322 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/09(木) 23:22:30.98 ID:T7/C9kYTO
('A`)「ショボンのお父さん!!そこにいるんですか??」


ドアの向こうから声が返ってくる。


(`・ω・´)「そうだ!その声は・・・・・・・ドクオ君か!?」

('A`)「はい!!」

(`・ω・´)「頼む!!早くここを開けてくれ!!」

('A`)「でも・・・・・・回りのドッペルゲンガーが・・・・・・」

(`・ω・´)「そうか・・・・・・やはりこいつらはドッペルゲンガーなのか・・・・・」

('A`)「はい・・・・・」
343 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/09(木) 23:34:16.15 ID:T7/C9kYTO
(`・ω・´)「裏口とかは無いのか!!?」

('A`)「一応ありますけど・・・・・・そっちにも多分鍵が・・・・・」

(`・ω・´)「行くだけ行ってみる!!君も内側から来てくれ!!」

('A`)「は、はい!!・・・・・・ブーン、裏口に回るぞ!!」


二人は大勢の人が寝ている体育館内を駆け抜け、舞台裏にある倉庫へと向かった。

倉庫には体育館に一つだけの裏口がついている。
354 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/09(木) 23:37:29.55 ID:T7/C9kYTO
倉庫についたドクオは、ドアノブにてをかけた。


ガチャ、ガチャガチャ


('A`)「やっぱり・・・・・・ここにも鍵がついている・・・・・」

( ^ω^)“鍵はきっと先生が持ってるお”


少しして、ショボンのお父さんも裏口の向こう側にやって来た。


(`・ω・´)「おーい!!ドクオ君、いるのか!?」

('A`)「はい!!でもやっぱり鍵が・・・・・」

(`・ω・´)「そうか・・・・・・どうにかならないか?」

('A`)「・・・・・・・・・・そこにドッペルゲンガーは??」

(`・ω・´)「3人いるよ・・・・・・・だが我々のではない!!」

('A`)「でも・・・・・・・・」

(`・ω・´)「大丈夫!!三人ぐらいならなんとかなりそうだ!!お願いだから早く鍵を・・・・・・・」
358 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/09(木) 23:39:12.57 ID:T7/C9kYTO
('A`)「・・・・・・・・・わかりました!!すぐ戻るんでそれまで頑張ってください!!」

(`・ω・´)「ありがとう・・・・・」


('A`)「ブーン!とりあえず先生を探そう!!」

( ^ω^)“先生ならさっき見たお。舞台の脇で眠ってたお”

('A`)「よし、急ぐぞ!!!」
370 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/09(木) 23:44:21.84 ID:T7/C9kYTO
舞台に向かって走る二人。

ブーンの言ったとおり、一人の先生が舞台袖で壁にもたれかかって寝ていた。


('A`)「鍵を持ってないか、起こさないように慎重に探すんだ!」

( ^ω^)「・・・・・・・あっ!!」

('A`)「!!!・・・・どうした??」

( ^ω^)“ズボンのポケットから何か見えてるお!”

('A`)「本当だ・・・・・・・鍵だ、きっと!!」


二人はソーッと眠っている先生に近づいいた。


('A`)(ブーン・・・・お前が取れ・・・・)

( ^ω^)“僕かお!?・・・・・・・・・・やってみるお”
380 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/09(木) 23:54:03.45 ID:T7/C9kYTO
ブーンはゆっくりと手を伸ばし、ポケットから鍵を抜いた。


('A`)(よし・・・・・)

先生「・・・・・・・ん・・・・」

(;^ω^)「・・・・・!!!」

先生「・・・・う〜ん・・・・・・・・・・・?」

(;^ω^)「・・・・・・」

先生「・・・・・・・・・・・・すー・・・・・すー・・・・・・・」

(;^ω^)「・・・・・・・・・ほっ・・・」


('A`)「やった!戻るぞ!!」
391 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/10(金) 00:09:08.44 ID:ZVBAbugTO
二人は倉庫に戻り、裏口の向こうへと声をかけた。


('A`)「ショボンのお父さん!大丈夫ですか!?」

(`・ω・´)「あぁ、大丈夫だ!!」

('A`)「今鍵を開けます!!ドッペルゲンガーは・・・・・?」

(`・ω・´)「私は今カーチャンを背負ってるからね・・・・・・・食い止めるのは一人が限界だ」

('A`)「ショボンのカーチャン・・・・・どうかしたんですか?」

(`・ω・´)「説明はあとだ!!今は早く中に入れてくれ!!」

('A`)「は、はい!!じゃあ残りのドッペルゲンガーは僕らで止めます!!」

(`・ω・´)「僕ら・・・・・・・・ブーン君もいるのか??」

('A`)「はい!・・・・・・・では開けますよ?」

(`・ω・´)「・・・・あぁ」
404 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/10(金) 00:20:31.52 ID:ZVBAbugTO
('A`)「ブーン・・・・・開けるぞ・・・?」


ブーンは黙ってうなずいた。


ガチャガチャ・・・


ドクオは鍵を差し込み一回まわすと、おもいっきりドアを開けた・・・



勢いよくショボンのお父さんがショボンのカーチャンを担いで入って来る。

そしてそれに続くようにして入り込もうとする3人のドッペルゲンガー。


('A`)「ブーン!!少し火傷するかもしれないけど我慢だ!!!」

( ^ω^)「・・・・!!!!」



ブーンはおもいっきり、先頭で入って来たドッペルゲンガーに体当たりをした。
422 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/10(金) 00:33:10.14 ID:ZVBAbugTO
( ^ω`)「あぅ・・・・ああぅあぅ・・・・あぅ・・・・」


熱い・・・・・というより苦しい・・・・・・

まるでいろんな感情が頭の中に入り込んでくるようだ・・・・・


もう世界は終わりだ・・・・・生きていても意味がない・・・・・死にたい・・・・・・
・・早く楽になりたい・・・・・殺してくれ・・・・・・・・・・死なせてくれ・・・・・・


( ^ω`)「あぁぁあぁぁあぁぁあぁあぁああぁあぁああぁぁぁああ」



('A`)「なにしてるブーン!!!しっかりしろ!!!」

( ^ω^)「・・・・・!!!!!」


ブーンはおもいっきりドッペルゲンガーを突き飛ばした。
446 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/10(金) 00:50:14.76 ID:ZVBAbugTO
ドッペルゲンガーは将棋倒しになり、外へ倒れた。


('A`)「今だ!!ドアを閉めるぞ!!!」


ドクオは急いでドアを閉め、鍵をかけた。


('A`)「大丈夫か、ブーン?」

( ^ω^)“少し手に火傷したっぽいけど・・・・・・大丈夫たお”

('A`)「そうか・・・・・よかった・・・」

(`・ω・´)「すまない君達・・・・・・・私はなにも出来なかった」

('A`)「いいんですよ・・・・・」

564 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/10(金) 01:32:25.42 ID:ZVBAbugTO
(`・ω・´)「それより、こいつをなんとかしてあげないと・・・・・・・どっかに休める場所はないか?」

('A`)「僕達が休んでるスペースはありますけど・・・・・・・・とうしたんですか??」

(`・ω・´)「ドッペルゲンガーにやられたよ・・・・・・」

( ^ω^)「・・・・・・!!!」

(`・ω・´)「こいつは俺をかばって・・・・・・・・二人のドッペルゲンガーを受けとめた・・・・・・」

('A`)「そんな・・・・・・・」

(`・ω・´)「腹は大火傷で・・・・・・今は意識を失ってるけど・・・・・起きたらどうなるか・・・・・」
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