に軽く喰い込むと同時に、店内に淫靡な声が響く。

指先に加えている力を微妙に変化させる度に、ペニサスの声色は変化し、
混ざり合った器具のバイブ音と彼女の声が、淫楽な調べを奏でていた。

('、`*川「ん、いぃ……も…おとぉ、んん、ぁっ…」

無駄に広い店内に断続的に木霊するその音は、徐々にブーンの脳内と腕を麻痺させていく。
その結果、導き出されるのは、思考力の低下、理性の欠如、本能の暴走。


35 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:06:11.09 ID:ZGAY+5NI0

('、`*川「んん、はっあぁ……ぅぅんっ、あっあっあっ」

( ^ω^)「……御客様、店内ではなるべくお静かにお願いしますお」

('、`*川「へ? ……ぁん、だってぇ、ああ、いい、ん」

言葉とは裏腹に、ブーンは器具の強弱スイッチを徐々に上げていった。
艶めかしい肌と器具との間で紡ぎ出される振動音が増し、それと共に、彼女が漏らす声も大きくなる。

('、`*川「ぁああ、だ、めぇ…気持ち、良すぎてぇ、こえぇ……止まんな、よぉ」

( ^ω^)「………」

('、`*川「ぁ、ん……ああっん、ん、ふぅ、あ、ぅぅ……んっんぅっ」

ブーンは、無防備な肌の上をまるで蛇が這いずるかの如く、器用に手先を動かしながら、
ペニサスの呼吸、声、表情を見て、彼女が望む位置へと、器具の先端を移動させていく。

ブーンの思惑通り、手を動かす度に彼女は切なげな声を発した。

('、`*川「っぁ…ん……んぅっ!! あっぅ、ん、そっ、こぉっ!!」

ふと、器具が彼女の固い出っ張りの上に触れた時、一際強い声が店内に響いた。
身悶えしながら、背を仰け反らせ、だらしなく開かれた口から漏れる荒い息が、生温かい熱を帯び始める。

38 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:07:54.66 ID:ZGAY+5NI0

('、`*川「そこぉ、そこっぉ……んっ、もっと、強く、強くぅ、してえぇっ」

( ^ω^)「ここがいいんですかお?」

('、`*川「ん……そっ、そこぉ、ふぁっあ、いい……もっと、おねが、んっ、い」

快楽に浸り、惚けた表情でおねだりを口にする彼女の表情からは、
更なる愉悦を求める猥らな心しか読み取る事が出来ない。

最早、理性という縛鎖から解き放たれた彼女の精神は、
人と言えるモノでは無く、さながら、淫獣と呼ぶに相応しいモノへと変貌していた。

そんな彼女を見つめるブーンも、感化されてしまったのか、己の頬を徐々に歪ませていく。

('、`*川「そ、それぇ!! いい、ぃいよ、っん、あ、はっ……あっ、え?」

( ^ω^)「………」

彼女の欲求を満たす為に、器具に強い力を与えていたブーン。

だが、突如として、その力を緩め、彼女の肌から器具の先端を離してしまった。

41 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:09:38.09 ID:ZGAY+5NI0

('、`*川「んっ、……もう、なんで途中で止めちゃうのよぉ」

当然、我に返ったペニサスは振り返り、非難の声を上げる。
けれど、ブーンは、彼女の声を聞き流しながら、手にした器具の電源を切った。

('、`*川「いい感じだったのにぃ……」

ペニサスの不満の声を無視したまま、ブーンは、手にした器具を棚に戻しに行く。
その間、乱れた髪と服を軽く手で軽く整えた彼女は、じっと、ブーンの行き先を見つめていた。

