- 160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/01/29(日) 01:14:00.43
ID:YKuyITJqO
- 3人は布団の中で今日のことを話していたが、結局なにも分からないまま3人とも寝てしまった。
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次の日は休みで学校もなかったので、とりあえずドクオの家に行くことにした。
ショボン似の男に注意しながら外を歩いたが、そいつは現れることはなかった。
(´・ω・`)「まずテレビみようぜテレビ」
('A`)「のんきだなぁ、お前は」
(´・ω・`)「よく考えたらただ似てるやつがいただけだしさ、あんまり心配しなくてもいいかなって」
( ^ω^)「・・・・・・・・・」
(´・ω・`)「ニュースニュース・・・・・あっ!!またお偉いさんが自殺だって!」
('A`)「またか・・・・・・景気ってなかなか上がらないな」
- 163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/01/29(日) 01:31:43.10
ID:YKuyITJqO
- ( ^ω^)「そ、そそ、そういえば最近し、し、しし新聞見てなかったお」
('A`)「見るか??今日のやつ・・・・・・・!!?」
(´・ω・`)「どした?」
('A`)「・・・・・・・・・ブウェート王国の石油がついに枯渇だってよ」
(´・ω・`)「まじかよ??なんでそんないきなり・・・・・」
('A`)「・・・・・計測器が間違ってたんだとよ」
(´・ω・`)「・・・・どうするんだろうな・・・・・日本はほとんどブウェート王国に頼ってたんだろ?」
('A`)「あぁ、日本どころかほとんどの国が石油はブウェート頼みだっよ」
- 165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/01/29(日) 01:40:30.00
ID:YKuyITJqO
- (´・ω・`)「石油は一気に値上がりするな」
('A`)「それだけですめばいいけどな・・・・」
( ^ω^)「ま、まま、まままじかお・・・・・」
('A`)「ブーン、つらくなったら構わずにうちに飯食いに来ていいからな、母さんもいっしょに」
( ^ω^)「あ、あ、ああありがとうだお」
- 171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/01/29(日) 02:01:04.71
ID:YKuyITJqO
- ブーンの家の暮らしは一気に厳しくなっていった。
J( 'ー`)し「ごめんね・・・・・・今日は味噌がなくて味噌汁がつくれなかった・・・・」
( ^ω^)「い、い、いい、いいんだお・・・」
J( 'ー`)し「ごめんね・・・・・・塩あるけど、かける?」
( ^ω^)「だだだ、だだ、大丈夫だお。げげげ玄米だけでもお、おお、お、おいしいお」
J( 'ー`)し「ありがとね、ブーン・・・・」
- 248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/01/29(日) 11:46:28.13
ID:YKuyITJqO
- ブーンはいくら貧しくてもドクオの家に助けてもらおうとは思わなかった。
カーチャンのつくったご飯が食べられれば、それでよかったのだ。
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ある日、ブーンがショボンの家に行くと、ショボンが押し入れから何かを持ってきた。
(´・ω・`)「おーいブーン、これやるよ」
( ^ω^)「ななな、な、なななんだお?」
(´・ω・`)「ラジオだよ、ちょっと古いけどちゃんと聞けるし」
( ^ω^)「あ、ああ、ああ、あ、ありがとうだお」
(´・ω・`)「コレで音楽聞いてさ、また何か歌ってくれよ」
- 249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/01/29(日) 11:49:04.25