そして、

( ^ω^)「御客様、次はこちらの商品などいかがですかお?」

('、`*川「へ?」

棚の陰から彼女の元に戻って来たブーンが、
両手で抱えて運んできた新たな商品を見て、ペニサスは息を呑んだ。

バイクの座面のような形を、黒一色の皮で包んだ上部と、
それをしっかりと支え、地面に接地している円筒形の形をした下部の二つで構成された外形。

また、上部の先端には複数のボタンと、座面の上でバランスをとれるようにする為だろうか、手綱が取り付けられていた。

43 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:11:20.60 ID:ZGAY+5NI0

大まかに上下の部位で分けて考える事ができるその器具は、
見る人によっては、座面がなだらかな三角木馬を連想させる。

('、`;川「な、何よ、これ? どうやって使うのよ?」

( ^ω^)「使い方はすぐにわかりますお。ささ、ちょっと、ここに座ってみて下さいですお」

('、`;川「ちょ、ちょっと、待っ、きゃっ!!」

その器具のあまりの禍々しさにたじろぐペニサスであったが、
ブーンに両肩を掴まれ、半ば無理やり、座面の上に跨がされてしまう。

( ^ω^)「ささ、御客様。さっそく、スイッチオンだお」

('、`;川「え、まっ、ぁっ、んぁっ!!」

ペニサスが器具の上に座ったのを確認したブーンは、すぐに、座面の先端についているボタンを操作した。
と、同時に、器具の上部が、微振動をしながら、前後左右に大きく揺れ始める。

(///*川「な、なに、これぇ……う、うごいて、るぅ、んっぁっ」

彼女の股下のラインにフィットするその座面は、女の陰部へと想像以上の圧を与え、
さらに、微振動をしながら大きく八の字を描くその動きにより、彼女の上半身が大きく揺さぶられた。


44 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:13:03.67 ID:ZGAY+5NI0

(///*川「ふぅっ……ん、あっ、落ち、ちゃ……ん、ぅんっ」

その振動で、振り落とされないように、ペニサスは座面の両脇を掴んで、体を固定する。
だが、体重によって強く押し当てられた秘部からの痺れが、彼女の抵抗を阻害した。

(///*川「だ、え、……こえっ、あげ、しっ……んぅっんんっ」

( ^ω^)「使い心地はどうですかお? 御客様」

(///*川「ぉっ、おっねぁ……い、んぁっ、とえてぇ…ぅっ、ぁん」

( ^ω^)「え? なんですかお?」

大きく頭を揺さぶられ、上手く呂律が回らない彼女の言葉に、ブーンは疑問符を浮かべた。

そんなブーンの前で、騎乗位のまま悶え、揺さぶられ続けるペニサス。

顔を左右に振り、脳内に流れ込んでくる快楽信号を振り払うも、
自分の身を支える両手の力が、徐々に抜けていくのを感じる。

さらに、程良い大きさの胸も、激しく左右に揺さぶられ、その反動でスーツの中で、下着が徐々にズレ落ち始めた。

48 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:15:02.96 ID:ZGAY+5NI0

(///*川「ちょ、やぁっ!! あ…下着、がぁ…んっ、もぅ……やだぁ」

突起を擦る下着の感触に敏感に反応し、必死に服の上から下着を押さえるが、
当然、座面から手を離した彼女はバランスを崩し、座面にうつ伏せになるように、倒れ込んでしまった。

(///*川「ひゃあっ!!」

(;^ω^)「だ、大丈夫ですかお?」

(///*川「ふぅん、ふぅ、だ、あっ……むえが、こすれ、てぇ……ふぁ、あ」

形の良い胸が、倒れ込んだ己の体重により、座面の上で潰された。
すぐさま、卑猥な微振動が、彼女の硬化した二つの蕾を、容赦無く襲う。

(///*川「あうっ!! ふわぁ、っなあ、ん、あああ、あっぁあ!!」

予想以上の刺激の波が、押し当てられた陰核からも駆け上って来た。
下腹部も湿り気を帯び始め、それでもなお、振り落とされまいと、手を伸ばしたペニサスは、座面の前部を掴んだ。

(///*川「はっ、ああああっ!!

途端に、座面の動きに、上下の振り運動が加わった。


49 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:16:51.27 ID:ZGAY+5NI0

(///*川「なぁ!? あっぁぁ!! あっ、ぁああっ、はう、うっあっ、あうう、ふぅぅうううっんん」

( ^ω^)「おお、自分から振動を激しくするなんて、御客様も物好きだお」

(///*川「ぅっんん、ち、ちぃ、がぁ、あっ、あっ、あっ、ああっ、んああああっ」

動きが三次元になった上部が、小気味良くペニサスの恥部を突き上げる。

衝撃で下腹部が跳ね上げられ、落ちまいと器具にしがみつき、また衝撃で跳ね上げられる。

快感の連鎖から逃れられず、尚も必死に耐える彼女には、
もう、快楽の海に落ちるという選択肢しか残されていなかった。

(///*川「んあっ!! あんっ、ぁあああっ!! いいのぉ、これぇ、ふぁっん、ひっ!!」

彼女の中で、何かが吹っ切れたのか、
今までしがみ付くだけであった彼女が、自ら腰を振り始めた。

手綱を掴んで、腰を座面に打ちつける彼女の目は虚ろとなり、
だらしくなく半開きとなった口からは、絶え間なく嬌声が漏れる。

51 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:18:37.53 ID:ZGAY+5NI0

(///*川「ひぃぐ、ひぃ、ひい、ふっぅぅ、ああ、んぐぅ、んっ、んっ、んんんっ」

喘ぎに合わせて器具が動き、動きに合わせて喘ぎを漏らし。

左右に大きく、前後に早く、上下に激しく、
常に動き続ける座面は、彼女の秘部を強く擦り続け。

(///*川「あぁぁ、もっ、らぁ、えぇっ、んんっ、あっあっ、ちかぁ、あ……ぁああっ!!」

ついに、ペニサスは、器具の動きにその身を委ねた。

(///*川「ふぅ、うう、いぃいっ、ああ、もおぅ、らめぇいっあぁ、んんっんっ」

手綱を掴んだたまま、うつ伏せていた体を上げ、
自らの股下を、黒革の表面の上で滑らせ始める。

全体重を秘部に加えながら、両足で座面を挟み、腰を前後に妖しく動かした。
57 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:20:20.97 ID:ZGAY+5NI0

(///*川「いい、いいのぉ、こえぇ、おあいく、ああっ、あたま、おかいうなるぅっ」

( ^ω^)「………」

(///*川「あっあん、ああ、激しくてぇ、いい、いくぅ、いいん、のぉ、ああっ」

ブーンの視線を浴びながら、快楽を貪り、喜悦の表情を浮かべる。

はしたない姿を視姦され、興奮してしまったのか、蠢き続ける腰の動きに、激しさが増した。

(///*川「はあっあぁ、くる、きちゃう、うっあっ、はあっ、あ、きちゃうのぉ!!」

熱く火照る体、崩落していく精神。

終焉えの階段を昇るペニサスの脳は、性の本能に塗りつぶされ、

(///*川「ひやぁ、あっ、あふぁぁぁあああああああああああああああっ!!!」

雌犬に成り果てた彼女は、その心さえも、器具が導く悦楽へと委ねてしまった――――
59 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:22:03.77 ID:ZGAY+5NI0

( ^ω^)「ザッツ、オーライ、ナンシ―、このロデオボーイシリーズの最新作『Delta Horse RC』の使い心地はどうだっTA?」

('、`*川「すごいわ、ボブ〜。凄すぎて、私の足、まだ、がくがくしてるの?〜」

( ^ω^)「HAHAHA♪ そうだろ?」

('、`*川「それに下半身も、汗でびしょびしょ〜」

( ^ω^)「そいつは、ベリベリグッドだ。ヘビーでヘイトゥな脂肪ともこれで、Oh・Sa・Ra・Ba。
      But、ナンシー。この『Delta Horse RC』にはまだまだ、隠された機能があるのさ」

('、`*川「え〜、まだあるの、ボブ」

( ^ω^)「ああ、その機能とは、イッツ、ディス!!」

カパッ!! モア〜ン

61 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:23:12.27 ID:ZGAY+5NI0

('、`*川「ワ〜オ!! 座面の下で御飯が炊けてるわ〜!!」

( ^ω^)「ザッツライトゥ。この『Delta Horse RC』は御飯をクッキングしながら、シェイプアップ運動ができる優れもの。
      これで、運動した後、お腹がすいたら、スグに御飯が食べられるのSAっ!!」

('、`*川「ワンダフォ〜!! ……でも、ボブ。こんなにすごいと、お値段も高いんでしょ?」

( ^ω^)「チッチッチッ♪ ドンウォーリー、ナンシー。
      この『Delta Horse RC』、送料込みで、お値段ナンと〜、







       ._、      ._                   __         _、   .i-ー'''l..;;;;;;;;一'';;ニニ―-,
   ,..-'`-'''"    . ,-,゙,,_ `ヽ    / ̄ ̄ ̄´ l    ./゙r'"'、`''、     /./ ''i \   .|  |゛  .!  !  !  .,!
  / ./        ('"  `t  .|    ilr'"^^^゙'}./    .l゙  |  l  .}   /  :!  .|  .l  .!  !  .|  |  |  !
. /  .二,゙'''-、        l ./        / /     l.  l  |  !   l  }  :!  ! .!  !,,,,,,,,}  :|,,,,,,,}  .!
: |  !  .l  .l       / ,/           i"/      \,,;;;;;;"  /   l  :!  .}  .| .|  |゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙'!  .,!
 !  .!  !  /     , 彡゛  ,ノl      /./         / /    .l. |  !  /  !  !       |  !
 \ l, .,/ /    .,/ . ̄ ̄ /      / /       ._,, ;;彡'"      \ .l、,/._./   |  |       }  .!
   .`゙''¨゙゛     `゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙´      `゙´       . ̄゛             `゙'゙¨゙゛   .!  !      t;;/ ._ノ   
                                                      ̄´゛        ̄゛    」