ID:YKuyITJqO
- ( ^ω^)「わ、わわわ、わわかったお」
(´・ω・`)「コレでニュースも聞けるからな」
ブーンは家にかえって早速カーチャンに見せてあげた。
( ^ω^)「こ、こここ、ここれもも、もらったお」
J( 'ー`)し「あら?ラジオ?よかったわね〜誰にもらったの??」
( ^ω^)「しし、し、ショボン」
J( 'ー`)し「あら〜じゃあお今度礼言わないとね」
( ^ω^)「うう、うん!まま、ままず、きき、き、きき聞いてみるお」
ブーンがスイッチを入れると、音楽が聞こえてきた。
( ^ω^)「う、う、ううわー!!き、きき、き聞こえるお!!」
音は汚く、雑音がひどい。
でもブーンにはこれで十分だった。
- 257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/01/29(日) 12:07:56.85
ID:YKuyITJqO
- ブーンはそれから毎日ラジオを聞いた。
音楽もたくさん覚えた。ニュースもたくさん聞いた。
( ^ω^)「こ、こ、こここ、今度はだだ、だだ大企業のし、しゃ、し、社長がじじじ自殺かお」
J( 'ー`)し「多いわね、最近こういう事件。いくら不景気でも生きていればいいことはあるのに」
( ^ω^)「ほ、ほほ、ほほホントだお」
J( 'ー`)し「さぁブーン、そろそろ学校の時間よ」
( ^ω^)「わわ、も、も、ももうこんな時間かお!い、いい、いい、いってきますお!」
J( 'ー`)し「はーいいってらっしゃい」
- 262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/01/29(日) 12:18:27.49
ID:YKuyITJqO
- (´・ω・`)「おはよう、ブーン」
( ^ω^)「お、おお、お、おはようだお・・・・・・あれ?ど、ど、どどドクオは?」
(´・ω・`)「まだきてないんだよ、あいついっつも来るの早いのに」
( ^ω^)「め、め、めめめずらしい事もあ、ああ、ああ、あるもんだお」
その日、ドクオは学校に来なかった。
- 268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/01/29(日) 12:28:32.61
ID:YKuyITJqO
- 放課後、二人はドクオの家にいってみることにした。
(´・ω・`)「あいつ、今まで無遅刻無欠席だったのにな」
( ^ω^)「も、も、ももったいないお」
(´・ω・`)「そういえばあいつ昨日も少し様子がおかしかったな・・・」
( ^ω^)「そ、そ、そそうだったかお?」
(´・ω・`)「あぁ、なんかそわそわしてたよ、気付かなかった?」
( ^ω^)「わわ、わ、わからなかったお」
二人はドクオの家についた。
ドクオの家はいつ見てもびっくりするぐらい大きい。
- 271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/01/29(日) 12:36:02.59
ID:YKuyITJqO
- ( ^ω^)「ど、どど、ドクオーーーー!!」
・・・・・・・・・・・
返事がない、いつもならドクオがドクオの部屋の窓から顔を出すはずだった。
(´・ω・`)「いないのかな??」
( ^ω^)「ど、ど、どどドクオーーーー!!!」
(´・ω・`)「・・・・・・・しかたない、帰るか。明日また来てみようぜ」
二人が帰ろうとしたとき、ドクオの家のドアが開いた。
- 275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/01/29(日) 12:41:24.04
ID:YKuyITJqO
- ( ^ω^)「あっ、どど、ど、ど、ドクオ!!!」
(´・ω・`)「どうしたんだよ、学校休んで・・・・・」
('A`)「親父が死んだ」
( ^ω^)「え・・・・・・・」
('A`)「悪い、今は帰ってくれ、やらなきゃいけないことがあるんだ」
(´・ω・`)「え・・・・・・ちょ・・・・・」
バタンッ!!!