64 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:24:20.04 ID:ZGAY+5NI0


           たけぇんだよ!!      _,-'' )  。゚・   。 。
           _,,..,,           , -' (.__,-''   ,  . , , 。゜
       , -川#' ,`)         .,-'~ ,- '    /  /  /, 。Ouch!!
      /   )ヽ(w i      .,-'~  ,-'~    // , ⌒  ∵∵ //,
     .,/  /   ヽヽヽ   ,-/'~  ,ノ     / //(  ゚ω)  ∵// '/
     / ^)'   _ l ゝ _)-'~   ,-'~     //, ' ⌒/    ⌒ヽ
    / /'  ヽ    ^ ̄   ,-'~       / /        ヽ ゚ ・
   (iiiiリ∫ ヽ      ./    (⌒`〜〜'  /i  ノ    ノ\ ヽ
       ヽ─|〜' ノ/      ゙〜〜〜〜  |      ./  `- '
        || ||l、_  /          ,,,     |     /  ゚ 。
  |.|  _|.|_,,,|   |        __-'',,-~   /    /
  .|.| ニ─、─''''|   |       =-'''     /   、 ヽ
  .|.|    |.|  .|  |              |    l  l
  |.|    |.|  .|  '、      _     _.|   /  ノ
  .|.|  ,,== ==.|   l      .|.|  ,_,,-'',,,-|  / |  /
   |.| ||_ノノ   |  |      i、`''',,-''''  |  /  .| .|
   .|.レ `-- '    |  |        ̄   | .ノ   | )
         ,- |  |     .....     | .|    ||
         `ヽ   );;;::::::::'''''      | |     | .|
           ゙ - '''''''       ,- 、| | ,,,,,;;;;;;;;と__)''
                      \__);;;;;;;''''''

70 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:26:03.64 ID:ZGAY+5NI0

(  ω )「フッ………」

左側頭部に決まった右上段蹴りにより、ブーンの意識が遠のく。

徐々に倒れ逝く体。白く霞む視界。崩壊していく精神。
しかし、ペニサスは、その哀れな男の襟首を乱暴に掴み、激しく揺さぶり始めた。

('、`#川「くだらねえ事に付き合わせやがって、白豚が!!」

(( ゚ω。))「あばばばばっばばばばばばばばばば」

('、`#川「せっかく、仕事帰りに、疲れを癒そうと、肩叩き機で気持ち良くなってたっつうのに、
     何がロデオボーイ『Delta Horse RC』だ。あん? 筋肉痛になったらどう落とし前つけてくれるんだよ!?
     こちとら、明日もOL稼業で忙しんだぞ、コルァ!!」 

(( ゚ω゚))「ぶひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」

('、`#川「だいたいな、何が炊飯器機能付きだ、ボケが!! 誰も買わねぇよ、んなもん」

((;゚ω゚))「お、お客様あああああああ、お助けををををををををををををををを」

('、`#川「チッ、このカスが。二度と来ねえからな、こんな店」

( ゚ω゚)「ぷぎぃっ!!」

,('Д`#川「ペッ!!」
74 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:27:37.65 ID:ZGAY+5NI0

掴んでいた襟首を離したペニサスは、床に唾を吐き、尻もちをついたブーンに背を向けた。

そのまま、マッサージ器具売り場を抜け、店の外へと歩を進める。

独身三十代の溜まりに溜まった負のオーラを身に纏った、怒れるOL戦士ペニサス。

年収1000万円以上、身長175センチ以上、格好良くて、優しくて、もちろん料理が上手で、筋肉質な肉体で、
もし風邪をひいたら仕事があっても休んで看病しに来てくれて、部屋の掃除も当然毎日手伝ってくれるし、
毎年クリスマスと誕生日とお付き合い開始記念日とその前後一ヶ月に高価なプレゼントを買ってくれて、
服装のセンスも良くて、私が求めない限りセックスを強要しなくて、買い物も自ら進んで引き受けてくれて、
寂しい時は夜中の一時でも駆けつけて来て抱きしめてくれる、素敵な彼氏募集中の彼女。