ドクオは家の中に入ってしまった。
- 282 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/01/29(日) 12:47:59.77
ID:YKuyITJqO
- ( ^ω^)「・・・・・・・・・・・・」
(´・ω・`)「・・・・・親父が・・・・・死んだって?」
( ^ω^)「そう・・・・・い、いい言ってたお」
(´・ω・`)「・・・・・・・・・・・・・」
( ^ω^)「・・・・・・・・・・・・・」
(´・ω・`)「・・・・・帰るか・・・俺らは今は関わらない方がいいよ・・・」
( ^ω^)「・・・・・・・そ、そ、そ、そうするお」
二人はドクオの言う通りその日は帰ることにした。
後で聞いた話によると、ドクオのお父さんは自殺したらしい。
- 286 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/01/29(日) 13:00:58.83
ID:YKuyITJqO
- ( ^ω^)「たっ・・・ただいまお・・・」
J( 'ー`)し「ブーン!大変よ!!ブウェート王国が戦争始めたらしいわよ!!」
( ^ω^)「え・・・・??」
J( 'ー`)し「石油がまだ残ってる隣国に攻撃をしかけたんだって!」
( ^ω^)「そ、そ、そそそうなのかお・・・・・」
正直ブーンにはどうでもよかった。
今はただドクオのことが心配だったのだ。
次の日もドクオは学校に来なかった。
- 297 : ◆xJiyHZHPtM :2006/01/29(日)
13:35:11.96 ID:YKuyITJqO
- (´・ω・`)「おい、ブーン、昨日ニュースみたか?」
( ^ω^)「ああ、せ、せ、せせ、せ戦争のやつだお?」
(´・ω・`)「うん、ブウェートは核保有国だからな・・・・・・もし使ったら大変なことになる」
( ^ω^)「た、た、た、たしかに」
(´・ω・`)「第3次世界大戦が起きたら人類はおしまいだな」
( ^ω^)「・・・・・・・・・こ、こ、こ怖いお」
ショボンはあえてドクオの話はしないようにしてるらしい。
ブーンはそう感じた。
- 301 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/01/29(日) 13:50:18.47
ID:YKuyITJqO
- 3日後、ドクオは学校に来た。
(´・ω・`)「あっ・・・ど、ドクオ」
('A`)「おぅ、悪いな、心配かけて」
( ^ω^)「ド、ドド、ドクオ・・・・・」
('A`)「うちの親の会社、不景気の影響をもろに受けてさ、最近やばかったんだよ・・・・・」
(´・ω・`)「・・・・・・・・・」
('A`)「だからって、自殺はねーよな・・・・・俺たちを残してさ」
( ^ω^)「・・・・・・・・・・」
('A`)「妹なんてまだ小学生だぜ?・・・・・・ずっと泣いててさ・・・もう・・・・・・」
(´・ω・`)「ドクオ・・・・・・・・・」
- 305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/01/29(日) 13:58:09.37
ID:YKuyITJqO
- ('A`)「今日さ・・・・・・・・カラオケ・・・・・行かないか??」
(´・ω・`)「えっ・・・?」
('A`)「なんか・・・・・ブーンの歌が聞きたくなってさ・・・・・・・」
( ^ω^)「ぼ、ぼ、ぼぼ僕のかお?」
('A`)「あぁ」
(´・ω・`)「じゃあ今日は俺がカラオケ代おごってやるよ!!」
- 315 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/01/29(日) 14:22:55.71
ID:YKuyITJqO
- 3人はカラオケでおもいっきり歌った。
ブーンもラジオで覚えた歌をたくさん歌った。
('A`)「いやー・・・・・・だいふ気持が楽になったよ!二人とも・・・・・ありがとな!」
(´・ω・`)「何いってんだよ」
('A`)「最後にさ、ブーンにこの曲歌ってもらいたいんだけど・・・・・・・」
( ^ω^)「お、お、お、おお、OKだお!」
・
・
・
そのころ、ブウェート王国が起こした戦争は大変なことになっていた・・・・・・・
- 321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/01/29(日) 14:34:25.25
ID:YKuyITJqO
- ( ^ω^)「た、た、たた、た、ただいまー」
J( 'ー`)し「ブーン!ついにアメソカとブウェートが争い始めたわよ!」
( ^ω^)「ま、ま、まじかお?」
アメソカはずっとブウェート王国と隣国との戦争をとめる役だった。