三十代だからって、妥協は一切しない。それがペニサスのジャスティス。

そんな負け犬女の後ろ姿を見つめ、一人店内に残されたブーンは、深く溜息をついた。

( ^ω^)「あの客、何も買う気が無いくせに、いつもコキ使いやがって、いい気味だお」

ペニサスがいなくなった事をいい事に、彼女の悪態を吐くブーンは、
炊き立てのご飯を置きっぱなしにするのも勿体無いので、取り敢えず、炊き立ての飯を食らい始めた。

もちろん、この『Delta Horse RC』には、箸もちゃんと備わっている。
76 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:29:20.63 ID:ZGAY+5NI0

( ^ω^)「ハム、ハフッハッ………う〜む、やっぱり、ご飯だけだとおいしくないお」

これは改善の余地がある。

今度は、おかずも同時に調理できる機能をつけるというのはどうだろうか。

ふむ、いいアイデアだ。
今度、この電気店の店長に進言しておかなければ。

そう脳内で新たな考案を導き出したブーンは、うんうんと一人で頷き、
炊飯器の蓋と一体化している座面を、ゆっくりと閉めた。

( ^ω^)「それにしても、お前たちマッサージ器具がうらやましいお。
       ブーンもお前達みたいに、エロいろな女性の肌で、もふもふしてみたいお」

独り言を呟いていたブーンが、先程まで、ペニサスが跨っていた座面に頬ずりを始める。

いくら、ブーンが二次元スキーだからと言っても、所詮は人間。
出来る事なら、三次元の女性に、触れてみたい、揉んでみたい、舐めてみたい。

やはり、エロとは男の永遠のロマン。
エロく無い男など存在しない。男はみんな、飢えた狼なのだ。
79 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:31:03.60 ID:ZGAY+5NI0

その時、


            |
        \  __  /
        _ (m) _ ピコーン
           |ミ|
         /  `´  \
          (^ω^)   <いや、待てお!!
          ノヽノヽ
            くく



    ブーンはある考えに辿りついた。


          彼の人生を変えた、瞬間だった。
81 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:32:46.09 ID:ZGAY+5NI0

             ,. -─────────‐- .、
            // ̄ ̄\      / ̄ ̄\\
          /                     \
         /        ::::::::::::::::::::::::::::::::       \
       /   / / ̄\\::::;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::// ̄\\  \      「マッサージ師になれば女性の体を触り放題だお!!」
      /    |  |. ◎ .| | ::::;;;;;;;;;;;;;::::| |. ◎ .| |    \
    /      \ \_// :::::::::::::::::: \\_//      \
   /     ../ ̄ ̄\ /   ::|::   \ / ̄ ̄\..     \       ブーンの独り言が、店内に響いた。
  /         :::::      |      |      |       :::::      ヽ.
 |               |      |      |              |.                     
 |               \__/\__/               |         単純な発想の転換だった。
 |                |       |               |
 |                |r─‐┬──、|                | 
 ヽ                |/   |    |              /           彼の心が、高鳴った。
   \              \      /             /               
    \               ̄ ̄ ̄ ̄             /

84 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:34:30.02 ID:ZGAY+5NI0


                  ○
                  ο
                  o

           ,, --──-- 、._
       ,.-''"´           \
     /                ヽ、   こうして、一人の男の野望が、動きだした。
    /     /\     /\     ヽ
     l   , , ,                     l
    .|        (_人__丿  """     |            ――――パンツをはき忘れている事に気付かぬままで――――
     l                      l
    ` 、  /⌒⌒i   /⌒ヽ        /
      `/    |   |    \    /                    『プロジェクトVIP 〜超戦士達〜』

86 : ◆ZKiCFm8B3o :2007/09/23(日) 23:36:18.38 ID:ZGAY+5NI0

やあ (´・ω・`)

ようこそ、あとがきへ。
この炊き立ての御飯はサービスだから、まず食べて落ちついて欲しい。

おかずはもちろん無いがね。

うん、「ロデオボーイ」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、あやまって許してもらおうとも思っていない。

でも、このスレを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「ロデオボーイのエロさ」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、このスレをたてたんだ。

じゃあ、スカイダイビングオナニーでもしようか。

 

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