しかしブウェートがアメソカの兵隊を殺したため、その2国が今やりあっているらしい。
J( 'ー`)し「なんて人間は愚かなのかしら・・・・・・・もし核戦争になったら・・・・・」
( ^ω^)「・・・・・・・・・・・」
- 324 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/01/29(日) 14:47:49.83
ID:YKuyITJqO
- 次の日、3人はドクオの家にいった。
ドクオのお父さんが亡くなって以来、一度もいっていなかった。
(´・ω・`)「おじゃまします・・・」
( ^ω^)「お、お、お、おおじゃまします」
家の中の様子がかなり変わっていた。
仏壇があるのもそうだが、なんだか部屋中がすっきりとしている。
('A`)「実はもうすぐこの家をでなきゃいけないんだ・・・・」
(´・ω・`)「え・・・・・」
('A`)「親父の会社倒産しちまったしさ、もうこんなでかい家に住んでられないんだよ」
( ^ω^)「ど、ど、ドクオ・・・・・・」
- 329 : ◆xJiyHZHPtM :2006/01/29(日)
15:01:07.32 ID:YKuyITJqO
- ('A`)「まぁ転校とかするわけじゃないしさ」
(´・ω・`)「そっか、なら良かったよ・・・・」
('A`)「それより今は戦争のことの方が大変だよ」
(´・ω・`)「あぁ、そうだな。アメソカは日本に軍隊を出せって言ってきてるらしいぜ」
('A`)「らしいな。もし日本が援軍を送ったら・・・・・・日本はどうなるんだろうな・・・・・・」
( ^ω^)「て、てて、て、て、テロとかおお起こるお、ききっと」
('A`)「日本もそのうち安全な国じゃなくなるかもな・・・・・・」
- 331 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/01/29(日) 15:10:40.11
ID:YKuyITJqO
- アメソカとブウェート王国との戦争はしだいに激しさを増していっていた。
('A`)「そういえばさ、これ見てくれよ」
そう言うとブーンは何かの資料みたいなものを取り出した。
(´・ω・`)「なんだ、コレ?」
('A`)「最近の自殺者の人数のグラフだよ」
( ^ω^)「な、な、なんで・・・・・」
('A`)「俺さ、親父が自殺したのがどうも納得いかなくてさ、いろいろ調べてみたんだよ」
(´・ω・`)「・・・・・・・・すごい量だな・・・」
('A`)「あぁ、今までは年間の平均自殺数は30000件ぐらいだったんだ」
(´・ω・`)「それがこの一ヶ月で50000件か・・・・・・・たしかに異常だな」
- 335 : ◆xJiyHZHPtM :2006/01/29(日)
15:24:45.92 ID:YKuyITJqO
- ('A`)「だろ?いくら不景気でもこんなに自殺するわけないんだよ」
(´・ω・`)「じゃあなんで・・・・・」
('A`)「さぁ・・・・・オレの親父の時も警察は自殺って決めつけたけど・・・・・・・」
(´・ω・`)「お前の親父・・・・・・・どうやって、その・・・死んだんだ?」
('A`)「首吊りだよ」
(´・ω・`)「・・・・・・そうか・・・・・・・・」
それから暫くして、ドクオはアパートに引っ越した。
- 359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2006/01/29(日) 16:43:24.33
ID:YKuyITJqO
- 戦争の激化により、石油の輸入はほぼストップした。
あらゆるものの値段が上がり、ブーン家の夕飯に出る玄米は日に日に少なくなっていった。
J( 'ー`)し「ごめんね・・・・・・今日はこれしかないの・・・・・」
( ^ω^)「い、い、い、いいんだお。い、い、いただきまーす」
J( 'ー`)し「ブーン・・・・・・いつかお腹いっぱいご飯を食べさせてあげるからね・・・・・・」
( ^ω^)「た、た、た、楽しみにしてるお!!」
J( 'ー`)し「ふふふ」
( ^ω^)「わわ、わ、笑ってないでカーチャンも早くた、た、た、食べるお」
J( 'ー`)し「ごめんごめん・・・・・・そういえば、パパがまだ生きてる時にこんな事を言ってたわね・・・」
( ^ω^)「・・・・??」
- 361 : ◆xJiyHZHPtM :2006/01/29(日)
16:49:11.26 ID:YKuyITJqO
- J( 'ー`)し「絶望こそ希望そのものだ・・・・・ってね。カーチャン聞いたときはよく分かんなかったけど、
今はよく分かるわ・・・・・」
( ^ω^)「ど、ど、ど、どういうことだお?」
J( 'ー`)し「そうねぇ・・・・・・・・・今が一番幸せってことよ」
( ^ω^)「・・・・??」
絶望こそ希望そのものだ・・・・・・・・
よく分からないけど、心に残る言葉だった。
- 364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/29(日) 17:03:54.74 ID:YKuyITJqO
- ・
・
・
そして、ブーンたちは高校2年生になった。
戦争はどんどん大きくなり、ついに日本も軍隊を派遣することを決定。
その後も日本の自殺者は増え続けた-------
- 372 :
◆xJiyHZHPtM :2006/01/29(日)
17:50:20.10 ID:YKuyITJqO
- ('A`)「みてみろよ、コレが最新の自殺数のグラフだ」
(´・ω・`)「嘘だろ・・・・・・1ヶ月で100000件・・・・・・」
('A`)「あぁ、どう考えてもおかしいだろ。」
(´・ω・`)「グラフ間違ってないか?」
('A`)「いや、これ警察の公式に発表してるやつだし・・・・・・」
(´・ω・`)「じゃあ・・・・・・・警察が嘘ついてるとか」
('A`)「でも・・・・・オレの親父も死んだし、この学校の教師も一人死んでる」
(´・ω・`)「・・・・・・・・・・」
- 381 : ◆xJiyHZHPtM :2006/01/29(日)
18:06:53.23 ID:YKuyITJqO
- ('A`)「おれは・・・・・・・自殺じゃないんじゃないかって思ってるんだ」
(´・ω・`)「た、他殺ってことか?」
('A`)「わかんない、でも、オレの親父は自殺なんかする人間じゃなかったんだ・・・・」
(´・ω・`)「ドクオ・・・・・・・」
- 383 : ◆xJiyHZHPtM :2006/01/29(日)
18:15:35.67 ID:YKuyITJqO
- (´・ω・`)「でもドクオ・・・・・・・お前の親父以外のやつも自殺じゃないと思うか?」
('A`)「わからないよ・・・・・・けどうちの学校のあの教師も自殺するような人には見えなかった」
(´・ω・`)「たしかに・・・・・・・結構人気の先生だったしな・・・・
じゃあさ・・・・・・・・」
('A`)「・・・・・・・・・・・」
(´・ω・`)「・・・・・・・・・・・ブーンの・・・・・・・・カーチャンはどう思う?」
- 389 : ◆xJiyHZHPtM :2006/01/29(日)
18:24:40.20 ID:YKuyITJqO
- 一週間前、3人は学校の後ショボンの家に行っていた。
そしていつものように、ブーンは夕食があるからという理由で少し先に帰った。
・
・
・
ブーンは家の前まで来て、様子がおかしいことに気付いた。
警察の車が2台、うちにとまっている。
- 392 : ◆xJiyHZHPtM :2006/01/29(日)
18:31:36.50 ID:YKuyITJqO
- ( ^ω^)「ど、ど、ど、どどどうしたんですかお?」
警察「ん・・・・・・君はここの家の者かい?」
( ^ω^)「そ、そ、そ、そそそうだお」
警察「高校生か・・・・・・・じゃあ今から話すことを、取り乱さずに聞けるかい?」
( ^ω^)「な、な、な、な、なんだお??」
警察は少し間をあけてから、ゆっくりと話だした。
警察「君のお母さんが・・・・・自殺した。いま救急車で病院に送ったところだ」
( ^ω^)「・・・・・・・・・・・」
- 400 : ◆xJiyHZHPtM :2006/01/29(日)
18:42:48.95 ID:YKuyITJqO
- 警察「大丈夫か??君??」
( ^ω^)「・・・・・うそだ・・・・・・うそだおーーーーーー!!!!」
警察「落ち着け!!まだ亡くなったわけじゃ・・・」
(#^ω^)「うそだおーー!!!!カーチャンが自殺するはずないお!!!!!」
警察「落ち着きなさい!気持はわかるが・・」
(#^ω^)「有り得ないお!!!カーチャンは・・・・・・有り得ないお!!!!」
警察「・・・・・・・・・・・」
(#^ω^)「カーチャンは幸せだって言ってたお!!!!
貧乏でも・・・幸せって・・・・・・ブーンも幸せだったお!!!!!」
警察「・・・・・・・・・・・・」
( ^ω^)「うわぁぁぁああああああああああああああああああああああああ」
- 411 : ◆xJiyHZHPtM :2006/01/29(日)
18:50:09.57 ID:YKuyITJqO
- 興奮のせいか、ブーンは全くどもらなかった。
しかしブーンにとってそんなことはどうでもいい。
ブーンは暴れまくり、気が付くと病院のベッドの上だった。
・
・
・
( ‘ω`)「うぅ・・・・・・・・・」
ブーンは暫く病院の天井を眺めていた。
ガチャッ
白い服を着た、いかにも医者らしい人間が部屋に入ってきた。